(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022080820
(43)【公開日】2022-05-30
(54)【発明の名称】油の瓶詰め締め付け設備
(51)【国際特許分類】
B67B 3/26 20060101AFI20220523BHJP
【FI】
B67B3/26
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021051999
(22)【出願日】2021-03-25
(31)【優先権主張番号】202011292045.2
(32)【優先日】2020-11-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516333551
【氏名又は名称】東莞理工学院
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】何楚亮
【テーマコード(参考)】
3E080
【Fターム(参考)】
3E080AA03
3E080BB01
3E080CD01
3E080CE02
3E080CF02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】締付け過程に、ボトルの位置を固定させることができる瓶詰め締付け設備を提供する。
【解決手段】フレームと搬送装置を備え、搬送装置にボトルと連係するキャリアが設置され、前記フレームに搬送方向に沿ってボトルと連係する注油装置とキャップ取付装置及び締付け装置が設置され、締付け装置は、締付け昇降構造と締付け器を備え、締付け器は、締付け昇降構造に設置された締付けモータと、締付け回転軸スリーブ及び締め付け位置制限台を備え、締付けモータの回転軸は、上下方向を向く締付け回転スリーブと接続し、締付け回転スリーブはキャップと連係し、締付け位置制限台の下側に、少なくとも3つ以上の環状に分布している締め付け位置固定ロッドが設置され、締付け位置固定ロッドは何れも外下側に傾斜し、その下端に締付け位置固定ホイールが設置され、環状に分布している締付け位置固定ロッドの環状中心線は、締付け回転スリーブの中心線と重ね合う。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
油の瓶詰め締め付け設備であって、それはフレーム(1)とフレーム(1)の底部に設置された搬送装置(2)を備え、
前記搬送装置(2)にオイルボトル(4)と連係するキャリア(3)が設置され、前記フレーム(1)に、搬送方向に沿ってオイルボトル(4)と連係する注油装置(5)と、キャップ取付装置(6)及び締め付け装置(7)が設置され、前記締め付け装置(7)は、締め付け昇降構造と、締め付け昇降構造の下側に設置された締め付け器(35)を備え、前記締め付け器(35)は、締め付け昇降構造に設置されて且つ上から下へ順次設置された締め付けモータ(36)と、締め付け回転軸スリーブ(37)及び締め付け位置制限台(38)を備え、前記締め付けモータ(36)の回転軸は、締め付け回転軸スリーブ(37)及び締め付け位置制限台(38)を通り抜けて且つ上下方向を向く締め付け回転スリーブ(40)と接続し、前記締め付け回転スリーブ(40)はキャップ(24)と連係し、前記締め付け位置制限台(38)の下側に、少なくとも3つ以上の環状に分布している締め付け位置固定ロッド(42)が設置され、また、締め付け位置固定ロッド(42)は何れも外下側に傾斜し、その下端に締め付け位置固定ホイール(43)が設置され、また、環状に分布している締め付け位置固定ロッド(42)の環状中心線は、締め付け回転スリーブ(40)の中心線と重ね合うことを特徴とする油の瓶詰め締め付け設備。
【請求項2】
前記締め付け位置制限台(38)の下側に、締め付け回転スリーブ(40)と被装するように連係する締め付け位置制限スリーブ(39)が固定接続され、前記締め付け位置制限スリーブ(39)の中部に、締め付け位置固定台(41)が固定するように被装され、前記締め付け位置固定ロッド(42)の中部は締め付け位置固定台(41)にヒンジ接続され、また、締め付け位置固定ロッド(42)の上部は、締め付け位置固定ばね(44)を介して締め付け位置制限スリーブ(39)に被装され、また、締め付け位置固定ばね(44)の走行方向は締め付け位置制限スリーブ(39)のラジアル方向であり、前記締め付け昇降構造は、フレーム(1)に設置された締め付け架台(31)を備え、前記締め付け架台(31)に締め付け昇降シリンダー(32)が設置され、前記締め付け昇降シリンダー(32)に締め付け昇降台(34)が接続され、また、締め付け昇降台(34)は、締め付け架台(31)に設置された締め付け昇降スライドレール(32)とスライドするように連係され、前記締め付け回転軸スリーブ(37)は締め付け昇降台(34)に固定され、締め付け位置制限台(38)は締め付け昇降台(34)の下側に設置され、前記締め付け昇降台(34)に、上下方向を向く位置固定調整シリンダー(45)が設置され、前記締め付け位置制限台(38)は位置固定調整シリンダー(45)のプッシュロッドと接続することを特徴とする請求項1に記載の油の瓶詰め締め付け設備。
【請求項3】
前記注油装置(5)は、フレーム(1)に設置された注油昇降シリンダー(14)を備え、前記注油昇降シリンダー(14)の下側に注油昇降ブロック(15)が接続され、前記注油昇降ブロック(15)の中心に注油ポンプ(16)が嵌め込まれ、前記注油ポンプ(16)は定量注油ポンプであり、前記注油ポンプ(16)の下側にオイルボトル(4)内に挿入することができる注油パイプ(17)が連通され、前記注油昇降ブロック(15)の下表面とオイルボトル(4)の接触する箇所に、注油密封ブロック(18)が嵌め込まれ、前記フレーム(1)に、定量保存枠(11)が設置され、前記定量保存枠(11)の注入口に注油ポンプ(12)が接続され、前記定量保存枠(11)の下側に油出口(13)が設置され、前記油出口(13)はホースを介して注油ポンプ(16)と連通され、前記定量保存枠(11)の容積はオイルボトル(4)の容積と同じであり、前記定量保存枠(11)の下底面は斜度が15―30度である斜面であり、また、油出口(13)は斜面の一番低い所にあることを特徴とする請求項1に記載の油の瓶詰め締め付け設備。
【請求項4】
キャップ取付装置(6)は、フレーム(1)に設置されたキャップ搬送装置(25)を備え、前記キャップ搬送装置(25)の末端にキャップ取付筒(22)が設置され、また、キャップ取付筒(22)はフレーム(1)に設置されたキャップ取付昇降シリンダー(21)と接続し、前記キャップ取付筒(22)は外側が四角形で、内側が円形の筒状体であり、また、その内径はキャップ(24)の外径より3―5mm大きく、前記キャップ取付筒(22)とキャップ搬送装置(25)の接触する側面に、キャップ(24)と合うキャップ取付口(23)が設けられ、前記フレーム(1)に上下方向を向くキャップ取付位置制限ロッド(26)が設置され、キャップ取付位置制限ロッド(26)がキャップ取付筒(22)の上表面を遮り止める際、キャップ取付口(23)の高さはキャップ搬送装置(25)と連係するようになることを特徴とする請求項1に記載の油の瓶詰め締め付け設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は包装設備の分野に関し、特に油の瓶詰め締め付け設備に関する。
【背景技術】
【0002】
油について、特に食用油、例えば茶油や菜種油などはボトルに詰める必要があり、ニーズによって瓶詰めの体積も違い、大きいのは何十リットルがあり、小さいのは1リットルぐらいもある。体積が大きいオイルボトルの場合、瓶詰めや締め付けには非常に便利であり、オイルボトルが大きいため、空き瓶でもそのまま搬送ベルトで輸送することが可能であり、光電ゲート技術と組み合わせて位置決めし、また、キャップも大きいので、満タンにした後、油の重さが大きくなり、キャップを締め付ける過程で、オイルボトルを回転させる状況はない。しかし、体積が小さいオイルボトルに対して、その自体の質量が小さいので、満タンであっても、締め付け作業を行う際に、揺れが発生し、さらに油が倒れてしまう状況もあるため、今まで人によりキャップを締めている。又は、締め付け作業を行う際に、専用のクランプ装置を使ってそれをクランプし、これで搬送装置に対して特定の構造を設計する必要があり、非常にコストがかかる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、油の瓶詰め締め付け設備を提供することを目的とし、締め付け器の構造を設計することで、締め付ける過程に、オイルボトルの位置を固定させることができるため、更にオイルボトルが締め付ける過程に揺れたり倒れたりするのを避けるとともに、搬送装置に対して特定の構造を設計する必要もなく、自動的に締め付けると同時に、設備のコストを節約することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を実現するために、本発明の使用する技術的方案は以下の通りである。油の瓶詰め締め付け設備であって、それはフレームとフレームの底部に設置された搬送装置を備え、前記搬送装置にオイルボトルと連係するキャリアが設置され、前記フレームに、搬送方向に沿ってオイルボトルと連係する注油装置と、キャップ取付装置及び締め付け装置が設置され、前記締め付け装置は、締め付け昇降構造と、締め付け昇降構造の下側に設置された締め付け器を備え、前記締め付け器は、締め付け昇降構造に設置されて且つ上から下へ順次設置された締め付けモータと、締め付け回転軸スリーブ及び締め付け位置制限台を備え、前記締め付けモータの回転軸は、締め付け回転軸スリーブ及び締め付け位置制限台を通り抜けて且つ上下方向を向く締め付け回転スリーブと接続し、前記締め付け回転スリーブはキャップと連係し、前記締め付け位置制限台の下側に、少なくとも3つ以上の環状に分布している締め付け位置固定ロッドが設置され、また、締め付け位置固定ロッドは何れも外下側に傾斜し、その下端に締め付け位置固定ホイールが設置され、また、環状に分布している締め付け位置固定ロッドの環状中心線は、締め付け回転スリーブの中心線と重ね合う。
【0005】
好ましくは、前記締め付け位置制限台の下側に、締め付け回転スリーブと被装するように連係する締め付け位置制限スリーブが固定接続され、前記締め付け位置制限スリーブの中部に、締め付け位置固定台が固定するように被装され、前記締め付け位置固定ロッドの中部は締め付け位置固定台にヒンジ接続され、また、締め付け位置固定ロッドの上部は、締め付け位置固定ばねを介して締め付け位置制限スリーブに被装され、また、締め付け位置固定ばねの走行方向は締め付け位置制限スリーブのラジアル方向である。
【0006】
好ましくは、前記締め付け昇降構造は、フレームに設置された締め付け架台を備え、前記締め付け架台に締め付け昇降シリンダーが設置され、前記締め付け昇降シリンダーに締め付け昇降台が接続され、また、締め付け昇降台は、締め付け架台に設置された締め付け昇降スライドレールとスライドするように連係され、前記締め付け回転軸スリーブは締め付け昇降台に固定され、締め付け位置制限台は締め付け昇降台の下側に設置される。
【0007】
好ましくは、前記締め付け昇降台に、上下方向を向く位置固定調整シリンダーが設置され、前記締め付け位置制限台は位置固定調整シリンダーのプッシュロッドと接続する。
【0008】
好ましくは、前記注油装置は、フレームに設置された注油昇降シリンダーを備え、前記注油昇降シリンダーの下側に注油昇降ブロックが接続され、前記注油昇降ブロックの中心に注油ポンプが嵌め込まれ、前記注油ポンプは定量注油ポンプであり、前記注油ポンプの下側にオイルボトル内に挿入することができる注油パイプが連通され、前記注油昇降ブロックの下表面とオイルボトルの接触する箇所に、注油密封ブロックが嵌め込まれる。
【0009】
好ましくは、前記フレームに、定量保存枠が設置され、前記定量保存枠の注入口に注油ポンプが接続され、前記定量保存枠の下側に油出口が設置され、前記油出口はホースを介して注油ポンプと連通され、前記定量保存枠の容積はオイルボトルの容積と同じである。
【0010】
好ましくは、前記定量保存枠の下底面は斜度が15―30度である斜面であり、また、油出口は斜面の一番低い所にある。
【0011】
好ましくは、キャップ取付装置は、フレームに設置されたキャップ搬送装置を備え、前記キャップ搬送装置の末端にキャップ取付筒が設置され、また、キャップ取付筒はフレームに設置されたキャップ取付昇降シリンダーと接続し、前記キャップ取付筒は外側が四角形で、内側が円形の筒状体であり、また、その内径はキャップの外径より3―5mm大きく、前記キャップ取付筒とキャップ搬送装置の接触する側面に、キャップと合うキャップ取付口が設けられ、前記フレームに上下方向を向くキャップ取付位置制限ロッドが設置され、キャップ取付位置制限ロッドがキャップ取付筒の上表面を遮り止める際、キャップ取付口の高さはキャップ搬送装置と連係するようになる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】油の瓶詰め締め付け装置の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
当業者が本発明の技術的な解決手段をより良く理解するため、次に、図面と併せて本発明を詳しく説明する。この部分の説明は、実証性と解釈性のみであり、本発明の保護範囲は何ら限定されない。
【0014】
図1、
図6と
図7に示すように、本発明の具体的な構造は以下の通りである。油の瓶詰め締め付け設備であって、それはフレーム1とフレーム1の底部に設置された搬送装置2を備え、前記搬送装置2にオイルボトル4と連係するキャリア3が設置され、前記フレーム1に、搬送方向に沿ってオイルボトル4と連係する注油装置5と、キャップ取付装置6及び締め付け装置7が設置され、前記締め付け装置7は、締め付け昇降構造と、締め付け昇降構造の下側に設置された締め付け器35を備え、前記締め付け器35は、締め付け昇降構造に設置されて且つ上から下へ順次設置された締め付けモータ36と、締め付け回転軸スリーブ37及び締め付け位置制限台38を備え、前記締め付けモータ36の回転軸は、締め付け回転軸スリーブ37及び締め付け位置制限台38を通り抜けて且つ上下方向を向く締め付け回転スリーブ40と接続し、前記締め付け回転スリーブ40はキャップ24と連係し、前記締め付け位置制限台38の下側に、少なくとも3つ以上の環状に分布している締め付け位置固定ロッド42が設置され、また、締め付け位置固定ロッド42は何れも外下側に傾斜し、その下端に締め付け位置固定ホイール43が設置され、また、環状に分布している締め付け位置固定ロッド42の環状中心線は、締め付け回転スリーブ40の中心線と重ね合う。
【0015】
具体的に使用する際、まずオイルボトル4をキャリア3に置いて、キャリア3は通常四角形のカバーであり、オイルボトル4と隙間を開けることで連係し、続いて搬送装置2によりキャリア3及びオイルボトル4を一緒に注油装置5の下側まで搬送し、注油装置5によりオイルボトル4に油を注入した後、搬送装置2によりオイルボトル4をキャップ取付装置6の下側まで搬送し、キャップ24をオイルボトル4に載せて、続いて締め付け装置7の下側に搬送し、締め付け昇降装置により締め付け器35を下降させて、この過程において、環状に分布している締め付け位置固定ロッド42により、オイルボトル4の上部をクランプして位置制限させて、力が受けた箇所は締め付け位置固定ホイール43になるため、オイルボトル4にひどく押し出さないと同?に、オイルボトル4をクランプして位置を固定させるようにできる。また、締め付け回転スリーブ40はキャップ24と被装するように連係し、続いて締め付けモータ36により締め付け回転スリーブ40を回転させることで、キャップ24を回転させるようになり、キャップ締め付け機能を実現する。キャップを締め付ける過程に、キャップ24がオイルボトルに回転方向の力を与えたが、環状に分布している締め付け位置固定ホイール43の作用の下で、オイルボトルが揺れたり倒れたりしないことを保証し、これでキャップ24を締め付ける過程にオイルボトルに対する作用力を解消できるようになり、更にオイルボトルが締め付ける中に揺れたり倒れたりするのを避けるとともに、搬送装置に対して特定の構造を設計する必要もなく、自動的に締め付けると同時に、設備のコストを節約することができる。
【0016】
図7に示すように、前記締め付け位置制限台38の下側に、締め付け回転スリーブ44と被装するように連係する締め付け位置制限スリーブ39が固定接続され、前記締め付け位置制限スリーブ39の中部に、締め付け位置固定台41が固定するように被装され、前記締め付け位置固定ロッド42の中部は締め付け位置固定台41にヒンジ接続され、また、締め付け位置固定ロッド42の上部は、締め付け位置固定ばね44を介して締め付け位置制限スリーブ39に被装され、また、締め付け位置固定ばね44の走行方向は締め付け位置制限スリーブ39のラジアル方向である。
【0017】
締め付け位置制限スリーブ39を設計することで、締め付け回転スリーブ40が回転中に、ある程度で位置を制限し、回転が偏心してしまう状況を避けるとともに、締め付け位置固定ロッド42の中部を締め付け位置固定台41にヒンジ接続し、また、その上部は締め付け位置固定ばね44を介して締め付け位置制限スリーブ39と接続することで、締め付け位置固定42が揺動可能になり、さらに締め付け位置固定ホイール43とオイルボトル4の間の作用力が大きすぎることでオイルボトルが変形してしまうことを避けると同時に、キャップ24がオイルボトル4への作用力を解消できるようになる。
【0018】
図6に示すように、前記締め付け昇降構造は、フレーム1に設置された締め付け架台31を備え、前記締め付け架台31に締め付け昇降シリンダー32が設置され、前記締め付け昇降シリンダー32に締め付け昇降台34が接続され、また、締め付け昇降台34は、締め付け架台31に設置された締め付け昇降スライドレール32とスライドするように連係され、前記締め付け回転軸スリーブ37は締め付け昇降台34に固定され、締め付け位置制限台38は締め付け昇降台34の下側に設置される。
【0019】
締め付け昇降構造について、締め付け昇降シリンダー32により締め付け昇降台34を昇降させて、昇降中に、締め付け昇降スライドレール32により締め付け昇降台34の昇降軌跡に対して位置を制限させることで、優れた昇降効果を確保する。
【0020】
図6-7に示すように、前記締め付け昇降台34に、上下方向を向く位置固定調整シリンダー45が設置され、前記締め付け位置制限台38は位置固定調整シリンダー45のプッシュロッドと接続する。
【0021】
位置固定調整シリンダー45を設計することにより、締め付け位置制限台38を昇降させるようにし、更に締め付け位置制限スリーブ39全体及び締め付け位置固定ロッド42の高さを調整することが可能になり、優れた位置固定効果を実現する。
【0022】
図2―
図3に示すように、前記注油装置5は、フレーム1に設置された注油昇降シリンダー14を備え、前記注油昇降シリンダー14の下側に注油昇降ブロック15が接続され、前記注油昇降ブロック15の中心に注油ポンプ16が嵌め込まれ、前記注油ポンプ16は定量注油ポンプであり、前記注油ポンプ16の下側にオイルボトル4内に挿入することができる注油パイプ17が連通され、前記注油昇降ブロック15の下表面とオイルボトル4の接触する箇所に、注油密封ブロック18が嵌め込まれる。
【0023】
注油装置5について、注油昇降シリンダー14により注油昇降ブロック15を下降させて、更に注油密封ブロック18をオイルボトル4の口と密封構造に形成させると同時に、注油パイプ17はオイルボトル4内に挿入し、続いて注油ポンプ16を駆動し、油を保存容器からオイルボトル4に注入し、注油ポンプ16は定量注油ポンプであるため、定量で注油することができる。ある時、注油ポンプ16が極めて正確に注油できなく、定量で注油できない場合、注油密封ブロック18がオイルボトル4の瓶口と密封構造に形成しているため、油が溢れてしまう状況を避ける。注油パイプ17がオイルボトルに挿入しているため、完全に注入しても、注油装置が元の位置に戻した後、オイルボトルが相変わらず完全に満タンではなく、搬送中に油が溢れてしまう状況を避けるようになる。
【0024】
図2に示すように、前記フレーム1に、定量保存枠11が設置され、前記定量保存枠11の注入口に給油ポンプ12が接続され、前記定量保存枠11の下側に油出口13が設置され、前記油出口13はホースを介して注油ポンプ16と連通され、前記定量保存枠11の容積はオイルボトル4の容積と同じである。
【0025】
定量保存枠11を設置することで、注油ポンプ16により油を注入する前に、給油ポンプ12を介して、油を定量保存枠11に抽出した後、続いて注油ポンプ16により油出口13を経て定量保存枠11における油をオイルボトル4に注入することで、より正確な定量注油効果を実現する。
【0026】
図2に示すように、前記定量保存枠11の下底面は斜度が15―30度である斜面であり、また、油出口13は斜面の一番低い所にある。
【0027】
定量保存枠11の下底面の傾斜構造により、定量保存枠11内の油が完全に油出口13から流れ出ることを確保し、さらにより良い定量的効果を実現し、一般的には、油出口にスイッチが設けられている。
【0028】
図4―5に示すように、前記キャップ取付装置6は、フレーム1に設置されたキャップ搬送装置25を備え、前記キャップ搬送装置25の末端にキャップ取付筒22が設置され、また、キャップ取付筒22はフレーム1に設置されたキャップ取付昇降シリンダー21と接続し、前記キャップ取付筒22は外側が四角形で、内側が円形の筒状体であり、また、その内径はキャップ24の外径より3―5mm大きく、前記キャップ取付筒22とキャップ搬送装置25の接触する側面に、キャップ24と合うキャップ取付口23が設けられ、前記フレーム1に上下方向を向くキャップ取付位置制限ロッド26が設置され、キャップ取付位置制限ロッド26がキャップ取付筒22の上表面を遮り止める際、キャップ取付口23の高さはキャップ搬送装置25と連係するようになる。
【0029】
キャップ24をキャップ搬送装置25に置いて、キャップを取り付ける際、初期位置でキャップ取付筒22はキャップ取付位置制限ロッド26と接触し、キャップ取付口23はキャップ搬送装置25と連係し、キャップ搬送装置25により、第一番目のキャップ24をキャップ取付口23からキャップ取付筒22内に搬送し、キャップ24をキャップ取付筒22に沿って略水平な状態で下降し、それと同時に、キャップ取付昇降シリンダーによりキャップ取付筒22を下降させて、これでキャップ24がキャップ取付筒22の下端を超えないため、キャップ24が下降全過程において略水平な状態になっていることを確保し、更にキャップ24をオイルボトル4の瓶口と正確に接合させることを確保し、キャップ24を連続的に取り付けることもできる。
【0030】
実際に本発明を応用する際、各駆動部品は専門の制御システムにより制御を行うこともできるし、制御システムをボタンと組み合わせる形で制御を行うこともできる。
【0031】
説明すべきなのは、本明細書において、専門用語の“含む”、“含有”またはそのいかなる他の変化は、非排他的な含有を網羅することを意味する。従って、一連の要素を含む過程、方法、物品または装置がそれらの要素を含むだけではなく、かつ明確に列挙されていないその他の要素をさらに備え、またはこの種類の過程、方法、物品または装置の固有の要素をさらに含んでいる。
【0032】
本明細書に具体的な個別事例を応用して本発明の原理及び実施方式を説明したが、上記の実例の説明は本発明の方法及びその基本理念に対する理解を手伝うだけに用いる。上記は本発明の好ましい実施方式のみであり、注意すべきなのは、文字表現の制限性のため、客観的に無限の具体的な構造が存在し、本技術分野の当業者にとって、本発明の原理から逸脱しない前提において、さらにいくつかの改善、修正または変化を実施でき、さらに上記の技術的特徴を適切な方式で組み合わせることができる。これらの改善と修正、変化または組み合わせ、または改善せずに発明の構想と技術的解決手段をその他の場合に直接応用するものは、いずれも本発明の保護範囲とみなすべきである。
【符号の説明】
【0033】
1、フレーム;2、搬送装置;3、キャリア;4、オイルボトル;5、注油装置;6、キャップ取付装置;7、締め付け装置; 11、定量保存枠;12、給油ポンプ;13、油出口;14、注油昇降シリンダー;15、注油昇降ブロック;16、注油ポンプ;17、注油パイプ;18、注油密封ブロック;21、キャップ取付昇降シリンダー;22、キャップ取付筒;23、キャップ取付口;24、キャップ;25、キャップ搬送装置;26、キャップ位置制限ロッド;31、締め付けフレーム;32、締め付け昇降シリンダー;33、締め付け昇降スライドレール;34、締め付け昇降台;35、締め付け器;36、締め付けモータ;37、締め付け回転軸スリーブ;38、締め付け位置制限台;39、締め付け位置制限スリーブ;40、締め付け回転スリーブ;41、締め付け位置固定台;42、締め付け位置固定ロッド;43、締め付け位置固定ホイール;44、締め付け位置固定ばね;45、位置固定調整シリンダー