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特開2022-77461配送管理サーバ及び配送管理方法並びに配送管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022077461
(43)【公開日】2022-05-23
(54)【発明の名称】配送管理サーバ及び配送管理方法並びに配送管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220516BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】22
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020188347
(22)【出願日】2020-11-11
(71)【出願人】
【識別番号】520442690
【氏名又は名称】bestat株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140899
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 如洋
(72)【発明者】
【氏名】松田 尚子
(72)【発明者】
【氏名】三浦 大地
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB72
(57)【要約】      (修正有)
【課題】利用者の嗜好に応じた商品を利用者が希望する場所に、その受け取り時間帯で提供できるシステムを提供する。
【解決手段】配送ブースに配置された商品を管理する配送管理サーバであって、配送ブース100は、商品棚160と、商品棚を囲うように商品棚に接続された枠体110と、枠体の内部への入退場を行うための出入口180と、出入口の入退場処理を実行する入退場処理部を有するブース端末150と、を備える。配送管理サーバは、利用者端末を介して利用者から商品の注文を受け付ける商品受付部と、利用者の認証を行い、認証した結果を前記ブース端末に送信する認証処理部と、を有する。ブース端末の入退場処理部は、認証処理部により利用者が認証された場合に、入場処理を行い、利用者が配送ブースの枠体内において商品棚から商品を取り出し、配送ブースの枠体の外に出た後に、退場処理を行う。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配送ブースに配置された商品を管理する配送管理サーバであって、
前記配送ブースは、商品棚と、前記商品棚を囲うように前記商品棚に接続された枠体と、前記枠体の内部への入退場を行うための出入口と、前記出入口の入退場処理を実行する入退場処理部を有するブース端末と、を備え、
前記配送管理サーバは、
利用者端末を介して利用者から商品の注文を受け付ける商品受付部と、
利用者の認証を行い、認証した結果を前記ブース端末に送信する認証処理部と、
を有し、
前記ブース端末の前記入退場処理部は、前記認証処理部により前記利用者が認証された場合に、入場処理を行い、前記利用者が前記配送ブースの前記枠体内において前記商品棚から前記商品を取り出し、前記配送ブースの前記枠体の外に出た後に、退場処理を行う
ことを特徴とする配送管理サーバ。
【請求項2】
注文を受け付けた前記商品が前記商品棚に無い場合に、注文を受け付けた前記商品を入庫する指令を出力する在庫管理部を有することを特徴とする請求項1に記載の配送管理サーバ。
【請求項3】
前記認証処理部は、前記利用者端末により撮影された前記利用者の顔画像から抽出した特徴量に基づいて生成された顔認証モデルに、前記配送ブースに備えられたカメラで撮影された前記利用者の顔画像から抽出した特徴量を入力することで、前記利用者を認証することを特徴とする請求項1又は2に記載の配送管理サーバ。
【請求項4】
前記出入口に電気錠が設けられており、前記入退場処理部は、前記配送管理サーバの前記認証部により前記利用者が認証された場合に、前記電気錠を開錠し、前記利用者が前記配送ブースの外に出たことを検知した場合に、前記電気錠を施錠することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の配送管理サーバ。
【請求項5】
前記認証処理部は、前記配送ブースに備えられたカメラにより撮影された複数の顔画像のうち、最も大きな顔画像を前記利用者の顔画像として用い、当該顔画像から前記特徴量を抽出することを特徴とする請求項3に記載の配送管理サーバ。
【請求項6】
前記認証処理部は、前記利用者の顔画像から抽出した特徴量と、過去に登録された複数の他の利用者の顔画像から抽出した複数の特徴量と、前記利用者が本人であるかどうかを示す情報と、を教師データとして用い、特徴量から当該利用者が本人であるかどうかを推定する推定モデルを機械学習により生成し、前記認証処理部は前記推定モデルに撮影した顔画像から抽出した特徴量を入力することで、本人であるかどうかの認証を行うことを特徴とする請求項3、又は請求項3を引用する請求項4、又は請求項5のいずれか1項に記載の配送管理サーバ。
【請求項7】
前記認証処理部は、さらに、前記外部のサーバから取得可能な複数の顔画像から抽出した複数の特徴量を教師データとして用いることを特徴とする請求項6に記載の配送管理サーバ。
【請求項8】
前記認証処理部は、前記利用者が前記商品を受け取りに来る時間から所定の範囲内の時間に商品を受け取りに来る複数の利用者の前記推論モデルを抽出し、抽出した複数の利用者の前記推論モデルに基づいて、認証を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の配送管理サーバ。
【請求項9】
前記所定の範囲内の時間は、利用者が注文した時刻から前記商品受け取り可能な時刻までの間の時間であることを特徴とする請求項8に記載の配送管理サーバ。
【請求項10】
前記ブース端末は、前記利用者の注文に応じて送信された前記利用者端末のバーコードを読み込んだ場合に、前記入場処理を行う認証部を有することを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の配送管理サーバ。
【請求項11】
前記ブース端末は、前記利用者が注文した前記商品を配置する商品棚の場所を前記利用者端末上で視覚的に指示することを特徴とする請求項1から10のいずか1項に記載の配送管理サーバ。
【請求項12】
利用者が前記配送ブースに入る前と出た後の前記商品棚の画像を撮影し、その画像の差分を認識することで商品の在庫を確認する在庫確認部を有することを特徴とする請求項1~11のいずか1項に記載の配送管理サーバ。
【請求項13】
配送ブースに配置された商品を管理する配送管理サーバにおける配送管理方法であって、
前記配送ブースは、商品棚と、前記商品棚を囲うように前記商品棚に接続された枠体と、前記枠体の内部への入退出を行うための出入口と、前記出入口の入退場処理を実行する入退場処理部を有するブース端末と、を備え、
前記配送管理サーバは、
利用者端末を介して利用者から商品の注文を受け付け、
利用者の認証を行い、認証した結果を前記ブース端末に送信し、
前記認証処理部により前記利用者が認証された場合に、入場処理を行い、前記利用者が前記配送ブースの前記枠体内において前記商品棚から前記商品を取り出し、前記配送ブースの前記枠体の外に出た後に、出場処理を行う、
ことを特徴とする配送管理方法。
【請求項14】
注文を受け付けた前記商品が前記商品棚に無い場合に、注文を受け付けた前記商品を入庫する指令を出力する請求項13に記載の配送管理方法。
【請求項15】
前記利用者端末により撮影された前記利用者の顔画像から抽出した特徴量に基づいて生成された顔認証モデルに、前記配送ブースに備えられたカメラで撮影された前記利用者の顔画像から抽出した特徴量を入力することで、前記利用者を認証することを特徴とする請求項13又は14に記載の配送管理方法。
【請求項16】
前記出入口に電気錠が設けられており、前記配送管理サーバの前記認証部により前記利用者が認証された場合に、前記電気錠を開錠し、前記利用者が前記配送ブースの外に出たことを検知した場合に、前記電気錠を施錠することを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の配送管理方法。
【請求項17】
前記配送ブースに備えられたカメラにより撮影された複数の顔画像のうち、もっとも大きな顔画像を前記利用者の顔画像として用い、当該顔画像から前記特徴量を抽出することを特徴とする請求項15に記載の配送管理方法。
【請求項18】
前記利用者の顔画像から抽出した特徴量と、過去に登録された複数の他の利用者の顔画像から抽出した複数の特徴量と、前記利用者が本人であるかどうかを示す情報と、を教師データとして用い、特徴量から当該利用者が本人であるかどうかを推定する推定モデルを機械学習により生成し、前記認証処理部は前記推定モデルに撮影した顔画像から抽出した特徴量を入力することで、本人であるかどうかの認証を行うことを特徴とする請求項15、又は請求項15を引用する請求項16、又は請求項17のいずれか1項に記載の配送管理方法。
【請求項19】
さらに、前記外部のサーバから取得可能な複数の顔画像から抽出した複数の特徴量を教師データとして用いることを特徴とする請求項18に記載の配送管理方法。
【請求項20】
前記利用者が前記商品を受け取りに来る時間から所定の範囲内の時間に商品を受け取りに来る複数の利用者の前記推論モデルを抽出し、抽出した複数の利用者の前記推論モデルに基づいて、認証を行うことを特徴とする請求項18又は19に記載の配送管理方法。
【請求項21】
前記所定の範囲内の時間は、利用者が注文した時刻から前記商品受け取り可能な時刻までの間の時間であることを特徴とする請求項19に記載の配送管理方法。
【請求項22】
配送管理サーバに、請求項13~21のいずれか1項の配送管理方法における各ステップを実行させる配送管理プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配送管理サーバ及び配送管理方法並びに配送管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今は、コンビニといわれる店舗が、地域単位で存在するようになっている。特に、都市部ではオフィス街内、住居近くにも複数のコンビニが存在するようになってきている。
また、一方で弁当、飲料水、靴下等を無人で販売する販売システムが設置されてきている。
本技術分野の背景技術として、特開2017-219994号公報(特許文献1)がある。この公報には、「顧客の嗜好に合わせた商品を提供することができる自動販売システムを提供する。自動販売機20と顧客管理サーバ40とを具備する自動販売システム1であって、自動販売機20は、携帯型記録媒体10から読み込んだ、顧客を識別する個人識別情報αと、自身を示す販売機識別情報βとを顧客管理サーバ40に送信し、個人識別情報αに対応する顧客の嗜好情報γを顧客管理サーバ40から受信し、嗜好情報γに基づいて商品を販売し、顧客管理サーバ40は、個人識別情報αと販売機識別情報βとを受信し、個人識別情報αに対応する顧客の販売機識別情報βに対応する自動販売機20で販売する商品に関する嗜好情報γを生成し、嗜好情報γを自動販売機20に送信する。」と記載されている(要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-219994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば食品に関しては、嗜好があり、また体調、天気等でも相違する。ところが、コンビニは、販売する商品は、ほとんど固定である。従って、常に変化する利用者の嗜好に応じた商品を提供することができない。
また、コンビニが増えてきたとしても、利用者の近くに存在すると限らないし、また、コンビニ運営にはコストがかかるので閉めてしまう場合もある。
特許文献1は、嗜好に該当する商品のみを選択させる自動販売機であるので、結局は選ぶ商品は、予め自動販売機に格納されたある程度限定された商品に限定されてしまう。
【0005】
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、本発明によれば、利用者の嗜好に応じた商品を利用者が希望する場所に、その受け取り時間帯で提供できるシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、 配送ブースに配置された商品を管理する配送管理サーバであって、前記配送ブースは、商品棚と、前記商品棚を囲うように前記商品棚に接続された枠体と、前記枠体の内部への入退場を行うための出入口と、前記出入口の入退場処理を実行する入退場処理部を有するブース端末と、を備え、前記配送管理サーバは、利用者端末を介して利用者から商品の注文を受け付ける商品受付部と、利用者の認証を行い、認証した結果を前記ブース端末に送信する認証処理部と、を有し、前記ブース端末の前記入退場処理部は、前記認証処理部により前記利用者が認証された場合に、入場処理を行い、前記利用者が前記配送ブースの前記枠体内において前記商品棚から前記商品を取り出し、前記配送ブースの前記枠体の外に出た後に、退場処理を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、利用者の嗜好に応じた商品を利用者が希望する場所に、その受け取り時間帯で提供できるシステムを提供する。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施の形態の商品配送システムの概略構成図の例である。
図2】配送ブースの棚の正面図の例である。
図3】配送ブース100の購買サイクルの概略説明図の例である。
図4】配送ブース側のサーバと商品販売サーバの概略プログラムブロック図の例である。
図5】本実施の形態の利用者識別情報の登録を説明するシーケンス図の例である。
図6】商品宣伝~注文を説明するシーケンス図の例である。
図7】利用者商品受取を説明するシーケンスの例である。
図8】棚から商品を取り出して退出するまでを説明するシーケンス図の例である。
図9】商品受け取り場所の選択画面の例である。
図10】商品購入画面の例である。
図11】決済処理画面の例である。
図12】受け取り商品表示画面の例である。
図13】本ブースの案内メッセージ画面を表の説明図の例である。
図14】各種情報の説明図(1)の例である。
図15】各種情報の説明図(2)の例である。
図16】各種情報の説明図(3)の例である。
図17】顔認証モデル登録処理の説明図の例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施例を図面を用いて説明する。
【実施例0010】
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとする。
【0011】
本実施の形態の概要は、例えば、利用者(会員)が注文した商品提供業者(加盟店)の商品(弁当、靴下、レストランの食べ物、洋服等)を事前決済する。商品提供業者(加盟店)は、その商品を配達して、利用者が選択したブースの商品棚に配置する。ブースでは、利用者を認証し、ブースに出入させて、利用者に商品を誤りなく取らせる配送システムである。
【0012】
また、利用者がブースにおいて快適に、商品を手軽に早く受け取り、楽しみやコミュニケーションの温かさを感じることができるようにしている。
さらに、ブースで販売、接客、在庫管理、衛生管理等をし、かつ、利用者に加盟店の作り手の思いを伝えられるようにしている。詳細については後述する。
【0013】
図1は本実施の形態の商品配送システムの概略構成図の例である。図1に示すように商品配送システム1は、配送ブース100に設置されたブース端末150と、商品提供業者端末200と、決済機関サーバ400と、利用者端末600と、配達人端末700と、管理端末800と、が通信ネットワーク500を介して配送管理サーバ300と接続されている。なお、ネットワークは有線、無線を問わず、それぞれの端末はネットワークを介して情報を送受信することができる。
【0014】
配送管理サーバ300は、配送ブース100に商品を取りに来る利用者が注文した、商品提供業者の商品を配達陳列させるための各種情報を提供すると共に、利用者に商品を案内する処理等を行う。
【0015】
商品提供業者端末200は、商品提供業者が利用する端末である。。
決済機関サーバ400は、例えば、クレジット会社、金融機関、決済代行会社等の決済機関が決済処理を提供するサーバである。
管理端末800は、配達管理サーバの設定や操作を行う端末である。
【0016】
利用者端末600は、商品配送システム1を利用する利用者が操作を行う端末である。
配達人端末700は、配送ブース100に、商品提供業者の商品を配送する配達人が利用する端末である。
【0017】
商品配送システム1のそれぞれの端末や配送管理サーバ300は、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)などの携帯端末(モバイル端末)でもよいし、メガネ型や腕時計型、着衣型などのウェアラブル端末でもよい。また、据置型または携帯型のコンピュータや、クラウドやネットワーク上に配置されるサーバでもよい。また、機能としてはVR(仮想現実:Virtual Reality)端末、AR(拡張現実:Augmented Reality)端末、MR(複合現実:Mixed Reality)端末でもよい。あるいは、これらの複数の端末の組合せであってもよい。例えば、1台のスマートフォンと1台のウェアラブル端末との組合せが論理的に一つの端末として機能し得る。またこれら以外の情報処理端末であってもよい。
【0018】
商品配送システム1のそれぞれの端末や配送管理サーバ300は、それぞれオペレーティングシステムやアプリケーション、プログラムなどを実行するプロセッサと、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置と、ICカードやハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置と、ネットワークカードや無線通信モジュール、モバイル通信モジュール等の通信制御部と、タッチパネルやキーボード、マウス、音声入力、カメラ部の撮像による動き検知による入力などの入力装置と、モニタやディスプレイ等の出力装置とを備える。なお、出力装置は、外部のモニタやディスプレイ、プリンタ、機器などに、出力するための情報を送信する装置や端子であってもよい。
【0019】
主記憶装置には、各種プログラムやアプリケーションなど(モジュール)が記憶されており、これらのプログラムやアプリケーションをプロセッサが実行することで全体システムの各機能要素が実現される。なお、これらの各モジュールは集積化する等によりハードウェアで実装してもよい。また、各モジュールはそれぞれ独立したプログラムやアプリケーションでもよいが、1つの統合プログラムやアプリケーションの中の一部のサブプログラムや関数などの形で実装されていてもよい。
【0020】
本明細書では、各モジュールが、処理を行う主体(主語)として記載をしているが、実際には各種プログラムやアプリケーションなど(モジュール)を処理するプロセッサが処理を実行する。
補助記憶装置には、各種データベース(DB)が記憶されている。「データベース」とは、プロセッサまたは外部のコンピュータからの任意のデータ操作(例えば、抽出、追加、削除、上書きなど)に対応できるようにデータ集合を記憶する機能要素(記憶部)である。データベースの実装方法は限定されず、例えばデータベース管理システムでもよいし、表計算ソフトウェアでもよいし、XML、JSONなどのテキストファイルでもよい。
【0021】
(配送ブースの構成)
配送ブース100は、図1に示すように、商品棚160の前側に所定のスペースを枠体(材質は爽快感があるものが好ましい:以下、入場用枠体110という)で囲んでブース空間を形成している。
つまり、ドア(出入口)で人が閉じ込められても外からわかるように、かつ、外から商品が見えるが手を伸ばしても取れないような構造にしている。
【0022】
この商品棚160は、冷蔵庫型又は温庫型もしくは常温の通常棚とすることができる。
なお、商品棚160は、図2に示すように、棚毎に棚段番号(A、B、C・・)と、好ましくは棚の区画番号A-1、A-2、・・、B-1、B-2、・・、C-1、C-2、・・とが、例えば記載されている。なお、棚段番号は電気的に表示されてもよいし、表示せず位置が記憶されているだけでもよい。
ここに配置される商品は、例えば弁当、レストランの食べ物等の食品や、洋服、靴等のアパレル等の商品等が考えられるが、これに限定されるものではない。
【0023】
また、配送ブース100の入場用枠体110の上部(ドア180側)には、ブース前カメラ120が設けられている。また、ドア(出入口)180には電気錠185と、ブース前タブレット130(入口側案内手段ともいう:スピーカ含む)が設けられている。
配送ブース100の内側には、内部タブレット140(内部案内手段ともう:スピーカ含む)が設けられており、利用者に購入済み商品の案内などを表示する。
【0024】
配送ブース100は、ブース端末150(販売商品管理装置ともいう)を設けている。
このブース端末150は、配送ブース100内の各機器(タブレット、カメラ、電気錠等)を制御監視し、配送管理サーバ300等と通信することができる。
ブース前カメラ120(例えば、ドア(出入口)180上から50cm前)で撮影した撮影画像に基づいて、入口前に位置している利用者の顔画像の特徴量と、予め送信されている商品を受け取るべき時間帯の利用者顔画像の特徴量と照合し(認証)し、一致した場合は入場処理を実行する。入場処理では、入口前の利用者をブース内に案内さるメッセージをブース前タブレット130に表示させ、かつ電気錠185を解錠させて、その利用者を内部に入らせる。なお、利用者の顔画像の照合については後述する。
【0025】
ブース端末150の商品棚監視部153は、ブース内監視カメラ190と、棚段商品監視カメラ172と、手挿脱検出用センサ174からの出力と、注文した棚商品情報等に基づいて、ブース内の利用者がその商品を商品棚160から正しく受けとったかどうかを判断し、受け取った場合は、ブースから外に出る案内を内部タブレット140の画面に表示させる。そして、電気錠185を施錠させる。
【0026】
商品棚監視部153は、図2に示すように、棚前面及びスペースを撮影するブース内監視カメラ190と、各棚段に設けられた棚段商品監視カメラ172と、棚への手の挿脱を検出するための手挿脱検出用センサ174(レーザ又は超音波で検知)と連携し、商品や利用者の状態を監視する。ブース内の温度以上や、商品の内容物が溢れるなどのブース内の汚れ、清掃状況などは常時監視しており、異常があった場合には、管理端末800や配達人端末700、利用者端末600でリアルタイムに確認することが出来る
【0027】
なお、枠体110には複数のカメラが設置されており、配送ブース100内に侵入する利用者の動作をリアルタイムで把握することが可能であり、また、商品棚監視部153により、商品の在庫状況もリアルタイムで把握することが可能であるため、誤って商品を取り上げた場合や、不正に商品を盗むような行為に対して、警告を表示し、または警告音やメッセージを出力することができる。
従って、不正な使用が行われる可能性は低く、ドア180及び電気錠185を無くした配送ブース100を設置することも可能である。
【0028】
配送ブース100の購買サイクルの概略処理について説明する。
配送管理サーバの顔認証処理部350は、図3に示すように、ブース前カメラ120により撮影された利用者の撮影画像を顔認証し、認証情報をブース端末150に送信する。認証を確認したブース端末150の開閉処理部158は、電気錠185を解錠させる(S1)。
入退場処理部が、認証処理部により利用者が認証された場合に、入場処理を行い、利用者が配送ブースの枠体内において商品棚から商品を取り出し、配送ブースの枠体の外に出た後に、退場処理を行う。
【0029】
出入口にドア180及び電気錠185が設置されている構成では、入退場処理部は開閉処理部158であり、入場処理とは例えばドア180の電気錠185を開錠する処理であり、退場処理とは例えば電気錠185を施錠する処理である。
出入口にドア180及び電気錠185が設置されていない構成では、入場処理とは例えば配送ブース100内の複数のカメラによる監視を始める配送ブース100へのチェックイン処理であり、退場処理とは例えば複数のカメラによる監視を終了する配送ブース100からのチェックアウト処理である。
【0030】
そして、ブース端末150の商品棚監視部153は、利用者が注文した商品棚160に置かれている商品(商品提供業者(加盟店)が利用者が決めたブースに注文した商品を配達して棚に置いたもの)が正しく取り出されたことをブース内監視カメラ190及び棚段商品監視カメラ172並びに手挿脱検出用センサ174の出力を用いて判定し、正しくとり出されたことを確認した場合は商品提供許可と判断する(S2)。
【0031】
次に、商品棚監視部153は、商品が正しく取り出されたことを確認した場合には、ブース内監視カメラ190の出力に基づいて退出チェックを行い(S3)、退出したことを確認した場合は開閉処理部158が電気錠185を施錠する(S4)。
そして、商品棚監視部153は、ブース内監視カメラ190及び棚段商品監視カメラ172の出力に基づいて商品の欠品をチェックする(S5)。
【0032】
このような処理を利用者毎に繰り返す。なお、配送管理サーバ300、ブース端末150の詳細処理についてはシーケンス図で説明する。
(ブース端末と配送管理サーバの概略構成)
【0033】
図4を用いてブース端末と配送管理サーバのプログラムブロック図の概略構成を説明する。
ブース端末150は、利用者入場許可部152と、商品棚監視部153と、注文商品取出案内部154と、利用者退場案内部156と、開閉処理部158と、認証部151と、ブース側情報記憶部157等を備えている。
【0034】
ブース端末150と、ブース前カメラ120、ブース前タブレット130、電気錠185、内部タブレット140、ブース内監視カメラ190、取出監視部170及び棚段商品監視カメラ172は互いにネットワークで通信可能に構成されている。
【0035】
一方、配送管理サーバ300は、商品受付部331と、顔特徴取得部333と、顔認証処理部350と、商品受取情報提供部335と、登録情報管理部337と、在庫管理部338と、サイト側記憶手段339等を備えている。これらの処理の詳細については後述するシーケンス図で説明するが、概要を説明する。この配送管理サーバ300はブース端末150とネットワーク500で通信可能である。
【0036】
ブース側情報記憶部157には、商品受付部331により受け付けた情報に関し、配送ブース100で商品を受け取るべき時間帯の利用者の顔画像情報、この利用者が注文した商品が置かれている棚段商品識別子を含む注文商品位置情報等が記憶される。認証部151は入口前に位置している利用者の利用者端末600に表示される二次元バーコード等を読み込み利用者か否かを照合する。
【0037】
商品棚監視部153は、ブース内監視カメラ190及び棚段商品監視カメラ172が撮像した画像に基づき商品棚160の管理を行う。
利用者入場許可部152は、ブース前カメラ120で撮影した撮影画像に基づいて、入口前に位置している利用者の顔画像が認証された場合は、入口前の利用者をスペース内に入場させるメッセージをブース前タブレット130に表示する。
【0038】
そして、注文商品取出案内部154は、棚段商品識別子に基づく商品の棚段の場所を内部タブレット140に表示する。また、予約した商品が収納された商品棚の場所は、利用者端末又は配達人端末の表示画面上で視覚的に指示されてもよい。
このとき、開閉処理部158が、顔画像が認証された場合は電気錠185を解錠する。
【0039】
そして、ブース内監視カメラ190と、棚段に設けられた棚段商品監視カメラ172と、棚の手の挿脱を検出するための手挿脱検出用センサ174からの出力信号と、ブース側情報記憶部157の注文商品位置情報と、に基づいて、商品棚監視部153が、配送ブース100内の利用者が棚段の場所から商品を誤りなく取ったと判定した場合は、利用者退場案内部156が、配送ブース100から外に出る案内を内部タブレット140に表示する。
【0040】
このとき、利用者がドア180から出たことが確認されたら、開閉処理部158が電気錠185を施錠する。一方、商品棚監視部153は、ブース内監視カメラ190と、棚段に設けられた棚段商品監視カメラ172からの画像情報に基づいて棚段の商品の在庫数を確認し、この在庫数に応じて商品提供業者に対して商品を配達させる旨の情報を送信し、配達された商品を棚段に置かせる。
【0041】
配送管理サーバ300の商品受付部331は、利用者端末600に商品提供業者端末200で管理される商品情報を送信し、この利用者端末600から商品名と、商品提供業者名と、個数と、受取りブース名と、受取日時帯とを含む利用者商品注文情報を受信してサイト側記憶手段339に記憶する。
【0042】
顔特徴取得部333は、利用者端末600により撮影され、送信される顔画像や、配送ブース100のブース前カメラ120により撮影され、ブース端末150により送信される顔画像等に基づいて、顔画像の特徴量を算出する。そして、顔特徴取得部333は、算出されたこの顔画像の顔特徴量をサイト側記憶手段339に記憶する。
【0043】
顔認証処理部350は、配送ブース100のブース前カメラ120により撮影され、ブース端末150により送信された顔画像の特徴量と、所定時間内に配送ブース100に来る予定の複数の利用者の顔画像の特徴量とを照合し、ブース前カメラ120の前にいる利用者を認証する。
【0044】
商品受取情報提供部335は、受取日時帯となる利用者数の、利用者商品注文情報並びに商品提供業者が配送ブース100に置いた商品の位置を識別する棚段商品識別子の情報を含む利用者毎商品受取識別情報を配送ブース100のブース端末150に送信する。
【0045】
<シーケンス>
図5図8のシーケンスを用いて本システムの全体の動作を説明する。
(利用者識別情報の登録)
【0046】
図5は本実施の形態の商品配送システム1の利用者識別情報の登録を説明するシーケンス図の例である。
利用者、配送ブース100は、複数であり、商品提供業者端末も複数種類であるが、シーケンス図においては1利用者、1つの配送ブース100、1つの商品提供業者端末として説明する。
【0047】
初めに利用者の利用者識別情報、配達人の配達人識別情報の登録について説明する。本実施の形態では利用者識別情報の登録を例として説明する。
利用者は例えばスマートフォン等の利用者端末600を操作して、配送管理サーバ300にアクセスし、配送管理サーバ300から利用者登録画面(図示せず)の提供を受ける(d10、d12)。
【0048】
次に、利用者は利用者端末600の利用者登録画面に、利用者の基本情報を入力する。利用者端末600は、入力された基本情報をまとめて、利用者識別基本情報として配送管理サーバ300に送信する(d14)。
【0049】
この利用者識別基本情報は、例えば図14(a)に示すように、アクセス番号、ID、パスワード、氏名、住所、電話番号、性別、年齢、メールアドレス、クレジットカード情報、好みのジャンル(地域)、好みのジャンル(食べ物)、味付、糖質制限、アレルギーの有無、宗教的な食事制限の有無、好みのレストラン、価格帯・・・等の情報を有する。
【0050】
配送管理サーバ300の登録情報管理部337は、利用者端末600から送信された利用者識別基本情報を受信して、サイト側記憶手段339に記憶する(d16)。
配送管理サーバ300の登録情報管理部337は、商品配送システム1を利用するためのアプリ(アプリケーション)やWebサービスのアクセス先アドレスを送信する。
利用者端末は、例えば受信したアクセス先アドレスからダウンロードしたアプリをインストールすることにより、またはWebサービスを利用することにより、配送管理サーバ連携機能を実行する(配送管理サーバ連携部と呼ぶ)。
配送管理サーバ連携部は、顔認証サービスサイトアドレスにアクセスし、顔撮影画像案内画面等を表示する(d18)。
【0051】
利用者端末600の配送管理サーバ連携部は、利用者に対し、正面、上、下、右、左の5方向を向いた顔画像を撮影する指示を画面に表示及び音声で出力し、利用者は指示に従い利用者端末600のカメラに向かって顔画像を撮影する(d20)。なお、5方向ではなく、正面、右、左の3方向の顔画像の撮影で同様の処理を実行する構成あっても構わない。
【0052】
利用者端末600の配送管理サーバ連携部は、この利用者顔画像に年月日、受付番号、携帯端末番号等を付加した利用者顔撮影画像情報を配送管理サーバ300に送信する(d22)。このとき、API(Application Programming Interface)により利用者顔写真画像情報送信することも可能である。
【0053】
配送管理サーバ300の登録情報管理部337は、利用者端末600から送信された受付番号、利用者顔画像、年月日時刻、携帯端末番号等を有する利用者顔撮影画像情報を受信する。
顔特徴取得部333は、利用者顔撮影画像情報に含まれる利用者顔画像から顔特徴量を算出する(d24)。
その後、顔認証処理部350が、顔特徴量に基づいて顔の認証モデルを生成し(d26)、顔認証モデルを利用者識別基本情報と関連付けてサイト側記憶手段339に記憶する(d28)。
【0054】
利用者識別情報は図14(b)に示すように、受付番号、・・、氏名、住所、電話番号、性別、年齢、等の利用者識別基本情報と、利用者顔画像特徴情報等よりなる。そして、配送管理サーバ300は、利用者識別情報登録完了情報(受付番号、完了コード等)を利用者端末600宛てに送信する(d30)。
なお、配達人も配達人端末700を操作して、同様に顔特徴を算出させて配達人識別情報(配達人コード、氏名、商品提供業者名付き)を登録している。
【0055】
図17は、顔認証モデル登録処理の説明図の例である。ステップd22~d28の顔認証モデル登録処理の詳細を説明する。
利用者端末600は、カメラにより撮影された利用者顔画像を、配送管理サーバ300に送信する。配送管理サーバ300の顔特徴取得部333は、受信した利用者顔画像をサイト側記憶手段339に記憶する(d22)。
【0056】
利用者端末600の配送管理サーバ連携部は、顔画像がサイト側記憶手段339に登録されたことを確認したら、顔認証処理部350に対し登録処理の実行を指示する。顔認証処理部350は指示を受けて、サイト側記憶手段339から利用者顔画像を取得し、顔特徴取得部333が特徴量算出処理を実行して、顔特徴量を算出する(d24)。
【0057】
顔認証処理部350は、算出された顔特徴量と、過去に登録されている他の利用者の顔特徴量と、外部サーバから取得可能な例えばLFW(Labeled Faces in the Wild)等の顔画像データセットとから顔認証モデルを生成する(d26)。
そして、顔認証処理部350は、生成された顔認証モデルを、利用者識別基本情報と関連付けてサイト側記憶手段339に記憶する。
【0058】
顔認識全体は、検出(localization)、正規化、認識という3つのステップからなるプロセスであるので、最初に画像内の顔を検出し、その輪郭を検出し、元になった写真を、正面からのものに近付けるように正規化し、そして再配置した顔に対して、顔認識を行う。
顔認証モデル生成の際には、顔の形状を表現する特徴量と本人であるかどうかの認証結果を教師データとして用い、利用者の顔の形状を表現する特徴量から、当該利用者が本人であるかどうかを推定する推定モデル(顔認証モデル)を機械学習により生成する。
【0059】
このとき、教師データとして利用者の顔の特徴量だけを用いて顔認証モデルを生成することも可能であるが、外部のサーバから取得可能な公開されている複数の顔の顔画像や、過去に登録された他の複数の利用者の顔画像の特徴量を教師データとして用いることで、認証の精度が向上する。
【0060】
認証の際には、利用者の顔画像の入力を受け付け、受け付けた顔画像を解析して利用者の顔の形状を表現する特徴量を算出する。生成された推定モデルに対して、算出された特徴量を入力することで、本人であるかどうかの認証結果を出力する。
【0061】
(商品宣伝-注文)
商品提供業者(加盟店)の商品宣伝は配送管理サーバ300の商品受付部331が行い、利用者が、利用者端末600を介して商品の注文を行う。
【0062】
図6は商品宣伝-注文を説明するシーケンス図の例である。利用者は利用者端末600の配送管理サーバ連携部を起動し(d40)、配送管理サーバ300にアクセスする(d42)。
配送管理サーバ300の登録情報管理部337は、このアクセス情報とサイト側記憶手段339の利用者識別基本情報と照合して会員登録済認証を行う(d44、d46)。
【0063】
配送管理サーバ300の登録情報管理部337は、会員登録(利用者)済みの場合は、商品購入画面情報を利用者端末600に出力する(d48)。
図9は、商品受け取り場所の選択画面の例である。
利用者端末600の配送管理サーバ連携部は、利用者端末600の記憶部に記憶される地図情報を表示し、地図情報上に配送管理サーバ300から受信した商品を受け取り可能な複数の配送ブース100の位置情報901、902を表示する。利用者に選択された配送ブースは他のブースと区別可能な赤色で表示され、その詳細がブース情報説明ウィンドウ903に表示される。
【0064】
利用者端末600の配送管理サーバ連携部は、利用者から配送ブースの選択を受け付けると、配送管理サーバ300から送られてきた商品選択画面情報に基づいて、図10に示すような商品選択画面を表示する(d49)。
商品購入画面1000には、選択された配送ブースにおいて、指定した日程1001で受け取り可能な商品1003が、その受け取り可能時間帯1002と共に表示されている。
利用者から特定の商品1004の選択を受け付けると、商品詳細表示画面1050が表示される。商品詳細表示画面1050には、金額1051、受取時間1052、個数1053が表示され、カートに追加ボタン1054が選択されると、購入画面1100に遷移する。
【0065】
なお、配送管理サーバ300は、利用者向けに、お弁当やスーパーの買い物のレコメンドや、セールの情報や割引情報、おすすめ情報等を、設定された時間に利用者端末600の画面にプッシュ通知してもよい。
その他、利用者端末600の商品画像を選択した場合には、各種ソーシャルネットワークに情報をシェアすることもできる。
【0066】
図11は、決済処理画面の例である。
注文に進むボタン1101が選択されると、利用者端末600の配送管理サーバ連携部は、選択された商品等に関する情報を利用者注文情報として配送管理サーバ300に送信する(d50)。
利用者端末600の配送管理サーバ連携部から決済情報を含む利用者注文情報を受信すると、配送管理サーバ300の商品受付部331は、決済機関サーバ400との間で認証を行い、決済処理を完了する(d51)。なお、利用者端末600が決済機関サーバ400との間で決済処理を行うこととしてもよい。
【0067】
利用者注文情報は、例えば図14(c)に示すように、受付番号と、商品名(コード)と、商品提供業者名(コード)と、年月日と、利用者名、受取ブース番号、注文個数、受取時間帯(1時間単位:例えば11時~12時)と、カード情報等を含む。
配送管理サーバ300の商品受付部331は、利用者端末600からの利用者注文情報をサイト側記憶手段339に記憶する(d52)。
【0068】
次に、配送管理サーバ300の在庫管理部338は、決済機関サーバ400の決済の承認があった場合は、在庫確認処理を実行する(d60)。また、在庫管理部338は、配送ブース100のブース端末150に在庫確認要求情報(ブース番号を含む)を送信する(d61)。
【0069】
ブース端末150の商品棚監視部153は、在庫確認要求情報の受信に伴って、ブース内監視カメラ190からブース内監視画像(棚正面画像含む)を取得する(d62、d63)。そして、ブース端末150の商品棚監視部153は、在庫状況確認処理を行い、その結果を配送管理サーバ300に通知する(d64)。
【0070】
この商品棚監視部153の在庫状況確認処理は、予め記憶されているブース内監視カメラ190で撮影した商品陳列前の棚正面画像と、今回入力したブース内監視画像との比較で棚に商品があるかどうかを商品棚監視部153が判定する。例えば、前回と今回を比較してA-1に商品画像がない場合は、A-1に商品なしと判定する。
【0071】
また、商品棚監視部153は、商品画像がある場合は、その商品画像の大きさを算出(縦横寸法)し、棚管理情報の1個の大きさに基づいて、何個が重なって置かれているかを判定する。このような処理を棚段毎に、区画毎に行う。また、単に棚段又は区画の商品画像の個数をカウンタで計数してもよい。
【0072】
すなわち、在庫管理は、ブース内監視カメラ190が1人の利用者がブースに入る前と出た後の商品棚の画像を撮影し、1商品ごとの置かれている区分け(A-1、A-2・・・)毎に、商品棚監視部153が、その画像の差分を見て変化を認識することで、1つ1つの商品の増減の検出行い、商品の在庫を確認する。このため、より正確に区分けごとの商品の増減を理解できるように工夫している。従って、商品提供業者端末200では売上げ、集計、評価集計、メニュー追加を自由に出来ることになる。
【0073】
配送管理サーバ300の在庫管理部338の在庫確認処理(d60)、及びブース端末150による在庫確認処理の結果(d64)、在庫がない場合は、在庫管理部338が商品提供業者端末200(例えば、レストラン、弁当屋)にその商品を発注する(d66)。つまり、在庫管理部338は、注文を受け付けた商品が商品棚に無い場合に、注文を受け付けた商品を入庫する指令を出力する。なお、在庫数は、ある程度を常に確保するために、数個の残数で在庫管理部338が発注してもよい。また、加盟店毎に、棚毎の出店価格を調整し、優先予約権がある加盟店にできるだけ出品場所を確保できるようにしてもよい。
【0074】
前述の商品発注情報は、図15(c)に示すように、受付番号と、発注番号と、ブース番号(名称)と、年月日時刻と、利用者受取時間帯と、商品名(コード)、商品提供業者名、個数、場所(地図付)等よりなる。
【0075】
すなわち、在庫管理部338は、商品提供業者(加盟店)には納入場所である配送ブース100の名称と場所等を知らせている。なお、棚は可動式でもかまわないが、なるべく視覚的に場所が分かるようにするために、例えばその日の朝に棚を撮った画像に、A-1、A-2・・・・と視覚的に区分け場所を示す画像を提供してもよい(棚の表示)。また、予約した商品の収納に係る商品棚の場所を利用者端末600又は配達人端末700の表示画面上で視覚的に指示するようにしてもよい。
【0076】
商品提供業者端末200は、配達人リストを参照して配達人を決定し、商品発注情報に含まれている商品供業者名、住所、電話番号、メールアドレス、地図等を商品配達情報として配達人端末700に送信する(d67)。
配達人は、配達人端末700に表示されたこれらの情報を元に、商品提供業者の元から注文された商品を受領し、配送ブースの棚に置く。配達人は、棚にすでに置かれている商品のうち賞味期限が切れたものを回収し、衛生環境を維持するために掃除して出る。
【0077】
なお、棚に配置された商品は、棚管理情報及び棚管理情報から参照される商品情報により管理されている。商品情報では、商品ごとの賞味期限、消費期限、販売期間等の情報が記憶され、管理されている。
これらの情報により、どの商品が、どの棚のどの区画に何個置かれているかが管理されており、例えば賞味期限が切れた商品については、対応する時刻以降は販売中止として廃棄すべきである旨を、配達人端末700又は商品提供業者端末200に表示する。
【0078】
配達人は、商品を配達するとともに、配達人端末700に表示された例えば賞味期限切れの商品に対する回収や廃棄を指示に基づき、商品を回収又は廃棄する。
なお、商品提供業者端末200(加盟店)は、注文以外の商品を配達人に置かせてもよい。この場合は、商品名(コード)と、商品提供業者名と、個数等を配送管理サーバ300に通知して登録させる。
【0079】
(利用者商品受取)
図7は利用者商品受取を説明するシーケンスの例である。
配送管理サーバ300の商品受取情報提供部335は、一定数(例えば30人分)の利用者商品受取情報と、一定数の利用者顔画像特徴情報(受付番号、利用者顔画像特徴情報番号、年月日時刻、顔特徴・・・)とを一時記憶メモリに利用者商品受取時間帯ブース情報として記憶する。
【0080】
すなわち、配送管理サーバ300の商品受取情報提供部335は、顔認識を時間を限定して行なっている。つまり、利用者が商品を予約している時間帯が1時間に決めており、その時間帯にくる約束の人の顔の特徴量のパラメータだけを使って計算することで、例えば何万人も登録会員がいたとしても、その配送ブース100のその時間帯に予約している人が30人であった場合に、30人分の情報を抽出して顔認識に持いることで、かなり計算量が抑えられ、かつ精度も良くなる。
【0081】
利用者商品受取時間帯ブース情報は、例えば、図16(a)に示すように、利用者受取時間帯(例えば、2020年1月10日11時~12)と、利用者商品注文情報と、利用者顔画像特徴情報(受付番号、利用者顔画像特徴情報番号、年月日時刻、顔特徴・・・)等よりなる。
【0082】
一方、配送ブース100のブース前タブレット130は、ブース端末150の制御データに基づいて図13に示すような本ブースの案内メッセージ画面を表示している(d84)。注文した商品を受け取るには、ブース前タブレット130に利用者入場ボタンH2を選択等というメッセージを表示する。なお、配達人の場合は、配達人ボタンH1を選択する。
【0083】
そして、ブース前タブレット130は、配達人ボタンH1又は入場ボタンH2が選択されたかどうかを監視している(d86、d87)。利用者により入場ボタンH2が選択された場合は、ブース前タブレット130は、タブレット番号と、入場ボタン選択コード等の情報をブース端末150に送信する(d88)。
【0084】
ブース端末150は、利用者の入場ボタンH2の選択で、ブース前タブレット130に撮影案内メッセージを送信する(d90)。ブース前タブレット130は、例えば、入口側カメラの前に顔を向けてくださいというメッセージを画面に表示する(d92)。
【0085】
また、ブース端末150は、ブース前カメラ120に撮影開始指示を送信する(d93)。ブース前カメラ120は撮影(利用者の顔)を開始し(d94)、ブース前カメラ120はこの利用者撮影画像情報をブース端末150に送信する(d96)。続いて、ブース端末150は、利用者撮影画像情報を配送管理サーバ300に送信する。
【0086】
配送管理サーバ300の顔特徴取得部333は、利用者撮影画像情報から顔部分を取り出す(ここでは、他人の顔が映ってもよいように撮影画面の中で最大の大きさを占める顔画像を切り抜く)。つまり、画面内に複数の人物が移り込んでいる場合であっても、認証を行いたい利用者の顔画像が最も大きく映っている可能性が高いことから、このような画面内で最大のサイズの顔画像を取得する。この顔認識は、ブース前タブレット130の画面に顔部分を緑色の四角枠で囲って、キャプチャすることを利用者に知らせている。ここで、撮像画像の顔画像の中から最大の顔画像から算出した特徴量と、受取予定の時刻帯に受け取りを行う情報が登録されている、複数の利用者の顔認証モデルを取得する(d98)。
そして、配送管理サーバ300の顔認証処理部350は、取得した顔認証モデルに算出された特徴量を入力し、利用者を識別する情報の出力を得ることで、顔認証処理を行う(d99)。
【0087】
この顔認証処理部350の顔認証処理は、図示しないカレンダタイマの現在時刻を読み込み、この現在時刻を含む時間帯(例えば、11時~12時)の予めサイト側記憶手段339に記憶している例えば、30人分の顔認証モデルを抽出する。そして、この顔認証モデルに取得したブース入場前顔特徴情報を入力し、照合認証している。
【0088】
前述の照合認証は、顔認証処理部350で得られた例えば、3方向又は5方向の顔画像から生成した顔特徴であるので、精度が高い。
そして、配送管理サーバ300の顔認証処理部350は、照合結果が得られる毎に、本人であるかどうかを判定する(d102)。
【0089】
なお、配送管理サーバ300において、顔が認識されない場合は、利用者は利用者端末600にスマホの配送管理サーバ連携部を立ち上げて、配送管理サーバ連携部で二次元バーコードを表示して、その二次元バーコードをブース前カメラ120で読み込むことで認証するようにしてもよい。
【0090】
配送管理サーバ300の顔認証処理部350が、本人ではないと判定した場合は、配送管理サーバ300は、本人を認識できないことを知らせるメッセージ情報をブース前タブレット130に送信し(d104)、表示させる(d106)。
【0091】
配送管理サーバ300の顔認証処理部350が、本人と判定した場合は、ブース端末150の利用者入場許可部152は、開閉処理部158によって、開錠指示を電気錠185に出力して解錠させ(d108)、かつブース前タブレット130に入場案内メッセージを送信して(d110)、表示させる(d112)。なお、顔認証処理部350の顔認識でその時間に来る利用者であると認識した場合は、「こんにちは!XXさんですね?」や「XXさんで間違いないですか?」等の挨拶をブース前タブレット130に表示させてもよい。
【0092】
上記の認証処理をまとめると、顔認証処理部350は、利用者の顔画像から抽出した特徴量と、過去に登録された複数の他の利用者の顔画像から抽出した複数の特徴量と、利用者が本人であるかどうかを示す情報と、を教師データとして用い、特徴量から当該利用者が本人であるかどうかを推定する推定モデルを機械学習により生成し、認証処理部350は推定モデルに撮影した顔画像から抽出した特徴量を入力することで、本人であるかどうかの認証を行う。
【0093】
認証処理部350は、さらに、外部のサーバから取得可能な複数の顔画像から抽出した複数の特徴量を教師データとして用いることで、認証の精度を上げることもできる。
認証処理部350は、利用者が商品を受け取りに来る時間から例えば前後1時間以内などの所定の範囲内の時間に商品を受け取りに来る複数の利用者の推論モデルを抽出し、抽出した複数の利用者の推論モデルに基づいて、認証を行う。そのほか、所定の範囲内の時間として、利用者が注文した時刻から前記商品受け取り可能な時刻までの間の時間とすることもできる。
【0094】
(商品受取-退出)
図8は棚から商品を取り出して退出するまでを説明するシーケンス図の例である。
開閉処理部158による解錠に伴って、ブース端末150の注文商品取出案内部154は、ブース内監視カメラ190、棚段商品監視カメラ172を起動させてその画像を取得する(d121、d122)。
【0095】
また、商品受取情報提供部335は、受取日時帯となる利用者数の、利用者商品注文情報並びに商品提供業者が配送ブース100に置いた商品の位置を識別する棚段商品識別子の情報を含む利用者毎商品受取識別情報を配送ブース100のブース端末150に送信する。注文商品取出案内部154は、受信した利用者毎商品受取識別情報に基づいて、内部タブレット140に、この利用者の注文した取り出すべき商品棚の棚番号と棚の区画番号を送信して表示させる(d123、d124)。つまり、注文商品取出案内部154は、例えば「あなたの予約した商品のお弁当は、B棚のB-1の位置に置いてあります。」等の内容を内部タブレット140に表示する。
また、利用者端末600の配送管理サーバ連携部は、同様に利用者が注文した商品を配置する商品棚の場所を表示部に視覚的に表示することもできる。
【0096】
配送管理サーバ300及び配送ブース100のブース端末150は、図15(a)に示すブース管理情報と、図15(b)に示す棚管理情報と、を用いて、商品を配置する棚の状況を把握する。
【0097】
ブース管理情報は、ブース番号と、ブース名、ブース場所(XXビルの1階)と、棚種類(冷蔵、温、・・)と、入口前カメラ情報(カメラ番号、カメラ種類、・・)と、入口タブレット情報(タブレット番号、タブレット種類、・・)と、内部タブレット情報と、内部監視カメラ情報と、棚手挿脱検出装置情報(カメラ、センサ等)等を有する。
【0098】
また、棚管理情報(棚段商品識別子情報ともいう)は、ブース番号と、棚番号情報(1段目区画番号A-1、A-2、・・・2段目区画番号B-1、B-2、・・・)と、商品名と、商品番号と、1個の商品の大きさ(縦横寸法)、商品提供業者名、個数等を有する。なお、商品提供業者端末200毎に、棚段を分ける場合は、区画番号はなくてもよい。
【0099】
内部タブレット140に予約した商品や棚の情報を表示する場合、注文商品取出案内部154は、「XXさんいらっしゃいませ!今日も晴れていて気持ちが良いですね!」と挨拶メッセージを内部タブレット140に表示させてもよい。従って、利用者が、本ブースに訪れる毎に、良い接客感を与えることになる。
注文商品取出案内部154は、棚段商品監視カメラ172や各種センサと連携する商品棚監視部153と通信を行って棚内手監視装置取得情報を取得し(d125)、商品取出判定処理を行う(d126)。
棚内手監視装置取得情報は、図16(b)に示すように、カメラ番号、ブース番号・・センサ番号等よりなる。
【0100】
この処理は、注文商品取出案内部154が、商品棚監視部153からの画像、注文商品位置情報で棚番号の棚又は区画に手を入れたかどうかを判定する。手の挿入、取り出しは手挿脱検出用センサ174からのセンサ出力信号で判定する。
そして、注文商品取出案内部154は、商品を誤りなく取ったと判定した場合は、前記スペースから外に出るように内部タブレット140に案内を表示する。
【0101】
ブース端末150の注文商品取出案内部154は、商品を取り出したかどうかを判定し(d127)、取り出した場合は、その商品を正しい棚番号の棚区画番号から取り出したかどうかを判定する(d128)。
【0102】
正しい商品ではない場合は、注文商品取出案内部154は、NGデータを内部タブレット140に送信して(d129)、内部タブレット140に取り出し誤りのメッセージを表示すると共に、図示しないスピーカから音声で知らせる(d130)。
例えば、利用者が、表示した位置と違う位置の商品を取った場合は、注文商品取出案内部154は、「違う位置の商品を取られていませんか?タブレットをご確認ください」と伝える。
【0103】
又は、注文商品取出案内部154は、「左(右)の位置に戻して、右(左)の位置の商品をお取りください」と内部タブレット140から通知する。正しい商品をとった場合は、注文商品取出案内部154は、「予約された商品になります。ありがとうございました。良い一日を!」と内部タブレット140と利用者端末600の画面に表示する。
【0104】
それでも正しい商品を取れない場合、特に列が出来ている場合は、注文商品取出案内部154は、そちらは「予約された商品とは異なりますが、お求めになりますか?」と内部タブレット140で通知する。「購入する場合は、タブレットで購入ボタンを押して下さい。」と表示し、購入ボタンが押された場合は「商品になります。ありがとうございました。良い一日を!」と内部タブレット140と利用者端末600の画面に表示する。そうでない場合は、コールセンター(オフィス)とTV電話等でつないで対話する。例えば、退室すれば返金されると伝える。
【0105】
正しい商品を取得している場合は、利用者退場案内部156が内部タブレット140に退出の情報を送信して(d131)、内部タブレット140に退出案内を表示させる(d132)。
例えば、内部タブレット140に「受け取りが完了したら、完了ボタンを押して下さい。押されない場合も10秒後に終了します」というメッセージを表示すると共に音声でながす。
そして、開閉処理部158によって電気錠185を施錠させる(d134)。例えば、利用者が出てから10秒後に電気錠185を自動で閉める。
【0106】
なお、ブースに予約していない人が入り込んでしまった、あるいは横の壁から手を伸ばしている人がいる、ブースの中にずっと滞留している人がいる、という場合に検知できる仕組にしている。もし検知したら、内部タブレット140で「侵入を検知しました」とまずは警告を表示し、音や光でも伝達し、当該の商品販売サービスサイトで映像をリアルタイムで映像を確認し、それでも立ち退かない場合は内部タブレット140を通じて監視者から話しかけることも可能である。
【0107】
また、ブース端末150は、これらの履歴データを管理用として配送管理サーバ300に送信する(d133)。そして、利用者端末600にお礼のショートメール等を送信する(d135)
また、前日の夜にキャンセルできるようにしている。その際は、おやつクーポンなどが好ましい。
【0108】
また、電気錠185が開いたまま次が入ってしまった場合は、「ご本人確認が出来ませんでした、恐れ入りますが、アプリを起動して二次元バーコードを読み込んで下さい」と内部タブレット140から通知するのがよい。
【0109】
ブース前タブレット130や内部タブレット140や、壁面の内側や外側には、ポスターの提示やデジタルサイネージの表示を行うこともできる。例えば、デジタルサイネージで商品提供業者等の広告や販促キャンペーンの動画を表示し、実際の商品を配送ブース100に入れ、その場に見に来た人の中でどのような利用者が予約して購入するのかを観測することができる。
ここで蓄積された利用者情報は、統計解析され、その結果を商品提供業者に提供することが可能である。
商品提供業者端末200では、単なる配送に関する情報だけでなく、今後の各店舗毎の販売実績や顧客のトレンド、今後の需要予測、販売見込み等の情報を把握し表示することができる。
【0110】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0111】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【0112】
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
なお、上述の実施例は少なくとも特許請求の範囲に記載の構成を開示している。
【符号の説明】
【0113】
100 配送ブース
200 商品提供業者端末
300 配送管理サーバ
400 決済機関サーバ
600 利用者端末
700 配達人端末
350 顔認証処理部


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