特開2022-80236IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

計数の能力と序数性や基数性といった数の概念の獲得と数の概念の操作について習得するために幼児や小学校の児童に用いられる算数教育用教具に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】一つの教具を多様な方法で使用することで、算数の学習の中で学ぶ内容や単元を関連付けていくことが簡易になり、体験的、視覚的に数量と数字の関連性や数と量の概念の獲得、数の操作など算数の学習をすすめることができる算数教育用教具を提供する。
【解決手段】数字1が表記された第一の収納手段とN倍(Nは自然数)の長さを有し数字N(Nは自然数)が表記された第Nの収納手段と、前記第一の収納手段と同一の長さで収納手段に収納可能に設けられ表面に1個のマークが形成された第一の表示板と、前記第Nの収納手段と同一の長さで収納手段に収納可能に設けられ表面にN個のマークが形成された第Nの表示板とを少なくとも備えたことで、多種に渡る教具の役割を一つの教具に収束する。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

小学校の学習活動では、様々な教具を使用しながら、それぞれを関連付けていくことで数の概念や序数性、基数性を獲得させ、さらに合成と分解という数の操作を学んでいく。従来の様々な教具であれば、その単元や学習内容の必要に応じて教具を使い分けたり、複合して使用したりすることが可能である。しかし、それぞれの教具同士を関連付けて数の概念を獲得していくことが難しい場合があり、学習活動の中で学ぶべきことを正しく学ぶことができるとはいいがたい。特許文献1でもあるように具体物である5個のおはじきと抽象化された数図カードの5、数字カードの5が繋がらず、すべて同じ「5」であると認識できないという場合があり、基数性の獲得や数の概念の定着に支障が生じる。それは、数の大小比較や合成と分解の課題においても同様である。 また、教具の種類が多種に渡ることで、操作する教具の数が増え、物が紛失してしまったり、多くの教具の中から指定されたものを探すのに手間取ったりすることもある。 以上のように、現状の小学校で使用されている教具では、取り扱いが難しく、種類が多いことが原因で本来教具同士を関連付けながら学んでいく数の概念や基数性、序数性、数の大小比較、合成と分解についての理解を妨げてしまうことがある。そのため、幼児や小学校低学年の児童が扱いやすく、数や数図、数字などを関連付けやすい教具の発明が必要である。例えば特許文献2のように、ブロックを数図カードに抽象化した教具などがあるが、教具の持つ機能や使用法が限定的で、数図カードと数カードを繋げていくような基数性・序数性などの量や数の概念形成や概念操作を一つの教具を使って幅広く学ぶには不十分であると言える。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

数字1が表記された第一の収納手段と、前記第一の収納手段の2倍の長さを有し数字2が表記された第二の収納手段と、前記第一の収納手段の3倍の長さを有し数字3が表記された第三の収納手段と、前記第一の収納手段の4倍の長さを有し数字4が表記された第四の収納手段と、前記第一の収納手段とN倍(Nは自然数)の長さを有し数字N(Nは自然数)が表記された第Nの収納手段と、前記第一の収納手段と同一の長さで収納手段に収・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

数字1が表記された第一の収納手段と、前記第一の収納手段の2倍の長さを有し数字2が表記された第二の収納手段と、前記第一の収納手段の3倍の長さを有し数字3が表記された第三の収納手段と、前記第一の収納手段の4倍の長さを有し数字4が表記された第四の収納手段と、前記第一の収納手段とN倍(Nは自然数)の長さを有し数字N(Nは自然数)が表記された第Nの収納手段と、前記第一の収納手段と同一の長さで収納手段に収納可能に設けられ表面に1個のマークが形成された第一の表示板と、前記第二の収納手段と同一の長さで収納手段に収納可能に設けられ表面に2個のマークが形成された第二の表示板と、前記第三の収納手段と同一の長さで収納手段に収納可能に設けられ表面に3個のマークが形成された第三の表示板と、前記第四の収納手段と同一の長さで収納手段に収納可能に設けられ表面に4個のマークが形成された第四の表示板と、前記第Nの収納手段と同一の長さで収納手段に収納可能に設けられ表面にN個のマークが形成された第Nの表示板とを少なくとも備えたことを特徴とするものであるから、一つの教具を多様に操作することで、基数性や序数性の獲得、数の大小比較、合成と分解を学ぶことができるという効果がある。また、数と数字を繋げるための数図カードと数カードを組み合わせた使い方や数の大小、合成と分解が目で見て理解しやすい効果がある。
又、請求項2のように、前記第一の表示板乃至第Nの表示板に形成されたマークは、表面には普通の赤丸などが形成されており、裏面には関心を持たせるものが形成されており、教える対象者に応じて教え易いものを選択して使用できるようになっているものは、数字と数を繋げるための数図カードと数カードを組み合わせた使い方や数の大小、合成と分解を学習する際に学習者の特性や興味関心に合わる事で注意集中が続き学習意欲が向上するという効果がある。
又、請求項3のように、前記第一の収納手段乃至第Nの収納手段は表面が中の表示板が見えない素材で形成されており、且つ裏面は中身の表示板が見える透明の素材で形成され、表示板が収納手段の中に収納されたとき、収納手段の裏面からは収納手段の中の表示板に形成されたマークの数が同時的に目で見て確認できるようになっているものは、数字と数を繋げるための数図カードと数カードを組み合わせた使い方や数の大小、合成と分解が目で見て理解しやすくなっているという効果がある。
又、請求項4のように、前記第一の表示板乃至第Nの表示板を、前記第一の収納手段乃至第Nの収納手段に収納した時、収納手段裏面に指かけ部分が形成されており、表示板を指で取り出しやすくなっているという効果がある。
又、請求項5のように、前記第一の収納手段乃至第Nの収納手段の端を揃えて長さの順に重ねた際に、収納手段表面に記載された数字によって数の並びや数の大きさの順が一目で理解できる位置に前記収納手段表面の数字が設けられているものは、前記第一の収納手段乃至第Nの収納手段の端を揃えて長さの順に重ねた際に、収納手段表面に記載された数字によって数の並びや数の大きさの順が一目で理解できる効果がある。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の算数教育用教具の第一乃至第Nの収納手段と第一乃至第Nの表示板の斜視図。
【図2】 同上の算数教育用教具の収納手段から表示板を抜いた状態の斜視図。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

▲1▼ 第一の収納手段 ▲2▼ 第一の表示板 ▲3▼ 第二の収納手段 ▲4▼ 第二の表示板 ▲5▼ 第三の収納手段 ▲6▼ 第三の表示板 ▲7▼ 第四の収納手段 ▲8▼ 第四の表示板 ▲9▼ 第Nの収納手段 ▲10▼ 第Nの表示板

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