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  • 特開-簡易蒸篭容器。 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022073817
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】簡易蒸篭容器。
(51)【国際特許分類】
   A47J 27/04 20060101AFI20220510BHJP
【FI】
A47J27/04 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020192061
(22)【出願日】2020-10-30
(71)【出願人】
【識別番号】711000597
【氏名又は名称】株式会社イマムラ・スマイル・コーポレーション
(72)【発明者】
【氏名】今村 智幸
(72)【発明者】
【氏名】今村 須美香
(72)【発明者】
【氏名】橋本 美穂
【テーマコード(参考)】
4B055
【Fターム(参考)】
4B055AA23
4B055BA35
4B055BA39
4B055BA51
4B055CA01
4B055CB01
4B055CB02
4B055CB12
4B055CC57
4B055FB54
4B055FC20
(57)【要約】
【課題】木製側面部を木製平板によって組み立てられた角形形状容器の底部にすだれ状棚体を敷いている簡易的に使用できる蒸し物を収納できる木製側面板部とすだれ状棚体とからなる簡易蒸篭容器を提供する。
【解決手段】蒸篭容器において、木製側面板部とすだれ状棚底部とからなり、木製側面板部は、3~6mmの厚さの木製平板の細長角形形状で、一枚の細長い幅40~70mmの前記木製側面板部で、片側外面に紙又はポリオレフィンフイルムを被膜し、片側内面に下部の端に長さ方向に横溝部と、幅方向に特定の間隔にV字掘り込み縦溝部をもけた細長木製平板であり、底板に当たるすだれ状棚底部は、細長竹ひごで編んだ竹ひご棚底体、又は樹脂ですだれ状に成型加工した棚底体とであり、前記木製側面板部を正方形、長方形、多角形、略円形の形状に組立てたすだれ状棚底体付き木製側板容器になっている簡易蒸篭容器である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
蒸篭容器において、木製側面板部とすだれ状棚底部とからなり、木製側面板部は、3~6mmの厚さの木製平板の細長角形形状で、一枚の細長い幅40~70mmの前記木製側面板部で、片側外面に厚さの15~100μmの紙又はポリオレフィンフイルムを被膜し、内面下部の端から3~40mmの位置に長さ方向に3~6mmの幅、1.5~3mmの深さの横溝部と、幅方向に特定の間隔にV字掘り込み縦溝部をもけた細長木製平板であり、底板に相当するすだれ状棚底部は、2~3mmφの細長竹ひごで編んだ竹ひご棚底体、又は樹脂をすだれ状に成型加工した棚底体とであり、前記木製側面板部を正方形、長方形、多角形、略円形の形状に組立て、側面部内側の溝部に容器形状に合わせたすだれ状棚底体をすだれ状底板として嵌着したり、或いは当着したりしたすだれ状棚底体付き木製側板容器になっていることを特徴とする簡易蒸篭容器。
【請求項2】
木製側面板部は、厚さ3~6mm、幅40~80mmで、長さ400~800mmの細長ファルカタ材、又は松材、又は杉材で、外面に紙、又はポリオレフィンフイルムを被膜して、前記被覆していない内側の板面に箱状形状・寸法に合わせて12箇所以下に折り曲げ可能な箇所を持つ2~5mm幅のV字掘り込み縦溝部を設けており、前記V字掘り込み縦溝部は、V字の掘り込み口部の幅を2~5mm、深さを1.5~4.5mmにして、前記細長木製平板の両先端の接合のために、両先端部の20~30mmの幅で、その間隔に切削したり、或はそのままで両先端部を接合させて、角状、又は略円形状のすだれ状棚底付き容器に組み立てられていることを特徴とする請求項1に記載の簡易蒸篭容器。
【請求項3】
すだれ状棚底部は、正方形、長方形、多角形、略円形の形状容器に嵌着、当着できる2~3mmφの細長竹ひごを糸紐で編んだ、又は樹脂製のすだれ状に成型加工した1~2mmの間隔の隙間を持つ通気性底板体であり、前記通気性底板体を容器の側板部に嵌め込む嵌着型では容器の縦横、又は直径の寸法より2~4mm長くして、前記側板部に棚板上に置く当着型では容器の寸法より1~2mm短くしていることを特徴とする請求項1、請求項2の記載の簡易蒸篭容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は木製側面板部とすだれ状棚体とからなり、木製側面部を木製平板によって組み立てられた角形形状容器の底部にすだれ状棚体を敷いている簡易的に使用できる蒸し物を収納できる簡易蒸篭容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の折り畳み可能な木質弁当容器は、板材の一方の面に折り溝を形成し、この折り溝で板材の両端を折り曲げて弁当容器の一対の側壁と、及び底面を形成する。板材の短手方向の両端に近い位置にそれぞれ対称の折り溝を形成し、折り溝で板材の両端を折り曲げて板材の両端が直立した状態において断面がコの字状を呈するようにする。また、長手方向の両端は紙材で塞ぐ方法が提案されている。
【0003】
例えば蕎麦を一口分ずつ掴んでひねりながら輪状に盛り付けた手振りに盛った蕎麦を極めて容易に盛り付けることが可能な極めて実用性に秀れた茹で麺の製造において、シート状の麺生地を細長く切り分けて複数本の麺を形成し、この複数本の麺を、この麺の軸方向を揃えて並列載置収納し得る茹で篭体に収納し、この茹で篭体を茹で湯が溜められる麺茹で槽内に導入し、この茹で篭体を前記麺茹で槽の茹で湯内で移動させながら麺を茹でる方法、装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
特製容器を用いることにより容器ごと調理し(蒸し)、そのまま包装して客に供給することができるせいろ蒸し弁当を製造するにあたり、多孔板製あげ底を有する蒸し容器内に炊き上げたタレ飯を詰め、その上に所望のトッピング食材を載せ、容器上に重石蓋を被せ容器ごと蒸し、蒸しあげ後に重石蓋を除去してトッピング食材の上から仕上げタレを塗布し、仕上げ蓋をかぶせて、蒸し容器をそのまま販売用弁当容器として供することが報告されている(特許文献2参照)。
【0005】
調理用ボウル型ザルの水切り孔の設ける位置を限定させて、水切りだけでなく蒸し器としても利用できる調理用ボウル型ザルの提供において、ボウル型ザルの鍔部と胴周部を除く、底面部に多数の水切り孔を設けた金属多孔板を上部が開口したボウル型に変形加工する。またはボウル型ザルの底面部と、底面部より続きの胴周部の一部に多数の水切り孔を設けた金属多孔板を上部が開口したボウル型に変形加工することが提案されている(特許文献3参照)。
【0006】
2つ又は3つの独立した空間に仕切られ、炊飯時に割合の異なる水を投入して別々の風味の米飯を炊くことが可能な電気炊飯器の分割式内釜を提供として、内釜は、円筒状をなすとともに内部に仕切り板が設けられ、仕切り板は長方形の第1仕切り板であり、第1仕切り板は電気炊飯器の内釜を2つの独立した第1空間と第2空間に分割し、第1仕切り板は、径方向において電気炊飯器の内釜内壁に対し接触するよう一体的に成型される。或いは、仕切り板は3つの同一且つ長方形の第2仕切り板であり、第2仕切り板は、電気炊飯器の内釜を3つの独立した第3空間、第4空間及び第5空間に分割し、3つの第2仕切り板は同一直線と交差し、且つ、いずれも径方向において内釜内壁に対し接触するよう一体的に成型される方法が提案されている(特許文献4参照)。
【0007】
外観および衛生的にすぐれた蒸篭として、4枚のヒノキ板の両端に臍を形成して断面正方形に組手接合された本体と、本体の上下面の4隅に組手の抜け止めとしてそれぞれ打ち込まれた竹釘と、本体の内側下部の相対する2面に形成した臍穴内に両端が嵌着されたヒノキからなる1対の横木と、本体の内側寸法よりもやや小さい外形であって横木の上に出し入れ自在に載置された竹簀の子と、外形が本体の外形よりもやや大きい正方形をしたヒノキ板の上下面に、本体の内側に係合可能な間隔で平行に、ヒノキの桟が竹釘により緊結された蓋および台を備えるものが提案されている(特許文献5参照)。
【0008】
以上のように、蒸し食品において、製造方法と容器に対して、種々提案されているが、木製側面板部とすだれ状棚体とからなり、木製側面部を木製平板によって組み立てられた角形形状容器の底部にすだれ状棚体を敷いている簡易的に使用できる蒸し物を収納できる簡易蒸篭容器で、簡単に使用できる容器は存在しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2011-182788号公報
【特許文献2】特開2002-84994号公報
【特許文献3】特開2002-306351号公報
【特許文献4】実用新案登録第3216778号公報
【特許文献5】実用新案登録第3109599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
この発明は、使用時に展開する折り畳み式の外見は木材である蒸篭容器であって、従来の技術に見られるように木製の頑丈な食品蒸し器が展開されているが、一般の食品蒸し器の木製容器は一般にテクアウト、ケータリングが難しく、蒸し食品を持参する場合に困難を来している。従来の問題点に鑑みてなされたもので、木製薄板の木製薄板使用食品包装用具に簡単に蒸し食品を包装することができて、また木の温もりと木の香りとその殺菌性で衛生的な木製板側板、蓋板の食事用具で、汚れを少なくすることもできることが期待されている。特に蒸し食品簡単に食品の包装ができて、使い捨てが容易であり、しかも側板での木製で木の香りをもって、自然観を持たせた食事用具を提供することを課題としたものである。
【0011】
前記の点に鑑みなされたものであり、木製側面板部とすだれ状棚体とからなり、木製側面部を木製平板によって組み立てられた角形形状容器の底部にすだれ状棚体を敷いている簡易的に使用できる蒸し物を収納できる簡易蒸篭容器として、木材の容器の折り畳みを可能とし、省スペース化を図ることにより、環境的に廃棄や回収時の効率を高めることができる新たな容器、並びにその折り畳みのための構造を提供するものである。容器の折り畳みを可能とし、省スペース化を図ることにより廃棄や回収時の効率を高めることができる新たな容器並びにその折り畳みのための構造、さらにこの容器を用いた食品を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
蒸篭容器において、木製側面板部とすだれ状棚底部とからなり、木製側面板部は、3~6mmの厚さの木製平板の細長角形形状で、一枚の細長い幅40~70mmの前記木製側面板部で、片側外面に厚さの15~100μmの紙又はポリオレフィンフイルムを被膜し、内面下部の端から3~40mmの位置に長さ方向に3~6mmの幅、1.5~3mmの深さの横溝部と、幅方向に特定の間隔にV字掘り込み縦溝部をもけた細長木製平板であり、底板に相当するすだれ状棚底部は、2~3mmφの細長竹ひごで編んだ竹ひご棚底体、又は樹脂をすだれ状に成型加工した棚底体とであり、前記木製側面板部を正方形、長方形、多角形、略円形の形状に組立て、側面部内側の溝部に容器形状に合わせたすだれ状棚底体をすだれ状底板として嵌着したり、或いは当着したりしたすだれ状棚底体付き木製側板容器になっている簡易蒸篭容器である。
【0013】
木製側面板部は、厚さ3~6mm、幅40~80mmで、長さ400~800mmの細長ファルカタ材、又は松材、又は杉材で、外面に紙、又はポリオレフィンフイルムを被膜して、前記被覆していない内側の板面に箱状形状・寸法に合わせて12箇所以下に折り曲げ可能な箇所を持つ2~5mm幅のV字掘り込み縦溝部を設けており、前記V字掘り込み縦溝部は、V字の掘り込み口部の幅を2~5mm、深さを1.5~4.5mmにして、前記細長木製平板の両先端の接合のために、両先端部の20~30mmの幅で、その間隔に切削したり、或はそのままで両先端部を接合させて、角状、又は略円形状のすだれ状棚底付き容器に組み立てられている。
【0014】
すだれ状棚底部は、正方形、長方形、多角形、略円形の形状容器に嵌着、当着できる2~3mmφの細長竹ひごを糸紐で編んだ、又は樹脂製のすだれ状に成型加工した1~2mmの間隔の隙間を持つ通気性底板体であり、前記通気性底板体を容器の側板部に嵌め込む嵌着型では容器の縦横、又は直径の寸法より2~4mm長くして、前記側板部に棚板上に置く当着型では容器の寸法より1~2mm短くしている。
【発明の効果】
【0015】
この発明によると、従来の技術に見られるように木製の頑丈な食品蒸し器が展開されているが、食品蒸し器の木製容器にテクアウト、ケータリングとして、蒸し食品を持参することができるようになり、木製側面板部とすだれ状棚体とからなり、木製側面部を木製平板によって組み立てられた角形形状容器の底部にすだれ状棚体を敷いている簡易的に使用できる蒸し物を収納できる簡易蒸篭容器として、木材の容器の折り畳みを可能とし、省スペース化を図ることにより、環境的に廃棄や回収時の効率を高めることができる新たな容器、並びにその折り畳みのための構造を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】簡易蒸篭容器を示した斜視図である。A:長方体 B: 正方体 C:円形体
図2】角状簡易蒸篭容器の部品を示した説明図である。A:細長木製側面板部 B:竹製すだれ状棚底体 C:樹脂製すだれ状棚底体
図3】円形状簡易蒸篭容器の部品を示した説明図である。A:細長木製側面板部 B:竹製すだれ状棚底体
図4】簡易蒸篭容器にける木製側面板部の状態を示した図である。A:横溝部断面図 B:V字掘り込み縦溝部図 C:組み立て途中図
図5】簡易蒸篭容器をうな重に使用している状態を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
発明を実施するため簡易蒸篭容器の構造と特徴を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図面を参照にして以下に説明する。
【実施例0018】
図1Aに示すように蒸篭容器において、木製側面板部とすだれ状棚底部とからなり、木製側面板部は、3mmの厚さの木製平板の細長角形形状で、一枚の細長い幅45mm、長さ600mmの前記木製側面板部で、片側外面に厚さの25μmのポリオレフィンフイルムを被膜し、図2Aに示すように片側内面に下部の端から3mmの位置に長さ方向に3mmの幅、1.5mmの深さの横溝部と、幅方向に110mmと170mmの間隔にV字掘り込み縦溝部をもけた細長木製平板であり、底板に当たるすだれ状棚底部は、2mmφの細長竹ひごで編んだ竹ひご棚底体とであり、前記木製側面板部を長方形の形状に組立て、側面部内側の溝部に容器形状に合わせたすだれ状棚底体をすだれ状底板として嵌着したすだれ状棚底体付き木製側板容器になっている簡易蒸篭容器にした。
【0019】
図2のA,Bで示すように、木製側面板部は、厚さ3mm、幅450mmで、長さ600mmの細長ファルカタ材で、外面にポリオレフィンフイルムを被膜して、前記被覆していない内側の板面に箱状形状・寸法に合わせて4箇所に折り曲げ可能な箇所を持つ4mm幅のV字掘り込み縦溝部を設けており、前記V字掘り込み縦溝部は、V字の掘り込み口部の幅を4mm、深さを1.5mmにして、前記細長木製平板の両先端の接合のために、図4のCのように両先端部の25mmの幅で、その間隔に切削して両先端部を接合させて、四角状のすだれ状棚底付き容器を組み立てた。
【0020】
図2のBに示すようなすだれ状棚底部は、長方形の形状容器に嵌着できる2~3mmφの細長竹ひごを糸紐で編んだ1~2mmの間隔の隙間を持つ通気性底板体であり、前記通気性底板体を容器の側板部に嵌め込む嵌着型では容器の縦横、又は直径の寸法より2mm長くして、嵌め込んだ。図1Aのような容器になり、図5のようにウナギの蒸篭容器にした。
【実施例0021】
図1Bで示すように、蒸篭容器において、木製側面板部とすだれ状棚底部とからなり、木製側面板部は、3mmの厚さの木製平板の細長角形形状で、一枚の細長い幅45mmの前記木製側面板部で、片側外面に厚さの25μmのポリオレフィンフイルムを被膜し、片側内面に下部の端から3mmの位置に長さ方向に3mmの幅、1.5mmの深さの横溝部と、幅方向に特定の間隔にV字掘り込み縦溝部をもけた細長木製平板であり、底板に当たるすだれ状棚底部は、2mmφの樹脂ですだれ状に成型加工した棚底体とであり、前記木製側面板部を正方形、の形状に組立て、側面部内側の溝部に容器形状に合わせたすだれ状棚底体をすだれ状底板として嵌着した簡易蒸篭容器であった。
【0022】
木製側面板部は、厚さ3mm、幅45mmで、長さ630mmの細長ファルカタ材で、外面にポリオレフィンフイルムを被膜して、前記被覆していない内側の板面に箱状形状・寸法に合わせて4箇所に折り曲げ可能な箇所を持つ3mm幅のV字掘り込み縦溝部を設けており、前記V字掘り込み縦溝部は、V字の掘り込み口部の幅を3mm、深さを1.5mmにして、前記細長木製平板の両先端の接合のために、両先端部の25mmの幅で、その間隔に切削したり、或はそのままで両先端部を接合させて、四角状正方形のすだれ状棚底付き容器に組み立てられた。
【0023】
図2Cに示すようにすだれ状棚底部は、正方形の形状容器に嵌着、当着できる2mmφの樹脂製のすだれ状に成型加工した1.5mmの間隔の隙間を持つ通気性底板体であり、前記通気性底板体を容器の側板部に嵌め込む嵌着型では容器の縦横の寸法より2~4mm長くした。図1Bの容器になった。
【実施例0024】
図1Cに示すように蒸篭容器において、木製側面板部とすだれ状棚体とからなり、木製側面板部は、3mmの厚さの木製平板の角形形状で、側面板部は、厚さの50μmの和紙を片面に被膜した一枚の細長い50mmの幅で、片側の下部の端から4mmの位置に3mmの幅、1.5mmの深さの溝部をもけた木製平板であり、すだれ状棚体は、3mmφの細長竹ひごを編んだシート状のものであり、木製側面板部を略円形の形状に組立て、側面部内側の溝部にすだれ状棚体を容器形状に合わせて、底部として当着して取り付けたすだれ状棚底付き木製側板容器である簡易蒸篭容器であった。
【0025】
図3Aに示すように木製側面板部は、厚さ3mm、幅50mmで、長さ450mmの細長ファルカタ材で、外面に紙を被膜して、前記被覆していない内側の板面に8箇所で折り曲げ可能な箇所を持つ3mm幅のV字掘り込み体を8箇所設けており、前記V字掘り込み体は、V字の掘り込み口体の幅を3mm、深さを1.5mmにして、前記細長木製材の両先端の結合のために、両先端部の20mmの幅で1.5mmの厚さに切削して、切削した両先端を接合させて、略円形状形状にした。
【0026】
図3Bに示すように、すだれ状棚体は、2~3mmφの細長竹ひごを糸紐で編んで略円形の形状容器に合った流通性シート状体であり、前記流通性シート状体を、前記側板部に棚板上に置く当着型では容器の寸法より1mm短くした。
【符号の説明】
【0027】
1. 簡易蒸篭容器
2. 木製側面板部
3. すだれ状棚底部
4. 木製平板の細長角形形状
5. V字掘り込み縦溝部
6. 細長竹ひご編み棚底体
7. 紐
8. 木製ファルカタ材
9. 横コ字状溝部
10.留め金具
11.樹脂製のすだれ状に成型加工体
12.樹脂製すだれ棚底体
14.通気性底板体
15.嵌着型
16.当着型
17.先端部
18.接着部
19.竹ひご
20.接合部
21.うなぎかば焼き
図1
図2
図3
図4
図5