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特開2022-78379電源装置及びこれを用いた電動車両並びに蓄電装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022078379
(43)【公開日】2022-05-25
(54)【発明の名称】電源装置及びこれを用いた電動車両並びに蓄電装置
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/20 20210101AFI20220518BHJP
【FI】
H01M2/10 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2019062921
(22)【出願日】2019-03-28
(71)【出願人】
【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104949
【弁理士】
【氏名又は名称】豊栖 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100074354
【弁理士】
【氏名又は名称】豊栖 康弘
(72)【発明者】
【氏名】山城 豪
(72)【発明者】
【氏名】森下 大樹
【テーマコード(参考)】
5H040
【Fターム(参考)】
5H040AA07
5H040AS07
5H040AT02
5H040AY10
5H040CC24
5H040CC26
5H040CC34
5H040JJ05
5H040NN03
(57)【要約】
【課題】二次電池セルの膨張や収縮といった変形に対する追随性を高めた電源装置及びこれを用いた電動車両並びに蓄電装置を提供する。
【解決手段】電源装置100は、外装缶を角型とする複数の二次電池セル1と、複数の二次電池セル1を積層した電池積層体10の両側端面を覆う一対のエンドプレート20と、複数の二次電池セル1の積層方向に沿って延長された板状で、電池積層体10の対向する側面にそれぞれ配置されて、エンドプレート20同士を締結する複数の締結部材15とを備える。エンドプレート20の少なくとも一と、電池積層体10の一方の端面との間に空間SPが形成されており、空間SPに、電池積層体10の積層方向を押圧するように付勢されたばね部材40を備えている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外装缶を角型とする複数の二次電池セルと、
前記複数の二次電池セルを積層した電池積層体の両側端面を覆う一対のエンドプレートと、
前記複数の二次電池セルの積層方向に沿って延長された板状で、前記電池積層体の対向する側面にそれぞれ配置されて、前記エンドプレート同士を締結する複数の締結部材と、
を備える電源装置であって、
前記エンドプレートの少なくとも一と、前記電池積層体の一方の端面との間に空間が形成されており、
前記空間に、前記電池積層体の積層方向を押圧するように付勢されたばね部材を備えてなる電源装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電源装置であって、さらに、
前記ばね部材を固定する押圧板を備えてなる電源装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電源装置であって、
前記押圧板が、前記ばね部材をインサート成形した樹脂部材である電源装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の電源装置であって、
前記ばね部材が、前記押圧板の中央に固定されてなる電源装置。
【請求項5】
請求項2~4のいずれか一項に記載の電源装置であって、
前記押圧板が、前記電池積層体側に対向され、前記ばね部材が、前記エンドプレート側に対向される姿勢で、前記電池積層体とエンドプレートとの間の前記空間に配置されてなる電源装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の電源装置であって、
前記ばね部材が、コイルばねである電源装置。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか一項に記載の電源装置であって、
前記ばね部材が、板ばねである電源装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の電源装置であって、
前記ばね部材が複数設けられてなる電源装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一に記載の電源装置を備える車両であって、
前記電源装置と、該電源装置から電力供給される走行用のモータと、前記電源装置及び前記モータを搭載してなる車両本体と、前記モータで駆動されて前記車両本体を走行させる車輪とを備える車両。
【請求項10】
請求項1~8のいずれか一に記載の電源装置を備える蓄電装置であって、
前記電源装置と、該電源装置への充放電を制御する電源コントローラとを備えており、前記電源コントローラでもって、外部からの電力により前記二次電池セルへの充電を可能とすると共に、該二次電池セルに対し充電を行うよう制御する蓄電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源装置及びこれを用いた電動車両並びに蓄電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電源装置は、電動車両の駆動用の電源装置や蓄電用の電源装置等に利用されている。このような電源装置は、充放電可能な複数の二次電池セルを複数枚積層している。一般的には、図19の斜視図に示すように、電源装置900は角型の外装缶の二次電池セル901を、絶縁性のスペーサ902と交互に積層した電池積層体の両側の端面に、それぞれエンドプレート903を配置し、エンドプレート903同士を金属製のバインドバー904で締結している。
【0003】
二次電池セルは、充放電を繰り返すと外装缶が膨張、収縮する。特に近年の高容量化の要求に伴い、二次電池セル一枚あたりの高容量化が進んでおり、この結果、膨張量も大きくなる傾向にある。このような二次電池セルを多数枚、積層して締結している電池積層体においては、膨張量も二次電池セルの数に応じて大きくなる。この結果、バインドバーへの負荷が大きくなる。これに対して、バインドバーの強度を高めることが考えられる。
【0004】
しかしながら、バインドバーを高い強度の金属板で構成しても、金属の場合は弾性率が低いため、復元力が弱くなる。すなわち、二次電池セルが膨張した際には、金属製のバインドバーが延伸して変形したとしても、二次電池セルが収縮した際には、バインドバーが元の形状に復元しない場合、バインドバーによる電池積層体の締結力が低下し、衝撃や振動で位置ずれ等が生じるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9-120808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的の一は、二次電池セルの膨張や収縮といった変形に対する追随性を高めた電源装置及びこれを用いた電動車両並びに蓄電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある側面に係る電源装置は、外装缶を角型とする複数の二次電池セルと、前記複数の二次電池セルを積層した電池積層体の両側端面を覆う一対のエンドプレートと、前記複数の二次電池セルの積層方向に沿って延長された板状で、前記電池積層体の対向する側面にそれぞれ配置されて、前記エンドプレート同士を締結する複数の締結部材とを備える。前記エンドプレートの少なくとも一と、前記電池積層体の一方の端面との間に空間が形成されており、前記空間に、前記電池積層体の積層方向を押圧するように付勢されたばね部材を備えている。
【発明の効果】
【0008】
以上の電源装置によれば、二次電池セルの積層方向に設けた空間によって電池積層体の積層方向長さの変形を吸収しつつ、ばね部材によって締結状態を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態1に係る電源装置を示す斜視図である。
図2図1の電源装置の分解斜視図である。
図3図1の電源装置の平面図である。
図4図1の電源装置のIV-IV線における水平断面図である。
図5図1の電源装置のV-V線における垂直断面図である。
図6図2の締結部材の分解斜視図である。
図7】ばね部材を収縮した状態を示す一部透明斜視図である。
図8】ばね部材を延伸させた状態を示す一部透明斜視図である。
図9】ばね部材の斜視図である。
図10】実施形態2係る電源装置のばね部材を示す斜視図である。
図11】実施形態3に係る電源装置のばね部材を示す斜視図である。
図12】実施形態4に係る電源装置のばね部材を示す斜視図である。
図13】実施形態5に係る電源装置のばね部材を示す斜視図である。
図14】実施形態6に係る電源装置のばね部材を示す斜視図である。
図15】実施形態7に係る電源装置の水平断面図である。
図16】エンジンとモータで走行するハイブリッド車に電源装置を搭載する例を示すブロック図である。
図17】モータのみで走行する電気自動車に電源装置を搭載する例を示すブロック図である。
図18】蓄電用の電源装置に適用する例を示すブロック図である。
図19】従来の電源装置を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態は、以下の構成によって特定されてもよい。
【0011】
本発明の一実施形態に係る電源装置は、さらに、前記ばね部材を固定する押圧板を備えている。
【0012】
本発明の他の実施形態に係る電源装置は、前記押圧板が、前記ばね部材をインサート成形した樹脂部材である。
【0013】
また、本発明の他の実施形態に係る電源装置は、前記ばね部材が、前記押圧板の中央に固定されている。
【0014】
さらに、本発明の他の実施形態に係る電源装置は、前記押圧板が、前記電池積層体側に対向され、前記ばね部材が、前記エンドプレート側に対向される姿勢で、前記電池積層体とエンドプレートとの間の前記空間に配置されている。
【0015】
さらにまた、本発明の他の実施形態に係る電源装置は、前記ばね部材が、コイルばねである。
【0016】
さらにまた、本発明の他の実施形態に係る電源装置は、前記ばね部材が、板ばねである。
【0017】
さらにまた、本発明の他の実施形態に係る電源装置は、前記ばね部材を複数設けている。
【0018】
さらにまた、本発明の他の実施形態に係る電動車両は、上記何れかの電源装置と、該電源装置から電力供給される走行用のモータと、前記電源装置及び前記モータを搭載してなる車両本体と、前記モータで駆動されて前記車両本体を走行させる車輪とを備える。
【0019】
さらにまた、本発明の他の実施形態に係る蓄電装置は、上記何れかの電源装置と、該電源装置への充放電を制御する電源コントローラと備えて、前記電源コントローラでもって、外部からの電力により前記二次電池セルへの充電を可能とすると共に、該二次電池セルに対し充電を行うよう制御する。
【0020】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下のものに特定されない。また、本明細書は、特許請求の範囲に示される部材を、実施形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
【0021】
実施形態に係る電源装置は、ハイブリッド車や電気自動車などの電動車両に搭載されて走行用モータに電力を供給する電源、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーの発電電力を蓄電する電源、あるいは深夜電力を蓄電する電源など、種々の用途に使用され、とくに大電力、大電流の用途に好適な電源として使用される。以下の例では、電動車両の駆動用の電源装置に適用した実施形態について、説明する。
[実施形態1]
【0022】
本発明の実施形態1に係る電源装置100を、図1図5にそれぞれ示す。これらの図において、図1は実施形態1に係る電源装置100を示す斜視図、図2図1の電源装置100の分解斜視図、図3図1の電源装置100の平面図、図4図1の電源装置100のIV-IV線における水平断面図、図5図1の電源装置100のV-V線における垂直断面図を、それぞれ示している。これらの図に示す電源装置100は、複数の二次電池セル1を積層した電池積層体10と、この電池積層体10の両側端面を覆う一対のエンドプレート20と、エンドプレート20同士を締結する複数の締結部材15と、複数の締結部材15の各々と電池積層体10の間に介在される絶縁性の絶縁シート30とを備える。
(電池積層体10)
【0023】
電池積層体10は、図1図2等に示すように、正負の電極端子2を備える複数の二次電池セル1と、これら複数の二次電池セル1の電極端子2に接続されて、複数の二次電池セル1を並列かつ直列に接続するバスバー(図示せず)を備える。これらのバスバーを介して複数の二次電池セル1を並列や直列に接続している。二次電池セル1は、充放電可能な二次電池である。電源装置100は、複数の二次電池セル1が並列に接続されて並列電池グループを構成すると共に、複数の並列電池グループが直列に接続されて、多数の二次電池セル1が並列かつ直列に接続される。図1図2に示す電源装置100は、複数の二次電池セル1を積層して電池積層体10を形成している。また電池積層体10の両端面には一対のエンドプレート20が配置される。このエンドプレート20同士に、締結部材15の端部を固定して、積層状態の二次電池セル1を押圧した状態に固定する。
(二次電池セル1)
【0024】
二次電池セル1は、幅広面である主面の外形を四角形とし、一定のセル厚さCDを有する角形電池であって、幅よりも厚さを薄くしている。さらに、二次電池セル1は、充放電できる二次電池であって、リチウムイオン二次電池としている。ただ、本発明は、二次電池セルを角形電池には特定せず、またリチウムイオン二次電池にも特定しない。二次電池セルには、充電できる全ての電池、たとえばリチウムイオン二次電池以外の非水系電解液二次電池やニッケル水素二次電池セルなども使用できる。
【0025】
二次電池セル1は、図2図5に示すように、正負の電極板を積層した電極体を外装缶1aに収納して、電解液を充填して気密に密閉している。外装缶1aは、底を閉塞する四角い筒状に成形しており、この上方の開口部を金属板の封口板1bで気密に閉塞している。外装缶1aは、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属板を深絞り加工して製作される。封口板1bは、外装缶1aと同じように、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属板で製作される。封口板1bは、外装缶1aの開口部に挿入され、封口板1bの外周と外装缶1aの内周との境界にレーザ光を照射して、封口板1bを外装缶1aにレーザ溶接して気密に固定している。
(電極端子2)
【0026】
二次電池セル1は、図2等に示すように天面である封口板1bを端子面1Xとして、この端子面1Xの両端部に正負の電極端子2を固定している。電極端子2は、突出部を円柱状としている。ただ、突出部は、必ずしも円柱状とする必要はなく、多角柱状又は楕円柱状とすることもできる。
【0027】
二次電池セル1の封口板1bに固定される正負の電極端子2の位置は、正極と負極が左右対称となる位置としている。これにより、図2図3等に示すように、二次電池セル1を左右反転させて積層し、隣接して接近する正極と負極の電極端子2をバスバーで接続することで、隣接する二次電池セル1同士を直列に接続できるようにしている。なお、本発明は、電池積層体を構成する二次電池セルの個数とその接続状態を特定しない。後述する他の実施形態も含めて、電池積層体を構成する二次電池セルの個数、及びその接続状態を種々に変更することもできる。
(電池積層体10)
【0028】
複数の二次電池セル1は、各二次電池セル1の厚さ方向が積層方向となるように積層されて電池積層体10を構成している。電池積層体10は、正負の電極端子2を設けている端子面1X、図1図2においては封口板1bが同一平面となるように、複数の二次電池セル1を積層している。
【0029】
電池積層体10は、隣接して積層される二次電池セル1同士の間に、絶縁スペーサ16を介在させてもよい。絶縁スペーサ16は、樹脂等の絶縁材で薄いプレート状又はシート状に製作されている。絶縁スペーサ16は、二次電池セル1の対向面とほぼ等しい大きさのプレート状とする。この絶縁スペーサ16を互いに隣接する二次電池セル1の間に積層して、隣接する二次電池セル1同士を絶縁できる。なお、隣接する二次電池セル間に配置されるスペーサとしては、二次電池セルとスペーサの間に冷却気体の流路が形成される形状のスペーサを用いることもできる。また、二次電池セルの表面を絶縁材で被覆することもできる。例えばPET樹脂等のシュリンクチューブで二次電池セルの電極部分を除く外装缶の表面を熱溶着させてもよい。この場合は、絶縁スペーサを省略してもよい。また、複数の二次電池セルを多並列、多直列に接続する電源装置においては、互いに直列に接続される二次電池セル同士の間に絶縁スペーサを介在させて絶縁する一方、互いに並列に接続される二次電池セル同士においては、隣接する外装缶同士に電圧差が生じないので、これらの二次電池セルの間の絶縁スペーサを省略することもできる。
【0030】
さらに、図2に示す電源装置100は、電池積層体10の両端面にエンドプレート20を配置している。なおエンドプレート20と電池積層体10の間に端面スペーサ17を介在させて、これらを絶縁してもよい。端面スペーサ17も、樹脂等の絶縁材で薄いプレート状又はシート状に製作できる。
【0031】
実施形態1に係る電源装置100は、複数の二次電池セル1が互いに積層される電池積層体10において、互いに隣接する複数の二次電池セル1の電極端子2同士をバスバーで接続して、複数の二次電池セル1を並列かつ直列に接続する。また、電池積層体10とバスバーとの間にバスバーホルダを配置してもよい。バスバーホルダを用いることで、複数のバスバーを互いに絶縁し、かつ二次電池セルの端子面とバスバーとを絶縁しながら、複数のバスバーを電池積層体の上面の定位置に配置できる。
【0032】
バスバーは、金属板を裁断、加工して所定の形状に製造される。バスバーを構成する金属板には、電気抵抗が小さく、軽量である金属、例えばアルミニウム板や銅板、あるいはこれらの合金が使用できる。ただ、バスバーの金属板は、電気抵抗が小さくて軽量である他の金属やこれらの合金も使用できる。
(エンドプレート20)
【0033】
エンドプレート20は、図1図4に示すように、電池積層体10の両端に配置されると共に、電池積層体10の両側面に沿って配置される左右一対の締結部材15を介して締結される。エンドプレート20は、電池積層体10の二次電池セル1の積層方向における両端であって、端面スペーサ17の外側に配置されて電池積層体10を両端から挟着している。
(段差部20b)
【0034】
エンドプレート20は、締結部材15で締結した状態で、締結部材15に設けた係止ブロック15bを係止するための段差部20bを形成している。段差部20bは、後述する締結部材15の係止ブロック15bを係止できる大きさと形状に形成される。図2の例では、エンドプレート20を水平断面視T字状となるように、鍔状の段差部20bが形成されている。また段差部20bの近傍に、エンドプレートねじ穴20cを開口している。
(締結部材15)
【0035】
締結部材15は、両端を電池積層体10の両端面に配置されたエンドプレート20に固定される。複数の締結部材15でもってエンドプレート20を固定し、もって電池積層体10を積層方向に締結している。各締結部材15は、図2図6等に示すように、電池積層体10の側面に沿う所定の幅と所定の厚さを有する金属製で、電池積層体10の両側面に対向して配置されている。この締結部材15には、鉄などの金属板、好ましくは、鋼板が使用できる。金属板からなる締結部材15は、プレス成形等により折曲加工されて所定の形状に形成される。
【0036】
締結部材15は、図6の分解斜視図に示すように、締結主面15aと、ブロック状の係止ブロック15bを備える。締結主面15aは板状の部材で、上下をコ字状に折曲して折曲片15dを形成している。上下の折曲片15dは、電池積層体10の左右側面において、電池積層体10の上下面を隅部から覆う。
【0037】
係止ブロック15bは、締結主面15aの両側にそれぞれ固定されている。係止ブロック15bは所定の厚さを有する板状で、締結主面15aの内側に突出する姿勢で固定されている。締結部材15をエンドプレート20に連結する状態で、エンドプレート20に設けた段差部20bに係止ブロック15bが係止されて、締結部材15を電池積層体10の両側の定位置に配置する。係止ブロック15bは、スポット溶接やレーザ溶接等の溶接により締結主面15aに固定される。
【0038】
この係止ブロック15bは、エンドプレート20を締結した状態で、エンドプレートねじ穴20cと一致するように、締結側貫通孔15bcを開口している。また締結主面15aは、締結側貫通孔15bcと対応する位置に、締結主面側貫通孔15acを開口している。締結側貫通孔15bcと締結主面側貫通孔15acは、係止ブロック15bを締結主面15aに固定した状態で合致するように設計される。
【0039】
係止ブロック15bに開口された締結側貫通孔15bcは、複数個を、係止ブロック15bの延長方向に沿うように配置している。同様に締結主面側貫通孔15acも、複数個を締結主面15aの端縁、あるいは係止ブロック15bの延長方向に沿うように開口させている。これに応じてエンドプレートねじ穴20cも、エンドプレート20の側面に沿って複数個が形成されている。
【0040】
係止ブロック15bは、複数のボルト15fを介してエンドプレート20の外周面に固定している。なお、これら締結主面15aと係止ブロック15b、エンドプレート20との固定は、必ずしもボルトを用いた螺合に限られず、ピンやリベット等としてもよい。
【0041】
締結主面15aと係止ブロック15bは、鉄、鉄合金、SUS、アルミニウム、アルミニウム合金等とすることができる。さらに係止ブロック15bは、電池積層方向の横幅を10mm以上とすることができる。さらにまたエンドプレート20は、金属製とすることができる。好ましくは、係止ブロック15bと締結主面15aを、同じ金属製とする。これによって、係止ブロック15bと締結主面15aとの溶接が容易に行える。
【0042】
このように締結部材15を、長手方向の左右端部、すなわち電池積層体10の積層層方向において折曲して、エンドプレート20の主面側から螺合するのでなく、図1図4に示すように締結部材15を、電池積層体10の積層方向においては平板状として、エンドプレート20に係止する折曲部を設けることなく、係止ブロック15bと段差部20bによる係止構造と螺合とによって、電池積層体10を締結することで、剛性を高め、二次電池セル1の膨張による破断等のおそれを緩和できる。
【0043】
多数の二次電池セル1を積層している電源装置100は、複数の二次電池セル1からなる電池積層体10の両端に配置されるエンドプレート20を締結部材15で連結することで、複数の二次電池セル1を拘束するように構成されている。複数の二次電池セル1を、高い剛性をもつエンドプレート20や締結部材15を介して拘束することで、充放電や劣化に伴う二次電池セル1の膨張、変形、相対移動、振動による誤動作などを抑制できる。
(絶縁シート30)
【0044】
また締結部材15と電池積層体10の間には、絶縁シート30が介在される。絶縁シート30は絶縁性を備える材質、例えば樹脂などで構成され、金属製の締結部材15と電池セルとの間を絶縁している。図2等に示す絶縁シート30は、電池積層体10の側面を覆う平板31と、この平板31の上下にそれぞれ設けられた折曲被覆部32とで構成される。折曲被覆部32は、締結部材15の折曲片15dを覆うように、平板31からコ字状に折曲した後、さらに折り返している。これにより折曲片15dは、上面から側面及び下面にかけて絶縁性の折曲被覆部で覆うことにより、二次電池セル1と締結部材15の意図しない導通を回避することができる。
【0045】
また折曲片15dは、折曲被覆部を介して、電池積層体10の二次電池セル1の上面及び下面を押圧する。これにより、各二次電池セル1を上下方向から折曲片15dで押圧して高さ方向に保持し、振動や衝撃等が電池積層体10に印加されても、各二次電池セル1が上下方向に位置ずれしないように維持できる。
【0046】
なお、電池積層体や電池積層体の表面が絶縁されている場合、例えば二次電池セルが絶縁性のケースに収納されていたり、樹脂製の熱収縮性チューブで覆われている場合、又は締結部材の表面に絶縁性の塗料やコーティングが施されている場合、あるいは締結部材が絶縁性の材質で構成されている場合等は、絶縁シートを不要とできる。また絶縁シート30も、電池積層体10の下面側で締結部材15の折曲片15dとの絶縁を考慮しなくてよい場合は、折曲被覆部32を上端側にのみ形成してもよい。例えば二次電池セル1を熱収縮性チューブで被覆している場合等が該当する。また絶縁シート30は、上述したバスバーを保持するバスバーホルダと兼用するように構成してもよい。
(空間SP)
【0047】
図1図4等に示すように、一方のエンドプレート20と電池積層体10との間には、空間SPが形成されている。このように二次電池セル1の積層方向に空間SPを設けることで、電池積層体10が積層方向に膨張しても、この空間SPが狭くなることで変化分を吸収できる。
(ばね部材40)
【0048】
またこの空間SP内には、ばね部材40が配置されている。ばね部材40は、電池積層体10の積層方向を押圧するように付勢されている。このような構成により、積層方向に設けた空間SPで膨張時の変位を吸収しつつ、ばね部材40によって二次電池セル1の締結状態を維持できる。すなわち、図7のエンドプレート20を透明にした斜視図に示すように二次電池セル1の膨張時には空間SPの幅W1が狭くなることで電池積層体10が長くなる変形分を吸収しつつ、空間SP内でばね部材40がエンドプレート20と電池積層体10の端面を押圧することで締結状態を保つ。一方で、図8に示すように膨張した二次電池セル1が元の状態に復元した際には、空間SPの幅W2が大きくなるようにばね部材40がエンドプレート20と電池積層体10の端面を押圧することで、電池積層体10の締結を維持できる。
【0049】
ばね部材40の構成例を、図9の斜視図に示す。この図に示すばね部材40は、押圧板42に固定されている。ばね部材40は、押圧板42のほぼ中央に固定されている。この例では、押圧板42が、電池積層体10側に対向され、ばね部材40が、エンドプレート20側に対向される姿勢で、電池積層体10とエンドプレート20との間の空間SPに配置されている。
【0050】
ばね部材40は、金属製の部材で構成することが好ましい。図9の例では、コイルばねとしている。ただばね部材40はコイルばねに限らず、他の弾性体が適宜利用できる。例えば弾性体を板ばねで構成してもよい。板ばねの弾性体は、例えば図10に示す実施形態2に係る電源装置200のように、ばね部材40Bである板ばねを山形に折曲して押圧板42とエンドプレート20の間に介在させる態様とする。あるいは図11に示す実施形態3に係る電源装置300のように、押圧板42からエンドプレート20に向かって凸状に湾曲させたばね部材40Cとしてもよい。あるいはまた、図12に示す実施形態4に係る電源装置のように、ばね部材40Dを皿ばねで構成してもよい。
(押圧板42)
【0051】
押圧板42は、十分な強度を有する材質で構成する。好ましくは、絶縁性を有する樹脂材で構成する。これにより、ばね部材40に金属製のばねを用いたときに絶縁を担保できる。図9の例では、押圧板42は、ばね部材40をインサート成形した樹脂部材としている。これにより、ばね部材40を押圧板42に安定的に固定できる。この押圧板42は、ばね部材40を固定するばね保持部44を形成している。ばね保持部44は、コイルばねの外径よりも大きい外径の筒状に形成されて、コイルばねの周囲を固定する。ばね保持部44の厚さが大きいと、空間SP内での電池積層体10の膨張量が制限される。一方で、ばね部材40を強固に押圧板42に固定するため、ある程度の長さも必要となる。よってばね保持部44の厚さは、空間SP内での電池積層体10の膨張量とばね部材40の固定の強度を考慮して設計される。ばね保持部44の厚さは、例えば5mm~5cmに調整される。
【0052】
あるいは、押圧板42を金属プレートで構成してもよい。この場合は電池積層体との間で絶縁する必要があるため、例えば押圧板と電池積層体の端面との間に絶縁部材を介在させる。
【0053】
さらに、図9等の例ではばね部材40を一のみ設けた例を説明したが、図13に示す実施形態5に係る電源装置のように、ばね部材40Eを複数、押圧板42上の異なる位置に設ける構成としてもよい。
【0054】
また以上の例では、エンドプレート20と電池積層体10の間に、別部材として用意したばね部材40を介在させる構成を示した。ただ本発明はこの構成に限らず、ばね部材をエンドプレートと一体化してもよい。このような例を実施形態6に係る電源装置のばね部材として、図14の分解斜視図に示す。この図に示すエンドプレート20Fは、電池積層体10と対向する面に、ばね部材40Fを固定している。またばね部材40Fの応力を受けて電池積層体10を押圧するために、ばね部材40Fと電池積層体10の間に押圧プレート18を介在させている。このような構成であっても、同様に電池積層体10の積層方向に空間SPを設けつつ、二次電池セル1の締結状態を維持させることが可能となる。押圧プレート18は、ばね部材40Fの応力を分散させて均一に電池積層体10の端面を押圧するための部材であり、十分な強度を備えることが好ましい。一方で電池積層体10との間で絶縁する必要があり、例えば樹脂製とする。また金属板で押圧プレート18を構成する場合は、上述した端面スペーサ等の絶縁部材を、押圧プレート18と電池積層体10の端面との間に介在させるなど、絶縁機構を設ける。
【0055】
さらに以上の例では、エンドプレート20の一方にのみ、ばね部材40を配置する例を説明したが、ばね部材を各エンドプレートに設けてもよい。このような例を実施形態7に係る電源装置700のばね部材40Gとして、図15の水平断面図に示す。この例では、電池積層体10の両側の端面と各エンドプレート20Gとの間に、それぞればね部材40Gを配置している。この構成であれば、空間SPを増やすことでより大きな膨張量にも対応できるようになり、例えば二次電池セル1の高出力化によってさらに膨張が大きくなった場合等に好適に利用できる。
【0056】
以上の電源装置100は、複数の二次電池セル1を積層した電池積層体10の両端に配置されるエンドプレート20を締結部材15で連結することで、複数の二次電池セル1を拘束する。複数の二次電池セル1を、高い剛性をもつエンドプレート20や締結部材15を介して拘束することで、充放電や劣化に伴う二次電池セル1の膨張、変形、相対移動、振動による誤動作などを抑制できる。また二次電池セル1の膨張や収縮によって、電池積層体10の積層方向における長さが変化することを、積層方向に設けた空間SPで吸収しつつ、ばね部材40でもって二次電池セル1を締結する方向に付勢することにより、空間SPを設けたことによるがたつきを抑え、安定的に二次電池セル1を保持しながら、その変形を許容できる。またばね部材40を、エンドプレート20と電池積層体10との間に配置したことで、ばね部材40で直接エンドプレート20を押圧する構成とでき、ばね部材40を挟むプレートを片側の押圧板42一枚のみとすることができる。
【0057】
以上のように、本実施形態に係る電源装置100によれば、二次電池セル1の膨張によって生じる電池積層方向に拡がろうとする応力が、締結部分そのものに加えて、段差部20bと係止ブロック15bによる係合、締結部分と係止ブロック15bの溶接、ボルト15fによる螺合の各部材に印加されることになる。よってこれら各部材の剛性を高めて応力を適度に分散させることで、全体としての剛性を高めて二次電池セル1の膨張、収縮に対応可能な電源装置100を実現できる。
【0058】
以上の電源装置100は、電動車両を走行させるモータに電力を供給する車両用の電源として利用できる。電源装置100を搭載する電動車両としては、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド自動車やプラグインハイブリッド自動車、あるいはモータのみで走行する電気自動車等の電動車両が利用でき、これらの車両の電源として使用される。なお、電動車両を駆動する電力を得るために、上述した電源装置100を直列や並列に多数接続して、さらに必要な制御回路を付加した大容量、高出力の電源装置を構築した例として説明する。
(ハイブリッド車用電源装置)
【0059】
図16は、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド自動車に電源装置100を搭載する例を示す。この図に示す電源装置100を搭載した車両HVは、車両本体91と、この車両本体91を走行させるエンジン96及び走行用のモータ93と、これらのエンジン96及び走行用のモータ93で駆動される車輪97と、モータ93に電力を供給する電源装置100と、電源装置100の電池を充電する発電機94とを備えている。電源装置100は、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。車両HVは、電源装置100の電池を充放電しながらモータ93とエンジン96の両方で走行する。モータ93は、エンジン効率の悪い領域、例えば加速時や低速走行時に駆動されて車両を走行させる。モータ93は、電源装置100から電力が供給されて駆動する。発電機94は、エンジン96で駆動され、あるいは車両にブレーキをかけるときの回生制動で駆動されて、電源装置100の電池を充電する。なお、車両HVは、図16に示すように、電源装置100を充電するための充電プラグ98を備えてもよい。この充電プラグ98を外部電源と接続することで、電源装置100を充電できる。
(電気自動車用電源装置)
【0060】
また、図17は、モータのみで走行する電気自動車に電源装置100を搭載する例を示す。この図に示す電源装置100を搭載した車両EVは、車両本体91と、この車両本体91を走行させる走行用のモータ93と、このモータ93で駆動される車輪97と、このモータ93に電力を供給する電源装置100と、この電源装置100の電池を充電する発電機94とを備えている。電源装置100は、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。モータ93は、電源装置100から電力が供給されて駆動する。発電機94は、車両EVを回生制動する時のエネルギーで駆動されて、電源装置100の電池を充電する。また車両EVは充電プラグ98を備えており、この充電プラグ98を外部電源と接続して電源装置100を充電できる。
(蓄電装置用の電源装置)
【0061】
さらに、本発明は、電源装置の用途を、車両を走行させるモータの電源には特定しない。実施形態に係る電源装置は、太陽光発電や風力発電等で発電された電力で電池を充電して蓄電する蓄電装置の電源として使用することもできる。図18は、電源装置100の電池を太陽電池82で充電して蓄電する蓄電装置を示す。
【0062】
図18に示す蓄電装置は、家屋や工場等の建物81の屋根や屋上等に配置された太陽電池82で発電される電力で電源装置100の電池を充電する。この蓄電装置は、太陽電池82を充電用電源として充電回路83で電源装置100の電池を充電した後、DC/ACインバータ85を介して負荷86に電力を供給する。このため、この蓄電装置は、充電モードと放電モードを備えている。図に示す蓄電装置は、DC/ACインバータ85と充電回路83を、それぞれ放電スイッチ87と充電スイッチ84を介して電源装置100と接続している。放電スイッチ87と充電スイッチ84のON/OFFは、蓄電装置の電源コントローラ88によって切り替えられる。充電モードにおいては、電源コントローラ88は充電スイッチ84をONに、放電スイッチ87をOFFに切り替えて、充電回路83から電源装置100への充電を許可する。また、充電が完了し満充電になると、あるいは所定値以上の容量が充電された状態で、電源コントローラ88は充電スイッチ84をOFFに、放電スイッチ87をONにして放電モードに切り替え、電源装置100から負荷86への放電を許可する。また、必要に応じて、充電スイッチ84をONに、放電スイッチ87をONにして、負荷86への電力供給と、電源装置100への充電を同時に行うこともできる。
【0063】
さらに、電源装置は、図示しないが、夜間の深夜電力を利用して電池を充電して蓄電する蓄電装置の電源として使用することもできる。深夜電力で充電される電源装置は、発電所の余剰電力である深夜電力で充電して、電力負荷の大きくなる昼間に電力を出力して、昼間のピーク電力を小さく制限することができる。さらに、電源装置は、太陽電池の出力と深夜電力の両方で充電する電源としても使用できる。この電源装置は、太陽電池で発電される電力と深夜電力の両方を有効に利用して、天候や消費電力を考慮しながら効率よく蓄電できる。
【0064】
以上のような蓄電システムは、コンピュータサーバのラックに搭載可能なバックアップ電源装置、携帯電話等の無線基地局用のバックアップ電源装置、家庭内用または工場用の蓄電用電源、街路灯の電源等、太陽電池と組み合わせた蓄電装置、信号機や道路用の交通表示器などのバックアップ電源用などの用途に好適に利用できる。
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明に係る電源装置及びこれを備える車両は、ハイブリッド車、燃料電池自動車、電気自動車、電動オートバイ等の電動車両を駆動するモータの電源用等に使用される大電流用の電源として好適に利用できる。例えばEV走行モードとHEV走行モードとを切り替え可能なプラグイン式ハイブリッド電気自動車やハイブリッド式電気自動車、電気自動車等の電源装置が挙げられる。またコンピュータサーバのラックに搭載可能なバックアップ電源装置、携帯電話等の無線基地局用のバックアップ電源装置、家庭内用、工場用の蓄電用電源、街路灯の電源等、太陽電池と組み合わせた蓄電装置、信号機等のバックアップ電源用等の用途にも適宜利用できる。
【符号の説明】
【0066】
100、200、300、700…電源装置
1…二次電池セル
1X…端子面
1a…外装缶
1b…封口板
2…電極端子
10…電池積層体
15…締結部材
15a…締結主面
15b…係止ブロック
15d…折曲片
15ac…締結主面側貫通孔
15bc…締結側貫通孔
15f…ボルト
16…絶縁スペーサ
17…端面スペーサ
18…押圧プレート
20、20F、20G…エンドプレート
20b…段差部
20c…エンドプレートねじ穴
30…絶縁シート
31…平板
32…折曲被覆部
40、40B、40C、40D、40E、40F、40G…ばね部材
42…押圧板
44…ばね保持部
81…建物
82…太陽電池
83…充電回路
84…充電スイッチ
85…DC/ACインバータ
86…負荷
87…放電スイッチ
88…電源コントローラ
91…車両本体
93…モータ
94…発電機
95…DC/ACインバータ
96…エンジン
97…車輪
98…充電プラグ
900…電源装置
901…二次電池セル
902…スペーサ
903…エンドプレート
904…バインドバー
SP…空間
W1、W2…空間の幅
HV、EV…車両
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19