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特開2022-74250卵の出庫作業支援システム、卵の出庫作業支援システムを備えた自動倉庫、卵の出庫方法及び卵製品を生産する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022074250
(43)【公開日】2022-05-18
(54)【発明の名称】卵の出庫作業支援システム、卵の出庫作業支援システムを備えた自動倉庫、卵の出庫方法及び卵製品を生産する方法
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20220511BHJP
【FI】
B65G1/137 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020184134
(22)【出願日】2020-11-04
(71)【出願人】
【識別番号】597017812
【氏名又は名称】株式会社ナベル
(72)【発明者】
【氏名】南部 隆彦
【テーマコード(参考)】
3F522
【Fターム(参考)】
3F522AA02
3F522BB16
3F522BB24
3F522BB36
3F522CC05
3F522CC06
3F522DD01
3F522DD23
3F522DD32
3F522DD34
3F522FF03
3F522FF36
3F522GG13
3F522GG16
3F522GG17
3F522GG23
3F522GG27
3F522GG37
3F522GG44
3F522HH02
3F522HH12
3F522HH22
3F522JJ03
3F522LL02
3F522LL21
(57)【要約】
【課題】出庫作業の効率化を図った自動倉庫の出庫支援システムを提供する。
【解決手段】本件発明は、卵を品種ごとに保管した保管部と該保管部から卵を出庫する移載装置を有する自動倉庫1から、包装容器詰めされた卵製品を作るために用いられる卵を、前記卵製品の設定で出庫できるようにした卵の出庫作業支援システムであって、前記卵製品を設定するための入力部20と、前記自動倉庫1に保管された卵の在庫数を前記品種ごとに記憶する在庫データ記憶部21と、前記品種と、前記卵製品とを関連づけて記憶する製品データ記憶部22と、前記卵製品の設定で、前記製品データ記憶部22と前記在庫データ記憶部21の情報を用いて、前記自動倉庫1から出庫すべき卵を求める演算部23と、前記演算部23の結果に基づき前記移載装置を制御すべく出力する出力部24と、を備えたものである。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
卵を品種ごとに保管した保管部と該保管部から卵を出庫する移載装置を有する自動倉庫から、包装容器詰めされた卵製品を作るために用いられる卵を、前記卵製品の設定で出庫できるようにした卵の出庫作業支援システムであって、
前記卵製品を設定するための入力部と、
前記自動倉庫に保管された卵の在庫数を前記品種ごとに記憶する在庫データ記憶部と、
前記品種と、前記卵製品とを関連づけて記憶する製品データ記憶部と、
前記卵製品の設定で、前記製品データ記憶部と前記在庫データ記憶部の情報を用いて、前記自動倉庫から出庫すべき卵を求める演算部と、
前記演算部の結果に基づき前記移載装置を制御すべく出力する出力部と、を備えた卵の出庫作業支援システム。
【請求項2】
前記自動倉庫は、等階級別に分類された卵を等階級ごとの卵群として受け入れる入庫ステーションと、前記保管部に保管された卵群を出庫要求に応じて出庫する出庫ステーションとを有し、
前記出庫ステーションに出庫端末が設けられ、該出庫端末から前記入力部に卵製品が入力されるよう構成されている請求項1記載の卵の出庫作業支援システム。
【請求項3】
前記製品データ記憶部は、一の卵製品に使用される所定の品種の代替可能な品種を有し、
前記演算部は、所定の品種の在庫数が不足する場合に、前記代替可能な品種の卵を用いて出庫すべき品種を求める請求項1または2に記載の卵の出庫作業支援システム。
【請求項4】
前記演算部が求めた前記代替可能な品種の卵に関する情報を表示する表示部を有する請求項3記載の卵の出庫作業支援システム。
【請求項5】
前記自動倉庫の下流側に包装システムが接続され、該包装システムの設定を、前記入力部からの卵製品により行うように構成した請求項1、2、3または4に記載の卵の出庫作業支援システム。
【請求項6】
請求項1、2、3、4または5に記載の卵の出庫作業支援システムを備えた自動倉庫。
【請求項7】
請求項1、2、3、4または5に記載の卵の出庫作業支援システムを用いて自動倉庫から卵を出庫する卵の出庫方法。
【請求項8】
請求項1、2、3、4または5に記載の卵の出庫作業支援システムを用いて自動倉庫から出庫した卵で卵製品を生産する方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、卵の出庫作業支援システム、卵の出庫作業支援システムを備えた自動倉庫、卵の出庫方法及び卵製品を生産する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
GPセンター等に設置される鶏卵選別装置には、鶏舎に接続された原卵コンベヤから直接、卵が送り込まれたり、鶏舎から集められた卵をいったんコンテナ等に詰めて一時保管した後、そのコンテナから卵が送り込まれたりする。鶏卵選別装置に送り込まれた原卵は、サイズ別に選別され包装される。パック詰めされた製品は、スーパーマーケット等に納品するためにその日のうちに出荷される。鶏卵選別装置で選別された卵は、スーパーマーケット等のオーダーに応じた製品となって集められる。
【0003】
各オーダーは、サイズが区々であり、出荷時間も区々である。そのため、出荷を停滞させることなく円滑に行えるように、どのロットの原卵をどの順番で流すかがGPセンターの生産計画として重要になる。
【0004】
従来、このような生産計画を支援する装置として、例えば特開2020―140542号公報や特開2020-140543号公報に記載の生産計画支援システムが提案されている。この生産計画支援システムは、鶏卵選別装置の下流に包装装置が直接的に接続されたものに適用されるものであった。
【0005】
一方、鶏卵選別装置と包装装置の間に「自動倉庫」を設けた選別・包装システムが、例えば、特開2017―109821号公報に記載されている。この選別・包装システムは、原卵を「品種」別に選別する選別システム(鶏卵選別装置)と、選別された「品種」別の卵を一時保管する「自動倉庫」と、自動倉庫に保管された卵を出庫して、卵「製品」ごとにパック詰めする包装システム(包装装置)とを備えたものであった。
【0006】
前記「自動倉庫」は、卵の「品種」の情報(例えば、●●農場のサイズMの白色等)に基づき、在庫管理と出庫管理がされていた。出庫された卵を包装する包装システムでは、例えばラベルを蓋に貼り付ける上貼り機では、「●〇たまご」等の卵「製品」のラベルが貼り付けられるように機械の設定は「製品」で行われていた。すなわち、自動倉庫の出庫作業では「品種」を設定し、包装装置では「製品」を設定するという二種類の設定作業が行われていた。「自動倉庫」からの出庫作業は、「製品」に対応した「品種」を指定して行うため、この作業はベテラン作業者が経験と勘に頼って行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2020-140542号公報
【特許文献2】特開2020-140543号公報
【特許文献3】特開2017-109821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来、作業者は、オーダーに基づく卵製品を得るために、包装システムでは「製品」を指定し、自動倉庫では「製品」に対応した「品種」を指定しなければならなかった。
【0009】
卵製品名と品種の情報は多数あり、多数の「品種」から出荷すべき「製品」に対応した特定の「品種」を指定する「自動倉庫」の出庫作業は、熟練を要し複雑であった。そこで、前記生産計画支援システムのようなコンピュータシステムが望まれるところであるが、そのような出庫作業支援システムは未だ存在しない。
【0010】
本発明は、従来のベテラン作業者による「品種」を指定する熟練作業ではなく、包装システムにおけるオーダーの「卵製品名」を指定することにより、誰でも簡単に「自動倉庫」より所定の卵を出庫できるようにして、出庫作業の効率化を図った自動倉庫の出庫作業支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じた。すなわち、本発明は、卵を品種ごとに保管した保管部と該保管部から卵を出庫する移載装置を有する自動倉庫から、包装容器詰めされた卵製品を作るために用いられる卵を、前記卵製品の設定で出庫できるようにした卵の出庫作業支援システムであって、前記卵製品を設定するための入力部と、前記自動倉庫に保管された卵の在庫数を前記品種ごとに記憶する在庫データ記憶部と、前記品種と前記卵製品とを関連づけて記憶する製品データ記憶部と、前記卵製品の設定で、前記製品データ記憶部と前記在庫データ記憶部の情報を用いて、前記自動倉庫から出庫すべき卵を求める演算部と、前記演算部の結果に基づき前記移載装置を制御すべく出力する出力部と、を備えたものである。
【0012】
本発明の自動倉庫は、前記の卵の出庫作業支援システムを備えたものである。また、本発明の自動倉庫から卵を出庫する卵の出庫方法は、前記の卵の出庫作業支援システムを用いて行うものである。また、本発明の自動倉庫から出庫した卵で卵製品を生産する方法は、前記の卵の出庫作業支援システムを用いて行うものである。
【発明の効果】
【0013】
本件発明の卵の出庫作業支援システムによれば、従来の熟練者による出庫作業を、熟練者ではなくても効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の第1の実施の形態を示す卵の出庫作業支援システムの平面図。
図2図1の自動倉庫の側面図。
図3】自動倉庫の制御装置の構成図。
図4】出庫作業支援システムのブロック図。
図5】入庫端末に表示される「品種」のデータの表示画面。
図6】在庫データ記憶部に記憶されるデータ(情報)の説明図。
図7】製品データ記憶部に記憶されるデータの説明図。
図8】重み付けデータの説明図。
図9】出庫端末の表示部の第1の表示画面の説明図。
図10】出庫端末の表示部の第2の表示画面の説明図。
図11】制御装置の出庫処理のフローチャート。
図12図11のフローチャートの続きのフローチャート。
図13】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図。
図14】オーダーデータ記憶部のデータ内容の説明図。
図15】本発明の第3の実施の形態を示す説明図。
図16】本発明の第4の実施の形態を示す説明図。
図17】第4の実施の形態を示すブロック図。
図18】各装置の設定内容を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施の形態にかかる「卵の出庫作業支援システム」は、卵を「品種」ごとに保管した保管部12とこの保管部12から卵を出庫する移載装置14を有する自動倉庫1から、包装容器詰めされた卵製品を作るために用いられる卵を、「製品」名の設定で出庫できるようにしたものである。すなわち、自動倉庫1への卵の入庫は「品種」により行い、自動倉庫1からの卵の出庫は「製品」で行うことを支援するシステムである。
【0016】
図1は、第1の形態に係る「卵の出庫作業支援システム」を導入した自動倉庫1の平面図で、図2はその側面図である。図3は、自動倉庫1の制御装置16の構成図であり、図4が出庫作業支援システムのブロック図である。
【0017】
図1において、自動倉庫1の上流側に選別システム2が配置され、自動倉庫1の下流側に包装システム3が配置されて、選別・包装システムが構築されている。この選別・包装システムは、GPセンターに設置され、前記「特許文献3」に記載のものとほぼ同じであるので、その詳細説明は省略するが、本発明は、特許文献3に記載の自動倉庫に限定して適用されるものものではない。
【0018】
GPセンターでは、自社の農場または各地の農場から原卵Eが持ち込まれたり、隣接する農場から原卵コンベヤを介して原卵Eが選別システム2まで運ばれたりする。そして、これらの原卵Eはロットごとに選別システム2で等級別に選別され、自動倉庫1に「品種(●●農場のサイズMの白色等)」ごとに収納されて在庫管理される。各地のスーパーマーケットなどからの注文に応じて自動倉庫1から卵が出庫されて、包装システム3で包装容器詰めされ「卵製品(●〇たまご)」として出荷管理される。
【0019】
選別システム2は、主に重量を基準にして卵Eを選別する選別装置4と、選別された後の卵Eを充填されたトレイ(仮容器)Tを段積みする段積み装置5とを備える。
【0020】
選別装置4は、卵Eを例えば6列で搬送する第一搬送部6と、この第一搬送部6の下流側に接続され卵Eを1列で搬送する第二搬送部7と、この第二搬送部7の下流側に接続され当該第二搬送部7から受け取った卵EをトレイTに入れた状態で搬送する複数の第三搬送部8とを備えている。
【0021】
第一搬送部6は、卵Eの重量を計測する重量計測部(図示せず)を備えている。この重量計測部の計測結果に基づいて、卵Eが、例えば、LLサイズ、Lサイズ、Mサイズ、MSサイズ、Sサイズ、SSサイズの6種類(等階級)に選別される。
【0022】
第二搬送部7は、計量された卵Eを第三搬送部8まで搬送するものである。第三搬送部8は、卵Eの選別条件、すなわち等階級に応じて設けられている。卵Eが搬送される上流側からLL~SSサイズに対応した6つの分配ラインを備えている。第三搬送部8の各分配ラインでは、1枚のトレイTに30個の卵Eが充填される。
【0023】
段積み装置5は、第三搬送部8から卵Eが充填されたトレイTを受け取り、卵Eの充填されたトレイT同士を一枚ずつ上下方向に重ねて1つの卵群Gを形成するものである。卵群Gは、当該段積み装置5の下流側に接続される自動倉庫1へと移動して、自動倉庫1に保管される。
【0024】
自動倉庫1の下流側に接続された包装システム3は、自動倉庫1から出庫された段積みされた卵群Gを一枚のトレイTごとにばらす段バラシ装置9と、段バラシ装置9の下流側に配置された包装装置10を有する。
【0025】
包装装置10は、トレイTに充填されている卵Eを卵パックPに移載し、卵EをパックPで包むものである。パック詰めされた卵Eは、「●〇たまご」等の「製品」ラベルが付され、段ボール箱などの容器に詰められて、市場に出荷される。
【0026】
図2に示すように、自動倉庫1は、外壁を備え、内部空間を所定の条件に保つ空気調整手段が備えられたものである。上流側で等階級別に分類された卵Eを「品種」ごとの卵群Gとして入庫する入庫ステーション11と、入庫された卵群Gを保管する保管部12と、保管された卵群Gを出庫要求に応じて出庫する出庫ステーション13とを備えている。また、入庫ステーション11、保管部12及び出庫ステーション13間を移動し、これら入庫ステーション11から保管部12及び保管部12から出庫ステーション13に卵Eを転置する移載装置14とを備えている。
【0027】
保管部12は、入庫された卵群Gを「品種」ごとに保管する複数の物品保管棚15を備える。移載装置14は、入庫ステーション11から物品保管棚15、及び、物品保管棚15から出庫ステーション13に卵群Gを移載するスタッカークレーンで構成されている。
【0028】
図3に示すように、自動倉庫1は、制御装置16を有する。この制御装置16は、移載装置14を制御する。入庫ステーション11に入庫端末17が設けられ、出庫ステーション13に出庫端末18が設けられている。入庫ステーション11に卵群Gが入庫されたことを検知するセンサ19が設けられている。入庫端末17、出庫端末18及びセンサ19は、制御装置16に接続されている。この制御装置16は、卵の出庫作業支援システムを構成するものである。
【0029】
図4に示すように、卵の出庫作業支援システムは、卵製品を設定するための入力部20と、自動倉庫1に保管された卵Eの在庫数を品種ごとに記憶する在庫データ記憶部21と、自動倉庫1に保管された卵Eの品種と、卵製品とを関連づけて記憶する製品データ記憶部22と、卵製品の設定で、製品データ記憶部22と在庫データ記憶部21の情報を用いて、自動倉庫1から出庫すべき卵Eを求める演算部23と、演算部23の結果に基づき移載装置14を制御すべく出力する出力部24とを備えている。なお、入力部20と出力部24は、図示では制御装置16内の「入出力部」として表示されている。
【0030】
出庫作業支援システムは、コンピュータシステムであり、記憶部はメモリーとして、演算部はCPUとして構成されるものである。
【0031】
入庫端末17には、入出力部25と表示部26が設けられている。出庫端末18にも入出力部27と表示部28が設けられている。入庫ステーション11に設けられたセンサ19にも入出力部29が設けられている。移載装置14には制御部30が設けられている。これら外部端末は、インターフェースを介して制御装置16の入出力部20,24に接続されている。
【0032】
入庫端末17では、「品種」データが入力される。図5に示すものは、入庫端末17に表示される「品種」のデータの具体例である。「品種」とは、「品種:●●●●、サイズ:M、色:白、生産農場:●●農場、採卵日:2020/09/29、選別日:2020/09/30、など」の情報(データ)である。なお、「生産農場」は「ロット」を識別するための一例であり、これに代えて鶏舎No.などであってもよい。選別された個々の卵Eは「品種」で特定される。選別システム2で選別されて、自動倉庫1の入庫ステーション11に達した卵群Gは、入庫ステーション11のセンサ19により感知され、スタッカークレーンによって物品保管棚15に配置される。なお、入庫ステーション11が複数ある場合、入庫端末17もそれぞれの入庫ステーション11に設けられてもよいし、入庫ステーション11以外の他の場所(コントロールルームなど)で一か所に集中管理されたものであってもよい。
【0033】
「品種」データは、入庫端末17の入出力部25から入力され、入庫端末17の表示部26にその「品種」が表示される。また、その入力データは、制御装置16の入力部20に入力されて、在庫データ記憶部21のデータを構築する。
【0034】
図6に示すものは、在庫データ記憶部21に記憶されるデータ(情報)である。在庫データ記憶部21の品種の情報は、品種、サイズ、色、生産農場や鶏舎No.などのロット、採卵日、選別日、在庫数、などである。もちろん保管部12の棚番号等の保管場所も記憶されている。
【0035】
図7、8に示すものは、製品データ記憶部22に記憶されるデータの一例である。
【0036】
この実施の形態では、製品データ記憶部22は、一の卵製品に使用される所定の品種の代替可能な品種を有する。そして、演算部23は、所定の品種の在庫数が不足する場合に、代替可能な品種の卵を用いて出庫すべき品種を求めるよう構成されている。
【0037】
すなわち、図7に示すように、製品名「〇〇たまご」に対し、優先順位を付して、品種「●●●●、●×●×、×●×●、××××」の4種類の卵が対応付けられている。優先順位1の品種「●●●●」は、製品名「〇〇たまご」に対応する「所定の品種の卵」であり、優先順位2以降の品種は、「所定の品種の代替可能な品種」である。
【0038】
図8に示すように、製品データ記憶部22には、図6の品種に対して重み付けデータが記憶されている。この重み付けデータは、餌、飼育方法、管理方法等に関するデータであり、前記優先順位を決めるための重み付けとなるものである。
【0039】
図9に示すものは、製品名を指定して、自動倉庫1から所定の卵群Gを出庫しようとする説明図である。
【0040】
出庫端末18の表示部28に、このGPセンターが取り扱う製品のリスト(〇〇たまご、△△たまご等)を表示させる。そのリストの中から、今から出庫しようとする製品(〇〇たまご)を選択して入出力部27に入力する。表示部28がタッチパネルであれば、リスト中の製品にタッチすれば、入力される。表示部28に、「〇〇たまご」が表示されると、その出庫数量欄に本日の出庫個数を入出力部27より入力する。
【0041】
出庫端末18からの入力データは、制御装置16の入力部20を介して演算部23に送られる。演算部23では、製品データ記憶部22と在庫データ記憶部21の情報を用いて、自動倉庫1から出庫すべき卵Eの品種が求められる。
【0042】
演算部23は、設定された製品の所定の品種の在庫数が足りるか否かを判断する。足りれば、その品種を出庫するよう出力部24に出力される。不足する場合は、代替可能な品種の卵を用いて出庫すべき品種を求める。
【0043】
図10に示すものは、所定の品種の在庫数が不足する場合に、出庫端末18の表示部28に表示される画面である。
【0044】
出庫設定の「〇〇たまご」の所定の品種「●●●●」では不足するので、優先順位2以降の品種が表示される。GPセンターの責任者は、この代替品の品種を出庫してよいか否かを判断し、許可を与えたのち出庫する。すなわち、出庫端末18の表示部28は、演算部23が求めた代替可能な品種の卵に関する情報を表示する、本発明の表示部を構成する。この表示部28の内容を責任者が確認して出庫が行われる。
【0045】
自動倉庫1より出庫された卵Eは、包装システム3により所定の包装Pに詰められ、「〇〇たまご」製品として注文先に出荷される。
【0046】
以上の説明のように、本発明の実施の形態にかかる「卵の出庫作業支援システム」は、卵Eを「品種」ごとに保管した保管部12とこの保管部12から卵Eを出庫する移載装置14を有する自動倉庫1から、包装容器P詰めされた卵製品を作るために用いられる卵Eを、「製品」名の設定で出庫できるようにしたものである。そして、出庫作業支援システムを用いて自動倉庫1から出庫した卵で、自動倉庫1の下流側に接続された包装システム(一例を後述する)を用いて卵製品が生産される。
【0047】
図11、12は、制御装置16の出庫処理のフローチャートである。このフローチャートは、出庫作業支援システムを用いて自動倉庫1から卵を出庫する卵の出庫方法を示すものでもある。
【0048】
図に示すように、出庫端末18で「製品」と「数量」を指定する(ステップS1)。このステップの動作は、図9に示されるものであり、「〇〇たまご」が出庫しようとする卵「製品」に対応する。
【0049】
次に、「製品」に使用可能な「品種」を抽出する(ステップS2)。図において「A~C」と記載されているのが「品種」であり、「A」は、図10における「●●●●」に対応する。
【0050】
優先順位の高い卵Aの在庫数を確認する(ステップS3)。卵Aは、一の卵製品に使用される所定の品種である。そして、卵Aのみで製品の生産が可能か判断する(ステップS4)。この判断は、製品に使用する卵の個数が、卵Aの在庫数で足りるかをもって判断される。
【0051】
ステップS4で「Yes」の場合、後述するステップS7に進む。一方、ステップS4の判断が「No」の場合、卵Aの次に優先順位の高い卵Bの在庫数を確認する(ステップS5)。そして、卵Bも使えば製品を生産可能かが判断される(ステップS6)。
【0052】
ステップS6の判断が「Yes」の場合、生産に使うたまご(出庫する卵)を表示する(ステップS7)。この表示は図10に示されている。
【0053】
ステップS7の表示内容を出庫端末18で確認する(ステップS8)。このステップは、オペレータの責任者が行う。
【0054】
ステップS8の確認で「Yes」の場合、移載装置14の制御部30に作動信号を送信する(ステップS9)。移載装置14は保管部12から出庫すべき卵A、Bを出庫ステーション13に移載し、エンドとなる。
【0055】
ステップS8で「No」の場合、現在の在庫では生産できない旨を表示し(ステップS10)、エンドとなる。
【0056】
ステップS6で「No」の場合、図12に示すフローに行く。すなわち、製品に登録された卵が無くなるまで、優先順位順に在庫数を確認する(ステップS11)。そして、登録された卵の中で生産可能かを判断する(ステップS12)。
【0057】
ステップS12で「Yes」の場合、生産に使うたまご(出庫する卵)を表示する(ステップS13)。表示内容を出庫端末18で確認したら(ステップS14)、移載装置14の制御部30に作動信号を送信する(ステップS15)。移載装置14は保管部12から出庫すべき卵A、Bを出庫ステーション13に移載し、エンドとなる。
【0058】
ステップS12で「No」の場合、現在の在庫では生産できない旨を表示し(ステップS16)、エンドとなる。
【0059】
<第2の実施形態>
図13は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。
【0060】
この実施の形態に係る卵の出庫作業支援システムは、注文を卵製品の情報で記憶するオーダーデータ記憶部31を有し、前記演算部23は、前記各データ記憶部21,22の各情報から出庫すべき卵製品を立案し、前記立案した卵製品を前記出力部24に出力するよう構成されている。もちろんこの実施の形態でも、前記実施の形態と同じように、演算部23は、所定の品種の在庫数が不足する場合に、代替可能な品種の卵を用いて出庫すべき品種を求めるよう構成されている。
【0061】
図14は、オーダーデータ記憶部31のオーダーデータの一例である。
【0062】
このオーダーデータを見れば、通常なら、出荷時刻を優先して、卵製品の出庫順位が決められるが、包装システム3では、製品ごとに設定を変えなければならないので、スーパーAの「〇〇たまご」とスーパーBの「〇〇たまご」とを連続して出庫した方が効率的となる。
【0063】
しかし、スーパーBの「〇〇たまご」を引き続き出庫したら、スーパーAの「〇×たまご」の出荷時刻に間に合わないかもしれない。
【0064】
この実施の形態では、オーダーデータ記憶部31と、在庫データ記憶部21と、製品データ記憶部22の各データにより、包装システム2の機器の設定替えを最小限にした製品の出庫順位が決定される。この決定された製品に基づいて卵の出庫が行われる。
【0065】
また、出庫すべき製品の決定は、一日に処理するオーダーデータから代替可能な卵を考慮して行われる。すなわち、「一の品種の卵は、複数の製品に使われる」、「一の製品は、複数の卵から使ってもよい」ので、オーダー全体と在庫の状況を把握しておく必要がある。例えば、一番目の製品を作るために優先順位1の品種が○○○○で、次の優先順位2の品種△△△△を使うと、同じ日に出荷のある二番目の製品を作るために優先順位1の品種△△△△の卵が足りなくなる。このような事態を防ぐことができるように演算部23が計画を立てる。
【0066】
<第3の実施形態>
図15は本発明の第3の実施の形態であり、選別システム2と自動倉庫1が分離されているものである。選別システム2で選別された卵群Gがトラック等で運ばれてきて、自動倉庫1の入庫ステーション11から入庫されるようにしたもので、その他の構成は同じである。
【0067】
<第4の実施形態>
図16、17に示すものは、本発明の第4の実施の形態であり、包装システム3の設定を、自動倉庫1の出庫設定と同時に行おうとするものである。
すなわち、前記自動倉庫1の下流側に接続された包装システム3の設定を、出庫作業支援システムの制御装置16から行うようにしたものである。
【0068】
包装システム3は、自動倉庫1の下流側に配置された包装装置10と、包装装置10の下流側に配置された検査装置32、ラベルシューター33、豆シール機34、上貼り機35、ケースパッカー36、ケースデスタッカー37、ケースパレタイザー38、ロールパッカー39などで構成されている
【0069】
包装装置10は、自動倉庫1の出庫ステーション13から出庫されたトレイTの卵群Gを、パックPなどの流通用の包装容器に移し換える。容器に移し換えられた後の卵入りパックPは、搬送部40により下流側の各装置に運ばれる。
【0070】
検査装置32は、包装装置10から搬送部40により搬送されている卵入りパックPの検査を行う。検査装置32は、卵の状態(例えば、卵の割れ、卵の汚れ、中身抜け、中身漏れ、卵の有無)を検査する。
【0071】
ラベルシューター33は、搬送部40により搬送されているパックPにラベル(製品名「〇×〇たまご」が記載されたラベル)を投入する。ラベルシューター33は、卵Eの間に向けてラベルを投入してもよいし、蓋にラベルを投入してもよい。ラベルシューター33は、ラベルへの印字を行う機能を備えているものであってもよいし、予め印字されたラベルを送り出すものであってもよい。印字内容としては、例えば、賞味期限や生産日がある。
【0072】
豆シール機34は、卵Eの上面にシール状の小型ラベル(豆シール)を貼り付ける。豆シール機34は、豆シールへの印字を行う機能を備えている。印字内容としては、例えば、賞味期限や生産日がある。
【0073】
上貼り機35は、搬送部40により搬送されているパックPの蓋にラベル(製品名「〇×〇たまご」が記載されたラベル)を貼り付ける。
【0074】
ケースパッカー36は、蓋が閉じられた卵入りパックPを所定個数ずつケースに詰める。ケースパッカー36は、例えば、ヘッド部が任意に作動する慣用の多関節ロボットを用いて構成される。ヘッド部は、卵入りパックPを一時的に保持して移載するための保持部を備える。ケースは、卵パックPが搬送されるコンベヤとは異なるケース用のコンベヤなどで運ばれる。ケースは、プラスチックコンテナの他、段ボール箱であってもよい。
【0075】
ケースデスタッカー37は、ケースパッカー36のケース供給部の一例であり、段積みされたコンテナを1個ずつケース用のコンベヤに移載する。ケースデスタッカー37は、例えば、ヘッド部が任意に作動する慣用の多関節ロボットを用いて構成される。ヘッド部は、コンテナを一時的に保持して移載するための保持部を備える。
【0076】
ケースパレタイザー38は、ケース集合部の一例であり、卵入りパックPが詰められたコンテナを集合させる。ケースパレタイザー38は、パレットや台車に複数個のコンテナを積載する。ケースパレタイザー38は、例えば、ヘッド部が任意に作動する慣用の多関節ロボットを用いて構成される。ヘッド部は、コンテナを一時的に保持して移載するための保持部を備える。
【0077】
ロールパッカー39は、蓋が閉じられた卵入りパックPを所定個数ずつラックに詰める。ロールパッカー39は、例えば、ヘッド部が任意に作動する慣用の多関節ロボットを用いて構成される。ヘッド部は、卵入りパックPを一時的に保持して移載するための保持部を備える。ラックは、卵パックPが搬送されるコンベヤとは異なるラック用のコンベヤなどで運ばれる。ラックは、店舗までの移動と店舗での陳列の役割を兼ね備えた卵パック用ラック等の台車が一例として挙げられる。
【0078】
前記包装システム3の各構成装置と自動倉庫1は制御装置16に接続されている。
【0079】
図17に示すように、制御装置16は、演算部23と設定情報送信部41を備える。演算部23は、自動倉庫1から出庫する卵製品を設定するもので、前記各実施の形態に示す何れかのものが採用される。
【0080】
演算部23で設定された卵製品が、設定情報送信部41を介して、包装システム3の各構成装置と自動倉庫1の移載装置14に送信される。
【0081】
自動倉庫1の移載装置14、及び、包装システム3の各装置には、受信制御部42が設けられている。受信制御部42は、設定受付部43と設定変更制御部44を有する。設定受付部43は、制御装置16の設定情報送信部41からの情報を受け付けるものである。設定変更制御部44は、設定受付部43で受け付けた情報に基づき、機器を設定するものである。
【0082】
すなわち、各装置に設けられた受信制御部42は、制御装置16の設定情報送信部41からの送信を受信して各装置の設定を変更するものである。
【0083】
図18は、各装置の設定内容を示す表であり、設定情報送信部41から送信される設定内容の一覧表である。なお、以下に示す設定項目は一例であり、これ以外の設定項目があってもよいし、いずれかの設定項目を備えていないものであってもよい。
【0084】
自動倉庫1の移載装置14の設定は、「〇〇たまご」等の「製品」である。この製品の設定で所定品種の卵が出庫される。包装システム3の設定も「製品」である。しかし、この製品の設定で、各装置の設定は図18に示すようになる。すなわち、包装装置10の設定は、容器(パックP)の種類と生産数である。検査装置32の設定は、検査機能ONまたはOFFと判定レベルである。ラベルシューター33の設定は、ラベル投入ONまたはOFF、印字機能ONまたはOFF、印字内容パターン、印字照合機能ONまたはOFFとラベル枚数である。豆シール機34の設定は、シール貼付ONまたはOFF、印字機能ONまたはOFF、印字内容パターン、印字照合機能ONまたはOFFと豆シール枚数である。上貼り機35の設定は、ラベル投入ONまたはOFF、印字機能ONまたはOFF、印字内容パターン、印字照合機能ONまたはOFFとラベル枚数である。
【0085】
ケースデスタッカー37の設定は、供給機能ONまたはOFF、ケース種類パターンとケース枚数である。ケースパッカー36の設定は、箱詰め機能ONまたはOFF、並べ方パターンとケース数量である。ケースパレタイザー38の設定は、移載機能ONまたはOFF,並べ方パターンとケース数量である。ロールパッカー39の設定は、積み込み機能ONまたはOFF、並べ方パターンとロール台数である。
【0086】
上記各装置の設定情報は、制御装置16の記憶装置に記憶されており、演算部23の指示により設定情報送信部41より各装置に送信され、各装置の受信制御部42が受信して、設定変更制御部44により各装置が同時に設定変更される。
【0087】
第4の実施の形態によれば、自動倉庫1と包装システム3の複雑な設定が一括して行われるので、出荷作業がより効率的になる。
【0088】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。
【0089】
例えば、演算部23が求めた代替可能な品種の卵に関する情報を表示する表示部28は、出庫端末18に設けられたものに限られず、入庫端末17、GPセンター内の事務所に設置された端末、持ち運び可能な端末等に設けてもよい。
【0090】
入庫端末17や出庫端末18の入出力部25,27は、表示部26,28から入力するタッチパネル式のものに限られず、キーボードで入力、端末からデータで送信される場合も含む。
【0091】
「品種」データは、選別システム2の制御装置(図示省略)から入庫端末17やセンサ19に送信されてもよい。この制御装置と自動倉庫1の制御装置16は一にまとめて設けることができる。
【0092】
演算部が求めた代替可能な品種の卵に関する情報は、確認画面として表示部28に表示するものには限られない。また本発明は、確認を求めないようなものであってもよい。
【0093】
第4の実施形態で、包装システムの各機器は、例示したものに限られない。一つの包装ラインに例示したすべての機器を備えている必要はない。各機器の配置や順番も図示したものには限られない。各機器の設定内容も例示したものには限られない。
【0094】
本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0095】
1 自動倉庫
2 選別システム
3 包装システム
4 選別装置
5 段積み装置
6 第一搬送部
7 第二搬送部
8 第三搬送部
9 段バラシ装置
10 包装装置
11 入庫ステーション
12 保管部
13 出庫ステーション
14 移載装置
15 物品保管棚
16 制御装置
17 入庫端末
18 出庫端末
19 センサ
20 入力部
21 在庫データ記憶部
22 製品データ記憶部
23 演算部
24 出力部
25 入出力部(入庫端末)
26 表示部(入庫端末)
27 入出力部(出庫端末)
28 表示部(出庫端末)
29 入出力部(センサ)
30 制御部
31 オーダーデータ記憶部
32 検査装置
33 ラベルシューター
34 豆シール機
35 上貼り機
36 ケースパッカー
37 ケースデスタッカー
38 ケースパレタイザー
39 ロールパッカー
40 搬送部
41 設定情報送信部
42 受信制御部
43 設定受付部
44 設定変更制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18