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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022084507
(43)【公開日】2022-06-07
(54)【発明の名称】研磨パッド洗浄装置及び研磨装置
(51)【国際特許分類】
   B24B 53/017 20120101AFI20220531BHJP
   B24B 53/12 20060101ALI20220531BHJP
   B24B 37/00 20120101ALI20220531BHJP
   B24B 37/10 20120101ALI20220531BHJP
   H01L 21/304 20060101ALI20220531BHJP
【FI】
B24B53/017 Z
B24B53/12 Z
B24B37/00 K
B24B37/10
H01L21/304 622M
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021054761
(22)【出願日】2021-03-29
(31)【優先権主張番号】10-2020-0161048
(32)【優先日】2020-11-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】511028928
【氏名又は名称】エスケー シルトロン カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ジファン
【テーマコード(参考)】
3C047
3C158
5F057
【Fターム(参考)】
3C047AA15
3C047AA18
3C047AA22
3C047AA34
3C047AA37
3C047EE11
3C158AA07
3C158AC04
3C158CB01
3C158DA12
3C158DA17
3C158EA01
3C158EA11
3C158EB01
5F057AA21
5F057AA31
5F057BA11
5F057BB03
5F057CA11
5F057DA02
5F057DA26
5F057DA39
5F057EB27
5F057EC30
5F057FA13
5F057FA39
5F057FA42
(57)【要約】      (修正有)
【課題】清浄度を改善できる研磨パッド洗浄装置及び研磨装置を提供する。
【解決手段】研磨パッド洗浄装置170は、研磨パッド120のポアに気体を噴射する少なくとも1つ以上の気体ノズル211、212と、研磨パッドのポアに液体を噴射する少なくとも1つ以上の液体ノズル221とを含む。少なくとも1つ以上の気体ノズル211、212と液体ノズル221を利用して研磨パッド120のポア内に残留する異物やスラリーを除去し、研磨パッド120の清浄度を改善する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
研磨パッドのポアに気体を噴射する第1気体ノズルと、
前記研磨パッドのポアに液体を噴射する第1液体ノズルと、
を含む、研磨パッド洗浄装置。
【請求項2】
前記研磨パッドのポアに液体を噴射するために、前記第1液体ノズルに隣接して配置される第2液体ノズルをさらに含む、請求項1に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項3】
前記第1液体ノズルと前記第2液体ノズルの間の離隔距離は、前記研磨パッドのポアの入口の直径より大きい、請求項2に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項4】
前記研磨パッドのポアに液体を噴射するために、前記第1液体ノズルと前記第2液体ノズルの間に配置される第3液体ノズルをさらに含む、請求項2に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項5】
前記第1~第3液体ノズルのそれぞれは、多方向噴射されるように前記研磨パッドの表面に垂直な垂直軸を中心に回転可能である、請求項4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項6】
前記第1液体ノズルは、前記研磨パッドの表面に対して第1傾斜角で配置され、
前記第2液体ノズルは、前記研磨パッドの表面に対して第2傾斜角で配置され、
前記第3液体ノズルは、前記研磨パッドの表面に対して垂直に配置される、
請求項5に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項7】
前記研磨パッドのポアに気体を噴射する第2気体ノズルをさらに含む、請求項4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項8】
前記第2気体ノズルは、前記第1気体ノズルよりも前記第1~第3液体ノズルのうちの1つに近く配置される、請求項7に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項9】
前記第3液体ノズルは、前記第1気体ノズルと前記第2気体ノズルの間に配置される、請求項4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項10】
前記第1気体ノズルと前記第2気体ノズルの間に前記第1~第3液体ノズルが配置される、請求項7に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項11】
前記第1~第3液体ノズルの配置方向は、前記第1及び第2気体ノズルの配置方向と異なる、請求項7に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項12】
前記第1及び第2気体ノズル、そして前記第1~第3液体ノズルを支持する少なくとも1つ以上のアームをさらに含む、請求項4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項13】
前記研磨パッドの表面をドレッシングするブラシをさらに含む、請求項4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項14】
前記ブラシは、前記第1気体ノズル及び前記第2気体ノズルのうち少なくとも1つの気体ノズルに隣接して配置される、請求項13に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項15】
前記気体は、空気であり、
前記液体は、洗浄水である、
請求項1に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項16】
前記第1気体ノズルによって前記気体が噴射されて前記ポア内部が拡張し、
前記第1液体ノズルによって前記液体が拡張された前記ポア内部に噴射され、拡張された前記ポア内部に残留する異物やスラリーが排出される、
請求項1に記載の研磨パッド洗浄装置。
【請求項17】
定盤と、
前記定盤の上に配置された研磨パッドと、
前記研磨パッドの上に位置する研磨ヘッドであって、当該研磨ヘッドの下部にウェハーが吸着された状態で前記研磨パッドを加圧する研磨ヘッドと、
前記研磨パッドの上にスラリーを噴射するスラリー噴射ノズルと、
研磨パッド洗浄装置と、
を含み、
前記研磨パッド洗浄装置は、
前記研磨パッドのポアに気体を噴射する第1気体ノズルと、
前記研磨パッドのポアに液体を噴射する第1液体ノズルと、
を含む、研磨装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例は、研磨パッド洗浄装置及び研磨装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、半導体素子製造用材料として幅広く用いられているウェハーは、多結晶シリコンを原材料として作られた単結晶シリコン薄板をいう。
【0003】
このようなウェハーは、多結晶シリコンを単結晶シリコンインゴット(ingot)に成長させた後、シリコンインゴットをウェハーの形態にスライスするスライシング(slicing)工程と、ウェハーの厚さを均一化して平面化するラッピング(lapping)工程と、機械的な研磨によって発生した損傷を除去または緩和するエッチング(etching)工程と、ウェハー表面を鏡面化する研磨(polishing)工程と、ウェハーを洗浄する洗浄工程(cleaning)等を経て製造される。
【0004】
通常、研磨工程は、ウェハーがデバイス過程に入る前に、最終的に平坦度と表面粗さを作る過程であるので、非常に重要な過程である。
【0005】
研磨工程は、ウェハーの両面を研磨する両面研磨(DSP)工程と、ウェハーの一面の異物を除去するファイナル研磨工程(FP)を含む。
【0006】
ファイナル研磨工程は、キャリアによって移送されたウェハーが研磨パッドの上で加圧された状態で回転することで、ウェハーの表面が機械的に平坦化されるようにすると共に、研磨パッドの上に化学的反応を起こすスラリー(slurry)を供給することで、ウェハーの表面が化学的に平坦化されるようにする。
【0007】
勿論、研磨工程で効率的な研磨率を達成するために、研磨パッドの表面粗さが常に一定に維持されなければならない。
【0008】
ところが、研磨工程を繰り返して行う研磨パッドは、その表面粗さが低下してポリッシング機能が徐々に喪失されるので、これを防止するために別途に研磨パッドの状態を最適化する洗浄工程が行われる。
【0009】
図1に示されたように、研磨パッドの表面にはポア3が備えられ、このポア3内に異物5やスラリー粒子が満たされる。
【0010】
従来では、ノズル7から洗浄水が研磨パッド1に噴射される。しかし、ポア3の入口が狭いので洗浄水がポア3内に噴射されず、ポア3内の異物5やスラリー粒子が容易に除去されず洗浄不良が発生する問題点があった。
【0011】
特に、従来では、ノズル7が研磨パッド1に対して垂直噴射されるので、ポア3内の異物5やスラリー粒子を一層除去し難かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
実施例は、上述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0013】
実施例の別の目的は、清浄度を改善できる研磨パッド洗浄装置及び研磨装置を提供することにある。
【0014】
実施例のさらに別の目的は、清浄度の改善によってウェハー汚染を最小化した研磨パッド洗浄装置及び研磨装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記のような目的を達成するために実施例の一側面によれば、研磨パッド洗浄装置は、研磨パッドのポアに気体を噴射する第1気体ノズルと、前記研磨パッドのポアに液体を噴射する第1液体ノズルとを含む。
【0016】
実施例の別の側面によれば、研磨装置は、定盤と、前記定盤の上に配置された研磨パッドと、前記研磨パッドの上に位置され、下部にウェハーが吸着されて前記研磨パッドに加圧される研磨ヘッドと、前記研磨パッドの上にスラリーを噴射するスラリー噴射ノズルと、研磨パッド洗浄装置とを含む。前記研磨パッド洗浄装置は、研磨パッドのポアに気体を噴射する第1気体ノズルと、前記研磨パッドのポアに液体を噴射する第1液体ノズルとを含む。
【発明の効果】
【0017】
実施例に係る研磨パッド洗浄装置及び研磨装置の効果に対して説明すると、次のようである。
【0018】
実施例のうち少なくとも1つによれば、少なくとも1つ以上の気体ノズルと液体ノズルを利用して研磨パッドのポア内に残留する異物やスラリーを除去できるので、研磨パッドの清浄度を改善することができる利点がある。
【0019】
実施例のうち少なくとも1つによれば、第1液体ノズルと第2液体ノズルが対向するように対角線方向に配置され、第1液体ノズルと第2液体ノズルのそれぞれから噴射された液体が研磨パッドのポア内部に対角線方向に衝突して、研磨パッドのポア内の異物やスラリーがより完璧に除去される利点がある。
【0020】
実施例のうち少なくとも1つによれば、研磨パッドの表面に対して傾斜角を有するように配置された第1及び第2液体ノズルと、これら第1及び第2液体ノズルの間で研磨パッドの表面に対して垂直に配置された第3液体ノズルによって、研磨パッドのポア内部に残留する異物やスラリーがより完璧に除去されることで、研磨パッドの清浄度が改善される利点がある。
【0021】
実施例の適用可能性の追加的な範囲は、以下の詳細な説明から明白になるだろう。なお、実施例の思想及び範囲内における多様な変更及び修正は、当業者に明確に理解されるところであり、詳細な説明及び好ましい実施例のような特定の実施例は、単に例示である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】従来の研磨パッドを洗浄する様子を示す。
図2】実施例に係る研磨装置を示す。
図3】第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置を示した平面図である。
図4】第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置を示した側面図である。
図5】第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置がウェハーの上で移動する様子を示す。
図6】第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置において第1気体ノズルから気体が噴射される様子を示す。
図7】第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置において液体ノズルから気体が噴射される様子を示す。
図8】第2実施例に係る研磨パッド洗浄装置を示した平面図である。
図9図8の第1及び第2液体ノズルを利用して研磨パッドを洗浄する様子を示す。
図10a】研磨パッド洗浄装置が第1方向に移動しながら研磨パッドを洗浄する様子を示す。
図10b】研磨パッド洗浄装置が第1方向に移動しながら研磨パッドを洗浄する様子を示す。
図11a】研磨パッド洗浄装置が第2方向に移動しながら研磨パッドを洗浄する様子を示す。
図11b】研磨パッド洗浄装置が第2方向に移動しながら研磨パッドを洗浄する様子を示す。
図12】第3実施例に係る研磨パッド洗浄装置を示した平面図である。
図13図12の第1~第3洗浄装置のそれぞれにおける液体噴射方向を示す。
図14】比較例及び実施例におけるLLSレベルを示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付された図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。ただし、本発明の技術思想は、説明される一部実施例に限定されるものではなく、多様な形態に具現することができ、本発明の技術思想の範囲内であれば、実施例間のその構成要素のうち1つ以上を選択的に結合または置き換えて用いることができる。また、本発明の実施例で用いられる用語(技術及び科学的用語を含む)は、明白に特定して記述されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に一般的に理解できる意味と解釈され、辞書に定義された用語のように一般的に使用される用語は、かかわる技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈できるだろう。また、本発明の実施例で用いられる用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、記載上特に限定しない限り複数形も含むことができ、「A及びB、Cのうち少なくとも1つ(または1つ以上)」と記載される場合、A、B、Cで組合せることのできる全ての組合せのうち1つ以上を含むことができる。また、本発明の実施例の構成要素の説明において、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を用いることができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語によって当該構成要素の本質または順序等が限定されるものではない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素は他の構成要素に直接的に連結または接続される場合と、各構成要素の間にさらに他の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」される場合を全て含む。また、各構成要素の「上または下」に形成または配置されると記載される場合、「上または下」は、2つの構成要素が直接接触する場合だけではなく、1つ以上のさらに他の構成要素が2つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また「上または下」と表現される場合、1つの構成要素を基準として、上側方向だけではなく下側方向の意味も含むことができる。
【0024】
図2は、実施例に係る研磨装置を示す。
【0025】
図2を参照すると、実施例に係る研磨装置100は、定盤110、研磨パッド120、研磨ヘッド130及びスラリー噴射ノズル140を含むことができる。
【0026】
定盤110は、回転可能であってもよいが、これに限定されるものではない。
【0027】
定盤110が回転する場合は、研磨パッド120は、定盤110の上に付着して定盤110の回転によって回転することができる。
【0028】
研磨ヘッド130は、研磨パッド120の上に位置され、下部にウェハー10が吸着される。例えば、ウェハー10が吸着された研磨ヘッド130が下部方向に移動して研磨パッド120を加圧することができる。この時、定盤110の回転と同期して回転する研磨パッド120によって、ウェハー10表面の研磨及び異物(図4の123)が除去される。定盤110の研磨パッド120が回転する時、研磨パッド120とウェハー10の間にスラリー噴射ノズル140によってスラリーが噴射され、ウェハー10の研磨がより容易に行われる。
【0029】
スラリー噴射ノズル140は、ウェハー10が付着される研磨ヘッド130の側方に位置され、研磨パッド120全体にかけて洗浄液を噴射できるように移動可能に設置される。
【0030】
例えば、定盤110が回転する代わりに研磨ヘッド130が回転してもよい。例えば、定盤110と研磨ヘッド130の両方ともが回転するものの、相互が反対方向に回転してもよい。
【0031】
一方、研磨工程が繰り返し行わるほど研磨パッド120の表面に各種異物(図4の123)やスラリーが積もるので、このような異物123やスラリーを除去する必要がある。
【0032】
実施例に係る研磨装置100は、研磨パッド洗浄装置170をさらに含むことができる。
【0033】
研磨パッド洗浄装置170は、研磨パッド120を洗浄して研磨パッド120の表面の異物123やスラリーを除去することができる。
【0034】
一方、研磨工程が繰り返し行わるほど研磨パッド洗浄装置170のブラシ201に異物123やスラリーが付くので、これを除去する必要がある。
【0035】
実施例に係る研磨装置100は、水槽150及び超音波発生機160をさらに含むことができる。
【0036】
水槽150には、洗浄液が満たされている。ブラシ201が水槽150に浸けた後、超音波発生機160から発生した超音波によって洗浄液に波動を与えることで、ブラシ201の異物123やスラリーが除去される。
【0037】
水槽150は、定盤110の一側に備えられるが、ブラシアーム(図3の203)に備えられたブラシ201が浸かるほどの洗浄液を保持するように構成され、超音波が伝わる石英材質からなることが好ましい。例えば、水槽150は、上側が開放された開口を有し、内部底面がフラットな平面を有することができる。
【0038】
この時、水槽150側に洗浄液を連続的に供給する供給流路(図示されない)が備えられ、水槽150に満たされた洗浄液がオーバーフローするように構成される。
【0039】
超音波発生機160は、水槽150の下側に備えられるが、水槽150に浸けたブラシ201に向かって超音波を発せられるように構成される。実施例によれば、超音波発生機160は、水平方向に一定間隔を置いて配置された複数個のモジュール形態で構成されるが、これに限定されるものではない。
【0040】
上記のように構成された実施例に係る研磨装置100の動作を説明する。
【0041】
まず、研磨パッド120が定盤110の上に接着され、ウェハー10が研磨ヘッド130の下部に吸着される。以後、研磨ヘッド130によってウェハー10が研磨パッド120の表面に加圧された状態で回転すると同時にスラリー噴射ノズル140によってスラリーが供給されることで、研磨工程が行われる。
【0042】
このような研磨工程が繰り返し行われると、図4に示されたように、研磨パッド120 に各種異物123が積もることになる。
【0043】
研磨パッド120に積もった異物123を除去するために研磨パッド120の洗浄工程が行われるが、実施例の研磨パッド洗浄装置170から高速高圧の液体が噴射され、ブラシ201が研磨パッド120の表面を加圧した状態で水平移動しながら研磨パッド120の表面をドレッシングして、研磨パッド120に積もった異物123が除去される。
【0044】
研磨パッド120から異物123が除去された後、他のウェハー10に対する研磨工程が行われる。
【0045】
一方、ウェハー10に対する研磨工程が行われると同時に、研磨パッド洗浄装置170のブラシ201に対する洗浄工程も行われる。即ち、ブラシ201が水槽150に浸けた後、超音波発生機160により発生した超音波によって洗浄液に振動が発生する。このように発生した洗浄液の振動によって、ブラシ201に残留する異物123やスラリーがより容易に除去される。
【0046】
上記のように、研磨工程によって積もった異物123が研磨パッド120の研磨工程で除去され、ブラシ201に残留する異物123が水槽150と超音波発生機160によって除去される。
【0047】
以下では、実施例の研磨パッド洗浄装置170をより詳細に説明する。
【0048】
[第1実施例]
図3は、第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置を示した平面図であり、図4は、第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置を示した側面図である。
【0049】
図3を参照すると、第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置170は、第1気体ノズル211及び液体ノズル221を含むことができる。
【0050】
第1気体ノズル211は、研磨パッド120のポア121に気体を噴射することができる。気体は、高圧高速で噴射される。気体は、例えば空気であってもよいが、これに限定されるものではない。
【0051】
液体ノズル221は、研磨パッド120のポア121に液体を噴射することができる。液体は、高圧高速で噴射される。液体は、例えば洗浄水(DI water)であってもよいが、これに限定されるものではない。
【0052】
液体ノズル221は、第1気体ノズル211に隣接して配置されてもよい。液体ノズル221は、研磨パッド120の表面に垂直な垂直軸を中心に360度回転が可能であるので、液体の噴射方向を調節することができる。即ち、液体ノズル221は、多方向噴射されるように回転可能であってもよい。
【0053】
例えば、第1気体ノズル211が動作して気体が噴射された後、続いて液体ノズル221が動作して液体が噴射される。
【0054】
具体的に、例えば、図6に示されたように、第1気体ノズル211から気体が高圧高速で研磨パッド120のポア121aに噴射される。高圧高速で噴射された気体よって、研磨パッド120のポア121a内部の体積、即ち空いた空間が拡張される。これによって、研磨パッド120のポア121aの入口が拡張される。
【0055】
続いて、図7に示されたように、液体ノズル221から液体が高圧高速で前記拡張されたポア121aに噴射される。高圧高速で噴射された液体が前記拡張されたポア121a内部に入り易くなり、前記ポア121a内部に入ってきた液体によってポア121a内部に残留する異物123やスラリーがポア121aの外部に排出される。
【0056】
第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置170は、第2気体ノズル212をさらに含むことができる。
【0057】
第2気体ノズル212は、液体ノズル221に隣接して配置されてもよい。例えば、第1気体ノズル211と第2気体ノズル212の間に液体ノズル221が配置される。例えば、第2気体ノズル212は、第1気体ノズル211よりも液体ノズル221に近く配置される。
【0058】
例えば、一方向に沿って第1気体ノズル211、液体ノズル221及び第2気体ノズル212が配置される。
【0059】
図5に示されたように、研磨パッド洗浄装置170が右側から左側に移動する場合、第1気体ノズル211と液体ノズル221が動作して研磨パッド120に対する洗浄が行われる。即ち、第1気体ノズル211から噴射された気体によって研磨パッド120の第1ポア内部が拡張し、液体ノズル221から噴射された液体によって、前記拡張された第1ポア内部に残留する異物123やスラリーが第1ポアの外部に排出される。
【0060】
研磨パッド洗浄装置170が左側から右側に移動する場合、第2気体ノズル212と液体ノズル221が動作して研磨パッド120に対する洗浄が行われる。即ち、第2気体ノズル212から噴射された気体によって研磨パッド120の第2ポア内部が拡張し、液体ノズル221から噴射された液体によって、前記拡張された第2ポア内部に残留する異物123やスラリーが第2ポアの外部に排出される。
【0061】
第1実施例に係る研磨パッド洗浄装置170は、ブラシ201をさらに含むことができる。
【0062】
ブラシ201は、研磨パッド120の表面をドレッシングすることができる。
【0063】
図5では、ブラシ201が第1気体ノズル211に隣接して配置されているが、第2気体ノズル212に隣接して配置されてもよく、第1気体ノズル211の左側だけではなく第2気体ノズル212の右側にも配置されてもよい。
【0064】
ブラシ201は、ブラシアーム203によって支持され、移動または回転することができる。
【0065】
例えば、第1及び第2気体ノズル211、212、そして液体ノズル221のそれぞれは、アーム215~217によって支持され、移動または回転することができる。
【0066】
図3では、3つのアーム215~217のそれぞれに第1及び第2気体ノズル211、212、そして液体ノズル221が取付けられるものとして図示されているが、1つのアームに第1及び第2気体ノズル211、212、そして液体ノズル221が取付けられてもよい。
【0067】
第1実施例によれば、少なくとも1つ以上の気体ノズルと液体ノズル221を利用して研磨パッド120のポア121内に残留する異物123やスラリーを除去できるので、研磨パッド120の清浄度を改善することができる。
【0068】
[第2実施例]
図8は、第2実施例に係る研磨パッド洗浄装置を示した平面図である。
【0069】
第2実施例は、液体ノズル222が1つ追加されることを除いては、第1実施例と同一である。第2実施例では、第1実施例と同じ機能、形状及び/または構造を有する構成要素に対しては同じ図面符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0070】
図8を参照すると、第2実施例に係る研磨パッド洗浄装置170は、第1気体ノズル211、第1液体ノズル221、第2液体ノズル222及び第2気体ノズル212を含むことができる。
【0071】
第1気体ノズル211、第2気体ノズル212及び第1液体ノズル221は、第1実施例の説明から容易に理解できるので、詳細な説明は省略する。
【0072】
第2液体ノズル222は、研磨パッド120のポア121に液体を噴射することができる。液体は、例えば洗浄水であってもよいが、これに限定されるものではない。例えば、第2液体ノズル222に使用される液体は、第1液体ノズル221に使用される液体と同一であってもよいが、これに限定されるものではない。
【0073】
第2液体ノズル222は、第1液体ノズル221に隣接して配置されてもよい。第2液体ノズル222は、研磨パッド120の表面に垂直な垂直軸を中心に360度回転が可能であるので、液体の噴射方向を調節することができる。即ち、第2液体ノズル222は、多方向噴射されるように回転可能であってもよい。
【0074】
例えば、第1液体ノズル221と第2液体ノズル222の間の離隔距離は、研磨パッド120のポア121の入口の直径より大きくてもよい。
【0075】
例えば、研磨パッド120のポア121の上に第1液体ノズルと第2液体ノズル222が位置される時、第1液体ノズル221は、研磨パッド120のポア121の上で左側に位置され、第2液体ノズル222は、研磨パッド120のポア121の上で右側に位置される。
【0076】
第1気体ノズル211と第2気体ノズル212の間に、第1液体ノズル221及び第2液体ノズル222が配置される。
【0077】
第1液体ノズル221と第2液体ノズル222の配置方向と第1気体ノズル211と第2気体ノズル212の配置方向は、異なってもよい。例えば、第1気体ノズル211と第2気体ノズル212は、第1方向に沿って配置され、第1液体ノズル221と第2液体ノズル222は、第1方向と垂直な第2方向に沿って配置されてもよいが、これに限定されるものではない。第1方向は、研磨パッド120の進行方向であり、第2方向は、研磨パッド120の進行方向に垂直な方向であってもよい。
【0078】
図9に示されたように、第1液体ノズル221は、研磨パッド120の表面に対して第1傾斜角で配置され、第2液体ノズル222は、研磨パッド120の表面に対して第2傾斜角で配置されてもよい。例えば、第1傾斜角と第2傾斜角は、ポア121の中心を通る研磨パッド120の表面に対する垂直線から同じ角度を有することができるが、これに限定されるものではない。
【0079】
よって、第1液体ノズル221によって噴射された第1液体は、右側下部に向かった第1傾斜角で噴射され、第2液体ノズル222によって噴射された第2液体は、左側下部に向かった第2傾斜角で噴射される。
【0080】
このような場合、第1液体ノズル221によって噴射された第1液体は、研磨パッド120のポア121内部の右側内壁に強く衝突し、第2液体ノズル222によって噴射された第2液体は、研磨パッド120のポア121内部の左側内壁に強く衝突することができる。
【0081】
例えば、衝突によって研磨パッド120の内部に残留する異物123やスラリーが研磨パッド120のポア121の外部に弾き出される。よって、第1及び第2液体ノズル221、222によって研磨パッド120のポア121内部に残留する異物123やスラリーが容易に除去される。
【0082】
図10a及び図10bは、研磨パッド洗浄装置が第1方向に移動しながら研磨パッドを洗浄する様子を示す。
【0083】
図5で、研磨パッド洗浄装置170が右側から左側に移動する場合、図10aに示されたように、第1気体ノズル211から噴射された気体によって研磨パッド120のポア121a内部が拡張される。研磨パッド洗浄装置170がさらに左側に移動する場合、第1及び第2液体ノズル221、222のそれぞれから対角線方向に噴射された液体によって前記拡張されたポア121a内部に残留する異物123やスラリーがポア121a外部に排出される。
【0084】
図11a及び図11bは、研磨パッド洗浄装置が第2方向に移動しながら研磨パッドを洗浄する様子を示す。
【0085】
図5で、研磨パッド洗浄装置170が左側から右側に移動する場合、第2気体ノズル212から噴射された気体によって研磨パッド120のポア121b内部が拡張される。研磨パッド洗浄装置170がさらに右側に移動する場合、第1及び第2液体ノズル221,222のそれぞれから対角線方向に噴射された液体によって前記拡張されたポア121b内部に残留する異物123やスラリーがポア121b外部に排出される。
【0086】
第2実施例によれば、第1液体ノズル221と第2液体ノズル222が対向するように対角線方向に配置され、第1液体ノズル221と第2液体ノズル222のそれぞれから噴射された液体が研磨パッド120のポア121内部に対角線方向に衝突して、研磨パッド120のポア121内の異物123やスラリーがより完璧に除去される。
【0087】
図10a、図10b、図11a及び図11bで、研磨パッド表面の水膜(DI water layer)125は、第1及び第2気体ノズル211、212から噴射される気体によって除去される。
【0088】
[第3実施例]
図12は、第3実施例に係る研磨パッド洗浄装置を示した平面図である。
【0089】
第3実施例は、液体ノズルが2つ追加されることを除いては、第1実施例と同一である。第3実施例では、第1実施例と同じ機能、形状及び/または構造を有する構成要素に対しては同じ図面符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0090】
図12を参照すると、第3実施例に係る研磨パッド洗浄装置170は、第1気体ノズル211、第1液体ノズル221、第2液体ノズル222、第3液体ノズル223及び第2気体ノズル212を含むことができる。
【0091】
第1気体ノズル211、第2気体ノズル212、第1液体ノズル221及び第2液体ノズル222は、第2実施例の説明から容易に理解できるので、詳細な説明は省略する。
【0092】
例えば、第1気体ノズル211、第3液体ノズル223及び第2気体ノズル212は、第1方向に沿って一列に配置されてもよい。例えば、第1液体ノズル221、第3液体ノズル223及び第2液体ノズル222は、第2方向に沿って一列に配置されてもよい。第1方向は、研磨パッド120の進行方向であり、第2方向は、研磨パッド120の進行方向に垂直な方向であってもよい。第1方向と第2方向は、相互垂直であってもよいが、これに限定されるものではない。例えば、第3液体ノズル223は、第1方向と第2方向の交差点に配置されてもよい。
【0093】
例えば、第2気体ノズル212は、第1気体ノズル211よりも第1~第3液体ノズル221、222、223のうちの1つに近く配置されてもよい。
【0094】
第3液体ノズル223は、研磨パッド120のポア121に液体を噴射することができる。液体は、例えば洗浄水であってもよいが、これに限定されるものではない。例えば、第3液体ノズル223に使用される液体は、第1液体ノズル221及び/または第2液体ノズル222に使用される液体と同一であってもよいが、これに限定されるものではない。
【0095】
第3液体ノズル223は、第1液体ノズル221と第2液体ノズル222の間に配置されてもよい。第3液体ノズル223は、第1気体ノズル211と第2気体ノズル212の間に配置されてもよい。
【0096】
第3液体ノズル223は、研磨パッド120の表面に垂直な垂直軸を中心に360度回転が可能であるので、液体の噴射方向を調節することができる。即ち、第3液体ノズル223は、多方向噴射されるように回転可能であってもよい。
【0097】
第1~第3液体ノズル221~223は、第1気体ノズル211と第2気体ノズル212の間に配置されてもよい。
【0098】
第1~第3液体ノズル221~223の配置方向と第1気体ノズル211と第2気体ノズル212の配置方向は、異なってもよい。例えば、第1気体ノズル211と第2気体ノズル212は、第1方向に沿って配置され、第1~第3液体ノズル221~223は、第1方向と垂直な第2方向に沿って配置されてもよいが、これに限定されるものではない。
【0099】
図12には、3つの液体ノズルが配置されているが、これより多くの液体ノズルが備えられてもよい。
【0100】
例えば、第1液体ノズル221と第2液体ノズル222の離隔距離は、研磨パッド120のポア121の入口の直径より大きくてもよい。このような場合、図13に示されたように、第1液体ノズル221は、研磨パッド120の表面に対して第1傾斜角で配置され、第2液体ノズル222は、研磨パッド120の表面に対して第2傾斜角で配置され、第1液体ノズル221と第2液体ノズル222の間に配置された第3液体ノズル223は、研磨パッドの表面に対して垂直に配置されてもよい。例えば、第1傾斜角と第2傾斜角は、ポア121の中心を通る研磨パッド120の表面に対する垂直線から同じ角度を有することができるが、これに限定されるものではない。
【0101】
よって、第1液体ノズル221によって噴射された第1液体は、右側下部に向かった第1傾斜角で噴射され、第2液体ノズル222によって噴射された第2液体は、左側下部に向かった第2傾斜角で噴射され、第3液体ノズル223によって噴射された第3液体は、研磨パッドの表面に対して垂直に噴射される。
【0102】
このような場合、第1液体ノズル221によって噴射された第1液体は、研磨パッド120のポア121内部の右側内壁に強く衝突し、第2液体ノズル222によって噴射された第2液体は、研磨パッド120のポア121内部の左側内壁に強く衝突し、第3液体ノズル223によって噴射された第3液体は、研磨パッド120のポア121内部の底面に強く衝突することができる。
【0103】
例えば、衝突によって研磨パッド120の内部に残留する異物123やスラリーが研磨パッド120のポア121の外部に弾き出される。よって、第1~第3液体ノズル221~223によって研磨パッド120のポア121内部に残留する異物123やスラリーが容易に除去される。
【0104】
第3実施例によれば、傾斜角を有するように配置された第1及び第2液体ノズル221、222と、これら第1及び第2液体ノズル221、222の間で研磨パッドの表面に対して垂直に配置された第3液体ノズル223によって、研磨パッド120のポア121内部に残留する異物123やスラリーがより完璧に除去されることで、研磨パッド120の清浄度が改善される。
【0105】
図14は、比較例及び実施例におけるLLSレベルを示す。
【0106】
図14に示されたように、比較例に比べて実施例1、実施例2及び実施例3のいずれもLLS個数が少なく、これはパーティクルやスラリーが減少することを意味することができる。よって、実施例1、実施例2及び実施例3のいずれも比較例に比べて研磨パッド120の清浄度が良くなることがわかる。
【0107】
上記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈されてはならず、例示的なものであると考慮されなければならない。実施例の範囲は、添付された請求の範囲の合理的解釈によって決定されるべきであり、実施例の等価的範囲内における全ての変更は、実施例の範囲に含まれる。
【0108】
(付記)
(付記1)
研磨パッドのポアに気体を噴射する第1気体ノズルと、
前記研磨パッドのポアに液体を噴射する第1液体ノズルと、
を含む、研磨パッド洗浄装置。
【0109】
(付記2)
前記研磨パッドのポアに液体を噴射するために、前記第1液体ノズルに隣接して配置される第2液体ノズルをさらに含む、付記1に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0110】
(付記3)
前記第1液体ノズルと前記第2液体ノズルの間の離隔距離は、前記研磨パッドのポアの入口の直径より大きい、付記2に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0111】
(付記4)
前記研磨パッドのポアに液体を噴射するために、前記第1液体ノズルと前記第2液体ノズルの間に配置される第3液体ノズルをさらに含む、付記2に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0112】
(付記5)
前記第1~第3液体ノズルのそれぞれは、多方向噴射されるように前記研磨パッドの表面に垂直な垂直軸を中心に回転可能である、付記4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0113】
(付記6)
前記第1液体ノズルは、前記研磨パッドの表面に対して第1傾斜角で配置され、
前記第2液体ノズルは、前記研磨パッドの表面に対して第2傾斜角で配置され、
前記第3液体ノズルは、前記研磨パッドの表面に対して垂直に配置される、
付記5に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0114】
(付記7)
前記研磨パッドのポアに気体を噴射する第2気体ノズルをさらに含む、付記4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0115】
(付記8)
前記第2気体ノズルは、前記第1気体ノズルよりも前記第1~第3液体ノズルのうちの1つに近く配置される、付記7に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0116】
(付記9)
前記第3液体ノズルは、前記第1気体ノズルと前記第2気体ノズルの間に配置される、付記4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0117】
(付記10)
前記第1気体ノズルと前記第2気体ノズルの間に前記第1~第3液体ノズルが配置される、付記7に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0118】
(付記11)
前記第1~第3液体ノズルの配置方向は、前記第1及び第2気体ノズルの配置方向と異なる、付記7に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0119】
(付記12)
前記第1及び第2気体ノズル、そして前記第1~第3液体ノズルを支持する少なくとも1つ以上のアームをさらに含む、付記4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0120】
(付記13)
前記研磨パッドの表面をドレッシングするブラシをさらに含む、付記4に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0121】
(付記14)
前記ブラシは、前記第1気体ノズル及び前記第2気体ノズルのうち少なくとも1つの気体ノズルに隣接して配置される、付記13に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0122】
(付記15)
前記気体は、空気であり、
前記液体は、洗浄水である、
付記1に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0123】
(付記16)
前記第1気体ノズルによって前記気体が噴射されて前記ポア内部が拡張し、
前記第1液体ノズルによって前記液体が拡張された前記ポア内部に噴射され、拡張された前記ポア内部に残留する異物やスラリーが排出される、
付記1に記載の研磨パッド洗浄装置。
【0124】
(付記17)
定盤と、
前記定盤の上に配置された研磨パッドと、
前記研磨パッドの上に位置する研磨ヘッドであって、当該研磨ヘッドの下部にウェハーが吸着された状態で前記研磨パッドを加圧する研磨ヘッドと、
前記研磨パッドの上にスラリーを噴射するスラリー噴射ノズルと、
研磨パッド洗浄装置と、
を含み、
前記研磨パッド洗浄装置は、
前記研磨パッドのポアに気体を噴射する第1気体ノズルと、
前記研磨パッドのポアに液体を噴射する第1液体ノズルと、
を含む、研磨装置。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10a
図10b
図11a
図11b
図12
図13
図14