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特開2022-80227自動レンタカー管理システム及び自動レンタカーサービス提供方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022080227
(43)【公開日】2022-05-27
(54)【発明の名称】自動レンタカー管理システム及び自動レンタカーサービス提供方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220520BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20220520BHJP
【FI】
G06Q30/06 350
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020191281
(22)【出願日】2020-11-17
(71)【出願人】
【識別番号】520360604
【氏名又は名称】DRC株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100169775
【弁理士】
【氏名又は名称】橘 祐史
(72)【発明者】
【氏名】瀧口 貴人
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB68
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】レンタカー管理装置およびそれを用いたレンタカー管理システム及び自動レンタカーサービス提供方法を提供する。
【解決手段】無人自動レンタカー管理システム10において、車両230の鍵を軸にして、鍵管理装置を使って、車両の貸出しや返却を鍵の受け渡しで行って、かつ、当該鍵を追跡管理する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者への車両の貸出及び利用者からの車両の返却を無人で管理する自動レンタカー管理システムにおいて、
通信型ドライブレコーダーを備える車両を複数駐車しておくステーションと、
前記車両の扉の開閉を行う鍵を保管し、前記利用者の認証を行う認証装置を備える鍵管理装置と、前記利用者及び前記車両ならびに前記鍵管理装置を管理するサーバー部と、を備え、
前記サーバー部は、利用者の予約情報を前記利用者に送信し、予約情報に基づいて決済を行い、前記予約情報及び車両貸出信号を前記鍵管理装置に送信し、
前記鍵管理装置は、ICカードによって前記予約情報を認証し、車両貸出信号に基づいて、鍵を受け渡すことによって、予約した車両を前記利用者に貸付け、
前記通信型ドライブレコーダーは、前記車両の走行距離及び利用時間の情報を前記サーバー部に送信し、前記サーバー部が受信した前記情報に基づいて利用料金を精算し、
前記鍵管理装置は、鍵の認証を行い、前記サーバー部へ認証情報を送信し、
前記サーバー部は、前記認証情報に基づいて、車両返却信号を前記鍵管理装置に送信し、
前記利用者は、前記鍵を、車両返却信号を受信した前記鍵管理装置に返却することによって、前記車両を返却する
ことを特徴とする無人自動レンタカー管理システム。
【請求項2】
前記ICカードが自動車運転免許証である請求項1記載の自動レンタカー管理システム。
【請求項3】
請求項1記載の鍵が、鍵の位置情報を含む鍵の状況を確認するためのICタグを備えている請求項1ないしは2記載の自動レンタカー管理システム。
【請求項4】
請求項1記載の予約情報が、前記車両の返却先ステーションの情報を含み、前記利用者は、前記返却先ステーションに設置された前記鍵管理装置によって、予約情報の認証を受け、前記鍵を前記鍵管理装置に返却することによって、前記車両の返却を行う
ことを特徴とする請求項1ないしは3記載の自動レンタカー管理システム。
【請求項5】
利用者への車両の貸出及び利用者からの車両の返却を無人で管理する自動レンタカーサービス提供方法において、
通信型ドライブレコーダーを備える車両を複数駐車しておくステーションと、
前記車両の扉の開閉を行う鍵を保管し、前記利用者の認証を行う認証装置を備える鍵管理装置と、前記利用者及び前記車両ならびに前記鍵管理装置を管理するサーバー部と、を備え、
前記サーバー部は、利用者の予約情報を前記利用者に送信し、予約情報に基づいて決済を行い、前記予約情報及び車両貸出信号を前記鍵管理装置に送信し、
前記鍵管理装置は、ICカードによって前記予約情報を認証し、車両貸出信号に基づいて、鍵を受け渡すことによって、予約した車両を前記利用者に貸付け、
前記通信型ドライブレコーダーは、前記車両の走行距離及び利用時間の情報を前記サーバー部に送信し、前記サーバー部が受信した前記情報に基づいて利用料金を精算し、
前記鍵管理装置は、鍵の認証を行い、前記サーバー部へ認証情報を送信し、
前記サーバー部は、前記認証情報に基づいて、車両返却信号を前記鍵管理装置に送信し、
前記利用者は、前記鍵を、車両返却信号を受信した前記鍵管理装置に返却することによって、前記車両を返却する
ことを特徴とする無人自動レンタカーサービス提供方法。
【請求項6】
前記ICカードが自動車運転免許証である請求項1記載の自動レンタカーサービス提供方法。
【請求項7】
請求項1記載の鍵が、鍵の位置情報を含む鍵の状況を確認するためのICタグを備えている請求項1ないしは2記載の自動レンタカーサービス提供方法。
【請求項8】
請求項1記載の予約情報が、前記車両の返却先ステーションの情報を含み、前記利用者は、前記返却先ステーションに設置された前記鍵管理装置によって、予約情報の認証を受け、前記鍵を前記鍵管理装置に返却することによって、前記車両の返却を行う
ことを特徴とする請求項1ないしは3記載の自動レンタカーサービス提供方法。





【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンタカー管理装置およびそれを用いたレンタカー管理システム及び自動レンタカーサービス提供方法に関する技術である。
【背景技術】
【0002】
昨今、自動車の所有率の低下や節約志向が高まる中でレンタカーやカーシェアリングなど利用を共有するシステムの活用が広まってきている。レンタカーやカーシェアリングが、必要とする自動車を、必要なときに、必要なだけ利用することができるという点で、便利、経済的、かつ機能的であることが主な要因である。
【0003】
こうしたメリットを背景として、レンタカーやカーシェアリングの利用は拡大している。そして、車両の貸出の手続き方法や費用の決済方法の煩雑さを解決する技術の提供がなされつつある。
【0004】
特許文献1には、車両の貸出返却に関して、鍵貸出返却装置と専用車載機を用いて、自動で車両の貸出返却手続きを管理する方法が開示されている。鍵貸出返却装置によって、車両の鍵の受け渡しが可能となるばかりでなく、専用車載装置が、車両の動作可能状態と動作不能状態との切替えを制御する方法である。鍵が貸出返却装置から不正に取り出されたとしても、専用の車載装置によって車両の動作を制御する方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004-124523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1で開示されている自動で車両の貸出返却手続きを管理する方法においては、各車両に専用の車載装置を必要としており、複数の専用装置を準備しなければならず、複数の車両を備える必要のある事業者にとっては、非常に煩雑であるという課題がある。
【0007】
また、特許文献1で開示されている自動で車両の貸出返却手続きを管理する方法においては、利用者が車両を借り受ける時に、駐車場に複数の車両がある場合には、どの車両が当該車両であるかを認識できないという課題がある。複数の車両が同型かつ同車種の場合、利用者は当該車両を容易に見つけることができない。特に夜間においては困難である。
【0008】
したがって、利用者及び事業者からは、レンタカー管理システムの改善が求められてきた。
【0009】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、専用の車載装置を必要としないレンタカー管理システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、利用者への車両の貸出及び利用者からの車両の返却を無人で管理する自動レンタカー管理システムにおいて、通信型ドライブレコーダーを備える車両を複数駐車しておくステーションと、前記車両の扉の開閉を行う鍵を保管し、前記利用者の認証を行う認証装置を備える鍵管理装置と、前記利用者及び前記車両ならびに前記鍵管理装置を管理するサーバー部と、を備え、前記サーバー部は、利用者の予約情報を前記利用者に送信し、予約情報に基づいて決済を行い、前記予約情報及び車両貸出信号を前記鍵管理装置に送信し、前記鍵管理装置は、ICカードによって前記予約情報を認証し、車両貸出信号に基づいて、鍵を受け渡すことによって、予約した車両を前記利用者に貸付け、前記通信型ドライブレコーダーは、前記車両の走行距離及び利用時間の情報を前記サーバー部に送信し、前記サーバー部が受信した前記情報に基づいて利用料金を精算し、前記鍵管理装置は、鍵の認証を行い、前記サーバー部へ認証情報を送信し、前記サーバー部は、前記認証情報に基づいて、車両返却信号を前記鍵管理装置に送信し、前記利用者は、前記鍵を、車両返却信号を受信した前記鍵管理装置に返却することによって、前記車両を返却することを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するために、請求項2にかかる発明は、前記ICカードが自動車運転免許証であることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項3にかかる発明は、請求項1記載の鍵が、鍵の位置情報を含む鍵の状況を確認するためのICタグを備えていることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項4にかかる発明は、請求項1記載の予約情報が、前記車両の返却先ステーションの情報を含み、前記利用者は、前記返却先ステーションに設置された前記鍵管理装置によって、予約情報の認証を受け、前記鍵を前記鍵管理装置に返却することによって、前記車両の返却を行うことを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項5にかかる発明は、利用者への車両の貸出及び利用者からの車両の返却を無人で管理する自動レンタカーサービス提供方法において、通信型ドライブレコーダーを備える車両を複数駐車しておくステーションと、前記車両の扉の開閉を行う鍵を保管し、前記利用者の認証を行う認証装置を備える鍵管理装置と、前記利用者及び前記車両ならびに前記鍵管理装置を管理するサーバー部と、を備え、前記サーバー部は、利用者の予約情報を前記利用者に送信し、予約情報に基づいて決済を行い、前記予約情報及び車両貸出信号を前記鍵管理装置に送信し、前記鍵管理装置は、ICカードによって前記予約情報を認証し、車両貸出信号に基づいて、鍵を受け渡すことによって、予約した車両を前記利用者に貸付け、前記通信型ドライブレコーダーは、前記車両の走行距離及び利用時間の情報を前記サーバー部に送信し、前記サーバー部が受信した前記情報に基づいて利用料金を精算し、前記鍵管理装置は、鍵の認証を行い、前記サーバー部へ認証情報を送信し、前記サーバー部は、前記認証情報に基づいて、車両返却信号を前記鍵管理装置に送信し、前記利用者は、前記鍵を、車両返却信号を受信した前記鍵管理装置に返却することによって、前記車両を返却する、ことを特徴とする無人自動レンタカーサービス提供方法。
【0015】
上記目的を達成するために、請求項6にかかる発明は、前記ICカードが自動車運転免許証である請求項5記載の自動レンタカーサービス提供方法。
【0016】
上記目的を達成するために、請求項7にかかる発明は、請求項5記載の鍵が、鍵の位置情報を含む鍵の状況を確認するためのICタグを備えている請求項5ないしは6記載の自動レンタカーサービス提供方法。
【0017】
上記目的を達成するために、請求項8にかかる発明は、請求項5記載の予約情報が、前記車両の返却先ステーションの情報を含み、前記利用者は、前記返却先ステーションに設置された前記鍵管理装置によって、予約情報の認証を受け、前記鍵を前記鍵管理装置に返却することによって、前記車両の返却を行う、ことを特徴とする請求項5ないしは7記載の自動レンタカーサービス提供方法。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、事業者は専用の車載装置のない車両を利用者に提供することができコストを下げることができる。一方、利用者は各ステーションで車両を探すという煩わしさから解放される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、一実施形態にかかる自動レンタカー管理システムを説明する図である。
図2図2は、一実施形態にかかる鍵管理装置を説明する図である。
図3図3は、一実施形態にかかる鍵管理装置の鍵保管ボックスを説明する図である。
図4図4は、一実施形態の利用ステップを説明する図である。
図5図5は、一実施形態にかかる利用ステップにおいて予約時に車両を乗り捨てることを予定している場合の利用ステップを説明する図である。
図6図6は、一実施形態の利用途中で車両を乗り捨てる場合の利用ステップを説明する図である。
図7図7は、一実施形態にかかる予約登録画面を説明する図である。
図8図8は、一実施形態にかかる予約時に返却ステーションを選択予約する画面を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の一つの実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、自動レンタカー管理システムを示しており、図4から図6が自動レンタカーサービスを提供する方法のステップを示している。
【0021】
本発明の一つの実施形態にかかる自動レンタカー管理システムは、レンタカーとして貸し出す複数の車両を駐車しておくステーションと車両の扉を開閉するための鍵を保管し、利用者の予約を認証するための認証装置とを備える鍵管理装置と利用者の登録や予約の管理を行うサーバー部と車両から当該車両の位置及び走行距離データをサーバー部に送信する通信型ドライブレコーダーから構成される。
【0022】
認証装置は、認証のためのICカードリーダー部と読みとったデータをサーバー部に送信する送信部から構成され、本発明にかかるICカードは自動運転免許証であることを特徴とする。
【0023】
通信型ドライブレコーダーは、車両専用装置ではなく、通信機能を有する汎用型のドライブレコーダーであることを特徴とする。
【0024】
図2は本件発明の一実施形態にかかる鍵管理装置210の構成を説明する図である。鍵管理装置210は、鍵を保管する複数の鍵保管ボックス213と鍵の状態を送信する送信部及び通信用アンテナ212と認証装置211とから構成され、鍵保管ボックス213の一つの扉2130が認証によって開閉され、利用者が鍵保管ボックス213庫内にある車両の鍵を取り出し及び返却することができることを特徴とする。
【0025】
図3は鍵管理装置210内の各鍵保管ボックス213の内部を説明する図である。鍵保管ボックス213は、鍵を挿入することのできる地面に対して水平になる間隙となる鍵挿入口2131とその鍵挿入口2131の下部に鍵の挿入位置を示す縦型の矢印形の鍵挿入口を示す鍵挿入口表示ランプ2132から構成されていることを特徴とする。
【0026】
鍵は、鍵の位置状態を送信する機能を有するICタグと車両と連動して車両の位置を示す機能を有するICタグから構成されていることを特徴とする。
【0027】
サーバー部は、ドライブレコーダーサーバー410と鍵予約サーバー420と監視サーバー430から構成され、ドライブレコーダーサーバー410は車両の走行軌跡をトレースし、鍵予約サーバー420は利用者の会員登録及び予約情報の管理を行い、監視サーバー430は貸出中の鍵の情報をトレースすることを特徴としている。
【0028】
図4は、本発明の第1の実施形態にかかるサービス提供のステップを説明する図である。この図4を参照しながら、本発明の実施形態にかかる自動レンタカーサービスの提供方法について説明する。利用者は、利用者の氏名、年齢、住所、自動車運転免許証登録番号、クレジットカード番号をパソコンまたはスマホから入力し、会員登録(ステップS01)を行う。続いて、車両を利用する日時及び車両の貸出を受けるステーションを入力して予約の登録(ステップS02)を行う。予約が完了したら鍵予約サーバー420に登録保存され(ステップS03)、鍵予約サーバー420から、予約情報を、利用者並びに車両の貸出を行うステーションに設置されている鍵管理装置210に送信する(ステップS04、ステップS05)。予約情報に基づき、鍵予約サーバー420は1次の決済を行う(ステップS06)。利用者は、利用する当日にステーションにて鍵管理装置210に設置された認証装置211によって予約情報の認証を行うと(ステップS07)、鍵予約サーバー420から鍵管理装置210に貸出信号が送信され(ステップS08)、鍵管管理装置210の鍵保管ボックス213の扉2130が開き、鍵の借り受けを行い車両の貸出を受ける(ステップS09、ステップS10)。車両の利用中は、通信型ドライブレコーダー310が走行距離及び利用時間の情報をドライブレコーダーサーバー410に送信する(ステップS12)。利用が終わるとステーションにおいて鍵管理装置210によって鍵認証を行う。(ステップS13)ドライブレコーダーサーバー410は受信した走行距離及利用時間の情報を鍵予約サーバー420と共有し、利用料金を計算し、1次の決済との差額を精算する(ステップS14)。精算が終わると鍵予約サーバー420から返却信号が送信され(ステップS15)、鍵保管ボックス213の扉が開き、鍵を返却する(ステップS16)ことで、車両を返却する(ステップS17)。これらのステップを踏むことを特徴とする。
【0029】
ここで、予約情報とは、利用者が予約画面S021で登録した、氏名、会員番号、利用する日時、利用するステーション名をいう。自動運転免許証のデータを画像解析によって認証する。
【0030】
図5は、本発明の第2の実施形態にかかるサービス提供のステップを説明する図である。レンタカーの利用には、車両の貸出を受けたステーションに車両を返却することが一般的であるが、昨今では、車両を借り出したステーションとは別のステーションに返却する、いわゆる乗り捨て(ワンウェイ)のシステムも増加している。第2の実施形態は、レンタカーを借り出したステーションと返却するステーションが異なる場合のサービス提供のステップである。
【0031】
図5を参照しながら、本発明の第2の実施形態にかかる自動レンタカーサービスの提供方法について説明する。利用者は、利用者の氏名、年齢、住所、自動車運転免許証登録番号、クレジットカード番号をパソコンまたはスマホから入力すし、会員登録(ステップS201)を行う。続いて、車両を利用する日時及び車両の貸出を受けるステーション並びに返却を行うステーションを入力して予約の登録(ステップS202,ステップS203、ステップS2031)を行う。予約が完了したら鍵予約サーバー420に登録保存され、鍵予約サーバー420から、予約情報を、利用者並びに車両の貸出を行うステーションに設置されている鍵管理装置210に送信する(ステップS20、ステップS205)。予約情報に基づき、鍵予約サーバー420は1次の決済を行う(ステップS206)。利用者は、利用する当日にステーションにて鍵管理装置210の設置された認証装置211によって予約情報の認証を行う(ステップ207)と、鍵予約サーバー420から鍵管理装置210に貸出信号が送信され(ステップS208)、鍵管管理装置210の鍵保管ボックス213の扉2130が開き、鍵の借り受けを行い車両の貸出を受ける(ステップS209、ステップS210)。車両の利用中は、通信型ドライブレコーダー310が走行距離及び利用時間の情報をドライブレコーダーサーバー410に送信する(ステップS212)。利用が終わると予約した返却先ステーションに設置してある鍵管理装置210によって鍵認証を行う(ステップS213)。ドライブレコーダーサーバー410は受信した走行距離及利用時間の情報を鍵予約サーバー420と共有し、利用料金を計算し、1次の決済との差額を精算する(ステップS214)。精算が終わると鍵予約サーバー420から返却信号が送信され(ステップS215)、鍵保管ボックス213の扉が開き、鍵を返却する(ステップS216)ことで、車両を返却する(ステップS217)。これらのステップを踏むことを特徴とする。
【0032】
図6は、本発明の第3の実施形態としてのサービス提供のステップを説明する図である。レンタカーの利用の途中で、車両を乗り捨てることを可能にするサービス提供のステップである。
【0033】
図6を参照しながら、本発明の第3の実施形態にかかる自動レンタカーサービスの提供方法について説明する。利用者は、利用者の氏名、年齢、住所、自動車運転免許証登録番号、クレジットカード番号をパソコンまたはスマホから入力し、会員登録(ステップS301)を行う。続いて、車両を利用する日時及び車両の貸出を受けるステーションを入力して予約の登録(ステップS302,ステップS303)を行う。予約が完了したら鍵予約サーバー420に登録保存され、鍵予約サーバー420から、予約情報を、利用者並びに車両の貸出を行うステーションに設置されている鍵管理装置210に送信する(ステップS304、ステップS305)。予約情報に基づき、予約サーバーは1次の決済を行う(ステップS306)。利用者は、利用する当日にステーションにて鍵管理装置210に設置する認証装置211によって予約情報の認証を行うと、鍵予約サーバー420から鍵管理装置210に貸出信号が送信され(ステップS308)、鍵管管理装置210の鍵保管ボックス213の扉が開き、鍵の借り受けを行い車両の貸出を受ける(ステップS309、ステップS310)。利用者が車両の利用中に返却先ステーションを変更または予約する場合は、スマホを利用して利用可能な返却先ステーションを検索し、利用できるステーションを予約する(ステップS3111)。鍵予約サーバー420から利用者及び返却先ステーションの鍵管理装置210に予約情報を送信する(ステップS3112、S3113)。変更の場合は、変更前の返却先ステーションの鍵管理装置210に予約取り消しの情報を送信する。車両の利用中は、通信型ドライブレコーダー310が走行距離及び利用時間の情報をドライブレコーダーサーバー410に送信する(ステップS312)。利用が終わると予約した返却先ステーションに設置してある鍵管理装置210によって鍵認証を行う(ステップS313)。ドライブレコーダーサーバー410は受信した走行距離及利用時間の情報を鍵予約サーバー420と共有し、利用料金を計算し、1次の決済との差額を精算する(ステップS314)。精算が終わると鍵予約サーバー420から返却信号が送信され(ステップS315)、鍵保管ボックス213の扉2130が開き、鍵を返却する(ステップS316)ことで、車両を返却する(ステップS17)。これらのステップを踏むことを特徴とする。
【0034】
図7は、本発明にかかる一実施形態の予約登録画面を説明する図である。予約登録画面は、車両を利用する日時を登録するエリア021と利用を開始する日時を設定するエリアS022及び返却する日時を選択し設定するエリアS023とその他の情報を確認するエリアS024とから構成される。本登録画面に登録された予約情報が鍵予約サーバー420に送信され登録される。
【0035】
図8は、本発明にかかる一実施形態の返却ステーションを予約する場合の登録画面を説明する図である。予約登録画面は、車両を利用する日時を登録するエリアS2031と利用を開始する日時を設定するエリアS20311及び返却する日時を選択し設定するエリアS2032とから構成される。本登録画面に登録された予約情報が鍵予約サーバー420に送信され返却ステーション情報が登録される。
【産業上の利用可能性】
【0036】
レンタカー事業者が専用の車載装置ではなく、車両の鍵を管理することによって車両を管理することで、利用者にとって簡便なレンタカーサービスを提供できる。ひいては、レンタカー業界のみならずカーシェアリング業界や不動産業界への拡大の可能性がある。
【符号の説明】
【0037】
10 無人自動レンタカー管理システム
100 利用者
110 スマートフォン
120 PC
200 ステーション
210 鍵管理装置
211 認証装置(ICカードリーダー通信用アンテナ)
212 通信用アンテナ
213 鍵保管ボックス
2130 鍵保管ボックス扉
2131 鍵挿入口
2132 鍵挿入口表示ランプ
214 ダイヤル式鍵開閉装置
220 通信モジュール
230 車両
300 貸出中車両
310 通信型ドライブレコーダー
400 サーバー部
410 ドライブレコーダーサーバー
420 鍵予約サーバー
430 監視サーバー
















図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8