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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022081685
(43)【公開日】2022-05-31
(54)【発明の名称】染毛用具
(51)【国際特許分類】
   A45D 19/02 20060101AFI20220524BHJP
【FI】
A45D19/02 B
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022048504
(22)【出願日】2022-03-24
(62)【分割の表示】P 2020055516の分割
【原出願日】2015-11-24
(31)【優先権主張番号】14/554,789
(32)【優先日】2014-11-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】391023932
【氏名又は名称】ロレアル
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100119426
【弁理士】
【氏名又は名称】小見山 泰明
(72)【発明者】
【氏名】グレズ,ジョセフ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】信頼性の高い予測可能な結果をもたらし、多種多様な染色を行うことができる、自宅で使用しやすい染毛システムを提供する。
【解決手段】いくつかの個々のヘアカラー剤パケット14,16と、1つの顕色剤パケット18を有するヘアカラー剤パケット組立体12を含み、各パケット12、14は、選択された量の材料を混合組立体に送達するためのポンプ20、22を有する。制御組立体26は、選択された量のカラー剤材料および顕色剤材料を混合組立体に送達するようにポンプのそれぞれを制御し、混合組立体は、カラー剤と顕色剤を混合しそれをブラシヘッド/分配器32に送達し、ブラシヘッド/分配器32は、選択されたヘアカラー剤組成物が通って送達される開口部を有する。ブラシヘッド/分配器32は、モータ37を有するハンドル34に取り付け可能であり、モータ37は、線形振動するようにブラシヘッド/分配器32を駆動する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
染毛システムであって、
少なくとも1つの染色材料チャンバおよび1つまたは0の顕色剤材料チャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体と、
前記染色材料チャンバおよび前記顕色剤材料チャンバのそれぞれのためのポンプと、
選択されたカラー剤を、混合の後に生成するように前記ポンプ部材を制御するように動作可能な制御組立体と、
前記染色材料、または前記染色材料および顕色剤材料を混合するように動作可能な混合組立体と、
連結管によって前記混合組立体に連結されたブラシヘッド/分配器と、
前記ブラシヘッド/分配器を保持するためのハンドルと
を備える、システム。
【請求項2】
前記ブラシヘッドが、複数の歯を含み、前記歯のうちの1つまたは複数が、前記染色材料が通って移動する開口部を含み、前記ブラシヘッドが、連続する歯の中間に配置された毛をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
使用者の毛髪の異なる部分を染色する際に使用するための、2つ以上のブラシヘッド構成を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記制御組立体が、使用者の入力に応答して前記個々のポンプを制御するためのマイクロプロセッサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記使用者の入力が、カード上に提供される情報の形態であり、前記制御組立体が、前記カード情報を読み取るための光学組立体を含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記使用者の入力が、磁気ストリップ読み取り機の形態であり、前記制御手段が、前記磁気ストリップ情報を読み取るための読み取り機を含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
前記使用者の入力が、RFIDタグの形態であり、前記制御システムが、前記RFID情報を読み取るための読み取り機を含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項8】
前記使用者の入力が、無線コマンドの形態である、請求項4に記載のシステム。
【請求項9】
前記ヘアカラー剤パケット組立体が、少なくとも2つの異なるカラー剤チャンバを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記カラー剤パケット組立体が、3つから5つの異なるカラー剤チャンバ、および1つの顕色剤チャンバを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記ポンプが、約1.25ml/秒の組成物の流量をもたらすように制御される、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記染色材料の組み合わされた流量が、前記顕色剤材料の流量にほぼ等しい、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記混合組立体および複数の連結管が、異なるカラー剤を前記ブラシヘッドの異なる歯に提供するように構成される、請求項2に記載のシステム。
【請求項14】
染毛システムとともに使用するための単回使用のヘアカラー剤消耗品組立体であって、
染毛剤組成物のための少なくとも1つのチャンバまたはパケット、および顕色剤のための1つまたは0のチャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体と、
それぞれのカラー剤チャンバおよび顕色剤チャンバのための別個のポンプであって、前記ポンプが、制御信号に応答してそれぞれのカラー剤チャンバおよび顕色剤チャンバからの選択された量を混合組立体に向かわせ、前記混合組立体が、使用者によって選択されたカラーを有する組成物を生成する、ポンプと、
流体方向付け要素によって前記混合組立体に連結されたブラシヘッド/分配器であって、前記組成物が通って送達される開口部を含むブラシヘッド/分配器と、
を備える、組立体。
【請求項15】
前記ブラシヘッドが、複数の歯を含み、前記歯のうちの1つまたは複数が、前記染色材料が通って移動する開口部を含み、前記ブラシヘッドが、連続する歯の中間に配置された毛をさらに含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記カラー剤パケット組立体が、3つから5つの異なるカラー剤チャンバ、および1つの顕色剤チャンバを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項17】
染毛システムであって、
少なくとも1つの染色チャンバ、および1つまたは0の顕色剤材料チャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体と、
前記染色チャンバおよび前記顕色剤材料チャンバのそれぞれのためのポンプと、
選択されたカラー剤を、混合の後に生成するように前記ポンプ部材を制御するように動作可能な制御組立体と、
前記染色材料、または前記染色および顕色剤材料を混合するように動作可能な混合組立体と、
連結管によって前記混合組立体に連結されたブラシヘッド/分配器と、
前記ブラシヘッド/分配器を保持するためのハンドルであって、前記ブラシヘッド/分配器が前記ハンドル内で動くように適応された、ハンドルと、
前記ブラシヘッドを線形振動において前後に動かすための、前記ハンドル内のモータとを備える、システム。
【請求項18】
前記ブラシヘッドが、複数の歯を含み、前記歯のうちの1つまたは複数が、前記染色材料が通って移動する開口部を含み、前記ブラシヘッドが、連続する歯の中間に配置された毛をさらに含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記線形運動が、連続する歯間の距離の半分の間隔よりも大きく、連続する歯間の距離の1.5倍よりも小さい、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記制御組立体が、使用者の入力に応答して前記個々のポンプを制御するためのマイクロプロセッサを含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項21】
前記使用者の入力が、カード上に提供される情報の形態であり、前記制御組立体が、前記カード情報を読み取るための光学組立体を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記使用者の入力が、磁気ストリップ読み取り機の形態であり、前記制御手段が、前記磁気ストリップ情報を読み取るための読み取り機を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項23】
前記使用者の入力が、RFIDタグの形態であり、前記制御システムが、前記RFID情報を読み取るための読み取り機を含む、請求項20に記載のシステム。
【請求項24】
前記使用者の入力が、無線コマンドの形態である、請求項20に記載のシステム。
【請求項25】
前記カラー剤パケット組立体が、3つから5つの異なるカラー剤チャンバ、および1つの顕色剤チャンバを含む、請求項18に記載のシステム。
【請求項26】
前記ポンプが、10cc/分から300cc/分の範囲の組成物の流量をもたらすように制御される、請求項18に記載のシステム。
【請求項27】
前記染色材料の組み合わされた流量が、前記顕色剤材料の流量にほぼ等しい、請求項18に記載のシステム。
【請求項28】
前記混合組立体および複数の連結管が、異なるカラー剤を前記ブラシヘッドの異なる歯に提供するように構成される、請求項18に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[001]本発明は、全般的に染毛用具および方法に関し、より詳細には、その用具により
提供されることになる特定のヘアカラー剤組成物を使用者が選択および制御することができる染毛用具に関する。
【背景技術】
【0002】
[002]特に自宅での使用者による毛髪の染色は、満足のいく結果をもたらし得る一方で
、面倒であったり、ときには予想外の、または満足のいかない結果に繋がったりすることがある。また、それには時間がかかり、大変な清掃が必要になる。工程は通常、使用者が1つまたは複数の容器を開封し、内容物を混合して広告されたカラー剤組成物を生成することを含む一連の特定のステップを必要とする。次いで、組成物を毛髪領域にすりつけ、それからくしで梳くことを含めて、組成物が使用者によって毛髪に塗布される。生え際が最初に処理され、次いで毛根、それから毛髪の残りの大部分が処理される。その後、道具を清掃し片付けなければならない。この工程全体、特に結果の予測ができないことが、ほとんどの使用者、特に自宅での使用者の全般的な自信の欠如に繋がる。したがって、信頼性の高い予測可能な結果をもたらし、多種多様な染色を行うことができる、自宅で使用しやすい染毛システムが望ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
[003]したがって、一構成において、染毛システムは、少なくとも1つの染色材料チャ
ンバおよび1つまたは0の顕色剤(developer)材料チャンバを有するヘアカラー剤パケ
ット組立体と、染色材料チャンバおよび顕色剤材料チャンバのそれぞれのためのポンプと、選択されたカラー剤(color)を、混合の後に生成するようにポンプ部材を制御するように動作可能な制御組立体と、カラー剤材料、またはカラー剤材料および顕色剤材料を混合するように動作可能な混合組立体と、連結管によって混合器に連結されたブラシヘッド/分配器と、ブラシヘッド/分配器を保持するためのハンドルとを備える。
【0004】
[004]別の構成は、染毛システムとともに使用するための単回使用のヘアカラー剤消耗
品組立体であって、染毛組成物のための少なくとも1つのチャンバまたはパケット、および顕色剤のための1つまたは0のチャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体と、それぞれのカラー剤チャンバおよび顕色剤チャンバのための別個のポンプであって、ポンプが、制御信号に応答してそれぞれのカラー剤チャンバおよび顕色剤チャンバからの選択された量を混合組立体に向かわせ、混合組立体が、使用者によって選択されたカラーを有する組成物を生成する、ポンプと、流体方向付け要素によって混合組立体に連結されたブラシヘッド/分配器であって、組成物が通って送達される開口部を含むブラシヘッド/分配器と、を備える、組立体である。
【0005】
[005]さらなる構成では、染毛システムは、少なくとも1つの染色チャンバ、および1
つまたは0の顕色剤材料チャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体と、染色チャンバおよび顕色剤材料チャンバのそれぞれのためのポンプと、選択されたカラー剤を、混合の後に生成するようにポンプ部材を制御するように動作可能な制御組立体と、染色材料、または染色および顕色剤材料を混合するように動作可能な混合組立体と、連結管によって混合組立体に連結されたブラシヘッド/分配器と、ブラシヘッド/分配器を保持するためのハンドルであって、ブラシヘッド/分配器がハンドル内で動くように適応された、ハンドルと、ブラシヘッドを線形振動において前後に動かすための、ハンドル内のモータとを備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】[006]染毛システムの様々な部分をブロック形態で示す概略図である。
図2A】[007]カラー剤パケットを含む染毛システムの一部分を示す代表図である。
図2B】[008]図2Aのポンプ部分をより詳細に示す図である。
図3】[009]染毛システムのための制御組立体を示すブロック図である。
図4】[0010]図4Aは、染毛システムのブラシヘッド部分の正面図である。図4Bは、染毛システムのブラシヘッド部分の端面図である。
図5】[0011]ブラシヘッドのための駆動システムの簡略図である。
図6】[0012]染毛システムのための組成物混合器を示す図である。
図7A】[0013]本システムで使用されるブラシヘッド/分配器の正面図である。
図7B】[0014]毛を有するブラシヘッド/分配器の動きを示す、その正面図である。
図8】[0015]ブラシヘッドが取り付けられた染色システムのハンドル部分を示す概略図である。
図9】[0016]本発明の染毛システムの消耗し得る使い捨て部分の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[0017]図1は、本発明の染毛システムの概括図を10で示す。染毛システムは、複数の、図1では2つの個々のカラー剤パケットを含むパケット組立体12を含むが、単一の染毛パケットが使用されてもよい。顕色剤パケットも含まれ得る。染毛で顕色剤を使用することによって、永久染色と呼ばれる1カ月程度までより長く続く染色効果が実現されるが、顕色剤を使用しないと、通常は約1週間程度続く半永久的な染色になる。顕色剤は、複数の染色パケットまたは単一の染色パケットとともに使用することができる。染毛パケット14および16のそれぞれ、および顕色剤パケット18は、それら専用の個々のポンプ20、22、および24を有する。個々のポンプは、所望のカラー剤を生成するように各ポンプを制御する制御組立体26によって制御され、このことは以下でより詳細に説明される。染色パケットポンプの出力部は、カラー剤共通チューブまたは管28に付けられ、顕色剤は、顕色剤管29に付けられる。2つの管28および29は、合流して混合器管30になり、混合器管30は混合要素31を含んでいる。混合器管30は、ハンドルまたは棒状部34に取り付けられたブラシヘッド/分配器32に連結される。
【0008】
[0018]用具の動作は、ブラシヘッドを介してヘアカラー剤組成物を分与するためのポンプの動作を開始するオン/オフスイッチ36によって制御される。ハンドル34は駆動モータ37も含み、駆動モータ37は、カラー剤組成物を毛髪に塗布するのを補助するためのブラシヘッドの制御された動きを実現する。この作用は、オン/オフポンプスイッチ36とは別個であり得るスイッチ38によって制御されるが、両方の機能は単一のスイッチによって制御されてもよい。ブラシヘッドの動きは、カラー剤組成物のポンプ作用と同期してもよい。
【0009】
[0019]図2Aおよび図2Bは、ヘアカラー剤パケット組立体をより詳細に示す。システムのこの部分は、混合要素58を中に有する長い連結チューブ56、およびブラシヘッドとともに、本システムの消耗し得る部分を構成する。この部分は完全に閉じられた構成であり、したがってセットアップまたは清掃の必要がない。典型的には、1回の染毛ごとに、消耗し得る部分をその回のためだけに用いて、消耗し得る部分は使用後に廃棄される。
【0010】
[0020]図2Aは、3つの分離した個々のカラー剤パケットまたはチャンバ42、44、46を有する特定のパケット組立体40の構成を代表形態で示す。顕色剤パケット48も組立体に含まれる。カラー剤チャンバおよびそれらの関連するポンプならびに混合管を入
れておくための様々な構造的な構成、すなわち用具の収容形態が可能である。各カラー剤パケットもしくはチャンバ、または顕色剤パケットもしくはチャンバは、それ専用の別個の関連するポンプ48~51を有する。パケット組立体は、用具本体に配置可能でありそれから取り外し可能である。連結管63は、パケット組立体をブラシヘッド(図示せず)に連結する。一実施形態において、カラー剤パケットは、可撓性のプラスチックから作られ、容量約60ccを有する。顕色剤パケットは容量約60ccを有する。図2Bに示されるように、ポンプは従来型である。ヘアカラー剤または顕色剤は、入口点53においてポンプに入り、出口点管55において出る。関係するカラー剤を生成するためのポンプ作用に関する詳細は、以下で説明される。一実施形態では、3つのパケット内のカラー剤は、ブロンド色、赤色、および焦げ茶色を含む。典型的には、多数の異なる色を提供するためにこれは充分である。カラー剤組成物は、様々な毛髪染料製造業者によって提供され得る。一例としてはL’Oreal SAからのカラー剤染料がある。各ポンプの出口管は、カラー剤パケット連結管52に向けられ、顕色剤ポンプは顕色剤管54に向かって出る。管52および54は、合流して混合器管56に向かい、混合器管56内には従来型の混合要素58が配置されている(図6)。カラー剤が混合管56に入ると、混合器58がそれらを組み合わせて最終的な所望のカラー剤を生成し、その所望のカラー剤は、連結管63を通ってブラシヘッドに提供され、このことは以下でより詳細に記述される。混合器要素は従来型であり、示されるように構成される非可動式の単一の部材を備え、それにより流体は必然的に蛇行経路をたどり完全に混合される。
【0011】
[0021]個々のポンプ48~51は、制御組立体とも呼ばれるマイクロプロセッサおよびモータ構成によって別個に制御されて、3つのカラー剤パケットおよび顕色剤パケットから最終的な所望のカラー剤を生成する。この構成は、図3において59でより詳細に示される。制御マイクロプロセッサは、64で示される。マイクロプロセッサ64はモータ駆動回路66を制御し、モータ駆動回路66は、一連のモータ68~71を制御する(ポンプごとに1つのモータがある)。制御組立体59は、概して74で示される歯車ボックスおよびシャフト結合を介して、パケット組立体75およびそこにある個々のポンプに連結可能であり、パケットポンプ用の駆動シャフトは74Aで示される。パケット出口75Aは、出力連結管76がブラシヘッド/分配器に向けて突出している状態で示されている。
【0012】
[0022]図3において78で示されるマイクロプロセッサは、所望のカラー剤を生成するように使用者によって様々なやり方で制御され得る。1つのやり方は、インターフェース80において光学的に読み取られる色カードを用いるものである。この情報は、次いでマイクロプロセッサに送信される。したがって色カードは、本質的にはマイクロプロセッサをプログラムするために使用され、マイクロプロセッサは、関連するポンプを駆動するモータを制御して、カード上の選択されたカラーを生成する。制御情報は、マイクロプロセッサ内のテーブルなどに記憶される。
【0013】
[0023]動作中、図2Aの連結管63の好ましい流量は、2分で150ml、すなわち1秒当たり1.25mlである。好ましくは、図2のカラー剤パケット42、44、および46からの組み合わされた流量は、顕色剤パケット48からの流量、すなわち1秒当たり0.625mlとほぼ等しい。示される実施形態の個々のポンプのためのモータのそれぞれは、最大RPM200の歯車モータである。歯車と容量の比率が0.25であれば、以下で説明される歯車直径「d」を解決することができる。各ポンプは別々に最大で0.75ml/秒をもたらすことになる。
【0014】
[0024]所望の流量をもたらすための一実施形態に関する図2Bを参照すると、直径dの歯車、および未充填歯車空洞57の比率Rvの場合、1回転で2π(d/2)2・Rvtcm3/cmの容量がもたらされ、ここでtは、歯車の厚さである。この容量にRPMを乗算して歯車の流量が得られる。歯車の厚さ3mm、および歯車空洞比率0.25の場合
、2π(d/2)2・Rv・t・RPM=0.75cc/分であり、d(歯車直径)が0.18cmに等しい、または直径約2mmであることを解決して、所望の流量をもたらす。しかし、他のポンプ構成を使用して他の流量または同じ流量をもたらしてもよいことを理解すべきである。
【0015】
[0025]示される実施形態の各ポンプは、別個の異なる20のポンプ流量の段階を有する。3つのカラー剤パケットを用いて、3つのカラー剤と顕色剤を様々に組み合わせることによって、合計で210通りの異なるカラー剤の組み合わせが可能になる。
【0016】
[0026]カード上のバーコードおよび関連する読み取り機、またはRFIDタグおよび関連する読み取り機、または無線コマンドによるものを含む他の制御/インターフェースの組み合わせを使用することができる。また、色と、ポンプ作用すなわち流量を制御することとの両方に関して、音声コマンドを使用してマイクロプロセッサをプログラムすることが可能である。上記で検討されたように、個々のポンプを制御して所望の流量、および特定のカラー剤配合物を生成することができる。
【0017】
[0027]示される実施形態の装置は、用具がシャワー中にでも安全に使用され得るように、密封された閉じられた経路構造を有するバッテリにより電力供給される。閉じられた経路の1つの利点は、使用者を、毛髪以外の箇所が染色流体に晒されることから保護することである。図9に示されるシステムの使い捨て組立体の部分は、パケット組立体および関連するポンプ/モータ構成61、混合部分63、および分与ブラシヘッド/分配器65、ならびに連結管67を含む。マイクロプロセッサをプログラムするために使用される特定の色カードなどの色通信要素も、単回で消耗し得る物品とすることができる。
【0018】
[0028]図4図5図7および図8は、システム用のブラシヘッド/分与器79を、単体で示すとともに、関連するハンドルまたは棒状部と組み合わせた状態でも示す。
【0019】
[0029]図7Aおよび図7Bは、1つのブラシヘッド構成を示す。この構成は、混合組立体からの連結管が入口81において取り付けられる上部80を含む。上部から2つのクリップ82および84が延在し、クリップ82および84は、図8に示されるように、ブラシヘッドをハンドル86に連結する。上部から、一連の中空の歯88~88が下方に延在している。示される実施形態では、歯は長さ約1.778cm(0.7インチ)であり、その遠位端部に、ヘアカラー剤組成物を出すための直径約0.0762cm(0.030インチ)の開口部を有する。歯は、一実施形態では約0.635cm(0.25インチ)の距離だけ離間しており、中間のナイロンの毛束92~92を配置することができるようになっている。毛は、歯の下端を少し過ぎるように延在し、図4Aに示されるように頭皮94に接触する。示される実施形態では、毛束は、約15本の個々の毛要素を有し、束の状態で直径が約0.254cm(0.1インチ)である。上記に示されるように、使用中、毛は頭皮に接触するが、歯は頭皮のわずかに上に配置され、ヘア組成物が漏れ出ることを可能にする。
【0020】
[0030]ハンドル86(図8)は、使用者によって握りやすい長い部分95を有する。カラー剤組成物混合器からの連結管97は、ハンドルに沿って延在する。ブラシヘッドは、クリップ82、84によってハンドル内の場所にスナップ嵌めされる。システムは、所望の流量でヘア組成物のためのポンプ作用を開始するオン/オフスイッチ36の作用によって上述されたように動作することができる。ポンプ流量は、ポンプ用のモータのRPMを制御するための摺動可能スイッチまたは音声起動によって制御することができる。ハンドルは、ブラシヘッド/分配器の線形振動運動を実現するための、図5に概括的に示されるモータ構成98も含むことができる。振動は、隣接する歯間の距離の半分よりも大きいがその距離の1.5倍以下である振幅を有する約15~60Hzの範囲の振動数を有する。
図5は、クリップ102、104を介してハンドルの摺動可能トレイ106にスナップ嵌めされたブラシヘッド100のための簡略化された駆動構成を示す。摺動可能トレイは、連結ロッド110を用いてモータ108によって線形に前後に動かされる。モータはハンドル上のスイッチ38(図1)によって制御され、別個の電源112を有する。ブラシヘッドの線形振動の動きを制御するための他の構成が使用されてもよい。線形運動は、ユーザによる、手袋をした指で組成物を毛根および生え際にすり込む様子をまねており、これらの毛髪領域に対する染毛を高い信頼性で正確に制御できるようになる。
【0021】
[0031]生え際および毛根の染色機能が完了すると、より幅広い歯の間隔を有する任意選択のより目の粗いブラシヘッドを使用して毛髪の中を滑らせ、流体が選択された流量で継続的に分与されて毛髪をコーティングしてもよい。各歯に流体を分与するように調整がなされてもよく、こうして毛髪の大部分に流体が都合よく提供される。かなり長いなでつけを用いて毛髪に沿って組成物を分与し、それにより、用具の混合部分にプログラムされた色のわずかな変化によって、単一のカラー剤システムよりも、自然な色の変化の見え方を改善することができる。
【0022】
[0032]高品質な染色結果には、自然な色の変化が重要であることを理解すべきである。本システムでは、カラー剤はリアルタイムで混合されることから、単にマイクロプロセッサをプログラムすることによって、カラー剤配合物を、色の変化をもたらすように経時的にいかなる度合いにも変化させることができる。例えば、毛髪の大部分をブラシでなでつけるたびに、わずかに異なる色合いまたは陰影をもたらすことができる。さらに、複数のチューブが連結している構成を用いて、異なるカラー剤をブラシヘッドの異なる歯に移すことができ、それにより、細い個々の毛髪の束が、隣の束と比較したとき異なるカラー剤を受けることができる。従来であれば、色を変化させるには、細い毛髪の束を染色し、それらをアルミニウムフォイルによって保護して、1つの束から隣の束へのにじみを防ぎ、そのような比較的好ましくない体積比で細い毛髪の束が早く乾いてしまうのを防ぐことが必要である。本システムでは、フォイルの工程を不要にする2つの方法が存在する。1つの方法は、上述したわずかな色の変化を提供して、それにより1つの束から隣の束へのにじみが目立たないようにすることである。この方法または技法を使用した結果は、美容室での処置ほど自然ではないが、単一のカラー剤による手法よりも改善されたものである。別の方法は、別個に供給される歯をブラシに設け、それにより個々の歯が異なるカラー剤組成物を分与できるようにして、毛髪の1つの束から隣の束へ有意な色の移り変わりを可能にすることである。
【0023】
[0033]したがって、本発明は、使用するのに都合がよく、高性能を有しており、使用者が結果に大きな自信を持つことができるようにする。閉じた流体経路を有しているので、別個の容器に注いだりそれらを振ったりする必要がない。本システムは、シャワー中に使用することができ、それにより清潔さが改善され、さらに構成要素、手袋を手入れすること、およびそれらを清掃する時間が不要になり、従来の染毛システムでは必要な毛根および生え際を手で処理することが不要になる。本システムは、自宅で使用される染毛システムの信頼性と色の可変性の両方を大きく改善することになる。
【0024】
[0034]好ましい実施形態が例示の目的で開示されたが、以下の特許請求の範囲により定義される本発明の趣旨から逸脱することなく、様々な変更、修正、および置換が、好ましい実施形態に組み込まれてもよいことが、理解されるべきである。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2022-03-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
染毛システムであって、
各々が異なる染色材料を含む少なくとも2つの染色材料チャンバ、及び、顕色剤材料を含む1つ又は0の顕色剤材料チャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体と、
前記染色材料チャンバ及び前記1つ又は0の顕色剤材料チャンバの各々は、関連する前記染色材料又は前記顕色剤材料を分注するために動作的に接続されたポンプであって、関連するポンプによって分注された前記染色材料及び前記顕色剤材料を受け取るための出力管を各ポンプが有するポンプを含み、当該出力管は前記染色材料又は当該ポンプによって分注された前記染色材料及び前記顕色剤材料を受け取り混合する混合要素を含む混合器管へ合流し、
各ポンプが前記染色材料及び前記顕色剤材料の各々を流量範囲にわたって分注するように動作可能に個別に制御するマイクロプロセッサを含む制御組立体であって、当該マイクロプロセッサは、ヘアカラー剤を生成するための制御情報を内部に蓄積し、選択された毛髪の色についての使用者による入力に対して応答して、1又は2以上の前記染色材料と前記顕色剤材料とを適切に組み合わせて分注し混合の後に当該選択された色を生成する、制御組立体と、
連結管を介して前記混合器管に連結されたブラシヘッドと、
前記ブラシヘッドから延在するハンドルであって、前記ヘアカラー剤パケット組立体、前記混合器管、前記連結管、及び、前記制御組立体は、当該ハンドル及び当該ブラシヘッドに対して外部にある、ハンドルと、
を備える、システム。
【請求項2】
前記ブラシヘッドは複数の歯を含み、当該歯のうちの1つ又は複数は前記混合された染色材料又は前記染色材料及び前記顕色剤材料が通って移動する開口部を含み、前記ブラシヘッドは、連続する歯の中間に配置された毛をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
使用者の毛髪の異なる部分を染色する際に使用するための2つ以上のブラシヘッドを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
使用者による前記入力は、カード上に提供される情報の形態であり、
前記制御組立体は、カード情報を読み取るための光学組立体を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
使用者による前記入力は、磁気ストリップ読み取り機の形態であり、
前記制御組立体は、磁気ストリップ情報を読み取るための読み取り機を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
使用者による前記入力は、RFIDタグの形態であり、
前記制御組立体は、RFID情報を読み取るための読み取り機を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
使用者による前記入力は、無線コマンドの形態である、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記少なくとも2つの染色材料チャンバは、3つから5つの異なる染色材料チャンバを備え、
前記1つ又は0の顕色剤材料チャンバは、1つの顕色剤材料チャンバを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記ポンプは、前記連結管内で約1.25ml/秒の組成物の流速をもたらすように制御され、
前記染色材料の組み合わされた流速は、前記顕色剤材料の流速にほぼ等しい、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記1つ又は0の顕色剤材料チャンバは、1つの顕色剤材料チャンバを備え、
前記染色材料の組み合わされた流速は、前記顕色剤材料の流速にほぼ等しい、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記連結管は、前記混合器管から前記ブラシヘッドに延在して、異なるカラー剤を当該ブラシヘッドの異なる歯に提供するように構成された、複数の連結管を備える、請求項2に記載のシステム。
【請求項12】
染毛システムとともに使用するための単回使用のヘアカラー剤消耗品組立体であって、
各々が染色材料を含む少なくとも2つの染色材料チャンバ、及び、顕色剤材料を含む1つ又は0の顕色剤材料チャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体であって、
前記染色材料チャンバ及び前記1つ又は0の顕色剤材料チャンバの各々は、関連する前記染色材料又は前記顕色剤材料を分注するために動作的に接続されたポンプを有し、
関連するポンプによって分注された前記染色材料を受け取るための出力管を各ポンプは有し、
当該出力管は前記染色材料又は当該ポンプによって分注された前記染色材料及び前記顕色剤材料を受け取り混合する混合要素を含む混合器管に合流する、ヘアカラー剤パケット組立体と、
各ポンプに動作可能に接続されたマイクロプロセッサであって、
当該マイクロプロセッサは、ヘアカラー剤を生成するための制御情報を内部に蓄積し、
選択された毛髪の色についての使用者による入力に対して応答して1又は2以上の前記染色材料と前記顕色剤材料とを適切に組み合わせて分注し、当該選択された色のためのヘア組成物を生成するように当該ポンプを制御し、
前記染色材料及び前記顕色剤材料の流速を可変に制御するための当該マイクロプロセッサからの制御信号に応答して当該ポンプが当該ヘア組成物を生成する、マイクロプロセッサと、
連結管によって前記混合組立体に接続されたブラシヘッド部材であって、
ブラシヘッドは複数の歯を含み、それらの歯のうちの1つ又は複数は前記混合された染色材料又は前記顕色剤材料が通って移動する開口部を含み、
当該ブラシヘッドは、使用中、当該歯の下端を少し過ぎるように延在し頭皮に接触する毛を更に含み、
当該歯は頭皮のわずか上に配置されて前記ヘア組成物が漏れ出ることを可能にし、
前記ヘアカラー剤パケット組立体、前記ポンプ、前記出力管、前記混合器管が当該ブラシヘッドから離間可能で且つ使い捨て可能である、ブラシヘッド部材と、
を備える、組立体。
【請求項13】
前記毛は、前記歯の中間に配置されている、請求項12に記載の組立体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
[0034]好ましい実施形態が例示の目的で開示されたが、以下の特許請求の範囲により定義される本発明の趣旨から逸脱することなく、様々な変更、修正、および置換が、好ましい実施形態に組み込まれてもよいことが、理解されるべきである。
〔態様1〕
染毛システムであって、
少なくとも1つの染色材料チャンバおよび1つまたは0の顕色剤材料チャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体と、
前記染色材料チャンバおよび前記顕色剤材料チャンバのそれぞれのためのポンプと、
選択されたカラー剤を、混合の後に生成するように前記ポンプ部材を制御するように動作可能な制御組立体と、
前記染色材料、または前記染色材料および顕色剤材料を混合するように動作可能な混合組立体と、
連結管によって前記混合組立体に連結されたブラシヘッド/分配器と、
前記ブラシヘッド/分配器を保持するためのハンドルと
を備える、システム。
〔態様2〕
前記ブラシヘッドが、複数の歯を含み、前記歯のうちの1つまたは複数が、前記染色材料が通って移動する開口部を含み、前記ブラシヘッドが、連続する歯の中間に配置された毛をさらに含む、態様1に記載のシステム。
〔態様3〕
使用者の毛髪の異なる部分を染色する際に使用するための、2つ以上のブラシヘッド構成を含む、態様1に記載のシステム。
〔態様4〕
前記制御組立体が、使用者の入力に応答して前記個々のポンプを制御するためのマイクロプロセッサを含む、態様1に記載のシステム。
〔態様5〕
前記使用者の入力が、カード上に提供される情報の形態であり、前記制御組立体が、前記カード情報を読み取るための光学組立体を含む、態様4に記載のシステム。
〔態様6〕
前記使用者の入力が、磁気ストリップ読み取り機の形態であり、前記制御手段が、前記磁気ストリップ情報を読み取るための読み取り機を含む、態様4に記載のシステム。
〔態様7〕
前記使用者の入力が、RFIDタグの形態であり、前記制御システムが、前記RFID情報を読み取るための読み取り機を含む、態様4に記載のシステム。
〔態様8〕
前記使用者の入力が、無線コマンドの形態である、態様4に記載のシステム。
〔態様9〕
前記ヘアカラー剤パケット組立体が、少なくとも2つの異なるカラー剤チャンバを含む、態様1に記載のシステム。
〔態様10〕
前記カラー剤パケット組立体が、3つから5つの異なるカラー剤チャンバ、および1つの顕色剤チャンバを含む、態様1に記載のシステム。
〔態様11〕
前記ポンプが、約1.25ml/秒の組成物の流量をもたらすように制御される、態様1に記載のシステム。
〔態様12〕
前記染色材料の組み合わされた流量が、前記顕色剤材料の流量にほぼ等しい、態様1に記載のシステム。
〔態様13〕
前記混合組立体および複数の連結管が、異なるカラー剤を前記ブラシヘッドの異なる歯に提供するように構成される、態様2に記載のシステム。
〔態様14〕
染毛システムとともに使用するための単回使用のヘアカラー剤消耗品組立体であって、
染毛剤組成物のための少なくとも1つのチャンバまたはパケット、および顕色剤のための1つまたは0のチャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体と、
それぞれのカラー剤チャンバおよび顕色剤チャンバのための別個のポンプであって、前記ポンプが、制御信号に応答してそれぞれのカラー剤チャンバおよび顕色剤チャンバからの選択された量を混合組立体に向かわせ、前記混合組立体が、使用者によって選択されたカラーを有する組成物を生成する、ポンプと、
流体方向付け要素によって前記混合組立体に連結されたブラシヘッド/分配器であって、前記組成物が通って送達される開口部を含むブラシヘッド/分配器と、
を備える、組立体。
〔態様15〕
前記ブラシヘッドが、複数の歯を含み、前記歯のうちの1つまたは複数が、前記染色材料が通って移動する開口部を含み、前記ブラシヘッドが、連続する歯の中間に配置された毛をさらに含む、態様14に記載のシステム。
〔態様16〕
前記カラー剤パケット組立体が、3つから5つの異なるカラー剤チャンバ、および1つの顕色剤チャンバを含む、態様14に記載のシステム。
〔態様17〕
染毛システムであって、
少なくとも1つの染色チャンバ、および1つまたは0の顕色剤材料チャンバを有するヘアカラー剤パケット組立体と、
前記染色チャンバおよび前記顕色剤材料チャンバのそれぞれのためのポンプと、
選択されたカラー剤を、混合の後に生成するように前記ポンプ部材を制御するように動作可能な制御組立体と、
前記染色材料、または前記染色および顕色剤材料を混合するように動作可能な混合組立体と、
連結管によって前記混合組立体に連結されたブラシヘッド/分配器と、
前記ブラシヘッド/分配器を保持するためのハンドルであって、前記ブラシヘッド/分配器が前記ハンドル内で動くように適応された、ハンドルと、
前記ブラシヘッドを線形振動において前後に動かすための、前記ハンドル内のモータと
を備える、システム。
〔態様18〕
前記ブラシヘッドが、複数の歯を含み、前記歯のうちの1つまたは複数が、前記染色材料が通って移動する開口部を含み、前記ブラシヘッドが、連続する歯の中間に配置された毛をさらに含む、態様17に記載のシステム。
〔態様19〕
前記線形運動が、連続する歯間の距離の半分の間隔よりも大きく、連続する歯間の距離の1.5倍よりも小さい、態様18に記載のシステム。
〔態様20〕
前記制御組立体が、使用者の入力に応答して前記個々のポンプを制御するためのマイクロプロセッサを含む、態様17に記載のシステム。
〔態様21〕
前記使用者の入力が、カード上に提供される情報の形態であり、前記制御組立体が、前記カード情報を読み取るための光学組立体を含む、態様20に記載のシステム。
〔態様22〕
前記使用者の入力が、磁気ストリップ読み取り機の形態であり、前記制御手段が、前記磁気ストリップ情報を読み取るための読み取り機を含む、態様20に記載のシステム。
〔態様23〕
前記使用者の入力が、RFIDタグの形態であり、前記制御システムが、前記RFID情報を読み取るための読み取り機を含む、態様20に記載のシステム。
〔態様24〕
前記使用者の入力が、無線コマンドの形態である、態様20に記載のシステム。
〔態様25〕
前記カラー剤パケット組立体が、3つから5つの異なるカラー剤チャンバ、および1つの顕色剤チャンバを含む、態様18に記載のシステム。
〔態様26〕
前記ポンプが、10cc/分から300cc/分の範囲の組成物の流量をもたらすように制御される、態様18に記載のシステム。
〔態様27〕
前記染色材料の組み合わされた流量が、前記顕色剤材料の流量にほぼ等しい、態様18に記載のシステム。
〔態様28〕
前記混合組立体および複数の連結管が、異なるカラー剤を前記ブラシヘッドの異なる歯に提供するように構成される、態様18に記載のシステム。
【外国語明細書】