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▶ 株式会社Body&Beautyの特許一覧

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  • 特開-身体冷却用ベスト 図1
  • 特開-身体冷却用ベスト 図2
  • 特開-身体冷却用ベスト 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022085799
(43)【公開日】2022-06-08
(54)【発明の名称】身体冷却用ベスト
(51)【国際特許分類】
   A61F 7/10 20060101AFI20220601BHJP
【FI】
A61F7/10 300E
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020207947
(22)【出願日】2020-11-27
(71)【出願人】
【識別番号】518423489
【氏名又は名称】株式会社Body&Beauty
(72)【発明者】
【氏名】ポール グローブ エリック
【テーマコード(参考)】
4C099
【Fターム(参考)】
4C099AA02
4C099CA11
4C099CA12
4C099NA02
4C099NA03
(57)【要約】
【課題】 使用中に使用者が身体を大きく動かした際に本来の着装位置からずれるのを防ぐ身体冷却用ベストを提供する。
【解決手段】 使用者の背中側に配置される本体2と、本体2と一体的に形成され、使用者の左肩の上から右脇腹の前に向かって延びる第1の帯状部3と、本体2と一体的に形成され、使用者の右肩の上から左脇腹の前に向かって延びる第2の帯状部4と、本体2に固定され、第1の帯状部3の先端部と本体2とを着脱可能に結合する第1の固定手段5と、本体2に固定され、第2の帯状部4の先端部と本体2とを着脱可能に結合する第2の固定手段6と、使用者側の本体2の面に設けられた第1のポケット8と、使用者側の第1の帯状部3の面に設けられた第2のポケット9と、使用者側の第2の帯状部4の面に設けられた第3のポケット10と、を有するものとする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の背中側に配置される本体と、
前記本体と一体的に形成され、前記使用者の左肩の上から右脇腹の前に向かって延びる第1の帯状部と、
前記本体と一体的に形成され、前記使用者の右肩の上から左脇腹の前に向かって延びる第2の帯状部と、
前記本体に固定され、前記第1の帯状部の先端部と前記本体とを着脱可能に結合する第1の固定手段と、
前記本体に固定され、前記第2の帯状部の先端部と前記本体とを着脱可能に結合する第2の固定手段と、
前記使用者側の前記本体の面に設けられた第1のポケットと、
前記使用者側の前記第1の帯状部の面に設けられた第2のポケットと、
前記使用者側の前記第2の帯状部の面に設けられた第3のポケットと、を有する身体冷却用ベスト。
【請求項2】
更に、前記第1のポケット、前記第2のポケット、又は、前記第3のポケットに挿入可能な保冷剤を有する請求項1に記載の身体冷却用ベスト。
【請求項3】
前記保冷剤は、プラスチック製の容器に封入され、常温において前記容器内で板状の形状を維持するゼリー状をしている請求項2に記載の身体冷却用ベスト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は身体冷却用ベストに関するものである。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1において、首及び背部冷却又は加温用具が提案されている。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-057189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の首及び背部冷却又は加温用具は、使用者の首から胸にかけて載せられるのみであり、使用中に使用者が身体を大きく動かすと、本来の着装位置からずれる恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る身体冷却用ベストは、
使用者の背中側に配置される本体と、
前記本体と一体的に形成され、前記使用者の左肩の上から右脇腹の前に向かって延びる第1の帯状部と、
前記本体と一体的に形成され、前記使用者の右肩の上から左脇腹の前に向かって延びる第2の帯状部と、
前記本体に固定され、前記第1の帯状部の先端部と前記本体とを着脱可能に結合する第1の固定手段と、
前記本体に固定され、前記第2の帯状部の先端部と前記本体とを着脱可能に結合する第2の固定手段と、
前記使用者側の前記本体の面に設けられた第1のポケットと、
前記使用者側の前記第1の帯状部の面に設けられた第2のポケットと、
前記使用者側の前記第2の帯状部の面に設けられた第3のポケットと、を有するものとする。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る身体冷却用ベストによれば、使用中に使用者が身体を大きく動かした際に本来の着装位置からずれるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本願の実施形態に係る身体冷却用ベストの使用時の状態を示す正面図である。
図2】本願の実施形態に係る身体冷却用ベストを開いた状態を示す正面図である。
図3】本願の実施形態に係る身体冷却用ベストの保冷剤を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1から図3を参照して本願の実施形態に係る身体冷却用ベスト1について説明する。
【0009】
身体冷却用ベスト1は、図1に示すように、本体2と、第1の帯状部3と、第2の帯状部4と、第1の固定手段5と、第2の固定手段6と、を有する。
【0010】
本体2は、使用者の背中側に配置される。第1の帯状部3は、本体2と一体的に形成され、使用者の左肩の上から右脇腹の前に向かって延びている。第2の帯状部4は、本体2と一体的に形成され、使用者の右肩の上から左脇腹の前に向かって延びている。
【0011】
第1の固定手段5は、本体2に固定され、第1の帯状部3の先端部と本体2とを着脱可能に結合する。第1の固定手段5としては、一方の端部が本体2に固定されたベルトと、そのベルトと第1の帯状部3の先端部とに固定された一対の面ファスナーからなるものとすることが好ましい。
【0012】
第2の固定手段6は、本体2に固定され、第2の帯状部4の先端部と本体2とを着脱可能に結合する。第2の固定手段6としては、一方の端部が本体2に固定されたベルトと、そのベルトと第2の帯状部4の先端部とに固定された一対の面ファスナーからなるものとすることが好ましい。
【0013】
第1の帯状部3と第4の帯状部は、交差部に設けられた第3の固定手段7によって互いに結合している。第3の固定手段7としては、第1の帯状部材3の前側と第2の帯状部材4の後ろ側(使用者側)にそれぞれ固定された一対の面ファスナーとすることが好ましい。
【0014】
図2に示すように、使用者側の本体2の面には、第1のポケット8が2つ設けられている。また、使用者側の第1の帯状部3の面には、第2のポケット9が設けられている。また、使用者側の第2の帯状部4の面には、第3のポケット10が設けられている。第1のポケット8は、図2の上側が開口している。第2のポケット9及び第3のポケット10は、図2の下側が開口している。第1のポケット8、第2のポケット9及び第3のポケット10には、図3に示す保冷剤11を入れることができる。これにより、使用者の背中及び胸に多く存在する褐色脂肪細胞を冷やし、エネルギー消費を促進することができる。
【0015】
保冷剤11は、図3に示すように、プラスチック製の容器12に封入され、常温において容器12内で板状を維持するゼリー状をしている。容器12は着色しても良いが、その場合、保冷剤11の状態が容器12の外側から確認できるように、透明の窓部13を設けることが好ましい。
【0016】
以上に説明した本実施形態に係る身体冷却用ベストによれば、使用中に使用者が身体を大きく動かした際に本来の着装位置からずれるのを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0017】
1 身体冷却用ベスト
2 本体
3 第1の帯状部
4 第2の帯状部
5 第1の固定手段
6 第2の固定手段
7 第3の固定手段
8 第1のポケット
9 第2のポケット
10 第3のポケット
11 保冷剤
12 容器
13 窓部
図1
図2
図3