(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022085930
(43)【公開日】2022-06-09
(54)【発明の名称】スマホ時代に対する視力回復増強の用具
(51)【国際特許分類】
A63B 23/03 20060101AFI20220602BHJP
A61H 5/00 20060101ALI20220602BHJP
A61H 1/02 20060101ALI20220602BHJP
A63B 69/00 20060101ALI20220602BHJP
【FI】
A63B23/03
A61H5/00
A61H1/02 A
A63B69/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020197696
(22)【出願日】2020-11-30
(71)【出願人】
【識別番号】720008298
【氏名又は名称】石原 浩行
(72)【発明者】
【氏名】石原 浩行
【テーマコード(参考)】
4C046
【Fターム(参考)】
4C046AA29
4C046AA31
4C046AA47
4C046AA48
4C046BB16
4C046DD08
4C046EE23
(57)【要約】
【課題】近年のスマホ普及に伴い、全国的に視力低下が問題化している。視力回復や視力増強をさせるに向けて、より良い製品を開発する必要性がある。現在流通している視力回復や視力増強に関する手法や製品について否定するものではないが、多々の短所や欠点は内在しており、可能な限り短所や欠点を補うような製品開発が求められる。
【解決手段】本発明は、頭部前面に対象物をぶら下げるような形をとる装具であり、頭部を動かすことで対象物が動き、それを目で追うものである。対象物は、前後、左右、上下、或いは大きな移動や、回転、変則的な動きをする。対象物を見続ける必要性は無く、むしろ日常生活と並行し、日常生活に訓練を取り入れるような形となる。視力回復訓練機ではあるが、帽子のアクセサリーのような形態も想定され、遊び感覚で長続きする訓練になることを想定している。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭部前面に対象物をぶら下げるような形をとる視力回復や視力増強を図る用具である。頭部を動かすことで対象物が動き、それを目で追うものである。眼内筋肉、眼球、目の周囲の筋肉、首、上半身、手足を含む全身の運動を行うため、バランスの取れた動作による訓練が可能である。また、対象物は、前後、左右、上下、或いは大きな移動や、回転、変則的な動きをするが、これを目で追うため、各種の目や周辺の筋肉を使用することに繋がり、視力回復や視力増強を目指すものである。種々のバリエーションを有するが、この用具一式。
(1)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視力回復や視力増強を図る目的の用具である。
【背景技術】
【0002】
現在流通しているものは、「専用眼鏡を用いるもの」「絵や画像、動画を見るもの」「マッサージや血行促進を図るもの」「つぼ押しや筋肉増強をするもの」等により、多種多様な手法等が懸案され、製品化されているものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
近年のスマホ普及に伴い、全国的に視力低下が問題化している。視力回復や視力増強をさせるに向けて、より良い製品を開発する必要性がある。
【0004】
現在流通している視力回復や視力増強に関する手法や製品について否定するものではないが、多々の短所や欠点は内在している。「単独・単体での効果は発揮され辛い」「長続きしない」「効果は一時的」「場合によっては全く効果が無い」というものである。これらの短所や欠点を可能な限り補うような製品開発が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、頭部前面に対象物をぶら下げるような形をとる装具である。頭部を動かすことで対象物が動き、それを目で追うものである。視界は開け、身体もほぼ自由であるため、従来品のような身体を拘束されるような状態にはならない。
【発明の効果】
【0006】
眼内筋肉、眼球、目の周囲の筋肉、首、上半身、手足を含む全身の運動を行うため、バランスの取れた動作による訓練が可能である。従来の絵や画像を見続けることや、専用眼鏡を装着する訓練のような、目の動作のみに特化したものとは異なり、身体の動作バランスを含む訓練となるものである。
(2)
【0007】
対象物は、前後、左右、上下、或いは大きな移動や、回転、変則的な動きをする。これを目で追うため、各種の目や周辺の筋肉を使用することに繋がり、視力回復や視力増強を目指すものである。
【0008】
訓練時の視界は、平常時と同等で開けている。訓練のみに執着せず、ある程度の日常生活を送りながらの訓練を可能としている。従来品のような訓練に当たって身体を拘束されるような状態にはならない。
【0009】
親子、兄弟等で、お互いの対象物を目で追うような形をとることで、複数人で訓練を行うことが可能である。遊び感覚が強い訓練であるため、長続きしやすい。
【0010】
イメージトレーニングにつなげやすい。装具が無い状態でも、ある程度の訓練はイメージで実施することが可能である。
【0011】
以上、従来品のような身体を拘束されるような訓練とは異なり、身体の自由さが大きく、むしろ遊び感覚での訓練となるため、気軽に実施でき、長続きも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本発明品を示した説明図である。うち、1は目で追うことになる対象物、2は対象物をぶら下げる糸、3は柄の部分、4は頭部に装着する部分、5は頭部に装着するに当たっての調整部分を示す。
【0013】
【
図2】
図2は、本発明のバリエーッションを示した説明図である。うち、1は目で追う対象物が2つのもの。2は目で追う対象物までの長さを調整できるもの。3は帽子型のもの。4は眼鏡型のもの。5は目で追う対象物までの長さを持たせたもの。6は対象物をアレンジしたものを示す。
【0014】
【
図3】
図3は、本発明(基本バージョン)の実施方法を示した説明図である。 (3)
【0015】
【
図4】
図4は、本発明(目で追う対象物が2つもの)の実施方法を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明品を頭部に装着する。前面の対象物を体動により動かし、対象物を目で追うものである。対象物は、前後、左右、上下、或いは大きな移動や、回転、変則的な動きをする。対象物を見続けるという必要性は無く、むしろ日常生活と並行し、日常生活に訓練を取り入れるような形で構わない。訓練中に景色等の遠方を見たり、別の動くものを見たりする動作は、当然に併用するものである。
【実施例0017】
図1を基に説明する。1の対象物を目で追うことになる。大きさ、色、形状、材質等は自由に設定できるものである。2は対象物をぶら下げる糸である。基本は無色透明を想定しているが、長さ、太さ、色、形状、材質等は自由に設定できるものである。3は柄の部分、4は頭部に固定する部分である。大きさ、色、形状、材質等は自由に設定できるものである。5は製品を頭部に装着するに当たっての調整部分である。基本はゴムバンドやベルトを想定しているが、大きさ、色、形状、材質等は自由に設定できるものである。
【0018】
図2を基に説明する。1は目で追う対象物が2つのものである。対象物が3つ以上の場合も想定される。2は目で追う対象物までの長さを調整できるものである。柄の部分を伸縮自在としたり、パーツの取り換えを可能としたりすること等を想定している。3は帽子型のものである。帽子のつば部分を改良して対象物をぶら下げたり、つばとは別に対象物をぶら下げる柄を設けたりすることを想定している。4は眼鏡型のものである。眼鏡に対象物をぶら下げるような形態となるが、レンズそのものやレンズの度が入っていないものや、サングラス等も想定している。5は目で追う対象物までの長さを持たせたものである。肩にかけるものや、背中に背負うもの等も想定している。各種スポーツや運動系部活動等における本格的な視力増強に対応するものである。6は対象物をアレンジしたものである。大きさ、色、形状、材質等は自由に設定できるものである。フィギュアや模型、写真や絵等に至るまで、幅広いものを想定している。訓練者が訓練しやすい状況を作るのが主目的である。
(4)
【0019】
図3を基に説明する。上部の図は訓練者の視界に入るものを例として示すものである。動く対象物と景色が視界に入る。下部の図は使用例を示すものである。頭部、上半身、全身による体動で、対象物が動く。前後、左右、上下、或いは大きな移動や、回転、変則的な動きをするが、これを目で追う。周辺や遠方の景色を見る動作も併用するものである。
【0020】
図4を基に説明する。
図3の対象物を2つとした例を示すものである。