(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022082610
(43)【公開日】2022-06-02
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法、及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20220526BHJP
H04L 51/18 20220101ALI20220526BHJP
【FI】
H04L51/04
H04L51/18
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022045311
(22)【出願日】2022-03-22
(62)【分割の表示】P 2020148251の分割
【原出願日】2016-08-24
(71)【出願人】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】特許業務法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉本 謙一
(72)【発明者】
【氏名】梁 ヒチャン
(57)【要約】
【課題】複数のユーザを含むグループにおいて、簡易な操作で拡張機能を利用できるようにすること。
【解決手段】プログラムが、メッセージサービスの提供に用いられる端末のプロセッサを、他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを端末の表示部に表示させる手段と、候補スタンプを表示部に表示させる手段と、候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、端末の通信部によって他ユーザに送信させる手段と、決定されたスタンプとともに、当該スタンプに関連付けられた検索コマンドをトークルームに表示させる手段と、ユーザ入力に基づいて、検索コマンドに基づく検索情報を用いた検索結果をトークルームに表示させる手段と、して機能させる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッセージサービスの提供に用いられる端末のプロセッサを、
他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを前記端末の表示部に表示させる手段と、
候補スタンプを前記表示部に表示させる手段と、
前記候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、前記端末の通信部によって前記他ユーザに送信させる手段と、
前記決定されたスタンプとともに、当該スタンプに関連付けられた検索コマンドを前記トークルームに表示させる手段と、
ユーザ入力に基づいて、前記検索コマンドに基づく検索情報を用いた検索結果を前記トークルームに表示させる手段と、
して機能させるためのプログラム。
【請求項2】
メッセージサービスの提供に用いられる端末の情報処理方法であって、
他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを前記端末の表示部に表示することと、
候補スタンプを前記表示部に表示することと、
前記候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、前記端末の通信部によって前記他ユーザに送信することと、
前記決定されたスタンプとともに、当該スタンプに関連付けられた検索コマンドを前記トークルームに表示することと、
ユーザ入力に基づいて、前記検索コマンドに基づく検索情報を用いた検索結果を前記トークルームに表示することと、
を含む情報処理方法。
【請求項3】
メッセージサービスの提供に用いられる情報処理システムであって、
他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを表示させ、
候補スタンプを表示させる表示制御部と、
前記候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、前記他ユーザに送信させる送信制御部と、
を含み、
前記表示制御部は、
前記決定されたスタンプとともに、当該スタンプに関連付けられた検索コマンドを前記トークルームに表示させ、
ユーザ入力に基づいて、前記検索コマンドに基づく検索情報を用いた検索結果を前記トークルームに表示させる、
ことを特徴とする、情報処理システム。
【請求項4】
メッセージサービスの提供に用いられる端末のプロセッサを、
他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを前記端末の表示部に表示させる手段と、
候補スタンプを前記表示部に表示させる手段と、
前記候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、前記端末の通信部によって前記他ユーザに送信させる手段と、
ユーザ入力に基づいて、前記決定されたスタンプに関連付けられた検索情報を用いた検索結果を前記トークルームに表示させる手段と、
前記検索結果に対するユーザの処理結果を前記トークルームに表示させる手段と、
して機能させるためのプログラム。
【請求項5】
メッセージサービスの提供に用いられる端末の情報処理方法であって、
他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを前記端末の表示部に表示することと、
候補スタンプを前記表示部に表示することと、
前記候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、前記端末の通信部によって前記他ユーザに送信することと、
ユーザ入力に基づいて、前記決定されたスタンプに関連付けられた検索情報を用いた検索結果を前記トークルームに表示することと、
前記検索結果に対するユーザの処理結果を前記トークルームに表示することと、
を含む情報処理方法。
【請求項6】
メッセージサービスの提供に用いられる情報処理システムであって、
他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを表示させ、
候補スタンプを表示させる表示制御部と、
前記候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、前記他ユーザに送信させる送信制御部と、
を含み、
前記表示制御部は、
ユーザ入力に基づいて、前記決定されたスタンプに関連付けられた検索情報を用いた検索結果を前記トークルームに表示させ、
前記検索結果に対するユーザの処理結果を前記トークルームに表示させる、
ことを特徴とする、情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理方法、及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、Webや企業が提供するアプリケーションを利用して、商品やサービスの検索を行う技術が知られている。
【0003】
近年、人工知能(AI、Artificial Intelligence)による自然言語処理(NLP、natural language processing)や自然言語理解(NLU、Natural language understanding)の技術を用いて、ユーザとのチャットのやり取りを行う、チャットボット等と称される技術が知られている。また、このチャットボットを利用し、各種サービスの予約等を行う技術が知られている。この場合、例えば、ユーザはチャットボットをチャットルームに招待し、チャットボットを相手にチャットのやり取りを行い、商品やサービスの検索を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、AIによる自然言語理解等の処理結果の精度によっては、ユーザが求めているサービスを適切に提供できない場合があるという問題がある。また、従来技術では、複数のユーザを含むグループで、商品やサービスの検索を行う場合については考慮されていない。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、複数のユーザを含むグループにおいて、簡易な操作で拡張機能を利用できるプログラム、情報処理方法、及び情報処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係るプログラムは、メッセージサービスの提供に用いられる端末のプロセッサを、他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを端末の表示部に表示させる手段と、候補スタンプを表示部に表示させる手段と、候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、端末の通信部によって他ユーザに送信させる手段と、決定されたスタンプとともに、当該スタンプに関連付けられた検索コマンドをトークルームに表示させる手段と、ユーザ入力に基づいて、検索コマンドに基づく検索情報を用いた検索結果をトークルームに表示させる手段と、して機能させる。
また、本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、メッセージサービスの提供に用いられる端末の情報処理方法であって、他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを端末の表示部に表示することと、候補スタンプを表示部に表示することと、候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、端末の通信部によって他ユーザに送信することと、決定されたスタンプとともに、当該スタンプに関連付けられた検索コマンドをトークルームに表示することと、ユーザ入力に基づいて、検索コマンドに基づく検索情報を用いた検索結果をトークルームに表示することと、を含む。
また、本発明の一実施形態に係る情報処理システムは、メッセージサービスの提供に用いられる情報処理システムであって、他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを表示させ、候補スタンプを表示させる表示制御部と、候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、他ユーザに送信させる送信制御部と、を含み、表示制御部は、決定されたスタンプとともに、当該スタンプに関連付けられた検索コマンドをトークルームに表示させ、ユーザ入力に基づいて、検索コマンドに基づく検索情報を用いた検索結果をトークルームに表示させる、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係るプログラムは、メッセージサービスの提供に用いられる端末のプロセッサを、他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを端末の表示部に表示させる手段と、候補スタンプを表示部に表示させる手段と、候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、端末の通信部によって他ユーザに送信させる手段と、ユーザ入力に基づいて、決定されたスタンプに関連付けられた検索情報を用いた検索結果をトークルームに表示させる手段と、検索結果に対するユーザの処理結果をトークルームに表示させる手段と、して機能させる。
また、本発明の一実施形態に係る情報処理方法は、メッセージサービスの提供に用いられる端末の情報処理方法であって、他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを端末の表示部に表示することと、候補スタンプを表示部に表示することと、候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、端末の通信部によって他ユーザに送信することと、ユーザ入力に基づいて、決定されたスタンプに関連付けられた検索情報を用いた検索結果をトークルームに表示することと、検索結果に対するユーザの処理結果をトークルームに表示することと、を含む。
また、本発明の一実施形態に係る情報処理システムは、メッセージサービスの提供に用いられる情報処理システムであって、他ユーザとの間で送受信したメッセージを含むトークルームを表示させ、候補スタンプを表示させる表示制御部と、候補スタンプに対する入力に基づいて決定されたスタンプを表示させるための情報を、他ユーザに送信させる送信制御部と、を含み、表示制御部は、ユーザ入力に基づいて、決定されたスタンプに関連付けられた検索情報を用いた検索結果をトークルームに表示させ、検索結果に対するユーザの処理結果をトークルームに表示させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数のユーザを含むグループにおいて、簡易な操作で拡張機能を利用できるプログラム、情報処理方法、及び情報処理システムを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施形態の一態様における通信システムの構成を示す図である。
【
図2】実施形態に係る通信システムの処理のシーケンスの一例を示す図である。
【
図3】第1の実施形態に係る端末の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図4A】第1の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その一)を示す図である。
【
図4B】第1の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その二)を示す図である。
【
図4C】第1の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その三)を示す図である。
【
図4D】第1の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その四)を示す図である。
【
図4E】第1の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その五)を示す図である。
【
図6A】第1の実施形態に係る端末における外部サーバのWebサイトの表示画面の一例(その一)を示す図である。
【
図6B】第1の実施形態に係る端末における外部サーバのWebサイトの表示画面の一例(その二)を示す図である。
【
図6C】第1の実施形態に係る端末における外部サーバのWebサイトの表示画面の一例(その三)を示す図である。
【
図7A】第1の実施形態に係る端末における、処理要求の結果の表示画面の一例(その一)を示す図である。
【
図7B】第1の実施形態に係る端末における、処理要求の結果の表示画面の一例(その二)を示す図である。
【
図8】第1の実施形態の第2変形例に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す図である。
【
図9】第1の実施形態の第2変形例に係る端末20Aの処理の一例を示すフローチャートである。
【
図10】第2の実施形態に係る端末の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図11A】第2の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その一)を示す図である。
【
図11B】第2の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その二)を示す図である。
【
図11C】第2の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その三)を示す図である。
【
図11D】第2の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その四)を示す図である。
【
図11E】第2の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その五)を示す図である。
【
図11F】第2の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その六)を示す図である。
【
図11G】第2の実施形態に係る端末における表示画面の一例(その七)を示す図である。
【
図12A】第2の実施形態に係る端末における外部サーバのWebサイトの表示画面の一例(その一)を示す図である。
【
図12B】第2の実施形態に係る端末における外部サーバのWebサイトの表示画面の一例(その二)を示す図である。
【
図12C】第2の実施形態に係る端末における外部サーバのWebサイトの表示画面の一例(その三)を示す図である。
【
図13A】第2の実施形態に係る端末における、処理要求の結果の表示画面の一例(その一)を示す図である。
【
図13B】第2の実施形態に係る端末における、処理要求の結果の表示画面の一例(その二)を示す図である。
【
図14A】支払い要求操作を受け付ける際の端末の表示画面の一例(その一)である。
【
図14B】支払い要求操作を受け付ける際の端末の表示画面の一例(その二)である。
【
図14C】支払い要求操作を受け付ける際の端末の表示画面の一例(その三)である。
【
図14D】支払い要求操作を受け付ける際の端末の表示画面の一例(その四)である。
【
図14E】支払い要求操作を受け付ける際の端末の表示画面の一例(その五)である。
【
図14F】支払い要求操作を受け付ける際の端末の表示画面の一例(その六)である。
【
図15】第2の実施形態の変形例に係る端末20Aの処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<通信の秘密の遵守>
本明細書に記載の実施形態を実施する場合は、通信の秘密に係る法的事項を遵守の上で実施されるものであることに留意されたい。
【0011】
実施形態について、図面を参照して説明する。
【0012】
<システム構成>
図1は、実施形態の一態様における通信システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、通信システム1では、ネットワーク2を介してサーバ10、端末20(端末20A,端末20B,端末20C)、及び外部サーバ30が接続される。サーバ10は、ネットワーク2を介してユーザが使用する端末20に、端末20間でのメッセージ、静止画、動画、及びスタンプ等のコンテンツの送受信を実現するサービス、例えばSNS(Social Network Service)を提供する。なお、ネットワーク2に接続される端末20の数は限定されない。
【0013】
ネットワーク2は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を行う。すなわち、ネットワーク2は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0014】
例えば、ネットワーク2のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク2は、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(integrated service digital networks)、無線LANs、LTE(long term evolution)CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ただし、本発明において、ネットワーク2は、これらに限定されない。また、ネットワーク2は、1つまたは複数のネットワーク2を含むことができる。
【0015】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、代表的にはスマートフォンであり、その他に携帯電話(例えば、フィーチャーフォン)、コンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。ただし、実施形態において、端末20は、これらに限定されない。また、端末20は情報処理端末20と表現されても良い。
【0016】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明において、端末20と記載し、必要に応じて端末20Aを自端末20Aとし、端末20Bを他端末20Bとし、端末20Cを他端末20Cとして説明する。
【0017】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、代表的にはサーバ装置であり、その他にコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。ただし、実施形態において、サーバ10は、これらに限定されない。また、サーバ10は情報処理装置と表現されても良い。
【0018】
外部サーバ30は、端末20に対して、商品の購入やサービスの予約等の所定のサービスを提供する機能を備える。外部サーバ30は、下記実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。
【0019】
<ハードウェア(HW : Hardware)構成>
図1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0020】
(1)端末のHW構成
端末20は、制御装置(CPU:central processing unit(中央処理装置))207、記憶装置208、通信I/F(インタフェース)201、入出力装置202、表示装置203、マイク204、スピーカ205、及びカメラ206を備える。端末20のHWの各構成要素は、例えば、バスBを介して相互に接続される。
【0021】
通信I/F201は、ネットワーク2を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。
【0022】
入出力装置202は、端末20に対する各種操作を入力する入力装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力装置202は、入力装置と出力装置が一体化していても良いし、入力装置と出力装置に分離していてもよい。
【0023】
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御装置207に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力装置は、代表的にはタッチパネルなどにより実現され、ユーザの指やスタイラスなどの指示具による接触とその接触位置を検出し、当該接触位置の座標を制御装置207に伝達する。一方で、入力装置は、タッチパネル以外の入力装置により実現されてもよい。入力装置は、例えば、キーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。ただし、入力装置は、これらに限定されない。
【0024】
出力装置は、制御装置207で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、代表的には、タッチパネルなどにより実現される。一方で、出力装置はタッチパネル以外の出力装置により実現されても良い。例えば、スピーカ(音声出力)、レンズ(例えば3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含むことができる。ただし、出力装置は、これらに限定されない。
【0025】
表示装置203は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示装置203は、代表的にはモニタ(例えば、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。表示装置203は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)であってもよい。また、表示装置203は、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置により実現されてもよい。なお、これらの表示装置203は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。ただし、表示装置203は、これらに限定されない。
【0026】
入出力装置202がタッチパネルの場合、入出力装置202と表示装置203とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていても良い。
【0027】
制御装置207は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、例えば、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0028】
制御装置207は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)であってもよい。ただし、制御装置207は、これらに限定されない。
【0029】
記憶装置208は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶装置#は、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体により実現される。ただし、記憶装置208は、これらに限定されない。
【0030】
端末20は、プログラムPを記憶装置208に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御装置207が、該制御装置207に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶装置208に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御装置207が実行する各機能を実現させる。
【0031】
マイク204は、音声データの入力に利用される。スピーカ205は、音声データの出力に利用される。カメラ206は、動画像データの取得に利用される。
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御装置(CPU)104、記憶装置105、通信I/F(インタフェース)103、入出力装置101、ディスプレイ102を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、例えば、バスBを介して相互に接続される。
【0032】
制御装置104は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、例えば、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0033】
制御装置104は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、又はFPGAなどであってもよい。ただし、制御装置104は、これらに限定されない。
【0034】
記憶装置105は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶装置105は、HDD、SSD、又はフラッシュメモリなどの各種の記憶媒体により実現される。ただし、記憶装置105は、これらに限定されない。
【0035】
通信I/F103は、ネットワーク2を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F103は、ネットワーク2を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信I/F103は、各種データを制御装置104からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信I/F103は、端末20から送信された各種データを受信し、制御装置104に伝達する。
【0036】
入出力装置101は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力装置101は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御装置104に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力装置101は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキー、又はマウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力装置101は、例えば、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、又はマイク(音声による操作入力)等を含んでいてもよい。ただし、入出力装置101は、これらに限定されない。
【0037】
ディスプレイ102は、代表的にはモニタ(例えば、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ102は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよい。なお、これらのディスプレイ102は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。ただし、ディスプレイ102は、これらに限定されない。
【0038】
サーバ10は、プログラムPを記憶装置105に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御装置104が、制御装置104に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶装置105に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御装置104が実行する各機能を実現させる。
【0039】
本発明の各実施形態においては、サーバ10および/または端末20のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0040】
なお、端末20の制御装置207および/またはサーバ10の制御装置104は、CPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
【0041】
また、各実施形態のプログラムP(ソフトウェアプログラム/コンピュータプログラム)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。
【0042】
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(例えば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。
【0043】
サーバ10および/または端末20は、例えば、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0044】
また、プログラムPは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10または端末20に提供されてもよい。サーバ10および/または端末20は、例えば、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0045】
また、本発明の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。ただし、プログラムは、上述した言語を用いて実施されたプログラムに限定されない。
【0046】
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、複数の特定のユーザ間でのコミュニケーションを行うSNSのメッセージングサービスのトークルームにおいて、スタンプを利用して、商品やサービスの検索を行う情報処理方法に関する。これにより、複数のユーザを含むグループで、コミュニケーションを図りながら、商品やサービスの検索を行うことができる。
【0047】
なお、第1の実施形態に記載の内容は、後述する第2の実施形態等にも適用可能である。
【0048】
<機能構成>
(1)端末の機能構成
図1を用いて端末20の機能構成について説明する。端末20は、SNS処理部210、検索部220、及び拡張機能処理部230を有する。これらの機能は、記憶装置208に格納された1以上のプログラムを読み出して制御装置207(例えば、CPU207A)が実行することにより実現される。
【0049】
SNS処理部210は、サーバ10を利用した、SNSのメッセージングサービスを利用する各種処理を行う。例えば、SNS処理部210は、トークルームにおいて、文字列のメッセージ、スタンプ、画像等のコンテンツを、サーバ10を介して他の端末と送受信する。
【0050】
検索部220は、ユーザから入力された情報に応じたスタンプ(「オブジェクト」の一例)を検索する。
【0051】
拡張機能処理部230は、トークルームの画面において、送受信されたコマンド(検索クエリー)機能を有するスタンプに応じた拡張機能の処理を行う。
(2)サーバの機能構成
図1を用いて、サーバ10の機能構成について説明する。サーバ10は、通信処理部110、SNS処理部120を有する。これらの機能は、記憶装置105に格納された1以上のプログラムを読み出して、制御装置104(CPU104A)が実行することによって実現される。
【0052】
通信処理部110は、ネットワーク2を介して、外部サーバ30や、端末20の各々と通信を実行する機能を有する。通信処理部110は、SNS処理部120からの指示に従って、端末20に各種データを送信する。また、通信処理部110は、端末20から送信された各種データを受信し、SNS処理部120に通知する。
【0053】
SNS処理部120は、端末20のユーザ宛てのメッセージ等のコンテンツを受信し、宛先のユーザの端末20に送信する。
【0054】
記憶装置105は、プログラム及びSNSのユーザの各種情報を記憶する。例えば、記憶装置105は、ユーザ宛てのコンテンツの送信先のアドレス、及びユーザの端末20のアカウントの情報等を記憶する。
【0055】
<処理>
次に、
図2を参照し、実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。
図2は、実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す図である。
【0056】
図2では、複数の端末20A、端末20B、端末20Cの間で、SNSのメッセージングサービスを用いてコンテンツの送受信がされている場合に、コマンド(検索クエリー)機能を有するスタンプを用いたサービスが提供される場合の動作シーケンスを示している。
【0057】
ステップS101で、複数の端末20A、端末20B、端末20Cの間で、SNSのメッセージングサービスを提供する装置であるサーバ10を介して、コンテンツの送受信を行う。例えば、複数の端末20A、端末20B、端末20Cの間のコンテンツの送受信の履歴が一覧表示されるトークルームを用いて、コンテンツの送受信を行う。
【0058】
ステップS102で、端末20AのSNS処理部210は、端末20Aのユーザから、コマンド機能を有するスタンプの選択操作を受け付ける。
【0059】
ステップS103で、端末20Aの拡張機能処理部230は、選択されたスタンプと、当該スタンプに対応付けられた拡張機能を表示する。
【0060】
ステップS104で、端末20AのSNS処理部210は、サーバ10を介して端末20B、端末20Cに、選択されたスタンプを送信する。
【0061】
ステップS105で、端末20B、端末20Cの拡張機能処理部230は、受信したスタンプと、当該スタンプに対応付けられた拡張機能を表示する。
【0062】
ステップS106で、端末20Aの拡張機能処理部230は、端末20Aのユーザから、拡張機能における選択操作を受け付ける。なお、拡張機能における選択操作は、スタンプを送信した端末20Aのみならず、スタンプを受信した端末20B、端末20Cにおいても可能である。ここでは、端末20Aにおいて選択操作を受け付けた例について説明するが、端末20B、端末20Cにおいて選択操作を受け付けた場合も、以下と同様である。
【0063】
ステップS107で、端末20Aの拡張機能処理部230は、受け付けた操作に応じた処理の要求を、外部サーバ30に要求する。この場合、端末20Aまたは、端末20Aからの要求を受けたサーバ10は、端末20A、端末20B、端末20Cの間におけるSNSのメッセージングサービスを識別するID(ルームID)を受信し、外部サーバ30に当該IDを通知してもよい。
【0064】
ステップS108で、外部サーバ30は、サーバ10を介して、端末20A、端末20B、端末20Cに、処理要求の結果を送信する。ここで、外部サーバ30は、ルームIDを指定して、サーバ10に、処理要求の結果を送信する。
【0065】
ステップS109で、端末20A、端末20B、端末20Cの拡張機能処理部230は、外部サーバ30からサーバ10を介して受信した処理要求の結果を表示する。
【0066】
≪端末20の処理≫
次に、
図3を参照し、端末20Aの処理について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る端末20Aの処理の一例を示すフローチャートである。
【0067】
ステップS201で、端末20AのSNS処理部210は、他の端末20B、端末20Cのユーザをメンバーに含むSNSのメッセージングサービスのトークルームにおいて、サーバ10を介して、コンテンツの送受信を行う。このトークルームにおいて、送受信されたコンテンツは、送受信された順に(時系列に整合するように)表示される。
【0068】
図4は、第1の実施形態に係る端末20における表示画面の一例を示す図である。
【0069】
図4Aは、トークルームを用いて、コンテンツの送受信を行っている際の表示画面の一例を示す図である。
図4Aでは、左側に、コンテンツを送信した端末20のユーザのアカウントを示すアイコン501A、501B、501Cと、各アカウントから送信されたコンテンツ502A、502B、502Cがそれぞれ対応付けて表示される。
【0070】
ステップS202で、端末20AのSNS処理部210は、ユーザから、トークルーム宛てに送信するメッセージの入力を受け付ける。
【0071】
ステップS203で、端末20Aの検索部220は、ユーザから入力された文字列に応じたスタンプを検索する。例えば、ユーザから入力された文字列と、記憶装置208のスタンプ情報241に記憶されているキーワードが一致するスタンプが検索される。
【0072】
なお、スタンプとは、例えばイラスト等のコンテンツのことである。スタンプを用いることにより、例えば言葉では表現しにくい感情の機微を伝えることができる。また、イラスト等であるため、相手に一目で要件を伝えることもできる。
【0073】
図5は、スタンプ情報241の一例を示す図である。記憶装置208に記憶されているスタンプ情報241には、スタンプID、コンテンツ、コマンド、キーワード、利用された回数、アフィリエイト総額の項目が対応付けて記憶される。
【0074】
スタンプIDは、スタンプを識別する情報である。
【0075】
図柄は、スタンプのイラスト等の図柄である。なお、コマンド機能を有するスタンプ(スタンプ情報241において、コマンドの項目のデータが設定されているスタンプ)の図柄には、当該コマンドに関するサービスや商品を提供する企業等が分かるように、当該企業等のロゴマークが付加されていてもよい。
【0076】
コマンドは、スタンプに対応付けられたコマンドであり、例えばサービスや商品を検索するための検索クエリーである。キーワードは、各スタンプに対応付けられたキーワードである。
【0077】
利用された回数は、スタンプがユーザにより選択され、トークルーム等において相手ユーザに送信された回数である。また、利用された回数は、ユーザがスタンプを相手ユーザに送信した回数であっても良い。
【0078】
アフィリエイト総額は、スタンプの利用により、当該スタンプに対応付けられたコマンドに関するサービスや商品を提供する企業等から、SNSのメッセージングサービスを提供するサーバ10の事業者に支払われた料金(報酬)の総額である。例えば、スタンプが1回送信される度に支払われる単価を予め設定しておき、当該単価に、「利用された回数」の値を乗算することにより、アフィリエイト総額を算出できる。
【0079】
ステップS204で、端末20AのSNS処理部210は、検索したスタンプの一覧を表示する。これにより、送信するスタンプの候補がユーザにサジェストされる。
【0080】
ここで、検索されたスタンプが複数ある場合、端末20Aは、利用された回数の多い順、アフィリエイト総額の多い順、またはeCPM(effective Cost Per Mille)が高い順に、一覧に表示する。ここで、eCPMは、スタンプを所定回数(例えば1000回)表示した場合に、スタンプに対応付けられたコマンドに関するサービスや商品を提供する企業等から、SNSのメッセージングサービスを提供するサーバ10の事業者に支払われる料金である。
【0081】
図4Bは、ユーザから入力された、トークルーム宛てに送信するメッセージの少なくとも一部の文字列に応じたスタンプの一覧の表示画面の一例を示す図である。
【0082】
図4Bでは、送信するメッセージの入力領域511において、ユーザから入力された文字列の少なくとも一部に「焼肉」が含まれている場合の例である。この場合、スタンプ情報241において、キーワードとして「焼肉」が登録されているスタンプの一覧が、スタンプサジェスト領域512に表示されている。
図4Bの例では、スタンプサジェスト領域512において、左側の方が表示の優先順位が高いものとする。
【0083】
ステップS205で、端末20AのSNS処理部210は、ユーザから、スタンプの選択操作、及び送信操作を受け付ける。
【0084】
ステップS206で、端末20Aの拡張機能処理部230は、ユーザから選択されたスタンプを、トークルーム宛てに送信するとともに、トークルームの画面に当該スタンプの図柄を表示する。
【0085】
なお、これにより、トークルームの他の端末20B、端末20Cにおいても、端末20Aと同様に、トークルームの画面に当該スタンプの図柄が表示される。
【0086】
ステップS207で、端末20Aの拡張機能処理部230は、トークルームの画面において、当該スタンプに対応付けられたコマンドに基づく情報を、時系列に整合するように表示する。なお、トークルームの他の端末20B、端末20Cにおいても、トークルームの画面において、当該スタンプに対応付けられたコマンドに基づく情報が表示される。
【0087】
図4Cは、端末20のトークルームの画面における、スタンプに対応付けられたコマンドに基づく表示画面の一例を示す図である。
【0088】
図4Cでは、トークルームの画面に、スタンプの図柄513が表示されている。なお、スタンプの図柄513は、スタンプサジェスト領域512に表示された際の図柄と同じでもよい。または、スタンプをトークルームに送信する際に、スタンプに対応付けられたコマンドに基づき、例えば当該コマンドに関するサービスや商品を提供する企業等が運用する外部サーバ30から取得した図柄でもよい。
【0089】
また、
図4Cでは、スタンプに対応付けられたコマンドに基づき、スタンプが検索された際のキーワードである「焼肉」の表示領域514、「現在値で調べる」ボタン515、「場所を変える」ボタン516が表示される。
【0090】
ステップS208で、端末20Aの拡張機能処理部230は、トークルームの画面の、当該スタンプに対応付けられたコマンドに基づく情報の表示領域において、検索の条件を指定する操作を受け付ける。
【0091】
ステップS209で、端末20Aの拡張機能処理部230は、検索の条件を指定する操作に応じた検索結果を、外部サーバ30から取得して表示する。
【0092】
ステップS210で、端末20Aの拡張機能処理部230は、当該検索結果を、トークルームの他の端末20B、端末20Cにも表示させる。
【0093】
例えば、端末20Aは、サーバ10に、トークルーム宛てのコンテンツとして、当該検索結果を送信する。これにより、文字列のメッセージ、スタンプ、画像等のコンテンツと同様に、トークルームの画面において、当該検索結果が表示される。なお、トークルームの画面において、送受信されたコンテンツは、例えば時系列で表示される。例えば、最も新しく送受信されたコンテンツが最も下に表示され、以前に送受信されたコンテンツは順次上に移動されてもよい。
【0094】
なお、トークルームの他の端末20B、端末20Cにおいても、スタンプを送信した端末20Aと同様に、ステップS208乃至ステップS210の処理を行うことが可能である。すなわち、トークルームの他の端末20B、かつ/または、端末20Cの操作に応じた検索結果は、端末20Aにも表示される。
【0095】
これによりトークルームにてユーザ同士がメッセージ等でコミュニケーションを図りながら、検索等の処理を進めることができる。
【0096】
図4Dは、
図4Cで「現在値で調べる」ボタン515が押下された場合の、検索結果の表示画面の一例を示す図である。
【0097】
図4Dでは、コマンドに関するサービスや商品を提供する企業等が運用する外部サーバ30から取得した、「焼肉」のジャンル、「現在値」をエリアの条件として検索した店舗の一覧が、カルーセル領域517に表示される。なお、
図4Cにおいて表示されていた情報は、
図4Dにおいて、トークルームの画面の上部に移動されている。これは、従来のトークルームの画面と同様の処理であり、送受信されたコンテンツのうち、古い順に上部に移動されている。トークルームの画面を下にスクロールすることにより、
図4Cにおいて表示されていた情報を表示させることが可能である。
【0098】
カルーセル領域517は、ユーザのスワイプ操作に応じて、または自動で、横方向にスクロール表示される。「いいね」ボタン518を押下することにより、店舗の人気投票を行えるようにしてもよい。
【0099】
図4Eは、トークルームにおいて、端末20Aのユーザが、トークルームの他のユーザへ、メッセージを送信した場合の表示画面の一例を示す図である。
【0100】
図4Eでは、端末20Aのユーザが、カルーセル領域517に表示される店舗の一覧から、利用する店舗を選択し、他のユーザに通知した場合の表示画面の一例を示す図である。
【0101】
なお、トークルームの他のユーザへメッセージを送信する処理は、従来のSNSのメッセージングサービスにおける処理と同様である。
【0102】
ステップS211で、端末20Aの拡張機能処理部230は、ユーザからの操作に応じて、IAB(インアプリブラウザ)を起動し、外部サーバ30への処理要求を行う。なお、IABとは、端末20にインストールされたアプリケーション内で、端末20のOSが提供するブラウザ機能を利用する機能のことである。本実施形態では、端末20にインストールされているSNSのメッセージングサービスを行うアプリケーションにおいて、ブラウザ機能を利用する。
【0103】
なお、トークルームの他の端末20B、端末20Cにおいても、スタンプを送信した端末20Aと同様に、ステップS211の処理を行うことが可能である。
【0104】
これによりトークルームにてユーザ同士がメッセージ等でコミュニケーションを図りながら、例えば複数のユーザの操作による検索結果を用いて、商品の購入やサービスの予約等の処理を進めることができる。
【0105】
図6は、第1の実施形態に係る端末20における外部サーバ30のWebサイトの表示画面の一例を示す図である。
【0106】
例えば、
図4Eの「予約」ボタン518Bがユーザに押下されると、IABが起動され、外部サーバ30のWebサイトにアクセスし、
図6Aの画面が表示される。なお、サーバ10と外部サーバ30が連携し、サーバ10における端末20のユーザのアカウントのログイン情報を利用して、自動で外部サーバ30にログインされるようにしてもよい。
図6Aの例では、店舗を予約する際の人数や日付が選択される。
【0107】
図6Bでは、例えば
図6Aの画面における入力が完了した後、端末20のユーザ情報が入力される。なお、サーバ10と外部サーバ30が連携し、サーバ10における端末20のユーザのアカウントの個人情報を利用して、
図6Bにおけるユーザ情報が自動で入力されるようにしてもよい。
【0108】
図6Cでは、予約完了した際の情報が表示される。
図6の「×」ボタン519をユーザに押下されると、トークルームの画面に戻る。
【0109】
ステップS212で、端末20Aの拡張機能処理部230は、外部サーバ30から受信した、処理要求の結果を表示する。
【0110】
図7は、第1の実施形態に係る端末20における、処理要求の結果の表示画面の一例を示す図である。
【0111】
図7Aは、トークルーム宛てに受信した、処理要求の結果の表示画面例である。
【0112】
なお、外部サーバ30またはサーバ10は、一定時間(例えば10秒)以内に、同一のトークルームから、同一の処理要求を受信した場合、一の処理要求についてのみ、処理を行ってもよい。これにより、例えば、トークルームにおいて、複数のユーザが同一の操作をした場合に、同一の処理結果が複数表示されることを防ぐことができる。
【0113】
図7Aでは、店舗の予約結果520等が表示されている。「予約確認・変更・キャンセル」ボタン521を押下すると、例えばIABを起動して、外部サーバ30のWebサイトへアクセスし、予約の確認等ができる。「共有」ボタン522を押下すると、例えばユーザに選択された他のトークグループに、予約結果520が共有される。
【0114】
図7Bは、処理要求を行った端末20のユーザのアカウント宛てに受信した、処理要求の結果の表示画面例である。
【0115】
例えば、端末20Aのユーザのアカウントが、サーバ10が提供するSNSのメッセージングサービスにおいて、外部サーバ30の企業等のアカウントをフォローしている場合、当該企業等のアカウントから、処理結果を受信してもよい。
【0116】
<第1変形例>
端末20Bは、端末20Aから受信したスタンプが、端末20Bの記憶装置208のスタンプ情報241に記憶されていない場合、トークルームの画面において、当該スタンプの図柄を例えばグレーアウトして表示してもよい。そして、端末20Bは、トークルームの画面において、ユーザにより当該スタンプをクリック操作等により選択されると、当該スタンプを送信した端末20Aのユーザのアカウント名等の情報を表示する。
【0117】
<第2変形例>
第2変形例では、端末20A、端末20B、端末20Cのそれぞれが独立して各端末における操作に応じた検索結果を外部サーバ30から取得する。
【0118】
図8を参照し、第1の実施形態の第2変形例に係る通信システム1の処理について説明する。
図8は、第1の実施形態の第2変形例に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す図である。
【0119】
図8のステップS101乃至ステップS107の処理は、
図2のステップS101乃至ステップS107の処理と同様である。
【0120】
ステップS108-2で、外部サーバ30は、サーバ10を介して、端末20Aに、処理要求の結果を送信する。
【0121】
ステップS109-2で、端末20Aの拡張機能処理部230は、外部サーバ30からサーバ10を介して受信した処理要求の結果を表示する。
【0122】
図9は、第1の実施形態の第2変形例に係る端末20Aの処理の一例を示すフローチャートである。
【0123】
図9のステップS201乃至ステップS209の処理は、
図3のステップS201乃至ステップS209の処理と同様である。
【0124】
ステップS209で、端末20Aの拡張機能処理部230は、検索の条件を指定する操作に応じた検索結果を、外部サーバ30から取得して端末20Aの画面に表示させる。
【0125】
そして、第2変形例では、
図3のステップS210の処理を行わない。すなわち、外部サーバ30から取得した検索結果を、トークルームの他の端末20B、端末20Cに送信しない。
【0126】
なお、トークルームの他の端末20B、端末20Cにおいても、スタンプを送信した端末20Aと同様に、ステップS208乃至ステップS209の処理を行うことが可能である。すなわち、トークルームの他の端末20B、かつ/または、端末20Cの操作に応じた検索結果は、端末20Aには表示されない。
【0127】
これによりユーザは自身が欲する情報以外の情報を排除できたり、トールクルーム画面に欲していない他端末からの情報が表示されないようにできたりするという利便性を享受できる。
【0128】
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。
【0129】
第2の実施形態では、複数の特定のユーザ間でのコミュニケーションを行うSNSのメッセージングサービスのトークルームにおいて、スタンプを利用して検索した商品やサービスの購入を行った後、当該複数のユーザにて料金の支払いを行う場合の例について説明する。これにより、複数のユーザを含むグループで、コミュニケーションを図りながら、商品やサービスの検索を行った後、複数のユーザで料金の支払いを行うことができる。なお、第2の実施形態は一部を除いて第1の実施形態と同様であるため、適宜説明を省略する。
【0130】
以下では第2の実施形態に係る通信システム1の処理の詳細について第1の実施形態との差異を説明する。
【0131】
なお、第2の実施形態に記載の内容は、他の実施形態のいずれにも適用可能である。
【0132】
<処理>
≪端末20の処理≫
次に、
図10を参照し、第2の実施形態に係る端末20Aの処理について説明する。
図10は、第2の実施形態に係る端末20Aの処理の一例を示すフローチャートである。
【0133】
ステップS301乃至ステップS307は、ステップS201乃至ステップS207の処理と同様である。
【0134】
図11は、第2の実施形態に係る端末20における表示画面の一例を示す図である。
【0135】
図11Aは、トークルームを用いて、コンテンツの送受信を行っている際、ユーザから入力された、トークルーム宛てに送信するメッセージの少なくとも一部の文字列に応じたスタンプの一覧の表示画面の一例を示す図である。
【0136】
図11Aでは、送信するメッセージの入力領域511において、ユーザから入力された文字列の少なくとも一部に「映画」が含まれている場合の例である。この場合、スタンプ情報241において、キーワードとして「映画」が登録されているスタンプの一覧が、スタンプサジェスト領域512に表示されている。
【0137】
図11Bは、端末20のトークルームの画面における、スタンプに対応付けられたコマンドに基づく表示画面の一例を示す図である。
【0138】
図11Bでは、スタンプに対応付けられたコマンドに基づき、映画の一覧が、カルーセル領域550に表示される。このカルーセル領域550において、映画の名称の表示領域551、「予告編を見る」ボタン552、「上映中の劇場を探す」ボタン553が表示される。
【0139】
図11Cでは、
図11Bの「予告編を見る」ボタン552が端末20Aのユーザに押下され、表示領域554において、映画の予告編の動画が再生される。この動画のデータは、例えば外部サーバ30から取得してもよい。
【0140】
ステップS308で、端末20Aの拡張機能処理部230は、トークルームの画面の、当該スタンプに対応付けられたコマンドに基づく情報の表示領域において、検索の条件を指定する操作を受け付ける。
【0141】
図11Dでは、「上映中の劇場を探す」ボタン553が押下されると、映画の名称の表示領域554、「現在値で調べる」ボタン515、「場所を変える」ボタン516が表示される。
【0142】
「場所を変える」ボタン516が押下されると、
図11Eのように、地図上で検索する場所を指定できる。
【0143】
ステップS309で、端末20Aの拡張機能処理部230は、検索の条件を指定する操作に応じた検索結果を、外部サーバ30から取得して表示する。
【0144】
図11Fでは、検索結果として、指定された位置の周辺の映画館の一覧が、カルーセル領域557に表示される。このカルーセル領域557において、映画館の名称の表示領域558、及び「上映スケジュールを見る」ボタン559が表示される。
【0145】
ステップS310で、端末20Aの拡張機能処理部230は、当該検索結果を、トークルームの他の端末20B等にも表示させる。
【0146】
図11Gでは、検索結果において、「上映スケジュールを見る」ボタン559が押下され、カルーセル領域560において、映画の名称の表示領域561、映画館の名称の表示領域562、及び上映スケジュールの表示領域563が表示される。
【0147】
ステップS311で、端末20Aの拡張機能処理部230は、ユーザからの操作に応じて、IAB(インアプリブラウザ)を起動し、外部サーバ30への処理要求を行う。
【0148】
図12は、第2の実施形態に係る端末20における外部サーバ30のWebサイトの表示画面の一例を示す図である。
【0149】
例えば、
図11Gにおいて、所定の上映スケジュールが選択されると、IABが起動され、外部サーバ30のWebサイトにアクセスし、
図12Aの画面が表示される。
【0150】
【0151】
図12Bでは、例えば
図12Aの画面における入力が完了した後、サーバ10における端末20のユーザのアカウントのログイン情報を利用して、自動で外部サーバ30にログインするか否かが選択される。
【0152】
図12Cでは、外部サーバ30にログインした後、端末20のユーザ情報が入力される。なお、第1の実施形態と同様に、サーバ10と外部サーバ30が連携し、サーバ10における端末20のユーザのアカウントの個人情報を利用して、ユーザ情報が自動で入力されるようにしてもよい。
【0153】
ステップS312で、端末20Aの拡張機能処理部230は、外部サーバ30から受信した、処理要求の結果を表示する。
【0154】
図13は、第2の実施形態に係る端末20における、処理要求の結果の表示画面の一例を示す図である。
【0155】
図13A、
図13Bは、トークルーム宛てに受信した、処理要求の結果の表示画面例である。
【0156】
ステップS313で、端末20AのSNS処理部210は、ユーザから、サーバ10の決済サービスを利用した、トークルームに含まれる他のユーザへの、料金の少なくとも一部の支払い要求操作を受け付ける。
【0157】
ステップS314で、端末20AのSNS処理部210は、サーバ10へ、支払い要求を送信する。
【0158】
【0159】
図14は、支払い要求操作を受け付ける際の端末20Aの表示画面の一例である。
【0160】
図14Aでは、支払った額や、購入したサービス等の情報が表示される。
図14Bでは、トークルームに含まれる他のユーザの一人あたりの支払額が表示されている。なお、
図14Bの例では、端末20AのユーザがIABを用いた処理で支払いを済ませているため、割り勘する相手が1人であっても、支払額を2で除算した額が割り勘額として算出される。
【0161】
図14Cでは、支払い要求をトークルーム宛てに送信する際に、一緒に送信するメッセージやスタンプを選択できる。また、「割り勘のレシートを一緒に送る」ボタン571を選択すると、相手からもレシートを参照できるようになる。
【0162】
ステップS315で、端末20AのSNS処理部210は、端末20Bから、支払い結果を受信し、表示する。
【0163】
図14Dでは、端末20Bのユーザへの支払い要求572と、端末20Bのユーザからの支払いが完了した旨の通知573のメッセージとスタンプが表示されている。
【0164】
図14Eでは、支払いが完了した旨の通知573をクリックした場合の、通知573の表示例を示す。
【0165】
【0166】
<変形例>
変形例では、端末20A、端末20B、端末20Cのそれぞれが独立して各端末における操作に応じた検索結果を外部サーバ30から取得する。
【0167】
第2の実施形態の変形例に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す図は、
図8の、第1の実施形態の第2変形例に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す図と同様でもよい。
【0168】
図15は、第2の実施形態の変形例に係る端末20Aの処理の一例を示すフローチャートである。
【0169】
図15のステップS301乃至ステップS309の処理は、
図10のステップS301乃至ステップS309の処理と同様である。
【0170】
ステップS309で、端末20Aの拡張機能処理部230は、検索の条件を指定する操作に応じた検索結果を、外部サーバ30から取得して端末20Aの画面に表示させる。
【0171】
そして、第2の実施形態の変形例では、
図10のステップS310の処理を行わない。すなわち、外部サーバ30から取得した検索結果を、トークルームの他の端末20B、端末20Cに送信しない。
【0172】
なお、トークルームの他の端末20B、端末20Cにおいても、スタンプを送信した端末20Aと同様に、ステップS308乃至ステップS309の処理を行うことが可能である。すなわち、トークルームの他の端末20B、かつ/または、端末20Cの操作に応じた検索結果は、端末20Aには表示されない。
【0173】
これによりユーザは自身が欲する情報以外の情報を排除できたり、トールクルーム画面に欲していない他端末からの情報が表示されないようにできたりするという利便性を享受できる。
【0174】
<まとめ>
本実施形態によれば、コマンド(検索クエリー)機能を有するスタンプをユーザにサジェスト表示し、複数のユーザのグループにおける会話の中で必要な検索情報をトークルームにダイレクトに表示し、支払等のタスクはIABによって処理する。
【0175】
これにより、複数のユーザを含むグループでコミュニケーションを行いながら、商品やサービスの検索を行なうことができる。
【0176】
なお、スタンプに対応付けられた拡張機能のコマンドは、どのようなものであってもよい。例えば、レストランの予約、映画館の予約、レシピ検索、出前注文、チケット購入、レンタカー予約、ホテル予約、航空券購入、天気予報、乗換案内、ニュース、占い、漫画、ミュージック、バイト、スケジュール等、各種の商品やサービスの検索等のコマンドであってよい。
【0177】
<その他>
SNS処理部210は、第1の処理部の一例である。拡張機能処理部230は、第2の処理部の一例である。
【0178】
上述した実施の形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、端末20及びサーバ10に供給してもよい。そして、端末20及びサーバ10が、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、上述の実施形態が、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体には、上述した配信方法及び受信方法を、端末20及びサーバ10に実行させるプログラムが記憶される。
【0179】
端末20及びサーバ10における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
【0180】
また、端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよい。例えば、端末20の拡張機能処理部230をサーバ10側に設け、サーバ10によって処理された結果を、端末20に表示させるようにしてもよい。
【0181】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0182】
1 通信システム
10 サーバ
110 通信処理部
120 SNS処理部
20 端末
210 SNS処理部
220 検索部
230 拡張機能処理部
241 スタンプ情報