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特開2022-80297サイトユーザのポイント計算方法、装置及びコンピュータ機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022080297
(43)【公開日】2022-05-27
(54)【発明の名称】サイトユーザのポイント計算方法、装置及びコンピュータ機器
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220520BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20220520BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/02
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021185683
(22)【出願日】2021-11-15
(31)【優先権主張番号】202011282954.8
(32)【優先日】2020-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521423821
【氏名又は名称】深▲ゼン▼市世強元件網絡有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN SEKORM COMPONENT NETWORK CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】Room 2401,2402,Building 3A,1st Phase,Tian an Cloud Park,No.2018 Xuegang Rd.,Bantian Street,Longgang District,Shenzhen,Guangdong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】徐燕桂
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB05
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】サイトユーザのポイント計算方法、装置及びコンピュータ機器を提供する。
【解決手段】サイトユーザのポイント計算方法は、ユーザのアクセス要求を受け付けて、アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録しS1、ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断しS2、一致している場合には、対応するポイント値をユーザアカウントが取得する処理をコンピュータに行わせるS3。各予め定められたポイント加算アドレスにはポイント値が1つずつ対応付けられる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイトユーザのポイント計算方法であって、
S1:ユーザのアクセス要求を受け付けて、前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録し、
S2:前記ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断し、
S3:一致している場合には、対応するポイント値を前記ユーザアカウントが取得し、各前記予め定められたポイント加算アドレスにはポイント値が1つずつ対応付けられていることを特徴とする方法。
【請求項2】
ステップS1において、前記アクセス要求に対応する前記ネットワークアドレスと前記ユーザアカウントを記録する際には、
S11:前記アクセス要求に対応する前記ネットワークアドレスと前記ユーザアカウントをNginxログに記録し、
ステップS2では、
S21:前記Nginxログ内のネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のサイトユーザのポイント計算方法。
【請求項3】
ステップS11のあと、ステップS21の前に、更に、
S121:予め定められたタイミングで、前記Nginxログに記録されているユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取るか、
S122:予め定められた時間を開けて、前記Nginxログに記録されているユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取ることを特徴とする請求項2に記載のサイトユーザのポイント計算方法。
【請求項4】
ステップS121及びステップS122において、前記Nginxログに記録されているユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取る際には、
前記Nginxログ内における前回の読み取り後に記録されたユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取ることを特徴とする請求項3に記載のサイトユーザのポイント計算方法。
【請求項5】
ステップS11では、
S111:前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを第1サーバのNginxログに記録し、
ステップS21では、
S211:第2サーバは、前記Nginxログ内のネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載のサイトユーザのポイント計算方法。
【請求項6】
ステップS111のあと、ステップS211の前に、更に、
前記第1サーバは、予め定められたタイミングで、前記Nginxログ内における前回の伝送後に記録されたユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを前記第2サーバに伝送するか、
前記第1サーバは、予め定められた時間を開けて、前記Nginxログ内における前回の伝送後に記録されたユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを前記第2サーバに伝送することを特徴とする請求項5に記載のサイトユーザのポイント計算方法。
【請求項7】
ステップS1において、前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録する際には、前記アクセス要求に対応するネットワークアドレス、ユーザアカウント及び要求パラメータ情報を記録し、
ステップS3における各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられているとは、各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられており、且つ、前記要求パラメータ情報が前記ポイント値の調整に用いられることを含むことを特徴とする請求項1に記載のサイトユーザのポイント計算方法。
【請求項8】
前記ステップS3における各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられているとは、各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられており、且つ、前記ユーザアカウントに対応するアカウントレベルが前記ポイント値の調整に用いられることを含むことを特徴とする請求項1に記載のサイトユーザのポイント計算方法。
【請求項9】
サイトユーザのポイント計算装置であって、
ユーザのアクセス要求を受け付けて、前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録するための記録ユニットと、
前記ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断するための判断ユニットと、
前記ネットワークアドレスが前記予め定められたポイント加算アドレスと一致している場合に、対応するポイント値を前記ユーザアカウントが取得するために用いられ、各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられているポイントユニット、を含むことを特徴とする装置。
【請求項10】
コンピュータ機器であって、
メモリ及びプロセッサを含み、
前記メモリはコンピュータプログラムを格納するために用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリに格納されているコンピュータプログラムを実行して、請求項1~8のいずれか1項に記載されるサイトユーザのポイント計算方法を実現するために用いられることを特徴とする機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブサイト会員管理の分野に関し、より具体的には、サイトユーザのポイント計算方法、装置及びコンピュータ機器に関する。
【背景技術】
【0002】
企業は、多くの場合、ウェブサイトプラットフォームの会員に対し何らかの特典を与えている。ユーザの何らかの操作又は価値あるコミットに対して一定のポイント額が付与され、ポイントが一定額に達すると、仮想報酬又は実体報酬に交換可能となる。従来技術において、ポイントの計算は、各ウェブサイトの業務に際しポイントのイベントトラッキングを行うことでなされ、ユーザの操作時に当該ポイントのイベントトラッキングを作動させて計算を行ったあと、ポイントを付与する。しかし、このようなポイントのイベントトラッキングには、異なる場所に設定してポイント計算を作動させなければならず、事後に、どの場所がポイント計算ロジックに関与したのかを統計しにくいため、管理が容易でないとの欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術における上記の欠点に対し、サイトユーザのポイント計算方法、装置及びコンピュータ機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明が技術的課題を解決するために採用する技術方案は、以下の通りである。
【0005】
即ち、サイトユーザのポイント計算方法を構成する。当該方法は、以下を含む。
【0006】
S1:ユーザのアクセス要求を受け付けて、前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録する。
【0007】
S2:前記ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断する。
【0008】
S3:一致している場合には、対応するポイント値を前記ユーザアカウントが取得する。各前記予め定められたポイント加算アドレスにはポイント値が1つずつ対応付けられている。
【0009】
更に、本発明で記載するサイトユーザのポイント計算方法では、前記ステップS1において、前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録する際に、以下を含む。
【0010】
S11:前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントをNginxログに記録する。
【0011】
前記ステップS2は、以下を含む。
【0012】
S21:前記Nginxログ内のネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断する。
【0013】
更に、本発明で記載するサイトユーザのポイント計算方法では、前記ステップS11のあと、前記ステップS21の前に、更に以下を含む。
【0014】
S121:予め定められたタイミングで、前記Nginxログに記録されているユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取る。
【0015】
或いは、S122:予め定められた時間を開けて、前記Nginxログに記録されているユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取る。
【0016】
更に、本発明で記載するサイトユーザのポイント計算方法では、前記ステップS121及び前記ステップS122において、前記Nginxログに記録されているユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取る際に、前記Nginxログ内における前回の読み取り後に記録されたユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取る。
【0017】
更に、本発明で記載するサイトユーザのポイント計算方法において、前記ステップS11は以下を含む。
【0018】
S111:前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを第1サーバのNginxログに記録する。
【0019】
前記ステップS21は、以下を含む。
【0020】
S211:第2サーバは、前記Nginxログ内のネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断する。
【0021】
更に、本発明で記載するサイトユーザのポイント計算方法では、前記ステップS111のあと、前記ステップS211の前に、更に、前記第1サーバは、予め定められたタイミングで、前記Nginxログ内における前回の伝送後に記録されたユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを前記第2サーバに伝送する。或いは、前記第1サーバは、予め定められた時間を開けて、前記Nginxログ内における前回の伝送後に記録されたユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを前記第2サーバに伝送する。
【0022】
更に、本発明で記載するサイトユーザのポイント計算方法では、前記ステップS1において、前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録する際に、前記アクセス要求に対応するネットワークアドレス、ユーザアカウント及び要求パラメータ情報を記録する。
【0023】
前記ステップS3における上記の各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられているとは、各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられており、且つ、前記要求パラメータ情報が前記ポイント値の調整に用いられることを含む。
【0024】
更に、本発明で記載するサイトユーザのポイント計算方法では、前記ステップS3における上記の各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられているとは、各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられており、且つ、前記ユーザアカウントに対応するアカウントレベルが前記ポイント値の調整に用いられることを含む。
【0025】
また、本発明は、サイトユーザのポイント計算装置を更に提供する。当該装置は、ユーザのアクセス要求を受け付けて、前記アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録するための記録ユニットと、前記ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断するための判断ユニットと、前記ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致している場合に、対応するポイント値を前記ユーザアカウントが取得するために用いられ、各前記予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられているポイントユニット、を含む。
【0026】
また、本発明は、メモリ及びプロセッサを含むコンピュータ機器を更に提供する。
【0027】
前記メモリは、コンピュータプログラムを格納するために用いられる。
【0028】
前記プロセッサは、前記メモリに格納されているコンピュータプログラムを実行して、上述したサイトユーザのポイント計算方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0029】
本発明におけるサイトユーザのポイント計算方法、装置及びコンピュータ機器を実施することで、以下の有益な効果が奏される。
【0030】
本発明では、ユーザがアクセスしたネットワークアドレスを集中的に記録し、記録したネットワークアドレスからユーザのポイントを統計する。よって、ポイントの統計が容易であり、管理しやすい。
【0031】
以下に、図面と実施例を組み合わせて本発明につき更に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1図1は、一実施例で提供するサイトユーザのポイント計算方法のフローチャートである。
図2図2は、一実施例で提供するサイトユーザのポイント計算方法のフローチャートである。
図3図3は、一実施例で提供するサイトユーザのポイント計算方法のフローチャートである。
図4図4は、一実施例で提供するサイトユーザのポイント計算方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本発明の技術的特徴、目的及び効果がより明瞭に理解されるよう、図面を参照して本発明の具体的実施形態につき詳細に説明する。
【0034】
好ましい実施例において、図1を参照して、当該サイトユーザのポイント計算方法は、以下のステップを含む。
【0035】
S1:ユーザのアクセス要求を受け付けて、アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録する。ユーザは、まず、自身のユーザアカウントでウェブサイトにログインする必要がある。ログイン後に、当該ユーザの全ての操作は、当該ユーザアカウントの名義で記録される。ユーザがウェブページ上で関連の操作を行う場合、ウェブページの各機能にはネットワークアドレスが1つずつ対応付けられている。よって、ユーザがウェブページの任意の機能に対しアクセス要求を発すると、当該アクセス要求が対応するネットワークアドレスを作動させることで、当該ネットワークアドレスに基づいてサーバにおける対応する内容にアクセス可能となる。このとき、当該アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントが記録される。
【0036】
S2:ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断する。予め定められたポイント加算アドレスとはポイント加算が可能なネットワークアドレスであり、各予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられている。即ち、ポイント加算が可能な各ネットワークアドレスにポイント値が1つずつ対応付けられている。異なるネットワークアドレスに対応付けられているポイント加算値は、同じ場合もあれば異なる場合もあり、必要に応じて設定すればよい。
【0037】
S3:ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致している場合、ユーザアカウントは当該予め定められたポイント加算アドレスに対応するポイント値を取得する。一方、ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致していない場合、ユーザアカウントはポイント値を取得できない。選択的に、同一のユーザアカウントのポイント値を自動的に累計して、ポイント合計を表示する。
【0038】
本実施例では、ユーザがアクセスしたネットワークアドレスを集中的に記録し、記録したネットワークアドレスからユーザのポイントを統計する。よって、ポイントの統計が容易であり、管理しやすい。
【0039】
好ましい実施例において、図2を参照して、当該サイトユーザのポイント計算方法は、以下のステップを含む。
【0040】
S11:ユーザのアクセス要求を受け付けて、アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントをNginxログに記録する。ユーザは、まず、自身のユーザアカウントでウェブサイトにログインする必要がある。ログイン後に、当該ユーザの全ての操作は、当該ユーザアカウントの名義で記録される。ユーザがウェブページ上で関連の操作を行う場合、ウェブページの各機能にはネットワークアドレスが1つずつ対応付けられている。よって、ユーザがウェブページの任意の機能に対しアクセス要求を発すると、当該アクセス要求が対応するネットワークアドレスを作動させることで、当該ネットワークアドレスに基づいてサーバにおける対応する内容にアクセス可能となる。サーバのNginxログは、今回のアクセスを自動的に記録する。即ち、アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントがNginxログに記録される。
【0041】
S21:Nginxログ内のネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断する。ポイント計算が必要な場合、サーバは、Nginxログに記録されているネットワークアドレスを読み取り、各ネットワークアドレスと予め定められたポイント加算アドレスをマッチングする。
【0042】
S3:ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致している場合、ユーザアカウントは当該予め定められたポイント加算アドレスに対応するポイント値を取得する。一方、ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致していない場合、ユーザアカウントはポイント値を取得できない。選択的に、同一のユーザアカウントのポイント値を自動的に累計して、ポイント合計を表示する。
【0043】
本実施例では、ユーザがアクセスしたネットワークアドレスをNginxログに集中的に記録し、記録したネットワークアドレスからユーザのポイントを統計する。よって、ポイントの統計が容易であり、管理しやすい。
【0044】
いくつかの実施例において、Nginxログの伝送回数を減らしてサーバリソースのオーバーヘッドを減少させるために、本実施例では、一定の時間間隔で1回伝送する方式でネットワークアドレスを伝送する。選択的に、ステップS11のあと、ステップS21の前に、更に以下を含む。
【0045】
S121:予め定められたタイミングで、Nginxログに記録されているユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取る。予め定められたタイミングは複数存在してもよく、必要に応じて設定すればよい。
【0046】
いくつかの実施例において、Nginxログの伝送回数を減らしてサーバリソースのオーバーヘッドを減少させるために、本実施例では、一定の時間間隔で1回伝送する方式でネットワークアドレスを伝送する。選択的に、ステップS11のあと、ステップS21の前に、更に、以下を含む。
【0047】
S122:予め定められた時間を開けて、Nginxログに記録されているユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取る。予め定められた時間は必要に応じて設定すればよく、例えば、1分、10分、30分、1時間等とする。
【0048】
いくつかの実施例において、ユーザがアクセスしたネットワークアドレスは全てNginxログに記憶されるため、Nginxログには大量のネットワークアドレスが含まれている。よって、毎回のようにNginxログ内の全てのネットワークアドレスを読み取っていては、サーバのオーバーヘッドが増大するだけでなく、ポイントの重複が発生することもある。この問題を解決するために、本実施例において、Nginxログは、前回の読み取り後に新たに増加したネットワークアドレスのみを毎回マッチングする。即ち、Nginxログ内における前回の読み取り後に記録されたユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを読み取る。
【0049】
好ましい実施例において、図3を参照して、サーバは第1サーバ及び第2サーバを含む。第1サーバはNginxログを記憶するために用いられ、第2サーバは、マッチング及びポイント計算に用いられる。当該サイトユーザのポイント計算方法は、以下のステップを含む。
【0050】
S111:ユーザのアクセス要求を受け付けて、アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを第1サーバのNginxログに記録する。ユーザは、まず、自身のユーザアカウントでウェブサイトにログインする必要がある。ログイン後に、当該ユーザの全ての操作は、当該ユーザアカウントの名義で記録される。ユーザがウェブページ上で関連の操作を行う場合、ウェブページの各機能にはネットワークアドレスが1つずつ対応付けられている。よって、ユーザがウェブページの任意の機能に対しアクセス要求を発すると、当該アクセス要求が対応するネットワークアドレスを作動させることで、当該ネットワークアドレスに基づいて第1サーバにおける対応する内容にアクセス可能となる。第1サーバのNginxログは、今回のアクセスを自動的に記録する。即ち、アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントが第1サーバのNginxログに記録される。
【0051】
S211:第2サーバは、Nginxログ内のネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断する。第2サーバに記憶されているNginxログには、複数の予め定められたポイント加算アドレスが含まれており、且つ、ネットワークアドレスと予め定められたポイント加算アドレスとのマッチングに用いられるプログラムアルゴリズムが記憶されている。予め定められたポイント加算アドレスとはポイント加算が可能なネットワークアドレスであり、各予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられている。即ち、ポイント加算が可能な各ネットワークアドレスにポイント値が1つずつ対応付けられている。異なるネットワークアドレスに対応付けられているポイント加算値は、同じ場合もあれば異なる場合もあり、必要に応じて設定すればよい。
【0052】
S3:ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致している場合、ユーザアカウントは当該予め定められたポイント加算アドレスに対応するポイント値を取得する。一方、ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致していない場合、ユーザアカウントはポイント値を取得できない。選択的に、同一のユーザアカウントのポイント値を自動的に累計して、ポイント合計を表示する。
【0053】
本実施例では、2台のサーバを使用し、ユーザがアクセスしたネットワークアドレスを第1サーバのNginxログに集中的に記録するとともに、第2サーバをユーザのポイント統計に用いる。よって、ポイントの統計が容易であり、管理しやすい。
【0054】
いくつかの実施例において、Nginxログの伝送回数を減らしてサーバリソースのオーバーヘッドを減少させるために、本実施例では、一定の時間間隔で1回伝送する方式でネットワークアドレスを伝送する。選択的に、ステップS111のあと、ステップS211の前に、更に、第1サーバは、予め定められたタイミングで、Nginxログ内における前回の伝送後に記録されたユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを第2サーバに伝送する。予め定められたタイミングは、必要に応じて選択すればよい。
【0055】
いくつかの実施例において、Nginxログの伝送回数を減らしてサーバリソースのオーバーヘッドを減少させるために、本実施例では、一定の時間間隔で1回伝送する方式でネットワークアドレスを伝送する。選択的に、ステップS111のあと、ステップS211の前に、更に、第1サーバは、予め定められた時間を開けて、Nginxログ内における前回の伝送後に記録されたユーザアカウントと、これに対応するネットワークアドレスを第2サーバに伝送する。予め定められた時間は必要に応じて設定すればよく、例えば、1分、10分、30分、1時間等とする。
【0056】
いくつかの実施例では、図4を参照して、ポイント方式をより合理的且つ包括的とするために、ポイント計算の参照項目を追加する。本実施例におけるサイトユーザのポイント計算方法は、以下のステップを含む。
【0057】
S12:ユーザのアクセス要求を受け付けて、アクセス要求に対応するネットワークアドレス、ユーザアカウント及び要求パラメータ情報を記録する。ユーザは、まず、自身のユーザアカウントでウェブサイトにログインする必要がある。ログイン後に、当該ユーザの全ての操作は、当該ユーザアカウントの名義で記録される。ユーザがウェブページ上で関連の操作を行う場合、ウェブページの各機能にはネットワークアドレスが1つずつ対応付けられている。よって、ユーザがウェブページの任意の機能に対しアクセス要求を発すると、当該アクセス要求が対応するネットワークアドレスを作動させることで、当該ネットワークアドレスに基づいてサーバにおける対応する内容にアクセス可能となる。サーバのNginxログは、今回のアクセスを自動的に記録する。即ち、アクセス要求に対応するネットワークアドレス、ユーザアカウント及び要求パラメータ情報がNginxログに記録される。選択的に、要求パラメータ情報には、アクセス時間長、アクセス地点、購読の有無、保存の有無、ダウンロードの有無、転送の有無等が含まれる。
【0058】
S22:Nginxログ内のネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断する。ポイント計算が必要な場合、サーバは、Nginxログに記録されているネットワークアドレスを読み取り、各ネットワークアドレスと予め定められたポイント加算アドレスをマッチングする。
【0059】
S32:ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致している場合、ユーザアカウントは当該予め定められたポイント加算アドレスに対応するポイント値を取得する。且つ、要求パラメータ情報がポイント値の調整に用いられる。例えば、各要求パラメータに重み値が1つずつ対応付けられており、予め定められたポイント加算アドレスに対応するポイント値に当該重み値を掛けることで、当該ネットワークアドレスのポイント値とする。一方、ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致していない場合、ユーザアカウントはポイント値を取得できない。選択的に、同一のユーザアカウントのポイント値を自動的に累計して、ポイント合計を表示する。
【0060】
本実施例では、要求パラメータ情報をポイント値の算出パラメータとして追加することで、ポイント方式をより合理的且つ包括的としている。
【0061】
いくつかの実施例では、ステップS3において、各予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられているとは、各予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられており、且つ、ユーザアカウントに対応するアカウントレベルがポイント値の調整に用いられることを含む。即ち、レベルの異なるユーザは、同じ操作を行ったときに得られるポイント値が異なる。
【0062】
好ましい実施例では、ウェブサイトを提供し、そのサイトユーザのポイント計算装置が以下のユニットを含む。
【0063】
記録ユニットは、ユーザのアクセス要求を受け付けて、アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントを記録するために用いられる。ユーザは、まず、自身のユーザアカウントでウェブサイトにログインする必要がある。ログイン後に、当該ユーザの全ての操作は、当該ユーザアカウントの名義で記録される。ユーザがウェブページ上で関連の操作を行う場合、ウェブページの各機能にはネットワークアドレスが1つずつ対応付けられている。よって、ユーザがウェブページの任意の機能に対しアクセス要求を発すると、当該アクセス要求が対応するネットワークアドレスを作動させることで、当該ネットワークアドレスに基づいてサーバにおける対応する内容にアクセス可能となる。このとき、当該アクセス要求に対応するネットワークアドレスとユーザアカウントが記録される。
【0064】
判断ユニットは、ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致しているか否かを判断するために用いられる。予め定められたポイント加算アドレスとはポイント加算が可能なネットワークアドレスであり、各予め定められたポイント加算アドレスにポイント値が1つずつ対応付けられている。即ち、ポイント加算が可能な各ネットワークアドレスにポイント値が1つずつ対応付けられている。異なるネットワークアドレスに対応付けられているポイント加算値は、同じ場合もあれば異なる場合もあり、必要に応じて設定すればよい。
【0065】
ポイントユニットは、ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致している場合に、対応するポイント値をユーザアカウントが取得するために用いられる。各予め定められたポイント加算アドレスにはポイント値が1つずつ対応付けられている。一方、ネットワークアドレスが予め定められたポイント加算アドレスと一致していない場合、ユーザアカウントはポイント値を取得できない。選択的に、同一のユーザアカウントのポイント値を自動的に累計して、ポイント合計を表示する。
【0066】
好ましい実施例では、コンピュータ機器を提供する。当該コンピュータ機器は、メモリ及びプロセッサを含む。メモリはコンピュータプログラムを格納するために用いられる。プロセッサは、メモリに格納されているコンピュータプログラムを実行して、上述した実施例におけるサイトユーザのポイント計算方法を実現するために用いられる。
【0067】
本実施例では、ユーザがアクセスしたネットワークアドレスを集中的に記録し、記録したネットワークアドレスからユーザのポイントを統計する。よって、ポイントの統計が容易であり、管理しやすい。
【0068】
本明細書の各実施例は漸次的形式で記載した。各実施例で重点的に説明した内容はいずれもその他の実施例との違いであって、各実施例同士の同一又は類似の部分については互いを参照すればよい。また、実施例で開示した装置については、実施例で開示した方法に対応しているため、比較的簡単に記載した。よって、関連箇所については方法部分の説明を参照すればよい。
【0069】
更に、専門家であれば意識し得るように、本文中に開示の実施例を組み合わせて記載した例示的な各ユニット及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、或いはこれらの組み合わせにより実現可能である。また、ハードウェアとソフトウェアの互換可能性について明瞭に説明するために、上記の説明では、機能に基づき、各例示的構成及びステップについて一般的に記載した。これらの機能が結局のところハードウェア形式で実行されるのか、ソフトウェア形式で実行されるのかについては、技術方案における特定の応用及び設計の制約条件により決定される。専門技術者であれば、特定の応用ごとに異なる方法を使用することで記載の機能を実現可能であるが、こうした実現を本発明の範囲を超えるものとみなすべきではない。
【0070】
本文中に開示の実施例を組み合わせて記載した方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェアやプロセッサで実行されるソフトウェアモジュールを直接使用するか、これらを組み合わせることで実施可能である。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は技術分野において公知であるその他の任意の形式の記憶媒体に設置可能である。
【0071】
以上の実施例は本発明の技術思想及び特性を説明したものにすぎず、当業者に本発明の内容を理解させ、それに基づき実施可能とすることを目的としており、本発明の保護の範囲を制限するものではない。従って、本発明の特許請求の範囲に基づき実施される同等の変形及び補足は、いずれも本発明の請求項がカバーする範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
【外国語明細書】