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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022084202
(43)【公開日】2022-06-07
(54)【発明の名称】バッジプレート
(51)【国際特許分類】
   G09F 7/06 20060101AFI20220531BHJP
   A44C 3/00 20060101ALI20220531BHJP
   G09F 7/18 20060101ALI20220531BHJP
   G09F 7/00 20060101ALI20220531BHJP
【FI】
G09F7/06 H
A44C3/00
G09F7/18 M
G09F7/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020195908
(22)【出願日】2020-11-26
(71)【出願人】
【識別番号】520465437
【氏名又は名称】黒木 長典
(74)【代理人】
【識別番号】100088579
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 茂
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】黒木 長典
(72)【発明者】
【氏名】土屋 理佳
【テーマコード(参考)】
3B114
【Fターム(参考)】
3B114AA01
3B114CC03
3B114DD03
3B114EC01
3B114EC05
(57)【要約】
【課題】 議員バッジBmを含む各種ピンバッジBの多様性(多機能性)を高めるとともに、各種ピンバッジBの汎用性、更には応用性及び発展性を高める。
【解決手段】 ピンバッジBを支持するバッジプレート1を構成するに際して、一枚のネームプレート2を有し、このネームプレート2のオモテ面2fにおける一方側2dに、少なくとも氏名を表示する表示部3を設け、かつ当該ネームプレート2の他方側2uにピンバッジBのピン部Bpを挿通可能なピン挿通孔部4を設けるとともに、ネームプレート2のウラ面2rに、衣類Cにおけるエッジ部分Ceを挟むことにより取付可能な着脱式に構成した少なくとも一つのクリップ部5p…を固定してなる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピンバッジを支持するバッジプレートであって、一枚のネームプレートを有し、このネームプレートのオモテ面における一方側に、少なくとも氏名を表示する表示部を設け、かつ当該ネームプレートの他方側に前記ピンバッジのピン部を挿通可能なピン挿通孔部を設けるとともに、前記ネームプレートのウラ面に、衣類におけるエッジ部分を挟むことにより取付可能な着脱式に構成した少なくとも一つのクリップ部を固定してなることを特徴とするバッジプレート。
【請求項2】
前記ピンバッジは、国会議員,都道府県会議員,又は市町村議員が所持する議員バッジを含むことを特徴とする請求項1記載のバッジプレート。
【請求項3】
前記ネームプレートは、アルミニュウム素材等の金属素材により形成することを特徴とする請求項1又は2記載のバッジプレート。
【請求項4】
前記ネームプレートは、オモテ面における下側に前記表示部を設け、かつ上側における左右方向の中央位置に前記ピン挿通孔部を設けてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載のバッジプレート。
【請求項5】
前記クリップ部は、前記ピン挿通孔部の両側位置に配した左クリップ部と右クリップ部を備えることを特徴とする請求項4記載のバッジプレート。
【請求項6】
前記クリップ部は、安全ピン付クリップ部を使用することを特徴とする請求項1又は5記載のバッジプレート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、議員バッジ等のピンバッジを支持する際に用いて好適なバッジプレートに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、議員バッジ(議員徽章)等のピンバッジを使用する際は、スーツ(上着)の襟に装着することが多いが、装着できる衣類は、基本的に、このようなスーツ(上着)に限られるなど、装着部位が限られてしまう難点がある。このため、特に、夏場におけるクールビズの時期は、上着としてワイシャツのみになる場合も少なくないため、装着を省略したり装着位置を他の部位に変更する対応を採らざるを得ない。なお、ワイシャツのポケットに装着することも可能であるが、バッジの重さにより下方に垂れ下がりバッジが傾いたりポケットが無用に開くなどの弊害を生じるとともに、ワイシャツに生じたピンによる穴が大きくなるなどの弊害が生じてしまう。このため、ワイシャツ等に装着できるようにしたバッジ類も提案されている。
【0003】
従来、このようなバッジ類としては、特許文献1により開示されるネームバッジが知られている。このネームバッジは、服地に簡単に着脱でき、かつ脱落しにくいネームバッジの提供を目的としたものであり、具体的には、名前の記載部を設けたネームプレートと、このネームプレートを服地に取り付けるためのクリップ部材とを備えたネームバッジにおいて、クリップ部材の挟み込み動作によって、服地を貫通する針部材を当該クリップ部材に設けたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3082350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した従来のネームバッジは、次のような問題点があった。
【0006】
第一に、氏名を表示する一般的なネームバッジの域を出ないため、ネームバッジを目的とする専用バッジとして構成される。したがって、議員バッジで代表される各種ピンバッジに適用(応用)することは困難であり、結果的に、氏名等を表示するネームバッジの用途に限られるなど、汎用性及び多様性(多機能性)に欠けるとともに、応用性及び発展性にも劣る。
【0007】
第二に、ネームバッジの落下防止として、クリップ部材を使用するとともに、このクリップ部材に、針部材を設けた構成のため、基本的に、ピンバッジのようなピン(針部材)によりワイシャツ等に無用な穴が生じる弊害は何ら解消されない。したがって、ワイシャツ等の衣類を痛めたくないユーザーの要求に応えることはできない。
【0008】
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したバッジプレートの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上述した課題を解決するため、ピンバッジBを支持するバッジプレート1を構成するに際して、一枚のネームプレート2を有し、このネームプレート2のオモテ面2fにおける一方側2dに、少なくとも氏名を表示する表示部3を設け、かつ当該ネームプレート2の他方側2uにピンバッジBのピン部Bpを挿通可能なピン挿通孔部4を設けるとともに、ネームプレート2のウラ面2rに、衣類Cにおけるエッジ部分Ceを挟むことにより取付可能な着脱式に構成した少なくとも一つのクリップ部5p…を固定してなることを特徴とする。
【0010】
この場合、発明の好適な態様により、ピンバッジBには、国会議員,都道府県会議員,又は市町村議員が所持する議員バッジBmを含ませることができる。なお、ネームプレート2は、アルミニュウム素材M等の金属素材により形成することが望ましいとともに、ネームプレート2のオモテ面2fにおける下側2dに表示部3を設け、かつ上側2uにおける左右方向Fpの中央位置Xcにピン挿通孔部4を設けることが望ましい。また、クリップ部5p…は、ピン挿通孔部4の両側位置に配した右クリップ部5pと左クリップ部5qにより構成することができる。さらに、クリップ部5p,5qには、安全ピン付クリップ部5p,5qを使用することができる。
【発明の効果】
【0011】
このような構成を有する本発明に係るバッジプレート1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
【0012】
(1) 議員バッジBmで代表される各種ピンバッジBとネームプレート2を組合わせることにより、議員バッジBmを含む各種ピンバッジBの多様性(多機能性)を高めることができるとともに、各種ピンバッジBの汎用性、更には応用性及び発展性を高めることができる。特に、各種ピンバッジBを、ワイシャツ等の各種衣類Cにおけるエッジ部分Ceに、容易に取付けることができるとともに、ワイシャツ等に穴を開けてしまうなどワイシャツ等を痛めてしまう問題を解消することができる。
【0013】
(2) 好適な態様により、ピンバッジBに、国会議員,都道府県会議員,又は市町村議員が所持する議員バッジBmを含ませれば、議員バッジBmをスーツ(上着)の襟に装着して使用できるのみならず、夏場におけるクールビズの時期には、議員のワイシャツ等にも容易に取付けて使用できる。しかも、議員バッジBmとネームプレート2の組合わせにより議員バッジBmにおける多様性(多機能性)をより高めることができる。
【0014】
(3) 好適な態様により、ネームプレート2を、アルミニュウム素材M等の金属素材により形成すれば、威厳や風格等の面において、議員バッジにマッチングさせることができるため、最適な形態として実施できる。特に、アルミニュウム素材Mを使用することにより軽量化を図ることができるため、ワイシャツ等に取付けた際に、無用に垂れ下がるなどの不具合を回避することができる。
【0015】
(4) 好適な態様により、ネームプレート2のオモテ面2fにおける下側2dに表示部3を設け、かつ上側2uにおける左右方向Fpの中央位置Xcにピン挿通孔部4を設ければ、議員バッジBmを適用した際には、上部の中央位置Xcに議員バッジBmが位置し、その下に議員の氏名等の表示することができるため、安定性を確保するバランス感の観点から最適な形態により実施することができる。
【0016】
(5) 好適な態様により、クリップ部5p…を、ピン挿通孔部4の両側位置に配した右クリップ部5pと左クリップ部5qにより構成すれば、バッジプレート1に対して、左右の二点支持が可能になるため、ポケット等に対して常に水平状態の支持が可能になるとともに、一点支持の不具合、即ち、議員バッジBmの重みにより、バッジプレート1が無用に垂れ下がる不具合を回避できる。加えて、二点支持ゆえに、容易な離脱を防止することができる。
【0017】
(6) 好適な態様により、クリップ部5p,5qに、安全ピン付クリップ部5p,5qを使用すれば、適切な取付部位が無い衣類Cであっても取付可能になるため、取付性の観点から汎用性を高めることができるとともに、特に、議員バッジBm等におけるバッジ紐を安全ピン12p(12q)に通すことにより議員バッジBm等の紛失を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の好適実施形態に係るバッジプレートの側面図、
図2】同バッジプレートの背面図、
図3】同バッジプレートの正面図、
図4】同バッジプレートにおけるネームプレートとピンバッジの取付説明図、
図5】同バッジプレートを衣類に取付けた状態を示す側面図、
図6】同バッジプレートにおける安全ピンにピンバッジのバッジ紐を通した状態を示す側面図、
図7】同バッジプレートを背広に取付けた状態を示す正面図、
図8】同バッジプレートをワイシャツに取付けた状態を示す正面図、
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0020】
まず、本実施形態に係るバッジプレート1の構成について、図1図5を参照して説明する。
【0021】
例示のバッジプレート1は、ピンバッジBとして議員バッジBmを適用した場合を例示する。議員バッジBmには、国会議員,都道府県会議員,又は市町村議員が所持する様々な議員バッジBmを含ませることができる。このように、ピンバッジBとして議員バッジBmを適用すれば、議員バッジBmをスーツ(上着)の襟に装着して使用できるのみならず、夏場におけるクールビズの時期には、議員のワイシャツ等にも容易に取付けて使用できる。しかも、議員バッジBmとネームプレート2の組合わせにより議員バッジBmにおける多様性(多機能性)をより高めることができる。
【0022】
実施形態で示すバッジプレート1は、図1及び図2に示すような一枚のネームプレート2を備える。例示するネームプレート2のディメンションは、厚さ0.5〔mm〕,横長80〔mm〕,縦長50〔mm〕であり、形成素材として、アルミニュウム素材Mを使用した。このように、ネームプレート2を、アルミニュウム素材M等の金属素材により形成すれば、威厳や風格等の面において、議員バッジにマッチングさせることができるため、最適な形態として実施できる。特に、アルミニュウム素材Mを使用することにより軽量化を図ることができるため、ワイシャツ等に取付けた際に、無用に垂れ下がるなどの不具合を回避することができる。なお、ネームプレート2のオモテ面2fは、鏡面処理,ブラスト処理,ヘアライン処理等の各種の表面処理を施すことができるとともに、威厳や風格等を高めるための、定番的な模様を付したり、地域における特産品や景勝地等のデザインを付すこともできる。
【0023】
そして、図3に示すように、ネームプレート2のオモテ面2fにおける一方側2d、望ましくは、下側2dには、少なくとも氏名を表示する表示部3を設ける。例示の場合、オモテ面2fの下半部を使用し、この下半部の上側領域に、議会名、例えば、「○○県 ○○市議会」等の表示を行うとともに、下半部の下側領域に、議員の氏名、例えば、「○ ○ ○ ○」等の表示を行う。表示手段は、特に限定されないが、各文字を一定の幅及び深さにより彫形成するとともに、文字を黒色表示することが威厳や風格等を高める観点から望ましい。
【0024】
また、ネームプレート2の他方側2u、即ち、上側2uにおける左右方向Fpの中央位置Xcには、図2及び図4に示すように、議員バッジBmにおけるピン部Bpを挿通可能なピン挿通孔部4を設ける。例示のピン挿通孔部4の内径は、3〔mm〕を選定した。表示部3と議員バッジBmをこのようなレイアウトに配すれば、特に、議員バッジBmを適用した際には、上部の中央位置Xcに議員バッジBmが位置し、その下に議員の氏名等の表示することができるため、安定性を確保するバランス感の観点から最適な形態により実施することができる。
【0025】
一方、ネームプレート2のウラ面2rには、衣類Cにおけるエッジ部分Ceを挟むことにより取付可能な着脱式に構成した少なくとも一つのクリップ部5p…を固定する。実施形態は、図2に示すように、ピン挿通孔部4(議員バッジBm)の両側位置に配した右クリップ部5pと左クリップ部5qにより構成した。このように、クリップ部5p…を、ピン挿通孔部4の両側位置に配した右クリップ部5pと左クリップ部5qにより構成すれば、バッジプレート1に対して、左右の二点支持が可能になるため、ポケット等に対して常に水平状態の支持が可能になるとともに、一点支持の不具合、即ち、議員バッジBmの重みにより、バッジプレート1が無用に垂れ下がる不具合を回避できる。加えて、二点支持ゆえに、容易な離脱を防止することができる。
【0026】
さらに、実施形態で示す各クリップ部5p,5qには、安全ピン付クリップ部5p,5qを使用した。このような安全ピン付クリップ部5p,5qを使用すれば、適切な取付部位が無い衣類Cであっても取付可能になるため、取付性の観点から汎用性を高めることができるとともに、特に、議員バッジBm等におけるバッジ紐を安全ピン12p(12q)に通すことにより議員バッジBm等の紛失を防止することができる。
【0027】
一方のクリップ部5pは、図5に示すように、ネームプレート2のウラ面2rに接着剤により固定したベース部21と、このベース部21に取付けた左右方向に軸心を有する支持ピン22と、この支持ピン22により中間部位が回動自在に支持されるクリップ本体部23と、このクリップ本体部23の把持部23hを把持方向へ付勢するスプリング24と、クリップ本体部23に回動自在に支持される安全ピン25を備えて構成する。このようなクリップ部5pは、バッジプレート1の専用クリップとして構成してもよいし、市販されている安全ピン付クリップ(ワニ口クリップ)をそのまま又はアレンジして利用することができる。なお、一方のクリップ部5pについて説明したが、他方のクリップ部5qも上述したクリップ部5pと同一のものを使用できる。
【0028】
次に、本実施形態に係るバッジプレート1の使用方法について、図1図8を参照して説明する。
【0029】
このバッジプレート1において、議員バッジBmをスーツ(上着)の襟に装着して使用する際には、ネームプレート2から議員バッジBmを取り外し、従来どおり、図7に示すスーツ(上着)Suの襟(又は襟の穴)Suhに装着して使用することができる。
【0030】
これに対して、本実施形態に係るバッジプレート1として使用する場合には、図4に示すように、ネームプレート2のオモテ面2f側から議員バッジBmの裏側に有するピン部Bpを、バッジ紐Bsの先端に有するリングBsrを通した後、ピン挿通孔部4を通し、この後、ネームプレート2のウラ面2r側に配したピン留め部Bcに挿入することにより取付けることができる。この状態を図1図3に示す。
【0031】
この場合、議員バッジBmのバッジ紐Bsは、図6に示すように、予め、安全ピン25の内側空間を通しておくことが望ましい。本実施形態に係るバッジプレート1は、安全ピン付クリップ部5p,5qを利用したため、議員バッジBm等におけるバッジ紐Bsを安全ピン25に通すことにより議員バッジBm等の紛失を防止することができる。また、安全ピン付クリップ部5p,5qを有するため、ポケット等の適切な取付部位の無い衣類Cであっても、安全ピン25…により取付可能になるため、取付可能性の観点から汎用性を高めることができる。
【0032】
そして、衣類Cのエッジ部分Ceに取付けて使用する際は、クリップ本体部23の操作部23cを指で押操作し、把持部23hをベース部21から離間させるとともに、把持部23hとベース部21間にエッジ部分Ceを収容し、操作部23cから指を離せば、図5に示すように、把持部23hとベース部21間に、エッジ部分Ceを挟むことにより取付けることができる。
【0033】
図7及び図8は、実際に取付けた状態を示し、図7は、バッジプレート1をスーツ(上着)Suの胸ポケットSupの上端縁(Ce)に取付けた状態を示すとともに、図8は、バッジプレート1をワイシャツShの胸ポケットShpの上端縁(Ce)に取付けた状態を示している。
【0034】
このように、本実施形態に係るバッジプレート1は、基本的な構成として、一枚のネームプレート2を有し、このネームプレート2のオモテ面2fにおける一方側2dに、少なくとも氏名を表示する表示部3を設け、かつ当該ネームプレート2の他方側2uにピンバッジBのピン部Bpを挿通可能なピン挿通孔部4を設けるとともに、ネームプレート2のウラ面2rに、衣類Cにおけるエッジ部分Ceを挟むことにより取付可能な着脱式に構成した少なくとも一つのクリップ部5p…を固定してなるため、議員バッジBmで代表される各種ピンバッジBとネームプレート2を組合わせることにより、議員バッジBmを含む各種ピンバッジBの多様性(多機能性)を高めることができるとともに、各種ピンバッジBの汎用性、更には応用性及び発展性を高めることができる。特に、各種ピンバッジBを、ワイシャツ等の各種衣類Cにおけるエッジ部分Ceに、容易に取付けることができるとともに、ワイシャツ等に穴を開けてしまうなどワイシャツ等を痛めてしまう問題を解消することができる。
【0035】
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
【0036】
例えば、議員バッジBmを例示し、表示部3に、議会名と氏名を表示する場合を示したが、少なくとも氏名を表示すれば足りるとともに、その他、議会における所属先等の各種情報を表示することができる。また、左右のクリップ部5p,5qを使用した場合を例示したが、その他、一つのクリップ部5pであってもよい。この場合、例えば、クリップ本体部23をT形に形成することにより、操作部23cを一つとし、把持部23hを左右両端における二か所に設けるなどの構成も可能である。ネームプレート2は、アルミニュウム素材Mが望ましいが、その他、他の金属素材はじめ、木質素材やプラスチック素材等の各種形成素材を排除するものではない。さらに、ネームプレート2のオモテ面2fにおける下側2dに表示部3を設け、かつ上側2uにおける左右方向Fpの中央位置Xcにピン挿通孔部4を設けることが望ましいが、その他、上下左右の中心部位にピン挿通孔部4を設け、このピン挿通孔部4の両側、例えば、左右二か所に表示部3,3を設けるなど、他の各種態様を排除するものではない。一方、クリップ部5p…には、安全ピン付クリップ部5p…を使用することが望ましいが、安全ピン25…は無くてもよく、必須の構成要素となるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、議員バッジ,社章バッジ,様々な組織における固有バッジ等の各種ピンバッジを支持するバッジプレートとして利用できる。
【符号の説明】
【0038】
1:バッジプレート,2:ネームプレート,2d:ネームプレートのオモテ面における一方側(下側),2f:ネームプレートのオモテ面,2u:ネームプレートの他方側(上側),2r:ネームプレートのウラ面,3:表示部,4:ピン挿通孔部,5p:クリップ部(左クリップ部),5q:クリップ部(右クリップ部),B:ピンバッジ,Bp:ピンバッジのピン部,Bm:議員バッジ,C:衣類,Ce:衣類におけるエッジ部分,M:アルミニュウム素材,Fp:左右方向,Xc:中央位置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8