(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022073050
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 8/02 20060101AFI20220510BHJP
F21V 29/503 20150101ALI20220510BHJP
F21V 29/77 20150101ALI20220510BHJP
F21V 29/508 20150101ALI20220510BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20220510BHJP
F21V 7/00 20060101ALI20220510BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220510BHJP
【FI】
F21S8/02 420
F21S8/02 430
F21V29/503
F21V29/77
F21V29/508
F21V19/00 510
F21V7/00 310
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020182809
(22)【出願日】2020-10-30
(71)【出願人】
【識別番号】391001457
【氏名又は名称】アイリスオーヤマ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167438
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 淳司
(74)【代理人】
【識別番号】100166800
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 裕治
(72)【発明者】
【氏名】谷藤 直輝
【テーマコード(参考)】
3K013
【Fターム(参考)】
3K013BA01
(57)【要約】
【課題】
高い放熱特性を有する照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置Xは、設置部位に取り付けられる取付ユニット1と、取付ユニット1に装着される光源ユニット3とを備え、取付ユニット1は、光源ユニット3を挿入するための筒部12と、筒部12に対して周方向に間隔を置いて取り付けられた複数本のアーム部111と、アーム部111を連結する連結部110と、連結部11
0に設けられ且つ光源ユニット3を装着する取付ユニット側装着部17とを備え、光源ユニット3は、光源部33からの熱を放出する放熱部36を筐体部36に備え、放熱部16は、取付ユニット1に光源ユニット3が装着された状態で、筒部12よりも連結部110側に位置する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
設置部位に取り付けられる取付ユニットと、前記取付ユニットに装着される光源ユニットとを備え、
前記取付ユニットは、
前記光源ユニットを挿入するための筒部と、
前記筒部に対して周方向に間隔を置いて取り付けられた複数本のアーム部と、
前記アーム部を連結する連結部と、
前記連結部に設けられ且つ前記光源ユニットを装着する取付ユニット側装着部と
を備え、
前記光源ユニットは、光源部からの熱を放出する放熱部を筐体部に備え、
前記放熱部の一部又は全部は、前記取付ユニットに前記光源ユニットが装着された状態で、前記筒部よりも前記連結部側に位置する
照明装置。
【請求項2】
前記取付ユニットは、前記光源ユニットからの光を反射させる反射体を備え、
前記放熱部の一部又は全部は、前記取付ユニットに前記光源ユニットが装着された状態で、前記反射体よりも前記連結部側に位置する
請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記筐体部は、前記光源部を点灯させる点灯回路部と、前記点灯回路部と前記光源部とを収容し、
前記放熱部は、前記光源ユニットからの熱を放出する第1放熱フィンと、前記点灯回路部からの熱を放出する第2放熱フィンとを、前記筐体部の側面であって前記光源ユニットを前記取付ユニットに装着する際に前記光源ユニットを前記取付ユニットに近接させる方向に沿って有する
請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記光源ユニットは、
前記筐体部の裏側に前記取付ユニットと着脱可能に装着するための光源ユニット側装着部と、
前記光源ユニットを前記取付ユニットから外す際に前記光源ユニットを外す側から前記光源ユニットを見たときに、前記光源ユニット側装着部の位置を暗示するための目印部と
を備える
請求項1~3の何れか1項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記取付ユニット側装着部は一対の第1溝部分を有し、前記光源ユニット側装着部は、前記光源ユニットを前記取付ユニットの前記筒部の筒軸周りに回転させたときに前記一対の第1溝部分と係合する一対の第1係合部を有し、
前記取付ユニットの前記筒部は、筒軸を挟んで対向する部分であって前記一対の第1溝部分を結ぶ仮想線と平行な部分に、前記筒軸に向かって張り出す張出部を有し、
前記筐体部は、前記光源ユニットを外す側から見たときに、円形状の中心を挟んだ対向する部分であって前記仮想線と直交する部分に欠け部を前記目印部として有する
請求項4に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放熱部を備える照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
照明装置として、ソケット、端子台及び装置本体が取付板に取り付けられ、筐体、発光体及び点灯装置を備えるランプ装置がソケットに着脱可能に取り付けられ、筐体の上面側の外周面にローレット構造の放熱部が設けられたものが提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の照明装置は、放熱部を有しているが、その周囲が装置本体に囲まれており、ランプ装置の放熱部から周囲の空気に放散された熱は、放熱部を囲む装置本体により対流が妨げられ、放熱効果が少ない。
本発明は、高い放熱特性を有する照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る照明装置は、設置部位に取り付けられる取付ユニットと、前記取付ユニットに装着される光源ユニットとを備え、前記取付ユニットは、前記光源ユニットを挿入するための筒部と、前記筒部に対して周方向に間隔を置いて取り付けられた複数本のアーム部と、前記アーム部を連結する連結部と、前記連結部に設けられ且つ前記光源ユニットを装着する取付ユニット側装着部とを備え、前記光源ユニットは、光源部からの熱を放出する放熱部を筐体部に備え、前記放熱部の一部又は全部は、前記取付ユニットに前記光源ユニットが装着された状態で、前記筒部よりも前記連結部側に位置する。
【発明の効果】
【0006】
上述の構成によれば、放熱部の熱が取付ユニットの外部に放出され、高い放熱特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】実施形態に係る照明装置の斜視図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。
【
図2】(a)は照明装置の第2方向と直交する断面図であり、(b)は照明装置の第1方向と直交する断面図である。
【
図3】光源ユニットを取付ユニットから取り外した状態の斜視図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。
【
図4】取付ユニットの分解状態を表側から見た斜視図である。
【
図5】取付ユニットの分解状態を裏側から見た斜視図である。
【
図6】(a)は筒体を裏側から見た図であり、(b)は筒体の第1方向と直交する断面図であり、(c)は筒体の第2方向と直交する断面図である。
【
図7】(a)は内筒体側装着部の拡大斜視図であり、(b)は保持部分から係合ばねを外した状態の斜視図である。
【
図8】光源ユニットの分解状態を表側から見た斜視図である。
【
図9】光源ユニットの分解状態を裏側から見た斜視図である。
【
図10】筐体本体の断面の拡大斜視図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。
【
図11】(a)は接続プラグの分解状態を裏側から見た斜視図であり、(b)は接続プラグの分解状態を表側から見た斜視図であり、(c)は接続プラグの第3方向と直交する断面図であり、(d)は(c)の断面の斜視図である。
【
図12】光源ユニットの取付ユニットへの装着を説明する図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は第1方向から見た図である。
【
図13】(a)は光源ユニットを傾斜させた状態の図であり、(b)は(a)の状態の断面拡大図であり、(c)は光源ユニットのオフセットの効果を説明するである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<概要>
実施形態の一態様に係る照明装置は、設置部位に取り付けられる取付ユニットと、前記取付ユニットに装着される光源ユニットとを備え、前記取付ユニットは、前記光源ユニットを挿入するための筒部と、前記筒部に対して周方向に間隔を置いて取り付けられた複数本のアーム部と、前記アーム部を連結する連結部と、前記連結部に設けられ且つ前記光源ユニットを装着する取付ユニット側装着部とを備え、前記光源ユニットは、光源部からの熱を放出する放熱部を筐体部に備え、前記放熱部の一部又は全部は、前記取付ユニットに前記光源ユニットが装着された状態で、前記筒部よりも前記連結部側に位置する。これにより、放熱部からの熱が筒部と連結部との間を通って放出される。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記取付ユニットは、前記光源ユニットからの光を反射させる反射体を備え、前記放熱部の一部又は全部は、前記取付ユニットに前記光源ユニットが装着された状態で、前記反射体よりも前記連結部側に位置する。これにより、放熱部からの熱が反射体と連結部との間を通って放出される。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記筐体部は、前記光源部を点灯させる点灯回路部と、前記点灯回路部と前記光源部とを収容し、前記放熱部は、前記光源ユニットからの熱を放出する第1放熱フィンと、前記点灯回路部からの熱を放出する第2放熱フィンとを、前記筐体部の側面であって前記光源ユニットを前記取付ユニットに装着する際に前記光源ユニットを前記取付ユニットに近接させる方向に沿って有する。これにより、放熱フィンの面積を増加させつつ光源ユニットの直径を細くできる。
【0009】
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記光源ユニットは、前記筐体部の裏側に前記取付ユニットと着脱可能に装着するための光源ユニット側装着部と、前記光源ユニットを前記取付ユニットから外す際に前記光源ユニットを外す側から前記光源ユニットを見たときに、前記光源ユニット側装着部の位置を暗示するための目印部とを備える。これにより、光源ユニット側装着部の位置が把握でき、例えば、光源ユニットの交換等において、光源ユニットの装着を容易に行える。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記取付ユニット側装着部は一対の第1溝部分を有し、前記光源ユニット側装着部は、前記光源ユニットを前記取付ユニットの前記筒部の筒軸周りに回転させたときに前記一対の第1溝部分と係合する一対の第1係合部を有し、前記取付ユニットの前記筒部は、筒軸を挟んで対向する部分であって前記一対の第1溝部分を結ぶ仮想線と平行な部分に、前記筒軸に向かって張り出す張出部を有し、前記筐体部は、前記光源ユニットを外す側から見たときに、円形状の中心を挟んだ対向する部分であって前記仮想線と直交する部分に欠け部を前記目印部として有する。これにより、張出部と目印部とを位置合せすることで、光源ユニットの筒部への挿入と取付ユニット側装着への装着とを容易に行うことができる。
【0010】
1.全体構成
照明装置の例として、設置面の開口に埋設してダウンライトとして使用される照明装置について説明する。特に、光の出射方向を任意に変更できるユニバーサルタイプの照明装置について説明する。
照明装置Xは、
図1及び
図3に示すように、設置面の開口である設置部位に取り付ける取付ユニット1と、取付ユニット1に着脱可能に装着する光源ユニット3とを備える。
取付ユニット1は、光源ユニット3からの光の向きを調整できるように、光源ユニット3を回動可能に保持する。つまり、取付ユニット1は、取付ユニット1の中心軸に対して光源ユニット3の中心軸(以下、「ランプ軸」ともいう)が平行となる状態又は交差する状態で光源ユニット3を保持する。
このため、本明細書では、取付ユニット1の中心軸と光源ユニット3のランプ軸が平行となる状態を基準として説明する。
光源ユニット3から光が出射される方向を表裏方向とし、出射される向きを表側とする。表裏方向は、光源ユニット3を取付ユニット1に着脱(付け外し)する方向である。裏方向は着方向でもあり、表方向は脱方向でもある。
各ユニットについて以下詳細に説明する。
【0011】
2.取付ユニット
主に
図3を用いて説明する。
取付ユニット1は、光源ユニット3を挿入するための筒部(12)と、筒部(12)に対して周方向に間隔を置いて取り付けられた複数本のアーム部(111)と、複数本のアーム部(111)を連結する連結部(110)と、連結部(110)に設けられ且つ光源ユニット3を着脱可能に取り付ける取付ユニット側装着部(17)とを少なくとも備える。なお、筒部(12)の筒軸を取付ユニット1の中心軸としている。
取付ユニット1は、筒部(12)、アーム部(111)、取付ユニット側装着部(17)以外に、端子接続部(18)、反射部(16)、取付部(15)を備えてもよく、本実施形態ではこれらすべてを備える。
取付ユニット1は、具体的には、アーム部111付きのベース11、アーム部111に取り付けられる筒体12、筒体12に設けられた取付ばね15、筒体12に取り付けられた反射体16、ベース11に設けられた給電ダクト17と端子台18を備える。
一例として、筒部は筒体12により、アーム部はベース11のアーム部111により、連結部はベース部110により、取付ユニット側装着部は給電ダクト17により、端子接続部は端子台18により、反射部は反射体16により、取付部は取付ばね15によりそれぞれ構成される。
【0012】
(1)ベース
ベース11は、
図4及び
図5に示すように、板状のベース部110と、ベース部110から表側に延伸する一対のアーム部111とを有する。これにより、一対のアーム部111間が開放した状態となり、光源ユニット3からの熱が対流により効果的に放出される。
ベース部110は矩形状をし、上述の通り、ベース部110の表面に給電ダクト17と端子台18とが長手方向に取り付けられる。給電ダクト17が設けられている側を、ベース11の長手方向の一方側とする。
ベース部110は、長手方向に延伸する一対の長溝部分112と、短手方向に延伸し且つ一対の長溝部分112と連結する短溝部分113とを有する。長溝部分112と短溝部分113は、例えば、裏側に凹み、ベース部110を補強する機能を有する。長溝部分112はベース部110の短手方向の両端側に設けられ、短溝部分113はベース部110の長手方向の一方側に設けられている。これにより、光源ユニット3の荷重が作用する給電ダクト17側を効率的に補強できる。なお、ベース部110には、給電ダクト17を固定するめの貫通孔(図示省略)や端子台18を固定するための貫通孔が設けられている。
アーム部111はベース部110の長辺部分に設けられている。アーム部111は、ベース部110における給電ダクト17が配されている側(長手方向の一方側)に設けられている。これにより、アーム部111をベース部110から表側に直線状に延伸する状態で設けることできる。アーム部111は屈曲部分114を表側端部116の手前に有している。屈曲部分114は長手方向の一方側へと屈曲する。これにより、光源ユニット3は、取付ユニット1の筒体12の中心軸に対して長手方向の他方側にオフセットすることとなる。
表側端部116には、筒体12と連結するための貫通孔115が設けられている。アーム部111は、表側に延伸する縦溝部分117を有する。縦溝部分117はベース11の短手方向の外方側に凹む。
【0013】
(2)筒体
筒体12は外筒体13と内筒体14とを有している。外筒体13には取付ばね15が固定され、内筒体14にはベース11のアーム部111の表側端部116が取り付けられている。なお、アーム部111は、一対のアーム部111が対向する方向(ベース11の短手方向である)を回動軸として回動可能に取り付けられている。
【0014】
(2-1)外筒体
外筒体13は、円筒状をし、外円筒部131と、外円筒部131の表側端から径方向の外方へ張り出す外張出部132とを有する。照明装置Xが設置面の開口に取り付けられた際に、外円筒部131が開口に嵌まり、開口と外円筒部131との間の隙間が外張出部132により表側から覆われる。
外円筒部131の外周面には、周方向に間隔をおいて複数個(ここでは、3個である)の取付ばね15が固定されている。なお、取付ばね15は、照明装置Xを設置面の開口に取り付けた際に、開口の端面を付勢して、照明装置Xが開口から外れるのを防止している。
外円筒部131は裏側端の内周面側に段差部分133を有している。段差部分133には、
図6の(c)に示すように、内筒体14の支持部143が嵌合し、表側から内筒体14を支持する。
外円筒部131は、筒軸方向の内周面であってその中央部分に周方向の全周に亘って連続する溝部分134を有する。溝部分134には、
図6の(c)に示すように、内筒体14の係合部144が係合する。これにより、内筒体14が、外筒体13に対して外筒体13の筒軸を回動軸として回動可能な状態で、外筒体13に取り付けられる。
外円筒部131は表側端の内周面側に段差部分135を有している。段差部分135には、
図6の(c)に示すように、反射体16の張出部162が表側から嵌合する。
【0015】
(2-2)内筒体
主に
図4及び
図5を用いて説明する。
内筒体14は、外筒体13の外円筒部131内で支持される内円筒部140と、ベース11のアーム部111を取り付けるための取付部141とを有している。
取付部141は、一対のアーム部111に対応して、内円筒部140の筒軸を挟んで対向する部位に設けられている。取付部141は、平坦部分140aを形成するために、径方向の外方へ屈曲する状態で設けられ、ねじ191用の貫通孔141aが設けられている。なお、アーム部111は、内円筒部140(取付部141)の外面に取り付けられる。
【0016】
ここでのアーム部111は、一対の取付部141を結ぶ仮想線を回動軸として回動可能に、ねじ191とナット192により取付部141に取り付けられる。これにより、給電ダクト17と光源ユニット3との配置をその中心軸をベース部110に対して垂直に保ちながら、交換型の光源ユニット3の角度調整が可能となる。
なお、ナット192は、取付部141における筒軸側の面(内面)に位置し、筒軸側に張り出している。このため、光源ユニット3の欠け部分412aがナット192と対向しない状態では光源ユニット3の筒体12への挿入が干渉される。
内筒体14は、アーム部111の回動を規制する回動規制部142を内円筒部140に有している。回動規制部142は、取付部141の周辺に設けられ且つ径方向の外方へ突出するリブにより構成される。アーム部111は、回動軸の周りの一方側に回動するのを規制する一方側規制部分142aと、回動軸周りの他方側に回動するのを規制する他方側規制部分142bとを有している。
一方側規制部分142aは、アーム部111の屈曲部分114が屈曲する側の端面116aに沿って表裏方向に延伸している。
他方側規制部分142bは、回動軸の延伸方向から見ると、表裏方向と交差する方向に延伸している。ここでは、アーム部111の屈曲部分114の端面114aに対して離間する状態で、表裏方向と直交する方向に延伸している。これにより、アーム部111が他方側に回動した際に、所定の角度で屈曲部分114の端面114aが他方側規制部分142bに当接する。なお、所定の角度は、ここでは、25~40°程度である。
なお、内円筒部140の裏側開口は、一対の取付部141に対して、他方側規制部分142bが存在する側が取付部141から離れるにしたがって表側に近づくように欠け部分140bを有している。これにより、アーム部111が回動した際に、取付ユニット1と光源ユニット3とが干渉することを防止できる。
【0017】
内筒体14は、外筒体13の裏側端の段差部分133に、軸周りに回動可能に支持される支持部143を有している。支持部143は内円筒部140の筒軸方向の中央領域に形成されている。支持部143は、径方向の外方へ突出し且つ周方向の全周に亘って形成された突条部分により構成される。なお、内円筒部140における支持部143よりも表側は、
図6の(c)に示すように、外筒体13の外円筒部131内に挿入される。
【0018】
内筒体14は、内筒体14を筒軸周りに回動可能に外筒体13に取り付けるための係合部144を有している。係合部144は周方向に間隔をおいて複数個(例えば3個)設けられている。係合部144は、径方向の外方へ突出する凸部分144aと、凸部分144aの周方向の両側に形成され且つ表裏方向に延伸する一対の溝部分144bとで構成される。これにより、
図6の(b)、(c)に示すように、凸部分144aが外筒体13の溝部分134に嵌合(係合)する際に、係合部144が径方向に弾性変形し、内筒体14の外筒体13への取り付けが容易となる。
【0019】
内筒体14は、反射体16を着脱可能に装着するための内筒体側装着部145を有している。内筒体側装着部145は、筒軸を挟んだ対向する2部位に設けられている。内筒体側装着部145は、裏側から見たときに、取付部141の内周側に設けられている。
内筒体側装着部145は、反射体16の反射体側装着部163の凸部分164と係合する係合ばね146と、係合ばね146を保持する保持部分147とにより構成される。
以下、主に
図7を用いて説明する。
【0020】
内円筒部140において、筒軸を挟んで対向する2部位に、周方向と表裏方向とに平板状に広がる平坦部分140aを有し、平坦部分140aの裏側領域に取付部141が形成され、平坦部分140aの表側領域に保持部分147が形成されている。
保持部分147は、内円筒部140の内面に形成され凸領域147aと、凸領域147aの表面から裏側に凹入する溝領域147bと、凸領域147aの筒軸側の面に形成された欠け領域147cと、平坦部分140aにおける凸領域147aの表側に形成された貫通孔領域147dとを有する。
係合ばね146は、筒軸と反対側に向かって、「>」字状に屈曲する屈曲部分146aと、保持部分147の貫通孔領域147dに係合する係合部分146bと、保持部分147の溝領域147bに挿入される挿入部分146cとを少なくとも有する。
挿入部分146cは、溝領域147bに挿入されるベース領域146dと、ベース領域146dの裏側端から筒軸に向かって屈曲する屈曲領域146eとを有する。
屈曲部分146aは径方向に弾性変形可能であり、
図6の(b)に示すように、屈曲部分146aに反射体16の反射体側装着部163の凸部分164が係合する。
図7に戻って、係合部分146bは、挿入部分146cにおける表側端であって屈曲部分146aの両側部分から、径方向の外方であって表側に向かって傾斜状に延伸し、延伸先端部が貫通孔領域147dに挿入する。これにより、係合ばね146が保持部分147に保持される。係合部分146bが斜め方向に延伸することで、ベース領域146dが溝領域147bの筒軸側の内面に近接し、屈曲部分146aが径方向の外方へ弾性変形できるスペースが形成される。
屈曲領域146eは溝領域147bの底部分(裏側端)に当接する。これにより、反射体16を表側から裏側に押し上げられた際に、係合ばね146が裏側に移動するのを規制できると共に挿入部分146cの裏側端が圧壊するのを防止できる。
【0021】
(3)反射体
主に
図4及び
図5を用いて説明する。
反射体16は、例えば、樹脂や金属により構成されている。反射体16は、少なくとも内周面が反射面となった本体部161を有し、裏開口161aから入射した光源ユニット3からの光が反射面により反射して表開口161bから出射する。本体部161は、横断面が円形状をし且つ裏側が細くなるコーン状(筒状)をしている。本体部161の裏開口161aの周縁は、表裏方向(筒軸方向)に対して傾斜している。つまり、裏開口161aと表開口161bは、真円形状又は真円に相当する円形状をし、光の出射方向から見ると、表開口161bの周縁により構成される光出射面に対し、裏開口161aの周縁により構成される光入射面を傾斜させている。これにより、表側から見たときに、
図6の(a)に示すように、本体部161の中心軸O1と、裏側端縁により形成される楕円形状の裏開口161aの中心軸O2とがズレた状態(オフセット状態)となる。なお、裏側端縁の楕円は、後述の反射体側装着部163同士を結ぶ仮想線と平行な方向が長軸となり、当該方向は、一対のアーム部111を結ぶ仮想線と平行である。
反射体16は、本体部161の表開口161bの周縁から径方向の外方へ張り出す張出部162を有する。張出部162は、
図6の(c)に示すように、外筒体13の表側端の内周面側の段差部分135に嵌合する。
反射体16は、反射体16を内筒体14の装着するための反射体側装着部163を有している。反射体側装着部163は、本体部161の筒軸を挟んだ対向する2部位の外周面側に設けられている。
反射体側装着部163は、径方向の外方へ突出する凸部分164を有している。凸部分164は、
図6の(b)に示すように、内筒体14の内筒体側装着部145の係合ばね146の屈曲部分146aに係合する。これにより、反射体16を内筒体14に着脱可能に装着できる。なお、反射体16は内筒体14に対しては回動しないが、内筒体14が外筒体13に対して回動するため、結果的に、反射体16は外筒体13に対して回動可能となる。
反射体16は、本体部161の外周面から径方向の外方へ板状に張り出す板状部165を有している。光源ユニット3を取付ユニット1の筒体12の筒軸に対して傾けたときに、板状部165の反射面によって照射する光を有効に利用できる。
【0022】
(4)給電ダクト
主に
図4及び
図5を用いて説明する。
給電ダクト17は、光源ユニット3に給電する機能を有している。ここでの給電ダクト17は、光源ユニット3を装着する機能を有している。
給電ダクト17は、表側(光源ユニット3側)が開口する固定溝171を有する門型状の本体170を有している。本体170は、図示しない固定手段によりベース11のベース部110の表面に固定される。
固定溝171は、表側から裏側へと凹入し、第1方向に延伸する。ここでの第1方向はベース部110の長手方向と一致する。給電ダクト17は、固定溝171の延伸する第1方向と直交する第2方向の両側に、第2方向の外方へ凹入する一対の第1溝部分172と一対の第2溝部分173とを表裏方向に2段で有する。第1溝部分172は給電用であり、第2溝部分はアース用である。固定溝171は、少なくとも給電用の第1溝部分172を有していればよく、ここでは第2溝部分173も有する。
各第1溝部分172には給電用の導電部が設けられ、第2溝部分173にはアース用の導電部が設けられている。光源ユニット3の給電ダクト17への装着は、表裏方向を回転軸として光源ユニット3を給電ダクト17に対して回転させることで行われる。この際、アース用の導電部を一対の第2溝部分173に設けているため、回転方向に関係なく電気的接続が可能となる。
なお、第2方向は、一対のアーム部111と筒体12(内筒体14)との2つの取付位置を結ぶ仮想線や、内筒体14へ反射体16を装着するための2つの内筒体側装着部145の位置を結ぶ仮想線と平行である。
【0023】
(5)端子台
端子台18は、商用電源(外部電源)に接続された電源側配線と接続すると共に、給電ダクト17の各導電部と接続する給電側配線と接続される。なお、両配線の図示は省略する。
端子台18は、電源側配線と接続する電源側接続部181を給電ダクト17と反対側に、給電側配線と接続する給電側接続部183を給電ダクト17側にそれぞれ有する。これにより、電源側接続部181がベース11の長手方向の外方側を向くこととなり、電源側配線を容易に接続できる。また、給電ダクト17の固定溝171と給電側接続部183とが対向することとなり、給電側配線を容易に行えると共に給電側配線を短くできる。
【0024】
3.光源ユニット
主に
図2を用いて説明する。
光源ユニット3は、取付ユニット1に着脱可能に取り付けられる光源ユニット側装着部(31)と、取付ユニット1側から受電して発光する光源部(33)と、光源部(33)からの熱を放出する放熱部(35)とを少なくとも筐体部(36)に備える。
光源ユニット3は、光源ユニット側装着部(31)、光源部(33)、放熱部(35)以外に、端子接続部(31)、光学処理部(34)、点灯回路部(32)を筐体部(36)に備えてもよく、本実施形態ではこれらすべてを備える。
光源ユニット3は、具体的には、
図9及び
図10に示すように、接続プラグ31、回路モジュール32、光源モジュール33、レンズ体34、放熱フィン35を筐体36に備える。光源ユニット3は、接続プラグ31から受電して、回路モジュール32で生成された駆動電源により光源モジュール33が発光し、発光した光はレンズ体34から出射される。
一例として、光源ユニット側装着部は接続プラグ31により、光源部は光源モジュール33により、放熱部は放熱フィン35により、点灯回路部は回路モジュール32により、筐体部は筐体36により、それぞれ構成される。
【0025】
(1)筐体
筐体36は、
図8及び
図9に示すように、筐体本体40とカバー体41とを備え、内部に回路モジュール32と光源モジュール33とを収容する。筐体36は、光出射面を表側に露出する状態でレンズ体34を収容する。
【0026】
(1-1)筐体本体
主に、
図10を用いて説明する。
筐体本体40は、ヒートシンクの機能も有し、放熱フィン35を外周面に備える。
筐体本体40は、両端に開口を有する筒状部400を有し、回路モジュール32、光源モジュール33及びレンズ体34を収容し、
図2に示すように、表側開口402aがレンズ体34により塞がれ、裏側開口403aがカバー体41により塞がれる。
筐体本体40は、筒状部400内を裏側空間と表側空間に区画するための区画壁部401を有している。区画壁部401は筒状部400の筒軸と直交する。表側の空間には光源モジュール33とレンズ体34とが収容され、裏側の空間には回路モジュール32が収容される。これにより、放熱フィン35の放熱面積を小さくすることなく、筐体36(光源ユニット3)の直径を小さくできる(筒体12を通過できる直径に収めることができる)。
【0027】
筒状部400は、筒軸に沿って、表側に小径筒状部分402を、裏側に大径筒状部分403を有している。ここでは、小径筒状部分402と大径筒状部分403との間に段差部分404が形成され、当該段差部分404に連続するように区画壁部401が設けられている。
換言すると、区画壁部401と大径筒状部分403とで構成される有底筒状部の底部分(区画壁部401)から大径筒状部分403と反対側に突出する小径筒状部分402が設けられた構成を有する。
小径筒状部分402は表側開口402aに表側段差領域402bを有している。表側段差領域402bにはレンズ体34の張出部343(
図9及び
図10参照)が嵌合する。小径筒状部分402の外周には第1放熱フィン351が設けられている。第1放熱フィン351は、主に、光源モジュール33が発光した際に発生する熱を放出する。第1放熱フィン351は、周方向に間隔をおいて複数設けられている。第1放熱フィン351は、段差部分404から小径筒状部分402の外周面に沿って表側に延伸している。第1放熱フィン351は、スパイラル状に設けられてもよいが、ここでは筒軸沿って表側に直線状に延伸する縦リブ状に設けられている。第1放熱フィン351は、段差部分404から小径筒状部分402の筒軸方向の略中央まで設けられ、表側に近づくにしたがって、径方向への突出量が小さくなる。
【0028】
大径筒状部分403は、裏側開口403a側の端部から径方向に張り出す本体側張出領域403bを有している。本体側張出領域403bは、カバー体41のカバー体側張出部412と対向する。
大径筒状部分403の外周には第2放熱フィン353が設けられている。第2放熱フィン353は、主に、回路モジュール32で発生する熱を放出する。第2放熱フィン353は周方向に間隔をおいて複数設けられている。第2放熱フィン353は本体側張出領域403bから大径筒状部分403の外周面に沿って表側に延伸している。第2放熱フィン353は、スパイラル状に設けられてもよいが、ここでは筒軸沿って表側に直線状に延伸する縦リブ状に設けられている。第2放熱フィン353は、本体側張出領域403bから段差部分404の近くまで設けられ、段差部分404に近づくにしたがって、径方向への突出量が小さくなる。
【0029】
筐体本体40は、光源モジュール33を固定するためのねじ391(
図8及び
図9参照)用のねじ穴401aを区画壁部401に有している。なお、ねじ穴401aは区画壁部401から裏側に突出するボス401bを利用して設けられている。
筐体本体40は、回路モジュール32を固定するためのねじ392(
図8及び
図9参照)用のねじ穴401cを区画壁部401に有している。なお、ねじ穴401cは区画壁部401から裏側に突出するボス401dを利用して設けられている。
なお、区画壁部401には、回路モジュール32と光源モジュール33とを電気的に接続する配線用の貫通孔401eが設けられている。
筐体本体40は、レンズ体34を筒状部400の表側開口402a側に固定するねじ393(
図8及び
図9参照)用のねじ穴402cを有している。なお、ねじ穴402cは、小径筒状部分402の外周面に形成され且つ筒軸に沿って延伸するボス402dを利用して設けられている。
筐体本体40は、カバー体41を筒状部400の裏側開口403a側に固定するねじ394(
図8及び
図9参照)用のねじ穴403cと、カバー体41と位置合わせ用のボス403dとを有している。なお、ねじ穴403cは、本体側張出領域403bから大径筒状部分403の外周面を筒軸に沿って延伸するボス403eを利用して設けられている。
【0030】
(1-2)カバー体
主に、
図8及び
図9を用いて説明する。
カバー体41は接続プラグ31を取り付ける(保持する)機能も有する。カバー体41は有蓋筒状部410を有している。カバー体41は、有蓋筒状部410の蓋部分410aに接続プラグ31を取り付けるための取付部411を有する。
有蓋筒状部410は、円筒部分410bと蓋部分410aを有している。蓋部分410aは、中央部が裏側に突出する段付き状をしている。つまり、蓋部分410aは、段差領域410c、段差領域410cの外側の外周領域410dと、段差領域410cの内側の内周領域410eを有し、内周領域410eの貫通孔410fに接続プラグ31の表側部分が挿入される。貫通孔410fは、裏側から見たときに、円形領域410gと、円形領域410gの中心を通り且つ対向する2部位から径方向の外方へ延伸する延伸領域410hとを有する。なお、一対の延伸領域410hの延伸方向を第3方向とする。
カバー体41は、有蓋筒状部410の表側端部から径方向の外方へ張り出すカバー体側張出部412を有している。カバー体側張出部412は、筐体本体40の本体側張出領域403bに当接する。この当接状態で、ねじ394が、カバー体側張出部412の貫通孔を挿通し、本体側張出領域403bのねじ穴403cに螺合する。
カバー体側張出部412は、中心を挟んだ2部位に欠け部分412aを有している。欠け部分412aは、有蓋筒状部410の筒軸を通り第3方向と平行な仮想線と交差する位置にある。換言すると、2つの欠け部分412aを結ぶ仮想線が第3方向と平行となる位置である。つまり、表裏方向から見ると、欠け部分412aの端面が第3方向と直交するように設けられている。なお、光源ユニット3を表側から見たときに、欠け部分412aの位置が分かる(
図2の(a)参照)ように構成され、目印部の一例を構成する。ここでの欠け部分412aの端面は、第3方向と直交する第4方向と平行な直線状に構成されている。この目印部によって、光源ユニット3を外す側から光源ユニット3を見たときに接続プラグ31の位置を把握することができる。
カバー体41は、筐体本体40の位置合わせ用のボス403dと嵌合する凹部413をカバー体側張出部412と円筒部分410bとに連結して設けられたボス414を利用して設けられている。
【0031】
(2)接続プラグ
主に、
図11の(c),(d)を用いて説明する。
接続プラグ31は、給電ダクト17の固定溝171に挿入する挿入部310と、挿入部310に設けられ且つ給電ダクト17の第1溝部分172に係合する第1係合部311と、第1係合部311に設けられ且つ第1溝部分172内の給電用の導電部と接触(接続)する給電端子312とを少なくとも備える。
ここでの接続プラグ31は、挿入部310に設けられ且つ給電ダクト17の第2溝部分173内のアース用の導電部と接触(接続)するアース端子313を備える。ここでの接続プラグ31は、一対の給電端子312を第1溝部分172の導電部側に付勢する弾性体314を備える。
以下、主に
図11の(a),(b)を用いて説明する。
接続プラグ31は、具体的には、プラグベース42、給電端子312、アース端子313、弾性体314、保持体43を備える。
接続プラグ31は、筐体36に取り付けられた際に、一対の給電端子312を結ぶ仮想線が第3方向と直交する第4方向に延伸し、アース端子313も一対の給電端子を結ぶ仮想線上に位置する。
【0032】
(2-1)給電端子
給電端子312は、全体としては、「L」字の板状をしている。表裏方向と直交し且つ第4方向に延伸する短辺部312aと、短辺部312aの端部から表側に延伸する長辺裏側部312bと、長辺裏側部312bの表側端から短辺部312aと反対側に屈曲する長辺屈曲部312cと、長辺屈曲部312cから表側に延伸する長辺表側部312dとを有している。
【0033】
(2-2)アース端子
アース端子313は、全体としては、「L」字の板状をしている。表裏方向と直交し且つ第4方向に延伸する短辺部313aと、短辺部313aの端部から表側に延伸する長辺部313bと、長辺部313bの中央部位から裏方向であって短辺部313aと反対向きに傾斜する一対の傾斜部313cとを有している。
(2-3)弾性体
弾性体314は、薄肉金属板により構成され、「V」字状をしている。
【0034】
(2-4)プラグベース
プラグベース42は、円盤部420と、円盤部420の中央から裏側に延伸する円柱部421と、円柱部421の裏側端から第4方向に突出する一対の表突出部422と、円柱部421の裏面と一対の表突出部422の裏面に設けられた溝部423と、円柱部421及び円盤部420を表裏方向に貫通し且つ第4方向に間隔をおいて形成された3つの貫通孔424,425と、円盤部420の3つの貫通孔424,425の間から表側に板状に延伸する一対の延伸板部426と、円盤部420の周縁よりも内側部分から表側に円筒状に延伸する延伸筒部427と、円盤部420の表面に設けられ且つねじ穴428aを有するボス部428とを備える。
溝部423は、裏側から見たときに、第3方向に直線状に設けられ、一対の給電端子312の短辺部312aが嵌る。中央の貫通孔425にはアース端子313が裏側から挿入され、貫通孔425の両側の貫通孔424には給電端子312と弾性体314とが裏側から挿入される。
延伸板部426は、給電端子312の長辺表側部312dと当接(近接)して給電端子312を支持する。
延伸筒部427は、一対の延伸板部426、給電端子312、アース端子313、ボス部428が、筐体36のカバー体41の貫通孔410fに挿入された状態で、カバー体41の内周領域410eに嵌合する。
ボス部428には、接続プラグ31を筐体36のカバー体41に取り付ける際に、ねじ395が表側から螺合する。ねじ395は、カバー体41内であって蓋部分410aの外周領域410dに表側から当接する絶縁板37の貫通孔371を表側から挿通する。これにより、接続プラグ31が筐体36に固定される。
【0035】
(2-5)保持体
保持体43は、円柱部431と、円柱部431の表側端から第4方向に突出する一対の裏突出部432と、裏突出部432と円柱部431とからなる表面から表側に突出する突起部433と、円柱部431内を表裏方向に貫通する貫通孔434と、円柱部431における裏側部分であって第4方向の一方側に設けられた欠け部435と、裏突出部432と円柱部431とからなる表面であって貫通孔434に隣接する部位から表側に延伸する延伸棒状部436とを有する。
円柱部431は、プラグベース42の円柱部421とで挿入部310を構成する。裏突出部432は、プラグベース42の表突出部422とで第1係合部311を構成する。
給電端子312は、短辺部312aが保持体43のプラグベース42の溝部423に配される状態で、長辺裏側部312b、長辺屈曲部312c及び長辺表側部312dがプラグベース42の貫通孔424を裏側から挿通し、プラグベース42に取り付けられた保持体43により給電端子312の短辺部312aが裏側から支持される。
なお、保持体43のプラグベース42への取り付けは、保持体43の突起部433がプラグベース42の凹み429に嵌合することで行われる。
アース端子313は、短辺部313aが保持体43の欠け部435内に位置する状態で、長辺部313bが保持体43の貫通孔434、プラグベース42の貫通孔425を裏側から挿通する。挿通状態において、アース端子313の長辺部313bが延伸棒状部436により支持される。なお、アース端子313が挿通した状態において、保持体43の貫通孔434に設けられた凸部分434aに表側からアース端子313の傾斜部313cが係合する。これにより、アース端子313が裏側に抜けるのを防止できる。
【0036】
(3)回路モジュール
図8及び
図9を用いて説明する。
回路モジュール32は、給電ダクト17から接続プラグ31を介して受電した交流を直流に変換して、光源モジュール33の駆動電源に変換する。回路モジュール32は、駆動電源を生成するための複数の電子部品321と、複数の電子部品321を回路構成して実装する回路基板323とを備える。回路モジュール32は、ねじ392により筐体本体40の区画壁部401の裏側に固定される。
なお、回路モジュール32は、筐体36に対する絶縁性を確保するために、絶縁ケースに収容された状態又は絶縁シート45に囲まれた状態で、収容される。
【0037】
(4)光源モジュール
光源モジュール33は、LED素子等の1個以上の発光素子を光源基板331に実装して構成される。ここでの光源モジュール33は、COBタイプであり、発光素子を覆う封止樹脂333を備える。
光源モジュール33は、光源基板331の裏面が熱シート46を介して筐体本体40の区画壁部401の表面に当接する状態で、表側から光源ホルダー47により保持される。これにより、発光時の熱を効率よく区画壁部401(筐体36)に伝導できる。
光源ホルダー47は、光源モジュール33の封止樹脂333と嵌合する円環状のホルダー本体部471と、ホルダー本体部471の内周縁から裏側に円環状に突出して光源基板331と当接する内円環状部473と、ホルダー本体部471の外周縁から裏側に円環状に突出して筐体本体40の区画壁部401に当接する外円環状部475と、ホルダー本体部471における中央の開口471aを挟んだ2部位から裏側に凹入して区画壁部401に当接する凹入部477を有している。
光源ホルダー47は、ねじ391が凹入部477の貫通孔を挿通して、筐体本体40の区画壁部401のねじ穴401aに螺合することで、光源モジュール33と共に筐体本体40に固定される。
【0038】
(5)レンズ体
レンズ体34は、表側広がりのコーン状をするレンズ本体341と、レンズ本体341の表側端から径方向の外方へ張り出す張出部343とを有する。レンズ体34は、表側からレンズホルダー48により保持される。
レンズホルダー48は、レンズ体34の張出部343に表側から当接するホルダー本体部481と、周方向に間隔を置いて径方向に張り出す張出部483とを有している。レンズホルダー48は、ねじ393が張出部483の貫通孔を挿通して、筐体本体40の小径筒状部分402の表側開口402a側のねじ穴402cに螺合することで、レンズ体34と共に筐体本体40に固定される。
【0039】
4.光源ユニットの装着
(1)光源ユニットの筒体への挿入
取付ユニット1では、筒体12と一対のアーム部111との取り付けに、取付部141の内面に配されたナット192を利用し、ナット192は筒軸側に張り出す張出部の一例といえる。
また、取付ユニット1は、内筒体14と反射体16との装着に、内筒体14の内周面に設けられた内筒体側装着部145を利用し、内筒体側装着部145は筒軸に張り出す張出部の一例といえる。
取付ユニット1を表側から見ると、
図12の(a)に示すように、ナット192と内筒体側装着部145は同じ位置にある。
上記のナット192や内筒体側装着部145が存在するため、光源ユニット3を筒体12に挿入(通過)する場合、光源ユニット3の欠け部分412aをナット192や内筒体側装着部145と対向させる必要がある。
この際、光源ユニット3の欠け部分412aは、
図12の(a)に示すように、表側から見たときに、その位置が目視できるように構成されている。このため、ナット192や内筒体側装着部145等の張出部に対する欠け部分412aの位置合わせが容易に行える。
なお、光源ユニット3の装着、交換の際には、反射体16が筒体12から外される。
光源ユニット3の欠け部分412aは、一対の給電端子312が並ぶ第4方向と平行な仮想線で切り欠かれたような形状をしているため、目視しやすく、位置合わせしやすい。
なお、光源ユニット3の筒体12への挿入に際し、ナット192や内筒体側装着部145が内側に張り出しているが、光源ユニット3に欠け部分412aを設けることで、筒体12の直径を大きくすることなく、光源ユニット3の通過が許容される。
【0040】
(2)接続プラグの給電ダクトへの装着
光源ユニット3は、
図2に示すように、接続プラグ31を給電ダクト17に装着することで、取付ユニット1に装着される。このため、接続プラグ31は、取付ユニット1と装着するための光源ユニット側装着部の一例といえ、給電ダクト17は、光源ユニット3を装着するための取付ユニット側装着部の一例といえる。
具体的には、一対の給電端子312が設けられている第4方向と、給電ダクト17の固定溝171が延伸する第1方向とが同じ方向となるように位置合わせして、接続プラグ31の挿入部310と第1係合部311とを固定溝171に挿入する。この状態の図が
図12である。
この際、光源ユニット3は、接続プラグ31の一対の給電端子312と直交する部分に欠け部分412aを有し、当該欠け部分412aは表側から目視できるため、欠け部分412aにより一対の給電端子312や第1係合部311の位置が暗示される。これにより、接続プラグ31の給電ダクト17に対する位置合わせが容易となる。
接続プラグ31の給電ダクト17への装着は、
図12に示す位置合わせした状態で、光源ユニット3をランプ軸周りに、第4方向と第1方向とが直交する(第3方向と第1方向とが一致する)ように90度回転させる。これにより、第1係合部311が第1溝部分172に係合し、給電端子312やアース端子313が導電部に接触する。
【0041】
(3)筒体の通過と給電ダクトへの装着
光源ユニット3の筒体12への挿入では、一対の欠け部分412aを、ナット192や内筒体側装着部145と対向させる。このときの一対の欠け部分412aを結ぶ第3方向が、給電ダクト17の固定溝171が延伸する第1方向と直交し、接続プラグ31の一対の給電端子312や第1係合部311が設けられている第4方向と給電ダクト17の固定溝171の延伸する第1方向と一致する。
つまり、光源ユニット3を筒体12に挿入させる際に、一対の欠け部分412aを、ナット192や内筒体側装着部145と対向させ(
図12の(a)参照)、この状態で、光源ユニット3を裏側に移動させるだけで、接続プラグ31が給電ダクト17の固定溝171に挿入する(
図12の(b)参照)こととなり、筒体12の通過と給電ダクト17への装着を容易に行える。このため、光源ユニット3の交換等を一般ユーザでも容易に行える。
【0042】
5.点灯中の放熱
光源ユニット3の光源モジュール33や回路モジュール32は、点灯時(駆動時)に発熱する。これらの熱は、主に、筐体36に設けられた放熱フィン35から放出される。
取付ユニット1のベース11は、
図4及び
図5に示すように、ベース部110から表側に延伸する複数のアーム部111を有する。これにより、複数のアーム部111間が開放した状態となり、光源ユニット3からの熱が対流により効果的に放出される。
光源ユニット3は、
図2に示すように、取付ユニット1に装着された状態において、放熱フィン35が筒体12や反射体16よりもベース11のベース部110側に位置する。これは、筐体36のベース部110側の端や反射体16のベース部110側の端よりも連結部(ベース部110)側に位置することを意味している。放熱フィン35の一部分が筐体36のベース部110側の端や反射体16のベース部110側の端よりも連結部(ベース部110)側に位置していてもよく、放熱フィン35の全部が筐体36のベース部110側の端や反射体16のベース部110側の端よりも連結部(ベース部110)側に位置していてもよい。これにより、照明装置Xをランプ軸と直交する方向から見たときに、放熱フィン35の全領域が筒体12や反射体16と重なることがなく、放熱特性を向上できる。
光源ユニット3は筐体36の外周面に放熱フィン35を備えている。光源ユニット3は、回路モジュール32と光源モジュール33とを表裏方向にずらして備えているため、筐体36の表裏方向の寸法が大きくなり、放熱フィン35の面積を大きくできる。
光源ユニット3は、1つの筐体本体40に第1放熱フィン351と第2放熱フィン353とを備える。これにより、回路モジュール32側の第2放熱フィン353に放熱能力に余裕がある場合、第1放熱フィン351側から第2放熱フィン353側に熱が移動し、第2放熱フィン353の放熱能力を有効に利用できる。
【0043】
6.光源ユニットの姿勢
図13は、光源ユニット3を取付ユニット1の筒体12の筒軸に対して30°傾斜させた状態を示す。
照明装置Xは、
図13に示すように、所定の角度(ここでは、30°で他方側規制部分142bにより規制される)まで、光源ユニット3を自由に傾斜させることができる。これにより、照射する光の配光を調整でき、適用可能な用途を拡大できる。
光源ユニット3を傾斜させた際に、
図13の(a),(b)に示すように、取付ユニット1の内筒体14の裏側開口に欠け部分140bを設け、反射体16の裏開口161aを傾斜させているため、光源ユニット3が取付ユニット1に干渉することはない。
照明装置Xは、
図2に示すように、筒体12の筒軸(中心軸)C1に対して光源ユニット3の中心軸C2を第1方向にオフセットし、筒軸C1に対してオフセットする側に光源ユニット3を傾斜可能とし、反射体16における裏開口161aを光源ユニット3の傾斜が大きくなる向きに傾斜させている。
これにより、
図13の(c)に示すように、オフセットしている光源ユニット3からの光の照射範囲Rは、反射体16の中央側に位置し、光源ユニット3からの光が反射体16内に入射しやすくなる。これに対し、オフセットしていない光源ユニット3Aからの光の照射範囲RAは、反射体16の端側に位置し、光源ユニット3Aからの光が反射体16内に入射し難くなる。このように、光源ユニット3を傾斜させても、光源ユニット3からの光を有効に利用できる。
【0044】
<変形例>
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってもよい。
また、実施形態や変形例に記載していていない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
【0045】
1.照明装置
実施形態では、光源ユニットが傾斜可能なユニバーサルタイプのダウンライトについて説明したが、光源ユニットが傾斜しないダウンライトであってもよい。この場合においても、放熱特性を高めることができる。
実施形態では、光源ユニットが取付ユニットに着脱可能に装着されていたが、光源ユニットが取付ユニットに固定されていてもよい。この場合も、放熱部の一部又は全部が筒部よりも連結部側にあれば、放熱特性を高めることができる。
実施形態では、光源ユニットの放熱部の全部が、取付ユニットの筒部よりも裏側に位置しているが、放熱部の一部が筒部よりも裏側にあれば、放熱部の全体が装置本体により囲まれた先行技術の照明装置よりも放熱特性を向上させることができる。
実施形態では、光源ユニットが回路モジュールを備えていたが、例えば、回路モジュールが取付ユニットのベースに設けられ、取付ユニットから給電(駆動電源)を受けるようにしてもよい。この場合も、放熱部が取付ユニットの筒部よりも裏側にあれば、放熱特性を高めることできる。
実施形態では、反射体を取付ユニットに備えていたが、反射体を光源ユニットに設けてもよい。この場合、光源ユニットがランプ軸と直交する仮想線周りに回動する場合、反射体は光源ユニットと一体で回動することとなる。
実施形態の給電ダクトは、光源ユニットの装着機能と給電機能とを有しているが、給電機能を有していなくてもよい。この場合、端子台と光源ユニットの回路モジュールとを配線で接続することで実施できる。
実施形態の給電ダクトは、端子台を介して商用電源と接続されているが、商用電源と接続する電源側配線と直接接続してもよい。
実施形態では、レンズ体を光源ユニットに設けていたが、レンズ体を反射体側に設けてもよい。
【0046】
2.取付ユニット
(1)筒体(筒部)
実施形態の筒体は、外筒体と内筒体との2つの筒体を備えていたが、1つの筒体を備えてもよいし、3個以上の筒体を備えてもよい。
(2)アーム部
実施形態のアーム部は2本(一対)であったが、3本以上であってもよい。但し、放熱特性を向上させるために、3本以上のアーム部間に、放熱部からの熱を放出するための空間(隙間)が必要である。
アーム部は屈曲部分を有し、取付ユニットの中心軸と光源ユニットのランプ軸とをオフセットしていたが、光源ユニットをランプ軸と直交する仮想線周りに回動させない場合、アーム部は屈曲部分を有していてもよいし、有していなくてもよい。この場合でも、放熱特性を高めることができる。
(3)連結部
実施形態の連結部は、アーム部と一体のベースにより構成されていたが、アーム部と別体で構成されてもよい。但し、連結部に取付ユニット側装着部を設ける必要がある。
実施形態の連結部には取付ユニット側装着部が別体として設けられているが、連結と取付ユニット装着部とを一体で構成してもよいし、連結部と取付ユニットとアーム部とを一体で構成してもよく、例えば、給電ダクトからアーム部を延伸させるような構成であってもよい。
(4)取付ユニット側装着部
実施形態では、取付ユニット側装着部の一例として給電ダクトを用いたが、取付ユニット側装着部として、エジソンタイプ、ピンタイプ、ベースタイプの口金と装着可能なソケットを用いてもよい。但し、光源ユニットを取付ユニットに装着する際に誤挿入を防止するために、給電タイプ等の汎用的な給電機構でない方が好ましい。
なお、取付ユニット側装着部は、光源ユニットを装着できればよく、給電機能を有していなくてもよいし、有していてもよい。
【0047】
3.光源ユニット
(1)放熱部
実施形態の放熱部は、第1放熱フィンと第2放熱フィンとを有しているが、第1放熱フィンと第2放熱フィンとを表裏方向に連続させて1つの放熱フィンとしてもよい。この場合、筐体本体の段差部分はあってもよいし、なくてもよい。
実施形態では、回路モジュールを備え、回路モジュールに対応して第2放熱フィンを備えていたが、回路モジュールを備えない場合、第2放熱フィンを有してもよいし、有していなくてもよい。
放熱フィンは、表裏方向と平行に延伸しているが、例えば、表裏方向と交差するように延伸してもよいし、表裏方向と直交する方向に延伸してもよい。照明装置は天井等の設置面に取り付けられることが多く、空気の流れを考慮すると、表裏方向に延伸する方が好ましい。
(2)光源ユニット側装着部
実施形態では、取付ユニット側装着部の一例である供給ダクトに対応して接続プラグを備えていたが、取付ユニット側装着部と共に口金とソケットとしてもよい。
なお、取付ユニット側装着部の一例としての供給ダクトと、光源ユニット側装着部の一例としても接続ダクトとを逆にしてもよい。
(3)目印部
実施形態では、目印部の一例として一直線状の欠け部を利用したが、一直線以外の例えば残部が三角形状や円弧状となるような欠け部であってもよい。また、目印部は、光源ユニットの直径を小さくする必要がない場合は、径方向の外方へ突出する凸部により構成してもよい。
【0048】
<その他>
1.実施形態では、放熱特性に着目した照明装置について説明したが、例えば、取付ユニットへの光源ユニットの装着の際の作業性に着目した照明装置では、放熱部や点灯回路部を備えなくてもよい。
つまり、装着の際の作業性に着目した照明装置は、設置部位に取り付けられる取付ユニットと、前記取付ユニットに着脱可能に装着される光源ユニットとを備え、取付ユニットは、前記光源ユニットを挿入するための筒部と、前記筒部に対して周方向に間隔を置いて取り付けられた複数本のアーム部と、複数本のアーム部を連結する連結部と、前記連結部に設けられ且つ前記光源ユニットを着脱可能に装着する取付ユニット側装着部とを備え、前記光源ユニットは、筐体部に光源部を有し、前記筐体の裏側に設けられ且つ前記取付ユニットと装着するための光源ユニット側装着部と、前記光源ユニットを前記取付ユニットから外す際に前記光源ユニットを外す側から前記光源ユニットを見たときに、前記光源ユニット側装着部の位置を暗示するための目印部とを備える。
これにより、光源ユニット側装着部の位置が分からず、光源ユニットの装着が難しいとの課題を解決し、光源ユニットの取付ユニットへの装着作業を容易に行える。
【0049】
2.実施形態では、放熱特性に着目した照明装置について説明したが、例えば、光源ユニットを回動(傾斜)させた際の光の照射範囲に着目した照明装置では、放熱部、点灯回路部や目印部を備えなくてもよい。
つまり、光の照射範囲に着目した照明装置では、設置部位に取り付けられる取付ユニットと、前記取付ユニットに装着される光源ユニットとを備え、取付ユニットは、前記設置面部に取り付けられる筒部と、表裏方向と直交する仮想線周りの一方側に回動可能に前記筒部に接続された一対のアーム部と、前記一対のアーム部を連結する連結部と、前記連結部に設けられ且つ前記光源ユニットを着脱可能に装着する取付ユニット側装着部と、前記筒部に設けられ且つ前記光源ユニットからの光を反射させる反射体とを備え、前記光源ユニットは、当該光源ユニットのランプ軸が前記反射体の中心軸に対して前記仮想線周りの一方側にオフセットした状態で、前記取付ユニットに装着される光源ユニット側装着部を備える。
これにより、光源ユニットが回動した際に光源ユニットのランプ軸が反射体の中央から遠ざかり、光源ユニットの光が反射体に入射し難くなるという課題を解決し、光源ユニットの光を反射体に入射しやすくできる。
この際、光源ユニットを装着する取付ユニット側装着部を、オフセットする方向に延伸する固定溝を有する給電ダクトを利用することで、オフセット方向に光源ユニットを位置調整可能となり、光源ユニットの光を反射体に入射しやすくできる。
【符号の説明】
【0050】
X 照明装置
1 取付ユニット
3 光源ユニット
12 筒体(筒部)
17 接続ダクト(取付ユニット側装着部)
33 光源モジュール(光源部)
35 放熱フィン(放熱部)
110 ベース部(連結部)
111 アーム部