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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022076035
(43)【公開日】2022-05-19
(54)【発明の名称】キャップ
(51)【国際特許分類】
   B65D 41/34 20060101AFI20220512BHJP
   B65D 43/02 20060101ALI20220512BHJP
【FI】
B65D41/34 110
B65D43/02 200
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020186227
(22)【出願日】2020-11-09
(71)【出願人】
【識別番号】000175397
【氏名又は名称】三笠産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001298
【氏名又は名称】特許業務法人森本国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮田 由弘
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084AA24
3E084BA01
3E084CA01
3E084CC03
3E084DA01
3E084DC03
3E084EA01
3E084EB01
3E084EB02
3E084EC03
3E084FA02
3E084FC01
3E084FD02
3E084GA06
3E084GB06
3E084LA01
3E084LB02
3E084LD01
(57)【要約】
【課題】一つの金型、一度の成型工程で製造することができ、開封操作と開栓操作を同時に一つの動作で行うことができ、初期の開封時にヒンジを容易に取り除くことができるキャップを提供する。
【解決手段】ヒンジ4が蓋側ヒンジ弱化部41および本体側ヒンジ弱化部42を介して上蓋部5およびキャップ本体部3に切り離し可能に接続し、ヒンジ4と一体をなす把手43に加える力で蓋側ヒンジ弱化部41および本体側ヒンジ弱化部42が破断して把手43とヒンジ4が上蓋部5およびキャップ本体部3から切り離され、中栓37に設けた開栓部61と上蓋部5の中栓保持部51に設けた開栓具53が、ヒンジ支点廻りの上蓋部5の揺動方向において係合し、上蓋部5と中栓37の一体的回転により中栓弱化部38が破断し、1動作において開封と開栓が同時に行われる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の口部に装着するキャップ本体部と、ヒンジを介してキャップ本体部と一体をなす上蓋部と、ヒンジを上蓋部およびキャップ本体部から切り離し可能に保持するヒンジ弱化部と、ヒンジと一体をなす把手と、中栓弱化部を介してキャップ本体に保持された中栓と、中栓を保持する上蓋部の中栓保持部と、中栓に設けた開栓部と、中栓保持部に設けた開栓具を備え、
開栓部と開栓具は、ヒンジ支点廻りの上蓋部の揺動方向において開栓具が開栓部に侵入可能で、かつ口部の軸心廻りに回転する上蓋部の開栓操作において開栓部と開栓具が係合して一体に回転し、上蓋部と中栓の一体的回転により中栓弱化部が破断する構造をなし、
把手に加える力でヒンジ弱化部が破断して把手とヒンジが上蓋部およびキャップ本体部から切り離されることを特徴とするキャップ。
【請求項2】
キャップ本体部に開封証を有し、ヒンジは開封証を覆って配置したことを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に装着するキャップに関し、開封操作を一動作で行える技術に係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来、封止された栓体を開封する技術としては、たとえば特許文献1に記載するものがある。
【0003】
これは、最初に開栓する際に、蓋体の回動操作によって開封と開栓を同時に行うものである。最初の開栓時に、蓋体を閉方向へ回動操作することで、蓋体と共にキャップ本体の有底筒状部が回動して弱化部が切断される。このため、有底筒状部が注出孔から離脱して注出孔が開放される。
【0004】
また、特許文献2に開示されたキャップ構造は、容器本体側に装着するキャップ基部体と、キャップ基部体の開口部を塞ぐ中蓋と、外蓋とを具備している。キャップ基部体と中蓋とは、薄肉部を介して一体的に構成されている。キャップ基部体と外蓋とは、薄肉の連結部によって繋がっている。外蓋と中蓋には、互いに嵌合する凹凸部を設けており、外蓋にはキャップ基部体に弾接する立設壁を設けている。
【0005】
外蓋を周方向に回動することにより、キャップ基部体と外蓋との薄肉の連結部が切断されると共に、キャップ基部体と中蓋との連結部である薄肉部も切断され、互いに嵌合する凹凸部によって中蓋を外蓋に結合させた状態でキャップ基部体から離間させる。
【0006】
また、特許文献3に記載するキャップは、キャップ本体の環状側壁の下端にシールリングを有し、シールリングに形成した弱化線を引き裂くことによってシールリングを環状側壁から切り離すものであり、シールリングを切り離す際の摘み片がシールリングと一体に設けられている。
【0007】
また、特許文献4に記載するキャップは、接続片が周方向に沿って延びる帯状をなし、装着筒と蓋体とをヒンジ以外の部位における周方向の略全周に亘って接続している。接続片の端部には、径方向外側へ向けて突出するツマミ片が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2013-184741
【特許文献2】特許第3030824号
【特許文献3】特開平9-77103
【特許文献4】特開2014-91524
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1の構成は、蓋体とキャップ本体をそれぞれ別体の二つの部材に成型した後に、組み合わせる必要があり、二種類の金型とセット工程が必要である。また、最初の開栓においては、蓋体を一旦閉方向に回動操作した後に、反対の開放方向に蓋体を回動操作する必要があり、最初の開栓操作においては、二つの動作が必須であった。
【0010】
また、特許文献2の構成では、キャップ基部体と外蓋が薄肉の連結部によって繋がっており、外蓋と中蓋には互いに嵌合する凹凸部を設けている。このため、凹凸部において中蓋と外蓋を結合させるためには、中蓋に対して外蓋をキャップの軸心方向に移動させて凹凸部を嵌合させる必要がある。
【0011】
この中蓋に対して外蓋がキャップの軸心方向へ移動することを許容するために、ヒンジをなす連結部は冗長な長さを必要とする。すなわち、連結部は、外蓋がヒンジの支点回りに揺動することを許容するとともに、外蓋が上下方向に移動することを許容できるように、曲線状をなして伸縮可能な比較的長い形状とすることが必須である。
【0012】
このため、開封操作において破断した連結部が外蓋の外側面から長く突出することになり、その後の開栓、閉栓操作において使用者の手に異物感を与える要因となり、場合によっては手指を痛める要因となる。
【0013】
本発明は上記した課題を解決するものであり、一つの金型、一度の成型工程で製造することができ、開封操作と開栓操作を同時に一つの動作で行うことができ、初期の開封時にヒンジを容易に取り除くことができるキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記した課題を解決するために、本発明に係るキャップは、容器の口部に装着するキャップ本体部と、ヒンジを介してキャップ本体部と一体をなす上蓋部と、ヒンジを上蓋部およびキャップ本体部から切り離し可能に保持するヒンジ弱化部と、ヒンジと一体をなす把手と、中栓弱化部を介してキャップ本体に保持された中栓と、中栓を保持する上蓋部の中栓保持部と、中栓に設けた開栓部と、中栓保持部に設けた開栓具を備え、開栓部と開栓具は、ヒンジ支点廻りの上蓋部の揺動方向において開栓具が開栓部に侵入可能で、かつ口部の軸心廻りに回転する上蓋部の開栓操作において開栓部と開栓具が係合して一体に回転し、上蓋部と中栓の一体的回転により中栓弱化部が破断する構造をなし、把手に加える力でヒンジ弱化部が破断して把手とヒンジが上蓋部およびキャップ本体部から切り離されることを特徴とする。
【0015】
本発明に係るキャップにおいて、キャップ本体部に開封証を有し、ヒンジは開封証を覆って配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
上記構成において、最初に行うキャップの開封操作において、把手に加える力でヒンジ弱化部を破断させてヒンジを上蓋部およびキャップ本体部から切り離し、その後に上蓋部を口部の軸心廻りに回転させる。このとき、開栓部と開栓具が係合することで、上蓋部と中栓の一体的回転により中栓弱化部が破断し、中栓が開封される。中栓弱化部の破断によりキャップ本体部から切り離された中栓は中栓保持部に保持されて上蓋部と一体に開栓される。したがって、一動作によって、中栓の開封操作と上蓋部および中栓の開栓操作を同時に行うことができる。
【0017】
中栓の開封時には、上蓋部と中栓の一体的回転に対して抵抗となるヒンジが存在せず、中栓の開栓を容易に行うことができる。また、ヒンジが除去されることで、中栓の開封時に上蓋部をつかむときや、開封後の毎回の開栓操作において上蓋部をつかむ使用者の手に異物感を与えない構造を実現できる。
【0018】
また、不正な開封操作の試みにおいて、ヒンジ弱化部が破断することで、不正開封の有無を示すTE(tamper evident)を確保できる。また、把手が開封証を覆っているので、不正な開封操作の試みによって把手およびヒンジが途中まで剥がれた場合には、キャップ本体部の開封証が現れることで、不正開封の有無を示すTE(tamper evident)を確保できる。
【0019】
しかも、キャップ本体と上蓋部はヒンジにおいて連結する構造をなすので、一つの金型で、一度の成型工程でキャップ本体と上蓋部を同時に成型することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施の形態におけるキャップを示し、容器に打栓した状態で把手を正面に見る図
図2】同実施の形態におけるキャップを示し、容器に打栓した状態でヒンジを正面に見る図
図3】同実施の形態におけるキャップを示し、折り畳み後の平面図
図4図3のA-A矢視断面図
図5】同実施の形態におけるキャップを示し、折り畳み前の平面図
図6】同実施の形態におけるキャップを示し、折り畳み前の断面図
図7】同実施の形態におけるキャップのヒンジを示し、要部拡大図
図8図7のB-B矢視断面図
図9図7のC-C矢視断面図
図10】同実施の形態におけるキャップを示し、容器に打栓した状態の断面図
図11】同実施の形態におけるキャップを示し、開封後の状態の正面図
図12】同実施の形態における開封後の上蓋部の断面図
図13】同実施の形態におけるキャップを示し、開封後の平面図
図14】同実施の形態におけるキャップを示し、開栓状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図10において、キャップ1は、容器2の口部21に装着するキャップ本体部3と、キャップ本体部3にヒンジ4を介して連結した上蓋部5からなる。
【0022】
ヒンジ4は、ヒンジ支点廻りの揺動方向にのみ上蓋部5の可動を許容する構造をなす。図6図9に示すように、ヒンジ4は上蓋部5と一体をなす上蓋接合部71を有し、上蓋接合部71が上蓋部5に形成した上蓋溝部72を介して上蓋部5から離隔するとともに、蓋側ヒンジ弱化部41を介して上蓋部5に接続している。
【0023】
また、図6図8に示すように、ヒンジ4は、キャップ本体部3と一体をなす本体接合部73を有し、本体接合部73がキャップ本体3に形成した本体溝部74を介してキャップ本体部3から離隔するとともに、本体側ヒンジ弱化部42を介してキャップ本体部3に接続している。ヒンジ4は、蓋側ヒンジ弱化部41と本体側ヒンジ弱化部42の破断により上蓋部5およびキャップ本体部3から切り離し可能である。
【0024】
ヒンジ4の一側には把手43が形成されている。把手43は、一端がヒンジ4に連続する固定端をなし、他端がキャップ1の周方向に沿って伸びて自由端をなし、キャップ本体部3の外周面から離隔している。また、把手43はキャップ1の周方向の途中においてキャップ本体部3に接続する把手破断部44を有している。
【0025】
キャップ本体部3は側面、ここでは本体溝部74に対応する部位に開封証45を有し、ヒンジ4は開封証45を覆って配置されている。
【0026】
この構造により、把手43に加える力で把手破断部44と本体側ヒンジ弱化部42と蓋側ヒンジ弱化部41が連続して破断し、把手43とヒンジ4が上蓋部5およびキャップ本体部3から切り離され、開封証45が現れる。
【0027】
容器2は、キャップ1を装着する口部21の外側面に、環状凹部22および充填時に容器2を保持するための容器保持部23を有している。
【0028】
キャップ本体部3は、容器2の軸心方向の一側に注ぎ口31を有し、他側に容器2の口部21に被せるベース部32を有している。ベース部32は容器2の開口縁に嵌合する環状の嵌合溝33を有しており、嵌合溝33の内側面に口部21の環状凹部22に係合する環状凸部34を有している。
【0029】
キャップ本体部3の一側には、注ぎ口31を囲んで円筒状に立ち上がるシール壁35があり、シール壁35よりも径方向外側の位置に上蓋部5に螺合する雄ネジ部36を有している。
【0030】
キャップ本体部3は、中栓37を有しており、中栓37の外周縁と注ぎ口31の内周縁の間に形成する中栓弱化部38が中栓37をキャップ本体部3から切り離し可能に保持している。
【0031】
上蓋部5は、中栓弱化部38が破断した中栓37を保持する円筒状の中栓保持部51を有し、中栓保持部51の下端内周縁に環状凸部52を有している。中栓37は中栓保持部51に圧接する一対の円弧状の中栓係合部39を有し、中栓係合部39の外側に中栓保持部の環状凸部52に係合する円弧状凹部60を有している。
【0032】
中栓37は上面に開栓部61を有し、中栓保持部51が内側に開栓部61に係合する開栓具53を備えている。ここでは、開栓部61が中栓37の上に設けた二枚の板状体61aを有し、開栓具53が開栓部61の二枚の板状体61aの間に挿入する一枚の板状体53aを有している。しかし、開栓部61を中栓37の上に設けた一枚の板状体61aとし、開栓具53を開栓部61の一枚の板状体61aを挿入可能に離隔した二枚の板状体53aとすることも可能である。なお、開栓部61の板状体61aは上蓋部5のヒンジ支点廻りの揺動を阻害しない形状を有するものであり、形状、寸法は適宜に設定可能である。ここでは、板状体61aの角部に相当する部位に傾斜辺61bを設けている。傾斜辺61bは必須のものではなく、高さ寸法、幅寸法によっては板状体61aを矩形状とすることも可能である。
【0033】
開栓部61と開栓具53は、ヒンジ支点廻りの上蓋部5の揺動方向において開栓具53が開栓部61に侵入可能で、かつ口部21の軸心廻りに回転する上蓋部5の開栓操作において開栓部61と開栓具53が係合して一体に回転する構造をなす。
【0034】
開栓部61の双方の板状体61aの外側にはそれぞれ一対の補強部材62を配置しており、補強部材62が板状体61aを補強する構造材をなす。開栓具53の板状体53aは両側が中栓保持部51の内側面に保持されている。
【0035】
上蓋部5は、キャップ本体部3のシール壁35の上端縁に圧接する環状座部54を内側底面に有し、筒状壁部55の下端内側面にキャップ本体部3の雄ネジ部36に螺合する雌ネジ部56を有している。
【0036】
上記した構成における作用を説明する。
(製造および折り畳み前)
キャップ本体3と上蓋部5はヒンジ4において連結する構造をなすので、一つの金型で、一度の成型工程でキャップ本体3と上蓋部5を同時に成型することができる。
(セット)
製造した折り畳み前のキャップ本体3及び上蓋部5をヒンジ4において中折れさせて折り畳み、上蓋部5をヒンジ4のヒンジ支点廻りに揺動させる。上蓋部5がヒンジ支点廻りに揺動すると、開栓具53の一枚の板状体53aが開栓部61の二枚の板状体61aの間に侵入する。
【0037】
折り畳みにより、上蓋部5をキャップ本体部3に装着すると、上蓋部5の中栓保持部51が中栓37の中栓係合部39に圧接し、中栓保持部51の環状凸部52が中栓係合部39の円弧状凹部60に係合する。また、キャップ本体部3のシール壁35の上端縁が上蓋部5の環状座部54に圧接する。さらに、上蓋部5の筒状壁部55の雌ネジ部56がキャップ本体部3の雄ネジ部36に重なる。
【0038】
このように、上蓋部5をヒンジ4のヒンジ支点廻りに揺動させて揺動方向に折るだけで、開栓具53を開栓部61にスムーズに挿入してセット工程が完了する。
(打栓)
折り畳み後のセットされたキャップ1を容器2に打栓する。キャップ本体部3のベース部32を口部21に被せ、ベース部32の嵌合溝33を容器2の開口縁に嵌合させ、嵌合溝33の環状凸部34を口部21の環状凹部22に係合させて、容器2にキャップ1を装着する。
(開封、開栓)
図11から図14に示すように、キャップ1は、最初に行う開封、開栓操作において、把手43に加える力で把手破断部44と本体側ヒンジ弱化部42と蓋側ヒンジ弱化部41が連続して破断し、把手43とヒンジ4が上蓋部5およびキャップ本体部3から容易に切り離され、開封証45が現れる。
【0039】
その後に、上蓋部5を口部21の軸心廻りに回転させる。このとき、開栓部61と開栓具53が係合することで、上蓋部5と中栓37の一体的回転により中栓弱化部38が破断し、中栓37が開封される。
【0040】
中栓弱化部38の破断によりキャップ本体部3から切り離された中栓37は中栓保持部51に保持されて上蓋部5と一体に開栓される。したがって、一動作によって、中栓37の開封操作と中栓37および上蓋部5の開栓操作を同時に行うことができる。
【0041】
中栓37の開封時には、上蓋部5と中栓37の一体的回転に対して抵抗となるヒンジ4が存在せず、中栓37の開栓を容易に行うことができる。
【0042】
また、ヒンジ4が除去されることで、中栓37の開封時に上蓋部5をつかむときや、開封後の毎回の開栓操作において上蓋部5をつかむ使用者の手に異物感を与えない構造を実現できる。
【0043】
また、不正な開封操作の試みにおいて、把手破断部44と本体側ヒンジ弱化部42と蓋側ヒンジ弱化部41が破断することで、不正開封の有無を示すTE(tamper evident)を確保できる。また、ヒンジ4が開封証45を覆っているので、不正な開封操作の試みによって把手45およびヒンジ4が途中まで剥がれた場合には、キャップ本体部3の開封証45が現れることで、不正開封の有無を示すTE(tamper evident)を確保できる。
【符号の説明】
【0044】
1 キャップ
2 容器
3 キャップ本体部
4 ヒンジ
5 上蓋部
21 口部
22 環状凹部
23 円形座部
31 注ぎ口
32 ベース部
33 嵌合溝
34 環状凸部
35 シール壁
36 雄ネジ部
37 中栓
38 中栓弱化部
39 中栓係合部
41 蓋側ヒンジ弱化部
42 本体側ヒンジ弱化部
43 把手
44 把手破断部
45 開封証
51 中栓保持部
52 環状凸部
53 開栓具
53a 板状体
54 環状座部
55 筒状壁部
56 雌ネジ部
60 円弧状凹部
61 開栓部
61a 板状体
62 補強部材
71 上蓋接合部
72 上蓋溝部
73 本体接合部
74 本体溝部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14