IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 深▲せん▼市致尚科技股▲ふん▼有限公司の特許一覧

<>
  • 特開-多方向入力装置とゲーム機器 図1
  • 特開-多方向入力装置とゲーム機器 図2
  • 特開-多方向入力装置とゲーム機器 図3
  • 特開-多方向入力装置とゲーム機器 図4
  • 特開-多方向入力装置とゲーム機器 図5
  • 特開-多方向入力装置とゲーム機器 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022081359
(43)【公開日】2022-05-31
(54)【発明の名称】多方向入力装置とゲーム機器
(51)【国際特許分類】
   H01H 25/04 20060101AFI20220524BHJP
   A63F 13/24 20140101ALI20220524BHJP
   G06F 3/0338 20130101ALI20220524BHJP
【FI】
H01H25/04 D
A63F13/24
G06F3/0338 411
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020197772
(22)【出願日】2020-11-30
(31)【優先権主張番号】202011305798.2
(32)【優先日】2020-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520012378
【氏名又は名称】深▲せん▼市致尚科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN ZESUM POLYTRON TECHNOLOGIES CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】5F,NO#2046 Guanguang Road,Baihua Community,Guangming District,ShenZhen City,Guangdong Province,China
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 海龍
(74)【代理人】
【識別番号】100132805
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 貴之
(72)【発明者】
【氏名】中瀬 雄章
(72)【発明者】
【氏名】楊 時影
(72)【発明者】
【氏名】陳 潮先
【テーマコード(参考)】
5B087
5G031
【Fターム(参考)】
5B087AB02
5B087BC02
5G031AS33H
5G031AS33J
5G031AS33K
5G031FS01J
5G031GS12
5G031HU02
5G031KS04
5G031NS02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】操縦する時に手触りの差異性が感じられない多方向入力装置とゲーム機器を提供する。
【解決手段】第一カム31と第二カム33は略C字状に形成されたC字部35を有し前記C字部の両端には一つの回転軸線を形成するように一対の回転軸部37が形成されると共に前記回転軸部がカバーとケースとで挟持され、前記C字部には操作体20が貫通し回転軸方向に前記操作部を摺動可能にガイドする長孔部39を有し、第一カムと第二カムとは上下方向に組み立てられる。本発明における多方向入力装置を操縦する時に手触りの差異性が感じられない。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有するカバーと、
前記開口から上方向に突出した操作部を有する傾倒操作可能な操作体と、
前記操作体の傾倒操作に応じて回動すると共に軸線が互いに直交するように保持された第一カム及び第二カムと、
前記第一カム及び第二カムの回動動作をそれぞれ検出する第1回転型電気部品及び第2回転型電気部品と、
前記カバーを固定するための前記ケースとを備える多方向入力装置において、
前記第一カムと第二カムは略C字状に形成されたC字部を有し前記C字部の両端には一つの回転軸線を形成するように一対の回転軸部が形成されると共に前記回転軸部が前記カバーと前記ケースとで挟持され、
前記C字部には前記操作部が貫通し回転軸方向に前記操作部を摺動可能にガイドする長孔部を有し、第一カムと第二カムとは上下方向に組み立てられたことを特徴とする多方向入力装置。
【請求項2】
前記第一カムと前記第二カムのそれぞれ前記回転軸部はカバーに設けられた円孔のみで回転可能に組み込まれたことを特徴とする請求項1の多方向入力装置。
【請求項3】
前記第一カムの回転軸線と前記第二カムの回転軸線が同一の水平面に設置されることを特徴とする請求項1又は2の多方向入力装置。
【請求項4】
前記操作体の前記第一カム或いは前記第二カムのどちらか一方の前記長孔部の内面と対向する側面に平面部を設けたことを特徴とする前記請求項1~3のいずれかに記載の他方向入力装置。
【請求項5】
前記請求項1~4のいずれかに記載の多方向入力装置を備えることを特徴とするゲーム機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、輸入装置分野に使用され、特に多方向輸入装置とゲーム機器に関する。
【背景技術】
【0002】
カバーと、カバーに設置されて回転できるレバーと、レバーの傾倒動作により回転する二つカムと、カムの回転量を検出して且つ回転量に応じてシングルを検出する検出装置を備える多方向輸入装置は一般的なものである。しかし、現有の技術において、多方向輸入装置の両カムの一つは操作体の回転部により駆動され、もう一つは操作体の操作部により駆動される。すなわち、両カムは操作体の二つの違った部位に駆動され、両カムが操作体を与える抵抗力も違ったのに、当該多方向入力装置はレバーにより両カムを操縦する時に手触りの差異性を感じられるものである。
【発明の概要】
【0003】
第一カムと第二カムが操作体の同じ部分に駆動されるために、操作体が第一カムと第二カムに与えた不均一的な抵抗力を減らすことで、当該多方向装置を操縦する手触りが一致性を保証する。
【0004】
前記の目的を実現するために本発明の多方向入力装に関して、
開口を有するカバーと、
前記開口から上方向に突出した操作部を有する傾倒操作可能な操作体と、
前記操作体の傾倒操作に応じて回動すると共に軸線が互いに直交するように保持された第一カム及び第二カムと、
前記第一カム及び第二カムの回動動作をそれぞれ検出する第1回転型電気部品及び第2回転型電気部品と、
前記カバーを固定するための前記ケースとを備える多方向入力装置において、
前記第一カムと第二カムは略C字状に形成されたC字部を有し前記C字部の両端には一つの回転軸線を形成するように一対の回転軸部が形成されると共に前記回転軸部が前記カバーと前記ケースとで挟持され、
前記C字部には前記操作部が貫通し回転軸方向に前記操作部を摺動可能にガイドする長孔部を有し、第一カムと第二カムとは上下方向に組み立てられた。
【0005】
本発明の一実施形態として、前記第一カムと前記第二カムのそれぞれ前記回転軸部はカバーに設けられた円孔のみで回転可能に組み込まれた。
【0006】
本発明の一実施形態として、前記第一カムの回転軸線と前記第二カムの回転軸線が同一の水平面に設置された。
【0007】
本発明の一実施形態として、前記操作体の前記第一カム或いは前記第二カムのどちらか一方の前記長孔部の内面と対向する側面に平面部を設けた。
【0008】
本発明には多方向入力装置を備えるゲーム機器に関して、
開口を有するカバーと、
前記開口から上方向に突出した操作部を有する傾倒操作可能な操作体と、
前記操作体の傾倒操作に応じて回動すると共に軸線が互いに直交するように保持された第一カム及び第二カムと、
前記第一カム及び第二カムの回動動作をそれぞれ検出する第1回転型電気部品及び第2回転型電気部品と、
前記カバーを固定するための前記ケースとを備える多方向入力装置において、
前記第一カムと第二カムは略C字状に形成されたC字部を有し前記C字部の両端には一つの回転軸線を形成するように一対の回転軸部が形成されると共に前記回転軸部が前記カバーと前記ケースとで挟持され、
前記C字部には前記操作部が貫通し回転軸方向に前記操作部を摺動可能にガイドする長孔部を有し、第一カムと第二カムとは上下方向に組み立てられた。
【0009】
本発明の多方向入力装置における第一カムと第二カムは共に略C字状に形成されたC字部を有し、操作体が当該C字部を貫通し回転軸方向に前記操作部を摺動可能にガイドする長孔部を有し、操作部が第一カムと第二カムの長孔部の内側の側面に当接する。操作体が傾倒操作を行うことにより第一カムの長孔部の内側の側面に力を加えて第一カムを動作させ、或いは第二カムの長孔部の内側の側面に力を加えて第二カムを動作させるということである。すなわち、現有技術には多方向入力装置における第一カムと第二カムが操作体の違った部位に駆動され、これに比べて、本発明の多方向入力装置における第一カムと第二カムが操作体の同じ部位に駆動されるために、第一カムと第二カムから操作体への抵抗力が低減され、多方向入力装置を操縦する時に手触りの均一性を感じられるものである。また、本発明における第一カムと第二カムは略C字状に形成され、第一カムと第二カムをさらにコンパクト化させ、両部品の組み合わせた空間がさらに小型化させるために、本発明の多方向入力装置の全体の体積を小さくさせて管理と携帯もさらに便利になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態或いは現有技術をさらによく説明するように、実施形態或いは現有技術を説明することに用いる図面を簡単に紹介して、周知のように、以下の図面がわずか本発明の一部分の実施形態であって、本分野の専門技術者に対して、創造的な活動を行わないときには以下の図面の示した構造により別の構造を考え出すことができる。
図1】本発明の多方向装置における一実施形態の組立図である。
図2図1の多方向装置におけるカバーを取り外した局部構造図である。
図3図1の多方向装置における操作体と第一カム・第二カムの組み合わせる構造図である。
図4図1の多方向装置における操作体と第一カム・第二カムの組み合わせ構造の解体図である。
図5図1の多方向装置における一つの局部構造の切断図である。
図6図1の多方向装置におけるもう一つ局部構造の切断図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の図面を参考として本発明の実施&middot;機能&middot;メリットをさらに説明する。
本発明の実施形態の図面を参考として、本発明の実施形態の提案をよく完全に説明するということであり、もちろん、説明する実施形態が全部実施形態ではなくて本発明の一部分の提案だけである。本発明の実施形態に基づいて、本分野の普通な技術者が創造的な働きを行わなくても考え出した別の実施形態がすべて本発明の請求範囲に属する。
【0012】
特に説明するのは本発明の実施形態のあらゆる方向を表す言葉(たとえば上、下、左、右、前、後など)がある特定の姿で各部分の互いの位置関係・動作などの説明に用いられ、当該特定の姿が変えられれば、当該の方向を指示する言葉も同時に変えるものである。
【0013】
本発明に対して、別の明確な規定と限定がなければ、「接続」・「固定」など専門語は広い範囲の意味を表す。例えば、「固定」と言うことには、固定に接続してもいいし、解体に接続してもいいし、または一体化構造でもいいことである。また、機械的な接続してもいいし、電気的な接続してもいいことである。さらに、仲介媒介により間接的に接続してもいいし、二つ部品の内部の接続或いは互いの嵌合関係を表すこともいいである。
【0014】
また、本発明の使った「第一」と「第二」などの言葉は説明することに用いられることだけであって、技術特徴の重要性或いは潜在的に技術特徴の数を目指す意図が表されないことである。これによって、「第一」と「第二」をつける特徴が少なくとも一つ当該特徴を有することを明らかに或いは潜在的に表す。また、各実施形態の技術が互いに組み合わせるが、本分野の技術者が実施できなければならない。技術特徴の組み合わせは互いに対立する或いは実現できない、こういうような技術特徴の組み合わせは存在しないと見なされ、本発明の請求範囲ではない。
【0015】
本発明は多方向入力装置に関することである。
図1図2及び図3を参考として、本発明の一実施形態として、図1図2図3及び図4に示したように、本発明の一実施形態として、当該多方向入力装置は開口部11を設けるカバー10と、傾倒操作でき開口部11から上方へ伸びる操作体20と、操作体20の傾倒操作に応じて回転可能で回転軸線が互いに垂直する第一カム31と第二カム33と、第一カム31と第二カム33の回転動作を検出する第一回転型電気部品41と第二回転型電気部品43と、カバー10を固定するケース50とによって概略構成されている。第一カム31と第二カム33は上下方向に配布され、共に略C字状に形成されたC字部35を有し、第一カム31と第二カム33のC字部35の両端にカバー10とケース50で挟持される一対の回転軸部37を設ける。C字部35にはアーク状に形成される部分を備え、一対の回転軸部37が共に一つの回転軸線を形成する構造が設けられる。操作体21が回転軸方向に長孔部39を有するC字部を貫通し、長孔部39が操作部21をガイドしながら摺動できる。
【0016】
本発明の一つ実施形態として、壊された可能性を防止し当該多方向装置の使用寿命を延ばすために、カバー10は第一カム31、第二カム33及び操作体20の一部分を被せて保護の効用をもたらすということである(第一カム31と第二カム33がカバー10内に保持される)。また、カバー10の水平面に略方形の投影になり、当該カバー10には底部と側面を有して開口部11を形成し、底部と側面がそれぞれ一対で対向に設けられ、側面が底部の周辺に囲んでケース50の方向へ伸び、カバー10の上面と反対する側面の一側がケース50に接続する。カバー10のメンテナンスを簡単化させるように、カバー10の側面は解体・取り付け可能にケース50に取り付けられ、具体的にはボルト、係合ブロック或いは磁性部品などにより固定されることができる。もちろん、別の実施形態の中で、カバー10も固定にケース50に取り付けられてもいいである。操作体20は主に操作部品であるために、傾倒動作に応じて電気動作シングルを輸入されるということである。
【0017】
例えば、操作体20を操縦することにより、前・後・左・右などの方向へ傾倒して相応する前・後・左・右などの方向の動作シングルが入力される。また、操作体20における水平面へ投影する型が円形とする操作部21はカバー10の開口部11からカバー10の外に伸びる。
【0018】
図2図5及び図6を参考として、操作体20が操作部21の下側に設けられる上半球部23を有し、直径が操作部21より大きいで半球状に形成される上半球部23が操作部21と対向する面に半球平面部25が形成され、当該半球平面部25の所に下半球部27を設ける。下半球部27が上半球部21と同中心であって、且つ下半球部27の直径も上半球部23の直径より小さいことである。
【0019】
本発明の多方向入力装置は略円筒状の上支持体63と下支持体61を有する。下支持体61はケース50に設けられてカバー10内に保持され上側に半球凹部611を備え、当該半球凹部611が下半球部27に当接することである。カバー10の内側に保持され下支持体61の外側に組み立てられる上支持体63は、カバー10の開口部11に半球孔631を備え、半球孔631の上方に操作部21の直径より大きいで半球孔631と貫通する貫通孔633を設け、上半球部23の一部分が半球孔631の側面に当接し、別の部分が貫通孔633から伸びる。上支持体63の半球孔631の側面が上半球部23に当接し、下支持体61の上側が下半球部27に当接し、こういうような構造により、操作体20が球面に回転できるために、操作体20を360°の方向から自由に操縦できるものを実現する。
【0020】
もちろん、説明を必要とするのは本発明がここに限らない、別の実施形態の中に、操作体20は操作部21の下側とケース50の間に設けられる回転部も備える。当該回転部と操作部21の回転軸線及び当該回転部とケース50の回転軸線が互いに直交し、すなわち、前記の一つの回転軸線が第一カム31と平行し、前記のもう一つの回転軸線が第二カム33と平行するということである。
【0021】
第一カム31と第二カム33が順次に操作体20の操作部21により貫通され、且つ操作部21の動作に応じて回転でき、回転量によりシングルを出力するように、第一回転型電気部品41と第二回転型電気部品43がそれぞれ第一カム31と第二カム33の回転量を検出する。水平面上にX軸方向とY軸方向を分ければ、第一カム31の回転軸線と第二カム33の回転軸線がX軸方向或いはY軸方向と一致し、第一カム31/第二カム33と上支持体63の位置関係には第一カム31/第二カム33が上支持体63の上方に設置される。
【0022】
また、第一カム31と第二カム33の縦切断面から見て、第一カム31と第二カム33の中間の部分が略C字状とする。第一カム31と第二カム33の中間の部分をC字部35と、第一カム31と第二カム33の両端を回転軸部37と定義する。第一カム31と第二カム33のC字部35には長孔部39が設けられ、操作部21がC字部35の長孔部39に沿って移動し、第一カム31の回転軸線と第二カム33の回転軸線が互いに直交するために、第一カム31のC字部35に設けられる長孔部39の伸びる方向と第二カム33のC字部35に設けられる長孔部39の伸びる方向も直交する。すなわち、操作部21が第一カム31を動作させる時に第二カム33のC字部35の長孔部39に沿って移動し、操作部21が第二カム33を動作させる時に第一カム33のC字部35の長孔部39に沿って移動するということである。第一カム31と第二カム33のそれぞれの回転を順調に確保するために、第一カム33のC字部35と第二カム33のC字部35が上下方向に隔離に設置される。
【0023】
第一回転式電気部品41と第二回転式電気部品43により第一カム31と第二カム33の回転量を検出することは現有技術ので、ここで詳しく説明しないものである。また、第一回転式電気部品41はカバー10の外に設けられ第一カム31と接続し、第二回転式電気部品43もカバー10の外に設けられ第二カム33と接続する。支持するためのケース50がカバー10、下支持体61及び上支持体63を固定することに用いられる。
【0024】
本発明の多方向入力装置における第一カム31と第二カム33は共に略C字状に形成されたC字部35を有し、操作体が当該C字部35を貫通し回転軸方向に操作部21を摺動可能にガイドする長孔部39を有し、操作部21が第一カム31と第二カム33の長孔部39の内側の側面に当接する。操作体20が傾倒操作を行うことにより第一カム31の長孔部39の内側の側面に力を加えて第一カム31を動作させ、或いは第二カム33の長孔部39の内側の側面に力を加えて第二カム33を動作させるということである。すなわち、現有技術には多方向入力装置における第一カム31と第二カム33が操作体20の違った部位に駆動され、これに比べて、本発明の多方向入力装置における第一カム31と第二カム33が操作体20の同じ部位に駆動されるために、第一カム31と第二カム33から操作体20への抵抗力が低減され、多方向入力装置を操縦する時に手触りの均一性を感じられるものである。また、本発明における第一カム31と第二カム33は略C字状に形成され、第一カム31と第二カム33をさらにコンパクト化させ、両部品の組み合わせた空間がさらに小型化させるために、本発明の多方向入力装置の全体の体積を小さくさせて管理と携帯もさらに便利になる。
【0025】
図1図2を参考し、本発明の一実施形態として、第一カム31と第二カム33のそれぞれの回転軸部37がカバー10に設けられた円孔30と組み合わせただけで回転することである。
【0026】
理解できるように、カバー10に設けられた円孔30と第一カム31・第二カム33のそれぞれの回転軸部37が円滑に組み合わせ回転できるため、カバー10と第一カム31・第二カム33の艤装する構造を簡素化させ、カバー10の製造を便利になるとともに、カバー10の製造コストも低減させる。もちろん、説明すると必要があるのは、本発明はここに限らない、別の実施形態の中にカバー10に設けられて回転軸部37と組み合わせる円柱を有する、当該円柱が回転軸部37中に挿入されることもいいである。
【0027】
本発明の一実施形態として、第一カム31の回転軸線と第二カム33の回転軸線が同水平面に設置される。
【0028】
理解できるように、第一カム31の軸線と第二カム33の軸線が同水平面に設置され、第一カム31の回転中心点と第二カム33の回転中心点を重なり合わさせるため、さらに第一カム31と第二カム33の動作する一致性を確保し、操縦する手触りの一致性を高めるものである。もちろん、本発明はここに限らない、別の実施形態の中に第一カム31と第二カム33の回転軸線が上下方向にやや高度差もあるが、第一カム31と第二カム33が操作体20に駆動されるときに一致的な手触りが感じられることも確保することができる。
【0029】
図3図4を参考として、本発明の一実施形態として、操作体20が第一カム31と第二カム33の長孔部39の内側に当接する部位に平面部29が形成される。
【0030】
理解できるように、操作体20の一対の対向平面部29が第一カム31或いは第二カム33の長孔部39の内側に当接すれば、操作体20を定位できるように、操作体20の自身が回転することで第一回転型電気部品41と第二回転型電気部品43の検出する結果の精度を影響に及ぼすことを防止することができる。また、操作体20が第一カム31の長孔部の内側に当接する面に一対の平面部29が形成されてもいいし、或いは操作体20が第二カム33の長孔部の内側に当接する面に一対の平面部29が形成されることもいいである。
【0031】
本発明も多方向入力装置を用いるゲーム機器に関して、具体的な構造が前記の実施形態を参考する。当該ゲーム機器が前記の全部技術特徴を採用し、前記の技術特徴のもたらした全部技術効果を少なくとも有するので、ここでは詳しく説明しないことである。ゲーム機器における多方向入力装置に接続する表示装置を備え、当該表示装置と多方向入力装置の接続は電気の接続である。
【0032】
前記の説明するものは本発明の最良の形態として、請求範囲は前記の発明の範囲に限らない、本発明の提案により、本発明の明細書と図面に相当する構造、或いは直接的/間接的に別の技術分野に用いられる本発明の技術特徴がすべて発明の請求範囲である。
【符号の説明】
【0033】
10 カバー、
11 開口部、
13 円孔、
20 操作体、
21 操作部、
23 上半球部、
25 半球平面部、
27 下半球部、
29 平面部、
31 第一カム、
33 第二カム、
35 C字部、
37 回転軸部、
39 長孔部、
41 第一回転型電気部品、
43 第二回転型電気部品、
50 ケース、
61 下支持体、
611 半球凹部、
63 上支持体、
631 半球孔、
633 貫通孔。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2022-02-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有するカバーと、
前記開口から上方向に突出した操作部を有する傾倒操作可能な操作体と、
前記操作体の傾倒操作に応じて回動すると共に軸線が互いに直交するように保持された第一カム及び第二カムと、
前記第一カム及び第二カムの回動動作をそれぞれ検出する第1回転型電気部品及び第2回転型電気部品と、
前記カバーを固定するためのケースとを備える多方向入力装置において、
前記第一カムと前記第二カムは略C字状に形成されたC字部を有し前記C字部の両端には一つの回転軸線を形成するように一対の回転軸部が形成されると共に前記回転軸部が前記カバーと前記ケースとで挟持され、
前記C字部には前記操作部が貫通し回転軸方向に前記操作部を摺動可能にガイドする長孔部を有し、前記第一カムと前記第二カムとは上下方向に組み立てられ
前記操作体は、前記操作部の下部に形成され、直径が前記操作部より大きい半球状の上半球部と、前記上半球部の下部に形成され、前記上半球部と同中心で、かつ、直径が前記上半球部の直径より小さい下半球部と、をさらに有し、
前記ケースに設けられて前記カバー内に保持され、上側に前記下半球部に当接する半球凹部を備える下支持体と、前記カバー内に保持されて前記下支持体の外側に組み立てられ、側面が前記上半球部と当接する半球孔および前記半球孔の上方で直径が前記操作部より大きく前記半球孔と貫通する貫通孔を備える上支持体と、をさらに有することを特徴とする多方向入力装置。
【請求項2】
前記第一カムと前記第二カムのそれぞれ前記回転軸部は前記カバーに設けられた円孔回転可能に組み込まれたことを特徴とする請求項1の多方向入力装置。
【請求項3】
前記第一カムの回転軸線と前記第二カムの回転軸線が同一の水平面に設置されることを特徴とする請求項1又は2の多方向入力装置。
【請求項4】
前記操作体の前記第一カム或いは前記第二カムのどちらか一方の前記長孔部の内面と対向する側面に平面部を設けたことを特徴とする前記請求項1~3のいずれかに記載の方向入力装置。
【請求項5】
前記請求項1~4のいずれかに記載の多方向入力装置を備えることを特徴とするゲーム機器。