(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008005
(43)【公開日】2022-01-13
(54)【発明の名称】ショッピング開始方法
(51)【国際特許分類】
H04N 21/435 20110101AFI20220105BHJP
H04N 21/436 20110101ALI20220105BHJP
H04H 20/18 20080101ALI20220105BHJP
H04H 20/93 20080101ALI20220105BHJP
H04H 60/63 20080101ALI20220105BHJP
G06F 13/00 20060101ALI20220105BHJP
G06Q 30/06 20120101ALI20220105BHJP
【FI】
H04N21/435
H04N21/436
H04H20/18
H04H20/93
H04H60/63
G06F13/00 510C
G06Q30/06 300
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021041344
(22)【出願日】2021-03-15
(62)【分割の表示】P 2020153434の分割
【原出願日】2014-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】396006309
【氏名又は名称】曽根 利仁
(72)【発明者】
【氏名】曽根 利仁
【テーマコード(参考)】
5B084
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA02
5B084AA05
5B084AA11
5B084AB30
5B084BA01
5B084BB02
5B084DA16
5B084DB02
5B084DC02
5B084DC03
5C164FA27
5C164MB01S
5C164MC11S
5C164UA52S
5C164UB10P
5C164UB71P
5L049BB26
(57)【要約】
【課題】URL、電話番号又はメールアドレスを含む放送コンテンツを放送する。
【解決手段】ショッピング提供側のURL、電話番号又はメールアドレスを利用してショッピングを開始する装置は、URL、電話番号又はメールアドレスを無線受信する第1過程を含み、放送主体は、URL、電話番号又はメールアドレスを含む放送コンテンツを放送する過程を含み、放送受信装置は、放送主体が放送した放送コンテンツを受信する過程と、URL、電話番号又はメールアドレスを装置に無線送信する第2過程と、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ショッピング提供側のURL、電話番号又はメールアドレスを利用してショッピングを開始する装置は、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを無線受信する第1過程を含み、
放送主体は、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを含む放送コンテンツを放送する過程を含み、
放送受信装置は、前記放送主体が放送した前記放送コンテンツを受信する過程と、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを前記装置に無線送信する第2過程と、を含む放送方法において、前記放送主体を使用することを特徴とする方法。
【請求項2】
プロセッサを、
ショッピング提供側のURL、電話番号又はメールアドレスを利用してショッピングを開始する装置が、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを無線受信する第1手段を備え、
放送主体が、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを含む放送コンテンツを放送する手段を備え、
放送受信装置が、前記放送主体が放送した前記放送コンテンツを受信する手段と、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを前記装置に無線送信する第2手段と、を備えるシステムに用いる前記第1手段または前記第2手段として機能させるための制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショッピング開始方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、通信販売システムが知られている。例えば、特開2006-099150号公報に記載の技術は、テレビジョンでURLを構成するQRコード(登録商標)を表示し、携帯端末がQRコード(登録商標)を読み取り、URLに該当するサーバに接続する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来技術は、URL、電話番号又はメールアドレスを含む放送コンテンツを放送することができないと言った問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、URL、電話番号又はメールアドレスを含む放送コンテンツを放送することができる方法及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明の方法において、ショッピング提供側のURL、電話番号又はメールアドレスを利用してショッピングを開始する装置は、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを無線受信する第1過程を含み、放送主体は、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを含む放送コンテンツを放送する過程を含み、放送受信装置は、前記放送主体が放送した前記放送コンテンツを受信する過程と、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを前記装置に無線送信する第2過程と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、方法及びシステムは、URL、電話番号又はメールアドレスを含む放送コンテンツを放送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態の商品販売放送システムの構成図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は実施形態の商品販売放送システムの構成図の一例である。例えば、商品販売放送システムは、(a)インターネット10、リモコン1、テレビジョン2、携帯端末3、放送システム4およびサーバ5から構成され、インターネット10により構成される通信ネットワークに携帯端末3およびサーバ5が接続され、リモコン1が赤外線遠隔操作装置を構成し、送信する一方向の赤外線信号20によりテレビジョン2を遠隔操作し、テレビジョン2がテレビ局などの放送システム4からテレビ放送電波などを介して送信された商品を販売する番組を提供するテレビ放送または商品を販売するデータ放送を受信して商品販売番組またはデータ放送コンテンツを表示し、放送システム4がショッピング受付電話番号またはショッピング受付電子メールアドレスまたはサーバ5が配信する電子商取引ウェブページのURLなどの参照情報を含むメタ情報Mdを、テレビ放送またはデータ放送を通じてテレビジョン2に配信し、テレビジョン2がメタ情報Mdを受信して携帯端末3に通知し、携帯端末3がメタ情報Mdを受信する。
【0011】
また、(b)処理として、携帯端末3のNFCペアリング部がリモコン1のNFCペアリング部にかざされたことに応じて、近距離通信を行うNFCペアリング30が行われ、リモコン1がNFCペアリング30を介してテレビジョン2のMACアドレスMaを携帯端末3に送信し(ステップS01)、携帯端末3がMACアドレスMaに該当するテレビジョン2とBluetooth(登録商標)などの無線通信21を開始し(ステップS02)、無線通信21を介してテレビジョン2から携帯端末3にメタ情報Mdが送信される。
【0012】
また、メタ情報Mdを取得した携帯端末3が、電話回線に接続し、メタ情報Mdに含まれるショッピング受付電話番号に自動的に電話を掛け電話受付システムを構成するサーバ5と接続し、サーバ5に接続されたオペレータ端末との間の通話路が開設される、或いは電話回線に接続し、メタ情報Mdに含まれるショッピング受付電話番号に自動的に電話を掛けウェブサーバを構成するサーバ5と接続し、サーバ5から電子商取引ウェブページの配信を受ける、或いはメタ情報Mdに含まれるショッピング受付電子メールアドレスに該当し、メール返信システムを構成するサーバ5にショートメールを送信し、サーバ5から電子商取引ウェブページのURLを含む返信ショートメールを受信し、該URLを参照して電子商取引ウェブページをダウンロードして表示する、或いはメタ情報Mdに含まれる電子商取引ウェブページのURLを参照しインターネット10を介してサーバ5に接続し、サーバ5から電子商取引ウェブページをダウンロードして表示する構成としてもよい。
【0013】
リモコン1、テレビジョン2、携帯端末3、放送システム4、サーバ5などの装置は、CPU、ROM、RAMを有するコンピュータ部を備える。さらに、リモコン1は、赤外線信号送信部、NFCペアリング部、操作ボタン部などを備え、テレビジョン2は、放送受信部、赤外線信号受信部、無線通信部、表示画面などを備え、携帯端末3は、電話部、電子メール部、ネットワーク通信部、記憶装置、無線通信部、NFCペアリング部、カメラ部、ディスプレイ、タッチパネルなどを備え、サーバ5は、電話処理部、VoIP処理部、電子メール処理部、記憶装置、ネットワーク通信部などを備える。リモコン1は、双方向無線によりテレビジョン2の遠隔操作などを行う構成としてもよい。リモコン1とテレビジョン2は、例として、リモコン装置とテレビジョン、マウスとパーソナル・コンピュータなどが挙げられる。
【0014】
上記の実施形態において、リモコン1とテレビジョン2の双方は、USB端子などを備え、双方が接続されることにより、テレビジョン2がリモコン1にMACアドレスMaを記憶させる初期設定手段を備える。リモコン1は、利用者のボタン操作により、または、テレビジョン2の製造時にMACアドレスMaを記憶させる初期設定手段を備える構成としてもよい。また、電源ボタンなどが押下された場合に、双方向無線などによりテレビジョン2からMACアドレスMaを受信して記憶する初期設定手段を備える構成としてもよい。商品販売放送システムは、NFCペアリング30を用いる構成を、メタ情報MdをQRコード(登録商標)などによりテレビジョン2で表示し、携帯端末3がQRコード(登録商標)からメタ情報Mdを取得する構成としてもよい。また、携帯端末3がサーバ5に接続された場合に、携帯端末3から携帯端末3の電話番号や電子メールアドレスなどの利用者特定情報がサーバ5に送信され、サーバ5が利用者特定情報を受信して利用者を特定する構成としてもよい。
【0015】
以上の説明においては、通信制御プログラムを含む各種制御プログラムが、予めROMに格納されている場合について説明したが、制御プログラムを、コンピュータ部で読取可能な記憶媒体に記録するようにしてもよい。このような構成であれば、コンピュータ部によってプログラムが記憶媒体から読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータ部が処理を実行すると、上記実施形態の装置と同等の作用および効果が得られる。
【0016】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HDD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、DVD、BD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータ部で読み取り可能な記憶媒体であれば、どのような記憶媒体であってもよい。
【0017】
また、インターネット、LAN等のネットワークシステムを介して制御プログラムをダウンロードし、インストールして実行するように構成することも可能である。
【符号の説明】
【0018】
1…リモコン,2…テレビジョン,3…携帯端末,4…放送システム,5…サーバ,10…インターネット,20…赤外線信号,21…無線通信,30…NFCペアリング,Ma…MACアドレス,Md…メタ情報
【手続補正書】
【提出日】2021-12-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
URL、電話番号又はメールアドレスを無線受信する装置は、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスをショッピングの開始に利用する第1過程を含み、
前記装置が前記ショッピングの開始に利用する情報を配信する放送主体は、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを含んだ放送コンテンツの放送過程を含み、
前記情報を受信する放送受信装置は、前記放送コンテンツを受信する過程と、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを、前記装置に無線送信する第2過程と、を含む放送方法において、放送主体を使用することを特徴とする方法。
【請求項2】
プロセッサを、
URL、電話番号又はメールアドレスを無線受信する装置が、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスをショッピングの開始に利用する第1手段を備え、
前記装置が前記ショッピングの開始に利用する情報を配信する放送主体が、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを含んだ放送コンテンツの放送手段を備え、
前記情報を受信する放送受信装置が、前記放送コンテンツを受信する手段と、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを、前記装置に無線送信する第2手段と、を備えるシステムに用いる第1手段または第2手段として機能させるための制御プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
ところで、従来技術は、URL、電話番号又はメールアドレスをショッピングの開始に利用することができないと言った問題があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
そこで、本発明の目的は、URL、電話番号又はメールアドレスをショッピングの開始に利用することができる方法及びシステムを提供することにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記課題を解決するため本発明の方法において、URL、電話番号又はメールアドレスを無線受信する装置は、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスをショッピングの開始に利用する第1過程を含み、前記装置が前記ショッピングの開始に利用する情報を配信する放送主体は、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを含んだ放送コンテンツの放送過程を含み、前記情報を受信する放送受信装置は、前記放送コンテンツを受信する過程と、前記URL、前記電話番号又は前記メールアドレスを、前記装置に無線送信する第2過程と、を含むことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明によれば、方法及びシステムは、URL、電話番号又はメールアドレスをショッピングの開始に利用することができる。