(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022074700
(43)【公開日】2022-05-18
(54)【発明の名称】表示方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20120101AFI20220511BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020184988
(22)【出願日】2020-11-05
(71)【出願人】
【識別番号】520433344
【氏名又は名称】西山 賢一
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】特許業務法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西山 賢一
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】使用者の成長に応じたコンテンツにアクセスし易い表示方法を提供する。
【解決手段】表示方法は、少なくとも生年月日を含む個人を特定する個人特定情報を入力する入力工程と、公に発信されたコンテンツの中から、入力工程で入力された個人特定情報で特定される個人の生年月日に基づく特定コンテンツを抽出する抽出工程と、情報表示端末1A,1B,1Cが有する表示部12において、抽出工程で抽出された特定コンテンツを個人特定情報で特定される個人の生年月日に対応付けて表示する表示工程と、を含み、表示工程は、表示部12において、生年月日に応じた色を表示する。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも生年月日を含む個人を特定する個人特定情報を入力する入力工程と、
公に発信されたコンテンツの中から、前記入力工程で入力された前記個人特定情報で特定される前記個人の生年月日に基づく特定コンテンツを抽出する抽出工程と、
情報表示端末が有する表示部において、前記抽出工程で抽出された前記特定コンテンツを前記個人特定情報で特定される前記個人の生年月日に対応付けて表示する表示工程と、
を含み、
前記表示工程は、前記表示部において、前記個人の生年月日に応じた色を表示する表示方法。
【請求項2】
前記色は、隣合う期間において、色調が連続するように異なっている請求項1に記載の表示方法。
【請求項3】
公に発信された前記コンテンツは、SNSに発信されたものである請求項1から請求項2までのいずれか一項に記載の表示方法。
【請求項4】
公に発信された前記コンテンツは、公にされたものであり、且つネットワーク通信上で検索可能なものである請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の表示方法。
【請求項5】
前記表示工程は、前記個人が有する個人コンテンツと、前記特定コンテンツと、を前記個人特定情報で特定される前記個人の生年月日に対応付けて表示する請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザのスケジュールや日記等の情報や、コンテンツ提供者サーバから得られたコンテンツ等をカレンダに表示することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1は、過去のある時点におけるコンテンツを閲覧しようとした場合、過去のある時点におけるコンテンツが無差別に表示されてしまうおそれがあり、所望のコンテンツを見つけ難いと考えられる。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、使用者の成長に応じたコンテンツにアクセスし易い表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の表示方法は、
少なくとも生年月日を含む個人を特定する個人特定情報を入力する入力工程と、
公に発信されたコンテンツの中から、前記入力工程で入力された前記個人特定情報で特定される個人の生年月日に基づく特定コンテンツを抽出する抽出工程と、
情報表示端末が有する表示部において、前記抽出工程で抽出された前記特定コンテンツを前記個人特定情報で特定される前記個人の生年月日に対応付けて表示する表示工程と、
を含み、
前記表示工程は、前記表示部において、前記生年月日に応じた色を表示する。
【発明の効果】
【0007】
この表示方法は、抽出された公に発信されたコンテンツと、個人の生年月日とを関連付けて表示することができるため、公に発信されたコンテンツを個人の成長に対応させて利用することができ、表示部に表示した生年月日に対応した色によって、他者に対して、個人の年代を把握させ易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施例1のSNSサイトと情報表示端末との全体の構成を示すブロック図である。
【
図2】実施例1の情報表示端末の構成を示すブロック図である。
【
図3】実施例1の情報表示端末の表示部に第1画像が表示された状態を示す。
【
図4】実施例1の情報表示端末の表示部に第2画像が表示された状態を示す。
【
図5】年代と、年代に対応する色との関係を示す図である。
【
図6】実施例1の情報表示端末の表示部に第3画像が表示された状態を示す。
【
図7】実施例1の情報表示端末の表示部に第4画像が表示された状態を示し、(A)は、指定した年月日において小学生であった会員の第4画像であり、(B)は、指定した年月日において社会人であった会員の第4画像である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の表示方法の色は、隣合う期間において、色調が連続するように異なっていてもよい。この構成によれば、隣合う期間において、色調が連続するように異なっているため、互いに生年月日が近い個人同士の場合、互いの表示部に表示した色が似たものになるため、互いの年齢が近いかどうかを直感的に把握することができる。
【0010】
本発明の表示方法の公に発信されたコンテンツは、SNSに発信されたものであってもよい。この構成によれば、SNSに発信されたコンテンツを個人の成長に対応させて利用することができる。
【0011】
本発明の表示方法の公に発信されたコンテンツは、公にされたものであり、且つネットワーク通信上で検索可能なものであっても良い。この構成によれば、既存のツール(一般のネットワーク)を利用することができ、公に発信されたコンテンツを容易に取得することができる。
【0012】
本発明の表示方法の表示工程は、個人が有する個人コンテンツと、特定コンテンツと、を個人特定情報で特定される個人の生年月日に対応付けて表示してもよい。この構成によれば、個人が有するコンテンツも生年月日に対応付けて表示することによって、SNSに発信されたコンテンツと、個人が有するコンテンツとを織り交ぜて利用することができる。このため、SNSに発信されたコンテンツを個人の過去の出来事と重ねながら楽しむことができる。
【0013】
<実施例1>
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施の形態を示すブロック図である。サーバー10Aを含むSNS(ソーシャルネットワークサービス)サイト10は、インターネット500を介して複数の会員が所有する情報表示端末1A、1B、1C等と接続される。
【0015】
情報表示端末1A,1B,1Cは、通信端末として機能するものであり、アプリケーションプログラムをインストールして、SNSサイト10との連携を図る動作をする。各情報表示端末1A,1B,1Cは、SNSサイト10を介して直接的又は間接的に接続される。これによって、例えば、SNSサイト10に各会員が投稿した画像、動画、音声、コメント等のコンテンツを、他の会員が所有する情報表示端末1A,1B,1Cにダウンロードして視聴することができる。なお、SNSサイト10としてクラウドサービスを用いることができる。
【0016】
情報表示端末1A,1B,1Cは、
図2に示すように、タッチパネル11、制御部15、記憶部17、及び通信部19を備えており、バスを通じて電気的に接続される。タッチパネル11は、記憶部17に記憶された各種データと、制御部15によって生成された各種画像又は画面と、を表示するための表示部12を備える。タッチパネル11は、指、又はスタイラス等の物体が接触したことを検知する接触検知部13を備える。
【0017】
接触検知部13は、圧力検出方式、抵抗膜方式、静電容量方式、又は電磁誘導方式等を採用することができる。接触検知部13は、自身の任意の位置上で指、又はスタイラス等の物体が接触したことを検知すると、その接触位置における押圧、電気抵抗、電気容量や弾性波のエネルギー等の変化量が検知され、対応する接触位置座標を特定する。接触検知部13は、特定した接触位置座標を制御部15に伝達する。
【0018】
制御部15は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成されており、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)などのメモリ、A/D変換器等を有している。
【0019】
記憶部17は、実行されるプログラム、画像、動画、音声等のコンテンツ等の各種データを記憶することができる。記憶部17は、制御部15からの命令に応答して、記憶部17における情報の登録、更新、削除等を実行する。記憶部17には、ROMや、RAM等が用いられる。
【0020】
通信部19は、インターネット500を介して、SNSサイト10との間でデータの送受信を行う。情報表示端末1A,1B,1Cは、この他に、物理ボタン、音声入出力部、カメラ、外部機器接続端子、温度センサ、及びジャイロセンサ等の各種センサ等の要素を含み得る。
【0021】
次に、このように構成された、情報表示端末1A,1B,1Cを用いて、SNSサイト10に投稿されたコンテンツにアクセスする手順について説明する。
【0022】
先ず、SNSサイト10の会員Aが所有する情報表示端末1Aを用いて、会員AがSNSサイト10にアクセスする。そして、生年月日を含む個人である会員Aを特定する個人特定情報を入力する入力工程を実行する。具体的には、会員Aが所有する情報表示端末1Aの表示部12には、
図3に示す第1画像F1が表示される。第1画像F1の領域R11には、現在の年月日が表示されている。第1画像F1は、性別を入力する性別入力領域R1、生年月日を入力する生年月日入力領域R2、及びコンテンツの種別を入力するコンテンツ種別入力領域R3を有している。コンテンツ種別入力領域R3には、例えば、雑誌、TV番組、映画、及び音楽等のキーワードの中から選択したキーワードを入力する構成とされている。この場合、会員Aは、コンテンツ種別入力領域R3に雑誌というキーワードを選択して入力する。会員Aは、各入力領域R1,R2,R3への情報の入力が完了すると、入力完了領域R4に触れる。
【0023】
すると、情報表示端末1Aの制御部15は、表示部12に
図4に示す第2画像F2を表示する。第2画像F2は、その背景に、会員Aの生年月日に応じた色を付している。この色は、
図5に示すように、SNSサイト10の会員の年代に応じて異なる色となるように設定されている。例えば、生年月日が1950年から1954年の会員には青2が設定され、生年月日が1955年から1959年の会員には紫みの青が設定される。会員に設定される色は、隣合う期間において、色調が連続するように異なっている。なお、異なる色みであるにもかかわらず色名が同じもの(青、青緑、緑みの青等)は、番号を付して区別している。こうして、会員毎に設定された色は、例えば、SNSサイト10を介して、直接的又は間接的に各情報表示端末1A,1B,1Cが接続された場合、互いの情報表示端末に送信され得る構成とされている。これによって、情報表示端末が接続された会員同士は、相手の年代を直感的に把握し易い。
【0024】
第2画像F2は、
図4に示すように、個人特定領域R5、年代表示領域R6、共通コンテンツ表示領域R7、公開個人コンテンツ表示領域R8、及び非公開個人コンテンツ表示領域R9を有している。個人特定領域R5は、会員Aの年齢と、生年月日と、会員Aに設定された色名と、を表示する。
【0025】
年代表示領域R6は、現在の西暦から会員Aの生年月日よりも前の西暦までを、例えば、10年刻みで一列に並べて表示する。共通コンテンツ表示領域R7は、例えば、雑誌、TV番組、映画、及び音楽等、SNSサイト10に向けて公に発信され、且つネットワーク通信上で検索可能なコンテンツを表示する領域である。公開個人コンテンツ表示領域R8は、例えば、会員AがSNSサイト10に投稿し、他の会員が視聴可能な写真や絵画等の画像、動画、音声データ、コメント等の文字データ等の個人コンテンツを表示する領域である。非公開個人コンテンツ表示領域R9は、例えば、SNSサイト10に投稿しない行動記録、日記、健康記録等の個人コンテンツのデータを表示する領域である。
【0026】
共通コンテンツ表示領域R7、公開個人コンテンツ表示領域R8、及び非公開個人コンテンツ表示領域R9は、年代表示領域R6の年代が並ぶ方向に沿うように伸びて表示される。共通コンテンツ表示領域R7、公開個人コンテンツ表示領域R8、及び非公開個人コンテンツ表示領域R9は、各々が年代表示領域R6における年代が並ぶ方向に直角をなした方向に並んでいる。共通コンテンツ表示領域R7には、例えば、共通コンテンツ層と表示されている。公開個人コンテンツ表示領域R8には、例えば、公開個人コンテンツ層と表示されている。非公開個人コンテンツ表示領域R9には、例えば、非公開個人コンテンツ層と表示されている。共通コンテンツ表示領域R7、公開個人コンテンツ表示領域R8、及び非公開個人コンテンツ表示領域R9には、会員Aの小学生時代を示す第1帯B1、中学生時代を示す第2帯B2、高校生時代を示す第3帯B3、大学生時代を示す第4帯B4、及び社会人時代を示す第5帯B5が跨って表示される。
【0027】
会員Aが、表示部12に表示された共通コンテンツ表示領域R7に触れる。すると、表示部12には、
図6に示す第3画像F3が表示される。第3画像F3は、共通コンテンツ表示領域R7が拡大して表示される。第3画像F3において、会員Aが、表示部12に表示された小学生時代を示す第1帯B1に触れる。すると、第3画像F3には、小学生時代の初日から最終日までの年月日を入力可能な日付入力領域R10が表示される。
【0028】
会員Aが日付入力領域R10に小学生時代の初日から最終日までの間における所望の年月日を入力する。すると、制御部15は、公に発信されたコンテンツの中から、入力工程で入力された個人特定情報で特定される個人の生年月日に基づく特定コンテンツを抽出する抽出工程を実行する。具体的には、会員Aは、共通コンテンツ表示領域R7における小学生時代を示す第1帯B1を選択している。このため、制御部15は、日付入力領域R10に入力された年月日に発行され公に発信されネットワーク通信上で検索可能なコンテンツである雑誌の中から特定コンテンツである少年少女向けの漫画雑誌を抽出する。
【0029】
仮に、会員Aが、社会人時代を示す第5帯B5を選択した場合、日付入力領域R10には、社会人時代の初日から現在までの年月日が入力可能な状態になる。そして、制御部15は、抽出工程を実行して、日付入力領域R10に入力された年月日に発行された雑誌の中から成年向け週刊誌を抽出する。なお、日付入力領域R10と共に、年齢考慮するか否かを選択する選択領域を表示し、この選択領域に、年齢を考慮しないことを入力することによって、雑誌を抽出する際に対象年齢を考慮しないようにして、対象年齢を区別することなく雑誌を抽出するようにしてもよい。
【0030】
次に、制御部15は、情報表示端末1Aが有する表示部12において、抽出工程で抽出された特定コンテンツを個人特定情報で特定される個人の生年月日に対応付けて表示する表示工程を実行する。具体的には、制御部15が表示工程を実行すると、表示部12には
図7(A)に示す第4画像F4が表示される。第4画像F4は、日付入力領域R10に入力された年月日に発行された雑誌の中から制御部15が抽出した少年少女向けの漫画雑誌の表紙の画像Cが表示される。そして、会員Aは、第4画像F4に表示された画像Cが表示された領域に触れると、画像Cに対応する雑誌のデータを閲覧することができる。表示工程において、表示部12には、会員Aの生年月日に応じた色、及び色名の少なくともいずれかが表示されている。
【0031】
ここで、会員Aが小学生のときに、すでに社会人であった会員Bが、自身の情報表示端末1Bに表示された第3画像F3の日付入力領域R10に、会員Aと同じ年月日を指定した場合、情報表示端末1Bの表示部12に表示される
図7(B)に示す第4画像F4には、成年向け週刊誌の表紙の画像C2が表示される。
【0032】
会員Aは、こうして閲覧した雑誌についての感想や当時の思い出等をSNSサイト10に投稿することができる。具体的には、閲覧した雑誌についての感想や当時の思い出は、雑誌を閲覧した日付に紐づけしてSNSサイト10にコンテンツとして投稿することができる。この場合、投稿されたコンテンツは、公開個人コンテンツ表示領域R8に表示することができる。また、閲覧した雑誌についての感想や当時の思い出は、SNSサイト10に投稿せず、情報表示端末1Aの記憶部17に記憶することもできる。この場合、記憶部17に記憶されたコンテンツは、非公開個人コンテンツ表示領域R9に表示することができる。
【0033】
会員Aが、表示部12に表示された公開個人コンテンツ表示領域R8、や非公開個人コンテンツ表示領域R9に触れた場合、表示部12には、公開個人コンテンツ表示領域R8、や非公開個人コンテンツ表示領域R9が拡大して表示された第3画像F3が表示される。そして、会員Aが、第1帯B1から第5帯B5のいずれかに触れ、日付入力領域R10に所望の日付を入力する。この場合、第4画像には、写真や絵画等の画像、動画、音声データ、コメント、行動記録、日記、健康記録等を縮小した画像(すなわち、サムネイル)が、作成された日付に基づいて表示される。写真、動画、音声データ、コメント、行動記録、日記、健康記録の各々における作成された日付は、例えば、各々が作成された際にデータの一部に組み込まれたものである。また、SNSサイト10に投稿した写真、動画、音声データ、コメントについては、SNSサイト10に投稿した日付に基づいてこれらデータの縮小した画像を第4画像に表示してもよい。
【0034】
上記のように構成された実施例1によれば、以下の効果を奏する。
【0035】
この表示方法は、生年月日を含む個人を特定する個人特定情報を入力する入力工程と、公に発信されたコンテンツの中から、入力工程で入力された個人特定情報で特定される個人の生年月日に基づく特定コンテンツを抽出する抽出工程と、情報表示端末1A,1B,1Cが有する表示部12において、抽出工程で抽出された特定コンテンツを個人特定情報で特定される個人の生年月日に対応付けて表示する表示工程と、を含み、表示工程は、表示部12において、生年月日に応じた色を表示する。この構成によれば、抽出された公に発信されたコンテンツと、個人の生年月日とを関連付けて表示することができるため、公に発信されたコンテンツを個人の成長に対応させて利用することができ、表示部12に表示した生年月日に対応した色によって、他者に対して、個人の年代を把握させ易くすることができる。
【0036】
この表示方法の色は、隣合う期間において、色調が連続するように異なっている。この構成によれば、隣合う期間において、色調が連続するように異なっているため、互いに生年月日が近い個人同士の場合、互いの表示部12に表示した色が似たものになるため、互いの年齢が近いかどうかを直感的に把握することができる。
【0037】
この表示方法の公に発信されたコンテンツは、SNSに発信されたものである。この構成によれば、SNSに発信されたコンテンツを個人の成長に対応させて利用することができる。
【0038】
この表示方法の公に発信されたコンテンツは、公にされたものであり、且つネットワーク通信上で検索可能なものである。この構成によれば、既存のツール(一般のネットワーク)を利用することができ、公に発信されたコンテンツを容易に取得することができる。
【0039】
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、表示工程の第4画像において、特定コンテンツである雑誌の表紙の画像が表示部に表示されている。しかし、これに限らない。例えば、表示部に第2画像が表示された状態において、所定の帯に触れた際に、制御部が、帯に対応した特定コンテンツと共に、帯に対応した個人コンテンツを抽出し、第4画像に特定コンテンツと、個人コンテンツとを表示してもよい。つまり、表示工程は、個人が有する個人コンテンツと、特定コンテンツと、を個人特定情報で特定される個人の生年月日に対応付けて表示する。この構成によれば、個人が有するコンテンツも生年月日に対応付けて表示することによって、SNSに発信されたコンテンツと、個人が有するコンテンツとを織り交ぜて利用することができる。このため、SNSに発信されたコンテンツを個人の過去の出来事と重ねながら楽しむことができる。
(2)上記実施例では、第1画像において、コンテンツの種別として、雑誌、TV番組、映画、及び音楽等のキーワードを入力している。しかし、これに限らず、著名人の名前を入力する構成としてもよい。この場合、第3画像において日付入力領域に入力した日付に対応した著名人の行動記録や発言記録等が第4画像に表示される。
(3)コンテンツ種別入力領域と共に、趣味種別入力領域を表示し、この趣味種別入力領域に、自分の趣味に関する単語(例えば、スポーツ、楽器、ファッション、園芸、旅行、アウトドア、ゲーム、園芸、乗り物等)を入力することによって、自身の趣味に適合したコンテンツを抽出し易くしてもよい。
(4)第3画像において、会員は日付入力領域に小学生時代の初日から最終日までの間における所望の年月日を入力することが開示されている。しかし、これに限らず、日付入力領域に、年月を入力する構成としてもよく、年を入力する構成としてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1A,1B,1C…情報表示端末
12…表示部