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特開2022-72851部品手配システム、部品手配装置およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022072851
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】部品手配システム、部品手配装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220510BHJP
【FI】
G06Q30/06 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020182516
(22)【出願日】2020-10-30
(71)【出願人】
【識別番号】000004400
【氏名又は名称】オルガノ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123788
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 昭夫
(74)【代理人】
【識別番号】100127454
【弁理士】
【氏名又は名称】緒方 雅昭
(72)【発明者】
【氏名】須藤 史生
(72)【発明者】
【氏名】小林 豊和
(72)【発明者】
【氏名】藤田 雅司
(72)【発明者】
【氏名】平尾 和女
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB58
5L049BB59
5L049BB63
5L049BB65
(57)【要約】
【課題】部品が必要になった際に、柔軟な部品確保を行う。
【解決手段】データベース200は、部品の在庫状態を示す在庫状態情報と部品の配送状態を示す配送状態情報とを記憶し、部品手配装置100は、必要な部品を示す部品識別情報と必要な部品の数量を示す必要数量情報と部品が必要な時期を示す必要時期情報とを取得し、取得した部品識別情報と必要数量情報と必要時期情報と、データベース200に記憶されている在庫状態情報と配送状態情報とに基づいて、必要な部品を確保する確保先を選定する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データベースと、部品手配装置とを有し、
前記データベースは、部品の在庫状態を示す在庫状態情報と、前記部品の配送状態を示す配送状態情報とを記憶し、
前記部品手配装置は、
必要な部品を示す部品識別情報と、該必要な部品の数量を示す必要数量情報と、該部品が必要な時期を示す必要時期情報とを取得する手配情報取得部と、
前記手配情報取得部が取得した前記部品識別情報と前記必要数量情報と前記必要時期情報と、前記データベースに記憶されている前記在庫状態情報と前記配送状態情報とに基づいて、前記必要な部品を確保する確保先を選定する選定部とを有する部品手配システム。
【請求項2】
請求項1に記載の部品手配システムにおいて、
前記データベースは、前記部品についての前記在庫状態情報として、該部品を在庫として保有している保有者を示す保有者識別情報と該保有者識別情報が示す保有者が在庫として保有している部品の数量を示す在庫数量情報とを対応付けて記憶し、前記部品についての前記配送状態情報として、該部品を手配している設備にあらかじめ付与された設備識別情報と該設備識別情報が付与された設備が手配している部品の入手予定数量を示す入手数量情報とを対応付けて記憶し、
前記選定部は、前記データベースにて、前記情報取得部が前記部品識別情報と前記必要数量情報と前記必要時期情報とを取得した取得元である設備以外の設備に付与された前記設備識別情報と対応付けられた前記入手数量情報と、前記在庫状態情報とに基づいて、前記確保先となる設備または保有者を選定する部品手配システム。
【請求項3】
請求項2に記載の部品手配システムにおいて、
前記部品手配装置は、
前記データベースに記憶されている情報を更新する更新部と、
前記設備が入手する部品の存在位置を示す存在位置情報を取得する位置情報取得部とを有し、
前記データベースは、前記部品についての前記配送状態情報として、前記設備識別情報と、前記入手数量情報と、前記設備の所在地を示す設備所在地情報と、該設備が前記部品を入手する時期を示す入手時期情報と、該設備が前記入手する部品を使用する時期を示す使用時期情報と、前記存在位置情報とを対応付けて記憶し、
前記選定部は、前記設備所在地情報と前記入手時期情報と前記使用時期情報と前記入手数量情報と前記存在位置情報と前記在庫数量情報とに基づいて、前記確保先となる設備または保有者を選定する部品手配システム。
【請求項4】
請求項3に記載の部品手配システムにおいて、
前記部品手配装置は、
前記選定部が前記設備を前記確保先とした場合、前記データベースが記憶する、前記選定部が選定した設備についての前記入手数量情報が示す該設備が前記入手する部品の数量から、前記情報取得部が取得した前記必要数量情報が示す数量を差し引いた数量を算出し、前記選定部が前記保有者を前記確保先とした場合、前記データベースが記憶する、前記在庫数量情報が示す前記部品の数量から、前記情報取得部が取得した前記必要数量情報が示す数量を差し引いた数量を算出する算出部を有し、
前記更新部は、前記算出部が算出した結果に基づいて、前記データベースに記憶されている情報を更新する部品手配システム。
【請求項5】
請求項2から4のいずれか1項に記載の部品手配システムにおいて、
前記部品手配装置は、前記選定部が前記確保先として選定した設備または保有者に所定の通知を行う通知部を有する部品手配システム。
【請求項6】
請求項5に記載の部品手配システムにおいて、
前記通知部は、前記選定部が前記確保先として選定した設備または保有者に該部品を入手する時期を通知する部品手配システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の部品手配システムにおいて、
前記情報取得部は通信機能を具備し、当該部品手配装置と接続された他の装置から送信されてきた前記部品識別情報と前記必要数量情報と前記必要時期情報とを受信することで取得する部品手配システム。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の部品手配システムにおいて、
前記部品は、水処理装置で用いられる部品である部品手配システム。
【請求項9】
必要な部品を示す部品識別情報と、該必要な部品の数量を示す必要数量情報と、該部品が必要な時期を示す必要時期情報とを取得する手配情報取得部と、
前記情報取得部が取得した前記部品識別情報と前記必要数量情報と前記必要時期情報と、データベースに記憶されている部品の在庫状態を示す在庫状態情報と前記部品の配送状態を示す配送状態情報とに基づいて、前記必要な部品を確保する確保先を選定する選定部とを有する部品手配装置。
【請求項10】
コンピュータに、
必要な部品を示す部品識別情報と、該必要な部品の数量を示す必要数量情報と、該部品が必要な時期を示す必要時期情報とを取得する手順と、
前記取得した前記部品識別情報と前記必要数量情報と前記必要時期情報と、データベースに記憶されている部品の在庫状態を示す在庫状態情報と前記部品の配送状態を示す配送状態情報とに基づいて、前記必要な部品を確保する確保先を選定する手順とを実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、部品手配システム、部品手配装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、水処理装置からアラームが通知されると、通知されたアラームの内容に基づいて、必要な物品の在庫を確認し、搬送の手配を行うといったメンテナンス作業を支援する装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6617786号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した技術においては、手配される物品は所定の確保場所に確保されている在庫でしか対応ができず、その確保場所に在庫が無い場合に、即座に対応することができない。そのため、部品が必要になった際に、柔軟な部品確保を行うことができないという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、部品が必要になった際に、柔軟な部品確保を行うことができる部品手配システム、部品手配装置およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の部品手配システムは、
データベースと、部品手配装置とを有し、
前記データベースは、部品の在庫状態を示す在庫状態情報と、前記部品の配送状態を示す配送状態情報とを記憶し、
前記部品手配装置は、
必要な部品を示す部品識別情報と、該必要な部品の数量を示す必要数量情報と、該部品が必要な時期を示す必要時期情報とを取得する手配情報取得部と、
前記手配情報取得部が取得した前記部品識別情報と前記必要数量情報と前記必要時期情報と、前記データベースに記憶されている前記在庫状態情報と前記配送状態情報とに基づいて、前記必要な部品を確保する確保先を選定する選定部とを有する。
【0007】
また、本発明の部品手配装置は、
必要な部品を示す部品識別情報と、該必要な部品の数量を示す必要数量情報と、該部品が必要な時期を示す必要時期情報とを取得する手配情報取得部と、
前記情報取得部が取得した前記部品識別情報と前記必要数量情報と前記必要時期情報と、データベースに記憶されている部品の在庫状態を示す在庫状態情報と前記部品の配送状態を示す配送状態情報とに基づいて、前記必要な部品を確保する確保先を選定する選定部とを有する。
【0008】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに、
必要な部品を示す部品識別情報と、該必要な部品の数量を示す必要数量情報と、該部品が必要な時期を示す必要時期情報とを取得する手順と、
前記取得した前記部品識別情報と前記必要数量情報と前記必要時期情報と、データベースに記憶されている部品の在庫状態を示す在庫状態情報と前記部品の配送状態を示す配送状態情報とに基づいて、前記必要な部品を確保する確保先を選定する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明においては、部品が必要になった際に、柔軟な部品確保を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の部品手配システムの第1の実施の形態を示す図である。
図2図1に示した部品手配装置の内部構成の一例を示す図である。
図3図1に示したデータベースが記憶する在庫状態情報の一例を示す図である。
図4図1に示したデータベースが記憶する配送状態情報の一例を示す図である。
図5A図1に示した部品手配装置における部品手配方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図5B図1に示した部品手配装置における部品手配方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図5C図1に示した部品手配装置における部品手配方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図6】本発明の部品手配システムの第2の実施の形態を示す図である。
図7図6に示した部品手配装置の内部構成の一例を示す図である。
図8A図6に示した部品手配装置における部品手配方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図8B図6に示した部品手配装置における部品手配方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図8C図6に示した部品手配装置における部品手配方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図8D図6に示した部品手配装置における部品手配方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図9】ステップS34にて部品の入手予定時期を通知された通知先での表示の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
【0012】
図1は、本発明の部品手配システムの第1の実施の形態を示す図である。本形態は図1に示すように、部品手配装置100と、データベース200と、事業所設備300-1~300-n(nは、自然数)とを有する。部品手配装置100とデータベース200とは、直接接続されていても良いし、通信ネットワーク400を介して接続されていても良い。部品手配装置100とデータベース200とは、無線を介して接続されていても良いし、有線を介して接続されていても良い。部品手配装置100と事業所設備300-1~300-nそれぞれとは、直接接続されていても良いし、通信ネットワーク400を介して接続されていても良い。部品手配装置100と事業所設備300-1~300-nそれぞれとは、無線を介して接続されていても良いし、有線を介して接続されていても良い。通信ネットワーク400は、電話回線やインターネット等の情報を乗せた電気信号を送受信できる電気通信回線である。この通信ネットワーク400を用いることで、電話機を用いた通話やファクシミリ通信、電子メールの送受信、また無線通信を行うことができる。事業所設備300-1~300-nは、手配対象となる部品を使用している設備である。事業所設備300-1~300-nは、工場や工場内に設置される装置、システム、モジュール、系列等、手配対象となる部品を使用する単位として管理されているもので良い。なお、事業所設備300-1~300-nそれ自体が通信ネットワーク400や部品手配装置100等の他の装置と通信可能に接続されているものではなく(通信機能を具備していない)、事業所設備300-1~300-nそれぞれを管理する通信装置が事業所設備300-1~300-nそれぞれに設けられており、その通信装置それぞれが通信ネットワーク400や部品手配装置100等の他の装置と通信可能に接続されているものであっても良い。以下の説明においては、このような通信装置が通信を行うものも含めて、事業所設備300-1~300-nが通信を行うものとして説明する。
【0013】
図2は、図1に示した部品手配装置100の内部構成の一例を示す図である。図1に示した部品手配装置100は図2に示すように、手配情報取得部110と、選定部120と、更新部130と、位置情報取得部140と、算出部150とを有する。なお、図2には図1に示した部品手配装置100が具備する構成要素のうち、本実施の形態における主要な要素を示している。
【0014】
手配情報取得部110は、事業所設備300-1~300-nから、必要な部品を示す部品識別情報と、その必要な部品の数量を示す必要数量情報と、その部品が必要な時期を示す必要時期情報とを取得する。手配情報取得部110は通信機能を具備し、事業所設備300-1~300-nから送信されてきた部品識別情報と必要数量情報と必要時期情報とを受信することで、それらの情報を取得する。なお、部品とは、水処理装置で用いられる部品である。部品は、例えば、ポンプ、バルブ、配管材料、電気計装機器や、イオン交換樹脂、EDI(連続イオン交換)、逆浸透膜、限外ろ過膜、フィルタ類、活性炭、ろ材といった消耗品でも良い。
【0015】
選定部120は、手配情報取得部110が取得した部品識別情報と必要数量情報と必要時期情報と、データベース200に記憶されている在庫状態情報と配送状態情報とに基づいて、必要な部品を確保する確保先を選定する。さらに、選定部120は、データベースにて、手配情報取得部110が部品識別情報と必要数量情報と必要時期情報とを取得した取得元である設備以外の設備に付与された設備識別情報と対応付けられた配送状態情報と、在庫状態情報とに基づいて、必要な部品を確保する確保先となる設備または保有者を選定する。このとき、選定部120は、データベース200に配送状態情報として記憶されている設備所在地情報と入手時期情報と使用時期情報と入手数量情報と在庫位置情報と在庫数量情報とに基づいて、必要な部品を確保する確保先となる設備または保有者を選定する。
【0016】
位置情報取得部140は、各設備が手配している入手予定の部品の存在位置を示す存在位置情報を取得する。この位置情報は、手配している部品が、現在どこに存在するかを示す情報である。例えば、部品が輸送中であれば、輸送手段として用いられている車両や船舶の現在位置を示すものであっても良いし、部品が製造中であれば、製造工場の位置を示すものであっても良い。位置情報は、GPS(Global Positioning System)機能を用いて取得されたものや、無線基地局が取得する部品の輸送者が所持する通信端末の位置情報、輸送者が部品の輸送中に経由する経由ポイントで行う通過チェック等の所定の処理で取得する経由情報に基づくもので良く、その部品の現在位置を認識できる情報であれば良い。
【0017】
更新部130は、データベース200に記憶されている情報を更新する。更新部130は、データベース200に存在位置情報が記憶されている場合、位置情報取得部140が取得した存在位置情報に基づいて、データベース200に記憶されている存在位置情報を更新する。また、更新部130は、算出部150が算出した結果に基づいて、データベース200に記憶されている情報を更新する。
【0018】
算出部150は、選定部120が設備を部品の確保先に選定した場合、データベース200が記憶する、選定部120が選定した設備についての入手数量情報が示すその設備が入手予定の部品の数量から、手配情報取得部110が取得した必要数量情報が示す数量を差し引いた数量を算出する。また、算出部150は、選定部120が保有者を部品の確保先に選定した場合、データベース200が記憶する、在庫数量情報が示す部品の数量から、手配情報取得部110が取得した必要数量情報が示す数量を差し引いた数量を算出する。
【0019】
データベース200は、部品の在庫状態を示す在庫状態情報と、部品の配送状態を示す配送状態情報とを記憶する。データベース200は、例えば、表計算ソフトウェア等の複数の情報の対応付けを記憶する汎用ソフトウェアを用いて作成されたものであっても良いし、独自で開発された専用のソフトウェアを用いて作成されたものであっても良い。このように作成されたデータベース200は、PC(Personal Computer)やサーバ、クラウド、メモリ等の記憶媒体に保存される。図3は、図1に示したデータベース200が記憶する在庫状態情報の一例を示す図である。図1に示したデータベース200が記憶する在庫状態情報は図3に示すように、保有者IDと数量とが対応付けられた情報である。保有者IDは、手配対象となる部品の製造業者(メーカ)や、事業所設備300-1~300-nへ部品を供給する仲介業者やサービス提供業者等のサプライヤにあらかじめ固有に付与された保有者識別情報である。数量は、保有者IDが付与された保有者が保有している部品の数量である在庫数量情報である。数量の単位は、部品に応じたものであり、例えば、部品がイオン交換樹脂である場合は「L(リットル)」であり、部品が逆浸透膜である場合は「本」である。この保有者IDと数量とが部品ごとに在庫状態情報としてデータベース200に記憶されている。
【0020】
図4は、図1に示したデータベース200が記憶する配送状態情報の一例を示す図である。図1に示したデータベース200が記憶する配送状態情報は図4に示すように、設備IDと、数量と、所在地と、次回納期と、出荷日と、出荷元と、現在状況と、現在位置と、入手時期と、使用時期とが対応付けられた情報である。設備IDは、事業所設備300-1~300-nそれぞれにあらかじめ付与された設備識別情報である。設備IDは、例えば、図4に示すように、アルファベットと数字とから構成され、その最初の文字が顧客コードを示し、それに続く数字がその顧客の所有する事業所や工場、設備等のさらに細かな分類を示すものであっても良い。数量は、設備IDが付与された設備が手配して入手済みまたは入手予定の部品の数量を示す入手数量情報である。数量の単位は、部品に応じたものであり、例えば、部品がイオン交換樹脂である場合は「L(リットル)」であり、部品が逆浸透膜である場合は「本」である。所在地は、設備IDが付与された設備が設置されている位置を示す設備所在地情報である。所在地は、国名であっても良いし、地域の名前や住所であっても良い。次回納期は、設備IDが付与された設備が当該部品を次回入手する納期を示す。出荷日は、設備IDが付与された設備が入手予定の部品が、出荷元から出荷される日にちを示す。出荷元は、設備IDが付与された設備が入手予定の部品を出荷する出荷元を示す。出荷元は、国名であっても良いし、地域の名前や住所、工場の名称、サプライヤ名であっても良い。現在状況は、手配部品が現在どのような状況にあるかを示す。現在位置は、現在状況が「輸送中」である場合、その部品の現在位置を示す存在位置情報である。この現在位置は、位置情報取得部140が取得した存在位置情報に基づいて、更新部130によって更新される。更新部130による現在位置の更新は、位置情報取得部140が存在位置情報を取得するタイミングに応じて行われても良いし、位置情報取得部140が取得した存在位置情報が変化したタイミングに応じて行われても良い。なお、データベース200は現在位置を記憶しないものであっても良い。入手時期は、設備IDが付与された設備が当該部品を入手する時期を示す入手時期情報である。入手時期は、部品を入手する予定の日にちを示すものであり、状況によっては更新部130によって更新(変更)される場合もある。使用時期は、設備IDが付与された設備が入手した部品の使用を開始する時期を示す使用時期情報である。使用時期は、部品の使用を開始する予定の日にちを示すものであり、状況によっては更新部130によって更新(変更)される場合もある。このような対応付けが部品ごとに配送状態情報としてデータベース200に記憶されている。
【0021】
以下に、図1に示した部品手配装置100における部品手配方法について説明する。図5A~5Cは、図1に示した部品手配装置100における部品手配方法を説明するためのフローチャートである。
【0022】
まず、手配情報取得部110が、部品の手配要求を取得する(ステップS1)。これは、事業所設備300-1~300-nから送信されてきた部品の手配要求を手配情報取得部110が受信することで取得する。事業所設備300-1~300-nにて部品の突発的な故障等が発生した場合、当該部品の交換用の部品の調達が必要となる。このような場合、事業所設備300-1~300-nから当該部品の手配を要求するための手配要求が通信ネットワーク400を介して部品手配装置100へ送信される。この手配要求には、部品識別情報と必要数量情報と必要時期情報とが含まれる。部品識別情報は、必要となる部品固有にあらかじめ付与された、当該部品を識別するための識別情報である。必要数量情報は、必要となる部品の数量を示す。必要時期情報は、手配要求する部品が事業所設備300-1~300-nにて必要となる(交換する)時期を示す。
【0023】
手配情報取得部110が部品の手配要求を取得すると、選定部120は、手配要求に含まれる部品識別情報が示す部品を部品数量情報が示す数量以上在庫として保有している保有者を、データベース200に記憶されている在庫状態情報に基づいて検索する(ステップS2)。具体的には、選定部120は、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる部品識別情報が示す部品を在庫として保有している保有者をデータベース200に記憶されている在庫状態情報から検索する。そして、選定部120は、検索した保有者のうち、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる部品数量情報が示す数量以上の当該部品を在庫として保有している保有者をデータベース200に記憶されている在庫状態情報から検索する。そして、選定部120は、検索できた保有者を確保先に選定する。このとき、複数の保有者が検索できた場合、選定部120は、検索できた保有者の中から当該部品を最も早く確保できる保有者を確保先として選定するものであっても良い(ステップS3)。この場合、データベース200に保有者IDとともに保有者の所在地が記憶されており、選定部120は検索できた保有者の中から、手配要求を送信してきた事業所設備300-1~300-nに最も近いまたは手配要求を送信してきた事業所設備300-1~300-nに最も早く部品を供給することができる保有者を選定する。部品の供給の早さや確保・供給に必要な移動距離等、どの条件を優先するかについては、任意である。
【0024】
ステップS2にて、選定部120が、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる部品識別情報が示す部品を在庫として保有している保有者をデータベース200に記憶されている在庫状態情報から検索できなかった場合、選定部120は、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる部品識別情報が示す部品が手配中であるかどうかを、データベース200に記憶されている配送状態情報に基づいて判定する(ステップS4)。ここで、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる部品識別情報が示す部品がデータベース200に記憶されている配送状態情報に含まれていれば、その部品は手配中である。選定部120は、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる部品識別情報が示す部品が手配中である場合、データベース200に記憶されている手配中である部品の数量が、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる部品数量情報が示す数量以上である事業所設備があるかどうかを、データベース200に記憶されている配送状態情報に基づいて判定する。例えば、図4に示した例を用いて説明すると、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる部品識別情報が示す部品について部品数量情報が示す数量が1000である場合、図4に示した設備IDが「A-2-2」、「A-3-1」および「B-1-3」が手配している当該部品の数量がそれぞれ「1000」、「1500」および「1000」であるため、設備IDが「A-2-2」、「A-3-1」および「B-1-3」それぞれが付与された設備が手配要求に含まれる部品数量情報を満たす設備となる。
【0025】
ステップS4にて、選定部120が手配要求を満たす設備があると判定した場合、選定部120は、その中から当該部品が現在国内輸送中であるもの、つまり日本国内に到着しているものを検索する(ステップS5)。これは、選定部120が、データベース200に記憶されている配送状態情報に含まれる現在位置に基づいて判定する。なお、データベース200が現在位置を記憶しないものである場合、選定部120は、位置情報取得部140が取得した存在位置情報に基づいて、ステップS5の処理を行う。選定部120が国内輸送中である部品を検索できた場合、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる必要時期情報が示す部品が必要な時期を満たすものを検索する(ステップS6)。具体的には、選定部120は、データベース200にて国内輸送中である部品を手配した設備の設備IDと対応付けられた入手時期が、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる必要時期情報が示す部品が必要な時期よりも早いものを検索する。このとき、選定部120は、確保先となる設備が手配している対象部品の現在位置から手配要求を行った設備までの当該部品の輸送に要する時間を考慮して、部品を確保する最適な設備を選定する。そして、選定部120は、検索できた設備の中から部品を最も早く確保できる設備を確保先として選定する(ステップS7)。
【0026】
一方、ステップS5にて現在国内輸送中のものがない場合、または、ステップS6にて手配要求に含まれる必要時期情報が示す部品が必要な時期を満たすものがない場合、選定部120は、ステップS4にて選定部120が手配要求を満たすと判定した設備が手配した部品が海外輸送中であるものをデータベース200に記憶されている配送状態情報に基づいて検索する(ステップS8)。このステップS8の処理は、ステップS5の処理と同様に、選定部120が、データベース200に記憶されている配送状態情報に含まれる現在位置に基づいて判定する。選定部120が海外輸送中である部品を検索できた場合、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる必要時期情報が示す部品が必要な時期を満たすものを検索する(ステップS9)。このステップS9の処理は、ステップS6の処理と同様に、選定部120は、データベース200にて海外輸送中である部品を手配した設備の設備IDと対応付けられた入手時期が、手配情報取得部110が取得した手配要求に含まれる必要時期情報が示す部品が必要な時期よりも早いものを検索する。このとき、選定部120は、確保先となる設備が手配している対象部品の現在位置から手配要求を行った設備までの当該部品の輸送に要する時間を考慮して、部品を確保する最適な設備を選定する。そして、選定部120は、検索できた設備の中から部品を最も早く確保できる設備を確保先として選定する(ステップS10)。
【0027】
一方、ステップS4にて選定部120が手配要求を満たす設備がないと判定した場合、また、ステップS8にて手配要求を満たす設備が手配した部品が海外輸送中であるものがデータベース200に記憶されている配送状態情報から検索できなかった場合、または、ステップS9にて手配要求に含まれる必要時期情報が示す部品が必要な時期を満たすものがデータベース200に記憶されている配送状態情報から検索できなかった場合、選定部120は、当該部品を製造する製造業者(メーカ)への当該部品の発注を選定する(ステップS11)。
【0028】
その後、算出部150は、選定部120が設備を部品の確保先に選定した場合、データベース200が記憶する配送状態情報に含まれる、選定部120が選定した設備が入手する部品の数量から、手配情報取得部110が取得した必要数量情報が示す数量を差し引いた数量を算出する。また、算出部150は、選定部120が保有者を部品の確保先に選定した場合、データベース200が記憶する、在庫数量情報に含まれる在庫部品の数量から、手配情報取得部110が取得した必要数量情報が示す数量を差し引いた数量を算出する。そして、更新部130は、算出部150が算出した結果に基づいて、データベース200に記憶されている情報を更新する。例えば、選定部120が図4に示した配送状態情報がデータベース200に記憶されている設備IDが「A-3-1」である設備が手配している(入手予定の)部品「1500」から「1200」の数量の部品を確保した場合、算出部150は、「1500」から「1200」を差し引いて、更新部130が、データベース200に記憶されている設備IDが「A-3-1」である設備が手配している(入手予定の)部品の数量を、算出部150が差し引いた結果の数値「300」に更新する。
【0029】
なお、選定部120は、複数の設備や保有者を確保先として選定するものであっても良い。例えば、手配要求に含まれる必要数量情報が示す部品の必要数量が「1500」である場合、1つの設備が手配している入手予定の部品から「1000」の部品を確保し、他の1つの設備が手配している入手予定の部品から「500」の部品を確保するものであっても良い。その場合、複数の設備から確保する部品数量の互いの割合は、例えば、それぞれの設備に重みづけをあらかじめ付与しておき、その重みづけに応じて設定されるものであっても良いし、一方の設備から確保した不足分の数量を他方の設備の数量から補う形で確保するものであっても良く、特に規定しない。
【0030】
また、上述した処理においては、保有者の在庫、国内輸送中のもの、海外輸送中のものという順序で確保先を検索したが、その順序に限定しない。例えば、海外輸送中のものであっても、国内輸送中よりも手配要求を送信してきた設備と距離的に近い位置に当該部品が現在存在していれば、選定部120はその海外輸送中の部品を手配した(入手予定の)設備を確保先として選定しても良い。
【0031】
このように、本形態においては、設備を構成する部品に交換が必要となった場合、部品手配装置が当該部品を在庫部品として保有している保有者や、当該部品を入手予定として手配済みの他の設備を当該部品の確保先として選定する。データベースには、保有者が保有している部品や他の設備が手配している入手予定の部品の数量や使用時期、入手時期、輸送中の現在位置等が記憶されており、部品手配装置がそのデータベースに記憶されている情報に基づいて、確保先を選定する。そのため、部品が必要になった際に、柔軟な部品確保を行うことができる。
(第2の実施の形態)
【0032】
図6は、本発明の部品手配システムの第2の実施の形態を示す図である。本形態は図6に示すように、部品手配装置101と、データベース200と、事業所設備300-1~300-n(nは、自然数)とを有する。部品手配装置101とデータベース200とは、直接接続されていても良いし、通信ネットワーク400を介して接続されていても良い。部品手配装置101とデータベース200とは、無線を介して接続されていても良いし、有線を介して接続されていても良い。部品手配装置101と事業所設備300-1~300-nそれぞれとは、直接接続されていても良いし、通信ネットワーク400を介して接続されていても良い。部品手配装置101と事業所設備300-1~300-nそれぞれとは、無線を介して接続されていても良いし、有線を介して接続されていても良い。データベース200、事業所設備300-1~300-nおよび通信ネットワーク400それぞれは、第1の実施の形態におけるものとそれぞれ同じものである。
【0033】
図7は、図6に示した部品手配装置101の内部構成の一例を示す図である。図6に示した部品手配装置101は図7に示すように、手配情報取得部110と、選定部120と、更新部130と、位置情報取得部140と、算出部150と、通知部161とを有する。手配情報取得部110、選定部120、更新部130、位置情報取得部140および算出部150それぞれは、第1の実施の形態におけるものとそれぞれ同じものである。なお、図7には図6に示した部品手配装置101が具備する構成要素のうち、本実施の形態における主要な要素を示している。
【0034】
通知部161は、選定部120が確保先として選定した設備または保有者に所定の通知を行う。また、通知部161は、選定部120が確保先として選定した設備または保有者に部品を入手する時期を通知する。通知部161は、更新部130が更新した、データベース200に記憶されている在庫状態情報や搬送状態情報に含まれる部品の数量について、確保先となり数量が減少した設備または保有者の部品の補充についてメーカに手配した入手予定を、確保先となった設備または保有者へ通知する。この入手予定には、少なくとも入手予定時期が含まれ、入手予定数量も含まれても良い。例えば、図4に示した配送状態情報の設備ID「A-3-1」の設備が手配している部品「1500」から「1000」の部品が他の設備用に確保された場合、設備ID「A-3-1」の設備が手配している部品の数量が「500」へ更新されるが、他の設備用に確保された「1000」の部品のあらたな入手予定時期が通知部161によって、設備ID「A-3-1」の設備へ通知される。
【0035】
以下に、図6に示した部品手配装置101における部品手配方法について説明する。図8A~8Dは、図6に示した部品手配装置101における部品手配方法を説明するためのフローチャートである。図8A~8CにおけるステップS21~S31の処理それぞれは、図5A~5Cを用いて説明したステップS1~11の処理とそれぞれ同じである。
【0036】
その後、第1の実施の形態と同様に、算出部150は、選定部120が設備を部品の確保先に選定した場合、データベース200が記憶する配送状態情報に含まれる、選定部120が選定した設備が入手する部品の数量から、手配情報取得部110が取得した必要数量情報が示す数量を差し引いた数量を算出する。また、算出部150は、選定部120が保有者を部品の確保先に選定した場合、データベース200が記憶する、在庫数量情報に含まれる在庫部品の数量から、手配情報取得部110が取得した必要数量情報が示す数量を差し引いた数量を算出する。そして、更新部130は、算出部150が算出した結果に基づいて、データベース200に記憶されている情報を更新する。
【0037】
ステップS23またはステップS27またはステップS30にて選定部120が部品の確保先を選定した後、確保した数量の部品をメーカ等の当該部品の供給元に発注する(ステップS32)。これは、部品手配装置101が自動的に行うものであっても良いし、部品手配装置101の管理者や運用者が行うものであっても良い。このとき、部品の供給元である発注先に部品の入手予定時期の通知を要求する。その後、部品の供給元から当該部品の入手予定時期を取得すると(ステップS33)、通知部161は、選定部120が確保先として選定した設備または保有者に対して、部品の入手予定時期を通知する(ステップS34)。ここで、部品の供給元から部品の入手予定時期を取得するのは、部品手配装置101であっても良いし、部品手配装置101の管理者や運用者であっても良い。
【0038】
図9は、ステップS34にて部品の入手予定時期を通知された通知先での表示の一例を示す図である。図9に示すように、通知先のディスプレイ(例えば、確保先として選定された設備に属する通信装置の表示部等)には部品名、その入手する数量および入手(到着)予定時期が表示される。これにより、手配していた部品の一部が他の設備への供給に変更された場合、その変更分の部品のあらたな入手予定時期を認識することができる。
【0039】
また、更新部130は、部品手配装置101が取得した部品の入手予定時期および入手する数量に基づいて、データベース200に記憶されている在庫状態情報または配送状態情報を更新する。具体的には、更新部130は、部品手配装置101が取得した部品の入手予定時期を配送状態情報に含まれる入手時期に反映する。また、更新部130は、部品手配装置101が取得した部品の入手予定数量を在庫状態情報に含まれる数量または配送状態情報に含まれる数量に反映する。
【0040】
なお、選定部120は、複数の設備や保有者を確保先として選定するものであっても良い。また、選定部120が手配する部品の確保先を検索する順序は、特に限定しない。これらについては、第1の実施の形態において説明した通りである。
【0041】
このように、本形態においては、設備を構成する部品に交換が必要となった場合、当該部品を在庫部品として保有している保有者や、当該部品を入手予定として手配済みの他の設備を当該部品の確保先として選定する。データベースには、保有者が保有している部品や他の設備が手配している入手予定の部品の数量や使用時期、入手時期、輸送中の現在位置等が記録されており、部品手配装置がそのデータベースに記憶されている情報に基づいて、確保先を選定する。そのため、部品が必要になった際に、柔軟な部品確保を行うことができる。さらに、部品の確保先となった設備に対して、他の設備用に確保された部品のあらたな入手予定時期を通知する。これにより、その変更分の部品のあらたな入手予定時期を認識することができる。
【0042】
また、選定部120は、部品の確保先を選定する際、当該部品の入手金額も選定の条件に含むものであっても良い。例えば、確保先となる設備や保有者が複数ある場合、当該部品を入手するための金額が最も安い設備や保有者を、当該部品の確保先として選定するものであっても良い。また、選定部120が確保先として選定した設備や保有者に対して通知部161が通知を行った後、通知先の設備や保有者から手配中の部品の転用を承諾できない旨を受けた場合、その設備や保有者を除外して選定をやり直すものであっても良い。
【0043】
以上、各構成要素に各機能(処理)それぞれを分担させて説明したが、この割り当ては上述したものに限定しない。また、構成要素の構成についても、上述した形態はあくまでも例であって、これに限定しない。
【0044】
上述した部品手配装置100,101それぞれが行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を部品手配装置100,101それぞれにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを部品手配装置100,101それぞれに読み込ませ、実行するものであっても良い。部品手配装置100,101それぞれにて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、Blu-ray(登録商標) Disc、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの移設可能な記録媒体の他、部品手配装置100,101それぞれに内蔵されたROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリやHDD(Hard Disc Drive)等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、部品手配装置100,101それぞれに設けられたCPU(不図示)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0045】
100,101 部品手配装置
110 手配情報取得部
120 選定部
130 更新部
140 位置情報取得部
150 算出部
161 通知部
200 データベース
300-1~300-n 事業所設備
400 通信ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図8D
図9