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特開2022-75069センサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022075069
(43)【公開日】2022-05-18
(54)【発明の名称】センサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置
(51)【国際特許分類】
   C12M 1/36 20060101AFI20220511BHJP
   G01D 11/30 20060101ALI20220511BHJP
【FI】
C12M1/36
G01D11/30 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020185614
(22)【出願日】2020-11-06
(71)【出願人】
【識別番号】314005768
【氏名又は名称】PHCホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000202
【氏名又は名称】新樹グローバル・アイピー特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】高下 雅博
(72)【発明者】
【氏名】島 拓己
(72)【発明者】
【氏名】西山 雅人
【テーマコード(参考)】
4B029
【Fターム(参考)】
4B029AA02
4B029AA07
4B029BB11
4B029FA12
4B029GA03
4B029GB01
(57)【要約】
【課題】培養容器に対するセンサの位置精度を向上させることが可能なセンサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置を提供する。
【解決手段】センサユニット27は、培養容器の培地の成分を測定するセンサ43を有するユニットであって、複数のセンサ43と、連結部45とを備えている。複数のセンサ43は、本体部43aと、本体部43aの下端側に配置され培地内に浸漬されて培地の成分を測定する検出部43bとを有する。連結部45は、本体部43aの上端側において複数のセンサ43を連結する。
【選択図】図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
培養容器の培地の成分を測定するセンサを有するセンサユニットであって、
本体部と、前記本体部の下端側に配置され前記培地内に浸漬されて前記培地の成分を測定する検出部と、を有する複数のセンサと、
前記本体部の上端側において前記複数のセンサを連結する連結部と、
を備えたセンサユニット。
【請求項2】
前記連結部の長手方向に略平行な折り曲げ線に沿って前記本体部に対して前記連結部が折り曲げられるように、前記複数のセンサが折り曲げられた折り曲げ部を、さらに備えている、
請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項3】
前記センサの前記連結部の下方に設けられたボトムプレートと、
前記センサの前記連結部の上方に設けられたトッププレートと、
をさらに備えている、
請求項2に記載のセンサユニット。
【請求項4】
前記センサの一部は、前記ボトムプレートと前記トッププレートとで上下から挟まれて位置決めされる、
請求項3に記載のセンサユニット。
【請求項5】
前記ボトムプレートは、複数の前記センサが通過する複数の貫通孔を有している、
請求項3または4に記載のセンサユニット。
【請求項6】
前記ボトムプレートは、前記貫通孔の開口縁に設けられており、前記センサの前記折り曲げ部の下面側を支える支持部を、さらに有し、
前記トッププレートは、前記支持部に対向する部分に設けられており、前記センサの前記折り曲げ部の上面側を下方に押す押圧部を有している、
請求項5に記載のセンサユニット。
【請求項7】
前記支持部は、上面湾曲形状を有しており、
前記押圧部は、下面湾曲形状を有している、
請求項6に記載のセンサユニット。
【請求項8】
複数の前記センサは、前記折り曲げ線の延長線上に沿って配置され前記本体部が複数の前記貫通孔に挿入された状態で前記ボトムプレートの上面に当接する当接部を、さらに有している、
請求項5から7のいずれか1項に記載のセンサユニット。
【請求項9】
前記折り曲げ部の前記折り曲げ線に沿って折り曲げられた前記連結部を、前記ボトムプレートの上面に係止する係止機構を、さらに備えている、
請求項5から8のいずれか1項に記載のセンサユニット。
【請求項10】
前記係止機構は、前記連結部に形成された位置決め穴と、前記ボトムプレートの上面に設けられ前記位置決め穴に挿入されて前記連結部を保持するツメ部と、を有している、
請求項9に記載のセンサユニット。
【請求項11】
前記ツメ部は、前記折り曲げ線に沿って折り曲げられた前記連結部の面を、前記ボトムプレートの上面に沿って保持する保持面を有している、
請求項10に記載のセンサユニット。
【請求項12】
前記折り曲げ部は、前記本体部よりも狭い幅を有している、
請求項5から11のいずれか1項に記載のセンサユニット。
【請求項13】
前記ボトムプレートの前記貫通孔は、前記センサの幅よりも広い幅を有し前記センサが挿入される挿入部と、前記挿入部よりも狭い幅を有し前記挿入部に挿入された前記センサが前記ボトムプレートの上面に対して略平行に移動して保持される保持部と、を有している、
請求項5から12のいずれか1項に記載のセンサユニット。
【請求項14】
前記センサは、略I字形状を有している、
請求項1から13のいずれか1つに記載のセンサユニット。
【請求項15】
前記センサは、略L字形状を有している、
請求項1から13のいずれか1つに記載のセンサユニット。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか1つに記載のセンサユニットと、
前記センサユニットが載置される培養容器設置部と、
を備えた細胞培養分析装置。
【請求項17】
前記センサユニット上に配置されており、前記センサユニットの制御を行う制御ユニットを、さらに備えている、
請求項16に記載の細胞培養分析装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、細胞培養の分析に使用されるセンサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の細胞培養分析装置の構成では、基体に設けられた貫通孔部分にセンサが固定されるとともに、このセンサには、信号を取り出すためのリード線が接続されていた。
例えば、特許文献1には、複数の細胞培養容器が設けられたプレートと嵌合するカートリッジを有する細胞培養分析装置について開示されている。
この細胞培養分析装置は、それぞれの培養容器内を計測するセンサを有しており、これらのセンサを挿入する複数の開口がカートリッジに設けられ、それぞれの開口内でセンサとファイバーケーブルとが接続されている。そして、これら複数のファイバーケーブルが、外部の制御部に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第9170255号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の細胞培養分析装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された細胞培養分析装置では、複数の培養容器にそれぞれ挿入される各センサが、個々に設けられているため、各センサの培養容器に対する正確な位置決めを行うことが困難であった。
【0005】
このため、培養容器に入れられた培地へのセンサの浸漬深さ等にばらつきが生じ、測定精度が低下するおそれがあった。
本発明の課題は、培養容器に対するセンサの位置精度を向上させることが可能なセンサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るセンサユニットは、培養容器の培地の成分を測定するセンサを有するセンサユニットであって、複数のセンサと、連結部とを備えている。複数のセンサは、本体部と、本体部の下端側に配置され培地内に浸漬されて培地の成分を測定する検出部と、を有する。連結部は、本体部の上端側において複数のセンサを連結する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るセンサユニットによれば、培養容器に対するセンサの位置精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係る細胞培養分析装置の構成を示す図。
図2図1の細胞培養分析装置の分析ユニットを培養インキュベータ内へ設置する際の状態を示す図。
図3】(a)および(b)は、図1の細胞培養分析装置に含まれる駆動部の構成を示す図。
図4図3(a)の駆動部に含まれる多方切り替え弁の構成を示す断面図。
図5図1の細胞培養分析装置に含まれる分析ユニットの構成を示す図。
図6図5の分析ユニットを構成するアダプタユニットが、トップユニットとボトムユニットとの間に取り付けられる状態を示す図。
図7】(a)は、図6のアダプタユニットの構成を示す図。(b)は、(a)のアダプタユニット内に設置される基板ユニットの構成を示す図。
図8】センサユニット上に配置されるアダプタユニットに含まれる基板ユニットの構成を示す分解斜視図。
図9】基板ユニットと配管チューブとの接続状態を示す斜視図。
図10】空気圧供給部として用いられる吸気ポートの構成を示す図。
図11】(a)~(c)は、配管基板部内に形成された配管の経路を示す図。
図12】ウェルプレートの上面図。
図13】アダプタユニットの構成を示す分解斜視図。
図14】センサユニットの構成を示す分解斜視図。
図15図14のセンサユニットに含まれるセンサの構成を示す斜視図。
図16図15のセンサの構成を示す平面図。
図17図14のセンサユニットを組み立てる際にセンサ固定治具がセットされた状態を示す斜視図。
図18】(a)~(c)は、図15のセンサ固定治具の構成を示す斜視図。
図19図14のセンサユニットを組み立てる際にボトムプレートの貫通孔にセンサが挿入される状態を示す斜視図。
図20図14のセンサユニットを組み立てる際にセンサ固定治具をスライド移動させてセンサの本体部を保持した状態を示す斜視図。
図21】(a)および(b)は、図14のセンサユニットを組み立てる際にセンサの本体部がセンサ固定治具によって保持される状態を示す拡大斜視図。
図22】(a)および(b)は、図14センサユニットを組み立てる際に連結部を折り曲げる工程を示す拡大斜視図。
図23】(a)および(b)は、図19のボトムプレートに形成された貫通孔およびツメ部を拡大した斜視図および平面図。
図24】(a)は、図23のボトムプレートの貫通孔に挿入されたセンサの上端部分を連結する連結部がツメ部に係止された状態を示す斜視図。(b)は、その拡大斜視図。
図25図22(b)に示す連結部を折り曲げた状態で、その上にトッププレートが取り付けられる工程を示す斜視図。
図26】ボトムプレートとトッププレートとの間に保持されるセンサを示す断面図。
図27図25に示すトッププレートの上面にガスケットシートが取り付けられる工程を示す斜視図。
図28】本発明の他の実施形態に係るセンサユニットに含まれるセンサの構成を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係るセンサユニット27を含む細胞培養分析装置1について、添付図面を用いて説明する。
<細胞培養分析装置1の概要説明>
図1は、細胞培養分析装置1の構成を示す。
細胞培養分析装置1は、ウェル(培養容器)25a(図12参照)に入れられた培地(液体)内にセンサ43(図14等参照)の一部(検出電極)を浸漬させた状態で電気化学的に培地に含まれる特定の成分の濃度を検出する装置であって、分析ユニット2と、空気圧供給部としての駆動部3と、分析ユニット2と駆動部3とを制御する制御ユニット4とを備えている。制御ユニット4、分析ユニット2、および駆動部3は、電気ケーブル5によって接続されている。駆動部3と分析ユニット2とは、配管チューブ6によって接続されている。
【0010】
図2は、培養インキュベータ7に配置される細胞培養分析装置1の使用例を示す。
培養インキュベータ7内には、細胞培養分析装置1の分析ユニット2が配置される。そして、電気ケーブル5によって分析ユニット2と接続された制御ユニット4と、配管チューブ6によって分析ユニット2と接続された駆動部3とは、培養インキュベータ7外に配置される。
【0011】
これにより、使用者は、培養インキュベータ7の扉8を開閉することなく、培養インキュベータ7内の培養状態を、制御ユニット4を介して分析することができる。つまり、培養状態を分析する際に、培養インキュベータ7内のコンタミネーションによる空気汚染を防止することができる。
図3(a)および図3(b)は、駆動部3の構成を示す。
【0012】
駆動部3は、分析ユニット2に対する空気圧供給部であって、図3(a)および図3(b)に示すように、シリンジ9、プランジャ10、多方切り替え弁11、プランジャ用モータ12、および弁用モータ13を有している。空気圧の調整は、シリンジ9内の空気を、プランジャ10によって圧縮したり、吸引したりすることで行われる。プランジャ10は、多方切り替え弁11に連結されている。
【0013】
駆動部3の筐体3a内には、プランジャ用のモータ12と多方切り替え弁11用のモータ13とが配置されている。これらのモータ12,13は、電気ケーブル5を介して接続された制御ユニット4によって制御される。
図4は、駆動部3に含まれる多方切り替え弁11の構成を示す。
多方切り替え弁11は、分析ユニット2に対する送気系の弁として、添加剤添加部A用の弁14と、添加剤添加部B用の弁15と、攪拌部材用の弁16と、を有している。
【0014】
そして、多方切り替え弁11は、分析ユニット2に対する吸気系の弁として、攪拌部材用の弁16と、吸気用の弁17と、を有している。
多方切り替え弁11は、回転部18の回転を制御して周方向における回転流路19の位置を決定し、所定の弁とシリンジ9とを流路接続し、空気圧を供給するように制御される。
【0015】
より具体的には、分析ユニット2に対する送気は、まず、回転部18の回転を制御して、吸気用の弁17とシリンジ9とを流路接続する。そして、プランジャ10を吸引方向に引っ張り、吸気用の弁17からシリンジ9内に空気を吸引する。次に、回転部18の回転を制御して、所定の送気系の弁14,15,16に対して、シリンジ9を流路接続し、次に、プランジャ10を圧縮方向に押し込むことで、所定の弁14,15,16に対して送気を行う。
【0016】
図5は、分析ユニット2の構成を示す。
分析ユニット2は、培養インキュベータ内に複数台設置できるように、横方向は短く、高さ方向は低く、奥方向に縦長になるように設計されている。これは、一般的な培養インキュベータの培養空間が奥方向に長く、高さ方向に低い形状をしているので、これに合った形状をしている。
【0017】
分析ユニット2は、アダプタユニット20、トップユニット21およびボトムユニット22を有しており、アダプタユニット20を、トップユニット21とボトムユニット22とで挟み込むように構成されている。
アダプタユニット20は、図6に示すように、トップユニット21とボトムユニット22との間に形成された前面開口23からスライド移動させて取り付けられる。その結果、分析ユニット2の高さを抑えることが可能となる。
【0018】
また、アダプタユニット20は、図6に示すように、下方から、アダプタボトム24、ウェルプレート25、アダプタトップ26、センサユニット27の順に配置されている。
図7(a)に示すアダプタユニット20のトップユニット21には、図7(b)に示す基板ユニット28が内包されている。
図8は、センサユニット27上に配置される基板ユニット28の分解斜視図を示す。基板ユニット28は、図8に示すように、センサユニット27に面する下方から、配管基板部29、基板ベース30、基板31の順に配置されている。
【0019】
配管基板部29には、駆動部3からの空気流路が接続されたエア配管が内包されている。基板ベース30は、基板31がその上面に取り付けられるように設けられている。そして基板31は、下方のセンサユニット27に設けられた電気化学式のセンサ43(図14等参照)と電気的に接続されるための接続部32が配置されている。
接続部32は、基板31から下方に向かって複数配置されており、基板ベース30に配置された接点貫通孔30aを通って、配管基板部29を貫通し、下方のセンサユニット27において対応する位置にそれぞれ配置された複数のセンサ43に対して電気的に接続される。
【0020】
基板31上には、接続部32と電気的に接続された配線パターンが設けられている。そして、基板31は、電気ケーブル5を介して、外部の制御ユニット4(図1等参照)と接続されている。
図9は、基板ユニット28と各配管チューブ33,34,35,36との接続状態を示す。
【0021】
本実施形態では、駆動部3に接続された合計4種類の配管チューブが、基板ユニット28に接続されている。
具体的には、基板ユニット28には、基板ユニット28に対する送気系の配管チューブとして、添加剤添加部A用の配管チューブ33と、添加剤添加部B用の配管チューブ34とが設けられている。
【0022】
さらに、基板ユニット28には、分析ユニット2に対する吸気系の弁として、吸気用の配管チューブ36が設けられている。
なお、攪拌部材用の配管チューブ35は、送気、吸気の双方向の弁として、基板ユニット28に設けられている。
図10は、空気圧供給部として用いられる吸気ポートの構成を示す。
【0023】
空気圧供給部は、ウェル(培養容器)25を収納する培養インキュベータ7内の空気を吸引する空気取り入れ口(吸気ポート)37を有している。
より具体的には、配管基板部29の下方底面に、空気取り入れ口(吸気ポート)37が設けられている。そして、空気取り入れ口(吸気ポート)37は、配管基板部29内の貫通孔38を通って、上方の配管チューブ接続部39と連結された配管チューブ36を介して駆動部3の多方切り替え弁11に接続される。
【0024】
これにより、空気圧供給部は、ウェル25aを収納する培養インキュベータ7内の空気を吸引する空気取り入れ口(吸気ポート)37を有しているため、ウェル25a内における細胞培養に対するコンタミネーションの発生を防止することができる。
すなわち、本実施形態においては、ウェル25aを収納する培養インキュベータ7内の空気、つまり、管理された空気が、添加剤容器および攪拌部材への空気圧力として活用される。これにより、ウェル25a内における細胞培養に対するコンタミネーションの発生を防止することができる。
【0025】
また、空気取り入れ口(吸気ポート)37が、配管基板部29の下方底面に設けられているため、空気取り入れ口37の開口からの水滴等の流入を防止することができる。
また、配管チューブ36は、ナフィオンチューブ等の湿度透過性材料を用いて形成されている。よって、培養インキュベータ7内の水分が、上述した駆動部3に流入することを防止して、駆動部3における結露の発生を防止することができる。
【0026】
図11(a)~図11(c)は、配管基板部29内に形成された配管の経路を示す。
添加剤添加部A用の配管チューブ33は、配管基板部29に接続される。
本実施形態では、培養容器として用いられるウェルプレート25は、図12に示すように、24個のウェル25aを含んでいる。このため、添加剤添加部A用の配管は、24個に並列分岐して、所定のウェル25aの上方に配管の出口開口が配置される。
【0027】
同様に、添加剤添加部B用の配管チューブ34は、配管基板部29に接続される。そして、添加剤添加部B用の配管は、24個に並列分岐して、所定のウェル25aの上方に配管の出口開口が配置される。
同様に、攪拌部材用の配管チューブ35は、配管基板部29に接続される。そして、攪拌部材用の配管は、24個に並列分岐して、所定のウェル25aの上方に配管の出口開口が配置される。
【0028】
つまり、24個のウェル25aの全ての添加剤添加部Aに対して、一斉に同様の空気圧が与えられる。同様に、24個のウェル25aの全ての添加剤添加部Bに対して、一斉に同様の空気圧が与えられる。同様に、24個のウェル25a全ての攪拌部材に対して、一斉に同様の空気圧が与えられる。
図13は、アダプタユニット20の構成を示す。
【0029】
アダプタユニット20は、図13に示すように、最下段から、アダプタボトム(培養容器設置部)24、ウェルプレート(培養容器)25、アダプタトップ26、センサユニット27がこの順に載置されている。
本実施形態において、ウェルプレート25は、図12に示すように、4×6の24個のウェル25aを有している。
【0030】
アダプタトップ26は、ウェルプレート25の高さを調整するために設けられており、ウェルプレート25の高さに応じて、異なるアダプタトップ26が使用される。これは、アダプタトップ26の上にセンサユニット27が載置された際に、センサユニット27とウェルプレート25との高さ関係を調整するためである。
ウェルプレート25は、汎用品も含めていくつかの種類を有しており、その種類に応じてアダプタトップ26が使い分けられる。
【0031】
アダプタトップ26上に配置されたセンサユニット27は、その下面側に設けられた4本の脚部(支持体)40が、下方のアダプタトップ26の貫通孔41を通って、培養容器設置部としてのアダプタボトム24に設けられた位置決め穴42内に挿入される。
これにより、センサユニット27は、ウェルプレート25上に所定間隔離れた状態で設置される。つまり、センサユニット27には、アダプタボトム24上に、ウェルプレート25の収納空間を確保するための脚部40が設けられている。そして、脚部40によって支持された状態で、センサユニット27がアダプタボトム24上に配置される。
【0032】
なお、脚部40は、上述したように、アダプタボトム24上に、ウェルプレート25の収納空間(アダプタボトム24の上面とセンサユニット27の下面との間の隙間)を確保するために、アダプタボトム24に対してセンサユニット27を支持する。
ここで、センサユニット27を支持する支持体としては、センサユニット27に設けられた脚部40に限定されるものではない。例えば、支持体としては、アダプタボトム24に対してセンサユニット27を下方から支持する支持体であれば、アダプタボトム24側に設けられた支持体であってもよい。
【0033】
図14は、センサユニット27の構成を示す。
センサユニット27は、図14に示すように、下方から順に、ボトムプレート57、複数のセンサ43、添加剤を供給するために設けられたポート61が取り付けられたトッププレート59、ガスケットシート60が配置されている。
本実施形態では、センサユニット27に含まれる複数のセンサ43は、図15に示すように、折り曲げ部44を介して、4個のセンサ43の本体部43aの上端部が連結部45によって連結されている。
【0034】
このように、4個で1セットとされたセンサ43は、図14に示すように、6セット分、ボトムプレート57に取り付けられる。
センサ43は、例えば、樹脂材料であるPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上面に、スパッタリングによって金の電極層が形成されて構成されている。そして、センサ43は、図16に示すように、本体部43a、検出部43b、折り曲げ部44、連結部45および当接部46を有している。
【0035】
本体部43aは、略長方形の平板状の部材であって、その上端部において折り曲げ部44と連結されている。
検出部43bは、略長方形の本体部43aの下部の表面に設けられており、測定電極(作用極、対極、参照極)を含む。そして、ウェル25aに入れられた培地に浸漬された検出部43bの各測定電極に所定の電圧が印加されることで、電気化学的に培地の特定の成分の濃度を測定する。
【0036】
検出部43bに含まれる各測定電極は、レーザによって電極層を蒸散させ、分割されることによって形成される。
ここで、培地に含まれるグルコースの濃度を測定する場合には、作用極の表面に固定化された試薬層には、グルコース酸化酵素として、例えば、グルコースオキシダーゼ(GOx)、グルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)、さらにはレドックスメディエータが含まれ得る。
【0037】
グルコースの濃度は、保護膜を通して培地から透過してきたグルコースが、試薬層の酵素(例えば、GOx、GDH)との反応で酸化されてグルコノラクトンとなり、同時に生成されるレドックスメディエータの還元体、もしくは過酸化水素の酸化反応によって生じる電子を電流値に変換することで測定される。
折り曲げ部44は、図16に示すように、本体部43aと連結部45との間を連結する部分であって、折り曲げ線44aに沿って略直角に折り曲げられる。これにより、連結部45は、本体部43aに対して略直角に配置される。
【0038】
また、折り曲げ部44は、図16に示すように、本体部43aと比較して幅(図中左右方向の寸法)が小さい。すなわち、折り曲げ部44は、本体部43aよりも細い部分を残して切り欠かれたように形成されている。これにより、連結部45を本体部43aに対して折り曲げる際には、折り曲げ線44aに沿って折り曲げるために必要な力が小さくなり、容易に折り曲げることができる。
【0039】
連結部45は、図16に示すように、折り曲げ部44を介して、4つのセンサ43の本体部43aの上端部を互いに連結する。そして、連結部45は、本体45a、位置決め穴(係止機構)45b、接点部45c、当接部46と、を有している。
本体45aは、略I字形状のセンサ43の本体部43aの長手方向に略直交する方向に沿って配置されており、4つのセンサ43の本体部43aの上端部を、折り曲げ部44を介して互いに連結する。
【0040】
位置決め穴45bは、後述するセンサユニット27の組み立て工程において、ボトムプレート57側に設けられたツメ部(係止機構)57c(図24(a)等参照)が挿入された状態で係止される。これにより、センサ43のボトムプレート57に対する位置決めが行われる。
接点部45cは、4つ1組で1つのセンサ43の検出部43bに対応して配置されており、センサ43の本体部43aの下部に配置された検出部43bに含まれる各測定電極(作用極、対極、参照極)に電気的に接続されている。
【0041】
当接部46は、図16に示すように、連結部45の下部から下向きに突出するように形成された部分であって、その下端面が折り曲げ線44aの直線上に沿って配置されている。当接部46は、後述するセンサユニット27の組み立て工程において、ボトムプレート57の上面に対して当接することで、センサ43のボトムプレート57に対する位置決めが行われる。
【0042】
本実施形態のセンサユニット27は、図15に示すように、培養容器の培地の成分を測定する複数のセンサ43を含む構成であって、本体部43aと、本体部43aの下端側に配置され培地内に浸漬されて培地の成分を測定する検出部43bと、を有する複数のセンサ43と、本体部43aの上端側において複数のセンサ43を連結する連結部45と、を備えている。
【0043】
これにより、複数のセンサ43は、連結部45によって互いに連結された状態でボトムプレート57に対して取り付けられるため、互いに連結されたセンサ43同士の位置を正確に規定することができる。
よって、ウェルプレート25に含まれる複数のウェル(培養容器)25aに対する個々のセンサ43の位置精度(位置・角度等)を向上させることができる。
【0044】
この結果、ウェル25a内に入れられた培地に対する個々のセンサ43の浸漬深さがほぼ一定になるため、安定した測定結果を得ることができる。
<センサユニット27の組み立て工程>
ここで、これらのセンサ43がボトムプレート57に対して取り付けられる工程を含むセンサユニット27の組み立て工程について、図17図27を用いて以下で説明する。
【0045】
センサユニット27の組み立て工程では、まず、上端部が連結部45によって連結された4個で1セットのセンサ43が、図17に示すように、センサ固定治具71,72を用いて、ボトムプレート57に対して取り付けられる。
センサ固定治具71,72は、ウェルプレート25に含まれる個々のウェル25aに対して、センサ43の検出部43bの部分が所定の浸漬深さになるように正確に位置決めするために用いられる。
【0046】
そして、センサ固定治具71,72は、図17に示すように、その上面側に、ボトムプレート57が配置された状態で使用される。
このとき、センサ固定治具71の位置決め部71cには、図17に示すように、ボトムプレート57の脚部40が挿入されている。そして、センサ固定治具71の上面には、センサ固定治具71に対してスライド移動可能な状態で、センサ固定治具72が取り付けられている。
【0047】
これにより、センサ固定治具71,72は、ボトムプレート57に対して正確に位置決めされる。
センサ固定治具71,72は、図18(a)に示すように、センサ固定治具71の上面にセンサ固定治具72が配置され、互いに重ねた状態で使用される。
センサ固定治具71は、図18(b)に示すように、土台部71a、保持部71bおよび位置決め部71cを有している。
【0048】
土台部71aは、平板状の部材であって、その上面に、複数の保持部71bと位置決め部71cとが設けられている。
保持部71bは、後述するセンサ43の取り付け時に、センサ固定治具72側の当接部72cとともに個々のセンサ43の本体部43aを保持する部分であって、土台部71aの上面から上方へ突出するように設けられている。また、保持部71bは、本実施形態では、センサ43の数に対応する数(24個)だけ設けられている。
【0049】
位置決め部71cは、土台部71aの上面における四隅に配置されており、ボトムプレート57の脚部40がそれぞれ挿入される。これにより、ボトムプレート57は、センサ固定治具71に対して位置決めされる。
センサ固定治具72は、センサ固定治具71の上面に配置された状態で使用され、図18(c)に示すように、土台部72a、貫通穴72bおよび当接部72cを有している。
【0050】
土台部72aは、平板状の部材であって、貫通穴72bと当接部72cとが設けられている。
貫通穴72bは、平板状の土台部72aの上面と下面とを連通させる穴であって、上述したセンサ固定治具71側の保持部71bがそれぞれ対応する貫通穴72bに挿入される。
【0051】
当接部72cは、後述するセンサ43の取り付け時に、センサ固定治具71側の保持部71bとともに個々のセンサ43の本体部43aを保持する部分であって、土台部72aの上面における貫通穴72bに隣接する位置から上方へ突出するように設けられている。また、当接部72cは、本実施形態では、センサ43の数に対応する数(24個)だけ設けられている。
【0052】
次に、6セット分(4個×6セット=24個)のセンサ43が、図19に示すように、センサ固定治具71、72の上面側にボトムプレート57が配置された状態で、ボトムプレート57に形成された貫通穴57b内へそれぞれ挿入される。
センサ43がボトムプレート57の貫通穴57b内へ挿入されると、図20に示すように、ボトムプレート57の上面にセンサ43の当接部46が当接した状態となる。
【0053】
このとき、当接部46は、上述したように、折り曲げ線44aの直線上に沿って配置されているため、当接部46をボトムプレート57の上面に当接させた状態で、当接部46を起点として折り曲げ線44aに沿って折り曲げ部44を折り曲げることができる。
よって、当接部46を起点として折り曲げ線44aに沿って折り曲げられたセンサ43は、ボトムプレート57の貫通穴57bから下向きに精度よく配置されるため、センサ43のウェル25aに対する位置精度を向上させることができる。
【0054】
また、図20に示すように、ボトムプレート57の貫通穴57bにセンサ43が挿入された状態で、センサ固定治具72が、センサ固定治具71に対して図中矢印(右)方向へスライド移動する。
ここで、ボトムプレート57の貫通穴57bに挿入されたそれぞれのセンサ43の本体部43aは、図21(a)に示すように、センサ固定治具72の貫通穴72bを貫通して上方に突き出したセンサ固定治具71の保持部71bによって一方の面を保持されている。
【0055】
この状態から、図21(a)に示すように、センサ固定治具71に対してセンサ固定治具72が図中矢印方向へスライド移動すると、センサ43の本体部43aは、図21(b)に示すように、センサ固定治具71の保持部71bとセンサ固定治具72の当接部72cとの間に両面が挟み込まれた状態で保持される。
これにより、センサ43の本体部43aは、センサ固定治具71,72によって正確に位置決めされる。
【0056】
次に、センサ43の本体部43aがセンサ固定治具71,72によって保持された状態のまま、図22(a)に示すように、連結部45がボトムプレート57の上面に略平行になるように折り曲げられる(図中矢印参照)。
なお、連結部45の折り曲げは、例えば、人の手によって行われてもよいし、折り曲げ治具等の道具を用いて行われてもよいし、ロボットハンド等によって自動的に行われてもよい。
【0057】
このとき、上述したように、センサ43の本体部43aは、ボトムプレート57の貫通穴57bに挿入された状態で、センサ固定治具71,72によって保持されている。このため、当接部46を起点として折り曲げ線44aに沿って折り曲げ部44を折り曲げることで、連結部45は、図22(b)に示すように、ボトムプレート57の上面に略平行になるように折り曲げられる。
【0058】
さらに、図22(b)に示す状態において、ボトムプレート57の平板部57aの上面には、図23(a)および図23(b)に示すように、4個で1セットのセンサ43に対して、貫通穴57bと、ツメ部57cとが3つずつ配置されている。
貫通穴57bは、図23(b)に示すように、上面視において、幅の広い挿入部57baと、挿入部57baよりも幅の狭い保持部57bbとを含むように形成されている。
【0059】
これにより、貫通穴57bにセンサ43が挿入される際には、図23(b)に示すように、まず、幅の広い挿入部57baに挿入された後、幅の狭い保持部57bb側へ移動して保持される。
これにより、センサ43は上向きの方向において移動が規制された状態で、保持される。
【0060】
また、上述したように、ボトムプレート57の平板部57aの上面には、図23(a)および図23(b)に示すように、ツメ部57cが設けられている。
ツメ部57cは、平板部57aと一体成形されており、その上面から上方に突出するように設けられており、図24(a)および図24(b)に示すように、連結部45に形成された位置決め穴45bに挿入されて、連結部45を係止する。
【0061】
これにより、ツメ部57cと位置決め穴45bとが係止機構として機能することで、連結部45を、ボトムプレート57の上面における所定の位置に正確に係止することができる。
よって、連結部45がボトムプレート57の上面に対して正確に位置決めされるため、折り曲げ部44を介して接続されたセンサ43の本体部43aの位置決めも正確に行うことができる。
【0062】
また、図24(a)および図24(b)に示す状態において、ツメ部57cの保持面57caは、連結部45の上面を押さえつけるように保持している。
これにより、連結部45は、ボトムプレート57の上面に対して略平行に保持される。
次に、図25に示すように、連結部45が折り曲げられた状態で、ボトムプレート57の上面には、トッププレート59が重ねて配置される。
【0063】
このとき、トッププレート59の下面とボトムプレート57の上面との間に挟まれるように配置された各センサ43は、図26に示すように、トッププレート59側の支持部57dとボトムプレート57側の押圧部59aとの間に保持される。
すなわち、ボトムプレート57の貫通穴57bの開口縁には、センサ43の折り曲げ部44の下辺側を支える支持部57dが設けられている。トッププレート59の支持部57dに対向する部分には、センサ43の折り曲げ部44の上辺側を下方に押す押圧部59aが設けられている。
【0064】
これにより、センサ43は、その上面が押圧部59aによって支持され、その下面がボトムプレート57の上面側に設けられた支持部57dによって支持される。
支持部57dは、図26に示すように、上面に湾曲した面を含む上面湾曲部形状を有している。また、押圧部59aは、図26に示すように、下面に湾曲した面を含む下面湾曲部形状を有している。
【0065】
これにより、図26に示すように、トッププレート59とボトムプレート57との間にセンサ43が上下から挟み込まれた状態になると、センサ43の折り曲げ部44が支持部57dと押圧部59aとによって上下から挟まれた状態で保持される。
よって、センサ43は、折り曲げられた角度を正確に規定されるため、センサ43の本体部43aの下端部に設けられた検出部43bが、安定した状態で配置される。
【0066】
この結果、ウェルプレート25に含まれるそれぞれのウェル25a内の培地に浸漬される検出部43bの浸漬深さを正確に管理して、検出精度を向上させることができる。
最後に、図27に示すように、トッププレート59の上面に、ガスケットシート60が重ねて配置される。
これにより、センサユニット27が組み立てられる。
【0067】
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、略I字形状のセンサ43を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
【0068】
例えば、図29に示すように、略L字形状のセンサ143を用いてもよい。
センサ143は、図29に示すように、略L字形状の本体部143aを有しており、上記実施形態と同様に、複数(4つ)のセンサ143の上端部が、折り曲げ部44を介して連結部45によって連結されている。
この場合には、センサ143の培地に浸漬される下端部の面積(電極が配置される検出部の面積)が増大することから、上記実施形態のセンサ43よりも検出精度を向上させることができる。
【0069】
(B)
上記実施形態では、ボトムプレート57側に設けられたツメ部57cと、連結部45側に設けられた位置決め穴45bとが、センサ43の位置決めを行う係止機構として機能する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態とは反対に、ボトムプレート側に設けられた位置決め穴と、連結部側に設けられたツメ部とが、係止機構として設けられた構成であってもよい。
【0070】
(C)
上記実施形態では、センサ43が折り曲げ部44において折り曲げた状態で使用される例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、センサが折り曲げられることなく使用される構成であってもよい。
この場合でも、センサの本体部の上端部分において、複数のセンサが連結部によって連結された構成にすることで、センサの位置精度を向上させるという上記と同様の効果を得ることができる。
【0071】
(D)
上記実施形態では、4つのセンサ43が1セットとなるように4つのセンサ43の上端部を連結部45によって連結した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、連結部によって連結されるセンサの数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
【0072】
いずれの場合でも、互いに連結されたセンサ間の位置が正確に規定されるため、センサの位置精度を向上させることができる。
(E)
上記実施形態では、4つのセンサ43を連結する連結部45に、3つの位置決め穴45bが設けられた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
【0073】
例えば、位置決め穴の数についても、センサの数と同様に、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。
(F)
上記実施形態では、センサユニット27の組み立て工程において、センサ固定治具71,72を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
【0074】
例えば、センサユニットの組み立ては、必ずしもセンサ固定治具を用いて行われる必要はない。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明のセンサユニットは、培養容器に対するセンサの位置精度を向上させることができるという効果を奏することから、細胞培養分析に使用される各種センサユニットに対して広く適用可能である。
【符号の説明】
【0076】
1 細胞培養分析装置
2 分析ユニット
3 駆動部
3a 筐体
4 制御ユニット
5 電気ケーブル
6 配管チューブ
7 培養インキュベータ
8 扉
9 シリンジ
10 プランジャ
11 多方切り替え弁
12 モータ
13 モータ
14,15,16,17 弁
18 回転部
19 回転流路
20 アダプタユニット
21 トップユニット
22 ボトムユニット
23 前面開口
24 アダプタボトム
25 ウェルプレート(培養容器)
25a ウェル(培養容器)
26 アダプタトップ
27 センサユニット
28 基板ユニット
29 配管基板部
30 基板ベース
30a 接点貫通孔
31 基板
32 接続部
33,34,35,36 配管チューブ
37 空気取り入れ口
38 貫通孔
39 配管チューブ接続部
40 脚部
41 貫通孔
42 位置決め穴
43 センサ
43a 本体部
43b 検出部
44 折り曲げ部
44a 折り曲げ線
45 連結部
45a 本体
45b 位置決め穴(係止機構)
45c 接点部
46 当接部
57 ボトムプレート
57a 平板部
57b 貫通穴
57ba 挿入部
57bb 保持部
57c ツメ部(係止機構)
57ca 保持面
57d 支持部
59 トッププレート
59a 押圧部
60 ガスケットシート
61 ポート
71 センサ固定治具
71a 土台部
71b 保持部
71c 位置決め部
72 センサ固定治具
72a 土台部
72b 貫通穴
72c 当接部
143 センサ
143a 本体部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図17
図18
図19
図20
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図26
図27
図28