(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008020
(43)【公開日】2022-01-13
(54)【発明の名称】荷物受入装置、荷物の受け入れ取り出し方法及び荷物の受け入れ方法
(51)【国際特許分類】
A47G 29/12 20060101AFI20220105BHJP
E06B 7/28 20060101ALI20220105BHJP
E06B 3/00 20060101ALI20220105BHJP
【FI】
A47G29/12 A
E06B7/28 Z
E06B3/00 C
A47G29/12 Z
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021051435
(22)【出願日】2021-03-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-09-08
(31)【優先権主張番号】P 2020053633
(32)【優先日】2020-03-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2020121026
(32)【優先日】2020-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2021046098
(32)【優先日】2021-03-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】594115289
【氏名又は名称】岡村 智之
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】岡 村 智 之
(72)【発明者】
【氏名】岡 村 光 大
【テーマコード(参考)】
2E013
3K100
【Fターム(参考)】
2E013BB01
2E013BC01
2E013BC03
2E013BD02
3K100CA02
3K100CA19
3K100CA45
3K100CC01
3K100CC02
3K100CD03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】使用勝手を向上させた荷物受入装置を提供する。
【解決手段】荷物を受け入れ時、貫通孔から折り畳まれた収納体4は室内側へ突出し、内部に荷物を受け入れるために、室外側から見て開口部4A、開口部4Aに対向する背面部4B、上面部4C、底面部4D、右側面部4E、左側面部4Fを有し、収納体4の貫通孔内への収納時、収納体4は折り畳まれて貫通孔内に収納され、施錠手段で施錠を解除して外側蓋体を開け、荷物を収納体4内へ入れ、荷物が収納体4に収納され、その後、外側蓋体を締めて施錠することができ、施錠手段で施錠を解除して外側蓋体を開け、収納体4内の前記荷物を取り出す。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸である本体と、
この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、
前記本体又は枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する外側蓋体と、
前記貫通孔内に折曲自在に収納され、室内側へ突出して、内部に前記荷物を受け
入れる収納体とを備え、
前記収納体は、前記枠体、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部を有し、
前記右側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、
前記左側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、
前記上面部は、前記枠体に回動自在に接続され、
前記底面部は、前記枠体に回動自在に接続され、
前記右側面部は、折曲自在であり、
前記左側面部は、折曲自在であり、
前記収納体の前記貫通孔内への収納時、前記収納体は、折り畳まれて前記貫通孔内
に収納され、
前記荷物を受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を、室内側へ突出
するように展開させて、前記収納体内に前記荷物を受け入れ、受け入れ後、前記外側蓋体
を閉め、
前記展開の状態は、室外側から前記貫通孔を見て、前方に前記背面部、この背面部の前下方に前記底面部、前記背面部の前上方であって前記底面部に対向する前記上面部、前記背面部の前右に前記右側面部、前記背面部の前左であって前記右側面部に対向する前記左側面部であり、
前記収納体内の前記荷物の排出時、前記外側蓋体を開け、前記収納体内に受け入れた
前記荷物を取り出すものであり、
一方の端部は前記底面部に接続され、中途は前記枠体と前記上面部との間を通り、他方の端部は、前記背面部の貫通孔を介して前記背面部の外側に位置させた紐状部材を有し、
前記紐状部材の一方の端部は、前記荷物の受け入れ開口部より、前記背面部に近い側の前記底面部の部位に接続されており、
前記収納体内に前記荷物が収納された状態にあって、前記紐状部材の中途は室外側から見て前記荷物の背面に位置し、前記背面部の外側に位置した前記紐状部材を引っ張って、前記底面部を前記開口部に向かって回動させて、前記紐状部材及び前記底面部により前記荷物を前記開口部側へ移動させる
ことを特徴とする荷物の受け入れ取り出し方法。
【請求項2】
壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸である本体と、
この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、
前記本体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する外側蓋体と、
前記貫通孔内に折曲自在に収納され、室内側へ突出して、内部に前記荷物を受け
入れる収納体とを備え、
前記収納体は、枠体、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部を有し、
前記右側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、
前記左側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、
前記上面部は、前記枠体に回動自在に接続され、
前記底面部は、前記枠体に回動自在に接続され、
前記右側面部は、折曲自在であり、
前記左側面部は、折曲自在であり、
前記収納体の前記貫通孔内への収納時、前記収納体は、折り畳まれて前記貫通孔内
に収納され、
前記荷物を受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を、室内側へ突出
するように展開させて、前記収納体内に前記荷物を受け入れ、受け入れ後、前記外側蓋体
を閉め、
前記展開の状態は、室外側から前記貫通孔を見て、前方に前記背面部、この背面部の前下方に前記底面部、前記背面部の前上方であって前記底面部に対向する前記上面部、前記背面部の前右に前記右側面部、前記背面部の前左であって前記右側面部に対向する前記左側面部であり、
前記収納体内の前記荷物の排出時、前記外側蓋体を開け、前記収納体内に受け入れた
前記荷物を取り出すものであり、
前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、
前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1のバネ付蝶番によって接続され、
前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、
前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2のバネ付蝶番によって接続され、
前記収納体の貫通孔内への収納時、前記第1のバネ付蝶番及び前記第2のバネ付蝶番の付勢力に抗して、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、室外側から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、
前記荷物の受け入れ時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開する
ことを特徴とする荷物の受け入れ取り出し方法。
【請求項3】
壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、
この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、
前記本体に取付けられる枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、
前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、
前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部を有し、
前記右側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、
前記左側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、
前記上面部は、前記枠体に回動自在に接続され、
前記底面部は、前記枠体に回動自在に接続され、
前記右側面部は、折曲自在であり、
前記左側面部は、折曲自在であり、
前記収納体の前記貫通孔内への収納時、前記収納体は、折り畳まれて前記貫通孔内
に収納され、
前記荷物を受け入れ時、前記蓋体を開け、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を、前記蓋体から遠ざかる方向へ突出するように展開させて、前記収納体内に前記荷物を受け入れ、受け入れ後、前記蓋体を閉め、
前記展開の状態は、前記蓋体を開けた前記貫通孔を見て、前方に前記背面部、この背面部の前下方に前記底面部、前記背面部の前上方であって前記底面部に対向する前記上面部、前記背面部の前右に前記右側面部、前記背面部の前左であって前記右側面部に対向する前記左側面部であり、
前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、
前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、
前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、
前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、
前記右側面部と前記枠体とは第3の蝶番によって接続され、
前記左側面部と前記枠体とは第4の蝶番によって接続され、
前記右側面部と前記背面部とは第5の蝶番によって接続され、
前記左側面部と前記背面部とは第6の蝶番によって接続され、
バネ付蝶番が、少なくとも、前記第1の蝶番、前記第3の蝶番、前記第5の蝶番の内の何れか一つと、前記第2の蝶番、前記第4の蝶番、前記第6の蝶番の内の何れか一つであり、
前記収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、
前記荷物の受け入れ時又は、前記荷物を前記背面部に向かって押し込み時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を前記バネ付蝶番の付勢力に利用して押し広げて、前記収納体が展開する
ことを特徴とする荷物の受け入れ方法。
【請求項4】
壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、
この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、
前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、
前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、
前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部、第2の枠体を有し、
前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記上面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記底面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、
前記右側面部は、折曲自在であり、
前記左側面部は、折曲自在であり、
前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、
前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方上方に前記上面部、前記上面部の下方に前記底面部、前記上面部及び前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部が位置するように収納され、
前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、
前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、
前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、
前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、
前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、
前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、
前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、
前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、
バネ付蝶番が、少なくとも、前記第1の蝶番、前記第3の蝶番、前記第5の蝶番の内の何れか一つと、前記第2の蝶番、前記第4の蝶番、前記第6の蝶番の内の何れか一つに設けられるかであり、
前記収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、
前記荷物の受け入れ時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を前記バネ付蝶番の付勢力を利用して押し広げて、前記収納体が展開する
ことを特徴とする荷物受入装置。
【請求項5】
壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、
この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、
前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、
前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、
前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、底面部、第2の枠体を有し、上面部は、前記右側面部、前記左側面部、前記底面部で囲まれた上方空間を覆うものであり、
前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記上面部は、前記本体に回動自在に接続され、
前記底面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、
前記右側面部は、折曲自在であり、
前記左側面部は、折曲自在であり、
前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、
前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方下方に前記底面部、前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部、前記背面部の後方に前記上面部が位置するように収納され、
前記収納体の収納時、前記上面部は垂下した状態にあり、
前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、
前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、
前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、
前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、
前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、
前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、
前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、
前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、
バネ付蝶番が、少なくとも、前記第1の蝶番、前記第3の蝶番、前記第5の蝶番の内の何れか一つと、前記第2の蝶番、前記第4の蝶番、前記第6の蝶番の内の何れか一つに設けられるかであり、
収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、
前記荷物の受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を前記蓋体から遠ざかる方向に突出する際、前記上面部と前記第2の枠体の接触により前記上面部が上方に回動すると共に、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を前記バネ付蝶番の付勢力を利用して押し広げて、前記収納体が展開する
ことを特徴とする荷物受入装置。
【請求項6】
壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、
この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、
前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、
前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、
前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部、第2の枠体を有し、
前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記上面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記底面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、
前記右側面部は、折曲自在であり、
前記左側面部は、折曲自在であり、
前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、
前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方上方に前記上面部、前記上面部の下方に前記底面部、前記上面部及び前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部が位置するように収納され、
前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、
前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、
前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、
前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、
前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、
前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、
前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、
前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、
前記収納体の収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、
前記荷物の受け入れ時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開する
ことを特徴とする荷物受入装置。
【請求項7】
壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、
この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、
前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、
前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、
前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、底面部、第2の枠体を有し、上面部は、前記右側面部、前記左側面部、前記底面部で囲まれた上方空間を覆うものであり、
前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記上面部は、前記本体に回動自在に接続され、
前記底面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、
前記右側面部は、折曲自在であり、
前記左側面部は、折曲自在であり、
前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、
前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方下方に前記底面部、前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部、前記背面部の後方に前記上面部が位置するように収納され、
前記収納体の収納時、前記上面部は垂下した状態にあり、
前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、
前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、
前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、
前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、
前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、
前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、
前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、
前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、
前記収納体の収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、
前記荷物の受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を前記蓋体から遠ざかる方向に突出する際、前記上面部と前記第2の枠体の接触により前記上面部が上方に回動すると共に、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開する
ことを特徴とする荷物受入装置。
【請求項8】
立設状態の底面部と立設状態の上面部との間に手又は、工具が入る隙間が設けられている
ことを特徴とする請求項4又は請求項6記載の荷物受入装置。
【請求項9】
背面部に設けられ、水平方向の底面部を支持する底面支持部材を備えている
ことを特徴とする請求項4~7のいずれかに記載の荷物受入装置。
【請求項10】
底面部と上面部を立設して収納体を折り畳んだ収納状態と立設した前記底面部と立設した前記上面部を水平方向にして前記収納体を展開させる展開状態を有し、
前記収納体を折り畳んだ収納状態を保持する保持手段とを備えている
ことを特徴とする請求項8記載の荷物受入装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物受入装置、荷物の受け入れ取り出し方法及び荷物の受け入れ方法に係り、特に、使用勝手を向上させた荷物受入装置、荷物の受け入れ取り出し方法及び荷物の受け入れ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、不在時であっても送られて来た荷物を安全に保管できる荷物保管機能付きの出
入口開閉戸がある(例えば、特許文献参照)。
これは、ドアや引き戸等の出入口開閉戸(10)に、荷物(C)を出し入れ可能な荷
物用開口部(16)が設けられ、かつ、荷物用開口部(16)を建物外から開閉するため
の扉部材(25)と、この扉部材(25)を閉状態で施錠するための、正当な受取人のみ
が建物外から解錠可能な施錠装置(30)と、他人が荷物用開口部(16)から建物内部
に侵入するのを阻止すべく、荷物用開口部(16)及び入れ置かれた荷物(C)を閉鎖包
囲するように出入口開閉戸(10)に取り付けられる箱状ないし袋状でジャバラ状の閉鎖
カバー部材(50)と、荷物置台(40)とを備えた宅配ロッカー(20)が付設されて
なるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記ジャバラ状の閉鎖カバー部材(50)にあっては、特許文献
図1(B
)に示すように、ジャバラ状の閉鎖カバー部材(50)が室内側に出っ張り使用しづらい
問題点があった。
この問題点を除去すべく
図16記載の荷物置台(40’)、袋状の閉鎖カバー部材(
55)を設けたが、二部材で、しかも、閉鎖カバー部材(55)が細長い袋状であるため
、収納しづらく使用勝手が良好でないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を除去するようにした荷物受入装置、荷物の受け入れ取り出し方法及び荷物の受け入れ方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の荷物の受け入れ取り出し方法は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸である本体と、この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、 前記本体又は枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する外側蓋体と、前記貫通孔内に折曲自在に収納され、室内側へ突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、前記収納体は、前記枠体、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部を有し、前記右側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、前記左側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、前記上面部は、前記枠体に回動自在に接続され、前記底面部は、前記枠体に回動自在に接続され、前記右側面部は、折曲自在であり、前記左側面部は、折曲自在であり、前記収納体の前記貫通孔内への収納時、前記収納体は、折り畳まれて前記貫通孔内に収納され、前記荷物を受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を、室内側へ突出するように展開させて、前記収納体内に前記荷物を受け入れ、受け入れ後、前記外側蓋体を閉め、前記展開の状態は、室外側から前記貫通孔を見て、前方に前記背面部、この背面部の前下方に前記底面部、前記背面部の前上方であって前記底面部に対向する前記上面部、前記背面部の前右に前記右側面部、前記背面部の前左であって前記右側面部に対向する前記左側面部であり、前記収納体内の前記荷物の排出時、前記外側蓋体を開け、前記収納体内に受け入れ前記荷物を取り出すものであり、一方の端部は前記底面部に接続され、中途は前記枠体と前記上面部との間を通り、他方の端部は、前記背面部の貫通孔を介して前記背面部の外側に位置させた紐状部材を有し、前記紐状部材の一方の端部は、前記荷物の受け入れ開口部より、前記背面部に近い側の前記底面部の部位に接続されており、
前記収納体内に前記荷物が収納された状態にあって、前記紐状部材の中途は室外側から見て前記荷物の背面に位置し、前記背面部の外側に位置した前記紐状部材を引っ張って、前記底面部を前記開口部に向かって回動させて、前記紐状部材及び前記底面部により前記荷物を前記開口部側へ移動させるものである。
【0007】
また、請求項2記載の荷物の受け入れ取り出し方法は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸である本体と、この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、前記本体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する外側蓋体と、前記貫通孔内に折曲自在に収納され、室内側へ突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、前記収納体は、枠体、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部を有し、前記右側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、前記左側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、前記上面部は、前記枠体に回動自在に接続され、前記底面部は、前記枠体に回動自在に接続され、前記右側面部は、折曲自在であり、前記左側面部は、折曲自在であり、前記収納体の前記貫通孔内への収納時、前記収納体は、折り畳まれて前記貫通孔内に収納され、前記荷物を受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を、室内側へ突出するように展開させて、前記収納体内に前記荷物を受け入れ、受け入れ後、前記外側蓋体を閉め、前記展開の状態は、室外側から前記貫通孔を見て、前方に前記背面部、この背面部の前下方に前記底面部、前記背面部の前上方であって前記底面部に対向する前記上面部、前記背面部の前右に前記右側面部、前記背面部の前左であって前記右側面部に対向する前記左側面部であり、前記収納体内の前記荷物の排出時、前記外側蓋体を開け、前記収納体内に受け入れた前記荷物を取り出すものであり、前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1のバネ付蝶番によって接続され、前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2のバネ付蝶番によって接続され、前記収納体の貫通孔内への収納時、前記第1のバネ付蝶番及び前記第2のバネ付蝶番の付勢力に抗して、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、室外側から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、前記荷物の受け入れ時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開するものである。
【0008】
また、請求項3記載の荷物の受け入れ方法は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、前記本体に取付けられる枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部を有し、前記右側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、前記左側面部は、前記枠体と前記背面部に回動自在に接続され、前記上面部は、前記枠体に回動自在に接続され、前記底面部は、前記枠体に回動自在に接続され、前記右側面部は、折曲自在であり、前記左側面部は、折曲自在であり、前記収納体の前記貫通孔内への収納時、前記収納体は、折り畳まれて前記貫通孔内に収納され、前記荷物を受け入れ時、前記蓋体を開け、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を、前記蓋体から遠ざかる方向へ突出するように展開させて、前記収納体内に前記荷物を受け入れ、受け入れ後、前記蓋体を閉め、前記展開の状態は、前記蓋体を開けた前記貫通孔を見て、前方に前記背面部、この背面部の前下方に前記底面部、前記背面部の前上方であって前記底面部に対向する前記上面部、前記背面部の前右に前記右側面部、前記背面部の前左であって前記右側面部に対向する前記左側面部であり、前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、前記右側面部と前記枠体とは第3の蝶番によって接続され、前記左側面部と前記枠体とは第4の蝶番によって接続され、前記右側面部と前記背面部とは第5の蝶番によって接続され、前記左側面部と前記背面部とは第6の蝶番によって接続され、バネ付蝶番が、少なくとも、前記第1の蝶番、前記第3の蝶番、前記第5の蝶番の内の何れか一つと、前記第2の蝶番、前記第4の蝶番、前記第6の蝶番の内の何れか一つであり、前記収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、前記荷物の受け入れ時又は、前記荷物を前記背面部に向かって押し込み時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を前記バネ付蝶番の付勢力に利用して押し広げて、前記収納体が展開するものである。
【0009】
また、請求項4記載の荷物受入装置は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部、第2の枠体を有し、前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記上面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記底面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、前記右側面部は、折曲自在であり、前記左側面部は、折曲自在であり、前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方上方に前記上面部、前記上面部の下方に前記底面部、前記上面部及び前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部が位置するように収納され、前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、バネ付蝶番が、少なくとも、前記第1の蝶番、前記第3の蝶番、前記第5の蝶番の内の何れか一つと、前記第2の蝶番、前記第4の蝶番、前記第6の蝶番の内の何れか一つに設けられるかであり、
前記収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、前記荷物の受け入れ時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を前記バネ付蝶番の付勢力を利用して押し広げて、前記収納体が展開するものである。
【0010】
また、請求項5記載の荷物受入装置は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、底面部、第2の枠体を有し、上面部は、前記右側面部、前記左側面部、前記底面部で囲まれた上方空間を覆うものであり、前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記上面部は、前記本体に回動自在に接続され、前記底面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、前記右側面部は、折曲自在であり、前記左側面部は、折曲自在であり、前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方下方に前記底面部、前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部、前記背面部の後方に前記上面部が位置するように収納され、前記収納体の収納時、前記上面部は垂下した状態にあり、前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、バネ付蝶番が、少なくとも、前記第1の蝶番、前記第3の蝶番、前記第5の蝶番の内の何れか一つと、前記第2の蝶番、前記第4の蝶番、前記第6の蝶番の内の何れか一つに設けられるかであり、収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、前記荷物の受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を前記蓋体から遠ざかる方向に突出する際、前記上面部と前記第2の枠体の接触により前記上面部が上方に回動すると共に、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を前記バネ付蝶番の付勢力を利用して押し広げて、前記収納体が展開するものである。
【0011】
また、請求項6記載の荷物受入装置は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部、第2の枠体を有し、前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記上面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記底面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、前記右側面部は、折曲自在であり、前記左側面部は、折曲自在であり、前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方上方に前記上面部、前記上面部の下方に前記底面部、前記上面部及び前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部が位置するように収納され、前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、前記収納体の収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、前記荷物の受け入れ時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開するものである。
【0012】
また、請求項7記載の荷物受入装置は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、底面部、第2の枠体を有し、上面部は、前記右側面部、前記左側面部、前記底面部で囲まれた上方空間を覆うものであり、前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記上面部は、前記本体に回動自在に接続され、前記底面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、前記右側面部は、折曲自在であり、前記左側面部は、折曲自在であり、前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方下方に前記底面部、前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部、前記背面部の後方に前記上面部が位置するように収納され、前記収納体の収納時、前記上面部は垂下した状態にあり、前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、前記収納体の収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、前記荷物の受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を前記蓋体から遠ざかる方向に突出する際、前記上面部と前記第2の枠体の接触により前記上面部が上方に回動すると共に、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開するものである。
【0013】
また、請求項8記載の荷物受入装置は、請求項4又は請求項6記載の荷物受入装置において、立設状態の底面部と立設状態の上面部との間に手又は、工具が入る隙間が設けられているものである。
【0014】
また、請求項9記載の荷物受入装置は、請求項4~7のいずれかに記載の荷物受入装置において、背面部に設けられ、水平方向の底面部を支持する底面支持部材を備えているものである、
【0015】
また、請求項10記載の荷物受入装置は、請求項8記載の荷物受入装置において、底面部と上面部を立設して収納体を折り畳んだ収納状態と立設した前記底面部と立設した前記上面部を水平方向にして前記収納体を展開させる展開状態を有し、前記収納体を折り畳んだ収納状態を保持する保持手段とを備えているものである。
【発明の効果】
【0016】
請求項1記載の荷物の受け入れ取り出し方法によれば、収納体の収納時、前記収納体は、折り畳まれて収納され、荷物を受け入れ時、折り畳まれた前記収納体を、室内側へ突出するように展開させて、つまり、収納体を貫通孔(荷物の受け入れ開口部)、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」に形成し、この内部空間内に前記荷物を入れ、外側蓋体を締めることができ、在宅者又は帰宅者は、前記外側蓋体を開け、前記収納体内の前記荷物を取り出すことができ、使用勝手を向上させることができ、また、右側面部の中途に第1のバネ付蝶番、左側面部の中途に第2のバネ付蝶番をそれぞれ設けているため、背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が垂直か、又は、前記背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が平行かの二者択一を確実にとることができ、収納体の展開(「六面体状の内部空間」)、非展開(収納体の折り畳み)を容易に行うことができ、使用勝手を向上させることができる。
【0017】
また、請求項2記載の荷物の受け入れ取り出し方法によれば、収納体の収納時、前記収納体は、折り畳まれて収納され、荷物を受け入れ時、折り畳まれた前記収納体を、室内側へ突出するように展開させて、つまり、収納体を貫通孔(荷物の受け入れ開口部)、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に前記荷物を入れ、又は、荷物で垂直方向の底面部及び上面部を室内側に押し込んで内部空間内に前記荷物を入れ、外側蓋体を締めることができ、在宅者又は帰宅者は、前記外側蓋体を開け、前記収納体内の前記荷物を取り出すことができ、使用勝手を向上させることができ、また、右側面部の中途に第1のバネ付蝶番、左側面部の中途に第2のバネ付蝶番をそれぞれ設けているため、背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が垂直か、又は、前記背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が平行かの二者択一を確実にとることができ、収納体の展開(「六面体状の内部空間」)、非展開(収納体の折り畳み)を容易に行うことができ、使用勝手を向上させることができる。
【0018】
また、請求項3記載の荷物の受け入れ方法によれば、収納体の収納時、前記収納体は、折り畳まれて収納され、荷物を受け入れ時、折り畳まれた前記収納体を、蓋体から遠ざかる方向へ突出するように展開させて、つまり、収納体を貫通孔(荷物の受け入れ開口部)、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に前記荷物を入れ、又は、前記荷物で垂直方向の底面部及び上面部を蓋体から遠ざかる方向に押し込んで内部空間内に前記荷物を入れ、蓋体を締めることができ、使用勝手を向上させることができ、また、右側面部と左側面部にバネ付蝶番を、少なくとも、前記第1の蝶番、前記第3の蝶番、前記第5の蝶番の内の何れか一つと、前記第2の蝶番、前記第4の蝶番、前記第6の蝶番の内の何れか一つとを、それぞれ設けているため、背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が垂直か、又は、前記背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が平行かの二者択一を確実にとることができ、収納体の展開(「六面体状の内部空間」)、非展開(収納体の折り畳み)を容易に行うことができ、使用勝手を向上させることができる。
【0019】
また、請求項4記載の荷物受入装置によれば、収納体の収納時、前記収納体は、折り畳まれて収納され、荷物を受け入れ時、折り畳まれた前記収納体を、蓋体から遠ざかる方向に突出するように展開させて、つまり、収納体を貫通孔(荷物の受け入れ開口部)、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に前記荷物を入れ、又は、前記荷物で垂直方向の底面部及び上面部を室内側に押し込んで内部空間内に前記荷物を入れ、蓋体を締めることができ、使用勝手を向上させることができ、また、右側面部にバネ付蝶番、左側面部にバネ付蝶番をそれぞれ設けているため、背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が垂直か、又は、前記背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が平行かの二者択一を確実にとることができ、収納体の展開(「六面体状の内部空間」)、非展開(収納体の折り畳み)を容易に行うことができ、使用勝手を向上させることができ、しかも、第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に第2の枠体が接続され、背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであるため、収納体内の荷物を取り出すことができ、更に、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」を、第1、第2の枠体により強く保持することができる。
【0020】
また、請求項5記載の荷物受入装置によれば、収納体の収納時、前記収納体は、折り畳まれて収納され、荷物を受け入れ時、折り畳まれた前記収納体を、蓋体から遠ざかる方向に突出するように展開させて、つまり、収納体を貫通孔(荷物の受け入れ開口部)、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に前記荷物を入れ、又は、前記荷物で垂直方向の底面部及び上面部を室内側に押し込んで内部空間内に前記荷物を入れ、蓋体を締めることができ、使用勝手を向上させることができ、また、右側面部にバネ付蝶番、左側面部にバネ付蝶番をそれぞれ設けているため、背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が垂直か、又は、前記背面部に対して前記右側面部及び前記左側面部が平行かの二者択一を確実にとることができ、収納体の展開(「六面体状の内部空間」)、非展開(収納体の折り畳み)を容易に行うことができ、使用勝手を向上させることができ、しかも、第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に第2の枠体が接続され、背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであるため、収納体内の荷物を取り出すことができ、更に、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」を、第1、第2の枠体により強く保持することができる。
【0021】
また、請求項6記載の荷物受入装置によれば、収納体の収納時、前記収納体は、折り畳まれて収納され、荷物を受け入れ時、折り畳まれた前記収納体を、蓋体から遠ざかる方向に突出するように展開させて、つまり、収納体を貫通孔(荷物の受け入れ開口部)、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に前記荷物を入れ、又は、前記荷物で垂直方向の底面部及び上面部を蓋体2から遠ざかる方向に押し込んで内部空間内に前記荷物を入れ、蓋体を締めることができ、しかも、第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に第2の枠体が接続され、背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであるため、収納体内の荷物を背面部を開として取り出すことができ、更に、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」を、第1、第2の枠体により強く保持することができる。
【0022】
また、請求項7記載の荷物受入装置によれば、収納体の収納時、前記収納体は、折り畳まれて収納され、荷物を受け入れ時、折り畳まれた前記収納体を、蓋体から遠ざかる方向に突出するように展開させて、つまり、収納体を貫通孔(荷物の受け入れ開口部)、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」に形成し、この内部空間内に前記荷物を入れ、蓋体を締めることができ、しかも、第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に第2の枠体が接続され、背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであるため、収納体内の荷物を取り出すことができ、更に、底面部、上面部、右側面部、左側面部、背面部の「六面体状の内部空間」を、第1、第2の枠体により強く保持することができる。
【0023】
また、請求項8記載の荷物受入装置によれば、上述した請求項4又は請求項6記載の発明の効果に加え、立設状態の底面部と立設状態の上面部との間の隙間に手又は、工具を用いて、背面部又は折曲した右側面部又は折曲した左側面部を蓋体から遠ざかる方向に押し当てて、収納体を展開することができる。
【0024】
また、請求項9記載の荷物受入装置によれば、上述した請求項4~7の記載の発明の効果に加え、背面部に設けられ、水平方向の底面部を支持する底面支持部材90を備えているため、韓国公開実用新案第20-2015-0000407号公報記載のような複雑な底部(20)ではない簡易な底面支持部材で達成することができる。
【0025】
また、請求項10記載の荷物受入装置によれば、立設状態の底面部と立設状態の上面部との間の隙間に手又は、工具を用いて、背面部又は折曲した右側面部又は折曲した左側面部を蓋体から遠ざかる方向に押し当てて、保持手段に抗して収納体を容易に展開することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】
図1は、本願発明の一実施例の荷物受入装置を室外から見た概略的正面図である。
【
図3】
図3は、
図2の荷物受入装置の貫通孔内の折り曲げられた収納体が室内側へ突出して荷物が受け入れる状態の概略的断面図である。
【
図5】
図5は、
図2の収納体が
図6の収納体へ移行する中途状態の収納体の概略的斜視図である。
【
図6】
図6は、
図5の収納体が
図3の収納体へ移行する中途状態の収納体の概略的斜視図である。
【
図8】
図8は、
図1の収納体と異なる他の実施例の収納体の概略的斜視図である。
【
図9】
図9は、
図1乃至
図8記載の荷物受入装置と異なる実施例の荷物受入装置の外側蓋体を開いた状態を室外から見た概略的正面図である。
【
図10】
図10は、
図9の荷物受入装置の上面部、底面部を回動した状態を室外から見た概略的正面図である。
【
図11】
図11は、
図9の荷物受入装置の荷物が受け入れる状態の概略的断面図である。
【
図12】
図12は、
図11の荷物受入装置の収納体が折り曲げられた状態の概略的断面図である。
【
図13】
図13は、
図11の荷物受入装置の収納体に荷物がが受け入れられた状態の概略的断面図である。
【
図18】
図18は、
図17の上面部保持手段(山形頂部を有する板バネ)と異なる上面部保持手段を備えた収納体が折り畳まれる途中の状態の概略的斜視図である。
【
図19】
図19は、
図9乃至
図17記載の底面部を回動する回動手段と異なる回動手段(底面部に接続されたレバー)を備えた収納体の概略的斜視図である。
【
図20】
図20は、
図19の底面部を回動手段(底面部に接続されたレバー)により底面部を室外側へ回動させた状態の概略的斜視図である。
【
図24】
図24は、
図23の荷物受入装置の折り曲げられた収納体の収納状態の概略的断面図である。
【
図25】
図25は、
図24の荷物受入装置の蓋体側から見た概略的斜視図で、収納体の展開前を示している。
【
図26】
図26は、
図25の荷物受入装置の収納体を展開し、荷物を入れようとする状態の概略的斜視図である。
【
図27】
図27は、
図26の荷物受入装置の収納体から荷物を出した状態の概略的斜視図である。
【
図28】
図28は、
図23の荷物受入装置と異なる他の実施例の荷物受入装置の概略的断面図である。
【
図29】
図29は、
図28の荷物受入装置の折り曲げられた収納体の収納状態の概略的断面図である。
【
図30】
図30は、
図29の荷物受入装置の収納体を展開し、荷物を入れようとする状態の概略的斜視図である。
【
図31】
図31は、
図30の荷物受入装置の収納体から荷物を出した状態の概略的斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明の一実施例の荷物受入装置、荷物の受け入れ取り出し方法及び荷物の受け入れ方法を図面(
図1乃至
図31)を参照して説明する。
図1に示すPは荷物受入装置で、荷物受入装置Pは、宅配業者が鍵で施錠手段3を解
除して外側蓋体2を開け、荷物(図示せず)を収納体4内へ入れ、その後、外側蓋体2を
締めて、施錠するため、留守の場合、荷物を安全に依頼先に届けることができるものであ
る。
【0028】
1は壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸である本体で、本体1は、本実施例で
は、回動自在に設置されたドアで、このドア1には、ドア1を貫通し、荷物(図示せず)
を入れる貫通孔1a(
図2参照)が設けられている。この貫通孔1a(
図2参照)は、本
体1を貫通し、荷物(図示せず)を入れる部位である。
また、
図1に示す2は外側蓋体で、この外側蓋体2は、ドア1の外側に位置する蓋体
で、ドア(本体)1に回動自在に接続され、貫通孔1aを開閉するものである。外側蓋体
2の開閉は、施錠手段(例えば、電気の力で施錠・解錠を行う電子錠、遠隔操作による電
気の力で施錠・解錠を行う電子錠、金属の鍵等)3により行われる。
図2及び
図4に示す4は、荷物を受け入れる収納体で、収納体4は、貫通孔1a内に
折曲自在に収納され(
図2参照)、室内側へ突出して、内部に荷物(図示せず)を受け
入れるものである(
図3参照)。
また、
図2に示すように、外側蓋体2の表面は、ドア(本体1)1の表面1Aより突
出せず、また、貫通孔1a内に収納された収納体4の裏面40は、ドア(本体1)1の裏
面1Bより突出しないようになっている。そのため、収納体4の未使用時、ドア(本体1
)1の厚みにより室内の面積がせまくならないようになっている。
【0029】
荷物(図示せず)を受け入れ時、貫通孔1aから折り畳まれた収納体4は、室内側へ
突出し、内部に荷物(図示せず)を受け入れるために、室外側から見て、開口部4A、開
口部4Aに対向する背面部4B、上面部4C、底面部4D、右側面部4E、左側面部4F
を有し、
収納体4の貫通孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納
される。
背面部4B、上面部4C、底面部4D、右側面部4E、左側面部4Fは,室内が室外
から見えないように不透明なもので形成されているのが良い。
また、底面部4Dと床面8との高さHは、床面8に載置された履き物(図示せず)の
高さより高くして、底面部4Dが履き物(図示せず)に当たらないようにすることができ
る。
【0030】
従って、例えば、宅配業者が施錠手段3で施錠を解除して外側蓋体2を開け、荷物(
図示せず)を収納体4内へ入れ、荷物(図示せず)が収納体4に収納され、その後、外側
蓋体2を締めて、施錠することができ、荷物(図示せず)を在宅者又は帰宅者が取り出す
ときには、施錠手段3で施錠を解除して外側蓋体2を開け、収納体4内の荷物(図示せず
)を取り出すことができる。
【0031】
この荷物受入装置(荷物の受け入れ取り出し方法)Pによれば、貫通孔1a内に折曲
自在に収納され、室内側へ突出して、内部に荷物(図示せず)を受け入れる収納体4を備
えているため、使用勝手が良く、施錠手段3で施錠を解除して外側蓋体2を開け、荷物(
図示せず)を収納体4内へ入れ、荷物(図示せず)が収納体4に収納され、その後、外側
蓋体2を締めて、施錠することができ、在宅者又は帰宅者は、施錠手段3で施錠を解除し
て外側蓋体2を開け、収納体4内の荷物(図示せず)を取り出すことができる。
【0032】
なお、本実施例にあっては、施錠手段(例えば、電気の力で施錠・解錠を行う電子錠
、遠隔操作による電気の力で施錠・解錠を行う電子錠、金属の鍵等)3を設けたが、本願
発明にあっては、施錠手段(例えば、電気の力で施錠・解錠を行う電子錠、遠隔操作によ
る電気の力で施錠・解錠を行う電子錠、金属の鍵等)3を省略しても良い。[施錠手段3
を省略した場合、外側蓋体2がフリーにならないように、外側蓋体2の不使用時、外側蓋
体2をドア(本体)1に対して図示しない連結・非連結手段を設けて、外側蓋体2が不用
意に開閉しないようにしても良い。]
施錠手段(例えば、電気の力で施錠・解錠を行う電子錠、遠隔操作による電気の力で
施錠・解錠を行う電子錠、金属の鍵等)3を省略した場合の荷物受入装置(荷物の受け入
れ取り出し方法)Pによれば、貫通孔1a内に折曲自在に収納され、室内側へ突出して、
内部に荷物を受け入れる収納体4を備えているため、使用勝手が良く、外側蓋体2を開け
、荷物を収納体4内へ入れ、前記荷物が収納体4に収納され、その後、外側蓋体2を締め
ることができ、在宅者又は帰宅者は、外側蓋体2を開け、収納体4内の前記荷物を取り出
すことができる。
【0033】
収納体4を詳述すれば、枠体4Gと、背面部4B、上面部4C、底面部4D、右側面
部4E、左側面部4Fを有し、右側面部4Eは、枠体4Gと背面部4Bに接続され、左側
面部4Fは、枠体4Gと背面部4Bに接続され、上面部4Cは、枠体4Gに接続され、底
面部4Dは、枠体4Gに接続され、右側面部4Eの中途に、枠体4Gの開口部4A側に折
れ曲がる右折曲部4E0を垂直方向に設け、左側面部4Fの中途に、枠体4Gの開口部4
A側に折れ曲がる左折曲部4F0を垂直方向に設け、上面部4Cは、開口部4A側に折れ
曲がるように設けられ、底面部4Dは、開口部4A側に折れ曲がるように設けられ、収納
体4の貫通孔1a内への収納時、室外側から見て、開口部4A側に折れ曲がった上面部4
C及び底面部4Dの後方に開口部4A側に折れ曲がった右側面部4E及び左側面部4Fが
位置するようになっている。
図6に示す5は、上面部4Cに手の指を掛ける紐(又は手掛け部5’)、6は、底面
部4Dに手の指を掛ける紐(又は手掛け部6’)をそれぞれ設けている。
そのため、施錠手段3で施錠を解除して外側蓋体2を開け、荷物(図示せず)を収納
体4内へ入れる際、折り畳まれている収納体4を容易に立体形状の背面部4B、右側面部
4E、左側面部4F、上面部4C、底面部4Dを組み立てることができる。
また、
図3に示す7は、収納体4の貫通孔1a内への収納時、折れ曲がった収納体4
を保持する保持手段で、保持手段7は、例えば、枠体4Gに設けたマグネット71と、こ
のマグネット71に吸着するマグネット72とで構成され、マグネット72は、背面部4
Bに設けられている。
この保持手段7により、本体1がドアの場合、例えば、ドアが閉められた衝撃により
収納体4が室内側に突出することを防止することができる。
【0034】
上述した実施例においては、右折曲部4E0、左折曲部4F0を垂直方向にそれぞれ
設けたが、本願発明にあってはこれに限らず、
図8に示すように、水平方向にそれぞれ設
けるようにしても良い。
即ち、収納体4は、枠体4Gと、背面部4B、右側面部4E’、左側面部4F’、上
面部4C’、底面部4D’を有し、右側面部4E’は、枠体4Gと背面部4Bに接続され
、左側面部4F’は、枠体4Gと背面部4Bに接続され、上面部4C’は、枠体4Gに接
続され、底面部4D’は、枠体4Gに接続され、上面部4C’の中途に、枠体4Gの開口
部4A側に折れ曲がる上折曲部4C0’を水平方向に設け、底面部4D’の中途に、枠体
4Gの開口部側に折れ曲がる底折曲部4D0’を水平方向に設け、右側面部4E’は、枠
体4Gの開口部4A側に折れ曲がるように設けられ、左側面部4F’は、枠体4Gの開口
部4A側に折れ曲がるように設けられ、収納体4の貫通孔1a内への収納時、室外側から
開口部4Aを見て、開口部4A側に折れ曲がった右側面部4E’及び左側面部4F’の後
方に開口部4A側に折れ曲がった上面部4C’及び底面部4D’が位置するようにしても
良い。
【0035】
次に、
図1乃至
図8記載の荷物受入装置及び荷物の受け入れ取り出し方法と異なる他
の実施例の荷物受入装置及び荷物の受け入れ取り出し方法について、
図9乃至
図21を参
照して説明する。なお、
図9乃至
図21記載の実施例については、
図1乃至
図8記載と同
一部分に同一符号を付して、説明の一部を省略する。
【0036】
本体1は、
図1乃至
図8記載と同様、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸であ
る。本体1は、本実施例では、例えば、回動自在に設置されたドアで、このドア1には、
ドア1を貫通し、荷物100を入れる「荷物の受け入れ開口部」である貫通孔1a(
図2
参照)が設けられている。この貫通孔1a(
図15参照)は、本体1を貫通し、荷物10
0を入れる部位である。
【0037】
また、
図9に示す2は外側蓋体で、この外側蓋体2は、ドア1の外側に位置する蓋体
で、ドア(本体)1に回動自在に接続され、貫通孔1aを開閉するものである。外側蓋体
2の開閉は、施錠手段(例えば、電気の力で施錠・解錠を行う電子錠、遠隔操作による電
気の力で施錠・解錠を行う電子錠、金属の鍵等)3により行われる。
【0038】
また、
図15に示す4は、荷物100を受け入れる収納体で、収納体4は、貫通孔1
a内に折曲自在に収納され(
図12参照)、室内側へ突出して、内部に荷物100を受け
入れるものである(
図13参照)。
【0039】
また、上述の
図1乃至
図8(特に、
図2)と同様、外側蓋体2の表面は、ドア(本体
1)1の表面1Aより突出せず、また、貫通孔1a内に収納された収納体4の裏面は、ド
ア(本体1)1の裏面1Bより突出しないようになっている。
そのため、収納体4の未使用時、ドア(本体1)1の厚みにより室内の面積がせまく
ならないようになっている。
【0040】
収納体4は、室外側から見て、枠体4Gと、背面部4B、右側面部4E、左側面部4
F、上面部4C、底面部4Dを有し、右側面部4Eは、枠体4Gと背面部4Bに回動自在
に接続(接続は、例えば、蝶番H5、蝶番H6、蝶番H17、蝶番H18)され、左側面
部4Fは、枠体4Gと背面部4Bに回動自在に接続(接続は、例えば、蝶番H3、蝶番H
4、蝶番H15、蝶番H16)され、上面部4Cは、枠体4Gに回動自在に接続(接続は
、例えば、蝶番H7、蝶番H8)され、底面部4Dは、枠体4Gに回動自在に接続(接続
は、例えば、蝶番H9、蝶番H19、蝶番H10)されている。なお、枠体4Gは、収納
体4を本体1に取り付けベースとなると共に、収納体4のベースともなるものである。
【0041】
また、右側面部4Eは、例えば、蝶番H11、蝶番H12により折曲自在であり、左
側面部4Fは、例えば、蝶番H13、蝶番H14により折曲自在である。
【0042】
収納体4の貫通孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納
され(
図12参照)、荷物100を受け入れ時、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を
、室内側へ突出するように展開させ(
図11参照)て、収納体4内に荷物100を受け入
れ、受け入れ後、外側蓋体2を閉める。
なお、上記展開の状態は、室外側から貫通孔1a(荷物100の受け入れ開口部)を
見て、前方に背面部4B、この背面部4Bの前下方に底面部4D、背面部4Bの前上方で
あって底面部4Dに対向する上面部4C、背面部4Bの前右に右側面部4E、背面部4B
の前左であって右側面部4Eに対向する左側面部4Fである。
そして、収納体4内の荷物100の排出時は、外側蓋体2を開け、収納体4内に受け
入れた荷物100を取り出すものである。
【0043】
上述した荷物の受け入れ取り出し方法(荷物受入装置P)によれば、収納体4の貫通
孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納され、荷物100を
受け入れ時、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を、室内側へ突出するように展開させ
て、つまり、収納体4を貫通孔1a(荷物100の受け入れ開口部)、底面部4D、上面
部4C、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Bの「六面体状の内部空間」に形成し、
この内部空間内に荷物100を入れ、外側蓋体2を締めることができ、在宅者又は帰宅者
は、外側蓋体2を開け、収納体4内の荷物100を取り出すことができ、使用勝手を向上
させることができる。
【0044】
また、紐状部材6”の一方の端部は底面部4Dに接続され、紐状部材6”の中途は枠
体4Gと上面部4C(上面部4Cの回動側の先端部)との間を通り、紐状部材6”の他方
の端部61は、背面部4Bの貫通孔を介して背面部4Bの外側に位置させている(
図11
参照)。なお、上述した紐状部材6”の一方の端部は、荷物100の受け入れ開口部より
、背面部4Bに近い側の底面部4Dの部位に接続されている。
収納体4内に荷物100が収納された状態にあって、紐状部材6”の中途は室外側か
ら見て荷物100の背面に位置し、背面部4Bの外側に位置した紐状部材6”を引っ張っ
て、底面部4Dを開口部(荷物100の受け入れ開口部)に向かって回動させて、紐状部
材6”及び底面部4Dにより荷物100を前記開口部(荷物100の受け入れ開口部)側
へ移動させることができる(
図13乃至
図16参照)。
そのため、荷物100の取り出しが容易となり、しかも、荷物100を取り出した後
、紐状部材6”を引っ張って、底面部4Dを回動させて垂直方向に移動させることができ
る。
【0045】
上述した蝶番H11、蝶番H12は、通常の蝶番でも良いが、望ましくは、蝶番H1
1及び/又は蝶番H12は、例えば、バネ付蝶番(第1のバネ付蝶番)が良い。
また、上述した蝶番H13、蝶番H14は、通常の蝶番でも良いが、望ましくは、蝶
番H13及び/又は蝶番H14は、バネ付蝶番(第2のバネ付蝶番)が良い。
即ち、右側面部4Eは、第1の右側面部4E1と第2の右側面部4E2とを有し、第
1の右側面部4E1と第2の右側面部4E2とは第1のバネ付蝶番によって接続され、左
側面部4Fは、第1の左側面部4F1と第2の左側面部4F2とを有し、第1の左側面部
4F1と第2の左側面部4F2とは第2のバネ付蝶番によって接続されている。
そして、収納体4の貫通孔1a内への収納時、前記第1のバネ付蝶番及び前記第2の
バネ付蝶番の付勢力に抗して、右側面部4E及び左側面部4Fが折れ曲がり、室外側から
見て、貫通孔1a側に回動した上面部4C及び底面部4Dの後方に折れ曲がった右側面部
4E及び左側面部4Fが位置し、また、荷物100の受け入れ時、上面部4C及び/又は
底面部4Dを回動させて、右側面部4E及び/又は左側面部4Fを押し広げて、収納体4
が展開するようにする。
この荷物の受け入れ取り出し方法(荷物受入装置)によれば、背面部4Bに対して右側
面部4E及び左側面部4Fが垂直か、又は、背面部4Bに対して右側面部4E及び左側面
部4Fが平行かの二者択一を確実にとることができ、収納体4の展開(「六面体状の内部
空間」)、非展開(収納体4の折り畳み)を容易に行うことができ、使用勝手を向上させ
ることができる。
【0046】
また、上述したように、室外側から見て、枠体4Gと背面部4Bとの間に上面部4C
及び底面部4D、上面部4C及び底面部4Dの後方に折れ曲がった右側面部4E及び左側
面部4Fが位置しているが、枠体4Gと背面部4Bとが保持手段7により保持されている
。
保持手段7は、枠体4Gに設けた部材71が第1の磁石とこの第1の磁石に吸着する
背面部4Bに設けた部材72が第2の磁石、又は、枠体4Gに設けた部材71が第1の磁
石とこの第1の磁石に吸着する背面部4Bに設けた部材72が第1の磁性体、又は、背面
部に設けた部材72が第2の磁石とこの第2の磁石に吸着する枠体4Gに設けた部材71
が第2の磁性体である。
この荷物の受け入れ取り出し方法(荷物受入装置P)によれば、保持手段7が設けられ
ているため、収納体4の貫通孔1a内への収納状態を保持でき、収納体4が室内側へ突出
するのを防ぐことができる。
【0047】
また、荷物受入装置Pは、水平位置にある底面部4Dを垂直方向へ回動する回動手段
Kを備えている。回動手段Kは、底面部4Dに手の指を掛ける手掛け部(例えば、
図5記
載の6’)、又は、底面部4Dに接続されたレバーL(
図19記載のレバーLを
図20に
示すように、室外側に向かって回動する。)、又は、底面部4Dに接続された紐状部材6
”(例えば、
図5記載の紐6)である。
この荷物の受け入れ取り出し方法(荷物受入装置P)によれば、荷物100を取り出し
た後、回動手段Kにより、底面部4Dを回動させて垂直方向に移動させて、底面部4Dを
貫通孔1a内に収納することができる。
【0048】
また、収納体4を室内側へ突出するように展開させた状態にあって、上面部4Cが下
方へ移動しないように上面部4Cを保持する上面部保持手段H’が設けられている。
上面部保持手段H’は、
図18に示すように、背面部4Bに設けた部材70が第1の
磁石とこの第1の磁石に吸着する上面部4Cに設けた部材80が第2の磁石、又は、背面
部4Bに設けた部材70が第1の磁石とこの第1の磁石に吸着する上面部4Cに設けた部
材80が第1の磁性体、又は、上面部4Cに設けた部材80が第2の磁石とこの第2の磁
石に吸着する背面部4Bに設けた部材70が第2の磁性体、又は、背面部4Bに設けた図
示しない山形頂部を有する板バネ(上面部4Cの先端面が板バネの山形頂部を乗り越えて
保持し、この保持状態を解除するには、保持前と逆方向に上面部4Cを回動させて、板バ
ネの山形頂部を乗り越えさせる。)、又は、上面部4Cの先端の端面を背面部4Bに当接
させて保持させることができる。
この荷物の受け入れ取り出し方法(荷物受入装置P)によれば、収納体4を室内側へ突
出するように展開させた状態にあって、上面部保持手段Hにより上面部4Cが下方へ移動
しないように上面部4Cを保持することができる。
【0049】
また、
図11に示すように、収納体4を室内側へ突出するように展開させた状態の底
面部4Dを支持する底面支持部材90が背面部4Bに設けられている。
この荷物の受け入れ取り出し方法(荷物受入装置P)によれば、収納体4を室内側へ突
出するように展開させた状態にあって、背面部4Bに設けた底面支持部材90で底面部4
Dで支持することができる。
【0050】
上述した実施例においては、外側蓋体(蓋体)2を本体1に回動自在に接続したが、本願発明においては、これに限らず、外側蓋体(蓋体)2を後述する枠体4Gに回動自在に接続するようにしても良い。
【0051】
また、上述した実施例の本体1は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸であったが、本願発明にあっては、
図1~
図21の実施例を含めて、これに限らず、
図22に示すように、本体1は、門扉1’又は門扉1’近傍に設置された壁体1”であっても良い。この場合、外側蓋体(蓋体)2は、背面部4Bより家屋200に対して遠い側(外側蓋体(蓋体)2は、
図23、
図24、
図28で言えば、図示の「外側」に位置し、背面部4Bは、
図23、
図24、
図28で言えば、図示の「内側」に位置している。)に位置している。
即ち、
図1~
図31記載の本体1は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉1’又は門扉1’近傍に設置された壁体である。
また、本体1が壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸の場合、2は外側蓋体であり、本体1が門扉1’又は門扉1’近傍に設置された壁体の場合、2は蓋体であるが、2は、外側蓋体に限らない蓋体である。
【0052】
また、貫通孔1aは、本体1を貫通し、荷物100を入れるものである。
図15に示す蓋体2は、本体1に取付けられる枠体4Gに回動自在に接続され、貫通孔1aを開閉(例えば、貫通孔1aの一方側の開口部を開閉)するものである。収納体4は、貫通孔1a内に折曲自在に収納され、蓋体2から遠ざかる方向に突出して、内部に荷物100を受け入れるものである。
収納体4は、背面部4B、右側面部4E、左側面部4F、上面部4C、底面部4Dを有している。右側面部4Eは、枠体4Gと背面部4Bに回動自在に接続されている。左側面部4Fは、枠体4Gと背面部4Bに回動自在に接続されている。上面部4Cは、枠体4Gに回動自在に接続されている。底面部4Dは、枠体4Gに回動自在に接続されている。右側面部4Eは、折曲自在であり、左側面部4Fは、折曲自在である。そして、枠体4Gを介して収納体4は、本体1に取付けられ(例えば、接着)ている。
【0053】
収納体4の貫通孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納され、荷物100を受け入れ時、蓋体2を開け、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を、蓋体2から遠ざかる方向へ突出するように展開させて、収納体4内に荷物100を受け入れ、受け入れ後、蓋体2を閉める。
収納体4の展開の状態は、蓋体2を開けた貫通孔1aを見て、前方に背面部4B、この背面部4Bの前下方に底面部4D、背面部4Bの前上方であって底面部4Dに対向する上面部4C、背面部4Bの前右に右側面部4E、背面部4Bの前左であって右側面部4Eに対向する左側面部4Fである。
荷物受入装置Pは、収納体4の収納時、収納体4は、蓋体2から貫通孔1aを見て、前方上方に上面部4C、上面部4Cの下方に底面部4D、上面部4C及び底面部4Dの後方に折曲した右側面部4E及び左側面部4F、折曲した右側面部4E及び左側面部4Fの後方に背面部4Bが位置するように収納される。そのため、収納体4の厚みをコンパクトにして収納することができる。
また、右側面部4Eは、第1の右側面部4E1と第2の右側面部4E2とを有し、第1の右側面部4E1と第2の右側面部4E2とは第1の蝶番H11,H12(第1の蝶番H11,H12は、第1のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、左側面部4Fは、第1の左側面部4F1と第2の左側面部4F2とを有し、第1の左側面部4F1と第2の左側面部4F2とは第2の蝶番H13,H14(第2の蝶番H13,H14は、第2のバネ付蝶番でも良い。)によって接続されている。
右側面部4Eと枠体4Gとは第3の蝶番H1,H2(第3の蝶番H1,H2は、第3のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、左側面部4Fと枠体4Gとは第4の蝶番H3,H4(第4の蝶番H3,H4は、第4のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、右側面部4Eと背面部4Bとは第5の蝶番H17,H18(第5の蝶番H17,H18は、第5のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、左側面部4Fと背面部4Bとは第6の蝶番H15,H16(第6の蝶番H15,H16は、第6のバネ付蝶番でも良い。)によって接続されている。
上述のバネ付蝶番(例えば、
図15)は、少なくとも、第1の蝶番H11,H12、第3の蝶番H1,H2、第5の蝶番H17,H18の内の何れか一つと、第2の蝶番H13,H14、第4の蝶番H3,H4、第6の蝶番H15,H16の内の何れか一つであれば良い(場合により、第1の蝶番H11,H12、第3の蝶番H1,H2、第5の蝶番H17,H18、第2の蝶番H13,H14、第4の蝶番H3,H4、第6の蝶番H15,H16全てバネ無し蝶番としても良い。)。
図12(
図2、
図4)に示すように、収納体4の貫通孔1a内への収納時、前記バネ付蝶番の付勢力を利用して、右側面部4E及び左側面部4Fが折れ曲がり、蓋体2から見て、貫通孔1a側に回動した上面部4C及び底面部4Dの後方に折れ曲がった右側面部4E及び左側面部4Fが位置し、
図9~
図11(
図5~
図7)に示すように、荷物100の受け入れ時又は、荷物100を背面部4Bに向かって押し込み時、上面部4C及び/又は底面部4Dを回動させて、右側面部4E及び/又は左側面部4Fを前記バネ付蝶番の付勢力を利用して押し広げて、収納体4が展開する。
【0054】
上述した荷物の受け入れ方法(荷物受入装置P)によれば、収納体4の貫通孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納され、荷物100を受け入れ時、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を、蓋体2から遠ざかる方向へ突出するように展開させて、つまり、収納体4を貫通孔1a(荷物100の受け入れ開口部)、底面部4D、上面部4C、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Dの「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に荷物100を入れ、又は、荷物100で垂直方向の底面部4D及び上面部4Cを蓋体2から遠ざかる方向に押し込んで内部空間内に荷物100を入れ、蓋体2を締めることができ、使用勝手を向上させることができ、また、右側面部4Eと左側面部4Fにバネ付蝶番を、少なくとも、第1の蝶番H11,H12、第3の蝶番H1,H2、第5の蝶番H17,H18の内の何れか一つと、第2の蝶番H13,H14、第4の蝶番H3,H4、第6の蝶番H15,H16の内の何れか一つとを、それぞれ設けているため、背面部4Bに対して右側面部4E及び左側面部4Fが垂直か、又は背面部4Bに対して右側面部4E及び左側面部4Fが平行かの二者択一を確実にとることができ、収納体4の展開(「六面体状の内部空間」)、非展開(収納体の折り畳み)を容易に行うことができ、使用勝手を向上させることができる。
なお、収納体4の貫通孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納され、荷物100を受け入れ時、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を、蓋体2から遠ざかる方向へ突出するように展開させて、収納体4内に荷物100を受け入れ、受け入れ後、蓋体2を閉め前記展開の状態は、蓋体2を開けた貫通孔1aを見て、前方に背面部4B、この背面部4Bの前下方に底面部4D、背面部4Bの前上方であって底面部4Dに対向する上面部4C、背面部4Bの前右に右側面部4E、背面部4Bの前左であって右側面部4Fに対向する左側面部4Fであり、収納体4内の荷物100の排出時、蓋体2を開け、収納体4内に受け入れた荷物100を取り出すものである。
【0055】
また、上述した実施例において、荷物100の出し入れは、蓋体2のみであったが、本願発明にあっては、これに限らず、背面部4Bから荷物100を取り出すようにしても良い(
図23~
図27)。
そのため、第1の枠体4Gに接続されていない右側面部4Eの端部に第2の枠体4G’が接続され、第1の枠体4Gに接続されていない左側面部4Fの端部に第2の枠体4G’が接続され、背面部4Bは、第2の枠体4G’に回動自在に接続され、収納体4の開口部を開閉するようになっている。
この場合の荷物受入装置Pの本体1は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である。また、貫通孔1aは、本体1を貫通し、
荷物100を入れるものである。本体1に取付けられる第1の枠体4Gに蓋体2が回動自在に接続され、貫通孔1aを開閉する。収納体4は、貫通1a孔内に折曲自在に収納され、蓋体2から遠ざかる方向に突出して、内部に荷物100を受け入れるものとなっている。
収納体4は、背面部4B、右側面部4E、左側面部4F、上面部4C、底面部4D、第2の枠体4G’を有している。右側面部4Eは、第1の枠体4Gに回動自在に接続され、
左側面部4Fは、第1の枠体4Gに回動自在に接続され、上面部4Cは、第1の枠体4Gに回動自在に接続され、底面部4Dは、第1の枠体4Gに回動自在に接続されている。
【0056】
従って、収納体4の収納時、収納体4は、蓋体2から貫通孔1aを見て、前方上方に上面部4C、上面部4Cの下方に底面部4D、上面部4C及び底面部4Dの後方に折曲した右側面部4E及び左側面部4F、折曲した右側面部4E及び左側面部4Fの後方に第2の枠体4G’、第2の枠体4G’の後方に背面部4Bが位置するように収納される(
図24)。
なお、
図24記載の垂直方向の底面部4Dが折曲途中の右側面部4E及び左側面部4Fの側へ倒れ込まないように、図示しないが、
図24記載の垂直方向の底面部4Dと蓋体2とは、保持手段が設けられている。例えば、底面部4Dに磁石が設けられ、この磁石の対応する蓋体2の部位が磁性体で形成されている。また、
図23、
図24に示すTは、
図23の展開した収納体4(
図27)を押し込んで、
図24に示すように折り畳む際の把手である。
【0057】
また、
図26、
図27に示すように、第1の枠体4Gに接続されていない右側面部4Eの端部に第2の枠体4G’が接続され、 第1の枠体4Gに接続されていない左側面部4Fの端部に前記第2の枠体4G’が接続されている。右側面部4Eは、折曲自在であり、左側面部4Fは、折曲自在であり、背面部4Bは、第2の枠体4G’の開口部を開閉するものであり、
図28に示すように、第2の枠体4G’の開口部を背面部4Bにより開として、収納体4内の荷物100を取り出すことができる(
図27)。
【0058】
また、右側面部4Eは、第1の右側面部4E1と第2の右側面部4E2とを有し、第1の右側面部4E1と第2の右側面部4E2とは第1の蝶番H11,H12(第1の蝶番H11,H12は、第1のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、左側面部4Fは、第1の左側面部4F1と第2の左側面部4F2とを有し、第1の左側面部4F1と第2の左側面部4F2とは第2の蝶番H13,H14(第2の蝶番H13,H14は、第2のバネ付蝶番でも良い。)によって接続されている。
第1の右側面部4E1と第1の枠体4Gとは第3の蝶番H5,H6(第3の蝶番H5,H6は、第3のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、第1の左側面部4F1と第1の枠体4Gとは第4の蝶番H3,H4(第4の蝶番H3,H4は、第4のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、第2の右側面部4E2と第2の枠体4G’とは第5の蝶番H17,H18(第5の蝶番H17,H18は、第5のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、第2の左側面部4F2と第2の枠体4G’とは第6の蝶番H15,H16(第6の蝶番H15,H16は、第6のバネ付蝶番でも良い。)によって接続されている。
上述のバネ付蝶番(例えば、
図26、
図27)は、少なくとも、第1の蝶番H11,H12、第3の蝶番H5,H6、第5の蝶番H17,H18の内の何れか一つと、第2の蝶番H13,H14、第4の蝶番H3,H4、第6の蝶番H15,H16の内の何れか一つであれば良い(場合により、第1の蝶番H11,H12、第3の蝶番H5,H6、第5の蝶番H17,H18、第2の蝶番H13,H14、第4の蝶番H3,H4、第6の蝶番H15,H16全てバネ無し蝶番としても良い。)。
図24に示すように、収納体4の貫通孔1a内への収納時、右側面部4E及び左側面部4Fが折れ曲がり、蓋体2から見て、貫通孔1a側に回動した上面部4C及び底面部4Dの後方に折れ曲がった右側面部4E及び左側面部4Fが位置し、
荷物100の受け入れ時、
図25の状態から
図26の状態にして、上面部4C及び/又は底面部4Dを回動させて、右側面部4E及び/又は左側面部4Fを前記バネ付蝶番の付勢力を利用して押し広げて、前記収納体4が展開する。
【0059】
従って、上述した
図23~
図27記載の荷物受入装置Pによれば、収納体4の貫通孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納され、荷物100を受け入れ時、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を、蓋体2から遠ざかる方向に突出するように展開させて(
図25の状態から
図26の状態)、つまり、収納体4を貫通孔1a(荷物100の受け入れ開口部)、底面部4D、上面部4C、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Bの「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に荷物100を入れ、又は、荷物100で垂直方向の底面部4D及び上面部4Cを室内側に押し込んで(又は、
図25に示すように、立設状態の底面部4Dと立設状態の上面部4Cとの間の隙間300に手又は、工具(図示しないが、例えば、ドライバー)を用いて、背面部4B又は折曲した右側面部4E又は折曲した左側面部4Fを蓋体2から遠ざかる方向に押し当てて、収納体4を展開することができる。)、内部空間内に荷物100を入れ、蓋体2を締めることができ、使用勝手を向上させることができ、また、右側面部4Eにバネ付蝶番、左側面部4Fにバネ付蝶番をそれぞれ設けているため、背面部4Bに対して右側面部4E及び左側面部4Fが垂直か、又は、背面部4Bに対して右側面部4E及び左側面部4Fが平行かの二者択一を確実にとることができ、収納体4の展開(「六面体状の内部空間」)、非展開(収納体4の折り畳み)を容易に行うことができ、使用勝手を向上させることができ、しかも、第1の枠体4Gに接続されていない右側面部4Eの端部に第2の枠体4G’が接続され、第1の枠体4Gに接続されていない左側面部4Fの端部に第2の枠体4G’が接続され、背面部4Bは、第2の枠体4G’の開口部を開閉するものであるため、収納体4内の荷物100を取り出すことができ、更に、底面部4D、上面部4C、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Bの「六面体状の内部空間」を、第1、第2の枠体4G、4G’により強く保持することができる。
【0060】
なお、
図23~
図27記載の第1の蝶番H11,H12、第3の蝶番H5,H6、第5の蝶番H17,H18、第2の蝶番H13,H14、第4の蝶番H3,H4、第6の蝶番H15,H16全てバネ無し蝶番とした場合の荷物受入装置Pにあっては、収納体4の貫通孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納され、荷物100を受け入れ時、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を、蓋体2から遠ざかる方向に突出するように展開させて、つまり、収納体4を貫通孔1a(荷物100の受け入れ開口部)、底面部4D、上面部4C、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Bの「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に荷物100を入れ、又は、荷物100で垂直方向の底面部4D及び上面部4Cを蓋体2から遠ざかる方向に押し込んで内部空間内に荷物100を入れ、蓋体2を締めることができ、しかも、第1の枠体4Gに接続されていない右側面部4Eの端部に第2の枠体4G’が接続され、第1の枠体4Gに接続されていない左側面部4Fの端部に第2の枠体4G’が接続され、背面部4Bは、第2の枠体4G’の開口部を開閉するものであるため、収納体4内の荷物100を背面部4Bを開として取り出すことができ、更に、底面部4D、上面部4C、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Bの「六面体状の内部空間」を、第1、第2の枠体4G、4G’により強く保持することができる。
【0061】
上述した実施例の第2の枠体4G’に回動自在に接続された上面部4Cに替えて、本体1に回動自在に接続された上面部4C’でも良い(
図28~
図31)。
【0062】
この場合の荷物受入装置Pの本体1は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉1’(
図22)又は門扉1’近傍に設置された壁体1”(
図22)である。
貫通孔1aは、本体1を貫通し、荷物100を入れるようになっている。蓋体2は、本体1に取付けられる第1の枠体4Gに回動自在に接続され、貫通孔1aを開閉する。
収納体4は、貫通孔1a内に折曲自在に収納され、蓋体2から遠ざかる方向に突出して、内部に荷物100を受け入れるようになっている。収納体4は、背面部4B、右側面部4E、左側面部4F、底面部4D、第2の枠体4G’を有し、上面部4C’は、本体1
に回動自在に接続され、右側面部4E、左側面部4F、底面部4Dで囲まれた上方空間を覆うものである。上面部4C’の右側部は、右側面部4Eの上端部を乗り越えて垂下し、上面部4C’の左側部は、左側面部4Fの上端部を乗り越えて垂下し、上面部4C’の先端部は、背面部4Bの上端部を乗り越えている。
これは、荷物受入装置Pが門扉1’(
図22)又は門扉1’近傍に設置された壁体1”(
図22)に取り付けられた場合、雨が収納体4への侵入を防ぐためである。
そして、第1の枠体4Gを介して収納体4は、本体1に取付けられ(例えば、接着)ている。右側面部4Eは、第1の枠体4Gに回動自在に接続され、左側面部4Fは、第1の枠体4Gに回動自在に接続され、底面部4Dは、第1の枠体4Gに回動自在に接続され、上面部4C’は、本体1に回動自在に接続され、第1の枠体4Gに接続されていない右側面部4Eの端部に第2の枠体4G’が接続され、第1の枠体4Gに接続されていない左側面部4Fの端部に第2の枠体4G’が接続され、背面部4Bは、第2の枠体4G’に回動自在に接続されている。右側面部4Eは、折曲自在であり、左側面部4Fは、折曲自在であり、背面部4Bは、第2の枠体4G’の開口部を開閉するものである。
【0063】
従って、収納体4の収納時、収納体4は、蓋体2から貫通孔1aを見て、前方下方に底面部4D、底面部4Dの後方に折曲した右側面部4E及び左側面部4F、折曲した右側面部4E及び左側面部4Fの後方に第2の枠体4G’、第2の枠体4G’の後方に背面部4B、背面部4Bの後方に上面部4C’が位置するように収納され(
図29)、
収納体4の貫通孔1a内への収納時、上面部4C’は本体1に接続されて垂下した状態にあり(
図29)、荷物100を受け入れ時、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を蓋体2から遠ざかる方向に突出する際、上面部4C’と第2の枠体4G’の接触により上面部4C’が上方に回動する(
図30)。
【0064】
なお、
図30、
図31に示すように、右側面部4Eは、第1の右側面部4E1と第2の右側面部4E2とを有し、第1の右側面部4E1と第2の右側面部4E2とは第1の蝶番H11,H12(第1の蝶番H11,H12は、第1のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、左側面部4Fは、第1の左側面部4F1と第2の左側面部4F2とを有し、
第1の左側面部4F1と第2の左側面部4F2とは第2の蝶番H13,H14(第2の蝶番H13,H14は、第2のバネ付蝶番でも良い。)によって接続されている。
第1の右側面部4E1と第1の枠体4Gとは第3の蝶番(第3の蝶番は、図示されていないが、
図27記載と同様な第3の蝶番H5,H6であり、第3の蝶番は、第3のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、第1の左側面部4F1と第1の枠体4Gとは第4の蝶番H3,H4(第4の蝶番H3,H4は、第4のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、第2の右側面部4E2と第2の枠体4G’とは第5の蝶番H17,H18(第5の蝶番H17,H18は、第5のバネ付蝶番でも良い。)によって接続され、第2の左側面部4F2と第2の枠体4G’とは第6の蝶番H15,H16(第6の蝶番H15,H16は、第6のバネ付蝶番でも良い。)によって接続されている。
上述のバネ付蝶番(例えば、
図30、
図31)は、少なくとも、第1の蝶番H11,H12、第3の蝶番(第3の蝶番は、図示されていないが、
図27記載と同様な第3の蝶番H5,H6)、第5の蝶番H17,H18の内の何れか一つと、第2の蝶番H13,H14、第4の蝶番H3,H4、第6の蝶番H15,H16の内の何れか一つであれば良い(場合により、第1の蝶番H11,H12、第3の蝶番(第3の蝶番は、図示されていないが、
図27記載と同様な第3の蝶番H5,H6)、第5の蝶番H17,H18、第2の蝶番H13,H14、第4の蝶番H3,H4、第6の蝶番H15,H16全てバネ無し蝶番としても良い。)。
図29に示すように、収納体4の貫通孔1a内への収納時、前記バネ付蝶番の付勢力に抗して、右側面部4E及び左側面部4Fが折れ曲がり、蓋体2から見て、貫通孔1a側に回動した底面部4Dの後方に折れ曲がった右側面部4E及び左側面部4Fが位置し、荷物100の受け入れ時、
図39に示すように、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を蓋体2から遠ざかる方向に突出する際、上面部4C’と第2の枠体4G’の接触により上面部4C’が上方に回動すると共に、上面部4C’及び/又は底面部4Dを回動させて、右側面部4E及び/又は左側面部4Fを前記バネ付蝶番の付勢力を利用して押し広げて、収納体4が展開する。
底面部4Dと上面部4Cを立設して収納体4を折り畳んだ収納状態と立設した底面部4Dと立設した上面部4Cを水平方向にして収納体4を展開させる展開状態を有し、収納体4を折り畳んだ収納状態を保持する保持手段7とを備えている。
保持手段7は、
図23と同様、
図28及び
図29に示すように、第1の枠体4Gに設けた部材71が第1の磁石とこの第1の磁石に吸着する第2の枠体4G’に設けた部材72が第2の磁石、又は、第1の枠体4Gに設けた部材71が第1の磁石とこの第1の磁石に吸着する第2の枠体4G’に設けた部材72が第1の磁性体、又は、第2の枠体4G’に設けた部材72が第2の磁石とこの第2の磁石に吸着する第1の枠体4Gに設けた部材71が第2の磁性体である。
この荷物の受け入れ取り出し方法(荷物受入装置P)によれば、保持手段7が設けられ
ているため、収納体4の貫通孔1a内への収納状態を保持でき、収納体4が蓋体2から遠ざかる方向に突出するのを防ぐことができ、加えて、
図25と異なり、隙間は形成されているので、蓋体2を開いて、手又は、工具(図示しないが、ドライバー等の工具)を用いて、背面部4B又は折曲した右側面部4E又は折曲した左側面部4Fを蓋体2から遠ざかる方向に押し当てて、右側面部4E及び/又は左側面部4Fをバネ付蝶番の場合にあっては、バネ付蝶番の付勢力を利用して、保持手段7に抗して収納体4を容易に展開することができる。
【0065】
従って、上述した
図28~
図31記載の荷物受入装置Pによれば、収納体4の貫通孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納され、荷物100を受け入れ時、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を、蓋体2から遠ざかる方向に突出するように展開させて、つまり、収納体4を貫通孔1a(荷物100の受け入れ開口部)、底面部4D、上面部4C’、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Bの「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に荷物100を入れ、又は、荷物100で垂直方向の底面部4D及び上面部4C’を室内側に押し込んで内部空間内に荷物100を入れ、蓋体2を締めることができ、使用勝手を向上させることができ、また、右側面部4Eにバネ付蝶番、左側面部4Fにバネ付蝶番をそれぞれ設けているため、背面部4Bに対して右側面部4E及び左側面部4Fが垂直か、又は、背面部4Bに対して右側面部4E及び左側面部4Fが平行かの二者択一を確実にとることができ、収納体4の展開(「六面体状の内部空間」)、非展開(収納体4の折り畳み)を容易に行うことができ、使用勝手を向上させることができ、しかも、第1の枠体4Gに接続されていない右側面部4Eの端部に第2の枠体4G’が接続され、第1の枠体4Gに接続されていない左側面部4Fの端部に第2の枠体4G’が接続され、背面部4Bは、第2の枠体4G’の開口部を開閉するものであるため、収納体4内の荷物100を取り出すことができ、更に、底面部4D、上面部4C’、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Bの「六面体状の内部空間」を、第1、第2の枠体4G、4G’により強く保持することができる。
【0066】
なお、
図23~
図27記載の第1~第6の蝶番と同様、
図28~
図31記載の第1の蝶番H11,H12、第3の蝶番(第3の蝶番は、図示されていないが、
図27記載と同様な第3の蝶番H5,H6)、第5の蝶番H17,H18、第2の蝶番H13,H14、第4の蝶番H3,H4、第6の蝶番H15,H16全てバネ無し蝶番とした場合の荷物受入装置Pにあっては、収納体4の貫通孔1a内への収納時、収納体4は、折り畳まれて貫通孔1a内に収納され、荷物100を受け入れ時、貫通孔1a内に折り畳まれた収納体4を、蓋体2から遠ざかる方向に突出するように展開させて、つまり、収納体4を貫通孔1a(荷物100の受け入れ開口部)、底面部4D、上面部4C’、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Bの「六面体状の内部空間」を形成し、この内部空間内に荷物100を入れ、又は、荷物100で垂直方向の底面部4Dを蓋体2から遠ざかる方向に押し込んで内部空間内に荷物100を入れ、蓋体2を締めることができ、しかも、第1の枠体4Gに接続されていない右側面部4Eの端部に第2の枠体4G’が接続され、第1の枠体4Gに接続されていない左側面部4Fの端部に第2の枠体4G’が接続され、背面部4Bは、第2の枠体4G’の開口部を開閉するものであるため、収納体4内の荷物100を背面部4Bを開として取り出すことができ、更に、底面部4D、上面部4C’、右側面部4E、左側面部4F、背面部4Bの「六面体状の内部空間」を、第1、第2の枠体4G、4G’により強く保持することができる。
【0067】
なお、
図29に示すTは、
図28の展開した収納体4を押し込んで、
図29に示すように折り畳む際の把手である。把手Tの位置は、
図29記載の位置にあるが、望ましくは、
図24記載のように高い位置に設けるのが良い。
【0068】
また、
図13、
図15、
図16、
図17、
図21、
図25、
図26、
図30、
図31に示す底面支持部材90は、背面部4Bに設けられ、水平方向の底面部4Dを支持するもので、従来のような韓国公開実用新案第20-2015-0000407号公報記載のような複雑な底部(20)ではない簡易な底面支持部材90で達成することができる。
【0069】
また、
図23、
図27、
図28、
図31に示すレバーLは、収納体4の折り畳みを容易にするために、第2の枠体4G’の側から底面部4Dを水平方向から垂直方向へ回動させるレバーLである。
【符号の説明】
【0070】
P 荷物受入装置
1 ドア(本体)
1a 貫通孔
2 外側蓋体
3 施錠手段
4 収納体
【手続補正書】
【提出日】2021-07-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項6】
壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、
この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、
前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、
前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、
前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部、第2の枠体を有し、
前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記上面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記底面部は、折曲自在な分割片で構成されておらず、一部材で同じ方向に回動すると共に、前記第1の枠体に対してのみ回動自在に接続され、
前記第2の枠体に設けられ、水平方向の前記底面部を支持する底面支持部材を備え、
前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、
前記右側面部は、折曲自在であり、
前記左側面部は、折曲自在であり、
前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、
前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方上方に前記上面部、前記上面部の下方に前記底面部、前記上面部及び前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部が位置するように収納され、
前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、
前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、
前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、
前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、
前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、
前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、
前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、
前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、
前記収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、
立設状態の前記底面部と立設状態の前記上面部との間の前記背面部に手又は、工具が入る隙間が設けられ、
前記荷物の受け入れ時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開する
ことを特徴とする荷物受入装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項7】
壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、
この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、
前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、
前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、
前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、底面部、第2の枠体を有し、上面部は、前記右側面部、前記左側面部、前記底面部で囲まれた上方空間を覆うものであり、
前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、
前記上面部は、前記本体に回動自在に接続され、
前記底面部は、折曲自在な分割片で構成されておらず、一部材で同じ方向に回動すると共に、前記第1の枠体に対してのみ回動自在に接続され、
前記第2の枠体に設けられ、水平方向の前記底面部を支持する底面支持部材を備え、
前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、
前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、
前記右側面部は、折曲自在であり、
前記左側面部は、折曲自在であり、
前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、
前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方下方に前記底面部、前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部、前記背面部の後方に前記上面部が位置するように収納され、
前記収納体の前記貫通孔内への収納時、前記上面部は垂下した状態にあり、
前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、
前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、
前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、
前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、
前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、
前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、
前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、
前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、
収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記底面部と前記上面部との間に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、立設状態の前記底面部の真上に前記上面部が位置せず開放され、
前記荷物の受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を前記蓋体から遠ざかる方向に突出する際、前記上面部と前記第2の枠体の接触により前記上面部が上方に回動すると共に、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開する
ことを特徴とする荷物受入装置。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項9】
第2の枠体に設けられ、水平方向の底面部を支持する底面支持部材を備えている
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の荷物受入装置。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
また、請求項6記載荷物受入装置は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、上面部、底面部、第2の枠体を有し、前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記上面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記底面部は、折曲自在な分割片で構成されておらず、一部材で同じ方向に回動すると共に、前記第1の枠体に対してのみ回動自在に接続され、前記第2の枠体に設けられ、水平方向の前記底面部を支持する底面支持部材を備え、前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、前記右側面部は、折曲自在であり、前記左側面部は、折曲自在であり、前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方上方に前記上面部、前記上面部の下方に前記底面部、前記上面部及び前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部が位置するように収納され、前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、 前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、前記収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記上面部及び前記底面部の後方に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、立設状態の前記底面部と立設状態の前記上面部との間の前記背面部に手又は、工具が入る隙間が設けられ、前記荷物の受け入れ時、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
また、請求項7記載荷物受入装置は、壁又はドア又はドアの袖付き枠又は引き戸又は門扉又は前記門扉近傍に設置された壁体である本体と、この本体を貫通し、荷物を入れる貫通孔と、前記本体に取付けられる第1の枠体に回動自在に接続され、前記貫通孔を開閉する蓋体と、前記貫通孔内に折曲自在に収納され、前記蓋体から遠ざかる方向に突出して、内部に前記荷物を受け入れる収納体とを備え、前記収納体は、背面部、右側面部、左側面部、底面部、第2の枠体を有し、上面部は、前記右側面部、前記左側面部、前記底面部で囲まれた上方空間を覆うものであり、前記右側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記左側面部は、前記第1の枠体に回動自在に接続され、前記上面部は、前記本体に回動自在に接続され、前記底面部は、折曲自在な分割片で構成されておらず、一部材で同じ方向に回動すると共に、前記第1の枠体に対してのみ回動自在に接続され、前記第2の枠体に設けられ、水平方向の前記底面部を支持する底面支持部材を備え、前記第1の枠体に接続されていない前記右側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記第1の枠体に接続されていない前記左側面部の端部に前記第2の枠体が接続され、前記背面部は、前記第2の枠体に回動自在に接続され、前記右側面部は、折曲自在であり、前記左側面部は、折曲自在であり、前記背面部は、前記第2の枠体の開口部を開閉するものであり、前記収納体の収納時、前記収納体は、前記蓋体から前記貫通孔を見て、前方下方に前記底面部、前記底面部の後方に折曲した前記右側面部及び前記左側面部、折曲した前記右側面部及び前記左側面部の後方に前記第2の枠体、前記第2の枠体の後方に前記背面部、前記背面部の後方に前記上面部が位置するように収納され、前記収納体の前記貫通孔内への収納時、前記上面部は垂下した状態にあり、前記右側面部は、第1の右側面部と第2の右側面部とを有し、前記第1の右側面部と前記第2の右側面部とは第1の蝶番によって接続され、前記左側面部は、第1の左側面部と第2の左側面部とを有し、前記第1の左側面部と前記第2の左側面部とは第2の蝶番によって接続され、前記第1の右側面部と前記第1の枠体とは第3の蝶番によって接続され、前記第1の左側面部と前記第1の枠体とは第4の蝶番によって接続され、前記第2の右側面部と前記第2の枠体とは第5の蝶番によって接続され、前記第2の左側面部と前記第2の枠体とは第6の蝶番によって接続され、収納体の貫通孔内への収納時、前記右側面部及び前記左側面部が折れ曲がり、前記蓋体から見て、前記貫通孔側に回動した前記底面部と前記上面部との間に折れ曲がった前記右側面部及び前記左側面部が位置し、立設状態の前記底面部の真上に前記上面部が位置せず開放され、前記荷物の受け入れ時、前記貫通孔内に折り畳まれた前記収納体を前記蓋体から遠ざかる方向に突出する際、前記上面部と前記第2の枠体の接触により前記上面部が上方に回動すると共に、前記上面部及び/又は前記底面部を回動させて、前記右側面部及び/又は前記左側面部を押し広げて、前記収納体が展開するものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
また、請求項9記載の荷物受入装置は、請求項4又は請求項5に記載の荷物受入装置において、第2の枠体に設けられ、水平方向の底面部を支持する底面支持部材を備えているものである、