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  • 特開-カットバリカン用アダプター 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022077869
(43)【公開日】2022-05-24
(54)【発明の名称】カットバリカン用アダプター
(51)【国際特許分類】
   B26B 19/42 20060101AFI20220517BHJP
   B26B 19/20 20060101ALI20220517BHJP
【FI】
B26B19/42
B26B19/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020188922
(22)【出願日】2020-11-12
(71)【出願人】
【識別番号】591105306
【氏名又は名称】當間 昭一
(74)【代理人】
【識別番号】100080274
【弁理士】
【氏名又は名称】稲垣 仁義
(72)【発明者】
【氏名】當間 昭一
【テーマコード(参考)】
3C056
【Fターム(参考)】
3C056CA42
3C056CA54
3C056KK03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】容易に傾斜角度のあるカットのできるカットバリカン用アダプター及びスキ刈り用アダプターを提供する。
【解決手段】細長い多数の板体2を連設してなり、該板体間を毛髪誘導溝3に形成したバリカン用アダプター1のカット面に傾斜を付け、傾斜角度のあるカットができるようにした。このアダプターの毛髪誘導溝の一部に間隔づけてカットストッパーを固定することによって、スキ刈り用アダプターにする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バリカン用アダプターのカット面に傾斜を付けたことを特徴とするバリカン用アダプター。
【請求項2】
細長い多数の板体を連設してなり、該板体間を毛髪誘導溝に形成し、多数の毛髪誘導溝の一部に間隔づけて、カットストッパーを固定するスキ刈りバリカン用アダプター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、カットバリカン用アダプターに係り、詳記すれば、傾斜角度のあるカットのできるカットバリカン用アダプターに関する。
【背景技術】
【0002】
バリカン用アダプターは、バリカン本体に取り付けてカット長さ調節のために使用するものであるが、従来のアダプターは、バリカン本体の刃とアダプターのカット面とは平行になっている。そのため、次のような問題があった。
(1)種々のアダプターがあるが、いずれもカットの長さを変えるものであるので、同じアダプターでは同じ長さの、カットしかできない。
(2)鏡などを見て、自分自身で刈り上げ部などで、傾斜角度のあるカットをするのは、大変難しい。
(3)襟足部下部から上部の方向にカットしていたが、バリカンを上下するのに手元がぶれてしまい、カットの断面が凸凹になり易い。
(4)スキ狩りをするには、スキ刈りをするハサミがあるが、一人で櫛とハサミを同時に使うのは難しく、ハサミで自分の手を切る場合がある。アダプターを使用すると、櫛とカット部が一体になるので、片手が使えるが、従来スキ刈り用アダプターは無かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この発明は、このような問題点を解消しようとするものであり、容易に傾斜角度のあるカットのできるカットバリカン用アダプターを提供することを目的とする。特に、カットする方向面下部が短く、上部が長くカットできるのが良い。
また本発明は、スキ刈り用アダプターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明者は、鋭意研究の結果、アダプターのカット面(毛髪誘導溝先端)に傾斜をつけることにより、傾斜角度のあるカットのできることを想到し、アダプターのカット面に傾斜をつけることによって、容易に傾斜角度のあるカットのできることを見出し、本発明に到達した。
【0005】
即ち本発明は、バリカン用アダプターのカット面に傾斜を付けたことを特徴とする(請求項1)。
スキ刈り用アダプターは、多数の細長い板体を連設してなり、該板体間を毛髪誘導溝に形成し、多数の毛髪誘導溝の一部に間隔づけて、カットストッパーを固定する(請求項2)。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、バリカン用アダプターのカット面に傾斜を付けているので、容易に傾斜角度のあるカットをすることができる。本発明のアダプターを使用すると、鏡を見ながら顔正面方向から襟足後方に横向きにバリカンを地肌に沿って動かすだけで、カットする方向面下部が短く、上部が長く刈り上げカットが簡単にできる。また本発明のアダプターを使用すると、櫛を極力使用しないで済むので、自分自身一人でバリカンを使って、予期せぬケガなどをせずに、ヘアカットを上手にできる。更に、本発明のアダプターの毛髪誘導溝には、傾斜がついているので、刈り上げラインが深くカットできる。
また本発明のバリカン用アダプターの毛髪誘導溝に、間隔づけてカットストッパーを固定することによって、スキ刈り用アダプターを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の傾斜付きアダプターの斜視図である。
図2】カットバリカンの平面図である。
図3】本発明の傾斜付きアダプターの正面図である。
図4】本発明の傾斜付きアダプターの他の例を示す斜視図である。
図5図4の上面図である。
図6】本発明のスキ狩り用アダプターの平面図である。
図7図6の上から見た図である。
図8】バリカンを使用し顔前方より後方の襟足部にかけカットする図である。
図9】バリカンを使用し矢印方向に顔前方より後方にカットする図である。
図10】バリカンを使用し矢印方向にカットする側面図である。
図11】バリカンを使用し矢印方向にカットする後部図である。
【符号の説明】
【0008】
1・・・・・本発明の傾斜付きアダプター
2・・・・・板体
3・・・・・アダプターの毛髪誘導溝
4・・・・・ワンタッチ装着留め具
5・・・・・カットバリカン本体
6・・・・・毛髪誘導溝カットストッパー
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の傾斜付きアダプター1の斜視図であり、細長い板体2を間隔づけて多数連設してなり、板体2と板体2との間を、毛髪誘導溝3に形成している。多数の板体2の先端は、左方向に傾斜している。0
【0010】
アダプター1の後端には、ワンタッチ装着留め具4が連設されている。この留め具4で図2に示すカットバリカン5に装着する。これは、従来と同じである。図3は、本発明のアダプターの平面図であり、板体2と板体2との間を毛髪誘導溝3に形成し、多数の板体2の先端は、左方向に傾斜している。傾斜していれば、直線状ではなく、多少凸凹した傾斜でも差し支えない。
【0011】
図4は、本発明のアダプターの他の例を示す斜視図であり、板体2と板体2との間を毛髪誘導溝3に形成し、多数の板体2の先端は、右方向に傾斜している。図1に示すアダプターとは、傾斜の向きが逆になっている。図1は、顔の右半分に使用するものであり、図2は、顔の左半分に使用するものである。
【0012】
図6は、スキ刈り用アダプターの斜視図であり、図7は、図6の上から見た図である。板体2と板体2との間に一つ置きに毛髪誘導溝カットストッパー6が固定されている。カットストッパー6で塞いだ毛髪誘導溝はカットできない。
【0013】
次に、本発明の使用例を説明する。
図8に示すように、本発明のバリカン5を使用し、矢印で示すように、顔の方向から襟足部まで、地肌に沿ってカットする例を示す。図9は、矢印で示すように、顔の前方向から、後方向に地肌に沿ってカットする例を示す。図10及び図11は、矢印で示すように、顔の耳の上から襟足部まで、地肌に沿ってカットする例を示す。
スキ刈り用アダプターについても、図6及び図7に示すアダプターを、同様に使用することによってスキ刈りできる・
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11