(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022079672
(43)【公開日】2022-05-26
(54)【発明の名称】動的処理による医療調合の管理
(51)【国際特許分類】
G16H 20/10 20180101AFI20220519BHJP
【FI】
G16H20/10
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022060771
(22)【出願日】2022-03-31
(62)【分割の表示】P 2020129661の分割
【原出願日】2015-11-10
(31)【優先権主張番号】62/077,759
(32)【優先日】2014-11-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】514000967
【氏名又は名称】バクスター・コーポレーション・イングルウッド
【氏名又は名称原語表記】BAXTER CORPORATION ENGLEWOOD
【住所又は居所原語表記】9540 S.Maroon Circle,Suite 400,Englewood,CO 80112 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ブハヴェシュ・エス・パドゥマニ
(72)【発明者】
【氏名】ガーリブ・エイ・アッバシ
(72)【発明者】
【氏名】バプ・ラクスマン・ヒラヴェ
(72)【発明者】
【氏名】マシュー・クルークス
(72)【発明者】
【氏名】マハー・エフ・ヤシーン
(57)【要約】
【課題】医療ドーズオーダーの調合及び管理に関連する効率性、信頼性、及び正確性を促進するべく、薬局ワークフロー管理アプリケーションに対する改良をアシストすること。
【解決手段】薬局ワークフロー管理は以下の特徴を含む;薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける複数のドーズオーダーのバッチ処理;薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダーの調合プロトコルにおいて使用するための最終容器の動的決定;薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダーの調合プロトコルにおける動的な希釈ボリューム計算;及び、薬局ワークフロー管理アプリケーションの薬局ワークフローキューにおけるドーズオーダー記録に関するエラーの管理。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける複数のドーズオーダーのバッチ処理の方法であって、以下を含む方法:
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するプロセッサが、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応する複数のドーズオーダー記録にアクセスすること、ここで、前記複数のドーズオーダーは同一の成分製品を含み、及び、前記複数のドーズオーダーは調合されていない;
前記複数のドーズオーダーを集合化させて、集合化された前記複数のドーズオーダーを生成すること;
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションのユーザー・インターフェースが、前記集合化された複数のドーズオーダー記録に対応するドーズ調合プロトコルを表示すること、ここで、前記ドーズ調合プロトコルは、前記集合化された複数のドーズオーダー記録それぞれを調合するのに必要となる前記同一の成分製品のうち少なくとも1つの集合量を含む;
ユーザーから、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションのユーザー入力の手段により、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量の指示を受け取ること;及び
前記ユーザーに、前記ユーザー・インターフェースを介して、前記集合化された複数のドーズの調合に関する1以上の調合ステップを、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量を受け取った後、提示すること。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、更に以下を含む、該方法:
前記プロセッサが、前記集合化した複数のドーズオーダーを、バッチワークフローを介した調合に適したものである旨の決定すること、ここで、前記バッチワークフローは、前記集合化された複数のドーズオーダーの各ドーズオーダーのために個別のドーズ調合プロトコルが必要とならないよう共通の順序にて、前記集合化された複数のドーズオーダーを調合することに対応する。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、更に前記決定の後に以下を含む、該方法:
前記バッチワークフローを介した調合のための前記集合化した複数のドーズオーダーに対応する前記ドーズ調合プロトコルを開始すること。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、更に以下を含む、該方法:
前記集合化した複数のドーズオーダーの各ドーズオーダーのためのドーズラベルを印刷すること。
【請求項5】
請求項3に記載の方法であって、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量の指示が、前記集合化した複数のドーズの調合において使用するための1以上の処方製品に対応する、該方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、更に以下を含む、該方法:
前記少なくとも1つの成分製品の集合量を受け取った後、work-in-progressラベルを印刷すること、ここで、前記work-in-progressラベルは、前記1以上の調合ステップが完了した後の前記1以上の処方製品の残りのボリュームを表す。
【請求項7】
請求項5に記載の方法であって、前記提示は以下を含む、該方法:前記1以上の処方製品をそれぞれ使用するための、且つ、work-in-progressラベルが印刷されない、前記1以上の調合ステップを提示すること、ここで、前記work-in-progressラベルは、前記集合化した複数のドーズの所与のドーズのための前記1以上の調合ステップが完了した後の前記1以上の処方製品の残りのボリュームを表す。
【請求項8】
請求項1に記載の方法であって、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量の指示は、前記ドーズオーダーの調合の際に使用するための1以上の処方製品に対応する、該方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、前記1以上の処方製品は、トータル処方製品ボリュームを含み、その結果、前記トータル処方製品ボリュームが前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量と等しくなる、該方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法であって、ここで、前記アクセスすることは、以下を含む、該方法:前記アクセスされた複数のドーズオーダー記録が同一の成分製品を含むように、前記複数のドーズオーダー記録の間での共通の関連属性を特定すること。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、ここで、前記集合化することが以下を含む、該方法:前記特定された共通の関連属性に少なくとも部分的に基づいて前記複数のドーズオーダーをキューへグループ化すること。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、更に以下を含む、該方法:
前記キューの前記集合化した複数のドーズオーダーに対応する前記ドーズ調合プロトコルを開始すること。
【請求項13】
請求項1に記載の方法であって、前記集合量が、前記ドーズオーダーの前記同一の成分製品をそれぞれ含む、該方法。
【請求項14】
請求項1に記載の方法であって、ここで、前記指示はスキャンを含む、該方法。
【請求項15】
薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用することを目的とした最終容器の動的決定のための方法であって、以下を含む方法:
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するプロセッサが、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスすること、ここで、前記ドーズオーダーは調合されていない;
前記ドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始すること;
前記ドーズ調合プロトコルに関連する複数の製品の指示を受け取ること;
前記受け取ることに応答して、前記製品のうち少なくとも1つを、最終容器に対応する選択された製品として動的に決定すること、ここで、前記動的決定は、選択された製品の最終容器の特徴に少なくとも部分的に基づく;及び
前記薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースにて、前記最終容器に対する前記ドーズの調合に関連するドーズ調合ステップを表示すること。
【請求項16】
請求項15に記載の方法であって、ここで、前記最終容器の特徴が、前記ドーズオーダー記録に対応する第一のデータフィールド、及び、前記複数の指示された製品のうち少なくとも1つに関連する処方データ記録に対応する第二のデータフィールドを含み、並びに、ここで、前記第一のデータフィールド及び前記第二のデータフィールドは複数の値を含む、該方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが、前記ドーズオーダーの最終容器インジケータを示す前記第一のデータフィールドの値を特定することを含み、及び
ここで、前記最終容器指示が、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す、該方法。
【請求項18】
請求項17に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが、前記ドーズ調合プロトコルに関連する前記複数の製品の希釈製品を示す前記第二のデータフィールドの値を特定することを含み、及び、
ここで、前記希釈製品が、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す、該方法。
【請求項19】
請求項18に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが、危険物(Hazmat)ドラッグを有さないドーズオーダーを示す前記第一のデータフィールドの値を特定することを含み、及び、
ここで、前記危険物(Hazmat)ドラッグを有さない前記ドーズオーダーが、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す、該方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが以下を含み:
希釈ライン項目を示す前記第一のデータフィールドの値を特定すること;及び
QSドラッグフィールドを示す前記第二のデータフィールドの値を特定すること、並びに、
ここで、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適するよう、前記希釈ライン項目が前記QSドラッグフィールドと等しくなる、該方法。
【請求項21】
請求項20に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが、前記ドーズオーダーのトータルボリュームを示す前記第一のデータフィールドの値を特定することを含み、及び
ここで、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適するよう、前記値が最小ドーズボリュームを超える、該方法。
【請求項22】
請求項21に記載の方法であって、ここで、前記最小ドーズボリュームが、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能である、該方法。
【請求項23】
請求項21に記載の方法であって、ここで、前記最小ドーズボリュームが24mlである、該方法。
【請求項24】
請求項21に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが、前記希釈製品の最終容器指示を示す前記第二のデータフィールドの値を特定することを含み、及び
ここで、前記希釈製品の前記最終容器指示が、前記希釈製品が前記最終容器に対応する前記選択された製品として適切である事を示す、該方法。
【請求項25】
請求項24に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが、前記最終容器に対応する複数の選択された製品を有さないドーズオーダーであることを示す前記第二のデータフィールドの値を特定することを含み、及び
ここで、前記最終容器に対応する複数の選択された製品を有さない前記ドーズオーダーが、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す。
【請求項26】
請求項25に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが、前記希釈製品の新たな容器を示す前記第二のデータフィールドの値を特定することを含み、及び
ここで、前記希釈製品の前記新たな容器が、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す。
【請求項27】
請求項26に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが、前記ドーズオーダーのトータルボリュームを示す前記第一のデータフィールドの値を特定すること、及び、前記希釈製品のボリュームを示す前記第二のデータフィールドの値を特定することを含み、
ここで、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適するよう、前記ドーズオーダーのトータルボリュームと前記希釈製品の前記ボリュームとの間の絶対パーセンテージ差分が、所定の差分パーセンテージ未満である、該方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法であって、ここで、前記所定の差分パーセンテージが、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能である、該方法。
【請求項29】
請求項27に記載の方法であって、ここで、前記所定の差分パーセンテージが100%である、該方法。
【請求項30】
請求項27に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定することが、前記ドーズオーダーのトータルボリュームを示す前記第一のデータフィールドの値を特定することを含み、及び、前記ドーズオーダーのキャリア成分ボリュームを示す前記第二のデータフィールドの値を特定することを含み、
ここで、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適するよう、前記ドーズオーダーのキャリア成分ボリュームと前記ドーズオーダーのトータルボリュームとの間での差分が、所定のウェイストボリューム未満である、該方法。
【請求項31】
請求項30に記載の方法であって、ここで、前記所定のウェイストボリュームが、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能である、該方法。
【請求項32】
請求項30に記載の方法であって、ここで、前記所定のウェイストボリュームが200mlである、該方法。
【請求項33】
薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおける動的な希釈ボリューム計算のための方法であって、以下を含む方法:
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するプロセッサが、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスすること、ここで、前記ドーズオーダーは調合されていない;
ドーズ調合プロトコルに関連する製品の第一の指示を受け取ること;
前記受け取ることに応答して、必要な希釈ボリュームを、前記指示に基づいて動的に決定すること;及び
前記薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースにて、前記必要な希釈ボリュームに対する前記ドーズの調合に関連するドーズ調合ステップを表示すること。
【請求項34】
請求項33に記載の方法であって、更に以下を含む、該方法:
前記動的に決定された必要な希釈ボリュームの第二の指示を受け取ること。
【請求項35】
請求項34に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定された必要な希釈ボリュームの前記指示は、前記ドーズオーダーの調合の際に使用するための1以上の処方製品に対応する、該方法。
【請求項36】
請求項35に記載の方法であって、ここで、前記1以上の処方製品が、ドーズ調合プロトコルに対して許可された希釈製品のリストに関連する、該方法。
【請求項37】
請求項36に記載の方法であって、ここで、前記1以上の各処方製品が同一の処方製品である、該方法。
【請求項38】
請求項35に記載の方法であって、ここで、トータル処方製品が前記動的に決定された必要な希釈ボリュームと等しくなるよう、前記1以上の処方製品が前記トータル処方製品ボリュームを含む、該方法。
【請求項39】
請求項33に記載の方法であって、ここで、前記表示することが、前記動的に決定された必要な希釈ボリュームを表示することを含む、該方法。
【請求項40】
請求項39に記載の方法であって、ここで、前記動的に決定された必要な希釈ボリュームが、前記必要な希釈ボリュームの第二の指示を受け取ることに基づいて設定可能である、該方法。
【請求項41】
請求項33に記載の方法であって、ここで、前記表示することが、折りたたんだときに情報を隠すように構成される少なくとも1つの折り畳み可能なエリアを表示することを含み、及び
ここで、前記情報は前記動的に決定された必要な希釈ボリュームの第二の指示に対応する、該方法。
【請求項42】
薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける薬局ワークフローキューにてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するための方法であって、以下を含む方法:
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するプロセッサが、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスすること、ここで、前記ドーズオーダーは調合されていない;
前記プロセッサが、前記ドーズオーダーに関連するエラー状態に対応するアラートを生成するために、前記ドーズオーダー記録の第一の処理を実行すること;
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションのユーザー・インターフェースにて、前記アラートに関連して対応する前記ドーズオーダーを表示すること;
前記エラーの解決を示す入力を受け取ること;
前記入力に基づいて、前記ドーズオーダーの第二の処理を実行すること;及び、
前記解決を確認した後で、前記ドーズオーダーを再度キューに追加すること。
【請求項43】
請求項42に記載の方法であって、ここで、前記エラー状態は構文エラーを含む、該方法。
【請求項44】
請求項43に記載の方法であって、ここで、前記構文エラーが、前記ドーズオーダー記録の1以上の理解できないデータ属性に対応する、該方法。
【請求項45】
請求項42に記載の方法であって、ここで、前記エラー状態がドラッグエラーを含む、該方法。
【請求項46】
請求項45に記載の方法であって、ここで、前記ドラッグエラーが、前記ドーズオーダー記録のドラッグに関連する1以上の認識できないデータ属性に対応する、該方法。
【請求項47】
請求項46に記載の方法であって、更に以下を含む、該方法:
処方データ記録を、前記認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて作成すること。
【請求項48】
請求項42に記載の方法であって、ここで、前記エラー状態が、未知のユニットのエラーを含む、該方法。
【請求項49】
請求項48に記載の方法であって、ここで、前記未知のユニットのエラーが、前記ドーズオーダー記録のユニットに関連する認識できないデータ属性に対応する、該方法。
【請求項50】
請求項42に記載の方法であって、ここで、前記エラー状態が、未知の製品のエラーを含む、該方法。
【請求項51】
請求項50に記載の方法であって、ここで、前記未知の製品のエラーが、前記ドーズオーダー記録の製品に関連する認識できないデータ属性に対応する、該方法。
【請求項52】
請求項51に記載の方法であって、更に以下を含む、該方法:
処方データ記録を、前記認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて作成すること。
【請求項53】
請求項42に記載の方法であって、ここで、前記エラー状態が、未知のルートのエラーを含む、該方法。
【請求項54】
請求項53に記載の方法であって、ここで、前記未知のルートのエラーが、前記ドーズオーダーのルートに関連する認識できないデータ属性に対応する、該方法。
【請求項55】
請求項54に記載の方法であって、更に以下を含む、該方法:
処方データ記録を、前記認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて変更すること。
【請求項56】
請求項42に記載の方法であって、ここで、前記エラー状態がパスワードエラーを含む、該方法。
【請求項57】
請求項56に記載の方法であって、ここで、前記パスワードエラーが、ユーザーアカウントのパスワードの期限切れに対応する、該方法。
【請求項58】
請求項56に記載の方法であって、ここで、前記パスワードエラーが、無効なユーザーアカウントに対応する、該方法。
【請求項59】
請求項42に記載の方法であって、ここで、前記エラー状態が、中止が疑われるドーズエラーに対応する、該方法。
【請求項60】
請求項59に記載の方法であって、ここで、前記中止が疑われるドーズエラーが、中止されたドーズオーダーに対応する、該方法。
【請求項61】
請求項60に記載の方法であって、更に以下を含む、該方法:
前記中止されたドーズオーダーを削除すること。
【請求項62】
請求項42に記載の方法であって、ここで、前記エラー状態が、二重化が疑われるエラーを含む、該方法。
【請求項63】
請求項62に記載の方法であって、ここで、前記二重化が疑われるエラーが、二重化ドーズオーダーに対応する、該方法。
【請求項64】
請求項63に記載の方法であって、更に以下を含む:
前記二重化ドーズオーダーを削除すること。
【請求項65】
薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける複数のドーズオーダーのバッチ処理のためのシステムであって、以下を含むシステム:
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションから離れ、且つ該アプリケーションと動作可能に通信するアクセス端末、
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応する複数のドーズオーダー記録にアクセスするよう動作可能であり、及び
ここで、前記複数のドーズオーダーは同一の成分製品を含み、及び
ここで、前記複数のドーズオーダーは調合されておらず、及び
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記複数のドーズオーダーを集合化させて、集合化された複数の前記ドーズオーダーを生成するように動作可能である;並びに、
前記集合化された複数のドーズオーダー記録に対応するドーズ調合プロトコルを表示するために、前記アクセス端末にて設けられるユーザー・インターフェース、
ここで、前記ドーズ調合プロトコルが、前記集合化された複数の各ドーズオーダーを調合するのに必要な前記同一の成分製品のうち少なくとも1つの集合量を含み、及び
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションは、ユーザーから、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションのユーザー入力の手段により、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量の指示を受け取るように動作可能であり、及び
前記ユーザー・インターフェースは、前記ユーザーに対して、前記ユーザー・インターフェースを介して、前記集合化された複数のドーズの調合に関する1以上の調合ステップを、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量を受け取った後で、提示するよう動作可能である。
【請求項66】
請求項65に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記集合化した複数のドーズオーダーが、バッチワークフローを介した調合に適したものとして決定するよう動作可能であり、
ここで、前記バッチワークフローは、前記集合化された複数のドーズオーダーの各ドーズオーダーのために個別のドーズ調合プロトコルが必要とならないよう共通の順序にて、前記集合化された複数のドーズオーダーを調合することに対応する、該システム。
【請求項67】
請求項66に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記バッチワークフローを介した調合のための前記集合化した複数のドーズオーダーに対応する前記ドーズ調合プロトコルを開始するよう動作可能である、該システム。
【請求項68】
請求項67に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記集合化した複数のドーズオーダーの各ドーズオーダーに関するドーズラベルを印刷するよう動作可能である、該システム。
【請求項69】
請求項67に記載のシステムであって、ここで、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量の指示が、前記集合化した複数のドーズの調合において使用するための1以上の処方製品に対応する、該システム。
【請求項70】
請求項69に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、work-in-progressラベルを、前記少なくとも1つの成分製品の集合量を受け取った後で印刷するよう動作可能であり、及び
ここで、前記work-in-progressラベルは、前記1以上の調合ステップが完了した後の前記1以上の処方製品の残りのボリュームを表す、該システム。
【請求項71】
請求項69に記載のシステムであって、ここで、前記提示することが、前記1以上の処方製品をそれぞれ使用するための、且つ、work-in-progressラベルが印刷されない、前記1以上の調合ステップを提示することを含み、及び
ここで、前記work-in-progressラベルは、前記集合化した複数のドーズの所与のドーズのための前記1以上の調合ステップが完了した後の前記1以上の処方製品の残りのボリュームを表す、該システム。
【請求項72】
請求項65に記載のシステムであって、ここで、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量の指示は、前記ドーズオーダーの調合の際に使用するための1以上の処方製品に対応する、該システム。
【請求項73】
請求項72に記載のシステムであって、ここで、トータル処方製品ボリュームが前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量と等しくなるよう、前記1以上の処方製品は、前記トータル処方製品ボリュームを含む、該システム。
【請求項74】
請求項65に記載のシステムであって、ここで、前記アクセスすることは、以下を含む、該システム:前記アクセスされた複数のドーズオーダー記録が同一の成分製品を含むように、前記複数のドーズオーダー記録の間での共通の関連属性を特定すること。
【請求項75】
請求項74に記載のシステムであって、ここで、前記集合化することが以下を含む、該システム:前記複数のドーズオーダーを、キューへ、前記特定された共通の関連属性に少なくとも部分的に基づいてグループ化すること。
【請求項76】
請求項75に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記キューの前記集合化した複数のドーズオーダーに対応する前記ドーズ調合プロトコルを開始するよう動作可能である、該システム。
【請求項77】
請求項65に記載のシステムであって、ここで、前記集合量が、前記ドーズオーダーの前記同一の成分製品をそれぞれ含む、該システム。
【請求項78】
請求項65に記載のシステムであって、ここで、前記指示はスキャンを含む、該システム。
【請求項79】
薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用するための最終容器の動的決定のためのシステムであって、以下を含むシステム:
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションから離れ、且つ該アプリケーションと動作可能に通信するアクセス端末、
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスするよう動作可能であり、及び
ここで、前記ドーズオーダーは調合されておらず、及び
ここで、前記薬局管理アプリケーションが、ドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始するよう動作可能であり、及び
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションが、前記ドーズ調合プロトコルに関連する複数の製品の指示を受け取るよう動作可能であり、及び
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションが、前記受け取った指示に応答して、前記製品のうち少なくとも1つを、最終容器に対応する選択された製品として、前記選択された製品の最終容器の特徴に少なくとも部分的に基づいて動的に決定するよう動作可能であり;並びに
前記最終容器に対する前記ドーズの調合に関連するドーズ調合ステップを表示するために、前記アクセス端末にて設けられるユーザー・インターフェース。
【請求項80】
請求項79に記載のシステムであって、ここで、前記最終容器の特徴が、前記ドーズオーダー記録に対応する第一のデータフィールド、及び、前記複数の指示された製品のうち少なくとも1つに関連する処方データ記録に対応する第二のデータフィールドを含み、並びに
ここで、前記第一のデータフィールド及び前記第二のデータフィールドは複数の値を含む、該システム。
【請求項81】
請求項80に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、前記ドーズオーダーの最終容器インジケータを示す前記第一のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、及び
ここで、前記最終容器指示が、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す、該システム。
【請求項82】
請求項81に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、前記ドーズ調合プロトコルに関連する前記複数の製品の希釈製品を示す前記第二のデータフィールドの値を特定するように動作可能であり、及び
ここで、前記希釈製品が、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す、該システム。
【請求項83】
請求項82に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、危険物(Hazmat)ドラッグを有さないドーズオーダーを示す前記第一のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、及び
ここで、前記危険物(Hazmat)ドラッグを有さない前記ドーズオーダーが、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す、該システム。
【請求項84】
請求項83に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、希釈ライン項目を示す前記第一のデータフィールドの値及びQSドラッグフィールドを示す前記第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、及び
ここで、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適するよう、前記希釈ライン項目が前記QSドラッグフィールドと等しくなる、該システム。
【請求項85】
請求項84に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、前記ドーズオーダーのトータルボリュームを示す前記第一のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、及び
ここで、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適するよう、前記値が最小ドーズボリュームを超える、該システム。
【請求項86】
請求項85に記載のシステムであって、ここで、前記最小ドーズボリュームが、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能である、該システム。
【請求項87】
請求項85に記載のシステムであって、ここで、前記最小ドーズボリュームが24mlである、該システム。
【請求項88】
請求項85に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、前記希釈製品の最終容器指示を示す前記第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、及び
ここで、前記希釈製品の前記最終容器指示が、前記希釈製品が前記最終容器に対応する前記選択された製品として適切である事を示す、該システム。
【請求項89】
請求項88に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、前記最終容器に対応する複数の選択された製品を有さないドーズオーダーであることを示す前記第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、及び
ここで、前記最終容器に対応する複数の選択された製品を有さない前記ドーズオーダーが、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す、該システム。
【請求項90】
請求項89に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、前記希釈製品の新たな容器を示す前記第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、及び
ここで、前記希釈製品の前記新たな容器が、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適する事を示す、該システム。
【請求項91】
請求項90に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、前記ドーズオーダーのトータルボリュームを示す前記第一のデータフィールドの値を特定し、及び前記希釈製品のボリュームを示す前記第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、
ここで、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適するよう、前記ドーズオーダーのトータルボリュームと前記希釈製品の前記ボリュームとの間の絶対パーセンテージ差分が、所定の差分パーセンテージ未満である、該システム。
【請求項92】
請求項91に記載のシステムであって、ここで、前記所定の差分パーセンテージが、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能である、該システム。
【請求項93】
請求項91に記載のシステムであって、ここで、前記所定の差分パーセンテージが100%である、該システム。
【請求項94】
請求項91に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定することに関連して、前記ドーズオーダーのトータルボリュームを示す前記第一のデータフィールドの値を特定し、及び前記ドーズオーダーのキャリア成分ボリュームを示す前記第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、
ここで、前記ドーズオーダーが前記最終容器における調合に適するよう、前記ドーズオーダーのキャリア成分ボリュームと前記ドーズオーダーのトータルボリュームとの間での差分が、所定のウェイストボリューム未満である、該システム。
【請求項95】
請求項94に記載のシステムであって、ここで、前記所定のウェイストボリュームが、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能である、該システム。
【請求項96】
請求項94に記載のシステムであって、ここで、前記所定のウェイストボリュームが200mlである、該システム。
【請求項97】
薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおける動的な希釈ボリューム計算のためのシステムであって、以下を含むシステム:
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションから離れ、且つ該アプリケーションと動作可能に通信するアクセス端末、
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスするよう動作可能であり、及び
ここで、前記ドーズオーダーは調合されておらず、及び
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、ドーズ調合プロトコルに関連する製品の第一の指示を受け取るよう動作可能であり、及び
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記受け取った第一の指示に応答して、必要な希釈ボリュームを、前記指示に基づいて動的に決定するよう動作可能であり;並びに
前記アクセス端末にて設けられ、前記必要な希釈ボリュームに対する前記ドーズの調合に関連するドーズ調合ステップを表示するためのユーザー・インターフェース。
【請求項98】
請求項97に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記動的に決定された必要な希釈ボリュームの第二の指示を受け取るよう動作可能である、該システム。
【請求項99】
請求項98に記載のシステムであって、ここで、前記動的に決定された必要な希釈ボリュームの前記指示は、前記ドーズオーダーの調合の際に使用するための1以上の処方製品に対応する、該システム。
【請求項100】
請求項99に記載のシステムであって、ここで、前記1以上の処方製品が、ドーズ調合プロトコルに対して許可された希釈製品のリストに関連する、該システム。
【請求項101】
請求項100に記載のシステムであって、ここで、前記1以上の各処方製品が同一の処方製品である、該システム。
【請求項102】
請求項99に記載のシステムであって、ここで、トータル処方製品が前記動的に決定された必要な希釈ボリュームと等しくなるよう、前記1以上の処方製品が前記トータル処方製品ボリュームを含む、該システム。
【請求項103】
請求項97に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記表示することに関連して、前記動的に決定された必要な希釈ボリュームを表示するよう動作可能である、該システム。
【請求項104】
請求項103に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記動的に決定された必要な希釈ボリュームを、前記必要な希釈ボリュームの第二の指示を受け取ることに基づいて設定するよう動作可能である、該システム。
【請求項105】
請求項97に記載のシステムであって、ここで、前記ユーザー・インターフェースが、折りたたんだときに情報を隠すように構成される少なくとも1つの折り畳み可能なエリアを表示するよう動作可能であり、及び
ここで、前記情報は前記動的に決定された必要な希釈ボリュームの第二の指示に対応する、該システム。
【請求項106】
薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける薬局ワークフローキューにてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するためのシステムであって、以下を含むシステム:
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションから離れ、且つ該アプリケーションと動作可能に通信するアクセス端末、
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスするよう動作可能であり、及び
ここで、前記ドーズは調合されておらず、及び
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションは、前記ドーズオーダー記録に対して第一の処理を実行して、前記ドーズオーダーに関連するエラー状態に対応するアラートを生成するよう動作可能であり;並びに
前記アクセス端末にて設けられ、前記アラートに関連して対応する前記ドーズオーダーを表示するためのユーザー・インターフェース;
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記エラーの解決を示す入力を受け取るよう動作可能であり、及び
ここで、前記薬局管理アプリケーションが、前記入力に基づいて、前記ドーズオーダーに対する第二の処理を実行するよう動作可能であり、及び
ここで、前記薬局管理アプリケーションが、前記解決を確認した後、前記ドーズオーダーを再度キューに追加するよう動作可能である。
【請求項107】
請求項106に記載のシステムであって、ここで、前記エラー状態は構文エラーを含む、該システム。
【請求項108】
請求項107に記載のシステムであって、ここで、前記構文エラーが、前記ドーズオーダー記録の1以上の理解できないデータ属性に対応する、該システム。
【請求項109】
請求項106に記載のシステムであって、ここで、前記エラー状態がドラッグエラーを含む、該システム。
【請求項110】
請求項109に記載のシステムであって、ここで、前記ドラッグエラーが、前記ドーズオーダー記録のドラッグに関連する1以上の認識できないデータ属性に対応する、該システム。
【請求項111】
請求項110に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションが、処方データ記録を、前記認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて生成するよう動作可能である、該システム。
【請求項112】
請求項106に記載のシステムであって、ここで、前記エラー状態が、未知のユニットのエラーを含む、該システム。
【請求項113】
請求項112に記載のシステムであって、ここで、前記未知のユニットのエラーが、前記ドーズオーダー記録のユニットに関連する認識できないデータ属性に対応する、該システム。
【請求項114】
請求項106に記載のシステムであって、ここで、前記エラー状態が、未知の製品のエラーを含む、該システム。
【請求項115】
請求項114に記載のシステムであって、ここで、前記未知の製品のエラーが、前記ドーズオーダー記録の製品に関連する認識できないデータ属性に対応する、該システム。
【請求項116】
請求項115に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、処方データ記録を、前記認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて生成するよう動作可能である、該システム。
【請求項117】
請求項106に記載のシステムであって、ここで、前記エラー状態が、未知のルートのエラーを含む、該システム。
【請求項118】
請求項117に記載のシステムであって、ここで、前記未知のルートのエラーが、前記ドーズオーダーのルートに関連する認識できないデータ属性に対応する、該システム。
【請求項119】
請求項118に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、処方データ記録を、前記認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて変更するよう動作可能である、該システム。
【請求項120】
請求項106に記載のシステムであって、ここで、前記エラー状態がパスワードエラーを含む、該システム。
【請求項121】
請求項120に記載のシステムであって、ここで、前記パスワードエラーが、ユーザーアカウントのパスワードの期限切れに対応する、該システム。
【請求項122】
請求項120に記載のシステムであって、ここで、前記パスワードエラーが、無効なユーザーアカウントに対応する、該システム。
【請求項123】
請求項106に記載のシステムであって、前記エラー状態が、中止が疑われるドーズエラーに対応する、該システム。
【請求項124】
請求項123に記載のシステムであって、ここで、前記中止が疑われるドーズエラーが、中止されたドーズオーダーに対応する、該システム。
【請求項125】
請求項124に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記中止されたドーズオーダーを削除するよう動作可能である、該システム。
【請求項126】
請求項106に記載のシステムであって、ここで、前記エラー状態が、二重化が疑われるエラーを含む、該システム。
【請求項127】
請求項126に記載のシステムであって、ここで、前記二重化が疑われるエラーが、二重化ドーズオーダーに対応する、該システム。
【請求項128】
請求項127に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記二重化ドーズオーダーを削除するよう動作可能である、該システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願へのクロスリファレンス
【0002】
本出願は、以下の米国仮出願番号の出願からの優先権を主張する:62/077,759(出願日2014年11月10日、発明の名称「MANAGEMENT OF MEDICATION PREPARATION WITH DYNAMIC PROCESSING」)。その内容は、参照により、あたかも完全に記載されているかのごとく、本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
多くの医療施設において、医療オーダーが、薬局に提供され、その目的は、患者に施すための医療オーダーに対応するドーズの調合である。この点に関して、オーダーは、以下の作業を必要とする:入力、薬局による受領、確認、及び製造者仕様又は確立された制度上のガイドラインに従った調合。調合プロセスは、以下の点を伴う:ドラッグ製品を選択すること、及び、要すれば、ドーズオーダーに従って患者に施すためのドラッグ製品の調合。一旦実行されると、得られたドラッグ製品(即ち、ドーズ)は、患者に施すために送達される必要がある。例示的な意味で、こうしたプロセスが発生する一つの場所として、病院がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記プロセスにおいて、伝達ミス又は他のエラーが原因となって、情報の損失又は改変に陥りやすい可能性のあるポイントが幾つかある。これは、医療ドーズのログ管理及び監査の観点から、悩ましい問題となる可能性があり、保証及び定期的な要求が必要となる可能性がある。そして、薬局ワークフローの管理のためのシステムに関する提案がなされてきた。例えば、米国仮特許出願番号61/975,519(発明の名称「MANAGEMENT OF MEDICATION DOSE ORDERS」(2014年4月4日出願)、本出願とともに同一の出願人であり、及び参照により全体を本明細書に組み込む)では、薬局ワークフロー管理アプリケーションのある特定の実施形態を開示している。従って、少なくとも部分的に自動化された薬局ワークフロー管理アプリケーションが装置化され、以下の管理をアシストしてきた:薬局等においての医療ドーズオーダーの受領、処理、組織化、調合、確認、及び追跡。しかし、医療ドーズオーダーの調合及び管理に関連する効率性、信頼性、及び正確性を促進するべく、薬局ワークフロー管理アプリケーションに対する改良をアシストするために、更なる開発を行うことは有益であろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
概要
【0006】
上記の観点から、本開示は、概して、薬局ワークフローアプリケーションの様々な実施形態に関する。本明細書に記載の薬局ワークフロー管理アプリケーションのある実施形態において、バッチワークフローに従った共通のバッチにて複数のドーズオーダーを調合する際の改良点を提示する。更に言えば、本開示は以下に関する実施形態を包含する:薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用するための最終容器の動的決定。更に言えば、薬局ワークフロー管理アプリケーションを用いた希釈ボリューム計算の強化についても説明し、これは、例えば、ドーズオーダー調合プロトコルにおける動的な希釈ボリューム計算を含む。また、本開示は、希釈成分ボリュームを調整することに関する実施形態を意図する(例えば、ドーズ調合プロトコルにおける動的な提示を目的として)。更に言えば、薬局ワークフロー管理アプリケーションに関連する重大な問題を特定及び管理することに関する改良点(例えば、ドーズオーダーに関連するエラー記録)を説明する。
【0007】
本開示は、集合化した複数のドーズオーダーをバッチワークフローを介して調合することに関連する薬局ワークフロー管理アプリケーションの実施形態を提示する。この点に関して、異なるドーズオーダー記録に関連する1以上の同一の成分製品を有する複数のドーズオーダーを、バッチワークフローに従って調合することができる。バッチワークフローを進行させることができ、その結果、複数のドーズオーダーを調合することができ、その際に、各ドーズオーダーのための新たなワークフロープロセスを開始する必要がない。従って、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、複数のドーズオーダーを集合化することができ、及び、集合化した複数のドーズオーダーそれぞれに適用可能な対応するドーズ調合プロトコル(例えば、少なくとも1つの成分製品を特定するため)を表示することができる。少なくとも1つの成分製品を特定することを示す指示を受け取ると、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、1以上の調合ステップを表示することができる(例えば、ドーズの物理的調合に関連するもの)。その結果、集合化した複数のドーズオーダーを以下のときにのみ調合することができる:関連する集合化した複数のドーズを調合するのに必要な少なくとも1つの成分製品のトータルボリュームを特定したとき。
【0008】
また、本開示は以下を提示する:ドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用するための最終容器を動的に決定することに関する薬局ワークフロー管理アプリケーションの実施形態。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーションは動的に以下の点を決定することができる:ドーズ調合プロトコルにおいて使用される物として指示された処方製品が最終容器として適切であるかどうか。決定は、ドーズオーダーに関連する複数の製品に関する受信した指示に基づいてもよい。受け取る指示を受け取ると(例えば、製品特定ステップの一部としての製品の存在を示す)、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、動的に以下の点を決定する事を目的として、一連のロジカルステップを実行することができる:ドーズ調合プロトコルの少なくとも1つの製品が最終容器に対応する選択された製品を構成することができるかどうか。そして、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、ドーズ調合プロトコルを、動的に決定された最終容器に少なくとも部分的に基づいて、表示することができる(例えば、最終容器は、ドーズが調合される容器に基づいて変更することができる物理的調合ステップに関連する)。とりわけ、動的に決定された最終容器評価によって分析された所与のドーズオーダが、一連のロジカルステップを充足しない場合、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、以下の指示を出すことができる:所与のドーズは新たな又は空の容器にて調合されるべきものである-即ち、任意のドーズオーダーの製品の容器ではない。
【0009】
本開示は以下を提示する:調合プロトコルを含む薬局ワークフロー管理アプリケーションの実施形態。ここで、希釈ボリュームは、ドーズ調合プロトコルに関連する製品の指示の受取に基づいて調整することができる。即ち、受け取った指示は、例えば、調合プロトコルにおいて使用するための製品の物理的所有に、1以上の製品特定ステップとして対応してもよい。薬局ワークフロー管理アプリケーションは動的に以下の点を決定することができる:必要な希釈ボリューム(特定の受け取った指示に基づいて)。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、ユーザーに対して、以下の点を伝えることができる(例えば、表示装置又は他のユーザー・インターフェースを介して):動的に決定された必要な希釈ボリュームに対するドーズを調合することに関連するドーズ調合ステップ。幾つかの実施形態において、上記受け取った指示は、同一の希釈製品の容器の複数の別個のインスタンスに対応するものであってもよい。その結果、ドーズオーダーは希釈の複数のソースから調合されてもよい。
【0010】
本開示は以下を提示する:ドーズ調合プロトコルに関連する希釈成分ボリュームを調整することに関する薬局ワークフロー管理アプリケーションの実施形態。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーションは、各ドーズオーダーアイテムに関するQS(即ち、quantity sufficient)ボリュームを、一連のロジカルステップに従って様々な特徴に基づいて、計算することができる。このことは、以下を含むことができる:QSボリュームを、以下に部分的に基づいて計算すること:各成分に関する累積ドーズボリューム、最終容器の決定、及び/又は再利用ドーズオーダー状態(他の基準のなかで)。幾つかの例において、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、決定されたQSボリュームを、QSボリューム充足度チェックを介して確認することができる。その結果、決定されたQSボリュームは、様々な所定の質制御措置に関連して分析することができる(例えば、測定最小ボリューム、最大丸めエラーパーセンテージ、最大ボリューム偏差等)。とりわけ、幾つかの例において、上記ロジカルステップの決定に基づいて、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、以下の点を決定することができる:QSがゼロであること、ここで、これは、以下のことを示すことができる:例えば、対応するドーズ調合プロトコルの調合ステップを完了する事を目的として、希釈をドーズに追加する必要がない。
【0011】
本開示は以下を提示する:共通の場所における薬局ワークフロー管理アプリケーションに関連する重大な問題を特定すること及び管理することに関する薬局ワークフロー管理アプリケーションの実施形態。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、重大な問題を特定することができ、該重大な問題は、以下を含むことができる:様々なエラー(例えばドーズオーダー記録に関するエラー、パスワードエラー、又は他の雑多なエラー)。そして、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、特定されたエラー状態に対応するアラートを生成することができる。アラートに部分的に基づいて、薬局ワークフローアプリケーションは、特定された重大な問題又はエラー状態を共通の場所に表示することができる(例えば薬局ワークフロー管理アプリケーションのAttention Tab)。幾つかの実施形態において、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、薬局ワークフローキュー内で、ドーズオーダーエラーの解決を促進する。例えば、薬局ワークフローアプリケーションは、エラー状態の解決を示す入力を受け取ることができる。そして、エラーを解決することができ、エラー解決確認後、ドーズエラーを再度キューに追加することができる(即ち、薬局ワークフロー管理アプリケーションによってドーズオーダーがもはやエラーを含まない旨を決定)。
【0012】
この点に関して、本開示の第一の態様は、以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける複数のドーズオーダーのバッチ処理の方法。方法は以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するプロセッサが、薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応する複数のドーズオーダー記録にアクセスすること。複数のドーズオーダーは、以下を含むことができる:複数のドーズオーダーを調合する際に使用するための同一の成分製品、ここでオーダーはまだ調合されていない。方法は、更に以下を含む:複数のドーズオーダーを集合化させて、集合化された複数のドーズオーダーを生成すること。方法は、更に以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションのユーザー・インターフェースにて、集合化した複数のドーズオーダー記録に対応するドーズ調合プロトコルを表示すること。ドーズ調合プロトコルは、以下を含むことができる:集合化した複数のドーズオーダー記録それぞれを調合するのに必要な同一の成分製品のうち少なくとも1つの集合量。方法は、更に以下を含むことができる:ユーザーから、薬局ワークフロー管理アプリケーションのユーザー入力の手段により、少なくとも1つの成分製品の集合量の指示を受け取ること。方法は、更に以下を含むことができる:ユーザーに、ユーザー・インターフェースを介して、集合化された複数のドーズの調合に関する1以上の調合ステップを、少なくとも1つの成分製品の集合量を受け取った後で、提示すること。
【0013】
複数の洗練された特徴及び追加の特徴は、第一の態様において適用可能である。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、第一の態様の特徴の任意の他の特徴の組合せと共に使用することができる。
【0014】
例えば、一実施形態において、方法は、プロセッサによって、更に以下を決定すること含むことができる:バッチワークフローを介した調合に適したものとしての集合化した複数のドーズオーダー。とりわけ、バッチワークフローは、集合化した複数のドーズオーダーを、共通の順序で調合することに対応してもよい。その結果、個別のドーズ調合プロトコルは、集合化した複数のドーズオーダーの各ドーズオーダーのために必要とされなくてもよい。方法は、更に以下を含むことができる:バッチワークフローを介して調合するための集合化した複数のドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始すること。方法は、更に以下を含むことができる:集合化した複数のドーズオーダーの各ドーズオーダーのためのドーズラベルを印刷すること。上記した少なくとも1つの成分製品の集合量の指示が、集合化した複数のドーズの調合において使用するための1以上の処方製品に対応してもよい。この点に関して、方法は、更に以下を含むことができる:少なくとも1つの成分製品の集合量を受け取ったあと、work-in-progressラベルを印刷すること。その結果、work-in-progressラベルは、1以上の調合ステップが完了した後の1以上の処方製品の残りのボリュームを表すことができる。従って、ドーズ調合ステップを提示することは、以下を含むことができる:1以上の処方製品をそれぞれ使用するための、且つ、work-in-progressラベルが印刷されない、1以上の調合ステップを提示すること。その結果、work-in-progressラベルは、集合化した複数のドーズの所与のドーズのための1以上の調合ステップが完了した後の1以上の処方製品の残りのボリュームを表すことができる。
【0015】
一実施形態において、少なくとも1つの成分製品の集合量の指示は、ドーズオーダーの調合の際に使用するための1以上の処方製品に対応する。従って、1以上の処方製品は、トータル処方製品ボリュームが少なくとも1つの成分製品の集合量と等しくなるように、トータル処方製品ボリュームを含むことができる。更に、複数のドーズオーダーにアクセスすることは、以下を含むことができる:アクセスされた複数のドーズオーダー記録が同一の成分製品を含むように、複数のドーズオーダー記録の間での共通の関連属性を特定すること。とりわけ、集合化することは、以下を含むことができる:特定された共通の関連属性に少なくとも部分的に基づいて、複数のドーズオーダーをキューへグループ化すること。この点に関して、方法は、更に以下を含むことができる:キューの集合化した複数のドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始すること。
【0016】
幾つかの実施形態において、集合量は、以下を含むことができる:ドーズオーダーの各同一の成分製品。更に言えば、上記指示は、スキャンを含むことができる。
【0017】
この点に関して、本開示の第二の態様は、以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用することを目的とした最終容器の動的決定のための方法。方法は以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するプロセッサが、薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスすること。アクセスされたドーズ記録は、この例において、調合されていない。方法は、更に以下を含む:ドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始すること。方法は、更に以下を含む:ドーズ調合プロトコルに関連する複数の製品の指示を受け取ること。方法は、更に以下を含む:受け取ることに応答して、製品のうち少なくとも1つを、最終容器に対応する選択された製品として動的に決定すること、ここで、決定は、選択された製品の最終容器の特徴に少なくとも部分的に基づいてもよい。方法は、更に以下を含む:薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースにて、最終容器に対するドーズの調合に関連するドーズ調合ステップを表示すること。
【0018】
複数の洗練された特徴及び追加の特徴は第二の態様において適用可能である。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、第二の態様の特徴のうちの任意の他の特徴の組合せと共に使用することができる。
【0019】
例えば、一実施形態において、最終容器の特徴は、以下を含むことができる:ドーズオーダー記録に対応する第一のデータフィールド、及び、複数の指示された製品のうち少なくとも1つに関連する処方データ記録に対応する第二のデータフィールド。第一のデータフィールド及び第二のデータフィールドは複数の値を含む。ここで、動的に決定された最終容器計算は、該値に基づいてもよい。この点に関して、動的に決定することは、以下を含むことができる:ドーズオーダーの最終容器インジケータを示す第一のデータフィールドの値を特定すること。その結果、最終容器指示は、ドーズオーダーが最終容器での調合に適する旨を示すことができる。動的に決定することは、以下も含むことができる:ドーズ調合プロトコルに関連する複数の製品の希釈製品を示す第二のデータフィールドの値を特定すること。その結果、希釈製品は、ドーズオーダーが最終容器での調合に適する旨を示すことができる。動的に決定することは、以下も含むことができる:危険物(Hazmat)ドラッグを有さないドーズオーダーを示す第一のデータフィールドの値を特定すること。その結果、危険物(Hazmat)ドラッグを有さないドーズオーダーは、ドーズオーダーが最終容器での調合に適する旨を示すことができる。動的に決定することは、以下も含むことができる:希釈ライン項目(アイテム)を示す第一のデータフィールドの値を特定すること、及び、QSドラッグフィールドを示す第二のデータフィールドの値を特定すること。その結果、希釈ライン項目はQSドラッグフィールドと等しく、その結果、ドーズオーダーは、最終容器での調合に適したものであってもよい。
【0020】
更に、動的に決定することは、以下も含むことができる:ドーズオーダーのトータルボリュームを示す第一のデータフィールドの値を特定すること。その結果、値が、最小ドーズボリュームを超える可能性がある。その結果、ドーズオーダーが最終容器における調合に適することができる。とりわけ、最小ドーズボリュームが、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能である。幾つかの例において、最小ドーズボリュームは、24mlと等しくなるように構成される。動的に決定することは、以下も含むことができる:希釈製品の最終容器指示を示す第二のデータフィールドの値を特定すること。その結果、希釈製品の最終容器指示は以下を示すことができる:希釈製品が、最終容器に対応する選択された製品として適切である可能性がある。動的に決定することは、以下も含むことができる:最終容器に対応する複数の選択された製品を有さないドーズオーダーであることを示す第二のデータフィールドの値を特定こと。その結果、最終容器に対応する複数の選択された製品を有さないドーズオーダーは、ドーズオーダーが最終容器での調合に適したものであってもよい旨を示すことができる。動的に決定することは、以下も含むことができる:希釈製品の新たな容器を示す第二のデータフィールドの値を特定すること。その結果、希釈製品の新たな容器が、ドーズオーダーが最終容器での調合に適したものであってもよい旨を示すことができる。
【0021】
更に言えば、動的に決定することは、以下も含むことができる:ドーズオーダーのトータルボリュームを示す第一のデータフィールドの値を特定すること、及び、希釈製品のボリュームを示す第二のデータフィールドの値を特定すること。その結果、ドーズオーダーのトータルボリュームと、希釈製品のボリュームとの間の絶対パーセンテージ差分が、所定の差分パーセンテージ未満であってもよい。その結果、ドーズオーダーが最終容器での調合に適したものであってもよい。とりわけ、所定の差分パーセンテージが、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能である。幾つかの例において、所定の差分パーセンテージは、100%と等しくなるように構成されてもよい。動的に決定することは、以下も含むことができる:ドーズオーダーのトータルボリュームを示す第一のデータフィールドの値を特定すること、及び、ドーズオーダーのキャリア成分ボリュームを示す第二のデータフィールドの値を特定すること。その結果、ドーズオーダーのキャリア成分ボリュームとドーズオーダーのトータルボリュームとの間の差分が、所定のウェイストボリューム未満であってもよい。その結果、ドーズオーダーが最終容器での調合に適したものであってもよい。とりわけ、所定のウェイストボリュームは、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能であってもよい。幾つかの例において、所定のウェイストボリュームは、200mlと等しくなるように構成されてもよい。
【0022】
第三の態様は以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおける動的な希釈ボリューム計算のための方法。方法は、以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するプロセッサが、薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスすること。この例において、ドーズオーダーは調合されていない。方法は、更に以下を含むことができる:ドーズ調合プロトコルに関連する製品の第一の指示を受け取ること。方法は、更に以下を含むことができる:受け取ることに応答して、必要な希釈ボリュームを、指示に基づいて動的に決定すること。方法は、更に以下を含むことができる:薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースにて、必要な希釈ボリュームに対するドーズの調合に関連するドーズ調合ステップを表示すること。
【0023】
複数の洗練された特徴及び追加の特徴は、第三の態様に適用可能である。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、第三の態様の特徴のうちの任意の他の特徴の組合せと共に使用されてもよい。
【0024】
例えば、方法は、更に以下を含むことができる:動的に決定された必要な希釈ボリュームの第二の指示を受け取ること。動的に決定された必要な希釈ボリュームの指示は、ドーズオーダーの調合の際に使用するための1以上の処方製品に対応してもよい。更に、1以上の処方製品は、ドーズ調合プロトコルに対して許可された希釈製品のリストに関連してもよい。従って、1以上の処方製品の複数の各指示は同一の処方製品であってもよい。1以上の処方製品は、以下も含むことができる:トータル処方製品が動的に決定された必要な希釈ボリュームに等しくなるようなトータル処方製品ボリューム。
【0025】
一実施形態において、上記表示することは、以下を含むことができる:動的に決定された必要な希釈ボリュームを表示すること。この点に関して、動的に決定された必要な希釈ボリュームは、必要な希釈ボリュームの第二の指示を受け取ることに基づいて設定可能であってもよい。表示することは、以下も含むことができる:折りたたんだときに情報を隠すように構成される少なくとも1つの折り畳み可能なエリアを表示すること。幾つかの例において、情報は、以下に対応したものであってもよい:動的に決定された必要な希釈ボリュームの第二の指示。
【0026】
第四態様は、以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける薬局ワークフローキューにてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するための方法。方法は以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するプロセッサが、薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスすること。幾つかの例において、ドーズオーダーは調合されていない。方法は、更に以下を含む:プロセッサが、ドーズオーダー記録に対して第一の処理を実行して、ドーズオーダーに関連するエラー状態に対応するアラートを生成すること。方法は、更に以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションのユーザー・インターフェースにて、アラートに関連して対応するドーズオーダーを表示すること。方法は、更に以下を含む:エラーの解決を示す入力を受け取ること。方法は、更に以下を含む:入力に基づいて、ドーズオーダーの第二の処理を実行すること。方法は、更に以下を含む:解決を確認した後で、ドーズオーダーを要求すること。
【0027】
複数の洗練された特徴及び追加の特徴は、第四態様に適用可能である。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、第四態様の特徴のうちの任意の他の特徴の組合せとともに使用することができる。
【0028】
例えば、ある実施形態において、エラー状態は、以下を含むことができる:構文エラー。構文エラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダー記録の1以上の理解できないデータ属性。エラー状態は、以下も含むことができる:ドラッグエラー。ドラッグエラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダー記録のドラッグに関連する1以上の認識できないデータ属性。方法は、更に以下を含むことができる:処方データ記録を、認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて作成すること。エラー状態は、以下も含むことができる:未知のユニットのエラー。未知のユニットのエラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダー記録のユニットに関連する認識できないデータ属性。エラー状態は、以下も含むことができる:未知の製品のエラー。未知の製品のエラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダー記録の製品に関連する認識できないデータ属性。方法は、更に以下を含むことができる:処方データ記録を、認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて作成すること。
【0029】
幾つかの実施形態において、エラー状態は、以下を含むことができる:未知のルートのエラー。未知のルートのエラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダーのルートに関連する認識できないデータ属性。この点に関して、方法は、更に以下を含むことができる:処方データ記録を、認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて変更すること。エラー状態は、以下も含むことができる:パスワードエラー。パスワードエラーは、以下に対応するものであってもよい:ユーザーアカウントのパスワードの期限切れ。更に言えば、パスワードエラーは、また、以下に対応するものであってもよい:無効なユーザーアカウント。エラー状態は、以下を含むことができる:中止が疑われるドーズエラー。中止が疑われるドーズエラーは、以下に対応したものであってもよい:中止されたドーズオーダー。この点に関して、方法は、更に以下を含むことができる:中止されたドーズオーダーを削除すること。エラー状態は、以下も含むことができる:二重化が疑われるエラー。二重化が疑われるエラーは、以下に対応したものであってもよい:二重化ドーズオーダー。この点に関して、方法は、更に以下を含むことができる:二重化ドーズオーダーを削除すること。
【0030】
第五態様は、以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける複数のドーズオーダーのバッチ処理のためのシステム。システムは以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションから離れ、且つ該アプリケーションと動作可能に通信するアクセス端末。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応する複数のドーズオーダー記録にアクセスするよう動作可能であってもよい。更に、複数のドーズオーダーは、同一の成分製品を含む。幾つかの例において、複数の受け取ったドーズオーダーは調合されていない。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、複数のドーズオーダーを集合化させて、集合化された複数のドーズオーダーを生成するよう動作可能であってもよい。システムは更に以下を含む:アクセス端末にて設けられ、集合化した複数のドーズオーダー記録に対応するドーズ調合プロトコルを表示するためのユーザー・インターフェース。ドーズ調合プロトコルは、以下を含むことができる:集合化された複数の各ドーズオーダーを調合するのに必要となる同一の成分製品のうち少なくとも1つの集合量。更に、薬局ワークフローアプリケーションは、また、ユーザーから、薬局ワークフロー管理アプリケーションのユーザー入力の手段により、少なくとも1つの成分製品の集合量の指示を受け取るように動作可能であってもよい。ユーザー・インターフェースは、また、ユーザーに、ユーザー・インターフェースを介して、集合化された複数のドーズの調合に関する1以上の調合ステップを、少なくとも1つの成分製品の集合量を受け取った後で、提示するよう動作可能であってもよい。
【0031】
複数の洗練された特徴及び追加の特徴は、第五態様に適用可能である。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、第五態様の特徴のうちの任意の他の特徴の組合せと共に使用することができる。
【0032】
例えば、一実施形態において、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、以下の点を決定するように動作可能であってもよい:集合化した複数のドーズオーダーは、バッチワークフローを介した調合に適する。この点に関して、バッチワークフローは、集合化した複数のドーズオーダーを、共通の順序で調合することに対応してもよい。その結果、個別のドーズ調合プロトコルは、集合化した複数のドーズオーダーの各ドーズオーダーのために必要でなくてもよい。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、バッチワークフローを介して調合するための集合化した複数のドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始するように動作可能であってもよい。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、集合化した複数のドーズオーダーの各ドーズオーダーに関するドーズラベルを印刷するように動作可能であってもよい。とりわけ、少なくとも1つの成分製品の集合量の指示が、集合化した複数のドーズの調合において使用するための1以上の処方製品に対応してもよい。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、work-in-progressラベルを、少なくとも1つの成分製品の集合量を受け取った後で、印刷するように動作可能であってもよい。その結果、work-in-progressラベルは、1以上の調合ステップが完了した後の1以上の処方製品の残りのボリュームを表すことができる。従って、薬局ワークフロー管理アプリケーションの提示することは、以下を含むことができる:1以上の処方製品をそれぞれ使用するための、且つ、work-in-progressラベルが印刷されない、1以上の調合ステップを提示すること。その結果、work-in-progressラベルは、また、集合化した複数のドーズの所与のドーズに関する1以上の調合ステップが完了した後の1以上の処方製品の残りのボリュームを示すことができる。
【0033】
一実施形態において、少なくとも1つの成分製品の集合量の指示は、ドーズオーダーの調合の際に使用するための1以上の処方製品に対応する。1以上の処方製品は、以下を含むことができる:トータル処方製品ボリューム。その結果、トータル処方製品ボリュームは、少なくとも1つの成分製品の集合量と等しくなることができる。薬局ワークフロー管理アプリケーションにアクセスすることは、以下も含むことができる:アクセスされた複数のドーズオーダー記録が同一の成分製品を含むように、複数のドーズオーダー記録の間での共通の関連属性を特定すること。薬局ワークフロー管理アプリケーションの集合化することは、以下も含むことができる:特定された共通の関連属性に少なくとも部分的に基づいて、複数のドーズオーダーをキューへグループ化すること。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、キューの集合化した複数のドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始するように動作可能であってもよい。幾つかの例において、上記集合量は、以下を含むことができる:ドーズオーダーの各同一の成分製品。とりわけ、指示は、スキャンを含むことができる。
【0034】
第六態様は、以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用することを目的とした最終容器の動的決定のためのシステム。システムは以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションから離れ、且つ該アプリケーションと動作可能に通信するアクセス端末。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスするように動作可能であってもよい。幾つかの例において、ドーズオーダーは調合されていない。更に、薬局管理アプリケーションは、また、ドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始するよう動作可能であってもよい。薬局ワークフローアプリケーションは、また、ドーズ調合プロトコルに関連する複数の製品の指示を受け取るよう動作可能であってもよい。更に、薬局ワークフローアプリケーションは、また、受け取った指示に応答して、製品のうち少なくとも1つを、最終容器に対応する選択された製品として動的に決定するよう動作可能であってもよい。ここで決定は、選択された製品の最終容器の特徴に少なくとも部分的に基づいてもよい。システムは更に以下を含む:アクセス端末に設けられ、最終容器に対するドーズの調合に関連するドーズ調合ステップを表示するためのユーザー・インターフェース。
【0035】
複数の洗練された特徴及び追加の特徴は第六態様に適用可能である。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、第六態様の特徴のうちの任意の他の特徴の組合せと共に使用することができる。
【0036】
例えば、一実施形態において、最終容器の特徴は、以下を含むことができる:ドーズオーダー記録に対応する第一のデータフィールド、及び、複数の特定された製品のうち少なくとも1つに関連する処方データ記録に対応する第二のデータフィールド。第一のデータフィールド及び第二のデータフィールドは、以下を含むことができる:複数の値。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、動的に決定することに関連して、ドーズオーダーの最終容器インジケータを示す第一のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であってもよい。その結果、最終容器指示が、ドーズオーダーは最終容器での調合に適したものであってもよい旨を示すことができる。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、動的に決定することに関連して、ドーズ調合プロトコルに関連する複数の製品の希釈製品を示す第二のデータフィールドの値を特定することができるよう動作可能であってもよい。その結果、希釈製品が、ドーズオーダーは最終容器での調合に適したものであってもよい旨を示すことができる。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、動的に決定することに関連して、危険物(Hazmat)ドラッグを有さないドーズオーダーを示す第一のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であってもよい。その結果、危険物(Hazmat)ドラッグを有さないドーズオーダーが、ドーズオーダー最終容器での調合に適したものであってもよい旨を示すことができる。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、動的に決定することに関連して、希釈ライン項目を示す第一のデータフィールドの値を特定し、及び、QSドラッグフィールドを示す第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であってもよい。その結果、希釈ライン項目はQSドラッグフィールドと等しくてもよい。その結果、ドーズオーダーが最終容器での調合に適したものであってもよい。
【0037】
幾つかの実施形態において、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、動的に決定することに関連して、ドーズオーダーのトータルボリュームを示す第一のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であってもよい。その結果、値は最小ドーズボリュームを超えてもよい。その結果、ドーズオーダーは最終容器での調合に適したものであってもよい。とりわけ、最小ドーズボリュームは、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能であってもよい。一例において、最小ドーズボリュームは、24mlと等しくなるよう設定可能であってもよい。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、動的に決定することに関連して、希釈製品の最終容器指示を示す第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であってもよい。その結果、希釈製品の最終容器指示は以下を示すことができる:希釈製品が、最終容器に対応する選択された製品として適切である可能性がある。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、動的に決定することに関連して、最終容器に対応する複数の選択された製品を有さないドーズオーダーであることを示す第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であってもよい。その結果、複数の選択された製品を有さないドーズオーダーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダーが最終容器での調合に適したものであってもよい旨の最終容器指示。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、動的に決定することに関連して、希釈製品の新たな容器を示す第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であってもよい。その結果、希釈製品の新たな容器は、以下の指示を出すことができる:ドーズオーダーが最終容器での調合に適したものであってもよい。
【0038】
更に、一実施形態において、薬局ワークフロー管理アプリケーションが、動的に決定することに関連して、ドーズオーダーのトータルボリュームを示す第一のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であり、及び、希釈製品のボリュームを示す第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能である。この点に関して、ドーズオーダーのトータルボリュームと、希釈製品のボリュームとの間の絶対パーセンテージ差分が、所定の差分パーセンテージ未満である。その結果、ドーズオーダーは最終容器での調合に適したものであってもよい。所定の差分パーセンテージは、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能であってもよい。一実施形態において、所定の差分パーセンテージは、100%と等しくなるように構成されてもよい。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、動的に決定することに関連して、ドーズオーダーのトータルボリュームを示す第一のデータフィールドの値を特定し、及び、ドーズオーダーのキャリア成分ボリュームを示す第二のデータフィールドの値を特定するよう動作可能であってもよい。従って、ドーズオーダーのキャリア成分ボリュームとドーズオーダーのトータルボリュームとの間の差分が、所定のウェイストボリューム未満であってもよい。その結果、ドーズオーダーが最終容器での調合に適したものであってもよい。所定のウェイストボリュームは、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能であってもよい。一例において、所定のウェイストボリュームは、200mlと等しくなるよう設定可能であってもよい。
【0039】
第七態様は、以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおける動的な希釈ボリューム計算のための方法。システムは以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションから離れ、且つ該アプリケーションと動作可能に通信するアクセス端末。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスするように動作可能であってもよい。幾つかの例において、アクセスされたドーズオーダーは調合されていない。更に、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、ドーズ調合プロトコルに関連する製品の第一の指示を受け取るよう動作可能であってもよい。更に、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、また、受け取った第一の指示に応答して、必要な希釈ボリュームを、指示に基づいて、動的に決定するよう動作可能であってもよい。システムは更に以下を含む:アクセス端末にて提供され、必要な希釈ボリュームに対するドーズの調合に関連するドーズ調合ステップを表示するためのユーザー・インターフェース。
【0040】
複数の洗練された特徴及び追加の特徴は、第七態様において適用可能である。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、第七態様の特徴のうちの任意の他の特徴の組合せと共に使用することができる。
【0041】
例えば、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、動的に決定された必要な希釈ボリュームの第二の指示を受け取るよう動作可能であってもよい。動的に決定された必要な希釈ボリュームの指示は、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダーの調合において使用するための1以上の処方製品。とりわけ、1以上の処方製品は、ドーズ調合プロトコルに対して許可された希釈製品のリストに関連してもよい。幾つかの例において、1以上の各処方製品は同一の処方製品であってもよい。1以上の処方製品は、以下を含むことができる:トータル処方製品が動的に決定された必要な希釈ボリュームに等しくなるようなトータル処方製品ボリューム。
【0042】
一実施形態において、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、表示することに関連して、動的に決定された必要な希釈ボリュームを表示するよう動作可能であってもよい。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、動的に決定された必要な希釈ボリュームを、必要な希釈ボリュームの第二の指示を受け取ることに基づいて設定するよう動作可能であってもよい。幾つかの例において、ユーザー・インターフェースは、折りたたんだときに情報を隠すように構成される少なくとも1つの折り畳み可能なエリアを表示するよう動作可能であってもよい。この点に関して、情報は、以下に対応したものであってもよい:動的に決定された必要な希釈ボリュームの第二の指示。
【0043】
第八態様は、以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける薬局ワークフローキューにてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するためのシステム。システムは以下を含む:薬局ワークフロー管理アプリケーションから離れ、且つ該アプリケーションと動作可能に通信するアクセス端末。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスするように動作可能であってもよい。幾つかの例において、ドーズは調合されていない。更に、薬局ワークフローアプリケーションは、ドーズオーダー記録に対して第一の処理を実行し、ドーズオーダーに関連するエラー状態に対応するアラートを生成するよう動作可能であってもよい。システムは更に以下を含む:アクセス端末にて設けられ、アラートに関連して対応するドーズオーダーを表示するためのユーザー・インターフェース。更に、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、エラーの解決を示す入力を受け取るよう動作可能であってもよい。この点に関して、薬局管理アプリケーションは、ドーズオーダーに対して、入力に基づいて、第二の処理を実行し、及び、ドーズオーダーを、解決を確認した後で、再度キューに追加するよう動作可能であってもよい。
【0044】
複数の洗練された特徴及び追加の特徴は、第八態様において適用可能である。これらの洗練された特徴及び追加的特徴は、個別に又は組み合わせて使用することができる。従って、後述する以下の各特徴は、必須ではないが、第八態様の特徴のうちの任意の他の特徴の組合せと共に使用することができる。
【0045】
例えば、一実施形態において、エラー状態は、以下を含むことができる:構文エラー。構文エラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダー記録の1以上の理解できないデータ属性。エラー状態は、以下も含むことができる:ドラッグエラー。ドラッグエラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダー記録のドラッグに関連する1以上の認識できないデータ属性。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーションは、処方データ記録を、認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて、生成するよう動作可能であってもよい。エラー状態は、以下を含むことができる:未知のユニットのエラー。未知のユニットのエラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダー記録のユニットに関連する認識できないデータ属性。エラー状態は、以下も含むことができる:未知の製品のエラー。未知の製品のエラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダー記録の製品に関連する認識できないデータ属性。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、処方データ記録を、認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて、生成するよう動作可能であってもよい。
【0046】
更に、一実施形態において、エラー状態は、以下も含むことができる:未知のルートのエラー。未知のルートのエラーは、以下に対応するものであってもよい:ドーズオーダーのルートに関連する認識できないデータ属性。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、処方データ記録を、認識できないデータ属性に少なくとも部分的に基づいて変更するよう動作可能であってもよい。エラー状態は、以下も含むことができる:パスワードエラー。パスワードエラーは、以下に対応するものであってもよい:ユーザーアカウントのパスワードの期限切れ。他の実施形態では、パスワードエラーは、以下に対応したものであってもよい:無効なユーザーアカウント。
【0047】
一実施形態において、エラー状態は、以下を含むことができる:中止が疑われるドーズエラー。中止が疑われるドーズエラーは、以下に対応したものであってもよい:中止されたドーズオーダー。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、中止されたドーズオーダーを削除するよう動作可能であってもよい。エラー状態は、以下も含むことができる:二重化が疑われるエラー。二重化が疑われるエラーは、以下に対応したものであってもよい:二重化ドーズオーダー。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、二重化ドーズオーダーを削除するよう動作可能であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【
図1】システムの実施形態の概要図であり、ローカルシステムで実行される薬局ワークフロー管理アプリケーションを含む。
【
図2】薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける複数のドーズオーダーのバッチ処理の方法の実施形態のフロー図を表す。
【
図3】薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用することを目的として、最終容器の動的決定を行うための方法の実施形態のフロー図を表す。
【
図4a】薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用することを目的として、最終容器の動的決定を行うための方法の実施形態のフロー図を表す。
【
図4b】QSボリューム決定のための方法の実施形態のフロー図を表し、これは、最終容器の動的決定のための方法の一実施形態において使用することを目的とし、前記最終容器は、薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用することを目的とする。
【
図4c】QSボリューム充足度チェックのための方法の実施形態のフロー図を表し、これは、最終容器の動的決定のための方法の一実施形態において使用することを目的とし、前記最終容器は、薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用することを目的とする。
【
図4d】アクティブワークステーション製品の特定のための方法の実施形態のフロー図を表し、最終容器の動的決定のための方法の一実施形態において使用することを目的とし、前記最終容器は、薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用することを目的とする。
【
図4e】薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおいて使用することを目的として、最終容器の動的決定を行うための方法の実施形態のフロー図を表す。
【
図5】一実施形態による、薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースのスクリーンショットを表す。
【
図6】一実施形態による、薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースのスクリーンショットを表す。
【
図7】一実施形態による、薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースのスクリーンショットを表す。
【
図8】薬局ワークフロー管理アプリケーションのドーズオーダー調合プロトコルにおける動的な希釈ボリューム計算のための方法の実施形態のフロー図を表す。
【
図8a】一実施形態による、薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースのスクリーンショットを表す。
【
図8b】一実施形態による、薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースのスクリーンショットを表す。
【
図8c】実施形態に従った、薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースのスクリーンショットを表す。
【
図9】一実施形態による、薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースのスクリーンショットを表す。
【
図10】薬局管理アプリケーションでの薬局ワークスペースキューにおいてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するための方法の実施形態のフロー図を表す。
【
図11】一実施形態による、薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースのスクリーンショットを表す。
【
図12】一実施形態による、薬局ワークフローアプリケーションのユーザー・インターフェースのスクリーンショットを表す。
【
図13】ドーズオーダーに関するアラートを特定するための方法の実施形態のフロー図を表し、薬局管理アプリケーションでの薬局ワークスペースキューにおいてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するための方法の一実施形態において使用することを目的とする。
【
図14】ユーザーアカウントに関するアラートを特定するための方法の実施形態のフロー図を表し、薬局管理アプリケーションでの薬局ワークスペースキューにおいてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するための方法の一実施形態において使用することを目的とする。
【
図15】スキャンされた製品のバーコードに関するアラートを特定するための方法の実施形態のフロー図を表し、薬局管理アプリケーションでの薬局ワークスペースキューにおいてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するための方法の一実施形態において使用することを目的とする。
【
図16】ドーズオーダーを再処理するための方法の実施形態のフロー図を表し、薬局管理アプリケーションでの薬局ワークスペースキューにおいてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するための方法の一実施形態において使用することを目的とする。
【
図17】ドーズオーダーを再度キューに加えるための方法の実施形態のフロー図を表し、薬局管理アプリケーションでの薬局ワークスペースキューにおいてドーズオーダー記録に関するエラーを管理するための方法の一実施形態において使用することを目的とする。
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下の説明は、本発明を、本明細書に記載の形態に限定することを意図するものではない。従って、以下の関連技術の教示、スキル及び知識と同等のバリエーション及び変更は、本発明の範囲内である。本明細書に記載の実施形態は更に以下の点を意図している:本発明を実践するための知るべきモードを説明していること、及び、他の当業者が本発明を活用すること可能にすること(こうした実施形態、又は他の実施形態において、及び本発明の特定の応用(複数可)若しくは使用(複数可)によって要求される様々な変更を伴って)。
【0050】
本開示は、薬局ワークフロー管理アプリケーションを企図しており、該アプリケーションは、薬局ワークフロー管理を、薬局、病院の、又は他の施設での1以上のドーズの調合に関連して、促進することができる。ここで、ドーズは、患者に施す目的で調合される。薬局ワークフロー管理アプリケーションは、ローカルシステム(また、本明細書においては、ローカルノードとも称される)にて実行されてもよい。ローカルノードは、以下に対応したものであってもよい:患者に施すためのドーズを調合することができる施設(例えば病院、薬局、又は他の施設)。薬局ワークフロー管理アプリケーションが提供する薬局ワークフロー管理は、薬局内での1以上の動作を含むことができる。そして該動作は、以下を含むことができる:ローカルに保存された処方情報の管理、薬局での受領した医療ドーズオーダーの処理、各受領ドーズオーダーに関する対応ドーズオーダー記録の生成、ドーズオーダー記録の管理(例えば、閲覧、ソート処理、優先化等)、ドーズオーダー医療を調合する際の薬局技術者へのガイド、ドーズオーダーを実行するためにドーズの調合に関する情報を収集すること、医療ドーズオーダーをレビューすること、及び/又は薬局において医療ドーズオーダー記録を追跡すること。
【0051】
ローカルノードは、1以上装置を含むことができ、そして、該装置は、以下を含むことができる:ハードウェア及び/又はソフトウェアであって、機械読取可能な非一時的なデータとして、メモリ内に保存される機械読取可能指示を実行することができるもの。機械読取可能指示は、プロセッサによって実行されるとき、本明細書に記載の薬局ワークフロー管理アプリケーションに関連する機能を提供することができる。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、以下を含むことができる:1以上プロセッサ、ここで、前記プロセッサは、機械読取可能データにアクセスするよう動作可能であり、前記データは、記憶媒体(即ち、メモリ)に保存され、該媒体は、指示を、実行のための1以上のプロセッサに提供して、本明細書に記載の機能を提供することができる。
【0052】
薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するローカルノードは、中央サーバーと動作可能に通信することができる。中央サーバーは、サポートサービスをローカルノードに提供して、薬局ワークフロー管理アプリケーションをサポートすることができ、及び/又は、追加的サービスを提供することができる(例えばデータバックアップ、レポート生成、又は中央サーバーに保存されたデータセットへのアクセス)。
【0053】
本開示は、ドーズオーダー処理の実施形態の説明を含み、該処理は、薬局ワークフロー管理アプリケーションによって実行されてもよい。例えば、薬局ワークフロー管理アプリケーションは、以下を促進することができる:複数のドーズオーダーのバッチ処理の方法。別の実施形態では、薬局ワークフローアプリケーションは、以下を促進することができる:ドーズオーダー調合プロトコルにおける最終容器の動的な変更。更に別の実施形態において、薬局ワークフローアプリケーションは、以下を促進することができる:ドーズ調合プロトコルにおける動的な希釈ボリューム計算及び/又は調整。更に別の実施形態において、薬局ワークフローアプリケーションは、以下を促進することができる:ドーズオーダー記録に関するエラーを管理すること。
【0054】
まず
図1を参照されたい。複数のローカルシステム(110)を含むシステム(100)が描写されている。ローカルシステム(110)は、それぞれ、システム(100)におけるローカルノードを含むことができる。ローカルシステム(110)は、それぞれ、薬局ワークフロー管理アプリケーション(114)を実行することができる。例えば、各ローカルシステム(110)は、以下を含むことができる:少なくとも1つのローカル装置、ここで前記装置は、薬局ワークフロー管理アプリケーションに関連する機能を提供するために、クライアントアプリケーションを実行することができる。
図1に示すように、複数のローカルシステム(110)は、中央サーバー(120)とそれぞれ動作可能に通信するよう設けられてもよい。例えば、ローカルシステム(110)は、中央サーバー(120)と動作可能に通信することができ、その手段として、ワイド・エリア・ネットワーク(50)の手段(例えば、インターネット)であってもよい。
【0055】
各ローカルシステム(110)は、ヘルスケア施設(例えば病院、薬局、外来患者のクリニック等)であってもよく、該施設は患者へ施すためのドーズを調合することができる。各ローカルシステム(110)でのそれぞれの薬局ワークフロー管理アプリケーション(114)は、医療情報を生成及び/又はキャプチャするように動作可能であってもよく、該情報は、ワイド・エリア・ネットワーク(50)の手段により、中央サーバー(120)に提供されてもよい。薬局ワークフロー管理アプリケーションに関連する以下の議論から理解できるであろうが、医療情報は、医療ドーズオーダーデータを含むことができ、該データは、以下を含むことができる:ドーズオーダー記録及び/又はドーズに関するメタデータ。各ローカルシステム(110)での薬局ワークフロー管理アプリケーション(114)は、薬局ワークフロー管理機能を可能にすることができ、これについては、更に詳しく後述する。いずれにしろ、薬局ワークフロー管理アプリケーションによって生成される任意の又は全てのデータは、中央サーバー(120)に提供されてもよい。この点に関して、中央サーバー(120)は、ローカルシステム(110)に関連するデータコレクション及び/又はデータバックアップサービスを提供することができる。
【0056】
従って、少なくとも一実施形態において、ローカルシステム(110)は、以下を含むことができる:患者に施すための医療ドーズを調合することができる非提携且つ別個のヘルスケア施設。中央サーバー(120)は、もう1つの別個且つ非提携のサードパーティによってホストされてもよく、該サードパーティは、ローカルシステム(110)のいずれのエンティティからも離れていてもよい。例えば、中央サーバー(120)は、アプリケーションプロバイダによってホスト及び/又は実行されてもよく、該プロバイダは、ローカルシステム(110)が実行するための1以上のクライアントアプリケーションを提供し、薬局ワークフロー管理アプリケーション(114)を促進することができる。具体的には、中央サーバー(120)は、アプリケーションプロバイダによって実行又はホストされてもよく、該プロバイダは、薬局ワークフロー管理アプリケーションを各ローカルシステム(110)に提供することができる。
【0057】
ローカルシステム(110)は、以下を含むことができる:情報を保存するためのローカルデータベース(112)。理解できるであろうが、ローカルデータベース(112)は、実際には、1以上のデータベースのコレクションを含むことができ、該コレクションは、ローカルデータベース(112)を集合的に規定することができる。本発明の実施において、ローカルシステム(110)は、以下を含むことができる:データベース(112)へのアクセスを促進するサーバー。データベースは、プロセスワークにおける現在のものに関連するデータを保存することができ、及び/又は、薬局にて完了した以前のワークに関連するアーカイブデータを保存することができる。ローカルデータベース(112)は、パフォーマンスが高い、スケーラビリティの高い、及び、SQL準拠したオブジェクトデータベースであってもよい。この点に関して、データベースは、容易にスケールアップすることができ、何千ものユーザーを同時に取り扱うことができ、及び、潜在的にテラバイトレベルのデータを取り扱うことができる。
【0058】
薬局ワークに関連する情報(即ち、ドーズオーダー記録)を保存することに加えて、データベース(112)は、種々のコンテキストにおける情報を含むことができ、該情報は以下を含むことができる:処方情報に関連する情報、管理情報、又はローカルシステム(110)における薬局ワークフロー管理アプリケーション(114)に関連する他の情報。いずれにしろ、ローカルシステム(110)は、複数のサービスを実行することができる。(例えば、該サービスは、プロセッサによって実行されるモジュールによって提供されてもよい)。例えば、データバックアップモジュールを備えてもよく、該モジュールは、ローカルシステム(110)から中央サーバー(120)へのデータバックアップに対するルールベースアプローチを提供してもよい。データバックアップモジュールは、ローカルシステム(110)がバックアップデータを中央サーバー(120)に提供する間隔を定義してもよく、及び/又は、どのような情報を中央サーバーに提供するかを指定してもよい。バックアップモジュールは、また、管理者(例えば、中央サーバーでの、又はローカルシステム(110)での)に、データバックアップ操作の成功又は失敗、システムスローダウン等に関する情報を提供することができる。例えば、バックアップモジュールは、以下を促進することができる:ローカルデータベース(112)の選択的バックアップ(米国特許出願番号62/019,227に記載、参照により全体を本明細書に組み込む)。
【0059】
図2を参照されたい。一実施形態において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を促進することができる:方法(200)に概して依拠したバッチワークフローに従った複数のドーズオーダーの調合。この点に関して、異なるドーズオーダー記録に関連して同一の成分製品を有する複数のドーズオーダーは、バッチワークフローに従って調合されてもよい。その結果、複数のこうしたドーズオーダーは、複数の各ドーズオーダーのために、新たなワークフロープロセスを開始することなく、調合することができる。
【0060】
幾つかの例において、バッチワークフローにおけるドーズオーダーの調合は、以下を促進することができる:効率的なドーズオーダー調合技術、及び、ドーズ実行に関連するエラーを全体的に減らすことへの貢献。複数の各ドーズのために新たなワークフローが開始されないという事実が少なくとも部分的な理由となって、バッチワークフロープロセスは、以下を促進することができる:効率的なドーズオーダーの調合、ここで該調合は、潜在的には、繰り返しとなる調合ステップを排除すること、及び、複数のドーズに対するステップを組織化することによって行われてもよい。その結果、あたかも、複数のステップが共に実行されたかのようになる。この点に関して、バッチワークフローは、以下を含むことができる:様々な製品特定ステップ及び様々なドーズ調合ステップ。製品特定ステップは、以下に基づいて確立されてもよい:少なくとも1つの成分製品の集合量の受け取った指示、例えば、ドーズ調合ステーションでの製品の存在又は所有状況。ドーズ調合ステップは、以下を含むことができる:集合化した複数のドーズの物理的調合に関する1以上の調合ステップ。とりわけ、バッチワークフローは、様々なドーズ調合ステップを実行することができ、その前に、バッチの集合化した複数の各ドーズのための様々な製品特定ステップを完了させてもよい。従って、バッチワークフローは、以下を促進することができる:製品特定ステップ及びドーズ調合ステップをグループ化することによる迅速なドーズオーダー調合。その結果、例えば、集合化した複数のドーズオーダーを実行するための少なくとも1つの成分製品の存在を、対応するドーズ調合ステップの前に確立することができる。例えば、後に詳述するが、バッチワークフローは、複数のドーズのうちの少なくとも1つの成分製品の集合量を特定するように動作可能であってもよい。この点に関して、全ての必要な製品(例えば、希釈、ドラッグ、又は別の製品)を、複数のドーズオーダーの物理的調合の前に特定することができる。このことにより、各個別のドーズに関する製品の量を特定することに関連する繰り返しとなるステップを除外することができる。こうしたステップ及び他の繰り返しとなるステップを除外することで、実質的な時間量を節約することができる。これにより、ドーズオーダーの調合全体の効率を高めることができる。また、エラーレートも減少させることができる。例えば、バッチワークフローを通して調合される複数の各ドーズは、同一の構成成分を含む可能性がある。この点に関して、バッチワークフローの際の調合の間に特定された製品を、任意の複数のドーズオーダーに適切に関連付けることができる。このことでエラーを減少させることができる(例えば、調合ドーズオーダーに不適切な製品が導入されるといった事象を減らすことによって)。
【0061】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、例えば、ローカルデータベース(112)に保存された複数のドーズオーダー記録にアクセス(204)することができる。ドーズオーダー記録は、まだ調合を行っていない薬局ワークフローアプリケーション(114)が受け取ったドーズオーダーに対応するものであってもよい。更に、ドーズオーダーは、以下を含むことができる:様々な成分製品を含む医療に関する要求。薬局ワークフローアプリケーション(114)によってアクセス(204)された各ドーズオーダーは、複数のドーズオーダーを含むことができる(薬局ワークフローアプリケーション(114)において全ドーズオーダーよりも少ないドーズオーダーを含むことができる)が、各ドーズオーダーは、同一の成分製品を含む可能性がある。その結果、複数の各ドーズオーダーは、同一の成分製品に関する要求を含む可能性がある。この点に関して、各ドーズオーダーは、以下に対応する複数の同一のデータ属性を含むことができる:とりわけ、同一の成分リスティング、同一の成分量、同一の成分濃度等。従って、複数の同一のデータ属性に少なくとも部分的に基づいて、複数のドーズオーダーを、バッチワークフローを介して調合される資格があるものとして特定することができ、これについては後で詳述する。
【0062】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、複数のドーズオーダーに、複数のドーズオーダー記録間での共通の関連属性を特定すること(例えば、上述したように1以上のデータ属性)に少なくとも部分的に基づいて、アクセス(204)することができる。その結果、各ドーズオーダーは、同一の成分製品に関する要求を含むことができる(上述したように)。幾つかの実施形態において、複数のドーズオーダー記録の共通の関連性を、複数のドーズオーダー記録に適用されるフィルタを介して特定してもよい。即ち、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、複数のドーズオーダーに、特定された共通の属性に基づいて、アクセスしてもよい。その結果、アクセスされたドーズオーダーは、同一の成分製品を含むドーズオーダーを構成してもよい。幾つかの例において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーのデータベースから、同一の成分製品を含む複数のドーズオーダーに、アクセスすることができ。該データベースは、第二の複数のドーズオーダー含むことができ、該第二の複数のドーズオーダーは、特定された複数のドーズオーダーの同一の成分製品と同じ成分製品を含まなくてもよい。この点に関して、フィルタは、以下を促進することができる:同一の成分製品を含む複数のドーズオーダーにアクセスすることにより、バッチワークフローを介した調合に適したドーズオーダーにアクセスすること、又は特定すること。
【0063】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、アクセスされたドーズオーダー記録を集合化する(208)ことができ、集合化された複数のドーズオーダー(例えば、バッチ)を生成することができ、バッチワークフローを促進することができる。これは、キューの観点から、達成することができる。その結果、共通の関連属性(例えば、同一の成分製品)を共有する複数の各ドーズオーダーを共にグループ化して集合化複数のドーズオーダーを形成することができる(例えば、各特定されたドーズオーダー「10 ml NS シリンジ中Cefazolin 1 mg」を、キューの中で、共にグループ化してもよく、該グループ化は、集合化された複数のドーズオーダーとしてのグループ化であってもよく、該集合化でオーダーのバッチを定義することができる)。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、共通のバッチ内の集合化した複数のドーズオーダーを、バッチワークフローに従って、調合することができる。バッチワークフローは、以下を含むことができる:バッチにおける全てのドーズオーダーの調合に関するプロトコル。
【0064】
一実施形態において、キューは、以下を促進することができる:複数のドーズオーダーを、バッチ処理に適したものとして、決定する(212)ことによりバッチ処理を開始すること、及び、ドーズ調合プロトコルを開始すること(216)、ここで、該プロトコルは、バッチワークフローを介して調合するための集合化した複数のドーズオーダーに対応する。この点に関して、キューに関連するこれらのドーズオーダー記録のみ(即ち、同一の成分製品を有するドーズオーダーのバッチに属するドーズオーダー)が、バッチワークフローに従った調合に適したものであってもよい。この点に関して、キューは、以下を促進することができる:バッチワークフローを介した調合のための、同一の成分製品を有するこれらのドーズオーダーのみを含むこと。従って、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズ調合プロトコルを開始(216)してもよく、該プロトコルは、バッチワークフローを介して調合するための集合化した複数のドーズオーダーに対応してもよく、該開始は、キューのドーズオーダーの存在に少なくとも部分的に基づいてもよい。幾つかの例において、バッチワークフローは、薬局ワークフローアプリケーション(114)内のキューから直接に開始されてもよく、又は、該ワークフロー内の生成されたキューの存在下で開始されてもよい。キューからバッチワークフローを開始することは、また、ユーザーセーフガードを提供してもよく、該提供は、同一の成分製品の複数のドーズオーダーのみがバッチワークフローのために選択されることを保証することによるものであってもよい。
【0065】
図1に戻って参照すると、ローカルシステム(110)は、以下も含むことができる:ユーザー・インターフェース(108)。ユーザー・インターフェース(108)は、概して、情報を提示及び受領するように動作可能であってもよく、前記情報は、薬局のワークフローアプリケーション(114)の操作ごとのバッチワークフローに関連するものであってもよい。例えば、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズ調合プロトコルを表示する(220)ことができ、該プロトコルは、集合化した複数のドーズオーダー記録に対応するものであってもよい。ドーズ調合プロトコルは、以下を含むことができる:各集合化された複数のドーズオーダーを調合するのに必要な1以上の同一の成分製品の要求される集合量に関する情報。例示目的で、以下の事例を想定する:集合化した複数のドーズオーダーが10個のドーズオーダーを含み、それぞれ、300ml中、Cefazolin 1,000mg、0.9%塩化ナトリウム250mlである。この例において、ドーズ調合プロトコルは、以下を含むことができる:10個のドーズオーダー全てを生成するのに必要な成分製品のボリュームに関する情報(即ち、10,000mg Cefazolin及び2,900mlの塩化ナトリウム)。この点に関して、ドーズ調合プロトコルは、以下に関連する要求情報を含むことができる:バッチワークフローにおけるバッチ調合のために選択された全ての集合化した複数のドーズオーダーの調合。
【0066】
集合化した複数のドーズオーダーは、最初に指示を受け取る(224)事によって調合されてもよく、該指示は、バッチを準備するために使用する製品に関するものであり、前記バッチは、成分製品のうち少なくとも1つの集合量を特定することができる。この点に関して、薬局ワークフロー管理アプリケーション(114)は、少なくとも1つの成分製品の集合量を示すユーザー入力を受け取ることができる。例えば、薬局ワークフロー管理アプリケーション(114)は、以下を介して指示を受け取ることができる:1以上の製品スキャン、NDC番号、又はユーザーによる製品の所有の示唆に対応する他の入力(集合化した複数のドーズオーダーを調合する際に使用する目的で)。即ち、前記指示は、集合化した複数のドーズオーダーを調合するのに必要な製品のトータル量(例えば、体積又は質量)に対応するものであってもよい。従って、前記指示の対応する製品は、以下を含むことができる:製品ボリューム。その結果、製品ボリュームは、少なくとも1つの成分製品の集合量に少なくとも等しくてもよい。幾つかの例において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、少なくとも1つの成分製品の集合量を特定する指示を受け取ることを要求してもよく、受け取った後は、ユーザーに、集合化した複数のドーズオーダーの1以上の調合ステップを提示することができる、(後で詳述する)。この点に関して、薬局技術者、例えば、少なくとも1つの成分製品を所有することを、薬局ワークフローアプリケーション(114)に示すことができ、その後、1以上の調合ステップを実行することができる。
【0067】
幾つかの実施形態において、ユーザー入力は、複数の指示を含むことができる。例えば、複数の各指示は、以下を含むことができる:集合化した複数のドーズオーダーを調合する際に使用するための、所与の製品の異なるインスタンスに関連する指示。従って、該実施形態において、所与の製品の複数のインスタンスは、集合的に複数の指示に対応するものであってよいが、該インスタンスは、少なくとも1つの成分製品の集合量に少なくとも等しくてもよい。この点に関して、複数且つ別個の製品を使用して、集合化した複数のドーズオーダーを調合することができる。バッチワークフローは、任意のサイズのバッチ(更に大きいバッチ、50、100、又はそれ以上を含む)の調合を促進することができるため、複数且つ別個の製品に対応する指示は、更に大きいバッチに関する集合ボリュームの調合をサポートすることができる。
【0068】
例示目的で、再度以下の事例について考えてみる:集合化した複数のドーズオーダーが10個のドーズオーダーを含み、それぞれ、300ml中、Cefazolin 1,000mg、0.9%塩化ナトリウム250mlである。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズのドーズ調合プロトコルを表示することができ、該ドーズは、以下に関連する情報を含むことができる:10個全てのドーズオーダーを生成するのに必要な成分製品の要求ボリューム(即ち、10,000mg Cefazolin及び2,900mlの塩化ナトリウム)。ここで、該表示は、以下に関連する物理的ステップを含むことができる:集合化した複数のドーズオーダーの調合の際に使用する目的でユーザーが製品を検索すること。そして、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザー入力を受け取ることができ、該入力は、以下に対応するものであってもよい。ドーズを調合する際に使用するため、ユーザーが所持する成分製品のうち少なくとも1つの量を特定する指示。例えば、ユーザー入力は、10,000mgのCefazolin又は2,900mlの塩化ナトリウムに関するものであってもよい。-即ち、10個全てのドーズオーダーを生成するのに必要な少なくとも1つの成分製品のボリューム。従って、ユーザーは、バッチにおいてドーズオーダーを生成するのに充分な製品を有することを示すことができる。幾つかの例において、ユーザー入力は、10,000mgのCefazolin及び2,900mlの塩化ナトリウムの両方に関するものであってもよい-即ち、10個全てのドーズオーダーを生成するのに必要な成分製品の異なるそれぞれのバイアルのボリューム。いずれかのケースにおいて、ユーザー入力は、複数の指示を含むことができ、各指示は、所与の製品の異なるインスタンスに対応したものであってもよい。その結果、複数の指示は、少なくとも1つの成分製品の集合量に対応してもよい。例えば、ユーザーは、2つの5,000mgバイアルのCefazolinを検索することができる。そして、ユーザーが各バイアルをスキャンする場合、複数の各指示は、2つの5,000mgバイアルのCefazolinに関する別個の指示を含むことができる。この点に関して、ユーザー入力は、5,000mgバイアルのCefazolinに関する2つの指示を含むであろう。その結果、複数の指示は同一の成分製品の集合量に対応するであろう(例えば、2つのバイアルの5,000mg Cefazolinは、集合量における10,000mgのCefazolinに等しい)。
【0069】
また、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、調合ステップを、ユーザーに、ユーザー・インターフェース(108)を介して提示(228)することができる。上述したように、製品調合ステップは、ドーズを調合するのに必要な物理的ステップを含むことができる。(例えば、例示目的で、0.9%塩化ナトリウム-300mlから10ml希釈ボリュームを除去する、Cefazolinから10mlを得る等)。具体的には、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、少なくとも1つの成分製品の集合量を示すユーザー入力を受け取った際に、調合ステップを、ユーザーに提示(228)することができる。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、調合ステップを提示してもよく、該提示は、少なくとも1つの成分製品の集合量に関する全ての製品が対応する指示を通して特定された後に提示されてもよい。従って、バッチワークフローの集合化した複数のドーズオーダーは集合的に調合されてもよい。その結果、少なくとも1つの成分製品の集合量の全体が、対応する指示を通して示されたあと、はじめて集合化した複数のドーズオーダーの任意の単独のドーズオーダーを調合してもよい。このことにより、調合ステップを分割することによるバッチワークフローを促進することができる。その結果、各調合ステップを、集合化した複数のドーズオーダーのそれぞれに対して実行して、その後、次の調合ステップに進んでもよい(例えば、集合化した複数のオーダーを実行するのに充分な製品の集合量の指示を受け取り、その後、任意の集合化した複数のドーズオーダーを物理的に調合する等)。
【0070】
幾つかの実施形態において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、集合化した複数のドーズオーダーそれぞれのラベルを印刷(232)してもよい。ラベルは調合されたドーズオーダーに適用されてもよく、及び、該ラベルは、以下を含んでもよい:調合されたドーズオーダーのコンテンツに関連する情報。キューフィルタの特定された共通の関連属性に基づいて、各調合されたドーズオーダーは、同一の成分製品を含むことができる。この点に関して、集合化した複数のドーズオーダーそれぞれに関するラベルを印刷(232)することは、上記の特定の及び別個の処理セグメントにおけるバッチワークフロープロセスに組み込まれてもよい。このことは、以下を含むことができる:例えば、集合化した複数のドーズオーダーそれぞれに関するラベルを、共通の時間で印刷すること。例えば、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ラベルを印刷することができ、該印刷の前に、少なくとも1つの成分製品の集合量の指示を受け取ってもよい。他の例において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ラベルを印刷することができ、該印刷の前に、以下の指示を受け取ることができる:調合プロトコルの1以上のステップが完了したこと。従って、ラベルは、共通の時間で、バッチワークフロープロセスの別個のステップとして、適用されてもよい。
【0071】
別の実施形態では、バッチワークフローは、以下を促進することができる:work-in-progress(「WIP」)ラベルを印刷すること。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、WIPラベルを印刷することができ、該印刷の前に、1以上の調合ステップが完了してもよい。WIPラベルは、例えば、部分的に使用された希釈製品に適用して、残りの希釈ボリューム、期限データ等を示すことができる。
この点に関して、ドーズの調合が部分的に使用された希釈製品を生じる場合に、バッチワークフローを介したドーズの調合は、WIPラベルを印刷することを必要としてもよく、該印刷は、バッチの集合化した複数のドーズオーダーの調合の後でのみ必要であってもよい。
【0072】
例えば、以下の仮想バッチから構成されるケースを検討してみる:300ml中Cefazolin 1,000mg、0.9%塩化ナトリウム(250ml)である10のドーズ。3,000mlバッグの塩化ナトリウムは、前記バッチを準備するのに必要な希釈を充足することができる(即ち、3,000ml>バッチを調合するのに必要な2,900ml)。仮想バッチの10個ドーズが個別に調合された場合、10個のWIPラベルを理論的には印刷することができる(例えば、第一の調合されたドーズの後の第一のWIPラベルは、2,700mlが塩化ナトリウムバッグに残っていることを示してもよく、第二の調合されたドーズ後の第二のWIPラベルは、2,400mlが塩化ナトリウムバッグに残っていることを示す等)。この点に関して、WIPラベルを複数印刷することは、プロセスを結果的に非効率にし得る追加処理ステップをもたらす可能性がある。しかし、バッチ処理を介してバッチとして調合された同じ10ドーズであれば、例えば、結果的には、1つのWIPラベルのみを印刷させる結果となってもよい。即ち、集合化した複数のドーズに関する1以上の調合ステップを調合した後、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、1つのWIPラベルを印刷することができ、該ラベルは100mlが塩化ナトリウムバッグに残っていることを示すことができる(即ち、3,000mlバッグ-必要な2,900ml=100ml)。
【0073】
次に
図3に進むと、別の実施形態によれば、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を促進することができる:概して方法(300)に従った、ドーズオーダー調合プロトコルにおける最終容器の動的な変更。この点に関して、処方製品は、最終容器(即ち、最終的に調合されたドーズを収容する容器)として使用することができる物として特定されてもよい。従って、ドーズオーダーは、必ずしも新しい又は空の容器内で調合される必要はない。更に言えば、ユーザーは、最終容器に関して考えたり又はその場限りの選択を行う必要は無い。むしろ、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を動的に決定する:ドーズ調合プロトコルにおいて使用される物として指示された処方製品が最終容器として適切かどうか。そして、該決定は、ドーズオーダーに関連する複数の製品に関する受信した指示に基づいてもよい。
【0074】
ドーズオーダーの調合に関するコンテキストにおいて考慮すると、全てのドーズオーダー調合において、最終容器が存在する。最終容器は以下の内のいずれかであってもよい:ドーズの調合の際に使用される処方製品に関連する容器、又は他の幾つかの容器(例えば、新たな又は空の容器)。後に詳述するが、薬局ワークフローアプリケーション(114)によって実行される様々なルール及び条件をドーズオーダーに適用することができる。ここで、前記適用は、ドーズを調合するために使用されるべき製品に関する受信した指示の観点から行うことができ、選択された製品が最終容器としてドーズ調合プロトコルの際に動的に決定することを目的として適用することができる。この点に関して、ルール及び条件に基づいて、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズを調合するために使用されるべき複数の製品に関する指示を受信することができ及び、以下の点を動的に決定することができる:複数の製品のうちの1つを最終容器として決定すること、又は、最終容器を準備するべきかどうかを決定すること。また、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、視覚インジケータを、ユーザー・インターフェースに追加することができ、ドーズ調合プロトコルの製品のリスティングに関連して、最終容器を特定することができる。それぞれ指示を受け取った後は、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、最終容器に関する決定を再評価することができる。その結果、最初に特定された最終容器が有効になるのは、複数の製品に関する指示を受け取った後でもよい。
【0075】
幾つかの例において、最終容器の動的な変更は、最終容器の決定を実質的に自動化することによって、効率的なドーズオーダー調合技術を促進することができ、及び、全体的なエラーの減少に寄与することができる。例えば、薬局ワークフローアプリケーション(114)が最終容器の動的な決定を行わない場合、ドーズの調合オーダーの際に、ユーザーは手動での決定を行うことが必要となる可能性がある。この点に関して、従来のドーズオーダー調合実務においては、最終容器の決定は自動化されていなかった。むしろ、従来のドーズオーダー調合の実務では、実質的にユーザーの判断に依拠しており、最終容器を、経験知に部分的に基づいて決定していた。薬局ワークフローアプリケーション(114)が、最終容器を、選択された製品の最終容器の特徴に基づいて動的に決定することが、少なくとも理由の一部となって、前記決定を完了するにあたって、ユーザーの判断のみに依拠する必要はない。この点に関して、エラーレートは、最終容器の決定を標準化することにより減少させることができる(例えば、標準最終容器アルゴリズムの手段)。特に、最終容器を、選択された製品の最終容器の特徴に基づいて動的に決定することにより、ドーズオーダー調合の際に生じる無駄に関連するエラーを減少させることができる。例えば、一実施形態に従って、ドーズオーダーは、ドーズオーダーが、ドーズオーダー最小ボリュームを超える最終容器においてのみ調合することができる。(例えば、20ml、24ml、20ml等)
【0076】
更に、ドーズオーダー調合の効率を上げることもできる。なぜなら、標準化した最終容器の決定を、それぞれの状況において同様の方法で実行してもよいからである。とりわけ、標準化についての最終決定のある特定の態様は、各箇所のパフォーマンスに応じてカスタマイズできる(例えば、後に詳述するが、ドーズオーダーボリュームルール、ウェイストボリュームルール等)。カスタマイズ可能な態様により、システム規模での一貫性を促進することができる。この理由は、ローカルでのパフォーマンスを、共通のネットワーク(例えばワイド・エリア・ネットワーク(050))で稼働する複数の薬局ワークフローアプリケーション(114)間で均一に適用することができるからである。従って、最終容器を知ると、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、最終容器に対するドーズの調合に関連する正しいドーズ調合ステップを表示することができる。
【0077】
更に
図3を参照すると、最終容器の動的な変更を表示しているが、薬局ワークフローアプリケーション(114)を含んでおり、該アプリケーションは、ドーズオーダー記録にアクセス(304)し、該記録はドーズオーダーに対応し、例えば、ローカルデータベース(112)に記憶される。ドーズオーダー記録は、以下に対応したものであってもよい:まだ調合されておらず、薬局ワークフローアプリケーション(114)によって受信されるドーズオーダー。ドーズオーダーは、以下を含むことができる:医療要求であって、薬局ワークフローアプリケーション(114)を介した調合を待つ要求。幾つかの例において、対応するドーズオーダーのドーズオーダー記録は、複数のドーズオーダー記録を含むキューに、調合を待つ対応するドーズオーダーと共に記憶することができる。
【0078】
アクセスされたドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始してもよい(308)。ドーズ調合プロトコルは、複数の数の製品特定ステップを含むことができ、該プロトコルは、以下を含むことができる:成分製品のリスト又はドーズオーダーのための「レシピ」。このことは、以下を含むことができる:とりわけ、ドーズの調合オーダーに関する各成分製品の説明、各成分製品の必要な体積又は質量等。これらは、ドーズオーダーを調合するのに必要な様々な製品を特定する際に使用するためのものであってもよい。例えば、以下の仮想ドーズのドーズ調合プロトコル「300ml中Cefazolin 1,000mg、0.9%塩化ナトリウム250ml」は、1,000mgのCefazolin及び250mlの0.9%塩化ナトリウムを、ドーズ調合プロトコル内でのものとして特定することができる。更に、ドーズ調合プロトコルは、様々なドーズ調合ステップ:を含むことができ、ドーズオーダーの物理的調合に関連するステップと連携してもよい(例えば、希釈の除去、ドラッグの除去、ラベルのドーズへの適用等)。
【0079】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、その後、ドーズ調合プロトコルに関連する複数の製品の指示を受け取る(312)ことができる。受け取った指示は、例えば、ドーズを調合する際に使用するための製品について薬局技術者が所有しているかどうかを示すものであってもよい。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の指示を受け取る:同一製品の処方データ記録に関連する製品が、ドーズオーダーのドーズを調合する際に使用するために特定されたこと。指示に関する各対応する製品は、製品に対応する処方データ記録ごとに、複数の対応するデータ属性に関連付けることができる。該記録は、とりわけ他の項目のなかでも、製品の物理的属性(例えば製品ボリューム)を記載したものであってもよい。幾つかの例において、複数の対応するデータ属性は、以下を含むことができる:最終容器としての製品の適合性を示すデータフィールド。いずれにせよ、対応するデータ属性の全体は、最終容器の特徴に対応したものであってもよい。その結果、受け取った指示は、最終容器の動的決定を促進することができる。
【0080】
従って、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、受け取った指示に応答して、製品のうち少なくとも1つを動的に決定(316)することができる。該決定は、最終容器に対応する選択された製品としての決定であり、ドーズを調合する際に使用されるものとして示される製品の最終容器の特徴の分析に少なくとも部分的に基づいてもよい決定である。即ち、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:製品がドーズの調合オーダーにおいて使用されるべきという示唆に関連する当該製品が最終容器を構成するかどうか、ここで、最終容器は、調合されたドーズを収容するための最終目的容器として寄与するであろう。示唆された処方製品の容器を最終容器として使用することができない場合、ドーズを新たな且つ空の容器において調合することができる。動的決定は、製品特定ステップの間に、ドーズ調合プロトコルに関連する複数の製品に関する受領した各示唆について変更を行うことができる。例えば、第一の希釈製品容器を、最初に、最終容器を構成するべく決定を行うことができる。第二の希釈製品容器の指示を受け取ることができ、最終容器の決定を変更することができる(例えば、第二の希釈容器へ、又は空の容器へ変更)。当該変更は、第二の希釈製品容器に関連するインジケータの受領に基づいてもよい。即ち、第二の希釈容器に対応する指示を受領することは、最終容器の決定における変更のトリガーとなってもよい。
【0081】
最終容器の特徴は、上述したように、ドーズの調合オーダーにおいて使用するための製品に関連する複数のデータ属性に対応してもよい。従って、動的決定は、複数のルールの実行に少なくとも部分的に基づいてもよい(後に詳述する)。ここで、該決定は、特定の製品が最終容器を構成すべきなのかどうかを決定するように機能することができる。(例えば、ボリューム差分ルールを採用してもよく、該ルールは、以下のことを規定するものであってもよい:以下の条件の時処方製品は最終容器となるべきではない:製品トータルボリュームとドーズオーダートータルボリュームとの差のパーセンテージが特定の差分パーセンテージ以上であるとき)。また、動的決定は、ドーズオーダー自体の特徴に基づいてもよい(例えばオーダーの最終ボリュームを要求することによって)(例えば、最終容器は、受け取った製品指示に対応し、且つ調整された希釈成分ボリュームに基づいて決定されてもよい)。
【0082】
また、ローカルシステム(110)の上述のインターフェース(108)は、以下を表示(320)することができる:最終容器に対するドーズの調合に関連するドーズ調合ステップ。即ち、調合プロトコルの調合ステップは、動的に決定された最終容器に少なくとも部分的に基づいてもよい。例えば、プロトコルは、所与のドーズオーダーごとに、最終容器の決定に基づいて異なってもよい。(例えば、ネガティブQSボリュームvs.ポジティブQSボリューム等)。また、調合プロトコルは、以下をユーザーに表示することを含むことができる:最終容器を構成する製品に対応する指示。幾つかの例において、最終容器製品は、ユーザー・インターフェースにおいて、記号などを用いて表記されてもよい(例えば丸く囲った大文字で「FC」)。従って、前記表示することは、何かあった場合(即ち、空の容器を必要とする場合)、どの容器が最終容器を構成するかをユーザーに知らせることを促進することができる。その結果、ユーザーは、こうした情報を、記載された最終容器でドーズオーダーのドーズを調合するために用いることができる。
【0083】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、少なくとも部分的に以下を促進することができる:ドーズ調合プロトコルに関連する希釈成分ボリュームを調製することにより、最終容器を動的に決定すること。特に、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、要求された希釈成分ボリュームを調整することにより、ドーズ調合プロトコルを最適化することができ、その後、最終容器に対するドーズオーダーの調合に関連するドーズ調合ステップを表示してもよい。ドーズオーダーに関する正確な要求希釈ボリュームを計算する事を目的として、ドーズを調合するために使用されるべき製品を指示した後(例えば、製品スキャン)、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、特定のドーズオーダーにおけるドーズオーダーのための現在のアクティブワークステーション製品を特定することができる。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、その後の受領される各指示の為に、この特定を再評価することができる。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、希釈成分ボリュームを、以下に部分的に基づいて調整することができる:ドラッグ成分が提供するボリューム、及び、ドーズオーダーの要求された最終ボリューム。従って、上記調整により、ドーズオーダーの要求された希釈成分ボリュームを更新することができ、様々な例外については、更に詳しく後述する。
【0084】
以下、
図4a~4eを参照されたい。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーの最終容器を動的に決定することができ、該決定は、最終容器の特徴に少なくとも部分的に基づいてもよく、前記決定は、ロジカルステップ(400)に概して従った複数のロジカルステップに関連したものであってもよい。複数のロジカルステップは、それぞれ、ロジカルステップを実行する事を目的として、最終容器の特徴のデータ値又は属性のうち少なくとも1つを参照することができる。幾つかの点に関して、複数のロジカルステップは、要求のチェックリストとみなすことができる。その結果、ドーズオーダーの選択された製品が最終容器を構成するように、各要求を充足しなければならない。複数のロジカルステップのうちいずれか1つが失敗した場合には、ドーズオーダーは、新たな又は空の容器において調合される結果となってもよい。例え、幾つかのロジカルステップが充足された場合であっても、ドーズオーダーを新たな又は空の容器にて調合してもよい。-即ち、選択された容器が最終容器を構成するためには、全てのロジカルステップが充足されなければならない。従って、ロジカルステップは、図示した順番で実行してもよく、又は他の順序で実行してもよい。
【0085】
一実施形態において、複数のロジカルステップは、以下を含むことができる:
図4に示すロジカルステップ(400)。ロジカルステップを進めることができ、その結果、以前のロジカルステップが充足された場合には、後続のロジカルステップを実行することができる。以下の点を理解されたい:即ち、ロジカルステップは、他のロジカルステップを含むことができ、又は、1以上の後述するロジカルステップ(400)を省略することもできる。こうしたことは、最終容器を、前記最終容器の特徴に基づいて動的に決定する必要性に応じて行うことができる。
【0086】
ロジカルステップ(400)は、最終容器を動的に決定する際に、様々なデータ属性を参照することができる。幾つかの例において、データ属性は、以下を含むことができる:ドーズオーダー記録に対応するデータフィールド。他の例において、データ属性は、以下を含むことができる:複数の特定された製品のうち少なくとも1つに関連する処置記録に対応するデータフィールド。この点に関して、複数の特定された製品のうち少なくとも1つに関連する処置記録は、データフィールドを含むことができ、少なくとも部分的に以下を目的としてものであってもよい:薬局ワークフローアプリケーション(114)が、選択された製品を、最終容器として動的に決定すること。更なる例として、各処方製品は、ドラッグ、希釈、又はドラッグ及び希釈の両方として、マークされてもよい(例えば、プレミックス製品)。更に言えば、化学療法又は危険物(Hazmat)製品は、特定の指示において使用する際に、処置記録データフィールドに、フラグを付けたり、又は指示しておいてもよい。更に、処方データ記録は、以下の点を指示してもよい:希釈又はドラッグ/希釈としてマーク又は指示された製品のみが最終容器として使用できること。従って、こうした製品は、具体的に、処方における「最終容器」として指示することができ、我々にとってこの製品は最終製品としての資格がある物と示唆することができる。また、製品ボリュームが選択可能な、所定のボリューム以下である製品(例えば、5、10、20、又は25ml又はこれ未満等)は、最終容器としての資格が無い物として、又は「非最終」容器として指示することができる。更に言えば、最終容器として適さない物として臨床的に判断される製品は、非最終容器として指示されてもよい。幾つかの実施形態において、他のデータフィールドを、最終容器の決定を行う目的で、処方データ記録内に含めることができる。更に、特定の値を、サイトに特異的な好適値として設定することができる。いずれにせよ、処方データ記録のこうしたデータフィールドは、1以上のロジカルステップ(400)によってアクセスされてもよく、薬局ワークフローアプリケーション(114)が最終容器を動的に決定することを促進することができる。
【0087】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(404)を実行して以下の点を決定することができる:ドーズオーダーが、最終容器において調合されるべきドーズオーダーの適合性を示すインジケータに対応するデータ属性に関連するかどうか。幾つかの例において、ロジカルステップ(404)は、「ドーズロジックエンジン」ルール又はDLEルールと称されるものであってもよい。もしも、ドーズオーダーが最終容器において調合されるべきドーズオーダーの適合性を示すインジケータを含まない場合、(例えば、ドーズオーダーにおいて明示していたり、又は特定の成分名に言及していたり)、ドーズオーダーが新たな又は空の容器(448)において調合されるであろう。即ち、最終容器における調合に関して、ドーズオーダーの適合性を積極的に示さない場合、選択されたドーズオーダーは最終容器にて調合されなくてもよい。これに当てはまるケースとして、例えば、ドーズオーダーが、新たな又は空の容器での調合について具体的に指示されている場合が挙げられる。ドーズオーダーの最終容器指示に関する積極的な特定がある場合には、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(408)へと進行することができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0088】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(408)を実行して、ドーズオーダーが少なくとも1つの希釈を含むかどうかを決定することができる。即ち、ドーズオーダー記録が、最終容器の動的決定を行うに値するものであるためには、調合に関連する複数の製品のうち少なくとも1つは、希釈製品に対応したものであってもよい。従って、希釈を含む製品容器のみが最終容器として選択されてもよい。即ち、ドーズオーダーの調合において必要な希釈容器が無い場合、選択された製品容器は、最終容器として用いなくてもよい。従って、希釈フリーなドーズオーダーは、空又は新たな容器にて調合されてもよい(448)。しかし、ドーズオーダーにおいて希釈についての積極的な特定がある場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(412)へと進行することができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0089】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(412)を実行して、以下の点を決定することができる:ドーズオーダーが、「危険物(Hazmat)」ドラッグを示すインジケータに対応するデータ属性を有する処方製品と関連するかどうか。これに当てはまるケースとして、例えば、ドーズオーダーが化学療法において使用することを意図したドラッグを含む場合が挙げられる。従って、危険物(Hazmat)ドラッグに関連するドーズオーダーは、最終容器における調合に適さない可能性がある。むしろ、危険物(Hazmat)ドラッグを含むドーズオーダーは、新たな又は空の容器にて調合されてもよい(448)。幾つかの実施形態において、ロジカルルール(412)を、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能であってもよい。例えば、危険物(Hazmat)ドラッグ分類は、特定のタイプの危険物(Hazmat)ドラッグを含むように変更してもよい。或いは、前記分類は、以下を識別するように変更してもよい:最終容器にて調合可能な危険物(Hazmat)ドラッグのあるカテゴリー、及び、最終容器にて調合不可能な危険物(Hazmat)ドラッグの別のカテゴリー。更に、処方における各製品は、以下を含むことができる:危険物(Hazmat)ドラッグ又は非危険物(Hazmat)ドラッグのいずれかの指示。危険物(Hazmat)ドラッグインジケータに基づいて最終容器の決定を行うためにドーズの適合性に関する積極的な特定があった場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(416)へと進行することができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0090】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(416)を実行して、以下の点を決定することができる:ドーズオーダーが、ドーズオーダーにおける希釈ライン項目に等しい予め配置された「QSドラッグ」フィールドに関連するかどうか。この点に関して、選択された製品が適切な最終容器を構成するためには、QSドラッグフィールドは、ドーズオーダーにおける希釈ライン項目と等しくなければならない(448)。即ち、もしも、ドーズオーダーが、ドーズを実行するためのドーズオーダーにおいて希釈成分とは異なるキャリアを必要とするドラッグを含む場合(即ち、QSドラッグ)、ドーズは空の容器にて調合されてもよい。従って、ロジカルステップ(416)は、以下の点を確認する:製品が、ドーズオーダーの要求を満たすための製品の要求ボリュームを含むこと。こうした等価性が無い場合、ドーズオーダーは空の又は新たな容器にて調合されるであろう。この際に、製品に対する任意の更なる調整(例えば、ボリューム増加又は製品からの差引)は行わない。例えば、仮想的な調合「250ml中Cefazolin 1000mg、NS250ml」は、全製品スキャン後、以下を含むことができる:計算されたQSボリューム-10ml(即ち、inverseQS)。ドーズオーダートータルボリューム(即ち、最終ボリューム)250mlの要求を充足する事を目的として、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、調合ステップを表示し、該ステップは、ユーザーに対して、10ml(QSボリューム)を、最終容器製品から除去することを指示するものである。従って、10ml除去することで、250ml製品を、上記ドーズオーダーの例における最終容器として使用することを可能にすることができる。上述した等価性についての積極的な特定がある場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(420)へと進行することができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0091】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(420)を実行して、以下の点を決定することができる:ドーズオーダーが、最小ドーズボリューム以下のトータルボリュームを含むかどうか(例えば、5ml未満、10ml未満、24ml未満、30ml未満、35ml未満等。)。ドーズオーダーのトータルボリュームが最小ドーズボリューム以下である場合、ドーズは空の又は新たな容器(448)にて調合されてもよい。従って、ロジカルルール(420)を、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能であってもよい。例えば、最小ドーズボリュームは、所与のドーズのドーズ調合の前に選択可能であってもよい。ドーズオーダーのボリュームが最小ドーズボリュームを超えるという積極的な特定がある場合には、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(424)へと進行することができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0092】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(424)を実行して、以下の点を決定することができる:ドーズオーダーが、希釈製品が最終容器として適切であるというインジケータに対応する処置記録データ属性に関連する希釈製品に関する要求を含むかどうか。もしも、ドーズオーダーの希釈製品が最終容器として適切な物として指示されない場合(例えば、1つの希釈製品に対応する処置記録において記録される)、ドーズオーダーが新たな又は空の容器(448)において調合されるであろう。これに当てはまるケースとして、例えば、希釈処方製品がバイアル内に保存され、及び、対応する処置記録において、最終容器として適さない旨の指示がある場合が挙げられる。希釈最終容器指示の積極的な特定がある場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(428)へと進行することができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0093】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(428)を実行して、以下の点を決定することができる:ドーズオーダーが複数の特定された最終容器製品を含むかどうか。即ち、ドーズオーダーが、希釈製品として指示された複数の製品を含む場合、前記製品の内のうちいずれか1つが理論的には最終容器を構成し得るが、ドーズオーダーは、新たな又は空の容器(448)にて調合されるであろう。この理由の一部として、希釈製品のうち1つしか、最終容器を構成できない点が挙げられる。唯一の特定された希釈製品の存在に関する積極的な特定がある場合(ここで、該製品は、動的に決定された最終容器を構成することができる)、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(432)へと進行することができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0094】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(432)を実行して、以下の点を決定することができる:潜在的な最終容器に対応する選択された製品が部分的に使用された希釈容器ではないかどうか。従って、新たな又は未使用の希釈製品のみが最終容器を構成してもよい。従って、指示された希釈処方製品が部分的に使用された希釈処方製品に該当する場合(例えば、以前のドーズオーダーを調合するために部分的に使用された希釈処方製品、又は、「work-in-progress」(“WIP”)製品)、ドーズオーダーは、新たな又は空の容器(448)にて調合されてもよい。選択された製品が新たな又は未使用の希釈処方製品に該当する旨の積極的な特定があった場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(436)へと進行することができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0095】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(436)を実行して、以下の点を決定することができる:ドーズオーダーが、最終容器として評価されるための製品に関するボリューム差分ルールを充足するかどうか。即ち、ボリューム差分ルールを充足する事を目的として、その元々の容器における希釈処方製品ボリュームとドーズオーダートータルボリュームとの間の絶対的な差分が、特定の及び所定の差分パーセンテージを超えなくてもよい。差分パーセンテージの計算は、以下の表現に従って表すことができる:[((希釈製品トータルボリューム)-(ドーズオーダートータルボリューム))/(ドーズオーダートータルボリューム)]*100。もしも、上記式が、特定の差分パーセンテージ以上の値を返した場合、ドーズオーダーは、新たな又は空の容器(448)にて調合されてもよい。また、新たな又は空の容器においてドーズオーダーを調合することにより、以下の点を可能にすることができる:将来のドーズのために指定された製品の残りのボリュームを使用すること、ここで、前記使用は、製品に、work-in-process(WIP)ラベルを割り当てること、及び、製品の処方において規定される適切な有効期限に沿った処方において設計することにより可能となる。幾つかの実施形態において、ロジカルルール(436)を、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能であってもよい。例えば、特定の差分パーセンテージは選択可能であってもよい(例えば、50%、75%、100%、125%等)。前記式が特定の差分パーセンテージ未満の値を返した旨の積極的な特定があった場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(440)へと進行することができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0096】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(440)を実行して、以下の点を決定することができる:ドーズオーダーがウェイストボリュームルールを充足するかどうか。即ち、ウェイストボリュームルールを充足する事を目的として、ドーズオーダーキャリア成分ボリュームと希釈製品トータルボリュームとの間の絶対的な差分は、選択可能な及び所定のウェイストボリュームを超えなくてもよい。こうしたウェイストボリュームの計算は、以下の表現に従って表すことができる:((ドーズオーダーキャリア成分ボリューム)-(希釈製品トータルボリューム))。上記式がウェイストボリューム以上の値を返す場合、ドーズオーダーは、新たな又は空の容器(448)にて調合されてもよい。また、新たな又は空の容器においてドーズオーダーを調合することにより、以下の点を可能にすることができる:将来のドーズの為に製品の残ったボリュームを使用すること、ここで、該使用は、製品に、work-in-process(WIP)ラベルを、処方データ記録において規定される適切な有効期限とともに割り当てることによって可能となる。幾つかの実施形態において、ロジカルルール(440)を、サイト特異的な好適性に基づいて設定可能であってもよい。例えば、ウェイストボリュームは選択可能であってもよい(例えば、100ml、200ml、300ml等)。例えば、式が200ml未満の値を返した旨の積極的な特定があった場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーの選択された製品が最終容器(444)を構成できる旨の決定を行うことができる。そうでない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ロジカルステップ(448)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーは、空の容器にて調合されてもよい。
【0097】
以下の点を理解されたい:即ち、任意の又は全ての上記ロジカルルールを多くの利用ケースにおいて適用することができる。即ち、ロジカルルールは、様々な状況において最終容器を動的に決定することができ、該決定は、開始されたドーズ調合プロトコルの特定の要求に基づいてもよく、及び、ドーズを調合するために使用されるべき複数の製品に関する受け取った指示に対して決定されてもよい。この点に関して、様々な使用ケースが、例示目的で以下提示される。提示された使用ケースは、例示にすぎず、及び、任意の特定の使用ケース又はドーズ調合プロトコルへのロジカルルール(400)の適用性を限定するものとして解釈するべきではない。
【0098】
この点に関して、
図5に関して参照すると、ユーザー・インターフェース(500)は、例示的な使用ケースを示しており、以下を含むことができる:シナリオを含むドーズ調合プロトコルにおいて最終容器を動的に決定すること。ここで、最終容器として適切な複数の希釈製品、及び処方製品が、ドーズ調合プロトコルの一部として、指示され、又はスキャンされる。例えば、0.9%塩化ナトリウム250ml希釈製品(504)及び0.9%塩化ナトリウム500ml希釈製品(508)の両方を、最終容器として利用することができる。この例において、及び、ロジカルルール(428)に関して参照すると、スキャンされた希釈処方製品いずれもが、ドーズオーダーの最終容器を構成しなくてもよい。むしろ、ドーズオーダーは新たな又は空の容器にて調合されてもよい。
【0099】
この点に関して、
図6に関して参照すると、ユーザー・インターフェース(600)は、別の使用ケースを示すが、以下を含むことができる:最終特定ボリュームを有するネガティブQSボリュームを含むドーズ調合プロトコルにおいて、最終容器を動的に決定すること。QSボリュームは、
図4bに関連して上述したように、ドーズを再構成するのに必要な希釈のボリュームを参照することができる。続けて
図6における例を参照すると、200ml中Cefazolin 1g、0.9%塩化ナトリウム200mlであるドーズオーダーが特定される(604)。この例において、0.9%塩化ナトリウムの250mlバッグをスキャンして、及びドーズオーダー(608)のための最終容器を構成する旨を動的に決定する。この例において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、1つのネガティブQSボリュームの60mlを、Cefazolinのための寄与する希釈に基づいて計算することができる。ロジカルルール(440)に関して参照すると、ドーズオーダーのウェイストボリューム(即ち、60ml)は、所定のウェイストボリューム(この場合250ml)を超えていない。従って、60mlの希釈を上記250mlバッグ(612)から差し引き、その結果、バッグは、Cefazolinドラッグを添加した後、最終容器を構成する。
【0100】
この点に関して、
図7に関して参照すると、ユーザー・インターフェース(700)は、更に別の使用ケースを示すが、以下を含むことができる:オーダーにおいて希釈ライン項目を含まないドーズ調合プロトコルにおいて、最終容器を動的に決定すること。例えば、及び、続けて
図7を参照すると、ドーズオーダーは、以下を含むことができる:「10mlにおけるCefazolin 250mg」に関する要求(704)。この点に関して、及びロジカルルール(408)に関して参照すると、ドーズオーダーが、希釈製品に対応する指示において含んでいないことが理由となって、ドーズオーダーは新たな又は空の容器にて調合されてもよい。
【0101】
この点に関して、別のケースでは、以下を含むことができる:プレミックス製品を含むドーズ調合プロトコルにおいて、最終容器を動的に決定すること。プレミックス製品は、以下を含むことができる:特定の濃度へドラッグ及び希釈がプレミックスされた処方製品。この点に関して、ドーズオーダーは、幾つかの場合には、プレミックス製品に関する要求のみを含んでもよく、及び、従って、プレミックス製品は、ドーズ調合プロトコルの一部として変更される必要がない。プレミックス製品が変更されない場合(即ち、プレミックスがドーズオーダーを完全に充足していた場合)、プレミックス製品自体が最終容器である。他の例において、ドーズオーダーは、プレミックス製品に少なくとも部分的に基づいて調整されてもよい医療要求を含むことができる。
図12に関して参照すると、以下の事例を考えてみる:別の使用ケースに従ったユーザー・インターフェース1200であって、以下を含む仮想のドーズオーダー1204を表示する:120ml中におけるGentamicim 80mg、0.9%塩化ナトリウム100ml。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を含むプレミックス製品(1208)に対応する指示を受け取ることができる:VIAFLEX Plus Containerでの100ml中の0.9%塩化ナトリウム注射、80mlにおけるGentamicin硫酸塩。この点に関して、プレミックス製品は、最終容器(1212)として、丸で囲った「FC」で記載して特定されてもよい。こうした特定の例において、プレミックス製品は、最終ボリュームとして特定された120mlに達する事を目的として、QS’d(例えば、追加希釈が添加された)である必要がある((1216)として描写、0.9%塩化ナトリウム20mlがプレミックス製品に追加されたことを示す)。
【0102】
次に
図4bを参照されたい。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、方法(400b)に概して従って、ドーズ調合プロトコルに関連する希釈成分ボリュームを調整することができる。この点に関して、方法(400b)は、概して、以下の態様で進めることができる。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、調合を待つドーズオーダーを受け取り(404b)、及びドーズオーダー調合プロトコルを開始する。薬局ワークフローアプリケーションは、指示を受け取ることができ、該指示の形態は、必要成分に対応するドーズオーダーラベルのスキャン(408b)の形態であってもよい。例えば、受け取った指示は、以下に対応したものであってもよい:薬局技術者がドーズの調合に使用するための製品を所持していること。次に、調合プロトコルをチェックして(412b)、その目的は、製品選択方法が、製品ドラッグ及び量を確認するように構成されることである。こうした積極的な指示がある場合、薬局ワークフローアプリケーションは、非希釈成分のトータル累積ドーズオーダーボリュームを計算する(416b)。次に、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーが最終容器における調合のために設定されたことを確認する(420b)。その後、システムは、ドーズオーダーが最終特定ボリュームに関連するかどうかを確認することができる(424b)。とりわけ、もしも、ドーズオーダーが、スキャンされた最終容器製品、及び特定されたドーズオーダーの最終ボリュームの両方を有していない場合、システムは、ドーズオーダー(456b)のためのQSボリュームを決定することを要求しないであろう。しかし、ドーズオーダーがスキャンされた最終容器を有さないが、ドーズオーダーの最終ボリュームが特定されている場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーをQS(428b)することができる。その結果、QSボリュームは、以下の式を参照することで決定される:(最終ボリューム)-(寄与するドーズボリュームの合計)。
【0103】
幾つかの実施形態において、(即ち、ドーズオーダーが最終容器にて調合されるものと特定された場合)、薬局は以下の確認を行う(432b)であろう:再利用されるドーズオーダーが最終容器のために選択されたかどうか。もしそうである場合には、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダー(456b)のためのQSボリュームを決定しなくてもよい。他の実施形態では、再利用ドーズオーダーは、ドーズオーダーのための最終容器でなくてもよい。この点に関して、ドーズオーダーについてチェックして以下の点を確認する:ドーズオーダーが最終特定ボリュームに関連するかどうか。従って、及びステップ(436b)に従い、再利用ドーズオーダーがドーズオーダーのための最終容器ではない場合、特定された最終ボリュームを有するためのドーズオーダーをチェックする。最終ボリュームが特定されてない場合、システムは、ドーズオーダーのためのQSボリュームを決定することを要求する(436b)であろう。その結果、QSボリュームは、以下の式を参照することで決定される:[(-1)*((最終容器処方製品のトータルボリューム)-(希釈成分のためのドーズオーダーボリューム))]。逆に、再利用ドーズオーダーがドーズオーダーのための最終容器ではなく、及び最終ボリュームが特定されている場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーのためのQSボリュームを決定(440b)することができる。その結果、QSボリュームは、以下の式を参照することで決定される:(-1)*[(最終容器処方製品によって提供されない寄与するドーズボリュームの合計)+((最終容器処方製品のトータルボリューム)-(ドーズオーダー最終ボリューム))]。
【0104】
QSボリュームがゼロを超えると薬局ワークフローアプリケーション(114)が決定した結果、薬局ワークフローアプリケーションは、1以上のQSボリューム充足度チェックを行うことができる。具体的には、このことは、以下によって開始される:ドーズオーダーが特定された最終ボリュームを有するかどうかを薬局ワークフローアプリケーション(114)が決定する(444b)。ドーズオーダーが特定された最終ボリュームを有さない(448b)場合には、ドーズオーダートータルボリュームは、以下の式を参照することで決定できる:ドーズトータルボリューム=各ドーズオーダー成分による累積ボリュームの合計。しかし、ドーズオーダーが特定された最終ボリュームを有する場合(452b)、ドーズトータルボリュームは、以下の式を参照することで決定される:ドーズトータルボリューム=特定されたドーズオーダー最終ボリューム。
【0105】
次に
図4cを参照されたい。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、QSボリュームが表示されるかどうかを、部分的に、QSボリューム充足度チェックを、概して方法(400c)に従って行うことにより決定することができる。方法(400)は、ステップ(404c)にてドーズ調合を開始することで進行することができる。これは、薬局ワークフローアプリケーション(114)がドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始することに対応するものであってもよい。次に、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ステップ(408c)に従って、指示又はスキャンを受け取ることができ、及び、ドーズオーダーのための全ての必要な製品を調合することができる。方法(400c)は、ステップ(412c)へ進行することができ、その結果、ドーズオーダーのための製品リストが完成する。方法(400c)はステップ(416c)へ進行することができ、その結果、ユーザーはドーズオーダーラベルをスキャンして、ドーズオーダー手順動作を得ることができる。方法(400c)はステップ(420c)へ進行することができ、その結果、QSボリュームを計算することができる(例えば、
図4bで描写したような方法(400b)により)。方法(400c)は、ステップ(424c)へ進行することができ、その結果、計算されたQSボリュームの絶対値を、測定可能な最小ボリュームと比較することができる(例えば、サイト構成パラメーターに従って)。計算されたQSボリュームの絶対的なボリュームが測定可能な最小ボリューム未満である場合には、方法(400c)はステップ(428c)へと進行することができ、その結果、計算されたQSボリュームが充分である旨が決定される。この点に関してQSボリューム動作は、ドーズ手順において示されず、そして、方法(400c)は、ステップ(432c)にて、こうしたドーズの調合手順が完了したことを結論付けてもよい。
【0106】
しかし、ステップ(424c)へ戻って参照すると、計算されたQSボリュームの絶対値が測定可能な最小ボリュームを超える場合、方法(400c)がステップ(436c)へ進行することができ、その結果、絶対値ボリュームが最大ボリューム偏差と比較される(例えば、サイト構成パラメーターに従って)。計算されたQSボリュームの絶対値が最大ボリューム偏差を超える場合、方法(400c)はステップ(440c)へ進行することができ、その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、計算されたQSボリュームが不充分である旨の決定を行うことができる。この点に関して、ドーズ調合動作は、ステップ(432c)にて表示される。しかし、計算されたQSボリュームの絶対値が最大ボリューム偏差未満である場合、方法(400c)はステップ(444c)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の式に従って、偏差パーセンテージを計算することができる:(計算QSボリューム/ドーズトータルボリューム)*100。方法(400c)は、ステップ(448c)へ進行することができ、その結果、計算されたQSボリュームの絶対値を、最大丸めエラーパーセンテージと比較することができる(例えば、サイト構成パラメーターに従って)。計算されたQSボリュームの絶対値が最大丸めエラーパーセンテージを超える場合、方法は、ステップ(440)へ進行することができ、その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、計算されたQSボリュームが不充分である旨を決定することができる。この点に関して、ドーズ調合動作は、ステップ(432c)にて完了する。しかし、計算されたQSボリュームの絶対値が、最大丸めエラーパーセンテージ未満である場合、方法(400c)はステップ(428c)へ進行することができ、その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、QSボリュームが充分である旨の決定を行うことができる。その結果、QSボリュームはドーズ手順において表示されないであろう。この点に関して、方法(400c)は、ステップ(432)にて完結する。
【0107】
次に
図4dを参照されたい。上述したように、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、方法(400d)に概して従って、受け取った指示の一部として、特定のドーズオーダーにおけるドーズオーダーのための現在のアクティブワークステーション製品を特定することができる。方法(400d)はステップ(404d)にて開始することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)はドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始することができる。方法はステップ(408d)へ進行することができる。その結果、システムは、ユーザーに対して、ドーズオーダーに関連する製品ラベルをスキャンすることを要求することができる。従って、ドーズ調合プロトコルに関連する複数の製品の上記受け取った指示に対して、ステップ(408d)を実行してもよい。方法(400d)はステップ(426d)へ進行することができる。その結果、複数の製品のラベルがスキャンされる。方法(400d)を進行させて、薬局ワークフローアプリケーション(114)が以下の点を決定してもよい:ワークステーションにおいて、アクティブな再利用ドーズオーダーがあるかどうか。もしそうである場合には、方法(400d)はステップ(432d)へ進行することができる。そして、ワークステーションから、ドラッグ成分を含有するアクティブで寄与する再利用ドーズを特定することによって決定できる。このことは、以下によって完遂することができる:アクティブな再利用ドーズオーダーを、ドーズオーダーアイテム件数の昇順にソート処理。任意のアクティブな再利用ドーズオーダーがワークステーションに存在するかどうかにかかわらず、方法(400d)は、ステップ(436)へ進行することができる。ここで、薬局ワークフローアプリケーション(114)が任意のアクティブな製品がワークステーションに存在するかどうかを決定することができる。アクティブな製品がワークステーションに存在する場合、方法(400d)は、アクティブな寄与製品をワークステーションから特定することができる。
【0108】
具体的には、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、方法(400d)のステップ(440d)を実行することによって、アクティブな寄与製品をワークステーションから特定することができる。その結果、アクティブな製品を、製品ドラッグ件数の降順にソートすることができる。方法(400d)はステップ(444d)へ進行することができる。その結果、アクティブな製品を、最も早い時間が最初にランクされるように、アクティベーション日付時間によってソートすることができる。方法(400d)はステップ(448d)へ進行することができる。その結果、アクティブドラッグ製品がソートされる。方法(400d)はステップ(452d)へ進行することができる。その結果、アクティブな製品を、最も早い時間が最初にランクされるように、アクティベーション日付時間によってソートすることができる。方法(400d)はステップ(456d)へ進行することができる。その結果、アクティブ希釈製品を特定された最終容器指示に従ってソートすることができる。方法(400d)は、ステップ(460)へ進行することができる。その結果、アクティブな製品を、最も早い時間が最初にランクされるように、アクティベーション日付時間によってソートすることができる。方法(400d)はステップ(464d)へ進行することができる。その結果、アクティブ希釈製品を特定された非最終容器指示に従ってソートすることができる。方法(400d)はステップ(468d)へ進行することができる。その結果、アクティブな製品を、最も早い時間が最初にランクされるように、アクティベーション日付時間によってソートすることができる。方法(400d)はステップ(472d)へ進行することができる。ここで、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ワークステーションにおいて、アクティブな再利用ドーズオーダーがあるかどうかを決定することができる。アクティブな再利用ドーズオーダーがワークステーションにある場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、少なくとも1つの希釈成分を含有するアクティブな寄与する再利用ドーズオーダーを、ワークステーションから特定することができる。このことは以下によって完遂できる:ドーズオーダーアイテム件数の昇順に、アクティブな再利用ドーズオーダーをソート処理。
【0109】
方法(400d)はステップ(480d)へ進行することができる。その結果、ワークステーションからの全てのアクティブな寄与製品が特定される。戻ってステップ(436d)を参照すると、アクティブな製品がワークステーションに無い場合、方法(400d)はステップ(480d)へ進行することもできる。いずれかの場合において、方法(400d)は、ステップ412dへ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーのための製品リストが完成していないかどうかを決定することができる。ドーズオーダーのための製品リストが完成していない場合、方法(400d)は、以前議論したステップ(408d)へと進行することができる。しかし、ドーズオーダーのための製品リストが完成している場合、方法(400d)はステップ(416d)へ進行することができる。その結果、ドーズオーダーのラベルがスキャンされる。方法(400d)はステップ(420d)へ進行することができる。その結果、ドーズ手順動作が完了する。方法はステップ(424d)へ進行することができる。その結果、ドーズ調合が完了する。
【0110】
次に
図4eを参照されたい。他の実施形態では、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、一連のステップを、概して方法(400e)に従って実行することができ、
図4に描写されたロジカルステップ(400)の動的に決定された最終容器の決定の実施形態に関連してもよい。この点に関して、方法(400e)は、ドーズオーダー調合を開始することによって、開始することができる。幾つかの例において、これは、ドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始することに対応してもよい。方法(400e)はステップ(408e)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、製品ドラッグ及び量を確認する調合モードを介して、ドーズオーダーが調合されるかどうかを決定することができる。ドーズオーダーが製品ドラッグ及び量を確認する調合モードを介して調合されない場合、ドーズオーダーは、空の又は新たな容器にて調合されてもよい(432e)。しかし、ドーズオーダーが製品ドラッグ及び量を確認する調合モードを介して調合される場合、方法(400e)はステップ(412e)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は再利用ドーズがワークステーションでアクティブであるかどうかを決定することができる。再利用ドーズがワークステーションでアクティブである場合、方法(400e)はステップ(416e)へと継続することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーションは、再利用ドーズが完成ドーズを充足するかどうかを決定することができる。再利用ドーズが完成ドーズを充足する場合、方法(400e)はステップ(420e)へ進行することができる。その結果、最終容器は再利用ドーズの容器である旨の決定を行うことができる。しかし、戻ってステップ(412e)及び(416e)を参照すると、再利用ドーズが完成ドーズを充足しない場合、又は、アクティブな再利用ドーズワークステーションに無い場合、方法(400e)は、ステップ(424e)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(424e)は、ドーズオーダーがコンパウンダーによって部分的に調合されるかどうかを決定することができる。ドーズオーダーがコンパウンダーによって部分的に調合される場合、方法(400e)はステップ(428e)へ進行することができる。その結果、最終容器はコンパウンダーバッグである旨が決定される。しかし、ドーズオーダーがコンパウンダーにおいて部分的に調合されない場合、方法(400e)は、方法(400)に従って継続することができる。
【0111】
次に
図8を参照されたい。別の実施形態によれば、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を促進することができる:概して方法(800)に従った、ドーズ調合プロトコルにおける動的な希釈ボリューム計算。この点に関して、希釈ボリュームを、ドーズ調合プロトコルに関連する製品の受取及び指示に基づいて、動的に調整することができる。従って、薬局ワークフローアプリケーションは、ユーザーに対して、調合のために選択された所与のドーズオーダーに関する必要な希釈ボリュームの正確な量を表示することができる。そして、幾つかの実施形態において、必要な希釈ボリュームは複数の別個の希釈製品によって実行されてもよい。その結果、複数の別個の希釈製品容器の追加ボリューム量は、少なくとも、動的に決定された必要な希釈ボリュームに等しくてもよい。
【0112】
幾つかの例において、動的な希釈ボリューム計算を伴うドーズの調合オーダーは、効率的なドーズオーダー調合技術を促進することができ、及び、全体的なエラー減少に起用することができる。一実施形態において、動的な希釈ボリューム計算により、薬局ワークフローアプリケーション(114)が以下のことを行うことを可能にする:同一の希釈成分の複数のバッグに関連する指示(例えば、スキャン)を受取、ドーズ調合プロトコルのための必要な希釈ボリュームを調合すること。受け取った指示は、例えば、ドーズを調合するのに必要な希釈製品が調合ワークステーションに存在することを確立することができる。この点に関して、ドーズオーダーは希釈の複数のソースから調合されてもよい。こうした態様は、ワークフローを促進することによって効率をあげることができ、該ワークフローは、ユーザーが、同一の希釈製品の様々なボリュームの組合せを用いてドーズオーダーを調合することを可能にするものであってもよい。更に、動的な希釈ボリューム計算の他の態様はドーズ調合エラーを減少させることができる。例えば、別の実施形態によれば、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザー・インターフェース(108)を介して、1以上の調合ステップに従って必要となる希釈製品のボリュームの実行トータル量を表示することができる。前記ステップは、ドーズ調合を完了するのに必要な物理的ステップを示す。この点に関して、ドーズ調合の際に間違った希釈のボリュームを用いることに関連するエラーを減少させることができる。
【0113】
ボリュームの動的な変更は以下を含む:薬局ワークフローアプリケーション(114)が、例えば、ローカルデータベース(112)に記憶されるドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスする(804)こと。ドーズオーダー記録は、以下に対応したものであってもよい:まだ調合されておらず、薬局ワークフローアプリケーション(114)によって受信されるドーズオーダー。更に、ドーズオーダーは、以下を含むことができる:薬局ワークフローアプリケーション(114)において調合を待っている医療の要求。幾つかの例において、ドーズオーダーの対応するドーズオーダー記録は、複数のドーズオーダー記録を含むキューに、調合を待つ対応するドーズオーダーと共に記憶することができる。いずれかの場合において、該実施形態において、薬局ワークフローアプリケーションは、単独のドーズ記録にアクセスする。
【0114】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズ調合プロトコルに関連する製品の指示を受け取ることができる(808)。ドーズ調合プロトコルは、以下を含むことができる:とりわけ、成分リスト又は「レシピ」、これらは、ドーズオーダーの構成成分を伝えることができる。該実施形態において、調合プロトコルは、以下を含むことができる:少なくとも1つのドラッグ製品及び少なくとも1つの希釈製品。少なくとも1つのドラッグ製品は、以下に対応したものであってもよい:治療効果のための医薬的ドラッグ又はアクティブな医療成分。少なくとも1つの希釈製品は、以下に対応したものであってもよい:製品の濃度を希釈する際に使用するための再構築溶液。この点に関して、ドーズオーダーは、製品ボリュームの正確な量(即ち、施すべき医療処置)を特定することができ、及び、製品に追加すべき希釈を、例えば、ドーズオーダーの最終ボリュームに到達する事を目的として、要求することができる。追加される希釈は、この点に関して、ドーズオーダーを完成させるために、QSボリュームを構成してもよく、又は製品に追加される希釈のボリューム(mlで)を構成してもよい。QSボリュームは、詳しく後述するが、種々の因子に依存して変化してもよく、該因子として、最初の製品濃度、要求される最終ボリューム等が含まれる。
【0115】
ドーズ調合プロトコルに関連する製品の受け取った指示は、以下を促進することができる:薬局ワークフローアプリケーション(114)が、必要な希釈ボリュームを、受け取った指示に基づいて動的に決定すること(812)。即ち、前記指示は、以下を含むことができる:ドラッグ製品に対応するドラッグに帰属するデータ。データ属性は、以下を含むことができる:とりわけ、処方ドラッグ製品の濃度及び/又はボリューム。更に、こうした指示を、薬局ワークフローアプリケーション(114)によって、ドーズ調合プロトコル及び関連ドーズオーダーのコンテキストにおいて、受け取ることができる。いずれにせよ、上記規定のQSボリュームは、指示のデータ属性に基づいて、動的に決定することができる。
【0116】
以下の点を理解されたい:即ち、QSボリュームの動的決定は、様々なデータ属性に基づいて、種々のケースにおいて応用されたものであってもよい。例示目的で、以下の議論が強調しているものとして、薬局ワークフローアプリケーション(114)が、QSボリュームの動的な変更を、2つの特定のデータ属性(最終ドーズオーダーのボリューム、及び処方ドラッグ製品の初期ボリューム)に基づいて行っている。とりわけ、動的決定は、以下の2つのデータ属性のいずれかに限定されない。
【0117】
この点に関して、
図9を簡単に参照されたい。QSボリュームは、動的に決定されてもよく、該決定は、ドーズオーダーにおいて特定された最終ボリュームに基づいてもよく、概してユーザー・インターフェース(900)によって指示されてもよい。例えば、ドーズオーダーは、以下を含むことができる:ドーズ(904)「200ml中Cefazolin 1g、0.9%塩化ナトリウム200ml」。従って、前記例のドーズオーダーは、200mlの最終ボリューム(908)を特定する。Cefazolinドラッグ製品に対応する処置記録に対応する受け取った指示は、Cefazolinドーズを、濃度100mg/mlで記載する(図示しない)。動的決定では、こうした情報を使用して以下の点を決定するであろう:Cefazolinドラッグは、200ml最終ボリュームのうちの10mlを構成すること(即ち、1000mg/(100mg/ml)=10ml)(912)。従って、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:この特定のドーズオーダーのための必要な希釈ボリューム(916)は、190mlに等しい(即ち、200ml-10ml=190ml)。更なる例示目的で、ドーズオーダーにおいて特定された最終ボリュームが異なっていた場合に、必要な希釈ボリュームが変化する場合を考えてみる。即ち、上記決定のロジックに基づいて、ドーズ「300ml中、Cefazolin 1g、0.9%塩化ナトリウム200ml」の場合結果として、290mlの必要な希釈ボリュームが動的決定される。ここで、処方ドラッグ製品の受け取った指示は上記と同じであると想定する(即ち、1000mg/(100mg/ml)=10ml;300ml-10ml=290ml)。
【0118】
この点に関して、QSボリュームは以下に基づいて動的に決定されてもよい:ドーズオーダーのドーズ調合プロトコルに関連して受信されたドラッグ製品に関して指示された処置記録の濃度。例えば、ドーズオーダーは、以下のドーズを含むことができる:200ml中Cefazolin 1g、0.9%塩化ナトリウム200ml。従って、前記例のドーズオーダーは、200mlの最終ボリュームを特定する。処方ドラッグ製品に対応する受け取った指示は、Cefazolinドーズを濃度で50mg/ml記載することができる。動的決定では、こうした情報を使用して以下の点を決定するであろう:Cefazolinドラッグは、200ml最終ボリュームのうちの20mlを構成する(即ち、1000mg/(50mg/ml)=20ml)。従って、薬局ワークフローアプリケーションは、以下の点を決定することができる:こうした特定のドーズオーダーのための必要な希釈ボリュームは180mlに等しい(即ち、200ml-20ml=180ml)。
【0119】
戻って
図8を参照すると、ローカルシステム(110)の上述のインターフェース(108)は、希釈ボリュームに対するドーズの調合に関連するドーズ調合ステップを表示する(816)ように動作可能であってもよい。即ち、調合プロトコルの調合ステップを、動的に決定された希釈ボリュームに少なくとも部分的に基づいて表示することができる。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザーに、動的に決定された希釈ボリュームを伝えることができる。その結果、ユーザーは、動的に決定された希釈ボリュームを、ドーズの調合オーダーにおいて組み込むことができる。
【0120】
幾つかの実施形態において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、必要な希釈ボリュームに対応する1以上の指示を受け取ることができる。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーの調合において使用することを意図した特定の希釈製品を特定することを要求することができる。とりわけ、該実施形態において、必要な希釈ボリュームは、1以上の希釈製品によって充足されてもよい。各希釈製品は、希釈製品ボリュームを含む。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、各希釈製品の希釈製品ボリュームを決定することができ、その目的として、集合化された希釈処方製品ボリュームが、必要な希釈ボリュームと少なくとも等しいことを確認することであってもよい。この点に関して、複数の希釈処方製品は、動的に決定された必要な希釈ボリュームを充足する事を目的として、指示されてもよい。
【0121】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、1以上の希釈処方製品の指示を受信するというコンテキストにおいて、必要な希釈ボリュームを満たすために更に必要となる希釈製品のボリュームの実行トータル量を表示することができる。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザーに、以下を伝えることができる:動的に決定された希釈ボリュームを充足するために必要となる希釈処方製品の残りのボリューム。例えば、所与のドーズオーダーは、300mlの0.9%塩化ナトリウムを必要する可能性がある。250mlバッグにおける0.9%塩化ナトリウムの希釈処方製品の指示を受け取ると、薬局ワークフローアプリケーションは、ユーザーに対して以下を示すことができる:必要な希釈ボリュームを充足するために50mlが必要であること(即ち、300ml-250ml=50ml)。残りのボリュームインジケータは、薬局ワークフローアプリケーション(114)に関連するユーザー・インターフェース(108)上に表示されてもよい。ユーザー・インターフェース(108)は、以下も含むことができる:希釈処方製品の1以上の指示に関連する情報を選択的に表示するための折り畳み可能なエリア。この点に関して、1以上の希釈処方製品は、ユーザー・インターフェース上に、スペートラインアイテム(spate line items)として表示されてもよいが、該製品を、指示された希釈処方製品のグループを示す単独のラインへ折りたたむことができる。従って、折り畳み可能なエリアは、情報の組織化を促進することができる。その結果、ユーザー・インターフェース(108)は、ユーザーに、ドーズオーダー記録の特定のドーズ調合プロトコルステップに関する情報を表示することができる(例えば、折り畳み可能なエリアは、必要な希釈ボリュームに到達した後で、1以上の希釈処方製品の様々なラインアイテムを隠すことができる)。
【0122】
上記指示は、薬局ワークフローアプリケーション(114)によって、ユーザー・インターフェース(108)を介して表示することができる。ユーザー・インターフェース(108)は、様々なインジケータを表示するように構成されてもよく、該表示は、少なくとも部分的に以下に基づいてもよい:動的な希釈ボリューム計算に対するドーズ調合プロトコルに関連する製品の受け取った第一の指示。
図8a、8b、及び8cを纏めて参照されたい。構成は、1以上の構成(800)(804)、及び(808)と類似したものであってもよい。具体的には
図8aの構成(800)に関連して、ユーザー・インターフェース(108)は、必要な希釈ボリュームを充足するために更に必要となる希釈製品のボリュームを示す実行トータル量(816)を表示するよう動作可能である。実行トータル量(816)は以下に基づいて計算されてもよい:領域(820)内の構成(800)に配置されるドーズ調合プロトコルに関連する製品の1以上の受領指示。例えば、構成(800)にて示すように、ドーズ調合プロトコルは、7.5mlの希釈塩化ナトリウムを必要とする(図示しない)。構成(800)は、この例において、以下に関する第一の指示(824)を含む:ドーズ調合プロトコルに関連する製品(特に、10mlバイアル中において4mlに寄与する0.9%塩化ナトリウムに対応する物)。この点に関して、実行トータル量(816)必要な希釈ボリュームを充足するために3.5mlが更に必要となる旨を指示する。従って、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、実行トータル量を充足するために、別の指示(828)を受け取ることができる(
図8bの構成(804)を参照)。ユーザー・インターフェース(108)は、以下も含むことができる:折り畳み可能なエリア(832)であって、指示された製品に関連する情報を選択的に表示するためのもの。とりわけ、折り畳み可能なエリアの情報は、折り畳み可能なエリアを選択した際に一時的に隠すことができる(
図8cの構成(812)の折りたたまれた折り畳み可能なエリア(836)によって概して描写されるように)。折り畳み可能なエリアは、以下によって、ドーズオーダー調合を促進することができる:情報がもはや直接ドーズ調合プロトコルの特定のステップに関係しない場合に、情報をユーザーから一時的に隠すこと。
【0123】
別の実施形態では、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:指示された希釈製品がドーズ調合プロトコルに対して許可された希釈製品のリストに関連するかどうか。即ち、様々な希釈が、所与のドーズ調合プロトコルの調合(例えば、塩化ナトリウム等)において、適切に使用することができる(即ち、許可された希釈)。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズ調合ステップを、少なくとも部分的に以下に基づいて表示することができる:ドーズ調合プロトコルの許可された希釈製品のリストに関連する希釈製品の受領指示。上記にて詳しく説明したが、幾つかの場合には、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、必要な希釈ボリュームを充足することを意図した希釈製品の複数の指示を受け取ることができる。この点に関して、希釈製品の1つの指示を受け取ると、必要な希釈ボリュームは、同一の希釈製品に関連する後続指示よって充足されなければならない。この点に関して、1つの希釈製品の指示の後、後続希釈製品がドーズ調合プロトコルの許可された希釈製品のリストに関連するかどうかを決定するのではなく、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、後続希釈製品が第一の指示された希釈製品と同一の希釈製品であるかどうかを決定することができる。任意の後続の指示された希釈製品が、第一の指示された希釈製品とは異なる場合、後続の指示された希釈製品は、必要な希釈ボリュームを充足することはできないであろう。
【0124】
次に
図10を参照されたい。別の実施形態によれば、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を促進することができる:薬局ワークフロー管理アプリケーション(114)に関連する重大な問題を、概して方法(1000)に従って、解決すること。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題の解決を促進するために、様々な重大な問題を特定することができ、及び、特定された重大な問題を共通の場所に表示することができる。特定された重大な問題は、以下を含むことができる:様々なエラー、(例えばドーズオーダー記録に関するエラー、パスワードエラー、又は他の雑多なエラー、これらについては後で詳述する)。この点に関して、一実施形態に従って、ドーズオーダー記録に関連するエラーを特定することができ、及び、幾つかの例において、薬局ワークフローキュー内にて解決することができる。従って、エラーを有するドーズオーダー記録は、必ずしも、薬局ワークフローアプリケーションの外部で調合される必要はない。
【0125】
幾つかの例において、薬局ワークフローキューにおけるドーズオーダーに関するエラーを管理することにより、以下を促進することができる:効率的なドーズオーダー調合技術及びエラー軽減への貢献。とりわけ、一実施形態において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、薬局ワークフローアプリケーション(114)のフレームワーク内にて、ユーザーがエラーを解決するのをサポートすることができる。即ち、ドーズオーダーに関連するエラーは、ドーズオーダーを、薬局ワークフローアプリケーション(114)を介した調合から、排除する必要はない。むしろ、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、エラーを特定することができ、及び、幾つかの場合には、ユーザーから、特定されたエラーの解決を指示する入力を受け付けることができる。この点に関して、ドーズオーダー効率性を以下によって上げることができる:最初エラーに関連していたドーズの調合オーダーを促進すること。更に、この点に関して、エラーを管理することは、更なるエラーの発生を軽減することもできる。これは、重大な問題を組み合わせて表示することで実現することができる(即ち、Attention Tab、詳しく後述する)、これにより、ユーザーは、様々なタイプのエラーに気が付くことができる。更に、特定されたエラーを有するドーズオーダーは、ドーズオーダーキューに再度導入されなくてもよく、この際に、特定されたエラーが解消したことを確認しなくてもよい。この点に関して、エラーを有するドーズオーダーは、ドーズオーダーキューに導入されない。
【0126】
ドーズオーダー記録のエラーの管理は以下を含む:薬局ワークフローアプリケーション(114)が、例えば、ローカルデータベース(112)に記憶されるドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録にアクセスすること(1004a)。ドーズオーダー記録は、以下に対応したものであってもよい:まだ調合されておらず、薬局ワークフローアプリケーション(114)によって受信されるドーズオーダー。更に、ドーズオーダーは、以下を含むことができる:薬局ワークフローアプリケーション(114)において調合を待っている医療の要求。幾つかの例において、ドーズオーダーの対応するドーズオーダー記録は、複数のドーズオーダー記録を含むキューに、調合を待つ対応するドーズオーダーと共に記憶することができる。いずれかの場合において、該実施形態において、薬局ワークフローアプリケーションは、単独のドーズ記録にアクセスする。
【0127】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、第一の処理(1008)シーケンスを実行することができ、その目的として、ドーズオーダーに関連するエラー状態に対応するアラートを生成する。エラー状態は、後に詳述するが、ドーズオーダー記録の複数の潜在的なエラーに対応するものであってもよい。潜在的なエラーは、以下を含むことができる:例えば、構文エラー、未知のユニットのエラー、未知の製品のエラー、未知のルートのエラー等。第一の処理(1008)は、以下を含むことができる:ドーズ調合プロトコルの開始を試みること。この結果、ドーズ調合プロトコルの開始の際に、薬局ワークフローアプリケーションは、エラー状態を特定することができる。
【0128】
ローカルシステム(110)の上述のインターフェース(108)は、アラートに関連して対応するドーズオーダーを表示する(1012a)ように動作可能であってもよい。即ち、例えば、ドーズオーダーを、ユーザーに対して、以下の態様で表示することができる:ユーザーに対して、ドーズオーダーがエラー状態に関連する事を伝えること。また、エラー状態に関連する表示されたドーズオーダーは、幾つかの例において、エラー状態に関連する複数の他のドーズオーダーとともに表示されてもよい。エラー状態に関連する複数のドーズオーダーは、エラータイプに従って、1以上のタブを介してグループ化されてもよく、及び、エラー状態を示す色で強調してもよい。この点に関して、ユーザーは、キューの各ドーズオーダーは、エラー状態に関連する様な形で、ドーズオーダーのキューを閲覧することができる。この方法でキュー内で複数のドーズオーダーを閲覧できる機能により、以下を促進することができる:エラーに関連する複数のドーズオーダーにまたがるエラーの解決。幾つかの例において、こうしたキューは、
図11に描写するように、薬局ワークフローアプリケーション(114)の「Attention Tab」に配置することができる(後に詳述する)。
【0129】
Attention Tabは、以下を促進することができる:Attention Tabユーザー・インターフェース(1100)を介したドーズオーダーに関連するエラーの解決。特に、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザーからエラーの解決を示す入力を受け取る(1016)ように動作可能であってもよい。例えば、入力は、以下に対応したものであってもよい:未知のルートに関連するドーズオーダーのエラーを解決するためのユーザーが入力したルート。この点に関して、Attention Tab(1100)は、ユーザーに、ドーズオーダー記録のエラーを救済する機能を提供することができる。
【0130】
更に、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、Attention Tab(1100)を介して、以下を促進することができる:受け取った入力に基づくドーズオーダーの第二の処理(1020)。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダー記録のエラーが適切に解消されたことを確認することができる。例えば、ユーザーが入力したルートを、ドーズオーダー記録がもはや未知のルートに関連するエラーではないことを保証するために確認することができる。未知のルートのエラーはなおも存在する可能性がある(例えば、ユーザーがルートに関して間違った情報を入力した場合)。従って、第二の処理(1020)は、以下の点を保証することを補助することができる:Attention Tab(1100)から転送されたドーズが、その後、追加的エラーを伴った状態で、Attention Tab(1100)に送り返されないこと。-即ち、エラーの無いドーズオーダー記録だけを、Attention Tabから消去することができる。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダー記録のエラーの解決に成功したことを確認した後、ドーズオーダー記録をキューに追加する(1024)ことができる。
【0131】
上述したように、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーに関連する複数のエラー状態に対応するアラートを生成するように動作可能であってもよい。例示目的で、上記Attention Tab(1100)に関連する幾つかのエラー状態を以下に提示する。以下の点を理解されたい:即ち、Attention Tab(1100)の幾つかのエラー状態は限定的なものではなく、そして、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダー記録の複数の他のエラー状態に対応するアラートを生成するよう動作可能であってもよい。
【0132】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、構文エラーに関連するエラー状態に対応するアラートを生成するように動作可能であってもよい。構文エラーに関連するドーズオーダー記録は、Attention Tab(1100)の構文エラータブ(1104)上に配置されてもよい。構文エラーは、以下の場合のエラーを含むことができる:独立したデータストリーム(例えば、HL7データストリーム)からドーズオーダーを抽出した結果、様々な態様のアルファニューメリック文字が理解できない。他の例において、構文エラーは、以下に対応したものであってもよい:ドーズオーダーを作成した時に不正確に入力されたアルファニューメリック文字を有するドーズオーダー。-即ち、処方ドラッグ製品名のスペルミス。いずれにせよ、構文エラーは少なくとも以下の場合に生じる:薬局ワークフローアプリケーション(114)がドーズオーダー記録の文字又はデータフィールド又はカテゴリーを認識できない場合(例えば、薬局ワークフローアプリケーション(114)が、アルファニューメリック文字列のどの部分がドラッグフィールドに対応するかを決定できない-文字列を参照しても、ドラッグフィールドを特定できない)。これは、以下の場合の他のエラータイプ(後に詳述する、例えば、未知のドラッグエラー)とは対照的である:薬局ワークフローアプリケーション(114)がドラッグフィールドを認識することができるものの、フィールドの中身を認識できない場合。構文エラーに対応するアラートを生成すると、ユーザーは構文エラーを閲覧することができる。
【0133】
別態様において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、未知のドラッグエラーに関連するエラー状態に対応するアラートを生成するように動作可能であってもよい。未知のドラッグエラーに関連するドーズオーダー記録は、Attention Tab(1100)の未知のドラッグエラータブ(1108)に配置することができる。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、データの認識されない値を有するドーズオーダーに関するドラッグフィールドを特定することができる。従って、未知のドラッグエラーは、以下の場合のエラーを含むことができる:ドーズオーダー記録に関連するドラッグタイプが薬局ワークフローアプリケーション(114)によって認識できない。未知のドラッグエラーの決定は、様々な製品に対応する複数の処方データ記録を含む処方データベースに関して参照することで達成することができる。もしも、ドーズオーダー記録に関連するドラッグタイプが類似の処方データ記録に関連していない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、未知のドラッグエラーのエラー状態に対応するアラートを生成することができる。未知のドラッグエラーに対応するアラートを生成すると、ユーザーは未知のドラッグエラーを閲覧することができ、又は、エラーを解消するステップを実施することができる。例えば、ユーザーは、ドーズオーダー記録の製品情報と一致する新たな製品定義を作成することにより、処置記録データベースをアップデートすることができる。この点に関して、第二の処理について、薬局ワークフローアプリケーション(114)は新たに作成された処置記録を特定することができる。その結果、ドーズオーダー記録はもはや未知のドラッグに関連しない。-即ち、エラーが解消されたことになる。
【0134】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、未知のルートのエラーに関連するエラー状態に対応するアラートを生成するように動作可能であってもよい。未知のルートに関連するドーズオーダー記録は、Attention Tab(1100)の未知のルートタブ(1112)上に配置することができる。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、データの認識されない値を有するドーズオーダーに関するルートフィールドを特定することができる。従って、未知のルートのエラーは、以下の場合のエラーを含むことができる:ドーズオーダー記録に関連するルートタイプ(即ち、どのようにドラッグを患者に投与するか)が薬局ワークフローアプリケーション(114)によって認識できない場合。未知のルートのエラーの決定は、処方データベースに関して参照することで達成できる。ドーズオーダー記録に関連するルートタイプが類似の処方データ記録に関連しない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、未知のルートのエラーのエラー状態に対応するアラートを生成することができる。未知のルートのエラーに対応するアラートを生成すると、ユーザーは、未知のルートのエラーを閲覧することができ、又は、エラーを解消するステップを実施することができる。例えば、ユーザーは、以下によって、処置記録データベースをアップデートすることができる:ドーズオーダー記録のルート情報と合致する既存の処置記録において新たなルート定義を生成すること。この点に関して、第二の処理について、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、新たなルートを含む新たにアップデートされた処置記録を特定することができる。その結果、ドーズオーダー記録はもはや未知のドラッグに関連しない。-即ち、エラーが解消された。
【0135】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は以下を生成するように動作可能であってもよい:未知のユニットのエラーに関連するエラー状態に対応するアラート。未知のユニットのエラーに関連するドーズオーダー記録は、以下に配置することができる:Attention Tab(1100)の未知のユニットのエラータブ(1116)。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を特定することができる:データの認識されない値を有するドーズオーダーに関するユニットフィールド。従って、未知のユニットのエラーは、以下の場合のエラーを含むことができる:ドーズオーダー記録に関連するユニットタイプ(即ち、ドーズオーダーの様々な製品の測定のユニット)が薬局ワークフローアプリケーション(114)によって認識できない場合。構文エラーに対応するアラートを生成すると、ユーザーは以下を閲覧できる:未知のユニットのエラー。
【0136】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は以下を生成するように動作可能であってもよい:未知の製品のエラーに関連するエラー状態に対応するアラート。未知の製品のエラーに関連するドーズオーダー記録は、以下に配置することができる:Attention Tab(1100)の未知の製品のエラータブ(1120)。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を特定することができる:データの認識されない値を有するドーズオーダーに関する製品フィールド。従って、未知の製品のエラーは、以下の場合のエラーを含むことができる:ドーズオーダー記録に関連する製品タイプ(例えば、希釈)が薬局ワークフローアプリケーション(114)によって認識できない場合。未知の製品のエラーの決定は、以下に関して参照することで達成できる:様々な製品に対応する複数の処方データ記録を含む処方データベース。ドーズオーダー記録に関連する製品タイプが類似の処方データ記録に関連しない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を生成することができる:未知の製品のエラーのエラー状態に対応するアラート。未知のドラッグエラーに対応するアラートを生成すると、ユーザーは未知のドラッグエラーを閲覧することができ、又は、エラーを解消するステップを実施することができる。例えば、ユーザーは、ドーズオーダー記録の製品情報と一致する新たな製品定義を作成することにより、処置記録データベースをアップデートすることができる。この点に関して、第二の処理について、薬局ワークフローアプリケーション(114)は新たに作成された処置記録を特定することができる。その結果、ドーズオーダー記録は、もはや未知の製品に関連しない。-即ち、エラーが解消された。
【0137】
他の重大な問題は、薬局ワークフロー管理アプリケーション(114)により、Attention Tab(110)を介して、対処することができる。例えば、薬局ワークフローアプリケーション(114)は以下を生成するように動作可能であってもよい:パスワードエラーに関連するエラー状態に対応するアラート。パスワードエラーに関連するドーズオーダー記録は、以下に配置することができる:Attention Tab(1100)のパスワードエラータブ(1124)。パスワードエラーは、以下の場合のエラーを含むことができる:ユーザーアカウントパスワードが期限切れになっている又はユーザーアカウントが無効になっている。管理者レベルユーザーは以下に関連するアラートを閲覧できる:パスワードが期限切れのユーザーアカウント、又は、その他無効になっているユーザーアカウント。幾つかの実施形態において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、管理者レベルユーザーから、期限切れのパスワードアラート又はアカウント無効アラートの解決を示す入力を受け付けることができる。
【0138】
薬局ワークフローアプリケーション(114)は、また、以下を生成するように動作可能であってもよい:中止が疑われるドーズエラーに関連するエラー状態に対応するアラート。中止が疑われるドーズエラーに関連するドーズオーダー記録は、以下に配置することができる:Attention Tab(1100)の中止が疑われるドーズエラータブ(1128)。中止が疑われるドーズエラーは、以下の場合のエラーを含むことができる:ドーズオーダー記録が、中止されたドーズオーダーに関連する疑いがある場合。例えば、以前入力されたドーズオーダーが、元々オーダーであった病院の設定において、もはや不要となっている可能性がある。従って、ドーズオーダーは、キャンセル又は中止することができる。従って、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、アラートを、特定され且つ中止が疑われるドーズオーダーに関連付けることができる。中止が疑われるドーズエラーに対応するアラートが生成されると、ユーザーは以下を閲覧できる:中止が疑われるドーズエラー。幾つかの実施形態において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、中止が疑われるドーズエラーの解消を示すユーザー入力に応答して、中止が疑われるドーズオーダーを削除するよう動作可能であってもよい。
【0139】
この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は以下を生成するように動作可能であってもよい:二重化が疑われるエラーに関連するエラー状態に対応するアラート。二重化が疑われるエラーに関連するドーズオーダー記録は、以下に配置することができる:Attention Tab(1100)の二重化が疑われるエラータブ(1132)。二重化が疑われるエラーは、以下の場合のエラーを含むことができる:ドーズオーダー記録が、二重化ドーズオーダーに関連する疑いがある場合。例えば、ドーズオーダーは、うっかりして、システムに二回入力されてしまった可能性がある。こうした例において、二重化ドーズオーダーは、不要であり、及び調合される必要はない。従って、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、アラートを以下に関連付けることができる:特定され且つ二重化が疑われるドーズオーダー。二重化が疑われるドーズエラーに対応するアラートが生成されると、ユーザーは以下を閲覧できる:二重化が疑われるドーズエラー。幾つかの実施形態において、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、二重化が疑われるドーズエラーの解消を示すユーザー入力に応答して、二重化が疑われるドーズオーダーを削除するよう動作可能であってもよい。
【0140】
この点に関して、薬局ワークスペースアプリケーション(114)は、二重化が疑われるドーズオーダー及び中止が疑われるドーズオーダーを特定することに関連する機能を提供することができ、この点については、以下の出願に記載されている:米国仮特許出願番号61/975,519(発明の名称「MANAGEMENT OF MEDICATION DOSE ORDERS」、2014年4月4日出願)。該出願は、本出願によって共有され、参照により全体を本明細書に組み込む。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は二重化オーダー検出ルールを実行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、第一のドーズオーダー記録を、ドーズオーダーキュー内の他のドーズオーダー記録の観点からレビューすることができるように動作可能であってもよい。そして、第一のドーズオーダー記録が潜在的な二重化ドーズオーダーに対応するかどうかを決定することができる。この点に関して、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、第一のドーズオーダー記録に関するメタデータを評価することができる。そして、ドーズオーダーキュー内のドーズオーダー記録の他のメタデータが、ドーズオーダーに関する特定されたメタデータと、所定の対応するものについてマッチするかどうかを決定することができる。幾つかの例において、所定の対応するものは、ユーザーによって選択可能であってもよい。以下の点を理解されたい:即ちキュー内の他のドーズオーダー記録内でレビューされるドーズオーダー記録間でのメタデータのマッチングは、必ずしも同一である必要は無い。例えば、ルールを、以下の通りに記載してもよい:もしも、メタデータフィールドの選択されたデータが、ドーズオーダーキュー内の第一のレビューされたドーズオーダー記録と、他のドーズオーダー記録との間で同一の場合、レビューされたドーズオーダー記録は、潜在的な二重化オーダーとしてフラグをつけてもよい。こうしたルールは、記録が最初にドーズオーダーキューに配置されるときに、第一のドーズオーダー記録に適用することができる。
【0141】
他の実施形態では、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、入力ドーズオーダーを処理して、そのオーダーが、オーダーの中止に対応するものかどうかを決定することができる。即ち、ドーズオーダーを処理する際の通常の実務として、第一のオーダーの中止を指示し、該指示は、その後、対応するオーダーを、第一のオーダーに対して、後の時間に送信することができ、その際に、その後提供されるオーダーに関連して、中止状態を伴ってもよい。以前のアプローチでは、こうした中止されたオーダーを受け取ることにより、単純に、結果として、ドーズオーダーの詳細及び中止状態を伴うラベルを印刷することができる。そして、このことは、ユーザーに対して以下のことを要求するであろう:印刷されたドーズオーダーラベルを閲覧して、中止されたドーズオーダーにおいて参照された元々のドーズオーダーを配置すること、ここで、その目的は、中止状態にある元々のドーズオーダーを入れ替える事にある。薬局ワークフローアプリケーション(114)を利用して、こうしたプロセスを自動化することができ、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下によって自動化できる:中止状態を含むドーズオーダーキューにおいてドーズオーダーの受け取りを特定すること、及び中止されたドーズを1以上の既存のドーズオーダー記録と自動的にマッチングさせること。従って、中止状態を有するドーズオーダーの受け取りは、薬局ワークフローアプリケーション(114)に対して以下の動作を行わせるトリガーとなってもよい:ドーズオーダーキューのクエリを実行して、中止されたドーズオーダーに対して所定の対応するものを超えるドーズオーダーの対応するオーダーを、ドーズオーダーキューにおいて特定すること。例えば、ドーズオーダーキューにおける中止ドーズオーダーと特定された中止オーダーとの間での1以上のオーバーラップ又はメタデータの同一のピースを、決定することができる。所定の対応するものは、ユーザーによってカスタマイズ可能であってもよい。いずれにしろ、受け取った中止ドーズオーダーに対応するドーズオーダー記録をドーズオーダーキューから特定すると、元々のドーズオーダーは、自動的に、1以上の特定されたドーズオーダー記録の状態を中止状態に変更することができる。
【0142】
次に
図13を参照されたい。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を促進することができる:概して方法(1300)に従った、ドーズ記録のドーズオーダーに関するアラートの特定。方法(1300)は、ドーズオーダー初期化プロセス(1304)を開始することにより進行させることができる。これは、薬局ワークフローアプリケーション(114)がドーズオーダーに対応するドーズ調合プロトコルを開始することに対応するものであってもよい。次に、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、XMLバックアップ文字列を現在処理中のドーズオーダー(1308)から獲得することができる。方法(1500)は、ステップ(1312)へ進行することができる。その結果、ドーズオーダーのドーズ状態がエラーであり、及び、ドーズオーダー上の構文エラーデータフィールドが空白ではない状態であってもよい。ドーズオーダーのドーズ状態がエラー値を含み、及びドーズオーダーの構文エラーデータフィールドが空白ではない場合、方法(1500)は、ステップ(1316)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーに、構文エラーを示すアラートを追加することができる。しかし、ドーズオーダーのドーズ状態がエラーを含まない、又はドーズオーダーの構文エラーデータフィールドが空白であるのいずれかの場合、方法(1300)は、ステップ(1320)へ進行することができる。その結果、ドーズロジックエンジン(“DLE”)は、ドーズロジックエンジン実行シーケンスを開始することができる。
【0143】
この点に関して、ドーズオーダーのドーズ状態がエラーを含むかどうか、又はドーズオーダーの構文エラーデータフィールドが空白ではないかどうかに関わらず、方法(1300)は、ステップ(1324)へと進行することができる。その結果、処方におけるドーズオーダーのドーズのユニットを特定することができる。処方におけるドーズオーダーのドーズのユニットが特定できない場合、方法(1300)は、ステップ(1328)へと進行することができる。その結果、薬局ワークスペースアプリケーション(114)は、ドーズオーダー記録に、未知のユニットのエラーを示すアラートを追加することができる。処方におけるドーズオーダーのドーズのユニットが特定可能である、又は、薬局ワークフローアプリケーション(114)が、ドーズオーダーアイテムに、未知のユニットのエラーを示すアラートを追加する場合、方法(1300)は、ステップ(1332)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:処方におけるドーズオーダーのドーズドラッグが特定されるかどうか。処方におけるドーズオーダーのドーズドラッグが特定されない場合、方法(1500)は、ステップ(1340)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーに、未知のドラッグエラーに関連するアラートを追加することができる。
【0144】
処方において、ドーズオーダーのドーズドラッグが特定される、又は薬局ワークフローアプリケーション(114)が、ドーズオーダーに、未知のドラッグを示すアラートを追加する場合、方法(1300)は、ステップ(1336)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)が、処方におけるドーズオーダーの投与経路が見つかったかどうかを決定することができる。処方におけるドーズオーダーの投与経路が見つからない場合、方法(1300)は、ステップ(1344)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーに、未知のルートを示すアラートを追加することができる。処方におけるドーズオーダーの投与経路が見つかる、又は、薬局ワークフローアプリケーション(114)が、ドーズオーダーに、未知のルートを示すアラートを追加する場合、方法(1300)は、ステップ(1340)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーが未知のドラッグフラグを含むかどうかを決定することができる。ドーズオーダーが未知のドラッグフラグを含む場合、方法(1300)は、ステップ(1348)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーを、ローカルサーバーにて、バックアップすることができる。
【0145】
この点に関して、方法(1300)は、ステップ(1360)へと進行することができる。その結果、ドーズオーダーの処理が成功する。しかし、ドーズオーダーが、未知のドラッグフラグを取り扱うことができない場合、方法(1300)は、ステップ(1352)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーに関する、又はドーズオーダー記録に関連する側面に関するアクティブなアラートがあるかどうかを決定することができる。ドーズオーダー又はドーズオーダー記録に関するアクティブなアラートがある場合、方法(1300)は、ステップ(1356)へ進行することができる。その結果、ドーズオーダー又はドーズオーダー記録に追加された全てのアラートを無視することができる。ドーズオーダー又はドーズオーダー記録に関するアクティブなアラートがあるかどうかに関わらず、方法(1300)は、ステップ(1360)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーの処理に成功することができる。
【0146】
この点に関して、方法(1300)は、以下を促進することができる:ドーズオーダーパージプロセスを実行すること(例えば、45日後)。この点に関して、方法(1300)は、ステップ(1364)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーがパージ可能であるかどうかを決定することができる。ドーズオーダーがパージ可能である場合、方法(1300)は、ステップ(1368)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーコピーをローカルサーバーに保存するかどうかを決定することができる。ドーズオーダーコピーをローカルサーバーに保存する場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、バックアップドーズオーダーを、ローカルサーバーから削除することができる。
【0147】
次に
図14を参照されたい。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を促進することができる:概して方法(1400)に従って、ユーザーアカウントに関するアラートを特定すること。方法(1400)は、ステップ(1404)の開始後進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、例えば、ユーザーが、ユーザー・インターフェース(108)を介して、薬局ワークフローアプリケーション(114)にログインを試みることを特定することができる。方法(1400)は、ステップ(1408)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーションは、ユーザーアカウントに関連するパスワードが期限切れであるかを決定することができる。ユーザーアカウントに関連するパスワードが期限切れではない場合、方法(1400)は、ステップ(1412)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、いかなる点で、ユーザーアカウントが無効化されているかどうかを決定することができる。ユーザーアカウントが無効化されていない場合、方法(1400)は、ステップ(1416)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、薬局ワークフローアプリケーション(114)へのユーザーのログイン成功の決定をする。
【0148】
しかし、ユーザーアカウントに関連するパスワード無効化されている、又は、その他、ユーザーアカウントが無効化されている場合、方法(1400)は、ステップ(1420)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザーアカウントがサポートユーザーアカウントであるかどうかを決定することができる。ユーザーアカウントがサポートユーザーアカウントである場合、方法(1400)は、ステップ(1424)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザーアカウントに関するアラートを追加しなくてもよい。ユーザーアカウントがサポートユーザーアカウントではない場合、方法(1400)は、ステップ(1428)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーションは、LDAP認証が薬局ワークフローアプリケーション(114)内でアクティブにされたかどうかを決定することができる。LDAP認証が薬局ワークフローアプリケーション(114)内でアクティブにされる場合、方法(1400)は、ステップ(1424)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、アラートを、ユーザーアカウントに追加しなくてもよい。しかし、LDAP認証が薬局ワークフローアプリケーション(114)内でアクティブになっていない場合、方法(1400)は、ステップ(1432)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、同じタイプのアラートが以前追加され、及び、このユーザーアカウントについてアクティブであるかどうかを決定することができる。同じタイプのアラートが以前追加され、及び、このユーザーアカウントついてアクティブである場合、方法(1400)は、ステップ(1424)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーションは、アラートを、ユーザーアカウントに追加しなくてもよい。しかし、新たな同じタイプのアラートが以前追加されておらず、及び、このユーザーアカウントについてアクティブではない場合、方法(1400)は、ステップ(1436)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザーアカウントに、アカウントロック状態を示すアラートを追加することができる。
【0149】
次に
図15を参照されたい。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を促進することができる:概して方法(1500)に従った、スキャンされた製品バーコードに関するアラートの特定。方法(1500)は、概して、ドーズ調合(1501)に関連するステップ及び製品調合(1502)に関連するステップを含むことができる。この点に関して、方法(1500)は、ステップ(1504)にて開始することができる。その結果、ドーズ調合が開始される。方法は、概してドーズ調合(1501)に従って継続することができる。その結果、方法(1500)は、ステップ(1508)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザーに、製品のスキャンを促すことができる。とりわけ、ステップ(1508)は、製品調合ステップ(1502)に関連するステップを開始することができる(詳しく後述する)。製品調合(1502)に概して関連するステップの完了により、方法(1500)がステップ(1512)へ進行することを促進することができる。その結果、製品成分調合が完了する。方法(1500)は、ステップ(1516)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーのための製品リストが完成していないかどうかを決定することができる。ドーズオーダーのための製品リストが完成していない場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ステップ(1508)に戻ることができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ユーザーに、製品のスキャンを促すことができる。しかし、ドーズオーダーのための製品リストが完成している場合、方法(1500)は、継続して、ドーズ手順QS動作(1518)に概して関連するステップを実行することができる。
【0150】
この点に関して、方法(1500)は、ステップ(1520)へ進行することができる。その結果、ドーズ手順を表示することができる。方法(1500)は、ステップ(1524)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)が、ドーズオーダーがポジティブなQS(例えば、希釈製品)を必要とするかどうかを決定することができる。ドーズオーダーがポジティブなQSを必要とする場合、方法(1500)は、ステップ(1528)へ進行することができる。その結果、ユーザーはその後のQSのための希釈製品をスキャンすることができる。方法(1500)は、ステップ(1532)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた希釈製品が、未知のバーコードに関連するかどうかを決定することができる。スキャンされた希釈製品が、未知のバーコードに関連する場合、方法(1500)は、ステップ(1536)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた希釈製品に関連し、新たなソース製品を示すアラートを追加することができる。
【0151】
この点に関して、方法(1500)は、ステップ(1528)を参照して戻ることができる。その結果、ユーザーは、その後のQS決定のために希釈製品のスキャンを行うことができる。ステップ(1532)に戻って参照すると、スキャンされた希釈製品が未知のバーコードに関連しない場合、方法(1500)は、ステップ(1540)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた希釈製品が、処方において、アクティブではないQS希釈製品に関連するかどうかを決定することができる。スキャンされた希釈製品が、処方において、アクティブではないQS希釈製品に関連する場合、方法(1500)は、ステップ(1544)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた希釈製品に関連し、アクティブではない処方製品であることを示すアラートを追加することができる。
【0152】
この点に関して、方法(1500)は、ステップ(1528)を参照して戻ることができる。その結果、ユーザーは、その後のQS決定のために希釈製品のスキャンを行うことができる。スキャンされた希釈製品が、処方において、アクティブではないQS希釈製品に関連しない場合、方法(1500)は、ステップ(1544)へ進行することができる。その結果、ドーズ手順動作が完了する。とりわけ、そして、方法(1500)のステップ(1524)に戻って参照すると、ドーズがポジティブなQSを必要としない場合、方法(1500)は、ステップ(1544)へと進行することもできる。この点に関して、方法(1500)は、ステップ(1548)へと進行することができる。その結果、ドーズ調合が完了する。
【0153】
ステップ(1508)に戻って参照すると、方法(1500)は、概して、製品調合(1502)に関連するステップを実行することができる。その結果、ステップ(1508)にて、薬局ワークフローアプリケーション(114)が、ユーザーに、製品のスキャンを促した後、ステップ(1552)にて、製品調合のために製品をスキャンすることができる。幾つかの実施形態において、ユーザーが製品調合をステップ(1550)にて開始した後、ステップ(1552)を開始することができる。方法(1500)は、ステップ(1556)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた製品に関連するバーコードが未知のものであるかどうかを決定することができる。スキャンされた製品に関連するバーコードが未知のものである場合、方法(1500)は、ステップ(1560)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた製品のバーコードに関連し、新たな製品を示すアラートを追加することができる。
【0154】
この点に関して、方法(1500)は、ステップ(1552)に戻ることができる。その結果、製品調合のための製品をスキャンすることができる。スキャンされた製品に関連するバーコードが未知ではない場合、方法(1500)は、ステップ(1564)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:スキャンされた製品がアクティブな処方製品にあるかどうか。スキャンされた製品がアクティブではない処方製品である場合、方法(1500)は、ステップ(1580)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた製品のバーコードに関連し、アクティブではない処方製品であることを示すアラートを追加することができる。
【0155】
この点に関して、方法(1500)は、ステップ(1552)に戻ることができる。その結果、製品調合のための製品をスキャンすることができる。しかし、スキャンされた製品がアクティブではない処方製品に関連しない場合、方法(1500)は、ステップ(1568)へ進行することができる。その結果、ユーザーは、再構築プロセスのために希釈製品をスキャンすることができる。方法(1500)は、ステップ(1572)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた再構築希釈製品のバーコードが未知のものであるかどうかを決定することができる。スキャンされた再構築希釈製品のバーコードが未知のものである場合、方法(1500)は、ステップ(1560)に戻ることができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた再構築希釈製品のバーコードに関連し、新たな製品であることを示すアラートを追加することができる。しかし、スキャンされた再構築希釈製品のバーコードが未知のものではない場合、方法(1500)は、ステップ(1576)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた再構築希釈製品のバーコードがアクティブではないかどうかを決定することができる。スキャンされた再構築希釈製品のバーコードがアクティブではない場合、方法(1500)は、ステップ(1580)に戻ることができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、スキャンされた再構築希釈製品のバーコードに関連し、アクティブではない処方製品であることを示すアラートを追加することができる。しかし、スキャンされた再構築希釈製品のバーコードがアクティブである場合、方法(1500)は、ステップ(1584)へ進行することができる。その結果、ユーザーは製品手順動作を完了させることができる。方法(1500)は、ステップ(1588)へ進行することができる。その結果、製品調合が完了する。この点に関して、方法(1500)は、ステップ(1592)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、製品調合が成功したことを示すことができる。とりわけ、ステップ(1588)の完了により以下を促進することができる:方法(1500)がステップ(1512)まで進行し、その結果、製品成分調合が完了すること。
【0156】
次に
図16を参照されたい。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を促進することができる:概して方法(1600)に従ったドーズオーダーの再処理。方法(1600)は、概して以下を含むことができる:問題となる各ドーズオーダーのために取られる動作に関連するステップ(1600a)及びデータベーストランザクションに関連するステップ(1600b)。この点に関して、方法(1600)は、ステップ(1602)にて開始することができ、その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、方法(1600)に従って、再処理のための問題となるドーズオーダーのリストを受け取ることができる。方法(1600)は、ステップ(1604)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーの全てのアクティブであるアラートが解決したかどうかを決定することができる。問題となるドーズオーダーの全てのアクティブであるアラートが解決していない場合、方法(1600)は、ステップ(1606)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「問題となるドーズオーダーのアクティブであるアラートのリストがエラーコレクションに入りました」(“list of active alerts of the problematic dose order into error collection.”)。
【0157】
この点に関して、方法(1600)は、ステップ(1613)へ進行することができる。その結果、薬局フローアプリケーション(114)は、エラーメッセージを、ドーズオーダーに関連するエラーコレクションに追加することができる。しかし、もしも、薬局ワークスペースアプリケーション(114)が、ステップ(1604)に戻り、問題となるドーズオーダーの全てのアクティブであるアラートが解決したと決定した場合、方法(1600)は、続けて、データベーストランザクション(1600b)に概して関連するステップを実行することができる。この点に関して、方法(1600)は、ステップ(1608)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、ドーズオーダーのクローンコピーを、バックアップから得ることができる。方法(1600)は、ステップ(1610)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーについて、バックアップからクローンをつくることに成功したかどうかを決定することができる。薬局ワークフローアプリケーション(114)が、バックアップからクローンを得ることに成功しなかった場合、方法(1600)は、ステップ(1612)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「バックアップからのクローン操作が実行できません」(“unable to perform clone operation from backup.”)。この点に関して、方法(1600)は、上述した内容に従って、ステップ(1613)へ進行することができる。
【0158】
しかし、薬局ワークフローアプリケーション(114)がバックアップからクローンを得ることに成功した場合、方法(1600)は、ステップ(1614)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーIDに対してロックをかけることができる。方法(1600)は、ステップ(1616)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーIDに対してロックがかけられたかどうかを決定することができる。問題となるドーズオーダーIDに対してロックがかけられなかった場合、方法(1600)は、ステップ(1618)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「問題となるドーズオーダーに対してロックをかけることができません」(“unable to acquire lock on problematic dose order.”)。この点に関して、方法(1600)は、上述した内容に従って、テップ(1613)へ進行することができる。
【0159】
しかし、問題となるドーズオーダーIDに対してロックがかけられる場合、方法(1600)は、ステップ(1620)へ進行することができる。その結果、クローンのドーズオーダー及び問題となるドーズオーダーは互いにリンクされてもよい。方法(1600)は、ステップ(1622)へ進行することができる。その結果、クローンのドーズオーダーは、空のドーズオーダー状態とともに保存することができる。方法(1600)は、ステップ(1624)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:クローンのドーズオーダーの保存に成功したかどうか。クローンのドーズオーダーの保存に成功しなかった場合、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「空のドーズ状態とともに、クローンのドーズオーダーを保存することに失敗しました。」(“failed to save the cloned dose order with empty dose status.”)。この点に関して、方法(1600)は、上述した内容に従って、ステップ(1613)へ進行することができる。
【0160】
しかし、クローンのドーズオーダーの保存に成功した場合、方法(1600)は、ステップ(1628)へ進行することができる。その結果、クローンのドーズオーダーを処理するために送信することができる。方法(1600)は、ステップ(1630)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:問題となるドーズオーダーが既に回避されたかどうか。問題となるドーズオーダーがまだ回避されていない場合、方法(1600)は、ステップ(1632)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:問題となるドーズオーダーが既に中止されたかどうか。問題となるドーズオーダーが既に回避された、又は、問題となるドーズオーダーが既に中止された場合、方法(1600)は、ステップ(1634)へ進行することができる。その結果、問題となるドーズオーダーの状態は変更されなくてもよい。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、クローンのドーズオーダーのドーズ状態を、バックアップファイルに保存することができる。
【0161】
ステップ(1634)に戻って参照すると、問題となるドーズオーダーがまだ中止されていない場合、方法(1600)は、ステップ(1636)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を記載した再作成の理由とともに、問題となるドーズオーダーを中止することができる:「ドーズオーダーの再処理中に中止しました」(“discontinue during reprocess of dose order.”)。方法(1600)は、ステップ(1638)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:問題となるドーズオーダーを中止することに成功したかどうか。問題となるドーズオーダーを中止することに成功しなかった場合、方法(1600)は、ステップ(1640)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「問題となるドーズオーダーを中止することに失敗しました」(“failed to discontinue the problematic dose order.”)。しかし、問題となるドーズオーダーを中止することに成功した場合、方法(1600)は、ステップ(1642)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーに関連するドーズオーダーノートに、タグ「再処理_キャンセル」(“reprocess_cancel.”)を追加することができる。
【0162】
別態様において、方法(1600)は、ステップ(1644)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーの全てのアラート状態を「処理済」(“processed.”)に設定することができる。方法(1600)は、ステップ(1646)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、クローンのドーズオーダーのドーズオーダー状態をバックアップファイルに保存することができる。方法(1600)は、ステップ(1648)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、クローンのドーズオーダーのドーズ状態を、「無視」(“ignore”)に設定することができる。方法(1600)は、ステップ(1650)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、クローンのドーズオーダーに関連するドーズオーダーノートに、タグ「再処理無視」(“reprocess_ignore”)を追加することができる。方法(1600)は、ステップ(1652)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーをバックアップから除去することができる。
【0163】
この点に関して、データベーストランザクションに関連するステップ(1600b)を、実質的に実行することができる。方法(1600)は、ステップ(1654)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーを、1以上の以下のリストに追加することができる:再処理成功且つキューに再追加可能、再処理成功したが中止、及び再処理成功したが回避。方法(1600)は、ステップ(1656)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、再処理されたドーズIDのロックを解除することができる。とりわけ、方法(1600)のステップ(1613)は、上記で詳しく議論したが、ステップ(1656)へと進行することができる。方法は、ステップ(1658)へ進行することができる。その結果、クライアント装置は、薬局ワークフローアプリケーション(114)から、問題となるドーズオーダーの解決に関連する応答を受け取ることができる。
【0164】
次に
図17を参照されたい。薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を促進することができる:ドーズオーダーを再度キューに追加すること。この点に関して、方法(1700)は、ステップ(1704)にて開始することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、キュー再追加処理のための、問題となるドーズオーダーのリストを受け取ることができる。方法(1700)は、ステップ(1708)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は問題となるドーズIDに対してロックをかけることができる。方法(1700)は、ステップ(1712)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーションは、再処理されたドーズIDにロックをかけたかどうかを決定することができる。再処理ドーズIDに対してロックがかけられなかった場合、方法(1700)は、ステップ(1716)へと進むことができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「問題となるドーズオーダーに対してロックをかけることができません」(“unable to require lock on problematic dose order.”)。この点に関して、方法(1700)は、ステップ(1720)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、エラーメッセージを、問題となるドーズオーダーのエラーコレクションに追加することができる。再処理されたドーズIDに対してロックがかけられた場合、方法(1700)は、ステップ(1724)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーの全てのアクティブであるアラートが解決したかどうかを決定することができる。問題となるドーズオーダーの全てのアクティブであるアラートが解決していない場合、方法(1700)は、ステップ(1728)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「未解決の以下のアラートを有する問題となるドーズオーダーを処理するまで、このドーズオーダーは再度キューに追加することができません。」(“this does order can’t be requeued until the problematic dose order is processed,which has following alerts that are unresolved.”)。この点に関して、方法(1700)は、上述したように、ステップ(1720)へ進行することができる。
【0165】
しかし、問題となるドーズオーダーに対する又は関連する全てのアクティブであるアラートが解決された場合、方法(1700)は、ステップ(1732)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:任意の他のドーズオーダーが、問題となるドーズオーダーにリンクされたかどうか。システムにおいて問題となるドーズオーダーにリンクされたドーズオーダーが無い場合、方法(1700)は、ステップ(1736)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「問題となるドーズに関するクローンのドーズオーダーが見つかりません」(“cloned dose order is not found for the problematic dose.”)。この点に関して、方法(1700)は、上述したように、ステップ(1720)へ進行することができる。
【0166】
システムにおいて問題となるドーズオーダーにリンクされたドーズオーダーが存在する場合、方法(1700)は、ステップ(1740)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、再処理機能の外部にて問題となるドーズオーダーが既に中止されたかどうかを決定することができる。再処理機能の外部にて問題となるドーズオーダーが既に中止された場合、方法(1700)は、ステップ(1744)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「問題となるドーズオーダーは既に中止されています」(“problematic dose order has already been discontinued.”)。この点に関して、方法(1700)は、上述したように、ステップ(1720)へ進行することができる。
【0167】
しかし、再処理機能の外部にて問題となるドーズオーダーがまだ中止されていない場合、方法(1700)は、ステップ(1748)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:問題となるドーズオーダーが既に回避されたかどうか。問題となるドーズオーダーがまだ回避されていない場合、方法(1700)は、ステップ(1756)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:クローンのドーズオーダーはそれに関連するアクティブなアラートを有するかどうか。この点に関して、問題となるドーズオーダーが既に回避された、又は、クローンのドーズオーダーがそれに関連するアクティブなアラートを有する場合、方法(1700)は、それぞれ、ステップ(1752)及びステップ(1760)へと進行することができる。即ち、問題となるドーズオーダーが既に回避された場合、方法(1700)は、ステップ(1752)へと進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を記載したエラーメッセージを生成することができる:「問題となるドーズオーダーが既に回避されました。」(“problematic dose order has already been bypassed.”)。そして、クローンのドーズオーダーがそれに関連するアクティブなアラートを有する場合、方法(1700)は、ステップ(1760)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「クローンのドーズオーダーについて、それに関連する幾つかのアクティブなアラートがあります。」(“cloned dose order has some active alerts associated with it.”)。ステップ(1752)又はステップ(1760)のいずれかに応答して、方法(1700)は、上述したように、ステップ(1720)へ進行することができる。
【0168】
ステップ(1756)に戻って参照すると、クローンのドーズオーダーがそれに関連するアクティブなアラートを有さない場合、方法(1700)は、ステップ(1764)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーのドーズ状態を、バックアップから探すことができる。方法(1700)は、ステップ(1768)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:クローンのドーズオーダーのドーズ状態がバックアップにおいて見つかったかどうか。クローンのドーズオーダーのドーズ状態がバックアップにおいて見つからない場合、方法(1700)は、ステップ(1780)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、クローンのドーズオーダー状態を、係属中に設定することができる。しかし、クローンのドーズオーダーのドーズ状態がバックアップにおいて見つかった場合、方法(1700)は、ステップ(1772)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、クローンのドーズオーダードーズ状態を、「再処理ドーズのバックアップからのドーズ状態」(“dose status from backup of reprocess dose.”)に設定することができる。ステップ(1772)又はステップ(1780)のいずれかの完了に応答して、方法(1700)は、ステップ(1776)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下の点を決定することができる:クローンのドーズオーダーのドーズ状態の設定に成功したかどうか。クローンのドーズオーダーのドーズ状態の設定に成功しなかった場合、方法(1700)は、ステップ(1784)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、以下を示すエラーメッセージを生成することができる:「クローンのドーズオーダーに関するドーズ状態の設定に失敗しました。」(“failed to set the dose status as to cloned dose order.”)。この点に関して、方法(1700)は、上述したように、ステップ(1720)へ進行することができる。
【0169】
しかし、クローンのドーズオーダーのドーズ状態の設定に成功した場合、方法(1700)は、ステップ(1788)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズオーダーを、キューに再度追加するのに成功したドーズのリストに追加することができる。方法(1700)は、ステップ(1790)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、クローンのドーズオーダーに対するドーズオーダーノートに、タグ「再処理キュー」(reprocess_queue)を追加することができる。方法(1700)は、ステップ(1792)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、クローンのドーズオーダーがバックアップに関連していた場合、クローンのドーズオーダーをバックアップから削除することができる。方法(1700)は、ステップ(1794)へ進行することができる。その結果、薬局ワークフローアプリケーション(114)は、問題となるドーズIDのロックを解除することができる。とりわけ、上述のステップ(1720)が完了することで、方法(1700)がステップ(1794)へと進行することを促進することもできる。方法(1700)は、ステップ(1796)へ進行することができる。その結果、クライアントは、薬局ワークフローアプリケーション(114)から応答を受け取ることができる。
【0170】
例示及び説明目的で、本発明に関する上記説明を提示してきた。更に、上記説明は、本発明を、本明細書に記載の形態に限定することを意図するものではない。従って、関連技術に関する上記教示、技術及び知識に匹敵する改変及び変更は、本発明の範囲内である。上述の実施形態は、更に以下の点を意図している:本発明を実施するにあたっての知る限りのベストモードを説明すること;及び他の当業者が、本発明を、こうした実施形態又は他の実施形態において利用することを可能にすること(及び、本発明の特定の応用(複数可)又は利用(複数可)によって必要とされる様々な変更を伴って利用することを可能にすること)。添付した特許請求の範囲については、従来技術によって拡張可能な別の実施形態の範囲を包含するものとして解釈されることを意図する。
【手続補正書】
【提出日】2022-04-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬局ワークフロー管理アプリケーションにおける複数のドーズオーダーのバッチ処理により、前記複数のドーズオーダーに対応するドーズを調合するためのシステムであって、以下を含むシステム:
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションから離隔したドーズ調合ステーションに位置し、且つ該アプリケーションと動作可能に通信するアクセス端末、
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが受け取るドーズオーダーに対応する複数のドーズオーダー記録にアクセスするよう動作可能であり、及び
ここで、前記複数のドーズオーダーは同一の成分製品を含み、及び
ここで、前記複数のドーズオーダーは調合されておらず、及び
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記複数のドーズオーダーを集合化させて、集合化された複数のドーズオーダー記録を生成するように動作可能であり、及び
ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記集合化された複数のドーズオーダー記録に対応するドーズ調合プロトコルを用いることで、前記複数のドーズオーダーのバッチ処理を提供し、かつ前記ドーズ調合プロトコルは、複数の調合工程を有する;
前記アクセス端末と通信し、かつ、前記複数のドーズオーダーを調合するために一種以上の成分製品のバーコードをスキャンするように構成される、スキャン機器;並びに
前記集合化された複数のドーズオーダー記録に対応する前記ドーズ調合プロトコルに関する情報を表示するために、前記アクセス端末にて設けられるユーザー・インターフェース、
ここで、前記ドーズ調合プロトコルが、集合化された複数のドーズオーダーの各々を調合するのに必要な前記同一の成分製品のうち少なくとも1つの集合量を含み、及び
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションは、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量をスキャンするようユーザーに促すように動作可能であり、
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションは、少なくとも1つのバーコードについての少なくとも1つのスキャンを受信して、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量を前記ユーザーが所有している旨を前記少なくとも1つのスキャンが示しているかどうかを判断するように動作可能であり、
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションは、前記少なくとも1つのスキャンが前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量を前記ユーザーが所有している旨を示している場合には、前記ドーズ調合プロトコルを用いて、前記ユーザー・インターフェースを介して、前記集合化された複数のドーズに対応する物理的ドーズを調合するために要する物理的工程を含んだ前記複数の調合工程を表示するように動作可能であり、
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションは、前記複数の調合工程中の次の工程にユーザーが進む前に、情報を記録することにより検証データを受信するように動作可能であり、
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションは、前記複数の調合工程中の次の工程に進めるに先立って、前記検証データを用いて、前記複数の調合工程中の現在の工程が実施完了しているかどうかを確認するように動作可能であり、及び
ここで、前記薬局ワークフローアプリケーションは、前記現在の工程に関する前記検証データを受信できない場合、または受信した前記検証データによっては前記現在の工程の実施完了を確認できない場合において、前記複数の調合工程中の次の工程が、前記ユーザー・インターフェースを介して表示もしくは選択されることを抑止しかつ前記ユーザーによって実施されることを抑止するよう動作可能である。
【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記集合化された複数のドーズオーダーが、バッチワークフローを介した調合に適したものであるかどうかを判断するよう動作可能であり、
ここで、前記バッチワークフローは、前記集合化された複数のドーズオーダーの各ドーズオーダーのために個別のドーズ調合プロトコルが必要とならないよう共通の順序にて、前記集合化された複数のドーズオーダーを調合することに対応する、該システム。
【請求項3】
請求項2に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記バッチワークフローを介した調合のための前記集合化された複数のドーズオーダーに対応する前記ドーズ調合プロトコルを開始するよう動作可能である、該システム。
【請求項4】
請求項3に記載のシステムであって、ここで、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量が、前記集合化された複数のドーズの調合において使用するための1以上の処方製品に対応している旨を示すことを、前記スキャンが含む、該システム。
【請求項5】
請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記少なくとも1つの成分製品の前記集合量は、前記ドーズオーダーの調合の際に使用するための1以上の処方製品に対応している旨を示すことを、前記スキャンが含む、該システム。
【請求項6】
請求項5に記載のシステムであって、ここで、トータル処方製品ボリュームが前記少なくとも1つの成分製品に要する集合量と等しくなるよう、前記1以上の処方製品は、前記トータル処方製品ボリュームを含む、該システム。
【請求項7】
請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記アクセスすることは、以下を含む、該システム:前記アクセスされた複数のドーズオーダー記録が同一の成分製品を含むように、前記複数のドーズオーダー記録の間での共通の関連属性を特定すること。
【請求項8】
請求項7に記載のシステムであって、ここで、前記集合化することが以下を含む、該システム:前記複数のドーズオーダーを、集合化された複数のドーズオーダーとして、キューへ、前記特定された共通の関連属性に少なくとも部分的に基づいてグループ化すること。
【請求項9】
請求項8に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記キューの前記集合化した複数のドーズオーダーに対応する前記ドーズ調合プロトコルを開始するよう動作可能である、該システム。
【請求項10】
請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記集合量が、前記ドーズオーダーの前記同一の成分製品をそれぞれ含む、該システム。
【請求項11】
請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、ドーズ調合プロトコル中で使用するよう示された各成分製品が、前記複数のドーズオーダーのうちの各ドーズオーダーに関連付けられた製品のための最終容器として適切であるかを動的に判断するよう動作可能である、該システム。
【請求項12】
請求項11に記載のシステムであって、ここで、前記製品が、ドーズラベルまたはwork-in-progressラベルの一方をその上に適用されて有することで、前記製品に関連付けられた前記複数の調合工程が完了したことを表す、該システム。
【請求項13】
請求項11に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記ドーズオーダーに関連付けられた複数の製品の所有を示すことの受信に基づいて、各成分製品が最終容器として適切かどうかを判断するように動作可能である、該システム。
【請求項14】
請求項1に記載のシステムであって、ここで、前記複数のドーズオーダーのうちの各ドーズオーダーに製品が関連付けられ、前記製品が最終容器に関連付けられ、前記最終容器が、(i)ドーズの調合において用いられる処方製品に関連付けられた容器、(ii)各成分製品、もしくは(iii)別の容器のうちのいずれかである、該システム。
【請求項15】
請求項14に記載のシステムであって、ここで、前記別の容器が、新品の空容器である、該システム。
【請求項16】
請求項14に記載のシステムであって、ここで、前記ユーザー・インターフェースが、前記ドーズ調合プロトコルに含まれる製品の一覧に関して、前記最終容器を特定する視覚インジケーターを表示するように動作可能である、該システム。
【請求項17】
請求項16に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記少なくとも1つの成分製品に必要な集合量を所有していることを示すことを受信する毎に、最終容器の決定を再評価するようにさらに動作可能である、該システム。
【請求項18】
請求項17に記載のシステムであって、ここで、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記最終容器に対する前記ドーズの調合に関連するドーズ調合プロトコルを表示するように動作可能である、該システム。
【請求項19】
請求項14に記載のシステムであって、ここで、前記最終容器を動的に決定することが、ボリューム差分ルールに基づき、前記ボリューム差分ルールが、製品トータルボリュームとドーズオーダートータルボリュームとの差のパーセンテージが、特定の差分パーセンテージ以上であるときは、各処方製品は前記最終容器となるべきではないことを表す、該システム。
【請求項20】
複数のドーズオーダーのバッチ処理を行うことで対応する物理的ドーズのバッチ調合をするための薬局ワークフロー管理アプリケーションを有する、ドーズ調合システムであって、
前記システムは、
ローカルデータベースに在る複数のドーズオーダー記録へアクセスするように動作可能な薬局ワークフロー管理アプリケーションを実行するサーバであって、
前記ドーズオーダー記録は、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションにより受信されかつ前記ローカルデータベースに格納されるドーズオーダーに対応するものであり、
前記複数のドーズオーダーは、同一の成分製品を含み、
前記複数のドーズオーダーは調合されておらず、
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記複数のドーズオーダーを集合化することで、集合化された複数のドーズオーダー記録を作成し、
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、一個以上のデータフィールドの値を識別することにより、複数のドーズオーダーのバッチワークフローに含まれるべきドーズオーダーがどれであるかを動的に判断するように動作可能であり、
前記一個以上のデータフィールドの持つ一個以上の値は、成分製品であり、
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記バッチワークフローを介して、前記集合化された複数のドーズオーダーが調合に適するかどうかを、動的に判断するように動作可能であり、
前記バッチワークフローが、前記集合化された複数のドーズオーダーを共通シーケンスにより調合することに対応することで、前記集合化された複数のドーズオーダー中の各ドーズオーダーには別のドーズ調合プロトコルが不要であり、
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記集合化された複数のドーズオーダー記録に対応するドーズ調合プロトコルを使用することで、前記複数のドーズオーダーのバッチ処理を提供するように動作可能であり、
前記ドーズ調合プロトコルは、複数の調合工程を有する
ことを特徴とするサーバと、
前記集合化された複数のドーズオーダーに対応する前記ドーズ調合プロトコルを含んだバッチワークフローを、前記サーバから受信するように動作可能であるスキャニング機器を含むことで、前記集合化された複数のドーズオーダーのすべてを調合できるドーズ調合ステーションであって、
前記バッチワークフローが、
前記ドーズ調合ステーションにおける製品スキャンを要する製品識別工程であって、前記ドーズ調合ステーションにおいてユーザーが製品を所有している旨を示し、かつ前記同一の成分製品のうちの一種以上の必要とされる集合量に少なくとも等しい製品ボリュームを示すことで、前記ユーザーが前記同一の成分製品の前記必要とされる集合量を所有していることを確認する工程と、
前記集合化された複数のドーズオーダーに対応する物理的ドーズを物理的に調合するために、前記ユーザーが前記ドーズ調合ステーションにおいて採る必要のある物理的工程を含む、複数の調合工程と
を含む
ことを特徴とするドーズ調合ステーションと、
前記集合化されたドーズオーダーに対応する前記バッチワークフローを表示するために、前記ドーズ調合ステーションが有するユーザー・インターフェースであって、
前記ユーザー・インターフェースは、前記ドーズ調合ステーションにおいて前記製品スキャンを受信することで、前記製品識別工程が完了した後にのみ、前記複数の調合工程を提供するように構成され、
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記複数の調合工程中の後続工程にユーザーを進ませるに先立って、情報を記録することで検証データを受信し、
前記複数の調合工程中の後続工程に進む前に、前記薬局ワークフロー管理アプリケーションが、前記検証データを用いて、前記複数の調合工程中の現在の工程が実施完了しているかどうかを確認し、
前記薬局ワークフロー管理アプリケーションは、前記現在の工程に関する前記検証データを受信できない場合、または受信した前記検証データによっては前記現在の工程の実施完了を確認できない場合において、前記複数の調合工程中の後続工程が、前記ユーザー・インターフェースを介して表示もしくは選択されることを抑止しかつ前記ユーザーによって実施されることを抑止する
ことを特徴とするユーザー・インターフェースと
を含む、ドーズ調合システム。
【外国語明細書】