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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022007227
(43)【公開日】2022-01-13
(54)【発明の名称】自動壁紙糊付機
(51)【国際特許分類】
   B44C 7/02 20060101AFI20220105BHJP
   E04F 21/18 20060101ALI20220105BHJP
   B05C 1/08 20060101ALI20220105BHJP
【FI】
B44C7/02
E04F21/18 G
B05C1/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020110050
(22)【出願日】2020-06-25
(71)【出願人】
【識別番号】000163121
【氏名又は名称】極東産機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103218
【弁理士】
【氏名又は名称】牧村 浩次
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 雄大
(72)【発明者】
【氏名】片岡 佑太
(72)【発明者】
【氏名】井口 雅敏
【テーマコード(参考)】
4F040
【Fターム(参考)】
4F040AA22
4F040AB01
4F040AC01
4F040CB12
4F040CB40
(57)【要約】
【課題】脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがなく、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる自動壁紙糊付機を提供する。
【解決手段】壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布するように構成した壁紙糊付機本体12と、壁紙糊付機本体12に対して、開閉可能に軸支された脚部フレーム16と、脚部フレーム16の壁紙糊付機本体12に対する開閉を制御する開閉制御装置60を備え、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗を制御する摺動抵抗制御手段62を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布するように構成した壁紙糊付機本体と、
前記壁紙糊付機本体に対して、開閉可能に軸支された脚部フレームと、
を備えた自動壁紙糊付機であって、
前記脚部フレームの壁紙糊付機本体に対する開閉を制御する開閉制御装置を備え、
前記開閉制御装置が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗を制御する摺動抵抗制御手段を備えることを特徴とする自動壁紙糊付機。
【請求項2】
壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布するように構成した壁紙糊付機本体と、
前記壁紙糊付機本体を支持する基台フレームとを備え、
前記基台フレームが、
前記壁紙糊付機本体を支持する略矩形状の水平支持フレームと、
前記水平支持フレームに対して、開閉可能に軸支された脚部フレームと、
を備えた自動壁紙糊付機であって、
前記脚部フレームの水平支持フレームに対する開閉を制御する開閉制御装置を備え、
前記開閉制御装置が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗を制御する摺動抵抗制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動壁紙糊付機。
【請求項3】
前記摺動抵抗制御手段が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、前記脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化するように構成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
【請求項4】
前記摺動抵抗制御手段が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、前記脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の自動壁紙糊付機。
【請求項5】
前記摺動抵抗制御手段が、
前記脚部フレームに固着されたストッパー棒部材と、
前記脚部フレームに連結され、脚部フレームの開脚状態と閉脚状態のロック状態を制御するロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面と、
の間の摺動抵抗を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
【請求項6】
前記回動抵抗手段の摺動面が、脚部フレームのストッパー棒部材が、脚部フレームの回動支持軸を中心に回動する回動軌跡に沿った摺動面から構成されていることを特徴とする請求項5に記載の自動壁紙糊付機。
【請求項7】
前記回動抵抗手段の摺動面が、前記脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の自動壁紙糊付機。
【請求項8】
前記回動抵抗手段の摺動面が、前記脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように付勢されることによって、前記脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように構成されていることを特徴とする請求項6から7のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
【請求項9】
前記摺動抵抗制御手段が、
前記脚部フレームと、
前記壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材と、
の間の摺動抵抗を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
【請求項10】
前記摺動抵抗制御手段が、
前記脚部フレームと、
前記壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材と、
の間の距離を変更するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の自動壁紙糊付機。
【請求項11】
前記摺動抵抗制御手段が、前記脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間の摺動抵抗を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動壁紙糊付機。
【請求項12】
前記摺動抵抗制御手段が、前記脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に介装されたワンウェイクラッチから構成されていることを特徴とする請求項11に記載の自動壁紙糊付機。
【請求項13】
前記壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材に、脚部フレームの回動支持軸が固着され、
前記ワンウェイクラッチと脚部フレームの回動支持軸との間に、前記回動支持軸の周りを回転可能なカラー部材が介装され、
前記カラー部材が、バネ部材によって、脚支持部材に圧着する方向に付勢され、
前記脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、前記ワンウェイクラッチがカラー部材と係止状態になり、
前記脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して閉脚する際に、前記ワンウェイクラッチのカラー部材との係止状態が解除になるように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の自動壁紙糊付機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布するめの自動壁紙糊付機であって、壁紙糊付機本体と、壁紙糊付機本体に対して、開閉可能に軸支された脚部フレームとを備えた自動壁紙糊付機において、運搬時、設置時において、不用意に水平支持フレームに対して、脚部フレームが開いた状態(開脚状態)となることのない自動壁紙糊付機に関する。
【0002】
また、本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布するめの自動壁紙糊付機であって、壁紙糊付機本体を支持する略矩形状の水平支持フレームと、水平支持フレームに対して、開閉可能に軸支された脚部フレームとを備えた自動壁紙糊付機において、運搬時、設置時において、不用意に水平支持フレームに対して、脚部フレームが開いた状態(開脚状態)となることのない自動壁紙糊付機に関する。
【背景技術】
【0003】
従来より、内装の施工において、壁紙施工については、新築、リフォームなどの場合に、専門の内装施工業者が、施工現場に専用の自動壁紙糊付機を持ち込んで、自動壁紙糊付機を用いて壁紙の裏面に糊付けをして、施工する場合が多い。
図26は、このような壁紙施工に使用される従来の自動壁紙糊付機200の斜視図である。
【0004】
従来の自動壁紙糊付機200は、図26に示したように、壁紙糊付機本体202を備えている。また、壁紙糊付機本体202は、上部が開放して糊付される壁紙の搬送を見ることができる状態の略箱体形状の本体フレーム204を備えている。
【0005】
さらに、本体フレーム204の下方には、基台フレーム201を備えており、この基台フレーム201は、図示しないが、壁紙糊付機本体202(本体フレーム204)を支持する略矩形状の水平支持フレームを備えている。
【0006】
そして、本体フレーム204の左右の側部の両端の下方には、図26の矢印Jで示したように、水平支持フレームに対して開閉可能に装着された一対の脚部フレーム206を備えている。
【0007】
なお、基台フレーム201と壁紙糊付機本体202(本体フレーム204)とは、運搬性を考慮して、図示しないが、例えば、いわゆる「パチン錠」などの締結部材によって、脱着自在な構成となっている。
【0008】
この本体フレーム204は、図26に示したように、上部フレーム208と、下部フレーム210とから構成されている。そして、上部フレーム208の上部には、左右方向に離間して配置された一対の把手208cを備えている。
【0009】
この把手208cを把持して操作することによって、後述するように、壁紙Gを壁紙糊付機本体202に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム210に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図26の矢印Iで示したように、開閉可能なように構成されている。
【0010】
なお、図示しないが、上部フレーム208と、下部フレーム210には、上部フレーム208を下部フレーム210に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具が設けられている。
また、上部フレーム208は、左右の側部を構成する、側板部208a、208bを備えている。
【0011】
一方、図26に示したように、脚部フレーム206の下端には、係止可能なローラー214が設けられており、これにより、自動壁紙糊付機200を所望の位置に移動、配置することが可能になっている。
【0012】
さらに、図26に示したように、下部フレーム210は、左右の側部を構成する、側板部210a、210bを備えている。この下部フレーム210の一方の側板部210aには、歯車連結機構などの駆動装置を内蔵するとともに、自動壁紙糊付機200を制御するための制御装置や駆動モーターが内蔵された駆動部216が設けられている。
【0013】
また、この駆動部216の下流側、すなわち、図26において手前側には、測定された壁紙の長さ(測長結果)を表示したり、駆動モーターを駆動制御したり、壁紙Gの種類などの情報を入力するための表示・操作パネル部218が設けられている。なお、この駆動部216は、下部フレーム210の一方の側板部210aに脱着自在に構成されているか、または、固着されている。
【0014】
さらに、図26に示したように、一対の脚部フレーム206には、壁紙Gが巻かれた壁紙原反ロール222を回転可能に、かつ、脱着自在に装着するための原反装着架台224が設けられている。
【0015】
そして、図示しないが、従来公知の壁紙糊付機本体202の糊付け機構によって、原反装着架台224の壁紙原反ロール222から送り出された壁紙Gは、自動壁紙糊付機200の壁紙糊付機本体202を通過することによって、壁紙Gの裏面に糊が塗布される。
【0016】
そして、必要に応じて、適宜、乾燥防止用フィルム、カットテープが、壁紙Gの裏面の糊付け面に貼着された壁紙Gが、手動または自動で、別途図示しない巻取り装置で巻き取られるようになっている。
【0017】
または、図26の点線で示したように、一対の脚部フレーム206の間に設けられた傾斜した略板形状の壁紙受け部220、または、そのまま床上において、図26において手前側の壁紙排出部219から排出された糊付けされた壁紙Gを受ける壁紙糊付機本体202の下方に手動で折り畳むように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0018】
【特許文献1】特許第4947629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
ところで、施工現場に専用の自動壁紙糊付機を持ち込んで、自動壁紙糊付機を用いて壁紙の裏面に糊付けをして施工する場合、施工現場への搬入・搬出時などには、図示しないが、例えば、いわゆる「パチン錠」などの締結部材による締結状態を解除して、基台フレーム201と壁紙糊付機本体202(本体フレーム204)とを別々に、トラックなどに積み込んで搬送することがある。
【0020】
なお、、現場からトラックまで、上記の「パチン錠」などの締結部材15による締結状態を解除せず、基台フレーム11と壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)とを一体にしたまま積み込んで搬送することもある。
【0021】
この際、基台フレーム201は、図26の矢印Jで示したように、水平支持フレームに対して、一対の脚部フレーム206は閉じた状態(閉脚状態)にしている。
【0022】
そして、トラックなどから降ろして、施工現場まで搬送する際には、基台フレーム201は、図26の矢印Jで示したように、水平支持フレームに対して、一対の脚部フレーム206は開いた状態(開脚状態)にしている。
【0023】
そして、いわゆる「パチン錠」などの締結部材による締結状態にして、基台フレーム201上に、壁紙糊付機本体202(本体フレーム204)を固定して、自動壁紙糊付機200を組み立てている。
【0024】
この状態で、脚部フレーム206の下端に設けられた、移動用のキャスターを構成する係止可能なローラー214を利用して、自動壁紙糊付機200を施工現場まで運搬している。
【0025】
ところで、この際には、水平支持フレームに対して、一対の脚部フレーム206を、開いた状態(開脚状態)、閉じた状態(閉脚状態)で、確実にロックできるように構成した壁紙糊付機が、特許文献1(特許第4947629号公報)に開示されている。
【0026】
この特許文献1の壁紙糊付機により、脚の開閉作業が容易で、かつ、脚を開脚状態および閉脚状態で、水平支持フレームに対して、脚部フレーム206を、それぞれ確実にロックできるようになっている。
【0027】
しかしながら、特許文献1の自動壁紙糊付機200では、水平支持フレームに対して、脚部フレーム206を、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合には、水平支持フレームに対して、脚部フレーム206がフリーの状態となる。
これにより、脚部フレーム206が、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となってしまうことになる。
【0028】
すなわち、脚部フレーム206の下端には、移動用のキャスターを構成するローラー214が設けられており、しかも、原反装着架台224が取り付けられているので、先端が重くなっている。
これにより、脚部フレーム206が、その自重によって、遠心力を伴った振り子運動で90度開いた状態となってしまうことになる。
【0029】
このように、脚部フレーム206が、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になってしまうと、開く際に強い衝撃があり、足などに当たったり、指などを詰め、ゲガをするおそれがある。
【0030】
あるいは、いわゆる「パチン錠」などの締結部材による締結状態にして、基台フレーム201上に、壁紙糊付機本体202(本体フレーム204)を固定し、一体となった自動壁紙糊付機200を、脚部フレーム206を閉脚状態にして、例えば、ライトバンの荷室に積み込んで現場まで移動し、荷室から自動壁紙糊付機200を下ろす作業が行われている。
【0031】
この際、作業者が自動壁紙糊付機200の把手208cを把持して、自動壁紙糊付機200の片側(脚部フレーム206の長手方向の荷室の出口側)の脚部フレーム206が、ライトバンの荷室からはみ出し、もう一方の脚部フレーム206まだ荷室に乗っている状態となる。
【0032】
この状態で、荷室からはみ出している方の脚部フレーム206を開いて、地面に接地させようと思い、荷室からはみ出している側の脚部フレーム206のロックレバーを解除した際に、水平支持フレームに対して、脚部フレーム206がフリーの状態となる。
これにより、脚部フレーム206が閉脚状態から開脚状態に勢いよく回動し、作業者の足などに当たるおそれがある。
【0033】
このために、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがなく、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる機構が望まれている。
【0034】
しかしながら、左右の脚部フレーム206の間には、乾燥防止用フィルム、カットテープのための巻き出し装置、テンションバーなどの構成部品が配置されている。
【0035】
このため、左右の脚部フレーム206の間には、空間的な余裕がないので、例えば、車のボンネットのダンパーのような長尺な機構や、大きな機構を採用することができないという制約がある。
また、このような制約条件により、脚部フレーム206の基端部(根元部分)に緩衝手段を設けることが考えられる。
【0036】
しかしながら、前述したように、脚部フレーム206の下端には、移動用のキャスターを構成するローラー214が設けられており、しかも、原反装着架台224が取り付けられているので、先端が重くなっている。
このように、脚部フレーム206の先端に重量物があるものを規制することになるので、緩衝手段には、大きな緩衝力が要求されることになる。
このような背景から、脚部フレーム206の回動速度を緩和する機能を有する自動壁紙糊付機は、未だ提供されていないのが実情である。
【0037】
本発明は、このような現状に鑑み、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがなく、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる自動壁紙糊付機を提供することを目的とする。
【0038】
これにより、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足などに当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0039】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の自動壁紙糊付機は、
壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布するように構成した壁紙糊付機本体と、
前記壁紙糊付機本体に対して、開閉可能に軸支された脚部フレームと、
を備えた自動壁紙糊付機であって、
前記脚部フレームの壁紙糊付機本体に対する開閉を制御する開閉制御装置を備え、
前記開閉制御装置が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗を制御する摺動抵抗制御手段を備えることを特徴とする。
【0040】
このように構成することによって、脚部フレームの壁紙糊付機本体に対する開閉を制御する開閉制御装置を備えており、開閉制御装置が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗を制御する摺動抵抗制御手段を備えている。
【0041】
従って、この開閉制御装置の摺動抵抗制御手段によって、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が制御されるようになっている。
【0042】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがなく、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗によって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる。
【0043】
さらに、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレームが自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0044】
その結果、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗によって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0045】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、
壁紙の裏面に、糊を自動的に塗布するように構成した壁紙糊付機本体と、
前記壁紙糊付機本体を支持する基台フレームとを備え、
前記基台フレームが、
前記壁紙糊付機本体を支持する略矩形状の水平支持フレームと、
前記水平支持フレームに対して、開閉可能に軸支された脚部フレームと、
を備えた自動壁紙糊付機であって、
前記脚部フレームの水平支持フレームに対する開閉を制御する開閉制御装置を備え、
前記開閉制御装置が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗を制御する摺動抵抗制御手段を備えることを特徴とする。
【0046】
このように構成することによって、脚部フレームの水平支持フレームに対する開閉を制御する開閉制御装置を備えており、開閉制御装置が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗を制御する摺動抵抗制御手段を備えている。
【0047】
従って、この開閉制御装置の摺動抵抗制御手段によって、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が制御されるようになっている。
【0048】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがなく、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗によって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる。
【0049】
さらに、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレームが自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0050】
その結果、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗によって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0051】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、前記摺動抵抗制御手段が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、前記脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化するように構成されていることを特徴とする。
【0052】
このように構成することによって、摺動抵抗制御手段が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化するように構成されている。
【0053】
これにより、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる。
【0054】
すなわち、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、脚部フレームの開脚速度(すなわち、脚部フレームの回動速度)が、不均一となって、等速円運動ではなくなることになる。
【0055】
その結果、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0056】
また、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0057】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、前記摺動抵抗制御手段が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、前記脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されていることを特徴とする。
【0058】
このように構成することによって、摺動抵抗制御手段が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されている。
【0059】
従って、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されているので、脚部フレームが閉脚した状態から少し回動した位置が、脚部フレームの回動速度が最も遅い速度となる。
【0060】
そして、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が小さくなり、開脚速度(回動速度)が早くなるような不等速円運動になる。
【0061】
その結果、脚部フレームが、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて、開脚速度(回動速度)が早くなって、例えば、脚部フレームのロック機構において、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材が、ロックリンク機構の開脚状態位置のストッパー切り欠き内に確実に係合することになり、確実に開脚状態となって、開脚状態でロックすることができる。
【0062】
また、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなることによって、脚部フレームの開脚速度(すなわち、脚部フレームの回動速度)が、不均一となって、等速円運動ではなくなることになる。
【0063】
その結果、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなることによって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0064】
さらに、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレームが自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0065】
また、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなることによって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0066】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、
前記摺動抵抗制御手段が、
前記脚部フレームに固着されたストッパー棒部材と、
前記脚部フレームに連結され、脚部フレームの開脚状態と閉脚状態のロック状態を制御するロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面と、
の間の摺動抵抗を制御するように構成されていることを特徴とする。
【0067】
このように構成することによって、脚部フレームの開脚状態と閉脚状態のロック状態を制御するロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面と、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材とによって、摺動抵抗制御手段が構成されることになる。
従って、ロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面と、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材との間の摺動抵抗が制御されることになる。
【0068】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、ロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面と、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材との間の摺動抵抗が制御されることによって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0069】
また、ロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面と、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材との間の摺動抵抗が制御されることによって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0070】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、前記回動抵抗手段の摺動面が、脚部フレームのストッパー棒部材が、脚部フレームの回動支持軸を中心に回動する回動軌跡に沿った摺動面から構成されていることを特徴とする。
【0071】
このように構成することによって、回動抵抗手段の摺動面が、脚部フレームのストッパー棒部材が、脚部フレームの回動支持軸を中心に回動する回動軌跡に沿った摺動面から構成されているので、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)に移動する際に、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材が、ロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面に接触しながら摺動抵抗が生じることになる。
【0072】
その結果、ロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面と、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材との間の摺動抵抗がより正確に制御されることになる。
【0073】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、ロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面と、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材との間の摺動抵抗によって、より確実に、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0074】
また、ロックリンク機構に備えられた回動抵抗手段の摺動面と、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材との間の摺動抵抗によって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのないより安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0075】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、前記回動抵抗手段の摺動面が、前記脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように形成されていることを特徴とする。
【0076】
このように、回動抵抗手段の摺動面が、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように形成されていることによって、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化するように構成することができる。
【0077】
また、回動抵抗手段の摺動面が、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように形成されていることによって、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成することができる。
【0078】
これにより、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる。
【0079】
すなわち、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、脚部フレームの開脚速度(すなわち、脚部フレームの回動速度)が、不均一となって、等速円運動ではなくなることになる。
【0080】
また、脚部フレームが、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて、開脚速度(回動速度)が早くなって、例えば、脚部フレームのロック機構において、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材が、ロックリンク機構の開脚状態位置のストッパー切り欠き内に確実に係合することになり、確実に開脚状態となって、開脚状態でロックすることができる。
【0081】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、回動抵抗手段の摺動面が、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように形成されていることによって、より確実に、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0082】
さらに、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレームが自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0083】
また、回動抵抗手段の摺動面が、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように形成されていることによって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのないより安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0084】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、前記回動抵抗手段の摺動面が、前記脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように付勢されることによって、前記脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように構成されていることを特徴とする。
【0085】
このように、回動抵抗手段の摺動面が、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように付勢されることによって、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように構成されているので、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化するように構成することができる。
【0086】
また、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように付勢されることによって、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更することによって、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成することができる。
【0087】
これにより、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる。
【0088】
すなわち、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、脚部フレームの開脚速度(すなわち、脚部フレームの回動速度)が、不均一となって、等速円運動ではなくなることになる。
【0089】
また、脚部フレームが、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて、開脚速度(回動速度)が早くなって、例えば、脚部フレームのロック機構において、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材が、ロックリンク機構の開脚状態位置のストッパー切り欠き内に確実に係合することになり、確実に開脚状態となって、開脚状態でロックすることができる。
【0090】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、より確実に、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0091】
さらに、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレームが自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0092】
また、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのないより安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0093】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、
前記摺動抵抗制御手段が、
前記脚部フレームと、
前記壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材と、
の間の摺動抵抗を制御するように構成されていることを特徴とする。
【0094】
このように構成することによって、脚部フレームと、壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材とによって、摺動抵抗制御手段が構成されることになる。
従って、脚部フレームと、壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材との間の摺動抵抗が制御されることになる。
【0095】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームと、壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材との間の摺動抵抗が制御されるので、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0096】
また、脚部フレームと、壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材との間の摺動抵抗が制御されるので、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0097】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、
前記摺動抵抗制御手段が、
前記脚部フレームと、
前記壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材と、
の間の距離を変更するように構成されていることを特徴とする。
【0098】
このように、脚部フレームと、壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材との間の距離を変更することによって、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化するように構成することができる。
【0099】
また、脚部フレームと、壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材との間の距離を変更することによって、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成することができる。
【0100】
これにより、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる。
【0101】
すなわち、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化することによって、脚部フレームの開脚速度(すなわち、脚部フレームの回動速度)が、不均一となって、等速円運動ではなくなることになる。
【0102】
また、脚部フレームが、開脚方向へ移動するにつれて、開脚速度(回動速度)が早くなって、例えば、脚部フレームのロック機構において、脚部フレームに固着されたストッパー棒部材が、ロックリンク機構の開脚状態位置のストッパー切り欠き内に確実に係合することになり、確実に開脚状態となって、開脚状態でロックすることができる。
【0103】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化するので、より確実に、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0104】
さらに、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレームが自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0105】
また脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が変化するので、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのないより安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0106】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、前記摺動抵抗制御手段が、前記脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間の摺動抵抗を制御するように構成されていることを特徴とする。
【0107】
このように構成することによって、脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴とによって、摺動抵抗制御手段が構成されることになる。
従って、脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間の摺動抵抗が制御されることになる。
【0108】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間の摺動抵抗が制御されるので、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0109】
さらに、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレームが自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0110】
また、脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間の摺動抵抗が制御されるので、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0111】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、前記摺動抵抗制御手段が、前記脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に介装されたワンウェイクラッチから構成されていることを特徴とする。
【0112】
このように構成することによって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)に移動する際には、ワンウェイクラッチが作動した状態となり、脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に、摺動抵抗(回転摺動抵抗)が生じることになる。
【0113】
一方、脚部フレームが、開いた状態(開脚状態)から、閉じた状態(閉脚状態)に移動する際には、ワンウェイクラッチが作動しない状態となり、脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に、摺動抵抗(回転摺動抵抗)が生じない。
従って、脚部フレームが、開いた状態(開脚状態)から、閉じた状態(閉脚状態)に閉脚する際には、軽い力で回転することができる。
【0114】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に生じる摺動抵抗(回転摺動抵抗)によって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0115】
また、回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に生じる摺動抵抗(回転摺動抵抗)によって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0116】
なお、この場合、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に生じる摺動抵抗(回転摺動抵抗)を調整する、すなわち、摺動抵抗(回転摺動抵抗)の大きさを制御したり、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に生じる摺動抵抗を生じないように制御する制御装置を設けることも可能である。
【0117】
また、本発明の自動壁紙糊付機は、
前記壁紙糊付機本体側に設けられた脚部フレームを支持する脚支持部材に、脚部フレームの回動支持軸が固着され、
前記ワンウェイクラッチと脚部フレームの回動支持軸との間に、前記回動支持軸の周りを回転可能なカラー部材が介装され、
前記カラー部材が、バネ部材によって、脚支持部材に圧着する方向に付勢され、
前記脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、前記ワンウェイクラッチがカラー部材と係止状態になり、
前記脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して閉脚する際に、前記ワンウェイクラッチのカラー部材との係止状態が解除になるように構成されていることを特徴とする。
【0118】
このように構成することによって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)に移動する際(すなわち、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際)には、ワンウェイクラッチが作動した状態となり、ワンウェイクラッチがカラー部材と係止状態になる。
【0119】
これにより、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴と、カラー部材とが係止状態となって、バネ部材によって、脚支持部材に圧着する方向に付勢されたカラー部材を介して、脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に、摺動抵抗(回転摺動抵抗)が生じることになる。
【0120】
一方、脚部フレームが、開いた状態(開脚状態)から、閉じた状態(閉脚状態)に移動する際(すなわち、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して閉脚する際)には、ワンウェイクラッチが作動しない状態となり、ワンウェイクラッチのカラー部材との係止状態が解除になる。
これにより、脚部フレームが回転しても、脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に、摺動抵抗(回転摺動抵抗)が生じない。
従って、脚部フレームが、開いた状態(開脚状態)から、閉じた状態(閉脚状態)に閉脚する際には、軽い力で回転することができる。
【0121】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に生じる摺動抵抗(回転摺動抵抗)によって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0122】
また、回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に生じる摺動抵抗(回転摺動抵抗)によって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0123】
なお、この場合脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に生じる摺動抵抗(回転摺動抵抗)を調整する制御装置を設けることも可能である。
【0124】
すなわち、ワンウェイクラッチとカラー部材との間の摺動抵抗(回転摺動抵抗)の大きさを制御したり、脚部フレームの回動支持軸と、脚部フレームの回動支持軸用の軸穴との間に生じる摺動抵抗を生じない、すなわち、ワンウェイクラッチとカラー部材との間の摺動抵抗(回転摺動抵抗)を解除するように制御する制御装置を設けることも可能である。
【0125】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレームが自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成することも可能である。
【発明の効果】
【0126】
本発明によれば、脚部フレームの壁紙糊付機本体に対する開閉を制御する開閉制御装置を備えており、開閉制御装置が、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗を制御する摺動抵抗制御手段を備えている。
【0127】
従って、この開閉制御装置の摺動抵抗制御手段によって、脚部フレームが壁紙糊付機本体に対して開脚する際に、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗が制御されるようになっている。
【0128】
これにより、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがなく、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗によって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる。
【0129】
さらに、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレームが自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0130】
その結果、脚部フレームの開脚方向への摺動抵抗によって、脚部フレームが、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレームが、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0131】
図1図1は、本発明の自動壁紙糊付機10の斜視図である。
図2図2は、図1の自動壁紙糊付機の基台フレーム11において、水平支持フレーム13に対して、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する図1のA方向の矢視概略図である。
図3図3は、図2のB方向の矢視概略図である。
図4図4は、図2のC方向の矢視概略図である。
図5図5は、図2のD方向の矢視概略図である。
図6図6(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図、図6(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除した状態から少し回動した位置における、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図である。
図7図7(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図、図7(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動して、水平支持フレーム13に対して、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図である。
図8図8は、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68が、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離を変更するように形成されている状態を説明する部分拡大図である。
図9図9は、本発明の別の実施例の自動壁紙糊付機10の図2と同様な脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する矢視概略図である。
図10図10は、図9のB方向の矢視概略図である。
図11図11は、図9のC方向の矢視概略図である。
図12図12は、図9のD方向の矢視概略図である。
図13図13は、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rを変更するように構成した距離変更手段70を説明する図9と同様な矢視概略図である。
図14図14(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図、図14(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除した状態から少し回動した位置における、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図である。
図15図15(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図、図15(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動して、水平支持フレーム13に対して、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図である。
図16図16は、本発明の別の実施例の自動壁紙糊付機10の図2と同様な脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する矢視概略図である。
図17図17は、図16のB方向の矢視概略図である。
図18図18は、図16のC方向の矢視概略図である。
図19図19は、図16のD方向の矢視概略図である。
図20図20は、摺動抵抗制御手段62の別の実施例を示す図16と同様な矢視概略図である。
図21図21(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図、図21(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除した状態から少し回動した位置における、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図である。
図22図22(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図、図22(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動して、水平支持フレーム13に対して、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図である。
図23図23は、本発明の別の実施例の自動壁紙糊付機10の脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する縦断面図である。
図24図24は、図23のL方向の矢視図である。
図25図25は、図23のM方向の矢視図である。
図26図26は、壁紙施工に使用される従来の自動壁紙糊付機200の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0132】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
【0133】
(実施例1)
図1は、本発明の自動壁紙糊付機10の斜視図、図2は、図1の自動壁紙糊付機の基台フレーム11において、水平支持フレーム13に対して、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する図1のA方向の矢視概略図、図3は、図2のB方向の矢視概略図、図4は、図2のC方向の矢視概略図、図5は、図2のD方向の矢視概略図、図6(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図、図6(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除した状態から少し回動した位置における、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図、図7(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図、図7(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動して、水平支持フレーム13に対して、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図、図8は、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68が、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離を変更するように形成されている状態を説明する部分拡大図である。
【0134】
図1図7において、符号10は、全体で本発明の自動壁紙糊付機を示している。
図1に示したように、自動壁紙糊付機10は、壁紙糊付機本体12を備えている。
また、壁紙糊付機本体12は、上部が開放して糊付される壁紙の搬送を見ることができる状態の略箱体形状の本体フレーム14を備えている。
【0135】
さらに、本体フレーム14の下方には、基台フレーム11を備えており、この基台フレーム11は、図2に示したように、壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)を支持する略矩形状の水平支持フレーム13を備えている。
【0136】
そして、基台フレーム11の左右の側部の両端の下方には、図1の矢印Jで示したように、水平支持フレーム13に対して開閉可能に装着された一対の脚部フレーム16を備えている。
【0137】
なお、基台フレーム11と壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)とは、運搬性を考慮して、図1に示したように、例えば、いわゆる「パチン錠」などの締結部材15によって、脱着自在な構成となっている。
【0138】
この本体フレーム14は、図1に示したように、上部フレーム18と、下部フレーム20とから構成されている。そして、上部フレーム18の上部には、左右方向に離間して配置された一対の把手18cを備えている。
【0139】
この把手18cを把持して操作することによって、後述するように、壁紙Gを壁紙糊付機本体12に配置したり、メンテナンスのために、下部フレーム20に対して、図示しないピボット軸を回動中心として、図1の矢印Iで示したように、開閉可能なように構成されている。
【0140】
なお、図示しないが、上部フレーム18と、下部フレーム20には、上部フレーム18を下部フレーム20に対して閉じた状態で固定するために、例えば、いわゆる「パチン錠」などの係止具が設けられている。
また、上部フレーム18は、左右の側部を構成する、側板部18a、18bを備えている。
【0141】
一方、図1に示したように、脚部フレーム16の下端には、キャスターを構成する係止可能なローラー24が設けられており、これにより、自動壁紙糊付機10を所望の位置に移動、配置することが可能になっている。
【0142】
さらに、図1に示したように、下部フレーム20は、左右の側部を構成する、側板部20a、20bを備えている。この下部フレーム20の一方の側板部20aには、歯車連結機構などの駆動装置を内蔵するとともに、自動壁紙糊付機10を駆動するための駆動モーターが内蔵された駆動部26が設けられている。
なお、この駆動部26は、下部フレーム20の一方の側板部20aに脱着自在に構成されているか、または、固着されている。
【0143】
また、図1に示したように、上部フレーム18の上部の長手方向の略中央部分には、測定された壁紙の長さ(測長結果)を表示したり、駆動モーターを駆動制御したり、壁紙Gの種類などの情報を入力するための制御装置25が設けられている。なお、この制御装置25には、表示、操作用の表示・操作パネル部28が設けられている。
【0144】
なお、この実施例では、制御装置25を、上部フレーム18の上部の長手方向の略中央部分に設けたが、図26に示したように、制御装置25を、側板部20a、20bのいずれか一方に設ける方式のものもある。
【0145】
さらに、図1に示したように、一対の脚部フレーム16には、図示しない壁紙Gが巻かれた壁紙原反ロールを回転可能に、かつ、脱着自在に装着するための原反装着架台34が設けられている。
そして、図示しないが、壁紙原反ロール32から送り出された壁紙Gは、下部フレーム20の上流側に送り出されるようになっている。
【0146】
また、図1に示したように、壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)の背面側、すなわち、原反装着架台34側(図1において奥側)には、壁紙Gの幅方向の左右端を裁断するためのスリッター30が、壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)に脱着自在に装着されている。
【0147】
さらに、図1に示したように、背面側、すなわち、原反装着架台34側(図1において奥側)には、壁紙原反ロール32から送り出され、スリッター30に搬送される壁紙Gに一定のテンションを付与するためのテンションバー19が、左右一対の脚部フレーム16の間に設けられている。
【0148】
また、図1に示したように、糊が塗布された壁紙Gの端部に、カットテープを貼り付けるためのカットテープ貼着装置21が、基台フレーム11の下方に設けられている。
【0149】
さらに、図1図7に示したように、水平支持フレーム13には、脚部フレーム16を支持するフランジ形状の脚支持部材23が設けられている。この脚支持部材23は、断面が略矩形形状の脚部フレーム16を囲むように、断面略コの字形状に折曲されている。
【0150】
そして、図1図7に示したように、脚部フレーム16の回動支持軸17が、脚支持部材23の外側から脚部フレーム16の断面を貫通して、脚部フレーム16の回動支持軸17用の軸穴17a内に挿通されている。
これにより、脚部フレーム16が、脚部フレーム16の回動支持軸17を中心に回動できるように構成されている。
【0151】
また、図2図7に示したように、後述するように、脚部フレーム16(前方脚部フレーム16aと後方脚部フレーム16b)には、それぞれ、ストッパー棒部材54が固着されている。
いる。
【0152】
また、図示しないが、従来公知の壁紙糊付機本体12の糊付け機構によって、原反装着架台34の壁紙原反ロール32から送り出された壁紙Gは、自動壁紙糊付機10の壁紙糊付機本体12を通過することによって、壁紙Gの裏面に糊が塗布される。
【0153】
なお、原反装着架台34は、図1においては、側面視で、略L字形状としているが、例えば、略三角形状にするなど、この形状は、特に限定されるものではない。
【0154】
そして、必要に応じて、適宜、乾燥防止用フィルム、カットテープが、壁紙Gの裏面の糊付け面に貼着された壁紙Gが、手動または自動で、別途図示しない巻取り装置で巻き取られるようになっている。
【0155】
また、図示しないが、一対の脚部フレーム16の間に設けられた傾斜した略板形状の壁紙受け部、または、そのまま床上において、図1において手前側の壁紙排出部29から排出された糊付けされた壁紙Gを受ける壁紙糊付機本体12の下方に手動で折り畳むように構成されている。
【0156】
ところで、施工現場に専用の自動壁紙糊付機10を持ち込んで、自動壁紙糊付機10を用いて壁紙の裏面に糊付けをして施工する場合、施工現場への搬入・搬出時などには、例えば、いわゆる「パチン錠」などの締結部材15による締結状態を解除して、基台フレーム11と壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)とを別々に、トラックなどに積み込んで搬送している。
【0157】
または、、現場からトラックまで、上記の「パチン錠」などの締結部材15による締結状態を解除せず、基台フレーム11と壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)とを一体にしたまま積み込んで搬送している。
【0158】
いずれの場合も、トラックに積み込む際、基台フレーム11は、図1の矢印Jで示したように、水平支持フレーム13に対して、一対の脚部フレーム16は閉じた状態(閉脚状態)にしている。
【0159】
そして、トラックなどから降ろして、施工現場まで搬送する際には、基台フレーム11は、図1の矢印Jで示したように、水平支持フレーム13に対して、一対の脚部フレーム16は開いた状態(開脚状態)にしている。
【0160】
そして、別々に、トラックなどに積み込んで搬送した場合においては、いわゆる「パチン錠」などの締結部材による締結状態にして、基台フレーム11上に、壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)を固定して、自動壁紙糊付機10を組み立てている。
この状態で、脚部フレーム16の下端に設けられた係止可能なローラー24を利用して、自動壁紙糊付機10を施工現場まで運搬している。
【0161】
ところで、この際には、特許文献1(特許第4947629号公報)に開示される構成と同様に、水平支持フレーム13に対して、一対の脚部フレーム16を、開いた状態(開脚状態)、閉じた状態(閉脚状態)で、確実にロックできるように構成となっている。
【0162】
具体的には、図1図7に示したように、脚部フレーム16の前方脚部フレーム16aと、後方脚部フレーム16bには、それぞれ内側に、脚部フレームロック制御装置31が備えられている。
図1図7に示したように、これらの脚部フレームロック制御装置31は、ロックリンク機構46を備えている。
すなわち、脚支持部材23には、ピボット軸42によって、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48が回動自在に装着されている。
【0163】
また、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48の上方には、長穴53が形成されており、この長穴53内をスライドできるように、ロックリンク機構46の第2のリンク部材50の下端に形成された支持軸部材52が装着されている。
さらに、ロックリンク機構46の第2のリンク部材50の上端は、ピボット軸51を介して、それぞれ、水平支持フレーム13に回動可能に装着されている。
また、脚部フレーム16(前方脚部フレーム16aと後方脚部フレーム16b)には、それぞれ、ストッパー棒部材54が固着されている。
【0164】
そして、このストッパー棒部材54が、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48に形成された第1のストッパー切り欠き56、ロックリンク機構46の第2のリンク部材50に形成された第2のストッパー切り欠き58と、それぞれ係止される。
その結果、開いた状態(開脚状態)、閉じた状態(閉脚状態)で、確実にロックできるように構成されている。
【0165】
すなわち、図2図7(B)に示したように、開いた状態(開脚状態)では、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48に形成された第1のストッパー切り欠き56内に、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54が係止された状態となっており、開いた状態(開脚状態)でロックされた状態となっている。
【0166】
また、図2図5に示したように、第1のリンク部材48には、ネジ33によって、前方脚部フレーム16aと、後方脚部フレーム16bとの間に架け渡すように、操作棒部材36が固定されている。
【0167】
なお、この操作棒部材36と第1のリンク部材48の取り付け角度は、固定である。すなわち、操作棒部材36と第1のリンク部材48の相対角度は、変化しないように構成されている。
また、ピボット軸42と、操作棒部材36のネジ33と、ネジ止め35との間には、圧縮状態でバネ部材などの付勢部材40が介装されている。
これにより、第1のリンク部材48は、図2図7(B)において、時計方向に付勢されるようになっている。
【0168】
その結果、図2図7(B)に示したように、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48に形成された第1のストッパー切り欠き56内に、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54が嵌まり込んで係止されるようになっている。
【0169】
これにより、脚部フレーム16が、水平支持フレーム13に対して垂直な状態で、係止された状態となっており、開いた状態(開脚状態)でロックされた状態とすることができるように構成されている。
この状態から、閉じた状態(閉脚状態)とするには、操作棒部材36を、手で把持して、付勢部材40の付勢力に抗して下方へと移動させる。
【0170】
これにより、操作棒部材36に連結された第1のリンク部材48が、付勢部材40の付勢力に抗して上方(図2図7(B)において、反時計回りに)へと移動する。
【0171】
この操作によって、図2図7(B)の矢印Fに示したように、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48と第2のリンク部材50とが回動して、第1のリンク部材48に形成された第1のストッパー切り欠き56と、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54との係止状態が解除されるようになっている。
【0172】
この際には、図7(B)→図7(A)→図6(B)に示したように、ロックリンク機構46の第2のリンク部材50の下端に形成された支持軸部材52が、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48の長穴53内を上方から、下方へと移動するようになっている。
【0173】
そして、手などで、図7(B)→図7(A)→図6(B)→図6(A)の矢印に示したよう、脚部フレーム16を、開いた状態(開脚状態)から閉じた状態(閉脚状態)へと移動させる。
【0174】
図6(A)に示したように、閉じた状態(閉脚状態)では、手で把持していた操作棒部材36を離すことによって、図6(A)の矢印Hの逆方向に、付勢部材40の付勢力によって、第1のリンク部材48が、下方(図2図7(B)において、ピボット軸42を中心として時計回りに)へと移動する。
【0175】
これに伴って、第1のリンク部材48に連結された第2のリンク部材50が、図6(A)の矢印Iの逆方向に、右方(図2図7(B)において、ピボット軸51を中心として反時計回りに)へと移動する。
【0176】
このように、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48と第2のリンク部材50とが回動して、第2のリンク部材50に形成された第2のストッパー切り欠き58と、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54とが係止状態となり、閉じた状態(閉脚状態)でロックされた状態となっている。
【0177】
これにより、脚部フレーム16が、水平支持フレーム13に対して平行な状態で、係止された状態となっており、閉じた状態(閉脚状態)でロックされた状態とすることができるように構成されている。
【0178】
ところで、図26に示したように、従来の自動壁紙糊付機200では、水平支持フレームに対して、脚部フレーム206を、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合には、水平支持フレームに対して、脚部フレーム206がフリーの状態となる。
【0179】
これにより、脚部フレーム206が、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となってしまうことになる。このように、脚部フレーム206が、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になってしまうと、開く際に強い衝撃があり、足に当たったり、指などを詰め、ゲガをするおそれがある。
【0180】
すなわち、自動壁紙糊付機200を、脚部フレーム206を閉脚状態にして、例えば、ライトバンの荷室に積み込んで現場まで移動し、荷室から自動壁紙糊付機200を下ろす作業が行われている。
【0181】
この際、作業者が自動壁紙糊付機200の把手208cを把持して、自動壁紙糊付機200の片側(脚部フレーム206の長手方向の荷室の出口側)の脚部フレーム206が、ライトバンの荷室からはみ出し、もう一方の脚部フレーム206まだ荷室に乗っている状態となる。
【0182】
この状態で、荷室からはみ出している方の脚部フレーム206を開いて、地面に接地させようと思い、荷室からはみ出している側の脚部フレーム206のロックレバーを解除した際に、水平支持フレームに対して、脚部フレーム206がフリーの状態となる。
これにより、脚部フレーム206が閉脚状態から開脚状態に勢いよく回動し、作業者の足などに当たるおそれがある。
【0183】
このために、脚部フレームを閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがなく、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となる機構が望まれている。
【0184】
このため、本発明の自動壁紙糊付機10では、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレーム16が、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがなく、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から開いた状態(開脚状態)となるように、脚部フレーム16の壁紙糊付機本体12に対する開閉を制御する開閉制御装置60を備えている。
【0185】
そして、開閉制御装置60が、脚部フレーム16を壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗を制御する摺動抵抗制御手段62を備えている。
【0186】
すなわち、図2図5に示したように、摺動抵抗制御手段62は、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54と、ロックリンク機構46に備えられた回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68とから構成されている。
【0187】
具体的には、回動抵抗手段66は、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48の内側の側部48aに、締結ネジ64によって固着された摺動抵抗部材65から構成されている。
そして、この摺動抵抗部材65の外周面が、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68を構成している。
【0188】
この実施例の場合には、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68は、脚部フレーム16のストッパー棒部材54が、脚部フレーム16の回動支持軸17を中心に回動する回動軌跡Pに沿った略円弧状の摺動面68から構成されている。
【0189】
この場合、摺動抵抗部材65は、例えば、摩擦抵抗の大きい、ゴム部材などの材料から構成されるものであるが、摩擦抵抗の大きい材質であれば良く、特に限定されるものではない。
また、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68のみを、このような摩擦抵抗の大きい材料から構成しても良い。
【0190】
具体的には、図6(A)に示したように、第2のリンク部材50に形成された第2のストッパー切り欠き58と、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54とが係止状態となり、閉じた状態(閉脚状態)でロックされた状態となっている。
この状態から、開いた状態(開脚状態)とするには、図6(A)→図6(B)の矢印に示したように、操作棒部材36を、手で把持して、付勢部材40の付勢力に抗して下方へと移動させる。
【0191】
これにより、図6(A)の矢印Hに示したように、付勢部材40の付勢力に抗して、第1のリンク部材48が、上方(図6(A)において、反時計回りに)へと移動する。
【0192】
これに伴って、第1のリンク部材48に連結された第2のリンク部材50が、図6(A)の矢印Iに示したように、上方(図6(A)において、時計回りに)へと移動する。
【0193】
このように、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48と第2のリンク部材50とが回動して、図6(B)に示したように、第2のリンク部材50に形成された第2のストッパー切り欠き58と、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54と係止状態が解除された状態となり、閉じた状態(閉脚状態)が解除される。
この状態で、脚部フレーム16が、水平支持フレーム13に対して、脚部フレーム16の自重によって、開脚方向に移動することになる。
【0194】
この際、図6(B)→図7(A)→図7(B)のように、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54が、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68に沿って、開脚方向へ脚部フレーム16の自重によって移動することになる。
【0195】
この場合、前述したように、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68が、脚部フレーム16のストッパー棒部材54が、脚部フレーム16の回動支持軸17を中心に回動する回動軌跡Pに沿った略円弧状の摺動面68から構成されている。
さらに、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68の形状が、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離を変更するように形成されている。
【0196】
具体的には、この実施例では、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68の形状が、脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rが、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されている。
【0197】
例えば、図6(B)に示したように、脚部フレーム16が閉脚した状態から少し回動した位置における脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離R1である。
【0198】
そして、図7(A)に示したように、脚部フレーム16が開脚方向へさらに移動した状態における脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離R2である。
この場合、R1>R2となるように構成されている。
【0199】
すなわち、脚部フレーム16が閉脚した状態から少し回動した位置における脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離R1から、
脚部フレーム16が開脚方向へさらに移動した状態における脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離R2から、漸次、
脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rが、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68の曲線形状が構成されている。
【0200】
これにより、脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rを変更するように形成されていることによって、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成することができる。
【0201】
すなわち、図8に示したように、脚部フレーム16のストッパー棒部材54は、脚部フレーム16の回動支持軸17を中心に、半径Rの距離を維持して、回動軌跡Pに沿って、回動する。
【0202】
従って、図8の点線で示したように、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68を、脚部フレーム16の回動支持軸17を中心に回動する回動軌跡Pに沿った位置になるように配置(形状に)した場合、回動抵抗手段66によって発生する摺動抵抗の大きさは、脚部フレーム16が開脚方向へ移動の全軌跡上で均一となる。
【0203】
これに対して、図8の実線で示したように、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68を、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離(半径距離R1)よりも長い半径R2で配置(形状に)した場合、回動抵抗手段66によって発生する摺動抵抗の大きさは、長い半径R2で配置(形状に)した位置で、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離(半径距離R)の場合の摺動抵抗の大きさよりも大きくなる。
【0204】
すなわち、例えば、摩擦抵抗の大きい、ゴム部材などの材料から構成される摺動抵抗部材65は、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68を、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離(半径距離R1)よりも長い半径R2で配置(形状に)した場合より縮むことになり、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離(半径距離R)の場合の摺動抵抗の大きさよりも大きくなる。
【0205】
従って、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されているので、脚部フレーム16が閉脚した状態から少し回動した位置が、脚部フレーム16の回動速度が最も遅い速度となる。
【0206】
そして、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が小さくなり、開脚速度(回動速度)が早くなるような不等速円運動になる。
【0207】
その結果、脚部フレーム16が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて、開脚速度(回動速度)が早くなって、脚部フレーム16のロック機構(ロックリンク機構46)において、図2図7(B)に示したように、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54が、ロックリンク機構の開脚状態位置のストッパー切り欠き内(第2のストッパー切り欠き58内)に確実に係合することになり、確実に開脚状態となって、開脚状態でロックすることができる。
この際には、操作棒部材36から手を離しており、図7(B)の矢印で示したように、付勢部材40の付勢力によって、操作棒部材36は、再び上方へと移動した状態に復帰する。
【0208】
また、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなることによって、脚部フレーム16の開脚速度(すなわち、脚部フレーム16の回動速度)が、不均一となって、等速円運動ではなくなることになる。
【0209】
その結果、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなることによって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレーム16が、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0210】
さらに、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレーム16が自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0211】
従って、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなることによって、脚部フレーム16が、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレーム16が、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機10を提供することができる。
【0212】
最後に、操作棒部材36を、手で把持するのをやめて手を離すと、付勢部材40の付勢力によって、第1のリンク部材48は、図2図7(B)において、時計方向に付勢されるようになる。
【0213】
その結果、図2図7(B)に示したように、ロックリンク機構46の第1のリンク部材48に形成された第1のストッパー切り欠き56内に、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54が嵌まり込んで係止されるようになっている。
【0214】
これにより、脚部フレーム16が、水平支持フレーム13に対して垂直な状態で、係止された状態となっており、開いた状態(開脚状態)でロックされた状態とすることができるように構成されている。
【0215】
(実施例2)
図9は、本発明の別の実施例の自動壁紙糊付機10の図2と同様な脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する矢視概略図、図10は、図9のB方向の矢視概略図、図11は、図9のC方向の矢視概略図、図12は、図9のD方向の矢視概略図、図13は、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rを変更するように構成した距離変更手段70を説明する図9と同様な矢視概略図、図14(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図、図14(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除した状態から少し回動した位置における、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図、図15(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図、図15(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動して、水平支持フレーム13に対して、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図である。
【0216】
この実施例の自動壁紙糊付機10は、図1図8に示した自動壁紙糊付機10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0217】
上記の実施例1では、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68の形状が、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離を変更するように形成されている。
【0218】
すなわち、実施例1では、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68の形状が、脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rが、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されている。
これに対して、この実施例の自動壁紙糊付機10では、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更する距離変更手段70が設けられている。
【0219】
すなわち、図9図15に示したように、この実施例の自動壁紙糊付機10では、距離変更手段70を備えており、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68が、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離Rを変更するように付勢されることによって、脚部フレームの回動支持軸との距離を変更するように構成されている。
【0220】
具体的には、図9図13に示したように、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の内側端部65aには、複数の(この実施例では2個の)、例えば、バネなどの弾性部材から構成される第1の付勢部材72と、第2の付勢部材74とを備えている。
【0221】
この実施例の場合、第1の付勢部材72が、脚部フレーム16の閉じる方向(閉脚方向)側に設けられ、第2の付勢部材74が、脚部フレーム16の開ける方向(開脚方向)側に設けられている。
【0222】
この場合、図9図13に示したように、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65は、ピボット軸76を介して、回動できるように、第2のリンク部材50の側方側に装着されている。
なお、図9においては、図示していないが、図9の手前側に(図13においては奥側に)、脚支持部材23が装着されている。
【0223】
すなわち、図9図13に示したように、脚支持部材23には、第1の付勢部材72と、第2の付勢部材74のぞれぞれの外側に、それぞれ2個の長穴78が形成されている。
これらの長穴78に貫通ピン71を介して、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65(摺動抵抗部材65の基端部)が移動自在に装着されている。
また、第1の付勢部材72と、第2の付勢部材74は、一端が、摺動抵抗部材65の基端部に当接するとともに、他端部が第2のリンク部材50に固着されている。
【0224】
これにより、第1の付勢部材72の付勢力を、第2の付勢部材74の付勢力よりも大きくすることによって、長穴78内を、貫通ピン71が移動して、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68の配置位置が、脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rが、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されている。
【0225】
そして、図13に示したように、第1の付勢部材72の付勢力を、第2の付勢部材74の付勢力よりも大きくすることによって、脚部フレーム16が閉じた状態(閉脚状態)から、開ける方向(開脚方向)に少し回動した位置が、脚部フレーム16の回動速度が最も遅い速度となるように構成している。
【0226】
すなわち、この実施例では、第1の付勢部材72の付勢力を、第2の付勢部材74の付勢力よりも大きくすることによって、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68の配置位置が、脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rが、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されている。
【0227】
例えば、図14(B)に示したように、脚部フレーム16が閉脚した状態から少し回動した位置における脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離R1である。
【0228】
そして、図15(A)に示したように、脚部フレーム16が開脚方向へさらに移動した状態における脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離R2である。
この場合、R1>R2となるように構成されている。
【0229】
すなわち、脚部フレーム16が閉脚した状態から少し回動した位置における脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離R1から、
脚部フレーム16が開脚方向へさらに移動した状態における脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離R2から、漸次、
脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rが、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68が、第1の付勢部材72の付勢力を、第2の付勢部材74の付勢力よりも大きくすることによって、摺動面68の移動距離が相違するように構成されている。
【0230】
これにより、脚部フレーム16の回動支持軸17と、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68との距離Rを変更するように、第1の付勢部材72の付勢力を、第2の付勢部材74の付勢力よりも大きくすることによって、摺動面68の移動距離が相違する。
【0231】
これによって、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成することができる。
【0232】
すなわち、図13に示したように、脚部フレーム16のストッパー棒部材54は、脚部フレーム16の回動支持軸17を中心に、半径Rの距離を維持して、回動軌跡Pに沿って、回動する。
【0233】
従って、図13の点線で示したように、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68を、脚部フレーム16の回動支持軸17を中心に回動する回動軌跡Pに沿った位置になるように配置した場合、回動抵抗手段66によって発生する摺動抵抗の大きさは、脚部フレーム16が開脚方向へ移動の全軌跡上で均一となる。
【0234】
これに対して、図13の実線で示したように、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68を、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離(半径距離R1)よりも長い半径R2で配置した場合、回動抵抗手段66によって発生する摺動抵抗の大きさは、長い半径R2で配置した位置で、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離(半径距離R)の場合の摺動抵抗の大きさよりも大きくなる。
【0235】
すなわち、例えば、摩擦抵抗の大きい、ゴム部材などの材料から構成される摺動抵抗部材65は、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68を、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離(半径距離R1)よりも長い半径R2で配置(形状に)した場合より縮むことになり、脚部フレーム16の回動支持軸17との距離(半径距離R)の場合の摺動抵抗の大きさよりも大きくなる。
【0236】
従って、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成されているので、脚部フレーム16が閉脚した状態から少し回動した位置が、脚部フレーム16の回動速度が最も遅い速度となる。
【0237】
そして、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が小さくなり、開脚速度(回動速度)が早くなるような不等速円運動になる。
【0238】
その結果、脚部フレーム16が、開脚方向へ移動するにつれて、開脚速度(回動速度)が早くなって、脚部フレーム16のロック機構(ロックリンク機構46)において、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54が、ロックリンク機構46の開脚状態位置のストッパー切り欠き内(第1のストッパー切り欠き56内)に確実に係合することになり、確実に開脚状態となって、開脚状態でロックすることができる。
【0239】
また、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなることによって、脚部フレーム16の開脚速度(すなわち、脚部フレーム16の回動速度)が、不均一となって、等速円運動ではなくなることになる。
【0240】
その結果、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなることによって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレーム16が、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0241】
さらに、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレーム16が自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成している。
【0242】
従って、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレーム16が開脚方向へ移動するにつれて小さくなることによって、脚部フレーム16が、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレーム16が、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機10を提供することができる。
【0243】
この場合、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の内側端部65aには、この実施例では2個の第1の付勢部材72と、第2の付勢部材74とを備えるように構成したが、その数は特に限定されるものではない。
【0244】
また、この実施例では、第1の付勢部材72と、第2の付勢部材74とを、例えば、バネなどの弾性部材から構成したが、これに特に限定される物ではなく、例えば、ピストンシリンダー機構、ステッピングモーターなどの駆動機構によって、付勢力を発生する公知の駆動機構を採用することも可能である。
【0245】
また、この実施例では、上記の実施例1と同様にして、図15(B)の脚部フレーム16が、開いた状態(開脚状態)でロックされた状態から、図14(A)の脚部フレーム16が、閉じた状態(閉脚状態)でロックされた状態へと移動するには、手などで、図15(B)→図15(A)→図14(B)→図14(A)の矢印に示したよう、脚部フレーム16を、開いた状態(開脚状態)から閉じた状態(閉脚状態)へと移動させるようになっている。
【0246】
また、この実施例では、上記の実施例1と同様にして、図14(A)の脚部フレーム16が、閉じた状態(閉脚状態)でロックされた状態から、図15(B)の脚部フレーム16が、開いた状態(開脚状態)でロックされた状態へと移動するには、図14(A)→図14(B)→図15(A)→図15(B)のように、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54が、回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68に沿って、開脚方向へ脚部フレーム16の自重によって移動することになる。
【0247】
(実施例3)
図16は、本発明の別の実施例の自動壁紙糊付機10の図2と同様な脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する矢視概略図、図17は、図16のB方向の矢視概略図、図18は、図16のC方向の矢視概略図、図19は、図16のD方向の矢視概略図、図20は、摺動抵抗制御手段62の別の実施例を示す図16と同様な矢視概略図、図21(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図、図21(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除した状態から少し回動した位置における、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図、図22(A)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動する途中の状態を説明する部分拡大図、図22(B)は、水平支持フレーム13に対して、閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態を解除して、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)に脚部フレーム16を移動して、水平支持フレーム13に対して、脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する部分拡大図である。
【0248】
この実施例の自動壁紙糊付機10は、図1図15に示した実施例の自動壁紙糊付機10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0249】
上記の実施例1、実施例2では、例えば、図2図5に示したように、摺動抵抗制御手段62は、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54と、ロックリンク機構46に備えられた回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68とから構成されている。
【0250】
これに対して、この実施例の自動壁紙糊付機10では、図16図22に示したように、摺動抵抗制御手段62は、脚部フレーム16と、壁紙糊付機本体12側に設けられた脚部フレーム16を支持する脚支持部材23に形成された回転摺動抵抗部材80から構成されている。
【0251】
具体的には、図20(A)に示したように、壁紙糊付機本体12側に設けられた脚支持部材23には、脚部フレーム16の側面と当接する側に、回転摺動抵抗部材80が全面に設けられている。
【0252】
この場合、回転摺動抵抗部材80は、例えば、摩擦抵抗の大きい、ゴム部材などの材料から構成されるものであるが、摩擦抵抗の大きい材質であれば良く、特に限定されるものではない。
また、回動抵抗手段66を構成する回転摺動抵抗部材80の摺動面80aのみを、このような摩擦抵抗の大きい材料から構成しても良い。
【0253】
また、図20(B)に示したように、回動抵抗手段66を構成する回転摺動抵抗部材80として、脚部フレーム16の回転軌跡に沿った円弧形状の回転摺動抵抗部材80から構成しても良い。
【0254】
なお、図20(B)の実施例では、2条の一定間隔離間して形成された回転摺動抵抗部材80から構成したが、この数は特に限定されるものではなく、1個以上であれば特に限定されるものではない。
【0255】
このように構成することによって、脚部フレーム16(の側面)と、壁紙糊付機本体12側に設けられた脚部フレーム16を支持する脚支持部材23(すなわち、脚支持部材23に設けられた回転摺動抵抗部材80の摺動面80a)とによって、摺動抵抗制御手段62が構成されることになる。
【0256】
従って、脚部フレーム16と、壁紙糊付機本体12側に設けられた脚部フレーム16を支持する脚支持部材23(脚支持部材23に設けられた回転摺動抵抗部材80の摺動面80a)との間の摺動抵抗が制御されることになる。
【0257】
これにより、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレーム16と、壁紙糊付機本体12側に設けられた脚部フレーム16を支持する脚支持部材23(脚支持部材23に設けられた回転摺動抵抗部材80の摺動面80a)との間の摺動抵抗が制御されるので、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレームが、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0258】
また、脚部フレーム16と、壁紙糊付機本体12側に設けられた脚部フレーム16を支持する脚支持部材23(脚支持部材23に設けられた回転摺動抵抗部材80の摺動面80a)との間の摺動抵抗が制御されるので、脚部フレーム16が、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレーム16が、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機10を提供することができる。
【0259】
また、この実施例では、上記の実施例1と同様にして、図22(B)の脚部フレーム16が、開いた状態(開脚状態)でロックされた状態から、図21(A)の脚部フレーム16が、閉じた状態(閉脚状態)でロックされた状態へと移動するには、手などで、図22(B)→図22(A)→図21(B)→図21(A)の矢印に示したよう、脚部フレーム16を、開いた状態(開脚状態)から閉じた状態(閉脚状態)へと移動させるようになっている。
【0260】
また、この実施例では、上記の実施例1と同様にして、図21(A)の脚部フレーム16が、閉じた状態(閉脚状態)でロックされた状態から、図22(B)の脚部フレーム16が、開いた状態(開脚状態)でロックされた状態へと移動するには、図21(A)→図21(B)→図22(A)→図22(B)のように、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54が、第一のリンク部材48の摺動面に沿って、開脚方向へ脚部フレーム16の自重によって移動することになる。
【0261】
この場合、図示しないが、上記実施例1、実施例2と同様に、脚部フレーム16と、壁紙糊付機本体12側に設けられた脚部フレーム16を支持する脚支持部材23(脚支持部材23に設けられた回転摺動抵抗部材80の摺動面80a)との間の距離を変更するように構成しても良い。
【0262】
すなわち、脚部フレーム16と、壁紙糊付機本体12側に設けられた脚部フレーム16を支持する脚支持部材23(脚支持部材23に設けられた回転摺動抵抗部材80の摺動面80a)との間の距離を変更することによって、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、脚部フレーム16の開脚方向への摺動抵抗が、脚部フレームが開脚方向へ移動するにつれて小さくなるように構成することができる。
【0263】
このように構成するには、図示しないが、例えば、回転摺動抵抗部材80の厚さを変えることによって、または、回転摺動抵抗部材80の摺動面80aの滑りやすさ(摩擦抵抗)を、材質、表面粗さなどを変更することによって可能である。
【0264】
(実施例4)
図23は、本発明の別の実施例の自動壁紙糊付機10の脚部フレーム16を開いた状態(開脚状態)でロックした状態を説明する縦断面図、図24は、図23のL方向の矢視図、図25は、図23のM方向の矢視図である。
【0265】
この実施例の自動壁紙糊付機10は、図1図15に示した実施例の自動壁紙糊付機10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0266】
上記の実施例1、実施例2では、例えば、図2図5に示したように、摺動抵抗制御手段62は、脚部フレーム16に固着されたストッパー棒部材54と、ロックリンク機構46に備えられた回動抵抗手段66を構成する摺動抵抗部材65の摺動面68とから構成されている。
【0267】
これに対して、この実施例の自動壁紙糊付機10では、摺動抵抗制御手段62が、脚部フレーム16の回動支持軸100と、脚部フレーム16の回動支持軸100用の軸穴106との間の摺動抵抗を制御するように構成されている。
【0268】
具体的には、図23図25に示したように、摺動抵抗制御手段62が、脚部フレーム16の回動支持軸100と、脚部フレーム16の回動支持軸100用の軸穴106との間に介装されたワンウェイクラッチ108とから構成されている。
【0269】
より詳細には、図23図25に示したように、壁紙糊付機本体12側に設けられた脚部フレーム16を支持する脚支持部材23に、脚部フレーム16の回動支持軸100が固着されている。
【0270】
そして、ワンウェイクラッチ108と脚部フレーム16の回動支持軸100との間に、回動支持軸100の周りを回転可能なカラー部材110が介装されている。
このカラー部材110の一方側の端部には、フランジ形状の段部112が形成されている。
また、カラー部材110が、例えば、圧縮状態で介装された、皿ばねなどのバネ部材114によって、図23の矢印で示したように、脚支持部材23に圧着する方向に付勢されている。
【0271】
そして、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際に、ワンウェイクラッチ108がカラー部材110と係止状態になり、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して閉脚する際に、ワンウェイクラッチ108のカラー部材110との係止状態が解除になるように構成されている。
【0272】
このように構成することによって、脚部フレーム16が、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)に移動する際(すなわち、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して開脚する際)には、ワンウェイクラッチ108が作動した状態となり、ワンウェイクラッチ108がカラー部材110と係止状態になる(図23の矢印Q方向)。
【0273】
これにより、脚部フレーム16の回動支持軸100用の軸穴106と、カラー部材110とが係止状態となって、バネ部材114によって、脚支持部材に圧着する方向に付勢されたカラー部材110を介して、脚部フレーム16の回動支持軸100と、脚部フレーム16の回動支持軸100用の軸穴106との間に、摺動抵抗(回転摺動抵抗)が生じることになる(図23の矢印Q方向)。
【0274】
一方、脚部フレーム16が、開いた状態(開脚状態)から、閉じた状態(閉脚状態)に移動する際(すなわち、脚部フレーム16が壁紙糊付機本体12に対して閉脚する際)には、ワンウェイクラッチ108が作動しない状態となり、ワンウェイクラッチ108がカラー部材110との係止状態が解除になる(図23の矢印S方向)。
【0275】
これにより、脚部フレーム16が回転しても、脚部フレーム16の回動支持軸100と、脚部フレーム16の回動支持軸100用の軸穴106との間との間に、摺動抵抗(回転摺動抵抗)が生じない。
従って、脚部フレーム16が、開いた状態(開脚状態)から、閉じた状態(閉脚状態)に閉脚する際には、軽い力で回転することができる。
【0276】
これにより、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)でロックした状態から、そのロックを解除した場合にも、脚部フレーム16の回動支持軸100と、脚部フレーム16の回動支持軸100用の軸穴106との間に生じる摺動抵抗(回転摺動抵抗)によって、ゆっくりと、閉じた状態(閉脚状態)から、開いた状態(開脚状態)となるので、脚部フレーム16が、その自重によって、振り子運動で90度開いた状態となることがない。
【0277】
また、脚部フレーム16の回動支持軸100と、脚部フレーム16の回動支持軸100用の軸穴106との間との間に生じる摺動抵抗(回転摺動抵抗)によって、脚部フレーム16が、閉じた状態(閉脚状態)から、急激に開いた状態(開脚状態)になることがなく、開く際にも強い衝撃が発生することがなく、脚部フレーム16が、足に当たることがなく、指などを詰めず、ゲガをするおそれのない安全で便利な自動壁紙糊付機を提供することができる。
【0278】
なお、この場合、図示しないが、脚部フレーム16の回動支持軸100と、脚部フレーム16の回動支持軸100用の軸穴106との間との間に生じる摺動抵抗(回転摺動抵抗)を調整する制御装置を設けることも可能である。
【0279】
すなわち、ワンウェイクラッチ108とカラー部材110との間の摺動抵抗(回転摺動抵抗)の大きさを制御したり、脚部フレーム16の回動支持軸100と、脚部フレーム16の回動支持軸100用の軸穴106との間に生じる摺動抵抗を生じない、すなわち、ワンウェイクラッチ108とカラー部材110との間の摺動抵抗(回転摺動抵抗)を解除するように制御する制御装置を設けることも可能である。
【0280】
これにより、脚部フレーム16を閉じた状態(閉脚状態)から少し回動した位置で、大きな抵抗力が働くようになり、その位置で、一旦止まりそうな感じに減速させて、作業者が、今から脚部フレーム16が自分の足下に下がってくることに気づくようにしている。そして、この位置を過ぎたところで抵抗力を小さくし、速い速度で回動させるように構成することも可能である。
【0281】
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、この実施例では、基台フレーム11が、壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)を支持する略矩形状の水平支持フレーム13と、水平支持フレーム13に対して開閉可能に装着された一対の脚部フレーム16備えるように構成されているが、水平支持フレーム13を省略して、直接、一対の脚部フレーム16が、壁紙糊付機本体12(本体フレーム14)に開閉自在に装着されているタイプの自動壁紙糊付機10に適用することが可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0282】
本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布するめの自動壁紙糊付機であって、壁紙糊付機本体と、壁紙糊付機本体に対して、開閉可能に軸支された脚部フレームとを備えた自動壁紙糊付機において、運搬時、設置時において、不用意に水平支持フレームに対して、脚部フレームが開いた状態(開脚状態)となることのない自動壁紙糊付機に適用することができる。
【0283】
また、本発明は、壁紙(クロス)の裏面に、例えば、天井、壁面に貼着するための糊を、自動的に塗布するめの自動壁紙糊付機であって、壁紙糊付機本体を支持する略矩形状の水平支持フレームと、水平支持フレームに対して、開閉可能に軸支された脚部フレームとを備えた自動壁紙糊付機において、運搬時、設置時において、不用意に水平支持フレームに対して、脚部フレームが開いた状態(開脚状態)となることのない自動壁紙糊付機に適用することができる。
【符号の説明】
【0284】
10 自動壁紙糊付機
11 基台フレーム
12 壁紙糊付機本体
13 水平支持フレーム
14 本体フレーム
15 締結部材
16 脚部フレーム
16a 前方脚部フレーム
16b 後方脚部フレーム
17 回動支持軸
17a 軸穴
18 上部フレーム
18a、18b 側板部
18c 把手
19 テンションバー
20 下部フレーム
20a、20b 側板部
21 カットテープ貼着装置
23 脚支持部材
24 ローラー
25 制御装置
26 駆動部
28 表示・操作パネル部
29 壁紙排出部
30 スリッター
31 脚部フレームロック制御装置
32 壁紙原反ロール
33 ネジ
34 原反装着架台
35 ネジ止め
36 操作棒部材
40 付勢部材
42 ピボット軸
46 ロックリンク機構
48 第1のリンク部材
48a 側部
50 第2のリンク部材
51 ピボット軸
52 支持軸部材
53 長穴
54 ストッパー棒部材
56 第1のストッパー切り欠き
58 第2のストッパー切り欠き
60 開閉制御装置
62 摺動抵抗制御手段
64 締結ネジ
65 摺動抵抗部材
66 回動抵抗手段
65a 内側端部
68 摺動面
70 距離変更手段
71 貫通ピン
72 第1の付勢部材
74 第2の付勢部材
76 ピボット軸
78 長穴
80 回転摺動抵抗部材
80a 摺動面
100 回動支持軸
106 軸穴
108 ワンウェイクラッチ
110 カラー部材
112 段部
114 バネ部材
200 自動壁紙糊付機
201 基台フレーム
202 壁紙糊付機本体
204 本体フレーム
206 脚部フレーム
208 上部フレーム
208a、208b 側板部
208c 把手
210 下部フレーム
210a、210b 側板部
214 ローラー
216 駆動部
218 表示・操作パネル部
219 壁紙排出部
220 壁紙受け部
222 壁紙原反ロール
224 原反装着架台
F 矢印
G 壁紙
H 矢印
I 矢印
J 矢印
P 回動軌跡
Q 矢印
R 距離(半径距離)
R1 距離(半径距離)
R2 距離(半径距離)
S 矢印
図1
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