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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022072034
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】椅子
(51)【国際特許分類】
   A47C 7/02 20060101AFI20220510BHJP
   A47C 7/62 20060101ALN20220510BHJP
【FI】
A47C7/02 A
A47C7/62 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020181228
(22)【出願日】2020-10-29
(71)【出願人】
【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社オカムラ
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【氏名又は名称】鈴木 三義
(72)【発明者】
【氏名】上西 亜弥
【テーマコード(参考)】
3B084
【Fターム(参考)】
3B084JA04
(57)【要約】
【課題】パネル体(側部パネル体)を安定した状態に設置することができる椅子を提供する。
【解決手段】座面21を有する座部2と、床11に支持され座部2の側方に設置されて座部2を支持するフレーム構造体4と、フレーム構造体4に接続され、座部2の側方に配置される側部パネル体5と、を有し、フレーム構造体4は、座面21よりも上方において奥行き方向に延びる第1横杆41と、第1横杆41よりも下方において奥行き方向に延びる第2横杆42と、を有し、側部パネル体5は、第1横杆41および第2横杆42それぞれに接続され、上縁部5aが第1横杆41よりも上方に位置する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
座面を有する座部と、
床に支持され前記座部の側方に設置されて前記座部を支持するフレーム構造体と、
前記フレーム構造体に接続され、前記座部の側方に配置される側部パネル体と、を有し、
前記フレーム構造体は、
前記座面よりも上方において奥行き方向に延びる第1横杆と、
前記第1横杆よりも下方において奥行き方向に延びる第2横杆と、を有し、
前記側部パネル体は、前記第1横杆および前記第2横杆それぞれに接続され、上縁部が前記第1横杆よりも上方に位置する椅子。
【請求項2】
前記第2横杆には、前記側部パネル体の下縁部を支持するパネル下縁部支持部材が固定され、
前記パネル下縁部支持部材は、
前記第2横杆に固定されて前記第2横杆から側方に延びる載置部と、
前記載置部の前記第2横杆と離れる位置から上方に延びる押さえ部と、を有し、
前記側部パネル体の下縁部は、前記第2横杆と前記押さえ部との間にはめ込まれて、前記載置部の上に載置される請求項1に記載の椅子。
【請求項3】
第1横杆および第2横杆の少なくとも一方の横杆には、前記側部パネル体を支持するパネル支持部材が固定され、
前記パネル支持部材は、
前記側部パネル体を前記横杆に向かって側方から押さえるパネル押さえ部、を有し、
前記横杆に対して取り付ける位置を、前記パネル押さえ部が前記横杆の側方に間隔をあけて配置され前記側部パネル体を押さえることが可能な第1位置と、前記パネル押さえ部が前記横杆と接触した第2位置と、から選択可能である請求項1または2に記載の椅子。
【請求項4】
前記座部の後方に配置される後部パネル体を有し、
前記後部パネル体は、前記側部パネル体に支持されている請求項1から3のいずれか一項に記載の椅子。
【請求項5】
前記側部パネル体と前記後部パネル体とは、一体に形成され、
前記側部パネル体と前記後部パネル体とが接続される角部の上端部を固定する角部固定部材を有する請求項4に記載の椅子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、座面や背もたれを有する椅子本体の側方や後方にパネル体を設け、使用者が着座する空間を周囲から仕切ることができる椅子が知られている(例えば、特許文献1-3参照)。このような椅子では、パネル体を椅子本体に固定する場合、座面を支持するフレームや背もたれなどに固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-064292号公報
【特許文献2】特開2017-086384号公報
【特許文献3】特開2019-058530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、パネル体を椅子本体に固定する箇所は、座面を支持するフレームや背もたれの形状によって決まるため、パネル体を椅子本体に安定した状態に固定できない虞がある。
【0005】
そこで、本発明は、パネル体(側部パネル体)を安定した状態に設置することができる椅子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る椅子は、座面を有する座部と、床に支持され前記座部の側方に設置されて前記座部を支持するフレーム構造体と、前記フレーム構造体に接続され、前記座部の側方に配置される側部パネル体と、を有し、前記フレーム構造体は、前記座面よりも上方において奥行き方向に延びる第1横杆と、前記第1横杆よりも下方において奥行き方向に延びる第2横杆と、を有し、前記側部パネル体は、前記第1横杆および前記第2横杆それぞれに接続され、上縁部が前記第1横杆よりも上方に位置する。
【0007】
本発明では、フレーム構造体の第1横杆および第2横杆は、それぞれ奥行き方向に延び、異なる高さに配置されている。これにより、側部パネル体をフレーム構造体の異なる高さそれぞれに接続することができる。また、側部パネル体をフレーム構造体の異なる高さそれぞれにおいて、奥行き方向に間隔をあけた複数の箇所、または奥行き方向に延びる所定の範囲に接続することができる。このため、側部パネル体を安定した状態に設置することができる。本発明では、側部パネル体は、上縁部が第1横杆よりも上方に位置しており、高さ寸法が第1横杆から第2横杆までの寸法よりも大きい。上述しているように側部パネル体を第1横杆および第2横杆に固定することにより、形状が大きい側部パネル体であっても安定した状態に設置することができる。
【0008】
また、本発明に係る椅子は、前記第2横杆には、前記側部パネル体の下縁部を支持するパネル下縁部支持部材が固定され、前記パネル下縁部支持部材は、前記第2横杆に固定されて前記第2横杆から側方に延びる載置部と、前記載置部の前記第2横杆と離れる位置から上方に延びる押さえ部と、を有し、前記側部パネル体の下縁部は、前記第2横杆と前記押さえ部との間にはめ込まれて、前記載置部の上に載置される。
【0009】
このような構成とすることにより、側部パネル体を第2横杆に安定した状態に接続することができる。また、側部パネル体を第2横杆に容易に接続することができるとともに、第2横杆から容易に取り外すことができる。
【0010】
また、本発明に係る椅子では、第1横杆および第2横杆の少なくとも一方の横杆には、前記側部パネル体を支持するパネル支持部材が固定され、前記パネル支持部材は、前記側部パネル体を前記横杆に向かって側方から押さえるパネル押さえ部、を有し、前記横杆に対して取り付ける位置を、前記パネル押さえ部が前記横杆の側方に間隔をあけて配置され前記側部パネル体を押さえることが可能な第1位置と、前記パネル押さえ部が前記横杆と接触した第2位置と、から選択可能であってもよい。
【0011】
このような構成とすることにより、椅子に側部パネル体を設置する場合には、パネル支持部材を第1位置で横杆に固定することで、パネル押さえ部が側部パネル体を押さえて横杆に支持させることができる。また、パネル支持部材を第2位置で横杆に固定した場合には、パネル押さえ部の横杆からの突出を抑えることができる。このため、椅子に側部パネル体を設置しない場合(椅子から側部パネル体を取り外した場合)には、パネル支持部材を第2位置で横杆に固定することで、パネル支持部材が横杆に取り付けたままであっても、使用上も意匠的にも違和感が無い。このため、椅子に側部パネル体を設置しない場合にパネル支持部材を別途保管する必要が無く、管理が容易となる。また、パネル支持部材を第2位置で横杆に固定した際に、パネル支持部材を横杆に固定するための孔部や金具などをパネル押さえ部で覆うようにすることにより、椅子に側部パネル体を設置しない場合でも椅子の見栄えをよくすることができる。
【0012】
また、本発明に係る椅子では、前記座部の後方に配置される後部パネル体を有し、前記後部パネル体は、前記側部パネル体に支持されていてもよい。
【0013】
このような構成とすることにより、側部パネル体をフレーム構造体に接続すれば、後部パネル体を背もたれなどに接続することなく座部の後方に設置することができる。また、側部パネル体をフレーム構造体から取り外すことで、後部パネル体も取り外すことができる。
【0014】
また、本発明に係る椅子では、前記側部パネル体と前記後部パネル体とは、一体に形成され、前記側部パネル体と前記後部パネル体とが接続される角部の上端部を固定する角部固定部材を有していてもよい。
【0015】
側部パネル体と後部パネル体とが一体に形成されていることにより、パネル体(側部パネル体および後部パネル体)を安価に製作することができる。また、椅子の組立作業の際に、側部パネル体と後部パネル体とを接続する作業が無く、椅子を容易に組み立てることができる。側部パネル体と後部パネル体とが接続される角部の上端部を固定する角部固定部材を有することにより、側部パネル体と後部パネル体との角部が変形することなく、パネル体の形状を維持することができる。これにより、側部パネル体および後部パネル体を安定した状態に設置することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、側部パネル体を安定した状態に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の第1実施形態による椅子の斜視図である。
図2】本発明の第1実施形態による椅子の正面図である。
図3】本発明の第1実施形態による椅子の側面図である。
図4】本発明の第1実施形態による椅子の背面図である。
図5】本発明の第1実施形態による椅子の分解斜視図である。
図6図3のA-A線断面図で第1位置の第1支持部材を示す図である。
図7】第2支持部材の斜視図である。
図8図3のB-B線断面図である。
図9】第1支持部材の斜視図である。
図10】第2位置の第1支持部材を示す断面図である。
図11】本発明の第2実施形態による椅子の斜視図である。
図12】本発明の第3実施形態による椅子の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による椅子について、図1図9に基づいて説明する。図1図4に示すように、第1実施形態による椅子1は、座面21を有する座部2と、背もたれ面31を有する背もたれ部3と、座部2および背もたれ部3を支持する一対のフレーム構造体4,4と、座部2の側方に配置される一対の側部パネル体5,5と、座部2および背もたれ部3の後方に配置される後部パネル体6と、を有している。一対の側部パネル体5,5および後部パネル体6は、それぞれ平板状の部材である。一対の側部パネル体5,5および後部パネル体6は、使用者が着座する空間をその周囲から仕切るために設けられている。
【0019】
以下の説明では、椅子1に着座した使用者が向く水平方向を前後方向(奥行き方向、図の矢印Yの方向)とし、前後方向に直交する水平方向を左右方向(図の矢印Xの方向)とし、上方と下方とを結ぶ方向を上下方向(図の矢印Zの方向)とする。前後方向のうち、椅子1に着座した使用者が向く側を前側とし、その反対側を後側とする。背もたれ部3は、座部2の後方に位置している。また、以下の説明では、椅子1における左右方向について、椅子1の左右方向の両側部に対して左右方向の中心がある側を内側と称し、椅子1の左右方向の中心に対して左右方向の両側部がある側を外側と称することがある。
【0020】
本実施形態の椅子1は、左右対称である。一対のフレーム構造体4,4のうちの一方は、座部2および背もたれ部3の左右方向の一方側に位置している。一対のフレーム構造体4,4のうちの他方は、座部2および背もたれ部3の左右方向の他方側に位置している。一対の側部パネル体5,5のうちの一方は、座部2および背もたれ部3の左右方向の一方側に位置するフレーム構造体4の左右方向の一方側に位置し、一対の側部パネル体5,5のうちの他方は、座部2および背もたれ部3の左右方向の他方側に位置するフレーム構造体4の左右方向の他方側に位置している。一対のフレーム構造体4,4の一方と他方とは左右対称であり、一対の側部パネル体5,5の一方と他方とは左右対称である。
【0021】
座部2は、平面視形状が左右方向に長い長方形状に形成され、床面12と間隔をあけた所定の高さに配置される。座部2の上面が座面21となる。座面21の高さは、例えば床面12から350mm~450mm程度である。
【0022】
背もたれ部3は、座部2の後側に配置され、座部2と同じ高さから上方に向かって漸次後方に傾斜する方向に延びている。背もたれ部3は、前後方向から見て左右方向に長い長方形状に形成されている。背もたれ部3の前面が背もたれ面31となる。座面21から背もたれ部3の上端までの高さは、例えば、450mm~350mm程度である。
【0023】
図1図2および図5に示すように、一対のフレーム構造体4,4は、それぞれ第1横杆41と、第2横杆42と、第3横杆43と、第1縦杆44と、第2縦杆45と、を有している。一対のフレーム構造体4,4は、それぞれ鋼材や樹脂などで製作されている。本実施形態では、一対のフレーム構造体4,4は、座部2の下に位置する連結部材46(図1および図2参照)によって連結されている。第1横杆41、第2横杆42および第3横杆43は、それぞれ棒状に形成され、前後方向に延びる向きに配置される。本実施形態では、第1横杆41、第2横杆42および第3横杆43は、角筒状のパイプで製作されている。第1横杆41、第2横杆42および第3横杆43は、この順に上方から下方に向かって間隔をあけて配置されている。第3横杆43は、床面12の上に配置される。第2横杆42は座部2の高さに配置される。第1横杆41は座面21よりも上方の高さに配置される。第3横杆43は、アジャスタ431などを介して床面12の上に設置されてもよい。
【0024】
第1縦杆44および第2縦杆45は、それぞれ棒状に形成され、略上下方向に延びる向きに配置される。本実施形態では、第1縦杆44は上下方向に延びているが、第2縦杆45は、下側から上側に向かって漸次後方に傾斜する方向に延びている。この傾斜は、背もたれ部3の傾斜と略同じである。第1縦杆44は、第2縦杆45の前側に間隔をあけて配置される。第1縦杆44と第2縦杆45との間に第1横杆41、第2横杆42および第3横杆43が配置される。第1横杆41の前端部は、第1縦杆44の上端部と接合されている。第1横杆41の後端部は、第2縦杆45の上端部と接合されている。第1横杆41の前端部は、第1縦杆44の上下方向の中間部と接合されている。第2横杆42の後端部は、第2縦杆45の上下方向の中間部と接合されている。第3横杆43の前端部は、第1縦杆44の下端部と接合されている。第3横杆43の後端部は、第2縦杆45の下端部と接合されている。
【0025】
フレーム構造体4は、上記の姿勢で床11に設置される。第2横杆42には、座部2が固定される。本実施形態では、一対のフレーム構造体4,4それぞれの第2横杆42の間に左右方向に延びる連結部材46が複数架設されており、この連結部材46に座部2が固定されている。なお、座部2は、第2横杆42に直接固定されていてもよい。第2縦杆45は、第2横杆42よりも上側となる部分が背もたれ部3の側方に配置されている。第2縦杆45には、背もたれ部3が固定される。なお、背もたれ部3は、一対のフレーム構造体4,4それぞれの第2縦杆45の間に架設された連結部材に固定されていてもよい。
【0026】
第1横杆41および第2横杆42は、側部パネル体5を支持する。第1横杆41には、側部パネル体5を固定するための第1支持部材7(パネル支持部材、図1図3および図5参照)が固定される。第1横杆41には、第1支持部材7が挿入される第1支持部材挿入凹部411(図5参照)が前後方向に間隔をあけて複数形成されている。本実施形態では、第1横杆41には、2つの第1支持部材挿入凹部411が形成されている。第2横杆42には、側部パネル体5を固定するための第2支持部材8(パネル下縁部支持部材、図1図3および図5参照)が固定される。第2支持部材8は、前後方向に延びる長尺の部材で前後方向の所定の範囲にわたって側部パネル体5を支持する。第1支持部材7および第2支持部材8の詳細については、後述する。
【0027】
一対の側部パネル体5,5は、それぞれ板面が台形となる平板状に形成されている。上述しているように、一対の側部パネル体5,5の一方と他方とは左右対称である。側部パネル体5は、板面が左右方向を向く鉛直面となる向きに配置される。側部パネル体5は、このような向きに配置された状態において、上縁部5aおよび下縁部5bが前後方向に延び、前縁部5cは、上下方向に延び、後縁部5dは、上側に向かって漸次後方に傾斜する方向に延びている。この後縁部5dの傾斜は、背もたれ部3および第2縦杆45の傾斜と略同じである。
【0028】
側部パネル体5は、フレーム構造体4の側方(左右方向の外側)に配置される。側部パネル体5は、下縁部5bが第2横杆42の高さに位置し、上縁部5aが第1横杆41よりも上方に位置し、前縁部5cが第1縦杆44よりも前側に位置し、後縁部5dが第2縦杆45の側方(左右方向の外側)に位置している。側部パネル体5は、床面12の上方に床面12と間隔をあけて配置されている。側部パネル体5は、上部側がフレーム構造体4よりも上方に配置されている。
【0029】
側部パネル体5には、第1支持部材7が挿入されて貫通する第1支持部材挿入孔部51が形成されている。第1支持部材挿入孔部51は、側部パネル体5における第1横杆41と接続される位置に、前後方向に間隔をあけて複数形成されている。本実施形態では、側部パネル体5に2つの第1支持部材挿入孔部51が形成されている。第1支持部材挿入孔部51は、第1横杆41の第1支持部材挿入凹部411と左右方向に重なる位置に形成されている。
【0030】
後部パネル体6は、板面が長方形となる平板状に形成されている。後部パネル体6は、板面が略前後方向を向き、背もたれ部3および第2縦杆45に沿って下側から上側に向かって漸次後方に傾斜している。後部パネル体6の上縁部6aは、側部パネル体5の上縁部5aと同じ高さに配置される。後部パネル体6の下縁部6bは、側部パネル体5の下縁部5bと同じ高さに配置される。後部パネル体6の左右方向の一方側の側縁部6cは、左右方向の一方側に配置される側部パネル体5の後縁部5dと接続される。後部パネル体6の左右方向の他方側の側縁部6dが左右方向の他方側に配置される側部パネル体5の後縁部5dと接続される。側部パネル体5と後部パネル体6との接続部分には角部61が形成されている。
【0031】
本実施形態では、側部パネル体5および後部パネル体6はそれぞれ、内側に配置される枠部52,62(図1参照)と、枠部52,62を覆う表皮材53,63(図1参照)と、を有している。側部パネル体5の枠部52と、後部パネル体6の枠部62とは、別体に形成され連結されていない。側部パネル体5の表皮材53と、後部パネル体6の表皮材63とは、一体に形成、または別体に形成され縫い合わされたり接着されたりして連結されている。後部パネル体6と一対の側部パネル体5,5とは、それぞれの表皮材53,63どうしが連結しており、一体に形成されている。
【0032】
図5図7に示すように、第2支持部材8は、断面形状がL字形の長尺の部材である。第2支持部材8は、鋼材などで製作されている。第2支持部材8は、L字を構成する一方の片である載置部81と、他方の片である押さえ部82と、を有している。載置部81は、板面が長尺の長方形となる平板状に形成されている。図6および図8に示すように、載置部81は、板面が水平面となり前後方向に延びる向きで第2横杆42の下面に沿って配置されている。載置部81は、ネジなどの固定具83で第2横杆42に固定されている。載置部81には、第2横杆42に固定するためのネジなどが挿通される孔部84が形成されている。
【0033】
載置部81は、第2横杆42よりも側方(左右方向の外側)に突出している。言い換えると、座部2の左右方向の一方側に配置されるフレーム構造体4の第2横杆42に固定される第2支持部材8の載置部81は、左右方向の他方側の部分が第2横杆42の下面に沿って配置され、左右方向の一方側の部分が第2横杆42よりも左右方向の一方側に突出している。座部2の左右方向の他方側に配置されるフレーム構造体4の第2横杆42に固定される第2支持部材8の載置部81は、左右方向の一方側の部分が第2横杆42の下面に沿って配置され、左右方向の他方側の部分が第2横杆42よりも左右方向の他方側に突出している。載置部81における第2横杆42よりも側方に突出している部分を突出部分85とし、突出している側の端部(左右方向の外側の端部)を先端部851とする。
【0034】
図6に示すように、押さえ部82は、板面が長尺の長方形となる平板状に形成されている。押さえ部82は、板面が鉛直面となり、前後方向に延びる向きで載置部81の先端部851に接続されている。押さえ部82は、載置部81の先端部851から上方に突出している。押さえ部82は、第2横杆42の側面と左右方向に間隔をあけて対向している。押さえ部82と第2横杆42の側面との間隔は、側部パネル体5の下縁部5bの厚さ寸法と略同じ寸法に設定されている。第2横杆42と、押さえ部82と、載置部81の突出部分85との間に溝部86が形成される。この溝部86には、側部パネル体5の下縁部5bが上方から挿入される。溝部86に側部パネル体5の下縁部5bが上方から挿入されると、側部パネル体5は、載置部81の突出部分85の上に載置され、下縁部5bが押さえ部82と第2横杆42との間にはめ込まれて挟まれた状態となる。なお、第2支持部材8に支持された側部パネル体5を上方に移動させることにより、側部パネル体5を第2支持部材8から外すことができる。
【0035】
図5図6に示すように、第1支持部材7は、左右方向に重なって配置された側部パネル体5の第1支持部材挿入孔部51および第1横杆41の第1支持部材挿入凹部411に左右方向の外側から挿入される。本実施形態では、1つの側部パネル体5に対して、2つの第1支持部材7が設けられる。図6および図9に示すように、第1支持部材7は、第1横杆41(図6参照)の第1支持部材挿入凹部411(図6参照)に挿入されて第1横杆41に固定されるフレーム固定部71と、フレーム固定部71と一体に設けられ側部パネル体5(図6参照)の第1支持部材挿入孔部51(図6参照)を貫通するパネル貫通部72と、パネル貫通部72の一体に設けられ、側部パネル体5の左右方向の外側の面に沿って配置されるパネル押さえ部73と、を有している。フレーム固定部71およびパネル貫通部72は、側部パネル体5の第1支持部材挿入孔部51を貫通可能な形状に形成されている。フレーム固定部71は、第1支持部材挿入凹部411に挿入可能な形状に形成されている。パネル押さえ部73は、第1支持部材挿入孔部51よりも大きく第1支持部材挿入孔部51を貫通できない形状に形成されている。
【0036】
フレーム固定部71は、第1横杆41の第1支持部材挿入凹部411に左右方向の外側から挿入され、第1横杆41の下板部412の上に配置される。フレーム固定部71は、第1横杆41の下板部412とネジなどの固定具74で、第1横杆41の下側から固定される。パネル押さえ部73は、平板状に形成されている。パネル押さえ部73は、パネル貫通部72が側部パネル体5の第1支持部材挿入孔部51を貫通すると、板面が左右方向を向く姿勢で側部パネル体5の外側の面に沿って配置される。パネル押さえ部73は、第1横杆41と左右方向に対向して配置される。第1支持部材7が第1横杆41に固定されると、第1横杆41とパネル押さえ部73との左右方向の間隔は、側部パネル体5の厚さと略同じ寸法となる。
【0037】
さらに、図10に示すように、第1横杆41の側方に側部パネル体5を設けずに、第1支持部材挿入凹部411にフレーム固定部71およびパネル貫通部72を挿入し、パネル押さえ部73が第1横杆41に接触した状態で、第1支持部材7を第1横杆41に固定することが可能である。その状態であれば、パネル押さえ部73が第1横杆41の第1支持部材挿入凹部411を側方から覆うことが出来る。このため、側部パネル体5を外した状態にでも見栄えが良く、また側部パネル体5を外した際に側部パネル体5を第1横杆41に取り付けるための部品を別途保管する必要がない。第1支持部材7が第1横杆41に固定される位置について、図6に示すように、パネル押さえ部73と第1横杆41との間隔が、側部パネル体5の厚さと略同じ寸法となる位置を第1位置とし、図10に示すように、パネル押さえ部73が第1横杆41と接触する位置を第2位置とする。第1支持部材7は、側部パネル体5を支持する際には、第1横杆41に第1位置で固定され、側部パネル体5が設けられていない(取り外された)場合には、第1横杆41に第2位置で固定される。
【0038】
側部パネル体5がフレーム構造体4の側方(左右方向の外側)に配置され、第1支持部材7が側部パネル体5の第1支持部材挿入孔部51および第1横杆41の第1支持部材挿入凹部411に挿入されて、第1横杆41に固定されると、側部パネル体5は、パネル貫通部72が貫通し、第1横杆41とパネル押さえ部73とに挟まれた状態となる。これにより、側部パネル体5は、第1横杆41に固定される。なお、第1支持部材7を第1横杆41から外すことで、側部パネル体5を第1横杆41から取り外すことができる。
【0039】
このように側部パネル体5は、第1横杆41に第1支持部材7で固定され、第2横杆42に第2支持部材8によって固定される。
【0040】
図4および図8に示すように、本実施形態では、後部パネル体6の下縁部6bを支持する後部パネル体支持部材92は、背もたれ部3の下方に位置する連結部材46に固定されている。後部パネル体支持部材92は、第2支持部材8と同様の部材である。なお、後部パネル体6は、一対の側部パネル体5,5と一体に形成されているため、後部パネル体支持部材92によって連結部材46に固定されていなくてもよい。
【0041】
上記の第1実施形態による椅子1では、フレーム構造体4の第1横杆41および第2横杆42は、それぞれ前後方向(奥行き方向)に延び、異なる高さに配置されている。これにより、側部パネル体5をフレーム構造体4の異なる高さそれぞれに接続することができる。また、側部パネル体5を、第1横杆41の高さにおいて前後方向に間隔をあけた複数の箇所(本実施形態では2箇所)に接続し、第2横杆42の高さにおいて前後方向に延びる所定の範囲に接続することができる。このため、側部パネル体5を安定した状態に設置することができる。本実施形態では、側部パネル体5は、上縁部5aが第1横杆41よりも上方に位置しており、高さ寸法が第1横杆41から第2横杆42までの寸法よりも大きい。上述しているように、側部パネル体5を第1横杆41および第2横杆42に固定することにより、形状の大きい側部パネル体5であっても安定した状態に設置することができる。
【0042】
また、上記の第1実施形態による椅子1では、第2横杆42には、側部パネル体5の下縁部5bを支持する第2支持部材8(パネル下縁部支持部材)が固定されている。このような構成とすることにより、側部パネル体5を第2横杆42に安定した状態に接続することができる。また、側部パネル体5を第2横杆42に容易に接続することができるとともに、第2横杆42から容易に取り外すことができる。
【0043】
また、上記の第1実施形態による椅子1では、第1横杆41には、第1支持部材7(パネル支持部材が)固定されている。そして、第1支持部材7は、第1横杆41に対して取り付ける位置を、パネル押さえ部73が第1横杆41の側方に間隔をあけて配置され側部パネル体5を押さえることが可能な第1位置(図6参照)と、パネル押さえ部73が第1横杆41と接触した第2位置(図10参照)と、から選択可能である。
【0044】
このような構成とすることにより、椅子1に側部パネル体5を設置する場合には、第1支持部材7を第1位置で第1横杆41に固定することで、パネル押さえ部73が側部パネル体5を押さえて第1横杆に支持させることができる。また、第1支持部材7を第2位置で第1横杆41に固定した場合には、パネル押さえ部73の第1横杆41からの突出を抑えることができる。このため、椅子1に側部パネル体5を設置しない場合(椅子1から側部パネル体5を取り外した場合)には、第1支持部材7を第2位置で第1横杆41に固定することで、第1支持部材7が第1横杆41に取り付けたままであっても、使用上も意匠的にも違和感が無い。このため、椅子1に側部パネル体5を設置しない場合に第1支持部材7を別途保管する必要が無く、管理が容易となる。また、第1支持部材7を第2位置で横杆に固定した際に、第1支持部材7を第1横杆41に固定するための孔部や金具など(本実施形態では第1支持部材挿入凹部411)をパネル押さえ部73で覆うようにすることにより、椅子1に側部パネル体5を設置しない場合でも椅子の見栄えをよくすることができる。
【0045】
また、上記の第1実施形態による椅子1では、座部2の後方に配置される後部パネル体6が設けられ、後部パネル体6は、側部パネル体5に支持されている。このような構成とすることにより、側部パネル体5をフレーム構造体4に接続すれば、後部パネル体6を背もたれ部3などに接続することなく座部2の後方に設置することができる。また、側部パネル体5をフレーム構造体4から取り外すことで、後部パネル体6も取り外すことができる。
【0046】
また、上記の第1実施形態による椅子1では、側部パネル体5と後部パネル体6とは、一体に形成されている。このような構成とすることにより、パネル体(側部パネル体5および後部パネル体6)を安価に製作することができる。また、椅子1の組立作業の際に、側部パネル体5と後部パネル体6とを接続する作業が無く、椅子1を容易に組み立てることができる。
【0047】
(他の実施形態)
次に、他の実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について説明する。
【0048】
(第2実施形態)
図11に示すように、第2実施形態による椅子1Bは、図1に示す第1実施形態による椅子1よりの側部パネル体5Bの上下方向の寸法が大きく、側部パネル体5の下縁部5bが第3横杆43の高さに配置されている。第2実施形態では、第2横杆42ではなく第3横杆43に第2支持部材8Bが取り付けられている。側部パネル体5Bの下縁部5bは、第2支持部材8Bを介して第3横杆43に支持されている。側部パネル体5Bの下縁部5bと床面12との間には隙間が設けられている。なお、第2実施形態では、後部パネル体6も第1実施形態の後部パネル体6よりも上下方向の寸法が大きく、後部パネル体6の下縁部が床面12付近に位置していてもよい。第2実施形態では、第3横杆43が本発明の「第1横杆よりも下方において奥行き方向に延びる第2横杆」に相当している。
【0049】
第2実施形態では、側部パネル体5Bと後部パネル体6との接続部分の角部61の上端部に、この角部61を固定する角部固定部材91が取り付けられている。角部固定部材91は、鋼材や樹脂などで形成され、側部パネル体5Bと後部パネル体6とがなす角部61が開いたり閉じたりしないように所定の角度に固定するように構成されている。
【0050】
第2実施形態による椅子1Bでは、側部パネル体5Bの下縁部5bが床面12付近の第3横杆43の高さに配置される場合でも、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、側部パネル体5が椅子1の側方全体に設けられ、側方からフレーム構造体4を隠すことができるため、椅子1の意匠性を向上させることができる。
【0051】
また、上記の第2実施形態による椅子1Bでは、側部パネル体5Bと後部パネル体6とが接続される角部61の上端部には、角部61を固定する角部固定部材91が設けられている。このような構成とすることにより、側部パネル体5Bと後部パネル体6との角部61が変形することなく、パネル体の形状を維持することができる。これにより、側部パネル体5Bおよび後部パネル体6を安定した状態に設置することができる。
【0052】
特に、第2実施形態のパネル体(側部パネル体5Bおよび後部パネル体6)は、第1実施形態のパネル体(側部パネル体5および後部パネル体6)と比べて大きい。このため、第2実施形態では、側部パネル体5Bと後部パネル体6とが一体に製作された場合に、角部61の角度を広げるように側部パネル体5Bと後部パネル体6とが広がろうとする力も大きくなる。このため、第2実施形態において、側部パネル体5Bと後部パネル体6とがなす角部61を角部固定部材91で固定することにより、側部パネル体5Bと後部パネル体6とが広がることを防止できる。すなわち、第2実施形態では、角部固定部材91を設けることが特に有効である。
【0053】
(第3実施形態)
図12に示すように、第3実施形態による椅子1Cは、側部パネル体5Cが上記の第2実施形態の側部パネル体5Bよりも前方に延びている。側部パネル体5Cの前縁部5cが第1縦杆44よりも前側に位置している。第3実施形態による椅子1Cは、フレーム構造体4の前方に前側フレーム構造体47が連続して設けられている。前側フレーム構造体47は、第1横杆41の前端部から前側に延びる第1前側横杆471と、第3横杆43の前端部から前側に延びる第2前側横杆472と第1前側横杆471の前端部と第2前側横杆472の前端部と連結する上下方向に延びる前側縦杆473と、を有している。側部パネル体5Cの前側部分は、前側フレーム構造体47に支持されている。側部パネル体5Cの前側部分は、第2前側横杆472に設けられた上記の実施形態と同様の第2支持部材8に支持されてもよい。また、側部パネル体5Cの前側部分は、第1支持部材7によって第1前側横杆471に固定されてもよい。第3実施形態では、第1横杆41および第1前側横杆471が本発明の「座面よりも上方において奥行き方向に延びる第1横杆」に相当し、第3横杆43および第2前側横杆472が本発明の「第1横杆よりも下方において奥行き方向に延びる第2横杆」に相当している。
【0054】
第3実施形態による椅子1Cでは、側部パネル体5が前方に延びることにより、椅子1に着座した使用者の空間を広く確保することができる。このような場合でも、上記の実施形態と同様の効果を奏する。
【0055】
以上、本発明による椅子1,1B,1Cの実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記の実施形態では、座部2の左右方向の両側それぞれに側部パネル体5が設けられているが、左右方向の一方のみに側部パネル体5が設けられていてもよい。上記の実施形態では、椅子1に背もたれ部3が設けられているが、背もたれ部3が設けられていなくてもよい。上記の実施形態では、椅子1に後部パネル体6が設けられているが、後部パネル体6が設けられていなくてもよい。側部パネル体5および後部パネル体6の板面の形状は上記以外であってもよい。
【0056】
上記の実施形態では、第1横杆41に側部パネル体5を支持する第1支持部材7が固定され、第2横杆42に側部パネル体5の下縁部5bを支持する第2支持部材8が設けられ、第1支持部材7および第2支持部材8によって側部パネル体5がフレーム構造体4に固定されている。これに対し、側部パネル体5をフレーム構造体4に固定する(支持する)ための部材や形態は、上記以外であってもよい。上記の第2実施形態および第3実施形態において、側部パネル体5B,5Cが第2横杆42に固定されてもよい。例えば、第1支持部材7と同様の部材によって、側部パネル体5B,5Cが第2横杆42に固定されてもよい。
【0057】
上記の実施形態では、第1支持部材7を第1横杆41に対して取り付ける位置を、パネル押さえ部73が第1横杆41の側方に間隔をあけて配置され側部パネル体5を押さえることが可能な第1位置と、パネル押さえ部73が第1横杆41と接触した第2位置と、から選択可能である。これに対し第1支持部材7は、第1位置のみに固定されるように構成されていてもよい。また、第1支持部材7で側部パネル体5を第2横杆42に固定してもよい。
【0058】
上記の実施形態では、後部パネル体6は、側部パネル体5に支持されているが、後部パネル体6は、側部パネル体5に支持されずに設けられていてもよい。上記の実施形態では、側部パネル体5と後部パネル体6とは、一体に形成されているが、一体に形成されていなくてもよい。上記の実施形態では、後部パネル体6と一対の側部パネル体5,5とは、それぞれの表皮材53,63どうしが連結しており、一体に形成されている。これに対し、後部パネル体6と一対の側部パネル体5,5とは、表皮材53,63以外が一体に形成されていてもよい。
【0059】
上記の第2実施形態では、側部パネル体5Bと後部パネル体6との接続部分の角部61の上端部に、この角部61を固定する角部固定部材91が取り付けられているが、角部固定部材91が取り付けられていなくてもよい。また、第1実施形態および第3実施形態において、側部パネル体5,5Cと後部パネル体6との接続部分の角部61の上端部に、この角部61を固定する角部固定部材91が取り付けられていてもよい。
【符号の説明】
【0060】
1,1B,1C 椅子
2 座部
4 フレーム構造体
5,5B,5C 側部パネル体
5a 上縁部
5b 下縁部
6 後部パネル体
7 第1支持部材(パネル支持部材)
8,8B 第2支持部材(パネル下縁部支持部材)
11 床
21 座面
41 第1横杆
42 第2横杆
47 前側フレーム構造体
73 パネル押さえ部
61 角部
81 載置部
82 押さえ部
91 角部固定部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12