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  • 特開-フレキシブル導体要素 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022080878
(43)【公開日】2022-05-30
(54)【発明の名称】フレキシブル導体要素
(51)【国際特許分類】
   H01B 7/06 20060101AFI20220523BHJP
   H01B 7/08 20060101ALI20220523BHJP
【FI】
H01B7/06
H01B7/08
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021185752
(22)【出願日】2021-11-15
(31)【優先権主張番号】10 2020 130 402.1
(32)【優先日】2020-11-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(71)【出願人】
【識別番号】510238096
【氏名又は名称】ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Dr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Porscheplatz 1, D-70435 Stuttgart, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100094525
【弁理士】
【氏名又は名称】土井 健二
(74)【代理人】
【識別番号】100094514
【弁理士】
【氏名又は名称】林 恒徳
(72)【発明者】
【氏名】ユストゥス シュパイヒャーマン
【テーマコード(参考)】
5G311
【Fターム(参考)】
5G311BA02
5G311BB05
5G311BC05
(57)【要約】
【課題】フレキシブル導体要素を提供する。
【解決手段】本発明は、互いに平行に配置された複数の導電体(12、14、16)と、プラスチックシース(20)とを有するフレキシブル導体要素であって、導電体(12、14、16)は、互いに且つプラスチックシース(20)によって環境に対して電気的に絶縁され、導電体(12、14、16)及びプラスチックシース(20)は、共通の長さ補償部(30;34)を有し、熱の作用下で半径方向に収縮し、且つ長さ補償部(30;34)を半径方向に囲むプラスチックスリーブ(32;36)が提供され、プラスチックスリーブ(32;36)は、長さ補償部(30;34)を収縮状態において長手方向に固定する、フレキシブル導体要素に関する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに平行に配置された複数の導電体(12、14、16)と、
プラスチックシース(20)と
を有するフレキシブル導体要素であって、前記導電体(12、14、16)は、互いに且つ前記プラスチックシース(20)によって環境に対して電気的に絶縁され、前記導電体(12、14、16)及び前記プラスチックシース(20)は、共通の長さ補償部(30;34)を有する、フレキシブル導体要素において、
熱の作用下で半径方向に収縮し、且つ前記長さ補償部(30;34)を半径方向に囲むプラスチックスリーブ(32;36)が提供され、前記プラスチックスリーブ(32;36)は、前記長さ補償部(30;34)を収縮状態において長手方向に固定することを特徴とするフレキシブル導体要素。
【請求項2】
前記プラスチックスリーブ(32;36)は、それが収縮しているときに不可逆的に変形することを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル導体要素。
【請求項3】
前記プラスチックスリーブ(32;36)は、熱可塑性プラスチック材料、特にポリオレフィン又はポリ塩化ビニルから作製されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のフレキシブル導体要素。
【請求項4】
前記プラスチックスリーブ(32;36)は、その内周面上にホットメルト接着剤を有することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のフレキシブル導体要素。
【請求項5】
前記導電体(12、14、16)及び前記プラスチックシース(20)は、フラットリボンケーブルを形成することを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載のフレキシブル導体要素。
【請求項6】
前記長さ補償部(30;34)は、蛇行拡張部を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載のフレキシブル導体要素。
【請求項7】
前記長さ補償部(30;34)は、鋸歯状拡張部を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載のフレキシブル導体要素。
【請求項8】
半径方向に収縮するプラスチック材料で作られた締結装置(40)が提供され、剛性を有して配置された締結要素は、前記締結装置(40)に係合し、及び前記締結装置(40)の前記プラスチック材料は、熱の入力の結果として前記締結要素にその形状に沿って密着することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のフレキシブル導体要素。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、互いに平行に配置された複数の導電体と、プラスチックシースとを有するフレキシブル導体要素であって、導電体は、互いに且つプラスチックシースによって環境に対して電気的に絶縁され、導電体及びプラスチックシースは、共通の長さ補償部を有する、フレキシブル導体要素に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の導電体がプラスチックシース内で互いに平行に延びて配置されるこのようなフレキシブル導体要素は、一般的に知られており、例えば自動車内のセンサ、アクチュエータ、制御ユニット及び他のアプリケーションを接続するために役立つ。フレキシブル導体要素が設置される場合、従来、フレキシブル導体要素は、予めほぼ所要の長さに切断されるか、又は所要の長さにほぼ対応する長さを有するフレキシブル導体要素が選択される。フレキシブル導体要素によって接続される2つの部品間の距離は、公差の結果として変わり得、したがって、フレキシブル導体要素は、接続される2つの部品間の長さの公差に起因する偏差を補償するために長さ補償部を有する。
【0003】
このような公差補償導体要素の問題は、フレキシブル導体要素が設置されると、長さ補償部が導体要素を延伸させ、且つ結果として弛みを引き起こすことである。弛み得る導体要素は、意図しない領域内に弛む点において、さらなる部品を取り付けることをさらに困難にする。さらに、弛み得る導体要素のリスクは、取り付け中、フレキシブル導体要素が2つの構造部品間でクランプされ、且つ結果として損傷されることである。さらに、弛み得る導体要素は、隣接する構造部品に接触し得、ここで、導体要素の収縮に起因する負荷は、プラスチックシースの擦過及び/又は導体要素の破断を引き起こす可能性がある。
【0004】
フレキシブル導体要素の弛みを防止するために、フレキシブル導体要素は、例えば、複数のケーブル保持器によって固定される。しかし、フレキシブル導体要素のこのような固定は、導体要素を取り付ける際の経費の増大をもたらす。これは、フレキシブル導体要素が、アクセスが困難である複数の点に作業員によって手動で固定される必要があるためである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の目的は、上に挙げた欠点を単純且つ費用効率的な方法で回避するフレキシブル導体要素を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的は、請求項1によるフレキシブル導体要素により、本発明に従って達成される。
【0007】
熱の作用下で半径方向に収縮し、且つ長さ補償部を半径方向に囲むプラスチックスリーブが提供され、プラスチックスリーブは、長さ補償部を収縮状態において長手方向に固定するという事実によって、取り付け状態におけるフレキシブル導体要素の弛みは、単純且つ費用効率的な方法で防止される。これは、2つの構造部品間でクランプされることによって引き起こされるフレキシブル導体要素に対する損傷、又は隣接する構造部品にもたれかかることの結果として、擦過に起因する負荷によって引き起こされるプラスチックシースに対する損傷を確実に防止することを可能にする。加えて、フレキシブル導体要素に隣接する他の部品の取り付けが簡略化され得る。
【0008】
プラスチックスリーブは、従来、熱可塑性プラスチック材料から作製され、且つ例えば熱空気ブロワーの結果として熱の作用下で半径方向に収縮する熱収縮可能スリーブとして知られるものである。熱収縮可能スリーブの動作モードは、押し出された熱収縮可能スリーブが加熱された状態で膨脹し、且つ冷却後にも膨張状態のままであるようなものである。プラスチックスリーブが再加熱されると、熱収縮可能スリーブは、その元の状態まで収縮する。換言すれば、熱収縮可能スリーブは、押し出し処理における一次形成中に取得されたその元の形状を「記憶」し、且つ再び元の状態に大きく変形し、物体の周囲で収縮がその表面構成に依存して発生したその物体に密に又はきつくもたれかかる。
【0009】
長さ補償部上へのプラスチックスリーブの収縮解放は、長さ補償部をフレキシブル導体要素の長手方向に固定する。この処理では、収縮したプラスチックスリーブは、収縮解放が起こると現れる長さ補償部のその形状に寄り掛かり、その結果、半径方向及び長手方向の形状嵌め合い及び/又は圧入接続部がプラスチックスリーブと長さ調整可能部との間に生成される。
【0010】
プラスチックスリーブは、長さ調整可能部上に配置され、フレキシブル導体要素の設置前に既にそれを半径方向に完全に囲んでいる。2つの構造部品がフレキシブル導体要素によって電気的に接続された後、フレキシブル導体要素は所望の配置で適所に保持され、プラスチックスリーブは加熱され、プラスチックスリーブは所定の温度を越えると収縮し、長さ補償部に寄り掛かり、且つ長さ補償部の長さを固定する。
【0011】
プラスチックスリーブは、好ましくは、それが収縮しているときに不可逆的に変形する。これは、フレキシブル導体要素がその長手方向に確実に固定されることを保証することを可能にする。
【0012】
1つの好ましい構成では、プラスチックスリーブは、熱可塑性プラスチック材料、特にポリオレフィン又はポリ塩化ビニルから作製される。これは、プラスチックスリーブを容易且つ費用効率的に作製することを可能にし、プラスチックスリーブの収縮による長さ補償部の長手方向の固定を保証することを可能にする。
【0013】
プラスチックスリーブは、好ましくは、その内周面上にホットメルト接着剤を有する。プラスチックスリーブが熱の入力によって収縮すると、ホットメルト接着剤は、長さ補償部に粘着的に接着し、その結果、プラスチックスリーブと長さ補償部との間の追加の接着層が生成され、その長手方向における長さ補償部の固定を改善する。
【0014】
1つの好ましい構成では、導電体及びプラスチックシースは、フラットリボンケーブルを形成する。このようなフラットリボンケーブルは、その比較的平らな構成によって比較的高い柔軟性を有し、導電体は、面内に互いに隣接して配置される。
【0015】
長さ補償部は、好ましくは、蛇行拡張部を有する。この場合、その長さ補償部内のフレキシブル導体要素は、フレキシブル導体要素を用いて互いに接続される部品間の距離の偏差に依存し、それに応じて適応化されるループ状拡張部を有する。フレキシブル導体要素が2つの部品に接続されると直ちに、長さ補償部の領域内に既に配置されているか、又は長さ補償部上に最初に押しつけられる必要があるプラスチックスリーブは、加熱され、その結果、半径方向に収縮し、且つループ状拡張部を圧迫する。ループ状又は蛇行領域の圧迫は、長さ補償部の様々な部分を互いに押し付け、これらの部分間に圧入接続部を生じさせ、且つ長さ補償部を長手方向に固定する。これは、フレキシブル導体要素の長さを適所に固定する。導体ケーブルの弛みは、これにより確実に防止される。
【0016】
代替として、長さ補償部は、鋸歯状拡張部を有する。この場合、鋸歯状拡張部は、ばね状作用を引き起こし、鋸歯状拡張部は、フレキシブル導体要素によって互いに接続された2つの部品間の距離が拡大されると引き離される。同様に、鋸歯状拡張部は、2つの部品間の距離が低減されると長手方向に圧迫される。2つの部品がフレキシブル導体要素を用いて接続された後、プラスチックスリーブは、加熱され、その結果、半径方向に収縮し、且つ鋸歯状拡張部にその外側輪郭に沿って密着する。これは、特に形状嵌め合い及び圧入によって長さ補償部は長手方向に固定される。
【0017】
半径方向に収縮するプラスチック材料で作られた締結装置が好ましくは提供され、剛性を有して配置された締結要素が締結装置に係合し、及び締結装置のプラスチック材料は、熱の入力の結果として締結要素にその外側輪郭に沿って密着する。締結装置は、例えば、プラスチックスリーブ上に提供されるポケットであって、キノコ形状を有する締結要素が係合するポケットであり得、締結要素は、例えば、筐体に固定される。プラスチックスリーブの収縮は、熱の入力によってポケットも収縮させ、その結果、ポケットを形成するプラスチック材料がキノコ状締結要素にその外側輪郭に沿って密着する。これは、フレキシブル導体要素を、剛性を有して配置された部品に固定する。代替として、締結装置は、第2のプラスチックスリーブ上にも提供され得る。
【0018】
本発明によるフレキシブル導体要素は、取り付け状態におけるフレキシブル導体要素の弛みを防止することを単純且つ費用効率的な方法で可能にし、フレキシブル導体要素に対する損傷が確実に防止され得、及び他の隣接する部品の取り付けが簡略化され得る。
【0019】
本発明の例示的実施形態は、添付図面を参照してさらに詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】フレキシブル導体要素を平面図で概略的に示す。
図2a図1からのフレキシブル導体要素の第1の実施形態の縦断面を示す。
図2b図1からのフレキシブル導体要素の第2の実施形態の縦断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、マルチコアフラットリボンケーブルとして知られるものとして設計されたフレキシブル導体要素10を示す。フレキシブル導体要素10は、互いに平行に且つ共通の面内に配置された3つの導電体12、14、16を有する。フレキシブル導体要素10は、導電体12、14、16が埋め込まれるプラスチックシース20をさらに有する。プラスチックシース20内の導電体12、14、16の埋め込みは、導電体12、14、16を互いに且つ環境に対して電気的に絶縁する。
【0022】
導体要素10の柔軟性は、一方では導電体12、14、16が比較的小さい直径を有し、したがって力の小さい消費によって変形され得るために実現される。他方では、プラスチックシース20は、比較的薄い壁厚を有する。
【0023】
フレキシブル導体要素10の2つの長手方向端部のそれぞれに提供されるのは、プラグインコネクタ22、24であり、これらを介して、フレキシブル導体要素10は、図に示されない互いに接続されるそれぞれの部品に接続され得る。
【0024】
導体要素10を用いて接続される部品が取り付けられると、部品は、公差の結果として変位され、したがって部品間の距離が変化する。部品のこのような公差に起因する変位及びしたがって距離の増加又は低下は、長過ぎる又は短過ぎる導体要素10を生じさせる。部品間の結合は、部品間の増加された距離及びしたがって余りにも短い導体要素10の場合、もはや可能ではないであろう。フレキシブル導体要素10は、場合により、低減された距離及びしたがって余りにも長い導体要素10の場合、望ましくない領域内に弛むであろう。この問題を防止するために、フレキシブル導体要素10は、長さ補償部30、34を有する。長さ補償部30、34は、図2aに示される構成又は図2bに示される構成を有し得る。
【0025】
図2aは、長さ補償部30の第1の設計を示す。長さ補償部30は、蛇行拡張部を有し、すなわち、長さ補償部30は、少なくとも2つの互いに反対の180°の撓みを有する。部品間において、公差に起因する低減又は増加された距離があると、長さ補償部30の2つのループは、延伸又は短縮し得、その結果、導体素子10の全長は、短縮又は延伸する。
【0026】
図2bは、長さ補償部34の第2の設計を示す。ここで、長さ補償部34は、鋸歯状拡張部を有する。部品間において、公差に起因する低減又は増加された距離があると、鋸歯状長さ補償部34の歯は、引き離され得るか又は押し付けられ得、その結果、導体素子10の全長は、短縮又は延伸する。
【0027】
本発明によると、プラスチックスリーブ32、36は、長さ補償部30、34の領域内に提供される。プラスチックスリーブ32、36は、熱収縮可能スリーブとして知られるものとして設計される。
【0028】
図2aに示されるS字状拡張部を有する長さ補償部30の構成では、プラスチックスリーブ32は、長さ補償部30を半径方向に完全に囲み、且つ長さ補償部30の外側輪郭に沿って密着する。プラスチックスリーブ32の元の状態では、プラスチックスリーブ32は、円柱状拡張部、導体素子の一端を長手方向に引っ張ることによって自由に移動し得、且つ変更され得る、プラスチックスリーブ32内に配置される長さ補償部30のループを有する。プラスチックスリーブ32を加熱することは、プラスチックスリーブ32を半径方向に収縮させ、長さ補償要素30の外側輪郭に沿って密着させる。これは、長さ補償部30を圧迫し、且つ結果としてS字状長さ補償部30の対向する領域を互いに押し付け、長さ補償部30が長手方向に固定されるような摩擦をこれらの領域間に生成する。
【0029】
図2bに示す長さ補償部34の構成では、プラスチックスリーブ36は、その元の状態では円柱状形式を有し、且つ加熱によって長さ補償部34の鋸歯状形状に沿って密着する。長さ補償部34の鋸歯状形状によって、収縮されたプラスチックスリーブ36は、長さ補償部34を長手方向に形状嵌め合い的な方法で固定する。
【0030】
プラスチックスリーブ32、36上に追加的に提供されるのは、剛性部品上に提供されたキノコ状突出部と相互作用するポケット状締結装置40である。プラスチックスリーブ32、36の収縮の結果として、プラスチックスリーブ32、36、すなわち締結装置40は、キノコ状突出部にその外側輪郭に沿って密着し、その結果、導体素子10は、堅固に配置された部品に固定される。
【0031】
本発明によるフレキシブル導体要素10は、取り付け状態におけるフレキシブル導体要素10の弛みを防止することを単純且つ費用効率的な方法で可能にし、2つの構造部品間でクランプされることによって引き起こされるフレキシブル導体要素10に対する損傷、又は隣接する構造部品にもたれかかる結果として、擦過に起因する負荷によって引き起こされるプラスチックシース20に対する損傷を確実に防止することが可能である。別の構造部品の取り付けを妨げる導体素子のリスクも低減される。
【0032】
説明された実施形態以外の構造的実施形態も可能であり、主な請求項の保護の範囲内に入る。
【符号の説明】
【0033】
12、14、16 導電体
20 プラスチックシース
30、34 共通の長さ補償部
32、36 プラスチックスリーブ
図1
図2a
図2b
【外国語明細書】