(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022074819
(43)【公開日】2022-05-18
(54)【発明の名称】情報処理システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/08 20120101AFI20220511BHJP
G16H 20/10 20180101ALI20220511BHJP
【FI】
G06Q10/08
G16H20/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020185190
(22)【出願日】2020-11-05
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.万歩計
(71)【出願人】
【識別番号】518182829
【氏名又は名称】コルデコ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100154748
【弁理士】
【氏名又は名称】菅沼 和弘
(74)【代理人】
【識別番号】100203563
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 宏剛
(72)【発明者】
【氏名】山本 篤史
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049AA16
5L099AA25
(57)【要約】 (修正有)
【課題】インターネットを利用して医薬品の売買を行う者にとって、より利便性の高い医薬品売買システムを構築する。
【解決手段】サーバ1、顧客端末2、薬剤師端末3及び店舗端末4がインターネット等の所定のネットワークを介して相互に接続されている情報処理システムにおいて、サーバの指定受付部は、物流センターEに保管されている1以上の商品のうち、顧客Cによる購入対象の商品の指定と、商品の受取店舗Dの指定とを受け付ける。送受信制御部は、購入対象の指定を受け付けた商品が、要確認医薬品Mである場合に、薬剤師Pによる問診を行うための問診票を顧客Cに提示し、顧客Cにより所定事項が入力された問診票を薬剤師Pに報知する。商品発送管理部は、問診票の内容に対する薬剤師Pの判断の結果に基づいて、顧客Cに対する商品の発送を制御する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の場所に保管されている1以上の商品のうち、顧客による購入対象の商品の指定と、当該商品の受取場所の指定とを受け付ける受付手段と、
前記購入対象の指定が受け付けられた商品が、薬剤師の確認を必要とする商品である場合に、前記確認を行うための問診票を前記顧客に提示する提示手段と、
前記顧客により所定事項が入力された前記問診票を、前記薬剤師に報知する報知手段と、
前記問診票の内容に対する前記薬剤師の判断の結果に基づいて、前記顧客に対する前記商品の発送を制御する発送制御手段と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
報知手段は、
前記顧客により所定事項が入力された前記問診票を、前記所定の場所に所在する1以上の前記薬剤師のうちいずれかに報知し、
前記発送制御手段は、
前記問診票の内容に対する前記1以上の薬剤師のうちのいずれかによる判断の結果に基づいて、前記顧客に対する前記商品の発送を制御する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記顧客により購入対象として指定された商品を補完する他の商品を当該顧客に提案する提案手段をさらに備える、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記顧客により購入された前記商品に関する情報と、当該顧客に関する情報とに基づいて、前記商品の使用を継続できる期間を算出して、前記顧客に対する前記商品の再購入の案内を所定タイミングで行う案内手段をさらに備える、
請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今の社会的環境の変化に伴い、通信販売を利用した物の売買が盛んに行われている状況にある。医薬品の売買も例外ではなく、例えば薬剤師の確認を要する医薬品であっても、インターネットを利用した遠隔での確認により、通信販売が可能になっている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術を含め、従来の技術よりも、インターネットを利用して医薬品の売買を行う者にとって利便性の高い医薬品売買システムの構築が望まれている状況にある。
【0005】
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、インターネットを利用して医薬品の売買を行う者にとって、より利便性の高い医薬品売買システムを構築することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理システムは、
所定の場所に保管されている1以上の商品のうち、顧客による購入対象の商品の指定と、当該商品の受取場所の指定とを受け付ける受付手段と、
前記購入対象の指定が受け付けられた商品が、薬剤師の確認を必要とする商品である場合に、前記確認を行うための問診票を前記顧客に提示する提示手段と、
前記顧客により所定事項が入力された前記問診票を、前記薬剤師に報知する報知手段と、
前記問診票の内容に対する前記薬剤師の判断の結果に基づいて、前記顧客に対する前記商品の発送を制御する発送制御手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、インターネットを利用して医薬品の売買を行う者にとって、より利便性の高い医薬品売買システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システムにより実現可能となる本サービスの概要を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【
図3】
図2に示す情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】
図3のサーバの機能的構成のうち、販売支援処理を実行するための機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0010】
まず、本発明の一実施形態に係る情報処理システム(後述する
図2参照)により実現可能となるサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)の概要について説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムにより実現可能となる本サービスの概要を示す図である。
【0012】
本サービスは、サービス提供者(図示せず)から顧客C及び薬剤師Pに対して提供されるサービスである。
顧客Cは、本サービスにより提供される所定のEC(Electronic Commerce)サイト(以下、「本サイト」と呼ぶ)で医薬品を購入しようとする者である。顧客Cは、本サービスを利用する際、本サービスを利用可能にする顧客C専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「専用アプリ」と呼ぶ)がインストールされたスマートフォン等2(以下、「顧客端末2」と呼ぶ)を操作する。以下、顧客Cが「顧客端末2を操作する」ことは、専用アプリがインストールされた顧客端末2を操作して本サービスを利用することを意味するものとする。
薬剤師Pは、本サイトで販売される医薬品のうち、法令上の理由で薬剤師の確認を必要とする医薬品(以下、「要確認医薬品M」と呼ぶ)に対する確認を行う者である。薬剤師Pは、本サービスを利用する際、専用アプリがインストールされたパーソナルコンピュータ等3(以下、「薬剤師端末3」と呼ぶ)を操作する。以下、薬剤師Pが「薬剤師端末3を操作する」ことは、専用アプリがインストールされた薬剤師端末3を操作して本サービスを利用することを意味するものとする。
【0013】
図1には、顧客Cが、顧客端末2を操作して要確認医薬品Mを購入する場合の流れの一例が示されている。
即ち、顧客Cは、本サイトにアクセスして、所望の要確認医薬品Mを選択する操作(例えば要確認医薬品Mを示すアイコンをタップする操作)を行う。すると、「問診を希望する」と表記されたボタンB1が表示される。顧客CがボタンB1を押下すると、顧客Cが要確認医薬品Mを購入する際に確認しなければならない1以上の項目(以下、「確認項目」と呼ぶ)が表示される。具体的には例えば、顧客Cが、要確認医薬品Mとして痛み止めの飲み薬を選択したとする。この場合、例えば以下のような確認項目が表示される。即ち、「以下の記載内容のうち該当項目がある方は購入をお控えください。」という表記とともに、「(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人、(2)本剤又は他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、外用鎮痛消炎薬を使用してぜんそくを起こしたことがある人、(3)15歳未満の小児・・・」といった確認項目が表示される。顧客Cは、表示された確認項目のうち該当するものがある場合には購入を諦め、確認項目に該当するものがない場合には「購入する」と表記されたボタンB2を押下する。ボタンB2が押下されると、対象となる要確認医薬品M(ここでは痛み止めの飲み薬)が仮想の買い物かごに入る(ステップS1)。
【0014】
顧客Cは、他に購入するものがない場合、「お会計」と表記されたボタンB3を押下する。ボタンB3が押下されると、オンラインによる決済手続が開始される。決済手続が完了すると、薬剤師Pによる所定の確認が実施される。具体的には、顧客Cに対して、要確認医薬品Mを適正に使用することを確認するための問診票Hが薬剤師P名義でメール送信される(ステップS2)。
【0015】
顧客Cは、Eメールで送信されてきた薬剤師P名義の問診票Hに所定事項を入力して返信する。
薬剤師Pは、薬剤師端末3を操作して、顧客Cから返信されてきた問診票Hの内容を確認する(ステップS3)。このとき、必要に応じて薬剤師Pと顧客Cとの間でチャットやメール等による問診等が行われる。
【0016】
薬剤師Pは、問診票Hを確認した結果、問題があると判断した場合には、「問題あり」と表記されたボタンB11を押下する。ボタンB11が押下されると、対象となる要確認医薬品Mの発送手続は開始されない。
これに対して、薬剤師Pは、問診票Hを確認した結果、問題がないと判断した場合には、「問題なし」と表記されたボタンB12を押下する。ボタンB12が押下されると、対象となる要確認医薬品Mの発送手続が開始される(ステップS4)。
具体的には、顧客Cにより受取場所として予め指定された受取店舗Dに対する発送手続が開始される。発送手続が完了すると、発送された要確認医薬品Mに係る注文番号が顧客Cに通知される。
【0017】
発送された要確認医薬品Mが受取店舗Dに到着すると、受取店舗Dにおいて保管される(ステップS5)。なお、要確認医薬品Mが受取店舗Dに到着した旨は、本サービスを介して顧客Cに通知される。
これにより、顧客Cは、所望の受取店舗Dを予め指定しておくことで要確認医薬品Mを容易に入手することができる。また、要確認医薬品Mを販売する側は、受取店舗Dに在庫を持つことなく、受注の都度、医薬品の流通の核となる物流センターEから要確認医薬品Mを発送する。
【0018】
本サービスにおいて、顧客Cにより要確認医薬品Mの受取場所として設定される受取店舗Dは特に限定されず、例えば近隣のドラッグストア、ホームセンター、コンビニエンスストア等であってもよい。さらに、要確認医薬品Mの受取時間も特に限定されず、例えば受取店舗Dの営業時間に準ずるようにしてもよい。このため、例えば受取店舗Dが24時間営業のコンビニエンスストアである場合には、24時間いつでも受け取ることもできる。
【0019】
本サービスにおいて、薬剤師Pは、要確認医薬品Mの発送元となる物流センターEに勤務する。また、物流センターEには、要確認医薬品Mを含む各種各様の医薬品及び医療関連商品がいつでも発送可能な状態で保管されている。
即ち、全国にn箇所(nは1以上の整数値)に存在する物流センターE1乃至Enの夫々には、m人(mは1以上の整数値)の薬剤師Pが交代で勤務している。例えば、3人の薬剤師Pを1チームとした、1人8時間勤務の2セット16名体制、あるいは3セット24名体制の勤務形態による24時間対応の勤務体制がとられている。
これにより、複数の薬剤師Pからなるチームによる交代体制の顧客対応が可能になるので、あらゆる客層からのあらゆる要望に対応できる。また、それとともに、薬剤師Pの労働環境を改善することもできる。その結果、いわゆる「1店舗1薬剤師」という従来の体制で生じていた問題(例えば対応できる顧客が限られるという問題)を解消することができる。
【0020】
これにより、顧客Cとしては、手元に医薬品が無くなりそうなタイミングでプッシュ通知されるので、医薬品の残量を管理する必要性が低減化される。また、都合の良いタイミング(場所によっては24時間)で確実に医薬品を入手することができる。また、鮮度の良い状態の医薬品を受け取ることができる。
また、医薬品の販売者は、店舗毎に薬剤師Pを配置する必要がないので、物流センターEに薬剤師Pを一括配置することができる。その結果、薬剤師Pの無理のない人事管理を実現させることができる。また、物流センターEにおいて医薬品の在庫が管理されるので、医薬品の販売者は、自前で店舗を拡大することなく複数の場所で医薬品を提供することができる。また、物流センターEで医薬品の在庫が一括管理されるため、滞留期間が短く鮮度の良い薬の提供が可能となる。
【0021】
本サービスでは、顧客Cが来店した受取店舗D毎に配備された情報処理装置4(以下、「店舗端末4」と呼ぶ)から要確認医薬品Mを注文することができる。店舗端末4には、本サービスを利用可能にする受取店舗D専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「店舗専用アプリ」と呼ぶ)がインストールされている。店舗端末4は、受取店舗Dの店員が操作してもよいし、いわゆるキオスク端末のように、受取店舗Dに来店した顧客Cが操作してもよい。
具体的には例えば、顧客Cは、受取店舗Dの店頭に所望の要確認医薬品Mがない場合であっても、店舗端末4を操作する(又は店員に操作してもらう)ことで注文することができる。
【0022】
本サービスでは、顧客Cの年齢、性別、既往歴等を含む顧客Cに関する情報(以下、「顧客情報」と呼ぶ)が顧客C毎に管理されている。また、本サイトで販売されている医薬品の用法、用量、内容量等を含む医薬品に関する情報(以下、「医薬品情報」と呼ぶ)が医薬品の種類毎に管理されている。
これにより、顧客情報及び医薬品情報に基づいて、顧客Cにより購入された医薬品が、通常の用法で使用され続けた場合に無くなるまでの日数(以下、「使用可能日数」と呼ぶ)を算出することが可能となる。
【0023】
そこで、本サービスでは、所定のタイミングで、顧客Cに対する所定のプッシュ通知が行われる。
具体的には例えば、顧客C(35歳)が、本サイトを利用して、ある内服薬(10錠)を購入したとする。そして、その内服薬の用法及び用量が、15歳以上は1日2錠服用、7歳以上15歳未満は1日1錠服用と定められていたとする。この場合、顧客情報に含まれる年齢(35歳)という情報と、医薬品情報に含まれる内容量(10錠)、用法及び用量(15歳以上は1日2錠服用)とう情報とに基づいて、使用可能日数(5日)が算出される。そして、その内服薬が無くなる日の3日前になると、その内服薬を購入した顧客Cに対して、例えば「購入した薬の残りが少なくなる頃です」といったメッセージとともに、「再購入を希望しますか?」といったメッセージがプッシュ通知される。
プッシュ通知を受けた顧客Cが内服薬を再購入する場合、顧客Cは、受取店舗Dの指定と決済処理の手続きとを行う。すると、本サービスにおいて使用可能日数が算出されて、上述のプッシュ通知が再度行われる、という処理が繰り返されることになる。
【0024】
また、本サービスでは、本サイトで所定の医薬品を購入した顧客Cに対して、当該医薬品を補完する商品K(以下、「補完商品K」と呼ぶ)の提案が行われる。
即ち、従来からある現実世界の店舗(例えばドラッグストアや薬局)の場合、売り場のスペースに制限があるため、医薬品を含む商品の品揃えの面での制約が大きかった。また、薬剤師Pはその店舗に置かれている商品しか顧客Cに紹介することができなかった。
これに対して、本サービスでは、物流センターEが広大なスペースを確保することができるため、商品の品揃えの面での制約が少ない。このため、取り扱うことができる商品の種類を拡大させることができるので、個々の顧客Cに対してより適切となる商品を紹介することが可能になる。
【0025】
また、購入対象として顧客Cに選択された医薬品の医薬品情報と、物流センターEに在庫として存在する商品のうち顧客Cに選択された医薬品の補完商品Kに関する情報(以下、「補完商品情報」と呼ぶ)とに基づいて、補完商品Kを薬剤師Pに提案する。補完商品Kとしては、例えば補助具(例えば松葉杖、サポーター等)や健康器具(例えばダンベル、万歩計等)などが挙げられる。また、性質的に店頭に置かれることが少ない医療用器具(例えばコルセット、入院時に患者が準備する弾性ストッキング等)や医薬品(例えば人工肛門用の洗浄剤や脱脂綿等)も補完商品Kとして薬剤師Pに提案することができる。また、顧客Cが定期的に必要とする消耗品(例えばテーピング、包帯等)についても、商品の分野を問わず関連性が認められる広い範囲で、補完商品Kとして薬剤師Pに提案することができる。そして、どのような補完商品Kが顧客Cに提案するのかについては、AI(人工知能)によるディープラーニング等の機械学習の結果を利用することもできる。
【0026】
現実世界の店舗(例えばドラッグストアや薬局)では、購入者毎の販売管理は実施されていなかった。また、医薬品の通信販売では、購入者の購入履歴は記録されるが、記録された購入履歴は購入者の薬歴として活用されることはなかった。
これに対して、本サービスでは、顧客情報として顧客C毎の購入履歴及び薬歴が管理される。具体的には、本サイトでの購入時に入力された、顧客Cの顧客情報(例えば現在の症状、既往歴等)に基づいて、その顧客Cにとって最適となる医薬品が薬剤師Pに提案される。そして、提案を受けた薬剤師Pが最終判断を下す。その結果、例えば顧客Cが購入を希望する医薬品ではなく、より顧客Cにとって効果のある医薬品が提案される場合もある。
【0027】
また、顧客Cの商品の購入履歴に基づいて、補完商品Kのうち医薬品以外の商品の次回の購入時期をプッシュ通知することができる。これにより、顧客Cの買い忘れを防ぐことができる。さらに、販売者の売り上げの向上を図ることができる。
【0028】
また、顧客Cの購入履歴から、同一の医薬品を連続して購入していることが判明した場合には、上述したプッシュ通知の他、薬剤師Pに対する所定のアラートが発せられる。アラートを受けた薬剤師Pは、顧客Cに連絡して、「医薬品の効果」という見地で状況を確認する。確認の結果、連続して購入されている医薬品が、顧客Cの病状の改善に貢献していない(効果が見られない、かえって悪い効果が見られる等)と薬剤師Pが判断した場合には、所定の提案が行われる。具体的には例えば、医薬品を変える、病院に行くことを勧めるといった提案を行う。これにより、顧客Cの利便性を向上させることができる。
【0029】
また、従来は、顧客Cが転勤等で遠隔地に転居した場合、地域により販売されている医薬品が異なることがあるため、以前から購入していた馴染みの医薬品を購入することができないことがあった。
これに対して、本サービスでは、広範囲をカバーする物流センターEに在庫として存在する医薬品が顧客Cに直接配送される(または受取店舗Dに配送される)ので、顧客Cが居住する地域に関係なく所望の医薬品を購入することができる。その結果、地域特性を解消させることができる。
【0030】
また、従来は、店舗において一定以上の在庫を常に確保しておく必要があるため、過剰在庫になり易い傾向にあり、その結果ロスが発生することが多かった。
これに対して、本サービスでは、物流センターEから複数の場所(受取店舗Dや顧客Cの自宅等)に配送される。その結果、在庫の回転が良くなり、適正在庫が維持され、在庫のロスが無い状態になる。その結果、在庫の適正化を図ることができる。
【0031】
また、本サービスによれば、物流センターEにおいて商品が一括して管理されて顧客Cに対する直接の納品が可能になる。このため、例えば店頭で万引き対策を講じる必要性がなくなる。
【0032】
また例えば、本サービスによれば、販売者が店頭で現金を取り扱ったり顧客Cと対面したりすることがなくなるので、衛生面や感染病対策の面で優れた環境を構築することができる。
【0033】
次に、
図2を参照して、上述した本サービスの提供を実現化させる情報処理システム、即ち本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバ1が適用される情報処理システムの構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【0034】
図2に示す情報処理システムは、サーバ1と、顧客端末2と、薬剤師端末3と、店舗端末4とを含むように構成されている。
サーバ1、顧客端末2、薬剤師端末3、及び店舗端末4は、インターネット等の所定のネットワークNWを介して相互に接続されている。
【0035】
サーバ1は、サービス提供者(図示せず)により管理される情報処理装置である。サーバ1は、顧客端末2、薬剤師端末3、及び店舗端末4と適宜通信をしながら、本サービスを実現するための各種処理を実行する。
【0036】
顧客端末2は、
図1の顧客Cが操作する情報処理装置である。顧客端末2はスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。なお、
図2には顧客端末2が1台のみ描画されているが、実際にはk人(kは1以上の整数値)の顧客Cの夫々に対してk台の顧客端末2の夫々が割り当てられるように配置されている。
【0037】
薬剤師端末3は、
図1の薬剤師Pが操作する情報処理装置である。薬剤師端末3はスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。なお、
図2には薬剤師端末3が1台のみ描画されているが、実際にはp人(pは1以上の整数値)の薬剤師Pの夫々に対してp台の薬剤師端末3の夫々が割り当てられるように配置されている。
【0038】
店舗端末4は、受取店舗Dの店員、又は受取店舗Dに来店した顧客Cが操作する情報処理装置である。店舗端末4は、受取店舗D毎に少なくとも1台設置されており、例えば受取店舗Dの店舗内に設置される。また、店舗端末4は、受取店舗Dの店員が携帯できる態様のものであってもよい。店舗端末4は、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン等で構成される。
【0039】
図3は、
図2に示す情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0040】
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、入力部16と、出力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備えている。
【0041】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0042】
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、入力部16、出力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
【0043】
入力部16は、例えばキーボード等により構成され、各種情報を入力する。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば
図2の顧客端末2、薬剤師端末3、及び店舗端末4)との間で通信を行う。
【0044】
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア40が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア40から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア40は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
【0045】
なお、図示はしないが、
図2の顧客端末2、薬剤師端末3、及び店舗端末4も、
図3に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有することができる。したがって、顧客端末2、薬剤師端末3、及び店舗端末4のハードウェア構成についての説明は省略する。
【0046】
このような
図3のサーバ1を含む
図2の情報処理システムを構成する各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、販売支援処理を含む各種処理の実行が可能になる。その結果、サービス提供者は、顧客C及び薬剤師Pに対して上述の本サービスを提供することができる。
「販売支援処理」とは、要確認医薬品のオンライン販売を支援する処理のことをいう。
以下、
図2の情報処理システムにおいて実行される、販売支援処理を実行するための機能的構成について説明する。
【0047】
図4は、
図2の情報処理システムを構成する
図3のサーバの機能的構成のうち、販売支援処理を実行するための機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0048】
図4に示すように、
図2の情報処理システムが販売支援処理を実行する場合、サーバ1のCPU11においては、指定受付部101と、問診希望受付部102と、項目表示制御部103と、確認結果受付部104と、決済処理検知部105と、問診票送受信制御部106と、判断結果受付部107と、商品発送管理部108と、チャット管理部109と、履歴管理部110と、提案部111と、プッシュ部112と、サイト管理部113とが機能する。
【0049】
また、サーバ1の記憶部18の一領域には、顧客DB181と、医薬品DB182と、補完商品DB183と、薬剤師DB184とが設けられている。
顧客DB181には、本サービスに登録されたk人の顧客Cの夫々の顧客情報が格納されている。医薬品DB182には、q種類(qは1以上の整数値)の医薬品の夫々の医薬品情報が格納されている。補完商品DB183には、r種類(rは1以上の整数値)の補完商品Kの夫々の補完商品情報が格納されている。薬剤師DB184には、本サービスに登録されたt人(tは1以上の整数値)の薬剤師Pの夫々の登録情報が格納されている。
【0050】
指定受付部101は、本サイトを利用する顧客Cによる、購入を希望する商品の指定と、当該商品の受取場所の指定とを受け付ける。
具体的には、指定受付部101は、本サイトを利用する顧客Cによる、購入を希望する要確認医薬品Mの指定と、受取店舗Dの指定とを受け付ける。
【0051】
問診希望受付部102は、指定受付部101により指定が受け付けられた商品が要確認医薬品Mである場合、薬剤師Pによる問診を希望するかどうかを顧客Cに確認する。
具体的には、問診希望受付部102は、顧客端末2に対して、薬剤師Pによる問診が必要となる旨を報知する制御を実行する。そして、問診希望受付部102は、薬剤師Pによる問診を希望する旨を示す情報が顧客端末2から送信されてくると、これを受け付ける。
【0052】
項目表示制御部103は、薬剤師Pの問診を希望する旨が問診希望受付部102により受け付けられると、対象となる要確認医薬品Mの確認項目を顧客端末2に表示する制御を実行する。
【0053】
確認結果受付部104は、項目表示制御部103の制御により顧客端末2に表示された確認項目に対する顧客Cの確認結果を受け付ける。
【0054】
決済処理検知部105は、顧客Cにより購入された要確認医薬品Mの決済処理が完了した旨を検知する。
【0055】
送受信制御部106は、決済処理が完了した旨が決済処理検知部105より検知されると、薬剤師P名義の問診票Hを顧客端末2に送信する制御を実行する。
また、送受信制御部106は、顧客Cにより入力された問診票Hが顧客端末2から送信されてくると、これを受信して、対象となる薬剤師Pの薬剤師端末3に送信する制御を実行する。
【0056】
判断結果受付部107は、送受信制御部106の制御により薬剤師端末3に送信された問診票Hに対する薬剤師Pの判断結果を受け付ける。
【0057】
商品発送管理部108は、判断結果受付部107により受け付けられた、薬剤師Pの判断結果に基づいて、対象となる要確認医薬品Mの顧客Cへの発送を制御する。
具体的には、商品発送管理部108は、判断結果受付部107により受け付けられた薬剤師Pの判断結果が、顧客Cに対する要確認医薬品Mの販売に対して肯定的である場合には、要確認医薬品Mの顧客Cへの発送を制御する。これに対して、商品発送管理部108は、判断結果受付部107により受け付けられた薬剤師Pの判断結果が、顧客Cに対する要確認医薬品Mの販売に対して否定的である場合には、要確認医薬品Mの顧客Cへの発送を禁止する制御を実行する。
【0058】
チャット管理部109は、顧客Cにより所定事項が入力された問診票Hの内容に問題がある場合等における、薬剤師Pと顧客Cとの間におけるコミュニケーションツールとしてのチャットの管理を行う。
【0059】
履歴管理部110は、顧客Cの本サービスの利用実績を、履歴情報として顧客DB181に記憶させて管理する。
【0060】
提案部111は、購入対象として顧客Cに指定された医薬品の医薬品情報と顧客Cの顧客情報とに基づいて、補完商品Kの提案を行う。
【0061】
プッシュ部112は、顧客Cの顧客情報と、顧客Cにより購入された要確認医薬品Mの医薬品情報に基づいて、要確認医薬品Mの使用可能日数を算出する。そして、要確認医薬品Mの再購入を促すメッセージの報知を所定のタイミングで行う。
具体的医には例えば、プッシュ部112は、要確認医薬品Mの販売日から起算して使用可能日数が経過する日の3日前に要確認医薬品Mの再購入を促すメッセージの報知を行う。
【0062】
サイト管理部113は、本サイトの管理を行う。
【0063】
図2の情報処理システムが上述の構成を有することにより、複数の薬剤師Pからなるチームによる交代体制の顧客対応が可能になるので、あらゆる客層からのあらゆる要望に対応することが可能にできる。また、それとともに、薬剤師Pの労働環境を改善することもできる。その結果、いわゆる「1店舗1薬剤師」という従来の体制で生じていた問題(例えば対応できる顧客が限られるという問題)を解消することができる。
【0064】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものとみなす。
【0065】
例えば、上述の実施形態では、顧客C及び薬剤師Pの夫々は、専用アプリがインストールされた顧客端末2及び薬剤師端末3の夫々を操作して本サービスを利用するが、これに限定されない。顧客C及び薬剤師Pの夫々のブラウザ機能で、本サービスを利用できる専用のウェブサイトにアクセスして、所定のログイン操作を行うことで本サービスを利用することもできる。
【0066】
また例えば、上述の実施形態では、顧客Cが薬剤師Pの問診を希望すると、顧客Cによる確認項目の確認と決済処理とが行われた後に顧客Cに問診票が提示されるが、これに限定されない。顧客Cによる確認項目の確認と決済処理とが行われる前に顧客Cに問診票が提示されてもよい。
【0067】
また例えば、上述の実施形態では、使用可能日数の起算日が要確認医薬品Mの販売日(決済日)とされているが、これに限定されない。要確認医薬品Mが実際に顧客Cに手渡された日を使用可能日数の起算日としてもよい。この場合、例えば受取店舗Dの店員や、顧客Cの自宅等に要確認医薬品Mを配達する配達員(図示せず)が、実際に顧客Cに要確認医薬品Mを手渡した日を記録するための所定の操作を行うようにしてもよい。
【0068】
また、
図2に示すシステム構成、及び
図3に示すサーバ1のハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
【0069】
また、
図4に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述したレコメンド処理を全体として実行できる機能が
図2の情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロック及びデータベースを用いるのかは、特に
図4の例に限定されない。
【0070】
また、機能ブロック及びデータベースの存在場所も、
図4に限定されず、任意でよい。
図4の例で、販売支援処理は、
図2の情報処理システムのうち主にサーバ1のCPU11の制御により行われる構成となっているが、これに限定されない。例えばサーバ1側に配置された機能ブロック及びデータベースの少なくとも一部を、顧客端末2側、薬剤師端末3側、店舗端末4側、又は図示せぬ他の情報処理装置が備える構成としてもよい。
【0071】
また、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0072】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0073】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。
【0074】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0075】
以上をまとめると、本発明が適用される情報処理システムは、次のような構成を有していれば足り、各種各様な実施の形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理システムは、
所定の場所に保管されている1以上の商品のうち、顧客による購入対象の商品の指定と、当該商品の受取場所(例えば
図4の指定受付部101)の指定とを受け付ける受付手段(例えば
図1の受取店舗D)と、
前記購入対象の指定が受け付けられた商品が、薬剤師の確認を必要とする商品(例えば
図1の要確認医薬品M)である場合に、前記確認を行うための問診票(例えば
図1の問診票H)を前記顧客に提示する提示手段(例えば
図4の送受信制御部106)と、
前記顧客により所定事項が入力された前記問診票を、前記薬剤師に報知する報知手段(例えば
図4の送受信制御部106)と、
前記問診票の内容に対する前記薬剤師の判断の結果に基づいて、前記顧客に対する前記商品の発送を制御する発送制御手段(例えば
図4の商品発送管理部108)と、
を備える。
【0076】
即ち、所定の場所に保管されている1以上の商品のうち、顧客による購入対象の商品の指定と、当該商品の受取場所の指定とが受け付けられる。また、購入対象の指定が受け付けられた商品が、薬剤師の確認を必要とする商品である場合には、前記確認を行うための問診票が顧客に提示される。また、顧客により所定事項が入力された問診票が薬剤師に報知される。また、問診票の内容に対する薬剤師の判断の結果に基づいて、顧客に対する商品の発送が制御される。
これにより、顧客は、薬剤師の確認が必要となる商品をオンラインで購入することが可能となる。その結果、売り場スペース上の都合や商品の性質を理由に小売店舗の店頭に置かれていない商品を容易に購入することができる。
また、複数の薬剤師からなるチームによる交代体制の顧客対応が可能になるので、あらゆる客層からのあらゆる要望に対応することが可能にできる。また、それとともに、薬剤師の労働環境を改善することもできる。その結果、いわゆる「1店舗1薬剤師」という従来の体制で生じていた問題(例えば対応できる顧客が限られるという問題)を解消することができる。
【0077】
また、報知手段は、
前記顧客により所定事項が入力された前記問診票を、前記所定の場所(例えば
図1の物流センターE)に所在する1以上の前記薬剤師のうちいずれかに報知し、
前記発送制御手段は、
前記問診票の内容に対する前記1以上の薬剤師のうちのいずれかによる判断の結果に基づいて、前記顧客に対する前記商品の発送を制御することができる。
【0078】
即ち、問診票の内容に対する1以上の薬剤師のうちのいずれかによる判断の結果に基づいて、顧客に対する商品の発送が制御される。
これにより、従来の一店舗一薬剤師という概念にとらわれない医薬品の販売体制を確立することができる。その結果、薬剤師の労働環境を改善させることができる。
【0079】
また、前記顧客により購入対象として指定された商品を補完する他の商品(例えば
図1の補完品)を当該顧客に提案する提案手段(例えば
図4の提案部111)をさらに備えることができる。
【0080】
即ち、顧客により購入対象として指定された商品を補完する他の商品が顧客に提案される。
これにより、顧客の利便性を向上させることができる。また、販売側の売上向上に寄与することができる。
【0081】
また、前記顧客により購入された前記商品に関する情報(例えば
図4の医薬品DB182に記憶されている医薬品情報)と、当該顧客に関する情報(例えば
図4の顧客DB181に記憶されている顧客情報)とに基づいて、前記商品の使用を継続できる期間(例えば
図1の使用可能期間)を算出して、前記顧客に対する前記商品の再購入を促す案内を所定タイミングで行う案内手段(例えば
図4のプッシュ部112)と、
をさらに備えることができる。
【0082】
即ち、顧客により購入された商品に関する情報と、その顧客に関する情報とに基づいて、その商品の使用を継続できる期間が算出される。そして、顧客により購入された商品の再購入を促す案内が所定タイミングで行われる。
その結果、顧客の利便性を向上させることができる。また、販売側の売上向上に寄与することができる。
【符号の説明】
【0083】
1・・・サーバ、2・・・顧客端末、3・・・薬剤師端末、4・・・店舗端末、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・入力部、17・・・出力部、18・・・記憶部、19・・・通信部、20・・・ドライブ、40・・・リムーバルメディア、101・・・指定受付部、102・・・問診希望受付部、103・・・項目表示制御部、104・・・確認結果受付部、105・・・決済処理検知部、106・・・送受信制御部、107・・・判断結果受付部、108・・・商品発送管理部、109・・・チャット管理部、110・・・履歴管理部、111・・・提案部、112・・・プッシュ部、113・・・サイト管理部、181・・・顧客DB、182・・・医薬品DB、183・・・補完商品DB、184・・・薬剤師DB、C・・・顧客、M・・・要確認医薬品、P・・・薬剤師、H・・・問診票、K・・・補完商品、D・・・受取店舗、B・・・ボタン、E・・・物流センター、NW・・・ネットワーク