IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社小糸製作所の特許一覧

<>
  • 特開-光源ユニット 図1
  • 特開-光源ユニット 図2
  • 特開-光源ユニット 図3
  • 特開-光源ユニット 図4
  • 特開-光源ユニット 図5
  • 特開-光源ユニット 図6
  • 特開-光源ユニット 図7
  • 特開-光源ユニット 図8
  • 特開-光源ユニット 図9
  • 特開-光源ユニット 図10
  • 特開-光源ユニット 図11
  • 特開-光源ユニット 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022074954
(43)【公開日】2022-05-18
(54)【発明の名称】光源ユニット
(51)【国際特許分類】
   F21V 19/00 20060101AFI20220511BHJP
   F21V 29/76 20150101ALI20220511BHJP
   F21V 29/89 20150101ALI20220511BHJP
   F21V 29/503 20150101ALI20220511BHJP
   F21S 45/47 20180101ALI20220511BHJP
   F21S 41/143 20180101ALI20220511BHJP
   F21S 41/148 20180101ALI20220511BHJP
   F21S 41/19 20180101ALI20220511BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20220511BHJP
   F21W 102/10 20180101ALN20220511BHJP
【FI】
F21V19/00 450
F21V19/00 150
F21V29/76
F21V19/00 170
F21V29/89
F21V29/503
F21S45/47
F21S41/143
F21S41/148
F21S41/19
F21Y115:10
F21W102:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020185409
(22)【出願日】2020-11-05
(71)【出願人】
【識別番号】000001133
【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100099999
【弁理士】
【氏名又は名称】森山 隆
(72)【発明者】
【氏名】金森 昭貴
【テーマコード(参考)】
3K013
【Fターム(参考)】
3K013AA01
3K013AA07
3K013BA01
3K013CA05
3K013EA09
(57)【要約】
【課題】発光素子を搭載している基板がヒートシンクに支持された光源ユニットにおいて、そのコスト低減を図る。
【解決手段】ヒートシンク60を、基板50を載置するための基板載置面62aにおける左右方向の2箇所から突出する第1および第2係合片66、68を備えた押出成形品として構成とする。その際、第1係合片66は、基板50の第1端面50aとの係合により基板50を左右方向に関して位置決めする構成とし、第2係合片68は、基板50の第2端面50bの係合により基板50を第1係合片66へ向けて弾性的に押圧する構成とする。その上で、基板載置面62aにおける第2係合片68の左右両側に隣接する位置に、灯具前後方向に延びる第1凹溝部62bがそれぞれ形成された構成とする。これにより、第2係合片68を撓みやすい構成とし、ヒートシンク60にネジ穴の形成等の後加工を施すことを必要とせずに基板50の支持が行われるようにする。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子が搭載された基板と、上記基板を支持するヒートシンクと、を備えた光源ユニットにおいて、
上記ヒートシンクは、金属製の押出成形品として構成されており、
上記ヒートシンクは、上記基板を載置するための基板載置面と、上記基板載置面における第1の方向の2箇所から突出するように形成された第1および第2係合片とを備えており、
上記第1係合片は、上記基板の第1端面と係合することにより上記基板を上記第1の方向に関して位置決めするように構成されており、
上記第2係合片は、上記基板の第2端面と係合することにより上記基板を上記第1係合片へ向けて弾性的に押圧するように構成されており、
上記基板載置面における上記第1の方向に関して上記第2係合片の両側に隣接する位置に、上記第1の方向と直交する第2の方向に延びる第1凹溝部がそれぞれ形成されている、ことを特徴とする光源ユニット。
【請求項2】
上記第1係合片は、上記第1端面の角部に当接することにより、上記基板を上記第1および第2の方向と直交する第3の方向に関して位置決めされた状態を維持するように構成されており、
上記第2係合片は、上記第2端面の角部に当接することにより、上記基板を上記第3の方向に関して位置決めされた状態を維持するように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の光源ユニット。
【請求項3】
上記第1係合片の先端部は、上記第2係合片側の表面が、上記第2係合片側に傾斜した方向へ向けて延びる第1傾斜面と、上記第1傾斜面の先端位置から上記第2係合片とは反対側に傾斜した方向へ向けて延びる第2傾斜面とを備えており、かつ、上記第1傾斜面において上記第1端面の角部に当接するように構成されており、
上記第2係合片は、上記第1係合片側の表面が、上記第1係合片側に湾曲して延びるように形成された凹曲面で構成されている、ことを特徴とする請求項2記載の光源ユニット。
【請求項4】
上記第1傾斜面と上記基板載置面との挟角が45°以上の値に設定されている、ことを特徴とする請求項3記載の光源ユニット。
【請求項5】
上記基板における上記第1の方向の2箇所に、第1および第2開口部が形成されており、
上記第1端面は、上記第1開口部の内周面における上記第2開口部側の端面で構成されており、
上記第2端面は、上記第2開口部の内周面における上記第1開口部側の端面で構成されており、
上記第1係合片は、上記第1開口部の内周面における上記第2の方向の端面との当接により、上記基板を上記第2の方向に関して位置決めするように構成されている、ことを特徴とする請求項1~4いずれか記載の光源ユニット。
【請求項6】
上記基板における上記第2端面の近傍部位に、上記第2端面と平行に延びるスリットが形成されている、ことを特徴とする請求項5記載の光源ユニット。
【請求項7】
上記基板載置面における少なくとも1箇所に、上記第2の方向に延びる第2凹溝部が形成されるとともに、上記基板における少なくとも1箇所にネジ挿通孔が形成されており、
上記各ネジ挿通孔を介して上記各第2凹溝部にタッピングネジが締め付けられている、ことを特徴とする請求項1~6いずれか記載の光源ユニット。
【請求項8】
上記基板における上記第2の方向の端部に、上記第1の方向へ向けて互いに逆向きに張り出す1対の張出し部が形成されており、
上記1対の張出し部は、上記第1および第2係合片における上記第2の方向の端面との当接により、上記基板を上記第2の方向に関して位置決めするように構成されている、ことを特徴とする請求項1~4いずれか記載の光源ユニット。
【請求項9】
上記基板における上記第2の方向の反対側の端部に、上記1対の張出し部が上記第1および第2係合片における上記第2の方向の端面に当接したとき、上記第1および第2係合片における上記第2の方向の反対側の端面と係合する1対の係合部が形成されている、ことを特徴とする請求項8記載の光源ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、発光素子を搭載している基板がヒートシンクに支持された光源ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、車両用灯具等の光源ユニットとして、発光素子を搭載している基板が放熱用のヒートシンクに支持された構成のものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、このような光源ユニットの構成として、発光素子を搭載している基板が給電アタッチメントを介してヒートシンクに支持されたものが記載されている。
【0004】
この「特許文献1」に記載された光源ユニットにおいては、給電アタッチメントがヒートシンクに対してネジ締めによって固定される構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2016-139514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
光源ユニットの構成として、発光素子を搭載している基板がヒートシンクに対して直接支持される構成とすれば、光源ユニットの構成簡素化を図ることが可能となる。
【0007】
しかしながら、このような構成を採用したとしても、基板がヒートシンクにネジ締めされる構成となっている場合には、ヒートシンクに予めネジ穴を形成しておくことが必要となる。このため、ヒートシンクをダイカスト製品として製造したり、押出成形後の金属製品に後加工でネジ穴を形成したりすることが必要となり、したがって光源ユニットのコスト低減を図ることが困難となる。
【0008】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光素子を搭載している基板がヒートシンクに支持された光源ユニットにおいて、そのコスト低減を図ることができる光源ユニットを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、ヒートシンクの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0010】
すなわち、本願発明に係る光源ユニットは、
発光素子が搭載された基板と、上記基板を支持するヒートシンクと、を備えた光源ユニットにおいて、
上記ヒートシンクは、金属製の押出成形品として構成されており、
上記ヒートシンクは、上記基板を載置するための基板載置面と、上記基板載置面における第1の方向の2箇所から突出するように形成された第1および第2係合片とを備えており、
上記第1係合片は、上記基板の第1端面と係合することにより上記基板を上記第1の方向に関して位置決めするように構成されており、
上記第2係合片は、上記基板の第2端面と係合することにより上記基板を上記第1係合片へ向けて弾性的に押圧するように構成されており、
上記基板載置面における上記第1の方向に関して上記第2係合片の両側に隣接する位置に、上記第1の方向と直交する第2の方向に延びる第1凹溝部がそれぞれ形成されている、ことを特徴とするものである。
【0011】
上記「ヒートシンク」は、金属製の押出成形品として構成されていれば、その具体的な材質や形状等は特に限定されるものではない。
【0012】
上記「第1係合片」は、基板の第1端面と係合することにより基板を第1の方向に関して位置決めし得る構成となっていれば、その具体的な形状は特に限定されるものではない。
【0013】
上記「第2係合片」は、基板の第2端面と係合することにより基板を第1係合片へ向けて弾性的に押圧し得る構成となっていれば、その具体的な形状は特に限定されるものではない。
【発明の効果】
【0014】
本願発明に係る光源ユニットは、発光素子を搭載している基板が金属製の押出成形品として構成されたヒートシンクに支持された構成となっているが、ヒートシンクは、基板を載置するための基板載置面と、この基板載置面における第1の方向の2箇所から突出するように形成された第1および第2係合片とを備えた構成となっており、その上で、第1係合片は基板の第1端面と係合することにより基板を第1の方向に関して位置決めするとともに、第2係合片は基板の第2端面と係合することにより基板を第1係合片へ向けて弾性的に押圧する構成となっているので、ネジ締め等を用いることなくヒートシンクに対して基板が支持される構成とすることができる。
【0015】
その際、ヒートシンクには、その基板載置面における第1の方向に関して第2係合片の両側に隣接する位置に、第1の方向と直交する第2の方向に延びる第1凹溝部がそれぞれ形成されているので、ヒートシンクが金属製であるにもかかわらずその第2係合片が撓みやすい構成とすることが可能となる。そしてこれにより、第2係合片の構成として、基板の第2端面との係合によって基板を第1係合片へ向けて弾性的に押圧する構成を実現することが可能となる。
【0016】
したがって、金属製の押出成形品として構成されたヒートシンクに対して、ネジ穴の形成等の後加工を施すことを必要とせずに、ヒートシンクに対する基板の支持が行われるようにすることが可能となり、これにより光源ユニットのコスト低減を図ることができる。
【0017】
このように本願発明によれば、発光素子を搭載している基板がヒートシンクに支持された光源ユニットにおいて、そのコスト低減を図ることができる。
【0018】
しかも本願発明においては、ヒートシンクが金属製の押出成形品として構成されているので、複数の放熱フィンを備えた構成とすることができ、これによりヒートシンクを金属板等で構成した場合に比して放熱効果を高めることができる。
【0019】
上記構成において、さらに、第1係合片の構成として、第1端面の角部に当接することにより、基板を第1および第2の方向と直交する第3の方向に関して位置決めされた状態を維持する構成とするとともに、第2係合片の構成として、第2端面の角部に当接することにより、基板を第3の方向に関して位置決めされた状態を維持する構成とすれば、ヒートシンクに対する基板の支持がより確実に行われるようにすることができる。
【0020】
その際、第1係合片の先端部の構成として、その第2係合片側の表面が、第2係合片側に傾斜した方向へ向けて延びる第1傾斜面と、この第1傾斜面の先端位置から第2係合片とは反対側に傾斜した方向へ向けて延びる第2傾斜面とを備えた構成とした上で、その第1傾斜面において第1端面の角部に当接する構成とするとともに、第2係合片の構成として、その第1係合片側の表面が、第1係合片側に湾曲して延びるように形成された凹曲面で構成されたものとすれば、基板を第1および第3の方向に関して確実に位置決めすることができる。
【0021】
さらにその際、第1傾斜面と基板載置面との挟角が45°以上の値に設定された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
【0022】
すなわち、第1係合片は、基板の第1端面との係合により基板を第1の方向に関して位置決めするように構成されているが、その第1傾斜面と基板載置面との挟角を45°以上の値に設定することにより、基板の厚みに多少のバラツキがあったとしても第1係合片と基板の第1端面の角部との当接位置の第1の方向のバラツキを小さく抑えることができる。そしてこれにより、第1の方向に関して基板の位置決め精度を高めることができる。
【0023】
上記構成において、さらに、基板における第1の方向の2箇所に第1および第2開口部が形成された構成とし、かつ、第1端面が第1開口部の内周面における第2開口部側の端面で構成されるとともに、第2端面が第2開口部の内周面における第1開口部側の端面で構成されたものとし、その上で、第1係合片の構成として、第1開口部の内周面における第2の方向の端面との当接により基板を第2の方向に関して位置決めする構成とすれば、基板を第2の方向に関して確実に位置決めすることができる。
【0024】
その際、基板における第2端面の近傍部位に、第2端面と平行に延びるスリットが形成された構成とすれば、第2開口部とスリットとの間に位置する部分に第2の方向に延びる梁部が形成されることとなるので、次のような作用効果を得ることができる。
【0025】
すなわち、第2係合片が基板の第2端面と係合することによって基板を第1係合片へ向けて弾性的に押圧する力が作用したとき、その弾性押圧力の程度によっては基板が撓んでしまうおそれがあるが、第2端面の近傍部位に形成された梁部が撓み変形することによって弾性押圧力を吸収することができ、これにより基板全体が撓んでしまうのを未然に防止することができる。
【0026】
上記構成において、さらに、基板載置面における少なくとも1箇所に、第2の方向に延びる第2凹溝部が形成されるとともに、基板における少なくとも1箇所にネジ挿通孔が形成された構成とした上で、各ネジ挿通孔を介して各第2凹溝部にタッピングネジが締め付けられている構成とすれば、金属製の押出成形品として構成されたヒートシンクに対して後加工を施すことを必要とせずに、基板をヒートシンクに対してより確実に固定することができる。
【0027】
あるいは、上記構成において、さらに、基板における第2の方向の端部に、第1の方向へ向けて互いに逆向きに張り出す1対の張出し部が形成された構成とした上で、これら1対の張出し部の構成として、第1および第2係合片における第2の方向の端面との当接により基板を第2の方向に関して位置決めする構成を採用した場合においても、基板を第2の方向に関して確実に位置決めすることができる。
【0028】
その際、基板における第2の方向の反対側の端部に、1対の張出し部が第1および第2係合片における第2の方向の端面に当接したとき、第1および第2係合片における第2の方向の反対側の端面と係合する1対の係合部が形成された構成とすれば、基板が第2の方向に関して位置決めされた状態を確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本願発明の第1実施形態に係る光源ユニットを備えた車両用灯具を示す側断面図
図2図1のII-II線断面図
図3図2のIII 方向矢視図
図4図2のIV-IV線断面図
図5図2の要部詳細図
図6】上記光源ユニットを分解して示す斜視図
図7】上記光源ユニットの組付けの様子を示す、図5と略同様の図
図8】上記第1実施形態の第1変形例を示す、図5と略同様の図
図9】上記第1実施形態の第2変形例を示す、図5と略同様の図
図10】本願発明の第2実施形態に係る光源ユニットを備えた車両用灯具を示す側断面図
図11図10のXI-XI線方向矢視図
図12】上記第2実施形態に係る光源ユニットの組付けの様子を示す、図11と同様の図
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0031】
まず、本願発明の第1実施形態について説明する。
【0032】
図1は、本願発明の第1実施形態に係る光源ユニット30を備えた車両用灯具10を示す側断面図であり、図2図1のII-II線断面図である。また、図3図2のIII 方向矢視図であり、図4図2のIV-IV線断面図である。
【0033】
図1~4において、Xで示す方向が「灯具前方」であり、Yで示す方向が「灯具前方」と直交する「左方向」(灯具正面視では「右方向」)であり、Zで示す方向が「上方向」である。図1~4以外の図においても同様である。
【0034】
図1~4に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の前端部に設けられるヘッドランプであって、ランプボディ12とこのランプボディ12の前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に灯具ユニット20が組み込まれた構成となっている。
【0035】
灯具ユニット20は、光源ユニット30とリフレクタ70とを備えた構成となっている。
【0036】
光源ユニット30は、発光素子40と、この発光素子40が搭載された基板50と、この基板50を支持するヒートシンク60とを備えた構成となっている。
【0037】
リフレクタ70は、複数の反射素子70sが形成された反射面70aを備えており、各反射素子70sにおいて発光素子40からの出射光を灯具前方へ向けて反射させることにより所要の配光パターンを形成するようになっている。
【0038】
リフレクタ70は、その下端部に形成された水平フランジ部72において基板50に支持されている。この支持構造については後述する。
【0039】
次に、光源ユニット30の具体的な構成について説明する。
【0040】
図5図2の要部詳細図である。また、図6は光源ユニット30を分解して示す斜視図である。
【0041】
図5、6にも示すように、発光素子40は、横長矩形状の発光面40aを有する白色発光ダイオードであって、その発光面40aを上向きにした状態で配置されている。
【0042】
基板50は、水平面に沿って平板状に延びる絶縁性部材で構成されており、略横長矩形状の外形形状を有している。
【0043】
基板50の上面における左右方向の中心位置には、灯具前後方向の中心位置よりもやや灯具前方側の位置からその後端近傍位置まで灯具前後方向に延びる左右1対の導電層42が形成されている。発光素子40は、左右1対の導電層42の前端部において両導電層42に跨るようにして載置されており、これにより両導電層42と電気的に接続されている。
【0044】
左右1対の導電層42の後端部には、コネクタ44が両導電層42に跨るようにして載置されており、これにより両導電層42と電気的に接続されている。そして、このコネクタ44に電源側コネクタ(図示せず)が装着されることにより、発光素子40に対して電力が供給されるようになっている。
【0045】
ヒートシンク60は、金属製(例えばアルミニウム製)の部材であって、押出成形品として構成されている。本実施形態のヒートシンク60は、その灯具前後方向と直交する鉛直面に沿った断面形状を一定形状に維持したまま灯具前後方向に延びるように形成されている。
【0046】
このヒートシンク60は、水平面に沿って平板状に延びるベース部62と、このベース部62から鉛直下方へ向けて延びる複数の放熱フィン64とを備えた構成となっている。
【0047】
ベース部62は、平面視において横長矩形状の外形形状を有しており、その上面は基板50を載置するための基板載置面62aとして構成されている。
【0048】
このベース部62には、その基板載置面62aにおける左右方向の2箇所から上方へ向けて突出する第1および第2係合片66、68が形成されている。
【0049】
第1および第2係合片66、68は、ヒートシンク60の左右方向中心位置に関して略左右対称の位置関係で配置されている。また、第1および第2係合片66、68は、第1係合片66の上端位置が第2係合片68の上端位置よりもやや上方に位置するように形成されている。
【0050】
左側に位置する第1係合片66は、その基端部において基板載置面62aに接続されているが、右側に位置する第2係合片68は、その基端部が基板載置面62aよりも下方に変位した下方変位面62Aaまで延長して延びるように形成されている。すなわち、第2係合片68は、基板載置面62aよりも上方側に位置する本体部68Aと、基板載置面62aよりも下方側に位置する下方延長部68Bとで構成されている。
【0051】
これを実現するため、ヒートシンク60には、第2係合片68の下方延長部68Bの左右両側に隣接する位置に、灯具前後方向に延びる第1凹溝部62bがそれぞれ形成されている。
【0052】
これによりベース部62は、第2係合片68の周辺領域が第2係合片68の下方延長部68Bを迂回して略U字状に延びるように形成されており、その底部領域62Aの上面によって下方変位面62Aaが構成されている。この下方変位面62Aaは、ベース部62の下面よりも下方に位置しており、かつ、基板載置面62aと放熱フィン64の下端面との間の中心位置よりも下方に位置している。
【0053】
複数の放熱フィン64は、左右方向に等間隔をおいて灯具前後方向に延びるように形成されている。各放熱フィン64の肉厚は、ベース部62の肉厚の半分以下の値に設定されている。複数の放熱フィン64のうちベース部62の底部領域62Aから延びる放熱フィン64は、他の放熱フィン64よりも短尺に形成されている。
【0054】
第1係合片66は、基板50の第1端面50aと係合することにより基板50を左右方向に関して位置決めするように構成されている。一方、第2係合片68は、基板50の第2端面50bと係合することにより基板50を第1係合片66へ向けて弾性的に押圧するように構成されている。
【0055】
その際、第1係合片66は、第1端面50aにおける上端側の角部50a1に当接することにより、基板50を上下方向に関して位置決めされた状態を維持するように構成されている。また、第2係合片68は、第2端面50bにおける上端側の角部50b1に当接することにより、基板50を上下方向に関して位置決めされた状態を維持するように構成されている。
【0056】
第1係合片66は、放熱フィン64の肉厚よりもやや厚い肉厚(すなわちベース部62の半分程度の肉厚)で鉛直上方へ向けて延びるように形成されているが、その先端部66aは第2係合片68側へ膨出するように形成されている。
【0057】
具体的には、第1係合片66の先端部66aは、その第2係合片68側の表面として、第2係合片68側に傾斜した方向へ向けて延びる第1傾斜面66a1と、この第1傾斜面66a1の先端位置から第2係合片68とは反対側に傾斜した方向へ向けて延びる第2傾斜面66a2とを備えた構成となっている。そして、第1係合片66は、その先端部66aの第1傾斜面66a1において第1端面50aの角部50a1に当接するように構成されている。
【0058】
その際、第1係合片66の先端部66aは、その第1傾斜面66a1と基板載置面62aとの挟角θが45°以上の値(例えば50~70°程度の値)となるように形成されている。
【0059】
一方、第2係合片68は、その下方延長部68Bが放熱フィン64の肉厚よりもやや薄い肉厚で下方変位面62Aaから鉛直上方へ向けて平板状に延びるように形成されており、また、その本体部68Aが基板載置面62aから上方へ向けて第1係合片66側に湾曲して延びるように形成されている。
【0060】
その際、本体部68Aは、その基端位置の肉厚が板状延長部68Bの肉厚よりも僅かに小さい値に設定されており、その先端位置へ向けて徐々に薄肉になるように形成されている。これにより、本体部68Aは、その内表面(すなわち第1係合片66側の表面)68Aaが第1係合片66側に湾曲して延びるように形成された凹曲面で構成されており、また、その外表面68Abも第1係合片66側に湾曲して延びるように形成された凸曲面で構成されている。
【0061】
基板50には、第1および第2係合片66、68に対応する左右方向の2箇所に、第1および第2開口部52A、52Bが形成されている。
【0062】
第1および第2開口部52A、52Bは、いずれも灯具前後方向に細長く延びる矩形状の開口形状を有している。
【0063】
左側に位置する第1開口部52Aは、第1係合片66の平面視投影幅よりも大きい左右幅で形成されており、また、その前後幅(すなわち灯具前後方向の幅)はヒートシンク60の前後幅よりも僅かに大きい値にされている。
【0064】
一方、右側に位置する第2開口部52Bは、第2係合片68の平面視投影幅よりも大きい左右幅で形成されており、また、その前後幅は第1開口部52Aの前後幅よりも大きい値にされている。その際、第2開口部52Bは、その前端面が第1開口部52Aの前端面よりも灯具前方側に位置するとともに、その後端面が第1開口部52Aの後端面52Aaよりも灯具後方側に位置するように形成されている。
【0065】
基板50の第1端面50aは、第1開口部52Aの内周面における右側(すなわち第2開口部52B側)の端面で構成されている。また、基板50の第2端面50bは、第2開口部52Bの内周面における左側(すなわち第1開口部52A側)の端面で構成されている。
【0066】
そして、第1開口部52Aに第1係合片66が挿通されるとともに第2開口部52Bに第2係合片68が挿通された状態で、基板50がヒートシンク60のベース部62の基板載置面62aに載置されることにより、第1係合片66が基板50の第1端面50aと係合し、また、第2係合片68が基板50の第2端面50bと係合するようになっている。
【0067】
その際、基板50は、その第1開口部52Aの後端面52Aaがヒートシンク60の第1係合片66の後端面66bに当接することによって灯具前後方向の位置決めがなされるようになっている。
【0068】
基板50には、第2開口部52Bに対して第1開口部52A側に近接した位置に、第2端面50bと平行に延びるスリット52Cが形成されている。
【0069】
このスリット52Cは、第2係合片68の下方延長部68Bの肉厚よりもやや広い左右幅で灯具前後方向に延びるように形成されており、その前後幅は第2開口部52Bの前後幅と略同じ値に設定されている。そしてこれにより、このスリット52Cと第2開口部52Bとの間に、灯具前後方向に延びる梁部54が形成されるようになっている。この梁部54の左右幅は、第2係合片68の下方延長部68Bの肉厚と略同じ値に設定されている。
【0070】
図6に示すように、ベース部62の基板載置面62aには、左右1対の第1および第2係合片66、68からさらに左右両側に離れた位置において灯具前後方向に延びる左右1対の第2凹溝部62c、62dが形成されている。
【0071】
基板50には、左側の第2凹溝部62cの真上に位置するようにして前後2箇所にネジ挿通孔50c1、50c2が形成されるとともに、右側の第2凹溝部62dの真上でかつネジ挿通孔50c1の略真横に位置するようにして1箇所にネジ挿通孔50dが形成されている。
【0072】
図2~4に示すように、リフレクタ70の水平フランジ部72には、基板50のネジ挿通孔50c1、50c2およびネジ挿通孔50dに対応する位置に、ネジ挿通孔72c1、72c2およびネジ挿通孔72dが形成されている。
【0073】
その際、ネジ挿通孔50c1、72c1は、円形の断面形状で形成されており、ネジ挿通孔50c2、72c2は、灯具前後方向に長い長円形の断面形状で形成されており、ネジ挿通孔50d、72dは、左右方向に長い長円形の断面形状で形成されている。
【0074】
そして、リフレクタ70は、その水平フランジ部72が基板50の上面に載置された状態で、そのネジ挿通孔72c1、72c2および基板50のネジ挿通孔50c1、50c2を介してヒートシンク60の第2凹溝部62cにタッピングネジ74がそれぞれ締め付けられるとともに、そのネジ挿通孔72dおよび基板50のネジ挿通孔50dを介してヒートシンク60の第2凹溝部62dにタッピングネジ74が締め付けられることにより、基板50に固定されている。
【0075】
タッピングネジ74は、そのネジ部74aの外径寸法が第2凹溝部62c、62dの左右幅よりも多少大きい値に設定されており、これにより第2凹溝部62c、62dの左右両側面を削り取るようにして締め付けられた状態で第2凹溝部62c、62dと確実に係合するようになっている。
【0076】
リフレクタ70には、その水平フランジ部72が基板50に載置される際に、第1および第2係合片66、68との干渉を未然に防止するための左右1対の切欠き部70bが形成されている。
【0077】
図7は、光源ユニット30の組付けの様子を示す、図5と略同様の図である。
【0078】
図7(a)は第1の組付方法を示す図であり、図7(b)は第2の組付方法を示す図である。
【0079】
図7(a)に示す第1の組付方法について説明すると以下のとおりである。
【0080】
まず、図中2点鎖線で示すように、基板50を水平に維持した状態でヒートシンク60の上方から真下の方向に下降させ、その第1端面50aにおける下端側の角部を第1係合片66の第2傾斜面66a2の上端近傍部位に当接させる。このとき基板50は第2係合片68よりも上方に位置しており、かつ、その第2端面50bは第2係合片68の本体部68Aの先端部よりも左側に位置している。
【0081】
このまま、基板50を水平に維持した状態で下降させると、その第1端面50aにおける下端側の角部が第1係合片66の第2傾斜面66a2に沿って右斜め下方へ向けて移動するので、その第2端面50bが第2係合片68の本体部68Aの先端部に当接し、図中実線で示す状態になる。
【0082】
その後、さらに基板50を水平に維持した状態のまま、その第1端面50aにおける下端側の角部を第1係合片66の第2傾斜面66a2に沿って移動させると、その第2端面50bによって第2係合片68が右方向に押圧され、第2係合片68は、その本体部68Aが下方延長部68Bと共に右方向に撓んだ状態となる。このとき、基板50は第2係合片68からの反力として左方向への押圧力を受ける。
【0083】
さらに、基板50を水平に維持した状態のまま、その第1端面50aを第1係合片66の第2傾斜面66a2の下端位置まで移動させると、基板50は第2傾斜面66a2との当接状態が解除されるので、図中2点鎖線で示すようにヒートシンク60の基板載置面62aと面接触する位置まで下降する。この間に、基板50は、その第2端面50bにおける上端側の角部が第2係合片68の本体部68Aの内表面68Aaに当接した状態となるが、第2係合片68から左方向への押圧力を受け続ける。
【0084】
したがって、図5に示すように、基板50は、その第1端面50aにおける上端側の角部50a1が第1係合片66に当接した状態で位置決めされるとともに、その第2端面50bにおける上端側の角部50b1が第2係合片68によって左方向への押圧力を受けた状態に維持される。
【0085】
図7(b)に示す第2の組付方法について説明すると以下のとおりである。
【0086】
まず、図中2点鎖線で示すように、基板50をヒートシンク60の左斜め上方において水平に配置した状態から真下の方向に下降させることにより、基板50の下面を、その第1端面50aの右側近傍領域において第1係合片66の上端面に当接させるとともに、その第2開口部52Bの右端面における下端側の角部を、第2係合片68の本体部68Aの外表面68Abの上端近傍部位に当接させる。
【0087】
この状態で、基板50を右方向にずらすと、その第1端面50aにおける下端側の角部が第1係合片66の第2傾斜面66a2に沿って右斜め下方へ向けて移動するとともに、その第2開口部52Bの右端面における下端側の角部が第2係合片68の本体部68Aの外表面68Abに沿って右斜め下方へ向けて移動し、その途中で、基板50の右端面における下端側の角部がヒートシンク60の基板載置面62aに当接し、図中実線で示す状態になる。
【0088】
このとき、基板50は、その第2開口部52B内に第2係合片68の本体部68Aが挿入された状態となり、かつ、その第2端面50bにおける上端側の角部が第2係合片68の本体部68Aの内表面68Aaの上端近傍部位に当接した状態となる。
【0089】
その後、さらに基板50を右方向にずらすと、その第2端面50bにおける上端側の角部によって第2係合片68が右方向に押圧され、第2係合片68は、その本体部68Aが下方延長部68Bと共に右方向に撓んだ状態となる。このとき、基板50は第2係合片68からの反力として左方向への押圧力を受ける。
【0090】
この押圧力に抗して基板50をさらに右方向にずらして、基板50の第1端面50aを第1係合片66の第2傾斜面66a2の下端位置まで移動させると、基板50は第2傾斜面66a2との当接状態が解除されるので、図中2点鎖線で示すようにヒートシンク60の基板載置面62aに面接触する位置まで下降する。この間、第2端面50bにおける上端側の角部が第2係合片68に当接した状態にある基板50は、第2係合片68から左方向への押圧力を受け続ける。
【0091】
したがって、図5に示すように、基板50は、その第1端面50aにおける上端側の角部50a1が第1係合片66に当接した状態で位置決めされるとともに、その第2端面50bにおける上端側の角部50b1が第2係合片68によって左方向への押圧力を受けた状態に維持される。
【0092】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
【0093】
本実施形態に係る光源ユニット30は、発光素子40を搭載している基板50が金属製の押出成形品として構成されたヒートシンク60に支持された構成となっているが、ヒートシンク60は、基板50を載置するための基板載置面62aと、この基板載置面62aにおける左右方向の2箇所(第1の方向の2箇所)から突出するように形成された第1および第2係合片66、68とを備えた構成となっており、その上で、第1係合片66は基板50の第1端面50aと係合することにより基板50を左右方向に関して位置決めするとともに、第2係合片68は基板50の第2端面50bと係合することにより基板50を第1係合片66へ向けて弾性的に押圧する構成となっているので、ネジ締め等を用いることなくヒートシンク60に対して基板50が支持される構成とすることができる。
【0094】
その際、ヒートシンク60には、その基板載置面62aにおける第2係合片68の左右両側に隣接する位置に、灯具前後方向(第1の方向と直交する第2の方向)に延びる第1凹溝部62bがそれぞれ形成されているので、ヒートシンク60が金属製であるにもかかわらずその第2係合片68が撓みやすい構成とすることが可能となる。そしてこれにより、第2係合片68の構成として、基板50の第2端面50bとの係合によって基板50を第1係合片66へ向けて弾性的に押圧する構成を実現することが可能となる。
【0095】
したがって、金属製の押出成形品として構成されたヒートシンク60に対して、ネジ穴の形成等の後加工を施すことを必要とせずに、ヒートシンク60に対する基板50の支持が行われるようにすることが可能となり、これにより光源ユニット30のコスト低減を図ることができる。
【0096】
このように本実施形態によれば、発光素子40を搭載している基板50がヒートシンク60に支持された光源ユニット30において、そのコスト低減を図ることができる。
【0097】
しかも本実施形態においては、ヒートシンク60が金属製の押出成形品として構成されており、複数の放熱フィン64を備えた構成となっているので、ヒートシンク60を金属板等で構成した場合に比して放熱効果を高めることができる。
【0098】
また本実施形態においては、第1係合片66が第1端面50aの角部50a1に当接することにより、基板50を上下方向(第1および第2の方向と直交する第3の方向)に関して位置決めされた状態を維持するとともに、第2係合片68が第2端面50bの角部50b1に当接することにより、基板50を上下方向に関して位置決めされた状態を維持するように構成されているので、ヒートシンク60に対する基板50の支持がより確実に行われるようにすることができる。
【0099】
その際、第1係合片66の先端部66aは、その第2係合片68側の表面が、第2係合片68側に傾斜した方向へ向けて延びる第1傾斜面66a1と、この第1傾斜面66a1の先端位置から第2係合片68とは反対側に傾斜した方向へ向けて延びる第2傾斜面66a2とを備えており、その第1傾斜面66a1において第1端面50aの角部50a1に当接するように構成されており、また、第2係合片68は、その第1係合片66側の表面が、第1係合片66側に湾曲して延びるように形成された凹曲面で構成されているので、基板50を左右方向および上下方向に関してより確実に位置決めすることができる。
【0100】
さらにその際、第1傾斜面66a1と基板載置面62aとの挟角が45°以上の値に設定されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0101】
すなわち、第1係合片66は、基板50の第1端面50aとの係合により基板50を左右方向に関して位置決めするように構成されているが、その第1傾斜面66a1と基板載置面62aとの挟角が45°以上の値に設定されていることにより、基板50の厚みに多少のバラツキがあったとしても第1係合片66と基板50の第1端面50aの角部50a1との当接位置の左右方向のバラツキを小さく抑えることができる。そしてこれにより、左右方向に関して基板50の位置決め精度を高めることができる。
【0102】
さらに本実施形態においては、基板50における左右方向の2箇所に第1および第2開口部52A、52Bが形成されており、かつ、第1端面50aが第1開口部52Aの内周面における第2開口部52B側の端面で構成されるとともに、第2端面50bが第2開口部52Bの内周面における第1開口部52A側の端面で構成されており、その上で、第1係合片66は、第1開口部52Aの内周面の後端面52Aa(第2の方向の端面)との当接により基板50を灯具前後方向に関して位置決めするように構成されているので、基板50を灯具前後方向に関して確実に位置決めすることができる。
【0103】
しかも本実施形態においては、基板50における第2端面50bの近傍部位に、第2端面50bと平行に延びるスリット52Cが形成されており、これにより第2開口部52Bとスリット52Cとの間に位置する部分に灯具前後方向に延びる梁部54が形成された構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0104】
すなわち、第2係合片68が基板50の第2端面50bと係合することによって基板50を第1係合片66へ向けて弾性的に押圧する力が作用したとき、その弾性押圧力の程度によっては基板50が撓んでしまうおそれがあるが、第2端面50bの近傍部位に形成された梁部54が撓み変形することによって弾性押圧力を吸収することができ、これにより基板50全体が撓んでしまうのを未然に防止することができる。
【0105】
さらに本実施形態においては、基板載置面62aの左右2箇所に灯具前後方向に延びる第2凹溝部62c、62dが形成されるとともに、基板50の3箇所にネジ挿通孔50c1、50c2、50dが形成されており、その上で、各ネジ挿通孔50c1、50c2、50dを介して各第2凹溝部62c、62dにタッピングネジ74が締め付けられているので、金属製の押出成形品として構成されたヒートシンク60に対して後加工を施すことを必要とせずに、基板50をヒートシンク60に対してより確実に固定することができる。
【0106】
しかも本実施形態においては、リフレクタ70の水平フランジ部72に形成されたネジ挿通孔72c1、72c2、72dを介してタッピングネジ74が締め付けられることにより、リフレクタ70が基板50と共にヒートシンク60に固定される構成となっているので、車両用灯具10の部品点数を最小限に抑えた上で上記作用効果を得ることができる。
【0107】
上記第1実施形態においては、車両用灯具10として、基板50およびリフレクタ70がヒートシンク60に対して共締めされた構成となっているものとして説明したが、基板50のヒートシンク60へのネジ締めとは独立した状態で、リフレクタ70がヒートシンク60に対して(あるいは基板50に対して)ネジ締め等によって固定された構成とすることも可能である。
【0108】
上記第1実施形態においては、ヒートシンク60の第2凹溝部62c、62dにタッピングネジ74が締め付けられることによって基板50がヒートシンク60に対して確実に固定される構成となっているが、基板50はその第2端面50bに第2係合片68が係合していることによって第1係合片66へ向けて弾性的に押圧されているので、この押圧力をある程度大きい値に設定すれば、その押圧力のみによって基板50がヒートシンク60に対して左右方向のみならず灯具前後方向および上下方向に関しても位置決めされた状態を維持することが可能である。
【0109】
上記第1実施形態においては、光源ユニット30の構成として、その発光素子40がその発光面40aを上向きにした状態で配置されており、その上方側にリフレクタ70が配置されているものとして説明したが、光源ユニット30およびリフレクタ70がこれ以外の態様で配置された構成とすることも可能である。
【0110】
上記第1実施形態においては、光源ユニット30が組み込まれた車両用灯具10がヘッドランプであるものとして説明したが、それ以外の灯具(例えばフォグランプやテールランプ等)である場合にも同様の作用効果を得ることができ、また、光源ユニット30が車両用灯具以外の用途に用いられる構成とすることも可能である。
【0111】
次に、上記第1実施形態の変形例について説明する。
【0112】
まず、上記第1実施形態の第1変形例について説明する。
【0113】
図8は、本変形例に係る光源ユニット130を示す、図5と略同様の図である。
【0114】
図8に示すように、本変形例の基本的な構成は上記第1実施形態の場合と同様であるが、ヒートシンク160の構成が上記第1実施形態の場合と一部異なっている。
【0115】
すなわち、本変形例のヒートシンク160も、金属製の押出成形品であって、ベース部162と複数の放熱フィン164とを備えており、そのベース部162の基板載置面162aにおける左右方向の2箇所から上方へ向けて突出する第1および第2係合片166、168を備えた構成となっているが、第2係合片168の構成が上記第1実施形態の場合と一部異なっている。
【0116】
具体的には、本変形例の第2係合片168も、本体部168Aと下方延長部168Bとを備えており、その下方延長部168Bの構成に関しては上記第1実施形態の場合と同様であるが、その本体部168Aの構成が上記第1実施形態の場合と異なっている。
【0117】
すなわち、本変形例の本体部168Aは、基板載置面162aから一定の左右幅で鉛直上方へ向けて延びており、その先端部168Aaは第1係合片166側へ楔状に膨出するように形成されている。その際、本体部168Aの左右幅は、上記第1実施形態の本体部68Aにおける基端位置の左右幅と同じ値に設定されている。
【0118】
本体部168Aの先端部168Aaは、その第1係合片166側の表面として、第1係合片166側に傾斜した方向へ向けて延びる第1傾斜面168Aa1と、この第1傾斜面168Aa1の先端位置から第1係合片166とは反対側に傾斜した方向へ向けて延びる第2傾斜面168Aa2とを備えた構成となっている。そして、第2係合片168は、その先端部168Aの第1傾斜面168Aa1において基板50の第2端面50bにおける上端側の角部に当接するように構成されている。
【0119】
これにより、第2係合片168は、基板50の第2端面50bと係合した状態で、基板50を第1係合片166へ向けて弾性的に押圧するように構成されている。
【0120】
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と略同様の作用効果を得ることができる。
【0121】
次に、上記第1実施形態の第2変形例について説明する。
【0122】
図9は、本変形例に係る光源ユニット230を示す、図5と略同様の図である。
【0123】
図9に示すように、本変形例の基本的な構成は上記第1実施形態の場合と同様であるが、ヒートシンク260の構成が上記第1実施形態の場合と一部異なっている。
【0124】
すなわち、本変形例のヒートシンク260も、金属製の押出成形品であって、ベース部262と複数の放熱フィン264とを備えており、そのベース部262の基板載置面262aにおける左右方向の2箇所から上方へ向けて突出する第1および第2係合片266、268を備えた構成となっているが、第1係合片266の構成が上記第1実施形態の場合と一部異なっている。
【0125】
具体的には、本変形例の第1係合片266は、基板載置面262aよりも上方側に位置する本体部266Aと、基板載置面262aよりも下方側に位置する下方延長部266Bとで構成されている。下方延長部268Bは、本体部266Aの基端部の左右幅を維持したまま(すなわち第2係合片268の下方延長部268Bよりも広い左右幅で)鉛直下方へ向けて延びるように形成されている。
【0126】
これを実現するため、ヒートシンク260には、第1係合片266の下方延長部266Bの左右両側に隣接する位置に、灯具前後方向に延びる第3凹溝部262cがそれぞれ形成されている。
【0127】
これによりベース部262は、第1係合片266の周辺領域が第1係合片266の下方延長部266Bを迂回して略U字状に延びるように形成されており、その底部領域262Bの上面によって下方変位面262Baが構成されている。この下方変位面262Baは、ベース部262の下面よりも下方に位置しており、かつ基板載置面262aと放熱フィン264の下端面との間の中心位置よりも下方に位置している。
【0128】
第1係合片266は、その本体部266Aの上端部266Aaにおいて基板50の第1端面50aと係合することにより基板50を左右方向に関して位置決めするように構成されている。一方、第2係合片268は、その本体部268Aにおいて基板50の第2端面50bと係合することにより基板50を第1係合片266へ向けて弾性的に押圧するように構成されている。
【0129】
その際、本変形例の第1係合片266は、下方延長部266Bを備えているので、その本体部266Aの上端部266Aaにおいて基板50の第1端面50aと係合することにより、基板50を第2係合片268へ向けて弾性的に押圧するように構成されている。ただし、第1係合片266の下方延長部268Bは、第2係合片268の下方延長部268Bよりも広い左右幅で形成されているので、基板50をヒートシンク260に組み付ける際に撓むのは主として第2係合片268である。
【0130】
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と略同様の作用効果を得ることができる。
【0131】
しかも本変形例においては、第1係合片266が下方延長部266Bを備えているので、基板50をヒートシンク260に組み付ける作業を上記実施形態の場合よりもさらに容易に行うことができる。
【0132】
次に、本願発明の第2実施形態について説明する。
【0133】
図10は、本願発明の第2実施形態に係る光源ユニット530を備えた車両用灯具510を示す側断面図であり、図11図10のXI-XI線方向矢視図である。また、図12は、光源ユニット530の組付けの様子を示す、図11と同様の図である。
【0134】
図10、11に示すように、本実施形態に係る車両用灯具510も、車両の前端部に設けられるヘッドランプであって、ランプボディ512とこのランプボディ512の前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー514とで形成される灯室内に灯具ユニット520が組み込まれた構成となっている。
【0135】
灯具ユニット520は、光源ユニット530と透光制御部材580とを備えた構成となっている。
【0136】
光源ユニット530は、発光素子540と、この発光素子540が搭載された基板550と、この基板550を支持するヒートシンク560とを備えた構成となっている。
【0137】
発光素子540は、横長矩形状の発光面540aを有する白色発光ダイオードであって、その発光面540aを灯具正面方向へ向けた状態で配置されている。
【0138】
基板550は、灯具前後方向と直交する鉛直面に沿って平板状に延びる絶縁性部材で構成されており、略正方形の外形形状を有している。
【0139】
基板550の前面における左右方向の中心位置には、上下方向の中心位置からその上端近傍位置まで上下方向に延びる左右1対の導電層542が形成されている。発光素子540は、左右1対の導電層542の下端部に配置されている。また、左右1対の導電層542の上端部にはコネクタ544が配置されている。
【0140】
ヒートシンク560は、金属製(例えばアルミニウム製)の部材であって、押出成形品として構成されており、その水平断面形状を一定形状に維持したまま上下方向に延びるように形成されている。
【0141】
本実施形態のヒートシンク560は、上記第1実施形態のヒートシンク60の左右両端部を切り落としたような形状を有しているが、それ以外の構成に関しては上記第1実施形態のヒートシンク60と同様である。
【0142】
すなわち、このヒートシンク560は、鉛直面に沿って平板状に延びるベース部562と、このベース部562から灯具後方へ向けて延びる複数の放熱フィン564とを備えた構成となっている。
【0143】
ベース部562は、灯具正面視において横長矩形状の外形形状を有しており、その前面は基板550を載置するための基板載置面562aとして構成されている。
【0144】
このベース部562には、その基板載置面562aにおける左右方向の2箇所から灯具前方へ向けて突出する第1および第2係合片566、568が形成されている。
【0145】
第1および第2係合片566、568の配置および構成は、上記第1実施形態の第1および第2係合片66、68と同様である。
【0146】
すなわち、左側(灯具正面視では右側)に位置する第1係合片566は、その基端部において基板載置面562aに接続されているが、右側に位置する第2係合片568は、その基端部が基板載置面562aよりも灯具後方に変位した後方変位面562Aaまで延長して延びるように形成されている。そして、第2係合片568は、基板載置面562aよりも灯具前方側に位置する本体部568Aと、基板載置面562aよりも灯具後方側に位置する後方延長部568Bとで構成されている。
【0147】
第1係合片566は、基板550の左端面である第1端面550aと係合することにより基板550を左右方向に関して位置決めするように構成されている。一方、第2係合片568は、基板550の右端面である第2端面550bと係合することにより基板550を第1係合片566へ向けて弾性的に押圧するように構成されている。
【0148】
その際、第1係合片566は、第1端面550aにおける前端側の角部に当接することにより、基板550を灯具前後方向に関して位置決めされた状態を維持するように構成されている。また、第2係合片568は、第2端面550bにおける前端側の角部に当接することにより、基板550を灯具前後方向に関して位置決めされた状態を維持するように構成されている。
【0149】
本実施形態に係る光源ユニット530においては、基板550がヒートシンク560に対してその第1および第2係合片566、568の間に上方側から挿入されることによってヒートシンク560に支持される構成となっている。
【0150】
基板550の上端部には、左右両方向へ向けて張り出す1対の張出し部550eが形成されている。これら左右1対の張出し部550eは、第1および第2係合片566、568の上端面566e、568eとの当接により、基板550を上下方向に関して位置決めするように構成されている。
【0151】
また、基板550の下端部には、左右1対の張出し部550eが第1および第2係合片566、568の上端面566e、568eに当接したとき、第1および第2係合片566、568の下端面566f、568fと係合する左右1対の係合部550fがランス係合片として形成されている。
【0152】
図12に示すように、基板550がヒートシンク560に対してその第1および第2係合片566、568の間に上方側から挿入されたとき、左右1対の係合部550fは、その先端部が第1および第2係合片566、568の内側面に当接することによって互いに近づく方向に撓み、その後、左右1対の張出し部550eが第1および第2係合片566、568の上端面566e、568eに当接する位置まで下降したとき、左右1対の係合部550fの先端部が第1および第2係合片566、568の下端面566f、568fと係合するようになっている。
【0153】
そしてこれにより、ヒートシンク560に対して基板550が上下方向に関して位置決めされた状態を確実に維持するようにするように構成されている。
【0154】
なお、図12に示すように、基板550を第1および第2係合片566、568の間に上方側から挿入する際、ヒートシンク560の基板載置面562aにグリースGを予め塗布しておくようにすれば、基板550の挿入を円滑に行うことができる。その際、基板載置面562aの上部中央領域に縦長形状でグリースGを塗布することが、グリースGの塗布量を最小限に抑えた上で基板550が円滑に挿入されるようにする上で好ましい。
【0155】
図10に示すように、透光制御部材580は、光源ユニット530に対して灯具前方側に位置するように配置された状態で、発光素子540からの光を透過制御するように構成されている。
【0156】
すなわち、この透光制御部材580は、発光素子540からの出射光を、その入射部580Aから入射させた後、直接または全反射させてから平行光として出射部580Bへ導き、この出射部580Bに形成された複数の拡散レンズ素子580Bsによって左右方向に拡散する光として灯具前方へ向けて出射させることにより、所要の配光パターンを形成するようになっている。
【0157】
この透光制御部材580は、灯具後方へ向けて延びる3本の支持ピン582を備えており、これらの支持ピン582を介して光源ユニット530の基板550に支持されている。その際、3本の支持ピン582は、図11に示すように、略逆L字形の配置で形成されている。
【0158】
一方、基板550には、ヒートシンク560よりも上方側に位置する上端領域に左右1対のネジ挿通孔550g1、550g2が形成されるとともに、ヒートシンク560よりも下方側に位置する下端領域にネジ挿通孔550g3が形成されている。
【0159】
その際、ネジ挿通孔550g1は、円形の断面形状で形成されており、ネジ挿通孔550g2は、左右方向に長い長円形の断面形状で形成されており、ネジ挿通孔550g3は、上下方向に長い長円形の断面形状で形成されている。
【0160】
そして、透光制御部材580は、3本の支持ピン582の先端部582aが基板550のネジ挿通孔550g1、550g2、550g3に挿入された状態で、熱カシメによって基板550に固定されている。
【0161】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
【0162】
本実施形態に係る光源ユニット530は、発光素子540を搭載している基板550が金属製の押出成形品として構成されたヒートシンク560に支持された構成となっているが、ヒートシンク560は、基板550を載置するための基板載置面562aと、この基板載置面562aにおける左右方向の2箇所(第1の方向の2箇所)から突出するように形成された第1および第2係合片566、568とを備えた構成となっており、その上で、第1係合片66は基板50の第1端面550aと係合することにより基板550を左右方向に関して位置決めするとともに、第2係合片568は基板550の第2端面550bと係合することにより基板550を第1係合片566へ向けて弾性的に押圧する構成となっているので、ネジ締め等を用いることなくヒートシンク560に対して基板550が支持される構成とすることができる。
【0163】
その際、ヒートシンク560には、その基板載置面562aにおける第2係合片568の左右両側に隣接する位置に、上下方向(第1の方向と直交する第2の方向)に延びる第1凹溝部562bがそれぞれ形成されているので、ヒートシンク60が金属製であるにもかかわらずその第2係合片568が撓みやすい構成とすることが可能となる。そしてこれにより、第2係合片568の構成として、基板550の第2端面550bとの係合によって基板550を第1係合片566へ向けて弾性的に押圧する構成を実現することが可能となる。
【0164】
したがって、金属製の押出成形品として構成されたヒートシンク560に対して、ネジ穴の形成等の後加工を施すことを必要とせずに、ヒートシンク560に対する基板550の支持が行われるようにすることが可能となり、これにより光源ユニット530のコスト低減を図ることができる。
【0165】
このように本実施形態によれば、発光素子540を搭載している基板550がヒートシンク560に支持された光源ユニット530において、そのコスト低減を図ることができる。
【0166】
また本実施形態においては、基板550がヒートシンク560に対してその第1および第2係合片566、568の間に上方側から挿入されることによってヒートシンク560に支持される構成となっているが、その際、基板550の上端部(第2の方向の端部)に形成された左右1対の張出し部550eが第1および第2係合片566、568の上端面566e、568e(第2の方向の端面)に当接することによって、基板550を上下方向に関して確実に位置決めすることができる。
【0167】
しかも本実施形態においては、左右1対の張出し部550eが第1および第2係合片566、568の上端面566e、568eに当接したとき、基板550の下端部(第2の方向の反対側の端部)に形成された左右1対の係合部550fが第1および第2係合片566、568の下端面566f、568f(第2の方向の反対側の端面)と係合する構成となっているので、ヒートシンク560に対して基板550が上下方向に関して位置決めされた状態を確実に維持することができる。
【0168】
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
【0169】
また本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
【符号の説明】
【0170】
10 車両用灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
20 灯具ユニット
30、130、230 光源ユニット
40 発光素子
40a 発光面
42 導電層
44 コネクタ
50 基板
50a 第1端面
50a1、50b1 角部
50b 第2端面
50c1、50c2、50d、72c1、72c2、72d ネジ挿通孔
52A 第1開口部
52Aa 後端面
52B 第2開口部
52C スリット
54 梁部
60、160、260 ヒートシンク
62、162、262 ベース部
62a、162a、262a 基板載置面
62A、262B 底部領域
62Aa、262Ba 下方変位面
62b 第1凹溝部
62c、62d 第2凹溝部
64、164、264 放熱フィン
66、166、266 第1係合片
66a、168Aa 先端部
66a1、168Aa1 第1傾斜面
66a2、168Aa2 第2傾斜面
66b 後端面(第2の方向の端面)
68、168、268 第2係合片
68A、168A、266A 本体部
68Aa 内表面(第1係合片側の表面)
68Ab 外表面
68B、168B、266B 下方延長部
70 リフレクタ
70a 反射面
70b 切欠き部
70s 反射素子
72 水平フランジ部
74 タッピングネジ
74a ネジ部
262c 第3凹溝部
266a 上端部
510 車両用灯具
512 ランプボディ
514 透光カバー
520 灯具ユニット
530 光源ユニット
540 発光素子
540a 発光面
542 導電層
544 コネクタ
550 基板
550a 第1端面
550b 第2端面
550e 張出し部
550f 係合部
550g1、550g2、550g3 ネジ挿通孔
560 ヒートシンク
562 ベース部
562a 基板載置面
562Aa 後方変位面
562b 第1凹溝部
564 放熱フィン
566 第1係合片
566e、568e 上端面(第2の方向の端面)
566f、568f 下端面(第2の方向の反対側の端面)
568 第2係合片
568A 本体部
568B 後方延長部
580 透光制御部材
580A 入射部
580B 出射部
580Bs 拡散レンズ素子
582 支持ピン
582a 先端部
G グリース
θ 挟角
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12