(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022077474
(43)【公開日】2022-05-23
(54)【発明の名称】自動浸水防止装置
(51)【国際特許分類】
E04H 9/14 20060101AFI20220516BHJP
E02B 7/22 20060101ALI20220516BHJP
E06B 5/00 20060101ALI20220516BHJP
E05F 15/72 20150101ALI20220516BHJP
E06B 7/22 20060101ALI20220516BHJP
E06B 3/48 20060101ALI20220516BHJP
【FI】
E04H9/14 Z
E02B7/22
E06B5/00 Z
E05F15/72
E06B7/22 M
E06B3/48
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020199021
(22)【出願日】2020-11-11
(71)【出願人】
【識別番号】596068291
【氏名又は名称】松永 昌幸
(72)【発明者】
【氏名】松永 昌幸
【テーマコード(参考)】
2D019
2E015
2E036
2E052
2E139
2E239
【Fターム(参考)】
2D019AA71
2E015AA00
2E015BA05
2E015BA10
2E015CA01
2E015DA05
2E015EA06
2E015FA01
2E036AA01
2E036BA01
2E036CA01
2E036EB01
2E036HB31
2E052AA02
2E052BA08
2E052CA06
2E052DA03
2E052DB03
2E052EA07
2E052EB01
2E052EC01
2E052KA02
2E052KA04
2E139AA09
2E139AC06
2E139AC12
2E139AC19
2E239AC04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】店舗、工場、ビルや、地下道の開口部には手動で昇降する、或いは、左右の支柱にアルミ製の止水板を差込みブラケット、或いはボルトで固定する方法が開発されており増水時には止水できる発明が成されているが、無人の場合には止水できず浸水防止には無理な欠点があり、これを解決する自動浸水防止装置を提供する。
【解決手段】水位が上昇しフローティングスイッチがオンとなり、リレーにより左右の支柱内上部に設備したギアモーター2と左右の支柱内底部のギア11を連動させる為のチェーン3で駆動させ、2枚の止水板4を昇降、更には、左右の支柱内部には、止水板を密着させ水を密閉する電磁石5が備わる自動止水装置。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は、店舗や工場の壁に、浸水防止装置の左右支柱内9をコーキング材等で密着させ、左右支柱内9の上部に駆動するギアモーター2を設け該左右の支柱9の底部にはチェーン3がギアモーター2と連結しフローティングスイッチ1が洪水等で水位が上昇した際に該フローティングスイッチ1がオンとなり、2枚の止水板4が上昇し、更なるは、該左右の支柱の内部には、電磁石5が設けており、昇降した2枚の止水板4を引き寄せ圧着密閉する事で、水の浸入を阻止できる事を目的としている。
【請求項2】
2枚の止水板4は通常、地盤を掘削加工した中に金属製の収納箱6に、地盤の掘削面積を半減する為に折れ重ね格納されている。該2枚の止水板4の底部と、2枚の止水板4の境は、先ず、2枚の止水板4の境については、蝶番7を取り付けその隙間から漏水を防止する為、エラストマー8をコーキング処理する事で漏水を阻止する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洪水などで既存の店舗や工場又は、ビルへの水の浸水を防止する装置対策に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、異常気象により豪雨や豪雨に伴い川の氾濫が相次いでいる。多量の降水量、また多量の降水量により川の氾濫で、水嵩が増し下水道や浄化槽川の氾濫に伴い堤防の泥などが混ざり合い汚水と化し、店舗、工場等のシャッター部と室内の隙間などから汚水が浸入し床面、室内壁、展示物、機械類などを汚染し甚大な被害を被っている。
【0003】
しかし、近年では、店舗、工場、ビルや、地下道の開口部には手動で昇降する、或いは、左右の支柱にアルミ製の止水板を差込みブラケット、或いはボルトで固定する方法が開発されており増水時には止水できる発明が成されているが、無人の場合には止水できず浸水防止には無理な欠点があった。
【0004】
水被害に対して、店舗、工場、ビルの玄関等は止水板を装置する作業員又は、警備員への負担を強いられ煩雑になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2020-169441(P2020-169441A)
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、設置するにはアルミ止水板を左右の支柱に差し込み、ブラケットで固定する、という労力を強いられるという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、フローティングスイッチにより、左右の支柱上部内にギアモーター、該左右の支柱底部にはギア、上部のギアモーターと下部のギアを連動させるチェーン、更なるは該左右の支柱内部に電磁石を設け、汚水などの水の浸入を、人力を強いられず、無人でも自動的に水を遮断する事を最も主要な特徴と成す。
【発明の効果】
【0009】
本発明の浸水防止装置は、水位が上昇しフローティングスイッチがオンとなり、リレーにより左右の支柱内上部に設備したギアモーターと該左右の支柱内底部のギアを連動させる為のチェーンで駆動させ、2枚の止水板を昇降させ、更には、該左右の支柱内部には、止水板を密着させ水を密閉する電磁石が備わっている。
【0010】
水位が下がり始めると、該フローティングスイッチはオフとなり、2枚の止水板は該左右の支柱のギアモーターは加工する為に反転し、また、電磁石は遮断され、元の位置に戻る自動の浸水防止装置である。
【0011】
止水板は2枚で構成されており、地盤の掘削する加工面積を半減させている。該2枚の止水板の底部と、2枚の止水板の境は、先ず、2枚の境については、蝶番を取り付けその隙間から漏水を防止する為、エラストマーをコーキング処理する事で漏水を阻止する。
【0012】
止水板を収納する為、掘削加工した部分に金属性の収納箱を埋設し該止水板は該金属製の収納箱に蝶番で連結し、更には、該金属製の収納箱と蝶番との隙間が生じる為、漏水を阻止するために、エラストマーで目地をコーキングする事で、止水板の底部と該2枚の止水板の境は漏水を阻止する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】 浸水防止装置のフローティングスイッチ装置の透過断面図
【
図2】 浸水防止装置の左右の支柱と2枚の止水板の前面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、浸水防止装置の左右支柱内9の上部に駆動するギアモーター2を設け該左右の支柱9の底部にはチェーン3がギアモーター2と連結しフローティングスイッチ1[
図11a/1b/1c/1d/1e/1f/1gの構造をフローティングスイッチと称する]が洪水等で水位が上昇した際に該フローティングスイッチ1がオンとなり、2枚の止水板4が上昇し、更なるは、該左右の支柱の内部には、電磁石5が設けており、昇降した2枚の止水板4を引き寄せ圧着密閉する事で、水の浸入を阻止できる。
2枚の止水板4は通常、地盤を掘削加工した中に金属製の収納箱6に、地盤の掘削面積を半減する為に折れ重ね格納されている。該2枚の止水板4の底部と、2枚の止水板4の境は、先ず、2枚の止水板4の境については、蝶番7を取り付けその隙間から漏水を防止する為、エラストマー8をコーキング処理する事で漏水を阻止する。
【実施例0015】
図2は、本発明装置のフローティングスイッチ1の透過断面図である。店舗や工場等は、地盤と高低差は、ほぼ同じ位置に建設している為、フローティングスイッチ1は、地盤の底部に雨水桝10を設け、水位が上昇した際には、フローティングスイッチ1は、オンとなり左右の支柱9の内側に縦に長く幅は薄い溝孔12が有り昇降、降下をギアモーター2と左右の支柱9の底部に備えたギア11とを連動するチェーン3の動作を容易にしている。
【0016】
図3は、2枚の止水板4は通常、地盤を掘削加工した中に金属製の収納箱6に、折れ重ね格納されている。該2枚の止水板4の底部と、2枚の止水板4の境は、先ず、2枚の止水板4の境については、蝶番7を取り付けその隙間から漏水を防止する為、エラストマー8をコーキング処理する事で漏水を防止している。
【0017】
図4により、洪水等で水位が上昇した際には、フローティングスイッチ1は、オンとなり、リレーにより左右の支柱9の内上部に設けたギアモーター2が作動すると該左右の支柱9内底部に備えたギア11と、連動する為のチェーン3が連動し金属製の収納箱6に折れ重なっていた2枚の止水板4を止め金具15で固定し、金属製の収納箱6から2枚の止水板4は、起動し予め設定した位置まで上昇し、左右の支柱の内部に備えた電磁石5が2枚の止水板を強く左右の支柱9に引き寄せ左右の支柱9と2枚の止水板4を密着密閉し止水する。
【0018】
本発明の左右の支柱4は、店舗工場等の壁13をコーキング材等で密着させ水の漏洩を防止している。
【0019】
本発明は、止水板を起動する手段としては、油圧シリンダーも同様である。
【0020】
本発明は、停電時の事を想定し、必要な電力のポータブル蓄電池を付属的に使用している。
本発明は、店舗の玄関や工場のシャッター部、ビルの入り口の自動ドア、地下街への開口部等多様性が有り、フローティングスイッチで、人力を強いられることも無く、動作させることが可能である。