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特開2022-8305中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム
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  • 特開-中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム 図1
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  • 特開-中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008305
(43)【公開日】2022-01-13
(54)【発明の名称】中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220105BHJP
【FI】
G06Q30/06 312
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021137711
(22)【出願日】2021-08-26
(62)【分割の表示】P 2019151054の分割
【原出願日】2019-08-21
(31)【優先権主張番号】10-2018-0168056
(32)【優先日】2018-12-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】521371854
【氏名又は名称】オーガニック シーハーブ カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】オ,チュン ホン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB53
(57)【要約】
【課題】中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法に関し、生産者が流通網を持たない場合、広告に高費用を掛けたくない場合でも中間流通業者を経由して消費者の注文を処理できるシステムを提供すること。
【解決手段】中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムであって、購買者端末、流通サービス提供サーバ、最初供給者端末、及び、中間流通端末を備え、前記流通サービス提供サーバは、格納部、送信部、制御部、アップデート部、及び精算部を備え、前記購買者端末から注文データが直接または間接に入力されると、注文データを中間流通用GUIで前記中間流通端末が確認できるように注文データを格納及びアップロードし、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を接続する流通サービスウェブページ、アプリページ、プログラム、またはアプリケーションを提供するサーバである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムであって、
購買者端末、流通サービス提供サーバ、最初供給者端末、及び、中間流通端末を備え、
前記購買者端末、前記流通サービス提供サーバ、前記最初供給者端末、及び、前記中間流通端末は、ネットワークを介して互いに接続され、
前記購買者端末は無線通信装置を備え、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を接続する流通サービス関連ウェブページ、アプリページ、プログラム、又は、アプリケーションを利用して、前記最初供給者端末の物品を購買する、又は、用役サービスを申請する購買者の端末であり、
前記流通サービス提供サーバは、格納部、送信部、制御部、アップデート部、及び精算部を備えるコンピュータであって、前記購買者端末から注文データが直接または間接に入力されると、注文データを格納及びアップロードし、前記中間流通端末で、注文データを中間流通用GUIで前記中間流通端末が確認でき、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を接続する流通サービスウェブページ、アプリページ、プログラム、またはアプリケーションを提供するサーバであり、
前記最初供給者端末は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を接続する流通サービス関連ウェブページ、アプリページ、プログラム、又は、アプリケーションを利用する最初供給者の端末であり、
前記中間流通端末は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を接続する流通サービス関連ウェブページ、アプリページ、プログラム、又は、アプリケーションを利用して最初供給者と購買者との間の流通を担当する端末であり、無線通信装置を備えるコンピュータであり、
前記最初供給者端末は、前記購買者端末からオンラインを介して注文または用役依頼を含む注文データを受信すると、前記流通サービス提供サーバの前記格納部は、前記注文データを収集して格納し、
前記格納された注文データに基づいて前記購買者端末の購買者の住所に配送または用役を行うために、前記中間流通端末が接続すると、前記流通サービス提供サーバの前記送信部は、前記中間流通端末に前記注文データを送信し、前記注文データが前記中間流通端末で出力できる状態となり、
前記中間流通端末が配送または用役の発注データを生成すると、前記流通サービス提供サーバの前記制御部が、前記購買者端末に配送トラッキングまたは用役発注イベントを送信し、前記購買者端末でモニタリングできる状態に制御し、
前記購買者端末が前記注文または用役依頼に対応する物品または用役を受けると、前記流通サービス提供サーバの前記アップデート部が、アップデートを行って、前記注文データに対する状態データを処理完了に変更し、
前記格納された注文データに基づいて前記購買者端末の購買者の住所に配送または用役を行うために、前記中間流通端末が接続すると、前記流通サービス提供サーバの前記送信部は、前記注文データを前記中間流通端末に送信し、前記中間流通端末は前記注文データを出力できる状態となり、
前記中間流通端末が中間流通業者用GUI(Graphical User Interface)にログインすると、前記流通サービス提供サーバの前記送信部は、前記中間流通端末で前記注文データの受付を確認したと判断し、前記注文データの状態を変えるためにオーダーコンファームに進み、前記中間流通端末で注文データを画面に出力するか、クリックするか、選択するか、発注書または送り状をプリントすることを含むイベントが発生すると、注文データの受付を確認したと判断し、前記注文データの状態を自動に変えるためにオーダーコンファームに進み、
前記最初供給者端末において前記購買者端末からオンラインを介して注文または用役依頼を含む注文データを受信すると、前記流通サービス提供サーバの前記格納部は、前記注文データを収集して格納するために、
前記購買者端末において前記最初供給者端末で提供し、ホームページ、ショッピングモールページを含むオンラインページを介して注文及び決済を行う場合、前記流通サービス提供サーバの前記格納部が、前記最初供給者端末で提供するオンラインページを駆動する最初供給者サーバまたはオンラインページと連動される最初供給者端末から前記注文データを収集するステップを実行する、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム。
【請求項2】
前記購買者端末及び最初供給者端末の国家は同一または相違し、
前記購買者端末の第1国及び最初供給者端末の第2国が相違した場合、前記中間流通端末は、現地ディーラー端末であるか、国外と国内の流通を担当する国内または国外ディーラーの端末であるものである、請求項1に記載の中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム。
【請求項3】
前記購買者端末が、前記注文または用役依頼に対応する物品または用役を受けると、前記流通サービス提供サーバの前記アップデート部が、アップデートを行って、前記注文データに対する状態データを処理完了に変更すると、
前記流通サービス提供サーバの前記精算部は、
前記物品または用役を受けた後、周期的またはリアルタイムに前記最初供給端末に前記物品または用役の配送または提供に対する手数料を請求する場合は、予め設定された割合の手数料または予め設定された金額の手数料を請求するステップを実行し、
前記最初供給者端末から前記中間流通端末に前記請求された手数料に対する金額を決済する場合は、精算を完了するステップを実行する、請求項1に記載の中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム。
【請求項4】
前記最初供給者端末が、前記購買者端末からオンラインを介して注文または用役依頼を含む注文データを受信する場合、前記流通サービス提供サーバの前記格納部が、前記注文データを収集して格納するとき、
前記格納部は、
前記注文データが前記最初供給者端末で受信さると、前記格納部で受信されたことを抽出して、前記最初供給者端末において前記購買者端末から受信された注文データを含むEメールを前記中間流通端末に自動にフォワーディングさせ、
前記最初供給者端末において前記購買者端末から受信された注文データを、各メニューや機能をアイコン化及び視角化した中間流通業者用GUI(Graphical User Interface)に送信する、請求項1に記載の中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムに関し、生産者が流通網を持たない場合や、広告に高費用を掛けたくない場合でも中間流通業者を経由して消費者の注文を処理できるシステムを提供する。
【背景技術】
【0002】
最初に、サービスや消費材を供給する企業や個人である最初供給者(Initial Provider)は、新しい製品を発売するとき、ブランドの認知度が構築されていない場合には、ブランド認知度を高めるために広告をしなければならないが、これは、広告費用が多く掛かるので、中間流通業者(Independent Middel Man)の予め構築された流通網を活用し、手数料を提供する方法にて効果的に自分の認知度がない物品を流通させようとすることがほとんどである。このとき、中間流通業者に最も問題になることが、オンライン取引などを介しての直取引であるが、顧客が直接生産者に電話やオンラインで注文をする場合、中間流通業者が作った流通網として紹介されているが、中間流通業者のコミッションは受けることができないことである。
【0003】
このとき、生産者と消費者を連結する方法では、ショッピングモールの仲介を介して連結する方法からなることがほとんどである。これに関し、先行技術である韓国公開特許第2007-0042515号公報には、製造業者や製品中間流通業者、ソーホー流通業者、ソーホー貿易業者、輸入業者などのような場合には、企業会員として登録して、保有した製品に対する供給及び商品売上げ管理をし、ショッピングモール創業者や副業者、個人店舗運営者、ソーホー流通業者、ソーホー貿易業者などに対しては、会員加入者に限って要請に応じて小売りモール形態の無料クライアントショッピングモールを分譲し、そのクライアントショッピングモールでの製品小売り販売及び広告などのショッピングモール管理、種々の形態で供給された商品等の販売と合わせて、クライアントショッピングモールの運営者自分の商品入店販売が可能であり、下位のクライアントショッピングモールを分譲する構成が開示されている。
【0004】
ただし、上述した構成を利用する場合であっても、中間流通業者の不安は完全には解消されないが、その理由は、直接オンラインにて生産者に接近できる機会が生じるためである。一方、中間流通業者のない地域は、最初供給者が直接物品を販売、またはサービスを提供するようになるが、このような最初供給者は、中間流通業者を介さないため、生産した物品があっても販売できなくなり、資金循環にならないか、最悪の場合には、手形不渡りなどで倒産するようになる場合が存在する。したがって、最初供給者には中間流通業者が必要となり、中間流通業者は自分が構築した流通網の提供に対する代価であるコミッションを正しく受けることができ、危険要素を除去できる方法の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第2007-0042515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一実施形態は、生産者には合理的なコミッションで中間流通業者を利用するのに伴う負担を低めながらも、予め構築された流通網を利用して生産品が循環される構造をなすようにし、中間流通業者には、生産者のEメールや注文が自動に中間流通業者用インターフェースにフォワーディングされるので、生産者と消費者との間の直取引のため、自分の流通網提供サービスを利用したにもかかわらず、コミッションを支払わない事態が詐欺、横領、及び背任までに至るのを防ぐことができ、中間流通業者もコミッションを受けることができない状況を排除できるので、安心してサービスを提供でき、サービス利用に対する正当な代価を支払われ、また支払うことができるプラットホームを提供できるような、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムを提供できる。ただし、本実施形態がなそうとする技術的課題は、上記したような技術的課題に限定されず、さらに他の技術的課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した技術的課題を達成するための技術的手段として、本発明の一実施形態は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムであって、
中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムであって、
購買者端末、流通サービス提供サーバ、最初供給者端末、及び、中間流通端末を備え、
前記購買者端末、前記流通サービス提供サーバ、前記最初供給者端末、及び、前記中間流通端末は、ネットワークを介して互いに接続され、
前記購買者端末は無線通信装置を備え、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を接続する流通サービス関連ウェブページ、アプリページ、プログラム、又は、アプリケーションを利用して、前記最初供給者端末の物品を購買する、又は、用役サービスを申請する購買者の端末であり、
前記流通サービス提供サーバは、格納部、送信部、制御部、アップデート部、及び精算部を備えるコンピュータであって、前記購買者端末から注文データが直接または間接に入力されると、注文データを格納及びアップロードし、前記中間流通端末で、注文データを中間流通用GUIで前記中間流通端末が確認でき、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を接続する流通サービスウェブページ、アプリページ、プログラム、またはアプリケーションを提供するサーバであり、
前記最初供給者端末は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を接続する流通サービス関連ウェブページ、アプリページ、プログラム、又は、アプリケーションを利用する最初供給者の端末であり、
前記中間流通端末は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を接続する流通サービス関連ウェブページ、アプリページ、プログラム、又は、アプリケーションを利用して最初供給者と購買者との間の流通を担当する端末であり、無線通信装置を備えるコンピュータであり、
前記最初供給者端末は、前記購買者端末からオンラインを介して注文または用役依頼を含む注文データを受信すると、前記流通サービス提供サーバの前記格納部は、前記注文データを収集して格納し、
前記格納された注文データに基づいて前記購買者端末の購買者の住所に配送または用役を行うために、前記中間流通端末が接続すると、前記流通サービス提供サーバの前記送信部は、前記中間流通端末に前記注文データを送信し、前記注文データが前記中間流通端末で出力できる状態となり、
前記中間流通端末が配送または用役の発注データを生成すると、前記流通サービス提供サーバの前記制御部が、前記購買者端末に配送トラッキングまたは用役発注イベントを送信し、前記購買者端末でモニタリングできる状態に制御し、
前記購買者端末が前記注文または用役依頼に対応する物品または用役を受けると、前記流通サービス提供サーバの前記アップデート部が、アップデートを行って、前記注文データに対する状態データを処理完了に変更し、
前記格納された注文データに基づいて前記購買者端末の購買者の住所に配送または用役を行うために、前記中間流通端末が接続すると、前記流通サービス提供サーバの前記送信部は、前記注文データを前記中間流通端末に送信し、前記中間流通端末は前記注文データを出力できる状態となり、
前記中間流通端末が中間流通業者用GUI(Graphical User Interface)にログインすると、前記流通サービス提供サーバの前記送信部は、前記中間流通端末で前記注文データの受付を確認したと判断し、前記注文データの状態を変えるためにオーダーコンファームに進み、前記中間流通端末で注文データを画面に出力するか、クリックするか、選択するか、発注書または送り状をプリントすることを含むイベントが発生すると、注文データの受付を確認したと判断し、前記注文データの状態を自動に変えるためにオーダーコンファームに進み、
前記最初供給者端末において前記購買者端末からオンラインを介して注文または用役依頼を含む注文データを受信すると、前記流通サービス提供サーバの前記格納部は、前記注文データを収集して格納するために、
前記購買者端末において前記最初供給者端末で提供し、ホームページ、ショッピングモールページを含むオンラインページを介して注文及び決済を行う場合、前記流通サービス提供サーバの前記格納部が、前記最初供給者端末で提供するオンラインページを駆動する最初供給者サーバまたはオンラインページと連動される最初供給者端末から前記注文データを収集するステップを実行する。
【発明の効果】
【0008】
前述した本発明の課題解決手段のうち、いずれか1つによれば、生産者には合理的なコミッションで中間流通業者を利用するのに伴う負担を低めながらも、予め構築された流通網を利用して生産された物品が循環される構造をなすようにし、中間流通業者には、生産者のEメールや注文が自動に中間流通業者用インターフェースにフォワーディングされるので、生産者と消費者との間の直取引のため、自分の流通網提供サービスを利用したにもかかわらず、コミッションを支払わない事態が詐欺、横領、及び背任までに至るのを防ぐことができ、中間流通業者もコミッションを受けることができない状況を排除できるので、安心してサービスを提供でき、サービス利用に対する正当な代価を支払われ、また支払うことができるプラットホームを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムを説明するための図である。
図2図1のシステムに含まれた流通サービス提供サーバを説明するためのブロック構成図である。
図3a】本発明の一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービスが実現された一実施形態を説明するための図である。
図3b】本発明の一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービスが実現された一実施形態を説明するための図である。
図4】本発明の一実施形態に係る図1の中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムに含まれた各構成の相互間にデータが送受信される過程を示した図である。
図5】本発明の一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法を説明するための動作フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、添付した図面を参照して本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施形態を詳細に説明する。しかし、本発明は、種々の相違した形態で実現されることができ、ここで説明する実施形態に限定されない。そして、図面において本発明を明確に説明するために、説明と関係ない部分は省略し、明細書の全体を介して類似した部分に対しては類似した図面符号を付した。
【0011】
明細書の全体において、ある部分が他の部分と「連結」されているとするとき、これは、「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは、特に反対される記載がない限り、他の構成要素を除外することでなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味し、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部分品、またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されなければならない。
【0012】
明細書全体において使用される程度の用語「約」、「実質的に」などは、言及された意味に固有な製造及び物質許容誤差が提示されるとき、その数値でまたはその数値に近接した意味と使用され、本発明の理解を助けるために、正確であるか、絶対的な数値が言及された開示内容を非良心的な侵害者が不当に利用することを防止するために使用される。本発明の明細書の全体において使用される程度の用語「~(する)ステップ」または「~のステップ」は「~のためのステップ」を意味しない。
【0013】
本明細書において「部」とは、ハードウェアにより実現されるユニット(unit)、ソフトウェアにより実現されるユニット、両方を利用して実現されるユニットを含む。また、1個のユニットが2個以上のハードウェアを利用して実現されてもよく、2個以上のユニットが1個のハードウェアにより実現されてもよい。
【0014】
本明細書において端末、装置、またはデバイスが行うことと記述された動作や機能のうちの一部は、当該端末、装置、またはデバイスと連結されたサーバにおいて代わりに行われることもできる。これと同様に、サーバが行うことと記述された動作や機能のうちの一部も、当該サーバと連結された端末、装置、またはデバイスにおいて行われることができる。
【0015】
本明細書において、端末とマッピング(Mapping)またはマッチング(Matching)と記述された動作や機能のうちの一部は、端末の識別情報(Identifying Data)である端末機の固有番号や個人の識別情報をマッピングまたはマッチングするという意味と解釈されることができる。
【0016】
以下、添付された図面を参考して本発明を詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムを説明するための図である。図1に示すように、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム1は、少なくとも1つの購買者端末100、流通サービス提供サーバ300、少なくとも1つの最初供給者端末400、及び少なくとも1つの中間流通端末500を備えることができる。ただし、このような図1の中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システム1は、本発明の一実施形態に過ぎないので、図1を介して本発明が限定解釈されるものではない。
【0018】
このとき、図1の各構成要素は、一般的にネットワーク(network、200)を介して連結される。例えば、図1に示されたように、少なくとも1つの購買者端末100は、ネットワーク200を介して流通サービス提供サーバ300、最初供給者端末400、及び中間流通端末500と連結されることができる。そして、流通サービス提供サーバ300は、ネットワーク200を介して少なくとも1つの購買者端末100、少なくとも1つの最初供給者端末400、少なくとも1つの中間流通端末500と連結されることができる。また、少なくとも1つの最初供給者端末400は、ネットワーク200を介して購買者端末100、流通サービス提供サーバ300、中間流通端末500と連結されることができる。そして、少なくとも1つの中間流通端末500は、ネットワーク200を介して少なくとも1つの購買者端末100、流通サービス提供サーバ300、及び少なくとも1つの最初供給者端末400と連結されることができる。
【0019】
ここで、ネットワークは、複数の端末及びサーバのようなそれぞれのノード相号間に情報交換が可能な連結構造を意味するものであって、このようなネットワークの一例には、RF、3GPP(3rd Generation Partnership Project)ネットワーク、LTE(Long Term Evolution)ネットワーク、5GPP(5rd Generation Partnership Project)ネットワーク、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)ネットワーク、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))ネットワーク、NFCネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどが含まれるが、これに限定されない。
【0020】
下記において、「少なくとも1つの」という用語は、単数及び複数を含む用語と定義され、「少なくとも1つの」という用語が存在しなくても、各構成要素が単数または複数で存在し得るし、単数または複数を意味できることは自明であるといえる。また、各構成要素が単数または複数で備えられることは、実施形態によって変更可能であるといえる。
【0021】
少なくとも1つの購買者端末100は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス関連ウェブページ、アプリページ、プログラム、またはアプリケーションを利用して最初供給者端末400の物品を購買するか、用役サービスを申請する購買者の端末でありうる。または、少なくとも1つの購買者端末100は、最初供給者端末400で提供するページにおいてオンラインにて直接物品を注文するか、用役サービスを申請する購買者の端末でありうる。このとき、流通サービス提供サーバ300が最初供給者端末400と連動されて、最初供給者端末400の下位構成として含まれる場合、流通サービス提供サーバ300は、最初供給者のオンラインショッピングモールでありながら、中間流通者と購買者とを連結する通路として利用されることができるので、流通サービス提供サーバ300で購買者端末100が物品を購買する場合であっても、直取引ではない。物品や用役サービスを申請する方法は、上述した方法に限定されず、様々な方法が存在し得るということは自明であるといえる。
【0022】
ここで、少なくとも1つの購買者端末100は、ネットワークを介して遠隔地のサーバや端末に接続できるコンピュータで実現されることができる。ここで、コンピュータは、例えば、ナビゲーション、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートブック、デスクトップ(Desktop)、ラップトップ(Laptop)などを含むことができる。このとき、少なくとも1つの購買者端末100は、ネットワークを介して遠隔地のサーバや端末に接続できる端末で実現されることができる。少なくとも1つの購買者端末100は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置として、ナビゲーション、PCS(Personal Communication System)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(smartphone)、スマートパッド(smartpad)、タブレットPC(Tablet PC)などのようなあらゆる種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
【0023】
流通サービス提供サーバ300は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービスウェブページ、アプリページ、プログラム、またはアプリケーションを提供するサーバでありうる。そして、流通サービス提供サーバ300は、購買者端末100から注文データが直接または間接に入力される場合、これを中間流通用GUIで中間流通端末500が確認できるように注文データを格納及びアップロードするサーバでありうる。そして、上述したステップが行われる前に、流通サービス提供サーバ300は、注文データが注文者端末100から最初供給者端末400へ送信されれば、最初供給者端末400で中間流通端末500にオーダーメールを直接フォワーディングするように自動設定するか、流通サービス提供サーバ300で直接オーダーメールを中間流通端末500にフォワーディングさせることができる。そして、流通サービス提供サーバ300は、中間流通端末500において流通サービス提供サーバ300で提供するページに接続する場合、最初供給者端末400で受信した購買者端末100の注文データを確認できるようにし、注文データが確認された場合、オーダーコンファーム(Order Confirm)状態に状態を変換して注文処理手順を進むサーバでありうる。そして、流通サービス提供サーバ300は、購買者端末100で物品または用役サービスを受けたというイベントを発生させる場合、注文に対する注文処理手順を完了させ、中間流通端末500にて手数料を精算するサーバでありうる。このとき、手数料は、上述した方法の他にも、前払い、後払い、手付金などの形態で多様に金額を分割または時期を分割したり、決めて支払われることは当然あり得る。
【0024】
ここで、流通サービス提供サーバ300は、ネットワークを介して遠隔地のサーバや端末に接続できるコンピュータで実現されることができる。ここで、コンピュータは、例えば、ナビゲーション、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートブック、デスクトップ(Desktop)、ラップトップ(Laptop)などを含むことができる。
【0025】
少なくとも1つの最初供給者端末400は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス関連ウェブページ、アプリページ、プログラム、またはアプリケーションを利用する最初供給者の端末でありうる。このとき、少なくとも1つの最初供給者端末400は、購買者端末100から注文データが受信される場合、これを直ちに中間流通端末500にEメールの形式で注文データを自動フォワーディングし、流通サービス提供サーバ300に送信して、その後に中間流通端末500が流通サービス提供サーバ300に接続して注文を確認できるようにする端末でありうる。そして、少なくとも1つの最初供給者端末400は、流通サービス提供サーバ300から注文処理が完了したことを確認した場合、予め設定された割合の手数料または予め設定された金額の手数料を中間流通端末500にて決済する方式により精算する端末でありうる。
【0026】
ここで、少なくとも1つの最初供給者端末400は、ネットワークを介して遠隔地のサーバや端末に接続できるコンピュータで実現されることができる。ここで、コンピュータは、例えば、ナビゲーション、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートブック、デスクトップ(Desktop)、ラップトップ(Laptop)などを含むことができる。このとき、少なくとも1つの最初供給者端末400は、ネットワークを介して遠隔地のサーバや端末に接続できる端末で実現されることができる。少なくとも1つの最初供給者端末400は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置として、ナビゲーション、PCS(Personal Communication System)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(smartphone)、スマートパッド(smartpad)、タブレットPC(Tablet PC)などのようなあらゆる種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
【0027】
少なくとも1つの中間流通端末500は、中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス関連ウェブページ、アプリページ、フロッグラム、またはアプリケーションを利用して最初供給者と購買者との間の流通を担当する端末でありうる。このとき、少なくとも1つの中間流通端末500は、最初供給者端末400から受信されたEメールから注文データを確認し、物品の提供を自分が行うのか、または最初供給者が進むのかを決定し、流通サービス提供サーバ300で提供する中間流通用GUIに接続して注文受付をコンファームし、物流過程のトラッキング情報を購買者端末100で照会できるようにデータをアップデートし、配送や用役サービスの提供が完了した場合、注文データに対する進行状態を完了に変更し、最初供給者端末400に精算を要請する端末でありうる。このとき、少なくとも1つの中間流通端末500は、最初供給者端末400と互いに異なる国家で物流または流通を担当する流通者の端末でありうる。もちろん、同じ国家で担当することを排除するものではないことは自明であるといえる。
【0028】
ここで、少なくとも1つの中間流通端末500は、ネットワークを介して遠隔地のサーバや端末に接続できるコンピュータで実現されることができる。ここで、コンピュータは、例えば、ナビゲーション、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートブック、デスクトップ(Desktop)、ラップトップ(Laptop)などを含むことができる。このとき、少なくとも1つの中間流通端末500は、ネットワークを介して遠隔地のサーバや端末に接続できる端末で実現されることができる。少なくとも1つの中間流通端末500は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置として、ナビゲーション、PCS(Personal Communication System)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(smartphone)、スマートパッド(smartpad)、タブレットPC(Tablet PC)などのようなあらゆる種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
【0029】
図2は、図1のシステムに含まれた流通サービス提供サーバを説明するためのブロック構成図であり、図3は、本発明の一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービスが実現された一実施形態を説明するための図である。
【0030】
図2に示すように、流通サービス提供サーバ300は、格納部310、送信部320、制御部330、アップデート部340、精算部350を備えることができる。
【0031】
本発明の一実施形態に係る流通サービス提供サーバ300や連動されて動作する他のサーバ(図示せず)が少なくとも1つの購買者端末100、少なくとも1つの最初供給者端末400、及び少なくとも1つの中間流通端末500にて中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービスアプリケーション、プログラム、アプリページ、ウェブページなどを送信する場合、少なくとも1つの購買者端末100、少なくとも1つの最初供給者端末400、及び少なくとも1つの中間流通端末500は、中間流通上を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービスアプリケーション、プログラム、アプリページ、ウェブページなどを設置し、開くことができる。また、ウェブブラウザで実行されるスクリプトを用いてサービスプログラムが少なくとも1つの購買者端末100、少なくとも1つの最初供給者端末400、及び少なくとも1つの中間流通端末500で駆動されることもできる。ここで、ウェブブラウザは、ウェブ(WWW:world wide web)サービスを利用できるようにするプログラムであって、HTML(hyper text mark-up language)で述べられたハイパーテキストを受けて見せるプログラムを意味し、例えば、ネットスケープ(Net scape)、エクスプローラ(Explorer)、クローム(chrome)などを含む。また、アプリケーションは、端末上の応用プログラム(application)を意味し、例えば、モバイル端末(スマートフォン)で実行されるアプリ(app)を含む。
【0032】
図2に示すように、格納部310は、最初供給者端末400において購買者端末100からオンラインを介して注文または用役依頼を含む注文データを受信する場合、注文データを収集して格納することができる。このとき、最初供給者端末400は、国内の購買者に物品を販売することができるが、国外の購買者に物品を販売して輸出する最初供給者、製造社、または生産者の端末でありうる。ここで、注文者は、小売り顧客でありうるし、物品を大量に国外から国内に輸入する輸入業者でありうる。そして、注文データは、最初供給者端末400で別に提供するホームページ、ショッピングモールページを介して受信されることができ、流通サービス提供サーバ300のページを介して受け付けられることもできる。前者の場合には、注文データが最初供給者端末400に受信されれば、直ちに流通サービス提供サーバ300の格納部310でこれを抽出して中間流通端末500にEメールを自動にフォワーディングさせ、格納部310上に登録させるが、後者の場合には、流通サービス提供サーバ300に直接入力されたデータであるため、中間流通端末500へのEメールフォワーディングだけをした後、別に入力過程は経なくても構わない。
【0033】
したがって、格納部310は、最初供給者端末400において購買者端末100からオンラインを介して注文または用役依頼を含む注文データを受信する場合、注文データを収集して格納するとき、最初供給者端末400において購買者端末100から受信された注文データを含むEメールを中間流通端末500に自動にフォワーディングするように制御し、最初供給者端末400において購買者端末100から受信された注文データを、中間流通業者用GUI(Graphical User Interface)に送信されるようにフォワーディングすることができる。Eメールを送り、発注書を手動で処理する場合、それだけ業務効率が落ちる恐れがあるため、注文データを自動にフィルタリングし、これを中間流通端末500に自動にEメールを送信するように格納部310で最初供給者端末400を制御するものである。このとき、GUIは、ユーザが一々タイプしなくても、各メニューや機能を果たすことができるように、各メニューや機能をアイコン化及び視覚化したものであって、UIである場合もある。
【0034】
格納部310は、最初供給者端末400において購買者端末100からオンラインを介して注文または用役依頼を含む注文データを受信する場合、注文データを収集して格納するとき、購買者端末100において最初供給者端末400で提供するオンラインページを介して注文及び決済を行う場合、最初供給者端末400で提供するオンラインページを駆動する最初供給者サーバ(図示せず)またはオンラインページと連動される最初供給者端末400から注文データを収集することができる。
【0035】
送信部320は、格納された注文データに基づいて購買者端末100の購買者の住所に配送または用役を行うように、中間流通端末500で接続する場合、注文データが中間流通端末500で出力されるように送信することができる。送信部320は、格納された注文データに基づいて購買者端末100の購買者の住所に配送または用役を行うように、中間流通端末500で接続する場合、注文データが中間流通端末500で出力されるように送信するとき、中間流通端末500で中間流通業者用GUI(Graphical User Interface)にログインする場合、中間流通端末500で注文データの受付を確認したことと注文データの状態を変えるようにオーダーコンファームを進むことができる。例えば、A会社(最初供給者)からB会社(中間流通者)に配送依頼が入ったとき、A会社は、B会社が自分のオーダーを受けたかを確認するために、Eメール受信確認を要請する場合が多いが、これを一々担当者が手動でクリックすると、上述したように効率が落ちるため、これを画面に出力し、クリックまたは選択したり、発注書や送り状をプリントするなどのイベントが発生する場合には、当該注文を確認したと自動に見なすことを意味する。
【0036】
制御部330は、中間流通端末500で配送または用役の発注データを生成する場合、購買者端末100に配送トラッキングまたは用役発注イベントを送信してモニタリングできるように制御することができる。このとき、購買者端末100及び最初供給者端末400の国家は同一または相違することができ、購買者端末100の第1国及び最初供給者端末400の第2国が相違した場合、中間流通端末500は、現地ディーラー端末でありうる。または、国外と国内の流通を担当する国内または国外ディーラーの端末である場合もある。
【0037】
アップデート部340は、購買者端末100で注文または用役依頼に対応する物品または用役を受けた場合、注文データに対する状態データを処理完了に変更するようにアップデートすることができる。
【0038】
精算部350は、アップデート部340において購買者端末100で注文または用役依頼に対応する物品または用役を受けた場合、注文データに対する状態データを処理完了に変更するようにアップデートした後、物品または用役を受けた後、周期的またはリアルタイムに最初供給者端末400に物品または用役の配送または提供に対する手数料を請求でき、最初供給者端末400から中間流通端末500に請求された手数料に対する金額を決済する場合、精算を完了できる。
【0039】
上述した構成によって、本発明の一実施形態では、任意の地域でオンラインや電話で中間流通業者を経ずに最終顧客から最初供給者への注文が受け付けられる場合、オンライン注文や電話注文を直ちに当該地域の流通網を担当しているエージェントである中間流通業者にEメールで自動に知らせることができるようになる。このような場合、中間流通業者であるエージェントは、自分の流通網を利用しながら、コミッションを提供しようとしない人々を心配する必要がなく、安心して物品を宣伝し、販売することができるようになる。このような注文を中間流通業者用GUIのインターフェースで日付別に中間業者が自分の地域で最初供給者に直ちに行った注文を確認でき、中間流通業者は、自分の物品やサービスを消費者に直接伝達するか、または最初供給者に物品やサービスを提供せしめるかを決定できるようになる。これにより、中間流通業者が物品やサービスを最終消費者に伝達すれば、最初供給者がオンラインや電話上にて来た注文の代金の全体を中間流通業者にクレディットで与えるようになる。その理由は、中間流通業者が既に物品を最初供給者から買ったためである。仮に、中間流通業者が最初供給者の直接伝達を要請したとすれば、オンラインまたは電話上にて受けた貸金のうち、中間流通業者に買う物品またはサービスの原価を引いた差益を中間流通上に提供することができる。ただし、これは、特許的な構成でなく、政策的な構成であり、実施形態によって変更が存在し得ることは自明であるといえる。
【0040】
ここで、本発明の一実施形態に係る流通サービス提供サーバ300は、累積された購買者及び中間流通等の情報を利用して市場細分化を行い、最初供給者にその情報を加工してマーケティングに利用できるようにサービスすることができる。このとき、市場細分化は、企業が顧客に対する理解度を一層高めることにより、新しい顧客を誘引したり、既存の顧客の満足度を高めるためのマーケティング分野の核心的概念である。市場を細分化するための基準になる細分化変数を選定することは、成功的な市場細分化のために大変重要であるが、細分化変数は、大別して一般変数(general variable)とトランザクション基盤変数(transaction based variable)とに区分することができる。一般変数を使用した市場細分化研究は、顧客の人口統計的特性、生活習慣、態度、心理のような基礎的な顧客の属性を利用して顧客を区分し、これらを対象としてマーケティングを差別化して進行できるようにするものであり、トランザクション基盤変数は、顧客の購買行為、顧客の潜在価値、ライフタイムバリューなどのような顧客価値指向的な属性を含む。本発明の一実施形態では、この2つの方法を利用したハイブリッド変数を利用できる。もちろん、各々を利用したり、集約または組み合わせて利用することを排除するものではない。ハイブリッド変数は、一般変数基準に市場を明確に細分化する同時に、商品購買情報を活用して顧客集団間の購買パターンを比較できる。
【0041】
このために、まず、市場細分化のための顧客変数の選択及び選択された変数が有する属性値の状態を定義し、選択された顧客変数及び各変数の状態定義によって顧客セグメントを構成し、各セグメント別の商品ネットワークを構成し、構成された顧客セグメント間の購買パターンの類似性を商品ネットワークを利用して比較し、群集化アルゴリズムを利用して各顧客セグメントを統合し、統合の結果評価を介して細分化しようとする市場の個数を決め、最終的な市場細分化基準を導き出すことができる。このとき、各顧客セグメントの商品ネットワーク間類似度をQAP(Quadratic Assignment Procedure)相関係数を用いて計算できるが、QAP相関係数は、ピアソン相関係数をネットワークを対象として拡大適用したものであって、同じ個体で構成された2つのネットワークで個体間の連結が2つのネットワークにかけて互いにある程度関連があるか確認する方法である。この過程を介して各顧客セグメント間に購買パターンの類似性を把握できる。
【0042】
また、階層的併合群集化(hierarchical agglomerative clustering)技法を使用してセグメント間の統合を行うことができるが、階層的併合群集化方法は、観測値(顧客セグメント)等間の距離に基づき、単一群集から出発して連結方法によって2つの群集を1つに併合する過程を全体観測値が1つの群集に縛られるまで繰り返し的に行う方法である。そして、階層的併合群集化過程を経ながら群集の数は、顧客セグメントの個数から1個まで順次減少するが、段階別統合過程は、階層型ツリー形態のデンドログラム(dendrogram)を介して確認することができ、市場細分化を決定する意思決定者は、デンドログラムを介して適切な水準の群集の数を最終的に選択しなければならない。このとき、選択する群集の数が最終的な細分市場の個数となる。このように、市場の個数が選定されれば、各市場に含まれた顧客セグメントの顧客変数及びその属性を利用して当該市場の細分化基準を導き出すことができる。もちろん、上述した方法に限定されるものではなく、様々な分析方法を利用してマーケティング情報を最初供給者端末400に送信することを排除するものではない。
【0043】
また、本発明の一実施形態に係る流通サービスは、中間流通者のビジネス結果を向上させ得るようにカテゴリー管理システム(Category Management System、CMS)を提供できる。このとき、カテゴリー管理システムは、顧客欲求を満足させ得るようにカテゴリーを事業単位としてカテゴリーの目標を設定し、競争的及び消費者購買行動を考慮することにより、カテゴリーの価格設定、マーチャンダイジング、促進、製品ミックスを管理するものであり、消費者の価値を創出するために、流通企業と供給企業とがビジネス結果を向上させ得るようにカテゴリーを戦略的ビジネス単位に管理するプロセスと定義している。このとき、CMSとは、供給網管理(Supply Chain Management、SCM)の観点で消費者が認識できる商品とサービスグループをカテゴリー単位に設定して流通企業と供給企業とが商品ミックス、商品価格、陳列、及びプロモーションを効率的に運営できるように協力的に管理するシステムと定義することができる。
【0044】
一方、CMSの構築と実行のために必要な構成要素は、相互連関された合計6個が存在し、2個の核心要素と4個の支援要素とに区分されることができる。CMSの構成要素のうち、戦略とビジネスプロセスは核心要素に含まれ、スコアカードと組織力量、情報技術、取引パートナー間協力関係は支援要素に含まれる。ここで、カテゴリー管理戦略は、カテゴリーをビジネス単位に組織し、誘導管理する戦略的選択を意味し、プロセスとは、戦略を達成するために要求される一日作業と活動の順序、方法論、そして、責任を負うための手順を意味する。また、支援要素には、測定道具であるスコアカード、組織構造の役割と責任及び補償システムの組織支援力量、意思決定を支援するITインフラ、信頼を基盤とする協力的関係などが含まれる。これらの6個の構成要素は、流通企業と供給企業との両方に共通的に適用されるが、これらの要素を具体的に適用するのにあたっては、重複する部分と他の部分とが組織特性によって異なるように表れる。
【0045】
CMSは、オンライン売り場で取扱う商品グループを消費者が認識できるカテゴリー単位に設定して、品揃え、価格、陳列、及びプロモーション、補充管理を効率的に管理する総合商品管理システムといえる。企業がCMSを効率的に運営する場合、顧客が要求する市場での価値を十分に売り場に反映することができ、さらに、多数供給企業等との協力的な商品管理プロセスを構築できる。特に、国内の小売り流通企業でのCMSは、物流、流通、マーケティングなどの業務機能を包括する役割をするので、消費者達や競争者達を含む市場関連情報を取得し、消費者達のニーズを積極的に反映できる市場指向的特性を保有すべきであることが分かる。したがって、本発明では、中間流通端末500においてこのような役割を果たすことで、現地ディーラーの役割を果たすことができるようにCMSサービスを提供でき、オンラインで直接購買者が購買する場合には、上述したCMSを利用してオンラインで品揃え、価格、陳列、及びプロモーションなどの管理を行うことができる。
【0046】
一方、本発明の一実施形態に係る流通サービス提供サーバ300は、購買及び流通データを累積させて格納し、格納されたローデータ内に含まれた非構造(Unstructed)データ、構造(Structured)データ、及び半構造データ(Semi structured)を精製し、メタデータで分類を含む前処理を行うことができ、前処理されたデータを、データマイニング(Data Mining)を含む分析を行うことができる。そして、流通サービス提供サーバ300は、分析されたデータを視角化して出力することができる。このとき、データマイニングは、前処理されたデータ間の内在された関係を探索して、クラスが知られた訓練データセットを学習させて新しいデータのクラスを予測する分類(Classification)またはクラス情報なしに類似性を基準にデータをグループ化する群集化(Clustering)を行うことができる。もちろん、その他にも、様々なマイニング方法が存在し得るし、収集及び格納されるビッグデータの種類や以後に要請される質疑(Query)の種類によって異なるようにマイニングされることもできる。このように構築されたビッグデータは、人工神経網ディープラーニングや機械学習などで検証過程を経ることもできる。
【0047】
このとき、人工神経網は、CNN(Convolutional neural network)構造が利用され得るが、CNNは、コンボリューション層を用いたネットワーク構造であって、イメージ処理に適し、イメージデータを入力としてイメージ内の特徴を基盤にイメージを分類できるためである。また、テキストマイニング(Text Mining)は、非/半構造テキストデータで自然語処理技術に基づいて有用な情報を抽出、加工することを目的とする技術である。テキストマイニング技術を介して膨大なテキストかたまりから意味のある情報を抽出し、他の情報との連係性を把握し、テキストが有したカテゴリーを探し出すか、単純な情報検索以上の結果を得ることができる。これを利用して、本発明の一実施形態に係る流通サービスでは、質疑として入力される識別子や自然語を分析し、その中に隠された情報を発掘し出すために、大容量言語資源と統計的、規則的アルゴリズムが使用され得る。また、クラスター分析(Cluster Analysis)は、似た特性を有した個体を合わせながら、最終的に類似特性のグループを発掘するのに使用されることができる。
【0048】
以下、上述した図2の流通サービス提供サーバの構成による動作過程を図3を例に挙げて詳細に説明する。ただし、実施形態は、本発明の様々な実施形態のうち、いずれか1つであり、これに限定されないことは自明であるといえる。
【0049】
図3に示すように、(a)流通サービス提供サーバ300は、購買者端末100において最初供給者端末400に直接または流通サービス提供サーバ300を経由して注文をした場合、(b)最初供給者端末400から中間流通端末500に注文メールをフォワーディングせしめ、注文書は、流通サービス提供サーバ300に格納して、その後、中間流通用GUIに出力されるようにする。このとき、(c)流通サービス提供サーバ300は、自体的に注文データを格納したので、中間流通端末500で確認をする場合、これを注文コンファームと処理し、(d)その後、配送が完了した場合、これに対する手数料を精算するように流通サービス提供サーバ300は、最初供給者端末400と中間流通端末500との間を仲介する。この過程を簡略に順序どおりに図示したものが図3bであり、その内容は、図3aと同様なので、詳細な説明は省略する。
【0050】
このような図2及び図3の中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法について説明されていない事項は、先に図1を介して中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法について説明された内容と同様であるか、説明された内容から容易に類推可能であるから、以下、説明を省略する。
【0051】
図4は、本発明の一実施形態に係る図1の中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供システムに含まれた各構成の相互間にデータが送受信される過程を示した図である。以下、図4を介して各構成の相互間にデータが送受信される過程の一例を説明するが、このような実施形態により本願が限定解釈されるものではなく、先に説明した様々な実施形態によって図4に示されたデータが送受信される過程が変更され得ることは、技術分野に属する当業者に自明である。
【0052】
図4に示すように、最初供給者端末400は、注文者端末100から注文を受けると(S4100)、中間流通端末500に自動に注文データをEメールでフォワーディングさせ(S4200)、流通サービス提供サーバ300に注文データをフォワーディングする(S4300)。
【0053】
このとき、流通サービス提供サーバ300は、注文、最初供給者、購買者をマッピングして格納し(S4400)、中間流通端末500が流通サービス提供サーバ300で提供するページにログインして接続すれば(S4500)、各注文データを選択する方式でイベントが発生する場合、当該オーダーをコンファームすることでマッチングさせることができる(S4600)。そして、流通サービス提供サーバ300は、中間流通端末500で配送または用役が決定され(S4700)、トラッキング情報を中間流通端末500から受信し(S4800)、注文者端末100から配送完了イベントが発生すれば(S4810)、最初供給者端末400と中間流通端末500との間の手数料精算を強制し(S4900)、移行された後には、当該注文データに対する状態を処理完了に変更してアップデートする(S4920)。
【0054】
上述したステップS4100~S4920間の順序は、例示であり、これに限定されない。すなわち、上述したステップS4100~S4920間の順序は、相互変動されることができ、このうち、一部ステップは、同時に実行、または削除されることもできる。
【0055】
このような図4の中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法について説明されていない事項は、先に図1図3を介して中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法について説明された内容と同様であるか、説明された内容から容易に類推可能であるから、以下、説明を省略する。
【0056】
図5は、本発明の一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法を説明するための動作フローチャートである。図5に示すように、流通サービス提供サーバは、最初供給者端末において購買者端末からオンラインを介して注文または用役依頼を含む注文データを受信する場合、注文データを収集して格納する(S5100)。
【0057】
そして、流通サービス提供サーバは、格納された注文データに基づいて購買者端末の購買者の住所に配送または用役を行うように、中間流通端末で接続する場合、注文データが中間流通端末で出力されるように送信し(S5200)、中間流通端末で配送または用役の発注データを生成する場合、購買者端末に配送トラッキングまたは用役発注イベントを送信してモニタリングできるように制御する(S5300)。
【0058】
ここで、流通サービス提供サーバは、購買者端末で注文または用役依頼に対応する物品または用役を受けた場合、注文データに対する状態データを処理完了に変更するようにアップデートする(S5400)。
【0059】
このような図5の中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法について説明されていない事項は、先に図1図4を介して中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法について説明された内容と同様であるか、説明された内容から容易に類推可能であるから、以下、説明を省略する。
【0060】
図5を介して説明された一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法は、コンピュータにより実行されるアプリケーションやプログラムモジュールのようなコンピュータにより実行可能な命令語を含む記録媒体の形態で実現されることもできる。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータによりアクセスされ得る任意の可用媒体でありうるし、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体を全て含む。また、コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ格納媒体を全て含むことができる。コンピュータ格納媒体は、コンピュータ読み取り可能命令語、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータのような情報の格納のための任意の方法または技術で実現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型媒体を全て含む。
【0061】
前述した本発明の一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法は、端末機に基本的に設置されたアプリケーション(これは、端末機に基本的に搭載されたプラットホームや運営体制などに含まれたプログラムを含むことができる)により実行されることができ、ユーザがアプリケーションストアサーバ、アプリケーションまたは当該サービスと関連したウェブサーバなどのアプリケーション提供サーバを介してマスター端末機に直接設置したアプリケーション(すなわち、プログラム)により実行されることもできる。このような意味で、前述した本発明の一実施形態に係る中間流通業者を経由して最初供給者及び購買者を連結する流通サービス提供方法は、端末機に基本的に設置されるか、ユーザにより直接設置されたアプリケーション(すなわち、プログラム)で実現され、端末機などのコンピュータで読み取ることのできる記録媒体に記録されることができる。
【0062】
前述した本発明の説明は、例示のためのものであり、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須な特徴を変更せずに、他の具体的な形態に容易に変形が可能であるということが理解できるであろう。したがって、以上で記述した実施形態等は、あらゆる面において例示的なものであり、限定的でないことと理解しなければならない。例えば、単一型で説明されている各構成要素は、分散されて実施されることもでき、同様に、分散されたことと説明されている構成要素等も結合された形態で実施されることができる。
【0063】
本発明の範囲は、上記の詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって表され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、その均等概念から導き出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれることと解釈されるべきである。
図1
図2
図3a
図3b
図4
図5