(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022085137
(43)【公開日】2022-06-08
(54)【発明の名称】携帯石鹸
(51)【国際特許分類】
A47K 5/09 20060101AFI20220601BHJP
C11D 17/04 20060101ALI20220601BHJP
C11D 1/04 20060101ALI20220601BHJP
B65D 83/76 20060101ALI20220601BHJP
B26B 27/00 20060101ALI20220601BHJP
【FI】
A47K5/09
C11D17/04
C11D1/04
B65D83/76 130
B26B27/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020196650
(22)【出願日】2020-11-27
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-11-02
(71)【出願人】
【識別番号】520466940
【氏名又は名称】一般社団法人Ciel
(74)【代理人】
【識別番号】100128934
【弁理士】
【氏名又は名称】横田 一樹
(74)【代理人】
【識別番号】100112689
【弁理士】
【氏名又は名称】佐原 雅史
(72)【発明者】
【氏名】跡部 修
【テーマコード(参考)】
3C061
3E014
4H003
【Fターム(参考)】
3C061AA26
3C061EE40
3E014PA10
3E014PC03
3E014PC17
3E014PD30
3E014PE17
3E014PF06
3E014PF10
4H003AB03
4H003BA21
(57)【要約】
【課題】薄型形状で水溶性の高い石鹸を好みに応じて排出することができる上に、ケース内の石鹸に水や雑菌等が直接、付着することがなく、石鹸を無駄なく最後まで使い切ることができる携帯石鹸を提供する。
【解決手段】携帯石鹸10は、固形石鹸Sを収容可能なケース12と、固形石鹸Sに接触可能に位置に配置された切削刃12cと、ケース12内において固形石鹸Sを回転させつつ切削刃12cに向けて押し出すことが可能な駆動部(石鹸台座22,回転操作部24)と、を有して構成されている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固形石鹸を収容可能なケースと、
前記固形石鹸に接触可能に位置に配置された切削刃と、
前記ケース内において前記固形石鹸を回転させつつ前記切削刃に向けて押し出すことが可能な駆動部と、を有して構成されている、
ことを特徴とする携帯石鹸。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯石鹸であって、
前記切削刃によって削り出された前記固形石鹸を切り離すことが可能な切刃を備える、
ことを特徴とする携帯石鹸。
【請求項3】
請求項1または2に記載の携帯石鹸であって、
前記ケースは、前記切削刃が形成された上面と、該上面を基端として一方向に延出された筒状体と、を有し、
前記筒状体の内壁には、一端から他端に亘って内ネジが形成されており、
前記駆動部は、前記ケースの内ネジと螺合可能な外ネジが形成され、かつ、前記固形石鹸を固定することが可能な石鹸台座と、前記固形石鹸を介して前記石鹸台座を回転させることが可能な回転操作部と、を有し、
前記回転操作部によって前記固形石鹸を介して前記石鹸台座を回転させると、該固形石鹸および該石鹸台座が前記筒状体の内壁に沿って前記切削刃に向けて移動し、該切削刃によって前記固形石鹸の一部が削り出される、
ことを特徴とする携帯石鹸。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯石鹸であって、
前記固形石鹸は前記切削刃に向けて一方向に移動可能に構成されている、
ことを特徴とする携帯石鹸。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯して持ち運ぶことが可能な携帯石鹸に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、口紅やリップクリーム等を棒状に成型し、収容容器から出し入れ可能とした化粧品等が広く知られている。
【0003】
また、このような構造を採用した石鹸・洗剤として、内部で固形石鹸を移動可能に収納できるスリーブと、固形石鹸をスリーブの先端開口から押出可能に構成された押出機構を備えた泡立て具(例えば、特許文献1参照)や、押出し可能又は出し入れ可能に棒状洗剤が収容された容器付棒状洗剤(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-239338号公報
【特許文献2】実開昭57-021655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の泡立て具は、石鹸を携帯して持ち運ぶことができるという利点があるものの、石鹸の泡立てに利用するものであるため、固形石鹸に付着した水滴等を使用後に拭き取る作業が必要となり、利便性が低い上に、使用の仕方によっては固形石鹸が歪(いびつ)な形に変形し、使い勝手が悪くなってしまうといった問題点があった。
【0006】
また、特許文献2に記載の容器付棒状洗剤は、手荒れの原因となる強力洗剤に手を触れなくて済むという利点があるものの、固形洗剤を濡れた衣類等に擦り付けて利用するものであるため、固形洗剤に付着した水滴等を使用後に拭き取る作業が必要となり、利便性が低い上に、使用の仕方によっては固形洗剤が歪な形に変形し、使い勝手が悪くなってしまうといった問題点があった。
【0007】
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、薄型形状で水溶性の高い石鹸を好みに応じて排出することができる上に、ケース内の石鹸に水や雑菌等が直接、付着することがなく、石鹸を無駄なく最後まで使い切ることができる携帯石鹸を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る携帯石鹸は、固形石鹸を収容可能なケースと、前記固形石鹸に接触可能に位置に配置された切削刃と、前記ケース内において前記固形石鹸を回転させつつ前記切削刃に向けて押し出すことが可能な駆動部と、を有して構成されている、ことを特徴とする携帯石鹸である。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る携帯石鹸によれば、薄型形状で水溶性の高い石鹸を好みに応じて排出することができる上に、ケース内の石鹸に水や雑菌等が直接、付着することがなく、石鹸を無駄なく最後まで使い切ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図3】固形石鹸を排出している状態の携帯石鹸10を上方から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を用いて、本実施形態に係る携帯石鹸10について説明する。
【0012】
<全体構造>
最初に、携帯石鹸の全体構成について説明する。
【0013】
図1は、携帯石鹸10の斜視図であり、
図2は、携帯石鹸10の一部断面図であり、
図3は、固形石鹸を排出している状態の携帯石鹸10を上方から見た平面図である。
【0014】
携帯石鹸10は、固形石鹸Sを収容可能な筒状のケース12と、このケース12内において固形石鹸Sを回転させつつ移動させることが可能な駆動部20(石鹸台座22,回転操作部24)と、ケース12に取り付けられるキャップ14と、を有して構成される。
【0015】
なお、本例では、携帯石鹸10の形状として、円筒形状を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、多角形状や円錐形状等であってもよい。
【0016】
<ケース>
次に、ケース12について説明する。
【0017】
ケース12は、平面視が円形状の上面12aと、この上面12aを基端として一方向に延出された筒状体12bと、を有し、全体として、底面が開口された円筒形状の部材であり、例えば、プラスチック(アクリル樹脂,ポリカーボネート,塩化ビニル、ABS樹脂,ポリプロピレン等)やアルミニウム等の材料で構成される。
【0018】
ケース12の上面12aには、固形石鹸Sの表面を削り取るための切削刃12cが形成されている。また、
図2に示すように、ケース12の筒状体12bの内壁には、ケース12の下部から上部に亘って螺旋状に内ネジ12dが形成されている。
【0019】
なお、本例では、ケース12の形状として、底面が開口された円筒形状を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、多角形状や円錐形状等であってもよいし、複数の部材によって構成されていてもよい。
【0020】
<キャップ>
次に、キャップ14について説明する。
【0021】
図1に示すように、キャップ14は、平面視が円形状の上面14aと、この上面14aを基端として一方向に延出された環状の側面14bと、を有し、全体として蓋形状の部材であり、例えば、プラスチック(アクリル樹脂,ポリカーボネート,塩化ビニル、ABS樹脂,ポリプロピレン等)やアルミニウム等の材料で構成される。
【0022】
キャップ14の上面14aには、ケース12の切削刃12aによって削り出された固形石鹸S´(
図3参照)を切り離すことが可能な半円形状の切刃14cが形成されている。
【0023】
キャップ14の上面14aは、ケース12の上面12aよりもやや大きな直径を有しており、キャップ14は、ケース12の上面12aに回転可能に嵌め込まれる。キャップ14を、
図1や
図3において符号Aで示す方向に回転させることで、ケース12の切削刃12aによって削り出された固形石鹸S´(
図3参照)を、切刃14cで根元から切り離すことが可能である。
【0024】
また、キャップ14は、
図1に示す状態から、
図1において符号Aで示す方向に180度回転させることにより、ケース12の切削刃12aを覆うことが可能な蓋体としても機能する。
【0025】
なお、本例では、キャップ14の形状として、蓋形状を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、多角形状や円錐形状等であってもよい。また、切刃14cの形状を半円形状としたが、ケース12の切削刃12aよりもやや大きな外径を有する矩形形状の開口部等であってもよい。
【0026】
<駆動部>
次に、駆動部20(石鹸台座22,回転操作部24)について説明する。
【0027】
駆動部20は、
図2に示すように、固形石鹸Sを載せて固定することが可能な石鹸台座22と、固形石鹸Sを介して石鹸台座22を回転させることが可能な回転操作部24(回転軸24a,摘み24b)と、を有して構成される。
【0028】
石鹸台座22は、平面視が円形状の下面22aと、この下面22aを基端として一方向に延出された筒状体22bと、を有し、全体として、有底の円筒形状の部材であり、例えば、プラスチック(アクリル樹脂,ポリカーボネート,塩化ビニル、ABS樹脂,ポリプロピレン等)やアルミニウム等の材料で構成される。
【0029】
図示は省略するが、石鹸台座22の下面22aには、後述する回転操作部24の回転軸24aが挿通可能な挿通孔が形成されている。
【0030】
石鹸台座22の筒状体22bには、円筒形状の固形石鹸Sを嵌め込んで固定することが可能な内側空間が形成され、この筒状体22bの外壁には、石鹸台座22の下部から上部に亘って螺旋状に、ケース12の内ネジ12dと螺合可能な外ネジ22cが形成されている。
【0031】
なお、本例では、石鹸台座22の形状として、有底の円筒形状を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、上面と下面が開口された円筒形状等であってもよい。
【0032】
回転操作部24は、固形石鹸Sの中心部に差し込まれる棒状の回転軸24aと、この回転軸24aの下端に固定された環状の摘み24bと、を有し、例えば、プラスチック(アクリル樹脂,ポリカーボネート,塩化ビニル、ABS樹脂,ポリプロピレン等)やアルミニウム等の材料で構成される。
【0033】
図2や
図3に示すように、回転軸24aの幅方向両側には、それぞれ、板状の突出部24a1が形成されており、回転軸24aが回転すると、この回転軸24aに差し込まれて固定される固形石鹸Sも連動して回転するように構成されている。
【0034】
一方、回転軸24aにおいて、固形石鹸Sの長手方向(
図2における上下方向)の移動は規制されておらず、固形石鹸Sおよび石鹸台座22は、一体となって、回転軸24aに対して長手方向(
図2における上下方向)にスライド可能に構成されている。
【0035】
すなわち、回転操作部24は、固形石鹸S(および石鹸台座22)を回転軸24aの軸心周りに回転させることが可能であるとともに、固形石鹸S(および石鹸台座22)を回転軸24aの長手方向にスライド可能に支持することが可能な部材である。
【0036】
<使用方法>
次に、携帯石鹸10の使用方法について説明する。
【0037】
使用者がケース12の筒状体12bを一方の手の指等で摘みながら、他方の手の指等で駆動部20の摘み24bを、
図1において符号Bで示す方向に回転させると、摘み24bに固定された回転軸24aが同方向に回転する。
【0038】
回転軸24aが回転すると、回転軸24aに固定された固形石鹸Sが同方向に回転するとともに、この固形石鹸Sが嵌め込まれて固定された石鹸台座22も同方向に回転する。
【0039】
石鹸台座22の外ネジ22cは、ケース12の内ネジ12dに螺合されており、使用者が摘み24bの回転を継続すると、石鹸台座22および固形石鹸Sが一体となって、ケース12の筒状体12bの内壁に沿って上方に移動し、最終的に固形石鹸Sの上面がケース12の上面12aの底部に当接する。
【0040】
使用者が、さらに摘み24bの回転を継続すると、固形石鹸Sの上面が切削刃12cに接触し、固形石鹸Sが回転しつつ切削刃12cに向けて押し出されることから、切削刃12cによって固形石鹸Sの一部が削り取られ、キャップ14の切刃14cを通って、外部に排出される。なお、外部に排出される固形石鹸S´(
図3参照)の長さ(分量)は、使用者が回転軸24aの回転量によって調整することができる。
【0041】
また、使用者は、キャップ14を、
図1や
図3において符号Aで示す方向に回転させることで、ケース12の切削刃12aによって削り出された固形石鹸S´(
図3参照)を、キャップ14の切刃14cを用いて根元から切り離すことが可能である。
【0042】
<本願発明の内容と効果>
以上説明したように、本実施形態に係る携帯石鹸(例えば、
図1に示す携帯石鹸10)は、固形石鹸を収容可能なケース(例えば、
図1に示すケース12)と、前記固形石鹸に接触可能に位置に配置された切削刃(例えば、
図1に示す切削刃12c)と、前記ケース内において前記固形石鹸を回転させつつ前記切削刃に向けて押し出すことが可能な駆動部(例えば、
図2に示す石鹸台座22や回転操作部24)と、を有して構成されている、ことを特徴とする携帯石鹸である。
【0043】
本実施形態に係る携帯石鹸によれば、切削刃で削り出される薄型形状で水溶性の高い石鹸を好みに応じて排出することができ、削り出された石鹸に使用者が直接、触れることなく、石鹸を利用することができ、利便性を高めることができる。また、固形石鹸を切削刃に向けて押し出す構造を採用したため、ケース内の石鹸に水や雑菌等が直接、付着することがなく、石鹸を無駄なく最後まで使い切ることができる。
【0044】
また、前記切削刃によって削り出された前記固形石鹸を切り離すことが可能な切刃(例えば、
図1に示す切刃14c)を備えるものであってもよい。
【0045】
このような構成とすれば、削り出された石鹸に使用者が直接、触れることなく、石鹸を利用することができ、利便性を高めることができる上に、不特定多数の者が使用した場合であっても、感染症等を未然に防止することが可能となる。
【0046】
また、前記ケースは、前記切削刃が形成された上面(例えば、
図1に示す上面12a)と、該上面を基端として一方向に延出された筒状体(例えば、
図1に示す筒状体12b)と、を有し、前記筒状体の内壁には、一端から他端に亘って内ネジ(例えば、
図2に示す内ネジ12d)が形成されており、前記駆動部は、前記ケースの内ネジと螺合可能な外ネジ(例えば、
図1に示す外ネジ22c)が形成され、かつ、前記固形石鹸を固定することが可能な石鹸台座(例えば、
図2に示す石鹸台座22)と、前記固形石鹸を介して前記石鹸台座を回転させることが可能な回転操作部(例えば、
図2に示す回転軸24aや摘み24b)と、を有し、前記回転操作部によって前記固形石鹸を介して前記石鹸台座を回転させると、該固形石鹸および該石鹸台座が前記筒状体の内壁に沿って前記切削刃に向けて移動し、該切削刃によって前記固形石鹸の一部が削り出されるものであってもよい。
【0047】
このような構成とすれば、構造を簡易にすることで低コスト化が実現可能であるとともに、容易な操作によって石鹸を削り出すことができ、使用者の利便性を高めることができる。
【0048】
また、前記固形石鹸は前記切削刃に向けて一方向に移動可能に構成されているものであってもよい。
【0049】
このような構成とすれば、使用者による誤った操作を防いで確実に石鹸を排出することが可能となり、利便性を高めることができる。
【0050】
なお、本発明に係る携帯石鹸の構成は、上記実施形態に係る携帯石鹸の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0051】
したがって、例えば、携帯石鹸10は、キャップ14を備えていなくてもよく、この場合、ケース12の切削刃12aによって削り出された固形石鹸S´は、使用者が自身の指等で切り離せばよい。
【0052】
また、切削刃12cを、ケース12の上面12aに設ける例を示したが、切削刃は、固形石鹸に接触可能に位置に配置されていればよい。また、駆動部20の構造は特に限定されず、ケース内において固形石鹸を回転させつつ切削刃に向けて押し出すことが可能なものであればよい。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明に係る携帯石鹸は、旅行や出張等の外出時に携帯する日用品として広く利用が可能である。
【符号の説明】
【0054】
S 石鹸
10 携帯石鹸
12 ケース
12c 切削刃
12d 内ネジ
14 キャップ
14c 切刃
20 駆動部
22 石鹸台座
22c 外ネジ
24 回転操作部
24a 回転軸
24b 摘み
【手続補正書】
【提出日】2021-08-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固形石鹸を収容可能なケースと、
前記固形石鹸に接触可能な位置に配置された切削刃と、
前記ケース内において前記固形石鹸を回転させつつ前記切削刃に向けて押し出すことが可能な駆動部と、を有して構成され、
前記切削刃によって削り出された前記固形石鹸を切り離すことが可能な切刃を備える、
ことを特徴とする携帯石鹸。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯石鹸であって、
前記ケースは、前記切削刃が形成された上面と、該上面を基端として一方向に延出された筒状体と、を有し、
前記筒状体の内壁には、一端から他端に亘って内ネジが形成されており、
前記駆動部は、前記ケースの内ネジと螺合可能な外ネジが形成され、かつ、前記固形石鹸を固定することが可能な石鹸台座と、前記固形石鹸を介して前記石鹸台座を回転させることが可能な回転操作部と、を有し、
前記回転操作部によって前記固形石鹸を介して前記石鹸台座を回転させると、該固形石鹸および該石鹸台座が前記筒状体の内壁に沿って前記切削刃に向けて移動し、該切削刃によって前記固形石鹸の一部が削り出される、
ことを特徴とする携帯石鹸。
【請求項3】
請求項1または2に記載の携帯石鹸であって、
前記固形石鹸は前記切削刃に向けて一方向に移動可能に構成されている、
ことを特徴とする携帯石鹸。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明に係る携帯石鹸は、固形石鹸を収容可能なケースと、前記固形石鹸に接触可能な位置に配置された切削刃と、前記ケース内において前記固形石鹸を回転させつつ前記切削刃に向けて押し出すことが可能な駆動部と、を有して構成され、前記切削刃によって削り出された前記固形石鹸を切り離すことが可能な切刃を備える、ことを特徴とする携帯石鹸である。