(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022084828
(43)【公開日】2022-06-07
(54)【発明の名称】無線通信システムにおけるシステム情報伝達のための装置及び方法
(51)【国際特許分類】
H04W 48/10 20090101AFI20220531BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220531BHJP
【FI】
H04W48/10
H04W72/04 136
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022047379
(22)【出願日】2022-03-23
(62)【分割の表示】P 2019536249の分割
【原出願日】2018-01-04
(31)【優先権主張番号】62/442,237
(32)【優先日】2017-01-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/507,924
(32)【優先日】2017-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/520,235
(32)【優先日】2017-06-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/556,293
(32)【優先日】2017-09-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/856,752
(32)【優先日】2017-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2018-0001281
(32)【優先日】2018-01-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ヨン-ハン・ナム
(72)【発明者】
【氏名】ハオ・チェン
(72)【発明者】
【氏名】リ・グオ
(72)【発明者】
【氏名】ヴィクラム・チャンドラセカール
(57)【要約】 (修正有)
【課題】5G通信システムのシステム情報ブロック伝達及び獲得のための装置及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、基地局から、周波数位置、同期信号/物理放送チャネル(SS/PBCHブロック)と関連付けられたシステム情報ブロック1制御リソースセット(SIB1 CORESET)構成を含むリソースブロック(RB)の個数及びSIB1 CORESETの時間領域リソースの情報を含むSIB1 CORESET構成を受信し、SIB1 CORESET構成に基づいて、周波数位置を含む初期活性帯域幅部分、SIB1 CORESETを含むRBの個数及び残りの最小システム情報(RMSI)のヌメロロジーを決定し、基地局からSIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソースにマッピングされた物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を受信する。PDCCHは、SIB1を含むPDSCHのスケジューリング情報を含む。
【選択図】
図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおける端末装置において、
送受信機;及び
少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記送受信機は、
基地局からシステム情報ブロック1制御リソースセット(system information block 1 control resource set、SIB1 CORESET)構成を含むマスター情報ブロック(master information block、MIB)を運搬する物理放送チャネル(physical broadcasting channel、PBCH)を含む同期信号(synchronization signal、SS)/PBCHブロックを受信するように構成され、
前記SIB1 CORESET構成は周波数位置、前記SS/PBCHブロックと関連付けられたSIB1 CORESETを含むリソースブロック(resource block、RB)の個数及び前記SIB1 CORESETの時間領域リソースの情報を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記周波数位置、前記RBの個数及び前記時間領域リソースの情報に基づいて、前記周波数位置を含む初期活性帯域幅部分(bandwidth part、BWP)、前記SIB1 CORESETを含む前記RBの個数及び残りの最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)のヌメロロジー(numerology)を決定するように構成され、
前記送受信機は、
前記初期活性BWP、前記RBの個数及び前記ヌメロロジーに基づいて、前記基地局から前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソースにマッピングされた物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信するようにさらに構成され、
前記PDCCHはSIB1を含む物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)のスケジューリング情報を含む、
装置。
【請求項2】
前記SIB1 CORESETの前記周波数位置は前記SS/PBCHブロックの周波数位置から前記SIB1 CORESETの帯域幅の周波数オフセットによって構成され、
前記周波数オフセットは前記MIBに表示される、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記SIB1を含む前記PDSCHは前記初期活性BWP内に限定される、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記SIB1 CORESETの時間領域リソース情報は前記SIB1 CORESETに対する連続的なシンボルの個数を含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記SIB1 CORESET構成は各スロットでSIB1 CORESETの個数を示す情報をさらに含み、
前記SIB1 CORESETの個数の候補値は1又は2の内の1つに決定される、
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記SIB1 CORESET構成は前記SIB1 CORESETの直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボル番号を示す情報をさらに含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサは前記SS/PBCHブロックの受信方式に基づいて前記SIB1 CORESETを受信するために受信(receive、RX)ビームを用いるようにさらに構成された、
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
無線通信システムにおける基地局装置において、
送受信機;及び
少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
周波数位置を含む初期活性帯域幅部分(bandwidth part、BWP)、システム情報ブロック1制御リソースセット(system information block 1 control resource set、SIB1 CORESET)を含むリソースブロック(resource block、RB)の個数及び残りの最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)のヌメロロジー(numerology)を決定するように構成され、
前記送受信機は、
前記初期活性BWP、前記RBの個数及び前記ヌメロロジーに基づいて、端末に前記SIB1 CORESET構成を含むマスター情報ブロック(master information block、MIB)を運搬する物理放送チャネル(physical broadcasting channel、PBCH)を含む同期信号/物理放送チャネル(synchronization signal/physical broadcasting channel、SS/PBCH)ブロックを送信し、
前記初期活性BWP、前記RBの個数及び前記ヌメロロジーに基づいて、前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソースにマッピングされた物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を送信するように構成され、
前記PDCCHはSIB1を含む物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)のスケジューリング情報を含む、
装置。
【請求項9】
前記SIB1 CORESETの前記周波数位置は前記SS/PBCHブロックの周波数位置から前記SIB1 CORESETの帯域幅の周波数オフセットによって構成され、
前記周波数オフセットは前記MIBに表示される、
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記SIB1を含む前記PDSCHは前記初期活性BWP内に限定される、
請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記SIB1 CORESETの時間領域リソース情報は前記SIB1 CORESETに対する連続的なシンボルの個数を含む、
請求項8に記載の装置。
【請求項12】
前記SIB1 CORESET構成は各スロットでSIB1 CORESETの個数を示す情報をさらに含み、
前記SIB1 CORESETの個数の候補値は1又は2の内の1つに決定される、
請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記SIB1 CORESET構成は前記SIB1 CORESETの直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボル番号を示す情報をさらに含む、
請求項8に記載の装置。
【請求項14】
無線通信システムにおける端末の動作方法において、
基地局からシステム情報ブロック1制御リソースセット(system information block 1 control resource set、SIB1 CORESET)構成を含むマスター情報ブロック(master information block、MIB)を運搬する物理放送チャネル(physical broadcasting channel、PBCH)を含む同期信号(synchronization signal、SS)/PBCHブロックを受信する過程を含み、
前記SIB1 CORESET構成は周波数位置、前記SS/PBCHブロックと関連付けられたSIB1 CORESETを含むリソースブロック(resource block、RB)の個数及び前記SIB1 CORESETの時間領域リソースの情報を含み、
前記周波数位置、前記RBの個数及び前記時間領域リソースの情報に基づいて、前記周波数位置を含む初期活性帯域幅部分(bandwidth part、BWP)、前記SIB1 CORESETを含む前記RBの個数及び残りの最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)のヌメロロジー(numerology)を決定する過程と、
前記初期活性BWP、前記RBの個数及び前記ヌメロロジーに基づいて、前記基地局から前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソースにマッピングされた物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信する過程をさらに含み、
前記PDCCHはSIB1を含む物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)のスケジューリング情報を含む、
方法。
【請求項15】
前記SIB1 CORESETの前記周波数位置は前記SS/PBCHブロックの周波数位置から前記SIB1 CORESETの帯域幅の周波数オフセットによって構成され、
前記周波数オフセットは前記MIBに表示される、
請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に無線通信システムにおけるシステム情報伝達に関する。より具体的には、本開示は、無線通信システムにおけるシステム情報ブロック伝達及び獲得のための装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
4G(4th generation)通信システムの商用化以降、増加の趨勢にある無線データトラフィック需要を充足させるために、改善された5G(5th generation)通信システム又はpre-5G通信システムを開発するための努力が注がれている。このような理由で、5G通信システム又はpre-5G通信システムは、「4Gネットワーク以降の(Beyond 4G Network)通信システム」又は「LTE(Long Term Evolution)システム以降(Post LTE)のシステム」と呼ばれている。
【0003】
高いデータ伝送率を達成するために、5G通信システムは、超高周波(mmWave)帯域(例えば、60ギガ(60GHz)帯域)での具現が考慮されている。超高周波帯域での電波の経路損失を緩和し電波の伝達距離を増加させるために、5G通信システムでは、ビームフォーミング(beamforming)、マッシブマイモ(massive MIMO)、全次元MIMO(Full Dimensional MIMO、FD-MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam-forming)及び大規模アンテナ(large scale antenna)技術が論議されている。
【0004】
また、システムネットワークの改善のために、5G通信システムでは、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、D2D通信(Device to Device communication)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協調通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Points)、受信干渉除去(interference cancellation )などの技術開発が行われている。
【0005】
その他、5Gシステムでは、改善された進歩したコーディング変調(Advanced Coding Modulation、ACM)技術であるFQAM(Hybrid Frequency Shift Keying and Quadrature Amplitude Modulation)及びSWSC(Sliding Window Superposition Coding)と、進歩したアクセス技術であるFBMC(Filter Bank Multi Carrier)、NOMA(Non-Orthogonal Multiple Access)、及びSCMA(Sparse Code Multiple Access)などが開発されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】3GPP TS 36.211 v13.0.0、“E-UTRA、Physical channels and modulation”
【非特許文献2】3GPP TS 36.212 v13.0.0、“E-UTRA、Multiplexing and Channel coding”
【非特許文献3】3GPP TS 36.213 v13.0.0、“E-UTRA、Physical Layer Procedures”
【非特許文献4】3GPP TS 36.331 v13.0.0、“E-UTRA、Radio Resource Control(RRC) Protocol Specification”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の議論に基づいて、本開示(disclosure)は、無線通信システムにおけるシステム情報ブロック伝達及び獲得のための装置及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の多様な実施形態によれば、無線通信システムにおける端末の装置は、送受信機;及び少なくとも1つのプロセッサを含み、前記送受信機は、基地局からシステム情報ブロック1制御リソースセット(system information block 1 control resource set、SIB1 CORESET)構成を含むマスター情報ブロック(master information block、MIB)を運搬する物理放送チャネル(physical broadcasting channel、PBCH)を含む同期信号(synchronization signal、SS)/PBCHブロックを受信するように構成され、前記SIB1 CORESET構成は、周波数位置、前記SS/PBCHブロックと関連付けられたSIB1 CORESETを含むリソースブロック(resource block、RB)の個数及び前記SIB1 CORESETの時間領域リソースの情報を含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記周波数位置を含む初期活性帯域幅部分(bandwidth part、BWP)、前記SIB1 CORESETを含む前記RBの個数及び残りの最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)のヌメロロジー(numerology)を決定するように構成され、前記送受信機は、前記基地局から前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソースにマッピングされた物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信するようにさらに構成され、前記PDCCHはSIB1を含む物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)のスケジューリング情報を含む。
【0009】
本開示の多様な実施形態によれば、無線通信システムにおける基地局の装置は、送受信機;及び少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、周波数位置を含む初期活性帯域幅部分(bandwidth part、BWP)、システム情報ブロック1制御リソースセット(system information block 1 control resource set、SIB1 CORESET)を含むリソースブロック(resource block、RB)の個数及び残りの最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)のヌメロロジー(numerology)を決定するように構成され、前記送受信機は、端末に前記SIB1 CORESET構成を含むマスター情報ブロック(master information block、MIB)を運搬する物理放送チャネル(physical broadcasting channel、PBCH)を含む同期信号/物理放送チャネル(synchronization signal/physical broadcasting channel、SS/PBCH)ブロックを送信し、前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソースにマッピングされた物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を送信するように構成され、前記PDCCHはSIB1を含む物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)のスケジューリング情報を含む。
【0010】
本開示の多様な実施形態によれば、無線通信システムにおける端末の動作方法は、基地局からシステム情報ブロック1制御リソースセット(system information block 1 control resource set、SIB1 CORESET)構成を含むマスター情報ブロック(master information block、MIB)を運搬する物理放送チャネル(physical broadcasting channel、PBCH)を含む同期信号(synchronization signal、SS)/PBCHブロックを受信する過程を含み、前記SIB1 CORESET構成は、周波数位置、前記SS/PBCHブロックと関連付けられたSIB1 CORESETを含むリソースブロック(resource block、RB)の個数及び前記SIB1 CORESETの時間領域リソースの情報を含み、前記周波数位置を含む初期活性帯域幅部分(bandwidth part、BWP)、前記SIB1 CORESETを含む前記RBの個数及び残りの最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)のヌメロロジー(numerology)を決定する過程と、前記基地局から前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソースにマッピングされた物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信する過程と、をさらに含み、前記PDCCHはSIB1を含む物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)のスケジューリング情報を含む。
【発明の効果】
【0011】
本開示の多様な実施形態による装置及び方法は、無線通信システムにおける効率的なシステム情報ブロック伝達及び獲得のための装置及び方法を提供する。
【0012】
本開示で得られる効果は上述した効果に制限されず、言及していない別の効果は以下の記載から本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示の多様な実施形態による無線通信システムを示す図である。
【
図2】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける基地局の構成を示す図である。
【
図3】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける端末の構成を示す図である。
【
図4A】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける送信経路回路のブロック図を示す図である。
【
図4B】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける受信経路回路のブロック図を示す図である。
【
図5】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるネットワークスライシング(network slicing)を示す図である。
【
図6】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるデジタルチェーンの例示的な数を示す図である。
【
図7】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるシステム情報ブロック送信を示す図である。
【
図8】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるSS(synchronization signal)ブロック送信を示す図である。
【
図9】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける残りの最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)の送信を示す図である。
【
図10】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるリソースブロックグループ(resource block group、RBG)の送信を示す図である。
【
図11】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける連続及び分散マッピングでの制御リソースセット(control resource set、CORESET)の伝送を示す図である。
【
図12】本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける端末によって行われ得るシステム情報伝達のための方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示で用いられる用語らは単に特定の実施形態を説明するために用いられたものであって、他の実施形態の範囲を限定することを意図しない場合がある。単数の表現は文脈で明らかに異なることを意味しない限り、複数の表現をも含むことができる。技術的又は科学的な用語を含めてここで用いられる用語らは本開示に記載された技術分野における通常の知識を有する者によって一般に理解されるものと同じ意味を有し得る。本開示に用いられた用語のうち、通常の辞書に定義された用語は、関連技術の文脈で有する意味と同じ又は類似の意味として解釈されることができ、本開示で明白に定義されない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されない。場合によっては、本開示で定義された用語であっても本開示の実施形態を排除するように解釈されることはできない。
【0015】
以下、説明される本開示の多様な実施形態では、ハードウェア的なアプローチを例示として説明する。しかし、本開示の多様な実施形態では、ハードウェアとソフトウェアをすべて使用する技術を含むので、本開示の多様な実施形態がソフトウェアに基づくアプローチを排除することはない。
【0016】
以下の説明で用いられる信号を指し示す用語、制御情報を指し示す用語、ネットワークエンティティ(network entity)を指し示す用語、装置の構成要素を指し示す用語などは説明の便宜のために例示されたものである。したがって、本開示は後述の用語に限定されず、同等な技術的意味を有する他の用語が用いられることができる。
【0017】
また、本開示は、一部の通信規格(例:3GPP(3rd Generation Partnership))で用いられる用語を用いて多様な実施形態を説明するが、これは説明のための例示にすぎないものである。本開示の多様な実施形態は、他の通信システムにも、容易に変形されて適用され得る。
【0018】
以下、論議される
図1乃至12、及び本特許明細書で本発明の原理を説明するために用いられる多様な実施形態は単なる説明のためのものであって、本開示の範囲を制限するものとして解釈されてはならない。本開示の属する分野の通常の技術を有する者は本開示の原理が任意の適切に配列されたシステム又は装置で具現され得ることを理解できるであろう。
【0019】
次の文献は、本開示で参照文献として含まれる:3GPP TS 36.211 v13.0.0、“E-UTRA、Physical channels and modulation”;3GPP TS 36.212 v13.0.0、“E-UTRA、Multiplexing and Channel coding”;3GPP TS 36.213 v13.0.0、“E-UTRA、Physical Layer Procedures”;and 3GPP TS 36.331 v13.0.0、“E-UTRA、Radio Resource Control(RRC) Protocol Specification”.
【0020】
以下の
図1乃至4Bは、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける直交周波数分割多重(orthogonal frequency divisional multiplexing、OFDM)又は直交周波数分割多重接続(orthogonal frequency division multiple access、OFDMA)通信技術の使用で具現される多様な実施形態を示す。
図1乃至
図3の説明は異なった実施形態が具現され得る方式に対する物理的又は構造的制限を意味しない。本開示の異なった実施形態は任意の適切に配列された通信システムで具現され得る。
【0021】
図1は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムを示す。
図1に示す無線ネットワーク100の実施形態は単なる説明のためのものである。無線ネットワーク100の他の実施形態が本開示の範囲から逸脱することなく用いられることができる。
【0022】
図1に示すように、無線ネットワーク100はeNB101、eNB102及びeNB103を含む。eNB101はeNB102及びeNB103と通信する。eNB101はインターネット、独自インターネットプロトコル(internet protocol、IP)ネットワーク、又は他のデータネットワークといった少なくとも1つのネットワーク130とも通信する。
【0023】
eNB102は、eNB102のカバレッジ領域120内の第1複数のUEにネットワーク130への無線広帯域アクセスを提供する。第1複数のUEは中小企業(small business、SB)に位置し得るUE111;企業(enterprise、E)に位置し得るUE112;WiFiホットスポット(hot spot、HS)に位置し得るUE113;第1居住地(residence、R)に位置し得るUE114;第2居住地(R)に位置し得るUE115;セルフォン、無線ラップトップ、無線PDAなどといった移動装置(mobile device、M)であり得るUE116を含む。eNB103は、eNB103のカバレッジ領域125内の第2複数のUEにネットワーク130への無線広帯域アクセスを提供する。第2複数のUEはUE115及びUE116を含む。一部の実施形態では、1つ以上のeNB101-103は5G、LTE、LTE-A、WiMAX、WiFi、又は他の無線通信技術を用いて互いに、及びUEら111-116と通信できる。
【0024】
ネットワーク類型によっては、「基地局(base station)」又は「BS」という用語は送信地点(transmit point、TP)、送受信地点(transmit-receive point、TRP)、進化した基地局(enhanced base station、eNodeB or eNB)、5G基地局(gNB)、マクロセル、フェムトセル、WiFiアクセスポイント(access point、AP)又はその他の無線装置のようにネットワークに無線アクセスを提供するように構成された全ての構成要素を指し示すことができる。基地局は1つ以上の無線通信プロトコル、例えば、5G 3GPP新無線インタフェース/アクセス(new radio、NR)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-Advanced(LTE-A)、高速パケットアクセス(high speed packet access、HSPA)、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acなどによって無線アクセスを提供できる。便宜上、用語「BS」及び「TRP」は本開示で遠隔端末に無線アクセスを提供するネットワークインフラ構成要素を示すために交互に用いられる。また、ネットワーク類型によっては、「ユーザ装置(user equipment)」又は「UE」は「移動局」、「加入者局」、「遠隔端末」、「無線端末」、「受信ポイント」などといった任意の構成要素を指し示すことができる。便宜上、用語「ユーザ装置」及び「UE」は本特許文献で、UEが移動装置(例えば、携帯電話又はスマートフォン)であるか、又は一般に固定式装置(例:デスクトップコンピュータ又は自動販売機)と見なされるか否かにかかわらず、BSに無線でアクセスする遠隔無線装置を指し示すために用いられる。
【0025】
点線はカバレッジ領域120、125の概略的な範囲を示し、単に例示及び説明の目的として略円形で示される。カバレッジ領域120及び125のようなeNBと関連付けられたカバレッジ領域はeNBの構成、自然及び人工の妨害物と関連付けられた無線環境の変化によって不規則な形状を含む他の形状を持つことができることを明確に理解すべきである。
【0026】
以下、より詳細に説明されるように、UEら111-116の内の1つ以上は進歩した無線通信システムにおけるシステム情報伝達のための回路、プログラム又はそれらの組み合わせを含む。特定の実施形態らで、1つ以上のeNB101-103は進歩した無線通信システムにおける効率的なシステム情報伝達のために回路、プログラム又はそれらの組み合わせを含む。
【0027】
図1は、無線ネットワークの一例を示すが、多様な変更が
図1に対してなされてもよい。例えば、無線ネットワークは任意の数のeNB及び任意の数のUEを任意の適切な配置で含むことができる。また、eNB101は任意の数のUEと直接通信でき、UEらにネットワーク130への無線広帯域アクセスを提供できる。同様に、各々のeNB102-103はネットワーク130と直接通信できUEらにネットワーク130への直接的な無線広帯域アクセスを提供できる。また、eNB101、102及び/又は103は外部電話ネットワーク又は他の類型のデータネットワークといった、他の又は追加の外部ネットワークに対するアクセスを提供できる。
【0028】
図2は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるeNB102の構成を示す。
図2に示すeNB102の実施形態は単なる説明のためのものであり、
図1のeNBら101及び103は同じまたは類似の構成を有し得る。しかし、eNBは多様な構成を有し、
図2はeNBの任意の特定の具現に対する本開示の範囲を制限しない。
【0029】
図2に示すように、eNB102は複数のアンテナ205a-205n、複数のRF送受信機210a-210n、送信(transmit、TX)処理回路215及び受信(receive、RX)処理回路220を含む。eNB102は制御機/プロセッサ225、メモリ230及びバックホール又はネットワークインタフェース235も含む。
【0030】
RF送受信機ら210a-210nはアンテナら205a-205nからネットワーク100内のUEによって送信された信号のような入力RF信号を受信する。RF送受信機ら210a-210nは入力RF信号をダウンコンバートしてIF又は基底帯域信号を生成する。IF又は基底帯域信号は基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコード及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路220に送られる。RX処理回路220は追加的な処理のために処理された基底帯域信号を制御機/プロセッサ225に送信する。
【0031】
TX処理回路215は、制御機/プロセッサ225からアナログ又はデジタルデータ(音声データ、ウェブデータ、電子メール又は対話型ビデオゲームデータなど)を受信する。TX処理回路215は、処理された基底帯域又はIF信号を生成するために出力基底帯域データをエンコード、多重化及び/又はデジタル化する。RF送受信機ら210a-210nは、TX処理回路215から出力処理された基底帯域又はIF信号を受信してアンテナら205a-205nを介して送信されるRF信号らに基底帯域又はIF信号をアップコンバートする。
【0032】
制御機/プロセッサ225は、eNB102の全体動作を制御する1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができる。例えば、制御機/プロセッサ225は、周知の原理によってRF送受信機ら210a-210n、RX処理回路220及びTX処理回路215による順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御できる。制御機/プロセッサ225は、より進歩した無線通信機能のような追加機能をサポートできる。例えば、制御機/プロセッサ225は、所望の方向に複数のアンテナ205a-205nからの出力信号を效果的に操縦するために異なるように重み付けされたビームフォーミング又は指向性ルーティング動作をサポートできる。多様な他の機能の内の任意の機能が制御機/プロセッサ225によってeNB102でサポートされ得る。
【0033】
制御機/プロセッサ225は、OSのようなメモリ230に常駐するプログラム及び他のプロセスを実行することもできる。制御機/プロセッサ225は実行プロセスによって要求されるようにメモリ230内外にデータを移動させることができる。
【0034】
制御機/プロセッサ225は、バックホール又はネットワークインタフェース235に接続されることもできる。バックホール又はネットワークインタフェース235はバックホール接続を介して又はネットワークを介してeNB102が他の装置又はシステムと通信できるようにする。インタフェース235は任意の適合した有線又は無線接続(ら)を介した通信をサポートできる。例えば、eNB102が(5G、LTE又はLTE-Aをサポートするものなどの)セルラー通信システムの一部として具現される場合、インタフェース235は、eNB102が有線又は無線バックホールを介して他のeNBと通信するように許可できる。eNB102がアクセスポイントとして具現される場合、インタフェース235は、eNB102が有線又は無線ローカル領域ネットワークを介して又は有線又は無線接続を介して(インターネットなどの)より大きなネットワークに通信するようにすることができる。インタフェース235は、イーサネット(登録商標)又はRF送受信機のような有線又は無線接続を介した通信をサポートする任意の適切な構造を含む。
【0035】
メモリ230は、制御機/プロセッサ225に接続される。メモリ230の一部はRAMを含むことができ、メモリ230の他の部分はフラッシュメモリ又は他のROMを含むことができる。
【0036】
図2はeNB102の一例を示すが、多様な変更が
図2に対してなされてもよい。例えば、eNB102は
図2に示す任意の個数の各構成要素を含むことができる。特定例として、アクセスポイントは複数のインタフェース235を含むことができ、制御機/プロセッサ225は異なったネットワークアドレスの間にデータをルーティングするルーティング機能をサポートできる。他の特定例として、TX処理回路215の単一インスタンス及びRX処理回路220の単一インスタンスを含むと示しているが、eNB102はそれぞれ(RF送受信機ごとに1つずつ)複数のインスタンスを含むことができる。また、
図2の多様な構成要素が組み合わせられるか、さらに細分化するか、又は省略されることができ、特定の必要に応じて追加的な構成要素が付加されることもできる。
【0037】
図3は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるUE116の構成を示す。
図3に示されたUE116の実施形態は単なる説明のためのものであって、
図1のUEら111-115は同じまたは類似の構成を有し得る。しかし、UEは多様な構成を有し、
図3は本開示の範囲をUEの任意の特定の具現に制限しない。
【0038】
図3に示すように、UE116は、アンテナ305、無線周波数(radio frequency、RF)送受信機310、TX処理回路315、マイクロホン320及び受信(RX)処理回路325を含む。また、UE116は、スピーカ330、プロセッサ340、入出力インタフェース(interface、IF)345、タッチスクリーン350、ディスプレイ355及びメモリ360を含む。メモリ360はオペレーティングシステム(operating system、OS)361及び1つ以上のアプリケーション362を含む。
【0039】
RF送受信機310は、アンテナ305からネットワーク100の基地局(eNB)が送信する受信RF信号を受信する。RF送受信機310は入力RF信号をダウンコンバートして中間周波数(intermediate frequency、IF)又は基底帯域信号を生成する。IF又は基底帯域信号は基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコード及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成するRX処理回路325に送信される。RX処理回路325は、処理された基底帯域信号を追加的な処理のために(音声データの場合)スピーカ330又は(ウェブブラウジングデータの場合)プロセッサ340に送信する。
【0040】
TX処理回路315は、マイクロホン320からアナログ又はデジタル音声データを、又はプロセッサ340から(ウェブデータ、電子メール又は対話型ビデオゲームデータなどの)他の出力基底帯域データを受信する。TX処理回路315は、処理された基底帯域又はIF信号を生成するために出力基底帯域データをエンコード、多重化及び/又はデジタル化する。RF送受信機310は、TX処理回路315から出力される処理された基底帯域又はIF信号を受信し、基底帯域又はIF信号をアンテナ305を介して送信されるRF信号にアップコンバートする。
【0041】
プロセッサ340は、1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができ、UE116の全体動作を制御するためにメモリ360に記憶されたOS361を実行できる。例えば、プロセッサ340は、周知の原理によってRF送受信機310、RX処理回路325及びTX処理回路315による順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御できる。一部の実施形態では、プロセッサ340は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
【0042】
また、プロセッサ340は、進歩した無線通信システムにおけるシステム情報伝達のためのプロセスなどの、メモリ360に常駐する他のプロセス及びプログラムを実行できる。プロセッサ340は、実行プロセスによって要求されるようにメモリ360内外にデータを移動させることができる。一部の実施形態では、プロセッサ340は、OS361に基づいて又はeNB又はオペレータから受信された信号に応じてアプリケーション362を実行するように構成される。また、プロセッサ340は、I/Oインタフェース345に結合され、UE116にラップトップコンピュータ及びハンドヘルドコンピュータなどの他の装置に接続する能力を提供する。I/Oインタフェース345はこれらのアクセサリとプロセッサ340の間の通信経路である。
【0043】
プロセッサ340は、また、タッチスクリーン350及びディスプレイ355に接続される。UE116のオペレータはタッチスクリーン350を用いてUE116にデータを入力できる。ディスプレイ355は、液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、又はウェブサイトのようにテキスト及び/又は少なくとも制限されたグラフィックをレンダリングできる他のディスプレイであり得る。
【0044】
メモリ360は、プロセッサ340に接続される。メモリ360の一部はランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)を含むことができ、メモリ360の他の部分はフラッシュメモリ又は他の読み出し専用メモリ(read only memory、ROM)を含むことができる。
【0045】
図3は、UE116の一例を示すが、多様な変更が
図3に対してなされてもよい。例えば、
図3の多様な構成要素が結合されたり、さらに細分化したり、省略されることができ、特定の要求に応じて追加的な構成要素が追加され得る。特定例として、プロセッサ340は1つ以上の中央処理装置(central processing unit、CPU)及び1つ以上のグラフィック処理装置(graphic processing unit、GPU)などの複数のプロセッサに分割され得る。また、
図3は、移動電話又はスマートフォンとして構成されたUE116を示すが、UEは他の類型の移動又は固定式装置として動作するように構成され得る。
【0046】
図4Aは、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける送信経路回路のブロック図を示す。例えば、送信経路回路は直交周波数分割多重接続(orthogonal frequency division multiplexing access、OFDMA)通信のために用いられ得る。
図4Bは、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける受信経路回路のブロック図を示す。例えば、受信経路回路は直交周波数分割多重接続(OFDMA)通信のために用いられ得る。
図4A及び
図4Bで、ダウンリンク通信に対して、送信経路回路は基地局(eNB)102又は中継局で具現されることができ、受信経路回路はユーザ装置(例えば、
図1のUE116)で具現され得る。他の実施形態では、アップリンク通信のために、受信経路回路450は基地局(例えば、
図1のeNB102)又は中継局で具現されることができ、送信経路回路はユーザ装置(例えば、
図1のUE116)で具現され得る。
【0047】
送信経路回路400は、チャネルコーディング及び変調ブロック405、直列-並列(serial-to-parallel、S-to-P)ブロック410、サイズN逆高速フーリエ変換(inverse fast fourier transform、IFFT)ブロック415、並列対直列(parallel-to-serial、P-to-S)ブロック420、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix)追加ブロック425及びアップコンバータ(up-converter、UC)430を含む。受信経路回路450は、ダウンコンバータ(down-converter、DC)450、サイクリックプレフィックス除去ブロック460、直列対並列(S-to-P)ブロック465、サイズN高速フーリエ変換(FFT)ブロック470、並列対直列(P-to-S)ブロック475、チャネルデコーディング及び復調ブロック480を含む。
【0048】
図4A400及び
図4B450の構成要素の内の少なくとも一部はソフトウェアで具現され得るが、一方で、他の構成要素は構成可能なハードウェアによって又はソフトウェア及び構成可能なハードウェアの混合によって具現され得る。特に、本開示文書で説明されたFFTブロック及びIFFTブロックは構成可能なソフトウェアアルゴリズムとして具現されることができ、ここで、サイズNの値は具現によって修正され得る。
【0049】
また、本開示は高速フーリエ変換及び逆高速フーリエ変換を具現する実施形態に関するものであるが、これは単なる説明のためのものであって本開示の範囲を制限するものとして解釈されないこともできる。本開示の他の実施形態では、高速フーリエ変換関数及び逆高速フーリエ変換関数は離散フーリエ変換(discrete Fourier transform、DFT)関数及び逆離散フーリエ変換(inverse discrete Fourier transform、IDFT)関数でそれぞれ容易に代替され得ることがわかる。DFT及びIDFT関数の場合、N変数の値は任意の整数(すなわち、1、4、3、4等)でよいし、FFT及びIFFT関数の場合N変数の値2の冪である整数(すなわち、1、2、4、8、16等)でもよい。
【0050】
送信経路回路400で、チャネルコーディング及び変調ブロック405は入力ビットを受信し、周波数領域変調シンボルのシーケンスを生成するために入力ビットをコーディング(例えば、LDPCコーディング)及び変調(例えば、四位相偏移変調(quadrature phase shift keying、QPSK)又は直角位相振幅変調(quadrature amplitude modulation、QAM))する。直列-並列ブロック410は、直列変調されたシンボルを並列データに変換(すなわち、逆多重化)してN個の並列シンボルストリームを生成するが、ここで、NはBS102及びUE116で用いられるIFFT/FFTサイズである。サイズNIFFTブロック415は、N個の並列シンボルストリームに対してIFFT演算を遂行して時間領域出力信号を生成する。並列対直列ブロック420は、直列時間領域信号を生成するためにサイズNIFFTブロック415からの並列時間領域出力シンボルを変換(すなわち、多重化)する。その次に、サイクリックプレフィックス追加ブロック425は、時間領域信号にサイクリックプレフィックス記号を挿入する。最後に、アップコンバータ430は、サイクリックプレフィックス追加ブロック425の出力を無線チャネルを介した送信のためにRF周波数に変調(すなわち、アップコンバート)する。信号はRF周波数に変換する前に基底帯域でフィルタリングされることもできる。
【0051】
送信されたRF信号は無線チャネルを経由してUE116に到達し、eNB102でのものとは逆の動作が行われる。ダウンコンバータ455は、受信された信号を基底帯域周波数にダウンコンバートし、サイクリックプレフィックス除去ブロック460は、サイクリックプレフィックスを除去して直列時間領域基底帯域信号を生成する。直列対並列ブロック465は、時間領域基底帯域信号を並列時間領域信号に変換する。次に、サイズNFFTブロック470は、FFTアルゴリズムを遂行してN個の並列周波数領域信号を生成する。並列対直列ブロック475は、並列周波数領域信号を一連の変調されたデータシンボルに変換する。チャネルデコーディング及び復調ブロック480は、元の入力データストリームを復元するために変調されたシンボルを復調及びデコードする。
【0052】
eNBら101-103の各々はダウンリンクを介してUEら111-116に送信する場合と類似した送信経路を具現でき、UEら111-116からアップリンクで受信する場合と類似した受信経路を具現できる。同様に、UEら111-116の各々はアップリンクでeNBら101-103に送信するためのアーキテクチャに対応する送信経路を具現でき、eNBら101-103からダウンリンクで受信するためのアーキテクチャに対応する受信経路を具現できる。
【0053】
5G通信システムの使用例が確認され説明された。このような使用例は大きく3つのグループに分類できる。一例として、モバイルブロードバンドの高度化(enhanced mobile broadband、eMBB)はより緩やかな待機時間及び信頼性要求事項で高いbits/sec要求事項と関連がある。他の例で、極度の信頼性及び低い待機時間(ultra reliable and low latency、URLL)はより緩やかなbits/sec要求事項で決定される。さらに他の例で、大規模マシンタイプ通信(massive machine type communication、mMTC)は複数の装置がkm2あたり10万~100万に達することができると判断されるが、信頼性/処理量/待機時間要件はより緩やかな場合がある。また、該シナリオはバッテリ消費をなるべく最小化できるという点から電力効率要求事項を含むこともできる。
【0054】
図5は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるネットワークスライシング(network slicing)500を示す。
図5に示すネットワークスライシング500の実施形態は単なる例示のためのものである。
図5に示す1つ以上の構成要素は注目された機能を行うように構成された特殊回路で具現され得るか、1つ以上の構成要素は言及された機能を行うための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る。他の実施形態は本開示の範囲から逸脱することなく用いられる。
【0055】
図5に示すように、ネットワークスライシング500はオペレータネットワーク510、複数の無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)520、複数のeNB530a、530b、複数の小型セル基地局535a、535b、URLLスライス540a、自動車545b、トラック545c、スマートメガネ545d、電源555a、温度555b、mMTCスライス550a、eMBBスライス560a、スマートフォン(例:携帯電話)565a、ラップトップ565b及びタブレットPC565c(例:タブレットPC)を含む。
【0056】
オペレータネットワーク510は、ネットワーク装置と関連付けられた複数の無線アクセスネットワーク(RAN)520、例えば、eNB530a及び530b、小型セル基地局ら(フェムト/ピコeNB又はWi-Fiアクセスポイント)535a及び535bを含む。オペレータネットワーク510は、スライス概念に基づく多様なサービスをサポートできる。一例で、4つのスライス540a、550a、550b及び560aがネットワークによってサポートされる。URLLサービスを要求するUEをサービスするURLLスライス540aは、例えば、車両545b、トラック545c、スマートウォッチ545a、スマートメガネ545dなどである。mMTCサービスを必要とするUEをサービスする2つのmMTCスライスは、例えば、パワーメータ及び温度制御550a及び550bであり、eMBBサービスを必要とする1つのeMBBスライスは、例えば、セルフォン565a、ラップトップ565b、タブレット565cである。
【0057】
すなわち、ネットワークスライシングは、ネットワークレベルで多様なQoS(quality of services)を処理する体系である。これらの多様なQoSを效率的にサポートするためにはスライス特定PHY最適化が必要な場合もある。装置545a/b/c/d、555a/bはUE565a/b/cの異なった類型の例である。
図5に示す異なった類型のUEは必ずしも特定の類型のスライスと関連付けられるものではない。例えば、セルフォン565a、ラップトップ565b及びタブレット565cはeMBBスライス560aと関連付けられるが、これは例示のためのものであって、これらの装置は任意の類型のスライスと関連付けられることができる。
【0058】
1つの装置は2つ以上のスライスで構成される。一実施形態では、UE、例えば、565a/b/cは2つのスライス、URLLスライス540a及びeMBBスライス560aと関連付けられる。これはグラフィック情報がeMBBスライス560aを介して送信されユーザインタラクションに関連する情報がURLLスライス540aを介して交換されるオンラインゲームアプリケーションをサポートするために有用であり得る。
【0059】
現在のLTE標準で、スライスレベルPHYは利用可能ではなく、大部分のPHY機能はスライスに依存することなく(slice-agnostic)利用される。UEは一般にPHYパラメータの単一セットで構成されることによって、ネットワークが(1)動的に変化するQoSに速やかに適応し;(2)多様なQoSを同時にサポートすることを防止する。
【0060】
「スライス(slice)」はヌメロロジー(numerology)、(MAC(medium access control)/RRC(radio resource control)を含む)上位層及び共有されたUL(uplink)/DL(downlink)時間-周波数リソースのような共通機能と関連付けられた論理的エンティティを指し示すために便宜上導入された用語である。「スライス」の別の名前としては、仮想セル(virtual cells)、ハイパーセル(hyper cells)、セル(cells)などがある。
【0061】
mmWave帯域の場合、指定されたフォームファクタ(form factor)に対してアンテナ要素の数を大きくすることができる。しかし、
図6に示すように、ハードウェア的制約(例えば、mmWave周波数で多数のADC(analog-to-digital converter)/DAC(digital-to-analog converter)を設置する可能性)によりデジタルチェーンの数を制限しなければならない。この場合、1つのデジタルチェーンはアナログ位相シフタ(phase shifter)のバンク(bank)によって制御できる複数のアンテナ素子にマッピングされる。1つのデジタルチェーンはアナログビームフォーミングを介して狭いアナログビームを生成する1つのサブアレイ(sub-array)に対応できる。このアナログビームはシンボル又はサブフレームで位相シフタバンクを変更することによってより広い範囲の角度でスウィープ(sweep)するよう構成できる。
【0062】
図6は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるデジタルチェーン600の例示的な数を示す。
図6に示すデジタルチェーン600の数の実施形態は単なる例示のためのものである。
図6に示す1つ以上の構成要素は言及された機能を行うように構成された特殊回路、又は言及された機能を行うための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る1つ以上の構成要素で具現され得る。他の実施形態は本開示の範囲から逸脱することなく用いられる。
【0063】
1つのgNBは1つのセルの全体領域をカバーするために1つ又は複数の送信ビームを利用できる。gNBは適切な利得及び位相設定をアンテナアレイに適用して送信ビームを形成できる。送信利得、すなわち送信ビームによって提供される送信信号の電力の増幅は典型的にビームによってカバーされる広さ又は面積に反比例する。より低い搬送波周波数で、より良好な電波損失はgNBが単一送信ビームでカバレッジを提供することを可能にすることができる。すなわち、単一送信ビームの使用によってカバレッジ領域内の全てのUE位置で適切な受信信号品質を保証できる。換言すれば、より低い送信信号搬送波周波数で、前記領域をカバーするために十分な幅を有する送信ビームによって提供される送信電力増幅はカバレッジ領域内の全てのUE位置で適切な受信信号品質を保証するために電波損失を克服するに十分であり得る。
【0064】
しかし、より高い信号搬送波周波数で、同じカバレッジ領域に対応する送信ビーム電力増幅はより高い電波損失を克服するに十分でない場合があり、カバレッジ領域内のUE位置で受信された信号品質の低下を招く。このような受信された信号品質の劣化を克服するために、gNBは複数の送信ビームを形成でき、各々は全体カバレッジ領域に比べて狭い領域にわたってカバレッジを提供し、高い送信信号搬送波周波数の使用による高い信号電波損失を克服するに十分な送信電力増幅を提供する。
【0065】
進歩した通信で最小システム情報を送信するためのいくつかの実施形態が本開示で考慮される。
【0066】
一部の実施形態では、残りの最小システム情報はNR-PBCH(new radio-physical broadcasting channel)によって少なくとも部分的に指示された他のチャネルを通して送信される。一実施形態では、NR-PBCHはUEが残りの最小システム情報を運搬するチャネルを受信するに必要な情報を含む最小システム情報の一部を運搬する。他の例では、上述の例の情報に加えて、NR-PBCHはUEが初期UL送信を行うために必要な情報(NR-PRACHに限られず、例えば、PRACH(physical random access channel)msg1(message 1)及び初期UL送信に対する応答を受信するに必要な情報(例えば、PRACH msg2)を運搬する。
【0067】
一部の実施形態では、残りの最小システム情報はNR-PBCHに表示されない他のチャネルを通して送信される。一実施形態では、NR-PBCHはUEが初期UL送信を行うために必要な情報(NR-PRACH、例えばPRACHmsg1に限定されず)及び初期UL送信に対する応答を受信するに必要な情報(例えば、PRACHmsg2)を運搬する。このような例で、残りの最小システム情報を受信するに必要な情報は最初のUL送信の後に提供される。
【0068】
一部の実施形態では、NR-PBCHは全ての最小システム情報を運搬する。
【0069】
LTE仕様でマスター情報ブロック(master information block、MIB)は周期的に40ms周期で放送(broadcast)され、システム情報ブロック1(system information block 1、SIB1)は周期的に80ms周期で放送され、SIB2は周期的に放送されその周期はSIB1によって構成される。
【0070】
MIBは周期が40msで反復が40ms以内の固定された周期を用いる。MIBの第1送信はSFN mod 4=0の無線フレームのサブフレーム#0でスケジューリングされ、反復は他の全ての無線フレームのサブフレーム#0でスケジューリングされる。CE(coverage enhancement)内のBL(bandwidth reduced low complexity)UE又はUEをサポートする1.4MHzより大きな帯域幅を有する時分割デュプレックス(time division duplex、TDD)/周波数分割デュプレックス(frequency division duplex、FDD)システムの場合、MIB送信はFDDに対する以前の無線フレームのサブフレーム#9及びTDDに対する同じ無線フレームのサブフレーム#5で反復され得る。
【0071】
図7は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるシステム情報ブロック送信700を示す。
図7に示したシステム情報ブロック送信700の実施形態は単なる説明のためのものである。
図7に示す1つ以上の構成要素は言及された機能を行うように構成された特殊回路、又は言及された機能を行うための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る1つ以上の構成要素で具現され得る。他の実施形態は本開示の範囲から逸脱することなく用いられる。
【0072】
SystemInformationBlockType1(SIB1)は周期が80msで80ms以内で反復する固定スケジュールを用いる。SystemInformationBlockType1の第1送信はSFN mod 8=0の無線フレームのサブフレーム#5でスケジューリングされ、反復はSFN mod 2=0の全ての他の無線フレームのサブフレーム#5でスケジューリングされる。レガシーLTEによるSIB1送信機会が
図7に示されている。他のSIBはSIB1送信を予定しないサブフレームでのみ送信され得る。
【0073】
SI(system information)メッセージは動的スケジューリングを用いて周期的に発生する時間領域ウィンドウ(SI-windowsと称する)内で送信される。各々のSIメッセージはSI-ウィンドウと関連付けられ、他のSIメッセージのSI-ウィンドウは重ならない。すなわち、1つのSI-ウィンドウ内で対応するSIのみが送信される。SI-ウィンドウの長さは全てのSIメッセージに共通的で、構成可能である。SI-ウィンドウ内で、対応するSIメッセージはMBSFNサブフレーム、TDDのアップリンクサブフレーム及びSFN mod2=0の無線フレームのサブフレーム#5以外の任意のサブフレームで複数回送信され得る。UEはPDCCH上のシステム情報無線ネットワーク一時識別子(system information radio network temporary identifier、SI-RNTI)の復号化から詳細な時間領域スケジューリング(及び周波数領域スケジューリング、使用された送信フォーマットのような他の情報)を獲得する。
【0074】
BL以外のUE又はCE SI-RNTI内のUEに対しては全てのSIメッセージだけでなくSystemInformationBlockType1を処理するために用いられる。SystemInformationBlockType1はSIメッセージのSIウィンドウ長さと送信周期を構成する。
【0075】
一部の実施形態では、SIメッセージを獲得する時、UEは関連SIメッセージに対するSI-ウィンドウの開始を次のように決定できる。一実施形態では、関連SIメッセージに対して、UEはSystemInformationBlockType1内のschedulingInfoListによって構成されたSIメッセージのリストでエントリーの順序に対応する数nを決定する。他の例で、UEは整数値x=(n-1)*wを決定し、ここで、wはSI-WindowLengthである。他の例で、SI-ウィンドウはSFN mod T=FLOOR(x/10)の無線フレームでサブフレーム#a(a=x mod 10)から開始し、ここで、Tは関連SIメッセージのSI-周期である。この場合、ネットワークは全てのSIがSFN mod 2=0の無線フレームでサブフレーム#5以前にスケジューリングされる場合にのみ1msのSI-ウィンドウを構成できる。
【0076】
一部の実施形態では、UEはSI-ウィンドウの開始からSI-RNTIを用いてDL-SCHを受信し、SI-WindowLengthによって与えられた時間の絶対長さを持つSI-ウィンドウの終了まで又はSIメッセージが受信されるまで続き、次のサブフレームは除く:SFN mod 2=0の無線フレーム内のサブフレーム#5、全てのMBSFNサブフレーム;及び/又はTDDの任意のアップリンクサブフレーム。SI-ウィンドウが終了するまでSIメッセージが受信されなかった場合、該当SIメッセージに対して次のSI-ウィンドウで受信を反復する。
【0077】
本開示で、SSバーストセットはN1個のSSバーストのセットを意味する;SSバーストセットは周期Pで周期的に反復され、ここで、Pはミリ秒単位で5、10、20、40、80などの整数で、N1は整数、例えば1、2又は4である。SSバーストは連続的なN2 SSブロックのセットを意味し、N2は整数、例えば、7、14、28、56である。SSブロックはTDM、FDM、CDM又はハイブリッド方式で多重化される同期信号、放送信号及び基準信号の組み合わせを含む。セル範囲はバーストセットを含むSSブロックにビームスウィープ(beam sweep)によって提供される。互いに異なったTRPTxビームはバーストセット内の互いに異なったSSブロックに対して用いられ得る。
【0078】
図8は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるSS(synchronization signal)ブロック送信800を示す。
図8に示すSSブロック送信800の実施形態は単なる説明のためのものである。
図8に示す1つ以上の構成要素は言及された機能を行うように構成された特殊回路、又は言及された機能を行うための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る1つ以上の構成要素で具現され得る。他の実施形態は本開示の範囲から逸脱することなく用いられる。
【0079】
一部の実施形態では、SSバーストセットは8個のSSバーストで構成され、各SSバーストは
図8に示すように14個のSSブロックで構成される。1つのSSブロックはFDMされたPSS、SSS及びESSで構成される。
【0080】
本開示は、多重ビーム及び単一ビーム動作と関連して進歩した無線システムで残りの最小システム情報(remaining minimum system information、RMSI)及び他のSIを送信するためのいくつかの方式を説明する。
【0081】
最小SIはMIBとRMSIに分けられる。MIBは各P msecウィンドウでPBCHを介して反復的に送信され、PBCH送信ウィンドウは周期性P msecで周期的に反復される。RMSI送信機会は予め定義されるか、MIB内の情報要素によって指示され得る。
【0082】
RMSIリソース構成で表示されるMIBに表示されたRMSI送信機会は次のパラメータの内の1つ以上を含むことができ、情報は個別的に又は共同でコーディングされ得る。
【0083】
RMSIリソース構成はRMSI送信が発生し得る間隔を定義するために使用されるRMSIウィンドウを含む。
【0084】
RMSIリソース構成はRMSI送信の周期性(例えば、msec又は無線フレームの数と関連して)、またRMSIウィンドウサイズに対応できるPRMSIを含む。RMSIは各RMSIウィンドウで反復的に送信され、RMSI内容はRMSIウィンドウで同じである。また、RMSIウィンドウはRMSI TTIを参照することもできる。
【0085】
RMSIリソース構成はスロット又はmsec単位のRMSI時間オフセットを含み、前記時間オフセットはRMSIウィンドウでのRMSI送信の最初発生に対するRMSIウィンドウの開始からである。一例として、RMSI時間オフセットx(msec単位)が与えられ、PRMSIが無線フレーム単位に定義されると、RMSI送信はSFN mod PRMSI=FLOOR(x/10)を満足する無線フレームでサブフレームxから開始するRMSIウィンドウ内で発生し得る。
【0086】
RMSIリソース構成はRMSI送信のために割り当てられたRMSIバーストサイズ、すなわち連続スロット又はミニスロット(又は制御リソースセット(control resource set、CORESET)及びRMSI用PDSCH)の数を含む。マルチビームスウィーピング作動をサポートするためにバーストサイズは1より大きい場合がある。マルチビームスウィーピングがバーストを含む連続的なOFDMシンボルの複数のブロックにわたって行われ得る場合、ブロック又はバーストを含む複数のミニ-スロットあたり1つのビーム、すなわちミニ-スロットあたり1つのビームを含む。UEは各ブロック/ミニ-スロットでPDSCH(及びPDCCH)に使用されるアンテナポートのセットがRxビーム/モード(空間パラメータ)、及び遅延及びドップラーなどの他の大規模パラメータでQCL(quasi-colocation)であると仮定できる。RMSIバーストサイズは実際に伝送されたSSブロックの数と同じであり得る。この場合、RMSIバーストサイズは実際に送信されたSSブロックの数によって暗示的に表示され得る;又は実際送信されたSSブロックの数は暗示的にRMSIバーストサイズによって表示される。
【0087】
RMSI送信はRMSIブロック長さ(又はRMSIミニ-スロット長さ)、すなわちミニスロット又はブロックを含む(参照/構成されたヌメロロジーでの)連続的なOFDMシンボルの数を含む。本開示で、「ブロック」及び「ミニ-スロット」は同じものを意味する場合があり、交互に用いられる。RMSIブロックはCORESETの時間周波数リソースとRMSIのPDSCHを含むことができる。
【0088】
RMSIリソース構成はRMSIブロック帯域幅(又はRMSIミニスロット帯域幅)、すなわちRMSI送信に使用されるミニスロット又はブロックに割り当てられた帯域幅を含む。
【0089】
RMSIリソース構成は各RMSIウィンドウ内のRMSIデューティーサイクル(duty cycle)(例えば、RMSIウィンドウ内の2つの隣接したRMSI送信の間の時間間隔)を含む。該フィールドはRMSIウィンドウのRMSIバースト数が1より大きい場合にのみ有効である。
【0090】
RMSIリソース構成はRMSI-PDCCH表示子(indicator)、すなわちRMSI送信を受信するためにPDCCHを検索するか否かをUEに表示するための1ビット情報を含む。UEがPDCCHを検索するように指示されると、RMSIはPDCCHによってスケジューリングされたPDSCHを介して送信され、ここで、MCS及びPDSCH帯域幅(bandwidth、BW)はスロットあたり(又はミニスロットあたり又はブロックあたり)PDCCHによって表示される。UEがRMSI受信のためにPDCCHを探索しないように指示されると、RMSIは予め定義されたBW及び予め定義されたMCSを介して送信される。例えば、予め定義されたBWはシステムBWと同じである。
【0091】
RMSIリソース構成はMCS、PRB割り当てを含む;前記MCS及びPRBはRMSIを伝達するPDSCHを受信するためのものである。
【0092】
RMSIリソース構成によって明示的に構成されない一部のパラメータは前述の例でRMSIバーストの各スロット/ミニスロットでPDCCHで予め構成されるか、又は表示され得る。この場合、上記並べられたパラメータの第1サブセットは予め構成される;第2サブセットはMIBに構成され、第3サブセットはPDCCHに表示される;また、第1及び第2及び第3サブセットは相互排他的で、これらの合計集合はパラメータセットと同じである。
【0093】
図9は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるRMSI送信900を示す。
図9に示したRMSI送信900の一実施形態は単なる例示のためのものである。
図9に示す1つ以上の構成要素は注目された機能を行うように構成された特殊回路で具現されることができたり、1つ以上の構成要素は言及された機能を行うための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る。他の実施形態は本開示の範囲から逸脱することなく用いられる。
【0094】
RMSIリソース構成のビット幅と内容は異なった搬送波セットによって異なる場合がある。第1セットは搬送波周波数範囲>6GHz、例えば15GHz、28GHz、30GHz、60GHzなどであって、第2セットは搬送波周波数範囲<6GHz、例えば2、3.5及び4GHzに該当する。
【0095】
一部の実施形態では、搬送波周波数が第1セットに属する場合、UEは予め構成されたRMSI受信リソースを仮定できる;搬送波周波数が第2セットに属する場合、UEはPDCCHをデコードしてRMSIに対するPDSCH BW及びMCSの表示を得ることができる。
【0096】
一部の実施形態では、搬送波周波数が第1セットに属する場合、UEはx>0ビットがRMSIリソース構成に割り当てられると仮定できる;それとも、搬送波周波数が第2セットに属する場合、UEは0ビットが構成に割り当てられると仮定できる。二番目の場合はRMSI送信機会は予め構成されており適応性がない。
【0097】
一部の実施形態では、搬送波周波数が第1セットに属する場合、RMSIバーストサイズに対するビット幅は複数の候補の内の1つの番号を表すためにy>0ビットであって;搬送波周波数が第2セットに属する場合、ビット幅は0であって、この場合、RMSIバーストサイズは予め構成された値、例えば、1タイムスロットと同じである。
【0098】
NR-PBCHで伝送されたスケジューリング情報ペイロードは単一ビーム(搬送波周波数の第2セット)及び多重ビームスウィーピング(第1セット)に対して異なる場合がある。2つの場合はいずれも一部の予約情報が予め構成され得る。多重ビームスウィーピングの場合(第1セット)に対してPBCHはRMSIに必要なPDSCHスケジューリング情報を表す。単一ビームの場合(第2セット)に対して、PBCH及びPDCCHはRMSIに必要なPDSCHスケジュールリング情報を共に表示する。
【0099】
RMSIは特にSSビームによって伝送されることができ、UEは各RMSIバーストに割り当てられたブロック又はミニスロットの数がSSバースト(又はSSバーストセット)のSSブロックの数と同じであると仮定するように構成される。SSブロックの数は予め構成されたりMIBに表示され得る。この場合、端末はSSブロックID#nでSS/PBCHを検出するとn番目のRMSIブロックのRMSIをデコードしようと試み、他のRMSIブロックはスキップ(skip)してUEの電力消耗を低減できる。n番目のSSブロック及びn番目のRMSIブロックに対して、UEはこれらの2つの類型のブロック内のアンテナポートがコヒーレント(coherent)で、Rxモード(空間パラメータ)、遅延及びドップラー拡散/パラメータを含む大きなスケールパラメータらでQCLであると仮定できる。一方で、異なった番号のSSブロック及びRMSIブロックに対して、UEはこれらのアンテナポートがコヒーレントであると仮定しない場合がある;また、UEはこれらのアンテナポートがQCLであると仮定しない場合がある。
【0100】
その代わりに、各々のRMSIバーストのRMSIブロックの数はSSバーストセットのために構成されたビーム(又はブロック)の数より小さく構成され得る。この場合、UEは各RMSIバーストで構成された全てのRMSIブロックを介してRMSIをデコードしようと試みることができる。UEの数が少ない場合、この方式はネットワーク電力消耗面からより効率的でシステムオーバーヘッドを少なく消費できる。この場合、UEはRMSIブロック及びSSブロック内のアンテナポートがコヒーレントであると仮定しない場合がある;UEはこれらの異なったブロック内のアンテナポートがQCLであると仮定しない場合がある。
【0101】
上述の実施形態らで示すように、RMSIと類似したパラメータセットを用いてSIB-PDCCH/PDSCH(本願で後ほどS-PxCHと表示する)伝送機会が構成され得るが、これらのパラメータはMIBよりはRMSIで表示され、その内容はRMSIよりはSIB-PDSCHのためのものである。
【0102】
S-PxCHは特にRMSIビームを介して伝送されることができ、UEは各S-PxCHバーストに割り当てられた複数のブロック又はミニスロットがRMSIバーストのRMSIブロックの数と同じであると仮定するように構成される。この場合、UEはRMSIブロック#nでRMSIを検出すると、UEはn番目のS-PxCHブロックのS-PxCHをデコードしようと試みることができ、他のブロックをスキップ(skip)してUE電力消費を節約できる。n番目のRMSIブロック及びn番目のS-PxCHブロックに対して、UEはこれらの2つの類型のブロック内のアンテナポートがコヒーレントで、Rxモード(空間パラメータ)、遅延及びドップラー拡散/パラメータを含む大きなスケールパラメータでQCLであると(quasi-colocated)仮定できる。一方、異なった番号のRMSIブロック及びS-PxCHブロックに対して、UEはこれらのアンテナポートがコヒーレントであると仮定しない場合がある;また、UEはこれらの異なったブロック内のアンテナポートがQCLであると仮定しない場合がある。
【0103】
その代わりに、各S-PxCHバーストのS-PxCHブロックの数はRMSIバーストセットのために構成されたビーム(又はブロック)の数より少なく(一般には異なるように)構成され得る。この場合、UEは各S-PxCHバーストで構成された全てのS-PxCHブロックを介してS-PxCHをデコードしようと試みることができる。UEの数が少ない場合、この方式はネットワーク電力消耗面からより効率的でシステムオーバーヘッドを少なく消費できる。この場合、UEはS-PxCHブロック及びRMSIブロック内のアンテナポートがコヒーレントであると仮定しない場合がある;UEはこれらのアンテナポートがQCLインであると仮定しない場合がある。
【0104】
RMSI/S-PxCHウィンドウ内の全てのRMSI/S-PxCHバーストでのRMSI/S-PxCHブロックの数は同じである。RMSI/S-PxCHウィンドウ内の異なったRMSIバースト(例えば、全てのRMSI/S-PxCHバーストのRMSI/S-PxCHブロックn)にわたって同じRMSI/S-PxCHブロック位置に対して、UEはTRPが同じビームを適用したと仮定できる。この場合、UEはこれらのブロック内のアンテナポートがコヒーレントで、Rxモード(空間パラメータ)、遅延及びドップラー拡散/パラメータを含む大きなスケールパラメータでQCLであると仮定できる。
【0105】
一方、RMSI/S-PxCHウィンドウ(ら)内、及びその間の他の番号のRMSI/S-PxCHブロックらに対して、UEはこれらのアンテナポートがコヒーレントであると仮定しない場合がある;また、UEはこれらのアンテナポートがQCLであると仮定しない場合がある。
【0106】
RMSI及び/又はSIB及び/又はページング伝送のために、1セットのPDCCH探索空間(すなわち、CORESET)が構成され得る。PDCCH伝送に用いられるヌメロロジーは基本ヌメロロジーの関数に決定される。最大120kHzヌメロロジーの場合、PDSCHは信頼性を持って伝送され得る;しかし、240kHzヌメロロジーの場合、PDSCHは信頼性を持って伝送されることができない。したがって、RMSI/SIBに対する基本ヌメロロジー及びCORESETヌメロロジーの間で表1に表したように次のマッピングを使用することを提案する。下記表で、周波数帯域A、Bは6GHz以下の範囲で定義される;また、C、Dは6GHz以上の範囲で定義される。
【0107】
【0108】
SSブロックカバレッジを向上させるために、同じビームが複数のSSブロックにわたって用いられ得る。UEデフォルト仮定は異なったブロックに用いられるビームが異なるということにある。しかし、(ブロードキャストシグナリングで、例えば、MIBで)UEは1つのグループに属するSSブロックが1つの同じビームを用いて伝送されると仮定できるように表示され得る。この場合、UEは同じグループに属する複数のSSブロックにわたって測定された測定値を平均化してSSブロックRSRPを導出できる。
【0109】
SSブロックとCORESETの間のQCL関連のために一対一マッピング又は多対一マッピングが用いられ得る。マッピング関係(すなわち、一対一又は多対一)及び/又は関連パラメータ(例えば、Jmax及び/又はNGはその定義が以下に説明される)はブロードキャストシグナリング、例えば、MIBで構成され得る。
【0110】
多対一マッピングが構成されると、SSブロックグループjはRMSIブロックjとQCLされ、ここで、j=0,…,Jmax-1で、Jmaxは構成されたCORESETの総数(SSブロックグループ数に該当する)である。この場合、(実際に伝送された)SSブロックの総数はNG・Jmaxと同じで、ここで、NGはSSブロックグループあたりSSブロック数である。
【0111】
グループjに属するSSブロックインデックスは{(j-1)・NG+0,1,…,NG-1}である。多対一マッピングが構成される時、UEはSSブロックグループごとにSSブロックRSRPを導出することができる。CONNECTEDモードでセル間測定のために、マッピング関係(すなわち、一対一又は多対一)及び/又は関連パラメータ(例:Jmax及び/又はNG)はRSRP測定と関連付けられたSSブロックベースの専用のシグナリングで構成され得る。
【0112】
一対一マッピングが構成されると、SSブロックjは一連のQCLパラメータでRMSIブロック(CORESET)jでQCLされ、ここで、j=0,…,Jmax-1で、Jmaxは(実際に伝送された)SSブロックの総数である。この場合、NG=1である。RMSIブロックの長さはSSブロックグループあたりSSブロックの数、すなわちNGで共に決定/指示され得る。
【0113】
UEがRMSI PDCCHを検索するように指示/構成されると、スケジューリングダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)と関連付けられた巡回冗長検査(cyclic redundancy check、CRC)は特定のRMSI-RNTIでスクランブリングされ得る。
【0114】
一部の実施形態では、各々のRMSIブロックが異なったtxビームを用いる場合、RMSIブロックであるNR-PDCCHスケジューリングの間ビーム特定RMSI-RNTIがそのDCIに対して生成されたCRCに適用される。これはRMSI_RNTIの下位6ビットをMIBでシグナリングされたSSブロック時間インデックス(0-6ビット)と同じに設定することによって行われる。また、これはRMSIブロックに用いられるtxビームが該当時間インデックスに該当するSSブロックに用いられるものと同じtxビームと同じでなければならないことを要求する。UEは対応するSSブロックビーム及び対応ビーム特定RMSI RNTIを適用する各々のRMSIブロックをデコードしようと試みる。
【0115】
他の一部の実施形態では、RMSIブロック#nのRMSIペイロードに対するCRCは、例えば、空間QCL仮定と関連して、関連付けられたSSブロックに対するSSブロック時間インデックスでスクランブリングされる。
【0116】
RMSI CORESET(ら)はSSバーストセットごとに、又はSSバーストごとに、又はSSブロックごとに構成され得る。
【0117】
RMSI CORESET(ら)がSSバーストセットごとに構成されると、MIBのRMSIスケジューリング情報はSSバーストセットを含むSSブロックで同じである。一実施形態では、RMSIスケジューリング情報はSSブロックの時間リソースによって遅延されたオフセットによって決定され、オフセット番号はMIB内に表示される。他の実施形態では、RMSIスケジューリング情報はSSバーストセットの無線フレーム番号に対する無線フレーム又は半無線フレーム単位のオフセットによって表示される。
【0118】
RMSI CORESET(ら)がSSバーストごとに構成されると、MIBのRMSIスケジューリング情報はSSバーストを構成するSSブロックで同じである;しかし、前記情報はSSバーストセットを含む異なったSSバーストで伝送されたMIBにわたって異なる場合がある。
【0119】
SSブロックあたりRMSI CORESET(ら)が構成されると、SSバースト集合を構成する様々なSSブロックでMIBのRMSI予約情報が変わる場合がある。一実施形態では、単一RMSI CORESETはSSブロックによって伝達されたMIBに表示される。RMSI CORESETの時間-周波数リソースはSSブロックによって伝達されたMIBによってのみ決定される。この場合、RMSI CORESETの時間リソースはSSブロックの時間リソース分遅延してオフセットされ、オフセット番号は各(ビーム特定)MIBに表示される。オフセット値はOFDMシンボルの数、デフォルト(SSブロック)ヌメロロジーによって、又は代案として構成されたヌメロロジーによって定義されたフレーム構造内のスロットの数で表示され得る。
【0120】
ビーム特定の代案は、単一CORESETのみが個別SSブロック特定のMIBで構成される必要があるので、より効率的なCORESET構成を許容できる。それにもかかわらず、大部分のCORESET構成情報は全てのSSブロックで共通的であり得る;しかし、一部の情報は、例えば、CORESETタイミング構成のようなSSブロック特定であり得る。バッチで構成された全てのCORESETのタイミングを他の代案と比べると、この代案は単一タイミングのみを構成すればよいのでより小さなMIBペイロードを必要とすることがわかる。また、これはQCL関係を作るためにSSブロックからCORESETへの多対一マッピングがネットワーク具現によって処理されQCL関係を作るためにビットを使用する必要が無いことを意味する場合もある。SSブロックによって構成されたCORESETが空間パラメータを含むQCLパラメータでQCLされることを明確にしなければならない場合もある。
【0121】
一部の実施形態では、SSブロック内のMIB内のCORESET構成はPDCCH DMRSが少なくても空間パラメータでSSブロックとQCLである単一CORESETを指示する。このような実施形態では、異なったSSブロックは異なったCORESETを示すことができる。
【0122】
一実施形態では、CORESETマッピングのためのN個の候補パラメータ値セットは表にハードコーディングされ、MIBで運搬されるlog2(N)ビット情報はどれが用いられるかを示す。各パラメータ値セットは実施形態1で論議されたパラメータのサブセット、すなわちCORESET周期性、CORESET時間オフセット(第1SSブロック又はフレーム境界とともに)、CORESETバーストサイズ、CORESET長さ(すなわち、OFDMシンボル単位で)、CORESET又はRMSI/SIB BWスーパーセット(又はSIB/RMSIに対するPDSCHをスケジューリングするPDCCHでのスケジュールリング割り当てのために仮定できるPDSCHスーパーセットBWと表示される)及びCORESETデューティーサイクルから選択されたパラメータのサブセットを含む。表で指定されていない残りのパラメータは常数値を持つか;又はMIBの他のフィールドを用いて明示的に構成され得る。
【0123】
他の実施形態では、CORESET BW、PDSCHスーパーセットBW及びCORESET時間位置はMIBでともに表示されるか、別途表示される。
【0124】
CORESET BWはMIBで明示的に構成され得るか(例えば、搬送波-特定の最小BW内の複数の候補BWから選択された1つのBW、すなわち、表2に示すように最小CHBW);又は代替的には、CORESET BWはSSブロックBW又は搬送波周波数の最小BWと同じであるように構成/ハードコーディングされる。代替的なCORESET BW割り当ての動機は2つの類型のUE、すなわち、狭帯域BW端末及び広帯域BW端末をサポートすることである。
【0125】
【0126】
PDSCHスーパーセットBWはCORESET BWより広い又は同じであるように構成され得る。CORESETで構成されたPDCCHのRAフィールドはPDSCHスーパーセットBWによって定義される。PDSCHスーパーセットBWを構成するためのいくつかの代案が考慮され得る。
【0127】
一部の実施形態では、PDSCHスーパーセットBWはCORESET BWと同一にハードコーディングされる。
【0128】
一部の実施形態では、PDSCHスーパーセットBWはMIBに表示される。
【0129】
そのような一例で、提示されたBW値は(1)CORESET BW又は周波数帯域での最小BW(すなわち、最小CHBW);及び(2)周波数帯域で狭帯域UEがサポートする最小BWから選択される。(2)値の最小BW値はサポートされる最小UE能力によって指定され得る。
【0130】
LTE仕様でサポートされる最小UE BW受信機能は20MHzである;NRで、サポートされる最小UE BW受信能力は(1)の最小BWより大きい場合がある。この例は最小性能UEによってサポートされるBWが周波数帯域でCORESET BWより広くネットワークによってサポートされる帯域幅部分が最小BWより大きい又は同じ場合に有用である。
【0131】
他の例で、表示されたBW値は(1)CORESET BW又は周波数帯域での最小BW;(2)第1BW;(3)第2BW;(4)第3BWから選択される。この例はCORESET BWを構成する方法に対するネットワークの柔軟性を提供する。
【0132】
他の例で、指示されたBW値は(1)SSブロックBW;(2)1xBW-部分BW;(3)2xBW-部分BW;及び/又は(4)4xBW-部分BWから選択される。
【0133】
BW部分のBW構成は多様な方式で行われ得る。1つの代案として、BW部分のBWは搬送波周波数帯域ごとに特定されるか/ハードコーディングされる。代案としては、BW部分のBWはMIB(又はSIBx)に明示的に構成されるか/指示される。他の代案として、システムBWが1セットのRBGに分割される時、各BW部分はリソースブロックグループ(resource block group、RBG)のサブセットの単位で定義され、RBGは番号体系によって番号が付けられ、ここで、この目的のためのRBGサイズは一定の定数、例えば1、2、3RBになるようにハードコーディングされ得る。
【0134】
BW部分のBWはRBGの数で定義できる。候補RBG数はハードコーディングされることができ、UEはBW部分のBWを決定するためにMIBに1つの値で表示され得る。UEが単にMIBを得る初期アクセス段階で、UEはシステムBWを知らないが、UEはデコードされたPBCH(又は検出されたSSブロック)周囲の最小BW(又はSSブロックBW)のみを知っている。この場合、RBGインデクシングは全体システムBW全体にわたって行われることができない。
【0135】
図10は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるRBG送信1000を示す。
図10に示すRBG伝送1000の一実施形態は単なる説明のためのものである。
図10に示された1つ以上の構成要素は言及された機能を行うように構成された特殊回路、又は言及された機能を行うための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る1つ以上の構成要素で具現され得る。他の実施形態は本開示の範囲から逸脱することなく用いられる。
【0136】
一例で、
図10に示すように、SSブロックBWセンターはRBGxと番号が付けられ;他の周辺RBGは順にインデクシングされ、xは周波数の一方の(「plus」)方向に増加する整数値に割り当てられ(すなわち、x+1、x+2,…)、xは周波数の他方の(「minus」)方向に減少する整数値に割り当てられる(すなわち、x-1、x-2,…)。
図10で、整数値xはハードコーディングされたりMIBに表示され得る。
【0137】
BW部分の中心周波数位置はSSブロックの中心周波数に対する周波数オフセットの単位で(例えば、ポジティブ方向又はネガティブ方向の内のいずれかに向かう周波数リソースユニット(例えば、サブ搬送波、RBなどのRBG)の個数の単位で)個別的に表示され得る。一例で、UEはMIBで整数値yを表示されることができ、これは負数、正数又は0であることができ、UEはRMSIを受信するためのBW部分の中心RBGをx+yに決定して識別できる。MIBで表示され得るyの候補値は搬送波周波数帯域ごとにハードコーディングされ得る。
【0138】
スロット内の時間領域CORESET位置がMIBで表示され得る。表示された情報にはCORESET(ら)が含まれた各スロットでCORESET構成が含まれることができる。
【0139】
1つの代案として、CORESETを伝達するための各スロット内のX候補CORESET時間位置(SSブロックヌメロロジーによって定義される又は代替的にはRMSIヌメロロジーが構成される/表示される)が特定され得る。各々の候補時間位置はOFDMシンボル番号のセット単位で;又は代替的には開始OFDMシンボル番号及び終了OFDMシンボル番号の単位で;又は代替的には開始OFDMシンボル番号及びOFDMシンボルの数の単位で特定され得る。
【0140】
UEはMIBで選択されたX候補CORESET時間位置から選択された1つが表示され得る。X=4のCORESET時間位置の例が表3にある。表3によれば、候補番号0が表示される時、CORESETは1つのOFDMシンボル、すなわちOFDMシンボル0を含む;候補番号1が表示される時、CORESETは2つのOFDMシンボル、すなわちOFDMシンボル0及び1を含む。CORESETにマッピングする総スロットの数はMIBに表示されたCORESETの数(又はSSブロックの数)によって暗示的に決定される;一例で、総スロットの数はCORESETの数(又はSSブロックの数)と同じである。
【0141】
MIBに表示されたフィールドの数字は説明のためのものである。表3で、エントリーのサブセット又は互いに異なったインデックスを有するサブセットは本開示の原理から逸脱することなく構成され得る。
【0142】
【0143】
一部の実施形態では、時間スロットオフセット(k)及びOFDMシンボル番号はMIB内のビーム特定CORESET構成で指示される。時間スロットオフセット(k)は検出されたSSブロックの時間スロット(n)に対して;又は代案として、フレーム境界に対して表示され得る。CORESETは時間スロットn+kで指定されたOFDMシンボルに位置する。
【0144】
一部の実施形態では、UEはMIBで(1)各々のスロットにあるCORESETの数であるNCS;(2)CORESETあたりOFDMシンボルの数、L2、(3)スロット内の該当CORESET位置が表示される。この場合、CORESETにマッピングされる総スロットの数NSはCORESETの総数NCと各スロット内のCORESETの数NCSによって決定され:一例として、NS=NC/NCSである。
【0145】
一部の実施形態では、CORESETの開始シンボルは(1)各スロットでのCORESETの数NCS;及び(2)CORESETあたりOFDMシンボルの数L2の関数として決定される。NCSの候補数は1、2、4である。L2の候補数は1、2及び3である。この2つの数字(1)と(2)はMIBで共同で又は別途表示され得る。又はこの2つの数字の内の1つは明示的に表示され、他の数字はスペックでハードコーディングされる。一例で、この2つの数字の内の1つは明示的に表示され、他の数字は暗示的に表示される。例えば、各スロットでCORESETの数は暗示的にSSバーストの数の関数に決定される。この場合、各スロットのCORESETの数はSSバーストの数と同じである。この場合、UEは各々のスロットでのCORESETの数とSSバーストの数の間のマッピングテーブルを用いて各スロットでのCORESETの数を識別する。
【0146】
図11は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおける連続及び分散マッピングでのCORESET伝送1100の一例を示す。
図11に示すCORESET伝送1100の実施形態は単なる説明のためのものである。
図11に示す1つ以上の構成要素は言及された機能を行うように構成された特殊回路、又は言及された機能を行うための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る1つ以上の構成要素で具現され得る。他の実施形態は本開示の範囲から逸脱することなく用いられる。
【0147】
スロットのCORESETは分散又は連続方式でマッピングできる。N
CS個のCORESETがスロット内のシンボルにわたって分布している場合、CORESET iの開始シンボルは(i-1)*L
1で決定され、ここでi=0,1,…,N
CS-1で、L
1は2つの連続したCORESETの間のシンボル間隔を特定する整数である。一例で、L
1=L/N
CSで、ここで、Lはスロット内のシンボルの数である。例えば、L=14でN
CS=2の場合、L
1=7である。N
CS個のCORESETがスロットのシンボルを横切って隣接した場合CORESET iの開始シンボルは(i-1)*L
2に決定され、ここで、i=0,1,…,N
CS-1である。UEはPDCCHを受信するために分散された又は連続したCORESETマッピングを使用するか否かがMIBに表示され得る。この2つのCORESETマッピング方法が
図11に示されている。
【0148】
上述の実施形態によれば、NCS個のCORESETは各スロットにマッピングされる。共通サーチスペースに対するCORESETマッピングに使用されるs番目のスロットにマッピングされるCORESETの身元を決定する多様な方法があることができ(これはRMSIバースト又はRMSIバーストセットと同じであり得る)、ここで、s=1,2,…,NSである。一例で、s番目のスロットで、CORESET{(s-1)*NCS,…,s*NCS-1}は時間領域から順にマッピングされる。他の方法で、s番目のスロット内のi番目のCORESETはSSバーストiのs番目CORESETに該当する。
【0149】
CORESETに用いられるスロットは全てのZ個のスロット又は全てのフレームなどであり得る(ここで、Z=1,2,…)。このような候補構成表の内の一部に1つの選択されたCORESETをマッピングする方式がMIBに表示され得る。この目的のために、数字ZはMIBに表示され得る。CORESETの時間領域構成を表すためのこれらのパラメータの内の一部:スロットあたりCORESETの数(NCS);CORESETあたりOFDMシンボルの数(L2);スロットでCORESETの分散vs。連続マッピング;及びCORESETスロットデューティーサイクル(Z)はMIBに表示され得る。
【0150】
一部の実施形態では、MIB構成されたCORESET及びRMSI PDSCHの周波数領域マッピング、RMSIのヌメロロジー、CORESET/PDSCH及びSSブロックの多重化方式が決定される。
【0151】
一部の実施形態では、RMSIスケジューリングのためのCORESETの周波数位置及びRMSIのためのNR-PDSCHに対して、RMSIスケジューリングのためのCORESET及びRMSIのためのNR-PDSCHは該当NR-PBCHの同じBWとCORESETの帯域幅内に限定されない場合があり、RMSIに対するNR-PDSCHは与えられた周波数帯域に対するUE最小帯域幅内に限定される。一部の実施形態では、少なくともRMSI、最初アクセスのためのMsg.2/4及びブロードキャストされたOSIのために用いられる単一DLヌメロロジーはNR-PBCHペイロードで通知される。このような実施形態では、ヌメロロジーはページング、他の目的のためのMsg.2/4及びオンデマンド (on-demand)OSIに用いられる。一部の実施形態では、NRがSS/PBCHブロックとCORESET/NR-PDSCHの間のFDMをサポートするか否かが決定される。一部の実施形態では、CORESETは少なくともTDMのために設計される。
【0152】
リソースの断片化を最小化するために、送信されるこれらの信号をMIB構成されたヌメロロジー、すなわち、地域化(localize)された時間-周波数リソース内のMIB構成されたCORESET、RMSI、RMSI構成されたCORESET、初期アクセスのためのmsg.2/4、ブロードキャストOSIなどに限定することが好ましい。特に、周波数領域に対して、これらの信号を送信するBWはBWサイズがUE最小BWに比べて小さい単一BWを含むことができる。これから残った問題はSSブロックBWを含むUE最小BWと別途で単一BWの構成を付加的にサポートするか否かである。
【0153】
SSブロックBWに対する周波数オフセットの観点から単一BWに対する周波数位置を構成することによってFDMがサポートされ得ると思われる。MIBで指示される候補周波数オフセット値が最小限「0」、及びSSブロックBWと重ならないBWPに対応する他の値を含むと、SSブロック及び単一BWのTDM及びFDMはいずれもサポートされ得るのは勿論である。
【0154】
単一BWは周波数オフセットを介してMIBに構成される。単一BWはMIB構成ヌメロロジー(すなわち、CORESET、RMSI、CORESET構成RMSI、初期アクセスのためのmsg2/4、OSI放送等)によってこれらの信号を伝送するものである。この単一BWはIDLE及びCONNECTEDモードでアクセスして、このような信号を受信する場合がある。一例で、周波数オフセットを表すための候補値は少なくとも「0」及びSSブロックBWと重ならないBWPに対応する他の値を含む。他の例で、周波数オフセットに対するビットの数は2ビットに制限される。
【0155】
図12は、本開示の多様な実施形態による無線通信システムにおけるUEによって行われ得るシステム情報伝達のための方法1200のフローチャートを示す。
図12に示した方法1200の実施形態は単なる説明のためのものである。
図12に示す1つ以上の構成要素は言及された機能を行うように構成された特殊回路、又は言及された機能を行うための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る1つ以上の構成要素で具現され得る。他の実施形態は本開示の範囲から逸脱することなく用いられる。
【0156】
図12に示すように、方法1200はステップ1205から開始する。ステップ1205にて、UEはBSからSIB1 CORESET構成を含むMIBを運搬するPBCHを含むSS/PBCHブロックを受信する。ステップ1205にて、SIB1 CORESET構成は周波数位置、SS/PBCHブロックと関連付けられたSIB1 CORESETを含む複数のRB及びSIB1 CORESETの時間領域リソースの情報を含む。一部の実施形態では、SIB1 CORESETの時間領域リソースの情報はSIB1 CORESETに対する複数の連続的なシンボルを含む。一部の実施形態では、SIB1 CORESET構成は各スロット内のSIB1 CORESETの個数を示す情報をさらに含み、SIB1 CORESETの個数の候補値は1又は2の内の1つに決定される。一部の実施形態では、SIB1 CORESET構成はSIB1 CORESETの開始OFDMシンボル番号を示す情報をさらに含む。
【0157】
次いで、UEは、ステップ1210にて、周波数位置を含む初期活性BWP、SIB1 CORESETを含むRBの数、及びRMSIのヌメロロジーを決定する。一部の実施形態では、SIB1 CORESETの周波数位置はSS/PBCHブロックの周波数位置からのSIB1 CORESET帯域幅の周波数オフセットによって構成され、周波数オフセットはMIBに表示される。
【0158】
最後に、UEは、ステップ1215にて、SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソースにマッピングされたPDCCHを受信する。前記1215ステップにて前記PDCCHはSIB1を含むPDSCHのスケジューリング情報を含む。一部の実施形態では、SIB1を伝達するPDSCHは初期活性BWP内に限定される。一部の実施形態では、UEはステップ1215にてRxビームを用いてSS/PBCHブロックの受信方式に基づいてSIB1 CORESETを受信する。
【0159】
本開示の請求項又は明細書に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせの形態で具現される(implemented)ことができる。
【0160】
ソフトウェアで具現する場合、1つ以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され得る。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される1つ以上のプログラムは、電子装置(device)内の1つ以上のプロセッサによって実行可能に構成される(configured for execution)。1つ以上のプログラムは、電子装置に本開示の請求項又は明細書に記載された実施形態による方法を実行させる命令(instructions)を含む。
【0161】
このようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)はランダムアクセスメモリ(random access memory)、フラッシュ(flash)メモリを含む不揮発性(non-volatile)メモリ、ロム(read only memory、ROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read only memory、EEPROM)、磁気ディスク記憶装置(magnetic disc storage device)、コンパクトディスクロム(compact disc-ROM、CD-ROM)、デジタル多目的ディスク(digital versatile discs、DVDs)又は他の形態の光学記憶装置、マグネティックカセット(magnetic cassette)に記憶され得る。又は、これらの一部又は全部の組み合わせで構成されたメモリに記憶され得る。また、各々の構成メモリは多数個が含まれ得る。
【0162】
また、プログラムはインターネット(Internet)、イントラネット(Intranet)、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、又はSAN(storage area network)などの通信ネットワーク、又はそれらの組み合わせで構成された通信ネットワークを通してアクセス(access)できる脱着可能な(attachable)記憶装置(storage device)に記憶され得る。このような記憶装置は外部ポートを通して本開示の実施形態を行う装置に接続できる。また、通信ネットワーク上の別途の記憶装置が本開示の実施形態を行う装置に接続することもできる。
【0163】
上述の本開示の具体的な実施形態らで、開示に含まれる構成要素は提示された具体的な実施形態によって単数又は複数で表現された。しかし、単数又は複数の表現は説明の便宜のために提示した状況に適するように選択されたものであって、本開示は単数又は複数の構成要素に制限されず、複数で表現された構成要素であっても単数で構成されたり、単数で表現された構成要素であっても複数で構成され得る。
【0164】
一方、本開示の詳細な説明では具体的な実施形態に関して説明したが、本開示の範囲から逸脱しない限度内で様々な変形が可能であることが勿論である。よって、本開示の範囲は説明された実施形態に限定されて定められてはならず、後述の特許請求の範囲だけでなく該特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
【符号の説明】
【0165】
102 eNB
205a-205n アンテナ
210a-210n RF送受信機
215 送信(transmit、TX)処理回路
220 受信(receive、RX)処理回路
225 制御機/プロセッサ
230 メモリ
235 バックホール又はネットワークインタフェース
116 UE
305 アンテナ
310 無線周波数(radio frequency、RF)送受信機
315 TX処理回路
320 マイクロホン
325 受信(RX)処理回路
330 スピーカ
340 プロセッサ
345 入出力インタフェース(interface、IF)
350 タッチスクリーン
355 ディスプレイ
360 メモリ
361 オペレーティングシステム(operating system、OS)
362 アプリケーション
【手続補正書】
【提出日】2022-03-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおける端末の動作方法において、
基地局からSIB1 CORESET構成を含むMIBを運搬するPBCHを含むSS/PBCHブロックを受信する過程であって、前記SIB1 CORESET構成はリソースブロックの個数と前記SIB1 CORESETの時間領域リソースの情報とを含み、前記SIB1 CORESETの前記時間領域リソースの情報は前記SIB1 CORESETに対する連続的なシンボルの個数を含む、過程と、
前記RBの個数と前記SIB1 CORESETの前記時間領域リソースの情報に基づいて前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソース内のPDCCHを受信する過程と、を含み、
前記PDCCHはSIB1に対するPDSCHのスケジューリング情報を含む方法。
【請求項2】
前記SIB1 CORESETに対する周波数リソースは前記SS/PBCHブロックの周波数位置から前記SIB1 CORESETの帯域幅の周波数オフセットによって構成され、
前記周波数オフセットは前記MIBに表示される請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SIB1 CORESET構成は前記SIB1 CORESETの開始するOFDMシンボルの番号を示す情報をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記SS/PBCHブロック及び前記PDSCHのリソースブロックに対する前記端末のアンテナポートは空間パラメータに対する受信モード、遅延及びドップラー拡散の内の少なくとも1つを含むパラメータに対して疑似コロケーションである請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記SS/PBCHブロックの受信方式に基づいて前記SIB1 CORESETを受信するために受信ビームを用いる過程をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
無線通信システムにおける基地局の動作方法において、
端末にSIB1 CORESET構成を含むMIBを運搬するPBCHを含むSS/PBCHブロックを伝送する過程であって、前記SIB1 CORESET構成はリソースブロックの個数と前記SIB1 CORESETの時間領域リソースの情報とを含み、前記SIB1 CORESETの前記時間領域リソースの情報は前記SIB1 CORESETに対する連続的なシンボルの個数を含む、過程と、
前記端末に前記RBの個数と前記SIB1 CORESETの前記時間領域リソースの情報に基づいて前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソース内のPDCCHを伝送する過程と、を含み、
前記PDCCHはSIB1に対するPDSCHのスケジューリング情報を含む方法。
【請求項7】
前記SIB1 CORESETに対する周波数リソースは前記SS/PBCHブロックの周波数位置から前記SIB1 CORESETの帯域幅の周波数オフセットによって構成され、
前記周波数オフセットは前記MIBに表示される請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記SIB1 CORESET構成は前記SIB1 CORESETの開始するOFDMシンボルの番号を示す情報をさらに含む請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記SS/PBCHブロック及び前記PDSCHのリソースブロックに対する前記端末のアンテナポートは空間パラメータに対する受信モード、遅延及びドップラー拡散の内の少なくとも1つを含むパラメータに対して疑似コロケーションである請求項6に記載の方法。
【請求項10】
無線通信システムにおける端末の装置において、
トランシーバ;及び
前記トランシーバと機能的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
基地局からSIB1 CORESET構成を含むMIBを運搬するPBCHを含むSS/PBCHブロックを受信し、前記SIB1 CORESET構成はリソースブロックの個数と前記SIB1 CORESETの時間領域リソースの情報とを含み、前記SIB1 CORESETの前記時間領域リソースの情報は前記SIB1 CORESETに対する連続的なシンボルの個数を含み、
前記RBの個数と前記SIB1 CORESETの前記時間領域リソースの情報に基づいて前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソース内のPDCCHを受信するように構成され、
前記PDCCHはSIB1に対するPDSCHのスケジューリング情報を含む端末の装置。
【請求項11】
前記SIB1 CORESETに対する周波数リソースは前記SS/PBCHブロックの周波数位置から前記SIB1 CORESETの帯域幅の周波数オフセットによって構成され、
前記周波数オフセットは前記MIBに表示される請求項10に記載の端末の装置。
【請求項12】
前記SIB1 CORESET構成は前記SIB1 CORESETの開始するOFDMシンボルの番号を示す情報をさらに含む請求項10に記載の端末の装置。
【請求項13】
前記SS/PBCHブロック及び前記PDSCHのリソースブロックに対する前記端末のアンテナポートは空間パラメータに対する受信モード、遅延及びドップラー拡散の内の少なくとも1つを含むパラメータに対して疑似コロケーションである請求項10に記載の端末の装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記SS/PBCHブロックの受信方式に基づいて前記SIB1 CORESETを受信するために受信ビームを用いるようにさらに構成された請求項10に記載の端末の装置。
【請求項15】
無線通信システムにおける基地局の装置において、
トランシーバ;及び
前記トランシーバと機能的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
端末にSIB1 CORESET構成を含むMIBを運搬するPBCHを含むSS/PBCHブロックを伝送し、前記SIB1 CORESET構成はリソースブロックの個数と前記SIB1 CORESETの時間領域リソースの情報とを含み、前記SIB1 CORESETの前記時間領域リソースの情報は前記SIB1 CORESETに対する連続的なシンボルの個数を含み、
前記端末に前記RBの個数と前記SIB1 CORESETの前記時間領域リソースの情報に基づいて前記SIB1 CORESET内の少なくとも1つの時間-周波数リソース内のPDCCHを伝送するように構成され、
前記PDCCHはSIB1に対するPDSCHのスケジューリング情報を含む基地局の装置。
【請求項16】
前記SIB1 CORESETに対する周波数リソースは前記SS/PBCHブロックの周波数位置から前記SIB1 CORESETの帯域幅の周波数オフセットによって構成され、
前記周波数オフセットは前記MIBに表示される請求項15に記載の基地局の装置。
【請求項17】
前記SIB1 CORESET構成は前記SIB1 CORESETの開始するOFDMシンボルの番号を示す情報をさらに含む請求項15に記載の基地局の装置。
【請求項18】
前記SS/PBCHブロック及び前記PDSCHのリソースブロックに対する前記端末のアンテナポートは空間パラメータに対する受信モード、遅延及びドップラー拡散の内の少なくとも1つを含むパラメータに対して疑似コロケーションである請求項15に記載の基地局の装置。