(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022076988
(43)【公開日】2022-05-20
(54)【発明の名称】ワイヤレスヘアドライヤーシステム及びその充電ソケット
(51)【国際特許分類】
A45D 20/12 20060101AFI20220513BHJP
H01R 39/00 20060101ALI20220513BHJP
【FI】
A45D20/12 Z
H01R39/00 K
A45D20/12 G
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021098010
(22)【出願日】2021-06-11
(31)【優先権主張番号】202022590388.9
(32)【優先日】2020-11-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520460937
【氏名又は名称】深▲せん▼市華思旭科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN CARKU TECHNOLOGY CO.,LIMITED
【住所又は居所原語表記】Room 103,Building A,Qixing Creative Squaure,Gaofeng Community,Dalang Street,Longhua District Shenzhen,Guangdong 518000 China
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100170900
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 渉
(72)【発明者】
【氏名】レイ ユィン
(72)【発明者】
【氏名】リオウ チュウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン ユィビン
【テーマコード(参考)】
3B040
【Fターム(参考)】
3B040CK04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ワイヤレスヘアドライヤーの充電電池を充電する充電ソケットを提供する。
【解決手段】充電ソケットは中空の台座41と、台座41内に設置された充電アセンブリ43と、を含む。台座41の上部は凹んでプラグインパーツ410を形成する。充電アセンブリ43は、回路基板431と、回路基板431に電気的に接続された充電端子433と、を含む。充電端子433は、プラグインパーツ410を貫いてプラグインパーツ410の内部キャビティまで延びる。ワイヤレスヘアドライヤーのハンドルの末端には充電コネクタが設置されている。ハンドルの末端はプラグインパーツ410の内部キャビティに挿入されて、充電端子433を充電コネクタに接触させる。ハンドルがプラグインパーツ410に対して回転しても、充電端子433は充電コネクタに接触したままである。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンドルを含むワイヤレスヘアドライヤーの充電電池を充電する充電ソケットであって、
前記充電ソケットは、台座と、前記台座内に設置された充電アセンブリと、を含み、前記台座の上部は凹んでプラグインパーツを形成し、前記充電アセンブリは、回路基板と、前記回路基板に電気的に接続された充電端子と、を含み、前記充電端子は前記プラグインパーツを貫いて前記プラグインパーツの内部キャビティまで延び、前記ハンドルの末端には充電コネクタが設置されており、前記ハンドルの末端は前記プラグインパーツの内部キャビティに挿入されて、前記充電端子を前記充電コネクタに接触させ、前記ハンドルが前記プラグインパーツに対して回転しているところ、前記充電端子は前記充電コネクタに接触したままである、
ことを特徴とする充電ソケット。
【請求項2】
前記プラグインパーツは、前記充電ソケットの上部に接続されたプラグインダクトと、前記プラグインダクトの底部に設置された接続プレートと、を含み、前記プラグインダクト及び前記接続プレートによってプラグインスペースを形成し、前記ハンドルは前記プラグインスペースに収容され、前記接続プレートには前記充電ソケットの外部に連通された導流穴が設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の充電ソケット。
【請求項3】
前記接続プレートには前記プラグインスペースに向かって突出する突出台が形成されており、前記充電端子は前記突出台を貫いて前記プラグインスペースの内部に延びる、
ことを特徴とする請求項2に記載の充電ソケット。
【請求項4】
前記接続プレートの前記突出台の周りには導流溝が形成されており、前記導流穴は前記導流溝に連通され、前記導流穴は導流管によって前記台座の外部に連通される、
ことを特徴とする請求項3に記載の充電ソケット。
【請求項5】
前記回路基板には前記導流管を通過させるための貫通穴が開設されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の充電ソケット。
【請求項6】
前記導流溝には吸水材料が設置されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の充電ソケット。
【請求項7】
前記台座内には前記導流管及び前記台座の外部に連通されたスリーブが設置されており、前記スリーブの一端は前記導流管を囲むように設置され、前記スリーブの他端は前記台座に固定接続される、
ことを特徴とする請求項4に記載の充電ソケット。
【請求項8】
前記導流管及び前記スリーブは一体成型される、
ことを特徴とする請求項7に記載の充電ソケット。
【請求項9】
前記接続プレートには誘導スイッチが設置されており、前記誘導スイッチは前記回路基板に電気的に接続され、前記ハンドルを前記プラグインパーツのプラグインスペースに挿入するとき、前記誘導スイッチはトリガーされて前記回路基板に信号を送信し、前記回路基板は信号を受信し且つ受信した信号に基づいて前記充電端子を制御して電流を出力する、
ことを特徴とする請求項2に記載の充電ソケット。
【請求項10】
前記接続プレートには位置決め穴が開設されており、前記誘導スイッチは前記位置決め穴によって位置決める、
ことを特徴とする請求項9に記載の充電ソケット。
【請求項11】
前記接続プレートには前記プラグインスペースに向かって突出する突出台が形成されており、前記位置決め穴は前記突出台に開設される、
ことを特徴とする請求項10に記載の充電ソケット。
【請求項12】
前記台座は、上部ハウジングと、前記上部ハウジングに接続される下部ハウジングと、を含み、前記上部ハウジング及び前記下部ハウジングによって前記充電アセンブリを収容する収容空間を形成し、前記プラグインダクトは前記台座の軸方向に沿って前記上部ハウジングの上端の中央から前記収容空間に向かって延びる、
ことを特徴とする請求項2に記載の充電ソケット。
【請求項13】
前記ハンドルの末端には複数の空気入口が開設されており、前記プラグインダクトには前記プラグインスペース及び前記収容空間に連通される複数の空気穴が開設されており、前記下部ハウジングには前記台座の外部に連通される空気溝が開設されており、前記ハンドルが前記プラグインスペースに挿入されるとき、前記空気入口、前記空気穴及び前記空気溝は互いに連通される、
ことを特徴とする請求項12に記載の充電ソケット。
【請求項14】
前記ハンドルが前記プラグインスペースに挿入されるとき、前記複数の空気穴はちょうど前記ハンドルの複数の空気入口に対向する、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電ソケット。
【請求項15】
前記充電端子は弾性シンブルであり、前記充電コネクタは環状の導電性ストリップであり、前記充電コネクタが前記台座に対して任意の角度で回転しているところ、前記弾性シンブルは常に前記導電性ストリップと滑り接触する、
ことを特徴とする請求項1に記載の充電ソケット。
【請求項16】
前記充電端子から前記ハンドルの回転軸までの半径方向の寸法は前記導電性ストリップの幅範囲内にある、
ことを特徴とする請求項15に記載の充電ソケット。
【請求項17】
前記台座の内部には複数の接続柱が設置されており、前記回路基板は前記接続柱に固定接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の充電ソケット。
【請求項18】
ワイヤレスヘアドライヤーシステムであって、
ワイヤレスヘアドライヤーと、前記ワイヤレスヘアドライヤーの内部に設置された充電電池と、請求項1~17のいずれか一項に記載の充電ソケットと、を含み、
前記ワイヤレスヘアドライヤーはハンドルを含み、前記ハンドルの末端には前記充電電池に電気的に接続される充電コネクタが設置されており、前記ハンドルの末端は前記プラグインパーツに挿入されて、前記充電ソケットの充電端子が前記充電コネクタに電気的に接続するようにする、
ことを特徴とするワイヤレスヘアドライヤーシステム。
【請求項19】
前記充電コネクタは環状の導電性ストリップであり、前記導電性ストリップの外表面は導電性コーティング層でコーティングされ、前記ハンドルは前記プラグインパーツ内で回転することができ、前記ハンドルが前記プラグインパーツに対して回転しているところ、前記充電端子と前記導電性ストリップは接触を保持する、
ことを特徴とする請求項18に記載のワイヤレスヘアドライヤーシステム。
【請求項20】
前記ハンドルの周壁には複数の空気入口が設けられており、前記台座は上部ハウジング及び下部ハウジングを含み、前記上部ハウジングには複数の空気穴が設けられており、前記下部ハウジングには複数の空気溝が設けられており、複数の前記空気溝は複数の前記空気穴に連通され、前記ハンドルの末端が前記プラグインパーツの内部キャビティに挿入されるとき、複数の前記空気穴は複数の前記空気入口に連通される、
ことを特徴とする請求項18に記載のワイヤレスヘアドライヤーシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願]
本発明は、2020年11月10日に中国特許庁に提出した、出願番号がCN202022590388.9であり、発明名称が「ワイヤレスヘアドライヤー及びその充電ソケット」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容全体は引用により本出願に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本発明は、ヘアドライヤーの技術分野に関し、特にワイヤレスヘアドライヤーシステム及びワイヤレスヘアドライヤーシステムの充電ソケットに関する。
【背景技術】
【0003】
現在、市販されている従来の有線ヘアドライヤーは、日常使用しているところ、電源コードは腕又は他の物体に巻き付け易く、使用不便である。さらに、既存のワイヤレスヘアドライヤーには一般的に充電インレットが設置されており、充電する時に、充電プラグを充電インレットに挿入することを必要とするので、使用不便であり、ユーザー体験も悪い。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、使用便利である充電ソケット及び充電ソケットを含むワイヤレスヘアドライヤーシステムを提供することを目的とする。
【0005】
上記の技術問題を解決するために、本発明は、ワイヤレスヘアドライヤーの充電電池を充電するために用いられる充電ソケットを提供する。ワイヤレスヘアドライヤーはハンドルを含む。充電ソケットは、台座と、台座内に設置された充電アセンブリと、を含む。台座の上部は凹んでプラグインパーツを形成する。充電アセンブリは、回路基板と、回路基板に電気的に接続された充電端子と、を含む。充電端子は、プラグインパーツを貫いてプラグインパーツの内部キャビティまで延びる。ワイヤレスヘアドライヤーのハンドルの末端には充電コネクタが設置されている。ハンドルの末端はプラグインパーツの内部キャビティに挿入されて、充電端子を充電コネクタに接触させる。ハンドルがプラグインパーツに対して回転しているところ、充電端子は充電コネクタに接触したままである。
【0006】
好ましくは、プラグインパーツは、前記充電ソケットの上部に接続されたプラグインダクトと、プラグインダクトの底部に設置された接続プレートと、を含み、プラグインダクト及び接続プレートによってプラグインスペースを形成し、ハンドルはプラグインスペースに収容され、接続プレートには充電ソケットの外部に連通された導流穴が設けられている。
【0007】
好ましくは、接続プレートにはプラグインスペースに向かって突出する突出台が形成されており、充電端子は突出台を貫いてプラグインスペースの内部に延びる。
【0008】
好ましくは、接続プレートの突出台の周りには導流溝が形成されており、導流穴は導流溝に連通され、導流穴は導流管によって台座の外部に連通される。
【0009】
好ましくは、接続プレートには誘導スイッチが設置されており、誘導スイッチは回路基板に電気的に接続され、ハンドルをプラグインパーツのプラグインスペースに挿入するとき、誘導スイッチはトリガーされて回路基板に信号を送信し、回路基板は受信した信号に基づいて充電端子を制御して電流を出力する。
【0010】
好ましくは、接続プレートには位置決め穴が開設されており、前記誘導スイッチは前記位置決め穴によって位置決める。
【0011】
好ましくは、台座の内部には複数の接続柱が設置されており、回路基板は接続柱に固定接続される。
【0012】
本発明は、さらに、ワイヤレスヘアドライヤーと、ワイヤレスヘアドライヤーの内部に設置された充電電池と、充電ソケットと、を含むワイヤレスヘアドライヤーシステムを提供する。ワイヤレスヘアドライヤーはハンドルを含み、ハンドルの末端には充電電池に電気的に接続される充電コネクタが設置されており、ハンドルの末端はプラグインパーツに挿入されて、充電ソケットの充電端子が充電コネクタに電気的に接続するようにする。
【0013】
好ましくは、充電コネクタは環状の導電性ストリップであり、導電性ストリップの外表面は導電性コーティング層でコーティングされ、ハンドルはプラグインパーツ内で回転することができ、ハンドルがプラグインパーツに対して回転しているところ、充電端子と導電性ストリップは接触を保持する。
【0014】
好ましくは、ハンドルの周壁には複数の空気入口が設けられており、台座は上部ハウジング及び下部ハウジングを含み、上部ハウジングには複数の空気穴が設けられており、下部ハウジングには複数の空気溝が設けられており、複数の空気溝は複数の空気穴に連通され、ハンドルがプラグインパーツの内部キャビティに挿入されるとき、複数の空気穴は複数の空気入口に連通される。
【0015】
本発明のワイヤレスヘアドライヤーシステムは、プラグインパーツが設置された充電ソケット及びワイヤレスヘアドライヤーを含み、充電ソケットの回路基板上の充電端子はプラグインパーツを貫いてプラグインパーツの内部キャビティに延びる。ハンドルの末端がプラグインパーツの内部キャビティに挿入されるとき、ハンドルの末端の充電コネクタは充電端子に接触し、且つハンドルがプラグインパーツに対して回転しているところ、充電端子は常に充電コネクタに電気的に接続されており、従って充電ソケットで充電電池を便利に充電することができる。即ち、ワイヤレスヘアドライヤーは充電ソケットに挿入された直後に充電することができ、使用便利であり、ワイヤレスヘアドライヤーの充電する時の故障確率を低減し、プラグアンドチャージを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
以下、本発明の実施形態の技術方案をより明確に説明するために、本発明の実施形態の説明に使用される図面について簡単に説明する。明らかに、以下説明される図面は、本発明の一部の実施形態だけのものであり、当業者であれば、これらの図面から創造的な努力なしに他の図面を得ることができる。
【
図1】本発明の実施形態に係るワイヤレスヘアドライヤーシステムの立体構造を示す図面である。
【
図2】
図1に示すワイヤレスヘアドライヤーシステムのワイヤレスヘアドライヤー及び充電ソケットの立体分解図である。
【
図3】
図2に示す充電ソケットの立体分解図である。
【
図4】
図3に示す充電ソケットをさらに分解するときの立体分解図である。
【
図5】
図4に示す充電ソケットの別の視角の立体構造の概略図である。
【
図6】
図4に示す充電ソケットの上部ハウジングの立体断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本発明の実施形態の添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態の技術的手段を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の一部の実施形態だけのものであり、全ての実施形態ではない。本明細書に説明される実施形態から創造的な努力なしに当業者が得ることができるすべての別の実施形態は、本発明の保護範囲に入るものとする。
【0018】
本発明の実施形態の説明において、「厚さ」という用語で示される方向又は位置関係は、図面に示される方向又は位置関係に基づくものであり、ただ本発明を便利に説明し、説明を簡略化するためのものであり、装置又は素子が必ず特定の方向を有し、特定の方向で構成及び操作されなければならないことを暗示したり示したりするものではなく、従って本発明の制限するものとして理解してはいけない。
【0019】
図1~
図4に示されたように、本発明は、ワイヤレスヘアドライヤー20と、ワイヤレスヘアドライヤー20の内部に設置された充電電池21と、充電ソケット40と、を含むワイヤレスヘアドライヤーシステム100を提供する。ワイヤレスヘアドライヤー20は、ハンドル23と、ハンドル23の一端に設置されたエアダクト24と、を含む。充電電池21はエアダクト24の内部に設置される。ハンドル23の末端には充電電池21に電気的に接続される充電コネクタ25が設置されている。充電ソケット40は、充電電池21を充電するために用いられる。充電ソケット40は、台座41と、台座41内に設置された充電アセンブリ43と、を含む。台座41の上部は、プラグインパーツ410を形成するために凹んでいる。充電アセンブリ43は、回路基板431と、回路基板431に電気的に接続された充電端子433と、を含む。充電端子433は、プラグインパーツ410を貫いてプラグインパーツ410の内部キャビティまで延びる。回路基板431には変圧器が設置されている。変圧器は、交流を直流に変換して、ワイヤレスヘアドライヤー20を充電することができる。ハンドル23の末端はプラグインパーツ410の内部キャビティに挿入されて、充電端子433が充電コネクタ25に接触するようにする。ハンドル23がプラグインパーツ410に対して回転しているところ、充電端子433は充電コネクタ25と接触したままである。即ち、充電端子433と充電コネクタ25は電気的接続を保持する。
【0020】
本実施形態において、ハンドル23はプラグインパーツ410の内部キャビティに挿入することができる。ハンドル23がプラグインパーツ410に対して任意の角度で回転しているところ、充電端子433と充電コネクタ25は滑り接触し、且つ充電端子433は常に充電コネクタ25に電気的に接続されている。即ち、ハンドル23がプラグインパーツ410の内部キャビティに挿入されている限り、充電端子433と充電コネクタ25の接触を維持することができる。
【0021】
本発明に係わるワイヤレスヘアドライヤーシステム100は、プラグインパーツ410を有する充電ソケット40と、ワイヤレスヘアドライヤー20と、を含む。充電ソケット40の回路基板431上の充電端子433はプラグインパーツ410を貫いてプラグインパーツ410の内部キャビティまで延びる。ハンドル23の末端がプラグインパーツ410の内部キャビティに挿入されると、ハンドル23の末端の充電コネクタ25は充電端子433に接触し、且つハンドル23がプラグインパーツ410に対して任意の角度で回転することに係わらず、充電端子433は常に充電コネクタ25に電気的に接続されており、従って充電ソケット40で充電電池21を便利に充電することができる。即ち、ハンドル23が充電ソケット40に対して任意の角度でプラグインパーツ410に挿入することに係わらず、充電端子433は充電コネクタ25との接触を維持することができ、従ってワイヤレスヘアドライヤー20は充電ソケット40に挿入された直後に充電することができ、使用便利であり、ワイヤレスヘアドライヤー20の充電する時の故障確率を低減し、プラグアンドチャージを実現することができ、特定の状況で製品が作動したときの不十分な空気取り入れによる製品の損傷を効果的に免れることができる。
【0022】
他の実施形態において、充電電池21は、ハンドル23の内部キャビティに設置することもできる。充電コネクタ25は、ワイヤによって充電電池21に接続することができる。
【0023】
図2に示されたように、充電コネクタ25は環状の導電性ストリップであり、ハンドル23の末端がプラグインパーツ410の内部キャビティに挿入されると、充電端子433は導電性ストリップに接触する。充電コネクタ25がハンドル23とともに台座41に対して回転するとき、充電端子433は常に導電性ストリップと滑り接触している。即ち、充電端子433からハンドル23の回転軸までの半径方向の寸法は導電性ストリップの幅範囲内にある。具体的には、充電コネクタ25は環状正極タブ251及び環状負極タブ253を含み、正極タブ251の半径方向寸法は負極タブ253の半径方向寸法よりも大きい。充電コネクタ25は複数の導電性ストリップを含むことができる。一実施形態では、複数の導電性ストリップは1つの正極タブ251及び1つの負極タブ253を含み、正極タブ251は1負極タブ253の周りに設置される。他の実施形態では、複数の導電性ストリップは複数の正極タブ251及び1つの負極タブ253を含み、且つ複数の正極タブ251は負極タブ253の周りに間隔を置いて設置されている。充電端子433は、間隔を置いて設置された第一充電端子及び第二充電端子を含む。充電端子433の第一充電端子及び第二充電端子は弾性シンブル(elastic thimble)である。ハンドル23の末端がプラグインパーツ410の内部キャビティに挿入されると、弾性シンブルはそれぞれ正極タブ251及び負極タブ253に滑り接触している。ハンドル23が台座41に対して回転するとき、弾性シンブルは常に対応する導電性ストリップと滑り接触している。好ましくは、弾性シンブルの外表面には金メッキ、ロジウムルテニウムメッキなどの導電性コーティング層が形成されているので、弾性シンブルの導電性能及び摩擦力を向上させる。
【0024】
正極タブ251及び負極タブ253は、銅などの導電性材料からなる。好ましくは、正極タブ251及び負極タブ253の外表面には金メッキ、ロジウムルテニウムメッキなどのコーティング層が形成されているので、導電性能及び摩擦力を向上させ、充電ソケット40の充電効率はさらに高く、耐用年数がさらに長くなる。
【0025】
正極タブ251及び負極タブ253は、貼り付け、係合、又は螺接などの方式によってハンドル23の端面に固定することができる。正極タブ251及び負極タブ253は、カプセル化射出成形によってハンドル23の端面に固定することもできる。好ましくは、ハンドル23に背を向ける正極タブ251及び負極タブ253の側面は同じ平面上にある。
【0026】
図3~
図6に示されたように、台座41は上部ハウジング412及び下部ハウジング414を含み、上部ハウジング412は下部ハウジング414にスナップ結合することができる。上部ハウジング412は、トッププレート4120と、トッププレート4120を取り囲むサイドプレート4122と、を含む。プラグインパーツ410は、トッププレート4120の中央から上部ハウジング412の内部キャビティへ凹んで形成される。本実施形態において、上部ハウジング412はほぼ円錐台形の中空構造であり、即ちトッププレート4120は円形プレートであり、サイドプレート4122はトッププレート4120の外周を回って設置され、トッププレート4120及びサイドプレート4122によって収容空間4123を形成する。充電アセンブリ43は収容空間4123に収容される。プラグインパーツ410はトッププレート4120から収容空間4123の内部に延在する。好ましくは、収容空間4123の半径方向の寸法は、トッププレート4120に隣接する上部ハウジング412の第一端部からトッププレート4120から離れた上部ハウジング412の第二端部に向って徐々に増加する。即ち、トッププレート4120の面積はトッププレート4120から離れたサイドプレート4122の側辺によって囲まれた面積よりも小さいので、台座41の配置はより安定的である。
【0027】
プラグインパーツ410は、充電ソケット40の上部ハウジング412に接続されたプラグインダクト4101と、プラグインダクト4101の底部に設置された接続プレート4102と、を含む。プラグインダクト4101及び接続プレート4102によってプラグインスペース4103を形成する。ハンドル23は、プラグインスペース4103に収容される。接続プレート4102には充電ソケット40の外部に連通された導流穴4104が設けられている。導流穴4104は、プラグインダクト4101に誤って流れ込んだ水などの液体を充電ソケット40の外部に排出するために用いられ、疎通作用を発揮し、充電端子433及び/又は充電コネクタ25が液体と接触して招く短絡やワイヤレスヘアドライヤーシステム100の損傷などの他の異常状況を避けることができる。
【0028】
本実施形態において、プラグインダクト4101は円筒である。プラグインダクト4101は、台座41の軸方向に沿ってトッププレート4120の中央から収容空間4123に向かって延びる。プラグインダクト4101の横断面は大体円形である。プラグインダクト4101の内径は、ハンドル23の末端の直径よりやや大きく、従ってハンドル23の末端の挿入又は取り外しが容易になる。
【0029】
他の実施形態において、プラグインダクト4101の横断面は、ほぼ長方形、楕円形、多角形などであることもできる。これに対応して、ハンドル23の末端は、長方形の柱、楕円形の柱又は多角形の柱であり、従ってハンドル23の末端をプラグインスペース4103に容易に挿入するか又はプラグインスペース4103から容易に取り外すことができ、ハンドル23の充電コネクタ25と充電ソケット40の充電端子433の接触を維持させる。
【0030】
他の実施形態において、上部ハウジング412は、長方形のキャビティ、楕円形のキャビティ、多角形のキャビティなどであることができ、即ちトッププレート4120は、長方形のプレート、楕円形のプレート、多角形のプレートなどである。サイドプレート4122はトッププレート4120の外周を回って設置される。
【0031】
接続プレート4102の中央にはプラグインスペース4103に向かって突出する突出台4105が形成されている。充電端子433は突出台4105を貫いてプラグインスペース4103の内部に延びる。具体的には、プラグインスペース4103に面する接続プレート4102の表面の中央はプラグインスペース4103に向かって突出して突出台4105を形成する。充電端子433は、突出台4105を貫いてプラグインスペース4103に露出される。
【0032】
接続プレート4102の突出台4105の周りには導流溝4106が形成されており、導流穴4104は導流溝4106に連通される。具体的には、プラグインスペース4103に面する突出台4105の表面とトッププレート4120との間の距離は、プラグインスペース4103に面する接続プレート4102の表面とトッププレート4120との間の距離より小さい。接続プレート4102とプラグインダクト4101は囲んで導流溝4106を形成する。導流穴4104は導流溝4106の底部に開設される。好ましくは、導流溝4106の底面は導流穴4104に向って傾斜して、導流溝4106内の液体が導流穴4104に容易に流れ込むことができる。
【0033】
本実施形態において、導流穴4104は導流管4107によって台座41の外部に連通される。具体的には、導流溝4106内の液体は導流穴4104及び導流管4107によって台座41の外部に排出される。
【0034】
本実施形態において、接続プレート4102には複数のプラグイン穴4108及び1つの位置決め穴4109が開設されている。複数のプラグイン穴4108及び1つの位置決め穴4109はすべて接続プレート4102を貫く。プラグイン穴4108は、充電端子433が挿入するように構成される。好ましくは、複数のプラグイン穴4108及び1つの位置決め穴4109はすべて突出台4105に位置し、プラグイン穴4108及び位置決め穴4109はすべて突出台4105貫き、複数のプラグイン穴4108は位置決め穴4109の周りに分布される。充電アセンブリ43は、回路基板431に電気的に接続された誘導スイッチ435をさらに含む。位置決め穴4109は、誘導スイッチ435を位置決めるために用いられる。
【0035】
上部ハウジング412の内部には複数の位置決め柱4124及び複数の接続柱4125が設置されている。複数の位置決め柱4124及び複数の接続柱4125は、回路基板431を台座41の内部キャビティに位置決めるために用いられる。本実施形態において、複数の位置決め柱4124は、サイドプレート4122の内側壁に設置され、且つサイドプレート4122の円周方向に沿って配列される。複数の接続柱4125は、サイドプレート4122の内側面に設置され、且つサイドプレート4122の円周方向に沿って配列される。複数の接続柱4125のそれぞれはその軸方向に沿って接続穴4126が設けられている。充電アセンブリ43は、回路基板431に電気的に接続された電源コード437をさらに含む。上部ハウジング412には電源コード437を位置決めるために用いられる係合溝4128が設けられている。具体的には、係合溝4128は、トッププレート4120から離れたサイドプレート4122の片側に設けられる。
【0036】
台座41は、上部ハウジング412の上面に設置された台座装飾シート415をさらに含む。具体的には、台座装飾シート415は環状シートである。トッププレート4120の上面におけるプラグインスペース4103の周りには環状の固定溝4129が設けられている。台座装飾シート415は、係合、接着、又は螺接によって固定溝4129に固定される。
【0037】
誘導スイッチ435は、タッチスイッチ、赤外線スイッチなどであることができる。回路基板431は、電源コード437によって外部電源に電気的に接続される。回路基板431は、誘導スイッチ435から送信する信号を受信して充電ソケット40の作動状態を制御する。即ち、回路基板431は、誘導スイッチ435から送信する信号に基づいて、ワイヤレスヘアドライヤー20を充電するように充電ソケット40を制御するために用いられる。本実施形態において、誘導スイッチ435は回路基板431の上に設置され、回路基板431の上における誘導スイッチ435の周りに複数の充電端子433が設置されている。各々の充電端子433は弾性を有し、充電端子433と充電コネクタ25との間の接触をより強くすることができる。回路基板431には貫通穴434が開設されており、貫通穴434は台座41が挿入するように構成される。具体的には、貫通穴434は導流管4107が通過するように構成される。回路基板431の周りには複数の貫通穴436が開設されている。複数の貫通穴436は、複数の接続柱4125の接続穴に1対1で対応する。電源コード437は、対向する2つの端部を含む。電源コード437の一端にはプラグ4371が設置されており、電源コード437の他端には接続部4373が設置される。電源コード437が充電ソケット40に位置決めるために、接続部4373は係合溝4128に係合することができる。
【0038】
好ましくは、回路基板431には、さらにワイヤレスヘアドライヤー20の充電電池21を効果的に保護するために用いられる電池保護回路モジュールが設置されている。即ち、電池保護回路モジュールは、充電電池21に対する過充電保護、過放電保護、過電流保護及び短絡保護などを提供して、作業プロセスにおける充電ソケット40の安全性及び安定性を確保する。
【0039】
下部ハウジング414は、上部ハウジング412の底部に係合することができるベースプレート4142を含む。上部ハウジング412に面するベースプレート4142の表面の周りには複数の係合フックが設置されている。複数の係合フックはサイドプレート4122の底壁に係合して、上部ハウジング412と下部ハウジング414を固定接続する。上部ケーシング412に面するベースプレート4142の表面には、複数の支持柱4143及びスリーブ4141が設置されている。複数の支持柱4143は上部ケーシング412の複数の位置決め柱4124に1対1で対応する。スリーブ4141はベースプレート4142を貫く。各々の支持柱4143の上面はその軸方向に沿って位置決め穴4145が設けられている。ベースプレート4142の底面には、複数のガスケット4146が設置されている。具体的には、ベースプレート4142の底面には複数の固定溝4147が設けられており、複数のガスケット4146はそれぞれ複数の固定溝4147に固定される。好ましくは、ガスケット4146は、シリコーン、ゴム、又はスポンジなどの柔らかい材料からなる。
【0040】
図3~
図7に示されたように、充電ソケット40を組み立てるとき、回路基板431は収容空間4123に収容され、充電端子433及び誘導スイッチ435はそれぞれプラグインパーツ410の対応するプラグイン穴4108及び位置決め穴4109に挿入され、導流管4107は回路基板431の貫通穴434を貫く。このとき、各々の充電端子433は対応するプラグイン穴4108に固定され、充電端子433の端部はプラグインパーツ410のプラグインスペース4103に伸び込む。接続プレート4102には誘導スイッチ435が設置されており、即ち誘導スイッチ435は位置決め穴4109に固定され、且つ誘導スイッチ435の一部はプラグインスペース4103に伸び込む。ねじなどの複数のロック部材はそれぞれ回路基板431の貫通穴436を貫いて対応する接続穴4126にロックされて、回路基板431を上部ハウジング412に固定接続させる。電源コード437の接続部分4373を上部ハウジング412の係合溝4128に係合してから、下部ハウジング414を上部ハウジング412の底部に係合する。複数の位置決め柱4124はそれぞれ複数の支持柱4143の位置決め穴4145に位置決められ、導流管4107はスリーブ4141の内部キャビティに挿入される。その結果、上部ハウジング412と下部ハウジング414に固定接続され、電源コード437は上部ハウジング412及び下部ハウジング414によってクランプされ、且つ電源コード437は回路基板431に電気的に接続される。台座装飾シート415は固定溝4129に固定される。複数のガスケット4146はそれぞれ複数の固定溝4147に固定される。
【0041】
選択的に、1つの実施形態において、ワイヤレスヘアドライヤー20は単独で作動することができ、即ち充電電池25によって電力を提供する。具体的には、ハンドル23の周壁には複数の空気入口233が設けられており、ワイヤレスヘアドライヤー20にはさらに複数の空気入口233に連通される複数の空気出口が設けられている。プラグインパーツ410からハンドル23を取り外し、ワイヤレスヘアドライヤー20を起動して、ワイヤレスヘアドライヤー20が作動し始めると、外部の空気は空気入口233からワイヤレスヘアドライヤー20の内部に入り、ワイヤレスヘアドライヤー20の複数の空気出口から排出される。
【0042】
選択的に、別の実施形態において、ハンドル23を充電ソケット40のプラグインパーツ410に挿入した後、ワイヤレスヘアドライヤー20が作動し始め、即ち充電ソケット40によって電力を供給する。具体的には、台座41の上部ハウジング412には複数の空気穴416が設けられており、下部ハウジング414には複数の空気溝417が設けられている。具体的には、ハンドル23の周壁には複数の空気入口233が設けられており、ワイヤレスヘアドライヤー20にはさらに複数の空気入口233に連通される複数の空気出口が設けられている。複数の空気穴416は上部ハウジング412のプラグインダクト4101に開設されており、且つ各々の空気穴416はプラグインスペース4103及び収容空間4123に連通される。複数の空気溝417は下部ハウジング414のベースプレート4142に開設されており、複数の空気溝417は収容空間4123及び台座41の外部に連通される。ハンドル23がプラグインスペース4103に挿入されるとき、複数の空気穴416はちょうどハンドル23の複数の空気入口233に対向し、より多い空気がワイヤレスヘアドライヤー20に入るようにする。複数の空気穴416は複数の空気溝417に連通され、即ち外部の空気が複数の空気溝417によって収容空間4123に入り、それから複数の空気穴416によってプラグインスペース4103に入る。
【0043】
ワイヤレスヘアドライヤー20が作動するとき、ハンドル23をプラグインパーツ410に挿入する。このとき、複数の空気溝417及び複数の空気穴416は複数の空気入口233に連通される。具体的には、充電しているところワイヤレスヘアドライヤー20を起動すると、外部の空気は順次に台座41の複数の空気溝417、収容空間4123、複数の空気穴416、ハンドル23の複数の空気入口233を通過してワイヤレスヘアドライヤー20に入り、且つワイヤレスヘアドライヤー20を通過した空気はワイヤレスヘアドライヤー20の複数の空気出口から排出されて、ワイヤレスヘアドライヤーシステム100が空気なしで損傷することを防止する。具体的には、プラグインダクト4101に設けられた複数の空気穴416はハンドル23の複数の空気入口233に対応し、ベースプレート4142の周りには複数の空気溝417が設けられており、プラグインパーツ410に挿入されたワイヤレスヘアドライヤー20が作動するとき、外部の空気はベースプレート4142の複数の空気溝417及びプラグインダクト4101の複数の空気穴416を通過して、ハンドル23の複数の空気入口233に入る。
【0044】
ワイヤレスヘアドライヤー20を充電することを必要とする場合、電源コード437のプラグ4371を外部電源のソケットに挿入して、充電ソケット40が通電状態を保持するようにする。ハンドル23をプラグインパーツ410のプラグインスペース4103に挿入して、複数の充電端子433は対応する正極タブ251及び負極タブ253に弾性的に接触する。誘導スイッチ435はトリガーされて回路基板431に信号を送信し、回路基板431は受信した信号に基づいて複数の充電端子433を制御して電流を出力し、従って充電電池21を充電する。正極タブ251及び負極タブ253は両方とも環状の導電性ストリップであるので、ハンドル23がプラグインパーツ410に対して任意の角度で回転しても、充電端子433は対応する正極タブ251及び負極タブ253に当接したままであり、従って充電ソケット40は充電電池21を連続的に充電することができる。ハンドル23が充電ソケット40に対して任意の角度でプラグインパーツ410に挿入されても、充電端子433と充電コネクタ25の弾性接触を実現することができ、プラグアンドプレイ効果を実現し、使用便利であり、充電効率を向上させる。
【0045】
水及び他の液体が充電ソケット40のプラグインスペース4103に誤って流れ込まれると、水及び他の液体は分流溝4106、導流穴4104、導流管4107及びスリーブ4141を通って台座41から排出されるので、短絡やその他の異常な状態を招くことを免れる。
【0046】
他の実施形態において、導流管4107及びスリーブ4141は一体成型されることができる。又は、スリーブ4141を省略し、即ち導流管4107は台座41の外部に伸び出す。
【0047】
他の実施形態において、スポンジなどの吸水材料を導流溝4106に設置して、プラグインスペース4103に誤って流入した水及び他の液体をすぐ吸収することもできる。
【0048】
他の実施形態において、充電電池21と充電ソケット40との間の充電接触モードは、無線充電モード又はプラグソケットモードなどであることができる。
【0049】
他の実施形態において、プラグインスペース4103に収容されたハンドル23がプラグインパーツ410に対して任意の角度で回転しても、充電端子433と充電コネクタ25の電気接続を保持できるかぎり、充電コネクタ25は長方形の導電性ストリップ、楕円形の導電性ストリップ又は他の形状の導電性ストリップであることもできる。
【0050】
上記の説明は、本発明のいくつかの例示的な実施形態にすぎない。当業者は、本発明の原理を逸脱せずに、複数の改善及び潤飾を行うことができ、このような改善及び潤飾も本発明の保護の範囲内に含まれる。