(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022076063
(43)【公開日】2022-05-19
(54)【発明の名称】油ヤシの実の搾り滓が含有をしている水分を凍結乾燥手段にて、搾り滓を乾燥させて燃料とする方法。
(51)【国際特許分類】
B09B 3/40 20220101AFI20220512BHJP
B09B 3/00 20220101ALI20220512BHJP
【FI】
B09B3/00 303M
B09B3/00 ZAB
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020186274
(22)【出願日】2020-11-09
(71)【出願人】
【識別番号】590005195
【氏名又は名称】長浦 善昭
(72)【発明者】
【氏名】長浦 善昭
(72)【発明者】
【氏名】清家 一徳
(72)【発明者】
【氏名】清家 有禧
(72)【発明者】
【氏名】長浦 杏采
(72)【発明者】
【氏名】長浦 善三來
【テーマコード(参考)】
4D004
【Fターム(参考)】
4D004AA04
4D004AB01
4D004AB03
4D004AB06
4D004BA03
4D004BA10
4D004CA42
4D004CB04
4D004CB31
4D004DA07
4D004DA09
(57)【要約】 (修正有)
【課題】油ヤシの実の搾り滓を、燃料とする方法を提供する。
【解決手段】油ヤシの実の搾り滓の含水量を、凍結乾燥手段を使用して0%まで減少させ、含有するカリウムと塩化物の酸化作用をなくし、発電用のボイラの燃料とする。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
油ヤシの実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が含有をしている3%前後のヤシ油を分離すると同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることを特徴とする油ヤシの実の搾り滓を燃料とする方法。
【請求項2】
インドネシア国のカリマンタン島に於いては、油ヤシ(以下、略してヤシ油、又はパーム油とする)の実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が、1箇年間に1億5000万トン発生をしている。この内訳は、インドネシア国のカリマンタン島には、1日当たり、10トンのヤシ油(10)を搾って生産をしている生産地域が3000箇所ある、この1日当たり、10トンのヤシ油(10)を、油ヤシの実を搾って生産をすると、油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が、1日当たり150トンの油ヤシの実の搾り滓が、1箇所の生産地域に於いて出来ている。このことから、3000箇所の全てが合算すると、5万トン×3000箇所→1億5000万トンの搾り滓となる。この油ヤシの実の搾り滓には3%前後のヤシ油(10)が残っている、この油ヤシの実を搾った搾り滓が含有をしている3%前後のヤシ油(10)を、この油ヤシの実を搾った搾り滓から分離をして回収をすると同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることを特徴とする油ヤシの実の搾り滓を燃料とする方法。
【請求項3】
インドネシア国に於いては、このヤシ油(10)を生産をする産業は、最も重要な産業である。インドネシア国の総輸出金額の4,5%をヤシ油(10)が占めている、けれども、この油ヤシの実の搾り滓が、1箇年間に3000箇所の事業所から、1億5000万トンが発生をしている問題を解決が出来ないで困っているのが現状である、現在、この油ヤシの実の搾り滓を山に不法投棄しているが為に、雨が降って腐敗をして海に流れ出して、海洋汚染を引き起こして社会問題となっている、この油ヤシの実の搾り滓を乾燥させて燃料とすることを特徴とする油ヤシの実の搾り滓を燃料とする方法。
【請求項4】
この油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)は水分の含水量が60%前後であるので、このままの状態では熱カロリーが2500キロカロリー前後なので、電力を発電するための燃料としては使用が出来ないでいる、このPKS、又はEFBを発電用の燃料とするためには、PKS、又はEFBが含有をしている含水量を低下させて、熱カロリーを4500キロカロリー以上とすることにより、発電用の燃料とすることが出来ることを特徴とする油ヤシの実の搾り滓を燃料とする方法。
【請求項5】
この油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が含有をしている含水量を0%まで低下をさせることが出来るならば、カリマンタン島にて稼働をしている3000箇所の事業所から排出をしている、PKS、又はEFBが含有をしている水分の60%前後の含水量を除去した、1箇年間に1億5000万トン×40/100%→6000万トンを発電用の燃料として有効利用が出来ることを特徴とする油ヤシの実の搾り滓を燃料とする方法。
【請求項6】
油ヤシの実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が含有をしているカリウムと、塩化物とは酸化作用が強い物質である、このPKS、又はEFBはカリウムと、塩化物とを多量に含有しているので、鉄板で出来ているボイラを腐蝕させるがために、PKS、又はEFBは燃料として利用することが出来ないでいる、けれども、PKS、又はEFBが含有をしている含水量を、0%として乾燥をさせると、当然、カリウムと塩化物とは同時に含水量は0%となる、このカリウムと塩化物とが含有をしている水分を0%まで低下をさせることにより、カリウムと塩化物とは酸化作用がなくなり喪失をすることを発明・発見した、このことから、PKS、又はEFBは発電用のボイラの燃料とすることが出来ることになったことから、PKS、又はEFBを発電用のボイラの燃料とすることを特徴とする油ヤシの実の搾り滓を燃料とする方法。
【請求項7】
インドネシア国のカリマンタン島に於いては、油ヤシ(以下、略してヤシ油、又はパーム油とする)の実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が、1箇年間に1億5000万トン発生をしている。この内訳は、インドネシア国のカリマンタン島には、1日当たり、10トンのヤシ油(10)を、油ヤシの実を搾って生産をすると、油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が、1日当たり150トンの油ヤシの実の搾り滓が、1箇所の生産地域に於いて出来ている、1箇年間では、365日×150トン→54750トン(以下、略して、5万トンとする)の、油ヤシの実の搾り滓が出来ていることになる、このことから、3000箇所の全てを合算すると、5万トン×3000箇所→1億5000万トンの搾り滓となる。この油ヤシの実の搾り滓には、3%前後のヤシ油(10)が残っている、この油ヤシの実を搾った搾り滓が含有をしている3%前後のヤシ油(10)を、この油ヤシの実を搾った搾り滓から分離をする同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることを特徴とする油ヤシの実の搾り滓を燃料とする方法。
【請求項8】
インドネシア国に於いては、このヤシ油(10)を生産をする産業は、最も重要な産業である。インドネシア国の輸出金額が1番目に多いのは、原油とLNGです、次の2番目に多いのがヤシ油(10)です、このヤシ油(10)は赤道直下の国で、土壌が酸性土壌でなければ、油ヤシの樹木は栽培出来ない、このために、地球上では、インドネシア国、マレーシア国、及びフィリピン国の3箇国だけにて栽培がされている、特にインドネシア国とマレーシア国とが、主たる生産国で、インドネシア国が1箇年間に2000万トンのヤシ油(10)を生産をしている、このインドネシア国とマレーシア国との2箇国が、1箇年間に生産をしている6000万トンが、地球上にて生産をしているヤシ油(10)の90%以上である、このヤシ油(10)が1トンの輸出金額は、1トン当たり10万円である、このことから、インドネシア国はヤシ油(10)を1箇年間に4000万トン生産をしているので、輸出金額は4000億円となる、インドネシア国の総輸出金額は18兆円なので、このヤシ油の輸出金額が、インドネシア国の総輸出金額の4,5%をヤシ油(10)が占めていることになる、けれども、この油ヤシの実の搾り滓が、1箇年間に3000箇所の事業所から1億5000万トンが発生をしている問題を解決が出来ないで困っているのが現状である、現在、この油ヤシの実の搾り滓を山に不法投棄しているが為に、雨が降って腐敗をして海に流れ出して、海洋汚染を引き起こして社会問題となっている、この油ヤシの実の搾り滓を、現状では有効利用が出来ないでいるのを、油ヤシの実の搾り滓を有効利用することが出来ることを特徴とする油ヤシの実の搾り滓を燃料とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
油ヤシの実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が含有をしている3%前後のヤシ油を分離すると同時に、搾り滓が含有をしている水分を、凍結乾燥手段を使用して乾燥させて燃料とすることを目的とする。
【0002】
また、油ヤシの実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が含有をしているカリウムと、塩化物とは酸化作用が強い物質である、このPKS、又はEFBはカリウムと、塩化物とを多量に含有をしているので、鉄板で出来ているボイラを腐蝕させるがために、PKS、又はEFBは燃料として利用することが出来ないでいる、けれども、PKS、又はEFBが含有をしている含水量を、0%として乾燥をさせると、当然、カリウムと塩化物とは同時に含水量は0%となる、このカリウムと塩化物とが含有をしている水分を0%まで低下をさせることにより、カリウムと塩化物とは酸化作用がなくなり喪失をすることを発明・発見した、このことから、PKS、又はEFBは発電用のボイラの燃料とすることが出来ることになったことから、PKS、又はEFBを発電用のボイラの燃料とすることを目的とする。
【0003】
油ヤシの実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が含有をしている3%前後のヤシ油(10)を分離すると同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることを目的とする。
【0004】
インドネシア国のカリマンタン島に於いては、油ヤシ(以下、略してヤシ油、又はパーム油とする)の実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が、1箇年間に1憶5000万トン発生をしている。この内訳は、インドネシア国のカリマンタン島には、1日当たり、10トンのヤシ油(10)を搾って生産をしている生産地域が3000箇所ある。この1日当たり、10トンのヤシ油(10)を、油ヤシの実を搾って生産をすると、油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が、1日当たり150トンの油ヤシの実の搾り滓が、1箇所の生産地域に於いて出来ている、1箇年間では、365日×150トン→54750トン(以下、略して、5万トンとする)の、油ヤシの実の搾り滓が出来ていることになる、このことから、3000箇所の全てを合算すると、5万トン×3000箇所→1億5000万トンの搾り滓となる。この油ヤシの実の搾り滓には、3%前後のヤシ油(10)が残っている、この油ヤシの実を搾った搾り滓が含有をしている3%前後のヤシ油(10)を、この油ヤシの実を搾った搾り滓から分離をする同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることを目的とする。
【0005】
インドネシア国に於いては、このヤシ油(10)を生産をする産業は、最も重要な産業である。インドネシア国の輸出金額が1番目に多いのは、原油とLNGです、次の2番目に多いのがヤシ油(10)です、このヤシ油(10)は赤道直下の国で、土壌が酸性土壌でなければ、油ヤシの樹木は栽培が出来ない、このために、地球上では、インドネシア国、マレーシア国、及びフィリピン国の3箇国だけにて栽培がされている、特にインドネシア国とマレーシア国とが、主たる生産国で、インドネシア国が1箇年間に4000万トンのヤシ油(10)を生産している、マレーシア国は1箇年間に2000万トンのヤシ油(10)を生産している、このインドネシア国とマレーシア国との2箇国が、1箇年間に生産をしている6000万トンが、地球上にて生産をしているヤシ油(10)の90%以上である、このヤシ油(10)が1トンの輸出金額は、1トン当り10万円である、このことから、インドネシア国はヤシ油(10)を1箇年間に4000万トン生産をしているので、輸出金額は4000億円となる、インドネシア国の総輸出金額は18兆円なので、このヤシ油(10)の輸出金額が、インドネシア国の総輸出金額の4,5%をヤシ油(10)が占めていることになる、けれども、この油ヤシの実の搾り滓が、1箇年間に3000箇所の事業所から1億5000万トンが発生をしている問題を解決が出来ないで困っているのが現状である、現在、この油ヤシの実の搾り滓を山に不法投棄しているが為に、雨が降って腐敗をして海に流れ出して、海洋汚染を引き起こして社会問題となっている、この油ヤシの実の搾り滓を、現状では有効利用が出来ないでいる。
【0006】
この油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)は水分の含水量が60%前後であるので、このままの状態では熱カロリーが2500キロカロリー前後なので、電力を発電するための燃料としては使用が出来ないでいる、このPKS、又はEFBを発電用の燃料とするためには、PKS、又はEFBが含有をしている含水量を低下させて、熱カロリーを4500キロカロリー以上にしなければ、発電用の燃料としては使用が出来ない問題がある。
【0007】
この油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が含有をしている含水量を0%まで低下をさせることが出来るならば、カリマンタン島にて稼働をしている3000箇所の事業所から排出をしている、PKS、又はEFBが含有をしている水分の60%前後の含水量を除去した、1箇年間に1億5000万トン×40/100%→6000万トンを発電用の燃料として有効利用が出来ることになる。
【背景技術】
【0008】
インドネシア国に於いては、このヤシ油(10)を生産をする産業は、最も重要な産業である、インドネシア国の総輸出金額の4,5%をヤシ油が占めている、けれども、この油ヤシの実の搾り滓が、1箇年間に3000箇所の事業所から1億5000万トンが発生をしている問題を解決が出来ないで困っているのが現状である、現在、この油ヤシの実の搾り滓を山に不法投棄しているが為に、雨が降って腐敗をして海に流れ出て海洋汚染を引き起こして社会問題となっている、この油ヤシの実の搾り滓を、現状では有効利用ができないでいるのが現状である。
【0009】
この油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)は水分の含水量が60%前後あるので、このままの状態では熱カロリーが2500キロカロリー前後なので、電力を発電するための燃料としては使用が出来ないでいる、このPKS、又はEFBを発電用の燃料とするためには、PKS、又はEFBが含有をしている含水量を低下させて、熱カロリーを4500キロカロリー以上にしなければ、発電用の燃料としては使用が出来ない問題がある。
【0010】
この油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が含有をしている含水量を0%まで低下をさせることが出来るならば、カリマンタン島にて稼働している3000箇所の事業所から排出をしている、PKS、又はEFBが含有をしている水分の60%前後の含水量を除去した、1箇年間に1億5000万トン×40/100%→6000万トンを発電用の燃料として有効利用が出来ることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
インドネシア国のカリマンタン島に於いては、油ヤシ(以下、略してヤシ油、又はパーム油とする)の実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が、1箇年間に1億5000万トン発生をしている。この内訳は、インドネシア国のカリマンタン島には、1日当たり10トンのヤシ油(10)を搾って生産をしている生産地域が3000箇所ある。この1日当たりこの10トンのヤシ油(10)を、油ヤシの実を搾って生産をすると、油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が、1日当たり150トンの油ヤシの実の搾り滓が出来ている。1箇年間では、1箇所の生産地域だけで5万トンの油ヤシの実の搾り滓が、1箇所の生産地域に於いて出来ている。このことから、3000箇所の全てを合算すると、5万トン×3000箇所→1億5000万トンの搾り滓となる。この油ヤシの実の搾り滓には、3%前後のヤシ油(10)が残っている、この油ヤシの実を搾った搾り滓が含有をしている3%前後のヤシ油(10)を、この油ヤシの実を搾った搾り滓からヤシ油(10)を分離すると同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることを解決手段とする。
【0012】
インドネシア国に於いては、このヤシ油(10)を生産をする産業は、最も重要な産業である。インドネシア国の総輸出金額の40%をヤシ油(10)をヤシ油が占めている、けれども、この油ヤシの実の搾り滓が、1箇年間に3000箇所の事業所から1億5000万トンが発生をしている問題を解決出来ないで困っているのが現状である、現在、この油ヤシの実の搾り滓を山に不法投棄しているが為に、雨が降って腐敗をして海に流れ出して、海洋汚染を引き起こし社会問題となっている、この油ヤシの実の搾り滓には、3%前後のヤシ油(10)が残っている、この油ヤシの実を搾った搾り滓から、この油ヤシの実を搾った搾り滓に残っている、3%前後のヤシ油(10)を分離すると同時に、搾り滓が含有をしている水分を処去して乾燥をさせて、搾り滓を燃料とすることが出来ることを解決手段とする。
【0013】
縦方向(縦向)を向いた真空タンク(6)(以下、略して、縦向真空タンク(6)とする)の内部にて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を搾り滓から分離をすると同時に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている60%前後の水分を昇華させて気化をさせて、水分の含有量を0%とするための目的にて、油ヤシの実の搾り滓を、1トン単位づつ入れた袋(9)(以下、略して、トン袋(9)とする)を、水溶液(7)を入れている縦向真空タンク(6)の内部に入れて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を、水溶液(7)とヤシ油(10)との比重が異なる相違点を使用して、ヤシ油(10)を水溶液(7)の水面上に浮上させて浮き上がらせて、ヤシ油(10)を回収する、このヤシ油(10)を油ヤシの実の搾り滓から分離をして回収したあと、縦向真空タンク(6)の内部の水溶液(7)が凍結をしたあとは、縦方向真空タンク(6)の内部を真空状態を維持するだけにて、縦方向真空タンク(6)の内部の水溶液(7)は昇華をさせて気化をさせて、油ヤシの実の搾り滓を凍結乾燥手段を使用して乾燥をさせることを解決手段とする。
【発明の効果】
【0014】
油ヤシの実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が含有をしている3%前後のヤシ油を分離すると同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることが出来る効果がある。
【0015】
インドネシア国のカリマンタン島に於いては、油ヤシ(以下、略してヤシ油、又はパーム油とする)の実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が、1箇年間に1億5000万トン発生をしている。この内訳は、インドネシア国のカリマンタン島には、1日当たり、10トンのヤシ油(10)を搾って生産をしている生産地域が3000箇所ある。この1日当たり、10トンのヤシ油(10)を、油ヤシの実を搾って生産をすると、油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が、1日当たり150トンの油ヤシの実の搾り滓が、1箇所の生産地域に於いて出来ている、このことから、3000箇所の全てを合算すると、5万トン×3000箇所→1億5000万トンの搾り滓となる。この油ヤシの実の搾り滓には、3%前後のヤシ油(10)が残っている、この油ヤシの実を搾った搾り滓が含有をしている3%前後のヤシ油(10)を、この油ヤシの実を搾った搾り滓から分離をして回収すると同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることが出来る効果がある。
【0016】
インドネシア国に於いては、このヤシ油(10)を生産をする産業は、最も重要な産業である。インドネシア国の総輸出金額の4,5%をヤシ油(10)が占めている、けれども、この油ヤシの実の搾り滓が、1箇年間に3000箇所の事業所から1億5000万トンが発生をしている問題を解決が出来ないで困っているのが現状である、現在、この油ヤシの実の搾り滓を山に不法投棄しているが為に、雨が降って腐敗をして海に流れ出して、海洋汚染を引き起こして社会問題となっている、この油ヤシの実の搾り滓を燃料とすることが出来る効果がある。
【0017】
この油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)は水分の含水量が60%前後であるので、このままの状態では熱カロリーが2500キロカロリー前後なので、電力を発電するための燃料としては使用が出来ないでいる、このPKS、又はEFBを発電用の燃料とするためには、PKS、又はEFBが含有をしている含水量を低下させて、熱カロリーを4500キロカロリー以上とすることにより、発電用の燃料とすることが出来る効果がある。
【0018】
この油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が含有をしている含水量を0%まで低下をさせることが出来るならば、カリマンタン島にて稼働をしている3000箇所の事業所から排出している、PKS、又はEFBが含有をしている水分の60%前後の含水量を除去した、1箇年間に1億5000万トン×40/100%→6000万トンを発電用の燃料として有効利用が出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1に示しているのは、縦方向(縦向)を向いた、真空タンク(6)(以下、略して、縦方向真空タンク(6)とする)の内部に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を搾り滓から分離をすると同時に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている60%前後の水分を除去して、水分の含水量を0%とするための目的にて、油ヤシの実の搾り滓を、1トン単位づつ入れた袋(9)(以下、略して、トン袋(9)とする)を、水溶液(7)を入れている縦向真空タンク(6)の内部に入れて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を、水溶液(7)とヤシ油(10)との比重が異なる相違点を使用して、ヤシ油(10)を水溶液(7)の水面上に浮き上がらせて、ヤシ油(10)を油ヤシの実の搾り滓から分離をしている縦断面図の概略図を、
図1に示している。また、
図1に示しているのは、縦方向(縦向)を向いた、真空タンク(6)(以下、略して、縦向真空タンク(6)とする)の内部に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を搾り滓から分離をして回収すると同時に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている60%前後の水分を除去して、水分の含水量を0%とするための目的にて、油ヤシの実の搾り滓を、ジーパンの生地である綿布で出来ているトン袋(9)、又は開口部分がある袋で出来ているトン袋(9)、又は漁網で出来ているトン袋(9)、又はその他の材料、素材で出来ているトン袋(9)の内部に、油ヤシの実の搾り滓を、1トン単位づつ入れた袋(9)(以下、略して、トン袋(9)とする)を、水溶液(7)を入れている縦向真空タンク(6)の内部に、油ヤシの実の搾り滓を、1トンづつ入れたトン袋(9)に入れたままの状態にて入れて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を、水溶液(7)とヤシ油(10)との比重が異なる相違点を使用して、ヤシ油(10)を水溶液(7)の水面上に浮き上がらせて、ヤシ油(10)を油ヤシの実の搾り滓から分離をして、ヤシ油(10)を回収をしたあと、縦向真空タンク(6)の内部の水溶液(7)を排水して、縦向真空タンク(6)の内部を、−20度Cに冷却をして、油ヤシの実の搾り滓をトン袋(9)の内部に入れている状態にて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている水分を凍結して氷結をして、油ヤシの実の搾り滓をトン袋(9)の内部に入れたままの状態にて、水分の含水量が0%まで、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている水分を、100%乾燥をさせるのに、油ヤシの実の搾り滓を凍結して氷結をして、凍結乾燥手段を使用して水分を昇華させて気化をさせている縦断面図の概略図を、
図1に示している。
【
図2】
図2に示しているのは、縦方向(縦向)を向いた真空タンク(6)(以下、略して、縦向き真空タンク(6)とする)の内部に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を搾り滓から分離をすると同時に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている60%前後の水分を除去して、水分の含水量を0%とするための目的にて、油ヤシの実の搾り滓を、1トン単位づつ入れた袋(9)(以下、略して、トン袋(9)とする)を、水溶液(7)を入れている縦向真空タンク(6)の内部に入れて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を、水溶液(7)とヤシ油(10)との比重が異なる相違点を使用して、ヤシ油(10)を水溶液(7)の水面上に浮上させて浮き上がらせて、ヤシ油(10)を油ヤシの実の搾り滓から分離をしたあと、さらに、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている60%前後の水分を除去して、水分の含水量を0%として搾り滓を乾燥させるための目的にて、縦向真空タンク(6)の内部に入れている水溶液(7)を、摂氏-20度前後に低下をして水溶液(7)を凍結して氷結したあと、縦向真空タンク(6)の内部に入れている搾り滓が含有をしている60%前後の水分は100%昇華をして気化をする、このことから、搾り滓は全く水分の含水量が0%の搾り滓となり、搾り滓は燃料となる縦断面図の概略図を、
図2に示している。また、
図2に示しているのは、縦方向(縦向)を向いた、真空タンク(6)(以下、略して、縦向真空タンク(6)とする)の内部に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を搾り滓から分離をして回収すると同時に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている60%前後の水分を除去して、水分の含水量を0%とするための目的にて、油ヤシの実の搾り滓を、ジーパンの生地である綿布で出来ているトン袋(9)、又は開口部分がある袋で出来ているトン袋(9)、又は漁網で出来ているトン袋(9)、又はその他の材料、素材で出来ているトン袋(9)の内部に、油ヤシの実の搾り滓を、1トン単位づつ入れた袋(9)(以下、略して、トン袋(9)とする)を、水溶液(7)を入れている縦向真空タンク(6)の内部に、油ヤシの実の搾り滓を、1トンづつ入れたトン袋(9)に入れたままの状態にて入れて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を、水溶液(7)とヤシ油(10)との比重が異なる相違点を使用して、ヤシ油(10)を水溶液(7)の水面上に浮き上がらせて、ヤシ油(10)を油ヤシの実の搾り滓から分離をして、ヤシ油(10)を回収したあと、縦向真空タンク(6)の内部の水溶液(7)を排水して、縦向真空タンク(6)の内部を、−20度Cに冷却をして、油ヤシの実の搾り滓をトン袋(9)の内部に入れている状態にて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている水分を凍結して氷結をして、油ヤシの実の搾り滓をトン袋(9)の内部に入れたままの状態にて、水分の含水量が0%まで、油ヤシの実の搾り滓をトン袋(9)の内部に入れたままの状態にて、水分の含水量が0%まで、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている水分を、100%乾燥をさせるのに、油ヤシの実の搾り滓を凍結して氷結をして、凍結乾燥手段を使用して水分を昇華させて気化をさせている縦断面図の概略図を、
図2に示している。
【
図3】
図3に示しているのは、縦方向(縦向)を向いた真空タンク(6)(以下、略して、縦向真空タンク(6)とする)の内部に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を搾り滓から分離をする、又は、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている60%前後の水分を除去して、水分の含水量を0%とするための目的にて、油ヤシの実の搾り滓を、1トン単位づつ入れた袋(9)(以下、略して、トン袋(9)とする)を、水溶液(7)を入れている縦向真空タンク(6)の内部に入れて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を、水溶液(7)とヤシ油(10)との比重の異なる相違点を使用して、ヤシ油の実の搾り滓からヤシ油を分離して回収をする、さらに、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている60%前後の水分を除去して、水分の含水量を0%として搾り滓を乾燥させるための目的にて、縦向真空タンク(6)の内部に入れている水溶液(7)を排出して捨てる、そのあと縦向真空タンク(6)の内部を摂氏-20度前後に低下をさせて、搾り滓が含有をしている60%前後の水分を凍結して氷結したあと、縦向真空タンク(6)の内部に入れている搾り滓が含有をしている、60%前後の水分は100%昇華をして気化をして、含水量は0%となる、搾り滓は100%水分を含有していない搾り滓となる縦断面図の概略図を、
図3に示している。また、
図3に示しているのは、縦方向(縦向)を向いた、真空タンク(6)(以下、略して、縦向真空タンク(6)とする)の内部に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を搾り滓から分離をして回収すると同時に、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている60%前後の水分を除去して、水分の含水量を0%とするための目的にて、油ヤシの実の搾り滓を、ジーパンの生地である綿布で出来ているトン袋(9)、又は開口部分がある袋で出来ているトン袋(9)、又は漁網で出来ているトン袋(9)、又はその他の材料、素材で出来ているトン袋(9)の内部に、油ヤシの実の搾り滓を、1トン単位づつ入れた袋(9)(以下、略して、トン袋(9)とする)を、水溶液(7)を入れている縦向真空タンク(6)の内部に、油ヤシの実の搾り滓を、1トンづつ入れたトン袋(9)に入れたままの状態にて入れて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている、3%前後のヤシ油(10)を、水溶液(7)とヤシ油(10)との比重が異なる相違点を使用して、ヤシ油(10)を水溶液(7)の水面上に浮き上がらせて、ヤシ油(10)を油ヤシの実の搾り滓から分離をして、ヤシ油(10)を回収したあと、縦向真空タンク(6)の内部の水溶液(7)を排水して、縦向真空タンク(6)の内部を、−20度Cに冷却をして、油ヤシの実の搾り滓をトン袋(9)の内部に入れている状態にて、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている水分を凍結して氷結をして、油ヤシの実の搾り滓をトン袋(9)の内部に入れたままの状態にて、水分の含水量が0%まで、油ヤシの実の搾り滓をトン袋(9)の内部に入れたままの状態にて、水分の含水量が0%まで、油ヤシの実の搾り滓が含有をしている水分を、100%乾燥をさせるのに、油ヤシの実の搾り滓を凍結して氷結をして、凍結乾燥手段を使用して水分を昇華させて気化をさせている縦断面図の概略図を、
図3に示している。
【
図4】
図4に示しているのは、横向真空タンク(1)の内部に、油ヤシの実の搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)を、1トン単位づつ入れた袋(9)、又はジーパンの生地である綿布で出来ているトン袋(9)、又は開口部分がある袋で出来ているトン袋(9)、又は漁網で出来ているトン袋(9)、又はその他の材料、素材で出来ているトン袋(9)(以下、略して、トン袋(9)とする)の内部に、油ヤシの実の搾り滓であるPKS、又はEFBをトン袋(9)の内部に1トン単位づつ入れたトン袋(9)を、横方向(横向)真空タンク(1)の内部に、横向きの横方向に、1トン単位づつ入れたトン袋(9)を、数10個を横向きの横方向に、横向真空タンク(1)の内部に挿入をして、横向真空タンク(1)の内部にて、含水量が60%のPKS、又はEFBを、含水量が0%まで、凍結乾燥手段を使用して、PKS、又はEFBが含有をしている60%の水分を、横向真空タンク(1)の内部にて昇華をさせて気化させて、PKS、又はEFBが含有をしている水分を0%まで低下をさせて乾燥をさせている縦断面図の概略図を、
図4に示している。また、
図4に示している、横方向(横向)真空タンク(1)と、
図3に示している、縦方向(縦向)真空タンク(6)との作業効率を比較すると、横向真空タンク(1)は縦方向に、油ヤシの実の搾り滓であるPKS、又はEFBをトン袋(9)の内部に1トン単位づつ入れたトン袋(9)を縦方向に積み重ねて積層をすることが出来ない、けれども、
図3に示している、縦向真空タンク(6)は縦方向に、1トン単位づつ入れたトン袋(6)を数10個を縦方向に積み重ねて積層をすることが出来る、このことから、横向真空タンク(1)よりも、縦向真空タンク(6)のほうが横向真空タンク(1)よりも、圧倒的に作業効率が高くなることも示している縦断面図の概略図を、
図4に示している。
【発明を実施するための形態】
【実施例0020】
油ヤシの実の搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が含有をしている3%前後のヤシ油を分離すると同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることを実施例1とする。
インドネシア国のカリマンタン島に於いては、油ヤシ(以下、略してヤシ油、又はパーム油とする)の実を搾ったあとの搾り滓(以下、略して、PKS、又はEFBとする)が、1箇年間に1億5000万トン発生をしている。この内訳jは、インドネシア国のカリマンタン島には、1日当たり、10トンのヤシ油(10)を搾って生産をしている生産地域が3000箇所ある。この1日当たり、10トンのヤシ油(10)を、油ヤシの実を搾って生産をすると、油ヤシの実の搾り滓(PKS、又はEFB)が、1日当たり150トンの油ヤシの実の搾り滓が、1箇所の生産地域に於いて出来ている。このことから、3000箇所の全てを合算すると、5万トン×3000箇所→1億5000万トンの搾り滓となる。この油ヤシの実の搾り滓には、3%前後のヤシ油(10)が残っている、この油ヤシの実を搾った搾り滓が含有をしている3%前後のヤシ油(10)を、この油ヤシの実を搾った搾り滓から分離をして回収すると同時に、搾り滓を乾燥させて燃料とすることを実施例2とする。