(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022080216
(43)【公開日】2022-05-27
(54)【発明の名称】商品販売装置及び商品販売管理システム
(51)【国際特許分類】
G07F 5/22 20060101AFI20220520BHJP
G07F 11/54 20060101ALI20220520BHJP
G06Q 30/06 20120101ALI20220520BHJP
【FI】
G07F5/22 C
G07F11/54
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020191261
(22)【出願日】2020-11-17
(71)【出願人】
【識別番号】520451692
【氏名又は名称】FKR株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】520247604
【氏名又は名称】株式会社ルルアーク
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100175271
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 宣圭
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】沼田 勝浩
(72)【発明者】
【氏名】田嶋 二郎
(72)【発明者】
【氏名】長友 伸二
【テーマコード(参考)】
3E044
3E046
5L049
【Fターム(参考)】
3E044AA01
3E044BA01
3E044CC06
3E044DA08
3E044DC01
3E044DE01
3E046AA02
3E046BA01
3E046BB07
3E046CB02
3E046EB05
3E046FA03
3E046GA07
3E046GA09
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】商品の販売数量の検知器による検知が可能であり、商品収納カセット毎の交換による商品の入れ替え作業を容易に行うことができる商品販売装置を提供する。
【解決手段】
商品販売装置Aは、コイン投入口10、及び商品の購入時に購入者により操作される操作ダイヤル11を有する本体1と、商品が収納され、本体1に脱着可能で、操作ダイヤル11の操作によって商品を払い出す払出し部、及び払出し部の回転位置に付け外し可能で、商品との関連付けが可能、かつ払出し部が商品を払い出したことを検知可能で、管理サーバーに接続される情報集計用パソコンと通信可能な検知器24を有する商品収納カセット2とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイン投入部、及び商品の購入時に購入者により操作される操作部を有する本体と、
商品が収納され、前記本体に脱着可能で、前記操作部の操作によって払出しトレイを動かして商品を払い出す払出し部、及び前記払出しトレイの所要位置に付け外し可能、或いは出し入れ可能に収容され、商品との関連付けが可能、かつ前記払出しトレイが動いて商品を払い出したことを検知可能で、管理サーバーに接続される情報集計用端末と通信可能な検知器を有する商品収納カセットとを備える
商品販売装置。
【請求項2】
所要数の商品を収納可能なカセット本体、該カセット本体の底部に設けられ、一方へ下り傾斜した底板、前記底板の最低部に設けられ、所要の一箇所に商品落とし穴が設けられた受盤、前記受盤上に水平方向に回転可能に配され、回転方向に円形に配置され回転して前記商品落とし穴と同位置に来たときに商品落とし穴と連通する複数の商品保持部が設けられた払出しトレイで商品を払い出す払出し部、前記払出しトレイの所要位置に設けてある検知器収容部、前記検知器収容部に付け外し可能、或いは出し入れ可能に収容され、前記払出しトレイが所定の回転角度で動いたことを検知可能で、管理サーバーに接続される情報集計用端末と通信可能な検知器を有する商品収納カセットと、
前記商品収納カセットが脱着可能なカセット装着部、コイン投入部、該コイン投入部に商品を購入するためのコインが投入されたことを検知するコイン検知部、コインが検知された後、操作可能となり、購入者の操作によって前記払出しトレイを所要の回転角度で動かして商品を払い出す操作部を有する本体とを備える
商品販売装置。
【請求項3】
前記検知器が、自身の動きを、単なる衝撃によるものとは区別して検知可能な加速度センサである
請求項1又は2記載の商品販売装置。
【請求項4】
ネットワークと、
コイン投入部、及び商品の購入時に購入者により操作される操作部を有する本体と、商品が収納され、前記本体に脱着可能で、前記操作部の操作によって払出しトレイを動かして商品を払い出す払出し部、及び前記払出しトレイの所要位置に付け外し可能、或いは出し入れ可能に収容され、商品との関連付けが可能、かつ前記払出しトレイが動いて商品を払い出したことを検知可能で、管理サーバーに接続される情報集計用端末と通信可能な検知器を有する商品収納カセットとを備えてなる所要数の商品販売装置と、
前記本体、前記商品収納カセット、前記検知器、及び商品を相互に関連付ける登録端末と、
前記商品販売装置から送られる販売情報を集計する情報集計用端末と、
前記登録端末、及び前記情報集計用端末が前記ネットワークを介して接続される管理サーバーとを備え、
前記登録端末により前記本体、前記商品収納カセット、前記検知器、及び商品を相互に関連付け、前記商品販売装置で販売された商品の販売数量の情報を前記情報集計用端末へ送信し、前記ネットワークを介し前記管理サーバーへ送信して商品の販売数量の情報を収集し、商品の売上管理、在庫管理、発注管理、及び商品の前記商品収納カセット毎の商品補充の管理を行う
商品販売管理システム。
【請求項5】
前記検知器が、自身の動きを、単なる衝撃によるものとは区別して検知可能な加速度センサである
請求項4記載の商品販売管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品販売装置及び商品販売管理システムに関するものである。詳しくは、カプセルトイ等のカプセル商品を販売するための商用電源等の外部電源からの電源供給がない商品販売装置であり、商品の販売数量の検知器による検知が可能であり、かつシステムを構成する商品販売装置における、商品収納カセット毎の交換による商品の入れ替え作業を容易に行うことができる商品販売装置及び商品販売管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
カプセルの中にキャラクター商品等が入った、いわゆるカプセルトイは、商品は無作為に出てくるが、時には購入者にとって価値の高いものもあるため、特に子供達の間で人気があり、近年では外国人観光客にも人気である。カプセルトイは、一般にガチャガチャや単にガチャ等と称される専用の商品販売装置で販売されている。
【0003】
この販売装置は、省スペース性、外部電源が不要であること、或いは商品が安価であること等の特性も寄与して、通路や様々な店舗の空きスペース等を利用して多数設置されている。また、大量のガチャガチャを設置する専用の店舗もあり、このような店舗では、例えば一千台を超える規模で設置されているところもある。
【0004】
一方で、カプセルトイには、多種多様な商品があり、販売に当たっては、これらの商品の売れ筋を的確に把握し、人気のトレンドに乗って、売上管理や発注管理、或いは在庫管理等を効率的に行うことが重要である。そのために有用であり、外部電源のない場所に設置された複数台のカプセル商品販売装置それぞれの販売数量を自動的に収集して管理を行うことができるものとして、例えば特許文献1に開示された「商品販売情報収集システム」が提案されている。
【0005】
特許文献1記載の商品販売情報収集システムに使用される商品販売機は、無電源のノードと、ノードに接続される制御装置を有する。ノードは、商品の販売を検知するセンサを有し、その情報を保持するようになっている。また、制御装置は、ノードに信号を送信して、ノードが持つ商品の販売数量に関する情報を収集し、収集された情報を格納し、この情報を管理サーバーへ送信することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1記載の商品販売情報収集システムには次のような課題があった。まず、カプセルトイを販売する商品販売装置等(特許文献1では商品販売機)は、一般的には、操作ダイヤル等の操作部やコイン投入部装置等を備えた本体部と、本体部に取り付け及び取り外しが可能な商品収納カセット(特許文献1ではカプセルボックス)の二つの部分で構成されている。
【0008】
また、一つの商品収納カセットには、通常、複数種類のカプセルトイが収納されているが、それぞれの種類の商品は、例えば特定のアニメのフィギュア等のキャラクター商品であったり、或いは特定のテーマパークのキャラクター商品であったりする等、何かしらの共通性を持ったものである。
【0009】
このため、購入者の嗜好が多様であっても、商品収納カセット毎に、売れ行きが良かったり悪かったりする傾向が出てくるようになる。したがって、商品を効率良く販売するには、上記したように、売れ筋の商品を的確に把握し、人気のトレンドに乗るための傾向の異なる商品への入れ替え(通常は商品収納カセット毎に行う)を、データを基に頻繁に行う必要がある。
【0010】
ところが、特許文献1に記載の商品販売装置では、商品の販売数量を検知するセンサを備えるノードがカプセルボックス側ではなく、本体側に備えてあり(特許文献1の明細書の〔0020〕の記載、及び
図3、
図4の記載参照)、かつセンサは商品に関連付けられるようにはなっていない。したがって、上記のように商品の傾向の異なる商品収納カセットを頻繁に入れ替える販売形態では、効率的な販売を行うための管理を充分に行うことができない。
【0011】
なお、本体に備えてあるセンサはノード内部に固定されており、ダイヤルの回転に連動した歯車の位置の変化を磁気的に検知するものである。仮にこのセンサを、入れ替える商品に合わせて交換できるようにしたとしても、商品販売装置は、通常は縦横に重なって本体を相互に固定した状態で多数設置されているので、商品の入れ替え毎に本体側に手を加えてセンサを交換する作業はきわめて煩雑となり、短時間での商品の入れ替えが要求される状況下で、このような作業を行うことは実質的に不可能である。
【0012】
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、カプセルトイ等のカプセル商品を販売するための商用電源等の外部電源からの電源供給のない商品販売装置であって、商品の販売数量の検知器による検知が可能であり、かつシステムを構成する商品販売装置における、商品収納カセット毎の交換による商品の入れ替え作業を容易に行うことができる商品販売装置及び商品販売管理システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
(1)上記の目的を達成するために本発明の商品販売装置は、コイン投入部、及び商品の購入時に購入者により操作される操作部を有する本体と、商品が収納され、前記本体に脱着可能で、前記操作部の操作によって払出しトレイを動かして商品を払い出す払出し部、及び前記払出しトレイの所要位置に付け外し可能、或いは出し入れ可能に収容され、商品との関連付けが可能、かつ前記払出しトレイが動いて商品を払い出したことを検知可能で、管理サーバーに接続される情報集計用端末と通信可能な検知器を有する商品収納カセットとを備える。
【0014】
本発明の商品販売装置は、外部電源のない場所に設置された複数台のそれぞれの商品の販売数量を自動的に収集できるもので、検知器をセットし、商品を収納した商品収納カセットを、本体に装着することにより使用できるようになる。本体においては、購入者によるコインの投入と操作部の操作を行うことができる。
【0015】
商品収納カセットが備える払出し部の払出しトレイには、検知器が付け外し可能、或いは出し入れ可能に収容されており、商品収納カセットを本体から取り外した状態では、管理者が簡単にセットすることができ、またその取り外しも簡単にできる。しかも、検知器は、商品収納カセットの内部に収められているので、商品収納カセットが装着された状態では、第三者から触られることがなく、悪戯がされにくい。
【0016】
このように、本発明は、検知器を使用した検知手段の構築が、検知器を商品収納カセットの払出しトレイに取り付けるだけで完結するので、商品収納カセット毎の交換による商品の入れ替え作業を容易に行うことができる。
【0017】
そして、購入者がコイン投入後に操作部を操作すると、払出しトレイが動いて、商品が払い出される。このときに、検知器は払出しトレイと共に所要の動きをして、その動きを検知した検知器は、商品が払い出されて販売されたことを検知し、情報集計用端末へ関連付けた商品の販売数量の情報を送信する。
【0018】
(2) 上記の目的を達成するために本発明の商品販売装置は、所要数の商品を収納可能なカセット本体、該カセット本体の底部に設けられ、一方へ下り傾斜した底板、前記底板の最低部に設けられ、所要の一箇所に商品落とし穴が設けられた受盤、前記受盤上に水平方向に回転可能に配され、回転方向に円形に配置され回転して前記商品落とし穴と同位置に来たときに商品落とし穴と連通する複数の商品保持部が設けられた払出しトレイで商品を払い出す払出し部、前記払出しトレイの所要位置に設けてある検知器収容部、前記検知器収容部に付け外し可能、或いは出し入れ可能に収容され、前記払出しトレイが所定の回転角度で動いたことを検知可能で、管理サーバーに接続される情報集計用端末と通信可能な検知器を有する商品収納カセットと、前記商品収納カセットが脱着可能なカセット装着部、コイン投入部、該コイン投入部に商品を購入するためのコインが投入されたことを検知するコイン検知部、コインが検知された後、操作可能となり、購入者の操作によって前記払出しトレイを所要の回転角度で動かして商品を払い出す操作部を有する本体とを備える。
【0019】
本発明の商品販売装置は、外部電源のない場所に設置された複数台のそれぞれの商品の販売数量を自動的に収集できるもので、本体のカセット装着部に、商品を収納した商品収納カセットを装着することにより使用できるようになる。本体においては、購入者によるコインの投入を行うことができ、コイン検知部で投入が検知されると、操作部の操作を行うことができるようになり、操作部の操作で払出しトレイを所要の回転角度で動かすことができる。
【0020】
商品収納カセットが備える払出し部の払出しトレイの検知器収容部には、検知器が付け外し可能、或いは出し入れ可能に収容されており、商品収納カセットを本体から取り外した状態では、管理者が外部から簡単にセットすることができ、またその取り外しも簡単にできる。しかも、検知器は、商品収納カセットの内部に収められているので、商品収納カセットが装着された状態では、第三者から触られることがなく、悪戯がされにくい。
【0021】
このように、本発明は、検知器を使用した検知手段の構築が、検知器を商品収納カセットの払出しトレイに取り付けるだけで完結するので、商品収納カセット毎の交換による商品の入れ替え作業を容易に行うことができる。
【0022】
そして、購入者が操作部を操作すると、払出しトレイが受けトレイの上で所要の回転角度で回転し、払い出し待機位置にある商品保持部内の商品が、商品落とし穴の上に移動して商品落とし穴を通って落ち、払い出される。この動きによって、カセット本体内の複数の商品は撹拌され、これが繰り返されることにより、商品保持部が払い出し待機位置に来るまでに、商品が保持される。
【0023】
また、このときに、検知器は払出しトレイと共に所要の回転角度で動いて、その動きを検知した検知器は、商品が払い出されて販売されたことを検知し、情報集計用端末へ関連付けた商品の販売数量の情報を送信する。
【0024】
(3)本発明の商品販売装置は、前記検知器が、自身の動きを、単なる衝撃によるものとは区別して検知可能な加速度センサである構成とすることもできる。
【0025】
この場合は、検知器である加速度センサが、自身の動きを、購入者による操作部の操作による動きなのか、或いはそれ以外の事象、例えば購入者等が商品販売装置を叩いたことによる衝撃や揺れによる動きなのかを区別できるので、操作部の操作による動きのみを商品の払い出しと検知して、他は払い出しとしては検知しないことで、商品販売装置において、より正確な商品の払い出しの検知が可能になる。
【0026】
(4)上記の目的を達成するために本発明の商品販売管理システムは、ネットワークと、コイン投入部、及び商品の購入時に購入者により操作される操作部を有する本体と、商品が収納され、前記本体に脱着可能で、前記操作部の操作によって払出しトレイを動かして商品を払い出す払出し部、及び前記払出しトレイの所要位置に付け外し可能、或いは出し入れ可能に収容され、商品との関連付けが可能、かつ前記払出しトレイが動いて商品を払い出したことを検知可能で、管理サーバーに接続される情報集計用端末と通信可能な検知器を有する商品収納カセットとを備えてなる所要数の商品販売装置と、前記本体、前記商品収納カセット、前記検知器、及び商品を相互に関連付ける登録端末と、前記商品販売装置から送られる販売情報を集計する情報集計用端末と、前記登録端末、及び前記情報集計用端末が前記ネットワークを介して接続される管理サーバーとを備え、前記登録端末により前記本体、前記商品収納カセット、前記検知器、及び商品を相互に関連付け、前記商品販売装置で販売された商品の販売数量の情報を前記情報集計用端末へ送信し、前記ネットワークを介し前記管理サーバーへ送信して商品の販売数量の情報を収集し、商品の売上管理、在庫管理、発注管理、及び商品の前記商品収納カセット毎の商品補充の管理を行う。
【0027】
本発明の商品販売管理システムは、インターネット等のネットワークを利用するシステムであり、ネットワークと、所要数の商品販売装置と、登録端末と、情報集計用端末と、管理サーバーにより構築されている。
【0028】
商品販売管理システムの構築は、次のように行われる。まず、登録端末により本体、商品収納カセット、商品収納カセットにセットする検知器、及び商品収納カセットに収納する商品を相互に関連付ける。
【0029】
各商品販売装置のそれぞれの商品収納カセットの払出しトレイに、商品収納カセットに関連付けられた検知器をセットする。そして、登録端末により、各商品販売装置の本体と検知器、商品収納カセット、商品の関連付けをする。これにより、商品ごとの売り上げデータの取得が可能になる。
【0030】
各商品販売装置の各検知器と情報集計用端末は、無線接続されており、情報集計用端末と管理サーバーはネットワークを介し接続されている。これにより、商品販売管理システムSが構築される。なお、システムを構成する検知器等の各デバイスは、無線通信により接続されているため、商品販売装置に対するケーブル配線や追加工事が不要であり、既存店舗への導入も容易に行うことができる。
【0031】
このシステムの中で、商品販売装置は、外部電源のない場所に設置された複数台のそれぞれの商品の販売数量を自動的に収集できるもので、本体に、商品を収納した商品収納カセットを装着することにより使用できるようになる。本体においては、購入者によるコインの投入と操作部の操作を行うことができる。
【0032】
商品収納カセットが備える払出し部の払出しトレイには、検知器が付け外し可能、或いは出し入れ可能に収容されており、商品収納カセットを本体から取り外した状態では、管理者が簡単にセットすることができ、またその取り外しも簡単にできる。しかも、検知器は、商品収納カセットの内部に収められているので、商品収納カセットが装着された状態では、第三者から触られることがなく、悪戯がされにくい。
【0033】
購入者がコイン投入後に操作部を操作すると、払出しトレイが動いて、商品が払い出される。このときに、検知器は払出しトレイと共に所要の動きをして、その動きを検知した検知器は、商品が払い出されて販売されたことを検知し、情報集計用端末へ関連付けた商品の販売数量の情報を送信する。
【0034】
各検知器からの情報は、情報集計用端末に送信され、受信された情報は、情報集計用端末に保存され、蓄積されてデータベース化される。情報集計用端末では、データベースの情報から、各商品販売装置の設置台数分の販売情報が集計され、一定時間毎に管理サーバーへネットワークを介してアップロードされ、情報が共有される。
【0035】
そして、管理サーバーで取得した各情報を利用して、商品毎の販売数量を把握して、本体の位置や商品収納カセットの位置と関連付けた商品の売上管理を行い、それを基に効率的かつ効果的な商品の補充(商品収納カセット毎の商品補充等)を行う。更に、そのための適正な在庫管理と発注管理が行われる。
【0036】
上記のように、本発明は、検知器を使用した検知手段の構築が、検知器を商品収納カセットの払出しトレイに取り付けるだけで完結するので、商品収納カセット毎の交換による商品の入れ替え作業を容易に行うことができる。
【0037】
(5)本発明の商品販売管理システムは、前記検知器が、自身の動きを、単なる衝撃によるものとは区別して検知可能な加速度センサである構成とすることもできる。
【0038】
この場合は、検知器である加速度センサが、自身の動きを、購入者による操作部の操作による動きなのか、或いはそれ以外の事象、例えば購入者等が商品販売装置を叩いたことによる衝撃や揺れによる動きなのかを区別できるので、操作部の操作による動きのみを商品の払い出しと検知して、他は払い出しとしては検知しないことで、商品販売管理システムにおいて、より正確な商品の払い出しの検知が可能になる。
【0039】
このように、本体と商品が関連付けされているため、本体の設置場所と売り上げの関連性が把握できる。したがって、売れ筋の商品を、商品販売装置が多数設置された中で、例えば主な購入者である子供にとって目立ちやすい位置や操作しやすい位置にある商品販売装置に移動させたり、或いは販売する商品販売装置の数を増やしたりする等、効率的に販売するための様々な情報が得られ、その対策を迅速に行うことができる。
【発明の効果】
【0040】
本発明は、カプセルトイ等のカプセル商品を販売するための商用電源等の外部電源からの電源供給のない自動販売機であって、商品の販売数量の検知が可能であり、かつシステムを構成する商品販売装置における、傾向の異なる商品の商品収納カセット毎の交換による入れ替え作業を容易に行うことができる商品販売装置及び商品販売管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図1】本発明の商品販売管理システムの説明図である。
【
図2】本発明の商品販売装置の構造の概略を示す説明図である。
【
図3】商品販売装置と商品収納カセットの構造を示す説明図で、(a)は商品販売装置の概略正面図、(b)は商品収納カセットの概略正面図、(c)は概略平面図、(d)は概略側面図、(e)は概略平面図である。
【
図4】商品収納カセットの払出し部の構造を示す要部拡大説明図である。
【
図5】販売数量検知部の検知器が、商品が購入されたことを検知する際のフロー図である。
【
図6】商品販売管理システムにおける情報の流れを示す説明図である。
【
図7】データベースに蓄積された情報を印刷等で可視化した情報テーブル(表)の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
図1乃至
図7を参照して、本発明の実施の形態を更に詳細に説明する。
図1、
図6に示す商品販売管理システムSは、ネットワークNを利用したシステムである。本実施の形態では、ネットワークNとしてインターネットを採用するが、これに限定するものではなく、通信やセキュリティが安定した状態で運用できれば、他のネットワーク(通信網)を採用することもできる。
【0043】
なお、本実施の形態における後述する各デバイス間の通信には、IEEE802を採用しているが、これに限定せず、他の規格を採用してもよい。
【0044】
商品販売管理システムSは、所要数の商品販売装置Aと、商品販売装置Aを含むシステムの各構成要素を相互に関連付ける登録端末であるスマートフォン3、商品販売装置Aから送られる販売情報を集計する情報集計用端末である情報集計用パソコン4、スマートフォン3、及び情報集計用パソコン4がネットワークNを介して接続される管理サーバー5を備えている。
【0045】
また、商品販売管理システムSは、例えばカプセルトイ等のカプセル商品を販売管理するためのシステムで、商品販売装置Aで販売された商品の販売数量の情報を情報集計用パソコン4へ送信して、管理サーバー5で共有されたデータベースの情報をもとに、商品の売上管理、在庫管理、発注管理、及び商品の商品収納カセット2毎の商品補充の管理を行うものである。
【0046】
(商品販売装置A)
図2乃至
図4を参照する。
商品販売管理システムSを構成する商品販売装置Aは、購入者の操作によって無電源で商品を販売することができる装置である。商品販売装置Aは、本体1と、本体1に脱着可能な商品収納カセット2を備えている。なお、以下の本体1、及び商品収納カセット2の構造については、同様の販売装置の一般的な構造を採用している部分があるため、その部分については簡潔な説明に止める場合がある。
【0047】
本体1の下部正面側には、コイン投入部10と、コイン投入部10に商品を購入するためのコインが投入されたことを検知するコイン検知部(図示省略)と、商品6を購入する際に購入者が操作する操作部である操作ダイヤル11と、商品取り出し口12が設けられている。また、本体1の上部正面側には、商品収納カセット2を脱着可能なカセット装着部13が設けられている。
【0048】
本体1の商品取り出し口12には、商品収納カセット2が脱着可能である。商品収納カセット2は、有底ボックス形状のカセット本体20を有している。カセット本体20の正面板21は、内部の商品(カプセルトイ)6が外部から見えるように透明である。カセット本体20の底板22は、後方(
図3(c)で右方向)へ向けてやや下り傾斜しており、その傾斜底(最低部)には、販売数量検知部23が設けられている。
【0049】
販売数量検知部23は、底板22に続いて設けられた円形の凹部を形成する受けトレイ231を有している。受けトレイ231の所定の箇所には、商品6が通過することができる大きさの円形の商品落とし穴232が形成されている(
図3(e)、
図4参照)。受けトレイ231の上面には、外形が同じく円形の払出しトレイ233が回転可能に内嵌めされて収容ざれている(
図3(c)参照)。
【0050】
また、払出しトレイ233には、周方向へ等間隔で五箇所に商品6を保持する商品保持部235が設けられている各商品保持部235は、内径が上記商品落とし穴232と同じ大きさの円形の枠体であり、払出しトレイ233が回転して商品落とし穴232と同じ位置に来ると連通し、商品保持部235に収容されて底が受けトレイ231の上面をスライドして移動している商品6が、商品落とし穴232を通過して下に落ちるようになっている。
【0051】
また、払出しトレイ233には、外周部の全周に渡りラックギヤ238が形成されており、受けトレイ231の後部に設けられた開口部(符号省略)から外部へ現れるようになっている。このラックギヤ238は、上記操作ダイヤル11と中継ギヤ14を介して回転操作ができるようになっており、これに伴って払出しトレイ233は回転する。
【0052】
詳しくは、購入者が操作ダイヤル11を半回転操作すると、その軸の回転が中継ギヤ14を介して払出しトレイ233に伝わり、払出しトレイ233が回転角72°で回転し、各商品保持部235が周方向の次の位置へ移動する。払出しトレイ233の初期セット位置では、商品保持部235の一つを商品落とし穴232の位置に合わせてあり、以降は操作ダイヤル11の操作の度ごとに常に次の商品保持部235が商品落とし穴232に合わさるようになっている。
【0053】
なお、本実施の形態では、払出しトレイ233による商品6の一回の払い出しの際の回転角を72°としているが、これは払出しトレイ233に商品保持部235が周方向の五箇所にあるからで、当然これに限定されるものではなく、例えば四箇所であれば回転角度は90°となるのはいうまでもない。
【0054】
また、販売数量検知部23側の一方の角部(商品落とし穴232側)には、払出しトレイ233のやや上方に、三角形の商品制御板237が設けてある。商品制御板237は、払出しトレイ233の回転中心方向へやや下り傾斜させてあり、カセット本体20内部の行き詰った所で流動する商品6が常に払出しトレイ233の上に集まるようにして、各商品保持部235に収まりやすくすることができる。
【0055】
更に、払出しトレイ233のやや上方には、コイルバネ製の商品押さえ部材236が、移動しないように複数かけ渡されている。これらは、商品保持部235に収まって移動している商品6を抑えて安定させておくもので、商品6が商品落とし穴232の位置に来たときには、商品6が商品落とし穴232を通るように下方へ押し出す作用も有している。
【0056】
また、払出しトレイ233において、五箇所に設けてある各商品保持部235のそれぞれの間には、平面視でほぼ三角形の収容凹部234が形成されている。そして、五箇所にある収容凹部234のうち、任意の一箇所には、払出しトレイ233が回転角72°で回転したことを検知する検知器24が収容されている。
【0057】
なお、検知器24は、ボディ部がやや柔軟性を有する材料で形成されており、収容の際に、収容凹部234の周壁と接触することによる変形に抗して押し込むことにより、より確実な固定が可能で、位置がずれたりすることがなく、正確な位置の検知が可能である。
【0058】
また、本実施の形態では、検知器24を収容凹部234に収容しているが、払出しトレイ233の回転する部分であれば、どこに取り付けてもよい。更に、払出し部の検知器24が商品6の払出しを検知するときの移動方向は、回転方向に限定するものではなく、例えば直線方向等、払出し部の可動部の様々な動きを検知するようにすることができる。
【0059】
検知器24は、公知技術を採用した、いわゆる加速度センサであり、自身が回転移動する際の回転角度を検出することができる。すなわち、検知器24は、内部に通信機(無線送信機(符号省略:
図6参照))を備え、ボタン電池(図示省略)から給電されて作動する。
【0060】
通信機は、上記情報集計用パソコン4と無線通信により送信することができる。なお、検知器24の消費電力はごく少なく、例えば通信機による送信の間隔を調整する等して省電力化を図ることにより長時間の運用が可能である。
【0061】
ここで、
図5のフロー図を参照して、商品6が購入されたことを検知する際の検知器24の作動を説明する。
まず、収容凹部234に収容された検知器24が、払出しトレイ233の回転に伴い回転移動すると、専用のソフトウェアにより、その移動方向を表すXYZ軸のグラフ(図示省略)が検出される。
【0062】
このとき、グラフの波形を、予めソフトウェアに組み込まれている回転方向の移動のデータ(波形)と照合し、波形が異なり、正常でない場合は、今回のXYZ軸の変化が、検知器24が回転移動したものではなく、単なる振動や揺れと判定して、待機位置へ戻る。
【0063】
また、波形が正常であれば、その回転角度が72°であるかどうかを判定して、72°でない場合は、払い出しの動きではないと判定して、待機位置へ戻る。
【0064】
回転角度が72°である場合は、商品が払い出された動きと判定して、商品の売り上げとして検知し、販売数量をカウントして、通信機によって販売数量の情報が情報集計用パソコン4へ送信され、その後、待機位置へ戻る。
【0065】
なお、商品6の販売数量のカウントは、本体1の操作ダイヤル11と連動して回転する払出しトレイの正常な回転角度である72°を検知するため、カウントの抜け等の誤検知が発生しにくい。
【0066】
(スマートフォン3)
スマートフォン3には、専用のアプリケーションがインストールされており、このアプリケーションを利用することにより、本体1、商品収納カセット2、検知器24、及び商品6を相互に関連付けをすることができる。
【0067】
具体的には、本体1に貼付されているバーコード(一次元コード)、商品収納カセット2に貼付されている二次元コード、商品のバーコード等をカメラで撮像して、検知器24のIDと関連付けることができる。なお、スマートフォン3は、本システム専用の端末等、他の同等の機能を有する端末であってもよい。
【0068】
(情報集計用パソコン4)
情報集計用パソコン4は、一般的なパーソナルコンピュータで、本実施の形態では、USB接続の受信機40を有しており、上記検知器24の通信機からの送信を受信することができる。受信機40は、本実施の形態では、WPAN(Wireless Personal Area Network)を使用した通信に対応している。なお、ネットワークNを介した管理サーバー5との通信は、情報集計用パソコン4に内蔵された通信機を介して行われる。
【0069】
情報集計用パソコン4にUSB接続された受信機40で受信された情報は、情報集計用パソコン4に保存され、蓄積されてデータベース化される。このデータベース化には、例えば
図7に示すような、本体1、商品収納カセット2、検知器24、及び商品6に対応した複数種類のテーブル(表)が使用される。なお、このテーブルはハードコピーしたものを使用したり、データとして情報集計用パソコン4で使用したりして管理が行われる。
【0070】
このように、情報集計用パソコン4では、データベースの情報から各商品販売装置A1~An(本実施の形態ではA1~A47(
図1参照))の設置台数分の販売情報が集計され、一定時間毎に本社に置かれた管理サーバー5へネットワークNを介してアップロードされて、情報が共有される。
【0071】
(管理サーバー5)
管理サーバー5は、管理者が法人であれば、例えば本社に設置されている。管理サーバー5は、上記したように、ネットワークNを介して情報集計用パソコン4と接続されており、相互間の通信が可能である。
【0072】
そして、情報集計用パソコン4からアップロードされたデータベースの情報を基に、業務支援のためのソフトウェア等を利用して、例えば商品6毎、検知器24毎、本体1毎、及び商品収納カセット2毎等の各種情報の集計と管理が行われる。
【0073】
ここで、管理者側による、上記した商品販売管理システムSの構築の手順(方法)について説明する。
【0074】
(1)各商品販売装置A1~Anが備える払出しトレイ233に取り付ける検知器24のそれぞれに対して、IDを付与する。なお、各商品販売装置A1~Anは、
図1に示すように、多数が縦横に重なって設置され、ガチャガチャウォールとも称される。
(2)各検知器24のIDに関連付けられた二次元コードを発行し、これを印刷したシールを、各商品収納カセット2に貼付する。
【0075】
(3)各商品販売装置A1~Anのそれぞれの商品収納カセット2の払出しトレイ233に、商品収納カセット2に貼付したシールの二次元コードに関連付けられたIDの検知器24をセットする。
(4)商品収納カセット2の二次元コードと、商品収納カセット2に収納される商品6に付属しているバーコードをスマートフォン3で読み取り、検知器24、商品収納カセット2、及び商品6の関連付けをする。
【0076】
(5)各商品販売装置A1~Anの本体1に貼付されているバーコードをスマートフォン3で読み取り、検知器24、商品収納カセット2、商品6、及び本体1の関連付けをする。
(6)そして、各商品販売装置A1~Anの各検知器24と店舗に設置されている情報集計用パソコン4は、無線接続されており、情報集計用パソコン4と管理サーバー5はネットワークNを介し接続されている。これにより、商品販売管理システムSが構築される。
【0077】
(7)商品販売管理システムSを一度構築した以降は、商品6の入った商品収納カセット2を入れ替えたときに、スマートフォン3を使用して上記検知器24、商品収納カセット2、商品6、及び本体1の関連付けをする必要があるが、操作的には新たな商品6と検知器24を関連付ければよい。
【0078】
(作用)
次に、商品販売装置Aの作用を含め、購入者が商品販売装置Aを使用して商品6を購入する場合の商品販売管理システムSの運用の流れを説明する。
【0079】
〔1〕購入者が商品販売装置Anの本体1のコイン投入口10にコインを投入すると、操作ダイヤル11のロックが解除されて、操作が可能になる。
〔2〕購入者により操作ダイヤル11が回されると、払出しトレイ233が操作ダイヤルの一回の操作によって回転角度72°で回転し、検知器24が自身の回転移動を検知して、払い出された商品6の販売数量のカウントが行われる。本体の操作ダイヤルと連動して回転する収納部内の回転部品の回転を検知するため、確実に数量カウントが可能である。
【0080】
〔3〕検知器24に給電するボタン電池の消耗を極力おさえるために、検知器24からの販売数量の情報の情報集計用パソコン4への送信は、払出しトレイ233の回転を検知したときにのみ行われる。各商品販売装置A1~Anの各検知器24は、それぞれ商品販売装置毎の商品の販売数量をカウントし、その情報を情報集計用パソコン4へ送信する。
【0081】
なお、各検知器24からの情報は、WPAN(Wireless Personal Area Network)により送信され、情報集計用パソコン4にUSB接続された受信機40で受信された情報は、情報集計用パソコン4に保存され、蓄積されてデータベース化される。
【0082】
〔4〕情報集計用パソコン4では、データベースの情報から商品販売装置A1~Anの設置台数分の販売情報が集計され、一定時間毎に本社に置かれた管理サーバー5へネットワークNを介してアップロードされ、情報が共有される。場合によっては、ネットワークN上のクラウドサービスにデータベースを設置して、情報が共有される。
【0083】
〔5〕管理サーバー5で取得した各情報を利用して、商品毎の販売数量を把握して、本体1の位置や商品収納カセットの位置と関連付けた商品6の売上管理を行い、それを基に効率的かつ効果的な商品6の補充(商品収納カセット2毎の商品補充等)を行う。更に、そのための適正な在庫管理と発注管理が行われる。
【0084】
なお、本発明に係る商品販売管理システムSによれば、商品収納カセット2に検知器24を取り付けて、商品6の販売数量の検知のための検知手段が構築できるため、この検知手段に関しては、例えば製造時においても、ケーブルの配線や本体1や商品収納カセット2への追加工事(加工作業)等が一切不要である。
【0085】
また、この構成によれば、本体1と商品収納カセット2がシステム的に完全に分離可能(商品収納カセット2の本体1からの分離)、かつ分離した後も容易に結合可能(商品収納カセット2の本体1への装着)であるために、商品収納カセット2毎の交換による商品6の入れ替え作業を、短時間で容易に行うことができる。
【0086】
また、店舗側(管理者側)で、簡単に検知器24を商品収納カセット2に取り付けることや交換ができるので、既存の商品販売装置の設置店舗に対しても、容易に本システムを導入して運用することが可能であり、商品販売装置の設置場所に電源(商用電源:AC100V)が存在しない状況下でも、商品6の販売数量等の各種情報の収集が可能である。
【0087】
本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【符号の説明】
【0088】
S 商品販売管理システム
N ネットワーク
3 スマートフォン
4 情報集計用パソコン
40 受信機
5 管理サーバー
A 商品販売装置
1 本体
10 コイン投入口
11 操作ダイヤル
12 商品取り出し口
13 カセット装着部
2 商品収納カセット
20 カセット本体
21 正面板
22 底板
23 販売数量検知部
231 受けトレイ
232 商品落とし穴
233 払出しトレイ
234 収容凹部
24 検知器
235 商品保持部
236 商品押さえ部材
237 商品制御板
238 ラックギヤ
6 商品