(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022073550
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】ブース
(51)【国際特許分類】
E04H 1/12 20060101AFI20220510BHJP
A47H 1/02 20060101ALI20220510BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20220510BHJP
F21S 8/04 20060101ALI20220510BHJP
F21V 21/03 20060101ALI20220510BHJP
F21V 21/00 20060101ALI20220510BHJP
F21V 3/00 20150101ALI20220510BHJP
F21V 3/02 20060101ALI20220510BHJP
F21V 17/00 20060101ALI20220510BHJP
E04B 2/74 20060101ALI20220510BHJP
F21Y 101/00 20160101ALN20220510BHJP
F21Y 103/00 20160101ALN20220510BHJP
F21Y 103/10 20160101ALN20220510BHJP
【FI】
E04H1/12 302Z
A47H1/02
F21S2/00 230
F21S8/04 110
F21V21/03
F21V21/00 110
F21V3/00 320
F21V3/02 500
F21V17/00 155
E04B2/74 561H
F21Y101:00 100
F21Y103:00
F21Y103:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020183601
(22)【出願日】2020-11-02
(71)【出願人】
【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社オカムラ
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【氏名又は名称】鈴木 三義
(72)【発明者】
【氏名】山梨 あすか
【テーマコード(参考)】
2E182
3K011
【Fターム(参考)】
2E182AA00
2E182AB04
2E182AC15
2E182DE21
2E182DF01
2E182DF46
2E182DG05
2E182EE01
2E182EG01
3K011FA02
3K011FA07
3K011GA02
(57)【要約】
【課題】内部の明るさを快適に確保できるとともに、使用者が圧迫感を感じることのないブースを提供する。
【解決手段】内部にブース内領域21を形成し、外部とブース内領域21とを仕切るとともに、外部とブース内領域21とを連通する出入口22が設けられたブース体2と、ブース体2に支持され、ブース内領域21の上方に配置される照明部3と、を有し、照明部3は、出入口22からブース内領域21に向かう奥行き方向に延びる線状に形成された照明器具34を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にブース内領域を形成し、外部と前記ブース内領域とを仕切るとともに、外部と前記ブース内領域とを連通する出入口が設けられたブース体と、
前記ブース体に支持され、前記ブース内領域の上方に配置される照明部と、を有し、
前記照明部は、前記出入口から前記ブース内領域に向かう奥行き方向に延びる線状に形成された照明器具を有するブース。
【請求項2】
前記ブース体は、前記ブース内領域を挟んで前記奥行き方向と交差する幅方向に間隔をあけて配置された第1照明支持パネルおよび第2照明支持2パネルを有し、
前記照明部は、それぞれ棒状に形成され、前記第1照明支持パネルの上端部と前記第2照明支持パネルの上端部との間に架設されるとともに、互いに奥行き方向に間隔をあけて配置された一対の照明取付部材を有し、
前記照明器具は、前記一対の照明取付部材の間に架設されている請求項1に記載のブース。
【請求項3】
前記一対の照明取付部材は、それぞれ、
前記第1照明支持パネルの上端部から上方に向かって漸次前記第2照明支持パネル側に延びる第1立ち上がり部と、
前記第2照明支持パネルの上端部から上方に向かって漸次前記第1照明支持パネル側に延びる第2立ち上がり部と、
前記幅方向に延びて、前記第1立ち上がり部の上端部と前記第2立ち上がり部の上端部とを結ぶ水平部と、を有し、
前記照明器具は、前記一対の照明取付部材それぞれの前記水平部の間に架設される請求項2に記載のブース。
【請求項4】
前記照明部は、前記一対の照明取付部材の間に架設され、上方からの光を拡散させる光拡散部材を有する請求項2または3に記載のブース。
【請求項5】
前記ブース体は、前記ブース内領域の周囲に沿って、互いに隣接して立設される複数のパネルを有し、
隣接する前記パネルは、上下方向から見て所定の角度をなして接続されており、
前記ブースは、隣接する前記パネルそれぞれの前記ブース内領域側の面に沿い、隣接する前記パネルに跨って設けられる連結部材を有し、
前記連結部材は、物品を載置可能な物品載置部を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載のブース。
【請求項6】
前記ブース体は、前記複数のパネルの少なくとも1つ前記ブース内領域側の面に設けられ、情報を記載可能な情報記載ボードを有し、
前記連結部材は、前記物品載置部に前記情報記載ボードに情報を記載するための筆記用具を載置可能な粉受けである請求項5に記載のブース。
【請求項7】
前記ブース体は、
前記出入口の一方側に隣接する第1出入口隣接パネルと、
前記出入口の他方側に隣接する第2出入口隣接パネルと、
前記第1出入口隣接パネルの上端部と前記第2出入口隣接パネルの上端部との間に架設されたカーテンレールと、
前記カーテンレールに吊り支持され前記出入口を開閉するカーテンと、を有し、
前記カーテンレールは、
前記第1出入口隣接パネルの上端部から前記出入口が開口する方向かつ前記ブース体の外側に向かう方向に突出する第1レール側部と、
前記第2出入口隣接パネルの上端部から前記出入口が開口する方向かつ前記ブース体の外側に向かう方向に突出する第2レール側部と、
前記第1レール側部の先端部と前記第2レール側部の先端部とを結ぶレール中間部と、を有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載のブース。
【請求項8】
前記第1レール側部は、上下方向から見て前記第1出入口隣接パネルに沿った方向に延び、
前記第2レール側部は、上下方向から見て前記第2出入口隣接パネルに沿った方向に延びている請求項7に記載のブース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブースに関する。
【背景技術】
【0002】
1人または数人で作業ミーティングなどを行う領域を、その周囲に沿ってパネル(仕切り壁)を設けて仕切るブースが知られている。このようなブースは、内側の領域の明るさが設置場所の明るさによって決まるため、暗くなったり、明るさが均等でなかったりすることがある。特許文献1に開示されたブースでは、上部に天井となる天井部材を設け、この天井部材に内部を照明する照明器具を取り付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ブースの上部が天井で覆われてしまうと、ブースの内部の使用者が圧迫感を感じる虞がある。
【0005】
そこで、本発明は、内部の明るさを快適に確保できるとともに、使用者が圧迫感を感じることのないブースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るブースは、内部にブース内領域を形成し、外部と前記ブース内領域とを仕切るとともに、外部と前記ブース内領域とを連通する出入口が設けられたブース体と、前記ブース体に支持され、前記ブース内領域の上方に配置される照明部と、を有し、前記照明部は、前記出入口から前記ブース内領域に向かう奥行き方向に延びる線状に形成された照明器具を有する。
【0007】
本発明では、照明部がブース体に支持されていることにより、ブースに天井部材を設けずに照明器具を設置することができる。そして、照明器具は、出入口から奥行き方向に向かって延びる線状に形成されていることにより、ブース内領域を奥行き方向にわたって均等に照明することができる。このため、本発明では、内部の明るさを快適に確保できるとともに、使用者が圧迫感を感じることのないブースを提供することができる。
【0008】
また、本発明に係るブースは、前記ブース体は、前記ブース内領域を挟んで前記奥行き方向と交差する幅方向に間隔をあけて配置された第1照明支持パネルおよび第2照明支持パネルを有し、前記照明部は、それぞれ棒状に形成され、前記第1照明支持パネルの上端部と前記第2照明支持パネルの上端部との間に架設されるとともに、互いに奥行き方向に間隔をあけて配置された一対の照明取付部材を有し、前記照明器具は、前記一対の照明取付部材の間に架設されていてもよい。
【0009】
このような構成とすることにより、照明器具を一対の照明取付部材に架設することで、照明器具をブースの上部に安定して設置することができる。また、一対の照明取付部材は、それぞれ棒状に形成され、互いに奥行き方向に間隔をあけて配置されているため、ブースの上部を大きく閉塞することが無く、使用者が圧迫感を感じることを少なくできる。更に、照明器具の取付位置を一対の照明取付部材の幅方向の長さ範囲において変更することができる。一対の照明取付部材は、第1照明支持パネルおよび第2照明支持パネルの上端部に架設されるため、照明器具の形状に合わせて第1照明支持パネルおよび第2照明支持パネルの上端部の任意の位置に取り付けることができる。
【0010】
また、本発明に係るブースでは、前記一対の照明取付部材は、それぞれ、前記第1照明支持パネルの上端部から上方に向かって漸次前記第2照明支持パネル側に延びる第1立ち上がり部と、前記第2照明支持2パネルの上端部から上方に向かって漸次前記第1照明支持パネル側に延びる第2立ち上がり部と、前記幅方向に延びて、前記第1立ち上がり部の上端部と前記第2立ち上がり部の上端部とを結ぶ水平部と、を有し、前記照明器具は、前記一対の照明取付部材それぞれの前記水平部の間に架設されていてもよい。
【0011】
このような構成とすることにより、照明器具が架設される水平部が第1照明支持パネルおよび第2照明支持パネルの上端部よりも上方に位置することにより、使用者が圧迫感を感じることを少なくできる。また、第1立ち上がり部と水平部との接続部、および第2立ち上がり部と水平部との接続部が鈍角の角部となる。このため、水平部に水平部の長さ方向に力が作用した場合に、その力が第1立ち上がり部および第2立ち上がり部を介して第1照明支持パネルおよび第2照明支持パネルに伝達しやすい構造とすることができる。その結果、第1立ち上がり部と水平部との接続部、第2立ち上がり部と水平部との接続部、照明取付部材と第1照明支持パネルとの接続部、照明取付部材と第2照明支持パネルとの接続部などに、局所的に力が作用することを防止できる。更に、一対の照明取付部材は、それぞれ、上側に向かって幅方向の寸法が小さくなるため、ブースを外側から見た際の圧迫感も抑えることができる。
【0012】
また、本発明に係るブースでは、前記照明部は、前記一対の照明取付部材の間に架設され、上方からの光を拡散させる光拡散部材を有していてもよい。
【0013】
このような構成とすることにより、ブースを設置した部屋の照明器具がブースの直上に設置されたり、その照明器具の明るさが強かったりする場合に、ブース内領域に挿し込む光の強さを和らげることができる。また、ブースを外光が入り込む場所に設置した際に、外光による明るさが強い場合にブース内領域に挿し込む光の強さを和らげることができる。このように、ブース内領域に挿し込む光の強さを和らげるとともに、照明器具のオン・オフを切り替えることでブース内領域の明るさを良好に維持することができる。
【0014】
また、本発明に係るブースでは、前記ブース体は、前記ブース内領域の周囲に沿って、互いに隣接して立設される複数のパネルを有し、隣接する前記パネルは、上下方向から見て所定の角度をなして接続されており、前記ブースは、隣接する前記パネルそれぞれの前記ブース内領域側の面に沿い、隣接する前記パネルに跨って設けられる連結部材を有し、
前記連結部材は、物品を載置可能な物品載置部を有していてもよい。
【0015】
このような構成とすることにより、物品を載置可能な部材(連結部材)を利用して隣り合うパネル同士を確実に連結することができる。これにより、ブースが安定した構造となる。
【0016】
また、本発明に係るブースでは、前記ブース体は、前記複数のパネルの少なくとも1つ前記ブース内領域側の面に設けられ、情報を記載可能な情報記載ボードを有し、前記連結部材は、前記物品載置部に前記情報記載ボードに情報を記載するための筆記用具を載置可能な粉受けであってもよい。
【0017】
このような構成とすることにより、粉受けを利用して隣り合うパネル同士を確実に連結することができる。これにより、ブースが安定した構造となる。また、隣接するパネル同士を連結する部材と、粉受けとを別々に設ける必要がないため、部品点数を少なくすることができる。
【0018】
また、本発明に係るブースでは、前記ブース体は、前記出入口の一方側に隣接する第1出入口隣接パネルと、前記出入口の他方側に隣接する第2出入口隣接パネルと、前記第1出入口隣接パネルの上端部と前記第2出入口隣接パネルの上端部との間に架設されたカーテンレールと、前記カーテンレールに吊り支持され前記出入口を開閉するカーテンと、を有し、前記カーテンレールは、前記第1出入口隣接パネルの上端部から前記出入口が開口する方向かつ前記ブース体の外側に向かう方向に突出する第1レール側部と、前記第2出入口隣接パネルの上端部から前記出入口が開口する方向かつ前記ブース体の外側に向かう方向に突出する第2レール側部と、前記第1レール側部の先端部と前記第2レール側部の先端部とを結ぶレール中間部と、を有していてもよい。
【0019】
このような構成とすることにより、第1レール側部および第2レール側部と出入口との出入口が開口する方向の重なりを小さくすることができる。このため、出入口を開放し、カーテンを束ねる際に、束ねたカーテンを第1レール側部および第2レール側部の少なくとも一方に吊り支持させることにより、束ねたカーテンが出入口と重なることを少なくできる。
【0020】
また、本発明に係るブースでは、前記第1レール側部は、上下方向から見て前記第1出入口隣接パネルに沿った方向に延び、前記第2レール側部は、上下方向から見て前記第2出入口隣接パネルに沿った方向に延びていてもよい。
【0021】
このような構成とすることにより、出入口を開放し、カーテンを束ねる際に、束ねたカーテンが第1出入口隣接パネルおよび第2出入口隣接パネルの少なくとも一方の延長線上に配置されるため、カーテンを束ねた際のブース全体の意匠性を向上させることができる。また、第1レール側部を第1出入口隣接パネルに固定し、第1レール側部を第1出入口隣接パネルに固定する場合には、固定するレール側部と出入口隣接パネルとが同じ方向に延びているため、位置合わせや固定作業を容易に行うことができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、内部の明るさを快適に確保できるとともに、使用者が圧迫感を感じることのないブースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の第1実施形態によるブースの斜視図である。
【
図2】本発明の第1実施形態によるブースを上方から見た図である。
【
図4】照明取付部材のパネルへの固定部分を示す斜視図である。
【
図5】本発明の第2実施形態によるブースの斜視図である。
【
図7】本発明の第3実施形態によるブースの斜視図である。
【
図8】パネルの接続部における粉受けを説明する図である。
【
図9】パネルの接続部における粉受けの他の形態を説明する図である。
【
図10】本発明の第4実施形態によるブースの斜視図である。
【
図12】本発明の第5実施形態によるブースの平面図である。
【
図13】本発明の実施形態によるブースの第1変形例である。
【
図14】本発明の実施形態によるブースの第2変形例である。
【
図15】本発明の実施形態によるブースの第3変形例である。
【
図16】本発明の実施形態によるブースの第4変形例である。
【
図17】本発明の実施形態によるブースの第5変形例である。
【
図18】本発明の実施形態によるブースの第6変形例である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態によるブースについて、
図1-
図4に基づいて説明する。
図1および
図2に示すように、第1実施形態によるブース1は、ブース体2と、照明部3と、を有している。ブース体2は、内部にブース内領域21を形成し、外部とブース内領域21とを仕切るとともに、外部とブース内領域21とを連通する出入口22が設けられている。本実施形態では、ブース内領域21は、1人または数人で作業ミーティングなどを行う領域と想定されている。照明部3は、ブース内領域21の上方に配置され、ブース内領域21を照明するように構成されている。
【0025】
ブース体2は、複数のパネル4を有している。複数のパネル4は、それぞれ平板状に形成され、板面が鉛直面となる向きで、ブール内領域の出入口22を除く周縁部に沿って配列されている。複数のパネル4は、それぞれ床面に設置される。ブース体2は、上下方向から見た平面視形状が八角形に形成されている。ブース体2は、平面視形状における八角形の8つの辺のうちの7つの辺それぞれに1つずつパネル4が配置され、パネル4が配置されない辺に出入口22が設けられている。
【0026】
本実施形態によるブース1において、出入口22に直交する水平方向を奥行き方向(図の矢印Yの方向)とし、奥行き方向に交差する水平方向を幅方向(図の矢印Xの方向)とし、上下を結ぶ方向を上下方向(図の矢印Zの方向)とする。本実施形態によるブース1は、幅方向に対称となる形状である。奥行き方向のうち、ブース体2の出入口22に対するブース内領域21がある側を奥側とし、ブース内領域21に対するブース体2の出入口22がある側を手前側とする。
【0027】
7つのパネル4のうち、出入口22の幅方向の一方側に隣接するパネル4を第1パネル41とし、第1パネル41から出入口22と反対側にブース内領域21の周縁部に沿って配置されるパネル4を順に第2パネル42、第3パネル43、第4パネル44、第5パネル45、第6パネル46、第7パネル47とする。第7パネル47は、出入口22の幅方向の他方側に隣接している。
【0028】
第1パネル41と第7パネル47とは、略同じ形状で、幅方向に対称となる向きに配置される。第1パネル41は、平面視で幅方向の他方側(出入口22側)から一方側に向かって漸次奥行き方向の奥側に向かう方向に延びる斜めの姿勢に設置されている。第7パネル47は、平面視で幅方向の他方側(出入口22側)から他方側に向かって漸次奥行き方向の奥側に向かう方向に延びる斜めの姿勢に設置されている。
【0029】
第2パネル42と第6パネル46とは、略同じ形状で、幅方向に対称となる向きに配置される。第2パネル42と第6パネル46とは、それぞれの板面が幅方向を向き幅方向に対向し、平行に配置されている。
【0030】
第3パネル43と第5パネル45とは、略同じ形状で、幅方向に対称となる向きに配置される。第3パネル43は、平面視で、幅方向の一方側(第2パネル42側)から幅方向の他方側(第4パネル44側)に向かって漸次奥側に向かう方向に延びる斜めの姿勢に設置されている。第5パネル45は、平面視で、幅方向の他方側(第6パネル46側)から幅方向の一方側(第4パネル44側)に向かって漸次奥側に向かう方向に延びる斜めの姿勢に設置されている。
【0031】
第4パネル44は、板面が奥行き方向を向き、出入口22と奥行き方向に対向している。第4パネル44の幅寸法と出入口22の幅寸法とは、略同じ値である。
【0032】
隣接するパネル4は、角度をなして接続されている。ブース内領域21には、第1パネル41、第2パネル42および第3パネル43に沿って使用者が着座可能な第1ベンチ23が設けられ、第5パネル45、第6パネル46および第7パネル47に沿って使用者が着座可能な第2ベンチ24が設けられている。第1ベンチ23および第2ベンチ24は、それぞれ、奥行き方向に延びる長尺の形状に形成され、複数人が奥行き方向に並んで着座可能である。第1ベンチ23と第2ベンチ24とは幅方向に対向して配置される。第1ベンチ23と第2ベンチ24との間には、テーブル25が設けられている。テーブル25は、天板が長尺形状であり、奥行き方向に延びる向きで、天板の奥行き方向の奥側の端部が第4天板の内側の面に沿うように配置されている。第1ベンチ23、第2ベンチ24およびテーブル25は、パネル4に固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。
【0033】
照明部3は、一対の照明取付部材31,32と、照明器具34と、を有している。一対の照明取付部材31,32は、それぞれ棒状に形成され、第2パネル42(第2パネル42)の上端部42aと、第6パネル46(第6パネル46)の上端部46aと、の間に架設されている。一対の照明取付部材31,32は、奥行き方向に間隔をあけて配置されている。一対の照明取付部材31,32のうち、奥行き方向の手前側に配置される照明取付部材を第1照明取付部材31とし、奥行き方向の奥側に配置される照明取付部材を第2照明取付部材32とする。
【0034】
第1照明取付部材31と第2照明取付部材32とは、同じ部材で、第2パネル42および第6パネル46に対する取り付け位置が異なっている。
図1-3に示すように、第1照明取付部材31および第2照明取付部材32は、それぞれ、第2パネル42の上端部42aから上方に向かって漸次幅方向の他方側(第6パネル46側)に延びる第1立ち上がり部311と、第6パネル46の上端部から上方に向かって漸次幅方向の一方側(第2パネル42側)に延びる第2立ち上がり部312と、幅方向に延びて、第1立ち上がり部311の上端部と第2立ち上がり部312の上端部とを結ぶ水平部313と、を有している。第1照明取付部材31および第2照明取付部材32は、それぞれ鋼材や硬質の樹脂などで製作されている。
【0035】
図4に示すように、第1立ち上がり部311および第2立ち上がり部312の下端部には、それぞれパネル4(第2パネル42、第6パネル46)に固定するための固定片314が取り付けられている。固定片314がパネル4の上縁部に沿って配置されてネジなどの固定具315でパネル4に固定されることで、第1照明取付部材31および第2照明取付部材32は、それぞれパネル4に固定される。本実施形態のパネル4は、ブース内領域21側となる内パネル48と、その外側に位置する外パネル49の2層構造である、固定片314は、内パネル48の上端部に取り付けられている。
【0036】
照明器具34は、線状に延びる長尺に形成され、奥行き方向に延びる向きで、第1照明取付部材31と第2照明取付部材32との間に架設されている。照明器具34は、奥行き方向の手前側の端部が第1照明取付部材31の水平部313の幅方向の略中央に固定され、奥行き方向の奥側の端部が第2照明取付部材32の水平部313の幅方向の略中央に固定されている。照明器具34は、長尺の蛍光灯などの光源が奥行き方向に延びる向きに配置される形態でもよいし、複数の電球などの光源が奥行き方向に配列される形態でもよい。照明器具34の配線は、第1照明取付部材31および第2照明取付部材32のいずれかまたは両方に沿って設けられていてもよい。
【0037】
上記の実施形態によるブース1では、照明部3がブース体2に支持されていることにより、ブース1に天井部材を設けずに照明器具34を設置することができる。そして、照明器具34は、出入口22から奥行き方向に向かって延びる線状に形成されていることにより、ブース内領域21を奥行き方向にわたって均等に照明することができる。このため、本発明では、内部の明るさを快適に確保できるとともに、使用者が圧迫感を感じることのないブース1を提供することができる。
【0038】
また、上記の実施形態によるブース1では、ブース体2は、ブース内領域21を挟んで奥行き方向と交差する幅方向に間隔をあけて配置された第2パネル42(第1照明支持パネル)および第6パネル46(第2照明支持パネル)を有している。照明部3は、それぞれ棒状に形成され、第2パネル42の上端部と第6パネル46の上端部との間に架設されるとともに、互いに奥行き方向に間隔をあけて配置された一対の照明取付部材31,32を有し、照明器具34は、一対の照明取付部材31,32の間に架設されている。
【0039】
このような構成とすることにより、照明器具34を一対の照明取付部材31,32に架設することで、照明器具34をブース1の上部に安定して設置することができる。また、一対の照明取付部材31,32は、それぞれ棒状に形成され、互いに奥行き方向に間隔をあけて配置されているため、ブース1の上部を大きく閉塞することが無く、使用者が圧迫感を感じることを少なくできる。更に、照明器具34の取付位置を一対の照明取付部材31,32の幅方向の長さ範囲において変更することができる。一対の照明取付部材31,32は、および第6パネル46の上端部に架設されるため、照明器具34の形状に合わせて第2パネル42の上端部42aおよび第6パネル46の上端部46aの任意の位置に取り付けることができる。
【0040】
また、上記の実施形態によるブース1では、一対の照明取付部材31,32は、それぞれ、第2パネル42の上端部42aから上方に向かって漸次第6パネル46側に延びる第1立ち上がり部311と、第6パネル46の上端部46aから上方に向かって漸次第2パネル42側に延びる第2立ち上がり部312と、幅方向に延びて、第1立ち上がり部311の上端部と第2立ち上がり部312の上端部とを結ぶ水平部313と、を有し、照明器具34は、一対の照明取付部材31,32それぞれの水平部313の間に架設されている。
【0041】
このような構成とすることにより、照明器具34が架設される水平部313が第2パネル42の上端部42aおよび第6パネル46の上端部46aよりも上方に位置することにより、使用者が圧迫感を感じることを少なくできる。また、第1立ち上がり部311と水平部313との接続部、および第2立ち上がり部312と水平部313との接続部が鈍角の角部となる。このため、水平部313に水平部313の長さ方向に力が作用した場合に、その力が第1立ち上がり部311および第2立ち上がり部312を介して第2パネル42および第6パネル46に伝達しやすい構造とすることができる。その結果、第1立ち上がり部311と水平部313との接続部、第2立ち上がり部312と水平部313との接続部、照明取付部材31,32と第2パネル42との接続部、照明取付部材31,32と第6パネル46との接続部などに、局所的に力が作用することを防止できる。更に、一対の照明取付部材31,32は、それぞれ、上側に向かって幅方向の寸法が小さくなるため、ブース1を外側から見た際の圧迫感も抑えることができる。
【0042】
(他の実施形態)
次に、他の実施形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1実施形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について説明する。
【0043】
(第2実施形態)
図5に示すように、第2実施形態によるブース1Bは、照明部3Bが、照明器具34の幅方向の両側に、光拡散部材35が設けられている。光拡散部材35は、外形が板状に形成された格子状のルーバーなどで、上方からの光を拡散させるように構成されている。光拡散部材35は、板面が上下方向となる向きで、第1照明取付部材31の水平部313と第2照明取付部材32の水平部313との間に架設されている。
【0044】
図5および
図6に示すように、光拡散部材35は、照明器具34の幅方向の両側に隣接して設けられた第1光拡散部材取付部材36と、照明器具34と幅方向の両側に間隔をあけて配置された第2光拡散部材取付部材37とに支持されている。
【0045】
第1光拡散部材取付部材36は、奥行き方向に延びる部材で、光拡散部材35が取り付けられる側の端面に奥行き方向に延びる第1溝部361(
図6参照)が形成されている。第1光拡散部材取付部材36は、第1照明取付部材31の水平部313と第2照明取付部材32の水平部313との間に架設されている。第2光拡散部材取付部材37は、奥行き方向に延びる部材で、光拡散部材35が取り付けられる側の端面に奥行き方向に延びる第2溝部362(
図6参照)が形成されている。第2光拡散部材取付部材37は、第1照明取付部材31の水平部313と第2照明取付部材32の水平部313との間に架設されている。
【0046】
光拡散部材35は、照明器具34側の縁部が第1溝部361に挿入され、照明器具34と離れる側の縁部が第2溝部362に挿入されて、第1光拡散部材取付部材36および第2光拡散部材取付部材37に支持される。これにより、光拡散部材35がブース体2の上方で照明器具34の幅方向の両側に配置される。本実施形態では、光拡散部材35を設けても、ブース体2の上方の少なくとも一部が開放されている。
【0047】
第2実施形態によるブース1Bでは、照明部3Bは、上方からの光を拡散させる光拡散部材35を有している。このような構成とすることにより、ブース1Bを設置した部屋の照明器具34がブース1Bの直上に設置されたり、その照明器具34の明るさが強かったりする場合に、ブース内領域21に挿し込む光の強さを和らげることができる。また、ブース1Bを外光が入り込む場所に設置した際に、外光による明るさが強い場合にブース内領域21に挿し込む光の強さを和らげることができる。このように、ブース内領域21に挿し込む光の強さを和らげるとともに、照明器具34のオン・オフを切り替えることでブース内領域21の明るさを良好に維持することができる。
【0048】
(第3実施形態)
図7に示すように、第3実施形態によるブース1Cは、第2パネル42、第4パネル44および第6パネル46の内側の面(ブース内領域21の面)にホワイトボード51(情報記載ボード)が取り付けられ、第1パネル41~第6パネル46にわたって連続して粉受け52(連結部材)が設けられている。粉受け52は、第1パネル41~第6パネル46にわたって一体に設けられていてもよい。また、粉受け52は、それぞれのパネル4に取り付けられる粉受け52が一体ではなく、隣接するパネル4に取り付けられた粉受け52どうしが連結されていてもよい。
【0049】
粉受け52は、パネルに固定されるパネル固定部521と、パネル固定部521からブース内領域21側に突出し、上部にペンなどを載置できる物品載置部522と、を有している。
図8に示すように、粉受け52が第1パネル41~第6パネル46にわたって一体に設けられている場合には、パネル4の接続部ではパネル固定部521は一体に連続して設けられ、物品載置部522には切り込み514が形成されて重ねられ、一体に連続して設けられていなくてもよい。また、
図9に示すように、それぞれのパネル4に取り付けられた粉受け52が隣接するパネル4の粉受け52と連結される場合は、粉受け52どうしが連結金具523などで連結されていてもよい。
【0050】
第3実施形態によるブース1Cでは、粉受け52(連結部材)を利用して隣り合うパネル4どうしを確実に連結することができる。これにより、ブース1Cが安定した構造となる。また、隣接するパネル4どうしを連結する部材と、粉受け52とを別々に設ける必要がないため、部品点数を少なくすることができる。
【0051】
(第4実施形態)
図10に示すように、第4実施形態によるブース1Dは、ブース体2に、出入口22に隣接する第1パネル41の上端部41aと第7パネル47の上端部47aとの間に架設されたカーテンレール61と、カーテンレール61に吊り支持され出入口22を開閉するカーテン62と、を有している。
【0052】
カーテンレール61は、第1パネル41の上端部41aの出入口22側の端部から第7パネル47側(幅方向の他方側)に向かって漸次奥行き方向の手前側に向かう斜めに突出する第1レール側部63と、第7パネル47の上端部47a出入口22側の端部から第1パネル41側(幅方向の一方側)に向かって漸次奥行き方向の手前側に向かう方向に突出する第2レール側部64と、第1レール側部63の先端部と2レール側部の先端部とを結ぶレール中間部65と、を有している。カーテンレール61は、出入口22の上方に奥行き方向の手前側に出っ張るように取り付けられている。
【0053】
カーテンレール61は、丸棒状の部材で、一方の端部が第1パネル41の上端部41aに固定部材67で固定され、他方の端部が第7パネル47の上端部47aに固定部材67で固定されている。固定部材67は、パネル4の上端部4aに固定される固定板部68と、固定板部68の上に取り付けられ固定板部68との間にカーテンレール61が挿通されるカーテンレール挿通部671を形成する上側部材69と、を有している。
【0054】
固定板部68は、平板状に形成され、パネル4(第1パネル41、第7パネル47)の上端面に沿った姿勢でパネル4の上端部にネジなどの固定具で固定される。パネル4の上端面は、略水平面に設計されている。
【0055】
上側部材69は、カーテンレール挿通部671を形成する円弧板状の円弧板部691と、円弧板部691の一方の縁部に連続して設けられ固定板部68に重なって固定される平板状の第1平板部692と、円弧板部691の他方の縁部に連続して設けられ固定板部68に重なって固定される平板状の第2平板部693と、を有している。円弧板部691は、第1平板部692および第2平板部693に対して上方に張り出すように湾曲している。第1平板部692および第2平板部693は、ネジなどの固定具または接着によって固定板部68に固定される。固定板部68の上面と円弧板部691の内周面との間にカーテンレール挿通部671が形成される。カーテンレール61は、両端部がそれぞれカーテンレール挿通部671に挿通された状態で固定部材67またはパネル4に固定される。
【0056】
カーテン62は、1つのカーテンレール61に対して1または2つ吊り下げられている。
図10では、カーテンレール61に2つのカーテン62が吊り下げられている。カーテン62は、開口部を開放する際には、第1レール側部63および第2レール側部64の下方に束ねられる。
【0057】
第4実施形態によるブース1Dは、第1レール側部63および第2レール側部64と出入口22との出入口22が開口する方向の重なりを小さくすることができる。このため、出入口22を開放し、カーテン62を束ねる際に、束ねたカーテン62を第1レール側部63および第2レール側部64の少なくとも一方に吊り支持させることにより、束ねたカーテン62が出入口22と重なることを少なくできる。
【0058】
(第5実施形態)
図12に示すように、第5実施形態によるブース1Eは、ブース体2Eの平面視形状が略長方形であり、ブース体2が3つのパネル4を有している。出入口22の両側に隣接するパネル4は、その板面が、出入口22が開口する方向(奥行き方向)に直交する向きに配置される。出入口22の幅方向の一方側に隣接するパネル4を第1パネル41E(第1出入口22隣接パネル)とし、第1パネル41の出入口22側と反対側に隣接するパネル4を第2パネル42Eとし、第2パネル42の第1パネル41と反対側に隣接し出入口22の幅方向の他方側に位置するパネル4を第3パネル43E(第2出入口22隣接パネル4)とする。第1パネル41Eおよび第3パネル43Eは、それぞれ板面が幅方向を向き互いに対向して配置されている。
【0059】
第5実施形態においても出入口22の両側に隣接する第1パネル41Eおよび第3パネル43Eの上端部の間にカーテンレール61が架設され、カーテンレール61にカーテン62が吊り支持されている。カーテンレール61の第1レール側部63は、第1パネル41Eの上端部41aから奥行き方向の手前側に延びている。カーテンレール61の第2レール側部64は、第3パネル43Eの上端部43aから奥行き方向の手前側に延びている。すなわち、第1レール側部63および第2レール側部64は、第1パネル41Eおよび第3パネル43Eに沿った方向に延びている。レール中間部65は、第1レール側部63の先端部および第2レール側部64の先端部と接続され、幅方向に延びている。レール中間部65と第1レール側部63との接続部、レール中間部65と第2レール側部64との接続部とは、円弧(R)を形成するように湾曲して接続されている。
【0060】
第5実施形態によるブース1Eは、出入口22を開放し、カーテン62を束ねる際に、束ねたカーテン62が第1パネル41Eおよび第3パネル43Eの延長線上に配置されるため、カーテン62を束ねた際のブース1E全体の意匠性を向上させることができる。また、第1レール側部63を第1パネル41に固定し、第2レール側部64を第3パネル43に固定する場合には、固定するレール側部63,64とパネル4(第1パネル41E、第3パネル43E)とが同じ方向に延びているため、位置合わせや固定作業を容易に行うことができる。
【0061】
以上、本発明によるブース1の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記の実施形態では、照明部3は、対向するパネル4に架設された一対の照明取付部材31,32を有し、一対の照明取付部材31,32の間に照明器具34が架設されている。これに対し、
図13および
図14に示すように、奥行き方向に延びる照明器具34がパネル4に直接取り付けられていてもよい。照明器具34が直接パネル4に直接取り付けられる場合は、対向するパネル4間に架設されてもよいし、パネル4に片持ち支持されていてもよい。また、照明取付部材は上記以外であってもよい。また、照明器具34は、ブース体2に対して幅方向の中央部以外に設けられてもよい。また、2以上の照明器具34が設けられてもよい。
【0062】
上記の第2実施形態では、光拡散部材35は、照明器具34の幅方向の両側に隣接して設けられた第1光拡散部材取付部材36と、照明器具34と幅方向の両側に間隔をあけて配置された第2光拡散部材取付部材37とに支持されている。これに対し、光拡散部材35が取り付けられる形態は上記以外でもよい。また、上記の実施形態では、光拡散部材35が照明器具34の両側に設けられているが片側のみに設けられていてもよい。また、光拡散部材35が照明器具34と間隔をあけて設けられていてもよい。
【0063】
上記の第3実施形態では、粉受け52を利用して隣り合うパネル4どうしを確実に連結しているが、幅方向に延びる棚板などを隣り合うパネルにわたるように取り付け、この棚板などによって隣り合うパネル4どうしを連結するようにしてもよい。
【0064】
上記の第4実施形態および第5実施形態のブース1D,1Eは、ブース体2にカーテンレールとカーテンが設けられている。
図15-
図18に示すようなカーテンレールおよびカーテンが設けられたブースであってもよい。
【0065】
図15に示すブース1Fは、3枚のパネル4と出入口22とが平面視で長方形となるように配置されている。カーテンレール61Fの一対のレール側部63,64は、それぞれ出入口が開口する方向の外側(奥行き方向の手前)に向かって漸次互いに近づく側(出入口22側)に傾斜している。
【0066】
図16に示すブース1Gは、5枚のパネル4と出入口とが平面視で六角形となるように配置されている。カーテンレール61Gの一対のレール側部63,64は、それぞれ出入口22に隣接するパネル4に沿った方向に延びている。
【0067】
図17に示すブース1Hは、4枚のパネル4と出入口22とが平面視で五角形となるように配置されている。カーテンレール61Hの一対のレール側部63,64の一方は、出入口22に隣接するパネル4に沿った方向に延び、他方は、出入口22が開口する方向の外側(奥行き方向の手前)向かって漸次出入口22側に傾斜している。
【0068】
図18に示すブース1Iは、6枚のパネル4と出入口22とが平面視で七角形となるように配置されている。カーテンレール61Iは、出入口22に隣接する一方のパネル4の上端部から他方のパネル4の上端部に向かって直線状に延びている。
【符号の説明】
【0069】
1,1B~1I ブース
2 ブース体
3 照明部
4 パネル
4a 上端部
21 ブース内領域
22 出入口
31 照明取付部材
32 照明取付部材
34 照明器具
35 光拡散部材
61 カーテンレール
62 カーテン
63 第1レール側部
64 第2レール側部
65 レール中間部
311 立ち上がり部
312 立ち上がり部
313 水平部
522 物品載置部