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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022074061
(43)【公開日】2022-05-17
(54)【発明の名称】基板処理装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/027 20060101AFI20220510BHJP
   H01L 21/304 20060101ALI20220510BHJP
【FI】
H01L21/30 567
H01L21/304 651K
H01L21/304 651M
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021175230
(22)【出願日】2021-10-27
(31)【優先権主張番号】10-2020-0144342
(32)【優先日】2020-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】518162784
【氏名又は名称】セメス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】バン,ジャエ オウ
(72)【発明者】
【氏名】アン,ヨン セオ
(72)【発明者】
【氏名】リー,スン ハン
(72)【発明者】
【氏名】リー,スン ファン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヒュン ミン
【テーマコード(参考)】
5F146
5F157
【Fターム(参考)】
5F146KA02
5F146KA04
5F157AA09
5F157AA16
5F157AA92
5F157AB02
5F157AB13
5F157AB33
5F157AB47
5F157CB15
5F157CB22
5F157CB29
(57)【要約】      (修正有)
【課題】工程チャンバ間の間隔が設定間隔であるか、均一であるかを確認できる基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理装置500は、お互いに組合されて内部に処理空間501を有する第1ボディー513と第2ボディー511を有する工程チャンバ510、支持ユニット530、加熱ユニット540、第1ボディーと第2ボディーのうちで何れか一つを移動させ、第1ボディーと第2ボディーを工程位置と開放位置との間に移動させる駆動器515、第1ボディーと第2ボディーが工程位置に置かれる時、第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁間の間隔状態を検出する間隔状態検出ユニット560、制御機を含み、間隔状態検出ユニットは、第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁間に正圧または負圧を提供する圧力提供ライン561、圧力提供ラインの圧力変化を測定する圧力測定部材565を含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する装置において、
お互いに組合されて内部に処理空間を有する第1ボディーと第2ボディーを有する工程チャンバと、
前記処理空間内に位置して基板を支持する支持ユニットと、
前記支持ユニットに置かれた基板を加熱するように提供された加熱ユニットと、
前記第1ボディーと前記第2ボディーのうちで何れか一つを移動させ、前記第1ボディーと前記第2ボディーを工程位置と開放位置との間に移動させる駆動器と、そして、
前記第1ボディーと前記第2ボディーが前記工程位置に置かれる時、前記第1ボディーの側壁と前記第2ボディーとの側壁間の間隔状態を検出する間隔状態検出ユニットと、
前記駆動器、そして前記検出ユニットを制御する制御機を含み、
前記間隔状態検出ユニットは、
前記第1ボディーの側壁と前記第2ボディーとの側壁間に正圧または負圧を提供する圧力提供ラインと、
前記圧力提供ラインの圧力変化を測定する圧力測定部材を含み、
前記制御機は、
前記圧力測定部材によって測定された前記圧力に根拠して前記間隔状態を判断して前記間隔状態が不良できるかの如何を判断することを特徴とする基板処理装置。
【請求項2】
前記制御機は、
前記間隔状態が不良であると判断される場合前記第1ボディーまたは前記第2ボディーが移動されるように前記駆動器、そして、前記検出ユニットを制御することを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記圧力提供ラインは、
圧力供給源と連結されるメインラインと、
前記メインラインから分岐されて前記メインラインと前記第1ボディーの側壁に形成された流体ホールを連結する分岐ラインを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記分岐ラインそれぞれに流れる流体の圧力は等しく提供されることを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記圧力供給源は前記メインラインに前記流体を供給することを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記間隔状態検出ユニットは前記第1ボディーと前記第2ボディーとの側壁がお互いに対向する面を向けて鉛直方向に前記流体を噴射することを特徴とする請求項5に記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記圧力供給源は減圧部材であることを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記間隔状態検出ユニットは、
前記第1ボディーの側壁のうちで前記第2ボディーの側壁と対向する面に設置される間隔感知板をさらに含み、
前記圧力提供ラインは前記間隔感知板に形成された流体ホールを通じて前記第1ボディーの側壁と前記第2ボディーの側壁間に正圧または負圧を提供することを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記間隔感知板の厚さは前記工程位置でお互いに対向する前記第1ボディーの側壁及び前記第2ボディーの側壁間の間隔と等しく提供されることを特徴とする請求項8に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記間隔感知板は前記第1ボディーの側壁に沿って複数個が提供されることを特徴とする請求項8に記載の基板処理装置。
【請求項11】
前記圧力測定部材は、
前記圧力提供ラインと外気との間の圧力差を測定する差圧計を含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項12】
前記制御機は、
前記第1ボディーと前記第2ボディーは前記処理空間内で前記基板が処理されるうちに、前記第1ボディーの側壁と前記第2ボディーの側壁間の間隔が期設定間隔を維持するように前記駆動器を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項11のうちでいずれか一つに記載の基板処理装置。
【請求項13】
前記第1ボディーまたは前記第2ボディーに前記第1ボディーと前記第2ボディーがお互いに対向される側面を向けてガスを噴射してガス窓卦けを形成するガス供給ユニットをさらに含み、
前記ガス供給ユニットは、
前記第1ボディーまたは前記第2ボディーの側面に形成される複数個のガス供給ホールと、
ガス供給源に連結されて前記ガス供給ホールに前記ガスを供給するガス供給ラインを含むことを特徴とする請求項12に記載の基板処理装置。
【請求項14】
前記基板の処理はベーク処理であることを特徴とする請求項12に記載の基板処理装置。
【請求項15】
基板を処理する方法において、
基板を第2ボディー内部に提供し、第1ボディーの側壁と前記第2ボディーの側壁間の間隔を期設定間隔で維持させた工程位置で前記基板を加熱処理する基板処理段階と、
前記基板処理段階以前に間隔感知段階と、を含み、
前記間隔感知段階で、
間隔状態検出ユニットが前記第1ボディーと前記第2ボディーが対向する面を向けて流体を噴射するが、前記流体の圧力を測定して前記圧力に根拠して前記第1ボディーと前記第2ボディーが前記工程位置に置かれる時第1ボディーの側壁と前記第2ボディーの側壁間の間隔状態を判断して前記間隔状態が不良であると判断される場合前記第1ボディーまたは前記第2ボディーを移動させる基板処理方法。
【請求項16】
前記間隔状態検出ユニットは、
前記第1ボディーの側壁と前記第2ボディーの側壁が対向する面に流体を提供する圧力提供ラインと、
前記圧力提供ラインの圧力変化を測定する圧力測定部材を含み、
前記圧力提供ラインは、
圧力供給源と連結されるメインラインと、
前記メインラインから分岐されて前記メインラインと前記第1ボディーの側壁に形成された流体ホールを連結する分岐ラインを含むことを特徴とする請求項15に記載の基板処理方法。
【請求項17】
前記間隔状態検出ユニットは、
前記第1ボディーの側壁のうちで前記第2ボディーの側壁と対向する面に設置される間隔感知板をさらに含み、
前記圧力提供ラインは前記間隔感知板に形成された流体ホールを通じて前記第1ボディーの側壁と前記第2ボディーの側壁間に流体を提供し、
前記間隔感知板の厚さは前記工程位置でお互いに対向する前記第1ボディーの側壁及び前記第2ボディーの側壁間の間隔と等しく提供されることを特徴とする請求項16に記載の基板処理方法。
【請求項18】
前記基板処理段階で前記加熱処理の間に前記第1ボディーの側壁と前記第2ボディーの側壁が対向する面の間に外部の気体が、前記基板が提供される領域に流入されることを防止するガス窓卦けを形成することを特徴とする請求項15乃至請求項17に記載の基板処理方法。
【請求項19】
前記基板の加熱処理はベーク処理であることを特徴とする請求項15乃至請求項17のうちでいずれか一つに記載の基板処理方法。
【請求項20】
基板を処理する装置において、
お互いに組合されて内部に基板をベーク処理するための処理空間を有する上部ボディーと下部ボディーを有する工程チャンバと、
前記処理空間内に位置して前記基板を支持する支持ユニットと、
前記支持ユニットに置かれた基板を加熱するように提供された加熱ユニットと、
前記上部ボディーと前記下部ボディーのうちで何れか一つを移動させ、前記上部ボディーと前記下部ボディーを工程位置と開放位置との間に移動させる駆動器と、そして、
前記上部ボディーと前記下部ボディーが前記工程位置に置かれる時、前記上部ボディーの側壁と前記下部ボディーの側壁間の間隔状態を検出する間隔状態検出ユニットと、
前記駆動器、そして前記検出ユニットを制御する制御機を含み、
前記間隔状態検出ユニットは、
前記上部ボディーの側壁と前記下部ボディーの側壁が対向する面を向けて鉛直方向に流体を提供する圧力提供ラインと、
前記圧力提供ラインの圧力変化を測定する圧力測定部材を含み、
前記圧力提供ラインは、
圧力供給源と連結されるメインラインと、
前記メインラインから分岐されて前記メインラインと前記上部ボディーの側壁に形成された流体ホールを連結する分岐ラインをさらに含み、
前記圧力測定部材は前記分岐ラインの圧力変化を測定し、
前記間隔状態検出ユニットは、
前記上部ボディーの側壁のうちで前記下部ボディーの側壁と対向する面に設置される間隔感知板をさらに含み、
前記圧力提供ラインは前記間隔感知板に形成された流体ホールを通じて前記上部ボディーの側壁と前記下部ボディーの側壁間に流体を提供し、
前記間隔感知板の厚さは前記工程位置でお互いに対向する前記上部ボディーの側壁及び前記下部ボディーの側壁間の間隔と等しく提供され、
前記制御機は、
前記上部ボディーと前記下部ボディーは前記処理空間内で前記基板が処理されるうちに、前記上部ボディーと前記下部ボディーが期設定間隔を維持するようにし、
前記圧力測定部材によって測定された前記圧力に根拠して前記間隔状態を判断して前記間隔状態が不良であると判断される場合、前記上部ボディーまたは前記下部ボディーが移動されるように前記駆動器、そして前記検出ユニットを制御することを特徴とする基板処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板を処理する装置及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、半導体素子を製造するためには洗浄、蒸着、フォトリソグラフィ、エッチング、そしてイオン注入などのような多様な工程が遂行される。パターンを形成するために遂行されるフォトリソグラフィ工程は、半導体素子の高集積化を成すのに重要な役割を遂行する。フォトリソグラフィ工程はシリコンでなされた半導体基板上にフォトレジストパターンを形成するために遂行される。フォトリソグラフィ工程は基板上にフォトレジスト膜を形成するためのコーティング及びソフトベーク工程、フォトレジスト膜からフォトレジストパターンを形成するための露光及び現像工程、フォトレジスト膜またはパターンのエッジ部位をとり除くためのエッジビード除去(edge bead removal、以下、'EBR'と称する)工程及びエッジ露光(edge exposure of wafer:EEW)工程、フォトレジストパターンを安定化及び緻密化させるためのハードベーク工程などを含む。
【0003】
ベーク工程は基板を加熱する工程である。ベーク工程には内部に基板が処理される処理空間を形成するチャンバが提供される。一般に、ベーク工程に利用されるチャンバは二つのボディーを有して、二つのボディーが組合されて内部に処理空間を形成する。基板が処理空間に搬入または搬出される時にチャンバが開放され、処理空間でベーク工程が進行されるうちにチャンバは閉鎖される。但し、チャンバが開放されてから再び閉鎖される時にチャンバが正位置にあるかの如何が分かり難い。
【0004】
特に、それぞれのボディーをお互いに離隔させた状態でベーク工程を進行する場合、各ボディーが既設定された間隔程度離隔されたかの如何と、各ボディーがある一側を傾いているか、または偏らなかったかの如何が分かり難い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、工程チャンバの間の間隔が期設定間隔であるかの如何を確認することができる基板処理装置及び基板処理方法を提供するためのものである。
【0006】
また、本発明は、工程チャンバの間の間隔が均一であるかの如何を確認することができる基板処理装置及び基板処理方法を提供するためのものである。
【0007】
本発明は、これに制限されないし、言及されなかったまた他の目的らは下の記載から当業者に明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、基板を処理する装置を提供する。一実施例で、基板を処理する装置は、お互いに組合されて内部に処理空間を有する第1ボディーと第2ボディーを有する工程チャンバと、処理空間内に位置して基板を支持する支持ユニットと、支持ユニットに置かれた基板を加熱するように提供された加熱ユニットと、第1ボディーと第2ボディーとのうちで何れか一つを移動させ、第1ボディーと第2ボディーを工程位置と開放位置との間に移動させる駆動器と、そして、第1ボディーと第2ボディーが工程位置に置かれる時、第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁間の間隔状態を検出する間隔状態検出ユニットと、駆動器そして、検出ユニットを制御する制御機を含み、間隔状態検出ユニットは、第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁間に正圧または負圧を提供する圧力提供ラインと、圧力提供ラインの圧力変化を測定する圧力測定部材を含み、制御機は、圧力測定部材によって測定された圧力に根拠して間隔状態を判断して間隔状態が不良であるかの如何を判断することができる。
【0009】
一実施例で、制御機は、間隔状態が不良であると判断される場合第1ボディーまたは第2ボディーが移動されるように駆動器そして、検出ユニットを制御することができる。
【0010】
一実施例で、圧力提供ラインは、圧力供給源と連結されるメインラインと、メインラインに分岐されてメインラインと第1ボディーの側壁に形成された流体ホールを連結する分岐ラインを含むことができる。
【0011】
一実施例で、分岐ラインそれぞれに流れる流体の圧力は等しく提供されることができる。
【0012】
一実施例で、圧力供給源はメインラインで流体を供給することができる。
【0013】
一実施例で、間隔状態検出ユニットは第1ボディーと第2ボディーの側壁がお互いに対向する面を向けて鉛直方向に流体を噴射することができる。
【0014】
一実施例で、圧力供給源は減圧部材であることがある。
【0015】
一実施例で、間隔状態検出ユニットは、第1ボディーの側壁のうちで第2ボディーの側壁と対向する面に設置される間隔感知板をさらに含み、圧力提供ラインは間隔感知板に形成された流体ホールを通じて第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁との間に正圧または負圧を提供することができる。
【0016】
一実施例で、間隔感知板の厚さは工程位置でお互いに対向する第1ボディーの側壁及び第2ボディーの側壁との間の間隔と等しく提供されることができる。
【0017】
一実施例で、間隔感知板は第1ボディーの側壁に沿って複数個が提供されることができる。
【0018】
一実施例で、圧力測定部材は、圧力提供ラインと外気間の圧力差を測定する差圧計を含むことができる。
【0019】
一実施例で、制御機は、第1ボディーと第2ボディーは、処理空間内で基板が処理されるうちに、第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁間の間隔が期設定間隔を維持するように駆動器を制御することができる。
【0020】
一実施例で、第1ボディーまたは第2ボディーに第1ボディーと第2ボディーがお互いに対向される側面を向けてガスを噴射してガス窓卦けを形成するガス供給ユニットをさらに含み、ガス供給ユニットは、第1ボディーまたは第2ボディーの側面に形成される複数個のガス供給ホールと、ガス供給源に連結されてガス供給ホールにガスを供給するガス供給ラインを含むことができる。
【0021】
一実施例で、基板の処理はベーク処理であることがある。
【0022】
また、本発明は基板処理方法を提供する。一実施例で、基板を処理する方法において、基板を第2ボディー内部に提供し、第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁間の間隔を期設定間隔で維持させた工程位置で基板を加熱処理する基板処理段階と、基板処理段階以前に間隔感知段階を含み、間隔感知段階で、間隔状態検出ユニットが第1ボディーと第2ボディーが対向する面を向けて流体を噴射するが、流体の圧力を測定して圧力に根拠して第1ボディーと第2ボディーが工程位置に置かれる時、第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁間の間隔状態を判断して間隔状態が不良であると判断される場合第1ボディーまたは第2ボディーを移動させることができる。
【0023】
一実施例で、間隔状態検出ユニットは、第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁が対向する面に流体を提供する圧力提供ラインと、圧力提供ラインの圧力変化を測定する圧力測定部材を含み、圧力提供ラインは、圧力供給源と連結されるメインラインと、メインラインから分岐されてメインラインと第1ボディーの側壁に形成された流体ホールを連結する分岐ラインを含むことができる。
【0024】
一実施例で、間隔状態検出ユニットは、第1ボディーの側壁のうちで第2ボディーの側壁と対向する面に設置される間隔感知板をさらに含み、圧力提供ラインは間隔感知板に形成された流体ホールを通じて第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁間に流体を提供し、間隔感知板の厚さは工程位置でお互いに対向する第1ボディーの側壁及び第2ボディーの側壁間の間隔と等しく提供されることができる。
【0025】
一実施例で、基板処理段階で加熱処理の間に第1ボディーの側壁と第2ボディーの側壁が対向する面の間で外部の気体が基板が提供される領域に流入されることを防止するガス窓卦けを形成することができる。
【0026】
一実施例で、基板の加熱処理はベーク処理であることがある。
【0027】
また、本発明は基板処理装置を提供する。基板を処理する装置において、お互いに組合されて内部に基板をベーク処理するための処理空間を有する上部ボディーと下部ボディーを有する工程チャンバと、処理空間内に位置して基板を支持する支持ユニットと、支持ユニットに置かれた基板を加熱するように提供された加熱ユニットと、上部ボディーと下部ボディーのうちで何れか一つを移動させ、上部ボディーと下部ボディーを工程位置と開放位置の間に移動させる駆動器と、そして、上部ボディーと下部ボディーが工程位置に置かれる時、上部ボディーの側壁と下部ボディーの側壁間の間隔状態を検出する間隔状態検出ユニットと、駆動器そして、検出ユニットを制御する制御機を含み、間隔状態検出ユニットは、上部ボディーの側壁と下部ボディーの側壁が対向する面を向けて鉛直方向に流体を提供する圧力提供ラインと、圧力提供ラインの圧力変化を測定する圧力測定部材を含み、圧力提供ラインは、圧力供給源と連結されるメインラインと、メインラインから分岐されてメインラインと上部ボディーの側壁に形成された流体ホールを連結する分岐ラインをさらに含み、圧力測定部材は分岐ラインの圧力変化を測定し、間隔状態検出ユニットは、上部ボディーの側壁のうちで下部ボディーの側壁と対向する面に設置される間隔感知板をさらに含み、圧力提供ラインは間隔感知板に形成された流体ホールを通じて上部ボディーの側壁と下部ボディーの側壁間に流体を提供し、間隔感知板の厚さは工程位置でお互いに対向する上部ボディーの側壁及び下部ボディーの側壁間の間隔と等しく提供され、制御機は、上部ボディーと下部ボディーは処理空間内で基板が処理されるうちに、上部ボディーと下部ボディーが期設定間隔を維持するようにし、圧力測定部材によって測定された圧力に根拠して間隔状態を判断して間隔状態が不良であると判断される場合上部ボディーまたは下部ボディーが移動されるように駆動器そして、検出ユニットを制御することができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の実施例によれば、工程チャンバ間の間隔が期設定間隔であるかの如何を確認することができる利点がある。
【0029】
また、本発明は、工程チャンバの間の間隔が均一であるかの如何を確認することができる利点がある。
【0030】
前述した効果らで限定されるものではなくて、言及されない効果らは本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に示してくれる斜視図である。
図2図1の塗布ブロックまたは現像ブロックを示してくれる基板処理装置の断面図である。
図3図1の基板処理装置の平面図である。
図4】本発明の一実施例による基板処理装置を示す断面図である。
図5】本発明の一実施例による第1ボディーを上部から眺めた姿を示す平面図である。
図6】本発明の一実施例による基板処理方法の流れ図を示す。
図7】本発明の一実施例による基板処理方法を順に示す図面である。
図8】同じく、本発明の一実施例による基板処理方法を順に示す図面である。
図9】同じく、本発明の一実施例による基板処理方法を順に示す図面である。
図10】本発明の他の実施例による第1ボディーを上部から眺めた姿を示す図面である。
図11】同じく、本発明の他の実施例による第1ボディーを上部から眺めた姿を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の実施例を添付された図面らを参照してより詳細に説明する。本発明の実施例はさまざまな形態で変形することができるし、本発明の範囲が下の実施例らに限定されることとして解釈されてはいけない。本実施例は当業界で平均的な知識を有した者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面での要素の形状はより明確な説明を強調するために誇張されたものである。
【0033】
図1は、本発明の一実施例による基板処理装置を概略的に示してくれる斜視図であり、図2図1の塗布ブロックまたは現像ブロックを示してくれる基板処理装置の断面図であり、図3図1の基板処理装置の平面図である。
【0034】
図1乃至図3を参照すれば、基板処理装置1はインデックスモジュール20、index module)、処理モジュール(treating module)30、そして、インターフェースモジュール(interface module)40を含む。一実施例によれば、インデックスモジュール20、処理モジュール30、そして、インターフェースモジュール40は順次に一列で配置される。以下、インデックスモジュール20、処理モジュール30、そして、インターフェースモジュール40が配列された方向を第1方向12といって、上部から眺める時に第1方向12と垂直した方向を第2方向14といって、第1方向12及び第2方向14にすべて垂直した方向を第3方向16という。
【0035】
インデックスモジュール20は基板(W)が収納された容器10から基板(W)を処理モジュール30に返送し、処理が完了された基板(W)を容器10に収納する。インデックスモジュール20の長さ方向は第2方向14に提供される。インデックスモジュール20はロードポート22とインデックスフレーム24を有する。インデックスフレーム24を基準でロードポート22は処理モジュール30の反対側に位置される。基板(W)らが収納された容器10はロードポート22に置かれる。ロードポート22は複数個が提供されることができるし、複数のロードポート22は第2方向14に沿って配置されることができる。
【0036】
容器10としては前面開放一体式ポッド(Front Open Unified Pod:FOUP)のような密閉用容器10が使用されることができる。容器10はオーバーヘッドトランスファー(Overhead Transfer)、オーバーヘッドコンベヤー(Overhead Conveyor)、または自動案内車両(Automatic Guided Vehicle)のような移送手段(図示せず)や作業者によってロードポート22に置かれることができる。
【0037】
インデックスフレーム24の内部にはインデックスロボット2200が提供される。インデックスフレーム24内には長さ方向が第2方向14に提供されたガイドレール2300が提供され、インデックスロボット2200はガイドレール2300上で移動可能に提供されることができる。インデックスロボット2200は基板(W)が置かれるハンド2220を含み、ハンド2220は前進及び後退移動、第3方向16を軸にした回転、そして、第3方向16に沿って移動可能に提供されることができる。
【0038】
処理モジュール30は基板(W)に対して塗布工程及び現像工程を遂行する。処理モジュール30は塗布ブロック30a及び現像ブロック30bを有する。塗布ブロック30aは基板(W)に対して塗布工程を遂行し、現像ブロック30bは基板(W)に対して現像工程を遂行する。塗布ブロック30aは複数個が提供され、これらはお互いに積層されるように提供される。現像ブロック30bは複数個が提供され、現像ブロックら30bはお互いに積層されるように提供される。図1の実施例によれば、塗布ブロック30aは2個が提供され、現像ブロック30bは2個が提供される。塗布ブロックら30aは現像ブロックら30bの下に配置されることができる。一例によれば、2個の塗布ブロックら30aはお互いに等しい工程を遂行し、お互いに等しい構造で提供されることができる。また、2個の現像ブロックら30bはお互いに等しい工程を遂行し、お互いに等しい構造で提供されることができる。
【0039】
図3を参照すれば、塗布ブロック30aは熱処理チャンバ3200、返送チャンバ3400、液処理チャンバ3600、そしてバッファーチャンバ3800を有する。熱処理チャンバ3200は基板(W)に対して熱処理工程を遂行する。熱処理工程は冷却工程及び加熱工程を含むことができる。液処理チャンバ3600は基板(W)上に液を供給して液膜を形成する。液膜はフォトレジスト膜または反射防止膜であることがある。返送チャンバ3400は塗布ブロック30a内で熱処理チャンバ3200と液処理チャンバ3600の間に基板(W)を返送する。
【0040】
返送チャンバ3400はその長さ方向が第1方向12と平行に提供される。返送チャンバ3400には返送ロボット3422が提供される。返送ロボット3422は熱処理チャンバ3200、液処理チャンバ3600、そして、バッファーチャンバ3800の間に基板を返送する。一例によれば、返送ロボット3422は基板(W)が置かれるハンド3420を有して、ハンド3420は前進及び後退移動、第3方向16を軸にした回転、そして、第3方向16に沿って移動可能に提供されることができる。返送チャンバ3400内にはその長さ方向が第1方向12と平行に提供されるガイドレール3300が提供され、返送ロボット3422はガイドレール3300上で移動可能に提供されることができる。
【0041】
熱処理チャンバ3200は複数個で提供される。熱処理チャンバら3200らは第1方向12に沿って羅列されるように配置される。熱処理チャンバら3200は返送チャンバ3400の一側に位置される。
【0042】
図4は、本発明の一実施例による基板処理装置を示す断面図である。図4の基板処理装置は図1の熱処理チャンバら3200のうちで一部の熱処理チャンバに提供された加熱ユニット3230のうちで一つであることがある。
【0043】
図4を参考すれば、基板処理装置500は工程チャンバ510、支持ユニット530、加熱ユニット540、ガス導入ユニット550、排気部材(図示せず)、ガス供給ユニット570そして、間隔状態検出ユニット560を含む。
【0044】
工程チャンバ510は内部に処理空間501を提供する。工程チャンバ510は円筒形状で提供されることができる。または、これとは異なり、直方体形状で提供されることができる。工程チャンバ510は第1ボディー513と第2ボディー511を含む。第1ボディー513と第2ボディー511はお互いに組合されて内部に処理空間501を有する。一例で、第1ボディー513と第2ボディー511はお互いに間に上下方向で配置されることができる。例えば、第2ボディー511は第1ボディー513より上に位置する上部ボディーで、第1ボディー513は第2ボディー511より下に位置する下部ボディーで提供されることができる。一例で、第1ボディー513は上部から眺める時、円形の形状で提供される。同じく、第2ボディー511は上部から眺める時、円形の形状で提供される。
【0045】
駆動器515は第1ボディー513または第2ボディー511を移動させる。駆動器515は第1ボディー513または第2ボディー511のうちで何れか一つを移動させて第1ボディー513と第2ボディー511との間の相対距離を変更させることができる。選択的に、駆動器515は第1ボディー513と第2ボディー511両方を移動させて第1ボディー513と第2ボディー511との間の相対距離を変更させることができる。一例で、駆動器515は第2ボディー511と連結される。駆動器515は第2ボディー511を上下で昇下降させることができる。一例で、駆動器515は第2ボディー511の高さと水平を調節できるように提供される。一例で、駆動器515は工程チャンバ510を工程位置と開放位置の間に移動させる。例えば、駆動器515は第2ボディー511を下降させて工程位置に位置させ、第2ボディー511を昇降させて開放位置に位置させる。一例で、工程位置は工程チャンバ510内部で基板(W)がベーク処理される時の位置である。一例で、工程位置は第1ボディー513と第2ボディー511が所定の間隔を置いて離隔された位置であることができる。例えば、工程位置で第1ボディー513と第2ボディー511の対向される側面は1mmないし10mmの間隔を有することができる。一例で、開放位置は駆動器515は工程チャンバ510内部で基板(W)を搬入または搬出時第2ボディー511を上部に移動させて工程チャンバ510内部を開放する位置である。本実施例では駆動器515が第2ボディー511と連結されて提供されることを例であげたが、これとは異なり駆動器515は第1ボディー513と連結されて第1ボディー513を昇下降させることができる。
【0046】
支持ユニット530は基板(W)を支持する。支持ユニット530は処理空間501内に位置する。支持ユニット530は上部から眺める時、円形の形状で提供される。支持ユニット530の上面は基板(W)より大きい断面積を有することができる。支持ユニット530は熱伝導性が良い材質で提供されることができる。支持ユニット530は耐熱性が優秀な材質で提供されることができる。
【0047】
加熱ユニット540は支持ユニット530に置かれた基板(W)を加熱する。加熱ユニット540は支持ユニット530の内部に位置することができる。一例で、加熱ユニット540はヒーターで提供されることができる。一例で、ヒーターは支持ユニット530内部でパターンを形成する熱線で提供されることができる。これと他にヒーターはランプなどで提供されることができる。
【0048】
排気部材(図示せず)は処理空間501または処理空間501の周辺を排気する。ここで、処理空間501の周辺部は第1ボディー513と第2ボディー511との間の空間で定義する。排気部材(図示せず)は第1ボディー513または第2ボディー511に形成されたホールと、ホールに減圧を提供する減圧部材を含むことができる。一例で、ホールは第1ボディー513にガス供給ホール575と重畳されないように複数個配置されることができる。選択的に、ホールは第2ボディー511に提供されることができる。一例で、ホールはガス供給ホール575と支持ユニット530の中心を基準で等しい距離に配置されることができる。
【0049】
ガス供給ユニット570は処理空間501内部の雰囲気が流出され、処理空間501に外気が流入されることを防止する。一例で、ガス供給ユニット570はガス供給ライン571、ガス供給ホール572そして、ガス供給源573を含む。ガス供給ライン571はガス供給源573から気体の供給を受けてガス供給ホール572に供給する。ガス供給ライン571にはガス調節バルブ577が設置される。ガス調節バルブ577はガス供給ホール572に提供されるガスの供給如何及び供給流量を調節する。ガス供給ホール572は第1ボディー513と第2ボディー511との間の空間で気体を噴射する。一例で、ガス供給ホール572は第1ボディー513と第2ボディー511がお互いに対向される側面を向けて気体を噴射する。一例で、ガス供給ホール572は第1ボディー513に複数個提供されることができる。選択的に、ガス供給ホール572は第2ボディー511に複数個提供されることができる。一例で、気体は非活性ガスで提供される。例えば、気体は窒素に提供される。一例で、ガス供給ホール572は支持ユニット530の中心を基準で、等しい距離に複数個配置されることができる。
【0050】
間隔状態検出ユニット560は第1ボディー513と第2ボディー511が工程位置に置かれる時、第1ボディー513の側壁と第2ボディー511の側壁間の間隔状態を検出する。図4乃至図5を参照すれば、間隔状態検出ユニット560は、圧力提供ライン561、圧力測定部材565そして、間隔感知板580を含む。一例で、圧力提供ライン561は、第1ボディー513の側壁と第2ボディー511の側壁間に正圧または負圧を提供する。一例で、第1ボディー513または第2ボディー511に圧力提供ライン561と連結される流体ホール562が形成される。例えば、第2ボディー511に流体ホール562が形成される。
【0051】
圧力提供ライン561は、メインライン5611と分岐ライン5612を含む。メインライン5611は圧力供給源567と連結される。圧力供給源567はメインライン5611に圧力を提供する。一例で、圧力供給源567はメインライン5611で流体を供給することができる。一例で、流体は気体に提供されることができる。例えば、流体は空気に提供されることができる。選択的に圧力供給源567は減圧部材に提供されてメインライン5611に減圧力を提供することができる。以下、圧力供給源567はメインライン5611と分岐ライン5612で空気を供給することで説明する。
【0052】
分岐ライン5612はメインライン5611で分岐されてメインライン5611と第1ボディー513の側壁に形成された流体ホール562を連結する。選択的に、流体ホール562は単一個で提供され、メインライン5611が流体ホール562に直接連結されることができる。一例で、分岐ライン5612それぞれは等しい長さと直径を有するように提供され、分岐ライン5612それぞれに流れる流体の圧力は等しく提供されることができる。
【0053】
圧力測定部材565は、圧力提供ライン561の圧力変化を測定または感知する。一例で、圧力測定部材565は分岐ライン5612の圧力変化を感知する。一例で、圧力測定部材565はメインライン5611に提供される差圧計を含む。一例で、差圧計はメインライン5611と外気間の圧力差を測定することができる。または、差圧計はメインライン5611と分岐ライン5612との間の圧力差を測定することができる。選択的に、流体ホール562は単一個で提供され、メインライン5611が流体ホール562に直接連結され、圧力測定部材565はメインライン5611の圧力変化を測定または感知するように提供されることができる。
【0054】
間隔感知板580は第1ボディー513の側壁のうちで第2ボディー511の側壁と対向する面に設置される。一例で、間隔感知板580は第1ボディー513上に置かれる。例えば、間隔感知板580は第1ボディー513と結合されることができる。選択的に、間隔感知板580は第2ボディー511と結合されることができる。一例で、第1ボディー513に形成された流体ホール562は間隔感知板580まで延長形成される。一例で、圧力提供ライン561は間隔感知板580に形成された流体ホール562を通じて第1ボディー513の側壁と第2ボディー511との側壁間に正圧または負圧を提供する。例えば、圧力提供ライン561は間隔感知板580に形成された流体ホール562に空気を供給することができる。圧力提供ライン561は第1ボディー513と第2ボディー511の側壁がお互いに対向する面を向けて鉛直方向に空気を噴射する。
【0055】
一例で、間隔感知板580の厚さは工程位置でお互いに対向する第1ボディー513の側壁及び第2ボディー511の側壁間の間隔と等しく提供される。例えば、第1ボディー513と第2ボディー511は処理空間内で基板が処理されるうちに工程位置に置かれ、工程位置で第1ボディー513の側壁と第2ボディー511の側壁間の間隔が期設定間隔を維持する。そして、間隔感知板580の厚さは期設定間隔と等しく提供される。これに、工程位置で間隔感知板580は第1ボディー513そして、第2ボディー511間の隙間に密着される。これに、工程位置で、メインライン5611と分岐ライン5612内部には所定の圧力が形成されることができる。
【0056】
分岐ライン5612は等しい直径と長さを有して等しい圧力で提供される。これに、間隔感知板580と第2ボディー511との側壁間の間隔がすべての位置で等しければ、分岐ライン5612内部に形成される圧力も等しい。一例で、間隔感知板580は第1ボディー513の側壁に沿って複数個が提供されることができる。例えば、間隔感知板580は等しい間隔で第1ボディー513上に4個提供されることができる。選択的に、間隔感知板580はこれより少ないか、または多くの数で提供されることができる。
【0057】
以下では図6乃至図8を参照し、本発明の一実施例による基板処理装置500で基板(W)を処理する方法を説明する。
【0058】
図6は、本発明の一実施例による基板処理方法の流れ図を示し、図7乃至図9は本発明の一実施例による基板処理方法を順に示す図面である。図6を参照すれば、本発明の基板処理方法は、間隔感知段階(S10)と基板処理段階(S20を含む。間隔感知段階(S10)以前に、図7に示されたように工程チャンバ510を開放し、処理空間501の外部から移送された基板(W)を支持ユニット530に安着させる。
【0059】
基板(W)の移送後第2ボディー511が下降されて工程チャンバ510は、図8に示されたように工程位置に置かれる。工程チャンバ510が工程位置に置かれれば、間隔感知段階(S10)が始まる。選択的に、第2ボディー511が下降されるうちに間隔感知段階(S10)が始まることがある。間隔感知段階(S10)で、第1ボディー513と第2ボディー511が期設定間隔で離隔されたかの如何と、第1ボディー513と第2ボディー511が対向される側面で、第1ボディー513と第2ボディー511間の間隔が均一であるかの如何を判断する。
【0060】
間隔感知段階(S10)が始まれば、図8乃至図9に示されたように、駆動器515は、第1ボディー513と第2ボディー511との間隔が期設定間隔になるまで第2ボディー511を下降させる。間隔感知段階(S10)が始まれば、圧力提供ライン561に空気が供給される。間隔感知段階(S10)が遂行される前に、制御機には、第1ボディー513と第2ボディー511が期設定間隔である時、メインライン5611または分岐ライン5612に形成される圧力に対する情報が入力される。一例で、制御機には第1ボディー513と第2ボディー511が期設定間隔である時、メインライン5611に形成される期設定圧力に対する情報が入力される。
【0061】
第1ボディー513と第2ボディー511が期設定間隔で離隔されたかの如何は下記のように判断される。制御機は、メインライン5611に形成される圧力が期設定圧力になるまで第2ボディー511の位置が調節されるように駆動器515を制御する。一例で、既設定圧力情報は差圧計によって測定された圧力情報であることがある。例えば、メインライン5611に提供された差圧計がメインライン5611と外気との間の圧力差を測定する。制御機には第1ボディー513と第2ボディー511が期設定間隔である時、メインライン5611と外気との間の圧力差に対する情報が入力される。制御機は、メインライン5611と外気との間の圧力差が期設定圧力差ではない場合、これを間隔状態が不良状態であると判断する。一例で、測定されたメインライン5611と外気との間の圧力差が期設定された圧力差と所定範囲の誤差範囲外である場合、これを不良状態で判断する。制御機は、間隔状態が不良状態であると判断されれば、メインライン5611と外気との間の圧力差が期設定圧力差になるまで第2ボディー511の位置が調節されるように駆動器515を制御する。これに、第2ボディー511は所望の高さに位置するようになる。
【0062】
第1ボディー513と第2ボディー511との間の間隔が均一かの如何は下記のように判断される。分岐ライン5612に供給される空気の圧力は等しくて、各分岐ライン5612の直径と長さは等しい。これに、第1ボディー513と第2ボディのうちでー511間の間隔が、第1ボディー513と第2ボディー511が対向される側面で均一であったら、分岐ライン5612それぞれの内部圧力は等しく形成される。仮に、第1ボディー513と第2ボディー511が対向される側面で何れか一部分でも間隔が同じではなくなれば、分岐ライン5612のうちで一部の内部圧力に変動が生ずる。分岐ライン5612のうちで何れか一つでも圧力変動が発生すれば、メインライン5611の圧力も変動される。制御機は、差圧計によって測定されたメインライン5611と外気との間の圧力差が期設定圧力差とは変動がある場合、これを不良状態で判断する。一例で、測定されたメインライン5611と外気との間の圧力差が期設定圧力差と所定範囲の誤差範囲外である場合、これを不良状態で判断する。制御機は、メインライン5611と外気との間の圧力差が期設定圧力差になるまで第2ボディー511の位置が調節されるように駆動器515を制御する。一例で、駆動器515は空圧を提供する複数個のシリンダーで提供され、制御機は各シリンダーの空圧を調節することができる。これに、第1ボディー513と第2ボディー511との間隔は均一になる。
【0063】
一例で、間隔感知段階(S10)は、基板処理段階(S20)が遂行されるうちにも続くことができる。すなわち、基板(W)が工程チャンバ510内で処理されるうちに第1ボディー513と第2ボディー511との位置が適切であるかを継続的に判断する。
【0064】
前述した例では、駆動器515が制御機の命令に従って第2ボディー511の位置を調節することで説明した。しかし選択的に、駆動器515の代わりに作業者が第1ボディー513または2ボディー511の位置を調整することができる。
【0065】
前述した例では、間隔状態検出ユニット560は第1ボディー513に提供されることで説明した。しかし他の例で、間隔状態検出ユニット560は第2ボディー511に提供されることができる。
【0066】
前述した例では、メインライン5611に差圧計が提供されることで説明した。しかし、これと他に分岐ライン5612それぞれの圧力を測定する圧力計が提供されることができる。または、メインライン5611の圧力を測定する圧力計が提供されることができる。
【0067】
前述した例では、流体ホール562と支持ユニット530の中心間の距離、そしてガス供給ホールと支持ユニット530の中心間の距離は相異に提供されることで説明した。しかし、これと他に図10に示されたように流体ホール562と支持ユニット530との中心間の距離、そして、ガス供給ホールと支持ユニット530の中心間の距離は等しく提供されることができる。
【0068】
前述した例には、間隔感知板580が提供されることで説明した。しかし、これと他に図11に示されたように間隔感知板580が提供されないこともある。図11に示された実施例で、第1ボディー513と第2ボディー511は上述したように離隔されたまま基板処理段階(S20)を遂行することができる。選択的に、第1ボディー513と第2ボディー511は密着されたまま基板処理段階(S20)を遂行することができる。
【0069】
本発明によれば、工程チャンバ510間の間隔が期設定間隔であるかの如何を確認することができる。また、工程チャンバ510間の間隔が均一であるかの如何を確認することができる。
【0070】
再び図2及び図3を参照すれば、液処理チャンバ3600は複数個で提供される。液処理チャンバら3600のうちで一部はお互いに積層されるように提供されることができる。液処理チャンバら3600は返送チャンバ3402の一側に配置される。液処理チャンバら3600は第1方向12に沿って並んで配列される。液処理チャンバら3600のうちで一部はインデックスモジュール20と隣接した位置に提供される。以下、これら液処理チャンバを前端液処理チャンバ3602(front liquid treating chamber)だと称する。液処理チャンバら3600のうちで他の一部はインターフェースモジュール40と隣接した位置に提供される。以下、これら液処理チャンバを後端液処理チャンバ3604(rear heat treating chamber)と称する。
【0071】
前端液処理チャンバ3602は基板(W)上に第1液を塗布し、後端液処理チャンバ3604は基板(W)上に第2液を塗布する。第1液と第2液はお互いに相異な種類の液であることがある。一実施例によれば、第1液は反射防止膜であり、第2液はフォトレジストである。フォトレジストは反射防止膜が塗布された基板(W)上に塗布されることができる。選択的に第1液はフォトレジストであり、第2液は反射防止膜であることができる。この場合、反射防止膜はフォトレジストが塗布された基板(W)上に塗布されることができる。選択的に第1液と第2液は等しい種類の液であり、これらはすべてフォトレジストであることができる。
【0072】
バッファーチャンバ3800は複数個で提供される。バッファーチャンバら3800のうちで一部は、インデックスモジュール20と返送チャンバ3400との間に配置される。以下、これらバッファーチャンバを前端バッファー3802(front buffer)と称する。前端バッファーら3802は複数個で提供され、上下方向に沿ってお互いに積層されるように位置される。バッファーチャンバら3802、3804のうちで他の一部は、返送チャンバ3400とインターフェースモジュール40との間に配置される。以下、これらのバッファーチャンバを後端バッファー3804(rear buffer)と称する。後端バッファーら3804は複数個で提供され、上下方向に沿ってお互いに積層されるように位置される。前端バッファーら3802及び後端バッファーら3804それぞれは複数の基板ら(W)を一時的に保管する。前端バッファー3802に保管された基板(W)はインデックスロボット2200及び返送ロボット3422によって搬入または搬出される。後端バッファー3804に保管された基板(W)は返送ロボット3422及び第1ロボット4602によって搬入または搬出される。
【0073】
現像ブロック30bは熱処理チャンバ3200、返送チャンバ3400、そして液処理チャンバ3600を有する。現像ブロック30bの熱処理チャンバ3200、返送チャンバ3400、そして液処理チャンバ3600は塗布ブロック30aの熱処理チャンバ3200、返送チャンバ3400、そして液処理チャンバ3600と概して類似な構造及び配置にで提供されることができる。但し、現像ブロック30bで液処理チャンバら3600はすべて等しく現像液を供給して基板を現像処理する現像チャンバ3600で提供される。
【0074】
インターフェースモジュール40は処理モジュール30を外部の露光装置50と連結する。インターフェースモジュール40はインターフェースフレーム4100、付加工程チャンバ4200、インターフェースバッファー4400、そして、返送部材4600を有する。
【0075】
インターフェースフレーム4100の上端には内部に下降気流を形成するファンフィルターユニット(図示せず)が提供されることができる。付加工程チャンバ4200、インターフェースバッファー4400、そして返送部材4600はインターフェースフレーム4100の内部に配置される。付加工程チャンバ4200は塗布ブロック30aで工程が完了された基板(W)が露光装置50に搬入される前に所定の付加工程を遂行することができる。選択的に付加工程チャンバ4200は露光装置50で工程が完了された基板(W)が現像ブロック30bに搬入される前に所定の付加工程を遂行することができる。一例によれば、付加工程は基板(W)のエッジ領域を露光するエッジ露光工程、または基板(W)の上面を洗浄する上面洗浄工程、または基板(W)の下面を洗浄する下面洗浄工程であることができる。付加工程チャンバ4200は複数個が提供され、これらはお互いに積層されるように提供されることができる。付加工程チャンバ4200はすべて等しい工程を遂行するように提供されることができる。選択的に付加工程チャンバ4200らのうちで一部はお互いに異なる工程を遂行するように提供されることができる。
【0076】
インターフェースバッファー4400は塗布ブロック30a、付加工程チャンバ4200、露光装置50、そして現像ブロック30bの間に返送される基板(W)が返送途中に一時的にとどまる空間を提供する。インターフェースバッファー4400は複数個が提供され、複数のインターフェースバッファーら4400はお互いに積層されるように提供されることができる。
【0077】
一例によれば、返送チャンバ3400の長さ方向の延長線を基準で一側面には付加工程チャンバ4200が配置され、他の側面にはインターフェースバッファー4400が配置されることができる。
【0078】
返送部材4600は塗布ブロック30a、付加工程チャンバ4200、露光装置50、そして現像ブロック30bの間に基板(W)を返送する。返送部材4600は1個または複数個のロボットで提供されることができる。一例によれば、返送部材4600は第1ロボット4602及び第2ロボット4606を有する。第1ロボット4602は塗布ブロック30a、付加工程チャンバ4200、そしてインターフェースバッファー4400の間に基板(W)を返送し、インターフェースロボット4606はインターフェースバッファー4400と露光装置50の間に基板(W)を返送し、第2ロボット4604はインターフェースバッファー4400と現像ブロック30bとの間に基板(W)を返送するように提供されることができる。
【0079】
第1ロボット4602及び第2ロボット4606はそれぞれ基板(W)が置かれるハンドを含み、ハンドは前進及び後退移動、第3方向16に平行な軸を基準にした回転、そして第3方向16に沿って移動可能に提供されることができる。
【0080】
インデックスロボット2200、第1ロボット4602、そして第2ロボット4606のハンドはすべて返送ロボット3422、3424のハンド3420と等しい形状で提供されることができる。選択的に熱処理チャンバの返送プレート3240と直接基板(W)を取り交わすロボットのハンドは返送ロボット3422、3424のハンド3420と等しい形状で提供され、残りロボットのハンドはこれと相異な形状で提供されることができる。
【0081】
一実施例によれば、インデックスロボット2200は塗布ブロック30aに提供された前端熱処理チャンバ3200の加熱ユニット3230と直接基板(W)を取り交わすことができるように提供される。
【0082】
また、塗布ブロック30a及び現像ブロック30bに提供された返送ロボット3422は熱処理チャンバ3200に位置された返送プレート3240と直接基板(W)を取り交わすことができるように提供されることができる。
【0083】
以上の詳細な説明は、本発明を例示するものである。また、上述した内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明するものであり、本発明は多様な他の組合、変更及び環境で使用することができる。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著わした開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。著わした実施例は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明するものであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態で本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むものとして解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0084】
500 基板処理装置
501 処理空間
510 工程チャンバ
511 第2ボディー
513 第1ボディー
515 駆動器
530 支持ユニット
540 加熱ユニット
550 ガス導入ユニット
560 間隔状態検出ユニット
570 ガス供給ユニット

図1
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