(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022081356
(43)【公開日】2022-05-31
(54)【発明の名称】小形軽量の可搬型ガスタービン発電装置
(51)【国際特許分類】
F01D 5/06 20060101AFI20220524BHJP
F01D 15/08 20060101ALI20220524BHJP
F01D 15/10 20060101ALI20220524BHJP
F01D 15/12 20060101ALI20220524BHJP
F02C 3/107 20060101ALI20220524BHJP
F02C 3/08 20060101ALI20220524BHJP
F01D 25/00 20060101ALI20220524BHJP
【FI】
F01D5/06
F01D15/08 C
F01D15/10 A
F01D15/12
F02C3/107
F02C3/08
F01D25/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020192863
(22)【出願日】2020-11-19
(71)【出願人】
【識別番号】304012150
【氏名又は名称】株式会社エイ・エス・アイ総研
(74)【代理人】
【識別番号】100090549
【弁理士】
【氏名又は名称】加川 征彦
(72)【発明者】
【氏名】小林 英夫
【テーマコード(参考)】
3G202
【Fターム(参考)】
3G202AA05
3G202AA08
(57)【要約】 (修正有)
【課題】電力網が遮断された非常時の被害地に容易に搬送可能な小型軽量の可搬型ガスタービン発電装置を提供する。
【解決手段】小型ガスタービン101とそのガスタービン軸部102によって駆動される小型の発電機103とからなる可搬型ガスタービン発電装置100であって、小型ガスタービンのガスタービン軸部は、いずれも同一内径の中心孔109を有する圧縮機インペラー105及びタービンホイール106のそれぞれ中心孔近傍部分として構成され、圧縮機インペラー及びタービンホイールの全体を、中心孔を貫通するタイボルト111を用いた結合手段112によって一体化する。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
小型ガスタービンとそのガスタービン軸部によって駆動される小型の発電機とからなる可搬型ガスタービン発電装置であって、
前記小型ガスタービンの前記ガスタービン軸部は、いずれも同一内径の中心孔を有する1段の圧縮機インペラー及び1段又は複数段のタービンホイールのそれぞれ中心孔近傍部分として構成され、前記圧縮機インペラー及びタービンホイールの全体を、前記中心孔を貫通するタイボルトを用いた結合手段によって一体化したことを特徴とする可搬型ガスタービン発電装置。
【請求項2】
前記結合手段は、前記タイボルトのタービンホイール側である軸長手方向外側の端部に形成したネジ部と、このネジ部に螺合するナットと、前記ガスタービン軸部における前記中心孔の軸長手方向内側である発電機側の端部近傍の内面に形成したネジ穴と、前記タイボルトの前記軸長手方向内側に形成された、前記ネジ穴に螺合するネジ部と、前記タイボルトの軸長手方向内側の先端部に形成した逆ネジの逆ネジ穴と、前記タイボルトの軸長手方向内側の先端面が突き当たる位置に形成した、ガスタービン軸部2と一体の中心孔内壁板と、前記中心孔内壁板に開けた開口から挿入されてタイボルト先端面の前記逆ネジ穴に螺合する頭付き逆ネジボルトとを備えたことを特徴とする請求項1記載の可搬型ガスタービン発電装置。
【請求項3】
前記小型ガスタービンが、ディスクの面に周方向に複数の羽根が一体に設けられてなる1段のタービンホイールを有するラジアルタービンであり、周方向に隣接する前記羽根間のディスク外周部に切り欠きを有するとともに、その切り欠き部分におけるディスク直径である切り欠き部直径D1が羽根外径D0の60±5%であることを特徴とする請求項1又は2記載の可搬型ガスタービン発電装置。
【請求項4】
前記圧縮機ケーシングをマグネシウム合金で構成したことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の可搬型ガスタービン発電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、高速かつ小型軽量のガスタービンと、それにより駆動される小型軽量の発電機とを組み合わせた小型軽量の可搬型ガスタービン発電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
甚大な風水害などの非常時に電力網等が遮断され、陸地の孤島化あるいは港湾・離島での電源喪失事例が増大しており、人命に関わる電力供給遮断のケースも増加している。従来から使用されているマイクロガスタービン発電装置は、電力系統とは独立して発電することも可能であり、このような事態においてもその機能は維持できる。
しかし、従来のマイクロガスタービン発電装置は地上に設置することを基本としているため、小型・軽量を必ずしも重視していない。このため、上述したような緊急時に、空中搬送して緊急に設置・発電を行うことは出来ない。
近年、可搬型電源に対する需要が増大し続けており、産業用電気機器市場の中でも年間9%を超えるトップの伸びを示している(日本電気工業会調べ)。最近の民間の調査によれば400W以上の高出力に対する要望がほぼ50%と最も大きい。
しかし、既存の出力1KW以上のものは、重量が150Kgを超えるため、車により運ぶしかなく、道路網が寸断された場合や車が通れない場所には搬入できないというのが現状である。このような現状から、人力のみで運べる機動性の高い、軽量・高出力の可搬型電源に対する要望は社会的に大きい。
【0003】
ガスタービン発電装置の小型化を実現しようとする従来技術として、引用文献1(ガスタービンロータ及びガスタービン発電機)がある。
引用文献1では、この引用文献1中の符号で説明すると、コンプレッサインペラ11とタービンホイール12とを連結する主軸13の一部を、第2ロータ(発電機部分のロータ)20の中空部分に挿入する構成とすることで、ガスタービン発電機の小型化が実現されるとしている(引用文献1の[0023]、[0024]、
図1~
図3参照)。
具体的には、第1ロータ10の主軸13に形成したテーパ部(テーパ面)13aと、第2ロータ20のテーパ孔20aとが嵌合(勘合)する構造(挿入構造)としたことで、第1ロータ10と第2ロータ20とを接続する軸継手が不要になり、かつ、ガスタービンロータ50を短くすることができる、ということで、ガスタービン発電機を小型化し易いとされている([0052]~[0054]、[0060]など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
引用文献1では、前記の通り、コンプレッサインペラ11とタービンホイール12とを連結する主軸13の一部を、第2ロータ(発電機部分のロータ)20の中空部分に挿入する構成(第1ロータ10の主軸13のテーパ部(テーパ面)13aと第2ロータ20のテーパ孔20aとの嵌合構造)とすることで、ガスタービン発電機の小型化が実現されるとしているが、小型化といっても100KW未満のものに好適に利用できると記載([0087])しているように、おそらく100KWに近い出力のものを想定していると考えられる。
そのような出力を想定したガスタービン発電機では、人力のみで運搬することを想定していないと思われる。重量についての言及はしていないが、「例えば、マイクロバス又はトラック等の自動車に搭載することができる。」([0087])と記載していることからも、人力のみで運搬可能な重量のものではなく可搬型とは言えないであろう。
【0006】
可搬型ガスタービン発電装置の軽量化を図る場合に、種々の箇所の軽量化が考えられるが、圧縮機インペラーとタービンホイールとを一体にするとともにその圧縮機インペラーとタービンホイールとを堅固に一体結合する手段について着目した。
また、可搬型ガスタービン発電装置の軽量化を図る場合に、ガスタービンとしてラジアルタービンを採用しそのタービンホイールの軽量化に着目した。
【0007】
本発明は上記背景のもとになされたもので、非常時に電力網が遮断された被害地に大重量の発電装置を直ちに搬送する手段がないような場合に、容易に発電装置を搬送可能にする可搬型ガスタービン発電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する請求項1の発明は、小型ガスタービン1とそのガスタービン軸部2によって駆動される小型の発電機3とからなる可搬型ガスタービン発電装置10であって、
前記小型ガスタービン1の前記ガスタービン軸部2は、いずれも同一内径の中心孔9を有する1段の圧縮機インペラー5及び1段又は複数段のタービンホイール6、7のそれぞれ中心孔近傍部分として構成され、前記圧縮機インペラー5及びタービンホイール6、7の全体を、前記中心孔9を貫通するタイボルト11を用いた結合手段12によって一体化したことを特徴とする。
【0009】
請求項2は、請求項1の可搬型ガスタービン発電装置において、前記結合手段12は、前記タイボルト11のタービンホイール側である軸長手方向外側の端部に形成したネジ部11aと、このネジ部11aに螺合するナット15と、前記ガスタービン軸部2における前記中心孔9の軸長手方向内側である発電機3側の端部近傍の内面に形成したネジ穴9aと、前記タイボルト11の前記軸長手方向内側に形成された、前記ネジ穴9aに螺合するネジ部11bと、前記タイボルト11の軸長手方向内側の先端部に形成した逆ネジの逆ネジ穴11cと、前記タイボルト11の軸長手方向内側の先端面が突き当たる位置に形成した、ガスタービン軸部2と一体の中心孔内壁板2aと、 前記中心孔内壁板に開けた開口から挿入されてタイボルト先端面の前記逆ネジ穴11cに螺合する頭付き逆ネジボルト16とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項3は、請求項1又は2の可搬型ガスタービン発電装置において、
前記小型ガスタービンが、ディスク102bの面に周方向に複数の羽根102aが一体に設けられてなる1段のタービンホイール102を有するラジアルタービンであり、周方向に隣接する前記羽根102a間のディスク外周部に切り欠きを有するとともに、その切り欠き部hにおけるディスク直径である切り欠き部直径D1が羽根外径D0の60±5%であることを特徴とする。
【0011】
請求項4は、請求項1~3のいずれか1項の可搬型ガスタービン発電装置において、圧縮機ケーシングをマグネシウム合金で構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、ガスタービン軸部2を、いずれも同一内径の中心孔9を有する1段の圧縮機インペラー5及び1段又は複数段のタービンホイール6、7のそれぞれそれぞれ中心孔近傍部分として構成するとともに、前記中心孔9を貫通するタイボルト11を用いた結合手段12によって圧縮機インペラー5とタービンホイール6、7とを一体化した構造なので、特許文献1におけるような、剛性を確保するための太い主軸を必要とせず、小型化かつ軽量化が図られる。
したがって、例えば出力30KWクラスで、重量が出力KWと同程度のガスタービン発電装置を実現可能であり、人力で搬送可能な可搬型ガスタービン発電装置4を実現できる。また、無人航空機(いわゆるドローン)に搭載することも可能である。
前記のように出力/重量比が1.0以上実現するためには、発電機ロータの回転数は一般に8~12万rpmの高速化が必要であるが、本発明における剛性確保された軸系は、それに対応可能である。
なお、前記軸系とは、前記ガスタービン軸部2、及びその中心孔9を貫通するタイボルト11、及び、前記タイボルト11を用いて前記圧縮機インペラー5及びタービンホイール6、7の全体を結合する結合手段12を含めた構造をいう。
【0013】
前記圧縮機インペラー5及びタービンホイール6、7の全体を結合する結合手段を、請求項2のような構成の結合手段12とすれば、小型化かつ軽量化が図られかつ剛性が確保された軸系が得られる。
【0014】
請求項3の可搬型ガスタービン発電装置におけるガスタービンは、ディスク106bの面に周方向に複数の羽根106aが一体に設けられてなる1段のタービンホイール106を有するタイプのラジアルタービンである。この種のラジアルタービンにおいて、周方向に隣接する前記羽根106a間のディスク外周部に切り欠きを形成したものは従来にも存在するが、従来はその切り欠き部直径D1がディスク直径D0の80%程度である。
本発明では、その切り欠き部直径(切り欠き部hの直径)D1をディスク直径D0の60±5%とした。これによりディスク106b部分の重量が軽減され、タービンホイール106の軽量化、ガスタービンの軽量化、可搬型ガスタービン発電装置の軽量化に寄与する。
ディスクを切り欠きを深くしたことで、ディスク106bが羽根106aを支える働きが低下することになるが、必要であれば羽根106a自体の強度を高めるとよい(材質や形状等で)。
【0015】
請求項4のように、圧縮機ケーシングは高温にならないので、融点はあまり高くないが剛性の高いマグネシウム合金製とすることが可能であり、可搬型ガスタービン発電装置の軽量化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施例の可搬型ガスタービン発電装置10の断面図である(図示例はタービンが軸流タービン)。
【
図3】
図2におけるタイボルトの引張反力を受ける軸端部分(圧縮機インペラー5側の軸端部分)の詳細構造を示す拡大図である。
【
図4】
図2におけるタイボルトの圧縮反力を受ける軸端部分(タービンホイール7側の軸端部分)の詳細構造を示す拡大図である。
【
図5】他の実施例の可搬型ガスタービン発電装置を示すもので、タービンがラジアルタービンである場合の可搬型ガスタービン発電装置110の断面図である。
【
図7】
図6の可搬型ガスタービン発電装置100におけるタービンホイールの詳細構造を示すもので、(イ)はタービンホイールの正面図、(ロ)は同背面図、(ハ)は同斜視図である。
【
図8】
図7に示した本発明実施例のタービンホイールに対応する、羽根の外周部に切り欠きを持たないタービンホイールを示すもので、(イ)はタービンホイールの正面図、(ロ)は同背面図、(ハ)は同斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の可搬型ガスタービン発電装置を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
【実施例0018】
図1は本発明の一実施例の可搬型ガスタービン発電装置を断面図で示すもので、小型ガスタービン1とそのガスタービン軸部2によって駆動される小型の発電機3とからなる小型軽量の可搬型ガスタービン発電装置10である。
前記可搬型ガスタービン発電装置10は、
図2に要部を拡大して示すように、1段の遠心圧縮機4と2段の軸流タービン8とを有する。符号5は遠心圧縮機4の圧縮機インペラー、符号6、7はそれぞれ2段の軸流タービン8のそれぞれタービンホイールである。2つのタービンホイール6、7は一体であり、そのタービンホイール6と圧縮機インンペラー5とは符号17で示す連結部において連結されている。
符号31は環状燃焼器(単缶燃焼器でもよい)、32は燃料噴射弁である。
【0019】
前記ガスタービン軸部2の軸長手方向内側の端部に設けたスプラインと発電機3の主軸21とは、発電機の主軸21の一端部であるスプライン軸21aを介して直接連結されている。
【0020】
前記小型ガスタービン1の前記ガスタービン軸部2は、いずれも同一内径の中心孔9を有する1段の前記圧縮機インペラー5及び前記2段のタービンホイール6、7のそれぞれ軸部分として構成されている。
前記ガスタービン軸部2の軸長手方向外側(
図2で右側)の端部は、複列玉軸受け33によって支持され、軸長手方向内側(
図2で左側)の端部は一つの玉軸受け34によって支持されている。
前記圧縮機インペラー5と2段のタービンホイール6、7とは、前記中心孔9を貫通するタイボルト11を用いた結合手段12によって一体結合されている。
【0021】
前記結合手段12は、前記タイボルト11のタービンホイール6、7側である軸長手方向外側(
図2で右側)の端部についての結合構造12Aと、前記タイボルト11の発電機3側である軸長手方向内側(
図2で左側)の端部についての結合構造12Bとからなる。
【0022】
前記軸長手方向外側(
図2で右側)の端部についての結合構造12Aは、
図4に拡大して示すようにタイボルト11の前記軸長手方向外側の端部に形成したネジ部11aと、ガスタービン軸部2の外側端面に当接する穴あき円板(ワッシャ)14と、前記ネジ部11aに螺合するナット15とを備えている。
【0023】
前記軸長手方向内側(
図2で左側)の端部についての結合構造12Bは、
図3に拡大して示すように、ガスタービン軸部2における発電機3側の端部近傍の内面に形成したネジ穴9aと、このネジ穴9aに螺合する、前記タイボルト11の発電機3側の端部近傍に形成されたネジ部11bとを備えている。
さらに、前記タイボルト11の軸長手方向内側の先端面に形成した逆ネジである逆ネジ穴11cを備えている。
そして、前記タイボルト11の軸長手方向内側の先端面が突き当たる位置に形成した、ガスタービン軸部2と一体の中心孔内壁板(内側張出部)2aと、前記中心孔内壁板2aに開けた開口2aaから挿入されてタイボルト先端面の前記逆ネジ穴11cに螺合する逆ネジ部16aを持つ頭付き逆ネジボルト16とを備えている。
符号18はラビリンスシールである。
【0024】
前記圧縮機インペラー5及び2つのタービンホイール6、7の全体をタイボルト11と前記結合手段12によって締め付けて一体化する場合、タイボルト11をガスタービン軸部2の中心孔9に軸長手方向外側から挿入し、その先端近傍の前記ネジ部11bを中心孔9のネジ穴9aに、タイボルト先端面が前記中心孔内壁板2aに突き当たるまで捻じ込んで螺合させる。
次いで、タイボルト11の軸長手方向外側の端部に穴あき円板(ワッシャ)14を被せ、ナット15を螺合させ締め付け固定する。
次いで、タイボルト11の軸長手方向内側の端面に形成した逆ネジ穴11cに、頭付き逆ネジボルト16を中心孔内壁板2aのボルト挿通孔2aaに通して捻じ込み締め付ける。
【0025】
上述のようにして、圧縮機インペラー5及び2つのタービンホイール6、7は、タイボルト11と前記結合手段12(12A、12B)とにより堅固に一体化される。
このタイボルト11と前記結合手段12による結合構造によれば、タイボルト11の先端が中心孔内壁板2aに突き当たっているので、タイボルト11の捻じ込み深度を一定にすることを確保できる。
また、頭付き逆ネジボルト16をタイボルト11の先端部の前記逆ネジ穴11cに捻じ込み締め付けているので、タイボルト11の緩み止めを確保できる。
【0026】
各部の寸法を概略説明すると、ガスタービン軸部2の中心孔9の径、及びタイボルト11の外径は8~10mm程度である。
タイボルト11の内側の端部の前記ネジ部11bのサイズはM6、前記逆ネジボルト16、及びタイボルト11の内側先端部(軸長手方向内側の先端部)の逆ネジ孔11cのサイズはM3程度である。
また、ガスタービン軸部2の外側(
図2で右側)の端部を支持する軸受け33、及び、内側(
図2で左側)の端部を支持する軸受け34はいずれも内径15~20mmφの玉軸受けであるが、その軸受配列は単列・複列を問わない構造とする。
前記圧縮機インペラー105とタービンホイール106をタイボルト111と前記結合手段112(112A、112B)によって締め付けて一体化する要領は、先に説明した圧縮機インペラー5とタービンホイール6を一体化する場合と同様である。