IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ サカエ理研工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-ドアミラー装置 図1
  • 特開-ドアミラー装置 図2
  • 特開-ドアミラー装置 図3
  • 特開-ドアミラー装置 図4
  • 特開-ドアミラー装置 図5
  • 特開-ドアミラー装置 図6
  • 特開-ドアミラー装置 図7
  • 特開-ドアミラー装置 図8
  • 特開-ドアミラー装置 図9
  • 特開-ドアミラー装置 図10
  • 特開-ドアミラー装置 図11
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022074365
(43)【公開日】2022-05-18
(54)【発明の名称】ドアミラー装置
(51)【国際特許分類】
   B60R 1/06 20060101AFI20220511BHJP
   B60R 1/12 20060101ALI20220511BHJP
【FI】
B60R1/06 D
B60R1/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020184334
(22)【出願日】2020-11-04
(71)【出願人】
【識別番号】000105925
【氏名又は名称】サカエ理研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】特許業務法人服部国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大野 洋司
【テーマコード(参考)】
3D053
【Fターム(参考)】
3D053FF31
3D053GG06
3D053HH04
3D053HH38
3D053MM37
(57)【要約】
【課題】ブラインドスポットモニタシステムの簡略化を実現するドアミラー装置を提供する。
【解決手段】ドアミラー装置101は、車両の左右の前席ドアの外側に設けられる一対のドアミラー装置において、センサ及びコントロールユニット60と、インジケータランプ70とを内部に備える。センサ及びコントロールユニット60は、「自車両の走行車線に隣接する隣接車線を自車両の後方で走行する他車両の存在を検出するセンサ」、及び、「センサの検出信号を処理するコントロールユニット」が一体に構成されている。インジケータランプ70は、センサ及びコントロールユニット60により注意すべき他車両が存在すると判定されたとき、ドライバーへの注意信号を表示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の左右の前席ドアの外側に設けられる一対のドアミラー装置において、
自車両の走行車線に隣接する隣接車線を自車両の後方で走行する他車両の存在を検出するセンサ、及び、前記センサの検出信号を処理するコントロールユニットが一体に構成されたセンサ及びコントロールユニット(60)と、
前記センサ及びコントロールユニットにより注意すべき他車両が存在すると判定されたとき、ドライバーへの注意信号を表示するインジケータランプ(70)と、
を内部に備えるドアミラー装置。
【請求項2】
前記センサ及びコントロールユニットは、車体に取り付けられて当該ドアミラー装置を支持するベース(11)の内部に配置されている請求項1に記載にドアミラー装置。
【請求項3】
前記センサ及びコントロールユニットは、ミラー(32)の裏、又は、ミラーハウジング(21)の下方に設けられた補助ミラー(33)の裏に配置されている請求項1に記載にドアミラー装置。
【請求項4】
前記ミラー又は前記補助ミラーは、鏡面にインジウムで形成された層を含む請求項3に記載にドアミラー装置。
【請求項5】
前記センサ及びコントロールユニットは、ミラーハウジング(21、25)の下方又は車体外側の側方に拡張された箇所に配置されている請求項1に記載にドアミラー装置。
【請求項6】
前記センサ及びコントロールユニットは、センサブラケット(65)を介してセット角度を調整可能に取り付けられている請求項3~5のいずれか一項に記載にドアミラー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアミラー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、運転支援装置の一つとしてブラインドスポットモニタシステムが知られている。ブラインドスポットモニタシステムは、自車両の走行車線に隣接する隣接車線を自車両の後方で走行する他車両を監視して、ドライバーが注意すべき他車両が検知されている場合に、インジケータ等を点灯あるいは点滅させてドライバーに注意を喚起するシステムである。ドライバーが注意すべき他車両とは、自車両のドアミラーに映らない死角領域に存在する他車両や、所定時間内に死角領域に進入すると予測される他車両である。
【0003】
例えば特許文献1に開示されたブラインドスポットモニタシステムは、コントロールユニットであるBSM・ECUと、左右の後側方レーダセンサと、左右のインジケータとから構成されている。後側方レーダセンサは、車体の左後コーナー部及び右後コーナー部に設けられている。インジケータは、ドアミラーの鏡が設けられている領域の一部にLEDを組み込んで構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開第2020-121575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のブラインドスポットモニタシステムは、コントロールユニット、センサ及びインジケータが車両の各所に分散して配置されているため、部品点数が多くなり、長い区間にわたってハーネスを配線する必要がある。それに伴って配線工数やシステムの設計工数も増加する。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、ブラインドスポットモニタシステムの簡略化を実現するドアミラー装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のドアミラー装置は、車両の左右の前席ドアの外側に設けられる一対のドアミラー装置において、センサ及びコントロールユニット(60)と、インジケータランプ(70)とを内部に備える。
【0008】
センサ及びコントロールユニットは、「自車両の走行車線に隣接する隣接車線を自車両の後方で走行する他車両の存在を検出するセンサ」、及び、「センサの検出信号を処理するコントロールユニット」が一体に構成されている。インジケータランプは、センサ及びコントロールユニットにより注意すべき他車両が存在すると判定されたとき、ドライバーへの注意信号を表示する。
【0009】
本発明では、特許文献1の従来技術に対し、センサ及びコントロールユニットを一体に構成することで部品点数が低減する。また、システムの全構成部品をドアミラー装置の内部に集約し、車体後部からの配線を不要とすることで、ハーネス、コネクタ等の部品を無くすとともに、配線工数や設計工数を低減することができる。さらにメンテナンスや部品交換も容易になる。よって、ブラインドスポットモニタシステムの簡略化を実現することができる。
【0010】
例えばセンサ及びコントロールユニットは、ベース(11)の内部、ミラー(32)もしくは補助ミラー(33)の裏、又は、ミラーハウジング(21、25)の下方もしくは車体外側の側方に拡張された箇所に配置されている。センサ及びコントロールユニットがベースの内部に配置される場合、車体に対しセンサ位置が固定されるため位置調整が不要になる。
【0011】
センサ及びコントロールユニットがミラーユニットに配置される構成では、同仕様のミラーユニットを複数の車種で共用する可能性があり、車種に応じて死角検出範囲を調整する必要が生じる場合がある。そこで、車種毎にセット角度を調整可能なように、センサ及びコントロールユニットは、センサブラケット(65)を介して取り付けられていることが好ましい。
【0012】
センサ及びコントロールユニットがミラー又は補助ミラーの裏に配置される場合、好ましくは、ミラー又は補助ミラーは、鏡面にインジウムで形成された層を含む。通常のクロム鏡ではセンサが検出する電波が遮断されるのに対し、インジウム鏡を用いることで電波透過性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】第1実施形態のドアミラー装置の外観図。
図2】ブラインドスポットモニタシステムの機能を説明する図。
図3】従来のブラインドスポットモニタシステムの構成例を示す図。
図4】第2実施形態のドアミラー装置の外観図。
図5図4のV-V線断面図。
図6図4のVI-VI線断面図。
図7】第3実施形態のドアミラー装置の外観図。
図8図7のVIII-VIII線断面図。
図9】第4実施形態のドアミラー装置の外観図。
図10図9のX-X線断面図。
図11】第5実施形態のドアミラー装置の外観図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の複数の実施形態によるドアミラー装置を図面に基づいて説明する。この実施形態は、車両の左右の前席ドアの外側に設けられる一対のドアミラー装置において、ブラインドスポットモニタシステムを構成する部品を内部に集約して一体型ユニットとしたものである。
【0015】
一般にドアミラー装置は、車体に取り付けられてドアミラー装置を支持するベースと、ミラー及び電動機能部を含むミラーユニットと、を備える。ミラーユニットは、シャフトを介してベースに対して回動可能に接続されている。以下の第1~第5実施形態のドアミラー装置及びミラーユニットの符号について、それぞれ「10」、「20」に続く3桁目に実施形態の番号を付す。
【0016】
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態のドアミラー装置101の外観を示す。ドアミラー装置101は、ベース11及びミラーユニット201を含む。ミラーユニット201は、ミラー31及び樹脂製のミラーハウジング21を含む。第1実施形態のミラー31は、通常のクロム鏡で構成されている。
【0017】
ドアミラー装置101は、ブラインドスポットモニタユニットの構成部品として「センサ及びコントロールユニット60」と、「インジケータランプ70」とを内部に備える。センサ及びコントロールユニット60は、「自車両の走行車線に隣接する隣接車線を自車両の後方で走行する他車両の存在を検出するセンサ」、及び、「センサの検出信号を処理するコントロールユニット」が一体に構成されている。インジケータランプ70は、センサ及びコントロールユニット60により注意すべき他車両が存在すると判定されたとき、ドライバーへの注意信号を表示する。
【0018】
図2に示すように、ブラインドスポットモニタシステムは、自車両90の走行車線に隣接する隣接車線を自車両の後方で走行する他車両91、92を監視する。ここで、自車両90のドアミラーに映らない死角領域に存在する他車両や、所定時間内に死角領域に進入すると予測される他車両は、「ドライバーが注意すべき他車両」である。ブラインドスポットモニタシステムは、「ドライバーが注意すべき他車両」が検知されている場合に、インジケータ等を点灯あるいは点滅させてドライバーに注意を喚起する。
【0019】
図3に示すように、従来のブラインドスポットモニタシステムは、左右のセンサ67、コントロールユニット68、左右のインジケータランプ70、及び、それらを接続するハーネス69から構成されている。センサ67は、例えばミリ波レーダ装置であって、発信したミリ波の反射波に基づいて物体を検知し、物体までの距離、物体の自車両に対する相対速度、及び物体の自車両に対する方位等の物体情報を演算により取得する。
【0020】
従来のブラインドスポットモニタシステムの構成例では、センサ67はリアバンパーの左右コーナー部に設けられており、インジケータランプ70はドアミラーや車室内のフロントピラーに設けられている。そして、前席付近に設けられたコントロールユニット68からセンサ67、インジケータランプ70までの間がハーネス69で接続されている。
【0021】
このような従来の構成例では、コントロールユニット68、センサ67及びインジケータランプ70が車両の各所に分散して配置されているため、部品点数が多くなり、長い区間にわたってハーネス69を配線する必要がある。それに伴って配線工数やシステムの設計工数も増加する。
【0022】
この課題を解決するため、本発明では複数の実施形態に共通して、一体に構成されたセンサ及びコントロールユニット60とインジケータランプ70とが左右一対のドアミラー装置101~105の内部に設けられ、ブラインドスポットモニタシステムを構築する。
【0023】
特に第1実施形態のドアミラー装置101では、図1に示すように、センサ及びコントロールユニット60は、ベース11の内部に配置されている。そのため第1実施形態のベース11は、第2~第5実施形態のベース12に比べ外側に拡張した形状に形成されている。また、インジケータランプ70は、ミラー31の鏡面発光部に設けられている。
【0024】
このように、センサ及びコントロールユニット60を一体に構成することで部品点数が低減する。また、システムの全構成部品をドアミラー装置101の内部に集約し、車体後部からの配線を不要とすることで、ハーネス、コネクタ等の部品を無くすとともに、配線工数や設計工数を低減することができる。さらにメンテナンスや部品交換も容易になる。よって、ブラインドスポットモニタシステムの簡略化を実現することができる。
【0025】
加えて第1実施形態では、センサ及びコントロールユニット60がベース11の内部に配置されるため、車体に対しセンサ位置が固定される。したがって、取り付け時に初期調整すれば以後の位置調整は不要になる。
【0026】
次に、第1実施形態に対しセンサ及びコントロールユニット60の配置が異なる第2~第5実施形態のドアミラー装置102~105について順に説明する。第2~第5実施形態では、センサ及びコントロールユニット60はベースではなくミラーユニット202~205に配置される。
【0027】
各実施形態のベース、ミラー、ミラーハウジング等の符号について、前述の実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、前述の実施形態と実質的に同一の構成から導かれる同一の作用効果についても適宜説明を省略する。一方、前述の実施形態と形状又は組成が異なる構成には別の符号を付す。
【0028】
(第2実施形態)
図4図6に示す第2実施形態のドアミラー装置102は、ベース12及びミラーユニット202を含む。ミラーユニット202は、ミラー32及び樹脂製のミラーハウジング21を含む。第2実施形態で用いられるミラー32は、第1実施形態で用いられる通常のミラー31とは鏡面の組成が異なるため、異なる符号で表される。センサ及びコントロールユニット60は、ミラー32の裏に配置されている。
【0029】
通常のミラーは、鏡面の層がクロムで形成されたクロム鏡であり、ミラーの裏にセンサが配置される構成ではセンサが検出する電波が遮断される。そこで、第2実施形態のミラー32の鏡面はインジウムスパッタリングされている。すなわちミラー32は、鏡面にインジウムで形成された層を含む。この構成では、インジウム鏡で構成されたミラー32を透過した電波がセンサに検出されるため、電波透過性を確保することができる。
【0030】
また、センサ及びコントロールユニット60がミラーユニット202に配置される構成では、同仕様のミラーユニット202を複数の車種で共用する可能性があり、車種に応じて死角検出範囲を調整する必要が生じる場合がある。そこで、車種毎にセット角度を調整可能なように、センサ及びコントロールユニット60は、センサブラケット65を介して取り付けられている。なお、センサブラケット65の具体的な構造は問わない。インジケータランプ70は、ミラー32の鏡面発光部に設けられる。第2実施形態でもブラインドスポットモニタシステムの簡略化を実現することができる。
【0031】
(第3実施形態)
図7図8に示す第3実施形態のドアミラー装置103は、ベース12及びミラーユニット203を含む。ミラーユニット203は、ミラー31、補助ミラー33、樹脂製のミラーハウジング21及びユニットカバー23を含む。補助ミラー33はミラーハウジング21の下方に設けられ、ミラー31による後方確認機能を補助する。センサ及びコントロールユニット60は、ミラーハウジング21の下方に拡張されたユニットカバー23の内部の箇所であって、ユニットカバー23の前面に装着された補助ミラー33の裏に配置されている。
【0032】
第2実施形態のミラー32と同様に、補助ミラー33の鏡面はインジウムスパッタリングされている。すなわち補助ミラー33は、鏡面にインジウムで形成された層を含む。また、センサ及びコントロールユニット60は、センサブラケット65を介して取り付けられている。インジケータランプ70は、ミラー31の鏡面発光部に設けられる。
【0033】
この構成では、インジウム鏡で構成された補助ミラー33を透過した電波がセンサに検出されるため、電波透過性を確保することができる。第3実施形態でもブラインドスポットモニタシステムの簡略化を実現することができる。また、既存のミラーユニットに対し、補助ミラー33が装着され、且つ、センサ及びコントロールユニット60が収容されたユニットカバー23を後付け可能である。
【0034】
(第4実施形態)
図9図10に示す第4実施形態のドアミラー装置104は、ベース12及びミラーユニット204を含む。ミラーユニット204は、ミラー31、樹脂製のミラーハウジング21及びユニットカバー24を含む。センサ及びコントロールユニット60は、ミラーハウジング21の下方に拡張されたユニットカバー24の内部の箇所に配置されている。また、センサ及びコントロールユニット60は、センサブラケット65を介して取り付けられている。インジケータランプ70は、ミラー31の鏡面発光部に設けられる。
【0035】
この構成では、樹脂製のユニットカバー23を透過した電波がセンサに検出される。第4実施形態でもブラインドスポットモニタシステムの簡略化を実現することができる。また、既存のミラーユニットに対し、センサ及びコントロールユニット60が収容されたユニットカバー24を後付け可能である。
【0036】
(第5実施形態)
図11に示す第5実施形態のドアミラー装置105は、ベース12及びミラーユニット205を含む。ミラーユニット205は、ミラー31及び樹脂製のミラーハウジング25を含む。ミラーハウジング25は車体外側の側方に拡張された形状に形成されている。この車体外側の側方に拡張された部分を拡張部255とすると、センサ及びコントロールユニット60は拡張部255に配置されている。図示を省略するが、第2~第4実施形態と同様に、センサ及びコントロールユニット60はセンサブラケット65を介して取り付けられている。インジケータランプ70は、ミラー31の鏡面発光部に設けられる。
【0037】
この構成では、樹脂製のミラーハウジング25を透過した電波がセンサに検出される。第5実施形態でもブラインドスポットモニタシステムの簡略化を実現することができる。
【0038】
(他の実施形態)
ドアミラー装置の具体的な形状や内部の部品レイアウトは上記実施形態の図に例示したものに限らない。センサ及びコントロールユニット及びインジケータランプがドアミラー装置の内部に一体に設けられる構成であれば、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0039】
第2~第5実施形態において、センサ及びコントロールユニット60の位置、角度調整のニーズが無い場合、又は、センサブラケット以外の調整手段がある場合等には、センサブラケットが設けられなくてもよい。
【0040】
第3、第4実施形態において、ミラーハウジング21と別体のユニットカバー23、24が設けられるのではなく、下方に拡張された一体形状のミラーハウジングが設けられてもよい。
【0041】
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
【符号の説明】
【0042】
101-105・・・ドアミラー装置、
11、12・・・ベース、 21、25・・・ミラーハウジング、
31、32・・・ミラー、 33・・・補助ミラー、
60・・・センサ及びコントロールユニット、
65・・・センサブラケット、
70・・・インジケータランプ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11