(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022079908
(43)【公開日】2022-05-27
(54)【発明の名称】通知システム、及び通知プログラム
(51)【国際特許分類】
H04M 3/42 20060101AFI20220520BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20220520BHJP
【FI】
H04M3/42 Z
H04M11/00 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020190775
(22)【出願日】2020-11-17
(71)【出願人】
【識別番号】520450857
【氏名又は名称】井上 英哉
(71)【出願人】
【識別番号】520450868
【氏名又は名称】深見 裕介
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】井上 英哉
(72)【発明者】
【氏名】深見 裕介
【テーマコード(参考)】
5K201
【Fターム(参考)】
5K201BC03
5K201BC11
5K201BC14
5K201BC30
5K201CB05
5K201EC06
5K201ED05
5K201EF10
(57)【要約】
【課題】電話の目的や緊急度によっては、第1携帯端末に電話をすることは手間がかかる。
【解決手段】第1携帯端末は、データ通信網を介して、発信先である第2携帯端末の電話番号PN2、要件情報RI、詳細情報DIを、サーバを介して第2携帯端末へ送信する。その後、第1携帯端末は、電話通信網を介して、第2携帯端末に電話を発信する。そして、第2携帯端末は、電話に応答しないと判定する場合、不在着信画像MCIを表示する表示処理を行う。第2携帯端末は、不在着信画像MCIとして、第1携帯端末の電話番号、発信者情報、要件情報RI、詳細情報DI、及び第1携帯端末へ通知する着信者の意思を示すアイコンを含む画像を表示する。アイコンIC1が操作された場合、CPUは、着信者の意思を示す意思情報WIを、サーバを介して第1携帯端末に送信する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1携帯端末と、第2携帯端末と、を備え、前記第1携帯端末及び前記第2携帯端末が電話通信網で電話可能であり、且つ、前記第1携帯端末及び前記第2携帯端末がデータ通信網でデータ通信可能である通知システムであって、
前記第1携帯端末が、前記データ通信網を介して前記第2携帯端末へ、前記第1携帯端末の発信者情報、及び電話の要件に関する要件情報を送信する発信者情報送信処理と、
前記第1携帯端末から前記電話通信網を介した電話の着信があり、且つ当該着信に応答しない場合に、前記第2携帯端末が、前記発信者情報、前記要件情報、及び前記第1携帯端末へ通知する着信者の意思を示すアイコンを含む画像を、不在着信画像として表示する表示処理と、
前記第2携帯端末が、前記着信者によって選択された前記アイコンに対応する意思情報を、前記データ通信網を介して前記第1携帯端末へ通知する通知処理と、を行う
通知システム。
【請求項2】
前記発信者情報は、前記発信者の名称を含み、
前記要件情報は、前記着信者が前記発信者に対して予約している予約内容を含み、
前記アイコンは、前記予約内容に変更がない意志を示すものである
請求項1に記載の通知システム。
【請求項3】
前記発信者情報は、前記発信者の名称を含み、
前記要件情報は、前記着信者に対する前記発信者の広告を含み、
前記アイコンは、前記広告を見る意思を示すものである
請求項1に記載の通知システム。
【請求項4】
前記データ通信網には、前記第1携帯端末及び前記第2携帯端末のデータ通信を管理するサーバが含まれており、
前記サーバには、前記第1携帯端末の電話番号と、当該電話番号に紐づけられた前記第1携帯端末の発信者情報と、が記憶されており、
前記発信者情報送信処理は、
前記第1携帯端末から前記サーバへ、前記第1携帯端末の電話番号、前記要件情報、及び前記第2携帯端末の電話番号を送信する事前送信処理と、
前記サーバから前記第2携帯端末へ、前記第1携帯端末の電話番号に紐づけられている前記発信者情報、及び前記要件情報を送信する本送信処理と、を有しており、
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の通知システム。
【請求項5】
電話通信網を介して電話可能であり、且つデータ通信網を介してデータ通信可能な携帯端末に適用される通知プログラムであって、
前記携帯端末に、
前記データ通信網を介して、送信元の発信者情報、及び前記送信元の電話の要件に関する要件情報を受信する発信者情報受信処理と、
前記送信元から前記電話通信網を介した電話の着信があり、且つ当該着信に応答しない場合に、前記発信者情報、前記要件情報、及び、前記送信元へ通知する着信者の意思を示すアイコンを含む画像を、不在着信画像として表示する表示処理と、
前記着信者によって選択された前記アイコンに対応する意思情報を、前記データ通信網を介して、前記送信元へ通知する通知処理と、を実行させる
通知プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通知システム、及び通知プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の通知システムは、第1携帯端末と、第2携帯端末と、を備えている。第1携帯端末と第2携帯端末とは、電話通信網によって電話が可能となっている。また、第1携帯端末と第2携帯端末とは、データ通信網によってデータ通信が可能となっている。特許文献1に記載の通知システムでは、第1携帯端末から電話通信網を介して、第2携帯端末に電話を発信する際、第1携帯端末からデータ通信網を介して第2携帯端末へ、第1携帯端末の電話番号と、電話の目的や緊急度等を示す情報を送信する。そして、第2携帯端末で第1携帯端末からの着信に応答しなかった場合、第2携帯端末は、不在着信画像として、第1携帯端末の電話番号、及び電話の目的や緊急度を示す情報を表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のような通知システムにおいて、第2携帯端末の不在着信画像には、第1携帯端末からの電話の目的や緊急度が含まれる。そのため、第2携帯端末のユーザは、当該電話の目的や緊急度について知ることができる。しかしながら、第2携帯端末のユーザは、第1携帯端末からの電話に対して、電話をかけなおすことによって連絡をするしかない。よって、電話の目的や緊急度によっては、第1携帯端末に電話をすることは手間がかかり煩わしい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、第1携帯端末と、第2携帯端末と、を備え、前記第1携帯端末及び前記第2携帯端末が電話通信網で電話可能であり、且つ、前記第1携帯端末及び前記第2携帯端末がデータ通信網でデータ通信可能である通知システムであって、前記第1携帯端末が、前記データ通信網を介して前記第2携帯端末へ、前記第1携帯端末の発信者情報、及び電話の要件に関する要件情報を送信する発信者情報送信処理と、前記第1携帯端末から前記電話通信網を介した電話の着信があり、且つ当該着信に応答しない場合に、前記第2携帯端末が、前記発信者情報、前記要件情報、及び前記第1携帯端末へ通知する着信者の意思を示すアイコンを含む画像を、不在着信画像として表示する表示処理と、前記第2携帯端末が、前記着信者によって選択された前記アイコンに対応する意思情報を、前記データ通信網を介して前記第1携帯端末へ通知する通知処理と、を行う通知システムである。
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、電話通信網を介して電話可能であり、且つデータ通信網を介してデータ通信可能な携帯端末に適用される通知プログラムであって、前記携帯端末に、前記データ通信網を介して、送信元の発信者情報、及び前記送信元の電話の要件に関する要件情報を受信する発信者情報受信処理と、前記送信元から前記電話通信網を介した電話の着信があり、且つ当該着信に応答しない場合に、前記発信者情報、前記要件情報、及び、前記送信元へ通知する着信者の意思を示すアイコンを含む画像を、不在着信画像として表示する表示処理と、前記着信者によって選択された前記アイコンに対応する意思情報を、前記データ通信網を介して、前記送信元へ通知する通知処理と、を実行させる通知プログラムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第2携帯端末のユーザは、不在着信画像によって、発信者情報及び要件情報を確認することができる。そして、不在着信画像中のアイコンを選択する操作を行うことにより、データ通信網を介して発信元である第1携帯端末へと、意思情報を送信できる。そのため、第2携帯端末のユーザは、第1携帯端末へ電話をする手間を要することなく、自らの意思を伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、通知システムの一実施形態について図面を参照して説明する。
(通知システムの概略構成)
先ず、通知システムの概略構成について説明する。
【0010】
図1に示すように、通知システムNSは、第1携帯端末100と、第2携帯端末200と、を備えている。そして、第1携帯端末100と第2携帯端末200とは、電話通信網300を通じて電話可能となっている。図示は省略するが、電話通信網300は、電話交換機、及び通話用のサーバを含んでいる。また、第1携帯端末100と第2携帯端末200とは、サーバ450を含むデータ通信網400を通じてデータ通信可能となっている。
【0011】
第1携帯端末100は、例えばスマートフォンである。第1携帯端末100は、CPU101、周辺回路102、ROM103、記憶装置104、表示部105、操作部106、通話部107、通信部108、及びバス109を備えている。
【0012】
ROM103は、CPU101が実行する各種のプログラムを予め記憶している。CPU101は、ROM103に記憶されている種々のプログラムにしたがって、各種処理を実行する。CPU101が実行する各種処理の例は、電話のための処理、データ通信のための処理、表示部105に画像を表示させるための画像処理である。周辺回路102は、内部の動作を規定するクロック信号を生成する回路や、電源回路、リセット回路等を含む。
【0013】
記憶装置104は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。表示部105は、CPU101が実行する処理に基づき、画像を表示する。操作部106は、ユーザからの入力を受け付ける。なお、表示部105及び操作部106は、タッチパネルとして一体化されている。
【0014】
通話部107は、電話通信網300を介して、他の端末と電話をする機能を担っている。CPU101が他の端末へ電話の発信をする処理を実行すると、通話部107が、他の端末へ発信する。また、通話部107が他の端末からの電話を着信すると、CPU101は、他の端末からの電話の着信をする処理を実行する。また、通話部107は、音声データを電話通信網300で通信可能な信号に変換し、電話通信網300を介して受信した信号を音声データに変換する。
【0015】
通信部108は、データ通信網400を介して、他の端末とデータ通信をする機能を担っている。CPU101が他の端末へ信号を発信する処理を実行すると、通信部108が、他の端末へ信号を送信する。また、通信部108が他の端末からの信号を受信すると、CPU101は、他の端末からの信号の受信をする処理を実行する。また、通信部108は、各種データをデータ通信網400で通信可能な信号に変換し、データ通信網400を介して受信した信号を、第1携帯端末100内で扱えるデータに変換する。
【0016】
バス109は、CPU101、周辺回路102、ROM103、記憶装置104、表示部105、操作部106、通話部107、及び通信部108を互いに通信可能に接続している。
【0017】
第2携帯端末200は、例えばスマートフォンである。第2携帯端末200は、CPU201、周辺回路202、ROM203、記憶装置204、表示部205、操作部206、通話部207、通信部208、及びバス209を備えている。第2携帯端末200の上記の各構成は、第1携帯端末100のCPU101、周辺回路102、ROM103、記憶装置104、表示部105、操作部106、通話部107、通信部108、及びバス109と同一であるため、詳細な説明を省略する。
【0018】
電話通信網300は、第1携帯端末100及び第2携帯端末200を電話可能に接続している。例えば、電話通信網300は、電話回線を用いた通信網である。そのため、通話部107から第2携帯端末200へ電話の発信がされると、電話通信網300を介して、通話部207が電話を着信する。
【0019】
データ通信網400は、第1携帯端末100及び第2携帯端末200をデータ通信可能に接続している。そのため、第1携帯端末100の通信部108から第2携帯端末200へ信号が送信されると、データ通信網400を介して、第2携帯端末200の通信部208が信号を受信する。
【0020】
データ通信網400には、データの通信を管理するサーバ450が含まれている。サーバ450は、第1携帯端末100及び第2携帯端末200の間で、データの通信処理を管理している。
【0021】
サーバ450は、CPU451、周辺回路452、ROM453、記憶装置454、通信部455、及びバス456を備えている。
ROM453は、CPU451が実行する各種のプログラムを予め記憶している。CPU451は、ROM453に記憶されている種々のプログラムにしたがって、各種処理を実行する。CPU451が実行する処理の一例は、携帯端末から受信した信号を、その送信先に従って他の携帯端末に送信する処理、受信した信号の優先順位に従って送信順序を整理する処理である。周辺回路452は、内部の動作を規定するクロック信号を生成する回路や、電源回路、リセット回路等を含む。
【0022】
記憶装置454は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。通信部455は、データ通信網400を介して、第1携帯端末100及び第2携帯端末200とデータ通信をする機能を有している。例えばCPU451が第1携帯端末100へ信号を発信する処理を実行すると、通信部455が、第1携帯端末100へ信号を送信する。また、通信部455が第1携帯端末100からの信号を受信すると、CPU451は、第1携帯端末100からの信号の受信をする処理を実行する。
【0023】
記憶装置454は、第1携帯端末100の電話番号と、第1携帯端末100のユーザの名称とを、紐づけて記憶している。具体的には、第1携帯端末100から、当該第1携帯端末100の電話番号と、第1携帯端末100のユーザの名称と、を含むデータを受信すると、記憶装置454は、その電話番号と名称とを紐づけて記憶する。なお、既に電話番号と名称とを記憶している状態で、同一の第1携帯端末100からデータを受信した場合には、記憶装置454は、新たな電話番号及び名称を、古い電話番号に上書きで記憶する。そして、第1携帯端末100からの発信の場合、第1携帯端末100のユーザの名称が発信者の名称となる。すなわち、記憶装置454は、発信者情報CIを記憶している。バス456は、CPU451、周辺回路452、ROM453、記憶装置454、及び通信部455を互いに通信可能に接続している。
【0024】
(通知に関する一連の処理について)
次に、第1携帯端末100から第2携帯端末200へと電話を発信する場合に行われる一連の処理について説明する。なお、以下の説明では、第1携帯端末100のユーザが発信者となり、第2携帯端末200のユーザが着信者となる。また、第1携帯端末100のユーザがABC店という名称の飲食店であり、第2携帯端末200のユーザが飲食店のABC店を予約している場合を例示する。
【0025】
発信者情報通信処理を行う操作が、操作部106を介してユーザによってなされると、第1携帯端末100は、ROM103に記憶されている発信者情報送信プログラムPSにしたがって、発信者情報送信処理のうち事前送信処理を含む一連の処理を1度開始する。また、第2携帯端末200は、ROM203に記憶されている発信者情報受信プログラムPRにしたがって、発信者情報受信処理及び通知処理を含む一連の処理を開始する。また、サーバ450は、ROM453に記憶されている発信者情報送受信プログラムPSRにしたがって、発信者情報送信処理のうち本送信処理を含む一連の処理を開始する。すなわち、通知に関する一連の処理は、3つのプログラムが協調して実行されることによって、実現されている。
【0026】
図2に示すように、発信者情報送信プログラムPSが実行されると、CPU101は、先ずステップS11の処理を行う。ステップS11では、CPU101は、発信先の電話番号PN2、要件情報RI、及び詳細情報DIを記憶装置104に記憶させる。具体的には、第1携帯端末100から第2携帯端末200へと電話を発信する前に、第1携帯端末100に、操作部106を介して、第2携帯端末200の電話番号PN2、要件情報RI、及び詳細情報DIが入力される。そして、CPU101は、入力された電話番号PN2、要件情報RI、及び詳細情報DIを記憶装置104に記憶させる。なお、要件情報RIは、電話の要件に関する情報であり、この実施形態では、予約の日時「Y/Z 19:00~」といった予約内容である。詳細情報DIは、予約内容の詳細を含む。詳細情報DIの例は、コース名「DEFコース」、予約人数「G名様」である。その後、CPU101は、処理をステップS12に進める。
【0027】
次に、ステップS12では、CPU101は、通信部108から、データ通信網400を介して、記憶装置104に記憶されている発信先の電話番号PN2、要件情報RI、詳細情報DIを、サーバ450へ送信する。すなわち、ステップS12の処理は、事前送信処理である。その後、CPU101は、一旦待機をする。
【0028】
サーバ450のCPU451は、通信部455によって、第1携帯端末100から、発信先の電話番号PN2、要件情報RI、及び詳細情報DIを受信すると、ステップS13の処理を開始する。
【0029】
ステップS13では、CPU451は、記憶装置454に、発信先の電話番号PN2、要件情報RI、及び詳細情報DIを、記憶装置454に記憶している発信者情報CI及び第1携帯端末100の電話番号PN1と併せて、互いに紐づけて記憶装置454に記憶する。その後、CPU451は、処理をステップS14に進める。
【0030】
ステップS14では、CPU451は、事前発信処理により、電話番号PN2、要件情報RI、詳細情報DIを、発信者情報CIと紐づけて記憶が完了した旨を示す信号を、第1携帯端末100に送信する。その後、CPU451は、一旦待機する。
【0031】
一方で、第1携帯端末100の通信部108が、事前処理が完了した旨を示す信号を受信すると、第1携帯端末100から、第2携帯端末200へと、予約の確認を目的とする電話が可能になる。ステップS15において、第1携帯端末100のCPU101は、第1携帯端末100から第2携帯端末200へ電話が発信されるか否かを判定する。CPU101は、通話部107を監視することにより、第2携帯端末200へ発信されたか否かを判定する。CPU101は、第2携帯端末200へ発信されていないと判定する場合(S15:NO)、ステップS15の処理を繰り返す。一方で、第1携帯端末100から第2携帯端末200に電話が発信されたとする。このとき、CPU101は、通話部107を用いて第2携帯端末200へ発信する。そして、CPU101は、第2携帯端末200へ発信されたと判定し(S15:YES)、CPU101は、一旦待機をする。その後、CPU101は、一旦待機をする。
【0032】
第2携帯端末200のCPU201は、通話部207に対して第1携帯端末100から電話の着信があると、ステップS16の処理を開始する。ステップS16では、CPU201は、サーバ450に対して、第1携帯端末100から電話の着信があった旨を示す信号を通信部208から送信する。また、この着信の旨を示す信号とともに、第2携帯端末200の電話番号PN2及び第1携帯端末100の電話番号PN1を示す情報を送信する。その後、CPU201は、一旦待機をする。
【0033】
サーバ450のCPU451は、通信部455が第2携帯端末200から着信の旨を示す信号を受信すると、ステップS17を開始する。ステップS17では、記憶装置454に記憶されている第1携帯端末100の電話番号PN1と第2携帯端末200の電話番号PN2とに紐づいている要件情報RI及び詳細情報DIを特定する。すなわち、発信元の電話番号PN1と、発信先の電話番号PN2と、に基づいて、要件情報RI及び詳細情報DIと、発信元の電話番号PN1に紐づいている発信者情報CIと、を取得する。その後、CPU451は、処理をステップS18に進める。
【0034】
ステップS18では、CPU451は、通信部455から、ステップS17で特定した要件情報RI及び詳細情報DIと、第1携帯端末100の電話番号PN1に紐づいている発信者情報CIと、を示す信号を、第2携帯端末200へ送信する。すなわち、ステップS18の本送信処理によって、発信者情報送信処理が完了する。その後、CPU451は、一旦待機をする。
【0035】
第2携帯端末200のCPU201は、サーバ450から、発信者情報CI、要件情報RI、及び詳細情報DIを受信すると、ステップS19の処理を開始する。すなわち、この受信する処理は、送信元の発信者情報CI、及び送信元の電話の要件に関する要件情報RIを受信する送信者情報受信処理である。ステップS19では、CPU201は、表示部205に、着信画像IIを表示する。具体的には、
図5に示すように、CPU101は、表示部105に、着信画像IIとして、第1携帯端末100の電話番号PN1、第1携帯端末100の発信者情報CI、要件情報RI、応答をするアイコンの画像、及び拒否をするアイコンの画像を表示する。特に、第1携帯端末100の発信者情報CIは、発信者の名称である。その後、CPU201は、処理をステップS20に進める。
【0036】
ステップS20では、CPU201は、第1携帯端末100からの着信に応答したか否かを判定する。具体的には、CPU201は、応答をするアイコンが、操作部106を介して選択されたか否かを判定する。CPU201は、着信画像IIとして表示される拒否をするアイコンが選択されるか、又は着信中に応答をするアイコンが選択されなかった場合に、着信に応答しないと判定する。一方で、CPU201は、着信画像IIとして表示される応答をするアイコンが選択されると、着信に応答すると判定する。CPU201は、着信に応答すると判定する場合(S20:YES)、電話通信網300を介して、通話を開始する。その後、CPU201は、通話が終わると、着信画像IIの表示を停止し、一連の処理を完了する。
【0037】
一方で、第1携帯端末100のCPU101は、通話が開始されると、ステップS21の処理を開始する。ステップS21では、CPU101は、通話部107を用いて第2携帯端末200と通話を行う。通話が完了すると、CPU101は、処理をステップS22に進める。
【0038】
ステップS22では、第1携帯端末100のユーザによって操作部106を介して第2携帯端末200のユーザと電話したことを示す情報が入力されると、CPU101は、サーバ450に、第2携帯端末200への通話の要件が完了した旨を示す情報を送信する。その後、CPU101は、一連の処理を完了する。
【0039】
サーバ450のCPU451は、第1携帯端末100から、第2携帯端末200のユーザと電話したことを示す情報を受信すると、ステップS23の処理を開始する。ステップS23では、CPU451は、記憶装置454に記憶していた発信先の電話番号PN2、要件情報RI及び詳細情報DIを消去する。そして、CPU451は、一連の処理を完了する。
【0040】
ところで、ステップS20において、第2携帯端末200のCPU201が、電話に応答しないと判定する場合(S20:NO)、CPU201は、着信画像IIの表示を停止し、処理を
図3に示すステップS31に進める。ステップS31では、CPU201は、表示部205に、不在着信画像MCIを表示する表示処理を行う。具体的には、
図6に示すように、CPU201は、不在着信画像MCIとして、第1携帯端末100の電話番号PN1、発信者情報CI、要件情報RI、詳細情報DI、及び複数のアイコンを含む画像を表示する。本実施形態では、着信者の予約内容に変更がないことを示す「確認OK」との文字を含むアイコンIC1と、着信者の予約内容に変更があることを示す「折り返し電話」との文字を含むアイコンIC2と、の2つのアイコンが表示される。後述するように、アイコンIC1が、通知処理によって通知される意思情報WIに対応するアイコンである。その後、CPU201は、処理をステップS32に進める。
【0041】
ステップS32では、CPU201は、「確認OK」と表示されるアイコンIC1が操作されるか否かを判定する。アイコンIC1が操作された場合(S32:YES)、CPU201は、処理をステップS33に進める。
【0042】
ステップS33では、CPU201は、着信者の意思を示す意思情報WIを、サーバ450に送信する。本実施形態では、CPU201は、発信者に対する着信者の予約内容に変更がない旨を示す情報を、サーバ450に送信する。その後、CPU201は、今回の一連の処理を完了する。
【0043】
サーバ450のCPU451は、第2携帯端末200から、通信部208が着信者の意思を示す情報を受信すると、ステップS34の処理を開始する。ステップS34では、CPU451は、記憶装置454に記憶している電話番号PN2、要件情報RI、詳細情報DIを取得する。その後、CPU451は、処理をステップS35に進める。
【0044】
ステップS35では、CPU451は、意思情報WIを、電話番号PN2及び要件情報RIと紐づけて第1携帯端末100に送信する。本実施形態では、CPU451は、発信者に対する着信者の予約内容に変更がない旨を示す情報を、発信元である第1携帯端末100に送信する。その後、CPU451は、今回の一連の処理を完了する。このように、ステップS33とステップS35との処理とによって、意思情報WIを通知する通知処理がなされている。
【0045】
第1携帯端末100のCPU101は、サーバ450から、通信部108が意思情報WIを受信すると、ステップS36の処理を開始する。ステップS36では、CPU101は、受信した意思情報WIを表示部105に表示する。その後、CPU101は、処理をステップS37に進める。
【0046】
ステップS37では、CPU101は、通信部108からサーバ450へと意思情報WIを受信した旨の情報を送信する。その後、CPU101は、今回の一連の処理を終了する。
【0047】
サーバ450のCPU451は、第1携帯端末100から意思情報WIを受信した旨の情報を受信すると、ステップS38の処理を開始する。ステップS38では、サーバ450のCPU451は、発信先の電話番号PN2、要件情報RI、詳細情報DIを消去する。その後、CPU451は、今回の一連の処理を終了する。
【0048】
ここで、ステップS32において、第2携帯端末200のCPU201が、アイコンIC1が操作されていないと判定する場合(S32:NO)、
図4に示すように、CPU201は、処理をステップS41に進める。ステップS41では、CPU201は、「折り返し電話」と表示されるアイコンIC2が操作されるか否かを判定する。CPU201は、アイコンIC2が操作されない場合(S41:NO)、処理をS31に戻す。すなわち、CPU201は、アイコンIC1が操作されるか、又はアイコンIC2が操作されるまで、表示部205に、不在着信画像MCIを表示し続ける。
【0049】
一方で、アイコンIC2が操作される場合(S41:YES)、CPU201は、処理をステップS42に進める。ステップS42では、第1携帯端末100へ、通話部207から電話を発信する。その後、CPU201は、今回の一連の処理を完了する。
【0050】
第1携帯端末100のCPU101は、通話部107に対して第2携帯端末200から電話の着信があると、ステップS43の処理を開始する。ステップS43では、第1携帯端末100のCPU101は、操作部106の操作に基づき、第2携帯端末200との通話を開始する。ステップS43では、CPU101は、通話部107を用いて第2携帯端末200と通話を行う。通話が完了すると、CPU101は、処理をステップS44に進める。
【0051】
ステップS44では、操作部106を介して通話の終了操作が行われると、CPU101は、通信部108からサーバ450に、第2携帯端末200への電話の要件が完了した旨を示す情報を送信する。その後、CPU101は、一連の処理を完了する。
【0052】
サーバ450のCPU451は、第1携帯端末100から、第2携帯端末200への電話の要件が完了した旨を示す情報を受信すると、ステップS45の処理を開始する。ステップS45では、CPU451は、記憶装置454に記憶していた発信先の電話番号PN2、要件情報RI及び詳細情報DIを消去する。そして、CPU451は、一連の処理を完了する。
【0053】
次に、本実施形態の作用を説明する。
第2携帯端末200のCPU201が、電話に応答しないと判定する場合(S20:NO)、
図3に示すように、CPU201は、ステップS31で、表示部205に不在着信画像MCIを表示する。そして、不在着信画像MCIとして、発信者情報CI、要件情報RI、詳細情報DI、アイコンIC1、及びアイコンIC2を含む画像が表示される。
【0054】
そのため、着信者は、第2携帯端末200の不在着信画像MCIを見ることにより、着信内容を確認できる。そして、発信者情報CI、要件情報RI、及び詳細情報DIから、第1携帯端末100への連絡の重要度や緊急性を判断できる。
【0055】
次に、本実施形態の効果を説明する。
(1)上述したように、ステップS31では、CPU201は、不在着信画像MCIとして、着信者の意思を示すアイコンIC1を含む画像を表示する。そのため、着信者は、第1携帯端末100への連絡の重要度や緊急性を判断した後、場合によっては、アイコンIC1を操作するだけで、第1携帯端末100へ、着信者の意思情報WIを送信できる。よって、第2携帯端末200のユーザは、第1携帯端末100へ電話をする手間を要することなく、意思を伝えることができる。
【0056】
(2)本実施形態では、発信者情報CIは、発信者の名称を含んでおり、要件情報RIは、着信者が発信者に対して予約している予約内容を含んでいる。そして、アイコンIC1は、予約内容に変更がない意志を示すものである。そのため、発信者に対して予約をしている着信者にとって、発信者からの予約内容に変更があるかないかの確認の電話を着信した場合に、変更がない旨だけを伝えるために電話をするのは手間がかかる。本実施形態によれば、アイコンIC1を操作するだけで、予約内容に変更がない意志を発信者へ伝えることができる。よって、予約内容に変更がない旨だけを伝えるために、電話をかけずに済む。
【0057】
(3)本実施形態では、発信者情報CIは、サーバ450が第1携帯端末100の電話番号PN1と紐づけて記憶している。そのため、第1携帯端末100は、電話の発信をする度に、自身の名称を送信しなくて済む。よって、第1携帯端末100のユーザは、1度だけ事前に、自身の名称を、電話番号PN1とともにサーバ450に送信することで、自身の名称を入力する手間を省ける。
【0058】
(4)本実施形態では、発信者情報CIが、着信画像II及び不在着信画像MCIに表示される。飲食店の予約をしている着信者は、予約をしている飲食店の電話番号PN1を、第2携帯端末200に記憶させていない場合がありうる。この場合、着信画像IIや不在着信画像MCIに、発信者情報CIとして発信者の名称が表示されることで、発信元を判断できる。
【0059】
(5)本実施形態では、第1携帯端末100のユーザは、第2携帯端末200へ、メール等で連絡する手段も取り得るが、飲食店である発信者は、第2携帯端末200のメールアドレスを知らない場合があり得る。このような場合に、発信者送信処理や通知処理が、サーバ450を介されることで、直接的に情報を送信できなくても、第1携帯端末100と第2携帯端末200との間で、情報を通信できる。
【0060】
(6)本実施形態では、「折り返し電話」と表示されるアイコンIC2が、不在着信画像MCIに含まれており、アイコンIC2が操作された場合には、第2携帯端末200から第1携帯端末100へと電話が発信される。そのため、着信者が、不在着信画像MCIを見ることで、第1携帯端末100からの電話の要件情報RIや詳細情報DIによって、予約内容に変更がある場合には、電話をすることで、発信者に連絡できる。よって、予約内容に変更がなく、電話する手間が大きい場合には、アイコンIC1を選択し、予約内容に変更がない旨を連絡する場合と比べて、電話する必要性が高い場合には、アイコンIC2を選択できる。このように、情報を通知するためだけのアイコンIC1と、電話をかけなおすためのアイコンIC2と、複数のアイコンを表示することで、着信者は、伝えたい内容にあわせて、方法を選択できる。
【0061】
(その他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で組み合わせて実施することができる。
【0062】
・上記実施形態において、第1携帯端末100のユーザが飲食店のABC店であり、第2携帯端末200のユーザが飲食店のABC店を予約している場合を例示したが、各ユーザは、この例に限られない。例えば、第1携帯端末100のユーザが商品又はサービスを売り込む広告会社であり、第2携帯端末200のユーザが、当該商品又はサービスを売り込まれる顧客であってもよい。この場合、要件情報RIは、着信者に対する発信者の広告を含み、着信者の意思を示すアイコンは、当該広告を見る意思を示すものであってもよい。そして、広告を見る意思を示すアイコンが操作されることによって、第2携帯端末200の表示部205に、広告が表示されてもよい。これによれば、第2携帯端末200のユーザは、発信者の広告を見たい場合、その旨を示すアイコンを操作することによって、第1携帯端末100へ広告を見る意思があることを通知できる。その結果、第2携帯端末200のユーザは、広告を見ることができるとともに、第1携帯端末100のユーザは、第2携帯端末200のユーザが、広告の内容に興味があることを知ることができる。なお、広告は、文字情報、音声、静止画、動画、及びこれらの組み合わせなど、ユーザに情報を伝達できるものであれば、その形式は問わない。
【0063】
また例えば、第1携帯端末100のユーザが幼稚園や小学校であり、第2携帯端末200のユーザが幼稚園や小学校に通っている子供の親であってもよい。この場合、要件情報RIは、着信者の子供の体調確認を含み、着信者の意思を示すアイコンは、体調良好の意思を示すものであってもよい。
【0064】
さらに例えば、第1携帯端末100のユーザが保健所や病院等の医療施設であり、第2携帯端末200のユーザが医療施設に通う複数のユーザであってもよい。この場合、要件情報RIは、第2携帯端末200のユーザの体調確認を含み、着信者の意思を示すアイコンは、体調良好の意思を示すものであってもよい。この際、第2携帯端末200から、体調良好の理由を示すデータを付すことができてもよい。このような場合には、第1携帯端末100のユーザは、第2携帯端末200の数が多いほど、体調良好の場合には、その旨の情報だけ得られればよく、そうでない場合には、通話をすることで、詳細に情報を得ることができ得る。
【0065】
・上記実施形態において、着信画像IIとして、発信者情報CIや要件情報RIを含む画像を表示しているが、着信画像IIには、どのような画像が表示されても構わない。少なくとも、不在着信画像MCIとして、発信者情報CI、要件情報RI、及び着信者の意思を示すアイコンを含む画像が表示されればよい。
【0066】
・上記実施形態において、不在着信画像MCIには、詳細情報DIを含む画像が表示されているが、詳細情報DIは、上記実施形態の例に限られない。例えば、詳細情報DIは、席の場所を示す情報が含まれていてもよいし、座敷やテーブル等の席のタイプが含まれていてもよい。また、詳細情報DIは、全て省いて、不在着信画像MCIに含まれていなくてもよい。
【0067】
・上記実施形態において、不在着信画像MCIには、操作されることで、折り返し電話をするためのアイコンIC2が含まれているが、アイコンIC2は省いてもよい。不在着信画像MCIには、少なくとも、発信者情報CI、要件情報RI、及び着信者の意思を示すアイコンとしてのアイコンIC1を含む画像が表示されればよい。そのため、上記実施形態においては、着信者の意思を示すアイコンとしては、アイコンIC1のみが表示されていればよい。
【0068】
・上記実施形態において、発信者情報送信処理は、事前送信処理と本送信処理とで構成されているが、第1携帯端末100が、第2携帯端末200へ、1回の処理で、発信者情報CIを送信してもよい。この場合、サーバ450は、各情報を紐づける必要はなくなるため、サーバ450の処理は省いてもよい。
【0069】
・上記実施形態において、通知処理は、ステップS33の処理とステップS35の処理とで構成されているが、第2携帯端末200が、サーバ450を介さずに、第1携帯端末100へ着信者の意思情報WIを通知してもよい。例えば、アイコンIC1を操作することで、第1携帯端末100のメールアドレスにメールが送信されてもよい。
【0070】
・上記実施形態において、発信者の名称は、サーバ450が、第1携帯端末100の電話番号PN1に紐づけて記憶しているが、サーバ450が記憶していなくてもよい。第1携帯端末100が第2携帯端末200へ発信者情報送信処理を行う都度、第1携帯端末100に入力されてもよい。
【0071】
・上記実施形態において、サーバ450は、ステップS23や、ステップS38、ステップS45において、電話番号PN2、要件情報RI、詳細情報DIを消去しているが、これらの情報は消去しなくてもよい。この場合、例えば、サーバ450が、ステップS13で、最新の要件情報RIや詳細情報DIを紐づけて記憶すれば、繰り返し予約するユーザに対しても、最新の要件情報RIや詳細情報DIを送信できる。また例えば、ステップS23を省く場合には、ステップS22も省いてもよい。
【0072】
・上記実施形態のステップS42において、第2携帯端末200から第1携帯端末100へと電話の発信があり、第1携帯端末100が、第2携帯端末200からの電話を着信したとき、第1携帯端末100は、着信画像を表示してもよい。また、第1携帯端末100が、当該着信に応答しなかった場合、第1携帯端末100は、不在着信画像を表示してもよい。第1携帯端末100が表示する着信画像や不在着信画像は、第2携帯端末200の名称を含む情報を含んでいてもよい。第2携帯端末200の名称を含む情報は、予約内容を予約する際等に、第2携帯端末200のユーザによって、サーバ450に予め記憶されていてもよい。また、第1携帯端末100が表示する着信画像や不在着信画像は、当該着信が第2携帯端末200から折り返しの電話であることを示す情報を含んでいてもよい。
【0073】
・上記実施形態において、電話通信網300と、データ通信網400とは、上記実施形態の例に限られない。例えば、いずれも光ファイバーを利用する通信網であってもよく、第1携帯端末100と第2携帯端末とが、電話とデータ通信とができればよい。
【0074】
また、第1携帯端末100から第2携帯端末200へ電話するのと並行して、第1携帯端末100がデータ通信をすることができる場合、第1携帯端末100が、第2携帯端末200への電話の発信と同時に、発信者情報CI及び要件情報RIを第2携帯端末200へと送信してもよい。この場合、例えば、電話の発信と、発信者情報送信処理とが、1つの操作によって開始されてもよい。また例えば、ステップS14~ステップS17の処理に代えて、以下のような処理を行ってもよい。ステップS13の後に、サーバ450が、第1携帯端末100から第2携帯端末200への電話の発信を示す信号を取得する。次に、サーバ450は、取得した信号に基づいて、ステップS18で送信する発信者情報CI、要件情報RI及び詳細情報DIを特定する。これにより、第2携帯端末200は、第1携帯端末100から電話の着信があった場合に、着信画像IIとして、発信者情報CI、要件情報RI及び詳細情報DIを表示できる。
【符号の説明】
【0075】
100…第1携帯端末
200…第2携帯端末
300…電話通信網
400…データ通信網
450…サーバ