(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022079788
(43)【公開日】2022-05-27
(54)【発明の名称】図書情報を採集回収するロボット
(51)【国際特許分類】
B25J 9/02 20060101AFI20220426BHJP
B25J 5/00 20060101ALI20220426BHJP
【FI】
B25J9/02 A
B25J5/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020089343
(22)【出願日】2020-05-22
(71)【出願人】
【識別番号】519146547
【氏名又は名称】呉剛
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】厳佩佩
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707AS03
3C707BS02
3C707CS08
3C707DS01
3C707ES02
3C707ET08
3C707EV10
3C707HS27
3C707HT20
3C707HT21
(57)【要約】
【課題】本発明は図書情報を採集回収するロボットを開示した。
【解決手段】上面に回転空間が設置された移動ベースを含み、前記移動ベースの上方にはロボット本体が設置され、前記回転空間の中には前記ロボット本体の旋転を駆動できる回転装置が設置され、前記移動ベースの下面において前よりのところには第一移動空間が左右対称に設置され、前記第一移動空間の中には前記移動ベースの前後への移動と左右への転向を駆動できる移動輪装置が設置され、前記ロボット本体の前面と上面が昇降空間により連通されており、前記昇降空間の左壁にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の上下壁にはスライド棒が固定的に設置され、前記スライド棒には昇降板がスライド可能に装着され、前記昇降板の後ろ面にはラックが設置され、前記ラックの後ろ側に位置する前記昇降空間の後ろ壁には第一モータが固定的に設置される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
図書情報を採集回収するロボットであって、上面に回転空間が設置された移動ベースを含み、前記移動ベースの上方にはロボット本体が設置され、前記回転空間の中には前記ロボット本体の旋転を駆動できる回転装置が設置され、前記移動ベースの下面において前よりのところには第一移動空間が左右対称に設置され、前記第一移動空間の中には前記移動ベースの前後への移動と左右への転向を駆動できる移動輪装置が設置され、前記ロボット本体の前面と上面が昇降空間により連通されており、前記昇降空間の左壁にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の上下壁にはスライド棒が固定的に設置され、前記スライド棒には昇降板がスライド可能に装着され、前記昇降板の後ろ面にはラックが設置され、前記ラックの後ろ側に位置する前記昇降空間の後ろ壁には第一モータが固定的に設置され、前記第一モータの前側には前記ラックと噛み合うことができる第一噛合歯車が装着され、前記昇降板の右面には図書に記載の番号情報をスキャンして処理できる情報スキャナーが上下対称に装着され、前記昇降板の前面には第一ネジ山溝が形成され、前記第一ネジ山溝の底壁には第二モータが固定的に設置され、前記第二モータの上側には上端が前記第一ねじ山溝の上壁に回転可能に装着された第一ねじ山棒が装着され、前記第一ねじ山棒には入れ違った図書を回収できるロボットアーム装置がねじ山により連結され、前記移動ベースの上面の前後にはそれぞれ回収された図書を収納できる収納空間が設置されていることを特徴とする図書情報を採集回収するロボット。
【請求項2】
前記ロボットアーム装置は、前記第一ねじ山溝の中にスライド可能に装着されかつ前記第一ねじ山棒とねじ山により連結されたねじ山スライダを含み、前記ねじ山スライダの中には第一シリンダが固定的に設置され、前記第一シリンダの右側にはロボットアームベースが設置され、前記ロボットアームベースの左面が前記第一シリンダにある第一押し棒と固定的に連結され、前記ロボットアームベースの下面には第二ねじ山溝が形成され、前記第二ねじ山溝の左壁には第三モータが固定的に装着され、前記第三モータの右側には第二ねじ山棒が装着され、前記第二ねじ山棒の上端が前記第二ねじ山溝の右壁に回転可能に装着され、前記第二ねじ山棒には前記第二ねじ山溝の内部で左右に移動できる第二シリンダがねじ山により連結され、前記第二シリンダの下方には図書を摩擦力によって本棚から取り出せる第一摩擦ブロックが第二押し棒により固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の図書情報を採集回収するロボット。
【請求項3】
前記ロボットアームベースの下端には機械挟持ベースが固定的に設置され、前記挟持ベースの右面には挟持空間が設置され、前記挟持空間の中には図書の前後面を挟持することで図書を本棚から取り出す挟持装置が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の図書情報を採集回収するロボット。
【請求項4】
前記挟持装置は、前記挟持空間の左壁に固定的に設置された第三シリンダを含み、前記第三シリンダの右側には第三押し棒が装着され、前記第三押し棒の右端には連結ブロックが固定的に設置され、前記挟持ベースの右面には直板により支持ベースが連結され、前記支持ベースの上面には第一回転ピンによりロボット爪が前後対称にかつ回転可能に装着され、前後対称に設置された前記ロボット爪の左端と前記連結ブロックの前後とがヒンジ連結棒によりヒンジで繋がれ、前記ロボット爪において前記第三シリンダに近接した内側には摩擦力で図書を本棚から取り出す第二摩擦ブロックが装着されていることを特徴とする請求項1に記載の図書情報を採集回収するロボット。
【請求項5】
前記回転装置は、前記回転空間の底壁に設置された第四モータを含み、前記第四モータの上方には第二噛合歯車が装着され、前記ロボット本体の下面には第一回転軸が固定的に装着され、前記第一回転軸が第一ベアリングにより前記回転空間と前記移動ベースの上面の間に回転可能に装着され、前記第一回転軸の下端において前記回転空間の内部には前記第二噛合歯車と噛み合った大歯車盤が固定的に装着され、前記ロボット本体と前記移動ベースの間に位置する第一回転軸がゴム保護リングにより包まれていることを特徴とする請求項1に記載の図書情報を採集回収するロボット。
【請求項6】
前記移動輪装置は、前記第一移動空間の中に設置された移動輪を含み、前記移動輪は第二回転軸により前記第一移動空間の左右壁の間に回転可能に装着され、前記第一移動空間において前記第一回転軸に近接した側にはモータ空間が設置され、前記モータ空間の上壁には第五モータが固定的に設置され、前記第五モータの下側には第一傘歯車が装着され、前記第一傘歯車において前記第一回転軸から離れた側には第二傘歯車が噛み合っており、前記第二傘歯車が前記第二回転軸に固定的に装着され、前記第二回転軸が第二ベアリングにより前記モータ空間と前記第一移動空間の間に回転可能に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の図書情報を採集回収するロボット。
【請求項7】
前記移動ベースの下面において後ろよりのところには第二移動空間が左右対称に設置され、前記第二移動空間の上壁には回転ブロックが固定的に設置され、前記回転ブロックの底端にはハブ板が回転可能に装着され、前記ハブ板には自在に回転可能の自在車が第三回転軸により装着されていることを特徴とする請求項1に記載の図書情報を採集回収するロボット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は情報技術分野に関し、具体的には図書情報を採集回収するロボットに関する。
【背景技術】
【0002】
伝統的な図書館管理は、管理人が毎日毎日図書を帰納し情報を採集登録するのである。このような方式は効率が低く、管理人の時間を浪費し、より多くの管理者を募る必要があり、人力コストの浪費につながる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104665288号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図書情報を採集回収するロボットを提供し、上記問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
図書情報を採集回収するロボットであって、上面に回転空間が設置された移動ベースを含み、前記移動ベースの上方にはロボット本体が設置され、前記回転空間の中には前記ロボット本体の旋転を駆動できる回転装置が設置され、前記移動ベースの下面において前よりのところには第一移動空間が左右対称に設置され、前記第一移動空間の中には前記移動ベースの前後への移動と左右への転向を駆動できる移動輪装置が設置され、前記ロボット本体の前面と上面が昇降空間により連通されており、前記昇降空間の左壁にはスライド溝が形成され、前記スライド溝の上下壁にはスライド棒が固定的に設置され、前記スライド棒には昇降板がスライド可能に装着され、前記昇降板の後ろ面にはラックが設置され、前記ラックの後ろ側に位置する前記昇降空間の後ろ壁には第一モータが固定的に設置され、前記第一モータの前側には前記ラックと噛み合うことができる第一噛合歯車が装着され、前記昇降板の右面には図書に記載の番号情報をスキャンして処理できる情報スキャナーが上下対称に装着され、前記昇降板の前面には第一ネジ山溝が形成され、前記第一ネジ山溝の底壁には第二モータが固定的に設置され、前記第二モータの上側には上端が前記第一ねじ山溝の上壁に回転可能に装着された第一ねじ山棒が装着され、前記第一ねじ山棒には入れ違った図書を回収できるロボットアーム装置がねじ山により連結され、前記移動ベースの上面の前後にはそれぞれ回収された図書を収納できる収納空間が設置されている。
【0006】
有益的に、前記ロボットアーム装置は、前記第一ねじ山溝の中にスライド可能に装着されかつ前記第一ねじ山棒とねじ山により連結されたねじ山スライダを含み、前記ねじ山スライダの中には第一シリンダが固定的に設置され、前記第一シリンダの右側にはロボットアームベースが設置され、前記ロボットアームベースの左面が前記第一シリンダにある第一押し棒と固定的に連結され、前記ロボットアームベースの下面には第二ねじ山溝が形成され、前記第二ねじ山溝の左壁には第三モータが固定的に装着され、前記第三モータの右側には第二ねじ山棒が装着され、前記第二ねじ山棒の上端が前記第二ねじ山溝の右壁に回転可能に装着され、前記第二ねじ山棒には前記第二ねじ山溝の内部で左右に移動できる第二シリンダがねじ山により連結され、前記第二シリンダの下方には図書を摩擦力によって本棚から取り出せる第一摩擦ブロックが第二押し棒により固定的に連結されている。
【0007】
有益的には、前記ロボットアームベースの下端には機械挟持ベースが固定的に設置され、前記挟持ベースの右面には挟持空間が設置され、前記挟持空間の中には図書の前後面を挟持することで図書を本棚から取り出す挟持装置が設置されている。
【0008】
有益的には、前記挟持装置は、前記挟持空間の左壁に固定的に設置された第三シリンダを含み、前記第三シリンダの右側には第三押し棒が装着され、前記第三押し棒の右端には連結ブロックが固定的に設置され、前記挟持ベースの右面には直板により支持ベースが連結され、前記支持ベースの上面には第一回転ピンによりロボット爪が前後対称にかつ回転可能に装着され、前後対称に設置された前記ロボット爪の左端と前記連結ブロックの前後とがヒンジ連結棒によりヒンジで繋がれ、前記ロボット爪において前記第三シリンダに近接した内側には摩擦力で図書を本棚から取り出す第二摩擦ブロックが装着されている。
【0009】
有益的には、前記回転装置は、前記回転空間の底壁に設置された第四モータを含み、前記第四モータの上方には第二噛合歯車が装着され、前記ロボット本体の下面には第一回転軸が固定的に装着され、前記第一回転軸が第一ベアリングにより前記回転空間と前記移動ベースの上面の間に回転可能に装着され、前記第一回転軸の下端において前記回転空間の内部には前記第二噛合歯車と噛み合った大歯車盤が固定的に装着され、前記ロボット本体と前記移動ベースの間に位置する第一回転軸がゴム保護リングにより包まれている。
【0010】
有益的には、前記移動輪装置は、前記第一移動空間の中に設置された移動輪を含み、前記移動輪は第二回転軸により前記第一移動空間の左右壁の間に回転可能に装着され、前記第一移動空間において前記第一回転軸に近接した側にはモータ空間が設置され、前記モータ空間の上壁には第五モータが固定的に設置され、前記第五モータの下側には第一傘歯車が装着され、前記第一傘歯車において前記第一回転軸から離れた側には第二傘歯車が噛み合っており、前記第二傘歯車が前記第二回転軸に固定的に装着され、前記第二回転軸が第二ベアリングにより前記モータ空間と前記第一移動空間の間に回転可能に装着されている。
【0011】
前記移動ベースの下面において後ろよりのところには第二移動空間が左右対称に設置され、前記第二移動空間の上壁には回転ブロックが固定的に設置され、前記回転ブロックの底端にはハブ板が回転可能に装着され、前記ハブ板には自在に回転可能の自在車が第三回転軸により装着されている。
【発明の効果】
【0012】
有益効果:本願発明のロボットは図書館内を回って本棚に置かれる図書の情報をスキャンして採集し、図書の点検に役を立ち、入れ違った図書を発見すると、ロボットの右面に設置されたロボットアーム装置と挟持装置により、入れ違った図書を回収して移動ベースにある収納空間に置き、本願発明のロボットは人力の代わりに図書館の図書を点検し採集できるだけではなく、入れ違った図書を回収できることで、図書館の管理をもっと知能化にできる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に
図1~6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0014】
【
図1】
図1は本願発明の図書情報を採集回収するロボットの全体構成図
【
図3】
図3は本願発明の図書情報を採集回収するロボットにおける昇降板の右面図
【
図4】
図4は
図1におけるロボットアーム装置と挟持装置の拡大構成図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図書情報を採集回収するロボットであって、上面に回転空間49が設置された移動ベース47を含み、前記移動ベース47の上方にはロボット本体1が設置され、前記回転空間49の中には前記ロボット本体1の旋転を駆動できる回転装置001が設置され、前記移動ベース47の下面において前よりのところには第一移動空間37が左右対称に設置され、前記第一移動空間37の中には前記移動ベース47の前後への移動と左右への転向を駆動できる移動輪装置002が設置され、前記ロボット本体1の前面と上面が昇降空間2により連通されており、前記昇降空間2の左壁にはスライド溝57が形成され、前記スライド溝57の上下壁にはスライド棒56が固定的に設置され、前記スライド棒56には昇降板3がスライド可能に装着され、前記昇降板3の後ろ面にはラック9が設置され、前記ラック9の後ろ側に位置する前記昇降空間2の後ろ壁には第一モータ7が固定的に設置され、前記第一モータ7の前側には前記ラック9と噛み合うことができる第一噛合歯車8が装着され、前記昇降板3の右面には図書に記載の番号情報をスキャンして処理できる情報スキャナー10が上下対称に装着され、前記昇降板3の前面には第一ネジ山溝4が形成され、前記第一ネジ山溝4の底壁には第二モータ6が固定的に設置され、前記第二モータ6の上側には上端が前記第一ねじ山溝4の上壁に回転可能に装着された第一ねじ山棒5が装着され、前記第一ねじ山棒5には入れ違った図書を回収できるロボットアーム装置003がねじ山により連結され、前記移動ベース47の上面の前後にはそれぞれ回収された図書を収納できる収納空間50が設置されている。
【0016】
有益的には、前記ロボットアーム装置003は、前記第一ねじ山溝4の中にスライド可能に装着されかつ前記第一ねじ山棒5とねじ山により連結されたねじ山スライダ12を含み、前記ねじ山スライダ12の中には第一シリンダ11が固定的に設置され、前記第一シリンダ11の右側にはロボットアームベース58が設置され、前記ロボットアームベース58の左面が前記第一シリンダ11にある第一押し棒13と固定的に連結され、前記ロボットアームベース23の下面には第二ねじ山溝15が形成され、前記第二ねじ山溝15の左壁には第三モータ14が固定的に装着され、前記第三モータ14の右側には第二ねじ山棒17が装着され、前記第二ねじ山棒17の上端が前記第二ねじ山溝15の右壁に回転可能に装着され、前記第二ねじ山棒17には前記第二ねじ山溝15の内部で左右に移動できる第二シリンダ16がねじ山により連結され、前記第二シリンダ16の下方には図書を摩擦力によって本棚から取り出せる第一摩擦ブロック19が第二押し棒18により固定的に連結され、
第一シリンダ11によりロボットアームベース58を図書の上方まで駆動し、そして第二シリンダ16により第一摩擦ブロック19を駆動して書籍の上面と密着させ、そして第三モータ14により第一摩擦ブロック19を駆動して本棚から離れる方向へ移動させることで、図書を外方へ三十五度から六十度回転させ、これによって図書の上端が本棚から出る。
【0017】
有益的には、前記ロボットアームベース58の下端には機械挟持ベース23が固定的に設置され、前記挟持ベース23の右面には挟持空間21が設置され、前記挟持空間21の中には図書の前後面を挟持することで図書を本棚から取り出す挟持装置004が設置されている。
【0018】
有益的には、前記挟持装置004は、前記挟持空間21の左壁に固定的に設置された第三シリンダ22を含み、前記第三シリンダ22の右側には第三押し棒32が装着され、前記第三押し棒32の右端には連結ブロック24が固定的に設置され、前記挟持ベース23の右面には直板31により支持ベース29が連結され、前記支持ベース29の上面には第一回転ピン30によりロボット爪28が前後対称にかつ回転可能に装着され、前後対称に設置された前記ロボット爪28の左端と前記連結ブロック24の前後とがヒンジ連結棒26によりヒンジで繋がれ、前記ロボット爪28において前記第三シリンダ22に近接した内側には摩擦力で図書を本棚から取り出す第二摩擦ブロック20が装着され、
第三シリンダ22を起動することで左右対称のロボット爪28を駆動して第一回転ピン30を回転中心として内側へ挟持固定させ、ロボット爪28に装着された第二摩擦ブロック20が本棚から伸びだした図書を挟持固定する。
【0019】
有益的には、前記回転装置001は、前記回転空間49の底壁に設置された第四モータ46を含み、前記第四モータ46の上方には第二噛合歯車48が装着され、前記ロボット本体1の下面には第一回転軸34が固定的に装着され、前記第一回転軸34が第一ベアリング33により前記回転空間49と前記移動ベース47の上面の間に回転可能に装着され、前記第一回転軸34の下端において前記回転空間49の内部には前記第二噛合歯車48と噛み合った大歯車盤45が固定的に装着され、前記ロボット本体1と前記移動ベース47の間に位置する第一回転軸34がゴム保護リング35により包まれ、
第四モータ46を起動することで第二噛合歯車48を回転させ、第二噛合歯車48と噛み合った大歯車盤45が第一回転軸34によりロボット本体1の回転を連動させることができる。
【0020】
有益的には、前記移動輪装置002は、前記第一移動空間37の中に設置された移動輪38を含み、前記移動輪38は第二回転軸40により前記第一移動空間37の左右壁の間に回転可能に装着され、前記第一移動空間37において前記第一回転軸34に近接した側にはモータ空間42が設置され、前記モータ空間42の上壁には第五モータ44が固定的に設置され、前記第五モータ44の下側には第一傘歯車43が装着され、前記第一傘歯車43において前記第一回転軸34から離れた側には第二傘歯車41が噛み合っており、前記第二傘歯車41が前記第二回転軸40に固定的に装着され、前記第二回転軸40が第二ベアリング39により前記モータ空間42と前記第一移動空間37の間に回転可能に装着され、
左右対応の第五モータ44を駆動して定速に回転させて移動ベース47を前後に駆動し、第五モータ44を速度に差をつけるように回転させることで、移動ベース47を左方又は右方へ回転させることができる。
【0021】
前記移動ベース47の下面において後ろよりのところには第二移動空間55が左右対称に設置され、前記第二移動空間55の上壁には回転ブロック51が固定的に設置され、前記回転ブロック51の底端にはハブ板52が回転可能に装着され、前記ハブ板52には自在に回転可能の自在車53が第三回転軸54により装着され、
移動ベース47が移動輪38に駆動されて前進方向を変えるときに、自在車53もしたがって方向を変える。
【0022】
図書の情報をスキャン処理するときに、第五モータ44を駆動して移動輪38を回転させ、ロボット本体1が図書館を回って本棚にある図書の番号情報をスキャンして採集し、
第一モータ7を起動して昇降板3を上昇又は下降させ、昇降板3に固定的に設置された情報スキャナー10は図書の所在の高さにより昇降して情報をスキャンして採集でき、
入れ違った図書を回収するときに、情報スキャナー10が入れ違った図書を検出すると、移動輪装置がロボット本体1を入れ違った図書のところへ移動させ、第二モータ6を起動してねじ山スライダ12を図書の水平線以上に上昇させ、
そして第一シリンダ11を起動してロボットアームベース58を図書の上方まで移動させ、
そして第三モータ14により第一摩擦ブロック19を図書の上方まで移動させ、
そして第二シリンダ16を起動して第一摩擦ブロック19を図書の上面と密着させ、
再び第三モータ14を起動して第一摩擦ブロック19を駆動してロボット本体1へ接近する側へ移動させ、第一摩擦ブロック19が図書を連動させて外方へ三十五度から六十度回転させ、図書の上端が本棚から伸びだし、
第三シリンダ22を起動して前後対称の第二摩擦ブロック20を駆動して図書を前後端から挟持固定し、
再び第一シリンダ11を起動して第二摩擦ブロック20を駆動してロボット本体1へ接近する端へ移動させ、図書を本棚から取り出し、
再び第二モータ6を起動して第二摩擦ブロック20を下方に駆動し、図書を収納空間50の内部に送り、
再び第三シリンダ22を起動して第二摩擦ブロック20を緩め、図書を収納空間50に入れる。
【0023】
上記方式により、本分野の当業者は本願発明の範囲内に作動パターンにより各種な変化を実行できる。