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特開2022-72358開き戸、収納庫および開き戸の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022072358
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】開き戸、収納庫および開き戸の製造方法
(51)【国際特許分類】
   E05B 65/02 20060101AFI20220510BHJP
   E04H 1/04 20060101ALI20220510BHJP
【FI】
E05B65/02 D
E04H1/04 Z
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020181738
(22)【出願日】2020-10-29
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-06-23
(71)【出願人】
【識別番号】520424445
【氏名又は名称】株式会社M’sワークス
(74)【代理人】
【識別番号】100129573
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 博正
(72)【発明者】
【氏名】水井 将太
(57)【要約】
【課題】収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【解決手段】メーターボックスのスチールドアである開き戸は、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋によって閉じられる箱状の収納部からなる収納庫と、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に通されている収納庫を開き戸に留める留め具とを備える。収納庫の蓋は、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされている。スチールドアである開き戸は、収納庫の蓋とは別個に開閉可能とされている。
【選択図】図3

【特許請求の範囲】
【請求項1】
集合住宅に設置され、前記集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸において、
錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および前記蓋側が開口している箱状であって、前記蓋によって閉じられる箱状の収納部からなる収納庫と、
前記メーターボックスの外側に前記蓋が配置されるように前記開き戸に空けられている孔に通されている前記収納庫を前記開き戸に留める留め具と
を備え、
前記収納庫の前記蓋は、前記メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、前記メーターボックスの外側から開閉可能とされ、
前記収納庫の蓋とは別個に開閉可能とされている
開き戸。
【請求項2】
請求項1に記載の開き戸において、
前記留め具は、アングル材または角パイプから形成されている
開き戸。
【請求項3】
請求項1に記載の開き戸において、
前記留め具は、角パイプの1つの面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、隣接する面と1つの平面となる形状に形成されている
開き戸。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の開き戸において、
前記留め具は、前記メーターボックスの外側で前記開き戸に留められている
開き戸。
【請求項5】
請求項2に記載の開き戸において、
前記留め具は、前記メーターボックスの内側で前記開き戸に留められている
開き戸。
【請求項6】
錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能な蓋と、
前記蓋側が開口している箱状であって、前記蓋によって閉じられる箱状の収納部と、
前記収納部の側面のうち、前記収納部の開口と隣接する側面に、前記収納部の開口に近接して設けられている、開き戸に空けられている孔に通されている状態で前記開き戸に留めるための留め具と
を備える収納庫。
【請求項7】
請求項6に記載の収納庫において、
前記留め具は、前記収納部の側面に対してフランジ状に設けられている
収納庫。
【請求項8】
請求項6に記載の収納庫において、
前記留め具は、長手方向の1つの面が前記収納部の開口に接する角パイプ状に形成されている
収納庫。
【請求項9】
請求項6に記載の収納庫において、
前記留め具は、長手方向の1つの面が前記収納部の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、開口に接する面に対向する面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、前記収納部の側面と1つの平面となる形状に形成されている
収納庫。
【請求項10】
集合住宅に設置され、前記集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸に、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および前記蓋側が開口している箱状であって、前記蓋によって閉じられる箱状の収納部からなる収納庫を通す孔を開け、
前記メーターボックスの外側に前記蓋が配置されるように前記開き戸に空けられている前記孔に前記収納庫を通し、
留め具によって、前記収納庫を前記開き戸に留める
開き戸の製造方法。
【請求項11】
請求項10に記載の開き戸の製造方法において、
前記収納庫に予め設けられている前記留め具によって、前記収納庫を前記開き戸に留める
開き戸の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は開き戸、収納庫および開き戸の製造方法に関し、特に、集合住宅に用いられる開き戸、収納庫および開き戸の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
集合住宅には、それぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの配線または配管および電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスが設けられている。メーターボックスの扉は、スチールドアである開き戸とされている。
【0003】
従来、各戸を隔てる界壁と共用廊下との交差部分に柱が設置された集合住宅であって、柱の共用廊下に面する面に沿うように宅配ボックスが設けられ、柱が、互いに隣接する交差部分の一方側に設置された第一の柱と、互いに隣接する交差部分の他方側に設置された第二の柱と、を具備し、第一の柱の共用廊下に面する面に沿うように、当該第一の柱の両隣の2住戸分の宅配ボックスが設けられており、第二の柱の共用廊下に面する面に沿うように、当該第二の柱の両隣の2住戸分のメーターボックスが設けられている集合住宅が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、マンションなどの集合住宅の各住戸の玄関の扉の外側にそれぞれ設けられた水道メーター及びガスメーターが内蔵されるメーターボックスの扉に、この扉の施錠及び解錠が可能な錠が設けられ、メーターボックスの内部の空きスペースに、宅配物が収納可能とされた構成とされている宅配ボックスも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2019-54943号公報
【特許文献2】登録実用新案第3213566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、既に建築された集合住宅に、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができるように配達された荷物を入れるための収納庫を設置しようとする場合、収納庫を設置するための場所を用意することが困難であった。
【0007】
また、メーターボックスの扉は、電気、ガスまたは水道の提供業者が計量器を見て使用量を確認するために、自由に開閉できるようにしておく必要がある。
【0008】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の側面の開き戸は、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋によって閉じられる箱状の収納部からなる収納庫と、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に通されている収納庫を開き戸に留める留め具とを備え、収納庫の蓋は、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされ、収納庫の蓋とは別個に開閉可能とされている。
【0010】
本発明の第1の側面の開き戸においては、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋によって閉じられる箱状の収納部からなる収納庫が、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に通されて、留め具で収納庫が開き戸に留められるので、開き戸を閉じれば、収納庫がメーターボックスに収まることになり、収納庫を設置するための場所を別途用意する必要がない。収納庫の蓋が、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされているので、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。また、メーターボックスのスチールドアである開き戸は、収納庫の蓋とは別個に開閉可能とされているので、電気、ガスまたは水道の提供業者が自由に開閉できて、計量器を見て使用量を確認できるので、メーターボックスの機能を損なうことがない。このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【0011】
留め具を、アングル材または角パイプから形成することができる。このようにすることで、簡単に収納庫を開き戸に留めることができる。
【0012】
留め具を、角パイプの1つの面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、隣接する面と1つの平面となる形状に形成することができる。このようにすることで、留め具にバネ成分を持たせることができ、収納庫を開き戸に留める場合の応力や収納庫の蓋の開閉により生じる力を吸収して、収納庫の耐久性を向上させることができる。
【0013】
留め具を、メーターボックスの外側で開き戸に留めることができる。このようにすることで、留め具により装飾性を持たせることができる。
【0014】
留め具は、メーターボックスの内側で開き戸に留めることができる。このようにすることで、違和感をより少なくして、開き戸に収納庫を留めることができる。
【0015】
本発明の第2の側面の収納庫は、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能な蓋と、蓋側が開口している箱状であって、蓋によって閉じられる箱状の収納部と、収納部の側面のうち、収納部の開口と隣接する側面に、収納部の開口に近接して設けられている、開き戸に空けられている孔に通されている状態で開き戸に留めるための留め具とを備える。
【0016】
本発明の第2の側面の収納庫においては、収納部の側面のうち、収納部の開口と隣接する側面に、収納部の開口に近接して設けられている、開き戸に空けられている孔に通されている状態で開き戸に留めるための留め具が設けられているので、開き戸に空けられている孔に収納庫を通せば、より簡単に収納庫を開き戸に留めることができる。留め具で収納庫が開き戸に留められるので、開き戸を閉じれば、収納庫がメーターボックスに収まることになり、収納庫を設置するための場所を別途用意する必要がない。収納庫の蓋が錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能とされているので、メーターボックスのスチールドアである開き戸に対して、収納庫の扉が外側に配置されるように収納庫を開き戸に留めれば、収納庫の蓋が、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされているので、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。収納庫の蓋が、メーターボックスのスチールドアである開き戸とは別に設けられるので、収納庫をメーターボックスのスチールドアである開き戸に留めても、メーターボックスのスチールドアである開き戸を、収納庫の蓋とは別個に開閉することができるので、電気、ガスまたは水道の提供業者がメーターボックスのスチールドアである開き戸を自由に開閉できて、計量器を見て使用量を確認できるので、メーターボックスの機能を損なうことがない。このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【0017】
留め具を、収納部の側面に対してフランジ状に設けることができる。このようにすることで、簡単に収納庫を開き戸に留めることができる。
【0018】
留め具を、長手方向の1つの面が収納部の開口に接する角パイプ状に形成することができる。このようにすることで、留め具により装飾性を持たせることができる。
【0019】
留め具を、長手方向の1つの面が収納部の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、開口に接する面に対向する面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、収納部の側面と1つの平面となる形状に形成することができる。このようにすることで、留め具にバネ成分を持たせることができ、収納庫を開き戸に留める場合の応力や収納庫の蓋の開閉により生じる力を吸収して、収納庫の耐久性を向上させることができる。
【0020】
本発明の第3の側面の開き戸の製造方法は、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸に、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋によって閉じられる箱状の収納部からなる収納庫を通す孔を開け、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に収納庫を通し、留め具によって、収納庫を開き戸に留める。
【0021】
本発明の第3の側面の開き戸の製造方法においては、メーターボックスのスチールドアである開き戸に、収納庫を通す孔を開け、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に収納庫を通し、留め具によって、収納庫を開き戸に留めるので、開き戸を閉じれば、収納庫がメーターボックスに収まることになり、収納庫を設置するための場所を別途用意する必要がない。収納庫の蓋が錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能とされ、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に収納庫を通し、留め具によって、収納庫を開き戸に留めるので、収納庫の蓋が、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされているので、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。収納庫の蓋が、メーターボックスのスチールドアである開き戸とは別に設けられるので、収納庫をメーターボックスのスチールドアである開き戸に留めても、メーターボックスのスチールドアである開き戸を、収納庫の蓋とは別個に開閉することができるので、電気、ガスまたは水道の提供業者がメーターボックスのスチールドアである開き戸を自由に開閉できて、計量器を見て使用量を確認できるので、メーターボックスの機能を損なうことがない。このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【0022】
収納庫に予め設けられている留め具によって、収納庫を開き戸に留めることができる。このようにすることで、より簡単に収納庫を開き戸に留めることができる。
【発明の効果】
【0023】
以上のように、本発明によれば、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】メーターボックス11のスチールドア21の構成の例を説明する図である。
図2】開かれているスチールドア21を示す図である。
図3】開かれている扉31を示す図である。
図4】メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
図5】メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
図6】メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
図7】メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
図8】メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
図9】宅配ボックス12付きスチールドア21の製造方法を説明するフローチャートである。
図10】メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
図11】メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
図12】メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
図13】メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
図14】留め具を予め設けた宅配ボックス12を用いた宅配ボックス12付きスチールドア21の製造方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0026】
本発明の第1の側面の開き戸は、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋によって閉じられる箱状の収納部からなる収納庫(例えば、図3の宅配ボックス12)と、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に通されている収納庫を開き戸に留める留め具(例えば、図3の留め具13-3および13-4)とを備え、収納庫の蓋は、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされ、収納庫の蓋とは別個に開閉可能とされている。
【0027】
本発明の第2の側面の収納庫は、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能な蓋(例えば、図10の蓋31)と、蓋側が開口している箱状であって、蓋によって閉じられる箱状の収納部(例えば、図10の収納部32)と、収納部の側面のうち、収納部の開口と隣接する側面に、収納部の開口に近接して設けられている、開き戸に空けられている孔に通されている状態で開き戸に留めるための留め具(例えば、図10の留め具201-1および201-2)とを備える。
【0028】
本発明の第3の側面の開き戸の製造方法は、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸に、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋によって閉じられる箱状の収納部からなる収納庫を通す孔を開け(例えば、図9のステップS11)、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に収納庫を通し(例えば、図9のステップS12)、留め具によって、収納庫を開き戸に留める(例えば、図9のステップS13およびステップS14)。
【0029】
以下、図1乃至図14を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施の形態のメーターボックス11のスチールドア21の構成の例を説明する図である。図1(A)は、メーターボックス11の正面図である。図1(B)は、図1(A)のAA‘線におけるメーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0031】
なお、以下、メーターボックス11に対して前後の方向をY軸で図示し、上下の方向をZ軸で図示し、左右の方向をX軸で図示する。また、以下、X軸方向のうち、図1(A)中の左側を単に左側と称し、X軸方向のうち、図1(A)中の右側を単に右側と称する。さらに、以下、Y軸方向のうち、図1(A)中の手前側を単に前側と称し、Y軸方向のうち、図1(A)中の奥側を単に後側と称する。さらにまた、以下、Z軸方向のうち、図1(A)中の上側を単に上側と称し、Z軸方向のうち、図1(A)中の下側を単に下側と称する。なお、右側がX軸の正の方向であり、後側がY軸の正の方向であり、上側がZ軸の正の方向である。また、Z軸方向を、単に上下方向とも称し、X軸およびY軸に平行な面に沿う方向を単に水平方向または横方向とも称する。以下の図においても同様である。
【0032】
例えば、メーターボックス11は、集合住宅の構造体2に囲われるように配置される。構造体2は、コンクリート材、木材、鉄骨材またはブロック材などで形成されている。例えば、メーターボックス11は、集合住宅の構造体2に沿って配置される。
【0033】
メーターボックス11は、配管/配線/メーター3を格納している。配管/配線/メーター3は、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの配線または配管および電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器である。すなわち、メーターボックス11は、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納している。メーターボックス11は、外形および内形が概ね直方体状の箱である。メーターボックス11は、配管/配線/メーター3を格納する場所や設備を意味する場合もある。
【0034】
例えば、メーターボックス11は、スチールドア21および収納部22からなる。なお、メーターボックス11は、収納部22を設けることなく、スチールドア21が構造体2の空間を閉じるようにして、構成するようにしてもよい。スチールドア21は、前側から見て長方形状に形成されている。スチールドア21は、鋼板から形成されている開き戸である。すなわち、スチールドア21は、収納部22に対して開閉可能な蓋である。スチールドア21と収納部22とは、右側に設けられているヒンジで接続されている。ヒンジの図示は省略する。図2に示されるように、スチールドア21は、上側から見て反時計回りに回動させられて開かれ、上側から見て時計回りに回動させられて閉じられる。スチールドア21には、錠前は設けられてなく、施錠されない。スチールドア21は、常に、開閉可能とされている。
【0035】
収納部22は、スチールドア21側、すなわち前側が開口している直方体状に形成されている箱である。例えば、収納部22は、鋼板から形成されている。収納部22は、配管/配線/メーター3を格納している。
【0036】
スチールドア21の左側であって、上下方向の中央部分には、平面ハンドル23が設けられている。平面ハンドル23は、スチールドア21の前側の面と面一で格納され、スチールドア21を開く場合、奥側に押すことなどにより、スチールドア21の前側の面から突出して、手で掴みやすくなる。スチールドア21の前側の面から突出した平面ハンドル23を掴んで手前に引っ張ることで、スチールドア21が開かれる。
【0037】
スチールドア21には、宅配ボックス12が設けられている。宅配ボックス12は、収納庫の一例である。宅配ボックス12は、施錠可能な収納庫である。宅配ボックス12は、スチールドア21に空けられた孔に通されて、スチールドア21に固定されている。宅配ボックス12は、スチールドア21に留め具13-1乃至13-4により留められている。
【0038】
宅配ボックス12は、蓋31、収納部32、錠前33および印鑑部34を含み構成されている。蓋31は、収納部32に対して開閉可能に設けられている。例えば、蓋31は、前側から見て長方形状に形成されている。収納部32は、蓋31側が開口している箱状に形成されている。例えば、収納部32は、中空の直方体状に形成されている。蓋31および収納部32は、それぞれ、鋼、ステンレス鋼若しくはアルミニウム合金などの金属、強度と耐久性とを有するエンジニアリングプラスチックなどの樹脂若しくはガラス繊維若しくは炭素繊維などの繊維および樹脂などからなる複合材料またはこれらの組合せなどからなる。
【0039】
蓋31と収納部32とは、右側に設けられているヒンジで接続されている。ヒンジの図示は省略する。蓋31が閉じられている場合、収納部32の開口が蓋31で閉じられて、収納部32は密閉される。蓋31が開かれている場合、収納部32の開口が開かれるので、収納部32に所望の物品を出し入れすることができる。
【0040】
錠前33は、蓋31に施錠し、または開錠する。例えば、錠前33は、所定の番号のボタンを順に押圧したり、ダイヤルを合わせたりしたうえで、つまみを捻ったりスライドさせたりして、閂や錠を動かして、施錠または開錠する。また、例えば、錠前33は、鍵によって、閂や錠を動かして、施錠または開錠する。なお、錠前33は、ダイヤル錠やシリンダ錠などの機械式であっても、電子錠やカードキー錠などの電気式であってもよい。錠前33が開錠されている場合、蓋31は、開閉可能である。
【0041】
印鑑部34は、荷物の配達に用いる伝票に押印するための印鑑である。例えば、印鑑部34は、下側から伝票が差し込まれた状態で、奥側に押し込まれることにより、伝票に押印する。
【0042】
宅配ボックス12は、スチールドア21に対して、蓋31、錠前33および印鑑部34がスチールドア21の前側(表側)になるように配置される。すなわち、宅配ボックス12は、メーターボックス11の外側に蓋31が配置されるように、スチールドア21に空けられた孔に通されて、スチールドア21に固定されている。また、宅配ボックス12は、蓋31を開閉可能にスチールドア21に固定される。図3に示されるように、蓋31は、上側から見て反時計回りに回動させられて開かれ、上側から見て時計回りに回動させられて閉じられる。
【0043】
宅配ボックス12の蓋31は、メーターボックス11の外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックス11の外側から開閉可能とされている。また、スチールドア21は、宅配ボックス12の蓋31とは別個に開閉可能とされている。宅配ボックス12の蓋31は、スチールドア21とは別個に開閉可能とされている。
【0044】
留め具13-1乃至13-4は、宅配ボックス12の収納部32とスチールドア21とを留める。留め具13-1乃至13-4は、メーターボックス11の外側に宅配ボックス12の蓋31が配置されるように、スチールドア21に空けられている孔に通されている宅配ボックス12をスチールドア21に留める。留め具13-1乃至13-4は、鋼、ステンレス鋼若しくはアルミニウム合金などの金属、強度と耐久性とを有するエンジニアリングプラスチックなどの樹脂若しくはガラス繊維若しくは炭素繊維などの繊維および樹脂などからなる複合材料またはこれらの組合せなどからなる。
【0045】
留め具13-1(図4に示す)は、宅配ボックス12の収納部32の側面のうちの、上側の側面とスチールドア21とを留める。留め具13-1は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。留め具13-1は、後述するボルトおよびナットなどにより、収納部32の上側の側面に留められる。留め具13-2(図4に示す)は、宅配ボックス12の収納部32の側面のうちの、下側の側面とスチールドア21とを留める。留め具13-2は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。留め具13-2は、後述するボルトおよびナットなどにより、収納部32の下側の側面に留められる。
【0046】
留め具13-3は、宅配ボックス12の収納部32の側面のうちの、左側の側面とスチールドア21とを留める。留め具13-3は、ボルト41-3-1、41-3-2および41-3-3によりスチールドア21に留められる。留め具13-3は、ボルトおよびナットなどにより、収納部32の左側の側面に留められる。留め具13-4は、宅配ボックス12の収納部32の側面のうちの、右側の側面とスチールドア21とを留める。留め具13-4は、ボルト41-4-1、41-4-2および41-4-3によりスチールドア21に留められる。留め具13-4は、ボルトおよびナットなどにより、収納部32の右側の側面に留められる。
【0047】
次に、留め具13-1乃至13-4を含む留め具の例について、図4乃至図8を参照して説明する。
【0048】
図4は、留め具13-1および13-2の構成を示す、図1(A)のBB‘線におけるメーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0049】
留め具13-1および13-2は、それぞれ、断面がL字状のアングル材で形成される。アングル材とは、直方形の板材を、いずれかの辺に平行して、中央部分で直角に折り曲げた形状とされていることを意味する。例えば、アングル材は、圧延などで形成される。鋼製のアングル材は、山形鋼などとも称される。留め具13-1および13-2は、メーターボックス11の内側でスチールドア21に留められる。留め具13-1は、収納部32の上側を留める。留め具13-2は、収納部32の下側を留める。
【0050】
留め具13-1および13-2は、長手方向が水平方向(左右方向)に配置され、また、留め具13-1および13-2の270度の優角をなす面が、収納部32の側面およびスチールドア21の後側の面(裏面)に接するように配置される。すなわち、留め具13-1は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、L字状の面のうちの下側の面が、収納部32の上側の側面に接し、L字状の面のうちの左側の面(図4中において、L字状が左右に反転しているので、右側の面)が、スチールドア21の後側の面(裏面)に接するように配置される。留め具13-2は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、L字状の面のうちの下側の面(図4中において、L字状が180度回転しているので、上側の面)が、収納部32の下側の側面に接し、L字状の面のうちの左側の面(図4中において、L字状が180度回転しているので、右側の面)が、スチールドア21の後側の面(裏面)に接するように配置される。
【0051】
留め具13-1のスチールドア21と接する部分は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具13-1にネジ切り加工されている孔であるネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔(いわゆるバカ孔)が設けられて、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3が、それぞれ、スチールドア21の前側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具13-1のネジ孔に螺合されることにより、留め具13-1のスチールドア21と接する部分が、スチールドア21に留められる。
【0052】
留め具13-1の収納部32の側面と接する部分は、ボルト51-1-1(図示せず)およびナット52-1-1(図示せず)、ボルト51-1-2およびナット52-1-2並びにボルト51-1-3(図示せず)およびナット52-1-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具13-1および収納部32の側面の対応する位置のそれぞれにキリ孔が設けられて、ボルト51-1-1、51-1-2および51-1-3が、それぞれ、留め具13-1のキリ孔および収納部32の側面のキリ孔を通されて、ナット52-1-1、52-1-2および52-1-3のそれぞれに螺合されることにより、留め具13-1の収納部32の側面と接する部分が、収納部32の側面に留められる。
【0053】
留め具13-2のスチールドア21と接する部分は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具13-2にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3が、それぞれ、スチールドア21の前側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具13-2のネジ孔に螺合されることにより、留め具13-2のスチールドア21と接する部分が、スチールドア21に留められる。
【0054】
留め具13-2の収納部32の側面と接する部分は、ボルト51-2-1(図示せず)およびナット52-2-1(図示せず)、ボルト51-2-2およびナット52-2-2並びにボルト51-2-3(図示せず)およびナット52-2-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具13-2および収納部32の側面の対応する位置のそれぞれにキリ孔が設けられて、ボルト51-2-1、51-2-2および51-2-3がそれぞれ、留め具13-1のキリ孔および収納部32の側面のキリ孔を通されて、ナット52-2-1、52-2-2および52-2-3のそれぞれに螺合されることにより、留め具13-2の収納部32の側面と接する部分が、収納部32の側面に留められる。
【0055】
留め具13-3および13-4は、それぞれ、留め具13-1および13-2と同様に、断面がL字状のアングル材で形成される。留め具13-3は、収納部32の左側を留める。留め具13-4は、収納部32の右側を留める。留め具13-3および13-4は、長手方向が上下方向に配置され、また、留め具13-3および13-4の270度の優角をなす面が、収納部32の左側または右側の側面およびスチールドア21の後側の面(裏面)に接するように配置される。留め具13-3および13-4は、留め具13-1および13-2と同様に構成され、留め具13-1および13-2と同様に、スチールドア21と宅配ボックス12の収納部32とを留めるので、その説明は省略する。
【0056】
このように、留め具13-1乃至13-4は、メーターボックス11の内側でスチールドア21に留められている。
【0057】
次に、留め具の他の例について、図5乃至図8を参照して説明する。図5乃至図8は、図4と同様の切断端面におけるメーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0058】
図5は、アングル材で形成される留め具の他の例を示す、メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0059】
留め具101-1および101-2は、それぞれ、断面がL字状のアングル材で形成される。留め具101-1は、収納部32の上側を留める。留め具101-2は、収納部32の下側を留める。留め具101-1および101-2は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留められる。留め具101-1および101-2は、メーターボックス11の内側で収納部32に留められる。留め具101-1および101-2の一部は、メーターボックス11の外側に配置され、留め具101-1および101-2の一部は、メーターボックス11の内側に配置される。
【0060】
留め具101-1および101-2は、長手方向が水平方向(左右方向)に配置され、また、留め具101-1および101-2の270度の優角をなす面のうちの1つの面が、収納部32の側面に接し、留め具101-1および101-2の90度の劣角をなす面のうちの1つの面が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。すなわち、留め具101-1は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、L字状の面のうちの下側の面が、収納部32の上側の側面に接し、L字状の面のうちの右側の面(図5中において、L字状が左右に反転しているので、左側の面)が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。留め具101-2は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、L字状の面のうちの下側の面(図5中において、L字状が180度回転しているので、上側の面)が、収納部32の下側の側面に接し、L字状の面のうちの右側の面(図5中において、L字状が180度回転しているので、左側の面)が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。留め具101-1および101-2のL字状の下側部分は、スチールドア21の孔と収納部32の側面との間から、メーターボックス11の内側に入り込む。
【0061】
留め具101-1のスチールドア21と接する部分は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具101-1にキリ孔(いわゆるバカ孔)が設けられて、スチールドア21の対応する位置にネジ切り加工されている孔であるネジ孔が設けられて、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3が、それぞれ、スチールドア21の前側から、留め具101-1のキリ孔を通されて、スチールドア21のネジ孔に螺合されることにより、留め具101-1のスチールドア21と接する部分が、スチールドア21に留められる。
【0062】
留め具101-1の収納部32の側面と接する部分は、ボルト51-1-1(図示せず)およびナット52-1-1(図示せず)、ボルト51-1-2およびナット52-1-2並びにボルト51-1-3(図示せず)およびナット52-1-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具101-1および収納部32の側面の対応する位置のそれぞれにキリ孔が設けられて、ボルト51-1-1、51-1-2および51-1-3がそれぞれ、留め具101-1のキリ孔および収納部32の側面のキリ孔を通されて、ナット52-1-1、52-1-2および52-1-3のそれぞれに螺合されることにより、留め具101-1の収納部32の側面と接する部分が、収納部32の側面に留められる。
【0063】
留め具101-2のスチールドア21と接する部分は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具101-2にキリ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にネジ孔が設けられて、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3が、それぞれ、スチールドア21の前側から、留め具101-2のキリ孔を通されて、スチールドア21のネジ孔に螺合されることにより、留め具101-2のスチールドア21と接する部分が、スチールドア21に留められる。
【0064】
留め具101-2の収納部32の側面と接する部分は、ボルト51-2-1(図示せず)およびナット52-2-1(図示せず)、ボルト51-2-2およびナット52-2-2並びにボルト51-2-3(図示せず)およびナット52-2-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具101-2および収納部32の側面の対応する位置のそれぞれにキリ孔が設けられて、ボルト51-2-1、51-2-2および51-2-3がそれぞれ、留め具101-1のキリ孔および収納部32の側面のキリ孔を通されて、ナット52-2-1、52-2-2および52-2-3のそれぞれに螺合されることにより、留め具101-2の収納部32の側面と接する部分が、収納部32の側面に留められる。
【0065】
留め具101-3(図示せず)および101-4(図示せず)は、それぞれ、留め具101-1および101-2と同様に、断面がL字状のアングル材で形成される。留め具101-3は、収納部32の左側を留める。留め具101-4は、収納部32の右側を留める。留め具101-3および101-4は、留め具101-1および101-2と同様に、長手方向が上下方向に配置され、また、留め具101-3および101-4の270度の優角をなす面のうちの1つの面が、収納部32の側面に接し、留め具101-3および101-4の90度の劣角をなす面のうちの1つの面が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。
【0066】
留め具101-3および101-4は、留め具101-1および101-2と同様に構成され、留め具101-1および101-2と同様に、スチールドア21と宅配ボックス12の収納部32とを留めるので、その説明は省略する。
【0067】
このように、留め具13-1乃至13-4は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留められている。留め具13-1乃至13-4は、メーターボックス11の内側で収納部32に留められている。
【0068】
また、留め具は、角パイプで形成することもできる。図6は、角パイプで形成される留め具の例を示す、メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0069】
留め具111-1および111-2は、それぞれ、断面が口の字状の角パイプで形成される。角パイプとは、中空の管状であって、断面形状が長方形状とされていることを意味する。鋼製の角パイプは、角形鋼管または角鋼管などとも称される。留め具111-1および111-2は、メーターボックス11の内側でスチールドア21に留められる。留め具111-1は、収納部32の上側を留める。留め具111-2は、収納部32の下側を留める。
【0070】
留め具111-1は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、外側の面のうちの下側の面が、収納部32の側面に接し、外側の面のうちの前側の面が、スチールドア21の後側の面(裏面)に接するように配置される。留め具111-2は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、外側の面のうちの上側の面が、収納部32の側面に接し、外側の面のうちの前側の面が、スチールドア21の後側の面(裏面)に接するように配置される。
【0071】
留め具111-1の側面のうち、スチールドア21と接する側面は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具111-1の側面のうち、スチールドア21と接する側面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3が、それぞれ、スチールドア21の前側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具111-1のネジ孔に螺合されることにより、留め具111-1が、スチールドア21に留められる。
【0072】
留め具111-1の側面のうち、収納部32の側面と接する側面は、ボルト112-1-1(図示せず)、112-1-2および112-1-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具111-1の側面のうち、収納部32の側面と接する側面にネジ孔が設けられて、収納部32の側面の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト112-1-1、112-1-2および112-1-3がそれぞれ、収納部32の側面のキリ孔のそれぞれを通されて、留め具111-1の側面のネジ孔のそれぞれに螺合されることにより、留め具111-1が、収納部32の側面に留められる。
【0073】
留め具111-2の側面のうち、スチールドア21と接する側面は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具111-2の側面のうち、スチールドア21と接する側面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3が、それぞれ、スチールドア21の前側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具111-2のネジ孔に螺合されることにより、留め具111-2が、スチールドア21に留められる。
【0074】
留め具111-2の側面のうち、収納部32の側面と接する側面は、ボルト112-2-1(図示せず)、112-2-2および112-2-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具111-2の側面のうち、収納部32の側面と接する側面にネジ孔が設けられて、収納部32の側面の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト112-2-1、112-2-2および112-2-3がそれぞれ、収納部32の側面のキリ孔のそれぞれを通されて、留め具111-2の側面のネジ孔のそれぞれに螺合されることにより、留め具111-2が、収納部32の側面に留められる。
【0075】
留め具111-3(図示せず)および111-4(図示せず)は、それぞれ、留め具111-1および111-2と同様に、断面が口の字状の角パイプで形成される。留め具111-3は、収納部32の左側を留める。留め具111-4は、収納部32の右側を留める。留め具111-3は、長手方向が上下方向になり、また、外側の面のうちの右側の面が、収納部32の左側の側面に接し、外側の面のうちの前側の面が、スチールドア21の後側の面(裏面)に接するように配置される。留め具111-4は、長手方向が上下方向になり、また、外側の面のうちの左側の面が、収納部32の右側の側面に接し、外側の面のうちの前側の面が、スチールドア21の後側の面(裏面)に接するように配置される。
【0076】
留め具111-3および111-4は、留め具111-1および111-2と同様に構成され、留め具111-1および111-2と同様に、スチールドア21と宅配ボックス12の収納部32とを留めるので、その説明は省略する。
【0077】
このように、留め具111-1乃至111-4は、メーターボックス11の内側でスチールドア21に留められている。
【0078】
また、角パイプで形成されている留め具は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留めることもできる。図7は、角パイプで形成される留め具の他の例を示す、メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0079】
留め具121-1および121-2は、それぞれ、断面が口の字状の角パイプで形成される。留め具121-1および121-2は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留められる。留め具121-1は、収納部32の上側を留める。留め具121-2は、収納部32の下側を留める。
【0080】
留め具121-1は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、外側の面のうちの下側の面が、収納部32の側面に接し、外側の面のうちの後側の面が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。留め具121-2は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、外側の面のうちの上側の面が、収納部32の側面に接し、外側の面のうちの後側の面が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。
【0081】
留め具121-1の側面のうち、スチールドア21と接する側面は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具121-1の側面のうち、スチールドア21と接する側面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3が、それぞれ、スチールドア21の後側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具121-1のネジ孔に螺合されることにより、留め具121-1が、スチールドア21に留められる。
【0082】
留め具121-1の側面のうち、収納部32の側面と接する側面は、ボルト112-1-1(図示せず)、112-1-2および112-1-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具121-1の側面のうち、収納部32の側面と接する側面にネジ孔が設けられて、収納部32の側面の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト112-1-1、112-1-2および112-1-3がそれぞれ、収納部32の側面のキリ孔のそれぞれを通されて、留め具121-1の側面のネジ孔のそれぞれに螺合されることにより、留め具121-1が、収納部32の側面に留められる。
【0083】
留め具121-2の側面のうち、スチールドア21と接する側面は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具121-2の側面のうち、スチールドア21と接する側面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3が、それぞれ、スチールドア21の後側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具121-2のネジ孔に螺合されることにより、留め具121-2が、スチールドア21に留められる。
【0084】
留め具121-2の側面のうち、収納部32の側面と接する側面は、ボルト112-2-1(図示せず)、112-2-2および112-2-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具121-2の側面のうち、収納部32の側面と接する側面にネジ孔が設けられて、収納部32の側面の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト112-2-1、112-2-2および112-2-3がそれぞれ、収納部32の側面のキリ孔のそれぞれを通されて、留め具121-2の側面のネジ孔のそれぞれに螺合されることにより、留め具121-2が、収納部32の側面に留められる。
【0085】
留め具121-3(図示せず)および121-4(図示せず)は、それぞれ、留め具121-1および121-2と同様に、断面が口の字状の角パイプで形成される。留め具121-3は、収納部32の左側を留める。留め具121-4は、収納部32の右側を留める。留め具121-3は、長手方向が上下方向になり、また、外側の面のうちの右側の面が、収納部32の左側の側面に接し、外側の面のうちの後側の面が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。留め具121-4は、長手方向が上下方向になり、また、外側の面のうちの左側の面が、収納部32の右側の側面に接し、外側の面のうちの後側の面が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。留め具121-3および121-4は、留め具121-1および121-2と同様に構成され、留め具121-1および121-2と同様に、スチールドア21と宅配ボックス12の収納部32とを留めるので、その説明は省略する。
【0086】
このように、留め具121-1乃至121-4は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留められている。意匠を施した留め具121-1乃至121-4によって、スチールドア21に装飾性を付加することができる。
【0087】
さらに、留め具を鋼板などが曲げられて形成された曲げ物で構成することができる。図8は、曲げ物で形成される留め具の他の例を示す、メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0088】
留め具131-1および131-2は、それぞれ、角パイプの1つの面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、開かれた面の部分と隣接する側面とが1つの平面となる形状に形成されている。留め具131-1および131-2の長手方向に直交する向きにおける、留め具131-1および131-2の断面の形状は、直線的に描かれた数字の6の丸の部分が開いた形状と言うこともできる。留め具131-1は、収納部32の上側を留める。留め具131-2は、収納部32の下側を留める。留め具131-1および131-2は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留められる。留め具131-1および131-2の一部は、メーターボックス11の外側に配置され、留め具131-1および131-2の一部は、メーターボックス11の内側に配置される。
【0089】
留め具131-1は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、外側の面のうちの幅広の面が、収納部32の側面に接し、外側の面のうちの幅狭の面が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。留め具131-1の幅広の面の部分は、スチールドア21の孔と収納部32の側面との間から、メーターボックス11の内側に入り込む。留め具131-2は、長手方向が水平方向(左右方向)になり、また、外側の面のうちの幅広の面が、収納部32の側面に接し、外側の面のうちの幅狭の面が、スチールドア21の前側の面(表面)に接するように配置される。留め具131-2の幅広の面の部分は、スチールドア21の孔と収納部32の側面との間から、メーターボックス11の内側に入り込む。
【0090】
留め具131-1の側面のうち、スチールドア21と接する側面は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具131-1の側面のうち、スチールドア21と接する側面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3が、それぞれ、スチールドア21の後側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具131-1のネジ孔に螺合されることにより、留め具131-1が、スチールドア21に留められる。
【0091】
留め具131-1の側面のうち、収納部32の側面と接する側面は、ボルト112-1-1(図示せず)、112-1-2および112-1-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具131-1の側面のうち、収納部32の側面と接する側面であって、スチールドア21の内側に入り込む部分にキリ孔が設けられて、収納部32の側面の対応する位置にネジ孔が設けられて、ボルト112-1-1、112-1-2および112-1-3がそれぞれ、留め具131-1の側面のキリ孔のそれぞれを通されて、収納部32の側面のネジ孔のそれぞれに螺合されることにより、留め具131-1が、収納部32の側面に留められる。
【0092】
留め具131-2の側面のうち、スチールドア21と接する側面は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具131-2の側面のうち、スチールドア21と接する側面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3が、それぞれ、スチールドア21の後側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具131-2のネジ孔に螺合されることにより、留め具131-2が、スチールドア21に留められる。
【0093】
留め具131-2の側面のうち、収納部32の側面と接する側面は、ボルト112-2-1(図示せず)、112-2-2および112-2-3(図示せず)により収納部32の側面に留められる。例えば、留め具131-2の側面のうち、収納部32の側面と接する側面であって、スチールドア21の内側に入り込む部分にキリ孔が設けられて、収納部32の側面の対応する位置にネジ孔が設けられて、ボルト112-2-1、112-2-2および112-2-3がそれぞれ、留め具131-2の側面のキリ孔のそれぞれを通されて、収納部32の側面のネジ孔のそれぞれに螺合されることにより、留め具131-2が、収納部32の側面に留められる。
【0094】
留め具131-3(図示せず)および131-4(図示せず)は、それぞれ、留め具131-1および131-2と同様に、角パイプの1つの面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、開かれた面の部分と隣接する側面とが1つの平面となる形状に形成されている。留め具131-3は、収納部32の左側を留める。留め具131-4は、収納部32の右側を留める。留め具131-3および131-4は、留め具131-1および131-2と同様に構成され、留め具131-1および131-2と同様に、スチールドア21と宅配ボックス12の収納部32とを留めるので、その説明は省略する。
【0095】
このように、留め具131-1乃至131-4は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留められている。留め具131-1乃至131-4は、メーターボックス11の内側で収納部32に留められている。
【0096】
なお、留め具131-1乃至131-4は、押し出し材または引き抜き材で形成することもできる。
【0097】
このように、留め具101-1乃至101-4、留め具111-1乃至111-4、留め具121-1乃至121-4および留め具131-1乃至131-4は、それぞれ、宅配ボックス12の収納部32とスチールドア21とを留める。留め具101-1乃至101-4、留め具111-1乃至111-4、留め具121-1乃至121-4および留め具131-1乃至131-4は、それぞれ、メーターボックス11の外側に宅配ボックス12の蓋31が配置されるように開き戸であるスチールドア21に空けられている孔に通されている宅配ボックス12をスチールドア21に留める。留め具101-1乃至101-4、留め具111-1乃至111-4、留め具121-1乃至121-4および留め具131-1乃至131-4は、それぞれ、鋼、ステンレス鋼若しくはアルミニウム合金などの金属、強度と耐久性とを有するエンジニアリングプラスチックなどの樹脂若しくはガラス繊維若しくは炭素繊維などの繊維および樹脂などからなる複合材料またはこれらの組合せからなる。なお、留め具101-1乃至101-4を一体に形成するようにしてもよい。同様に、留め具111-1乃至111-4を一体に形成したり、留め具121-1乃至121-4を一体に形成したり、留め具131-1乃至131-4を一体に形成したりすることができる。
【0098】
次に、図9のフローチャートを参照して、宅配ボックス12付きスチールドア21の製造方法を説明する。ステップS11において、メーターボックス11のスチールドア21に孔が空けられる。すなわち、メーターボックス11のスチールドア21のドアパネルに孔が空けられる。孔は、宅配ボックス12が挿入可能な大きさとされる。また、スチールドア21には、ボルトなどを通して留め具を留めるための孔も空けられる。さらに、必要に応じて、宅配ボックス12の留め具にも、ボルトなどを通すキリ孔またはネジ孔が適宜空けられる。
【0099】
ステップS12において、ステップS11で空けられたスチールドア21の孔に宅配ボックス12が通される。この場合、メーターボックス11の外側に蓋31が配置されるようにスチールドア21に空けられている孔に宅配ボックス12が通される。
【0100】
ステップS13において、スチールドア21に留め具を留める。例えば、ボルトまたはナットなどにより、スチールドア21に留め具が留められる。ステップS14において、留め具に宅配ボックス12を留める。例えば、ボルトまたはナットなどにより、留め具に宅配ボックス12が留められる。
【0101】
このように、宅配ボックス12付きスチールドア21を製造することができる。
【0102】
次に、留め具を予め設けた宅配ボックス12について説明する。図10乃至図13は、留め具を予め設けた宅配ボックス12を用いたメーターボックス11の切断端面図を示す図である。なお、図10乃至図13において、図4と同様の部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0103】
まず、留め具を、収納部32の側面に対してフランジ状に設けることができる。図10は、収納部32の側面に対してフランジ状に設けられた留め具の例を示す、メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0104】
留め具201-1は、収納部32の上側の側面に対して直交する長方形状の板状、すなわちフランジ状に設けられている。留め具201-2は、収納部32の下側の側面に対して直交する長方形状の板状、すなわちフランジ状に設けられている。留め具201-1および201-2は、収納部32と一体に形成されている。
【0105】
同様に、図示は省略するが、留め具201-3は、収納部32の左側の側面に対して直交する長方形状の板状、すなわちフランジ状に設けられている。留め具201-4は、収納部32の右側の側面に対して直交する長方形状の板状、すなわちフランジ状に設けられている。留め具201-3および201-4は、収納部32と一体に形成されている。
【0106】
宅配ボックス12は、メーターボックス11の内側、すなわち、スチールドア21の後側の面(裏面)から、宅配ボックス12の前側、すなわち、蓋31側からスチールドア21に空けられた孔に通されて、留め具201-1乃至201-4がボルトによりスチールドア21に留められることで、スチールドア21に留められる。留め具201-1は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具201-1にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3が、それぞれ、スチールドア21の前側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具201-1のネジ孔に螺合されることにより、留め具201-1がスチールドア21に留められる。
【0107】
留め具201-2は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具201-2にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3が、それぞれ、スチールドア21の前側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具201-2のネジ孔に螺合されることにより、留め具201-2がスチールドア21に留められる。
【0108】
留め具201-3および201-4は、留め具201-1および201-2と同様に、スチールドア21に留められるので、その説明は省略する。
【0109】
このように、留め具201-1乃至201-4は、メーターボックス11の内側でスチールドア21に留められている。
【0110】
収納部32の側面に対してフランジ状に設けられた留め具をメーターボックス11の外側でスチールドア21に留めることもできる。
【0111】
図11は、収納部32の側面に対してフランジ状に設けられた留め具の他の例を示す、メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0112】
留め具202-1乃至202-4は、それぞれ、留め具201-1乃至201-4のそれぞれと同様に、収納部32の側面に対して直交する長方形状の板状、すなわちフランジ状に設けられている。
【0113】
宅配ボックス12は、メーターボックス11の外側、すなわち、スチールドア21の前側の面(表面)から、宅配ボックス12の後側、すなわち、収納部32側からスチールドア21に空けられた孔に通されて、留め具202-1乃至202-4がボルトによりスチールドア21に留められることで、スチールドア21に留められる。留め具202-1は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具202-1にキリ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にネジ孔が設けられて、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3が、それぞれ、スチールドア21の前側から、留め具202-1のキリ孔を通されて、スチールドア21のネジ孔に螺合されることにより、留め具202-1がスチールドア21に留められる。
【0114】
留め具202-2は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具202-2にキリ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にネジ孔が設けられて、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3が、それぞれ、スチールドア21の前側から、留め具202-2のキリ孔を通されて、スチールドア21のネジ孔に螺合されることにより、留め具202-2がスチールドア21に留められる。
【0115】
留め具202-3および202-4は、留め具202-1および202-2と同様に、スチールドア21に留められるので、その説明は省略する。
【0116】
このように、留め具202-1乃至202-4は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留められる。
【0117】
また、留め具は、長手方向が収納部32の開口に接する角パイプ状に形成することができる。
【0118】
図12は、長手方向が収納部32の開口に接する角パイプ状に設けられた留め具の他の例を示す、メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0119】
留め具203-1は、収納部32の上側の側面に、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状に形成されている。留め具203-2は、収納部32の下側の側面に、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状に形成されている。留め具203-1および203-2は、収納部32と一体に形成されている。
【0120】
同様に、図示は省略するが、留め具203-3は、収納部32の左側の側面に、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状に形成されている。留め具203-4は、収納部32の右側の側面に、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状に形成されている。留め具203-3および203-4は、収納部32と一体に形成されている。
【0121】
宅配ボックス12は、メーターボックス11の外側、すなわち、スチールドア21の前側の面(表面)から、宅配ボックス12の後側、すなわち、収納部32側からスチールドア21に空けられた孔に通されて、留め具203-1乃至203-4がボルトによりスチールドア21に留められることで、スチールドア21に留められる。留め具203-1は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具203-1の後側の面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3が、それぞれ、スチールドア21の後側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具203-1のネジ孔に螺合されることにより、留め具203-1がスチールドア21に留められる。
【0122】
留め具203-2は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具203-2の後側の面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3が、それぞれ、スチールドア21の後側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具203-2のネジ孔に螺合されることにより、留め具203-2がスチールドア21に留められる。
【0123】
留め具203-3および203-4は、留め具203-1および203-2と同様に、スチールドア21に留められるので、その説明は省略する。
【0124】
このように、留め具203-1乃至203-4は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留められる。
【0125】
さらに、留め具は、長手方向が収納部32の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、収納部32の側面に直交する面であって、収納部32の開口から離れている側の面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、収納部32の側面と1つの平面となる形状に形成することができる。
【0126】
図13は、長手方向が収納部32の開口に接する角パイプが開かれた形状の留め具の他の例を示す、メーターボックス11の切断端面図を示す図である。
【0127】
留め具204-1は、収納部32の上側の側面に、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、開口に接する面に対向する面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、収納部32の上側の側面と1つの平面となる形状に形成されている。留め具204-2は、収納部32の下側の側面に、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、開口に接する面に対向する面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、収納部32の下側の側面と1つの平面となる形状に形成されている。
【0128】
同様に、図示は省略するが、留め具204-3は、収納部32の左側の側面に、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、開口に接する面に対向する面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、収納部32の左側の側面と1つの平面となる形状に形成されている。留め具204-4は、収納部32の右側の側面に、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、開口に接する面に対向する面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、収納部32の右側の側面と1つの平面となる形状に形成されている。
【0129】
なお、留め具204-1乃至204-4は、長手方向に直交する面における断面形状が概ねコの字状とされ、コの字状に開いている2つの端部のうち、一方の端部が収納部32の開口の近傍で収納部32の側面につながり、他方の端部と収納部32の側面との間に隙間ができるように形成されていると言うこともできる。
【0130】
宅配ボックス12は、メーターボックス11の外側、すなわち、スチールドア21の前側の面(表面)から、宅配ボックス12の後側、すなわち、収納部32側からスチールドア21に空けられた孔に通されて、留め具204-1乃至204-4がボルトによりスチールドア21に留められることで、スチールドア21に留められる。留め具204-1は、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具204-1の後側の面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-1-1、41-1-2および41-1-3が、それぞれ、スチールドア21の後側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具204-1のネジ孔に螺合されることにより、留め具204-1がスチールドア21に留められる。
【0131】
留め具204-2は、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3によりスチールドア21に留められる。例えば、留め具204-2の後側の面にネジ孔が設けられて、スチールドア21の対応する位置にキリ孔が設けられて、ボルト41-2-1、41-2-2および41-2-3が、それぞれ、スチールドア21の後側からスチールドア21のキリ孔を通されて、留め具204-2のネジ孔に螺合されることにより、留め具204-2がスチールドア21に留められる。
【0132】
留め具204-3および204-4は、留め具204-1および204-2と同様に、スチールドア21に留められるので、その説明は省略する。
【0133】
このように、留め具204-1乃至204-4は、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留められる。
【0134】
このように、留め具201-1乃至201-4、留め具202-1乃至202-4、留め具203-1乃至203-4および留め具204-1乃至204-4は、それぞれ、宅配ボックス12の収納部32とスチールドア21とを留める。留め具201-1乃至201-4、留め具202-1乃至202-4、留め具203-1乃至203-4および留め具204-1乃至204-4は、それぞれ、メーターボックス11の外側に宅配ボックス12の蓋31が配置されるように開き戸であるスチールドア21に空けられている孔に通されている宅配ボックス12をスチールドア21に留める。留め具201-1乃至201-4、留め具202-1乃至202-4、留め具203-1乃至203-4および留め具204-1乃至204-4は、それぞれ、鋼、ステンレス鋼若しくはアルミニウム合金などの金属、強度と耐久性とを有するエンジニアリングプラスチックなどの樹脂若しくはガラス繊維若しくは炭素繊維などの繊維および樹脂などからなる複合材料またはこれらの組合せからなる。なお、留め具201-1乃至201-4、留め具202-1乃至202-4、留め具203-1乃至203-4および留め具204-1乃至204-4は、収納部32と一体に形成してもよいし、収納部32と別体に設けるようにしてもよい。
【0135】
次に、留め具を予め設けた宅配ボックス12を用いた宅配ボックス12付きスチールドア21の製造方法を、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0136】
ステップS21において、メーターボックス11のスチールドア21に孔が空けられる。すなわち、メーターボックス11のスチールドア21のドアパネルに孔が空けられる。孔は、宅配ボックス12が挿入可能な大きさとされる。また、スチールドア21には、ボルトなどを通して留め具を留めるための孔も空けられる。さらに、必要に応じて、宅配ボックス12の留め具にも、ボルトなどを通すキリ孔またはネジ孔が適宜空けられる。
【0137】
ステップS22において、ステップS21で空けられたスチールドア21の孔に宅配ボックス12が通される。この場合、メーターボックス11の外側に蓋31が配置されるようにスチールドア21に空けられている孔に宅配ボックス12が通される。ステップS23において、スチールドア21に宅配ボックス12の留め具を留める。例えば、ボルトまたはナットなどにより、スチールドア21に留め具が留められる。
【0138】
このように、留め具を予め設けた宅配ボックス12を用いて、宅配ボックス12付きスチールドア21を製造することができる。
【0139】
なお、スチールドア21および留め具または宅配ボックス12および留め具を留めるためのボルトの数は任意である。
【0140】
また、スチールドア21および留め具または宅配ボックス12および留め具は、ボルトまたはナットなどにより留められると説明したが、これに限らず、両面テープ、接着剤または溶接やろう付け、はんだ付けなどにより留めることができる。
【0141】
特に、宅配ボックス12の下側を留め具に留める場合、両面テープまたは接着剤を用いると、ボルトやナットなどのなどのように、収納部32の内側に突き出ることがないので、物品に傷つけることなく、収納部32に物品を出し入れできるようになる。
【0142】
なお、宅配ボックス12の上側および下側のみをスチールドア21に留めるようにしてもよいし、宅配ボックス12の右側および左側のみをスチールドア21に留めるようにしてもよい。
【0143】
また、宅配ボックス12の蓋31は、開き戸に限らず、引き戸、引込み扉、折戸またはシャッターとしてもよい。
【0144】
このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【0145】
以上のように、メーターボックス11は、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納している。スチールドア21は、メーターボックス11の開き戸である。宅配ボックス12は、錠前33により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋31および蓋31側が開口している箱状であって、蓋によって閉じられる箱状の収納部32からなる。留め具13-1乃至13-4は、メーターボックス11の外側に蓋31が配置されるようにスチールドア21に空けられている孔に通されている宅配ボックス12をスチールドア21に留める。宅配ボックス12の蓋31は、メーターボックス11の外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックス11の外側から開閉可能とされている。スチールドア21は、宅配ボックス12の蓋31とは別個に開閉可能とされている。
【0146】
錠前33により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋31および蓋31側が開口している箱状であって、蓋31によって閉じられる箱状の収納部32からなる宅配ボックス12が、メーターボックス11の外側に蓋31が配置されるようにスチールドア21に空けられている孔に通されて、留め具13-1乃至13-4で宅配ボックス12がスチールドア21に留められるので、スチールドア21を閉じれば、宅配ボックス12がメーターボックス11に収まることになり、宅配ボックス12を設置するための場所を別途用意する必要がない。宅配ボックス12の蓋31が、メーターボックス11の外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックス11の外側から開閉可能とされているので、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。また、メーターボックス11の開き戸であるスチールドア21は、宅配ボックス12の蓋31とは別個に開閉可能とされているので、電気、ガスまたは水道の提供業者が自由に開閉できて、計量器を見て使用量を確認できるので、メーターボックス11の機能を損なうことがない。このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【0147】
留め具13-1乃至13-4を、アングル材から形成することができる。留め具111-1乃至111-4を、角パイプから形成することができる。このようにすることで、簡単に宅配ボックス12をスチールドア21に留めることができる。
【0148】
留め具131-1乃至131-4を、角パイプの1つの面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、隣接する面と1つの平面となる形状に形成することができる。このようにすることで、留め具131-1乃至131-4にバネ成分を持たせることができ、宅配ボックス12をスチールドア21に留める場合の応力や宅配ボックス12の蓋31の開閉により生じる力を吸収して、宅配ボックス12の耐久性を向上させることができる。
【0149】
留め具121-1乃至121-4を、メーターボックス11の外側でスチールドア21に留めることができる。このようにすることで、留め具121-1乃至121-4により装飾性を持たせることができる。
【0150】
留め具111-1乃至111-4は、メーターボックス11の内側でスチールドア21に留めることができる。このようにすることで、違和感をより少なくして、スチールドア21に宅配ボックス12を留めることができる。
【0151】
宅配ボックス12は、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能な蓋31と、蓋31側が開口している箱状であって、蓋31によって閉じられる箱状の収納部32と、収納部32の側面のうち、収納部32の開口と隣接する側面に、収納部32の開口に近接して設けられている、スチールドア21に空けられている孔に通されている状態でスチールドア21に留めるための留め具201-1乃至201-4とを備える。
【0152】
留め具201-1乃至201-4を備える宅配ボックス12においては、収納部32の側面のうち、収納部32の開口と隣接する側面に、収納部32の開口に近接して設けられている、スチールドア21に空けられている孔に通されている状態でスチールドア21に留めるための留め具201-1乃至201-4が設けられているので、スチールドア21に空けられている孔に宅配ボックス12を通せば、より簡単に宅配ボックス12をスチールドア21に留めることができる。留め具201-1乃至201-4で宅配ボックス12がスチールドア21に留められるので、スチールドア21を閉じれば、宅配ボックス12がメーターボックス11に収まることになり、宅配ボックス12を設置するための場所を別途用意する必要がない。宅配ボックス12の蓋31が錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能とされているので、メーターボックス11のスチールドア21である開き戸に対して、宅配ボックス12の蓋31が外側に配置されるように宅配ボックス12をスチールドア21に留めれば、宅配ボックス12の蓋31が、メーターボックス11の外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックス11の外側から開閉可能とされているので、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。宅配ボックス12の蓋31が、メーターボックス11のスチールドア21である開き戸とは別に設けられるので、宅配ボックス12をメーターボックス11のスチールドア21である開き戸に留めても、メーターボックス11のスチールドア21である開き戸を、宅配ボックス12の蓋31とは別個に開閉することができるので、電気、ガスまたは水道の提供業者がメーターボックス11のスチールドア21である開き戸を自由に開閉できて、計量器を見て使用量を確認できるので、メーターボックス11の機能を損なうことがない。このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【0153】
留め具201-1乃至201-4を、宅配ボックス12の側面に対してフランジ状に設けることができる。このようにすることで、簡単に宅配ボックス12をスチールドア21に留めることができる。
【0154】
留め具203-1乃至203-4を、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状に形成することができる。このようにすることで、留め具203-1乃至203-4により装飾性を持たせることができる。
【0155】
留め具204-1乃至204-4を、長手方向の1つの面が収納部32の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、開口に接する面に対向する面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、収納部32の側面と1つの平面となる形状に形成することができる。このようにすることで、留め具204-1乃至204-4にバネ成分を持たせることができ、宅配ボックス12をスチールドア21に留める場合の応力や宅配ボックス12の蓋31の開閉により生じる力を吸収して、宅配ボックス12の耐久性を向上させることができる。
【0156】
集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックス11のスチールドア21である開き戸に、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋31および蓋31側が開口している箱状であって、蓋31によって閉じられる箱状の収納部32からなる宅配ボックス12を通す孔を開け、メーターボックス11の外側に蓋31が配置されるようにスチールドア21に空けられている孔に宅配ボックス12を通し、留め具13-1乃至13-4によって、宅配ボックス12をスチールドア21に留めてスチールドア21が製造される。
【0157】
メーターボックス11のスチールドア21に、宅配ボックス12を通す孔を開け、メーターボックス11の外側に蓋31が配置されるようにスチールドア21に空けられている孔に宅配ボックス12を通し、留め具13-1乃至13-4によって、宅配ボックス12をスチールドア21に留めるので、スチールドア21を閉じれば、宅配ボックス12がメーターボックス11に収まることになり、宅配ボックス12を設置するための場所を別途用意する必要がない。宅配ボックス12の蓋31が錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能とされ、メーターボックス11の外側に蓋31が配置されるようにスチールドア21に空けられている孔に宅配ボックス12を通し、留め具13-1乃至13-4によって、宅配ボックス12をスチールドア21に留めるので、宅配ボックス12の蓋31が、メーターボックス11の外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックス11の外側から開閉可能とされているので、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。宅配ボックス12の蓋31が、メーターボックス11のスチールドア21である開き戸とは別に設けられるので、宅配ボックス12をメーターボックス11のスチールドア21である開き戸に留めても、メーターボックス11のスチールドア21である開き戸を、宅配ボックス12の蓋31とは別個に開閉することができるので、電気、ガスまたは水道の提供業者がメーターボックス11のスチールドア21である開き戸を自由に開閉できて、計量器を見て使用量を確認できるので、メーターボックス11の機能を損なうことがない。このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【0158】
宅配ボックス12に予め設けられている留め具201-1乃至201-4によって、宅配ボックス12をスチールドア21に留めることができる。このようにすることで、より簡単に宅配ボックス12をスチールドア21に留めることができる。
【0159】
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0160】
11 メーターボックス, 12 宅配ボックス, 13-1乃至13-4 留め具, 21 スチールドア, 31 蓋, 32 収納部, 33 錠前, 34 印鑑部, 41-1-1,41-1-2および41-1-3,41-2-1,41-2-2および41-2-3,41-3-1,41-3-2および41-3-3,並びに41-4-1,41-4-2および41-4-3 ボルト, 51-1-1,51-1-2および51-1-3,51-2-1,51-2-2および51-2-3,51-3-1,51-3-2および51-3-3,並びに51-4-1,51-4-2および51-4-3 ボルト, 52-1-1,52-1-2および52-1-3,52-2-1,52-2-2および52-2-3,52-3-1,52-3-2および52-3-3,並びに52-4-1,52-4-2および52-4-3 ナット, 101-1乃至101-4,111-1乃至111-4,121-1乃至121-4および131-1乃至131-4 留め具, 112-1-1,112-1-2および112-1-3,112-2-1,112-2-2および112-2-3,112-3-1,112-3-2および112-3-3,並びに112-4-1,112-4-2および112-4-3 ボルト, 201-1乃至201-4,202-1乃至202-4,203-1乃至203-4および204-1乃至204-4 留め具

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2021-02-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
集合住宅に設置され、前記集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸において、
錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および前記蓋側が開口している箱状であって、前記蓋が閉じられている場合、開口が前記蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫と、
前記メーターボックスの外側に前記蓋が配置されるように前記開き戸に空けられている孔に通されている前記収納庫の前記収納部の側面および前記開き戸の面にそれぞれ接する面で留められて、前記収納庫を前記開き戸に留める留め具と
を備え、
前記収納庫の前記蓋は、前記メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、前記メーターボックスの外側から開閉可能とされ、
錠前が設けられてなく、前記収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされている
開き戸。
【請求項2】
請求項1に記載の開き戸において、
前記留め具は、アングル材または角パイプから形成されている
開き戸。
【請求項3】
請求項1に記載の開き戸において、
前記留め具は、角パイプの1つの面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、隣接する面と1つの平面となる形状に形成されている
開き戸。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の開き戸において、
前記留め具は、前記メーターボックスの外側で前記開き戸に留められている
開き戸。
【請求項5】
請求項2に記載の開き戸において、
前記留め具は、前記メーターボックスの内側で前記開き戸に留められている
開き戸。
【請求項6】
錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能な蓋と、
前記蓋側が開口している箱状であって、前記蓋が閉じられている場合、開口が前記蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部と、
前記収納部の側面のうち、前記収納部の開口と隣接する側面に、前記収納部の開口に近接して設けられている留め具であって、メーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前が設けられてなく、前記蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸に空けられている孔に、前記メーターボックスの外側に前記蓋が配置されるように通されている状態で前記開き戸の面に接する面で前記開き戸の面に留めるための留め具と
を備える収納庫。
【請求項7】
請求項6に記載の収納庫において、
前記留め具は、前記収納部の側面に対してフランジ状に設けられている
収納庫。
【請求項8】
請求項6に記載の収納庫において、
前記留め具は、前記収納部の側面に、長手方向の1つの面が前記収納部の開口に接する角パイプ状に形成されている
収納庫。
【請求項9】
請求項6に記載の収納庫において、
前記留め具は、前記収納部の側面に、長手方向の1つの面が前記収納部の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、開口に接する面に対向する面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、前記収納部の側面と1つの平面となる形状に形成されている
収納庫。
【請求項10】
錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および前記蓋側が開口している箱状であって、前記蓋が閉じられている場合、開口が前記蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫を通す孔を、集合住宅に設置され、前記集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前が設けられてなく、前記収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸に開け、
前記メーターボックスの外側に前記蓋が配置されるように前記開き戸に空けられている前記孔に前記収納庫を通し、
留め具の面を前記開き戸の面に留めて、前記収納庫を前記開き戸に留める
開き戸の製造方法。
【請求項11】
請求項10に記載の開き戸の製造方法において、
前記収納庫に予め設けられている前記留め具によって、前記収納庫を前記開き戸に留める
開き戸の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本発明の第1の側面の開き戸は、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋が閉じられている場合、開口が蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫と、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に通されている収納庫の収納部の側面および開き戸の面にそれぞれ接する面で留められて、収納庫を開き戸に留める留め具とを備え、収納庫の蓋は、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされ、錠前が設けられてなく、収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の第1の側面の開き戸においては、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋が閉じられている場合、開口が蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫が、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に通されて、留め具で収納庫の収納部の側面および開き戸の面にそれぞれ接する面で留められて、収納庫を開き戸に留られるので、開き戸を閉じれば、収納庫がメーターボックスに収まることになり、収納庫を設置するための場所を別途用意する必要がない。収納庫の蓋が、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされているので、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。また、メーターボックスのスチールドアである開き戸は、錠前が設けられてなく、収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされているので、電気、ガスまたは水道の提供業者が自由に開閉できて、計量器を見て使用量を確認できるので、メーターボックスの機能を損なうことがない。このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
本発明の第2の側面の収納庫は、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能な蓋と、蓋側が開口している箱状であって、蓋が閉じられている場合、開口が蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部と、収納部の側面のうち、収納部の開口と隣接する側面に、収納部の開口に近接して設けられている留め具であって、メーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前が設けられてなく、蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸に空けられている孔に、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように通されている状態で開き戸の面に接する面で開き戸の面に留めるための留め具とを備える。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
本発明の第2の側面の収納庫においては、収納部の側面のうち、収納部の開口と隣接する側面に、収納部の開口に近接して設けられている留め具であって、メーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前が設けられてなく、蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸に空けられている孔に、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように通されている状態で開き戸の面に接する面で開き戸の面に留めるための留め具が設けられているので、開き戸に空けられている孔に収納庫を通せば、より簡単に収納庫を開き戸に留めることができる。留め具で収納庫が開き戸に留められるので、開き戸を閉じれば、収納庫がメーターボックスに収まることになり、収納庫を設置するための場所を別途用意する必要がない。収納庫の蓋が錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能とされているので、メーターボックスのスチールドアである開き戸に対して、収納庫の扉が外側に配置されるように収納庫を開き戸に留めれば、収納庫の蓋が、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされているので、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。収納庫の蓋が、メーターボックスのスチールドアである開き戸とは別に設けられるので、収納庫をメーターボックスのスチールドアである開き戸に留めても、錠前が設けられてないメーターボックスのスチールドアである開き戸を、収納庫の蓋とは別個に常に開閉することができるので、電気、ガスまたは水道の提供業者がメーターボックスのスチールドアである開き戸を自由に開閉できて、計量器を見て使用量を確認できるので、メーターボックスの機能を損なうことがない。このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
留め具を、収納部の側面に、長手方向の1つの面が収納部の開口に接する角パイプ状に形成することができる。このようにすることで、留め具により装飾性を持たせることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
留め具を、収納部の側面に、長手方向の1つの面が収納部の開口に接する角パイプ状であって、角パイプ状の面のうち、開口に接する面に対向する面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、収納部の側面と1つの平面となる形状に形成することができる。このようにすることで、留め具にバネ成分を持たせることができ、収納庫を開き戸に留める場合の応力や収納庫の蓋の開閉により生じる力を吸収して、収納庫の耐久性を向上させることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
本発明の第3の側面の開き戸の製造方法は、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋が閉じられている場合、開口が蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫を通す孔を、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前が設けられてなく、収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸に開け、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に収納庫を通し、留め具の面を開き戸の面に留めて、収納庫を開き戸に留める。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
本発明の第3の側面の開き戸の製造方法においては、錠前が設けられてなく、収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸であって、メーターボックスのスチールドアである開き戸に、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋が閉じられている場合、開口が蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫を通す孔を開け、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に収納庫を通し、留め具によって、留め具の面を開き戸の面に留めて、収納庫を開き戸に留めるので、開き戸を閉じれば、収納庫がメーターボックスに収まることになり、収納庫を設置するための場所を別途用意する必要がない。収納庫の蓋が錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能とされ、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に収納庫を通し、留め具によって、収納庫を開き戸に留めるので、収納庫の蓋が、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされているので、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。収納庫の蓋が、メーターボックスのスチールドアである開き戸とは別に設けられるので、収納庫をメーターボックスのスチールドアである開き戸に留めても、錠前が設けられてないメーターボックスのスチールドアである開き戸を、収納庫の蓋とは別個に常に開閉することができるので、電気、ガスまたは水道の提供業者がメーターボックスのスチールドアである開き戸を自由に開閉できて、計量器を見て使用量を確認できるので、メーターボックスの機能を損なうことがない。このように、収納庫を設置するための場所を別途用意することなく、また、メーターボックスの機能を損なうことなく、集合住宅において、不在の場合でも配達された荷物を受け取ることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
本発明の第1の側面の開き戸は、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋が閉じられている場合、開口が蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫(例えば、図3の宅配ボックス12)と、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に通されている収納庫の収納部の側面および開き戸の面にそれぞれ接する面で留められて、収納庫を開き戸に留める留め具(例えば、図3の留め具13-3および13-4)とを備え、収納庫の蓋は、メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、メーターボックスの外側から開閉可能とされ、錠前が設けられてなく、収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
本発明の第2の側面の収納庫は、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能な蓋(例えば、図10の蓋31)と、蓋側が開口している箱状であって、蓋が閉じられている場合、開口が蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部(例えば、図10の収納部32)と、収納部の側面のうち、収納部の開口と隣接する側面に、収納部の開口に近接して設けられている留め具であって、メーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前が設けられてなく、蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸に空けられている孔に、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように通されている状態で開き戸の面に接する面で開き戸の面に留めるための留め具(例えば、図10の留め具201-1および201-2)とを備える。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
本発明の第3の側面の開き戸の製造方法は、錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および蓋側が開口している箱状であって、蓋が閉じられている場合、開口が蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫を通す孔を、集合住宅に設置され、集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前が設けられてなく、収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸に開け(例えば、図9のステップS11)、メーターボックスの外側に蓋が配置されるように開き戸に空けられている孔に収納庫を通し(例えば、図9のステップS12)、留め具の面を開き戸の面に留めて、収納庫を開き戸に留める(例えば、図9のステップS13およびステップS14)。
【手続補正書】
【提出日】2021-05-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
集合住宅に設置され、前記集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸において、
錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および前記蓋側が開口している箱状であって、前記蓋が閉じられている場合、開口が前記蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫と、
前記メーターボックスの外側に前記蓋が配置されるように前記開き戸に空けられている孔に通されている前記収納庫の前記収納部の側面および前記開き戸の面にそれぞれ接する面で留められて、前記収納庫を前記開き戸に留める留め具と
を備え、
前記収納庫の前記蓋は、前記メーターボックスの外側から施錠または開錠可能であり、開錠されている場合、前記メーターボックスの外側から開閉可能とされ、
錠前が設けられてなく、前記収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされている
開き戸。
【請求項2】
請求項1に記載の開き戸において、
前記留め具は、アングル材または角パイプから形成されている
開き戸。
【請求項3】
請求項1に記載の開き戸において、
前記留め具は、角パイプの1つの面が、短手方向の中央部分から長手方向に沿って開かれて、隣接する面と1つの平面となる形状に形成されている
開き戸。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の開き戸において、
前記留め具は、前記メーターボックスの外側で前記開き戸に留められている
開き戸。
【請求項5】
請求項2に記載の開き戸において、
前記留め具は、前記メーターボックスの内側で前記開き戸に留められている
開き戸。
【請求項6】
錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されているとき開閉可能な蓋と、
前記蓋側が開口している箱状であって、前記蓋が閉じられている場合、開口が前記蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部と、
前記収納部の側面のうち、前記収納部の開口と隣接する側面に、前記収納部の開口に近接して設けられている留め具であって、メーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前が設けられてなく、前記蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸に空けられている孔に、前記メーターボックスの外側に前記蓋が配置されるように通されている状態で前記開き戸の面に接する面で前記開き戸の面に留めるための留め具と
を備える収納庫。
【請求項7】
請求項6に記載の収納庫において、
前記留め具は、前記収納部の側面に対してフランジ状に設けられている
収納庫。
【請求項8】
請求項6に記載の収納庫において、
前記留め具は、前記収納部の側面に、長手方向の1つの面が前記収納部の開口に接する角パイプ状に形成されている
収納庫。
【請求項9】
錠前により施錠または開錠可能であって、開錠されている場合開閉可能な蓋および前記蓋側が開口している箱状であって、前記蓋が閉じられている場合、開口が前記蓋で閉じられて、密閉される箱状の収納部からなる収納庫を通す孔を、集合住宅に設置され、前記集合住宅のそれぞれの住戸の電気、ガスまたは水道のそれぞれの使用量を測る計量器を格納しているメーターボックスのスチールドアである開き戸であって、錠前が設けられてなく、前記収納庫の蓋とは別個に常に開閉可能とされている開き戸に開け、
前記メーターボックスの外側に前記蓋が配置されるように前記開き戸に空けられている前記孔に前記収納庫を通し、
留め具の面を前記開き戸の面に留めて、前記収納庫を前記開き戸に留める
開き戸の製造方法。
【請求項10】
請求項9に記載の開き戸の製造方法において、
前記収納庫に予め設けられている前記留め具によって、前記収納庫を前記開き戸に留める
開き戸の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【補正の内容】