(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022073268
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】皮膚外用剤
(51)【国際特許分類】
A61K 8/9789 20170101AFI20220510BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20220510BHJP
A61Q 5/02 20060101ALI20220510BHJP
A61Q 5/12 20060101ALI20220510BHJP
A61Q 19/10 20060101ALI20220510BHJP
A61Q 19/08 20060101ALI20220510BHJP
【FI】
A61K8/9789
A61Q19/00
A61Q5/02
A61Q5/12
A61Q19/10
A61Q19/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020183146
(22)【出願日】2020-10-30
(71)【出願人】
【識別番号】000162021
【氏名又は名称】共栄化学工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】岩野 英生
(72)【発明者】
【氏名】澤木 茂豊
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA032
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA122
4C083AB032
4C083AB112
4C083AB212
4C083AB352
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC182
4C083AC242
4C083AC302
4C083AC312
4C083AC352
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC472
4C083AC482
4C083AC582
4C083AC642
4C083AC662
4C083AC682
4C083AC692
4C083AC782
4C083AC852
4C083AC862
4C083AD042
4C083AD152
4C083AD172
4C083AD212
4C083AD272
4C083AD332
4C083AD352
4C083AD392
4C083AD432
4C083AD492
4C083AD532
4C083AD552
4C083AD572
4C083AD632
4C083AD642
4C083AD662
4C083CC02
4C083CC04
4C083CC05
4C083CC07
4C083CC23
4C083CC33
4C083CC38
4C083EE12
4C083EE13
(57)【要約】 (修正有)
【課題】皮膚の不健全化及び老化現象に対して優れた予防、改善効果を発揮して、皮膚を若々しく健全な状態に保持し、又は改善するとともに、皮膚に対する刺激が少なく生体安全性にも優れた新規な有効構成分を含有する皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するボタン(Paeonia suffruticosa)の花部の抽出物を有効成分として含有する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するボタン(Paeonia suffruticosa)の花部の抽出物を有効成分とする保湿用皮膚外用剤。
【請求項2】
ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するボタン(Paeonia suffruticosa)の花部の抽出物を有効成分とするバリア機能の向上用皮膚外用剤。
【請求項3】
ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するボタン(Paeonia suffruticosa)の花部の抽出物を有効成分とするシワ改善用皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バリア機能の向上並びにシワ及びタルミ改善用の高い化粧料に関するものである。
【背景技術】
【0002】
皮膚の老化は、加齢に伴う細胞増殖・分化の不活化、ホルモン分泌の低下、細胞外マトリックス成分の量的低下などの内的要因と、太陽光(紫外線)に誘発される活性酸素による細胞・組織の損傷、又は炎症などの外的要因とが複雑に絡み合って生ずる現象である。
【0003】
皮膚老化の外的要因である活性酸素は皮膚細胞に損傷を引き起こし、表皮のバリア機能に影響を及ぼすばかりでなく、細胞外マトリックス成分のコラーゲンを変性又は架橋させてシワやタルミの形成や皮膚の弾力性の低下をもたらし、さらにはメラニン色素の異常沈着を誘発してシミ、ソバカスを生じさせるなど、肌に様々なダメージを与える。
【0004】
従来のバリア機能の改善や、シワ又はタルミの改善に様々な有効成分が提案されているが、安全性、安定性及び有効性の点で課題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、天然物由来の安全性にすぐれ、また、安定性及び有効性にすぐれた成分を見出すべく鋭意研究を行った。その結果、ボタン科ボタン属に属するボタンの花部の抽出物が、バリア機能を向上させることや、シワ及びタルミの改善することについては、何ら知られていなかった。
【0006】
従来、ボタン科ボタン属の植物であるボタンの花抽出物が抗菌作用、抗酸化作用及び美白作用を有することは、例えば特許文献1~4により公開されている。しかし、ボタンの花抽出物がバリア機能を向上させることや、シワ及びタルミの改善することについては、知られていなかった。
【0007】
以上のことに鑑みて、本発明者が鋭意研究を行った結果、ボタン科ボタン属の植物の花部(花弁、萼等を含む)の抽出物が、バリア機能を向上させることや、シワ及びタルミの改善を新たに見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
【特許文献1】特開2003-238430号
【特許文献2】特開2004-067660号
【特許文献3】特開2005-281262号
【特許文献4】特開2012-087112号
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明はボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するボタン(Paeonia suffruticosa)の花部の抽出物を有効成分とする保湿用皮膚外用剤である。
本発明はボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するボタン(Paeonia suffruticosa)の花部の抽出物を有効成分とするバリア機能の向上用皮膚外用剤である。
本発明はボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するボタン(Paeonia suffruticosa)の花部の抽出物を有効成分とするシワ改善用皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【0010】
ボタン科ボタン属に属する(Paeonia suffruticosaの花部の抽出物で有効成分は天然物由来のものであるため、皮膚に対する刺激が少なく安全性にすぐれており、また、保湿、バリア機能の向上、及びシワ改善の効果を有するため有用な皮膚外用剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で用いるボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)のボタン(Paeonia suffruticosa)は、品種や色に限定されることなく、ボタン(Paeonia suffruticosa)であればいずれのものでも使用可能である。
【0012】
ボタン科ボタン属に属する植物の花部の開花時期及び大きさ等は特に限定されるものではなく、いずれのものを使用しても良い。又本発明における花部としては、花弁、萼等のいずれかまたはそれらの全部を含むものを指す。
【0013】
抽出物の調製は、まず、ボタン科ボタン属の植物の花部を、必要ならば予め水洗して異物を除いた後、そのまま又は乾燥した上、必要に応じて細切又は粉砕し、抽出溶媒と接触させて抽出を行う。抽出は、浸漬法等の常法に従って抽出溶媒と接触させることで行うことが可能であるが、超臨界抽出法を用いることも可能である。
【0014】
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノールなどの低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチルなどのエステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル類;n-ヘキサン、トルエン、クロロホルムなどの炭化水素系溶媒などが挙げられ、それらは単独で又は二種以上混合して用いられる。
【0015】
それら抽出溶媒のうちでも、皮膚刺激性の観点から、又皮膚外用剤(医薬部外品、化粧品等)への幅広い適用が可能であるという点からも、本発明においては水、低級アルコール類又は多価アルコール類などの親水性溶媒が好適である。この親水性溶媒を用いる場合の好ましい例としては、例えば、水、低級アルコール類(特にエタノール)、又は多価アルコール(特に、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール又はグリセリン)の単独使用、或いは、水と低級アルコール類(特にエタノール)との混合溶媒、又は水と多価アルコール類(特に、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール又はグリセリン)との混合溶媒の使用等が挙げられる。
【0016】
混合溶媒を用いる場合の混合比は、例えば水とエタノールとの混合溶媒であれば、容量比(以下同じ)で1:1~25:1、水とグリセリンとの混合溶媒であれば1:1~20:1、水と1,3-ブチレングリコールとの混合溶媒であれば、1:1~20:1の範囲とすることが好ましい。
【0017】
また、ボタンの花部(乾燥したもの)と抽出溶媒との重量比は好ましくは1:1~1:50の範囲であり、より好ましくは、1:10~1:30の範囲である。
【0018】
抽出物の調製に際して、そのpHに特に限定はないが、一般には4~9の範囲とすることが好ましい。かかる意味で、必要であれば、前記抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤、又はクエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤を配合し、所望のpHとなるように調整してもよい。
【0019】
抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpHによっても異なるが、例えば、水、1,3-ブチレングリコール、又は水と1,3-ブチレングリコール又はプロピレングリコールとの混液を溶媒とする場合であれば、抽出温度は好ましくは40℃~95℃の範囲であり、より好ましく60℃~90℃の範囲であり、又抽出時間は好ましくは30分~6時間であり、より好ましくは1~4時間の範囲である。
【0020】
なお、本発明の抽出処理の前段階としての抽出液作成に際して、又は抽出と並行して、必要に応じて加水分解処理を行ってもよい。これによって、ボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物の保存安定性等を改善して、化粧料配合剤としての抽出物をより有効に利用できる可能性がある。
【0021】
抽出物に酵素加水分解処理を施す場合、酵素としては、アクチナーゼ、パパイン、ペプシンなどの蛋白分解酵素、グルコアミラーゼ、α-アミラーゼ、β-アミラーゼなどの澱粉分解酵素、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペクチナーゼなどの繊維素分解酵素、及びリパーゼなどの脂肪分解酵素から選ばれた1種、又はそれらの酵素群からそれぞれ選ばれた1種又は2種以上の酵素を組み合わせて用いることが好ましい。
【0022】
酵素の添加量は、ボタン科ボタン属に属する植物の花部の固形分に対して、合計で0.01~10重量%の範囲とすることが好ましく、より好ましくは0.1~2.0重量%の範囲である。
【0023】
上述のように調製した抽出物は、一般にはpHを4~8に調製した上で、これをそのままの状態で化粧料配合剤として使用しても良く、又減圧濃縮等により所望の濃度として使用しても良い。また、抽出物はスプレードライ法等の常法により乾燥物としても良い。
【0024】
また、上述のように調製した抽出物は、保存安定性等を高めるために、一定時間冷蔵保存した上で、化粧料配合剤として使用しても良い。
【0025】
本発明のボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物を含む皮膚外用剤(医薬部外品、化粧品、外用医薬品)としては、例えば、乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パック、口紅、ファンデーション、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ほほ紅、白粉、洗顔料、ボディシャンプー、石けん、マスク用製剤、及び浴剤等が挙げられるが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0026】
本発明の皮膚外用剤におけるボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物の配合量は、抽出物の固形分として、0.002~10.9量%の範囲である。
【0027】
本発明に係る有効成分を皮膚外用剤に配合する場合、必須成分の上記組成物のほかに、通常化粧料に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、消炎剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、抗アクネ剤、細胞賦活剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、美白剤、色素、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0028】
ここで、油性成分としては、例えば、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、ベルガモット油、ラベンダー油、バラ油、ベルガモット油、カミツレ油等の植物由来スクワラン等の植物由来の油脂類;ビタミンA油;ミンク油、タートル油等の動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン等の炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis-11-エイコセン酸等の脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、パントテニルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2-エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)等の合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
【0029】
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α-スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級~第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2-アルキル-1-アルキル-1-ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N、N-ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン界面活性剤;N、N-ジメチル-N-アルキル-N-カルボキシメチルアンモニオベタイン、N、N、N-トリアルキル-N-アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N-アシルアミドプロピル-N′、N′-ジメチル-N′-β-ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン等の両性界面活性剤等を使用することができる。
【0030】
乳化剤及び/又は乳化助剤としては、酵素処理ステビア等のステビア誘導体、サポニン又はその誘導体、カゼイン又はその塩(ナトリウム等)、糖と蛋白質の複合体、ショ糖又はそのエステル、ラクトース、大豆由来の水溶性多糖、大豆由来蛋白質と多糖の複合体、ラノリン又はその誘導体、コレステロール、ステビア誘導体(ステビア酵素処理物等)、ケイ酸塩(アルミニウム、マグネシウム等)、炭酸塩(カルシウム、ナトリウム等)サポニン及びその誘導体、レシチン及びその誘導体(水素添加レシチン等)、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀等)等を配合することもできる。
【0031】
保湿剤としては、保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1、3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース、ラフィノース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、ヒアルロン酸発酵液、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体等)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、コラーゲンペプチド、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、エストラジオール、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0032】
増粘剤としては、例えばアルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;ペクチン、アロエ多糖体等の多糖類;トラガントガム、ローカストビーンガム、キサンタンガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体;カルボシキビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体、ポリアクリル酸等が挙げられる。
【0033】
消炎剤としては、アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β-グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、ε-アミノカプロン酸、d-カンフル、dl-カンフル、酸化亜鉛、パンテノール、ピリドキシン塩酸塩、及びリボフラビン又はその誘導体等がある。
【0034】
防腐・殺菌剤としては、例えば尿素;安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ピリチオン亜鉛、塩化ベンザルコニウム、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、臭化アルキルイソキノリニウム、レゾルシン、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、トリクロロカルバニド、トリクロロヒドロキシジフェノールエーテル、ヒノキチオール、1、2-ペンタンジオール、プロパンジオール、濃ベンザルコニウム塩化物液50、ハッカ油、ユーカリ油等の精油類、樹皮乾留物、大根発酵液、サトウキビ、トウモロコシ等の植物由来のエタノール又は1、3-ブチレングリコール等がある。
【0035】
細胞賦活剤としては、パントテニルアルコール、メントール、dl-メントール、及びγ-オリザノール等がある。
【0036】
抗アクネ剤としては、イオウ、サリチル酸又はその塩、感光素201号、ジカプリル酸ピリドキシン等がある。
【0037】
粉体成分しては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビ等)のパウダー、豆類(大豆、アズキ等)のパウダー等がある。
【0038】
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2、4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-ターシャリーブチル-4-メトキシベンゾイルメタン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
【0039】
抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、アスタキサンチン等のカロテノイド、ビタミンE及びその誘導体(例えば、トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールニコチン酸エステル)、ビタミンA又はその誘導体(パルミチン酸レチノール等)等がある。
【0040】
また、美白剤として、コウジ酸又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、4-メトキシサリチル酸カリウム塩、ビタミンE又はその誘導体、ニコチン酸又はその誘導体、マグノリグナン(5、5'-ジプロピル-ビフェニル-2、2’-ジオール)、ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、AMP(アデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)から選択される1以上のものが挙げられる。
【0041】
上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレートなどのコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシドなどのコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL-アスコルビン酸-2-リン酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-リン酸エステルマグネシウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルマグネシウムなどのアスコルビン酸エステル塩類、L-アスコルビン酸-2-グルコシド(2-O-α-D-グルコピラノシル-L-アスコルビン酸)、L-アスコルビン酸-5-グルコシド(5-O-α-D-グルコピラノシル-L-アスコルビン酸)などのアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基など)、L-アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L-アスコルビン酸テトララウリン酸エステルなどのL-アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3-O-エチルアスコルビン酸、L-アスコルビン酸-2-リン酸-6-O-パルミテートナトリウム等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン-β-D-グルコピラノシド)、α-アルブチン(ハイドロキノン-α-D-グルコピラノシド)等が、レゾルシノール誘導体としては、例えば4-n-ブチルレゾルシノール、4-イソアミルレゾルシノール等が、2,5-ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5-ジアセトキシ安息香酸、2-アセトキシ-5-ヒドロキシ安息香酸、2-ヒドロキシ-5-プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、ビタミンE誘導体としては、例えばビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等が、α-ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α-ヒドロキシオクタン酸等がある。
【0042】
本発明においては、本発明に係る抽出物と皮膚外用剤の有効成分であるナイアシンアミド、グリチルリチン酸ジカリウム、アスコルビン酸又はその誘導体、トラネキサム酸、ビタミンE又はその誘導体等と併用することで、さらに、シワ改善効果等の相乗効果を発揮することも示唆される。
【0043】
次に、製造例、処方例及び試験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
【0044】
製造例1.ボタンの花の抽出液の調製(1)
ボタン科ボタン属に属する植物のボタン(Paeonia suffruticosa)の花を乾燥、粉砕して得られる粉砕物30gを、水と1,3-ブチレングリコール水溶液300g(水:1,3-ブチレングリコール=1:1)に接触させ、80℃で2時間抽出を行った。次に、得られた抽出液を濾過して淡黄色~褐色透明の花の抽出液240gを得た(固形分濃度2.30%)。
【0045】
製造例2.ボタンの花の抽出液の調製(2)
ボタン科ボタン属に属する植物のボタン(Paeonia suffruticosa)の花を乾燥、粉砕して得られる粉砕物30gを、水と1,3-ブチレングリコール水溶液300g(水:1,3-ブチレングリコール=30:70)に接触させ、80℃で2時間抽出を行った。次に、得られた抽出液を濾過して淡黄色~褐色透明の花の抽出液235gを得た(固形分濃度2.25%)。
【0046】
製造例3.ボタンの花の抽出液の調製(3)
ボタン科ボタン属に属する植物のボタン(Paeonia suffruticosa)の花を乾燥、粉砕して得られる粉砕物30gを、水とプロピレングリコール水溶液300g(水:プロピレングリコール=1:1)に接触させ、80℃で2時間抽出を行った。次に、得られた抽出液を濾過して淡黄色~褐色透明の花の抽出液210gを得た(固形分濃度2.09%)。
【0047】
試験例1.三次元モデルを用いた各種遺伝子発現評価
正常ヒト表皮細胞を増殖添加剤含有HuMediaKG2[クラボウ社製]にて6×104個/mLに調製し、24ウェルプレートに1mLを播種して、5%CO2、飽和水蒸気下、37℃で培養した。24時間後、製造例1の抽出物溶液を試料として添加し、さらに1日間培養した。ここで、試料は培養液中の溶液としての終濃度が1.0%となるように試料を調製した。同時に製造例1の抽出物溶液と同濃度の1,3-ブチレングリコールを含む試料をコントロールとして、同様に添加した。培養終了後、それぞれの試験区の細胞をTrizol試薬(Invitrogen社製)0.5mLで回収した。回収した組織に対してクロロホルム(和光純薬工業社製)100μL添加して撹拌混合し遠心分離機(TOMY社製/MX-160)で15,000rpm、4℃の条件下で15分間遠心分離した後、水層のみを200μL分取した。回収した水層にイソプロパノール(和光純薬工業社製)250μLを添加して撹拌混合し、15,000rpm、4℃の条件下で15分間遠心分離してtotalRNAの沈殿物を得た。totalRNAに75%エタノールを1mL添加して撹拌して洗浄し、15,000rpm、4℃条件下で15分間遠心分離して沈殿を回収した。回収したtotal RNAを所定のキット(PrimeScript RT reagent Kit with gDNA Eraser (Perfect Real Time)(タカラバイオ社製))を用いて逆転写反応し、cDNAを合成した。この合成したcDNAをサンプルとして、Thermal Cycler Dice(登録商標)Real Time System Single(タカラバイオ社製)、及びSYBR(登録商標)Premix Ex TaqTM II(Perfect Real Time)[タカラバイオ社製]を用いて、各種ターゲット遺伝子の発現と、内部標準物質GAPDH遺伝子の発現の検出を行った。ここで、GAPDHは、ハウスキーピング遺伝子(多くの組織や細胞中に共通して一定量発現する遺伝子であって、常に発現され,細胞の維持,増殖に不可欠な遺伝子である)の一つであり、発現量が常に一定とされていることから、PCRの実験では内部標準として用いられるものである。試験結果は、GAPDH遺伝子の発現量を一定とした場合の、それぞれの試験区での各種ターゲット遺伝子の発現量を比較した。本試験系においては、コントロール区のそれぞれの遺伝子の発現量を100としたときの試料(製造例1~3の抽出物)の添加区でのその遺伝子の発現量の相対値を求めた。
【0048】
【0049】
表1に示すように、本発明に係る抽出物は、タイトジャンクションの合成に関与するオクルディン(OCLN)及びクローディン(CLDN)、並びに保湿因子であるフィラグリン(FLG)及びインボルクリン(INV)の発現を亢進することが確認された。これにより、本発明に係る抽出物は、保湿、バリア機能の改善に寄与することが示唆される
【0050】
試験例2.モニターテスト
(1)試料調製
表5に示すControlのローションと試料1のローションを調製した。
[表2]
(2)試験方法
被験者12名(20代~50代の男性)に対して試験開始前の目尻のシワに関してレプリカの採取を行った。次に、被験者を3グループに分け、毎日朝晩2回、Controlのローションを右目尻に、組成物1~3のいずれか1つの組成物のローションを左目尻に適量塗布してもらった。ローションの内容は被験者には知らせず、ブラインドの状態で試験を行った。4ヶ月後のシワの状態をレプリカ採取により、判定した。試験終了後、採取したレプリカに対して、斜光解析法により、シワ面積率、シワ体積率の解析を行い、各被験者の平均値を算出し、その値を各コントロールローション塗布区の値を100とした相対値で表した。
【0051】
【0052】
表3に示す通り、本発明に係る抽出物は、シワを改善する効果を有することが確認された。また、ナイアシンアミド又はグリチルリチン酸ジカリウムと併用することで、シワ改善の相乗効果を発揮することも確認された。
【0053】
処方例1.化粧水
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
ユーカリ油 0.2
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
トコフェロール酢酸エステル 0.02
グリチルリチン酸ジカリウム 0.5
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.5
グリチルリチン酸ステアリル 0.05
イソプロピルメチルフェノール 0.1
アライントイン 0.1
D-パントテニルアルコール 0.1
サリチル酸 0.5
尿素 5.0
l-メントール 0.9
dl-メントール 0.2
1,3-ブチレングリコール 5.0
クエン酸ナトリウム 0.2
メチルパラベン 0.1
ヒノキチオール 0・003
感光素201号 0.002
精製水 全量が100部となる量
【0054】
処方例2.化粧水
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
カプリル酸グリセリル 3.0
ラウリン酸ポリグリセリル-10 3.0
セタノール 2.0
ベヘニルアルコール 2.0
メチルパラベン 0.1
アスコルビン酸 3.0
グリチルリチン酸 0.5
β-グリチルレチン酸 0.05
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
レゾルシン 0.1
酸化亜鉛 2.0
dl-カンフル 0.5
グリセリン 2.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
水酸化カリウム 0.5
精製水 全量が100部となる量
【0055】
処方例3.化粧水
処方例2に含まれる製造例1の抽出物に代えて、製造例2の抽出物2.0部を用いるほかは、処方例2と同様にして化粧水を得た。
【0056】
処方例4.化粧水
処方例2に含まれる製造例1の抽出物に代えて、製造例3の抽出物2.0部を用いるほかは、処方例2と同様にして化粧水を得た。
【0057】
処方例5.化粧水
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
メチルパラベン 0.1
アスコルビン酸グルコシド 2.0
トラネキサム酸 1.0
ナイアシンアミド 5.0
ε-アミノカプロン酸 0.1
イオウ 0.2
エストラジオール 0.1
ピリドキシン塩酸塩 0.5
グリセリン 5.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
クエン酸ナトリウム 0.2
メタ重亜硫酸ナトリウム 0.2
d-カンフル 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0058】
処方例6.乳液
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
スクワラン 5.0
シクロペンタンシロキサン 1.0
ヘキサラン 3.0
イソステアリン酸ヘキシルデシル 1.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 1.0
ラウリン酸ポリグリセリル-10 5.0
イソステアリン酸ポリグリセリル-10 5.0
ジパルミチン酸アスコルビル 15.0
水添大豆レシチン 1.5
アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0
アルブチン 3.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1,3-ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
キサンタンガム 0.2
シロキクラゲ多糖体 0.2
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
トコフェロール酢酸エステル 0.3
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
グリチルリチン酸 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
水溶性コラーゲン 1.0
加水分解コラーゲン 1.0
アセチルヒアルロン酸 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0059】
処方例7.乳液
処方例6の成分中、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩2.0部に代えてL-アスコルビン酸-2-グルコシド2.0部を用いるほかは処方例6と同様にして乳液を得た。
【0060】
処方例8.乳液
処方例6の成分中、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩2.0部に代えて及び水酸化カリウム0.5部に代えてトラネキサム酸2.0部を用いるほかは処方例6と同様にして乳液を得た。
【0061】
処方例9.乳液
処方例6の成分中、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩2.0部に代えて3-O-エチルアスコルビン酸3.0部を用いるほかは処方例6と同様にして乳液を得た。
【0062】
処方例9.クリーム
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
オリーブ油 5.0
ホホバ油 5.0
スクワラン 5.0
イソステアリン酸ヘキシルデシル 5.0
ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル
/ベヘニル) 5.0
カプリル酸グリセリル 1.0
ステアリン酸グリセリル 1.0
イソステアリルグリセリル 3.0
γ-オリザノール 0.1
ベヘニルアルコール 2.0
パルミチン酸 2.5
D-パントテニルアルコール 3.0
アラントイン 0.1
リボフラビン 0.01
レゾルシン 0.1
塩化ベンザルコニウム 0.05
尿素 3.0
β-グリチルレチン酸 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
グリチルリチン酸アンモニウム 0.1
ナイアシンアミド 5.0
乳酸菌発酵米 2.0
水添レシチン 0.5
水添リゾレシチン 0.5
加水分解コラーゲン 1.0
キサンタンガム 1.0
酸化亜鉛 0.5
dl-カンフル 0.3
l-メントール 0.5
精製水 全量が100部となる量
【0063】
実施例10.パック
製造例1の抽出物 2.0
ジプロピレングリコール 5.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 5.0
セタノール 3.0
ベヘニルアルコール 3.0
アラントイン 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
グリチルリチン酸アンモニウム 0.1
β-グリチルレチン酸 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
サリチル酸 0.1
トコフェロール酢酸エステル 0.5
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
D-パントテニルアルコール 0.3
レゾルシン 0.1
イオウ 2.0
エストラジオール 0.002
水溶性コラーゲン 1.0
キサンタンガム 2.0
ミリスチン酸ポリグリセリル-6 1.0
ココイルグルタミン酸カリウム 1.0
水添レシチン 3.0
水酸化レシチン 3.0
精製水 全量が100部となる量
【0064】
処方例11.ヘアシャンプー
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
ラウレス硫酸ナトリウム 10.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.5
塩化ベンザルコニウム 1.0
ステアリルアルコール 2.0
ベヘニルアルコール 2.0
ジメチコン 3.0
アラントイン 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
サリチル酸 0.1
サリチル酸ナトリウム 0.1
トコフェロール酢酸エステル 0.1
ピリチオン亜鉛 0.3
安息香酸 0.2
トリクロサン 0.2
クエン酸 0.1
プロピレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0065】
実施例12.ヘアコンディショナー
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
塩化ベンザルコニウム 1.0
セタノール 3.0
ステアリルアルコール 1.0
アラントイン 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
サリチル酸 0.1
イオウ 0.5
臭化アルキルイソキノリニウム液(75%) 0.06
ピリチオン亜鉛 0.3
メチルパラベン 0.1
トリクロサン 0.2
レゾルシン 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0066】
処方例13.洗浄用化粧料
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
ココイルグリシンカリウム 5.0
グリセリン 10.0
カプリル酸グリセリル 1.0
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 10.0
水溶性コラーゲン 5.0
セタノール 3.0
ミリスチルアルコール 3.0
イソプロピルメチルアルコール 0.1
アラントイン 0.1
イオウ 0.5
グリチルリチン酸 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.1
β-グリチルレチン酸 0.05
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
サリチル酸 0.2
トコフェロール酢酸エステル 0.2
トリクロサン 0.1
トリクロロカルバニド 0.5
トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル 0.2
濃ベンザルコニウム塩化物液50 0.2
ベンザルコニウム塩化物 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0067】
処方例14.シートマスク
不織布に下記の成分を含浸させてシートマスクを得る。
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
グリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
L-アスコルビン酸 2-グルコシド 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
キサンタンガム 1.0
水溶性コラーゲン 1.0
ヒアルロン酸ナトリウム 1.0
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0068】
処方例15.美容液
[成分] 部
製造例1の抽出物 2.0
ヒアルロン酸ナトリウム 1.0
水溶性コラーゲン 1.0
トラネキサム酸 0.1
エタノール 2.0
グリセリン 5.0
1、3-ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
クエン酸 0.3
クエン酸ナトリウム 0.6
カタメンキリンサイ抽出物 5.0
精製水 全量が100部となる量