(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022073214
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せ持った会員制プライベートサウナ施設の提供
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220510BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020183051
(22)【出願日】2020-10-30
(71)【出願人】
【識別番号】720007671
【氏名又は名称】株式会社日笠
(72)【発明者】
【氏名】日笠 光生
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】いつでも好きな時に好きなだけ、安心できるプライベートサウナを、日常的に安価で提供
【解決手段】個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せ持った会員制プライベートサウナ施設の提供
24時間営業として、浴場を持たないサウナ特化型の施設。個室サウナは、1人利用の個室タイプとし、家庭用ではできない80℃~100℃を室内温度実現できる、高出力の業務用サウナを用意し、個室冷蔵室は、1人利用の個室タイプとし、0℃~5℃の温度を実現できる業務用。外気浴空間を室内に完備し、天然木を使用した意匠で屋外の景観を実現する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
月額会員制のプライベートサウナ施設として運営
【請求項2】
プライベートサウナ施設は24時間営業であり、顔認証システムを利用したセキュリティーシステムを導入
【請求項3】
通常の温浴施設と比べ、浴槽を持たないサウナ特化型の施設。
【請求項4】
個室サウナは、1人利用の個室タイプとし、家庭用ではできない80℃~100℃を室内温度実現できる、高出力の業務用サウナ。
【請求項5】
個室冷蔵室は、1人利用の個室タイプとし、0℃~5℃の温度を実現できる業務用であり、水を使用しない衛生的な個室。
【請求項6】
外気浴空間を室内に完備し、天然木を使用した意匠で屋外の景観を実現
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せ持った会員制プライベートサウナ施設の提供方法に関するもので、特に、お客様がいつでも気軽にプライベートサウナを楽しめる空間を提供する方法、及び該提供方法において使用される個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せ持った施設に関するものである。
【背景技術】
【0002】
温浴施設において提供されるサウナは、サウナと大浴場や露天風呂が併設されているのが一般的であり、どうしても設備投資や人件費がかかり、遠方且つ高価で日常利用が難しいものとなっている。また、提供されるサウナは不特定多数の人が大人数で利用する為、昨今の感染症リスクを考慮した場合、安心して利用できるものではなくなったしました。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上述した背景技術が有する課題を鑑み成されたものであって、その目的は、お客様に、安心できるプライベートサウナを、日常的に安価で提供できることにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記した目的を達成するため、本発明は、次の(1)~(6)に記載のプライベートサウナの提供方法及び個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せもった施設とした。
(1)月額会員制のプライベートサウナ施設として運営
(2)プライベートサウナ施設は24時間営業。
(3)通常の温浴施設と比べ、浴槽を持たないサウナ特化型の施設。
(4)個室サウナは、1人利用の個室タイプとし、家庭用ではできない80℃~100℃を室内温度実現できる、高出力の業務用サウナ。
(5)個室冷蔵室は、1人利用の個室タイプとし、0℃~5℃の温度を実現できる業務用であり、水を使用しない衛生的な個室。
(6)外気浴空間を室内に完備し、天然木を使用した意匠で屋外の景観を実現
【発明の効果】
【0005】
上記した本発明に係プライベートサウナの提供方法によれば、お客様が気軽に安心して利用できる個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せ持った施設を、任意に思う存分利用できることとなる。また、サウナ設備に特化することで、個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せもった施設は、循環式浴槽設備や大型な建屋・防水工事を必要としない為、小さい面積・立地に出店することが可能になる。
上記したようなことから、本発明に係るプライベートサウナの提供方法は、お客様に、安心できる個室サウナを、日常的に安価に提供することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せ持った会員制プライベートサウナ施設は、個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を順に利用することで温冷交換浴することできる。その3つ空間の構造は、人間が心地よいとされる左廻りに設計している。
【
図2】入退管理には顔認証システムを導入することで、会員様の安全な施設利用を実現する。 合わせて体温も測定することができ、感染症予防にもつながる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、上記した本発明に係る個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せ持った会員制プライベートサウナ施設の提供方法、及び該個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せ持った会員制プライベートサウナ施設の提供方法において使用される個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間を併せもった施設の実施の形態を詳細に説明する。
【実施例0008】
本発明は、プライベートサウナの提供方法に関するもので、月額会費制として会員になったお客様にのみ提供する。その為、会員になったお客様は、いつでも気軽に、プライベートサウナを利用することができる。 また、会員制にすることで安全性を高める事が可能になる。
【0009】
以上、本発明に係るプライベートサウナの提供方法、及び該プライベートサウナの提供方法において使用される個室サウナ・個室冷蔵室・外気浴空間の実施の形態を説明したが、本発明は、既述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、種々の変更が可能であることは当然である。
【0010】
本発明は、プライベートサウナの提供方法に関するもので、プライベートサウナは24時間営業になる。 その為、お客様は、いつでも気軽に、プライベートサウナを利用することができる。 24時間営業を可能にする為に顔認証セキュリティーシステムを導入することで、24時間の入退室を管理することができる。 顔認証と同時に体温測定を行うことで、感染症の蔓延を防ぎ、会員様の健康状態を可視化できる。
【0011】
本発明は、プライベートサウナの提供方法に関するもので、サウナ特化型施設になる。 その為、循環式浴槽設備や大型の建屋・防水工事を実施する必要がなく、設備投資費用を大幅に下げることが可能。 また、大きな立地を必要としない為、住宅街に出店することが可能となり、お客様が気軽に利用できる施設となり、日常的なプライベートサウナ施設の提供ができる。
【0012】
本発明は、個室サウナに関するもので家庭用個室サウナとは違い、業務用の個室サウナとする。 通常の家庭用サウナは、小規模サウナとなり2.0kw以下の熱源容量となり、60℃前後の温度までしか上がらない。業務用個室サウナは、2.7kwの熱源を利用することで、80℃~100℃の温度を実現が可能となる。 また、サウナは1人で利用する個室にする事で、感染症リスクである3密を防ぎ、安心して利用ができると共に、プライベート空間は、より深いリラックス効果を生む。
【0013】
本発明は、個室冷蔵室に関するもので、業務用の冷却冷媒を使用するものとする。 業務用を使用することで、冷蔵室内の温度を0℃~5℃にする事が可能となる。 サウナの温冷交換浴にこの冷蔵室を利用することで、水風呂を用意する必要がなくなる。水を使わない為、カビや雑菌の繁殖を抑え衛生的に施設を保つことができる。 また、冷蔵室を1人利用の個室にする事で、感染症リスクである3密を防ぎ、安心して利用ができると共に、プライベート空間は、より深いリラックス効果を生む。
【0014】
本発明は、外気浴空間に関するもので、室内にて天然木を使用した疑似屋外空間を作る。 通常の温浴施設では、サウナと浴槽が併設されているため、湿気や雑音を取り除くことは難しい。 温冷交換浴のディープリラックスには外気浴が必要であり、室内を湿気のない疑似屋外空間にすることで、ディープリラックス効果を高めることができる。
本発明に係るプライベートサウナの提供方法は、お客様に、安心できる個室サウナを、日常的に安価で提供できることにあり、公衆浴場産業、特にフランチャイズチェーン店におけるプライベートサウナの提供方法として、好適に利用することができるものである。