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  • 特開-果実防保護器 図1
  • 特開-果実防保護器 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022083369
(43)【公開日】2022-06-03
(54)【発明の名称】果実防保護器
(51)【国際特許分類】
   A01M 29/30 20110101AFI20220527BHJP
   A01G 13/02 20060101ALI20220527BHJP
【FI】
A01M29/30
A01G13/02 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020209707
(22)【出願日】2020-11-24
(71)【出願人】
【識別番号】595110210
【氏名又は名称】小野瀬 一
(71)【出願人】
【識別番号】519028221
【氏名又は名称】宍戸 敏身
(72)【発明者】
【氏名】小野瀬 一
【テーマコード(参考)】
2B024
2B121
【Fターム(参考)】
2B024EB09
2B121AA01
2B121AA07
2B121BB27
2B121BB31
2B121EA24
2B121FA12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】鳥などによる被災害を完全に防保護することができて、防保護度の高い果実防保護器を提供する。
【解決手段】金属の柱2に鋼鉄の針金6で渦巻状に巻き上げて設けた果実防保護器1において、全体が金属で設けられてあるので、時によって光が反射し散光して何と思うのか理解はできないことであるが鳥などは近付くことが全く無いので、農作物の栽培に妨害は考えることがないので力を入れて作業することができ、防保護されて育成度の高い果実防保護器を提供できるとともに、良作物を増産することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属の4本の柱を、鋼鉄の針金で1束に結束して、この柱を4方向に展開して設けた骨組体に、鋼鉄板で両端部を折曲して設けた支持板の折曲部を、下部に孔口を有する前記各柱間に橋渡しにそれぞれ差し込んで、角錐状になるように設けた果実防保護器において、該果実防保護器本体に鋼鉄の針金で任意数渦巻状に巻上げして、更に鋼鉄の針金でこの渦巻を維持できるようにして設けた果実防保護器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鳥や害獣などの被害に於ける防害化を図った果実防保護器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の果実防保護器に関するものに防護対策を施したものがある。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
以下、図1により従来の果実防護器について説明する。図において、針金10で6本の各柱で角錐状に固着するとともに、針金9で渦巻状に3周し更に6本の各柱の支持にそれぞれ巻設して構成されたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特願2019-97172
【開発の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上に述べた、従来の防護器は、6本の柱を等間隔程に針金で角錐状に設けて固着して、その上位に更に1本の針金で渦巻状にそれぞれ巻上付けするなど大いに手数を要するものであった。
【0006】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決するものであり、容易簡潔に設けて確かな果実保護器を実現することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そして、本発明は上記目的を達成するために、4本の柱の上端部を針金で1束体に設けて該柱を4方向に展開し骨組体を設けて、その下部に有する各孔口に、両端部を折曲して設けてある各支持板をそれぞれ差し込みして、角錐状の果実保護器本体を形成して設けたものである。
【0008】
また、第2の課題解決手段は、果実防保護器本体に針金で渦巻状に巻上げして、更に1本の針金をその上束部に引掛けしてその両端部を上部の針金より下部の支持板に止設する構成としたものである。
【0009】
この際、柱の本数や大小などの形状や、針金の巻数は自由に設けられることができる。また、下部の支持板に代えて針金を用いてもよいことである。
【0010】
上記第1の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、4本の柱を土中に展開突立てして、各支持板で角錐体の骨組体が容易にできるので、事前に組立て用意しておく必要もなく、使用時にその現場において容易に組立できる。
【0011】
また、第2の課題解決手段による作用は、鋼鉄の針金を任意数渦巻状に巻き上げてあるので、時に光が反射し散光されるのか、また鳥にはその光が反映するのか理解できないが全く近付くことが無いので、農作物は完全に防保護できて被害を被ることがないので、力を入れて栽培することができて、良品を増産できるというものである。
【発明の効果】
【0012】
上述のように、本発明の果実防保護器は、鳥などによる被災害を完全に防保護することができて、防保護度の高い果実防保護器を提供できる。
【0013】
また、果実類は完全に防保護されて栽培できるので、より品質の良いものが多収されるという効果を発揮されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】 本発明の実施形態を示す果実防保護器の斜面図
図2】 特願2019-97172の図1
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図1図2に基づいて説明する。
【0016】
図において、1は果実防保護器で、4本の金属のパイプの柱2でその上端部を鋼鉄の針金6で1束体3に緩やかに結束してあり、そしてこの各柱2を4方向に展開して角錐体5を形成して、その下部に設けられてある各孔口に鋼鉄の4枚の各支持板4を各柱2間に橋渡しにそれぞれ差し込んで形成されて設けられてある。
【0017】
また、6は鋼鉄の針金で、上記角錐体5に、支持板4の1端部より上位部に任意数渦巻状に巻上げして柱2Aに巻止して、果実防保護器1本体が設けられてある。
【0018】
また、6Aは鋼鉄の針金で、上記角錐体5に、下部の支持板4の一端部より上位部に任意数巻上げして、網包された果実防保護器1が形成されて設けられてある。
【0019】
ここで、図示してないが上記果実防保護器1に、ビニールでその下部を包囲するように設ければ、高温をさけた緩やかな小温室が設けられて、果実に更なる有効な効果を生じさせることができるものである。
【0020】
以下、上記構成の動作を説明する。果実防保護器1全体が金属の鋼鉄の針金などで網包状態に構成されてあり、時に一様に光が反射し散光するので鳥などを脅かし得て近接するのを全く防止することができて、果実を完全に保護して量産を図ることができる。
【0021】
また、上述したように、全体が金属のもので構成されてあるので緩やかではあるが内部が温められるなど、更なる温保護が得られるという効果を発揮する。以上のように、本実施形態によれば防保護されて更なる高度の育成効果が得られるものである。
【符号の説明】
【0022】
1 果実防保護器
2.2A 柱
3 束体
4 支持板
5 角錐体
6.6A 針金
図1
図2