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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022073209
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】ガンホルスタおよびホルスタシステム
(51)【国際特許分類】
   F41C 33/04 20060101AFI20220510BHJP
【FI】
F41C33/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020183042
(22)【出願日】2020-10-30
(71)【出願人】
【識別番号】592153584
【氏名又は名称】株式会社東京マルイ
(74)【代理人】
【識別番号】100134430
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 卓士
(72)【発明者】
【氏名】岩澤 隆弘
(72)【発明者】
【氏名】岩澤 茂
(57)【要約】
【課題】右利きの射手および左利きの射手の両方に対応しつつ、容易にクリッピングできるホルスタを提供すること。
【解決手段】銃を収容するためのガンホルスタであって、銃の右側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフックを取り付けるための第1取付手段を備えた第1板状部材と、銃の左側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフックを取り付けるための第2取付手段を備えた第2板状部材と、第1、第2板状部材に狭持されるスペーサと、を含み、ベルトフックを第1、第2取付手段のいずれに取り付けるかを選択可能なガンホルスタ。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
銃を収容するためのガンホルスタであって、
前記銃の右側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフックを取り付けるための第1取付手段を備えた第1板状部材と、
前記銃の左側面の形状に沿った形状を有し、前記ベルトフックを取り付けるための第2取付手段を備えた第2板状部材と、
前記第1、第2板状部材に狭持されるスペーサと、
を含み、
前記ベルトフックを前記第1、第2取付手段のいずれに取り付けるかを選択可能なガンホルスタ。
【請求項2】
マガジンを収容するためのマガジンホルスタに連結可能であり、
前記マガジンホルスタは、
前記マガジンの右側面の形状に沿った形状を有する第3板状部材と、
前記マガジンの左側面の形状に沿った形状を有する第4板状部材と、
を備え、
前記スペーサは、前記第1、第2板状部材に狭持される第1部分と、前記第3、第4板状部材にも狭持される第2部分とを含む請求項1に記載のガンホルスタ。
【請求項3】
前記スペーサにおいて、前記第1部分と、前記第2部分とが、所定の角度をなして形成された請求項2に記載のガンホルスタ。
【請求項4】
前記第1、第2取付手段は、ともに、同径、同ピッチのネジ穴である請求項1から3のいずれか1項に記載のガンホルスタ。
【請求項5】
銃を収容するためのガンホルスタと、マガジンを収容するためのマガジンホルスタとを含むホルスタシステムであって、
前記ガンホルスタは、
前記銃の右側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフックを取り付けるための第1取付手段を備えた第1板状部材と、
前記銃の左側面の形状に沿った形状を有し、前記ベルトフックを取り付けるための第2取付手段を備えた第2板状部材と、
前記第1、第2板状部材に狭持されるスペーサと、
を含み、
前記マガジンホルスタは、
前記マガジンの右側面の形状に沿った形状を有する第3板状部材と、
前記マガジンの左側面の形状に沿った形状を有する第4板状部材と、
を備え、
前記スペーサは、前記第1、第2板状部材に狭持される第1部分と、前記第3、第4板状部材に狭持される第2部分とを含むホルスタシステム。
【請求項6】
前記第3板状部材および前記第4板状部材の、前記スペーサを狭持する端部とは逆側の端部に、サブフックを取り付けた請求項5に記載のホルスタシステム。
【請求項7】
銃を収容するためのガンホルスタと、モールアダプタとを含むホルスタシステムであって、
前記ガンホルスタは、
前記銃の右側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフックまたは前記モールアダプタを取り付けるための第1取付手段を備えた第1板状部材と、
前記銃の左側面の形状に沿った形状を有し、前記ベルトフックまたは前記モールアダプタを取り付けるための第2取付手段を備えた第2板状部材と、
前記第1、第2板状部材に狭持されるスペーサと、
を含むホルスタシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガンホルスタおよびホルスタシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1には、右利きの射手および左利きの射手の両方に対応したホルスタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許10,684,094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記文献に記載の技術では、ホルスタの両側2箇所にヒンジを備えたクリップを設けているため、クリップにベルトを通すことが容易ではなかった。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るホルスタは、
銃を収容するためのガンホルスタであって、
前記銃の右側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフックを取り付けるための第1取付手段を備えた第1板状部材と、
前記銃の左側面の形状に沿った形状を有し、前記ベルトフックを取り付けるための第2取付手段を備えた第2板状部材と、
前記第1、第2板状部材に狭持されるスペーサと、
を含み、
前記ベルトフックを前記第1、第2取付手段のいずれに取り付けるかを選択可能なガンホルスタ。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係るシステムは、
銃を収容するためのガンホルスタと、マガジンを収容するためのマガジンホルスタとを含むホルスタシステムであって、
前記ガンホルスタは、
前記銃の右側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフックを取り付けるための第1取付手段を備えた第1板状部材と、
前記銃の左側面の形状に沿った形状を有し、前記ベルトフックを取り付けるための第2取付手段を備えた第2板状部材と、
前記第1、第2板状部材に狭持されるスペーサと、
を含み、
前記マガジンホルスタは、
前記マガジンの右側面の形状に沿った形状を有する第3板状部材と、
前記マガジンの左側面の形状に沿った形状を有する第4板状部材と、
を備え、
前記スペーサは、前記第1、第2板状部材に狭持される第1部分と、前記第3、第4板状部材に狭持される第2部分とを含むホルスタシステム。
銃を収容するためのガンホルスタと、モールアダプタとを含むホルスタシステムであって、
前記ガンホルスタは、
前記銃の右側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフックまたは前記モールアダプタを取り付けるための第1取付手段を備えた第1板状部材と、
前記銃の左側面の形状に沿った形状を有し、前記ベルトフックまたは前記モールアダプタを取り付けるための第2取付手段を備えた第2板状部材と、
前記第1、第2板状部材に狭持されるスペーサと、
を含むホルスタシステム。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、右利きの射手および左利きの射手の両方に対応しつつ、容易にクリッピングできるホルスタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1実施形態に係るガンホルスタの構成を示す斜視図である。
図2】第1実施形態に係るガンホルスタの構成を示す斜視図である。
図3】第1実施形態に係るガンホルスタの別のレイアウトを示す6面図および斜視図である。
図4】第1実施形態に係るガンホルスタの別構成を示す斜視図である。
図5】第1実施形態に係るホルスタシステムの構成を示す斜視図である。
図6】第1実施形態に係るホルスタシステムの構成を示す斜視図である。
図7】第1実施形態に係るホルスタシステムの別構成を示す斜視図である。
図8】第1実施形態に係るホルスタシステムのさらに別構成を示す6面図および斜視図である。
図9】第1実施形態に係る他のホルスタシステムのレイアウトを説明する図である。
図10】第1実施形態に係る他のホルスタシステムのレイアウトを説明する図である。
図11】第1実施形態に係る他のホルスタシステムのレイアウトを説明する図である。
図12】第1実施形態に係るガンホルスタおよびホルスタシステムを構成する各部品を示す組み立て図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0011】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としてのガンホルスタ100について、図1を用いて説明する。ガンホルスタ100は、実銃や玩具銃150を収容するためのホルスタである。本実施形態では、例としてコンパクトタイプの銃(ポケットピストル)を収容するホルスタについて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】
ガンホルスタ100は、板状部材101、102およびスペーサ103を含む。板状部材101は、銃150の右側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフック120を取り付けるための取付手段としてのネジ穴113を備えている。
【0013】
板状部材101、102は、熱可塑性の合成樹脂板(例えばカイデックス(登録商標))で成形されており、収容した銃のトリガにも、収容した銃のマガジン取り外しボタンにも触れないような形状になっている。
【0014】
本実施形態では、ネジ穴113は2つだが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つでもよいし3つ以上でもよい。1つのネジ穴であれば、ベルトフック120の取付角度を変えることが可能になる一方で、2つ以上のネジでベルトフック120を固定する構成であれば、ベルトフック120を強固に固定することが可能になる。
【0015】
板状部材101は、銃身をホールドするための銃身保護部111と、トリガをホールドするためのトリガ保護部112とを含む。
【0016】
板状部材102は、銃150の左側面の形状に沿った形状を有し、やはり、ベルトフック120を取り付けるための取付手段としての2つのネジ穴を備えている。
【0017】
板状部材101のネジ穴と、板状部材102のネジ穴とは、共通の構成(ネジ穴径、深さ、ピッチ、ネジ穴間隔)を有しており、それぞれ同じベルトフック120を取付可能に構成されている。
【0018】
スペーサ103は、板状部材101,102に狭持される。板状部材101,102は、3つのボルト104~106で固定されている。特に、ボルト104,105は、スペーサ103を通して螺合されており、スペーサ103は、板状部材101,102の間で固定される。
【0019】
ベルトフック120を板状部材101、102に取り付けることにより、ガンホルスタ100を、ベルト160や、衣類のウエストバンドに引っ掛けることができる。図1のようにベルトフック120を取り付けたガンホルスタ100を、右利き用アウトサイドウエストベルトホルスタ、または左利き用インサイドウエストベルトホルスタと呼ぶことができる。このタイプのホルスタの場合、図1のように銃150がベルト160の外側にくるように、ベルトフック120をベルト160に引っ掛ければ、右利き用の射手にとって、ホルスタ100から銃150を右手で取り出しやすいように保持できる。
【0020】
逆に、銃150がベルト160の内側にくるようにウエストバンドに引っ掛ければ、銃のシルエットを隠しつつ、左利き用の射手にとって、ホルスタ100から銃150を左手で取り出しやすいように、保持できる。
【0021】
図2は、図1のガンホルスタ100を、銃の左面側から見た図である。ベルトフック120は、2つのネジ211を用いて、板状部材102の上部に固定されている。板状部材102の上部には、ネジ穴を備えた肉厚部121が形成されている。この肉厚部121がウエストバンドの上端に当接することにより、ガンホルスタ100の位置が決まる。
【0022】
ネジ211およびボルト104~106は、同じ工具1つで、全て締め付けたり緩めたりできる。
【0023】
板状部材102は、銃身151をホールドするための銃身保護部121と、トリガをホールドするためのトリガ保護部122とを含む。
【0024】
図3は、ガンホルスタ100の6面図および斜視図である。このガンホルスタ100は、図1に示されているものと逆に、ベルトフック120を銃の右側面に取付けたものであり、左利き用アウトサイドウエストベルトホルスタまたは右利き用インサイドウエストベルトホルスタと呼ぶことができる。
【0025】
図3は、正面図301、背面図302、平面図303、底面図304、右側面図305、左側面図306、正面左斜め上からの斜視図307、正面右斜め上からの斜視図308、および背面左斜め下からの斜視図309を含む。
【0026】
ガンホルスタ100は、上記のように3つの部品で構成されているため、簡単に2本のネジを付け替えれば、ベルトの内側にも外側にも取付可能であり、同時に右利き用にも左利き用にも構成できる。また、特別な部品やデザインは不要なため、生産性が高い。
【0027】
図4は、図2と同様の右利き用アウトサイドウエストベルトホルスタであって、背面左斜め下からの斜視図であるが、図2のベルトフック120よりも、下方でベルトに引っ掛けるタイプのロングフック420を取り付けている。このロングフック420によれば、銃を、ベルトよりも上方に保持できる。
【0028】
図5は、板状部材101,102およびベルトフック120を右利き用アウトサイドウエストベルトホルスタの状態に組み立てつつ、さらに、連結用スペーサ501を用いて、マガジンホルスタ502に連結したホルスタシステム500の構成を示す斜視図である。
【0029】
マガジンを収容するためのマガジンホルスタ502は、マガジンの右側面の形状に沿った形状を有する板状部材521と、マガジンの左側面の形状に沿った形状を有する板状部材522と、を備える。
【0030】
連結用スペーサ501は、板状部材101,102に狭持される第1部分としてのスペーサ511と、板状部材521、522に狭持される第2部分としてのスペーサ512とが一体に成形された構成となっている。
【0031】
板状部材521と板状部材522は、連結用スペーサ501およびより小型のスペーサ506とを挟み込んだ状態で、ボルト503~505を用いて固定されている。
【0032】
このように、スペーサ交換するだけで、銃のみを保持する場合と、マガジンも保持する場合の両方に対応したホルスタを実現できる。
【0033】
図6は、図5に示すホルスタシステム500に対して、銃150およびマガジン650を収容した状態を示す斜視図である。ボルト505の箇所に、連結用スペーサを固定すれば、さらに他のマガジンホルスタを連結することも可能となる。
【0034】
図7は、ホルスタシステム500に対して、ベルトフック120をロングフック420に交換し、さらに、マガジンホルスタ502にサブフックベース701を介してサブフック702を取り付けたホルスタシステム700の構成を示す斜視図である。ホルスタシステム700において、板状部材521および板状部材522の、スペーサ501を狭持する端部とは逆側の端部に、サブフック702が取り付けられている。サブフック702は、サブフックベース701にネジ703で固定されている。サブフックベース701は、スペーサ706と共に、板状部材521および板状部材522の間にボルト505を用いて固定されている。
【0035】
サブフック702をベルト160やウエストバンドの上端に引っ掛けることにより、銃およびマガジンを、より安定してホールドすることができる。
【0036】
図8は、図7のホルスタシステム700のスペーサ501を、角度付きスペーサ810に交換したホルスタシステム800の6面図および斜視図である。
【0037】
図8は、正面図801、背面図802、平面図803、底面図804、右側面図805、左側面図806、正面左斜め上からの斜視図807、正面右斜め上からの斜視図808、および背面左斜め下からの斜視図809を含む。角度付きスペーサ810は、第1部分としてのスペーサ811と、第2部分としてのスペーサ812とが一体に成形され、さらに、スペーサ811とスペーサ812とが、所定の角度(5度~30度)をなして連結形成された構成となっている。
【0038】
このように角度付きスペーサ810を用いることにより、より体のカーブに沿ったレイアウトにすることができる。このようなホルスタシステムを腕にベルトで巻き付ける場合には、さらに角度(60度~90度)のついたスペーサに取り替えてもよい。さらには、スペーサ811とスペーサ812とは一体成型ではなく、ヒンジ接続されてもよい。
【0039】
図9図11は、銃を収容するためのガンホルスタ901と、モールアダプタ902とを含むホルスタシステムの様々なレイアウトを示す図である。モールアダプタ902は、チェストリグやプレートキャリアなどに設けられたモール(別名モーリー、複数本並んだナイロンベルト)に挿入してセッティングするためのアダプタである。
【0040】
ガンホルスタ901は、板状部材101、102およびスペーサ103を含む。板状部材101、102は、銃150の左右側面の形状に沿った形状を有し、ベルトフック120も取付可能で、かつモールアダプタ902も取付可能な取付手段としてネジ穴113を備えている。
【0041】
モールアダプタ902は、左右の挿入プレート921,922と中央のネジ止めプレート923とそれらのプレートを連結する連結部924が一体成型されている。この例では連結部924は傾斜面を有し、ネジ止めプレート923が前方に突き出しており、ホルスタ901から銃が取り出しやすい構成になっている。挿入プレート921,922の下方にはハズれどめのフック925が設けられている。ガンホルスタ901は2本のネジ926、927をもちいてネジ止めプレート923に固定される。
【0042】
ネジ止めプレート923には、計12個のネジ穴が用意されている。そのうちの2個のネジ穴をどのように選択するかに応じて、非常に簡単に右利き用だけでも少なくとも計9パターンのホルスタシステム910~930、1010~1030、1110~1130を実現できる。同じ部品構成で、左利き用にも同様に、少なくとも計9パターンのホルスタシステムを実現できる。全てはネジ2本で実現でき、かつ、ベルトフックの取替えと同じ工具、同じネジでモールアダプタ902を取付可能である。
【0043】
ホルスタシステム910は、モールアダプタ902にホルスタ901を右利き用に上段設置したレイアウトである。ホルスタシステム920は、モールアダプタ902にホルスタ901を右利き用に角度(+18度)をつけて上段設置したレイアウトである。ホルスタシステム930は、モールアダプタ902にホルスタ901を右利き用に角度(-18度)をつけて上段設置したレイアウトである。
【0044】
ホルスタシステム1010は、モールアダプタ902にホルスタ901を右利き用に下段設置したレイアウトである。ホルスタシステム1020は、モールアダプタ902にホルスタ901を右利き用に角度(+18度)をつけて下段設置したレイアウトである。ホルスタシステム1030は、モールアダプタ902にホルスタ901を右利き用に角度(-18度)をつけて下段設置したレイアウトである。
【0045】
ホルスタシステム1110は、モールアダプタ902にホルスタ901を右利き用に横向き設置したレイアウトである。ホルスタシステム1120は、モールアダプタ902にホルスタ901を右利き用に角度(+18度)をつけて横向き設置したレイアウトである。ホルスタシステム1130は、モールアダプタ902にホルスタ901を右利き用に角度(-18度)をつけて横向き設置したレイアウトである。
【0046】
スペーサ103を交換することにより、これらのホルスタ901にさらに、図5図8にて説明したようなマガジンホルスタ502を連結することも可能である。
【0047】
このようなホルスタシステムによれば、チェストリグやプレートキャリアに対するホルスタの取付レイアウトの自由度を非常に大きくすることができる。
【0048】
図12は、以上に説明したガンホルスタおよびホルスタシステムを構成する各部品を示す組み立て図である。図1図11で説明しなかったものとして、ネジ211、703と螺合するためのインサートナット1201や、ボルト104~106、504~506と螺合するボルト1202や、トリガ保護部112のためのスペーサ1203がある。
【0049】
以上の実施形態によれば、低価格で、自由度が高いガンホルスタおよびホルスタシステムを提供できる。
なお、以上の実施形態では、ガンホルスタを、マガジンホルスタやモールアダプタに連結する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、サイリウム用のホルスタやサプレッサ用のホルスタを用意して、上述のガンホルスタ100などに連結してもよい。
【0050】
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的範囲で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたステムまたは装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12