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  • 特開-ラベルサイズ選択の機構 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022070232
(43)【公開日】2022-05-12
(54)【発明の名称】ラベルサイズ選択の機構
(51)【国際特許分類】
   B65C 9/42 20060101AFI20220502BHJP
   B65H 16/04 20060101ALI20220502BHJP
   B65H 35/07 20060101ALI20220502BHJP
【FI】
B65C9/42
B65H16/04
B65H35/07 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021173821
(22)【出願日】2021-10-25
(31)【優先権主張番号】63/105,497
(32)【優先日】2020-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/498,913
(32)【優先日】2021-10-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】507202736
【氏名又は名称】パンドウィット・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】マーク・アール・オベンシャイン
(72)【発明者】
【氏名】トゥック・ケー・ヴー
【テーマコード(参考)】
3E095
3F052
3F062
【Fターム(参考)】
3E095AA09
3E095BA02
3E095CA01
3E095DA03
3E095DA22
3E095EA09
3E095FA08
3E095FA18
3F052AB09
3F052BA02
3F052BA22
3F052DA15
3F062AA13
3F062BA08
3F062DA03
3F062FA21
(57)【要約】
【課題】複数の印刷済みラベルスプールまたは追加の工作機械を必要とせずに、ラベルサイズを繰り返して切り替えることを可能にするラベルアプリケータを提供する。
【解決手段】ラベルアプリケータで、ケーブルに貼り付けようとしているラベルサイズを選択するのに使用される機構。本機構は、インデックスプレート、インデックスアーム、及びウェッジキャリアを含む。インデックスアームはインデックスプレートに枢動可能に取り付けられており、ウェッジキャリアはインデックスプレートに取り付けられている。ウェッジキャリアは、ラベル経路を決定するガイドローラを有する。インデックスアームがインデックスプレートを移動させ、インデックスプレートがウェッジキャリアを直線的に移動させることにより、ラベルアプリケータ内のラベル経路を調節する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベルアプリケータに搭載のラベルサイズ選択のための機構であって、
インデックスプレートであって、前記インデックスプレートに枢動可能に取り付けられたインデックスアームを備える、前記インデックスプレートと、
前記インデックスプレートに取り付けられたウェッジキャリアであって、前記ウェッジキャリアがラベル経路を決定する、前記ウェッジキャリアと、
を備え、
前記インデックスアームによる前記インデックスプレートの移動が、前記ウェッジキャリアを直線的に移動させ、前記ラベルアプリケータ内の前記ラベル経路を調節する、機構。
【請求項2】
前記インデックスプレートが、前記インデックスアームを受け入れて保持するためのいくつかのスロットを備えたインデックスパターンを有する、請求項1に記載の機構。
【請求項3】
前記インデックスアームが、前記インデックスアームの一方の側から延在するバネ付勢されたインデクサと、前記インデクサに固定され、前記インデックスアームから、前記インデクサとは反対側から延在するインデックスボルトと、を有しており、
前記インデックスボルトが、前記インデックスパターンの前記いくつかのスロットの1つを通って延在して、前記インデックスアームを所望の位置に保持する、請求項2に記載の機構。
【請求項4】
前記インデックスアームが、スロットと、前記スロット内に配置されたピボット軸受と、を有し、前記ピボット軸受を通ってピボットボルトが延在して前記ウェッジキャリアに固着しており、
前記ピボット軸受が、前記インデックスアームの動きを前記ウェッジキャリアに伝える、請求項1に記載の機構。
【請求項5】
前記インデックスアームが、前記インデックスプレートに取り付けられたインデックススペーサから延在するピボットシャフトに取り付けられるように適合されたインデックスアームブッシュをさらに備える、請求項1に記載の機構。
【請求項6】
前記ウェッジキャリアが、ガイドローラと、剥離ブレードを収容するブレードキャリアと、を有する、請求項1に記載の機構。
【請求項7】
前記ガイドローラ及び前記剥離ブレードが、前記ラベルアプリケータ内の前記ラベル経路を形成する剥離ウェッジを画定する、請求項6に記載の機構。
【請求項8】
前記ウェッジキャリアに取り付けられたラベル存在センサ及びケースをさらに備える、請求項1に記載の機構。
【請求項9】
インデックススペーサが、前記インデックスプレートに取り付けられ、前記インデックススペーサが、前記インデックスアームを受けるように適合されたピボットシャフトを有する、請求項1に記載の機構。
【請求項10】
前記ウェッジキャリアが、第1の軸受及び第2の軸受によって前記インデックスプレートに固定されており、前記第1の軸受が、前記インデックスプレートのインデックススロット内に配置されており、前記第2の軸受が、前記インデックススロットを通って延在する前記第1の軸受に取り付けられている、請求項1に記載の機構。
【請求項11】
前記第2の軸受を前記インデックスプレートに対して引き寄せるように、前記第2の軸受に取り付けられた、圧縮バネ及びバッキングプレートをさらに備える、請求項10に記載の機構。
【請求項12】
ラベルアプリケータに取り付けられた選択可能剥がし出しサブアセンブリであって、
インデックスプレートであって、前記インデックスプレートに枢動可能に取り付けられたインデックスアームを備える、前記インデックスプレートと、
前記インデックスプレートに取り付けられたウェッジキャリアであって、前記ウェッジキャリアが、剥離ウェッジを形成する構成要素を収容し、前記剥離ウェッジの前記構成要素が、前記ラベルアプリケータに搭載のアプリケータヘッドから適切な距離に配置されるように適合された、前記ウェッジキャリアと、
を備え、
前記選択可能剥がし出しアセンブリが、ケーブルに貼り付けようとしている様々なラベルサイズに対応するために、前記ラベルアプリケータ内のラベル経路を調節する、選択可能剥がし出しサブアセンブリ。
【請求項13】
前記インデックスプレートが、前記インデックスアームを受け入れて保持するためのいくつかのスロットを備えたインデックスパターンを有する、請求項12に記載の選択可能剥がし出しサブアセンブリ。
【請求項14】
前記インデックスアームが、前記インデックスアームの一方の側から延在するバネ付勢されたインデクサと、前記インデクサに固定され、前記インデックスアームから、前記インデクサとは反対側から延在するインデックスボルトと、を有しており、
前記インデックスボルトが、前記インデックスパターンの前記いくつかのスロットの1つを通って延在して、前記インデックスアームを所望の位置に保持する、請求項13に記載の選択可能剥がし出しサブアセンブリ。
【請求項15】
前記インデックスアームが、スロットと、前記スロット内に配置されたピボット軸受と、を有し、前記ピボット軸受を通ってピボットボルトが延在して前記ウェッジキャリアに固着しており、
前記ピボット軸受が、前記インデックスアームの動きを前記ウェッジキャリアに伝える、請求項12に記載の選択可能剥がし出しサブアセンブリ。
【請求項16】
前記インデックスアームが、前記インデックスプレートに取り付けられたインデックススペーサから延在するピボットシャフトに取り付けられるように適合されたインデックスアームブッシュをさらに備える、請求項12に記載の選択可能剥がし出しサブアセンブリ。
【請求項17】
前記ウェッジキャリアが、ガイドローラと、ブレードキャリアに収容された剥離ブレードと、を有して、前記剥離ウェッジを画定しており、
前記ガイドローラ及び前記剥離ブレードが、前記ラベルアプリケータ内の前記ラベル経路を形成する、請求項12に記載の選択可能剥がし出しサブアセンブリ。
【請求項18】
インデックススペーサが、前記インデックスプレートに取り付けられ、前記インデックススペーサが、前記インデックスアームを受けるように適合されたピボットシャフトを有する、請求項12に記載の選択可能剥がし出しサブアセンブリ。
【請求項19】
前記ウェッジキャリアが、第1の軸受及び第2の軸受によって前記インデックスプレートに固定されており、前記第1の軸受が、前記インデックスプレートのインデックススロット内に配置されており、前記第2の軸受が、前記インデックススロットを通って延在する前記第1の軸受に取り付けられている、請求項12に記載の選択可能剥がし出しサブアセンブリ。
【請求項20】
前記第2の軸受を前記インデックスプレートに対して引き寄せるように、前記第2の軸受に取り付けられた、圧縮バネ及びバッキングプレートをさらに備える、請求項19に記載の選択可能剥がし出しサブアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年10月26日に出願された米国仮特許出願第63/105,497号に対する利益を主張するものであり、この米国仮特許出願の全体を参照により本明細書に援用する。
【0002】
技術分野
本発明は、ベンチトップ型ラベルアプリケータアセンブリに関し、より詳細には、ベンチトップ型ラベルアプリケータアセンブリ用のラベルサイズ選択の機構に関する。
【背景技術】
【0003】
ラベルアプリケータは、ケーブルを長手方向軸と平行に回転させることなく、ケーブルの周りにラベルを巻き付けるように設計されている。ラベルアプリケータは、様々な直径のワイヤ、ケーブル、またはその他の細長い物体用にラベルを作成する内蔵プリンタを含むことが可能である。あるいは、ラベルアプリケータは、予め印刷されたラベルを、様々な直径のワイヤ、ケーブル、またはその他の細長い物体に貼り付けることも可能である。この印刷済みラベルは、ラベルアプリケータに取り付けられるスプールに装填されて提供される。異なるサイズのラベルを貼り付けることが望ましい場合には、印刷済みラベルスプールが、所望のサイズのラベルの印刷済みラベルスプールと交換される。
【0004】
したがって、複数の印刷済みラベルスプールまたは追加の工作機械を必要とせずに、ラベルサイズを繰り返して切り替えることを可能にするラベルアプリケータを提供するのが望ましいであろう。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、ラベルアプリケータのラベルサイズを選択するように設計された機構を対象とする。本機構は、インデックスプレートを含み、インデックスプレートにはインデックスアームが枢動可能に取り付けられている。インデックスプレートにはウェッジキャリアが取り付けられている。ウェッジキャリアは、剥離ウェッジを形成するガイドローラ及び剥離ブレードを含み、剥離ウェッジはラベルアプリケータ内のラベルのためのラベル経路を決定する。インデックスアームによるインデックスプレートの移動が、ウェッジキャリアならびに取り付けられたガイドローラ及び剥離ブレードを直線的に移動させ、それによってラベルアプリケータ内のラベル経路を調節する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の選択可能剥がし出し機構を備えたベンチトップ型ラベルアプリケータの斜視図である。
図2図1の選択可能剥がし出し機構の右側面図である。
図3】インデックスアームが前方位置にある場合の、図1の選択可能剥がし出し機構の右側面図である。
図4】インデックスアームが後方位置にある場合の、図1の選択可能剥がし出し機構の右側面図である。
図5図1の選択可能剥がし出し機構の右側斜視図である。
図6図5の選択可能剥がし出し機構のブレードキャリアの分解図である。
図7図5の選択可能剥がし出し機構のインデックスアームの左側斜視図である。
図8図5の選択可能剥がし出し機構のインデックスアームの右側斜視図である。
図9図5の選択可能剥がし出し機構のインデックスプレート及びウェッジキャリアの左側斜視図である。
図10図9のインデックスプレート及びウェッジキャリアの分解斜視図である。
図11図1の選択可能剥がし出し機構の左側斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明は、操作者が、作業に用いる予定のラベルサイズを選択することと、その特定のラベルサイズに対応するようにラベルアプリケータを機械的に調節することと、を可能にする機構を対象とする。
【0008】
図1は、ベースプレート26上の電気容器22、ラベルラッピングシステム30を含むアプリケータヘッドアセンブリ28、印刷済みラベルのスプールを受け止めるためのスピンドル32、及びラベルライナー巻き取り機34を備えたベンチトップ型ラベルアプリケータ20を示す。選択可能剥がし出しサブアセンブリ50が、電気容器22の垂直プレート24に取り付けられ、アプリケータヘッドアセンブリ28の上方に配置される。
【0009】
図2図4は、本発明の選択可能剥がし出しサブアセンブリ50の側面図を示す。選択可能剥がし出しサブアセンブリ50は、操作者が容易にアクセス可能である。選択可能剥がし出しサブアセンブリ50は、ケーブルに貼り付けようとしている様々なラベルサイズに対応するように、ラベルアプリケータ20内のラベル経路を調節するように設計されている。選択可能剥がし出しサブアセンブリ50は、本発明のための剥離ウェッジを構成する構成要素を含む。剥離ウェッジとは、ラベルアプリケータ20の側面から見たメディアまたはラベル経路の形状のことである。アプリケータヘッドに対する剥離ウェッジの位置により、ケーブルに貼り付けられるラベルのサイズまたは長さが決まる。剥離ウェッジの形状もまた、ケーブルに貼られるラベルを安定して剥がすためには非常に重要である。
【0010】
剥離ウェッジは、2つのガイドローラ62と、ブレードキャリア66の下にある剥離ブレード68と、によって形成される。剥離ウェッジを形成する構成要素は、ウェッジキャリア60に取り付けられている。後述するように、ウェッジキャリア60は、インデックスアーム74を介して、操作者により、インデックスプレート90のインデックススロット92(図9図10)に沿って一直線に平行移動されるものである。
【0011】
図3及び図4に示すように、インデックスプレート90は、インデックスアーム74のインデックスボルト80を受け入れる、いくつかのスロット96を有するインデックスパターン94を含む。各スロット96は、剥離ウェッジが位置するアプリケータヘッド28からの距離を設定する。操作者は、インデックスアーム74を移動させて、インデックスパターン94のいくつかのスロット96のうちの1つに配置させることができる。図3は、最も前方の位置にあるインデックスアーム74及びウェッジキャリア60を示し、図4は、後方の位置にあるインデックスアーム74及びウェッジキャリア60を示す。操作者がインデックスアーム74を移動させると、剥離ウェッジ構成要素が、アプリケータヘッド28から適切な距離に動かされて、操作者がケーブルに貼り付けたい特定のラベルサイズに対応する。
【0012】
図5図11は、選択可能剥がし出しサブアセンブリ50をさらに詳しく示す。図5に示すように、選択可能剥がし出しサブアセンブリ50の右側には、インデックススペーサ52、ウェッジキャリア60、ラベル存在センサ及びケース64、ブレードキャリア66、ならびにエミッタアーム72が含まれる。図1図4に示した、ウェッジキャリア60から延在するガイドローラ62は、明確にするために省略されている。
【0013】
図6は、ウェッジキャリア60から延在するブレードキャリア66の分解図を示す。ブレードキャリア66は、留め具70によってブレードキャリア66の底部に固定される剥離ブレード68を含む。
【0014】
図7及び図8は、選択可能剥がし出しサブアセンブリ50に固定されるインデックスアーム74を示す。上記のように、インデックスアーム74により、操作者がウェッジキャリア60を係合させるようになる。インデックスアーム74は、インデクサ76と、バネ78と、インデクサ76に固定されたインデックスボルト80と、インデックスアーム74のスロット84内に設置されるピボットボルト86付きのピボット軸受82と、インデックスアームブッシュ88と、を含む。インデクサ76は、操作者がインデクサ76を放すと、バネ78がインデクサ76を、その初期位置に強制的に戻すように、バネ付勢されている。
【0015】
インデックスプレート90内のスロット96に対するインデックスアーム74の位置を変更するために、操作者は、インデクサ76及び付属のインデックスボルト80を、インデックスプレート90内のインデックスパターン94の現在のスロット96から持ち上げる。インデクサ76を持ち上げたまま、操作者は、インデクサ76及びインデックスアーム74をインデックスプレート90に沿って別の位置に移動させることができる。上記のように、図3は、最も前方の位置にあるインデクサ76を示し、図4は、後方の位置にあるインデクサ76を示す。操作者がインデクサ76を放すと、バネ78はインデクサ76を下に戻し、インデックスプレート90内のスロット96の形状と組み合わさって、インデックスボルト80をスロット96の1つの内側の位置に保持する。
【0016】
ピボット軸受82は、インデックスアーム74の動きをウェッジキャリア60及び付属の剥離ウェッジ構成要素に伝える。ピボット軸受82は、インデックスアーム74のスロット84に沿って直線的に進む。ピボットボルト86は、ピボット軸受82を通って延在し、ウェッジキャリア60に固定されている。ピボット軸受82は、ピボットボルト86を中心に、ウェッジキャリア60に対して回転移動する。
【0017】
ウェッジキャリア60を移動させるためのこの作用は、インデックススペーサ52上のピボットシャフト54(図9参照)に取り付けられたインデックスアームブッシュ88の周りのインデックスアーム74の移動によって生じる。インデックスアーム74は、ピボット軸受ボルト86とピボットシャフト54のナットとにより、選択可能剥がし出しサブアセンブリ50に保持される。
【0018】
図9は、インデックスアーム74を取り付けていない選択可能剥がし出しサブアセンブリ50の左側を示す。図10は、インデックスアーム74を取り付けていない選択可能剥がし出しサブアセンブリ50の分解図である。ウェッジキャリア60は、ナイロンプラスチック製の軸受100、102を介してインデックスプレート90に取り付けられる。第1の軸受100の一部分がインデックスプレート90のインデックススロット92内に嵌まり、それによってウェッジキャリア60が、インデックスアーム74のアーク運動にもかかわらず直線運動に従うように強制される。第2の軸受102は、第2の軸受102とバッキングプレート106との間に圧縮バネ104を取り付けられていて、選択可能剥がし出しサブアセンブリ50に圧縮力をかけており、それにより第2の軸受102はインデックスプレート90に対して引き寄せられる。こうすると、公差の累積によって生じるサブアセンブリ50の自由運動が抑制される。圧縮ボルト108は、全ての構成要素中を通り、ウェッジキャリア60にねじ込まれて、サブアセンブリ50を一体に保持する。ウェッジキャリア60には、1対の制限軸受110が配置される。制限軸受110は、サブアセンブリ50が枢動する点を変更し、全ての圧縮バネ104をサブアセンブリ50のブレの阻止に関与させることにより、剥離ブレード68を介してウェブ張力が加えられたときに、圧縮バネ104の周りのサブアセンブリ50の好ましくないブレを抑制する。
【0019】
図11は、選択可能剥がし出しサブアセンブリ50の右側斜視図を示す。インデックスアーム74は、ピボット軸受82及び軸受アセンブリを介してインデックスプレート90に固定される。インデックスアーム74には、インデクサ位置センサ112が取り付けられている。センサ112は、ラベルアプリケータ20がインデックスアーム74の位置を判定し、それによってラベル選択エラーを低減させることを可能にする回転式ポテンショメータである。インデクサ位置センサ112は、インデックスアーム74に回転しないように固定され、その中心部のスリーブを介してピボットシャフト54の嵌合機構に固定されることで、一定した配向を確保している。
【0020】
なお、本発明の特定の好適な実施形態を示し、説明してきたが、本発明の教示から逸脱することなく変更及び修正を行い得ることは、当業者にとって明らかであろう。上記の説明及び添付の図面に明らかにされている事項は、例証としてのみ提供され、限定として提供されたものではない。本発明の実際の範囲は、以下の特許請求の範囲が先行技術に基づいて適切に評価された場合に、その特許請求の範囲で規定されることを意図している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【外国語明細書】