(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022077476
(43)【公開日】2022-05-23
(54)【発明の名称】引き戸または、開き戸の扉に取付ける装飾・案内表示・広告物
(51)【国際特許分類】
E06B 7/28 20060101AFI20220516BHJP
【FI】
E06B7/28 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020199023
(22)【出願日】2020-11-11
(71)【出願人】
【識別番号】712012412
【氏名又は名称】澤谷 宏
(72)【発明者】
【氏名】澤谷 宏
(57)【要約】 (修正有)
【課題】扉面に貼付けた装飾・案内表示・広告物は、扉が開くと扉と共に移動してしまうので、視認性に欠けていた。扉を開くと、装飾・案内表示・広告物が現れるので、意外性があり、注目度や視認性が高まり、扉の開閉の動きと共に、装飾・案内表示・広告物が現れたり消えたりするので、演出の効果が増して、訴求力が高まる扉に取付ける装飾・案内表示・広告物を提供する。
【解決手段】装飾・案内表示・広告物を表示されたベルト4が収納された、自動巻取り機能を有する本体1で、自動巻取り機能付きのベルト4の本体1及び、ベルト4の端部には固定手段を設けたことを特徴とする、引き戸または、開き戸の扉7に取り付ける装飾・案内表示・広告物6である。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装飾・案内表示・広告物を表示されたベルトが収納された、自動巻取り機能を有する本体で、自動巻取り機能付きのベルトの本体及び、ベルトの端部には固定手段を設けたことを特徴とする、引き戸または、開き戸の扉に取り付ける装飾・案内表示・広告物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引き戸または、開き戸の扉に取付けて、扉が開くと装飾・案内表示・広告物が現れることが可能な器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、扉に装飾・案内表示・広告物を取付けるには、扉面に貼付けるのが一般的であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは、次のような問題点があった。
扉面に貼付けた装飾・案内表示・広告物は、扉が開くと扉と共に移動してしまうので、視認性に欠けていた。
本発明は以上の問題点を解決するとともに、扉の開閉運動を利用することで、装飾・案内表示・広告物が現れたり消えたりする動きを伴うこれまでにはない新しい設置形態と表現方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
自動巻取り機能付きのベルトのベルト面に装飾・案内表示・広告物を印刷する。
自動巻取り機能付きのベルトを、引き戸の扉の左右の枠または、開き戸の扉の扉端部及び扉枠に取付ける。
以上を特徴とする扉に取付ける装飾・案内表示・広告物である。
【発明の効果】
【0005】
(イ)扉を開くと、装飾・案内表示・広告物が現れるので、意外性があり、注目度や視認性が高まる。
(ロ)扉の開閉の動きと共に、装飾・案内表示・広告物が現れたり消えたりするので、演出の効果が増して、訴求力が高まる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本発明の自動巻取り機能付きベルトの内部構造を示す断面図である。
【
図2】本発明の自動巻取り機能付きベルトの使用状態を示す断面図である。
【
図3】本発明の自動巻取り機能付きベルトの外部構造を示す斜視図である。
【
図4】本発明の第1実施形態の引き戸の扉による取付方法を示す斜視図である。
【
図5】本発明の第1実施形態の引き戸の扉による使用状態を示す斜視図である。
【
図6】本発明の第1実施形態の引き戸の扉による使用状態を示す斜視図である。
【
図7】本発明の第2実施形態の開き戸の扉による取付方法を示す斜視図である。
【
図8】本発明の第2実施形態の開き戸の扉による使用状態を示す斜視図である。
【
図9】本発明の第2実施形態の開き戸の扉による使用状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)
図1に示すように、自動巻取り機能付きのベルトの本体(1)の内部中心にある心棒(2)に渦巻ばね(3)が取り付けられ、渦巻ばね(3)の先端にベルト(4)が取り付けられてコイル状に巻かれて、自動巻取り機能付きのベルトの本体(1)に内蔵されている。
(ロ)
図2に示すように、自動巻取り機能付きのベルトの本体(1)から、ベルト(4)の端部(5)を引き出すと、渦巻ばね(3)が回転して弾性エネルギーを蓄える。
ベルト(4)を引き出す力がなくなると、渦巻ばね(3)に蓄えられた弾性エネルギーによって、ベルト(4)は自動巻取り機能付きのベルトの本体(1)の内部に巻き取られて引き戻される。
(ハ)
図3に示すように、ベルト(4)には、扉の開く距離に合わせた装飾・案内表示・広告物(6)が印刷されている。
(ニ)
図4に示すように、自動巻取り機能付きのベルトの本体(1)を、引き戸の扉(7)の片方の枠部(8)に取付け、自動巻取り機能付きのベルトの端部(5)を、引き戸の扉(7)のもう片方の枠部(10)に取付ける。この取付ける方法の固定手段とは、面ファスナー・テープ(9)による固定を示す。
(ホ)
図5に示すように、引き戸の扉(7)を開くと、ベルト(4)が引き出されて、印刷された装飾・案内表示・広告物(6)が現れる。
(ヘ)
図6に示すように、引き戸の扉(7)を閉じると、ベルト(4)が、自動巻取り機能付きのベルトの本体(1)の内部に巻き取られて、印刷された装飾・案内表示・広告物(6)は見えなくなる。
(ト)
図7に示すように、自動巻取り機能付きのベルトの本体(1)を、開き戸の扉(11)の片方の枠部(12)に取付け、自動巻取り機能付きのベルトの端部(5)を、開き戸の扉(11)のもう片方の枠部(13)に取付ける。この取付ける方法の固定手段とは、面ファスナー・テープ(9)による固定を示す。
(チ)
図8に示すように、開き戸の扉(11)を開くと、ベルト(4)が引き出されて、印刷された装飾・案内表示・広告物(6)が現れる。
(リ)
図9に示すように、開き戸の扉(11)を閉じると、ベルト(4)が、自動巻取り機能付きのベルトの本体(1)の内部に巻き取られて、印刷された装飾・案内表示・広告物(6)は見えなくなる。
本発明は、以上のような構成である。
本発明を使用するときは、引き戸の扉(7)または、開き戸の扉(11)を開くと、自動巻取り機能付きのベルトの本体(1)からベルト(4)が引出されて、印刷された装飾・案内表示・広告物(6)が現れる。
【符号の説明】
【0008】
1 自動巻取り機能付きのベルトの本体
2 心棒
3 渦巻ばね
4 ベルト
5 端部
6 装飾・案内表示・広告物
7 引き戸の扉
8 片方の枠部
9 面ファスナー・テープ
10 もう片方の枠部
11 開き戸の扉
12 片方の枠部
13 もう方の枠部