(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022073157
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
G06F 1/16 20060101AFI20220510BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20220510BHJP
【FI】
G06F1/16 312N
G06F1/16 312E
G06F1/16 312Z
H05K5/02 G
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020182961
(22)【出願日】2020-10-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-07-21
(71)【出願人】
【識別番号】518133201
【氏名又は名称】富士通クライアントコンピューティング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】阿部 隆
(72)【発明者】
【氏名】原 慎孝
【テーマコード(参考)】
4E360
【Fターム(参考)】
4E360AA02
4E360AB04
4E360AB05
4E360AB42
4E360BA02
4E360BB02
4E360BB12
4E360BB22
4E360BD05
4E360CA02
4E360EA12
4E360EA14
4E360EA21
4E360EC05
4E360EC14
4E360ED02
4E360ED04
4E360ED07
4E360ED12
4E360ED28
4E360EE03
4E360FA02
4E360FA13
4E360FA17
4E360GA08
4E360GA46
4E360GA49
4E360GB45
4E360GB46
4E360GB97
4E360GC02
4E360GC08
4E360GC17
(57)【要約】
【課題】筐体の種類が多くなるのを抑制しやすい新規な構成の電子機器を得る。
【解決手段】電子機器は、開口部が設けられた筐体と、筐体に収容された場合に開口部を覆いアンテナを支持可能なアンテナホルダと、筐体に収容された場合に開口部を介してカードが挿入されるカードホルダと、を択一的に固定可能に、筐体の内部に設けられた固定部と、を備える。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部が設けられた筐体と、
前記筐体に収容された場合に前記開口部を覆いアンテナを支持可能なアンテナホルダと、前記筐体に収容された場合に前記開口部を介してカードが挿入されるカードホルダと、を択一的に固定可能に、前記筐体の内部に設けられた固定部と、
を備えた、電子機器。
【請求項2】
前記筐体の内部に設けられ、前記アンテナと接触した場合には前記アンテナの移動を制限し、前記カードと接触した場合には前記カードの移動を案内する爪部を備えた、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記固定部は、第1のボスと、前記第1のボスと離間した第2のボスと、を有し、
前記爪部は、前記第1のボスから前記第2のボスに向かう方向で前記第1のボスと前記第2のボスとの間に位置された、請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記カードホルダは、前記カードが挿入されるカード収容部と、前記カード収容部に挿入される前記カードの移動を案内するガイド部と、を有した、請求項1~3のうちいずれか一つに記載の電子機器。
【請求項5】
前記アンテナホルダは、前記アンテナと接触することにより前記アンテナを支持する接触部を有した、請求項1~4のうちいずれか一つに記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、筐体と、筐体に収容された部品と、を備える電子機器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の電子機器においては、例えば、搭載される部品をユーザーが選択可能な受注生産(BTO)が行なわれることがある。この場合、部品の違いや有無に応じて筐体を設定すると、筐体の種類が多くなってしまうという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の課題の一つは、筐体の種類が多くなるのを抑制しやすい新規な構成の電子機器を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様にかかる電子機器は、開口部が設けられた筐体と、前記筐体に収容された場合に前記開口部を覆いアンテナを支持可能なアンテナホルダと、前記筐体に収容された場合に前記開口部を介してカードが挿入されるカードホルダと、を択一的に固定可能に、前記筐体の内部に設けられた固定部と、を備える。
【0007】
前記電子機器は、例えば、前記筐体の内部に設けられ、前記アンテナと接触した場合には前記アンテナの移動を制限し、前記カードと接触した場合には前記カードの移動を案内する爪部を備える。
【0008】
前記電子機器では、例えば、前記固定部は、第1のボスと、前記第1のボスと離間した第2のボスと、を有し、前記爪部は、前記第1のボスから前記第2のボスに向かう方向で前記第1のボスと前記第2のボスとの間に位置されている。
【0009】
前記電子機器では、例えば、前記カードホルダは、前記カードが挿入されるカード収容部と、前記カード収容部に挿入される前記カードの移動を案内するガイド部と、を有する。
【0010】
前記電子機器では、例えば、前記アンテナホルダは、前記アンテナと接触することにより前記アンテナを支持する接触部を有する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の上記態様によれば、筐体の種類が多くなるのを抑制しやすい新規な構成の電子機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、実施形態の第1の電子機器の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ部が展開位置に位置された状態の図である。
【
図2】
図2は、実施形態の第1の電子機器におけるベース部の上側からの例示的な斜視図であって、ベース部の一部の図示が省略された図である。
【
図3】
図3は、実施形態の第1の電子機器におけるベース部の下側からの例示的な側面図であって、ベース部の一部の図示が省略された図である。
【
図4】
図4は、実施形態の第1の電子機器におけるベース部の下側からの例示的な分解斜視図である。
【
図5】
図5は、実施形態の第1の電子機器におけるアッパーカバーの一部およびアッパーカバーの一部に取り付けられた部品との下側からの斜視図である。
【
図6】
図6は、実施形態の第1の電子機器におけるアッパーカバーの下側からの斜視図である。
【
図7】
図7は、実施形態の第1の電子機器におけるアッパーカバーの一部の下側からの斜視図である。
【
図8】
図8は、実施形態の第1の電子機器における左前側アンテナの下側からの斜視図である。
【
図9】
図9は、実施形態の第1の電子機器における左前側アンテナの上側からの斜視図である。
【
図10】
図10は、
図5のF10-F10線に沿った第1の電子機器の一部の断面図である。
【
図11】
図11は、実施形態の第1の電子機器における左側アンテナの下側からの斜視図である。
【
図12】
図12は、実施形態の第1の電子機器における左側アンテナの上側からの斜視図である。
【
図13】
図13は、実施形態の第1の電子機器におけるアンテナホルダの下側からの斜視図である。
【
図14】
図14は、実施形態の第1の電子機器におけるアンテナホルダの上側からの斜視図である。
【
図15】
図15は、
図5のF15-F15線に沿った第1の電子機器の一部の断面図である。
【
図16】
図16は、実施形態の第2の電子機器におけるアッパーカバーの一部とアッパーカバーの一部に取り付けられた部品との底面図である。
【
図17】
図17は、実施形態の第3の電子機器におけるアッパーカバーの一部とアッパーカバーの一部に取り付けられた部品との下側からの斜視図である。
【
図18】
図18は、実施形態の第3の電子機器におけるカードホルダの下側からの斜視図である。
【
図19】
図19は、実施形態の第3の電子機器におけるカードホルダの上側からの斜視図である。
【
図22】
図22は、実施形態の変形例の電子機器の正面側からの例示的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
【0014】
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。また、図面において、部分間の大きさ(長さ、幅、高さ、厚さ)の比率や位置関係等は、必ずしも現実のものと同一とは限らない。
【0015】
(電子機器1の概要)
図1は、実施形態の第1の電子機器1Aの正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ部3が展開位置に位置された状態の図である。
【0016】
図1に示される第1の電子機器1Aは、第1の仕様の電子機器1である。電子機器1には、第1の電子機器1Aの他に、第1の電子機器1Aに対して、仕様が異なる第2の電子機器1B(
図16)および第3の電子機器1C(
図17)がある。すなわち、電子機器1は、第1の電子機器1A、第2の電子機器1B、および第3の電子機器1Cの総称である。電子機器1は、ノートブック型(クラムシェル型)のパーソナルコンピュータとして構成されている。なお、電子機器1は、上記例には限定されず、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータや、タブレット型のパーソナルコンピュータ、映像電子機器、テレビジョン受像機、ゲーム機等であってもよい。以下では、電子機器1の代表として第1の電子機器1Aを詳細に説明し、第2の電子機器1Bおよび第3の電子機器1Cについては、第1の電子機器1Aに対する相違点を主に説明する。
【0017】
(第1の電子機器1A)
図1に示されるように、第1の電子機器1Aは、ベース部2と、ディスプレイ部3と、を備える。ベース部2は、例えば机や、台、棚等の載置部の平面(不図示)に載置される。ディスプレイ部3は、ベース部2に対して回転中心軸C回りに回転可能にベース部2に支持され、展開位置(
図1)と閉じ位置(不図示)との間を移動可能である。具体的には、ディスプレイ部3は、ヒンジ5を介してベース部2に連結されている。
【0018】
本実施形態では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、ベース部2の奥行方向(前後方向、短手方向)に沿い、Y方向は、ベース部2の幅方向(左右方向、長手方向)に沿い、Z方向は、ベース部2の高さ方向(上下方向、厚さ方向)に沿う。また、以下の説明では、X方向は前方、X方向の反対方向は後方とも称され、Y方向は左方、Y方向の反対方向は右方とも称され、Z方向は上方、Z方向の反対方向は下方とも称される。
【0019】
ベース部2は、第1の筐体11と、第1の筐体11に支持されたキーボード12と、を有する。キーボード12は、上方から操作可能な状態に第1の筐体11に支持されている。
【0020】
ディスプレイ部3は、第2の筐体21と、ディスプレイユニット22と、を有する。ディスプレイユニット22は、表示画面22aが前方から視認可能な状態に、第2の筐体21に支持されている。
【0021】
ディスプレイ部3が展開位置(
図1)に位置した状態では、第1の筐体11の上面11aおよびキーボード12と、第2の筐体21の前面21aおよびディスプレイユニット22の表示画面22aとが対向せず、第1の筐体11の上面11a、キーボード12、第2の筐体21の前面21a、ディスプレイユニット22の表示画面22aが露出する。このとき、第2の筐体21の前面21aおよび後面21bは、それぞれ、前方および後方を向く。
【0022】
一方、ディスプレイ部3が閉じ位置に位置した状態では、第1の筐体11の上面11aおよびキーボード12と、第2の筐体21の前面21aおよびディスプレイユニット22の表示画面22aとが対向する。
【0023】
次に、ベース部2について詳細に説明する。
図2は、実施形態の第1の電子機器1Aにおけるベース部2の上側からの例示的な斜視図であって、ベース部2の一部の図示が省略された図である。
図3は、実施形態の第1の電子機器1Aにおけるベース部2の下側からの例示的な側面図であって、ベース部2の一部の図示が省略された図である。
図4は、実施形態の第1の電子機器1Aにおけるベース部2の下側からの例示的な分解斜視図である。
図5は、実施形態の第1の電子機器1Aにおけるアッパーカバー14の一部およびアッパーカバー14の一部に取り付けられた部品との下側からの斜視図である。
【0024】
図2~
図5に示されるように、ベース部2の第1の筐体11は、右前側アンテナ41Aと、左前側アンテナ41Bと、左側アンテナ41Cと、メイン基板(不図示)と、を収容している。右前側アンテナ41Aおよび左前側アンテナ41Bは、第4世代移動通信システム(以後、4G通信とも称する)および第5世代移動通信システム(以後、5G通信とも称する)用である。すなわち、右前側アンテナ41Aおよび左前側アンテナ41Bは、4G通信と5G通信との共用アンテナである。左側アンテナ41Cは、5G通信用である。以後、右前側アンテナ41A、左前側アンテナ41B、および左側アンテナ41Cの総称としてアンテナ41を用いる。各アンテナ41は、メイン基板に電気的に接続されている。メイン基板には、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の複数の電子部品(不図示)が実装されている。メイン基板に設けられた配線とメイン基板に実装された複数の電子部品とによって、電子機器1の電子回路の少なくとも一部が構成されている。
【0025】
図1~
図4に示されるように、第1の筐体11の形状は、上下方向に扁平な略直方体である。第1の筐体11は、例えば、下壁11cや、上壁11d、前壁11e、後壁11f、左壁11g、右壁11h等の複数の壁を有する。
【0026】
下壁11cは、下面11bを含み、上壁11dは、上面11aを含む。下壁11cおよび上壁11dは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。
【0027】
前壁11eおよび後壁11fは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁11eおよび後壁11fは、それぞれ、第1の筐体11の前端部11iおよび後端部11jを構成している。前端部11iは、回転中心軸Cと離間している。後端部11jは、前端部11iに対して回転中心軸C側に設けられている。
【0028】
左壁11gおよび右壁11hは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。左壁11gおよび右壁11hは、それぞれ、第1の筐体11の左端部11kおよび右端部11mを構成している。
【0029】
また、第1の筐体11には、四つの角部11na~11ndが設けられている。角部11naは、前壁11eと左壁11gとの交差部によって構成されている。すなわち、角部11naは、前壁11eと左壁11gとの間に設けられている。角部11nbは、左壁11gと後壁11fとの交差部によって構成されている。すなわち、角部11nbは、左壁11gと後壁11fとの間に設けられている。角部11ncは、後壁11fと右壁11hとの交差部によって構成されている。すなわち、角部11ncは、後壁11fと右壁11hとの間に設けられている。角部11ndは、右壁11hと前壁11eとの交差部によって構成されている。すなわち、角部11ndは、右壁11hと前壁11eとの間に設けられている。
【0030】
図6は、実施形態の第1の電子機器1Aにおけるアッパーカバー14の下側からの斜視図である。
図1、
図4、および
図6に示されるように、第1の筐体11は、ロアカバー13と、アッパーカバー14と、を含む複数の部材の組み合わせによって構成されている。ロアカバー13は、少なくとも下壁11cを含む。アッパーカバー14は、少なくとも上壁11dを含む。
【0031】
また、第1の筐体11は、金属部15と、右前側樹脂部16Aと、左前側樹脂部16Bと、左側樹脂部16Cと、を有する。金属部15は、金属材料によって構成されて、導電性を有する。右前側樹脂部16A、左前側樹脂部16B、および左側樹脂部16Cは、それぞれ、合成樹脂材料によって構成されて、絶縁性を有する。以後、右前側樹脂部16A、左前側樹脂部16B、および左側樹脂部16Cの総称として、樹脂部16を用いる。金属部15と各樹脂部16とは、Z方向すなわち第1の筐体11の高さ方向と交差する方向(X方向やY方向)に隣接している。金属部15と樹脂部16とは、インサート成形(ハイブリット成形)等によって作られる。
【0032】
金属部15は、キーボード12を支持するとともに、メイン基板を収容している。金属部15は、下壁11c、上壁11d、前壁11e、左壁11g、および右壁11hのそれぞれの一部と、後壁11fと、角部11nb,11ncと、を含む。金属部15は、ロアカバー13に含まれるロア部15aと、アッパーカバー14に含まれるアッパー部15bと、を有する。また、また、
図3に示されるように、金属部15は、三つの接続縁部15c~15eを有する。接続縁部15cは、右前側樹脂部16Aと接続されている。接続縁部15dは、左前側樹脂部16Bと接続されている。接続縁部15eは、左側樹脂部16Cと接続されている。接続縁部15c~15eは、接続部や接合部とも称される。
【0033】
図4に示されるように、各樹脂部16は、それぞれ、アンテナ41を収容している。詳細には、右前側樹脂部16Aは、右前側アンテナ41Aを収容している。左前側樹脂部16Bは、左前側アンテナ41Bを収容している。左側樹脂部16Cは、左側アンテナ41Cを収容している。このように、樹脂部16にアンテナ41が収容されることにより、アンテナ41は、樹脂部16を介して電波を送受信することができる。
【0034】
図1~
図4に示されるように、右前側樹脂部16Aは、下壁11c、上壁11d、前壁11e、および右壁11hのそれぞれの一部と、角部11ndと、を含む。左前側樹脂部16Bは、下壁11c、上壁11d、前壁11e、および左壁11gのそれぞれの一部と、角部11naと、を有する。左側樹脂部16Cは、下壁11c、上壁11d、および左壁11gのそれぞれの一部を有する。また、各樹脂部16は、ロアカバー13に含まれるロア部16aと、アッパーカバー14に含まれるアッパー部16bと、を有する。
図6に示されるように、各樹脂部16のアッパー部16bは、それぞれ、突起51,53,55と、爪部52,54,56と、を有する。突起51,53,55および爪部52,54,56は、それぞれ、各樹脂部16に含まれる上壁11dの内面11pからZ方向の反対方向に突出している。突起51,53,55は、アンテナ41のZ方向と交差する方向の位置決めを行うことができる。爪部52,54,56は、アンテナ41と引っ掛かることにより、Z方向の反対方向へのアンテナ41の移動を制限することができる。爪部56は、ベース56a(
図7および
図20)と、ベース56aから張り出した張出部56b(
図7および
図20)と、を有する。
【0035】
図7は、実施形態の第1の電子機器1Aにおけるアッパーカバー14の一部の下側からの斜視図である。アッパーカバー14には、固定部90が設けられている。固定部90は、複数種類の部品を択一的(選択的)に固定可能である。部品は、第1の電子機器1Aでは、左側アンテナ41Cを支持するアンテナホルダ70(
図5)であり、第3の電子機器1Cでは、カード100(
図20)が挿入されるカードホルダ80(
図17)である。
【0036】
固定部90は、二つのボス61,62と、突起66と、二つの突起67と、二つの突起68と、を有する。ボス61,62および突起66,67,68は、それぞれ、金属部15のアッパー部15bにおける上壁11dの内面11pからZ方向の反対方向に突出している。ボス61は、第1のボスの一例であり、ボス62は、第2のボスの一例である。
【0037】
二つの突起67は、X方向に間隔を空けて設けられている。二つの突起68は、二つの突起67に対してY方向側で、X方向に間隔を空けて設けられている。二つのボス61,62は、二つの突起68に対してY方向側で、X方向に間隔を空けて設けられている。ボス61は、ボス62よりもX方向に位置されている。二つのボス61,62の間には、左側樹脂部16Cのアッパー部16bおよび爪部56が位置されている。爪部56は、ボス61からボス62に向かう方向でボス61とボス62との間に位置されている。各ボス61,62は、円筒状に形成されているとともに、内周面に雌ネジが形成されている。すなわち、ボス61,62は、雌ネジ部材である。突起66は、ボス62のX方向の反対方向側に位置されている。
【0038】
次に、アンテナ41について説明する。各アンテナ41は、同様の要素を有し、各アンテナには同様の要素が付随する。同様の要素には、同一の符号を付与する。以下では、複数のアンテナ41のうち左前側アンテナ41Bおよび左側アンテナ41Cについて詳細に説明する。
【0039】
図8は、実施形態の電子機器1における左前側アンテナ41Bの下側からの斜視図である。
図9は、実施形態の電子機器1における左前側アンテナ41Bの上側からの斜視図である。
【0040】
図8および
図9に示されるように、左前側アンテナ41Bは、ベース部41aと、固定部41cと、通信部(不図示)と、を有する。右前側アンテナ41Aは、平面視で略直線状をなすように構成されている。
【0041】
ベース部41aは、ベース壁41dと、立壁41eと、を有する。ベース壁41dは、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びている。ベース壁41dには、突起41hと、二つの孔41f,41gが設けられている。突起41hは、ベース壁41dからZ方向の反対方向に突出している。二つの孔41f,41gは、ベース壁41dの高さ方向にベース壁41dを貫通している。立壁41eは、ベース壁41dからZ方向の反対方向に延びている。また、ベース部41aには、導電部材43,44が接着等によって固定されている。ベース部41aは、合成樹脂材料によって構成されている。固定部41cは、ベース部41aと一体に形成されている。通信部は、ベース壁41dと立壁41eの表面に重ねられている。通信部は、ベース壁41dと立壁41eの表面に設けられている。通信部は、金属材料によって構成されている。通信部は、例えばアンテナパターンである。通信部41bには、信号ケーブル42が電気的に接続されている。
【0042】
図10は、
図5のF10-F10線に沿った第1の電子機器1Aの一部の断面図である。
図5および
図10に示されるように、左前側アンテナ41Bは、孔41fに第1の筐体11の突起53が入れられ、孔41gに第1の筐体11の爪部54が入れられた状態で、固定部41cが第1の筐体11のボス60にネジ等の結合具63によって固定されている。ボス60は、円筒状に形成され、内周面に結合具63が結合する雌ネジが形成されている。
【0043】
図11は、実施形態の第1の電子機器1Aにおける左側アンテナ41Cの下側からの斜視図である。
図12は、実施形態の第1の電子機器1Aにおける左側アンテナ41Cの上側からの斜視図である。
【0044】
図11および
図12に示されるように、左側アンテナ41Cは、左前側アンテナ41Bと同様に、ベース部41aと、通信部(不図示)と、を有する。ただし、左側アンテナ41Cには、固定部41cが設けられていない。また、左側アンテナ41Cでは、ベース部41aの立壁41eが底面視で略U字状をなすように形成されている。また、ベース部41aには、導電部材43,44が接着等によって固定されている。
【0045】
図5に示されるように、左側アンテナ41Cは、孔41fに第1の筐体11の突起55が入れられ、孔41gに第1の筐体11の爪部56が入れられた状態で、アンテナホルダ70によって第1の筐体11に固定されている。
【0046】
次に、アンテナホルダ70について説明する。
図13は、実施形態の第1の電子機器1Aにおけるアンテナホルダ70の下側からの斜視図である。
図14は、実施形態の第1の電子機器1Aにおけるアンテナホルダ70の上側からの斜視図である。
【0047】
図13および
図14に示されるように、アンテナホルダ70は、ベース部70aと、立壁70bと、二つの立壁70cと、収容部70dと、塞部70fと、固定部70g,70hと、接触部70iと、を有する。アンテナホルダ70は、合成樹脂材料によって構成されている。
【0048】
ベース部70aは、平面視でXY平面に沿って延びる略四角形に形成されている。ベース部70aには、ベース部70aをZ方向に貫通した開口部70eが設けられている。立壁70b,70cは、ベース部71における開口部70eの周囲からZ方向の反対方向へ延びている。立壁70bは、開口部70eのY方向の反対方向側に位置されている。二つの立壁70cは,X方向に間隔を空けて設けられている。二つの立壁70cの間に開口部70eが位置されている。ベース部70aと立壁70b,70cとによって囲まれた空間は、収容部70dを構成する。また、収容部70dは、開口部70eを含む。収容部70dは、左側アンテナ41Cを収容する。
【0049】
塞部70fは、ベース部70aのY方向の端部に設けられている。塞部70fは、第1の筐体11の左壁11gに設けられた開口部11t(
図7)を塞ぐ。固定部70gは、ベース部70aからX方向に突出している。固定部70gには、孔70gaが設けられている。固定部70hは、ベース部70aからX方向の反対方向に突出している。固定部70hには、孔70ha,70hbが設けられている。接触部70iは、ベース部70aのZ方向側の面に設けられている。
【0050】
図5に示されるように、上記構成のアンテナホルダ70は、固定部90に結合部材64,65によって固定されている。結合部材64,65は、雌ネジ部材であり、それぞれ、孔70ga,70haに入れられた状態で、ボス61,62と結合している。また、孔70hbには、突起66が入れられている。
【0051】
図15は、
図5のF15-F15線に沿った第1の電子機器1Aの一部の断面図である。
図15に示されるように、アンテナホルダ70は、収容部70dの開口部70eに左側アンテナ41Cが入れられた状態で、接触部70iが左側アンテナ41CのZ方向の反対方向に位置している。接触部70iは、左側アンテナ41Cと接触することにより左側アンテナ41Cを支持し、左側アンテナ41CのZ方向の反対方向への移動を制限する。また、爪部56の張出部56bは、左側アンテナ41CのZ方向の反対方向に位置している。爪部56は、左側アンテナ41Cと接触することにより左側アンテナ41Cを支持し、左側アンテナ41CのZ方向の反対方向への移動を制限する。ここで、上壁11dの上面11aと爪部56のZ方向の反対方向側の端との間の距離H2は、
図10に示される上壁11dの上面11aと結合具63のZ方向の反対方向側の端との間の距離H1よりも短い。
【0052】
(第2の電子機器1B)
次に、第2の電子機器1Bについて説明する。
図16は、実施形態の第2の電子機器1Bにおけるアッパーカバー14の一部とアッパーカバー14の一部に取り付けられた部品との底面図である。
【0053】
図16に示されるように、第2の電子機器1Bは、第1の電子機器1Aに対して、左側アンテナ41Cが設けられていない点が異なる。すなわち、第2の電子機器1Bは、4G通信は行えるが5G通信は行えない。
【0054】
(第3の電子機器1C)
図17は、実施形態の第3の電子機器1Cにおけるアッパーカバー14の一部とアッパーカバー14の一部に取り付けられた部品との下側からの斜視図である。
【0055】
図17に示されるように、第3の電子機器1Cは、アンテナホルダ70に替えてカードホルダ80が設けられている。また、第3の電子機器1Cには、左側アンテナ41Cは設けられていない。すなわち、第3の電子機器1Cは、4G通信は行えるが5G通信は行えない。ただし、第3の電子機器1Cは、カードホルダ80に入れられるカード100(
図20)とデータ通信を行うことができる。カード100は、例えば認証用のICカード等である。
【0056】
図18は、実施形態の第3の電子機器1Cにおけるカードホルダ80の下側からの斜視図である。
図19は、実施形態の第3の電子機器1Cにおけるカードホルダ80の上側からの斜視図である。
図20は、
図17のF20-F20線に沿った第3の電子機器1Cの一部の断面図である。
図21は、
図17のF21-F21線に沿った第3の電子機器1Cの一部の断面図である。なお、
図20,21には、第3の電子機器1Cの他にカード100が図示されている。
【0057】
図18および
図19に示されるように、カードホルダ80は、ベース部80aと、二つの立壁80bと、立壁80cと、二つのガイド部80fと、ブリッジ部80mと、を有する。カードホルダ80は、合成樹脂材料によって構成されている。
【0058】
ベース部80aは、平面視でXY平面に沿って延びる略四角形に形成されている。二つの立壁80bは、ベース部80aのX方向側の端部およびX方向の反対側の端部からZ方向に延びている。立壁80cは、ベース部80aのY方向の反対方向側の端部からZ方向に延びている。
【0059】
図19に示されるように、ブリッジ部80mは、二つの立壁80bに亘って設けられている。
図20に示されるように、ブリッジ部80mは、ベース部80aよりもZ方向に位置されている。ブリッジ部80mには、孔80iが設けられている。
【0060】
図19に示されるように、二つのガイド部80fは、二つの立壁80bから互いに近づくように延びている。ガイド部80fは、ベース部80aのZ方向側にベース部80aと間隔を空けて位置されている。
図21に示されるように、ガイド部80fは、湾曲状のガイド面80faを有する。ガイド面80faは、Y方向に向かうにつれてZ方向に向かうように凸に湾曲している。
【0061】
また、
図19に示されるように、カードホルダ80には、カード収容部80nが設けられている。カード収容部80nは、ベース部80aと、二つの立壁80bと、立壁80cと、ブリッジ部80mと、二つのガイド部80fとの内側の空間である。二つのガイド部80fは、カード収容部80nの出入口に位置されている。カード収容部80nは、第1の筐体11の開口部11tと通じる。カード収容部80nは、カード100を収容する。
【0062】
また、
図18に示されるように、カードホルダ80は、固定部80d,80eを有する。固定部80dは、X方向の反対方向側の立壁80bからX方向の反対方向に延びている。固定部80dには、孔80da,80dbが設けられている。固定部80eは、X方向側の立壁80bからX方向に延びている。固定部80eには、孔80eaが設けられている。
【0063】
また、
図18および
図19に示されるように、カードホルダ80は、二つの位置決め部80hを有する。二つの位置決め部80hは、X方向に互いに間隔を空けて立壁80cに設けられている。
【0064】
図17に示されるように、上記構成のカードホルダ80は、固定部90に結合部材64,65によって固定されている。結合部材64,65は、それぞれ、孔80ea,80daに入れられた状態で、ボス61,62と結合している。また、孔80dbには、突起66が入れられている。また、孔80iには、突起67が入れられている。また、二つの位置決め部80hが突起69により固定されている。
【0065】
ここで、
図20に示されるように、第1の筐体11の爪部56における張出部56bのY方向の端部には、ガイド面56cが設けられている。ガイド面56cは、Y方向に向かるにつれてZ方向に向かう。
【0066】
上記構成のカードホルダ80では、第1の筐体11の開口部11tを介してカード収容部80nにカード100が入れられる。このとき、ガイド部80fのガイド面80faがカード100と接触することによりカード100をカード収容部80nの奥側に案内する。さらに、このとき、爪部56のガイド面56cがカード100と接触することによりカード100をカード収容部80nの奥側に案内する。
【0067】
以上から分かるように、本実施形態では、固定部90は、第1の筐体11に収容された場合に開口部11tを覆い左側アンテナ41Cを支持可能なアンテナホルダ70と、第1の筐体11に収容された場合に開口部11tを介してカード100が挿入されるカードホルダ80とを択一的に固定可能である。
【0068】
また、爪部56は、第1の筐体11の内部に設けられ、左側アンテナ41Cと接触した場合には左側アンテナ41Cの移動を制限し、カード100と接触した場合には、カード100の移動を案内する。
【0069】
以上のように、本実施形態では、電子機器1は、第1の筐体11(筐体)と、固定部90と、を備える。第1の筐体11には、開口部11tが設けられている。固定部90は、第1の筐体11に収容された場合に開口部11tを覆い左側アンテナ41C(アンテナ)を支持可能なアンテナホルダ70と、第1の筐体11に収容された場合に開口部11tを介してカード100が挿入されるカードホルダ80とを択一的に固定可能である。
【0070】
このような構成によれば、第1の電子機器1Aと、第2の電子機器1Bと、第3の電子機器1Cとで、共通の第1の筐体11を用いることができる。よって、第1の筐体11の種類が増加するのを抑制することができる。
【0071】
また、本実施形態では、電子機器1は、第1の筐体11の内部に設けられ、左側アンテナ41Cと接触した場合には左側アンテナ41Cの移動を制限し、カード100と接触した場合には、カード100の移動を案内する爪部56を備える。
【0072】
このような構成によれば、左側アンテナ41Cの移動を制限する構成と、カード100の移動を案内する構成とを別々に設けた場合に比べて、電子機器1の構成を簡素化することができる。
【0073】
また、本実施形態では、固定部90は、ボス61(第1のボス)と、ボス61と離間したボス62(第2のボス)と、を有する。爪部56は、ボス61からボス62に向かう方向でボス61とボス62との間に位置されている。
【0074】
このような構成によれば、ボス61とボス62とを比較的離間させることができるので、アンテナホルダ70やカードホルダ80を強固に固定しやすい。
【0075】
また、本実施形態では、カードホルダ80は、カード100が挿入されるカード収容部80nと、カード収容部80nに挿入されるカード100の移動を案内するガイド部80fと、を有する。
【0076】
このような構成によれば、カード100を容易にカード収容部80nに入れることができる。
【0077】
また、本実施形態では、アンテナホルダ70は、左側アンテナ41Cと接触することにより左側アンテナ41Cを支持する接触部70iを有する。
【0078】
このような構成によれば、接触部70iが左側アンテナ41Cと接触することにより左側アンテナ41Cを支持することができる。
【0079】
次に、変形例を説明する。
図22は、実施形態の変形例の電子機器1の正面側からの例示的な斜視図である。本変形例では、第1の筐体11の金属部15と各樹脂部16との境界部が凹凸状に形成されている。このような構成によれば、金属部15と樹脂部16との接触面積が増大して、金属部15と樹脂部16との接合強度が向上しやすい。
【0080】
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等の仕様(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
【符号の説明】
【0081】
1…電子機器、11…第1の筐体(筐体)、11t…開口部、41C…左側アンテナ(アンテナ)、56…爪部、61…ボス(第1のボス)、62…ボス(第2のボス)、70…アンテナホルダ、70i…接触部、80…カードホルダ、80f…ガイド部、90…固定部、100…カード。
【手続補正書】
【提出日】2021-01-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部が設けられた筐体と、
前記筐体に収容された場合に前記開口部を覆い、前記筐体に収容されたアンテナを支持可能なアンテナホルダと、前記筐体に収容された場合に前記開口部を介してカードが挿入されるカードホルダと、を択一的に固定可能に、前記筐体の内部に設けられた固定部と、
を備えた、電子機器。
【請求項2】
前記筐体の内部に設けられ、前記アンテナと接触した場合には前記アンテナの移動を制限し、前記カードと接触した場合には前記カードの移動を案内する爪部を備えた、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記固定部は、第1のボスと、前記第1のボスと離間した第2のボスと、を有し、
前記爪部は、前記第1のボスから前記第2のボスに向かう方向で前記第1のボスと前記第2のボスとの間に位置された、請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記カードホルダは、前記カードが挿入されるカード収容部と、前記カード収容部に挿入される前記カードの移動を案内するガイド部と、を有した、請求項1~3のうちいずれか一つに記載の電子機器。
【請求項5】
前記アンテナホルダは、前記アンテナと接触することにより前記アンテナを支持する接触部を有した、請求項1~4のうちいずれか一つに記載の電子機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明の第1の態様にかかる電子機器は、開口部が設けられた筐体と、前記筐体に収容された場合に前記開口部を覆い、前記筐体に収容されたアンテナを支持可能なアンテナホルダと、前記筐体に収容された場合に前記開口部を介してカードが挿入されるカードホルダと、を択一的に固定可能に、前記筐体の内部に設けられた固定部と、を備える。
【手続補正書】
【提出日】2021-04-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部が設けられた筐体と、
前記筐体に収容された場合に前記開口部を覆い、前記筐体に収容されたアンテナを支持可能なアンテナホルダと、前記筐体に収容された場合に前記開口部を介してカードが挿入されるカードホルダと、を択一的に固定可能に、前記筐体の内部に設けられた固定部と、
を備え、
前記筐体の内部に設けられ、前記アンテナと接触した場合には前記アンテナの移動を制限し、前記カードと接触した場合には前記カードの移動を案内する爪部を備えた、電子機器。
【請求項2】
前記固定部は、第1のボスと、前記第1のボスと離間した第2のボスと、を有し、
前記爪部は、前記第1のボスから前記第2のボスに向かう方向で前記第1のボスと前記第2のボスとの間に位置された、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
開口部が設けられた筐体と、
前記筐体に収容された場合に前記開口部を覆い、前記筐体に収容されたアンテナを支持可能なアンテナホルダと、前記筐体に収容された場合に前記開口部を介してカードが挿入されるカードホルダと、を択一的に固定可能に、前記筐体の内部に設けられた固定部と、
を備え、
前記カードホルダは、前記カードが挿入されるカード収容部と、前記カード収容部に挿入される前記カードの移動を案内するガイド部と、を有した、電子機器。
【請求項4】
開口部が設けられた筐体と、
前記筐体に収容された場合に前記開口部を覆い、前記筐体に収容されたアンテナを支持可能なアンテナホルダと、前記筐体に収容された場合に前記開口部を介してカードが挿入されるカードホルダと、を択一的に固定可能に、前記筐体の内部に設けられた固定部と、
を備え、
前記アンテナホルダは、前記アンテナと接触することにより前記アンテナを支持する接触部を有した、電子機器。
【請求項5】
前記カードホルダは、前記カードが挿入されるカード収容部と、前記カード収容部に挿入される前記カードの移動を案内するガイド部と、を有した、請求項1,2,4のうちいずれか一つに記載の電子機器。